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店員「ようこそ、コンビニエンスストアへ」
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1: 名無しさん@読者の声:2013/1/5(土) 21:59:47 ID:jRZMMV0PZE
田辺「どうも、店員の田辺です。今日も一日がんばろうと思いまっす。」

田辺「店長、店長」

店長「なんですか?」

田辺「お客が全然来ませんよ」

店長「じゃあ田辺くん、その辺で客引きしてきてくださいよ」

田辺「は!?」

店長「イヤなら文句言わないでください」

田辺「チッ」


22: 1:2013/1/13(日) 10:32:28 ID:X6zMWzLjX6
ハル「おねーちゃんはなんで男の人なのに、女の子の言葉をつかうの?テレビに出てるオカマさんみたいに、女の子のかっこうはしてないよね?」

オネエ「そうねえ…いつからだったかしら」

オネエ「…アタシねぇ、大家族の長男だったのよ。昔は普通に男の人だった」

オネエ「でもね、突然両親が事故で死んじゃって…アタシが全員面倒見ることになっちゃったの」

オネエ「だからお父さんとお母さんの役、両方しなくちゃいけなくなって…そこからかしら。好きなのは女の人だけど、こんな話し方になっちゃったのよ。…気持ち悪いでしょう?」

ハル「…ううん」

ハル「気持ち悪くないよ。おねーちゃんはすごいよ!」

ハル「だから泣かないで!」

オネエ「え?」

オネエ「あらやだ…いつの間に泣いてたのかしら…」

オネエ「子供相手に励まされて、アタシったら本当ダメねぇ…ハル、ありがとう」
23: 1:2013/1/13(日) 10:50:55 ID:p4YRyHxyUk
ハル「ううん!だいじょーぶ!」

オネエ「そういえば、ハルのお父さんとお母さんは…?」

\ぎゃああああ!/

オネエ「!」

ハル「…なに、いまの」

オネエ「ちょっと見にいきましょう。まさか強盗?しつこいわねぇ」








店長「」gkbr

田辺「店長大丈夫っすか?…大丈夫なわけないか、突然のモノホン幽霊の襲来だもんなー」

幽霊「…カエセ…」

田辺「埋蔵金とか金目当てなら無いよ」ポチッ

フィルターガシャン

幽霊「ゥォォォ…」

田辺「あれー、すり抜けちゃったー」

幽霊「カエセ…カエセ…」

田辺「何をだよ…」

幽霊「コドモ…」

幽霊「コドモカエセエエエエエエエエエエエ!!!!!」

田辺「子供?あの迷子の?」

オネエ「悲鳴が聞こえたけど…ってぎゃああ!」

ハル「あのひと、私を追いかけてきたひとだ」

田辺「こいつお前のお母さん?」

ハル「…ううん、違う。だってお母さんは…」
24: 1:2013/1/13(日) 10:58:43 ID:vrYIn5Cd4w
ハル「お母さんは生きてるもん」

田辺「あ、やっぱお前死んでたんだー。じゃあこの幽霊の人違いってことか」

田辺「あ、てことは俺ら全員幽霊見えてたんだー、すげぇ」

オネエ「ハル…」

ハル「騙すつもりはなかったの。あの人に追いかけれてて逃げてきたのがここだったの」

ハル「安全だって聞いたから。…ごめんなさい」

オネエ「あなたが気に病むことじゃないわよ、大丈夫」

オネエ「田辺くん、今の状況は?」

田辺「そっすね。幽霊ともなるともうコンビニ関係なくなってきましたけど…まぁ戦うコンビニ店員ってことでいいかと。設定ファンタジーだし」

オネエ「じゃなくて!」

田辺「じょーだんじょーだん。幽霊にはフィルターは効かないようです。すり抜けちゃいました」

田辺「幽霊には武器も効かなそうっす。店長はあの通り泡吹いてるよ」

田辺「てことで、オネエには2択選択権があります。子供をこいつに引き渡してこのまま平穏に店員やってるか、子供を守り太刀打ちできそうもない幽霊に勝利するか」
25: 1:2013/1/13(日) 11:08:38 ID:X6zMWzLjX6
ハル「…」

オネエ「勿論、勝利してみせるわ」

オネエ「というか、こっちから攻撃出来ないんだったら、アタシたちにも危害を加えることなんて出来ないんじゃないかしら?」

ハル「…だめ!」

オネエ「え?」

田辺「うわ、こっちくんな幽霊」

幽霊「ゥォォォ…」

田辺「えっ」

ハル「おにーちゃん逃げて!」

ヒュン

オネエ「……あれ?幽霊がいなくなった…?」

ハル「違う、あのおにーちゃんの中にひょういしちゃったの!!」

オネエ「なんですって!」

ハル「こっちから攻撃しても、あのおにーちゃんが痛いだけで、幽霊には効かないんだよ。おふだかなにかないと勝てないよ…」

ハル「ここにはおふだなんてないでしょ?…だから」

ハル「わたしをあのひとに引き渡して…」
26: 1:2013/1/13(日) 11:19:07 ID:p4YRyHxyUk
田辺「……」ヒュン

オネエ「うわ、肉まん投げてきた…」

ハル「なんで渡さないの?」

オネエ「人を助けるのに理由なんていらないわよ。そんなことより、あの幽霊のこと教えて」

ハル「…!」

ハル「…ありがとう…じゃあ説明するね。さっきいったとおり、あのお兄ちゃんに攻撃しても、幽霊には全く効かないの。」

ハル「ひょういしてる時は幽霊は疲れないんだけど、ひょういされてるほうのお兄ちゃんはスッゴク疲れちゃうの。死んじゃうかもしれない」

ハル「だからおふだがいるの。あのお兄ちゃんにおふだを当てなきゃならないの」

オネエ「…わかったわ…御札ねぇ…あるかしら」

田辺「……かえせ」

田辺「わたしの赤ちゃんをかえせ」

オネエ「探すにも、時間稼ぎが必要ね…店長に御札の場所を聞くにも気絶してるし…」

オネエ「うーん…あ、そうだわ!」
27: 1:2013/1/13(日) 11:33:53 ID:p4YRyHxyUk
オネエ「あれならいけそうね、…田辺くん、覚悟!」

田辺「……返せ」

オネエ「うりゃあ!」

バキッ
ドサッ

田辺「!!くっ…」

ハル「お兄ちゃんになにしたの?」

オネエ「動けなくなるように攻撃したのよ」

オネエ「これで御札が探せるわ」

ハル「すごい…!」

オネエ「ついでに出家してる弟にも聞いておくわね」

プルルルル…

オネエ「うん…うん、そうなのよー」

オネエ「うん、だからなんかいい方法ある?」

オネエ「あははー、そうねー」

オネエ「うん、ありがとー」

ツーツーツー

ハル「どうだった?」

オネエ「弟がアタシにくれたお守り、それを当ててみろって。すっかり忘れてたわ」

オネエ「弟が何時間もかけて塩を撒いたりしたんだって。これなら大丈夫そうね…」

ハル「!オネエさん!うしろ!!花瓶持ってる!」

田辺「……」

オネエ「!」(殴られる!)

バキッ
28: 1:2013/1/13(日) 11:42:01 ID:CCCw43xpGw
バトルものになってきちゃいましたね…
書き溜めなしですいません
29: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/13(日) 11:49:41 ID:X6zMWzLjX6
とりあえず今日は酉つけて終わりにしておきます。
支援ありがとうございました!
30: 名無しさん@読者の声:2013/1/13(日) 13:35:04 ID:TbIaTri9k.
楽しみにしてるよーCCCC
31: 名無しさん@読者の声:2013/1/14(月) 20:57:54 ID:/2q.AjqILU
楽しみに待ってます
つレモン味のキャンディ
つ赤いバラ
つ青いバラ
つ黄色いバラ
つ支援支援支援支援支援支援支援支援
32: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/19(土) 13:19:29 ID:7..UlHAG/A
>>30 支援ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて…世界の中心で皆さんに愛を叫びたいです

>>31 おお、Ibを知っていて下さる方がここに!キャンディーもらっちゃいました(´ω`*)こんなに支援ありがとうございます…

支援嬉しいです…正直この後の展開に迷っていますが、皆さんの支援を糧にラストまで頑張りたいと思います!(ラストどうなるんだろうw)
33: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/19(土) 13:52:29 ID:vrYIn5Cd4w
続き

意外にも早く目覚めていた田辺はオネエの頭めがけて花瓶を振り下ろす。―しまった、油断をしていた。
幽霊が憑いていなくとも田辺の実力は大きい。これを考えると、もし花瓶が当たれば間違いなく致命傷になるだろう。
ようやく希望が見えてきたところだった、なのに…

バキッ

咄嗟に腕で頭を守ろうとすれば、店内に痛々しい音が響く。しかし痛みはない。何故だ?

?「何しとんのや田辺!こんな簡単に憑かれよって…花瓶?んなもん家庭内暴力に過ぎんわ!お前これが終わったら後で給料減らしたるからな!」

オネエ「えっ」

オネエ「て、店長!?」

顔をあげると、そこには田辺の腕を掴んだ(何故か口調が関西弁風の)店長。
田辺は身動きが取れないのか、狂気さえ感じる目で店長を睨んでいる。

オネエ「ど、どうして」

オネエ「どうして店長の口調がおかしいんですか!?」

店長「突っ込みどころそこかい!…おっと、取り乱していました…すみません」

店長「地元が関西ですのでね、我を忘れるとよくこんな口調になってしまうんですよ」
34: 名無しさん@読者の声:2013/1/22(火) 19:25:40 ID:6cLUJlft0.
しえんしえんしえんー

店長さんすきー
店長のアレな写真kwsk!
35: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/23(水) 19:45:06 ID:Pkd8FJLc2I
>>34 支援ありがとうございます!!そこは多分また後でになると思いますw

だいぶ間が空いて恐縮ですが、続きです…

ハル「お兄ちゃん、今の内にお札を!」

オネエ「そうね…!」

ばしっ

幽霊「ギャアアアア!」

オネエ「やった、成功よ!!」

幽霊「コドモ…コドモ」

店長「…まだ言いますか」

ハル「…オネエさん」

ハル「わたし、ちょっとこの人とお話してみる」

オネエ「…!ハル、大丈夫なの?」

ハル「うん。力も弱まってきてるみたいだから」







36: 名無しさん@読者の声:2013/1/23(水) 20:07:43 ID:mfSmm6Wo5A
店長の関西弁がコナンの服部で再生された

しえん
37: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/23(水) 21:27:54 ID:vrYIn5Cd4w
>>36 服部ですかw読み返してみると確かにww
支援ありがとうございます…(゜Д゜)ポカーン










田辺「…あれっ、動けるようになった」

店長「あなたが壊した分は弁償してもらいますからね、田辺くん」

田辺「えっ…冗談きっついすよー店長」

店長「もちろん冗談ですよ?」

田辺(うわあ面倒臭いこの人…)

ハル「…あの人、消えちゃったね」

オネエ「そうね。…なんでハルを追いかけていたのかしら」

ハル「…あのね。あの人、死ぬ前に子供と生き別れになっちゃったんだって」

オネエ「ハルとおんなじなのね。…だから引き寄せちゃったのかぁ」

オネエ「ねえハル、あなたこれからどうするの?お母さんに会う?」

ハル「…もういいの」

ハル「お母さんにはハルが見えない。それに、オネエさんたちと一緒にいられて楽しかったよ」

田辺(ベタな展開キタコレ)
38: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/23(水) 21:39:53 ID:N02RsTBHdE
店長「雰囲気ぶち壊さないで下さい田辺くん」でこぴん

田辺「いでっ」

オネエ「…ハル」

ハル「幽霊さんともお話できたしね」

ハル「…じゃあね」


〜数日後〜


オネエ「………」

田辺「あの日からずっとボーっとしてますよあの人」

店長「まぁ無理もないでしょう、あんなに可愛がっていたのだから」

田辺「でもこれじゃあ仕事にならんでしょ」

店長「ふむ…。あー、そうだオネエくん」

オネエ「…あ、はい。なんでしょう?」

店長「いつでしたっけ…あーそうそう、怪奇現象が起きた丁度あの日…私の親戚に赤ちゃんが生まれたんですよ」

オネエ「え…」

店長「どうです?こんど一緒にお見舞いに行ってみますか?」

オネエ「…っ、はい!」


取り敢えず幽霊編完結です…!!
39: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/23(水) 21:44:26 ID:vrYIn5Cd4w
打ち切りの漫画のような無理矢理感丸出しですすみません…

>>2-13←プロローグ的なもの
>>14-38←怪奇現象編

40: 名無しさん@読者の声:2013/1/23(水) 21:46:29 ID:g89I7/0gzY
ほうほう
次も期待私怨
41: 1 ◆ntHKPKYUOs:2013/1/23(水) 22:10:21 ID:Pkd8FJLc2I
番外編的な小話を書いてから終わりにしようと思っていますのでお待ちください…

因みにキャラクター達のスペックです↓

・店長
趣味は映画鑑賞
怖いの嫌い、ハチ公などの感動ものは大好き
身長は172p位で個人的にはもっと伸びたいと思っている
髪は染めないタイプ
眼鏡をしている。コンタクトもこわい
学生時代のあだ名「未だに眼鏡」だったから同窓会とか行けない
キレるとこわい・実力はあまり知られていない
大体敬語
顔はまあ好かれる程度

・田辺
基本めんどくさがり
面倒だから髪は染めないしたまにしか切らないし軽くゴムで縛っておくくらい
フリーゲーム・ボカロとかアニメ大好き
決してニートにはならない性格ニート
実力はけっこうある
身長177p
店長とは仲がいい。というか学生の時、学校が同じで先輩後輩だった
オネエ爆発しろ畜生、かわいい幼女連れやがって
顔はいいほう

・オネエ
大家族の長男でした
けっこうイケメンなのにオネエなので田辺に妬まれている
身長178p
ゲイではないノンケです
化粧品は好き
服選びも好き
実は女性客を増やすための餌でもあったりする
店長の次に綺麗好き
お母さん的存在

・ハル
幼女ちゃん
長髪。8〜11歳くらい
優しい

今日はこれで落ちます
閲覧いただき、ありがとうございました!!!
23.00 KBytes

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sage:


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