2chまとめサイトモバイル

2chまとめサイトモバイル 掲示板
魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
[8] -25 -50 

1: :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


349: :2011/10/13(木) 22:18:26 ID:bEpZo/Xb/k
龍人「ご苦労……と、言ってやりたいところだが、何故とどめを刺さないんだ?」スタッ

側近「……俺達魔物の目的は人間界制圧だ。徒に命を奪わなくてもいいだろう」

龍人「甘いねぇ……MAXコーヒーのように甘いよ、お前」ゴゴゴゴ

側近「お、おい!お前、その魔力をどうするつもりだ!?」

龍人「決まってるだろう?このクズ共を殺すんだよ」

側近「やめろ!そんなことしなくたって、王都を、城を制圧すれば人間界は支配できるんだぞ!?」

龍人「……誰が人間界の支配が目的だって言ったぁ?」

側近「……何?」

龍人「俺ぁ下等種族を滅ぼして、誰が世界を支配するべきか知らしめるっつったんだよ。人間界とか魔界とか関係ねえ」

側近「お前、一体何を……?」

龍人「気に食わねえんだよぉ!!人間でも魔物でも、弱っちい奴がのうのうと生きてる今がよぉ!!」
350: :2011/10/13(木) 22:29:52 ID:bEpZo/Xb/k
龍人「実力もねえ雑魚や老害がトップを張って、強さと若さに溢れた者を除外するようなシステムなんざいらねえ!」

龍人「強い者こそ全てを手に入れるのが本来の自然な姿だろうが!だから俺は全ての弱き者を認めない!」

龍人「てめえらだってそうだ!実力で地位を勝ち取ったにも拘わらず、てめえや前の魔王は弱者の味方をした!」

龍人「んなことしてっから、努力もしねえ雑魚が粋がるんだ!強い者が行き場を失うんだ!」

龍人「……やっと国の舵取りができるようになったんだ。俺は強い世界を作る!」

龍人「人間とか魔物とか関係ねえ、努力した強い者が認められる、強き者のための世界を作るんだ!!」

龍人「……側近さん、あんたは合格だぁ。新しい時代に生きる資格のある実力だ。だから生かした」

龍人「だがこのメス共はダメだ。大した努力もしてねえんだろ、この程度の実力じゃあ殺すしかねえなあ」
351: :2011/10/13(木) 22:38:08 ID:bEpZo/Xb/k
側近「……龍人族を追放されたこと、根に持ってるのか?」

龍人「……あ?」

側近「圧倒的な実力を持ちながら、自分より弱い龍人族の面々から追い出されたことを気にしてんだろ?」

龍人「黙れよ……」

側近「確かに強い者がトップになるって風潮のある魔界だ。なのに圧倒的な戦力を持ちながら、認められず悔しかったのかもしれない」

側近「だがな、お前は強かったから追い出されたんじゃない。お前の性根が腐ってたからだろうがよ」

側近「お前の強さと心の弱さが重なれば、大変なことになるっていうんで、追い出したんだろ。実際、今こんなことやってるわけだしな」

側近「強さの答えはひとつじゃない。それを理解しなか「黙れっつってんだろぉ!!」

龍人「知ったようなこと言いやがって!何が答えはひとつじゃないだ!てめえらみたいに雑魚と仲良しごっこするのも強さだっていうのか、ああ!?」
352: :2011/10/13(木) 22:49:50 ID:bEpZo/Xb/k
側近「……お前こそ、魔王様を知ったような口で語るんじゃねえよ」

龍人「ああ?」

側近「……お前ほどじゃないが、俺も昔は過激派だった。だからお前の気持ちもわからんでもない」

側近「あの魔王に仕えて……何で魔物なのに人間なんかを庇うのかって思ったこともあるさ」

側近「だけどな、俺は間近で接することで、あの方の強さを知った」

側近「実力的な意味だけじゃない。高みにいながら、下々の者と同じ目線で、同じ気持ちで、同じ未来を見据えること」

側近「それは言うほど簡単な物じゃない。溢れんばかりの優しさと、揺るがない意志の強さが必要だ。誰もができることじゃない……」

側近(……いつだったか、俺はあいつに甘いと酷評したことがあったが)

側近(なんてこたぁねえな。俺も十分に甘くなっちまった)

側近「……自分の世界に籠ってるお前が、皆のための世界を作ろうとしている魔王様の強さを否定するんじゃねえよ!!」
353: :2011/10/13(木) 22:55:48 ID:bEpZo/Xb/k
今日はここまでにします。

>>348
嬉しい御言葉をありがとうございます。
地味にね、皆さんの書き込みに対する返事を書くのが楽しみだったんですけど。
それを書けないのがちょっと寂しくって。ああいう文章書いちゃいました。
いつかの返事でも書いたと思うんですけど、俺ってメンタル弱いんですよ。少しのことですぐ動揺しちゃって。
こういうこと書いていいかわかりませんけど、フィルタリング騒動の今日でも書き込みもらえてるスレは普通にある中で、このスレは若干スルー気味で。
そういう状況でちょっと不安になってしまったわけです。微妙に構ってちゃんで申し訳ないです。
そして支援ありがとうございます。
支援を頂ける喜びを胸……
強……!速……避……
無理!!受け止める、無事で!?出来る!?





ホワイトゴレイヌ
白の賢人!!
354: 名無しさん@読者の声:2011/10/13(木) 23:13:10 ID:Z/5gMg0gNA
>>353
ナイスリバウンド
355: 名無しさん@読者の声:2011/10/13(木) 23:24:21 ID:hnAX7VEYf2
可愛い事いうじゃないかwww見守り続けるってばよ〜んwww

(`・ω・)つC
356: 名無しさん@読者の声:2011/10/14(金) 02:20:04 ID:XKnEMUdELw
ごめん>>1ぃぃぃ
まえにこのSSと>>1が一番好きってレスした者だけど('・ω・`)
更新されたら欠かさず支援してたのにぃぃぃ
寂しい思いをさせてしまったー!!だから受け取ってくださいな
つCCCCCC愛CCCCCC

ちなみに私もハンター好きだからネタがわかって嬉しいw
GI編おもしろいよね('∀'●)

長々とごめんなさい><
357: 名無しさん@読者の声:2011/10/14(金) 11:59:02 ID:P6NKs4j.xY
とうとう龍人に魔王さまに陥落されるルートのフラグがたったな
いや、もうルート終盤か?
358: 名無しさん@読者の声:2011/10/14(金) 20:41:43 ID:TmLelNOaS.
あああああああああ魔王と結婚したいですうわあああああああ
>>1陰ながら応援してるからな!
( '∀')つCCCCCCCCCC
359: :2011/10/14(金) 21:36:42 ID:bEpZo/Xb/k
>>354
ビスケ(念獣がコナゴナにくだかれた……これはすなわち1が>>348の支援を見て受けたイメージの結果)
一瞬で自分への期待量を感じとってしまった!!
ツェズゲラ(このイメージは一朝一夕で拭いきれるものではない……ましてやこのSS中に克服することは不可能……!!奴はもうダメだな)
1(くそが……このまま終われるかよ!!)
……こういう感じで頑張っていこうと思います。

>>355
自分としては我儘を振りかざしてしまったと軽く後悔の念もあるわけですが、可愛い物言いですかね?
とはいえ、そのように言ってもらえると助かります。支援もいただきましたし、これからも頑張ろうと思います。
……関係ないですけど、ばよ〜んって見てぷよぷよ思い出してしまいました。あれはばよえ〜んですけど。

>>357
気分的にはルート終盤のノリで書いています。
でも基本ノープランで、激流に身を任せていたらスレ立て当時には想像もしなかった場所に来てしまいましたからね。
だから今のところは何とも言えません。ただ、ここまできて魔王様の活躍がなかったら、それはもう嘘ですよね。

>>358
魔王「結婚!結婚だって!我が世の春が来た!」

側近「魔王様は女性相手なら誰でもいいくせに……」

魔王「可愛い女の子の愛ならいくつだって受け止められるよ!さあ、夫婦の営みといこうか!」

側近「358さんは本気で言ってませんって……」

魔王「んふふ♪鞭にギャグボール、ろうそくも用意してっと……」

側近「それ夫婦の営みじゃないですよね?あ、あと支援ありがとうございます」
360: :2011/10/14(金) 21:36:59 ID:bEpZo/Xb/k
>>356
お心遣いに感謝ですね。いやあ、ありがたいです。
たくさんのCと愛ももらえましたし、寂しさも彼方へと消えていきましたよ。
ただ、今回ちょっと書き込みに誘導するようなレスしちゃって、申し訳なく思ってます。
なんていいますか、皆さんにはもっと自由に接してもらいたい感じなんです。
書きこみたい人もいるだろうし、ただただロムって見てたい人もいるだろうし、何かしら意見したい人もいると思うんです。
そういう感じで、各々の好きなように行動してもらいたいのです。
個々の考え方があるとは思いますが、少なくとも俺は「皆さんに見ていただいてる」立場だと考えてますので。
身も蓋もない中傷はさすがにご遠慮願いたいところですが、それ以外だったら書き込みも支援もROMも批判も自由にされるべき、と考えてます。
だからこそ「書き込みなくて寂しいな〜チラッチラッ」みたいに書いてしまったことを軽く後悔しています。
でも、そのおかげで見捨てられたわけじゃないと確認できて安心しました。
それがわかったので、いくらメンタル弱い俺でももうくじけません!
「書き込みしないとSS更新しないよ?ん?」みたいな下劣な行為もしません!
何があろうとひたすらに書きますので、今後は皆さんの好きなように接していってください。
ちょっと真面目な感じでそう思いましたっていう話。うん、俺の方が長いですね。

361: :2011/10/14(金) 21:46:14 ID:bEpZo/Xb/k
龍人「……殺す!!予定は変更だ、やっぱりてめえはここで殺すぜぇ!!」

側近「やってみろ!お前をここで終わらせて、ハーピーは死なせない!」

龍人「俺と戦ってどうなったか、もう忘れちまったか、ああ!?」

側近「忘れてねえよ。たぶん勝敗も変わらない。だがな……未来だけは俺の手で変えさせてもらう!」ゴゴゴゴ!!

龍人「てめえ、そんなに魔力を放出させて体が持つわけ……」

龍人「……てめえ、死ぬ気か!?」

側近「俺の命と引き換えに、お前に深手を負わせられるなら安いだろうよ」

側近「どうせお前に負けても死ぬんだ。その場合はハーピーまで死なせてしまう」

側近「だったら俺とお前がここで死ぬのが一番の得策じゃねえかよ」

側近「お前へのとどめはそこで寝てる彼女達に任せるとして、俺は一足先に地獄に行っておく!」ダッ

龍人「ちぃ!!」
362: またやっちゃった:2011/10/14(金) 21:59:03 ID:bEpZo/Xb/k
全身から魔力を振り絞った側近は、真っ直ぐに龍人に突っ込む。
あの魔力を近距離から暴発されればかなりの深手を負う……それこそ、龍人にとって格下である女勇者にも、彼を倒すことが可能となるほどである。
敵の本拠地でそのような状態になるのはなんとか避けたい龍人。どうにか無傷でやり過ごせぬかと思考を巡らせたが、策は浮かばず、その間にも接近を許してしまっていた。
だが、結果として側近の魔力が近距離から放たれることはなかった。特攻を仕掛ける側近の進路を、どこからか投げられた剣が遮ったのである。
その剣との接触を避けるため、側近は停止する。その剣が地面に落ちるのを確認すると、側近は投げ込まれた方を向いた。

「久しぶりだな。それ、俺のだから拾ってくれよ」

そこには、かつて魔王が退けた人間界からの使者、勇者の姿があった。
363: :2011/10/14(金) 22:09:45 ID:bEpZo/Xb/k
「……何のつもりだ?」

言われるままに剣を拾い上げると、側近はそれを放って持ち主に返した。

「自殺志願者を止めるには多少強引にいった方がいいかなって」

空中を舞う刃物を器用にキャッチしてから、勇者はそのように答えた。
ああ、先ほどの会話を聞いていたのだな、と側近は即座に理解した。

「止めないでくれるか?これが最善の選択なんだからよ」

「大切な彼女を残しておっ死ぬことのどこが最善なんだよ」

決死の思いで選んだ自らの未来を、いとも簡単に否定され、側近の感情は一気に昂った。
気付くと側近は勇者の胸倉をつかんで叫んでいた。

「だったらどうすればいいんだよ!?こいつを止める方法は他にはもう……」

あるだろ、と勇者はそう遮った。思わぬ返答に側近は唖然とした。
そんな側近の横に並ぶと、龍人を見据えて剣を構えたのである。

「雑魚でも二人いりゃ、大番狂わせを狙えるってもんだろ!」
364: 戻せそうなので戻します:2011/10/14(金) 22:18:53 ID:bEpZo/Xb/k
側近「お前……魔物である俺に協力するというのか?」

勇者「今この状況で魔物も人間もねえだろ。あいつは俺達の……魔物と人間の共通の敵だ。それで十分だろ」

側近「……いや、でも、お前は魔王様に力を封印されて……」

勇者「安心しろ。俺の力はお前の上司から返してもらってるよ」

側近「っ!じゃあやっぱり魔王様は今も生きて……」

龍人「おぉい!俺様をいつまでも待たせるんじゃねえぞ、雑魚共!!」

勇者「……話はあいつを片づけてからにしようぜ」

側近「……そうだな。人間と魔物が手を取り合えば何ができるか、今から答えを出すとしようか!」
365: :2011/10/14(金) 22:30:46 ID:bEpZo/Xb/k
勇者「側近、だったよな?補助は俺に任せろ!」

側近「補助?いったい何する……」

勇者「いいからお前はあいつに突っ込め!」

側近「自殺を止めといてよく言うよ……いくぞ龍人!」

龍人「てめえの実力は前の戦闘で把握してる!玉砕覚悟でないなら余裕で……ぐっ!?」ザクッ

側近「斬撃が届いた!?……俺の能力が上がってるのか?」

勇者「攻撃力上昇や素早さ上昇……人間は能力上昇系の魔法を得意としてるんだぜ?」

側近「……そうか、勇者の魔法効果か!そういえば、能力上昇系の魔法は人間の方が長けていると聞く……」

勇者「身体能力で魔物に大きく劣る人間には必須魔法でな。魔法使いや僧侶にゃ負けるが、人間界トップクラスの魔法を覚えてると自負してるぜ」

側近「ならば遠距離からの補助に徹してくれ!攻撃は俺がやる!」

龍人「雑魚共が……調子に乗りやがってぇ!!」
366: :2011/10/14(金) 22:43:27 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「……だから!俺は悪い魔王じゃないんだって!戦いを止めるためにもここから出させてよ!」

大臣「そんな嘘が通じると思うか!大方攻め込んだ魔物と共闘して、人間界を潰す算段であろう!」

魔王「なんで信じてくれないんだよ!この鉛筆野郎!」

大臣「なっ!このノッポな体系、気にしてるのに……このクズ魔王!」

魔王「クズってなんだよ!そういうの、人と魔物に言っちゃだめなんだぞ!」

大臣「先に悪口言ったのは貴様だろうが!」

魔王「え?あ……ご、ごめんなさい」

大臣「ごめんで済んだら警察はいらないのだ!そんな誠意のない謝罪で許されると思うなよ、腐れ童貞が!」

魔王「ど、童貞違うもん!も、モテモテなんだもん!」

大臣「その面でモテないんなら人格に問題があるんだろう!くそったれた自分の生き方を呪えばいい!」

魔王「性格悪くないもん!俺、一日一善心がけてるもん!!」ポロポロ

兵士「なんで口喧嘩してるんですか……魔王も言い負かされるなよ……」
367: 名無しさん@読者の声:2011/10/14(金) 22:48:00 ID:k/G/mfZd1E
悪くない、悪くないよ。ぜひ、続けたまえ。
368: :2011/10/14(金) 22:54:49 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「兵士いいぃぃ!!」ポロポロ

大臣「兵士!応戦に向かったのではなかったのか!?」

兵士「いや、行ったんですけどね。実力違いすぎてちょっと」

大臣「実力が違う?」

兵士「すっげーイケメンの人型の魔物がいたんですけど、こいつがすっげー強くって」

魔王(側近のことだ……え?暴徒の方に味方してるの?)

兵士「女勇者様達を一瞬で倒しちゃって。あ、こりゃ俺の敵う相手ちゃうなって思ってUターンしてきました」

魔王「」

大臣「女勇者殿がやられた!?そんな馬鹿な!」

兵士「魔王、なんか本格的にやばいことになってるぞ!お前が本当に良い奴ってんなら!」

兵士「さっさとここから飛び出して、皆を救ってみせろよ!あいつの強さ的に、お前しか勝てる奴はいないんだぞ!」

魔王「……大臣」テツゴウシガシッ

大臣「な、なんだ?」

魔王「俺、やることできたから、勝手に脱獄させてもらうよ」テツゴウシグニャーン

大臣「」

魔王「罰なら後で受けるから!……女勇者ちゃんを傷つけたこと、絶対に許さんぞ!」ダッ

兵士「……理由が邪だけどまあいいや。魔王、皆を守ってくれよな」

大臣(口喧嘩がマジな喧嘩に発展しなくてよかった……)
547.89 KBytes

名前:
sage:


[1] 1- [2] [3]最10

[4]最25 [5]最50 [6]最75

[*]前20 [0]戻る [#]次20

うpろだ
スレ機能】【顔文字