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魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
[8] -25 -50 

1:🎏 :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


361:🎏 :2011/10/14(金) 21:46:14 ID:bEpZo/Xb/k
龍人「……殺す!!予定は変更だ、やっぱりてめえはここで殺すぜぇ!!」

側近「やってみろ!お前をここで終わらせて、ハーピーは死なせない!」

龍人「俺と戦ってどうなったか、もう忘れちまったか、ああ!?」

側近「忘れてねえよ。たぶん勝敗も変わらない。だがな……未来だけは俺の手で変えさせてもらう!」ゴゴゴゴ!!

龍人「てめえ、そんなに魔力を放出させて体が持つわけ……」

龍人「……てめえ、死ぬ気か!?」

側近「俺の命と引き換えに、お前に深手を負わせられるなら安いだろうよ」

側近「どうせお前に負けても死ぬんだ。その場合はハーピーまで死なせてしまう」

側近「だったら俺とお前がここで死ぬのが一番の得策じゃねえかよ」

側近「お前へのとどめはそこで寝てる彼女達に任せるとして、俺は一足先に地獄に行っておく!」ダッ

龍人「ちぃ!!」
362:🎏 またやっちゃった:2011/10/14(金) 21:59:03 ID:bEpZo/Xb/k
全身から魔力を振り絞った側近は、真っ直ぐに龍人に突っ込む。
あの魔力を近距離から暴発されればかなりの深手を負う……それこそ、龍人にとって格下である女勇者にも、彼を倒すことが可能となるほどである。
敵の本拠地でそのような状態になるのはなんとか避けたい龍人。どうにか無傷でやり過ごせぬかと思考を巡らせたが、策は浮かばず、その間にも接近を許してしまっていた。
だが、結果として側近の魔力が近距離から放たれることはなかった。特攻を仕掛ける側近の進路を、どこからか投げられた剣が遮ったのである。
その剣との接触を避けるため、側近は停止する。その剣が地面に落ちるのを確認すると、側近は投げ込まれた方を向いた。

「久しぶりだな。それ、俺のだから拾ってくれよ」

そこには、かつて魔王が退けた人間界からの使者、勇者の姿があった。
363:🎏 :2011/10/14(金) 22:09:45 ID:bEpZo/Xb/k
「……何のつもりだ?」

言われるままに剣を拾い上げると、側近はそれを放って持ち主に返した。

「自殺志願者を止めるには多少強引にいった方がいいかなって」

空中を舞う刃物を器用にキャッチしてから、勇者はそのように答えた。
ああ、先ほどの会話を聞いていたのだな、と側近は即座に理解した。

「止めないでくれるか?これが最善の選択なんだからよ」

「大切な彼女を残しておっ死ぬことのどこが最善なんだよ」

決死の思いで選んだ自らの未来を、いとも簡単に否定され、側近の感情は一気に昂った。
気付くと側近は勇者の胸倉をつかんで叫んでいた。

「だったらどうすればいいんだよ!?こいつを止める方法は他にはもう……」

あるだろ、と勇者はそう遮った。思わぬ返答に側近は唖然とした。
そんな側近の横に並ぶと、龍人を見据えて剣を構えたのである。

「雑魚でも二人いりゃ、大番狂わせを狙えるってもんだろ!」
364:🎏 戻せそうなので戻します:2011/10/14(金) 22:18:53 ID:bEpZo/Xb/k
側近「お前……魔物である俺に協力するというのか?」

勇者「今この状況で魔物も人間もねえだろ。あいつは俺達の……魔物と人間の共通の敵だ。それで十分だろ」

側近「……いや、でも、お前は魔王様に力を封印されて……」

勇者「安心しろ。俺の力はお前の上司から返してもらってるよ」

側近「っ!じゃあやっぱり魔王様は今も生きて……」

龍人「おぉい!俺様をいつまでも待たせるんじゃねえぞ、雑魚共!!」

勇者「……話はあいつを片づけてからにしようぜ」

側近「……そうだな。人間と魔物が手を取り合えば何ができるか、今から答えを出すとしようか!」
365:🎏 :2011/10/14(金) 22:30:46 ID:bEpZo/Xb/k
勇者「側近、だったよな?補助は俺に任せろ!」

側近「補助?いったい何する……」

勇者「いいからお前はあいつに突っ込め!」

側近「自殺を止めといてよく言うよ……いくぞ龍人!」

龍人「てめえの実力は前の戦闘で把握してる!玉砕覚悟でないなら余裕で……ぐっ!?」ザクッ

側近「斬撃が届いた!?……俺の能力が上がってるのか?」

勇者「攻撃力上昇や素早さ上昇……人間は能力上昇系の魔法を得意としてるんだぜ?」

側近「……そうか、勇者の魔法効果か!そういえば、能力上昇系の魔法は人間の方が長けていると聞く……」

勇者「身体能力で魔物に大きく劣る人間には必須魔法でな。魔法使いや僧侶にゃ負けるが、人間界トップクラスの魔法を覚えてると自負してるぜ」

側近「ならば遠距離からの補助に徹してくれ!攻撃は俺がやる!」

龍人「雑魚共が……調子に乗りやがってぇ!!」
366:🎏 :2011/10/14(金) 22:43:27 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「……だから!俺は悪い魔王じゃないんだって!戦いを止めるためにもここから出させてよ!」

大臣「そんな嘘が通じると思うか!大方攻め込んだ魔物と共闘して、人間界を潰す算段であろう!」

魔王「なんで信じてくれないんだよ!この鉛筆野郎!」

大臣「なっ!このノッポな体系、気にしてるのに……このクズ魔王!」

魔王「クズってなんだよ!そういうの、人と魔物に言っちゃだめなんだぞ!」

大臣「先に悪口言ったのは貴様だろうが!」

魔王「え?あ……ご、ごめんなさい」

大臣「ごめんで済んだら警察はいらないのだ!そんな誠意のない謝罪で許されると思うなよ、腐れ童貞が!」

魔王「ど、童貞違うもん!も、モテモテなんだもん!」

大臣「その面でモテないんなら人格に問題があるんだろう!くそったれた自分の生き方を呪えばいい!」

魔王「性格悪くないもん!俺、一日一善心がけてるもん!!」ポロポロ

兵士「なんで口喧嘩してるんですか……魔王も言い負かされるなよ……」
367:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/14(金) 22:48:00 ID:k/G/mfZd1E
悪くない、悪くないよ。ぜひ、続けたまえ。
368:🎏 :2011/10/14(金) 22:54:49 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「兵士いいぃぃ!!」ポロポロ

大臣「兵士!応戦に向かったのではなかったのか!?」

兵士「いや、行ったんですけどね。実力違いすぎてちょっと」

大臣「実力が違う?」

兵士「すっげーイケメンの人型の魔物がいたんですけど、こいつがすっげー強くって」

魔王(側近のことだ……え?暴徒の方に味方してるの?)

兵士「女勇者様達を一瞬で倒しちゃって。あ、こりゃ俺の敵う相手ちゃうなって思ってUターンしてきました」

魔王「」

大臣「女勇者殿がやられた!?そんな馬鹿な!」

兵士「魔王、なんか本格的にやばいことになってるぞ!お前が本当に良い奴ってんなら!」

兵士「さっさとここから飛び出して、皆を救ってみせろよ!あいつの強さ的に、お前しか勝てる奴はいないんだぞ!」

魔王「……大臣」テツゴウシガシッ

大臣「な、なんだ?」

魔王「俺、やることできたから、勝手に脱獄させてもらうよ」テツゴウシグニャーン

大臣「」

魔王「罰なら後で受けるから!……女勇者ちゃんを傷つけたこと、絶対に許さんぞ!」ダッ

兵士「……理由が邪だけどまあいいや。魔王、皆を守ってくれよな」

大臣(口喧嘩がマジな喧嘩に発展しなくてよかった……)
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