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魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
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1:🎏 :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


518:🎏 :2011/10/26(水) 22:43:59 ID:bEpZo/Xb/k
魔王と側近の小話

魔王「いや〜人と和解できたから堂々と王都を歩けるね、側近!」

側近「気を付けてくださいよ。王都の人々は魔物に寛容的になったとは言え、中にはまだ魔物を良く思ってない人間もいるかもしれないのですから」

魔王「えー、大丈夫でしょー?」

側近「わかりませんよ?我々なんて人間からしたら魔物臭くて仕方ないでしょうからね、変に刺激してるかも……」

魔王「えー、そんなに臭いかなー?」

側近「いや、魔王様はイカ臭いと言った方が正しいですかね?」

魔王「エンジョイ自慰ライフの証じゃん、それ!それなりに自重はしてるよ!」

側近「そうですか?こないだ一日一回とか言ってたじゃないですか」

魔王「だから自重してるって言ってんじゃん!」

側近「いや……多くないですか?」

魔王「え?そうなの……?」

側近「で、今日俺を連れて王都に来た理由はなんですか?」

魔王「ちょっと待って!一日一回自家発電って多いの!?ねえ!」
519:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 22:44:00 ID:Q7VdjOx2wM
しえん
520:🎏 :2011/10/26(水) 22:44:33 ID:bEpZo/Xb/k
側近「うるさいですねー、今日の夕食でピーマン食わせますよ?」

魔王「ぐっ、地味且つ的確な嫌がらせしやがって……わかったよ、もうこの話題は終わり!」

側近「で、何で俺を連れてきたのかって訊いてるんですよ」

魔王「あーうん、王都はぶらぶらできるようになったじゃん?」

側近「はい」

魔王「俺さー、ずっとさー、王都のゲーム屋さんで行きたい店があったんだー」

側近「……は?」

魔王「今までは魔物だから一応我慢してたんだけどね、この度和解の方針で話が進んだじゃんか。だから買いに行こうかなって!」

側近「そのためだけに、貴重な休日に付き合わせたんですか?」ワナワナ

魔王「うん!」ニコニコ

側近「……んっ!」シュッ

魔王「はぎゃあああ!!な、何で急に目潰し!?」

側近「あーもう!そんな用事ならハーピーとデートしたかったですよ、俺は!」

魔王「なんだよ、くそリア充!ゲーム屋で珍しいゲームや良作ゲーム探すときめきがお前にはわからないのか!」

側近「知るわけないでしょう」

魔王「なん……だと……?」
521:🎏 :2011/10/26(水) 22:45:04 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「あ、店が見えてきた。ふーんだ、側近なんかゲーム屋に入れてあげないもんねー!」

側近「それでいいですよ。俺は店の前で待ってます」

魔王「がんばれ森川君2号とかあっても呼んであげないからね!」

側近「なんですか、そのゲームは……」

魔王「せがれいじりとかあっても絶対呼んでやんないから!!」

側近「下ネタですか、それ?いいからはやく入店してくださいよ」

魔王「あーあー、そうするよ!はーい、魔王がいらっしゃいましたー!」

店主「いらっしゃー……うわあ!魔王様!?」

魔王「そんなかしこまらなくてもいいよー」ニコニコ

店主「いえいえ、魔王様には悪い魔物からこの街を守っていただいたわけですし」

魔王「別に気にしなくていいのにー」

店主「魔王様ってゲームやるんですか?」

魔王「やるよー!」

店主「……サラマンダーより?」

魔王「ずっとはやい!」

店主「なるほど、信頼に足るお方ですね」

魔王「トーシロは「サラマンダーよりはやーい」だと思ってっからね」

店主「嘆かわしいですよ、ほんと」
522:🎏 :2011/10/26(水) 22:45:26 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「よーし、新しくやる奴探すぞー!」

店主「うちのは良作揃いですからね、どうぞごゆっくりお探しください」

魔王「……店主さん」

店主「なんですか?」

魔王「なんか店の前が騒がしくない?」

店主「そういえば……そうですね」

魔王「何々?今日なんか街でイベントあんの?」

店主「いやあ、そのような予定はなかったと思いますが……」

魔王「……んああ!!」

店主「うわあ!……な、なんですか?急に大声あげて」

魔王「俺の可愛い娘センサーが反応してる」

店主「なんですか、その可愛い娘センサーって?」

魔王「説明しよう!可愛い娘センサーとは、この魔王にしか使えない、直感的に可愛い女の子を感じる特技なのだ!」

店主「ようするに気のせいですか?」

魔王「でも意外と当たるんだよ!ちょっと様子見てくる!」ダッ

店主「魔王様!……出てっちゃった」
523:🎏 :2011/10/26(水) 22:45:52 ID:bEpZo/Xb/k
魔王が店から出る数分前

側近「はー……最低な休日になっちまったなあ……」

「ねーねーあれって!」「絶対そうだよ!」「きゃー!」

側近「……なんか騒がしいな」

女1「あ、あの!魔界の……側近さんですよね!?」

側近「え?あ、ああ……そうだけど」

「やっぱりー!」「素敵ー!」「かっこいー!」

側近「えーっと……君達は?」

女1「あの、私、側近さんのファンなんです!」

側近「……はあ?」

女2「私も!私も側近さんのファンです!」

女3「この子達、側近さんの大ファンで、ファンクラブにも入ってるんですよ!」

側近「ファンクラブ……あるの?」

女1「私は会員ナンバー2桁の初期メンバーなんですよ!」

女2「私は3桁の中盤……で、でも!側近さんが好きな気持ちに偽りはないです!」

女3「私は入ってないけど……側近さんがかっこいいと思う気持ちは一緒です!」

側近「3桁……そんな多いんだ。……えーっと、俺って魔物なんだけど?」

女1「側近さんは人型で優しくてかっこいいからいいんです!」
524:🎏 :2011/10/26(水) 22:46:30 ID:bEpZo/Xb/k
女1「ゲームショップに何か用があるんですか!?」

女2「側近さんってゲームするんですか!?」

側近「い、いやあ……知り合いの買い物に付き合ってて……」

女1「そうなんですか!側近さんって何か趣味はありますか!?」

女2「今お付き合いしてる女性っているんですか!?」

側近「えーっと……その、ごめん。付き合ってる彼女はいるよ」

女1「あ……そうなんですかー。側近さんかっこいいですもんね!」

女2「でもファンは続けます!邪魔はしないので、応援は続けさせてください!」

側近「あー、うん、ありがとう。ごめんな」

女1「いえいえ!こちらこそ親切に受け答えしてくれてありがとうございます!」

女2「命がけで街を、私達を守ってくれたこと、忘れません!」

側近「いやいや、そんな気にしないで……」

魔王「……側近、これはどういうことだ?」プルプル

側近(……あー、面倒なことになったなー……)
525:🎏 :2011/10/26(水) 22:47:05 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「てめえ……ゲーム屋さんに入らないと思ったら、こんなところで盛ってやがったかあ!」

側近「いやいや、彼女達と話をしてただけじゃないですか」

魔王「あーあー、いいよねイケメンは!何にもしなくて可愛い女の子の方から寄ってきてくれて!」

魔王「それで可愛い女の子を惑わしてさあ!百害あって一利なしだよ!モテる奴なんか死ねよ!」

魔王「そうだよね!可愛い女の子を独占するような悪い奴には罰が必要だよね!」

魔王「覚悟しろよ、この虫野郎!てめえは俺を怒ら……」

女3「あ、あの!魔王様ですよね!?」

魔王「え?あ、うん。そうだよ」

女3「わ、私、魔王様の大ファンなんです!!握手してもらってもいいですか!?」

魔王「え!?お、俺と!?もちろんいいよ!」

女3「あ、ありがとうございます!」

女1「魔王様、その子は魔王様ファンクラブを立ち上げた人なんですよ」

女2「側近さんもですけど、魔王様もかっこいいですよね!こんなかっこいい男の人に出会えて幸せです!」

魔王「いやいや、俺こそこんな可愛い娘に会えて幸せの絶頂だよ!」
526:🎏 :2011/10/26(水) 22:47:28 ID:bEpZo/Xb/k
女3「あ、ああ……本物の魔王様だー……う、嬉しい……」ポロポロ

魔王「ああ、泣かないで!笑顔の方が君の綺麗な顔は輝くよ?」

女3「う……ぐす……えへへ、お世辞を言ってもらってありがとうございます。わかりました、笑顔でいます!」ニコッ

魔王「ああ〜、可愛い〜!!今日は本当にいい日だね!」

女1「魔王様もやっぱりかっこよくて優しい素敵な方ですね!」

女2「魔王様はゲームするんですか?」

魔王「うん!ゲームが好きなんだ」

女3「あ……私、ゲームってあんまりしたことないんです……」

魔王「いやいや、気にしないでいいよ!趣味なんて人それぞれなんだから!」

側近(俺に無理やりやらせるのはどこのどいつだっけ?)

女3「でも、魔王様がゲームをやってるなら、私も何かやってみたいです」

魔王「そっかー。じゃあさ、カービィとかマリオとか知ってる?」

女3「ああ、はい!やったことはあんまりないけど知ってます!」

魔王「それ系だと協力して一緒にできるからさ、いつか一緒にやろうよ!」

女3「ええ!?い、いやそれは!私のような一般人が魔王様と遊ぶなんてそんな!」

魔王「気にしなくていいのに……俺って肩書きだけのくだらない男だよ?」

側近「割とマジでくだらないですよね」

魔王「黙らっしゃい!」
527:🎏 :2011/10/26(水) 22:47:55 ID:bEpZo/Xb/k
女3「で、でもやっぱり……その……あの……」

魔王「……気分が乗らないならいいよ。今すぐ決めなくちゃいけないことでもないんだし」

女3「す、すみません!魔王様の御好意を無下にしてしまって!」

魔王「いやいや、全然そんなことないよ。君達に会えてよかったよ」

女3「私こそ魔王様に会えてよかったです!ありがとうございました!」

側近「……俺達はそろそろ行くから、この辺でいいかな?」

魔王「側近!まだ大丈夫だって!」

女3「あ、時間とらせちゃって申し訳ございません!」

女1「今日は貴重な時間をありがとうございます!」

女2「側近さん、魔王様、失礼しまーす!」

魔王「別にまだいいんだけどな……またこの辺うろつくから、いつか再会しようね!」

側近「……あの子達、いっちゃいましたね」

魔王「明るくていい子で、何より可愛い女の子達だったね!ファンクラブだってよ、ファンクラブ!」

側近「はい。そのような物ができてるとは……意外でしたね」

魔王「その顔でよく言うよ」

側近「魔王様こそ」
528:🎏 今日はここまで!:2011/10/26(水) 22:48:31 ID:bEpZo/Xb/k
魔王「あー、幸せなイベントだったなあ!あんなに可愛い女の子達に応援されてるなんて、世界一の幸せ者だよ、俺!」

側近「魔王様、モテモテでしたね。魔王様が来てからはあの子達を独占してましたね」

魔王「いや〜、今までモテなかったけど、時代が俺に追いついたかな?まあ側近くんもなかなかだけどね!」

側近「ところで魔王様」

魔王「何だい?側近くん」

側近「モテる奴は死ぬべきで、可愛い女の子を独占するような虫野郎には罰が必要なんですよね?」

魔王「え?……あっ」

側近「いやあ、残念ですよ、魔王様。悲しいですが、あなたには罰が必要ですね」

魔王「ちゃ、ちゃうねん。俺な、本当にそんなつもりはな……」

側近「とりあえず城に戻りましょうか。大丈夫、殺しはしませんから」ニコッ

魔王「うわあああ!!もう僻んだりしないから許してー!!」
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