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魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
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1:🎏 :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


631:🎏 書けたから投下します:2011/11/5(土) 01:06:38 ID:eWaKiw9z.2
魔王と女勇者、時々会長

会長「というわけで、近々魔王様は人間界の○○街で和平への演説をする予定みたいです」

会員1「それは応援に行くしかないですね!」

会員α「でも……○○街って王都から遠いですよね」

会員甲「そうなると旅費が厳しいですね……」

女勇者「あ、それなら私に任せて!」

会長「女勇者様、何か案があるのですか?」

女勇者「○○街なら旅の時に立ち寄ったことあるから、いろいろ知ってるよ」

女勇者「安い宿とか知ってるし。それに移動も、馬車借りれば安く済むんじゃない?護衛は私がするし」

会員α「女勇者様に護衛していただけるのなら安心ですね!」

会長「では、参加できる人はこの予定で活動していきましょう。……今日はここまでにしましょう」



会長「いやー、ファンクラブも活発になってきましたね」

女勇者「そうだね。これで魔王の特別になれたらもう……」

会長「その点に関しては負けませんからね」

女勇者「……こっちこそ!」
632:🎏 :2011/11/5(土) 01:07:22 ID:eWaKiw9z.2
会長「あ、女勇者様。ちょっと寄っていきたい場所があるのですが」

女勇者「ん?別にいいけど?」

会長「ありがとうございます。では……」

女勇者「……ゲームショップ?何、会長ってゲームする人なの?」

会長「初心者ってやつです。……ゲーム好きの魔王様の理想の彼女になるために始めました」

女勇者「!」

会長「一緒に楽しくやれるゲームで魔王様にアピールするつもりです」

女勇者「……くっ、やるわね、会長……」

女勇者(私も……私も何か魔王へのアピールポイントを作らないと……)

会長「では、さっそくゲームショップに……あれ?」

女勇者「ん?……あっ」

側近「だから魔王様はミツクリエナガチョウチンアンコウなんですよ」

魔王「何そのアンコウ!?それに例えられた俺は怒るべきなの?喜ぶべきなの?……あっ!」

女勇者「魔王!!」パアア

会長「魔王様!!」パアア

魔王「女勇者ちゃん!それにこないだの女の子!」

側近(……面倒なことになったな)
633:🎏 :2011/11/5(土) 01:08:08 ID:eWaKiw9z.2
魔王「ええっと、君は……」

会長「あ、私は会長って言います」

魔王「会長ちゃんね!永遠に忘れないよ!……女勇者ちゃんと会長ちゃんって面白い組み合わせだね」

会長「ふふ、魔王様のファンクラブ繋がりですよ」

魔王「え?」

会長「女勇者様もファンクラブに入ったんですよ」

魔王「ええええええ!!!?」

女勇者「な、何よ?だ……ダメだった……?」

魔王「いや、女勇者ちゃんが俺のファンクラブとか、身に余る光栄すぎて……むしろ俺が女勇者ちゃんのファンクラブ入りたいくらいなのに!」

女勇者「い、嫌じゃないのね?よかった……」

会長「そういうわけなので、ファンクラブメンバーで仲良く行動中なのです」

側近「魔王様のファンクラブとかやめた方がいいよ。魔王様ってアオバアリガタハネカクシみたいだし」

魔王「いよいよ何かわからなくなったよ!あからさまな悪口でもいいから、わかる例えを頼むよ!」
634:🎏 :2011/11/5(土) 01:08:48 ID:eWaKiw9z.2
魔王「……まあいいや。会長ちゃん達は買い物?」

会長「はい。私がゲームを購入するのを女勇者様に付き合ってもらって」

魔王「会長ちゃん、ゲームするようになったの!?」

会長「はい。……どうしても魔王様と一緒にゲームがしたくて」

魔王「っ!!!!」ビクンッビクンッ

会長「ま、魔王様?」

側近「あーごめんね。この変態、今感動のあまりビクンビクンしてるとこだから」

魔王「嬉しい!だから感じちゃうぅぅ!!」ビクンッビクンッ

女勇者「……」

女勇者(……え?何これやばい。会長、すごい上手にアピールしてるんだけど)

女勇者(このままじゃ好感度全部持ってかれちゃう……私も何かしないと!)

女勇者(何か……何か……そ、そうだ!)

女勇者「ね、ねえ魔王!」

魔王「ん?なーに?女勇者ちゃん!」

女勇者「……渡したい物が、あるんだけど……」
635:🎏 :2011/11/5(土) 01:09:28 ID:eWaKiw9z.2
会長(プレゼントですか!基本で、なおかつ効果的なアピール……女勇者様、さすがに手強い!)

魔王「ええ!?前にもプレゼントしてもらったのに、更に何かをくれるの!?」

女勇者「……え?私、以前に何かあげた?」

魔王「うん!ほら、あの呪われた兜だよ」

側近「ああ、被ると力が弱って、なおかつ脱ごうとすると死と同等の苦痛が生じる、あの……」

女勇者「……ああああああ!!」

会長「え、本当にそんなもの渡したんですか?うわあ、酷すぎます……」

女勇者「ち、違うの!あの時は敵と思ってて、悪意は……あ、いや、当時はあったかもしれないけど、でも……」オロオロ

魔王「あれね、今でも大切にしてるよ!ありがとね、女勇者ちゃん!」

女勇者「……え?」

側近「初めて女の子から貰った物ということで、今でもたまに被ってますよね」

魔王「うん!」

女勇者「え?でも……あれを被ったら、呪術師に協力してもらわないと外せない……」

魔王「大丈夫!あれぐらいの痛みなら耐えれるよ!むしろ女勇者ちゃんの愛の鞭と思えば……」ハアハア

側近「悪いな、うちの魔王様は真性の変態なんだよ」

女勇者「や、やっぱり魔王ってすごいね……」
636:🎏 :2011/11/5(土) 01:10:09 ID:eWaKiw9z.2
女勇者「でも、今度はちゃんとした物だから!えっと……受け取って!」

魔王「これ……ペンダント?」

女勇者「特殊な魔法石でつくられてて、装備者の魔力を上昇させる効果があるの」

女勇者「私は見た目が好きで、買ってからずっと装備してたけど……魔王にあげる!」

魔王「そんな大切な物を……え!?ずっと装備してた!?それを俺にくれるの!?」

女勇者「え?う、うん。私、けっこうそれ大切にしてたから、だからこそ魔王にあげたいんだけど……使い古しは嫌?」

魔王「いえいえ、とんでもない!!ありがとう!!マジありがとう女勇者ちゃん!!」

女勇者「よ、喜んでもらえてよかった///」

会長(くっ……まさか呪いの装備品まで好感度アップにつなげるなんて……やはり女勇者様は強敵です!)

側近(……魔王様)ヒソヒソ

魔王(え?な、何?)ヒソヒソ

側近(においを嗅いだり、舐めまわしたりするのは一人になってからじゃないと引かれますよ)ヒソヒソ

魔王(やらないって、そんなこと!……あ、いや、どうだろう……においは嗅ぐかも……)ハアハア
637:🎏 :2011/11/5(土) 01:10:45 ID:eWaKiw9z.2
会長(どうすれば女勇者様に好感度で勝てるのでしょうか……このままでは……)

女勇者(会長みたいに私もゲームをすべきか……でも正直ゲームよくわかんないし、どうすれば……)

側近「……女性陣が何やら悩んでますよ。どうします、魔王様?」

魔王「ハアハア、女勇者ちゃんがつけてたペンダント……」ハアハア

側近「こっちもダメか……やっぱり面倒なことになったな、くそ」

側近「……」

側近「えーっと、女勇者、それに……会長だったっけ?」

女勇者「……ふえ?」

会長「……はい?」

側近「うちの魔王様にいろいろしてもらってありがとう。もうやることはないか?」

女勇者「え、あ……その」

会長「げ、ゲーム!ゲームを……一緒にやりたいです。今からは……ダメですか?」
638:🎏 :2011/11/5(土) 01:11:31 ID:eWaKiw9z.2
側近「って言ってますよ、魔王様」

魔王「ハアハア、女勇者ちゃんのにおい……」クンカクンカ

側近「魔王様!!」

魔王「うぇーい!?な、何だよ側近!?」

側近「……会長さん方が魔王様と一緒にゲームがしたいと言ってます。どうされますか?」

魔王「マジっすか!?やるやる!やります!やらせてください!」

魔王「女勇者ちゃん、会長ちゃん、今から移動魔法でお城に招待するからね!いくよ!」シュンッ

女勇者「え、ちょっ……」シュンッ

会長「移動魔法って……」シュンッ

側近「……俺を置いてくしさあ」

側近「ったく、ワンアクションで終わるんじゃなくて継続しろってんだよ、女子達はよ」

側近「魔王様も魔王様だよ。十分リア充じゃねえかよ」

側近「……追うか」シュンッ
639:🎏 :2011/11/5(土) 01:12:18 ID:eWaKiw9z.2
ドラゴン「それから魔王様は、女勇者、会長、側近様の4人でWiiマリオを楽しみました」

スライム「そしてすっかり遅くなったので、魔王様は女勇者達を移動魔法で送ってあげました」

ゾンビ「最後に、今回の俺達の出番はこれで終わりです」



魔王「楽しかったー……」

側近「ハッスルしてましたね、魔王様」

魔王「何で女の子ってあんなに良いにおいするんだろうね?」

側近「さあ、俺にはわかりかねますね」

魔王「……最近ね、俺ね、女の子と接する機会が増えてるなーって思うんだ」

側近「俺もそう思いますよ」

魔王「やったよねー。神様に祈り続けた甲斐があったってもんだよねー」

側近「魔王様もリア充の仲間入りしたってことですよね。仲間になったんですから、もう俺に暴言吐くのはやめてくださいよ?」

魔王「え?いや、リア充にはなれてないでしょ?」

側近「……」

側近「……はあ?」
640:🎏 :2011/11/5(土) 01:13:14 ID:eWaKiw9z.2
魔王「女勇者ちゃん達が俺を慕ってくれるのは、俺が王都を守ったからでさ」

魔王「そこに恋愛感情はないでしょ?」

魔王「俺に好意を持ってくれてるなら、もっと態度に出るって!」

魔王「ハーピーちゃんがいるからって楽観視しすぎでしょ。側近ってば、もー」

側近「……え?本気で言ってます?」

魔王「当然本気だよ。あー、付き合ってみたいなー……どれだけ頑張ればlikeからloveになるのかなあ……」

側近「……だから魔王様はエジプトルーセットオオコウモリなんですよ」

魔王「時間差で攻めてきたね!?何なの、その例えシリーズは!?そのコウモリはどうなんだよ!?」

側近(女勇者、会長……案外こいつ手強いぞ。精々頑張ってくれ)

魔王「ねえ、何で黙るの!?いい例えなの!?悪い例えなの!?それだけでも教えてって!」



女勇者(今日はすっごく楽しかったな……///)



会長(また一緒に遊べたらいいな……///)
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