初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。
※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891
721:🎏 1:2011/11/17(木) 23:17:28 ID:UOzzvGRKcw
魔王「ごめんね!女勇者ちゃん!待った?」
女勇者「あ、魔王!ううん、今来たところ!」
女勇者「……なんだか今日お洒落だね」
魔王「そりゃ女勇者ちゃんとのデートだからね!俺はもう全力を尽くすよ!」
女勇者「……今日はどうしよっか?」
魔王「えっと……えっと……まずは街を回って買い物しようよ。全部俺が買ってあげるから!それから……えっと……」
女勇者「……ねえ」
魔王「は、はい!」
女勇者「そのデートプラン……側近に手助けしてもらってるでしょ?」
魔王「っ!……うん。格好とか、デートプランとか、その辺側近に助けてもらいました」
女勇者「やっぱり。なんか魔王っぽくなかったもん」
魔王「ごめん……ダメだった?」
女勇者「……ゲーセン行こう!そういうとこの方が魔王好きでしょ?」
魔王「好きだけど……女勇者ちゃんはそれでいいの?」
女勇者「いいのよ!……魔王だから好きになったんだもん」ボソッ
魔王「え?何か言った?」
女勇者「……何でもない///ほら、ゲーセン行くわよ!」
722:🎏 1:2011/11/17(木) 23:18:12 ID:UOzzvGRKcw
魔王「はい、女勇者ちゃん!」ピッピカチュー
女勇者「……魔王ってほんとUFOキャッチャー得意だよね」
魔王「でも、そのおかげで女勇者ちゃんにプレゼントできるから嬉しいよ!」
女勇者「うん……このぬいぐるみも大切にするね///」
女勇者「あ、あとさあ」
魔王「うん」
女勇者「一回プリクラってやってみたかったんだよね。一緒に写ろうよ!」
魔王「っ!!撮ろう撮ろう!」
女勇者「魔王はプリクラってやったことあるの?」
魔王「うん。嫌がる側近と撮ったことあるよ。どうにか言いくるめてさ」
女勇者「魔王があの側近を言いくるめたんだ……どうやったの?」
魔王「一回やっといた方がハーピーちゃんと撮る時に役立つんじゃない?って。あいつ、ハーピーちゃん絡みになるとけっこう折れるから」
女勇者「あー、わかる気がする……」
723:🎏 1:2011/11/17(木) 23:19:25 ID:UOzzvGRKcw
女勇者「まあいいや。やったことあるんなら魔王に任せるよ」
魔王「了解!作者がうろ覚えだからどうなるかわかんないけど、出来る限りエスコートするね!」
魔王「まず背景だとか、そういう設定を決めます」
女勇者「へー、いろいろあるんだね」
魔王「複数回撮れるから、いろいろなのを試してみようね」
女勇者「うん!……あ、魔王ちょっと後ろ行って」
魔王「え?こう?」
女勇者「それで前向いて」
魔王「う、うん」
女勇者「私は少し前で……えい!」パシャッ
魔王「!!」
女勇者「えへへ、これでほっぺにチューしたみたいに写ったね///」
魔王「え、ちょ、お、あ、お、は、おん、女勇者ちゃん!?//////」
女勇者「まあ実際にやるのは無理だから……これくらい、ね?(マジでやるのは恥ずかしすぎるし///)」
724:🎏 1:2011/11/17(木) 23:20:30 ID:UOzzvGRKcw
魔王「……えっと、撮り終わったね///」
女勇者「うん……///」
魔王「撮り終わったら別のとこに移動して……」
女勇者「あ、移動するんだ?」
魔王「ここで撮った奴にいろいろ書いたりできるんだよ」
女勇者「ほんとだ。へー、面白いねー。……魔王は側近とやった時にはなんて書いたの?」
魔王「……チャリで来た。って」
女勇者「……は?」
魔王「いや、だからチャリで来た。って書いたの」
女勇者「……何それ?移動魔法で来たんじゃないの?」
魔王「いや、まあネタみたいなものだよ。プリクラでそういうネタがある、みたいな」
女勇者「ふーん……」
魔王「まあ俺達は無難に、好きにいろいろ書いていこう!」
女勇者「そうだね。……さっきの奴とかどうする?///」
魔王「あれは……なんか恥ずかしいよね///」
725:🎏 1:2011/11/17(木) 23:21:17 ID:UOzzvGRKcw
魔王「まあなんだかんだでプリクラ撮れたね」
女勇者(剣とか鎧の内側とかに貼っとこうかな///)
魔王「……ゲーセンで遊んでるうちにけっこう時間経ったんだね」
女勇者「ほんとだ。けっこう日が沈んできてるね」
魔王「どっか食べ行こうか?王都なら良い感じのお食事処があるだろうし」
女勇者「あ……」
魔王「ん?」
女勇者「あ、あのね……実はお弁当、作ってきたんだけど」
魔王「!?」
女勇者「よかったら食べてくれないかな?あ、でも私そういうの下手だからちゃんとした物の方が……」
魔王「食べる!食べます!!食べさせてください!!!!」
女勇者「うわっ!?……そ、そう。じゃあどこで食べよっか?」
魔王「うちの城来る?けっこう遅くなってきてるし、外で食べるのも……」
魔王「……あ!」
女勇者「え?」
魔王「絶好のポイント知ってたんだった!」
726:🎏 1:2011/11/17(木) 23:21:53 ID:UOzzvGRKcw
魔王「女勇者ちゃん、そこに移動魔法で行くよ!いいよね?」
女勇者「いいけど……」
魔王「けど?」
女勇者「……魔王は移動魔法の際に手を握ってはくれないんだね」
魔王「手?」
女勇者「側近は手を握って移動魔法してたよ?」
魔王(……あの野郎、俺の知らないところで何してくれてんだよ!!)
魔王「……側近は戦闘に関する魔法を除いて、魔法全般はけっこう苦手なんだ。移動距離はともかく、自身と自身に触れてる誰か一人くらいしか飛ばせないんだよ」
女勇者「魔王は?」
魔王「俺は、俺から半径500mくらいにさえいれば何人でも自由にどこまででも飛ばせるから……」
女勇者「……じゃあ別に手を握ってもできるんだね?」
魔王「それはできるけど……え?」
女勇者「……ん///」スッ
魔王「……」
魔王(今、ようやくわかった。俺は……今日この瞬間のために生まれてきたんだ)ハナヂドクドク
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