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特別病院〜○○科〜
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1: 名無しさん@読者の声:2011/11/12(土) 14:48:42 ID:3qfVj3OfXY

入院手続きですか?
そうですか。わかりました。

それでは此方に氏名だけの記入をお願いします。
え?他に書くことはないのかって?

いいえ。何もありませんよ。
アナタは何故この病棟にいるかご存じですか?
そうですか。存じ上げないんですね。それならいいんです。

では、病室にご案内させて頂きますね。
…おっと忘れるところでした。

此方に目を通しておいて下さい。この病棟の規則です。


――では、ご案内致します。




88: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 15:59:53 ID:0wEUMZPqbc
え、ギャグじゃないのか?

つC
89: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 16:50:56 ID:LG1gFhOOtk

>>88
センセ「あ、当たり前だ!ギャグだ!ハハハ」

少年「…………」

センセ「な、何だよその目」

少年「なんでもないです」
支援ありがとう!
90: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 20:04:45 ID:Y26KlcU0dY

「やっぱり114号室患者かな。"ネットゲームで協力者募集"
6月上旬に救世主と名乗る者から書き込みがあった。内容は『私と一緒に世界を正さないか』と言うものである。そして6人のグループ"撲滅組"を結成し、殺人を行った。
そして、"撲滅組日記"というサイトを立ち上げ死体の画像や殺害する様子をアップした」

置かれたコーヒーを一口含み口内を潤す。
そして続けた。

「そういえば数字を言っていたな、解るか?」

「うん。携帯貸してくれる?」

ポケットから青い携帯を取り出すと手渡し、まじまじと見つめて様子を窺う。

少年は気にする素振りも見せず携帯を開き操作を始めた。


91: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 20:12:49 ID:j7UOLnkwP.

「体に刻まれていたのは770005335555って数字だったよね」

画面から視線は逸らさずに操作しながら問いかければ、センセは「あぁ」と相槌を打ち小さく頷く。

「簡単だよ。数字の分だけ押せば良いんだ」

「77はま行を2回押す。そしたら"み"になる…わかるかな?」

画面を目の前に突き出して、見せ付け首を傾げて確認をする。

「………"みんなしね"って事か」

画面とボタンを交互に見ると納得したように手を叩いた。

「うん。そういうこと」


92: 名無しさん@読者の声:2011/12/5(月) 20:17:46 ID:j7UOLnkwP.

今日の投下は以上です!記事をもう少しリアルに書けたらなぁ、と思います(´・ω・)
次の更新までゆっくり待ってくれると嬉しいですw
ではでは
93: 名無しさん@読者の声:2011/12/6(火) 02:12:54 ID:rJcQ8ahNgc
つCCCC
94: 名無しさん@読者の声:2011/12/6(火) 10:53:04 ID:WPeeSjeV3U

>>93
ありがとう(っω;*)
95: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 00:36:01 ID:YLFGbCmEZ2
そういやこのスレSS板で唯一見てるSSだww
こういう雰囲気好きです支援(`・ω・´)
96: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 10:39:17 ID:XIAVTAtKm2

「てか、センセ馬鹿なの?」

片手で携帯を閉じると放り投げセンセに渡すと同時に暴言にも思える発言をさらりと言ってみせる。

「え。いやいやだって使わないじゃん」

「好きな人に告白する時とかどう?」

「どうじゃねーし。使わないし」

「残念だな」

しゅんと身を縮めて眉を下げ、一瞬長身のセンセを見上げて項垂れて見せた。


97: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 10:48:02 ID:qIymICtQKA

視線だけを動かし少年を見ると直ぐに記事に目を移す。
湯気が出ていたコーヒーは冷め始めていた。センセはそれを一口飲む。

「115号室の患者って…」

センセの一言にさっきまで項垂れていた少年は、顔を上げ背後から記事を覗き混み、首を左右に傾け頭上にはクエスチョンマークを浮かばせる。

「10年も前の被害者だったのか。見てみろ、小学校で起こった事件だ」


―"小学校にナイフを持った男乗り込み生徒殺害"―


98: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 11:08:17 ID:XIAVTAtKm2

「その中で足を切断する事になった男子生徒がいたんだ。……それが115号室患者、そして殺されたのは…」

「犯人ってわけ」

少年は無言だった。無表情であった。そして記事を再び見ると「へぇ」と笑った。

「僕、復讐とか嫌いじゃないよ」

患者の写真を手に取るとビリッと爽快な音を立て裂かれる。

破られた写真を見つめる少年の表情は今にも泣きそうで、そのまま壊れてしまうんじゃないかと思うほど痛々しくセンセの瞳には映った。

「大丈夫だから」

少年を撫でるセンセの背後でモニターは次の患者を映していた。


99: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 11:11:28 ID:XIAVTAtKm2

>>95
それは後悔することになりますww
センセと少年の会話で軽く雰囲気をぶち壊してるかもしれませんが、支援ありがとうございます!


そして今日の投下は以上です、次から再び患者のターン!あと少しで終わる気がします。多分
100: 名無しさん@読者の声:2011/12/8(木) 02:46:31 ID:vWFRRZFXl2
支援age(´∀`∩)↑↑
101: 名無しさん@読者の声:2011/12/9(金) 12:31:30 ID:VfupqGiafg
支援
102: 名無しさん@読者の声:2011/12/9(金) 18:12:58 ID:MvVpHIxlN.

  〜116号室患者〜

ゆらりゆらりと蝋燭の火が揺れる。そしてそれを見つめるは男性は、綺麗な容姿をしていた。

円を描くように置かれた沢山の蝋燭と焼かれた写真。
娘が1人と仲良さげに寄り添う2人の夫婦。下半分は燃やされていて、跡形もない。

ゆらりゆらり揺れる灯火が、写真を見つめる虚ろな瞳を照らす。しかし口角を吊り上げ、笑う。

「独りは寂しいねぇ」と穏やかな口調で語る。口角は吊り上げたまま。

「あの顔は忘れないねぇ」と穏やかな口調を保ったまま語る。やはり口角は吊り上げたままだ。

「もう要らないねぇ」と憎さを持った口調で語る。やはり口角は吊り上げている。

最後の1枚である写真を火に近付ける。パチパチと音をたて誘い込む。


「キエロ」


燃やされた写真は灰となり、男性の足元に散らばった。
そしてそれを見つめる瞳は虚ろであった。


103: 名無しさん@読者の声:2011/12/9(金) 20:11:37 ID:hoePZndJKg
支援
104: 名無しさん@読者の声:2011/12/9(金) 22:18:42 ID:tY8D9ZB9XA
まったりwktk(`・ω・´)つCC

105: 名無しさん@読者の声:2011/12/10(土) 01:10:15 ID:1tzHlngH1c

116号室患者結果
名前:梶木 雅人
入院から3ヶ月経過。
現在も生存中

薬の効果
特に無し
会話は可能
106: 名無しさん@読者の声:2011/12/10(土) 01:14:49 ID:1tzHlngH1c

>>100
age支援感謝です!

>>101
支援ありがとうございます!

>>103
支援ありがとうございます!

>>104
wktkするほどのものはないと思われますw
支援ありがとうございます

えっと記事を考えたり患者の色々を考えたりしますので、まったり更新になりますが勘弁してください(´・ω・`)
ではおやすみなさい!
107: 名無しさん@読者の声:2011/12/11(日) 16:08:28 ID:j8XRHVP9WY
支援ー!
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