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小さいころ神様と遊んだ話をする
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1:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 20:47:54 ID:W0t3y1JjZQ
つい最近思い出すこともあって久しぶりに振り返ってみたい。暇だったら聞いていってくれ

これは自分が小学生の頃の話。当時親の都合で今住んでる場所に引っ越してきたんだけど、当時シャイなあんちくしょうだった俺は中々周りに話しかけられず、友達がいない日が続いてた。もちろん小学校なんてちょっと目立てばすぐに人気者になれるんだけど、昔は人に話しかけるのとかすごく恥ずかしかった。だから小学校が終わったらすぐに家に帰ってた
ある日の休日。俺は散歩がてらブラブラしてたら近所に神社があるのを発見した。人に話しかけるのが苦手なくせに好奇心だけは人一倍高かったから早速入っていったんだ

神社の中は…まぁ、普通。境内があって、神社があって、まぁ、多分皆が想像してる通りの神社だと思う。でもなんかこう…小さいながらになんか雰囲気が違うみたいなことは感じられたんだよね。それで五分くらいかな?しばらくぼーっとしてたんだよね。そしたら声をかけられたんだよ

もう当時の俺はびっくり仰天。下手したら漏らしてたかもしれないくらいにびっくりしたのだけは覚えてる


2:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 20:53:20 ID:HPdjA0u41Y
つC
私もありますよー
3:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 20:55:55 ID:W0t3y1JjZQ
振り返ってみたら、小学校三年生くらいかな?男の子がそこに立ってた。白いふわふわした服着てて(後で調べてみたら陰陽師が着てるアレだと分かった)俺のことを興味深そうにじろじろ見られてた

「君・・・誰?」
「へうっ!?え、えっと…」
当時の俺は突然現れたな謎の少年にびっくりしてまともに声を出せなくて、なんやかんやぼそぼそ喋りながら逃げるように神社を後にした気がする。本当はどこから来たとか会話してたような気がするが、そこまで正確に思い出せないから多少ねつ造するけど許してもらいたい

その件から何となくその神社に近寄らなくなったんだけど、三日後に行ってみたら、やっぱり男の子がいた
4:🎏 クワガタ:2016/1/30(土) 21:03:22 ID:oU/r/XbKs2
樹|Σ_Σ)
木|`・ω・)神様を信じてる俺には良いスレ
だ| つ旦つC
!|―ωJ

5:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:04:36 ID:W0t3y1JjZQ
>>2
ありがとうございます。意外と自分と似たような経験した人いるのねwww

男の子は俺に気付くと手を振ってくれた。そして近寄ってきてくれると
男の子「やぁ、またきたんだ」
俺「覚えてくれてたんだ…」
男の子「うん。なんか変だったし」
こんな感じで会話して、その時はまだ緊張してたしまともに目とかみれなかったけど、少なくとも同年代の子と一番長く話せたんだよね
男の子「何しに来たの?探検?」
俺「いや…えっと…散歩?君は?」
男の子「僕は…何だろうね。分かんない」
こんな風に向こうの質問に答えて俺の質問ははぐらかされる。一言でいえば不思議な奴だった。どこにでもいそうな奴なのに、なんか不思議な感じがするって思った
男の子「名前」
俺「へ?」
男の子「名前。君の」
俺「あ…俺っていうんだけど」
男の子「ふーん。俺か…僕はスイ(どんな漢字書くのか分からなかったけど、多分翠だと思う)っていうんだ」
俺「そうなんだ…」
そんな感じでお互いの名前を教えてその日は解散。なんとなく母親とかには秘密にしていた
6:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:12:12 ID:W0t3y1JjZQ
その日からちょくちょく神社に行くようになった。俺はが到着する頃にはすでにスイはいて、何をするわけでもなくぼーっとしていた。スイは俺に気付くと、いつも微笑んで迎えてくれた。当時は微笑みどころか俺を迎えてくれる同年代なんて誰一人としていなかったからすごく新鮮な気分だった。スイとは気が付いたら仲良くなって、お互いに友達だと呼べるくらいだったと思う
スイ「ねぇ。俺」
俺「何?」
スイ「俺の家族ってどんな人?」
俺「そうだなぁ…(なんて言ったか覚えていないが、確か父親の悪口を言っていたような気がする)」
こんな風にスイはよく俺の家族とか、普段どんな事をしているのか聞いてきた。それに対して俺は年相応に答えてた。でも逆にスイは自分のことについては全く話してくれなかった。質問しても答えたくないの一点張りで、あまりにしつこく聞きすぎてすごく冷たい声で帰れって言われてからは聞くことはなくなった。今思えば自分のことを人間に話すのはタブーだったのかもしれないが
7:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:19:11 ID:W0t3y1JjZQ
>>4
夏になったらきをつけろ。わんぱく共がお前を捕獲しにかかるぞ

スイと知り合ってから二週間が経って、その頃には学校が終わったら神社にまっすぐ向かうっていうのが俺の中で日課になってた
スイ「俺って暇なの?毎日ここにきてるけど」
俺「暇…だと思う」
スイ「友達いないの?」
俺「・・・いない」
スイの言葉は幼いながらも俺の心にぐっさり突き刺さった。こうやってはっきり他人に言われたのは初めてだから、泣きそうになったのを覚えてる
スイ「僕が思うに俺はもう少し積極的に行くべきだと思うよ」
俺「積極的?(当時の俺。積極的の意味なんてわからんwww)」
スイ「僕と話すみたいに、もっと自分の意見を言ったりするってこと」
俺「出来ないよ…スイは…その、友達だからできるけど…」
スイ「僕が友達?」
俺の言葉にスイが驚いたようにしてた。それから目を閉じて「僕が…友達…」っていう風に呟いてた。その時はなんだか気まずくなりそのまま帰った

8:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:21:14 ID:kHOxUTrtmg
みてるず
9:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:23:17 ID:0Io2Fedw7A
なんだこの不思議な感じ
10:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:26:02 ID:W0t3y1JjZQ
翌日。神社に行くなりスイに詰め寄られた
スイ「ねぇ。俺」
俺「な、なに…?」
スイのただならぬ気配にビビる俺
スイ「僕と君は友達なんだよね?」
俺「え?う…うん…」
スイ「そっか…僕は君の友達か…」
スイは俺から確認を取ると、嬉しそうに笑った。スイが初めて人っぽい顔を見せた瞬間だった
俺「な、なんだよ…今更…」
嬉しそうに笑うスイに俺も笑みがこぼれる。この日を境に俺たちはドンドン仲良くなっていった
11:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:35:41 ID:W0t3y1JjZQ
毎日毎日スイと遊び、鬼ごっこやかくれんぼ。時には家からおもちゃを持って来たりして遊んだりした。スイは俺が持ってくるもの全部に目を輝かせて、ゲームボーイを持って行ったときは二時間くらい離さなかった。電池切れになった時は凄い寂しそうにゲームボーイを見ていた
そんなこんなでスイと知り合ってから一ヶ月が過ぎた
スイ「ねぇ。俺」
俺「何?今度はけん玉やるか?」
スイ「友達出来たの?」
俺「・・・」
スイの言葉に俺はランドセルから取り出しかけてたけん玉を落とした。一ヶ月誰にも話しかけようともせず、学校が終わったら真っ先に神社に行く小学生を想像してみてほしい。友達がいると思うか?
スイ「俺。このままじゃ駄目だよ。ちゃんと友達は作らなきゃ」
俺「でも…恥ずかしいし…」
スイ「簡単だよ。僕と話すみたいすればいいんだ」
俺「スイだって…友達いないじゃんか…」
反射的に言い返してしまってから俺は後悔していた。スイのプライベートに関する話をすると、スイの機嫌が悪くなるし嫌われてしまうかもしれないので、意識的に避けていたのだ
スイ「僕はいいんだよ。それよりも君が心配だから…俺。一緒に頑張ろう?」
俺「・・・」
なんか釈然としないままに俺とスイの友達作り作戦が始まった
12:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:39:17 ID:kHOxUTrtmg
スイ…いい奴すぐる…
13:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:42:24 ID:sz3brC4UDo
>4
どこの神様もチンコはしまえと言うのでは
14:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:46:20 ID:W0t3y1JjZQ
その日からスイとひたすらに人に話しかける練習が始まった。スイを学校の子に見立てて挨拶から話題を作る所までを練習したり、フレンドリーに会話に参加する方法を考えたり、でも二人とも友達なんていないから何が正解なのかわからず悶々としていた。でもそんな風にスイと友達作りの練習をしている時は本当に楽しかった

そして練習をし始めてから二週間くらい。ついに俺は学校で人に話しかけることに成功した。といってもかなり挙動不審で怪しさ満点だったが、当時は他人に自分から話しかけられたという達成感が強く、神社につくなりスイに興奮気味に報告してた
スイ「やったじゃないか!俺!」
スイは自分のことのように喜んでくれてから、俺を励ましてくれた
スイ「でも、これで満足してちゃダメだよ?次は一緒に遊ぶことを目標にして頑張ろう」
俺「うん!」
友達のスイが応援してくれてる。それが俺のやる気の源だった
15:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:52:52 ID:W0t3y1JjZQ
それからスイと練習したり、その練習を実践していたりするうちに、小学校で会話する人も増えていき、ようやく俺はぼっちから卒業できた。もちろんその過程も逐一スイには報告して、スイも俺の報告を聞くたびに
スイ「やったね。この調子でいこう」
スイ「今回はたまたまだよ。次、頑張ろう」
スイ「ちょっと押しが足りなかったんじゃないかな?もう少し頑張ってみようよ」
という感じに応援したりしてくれてた。気がつけばスイと知り合ってから二か月が経ち、俺にも学校で友達と呼べる奴が出来ていた
16:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 21:55:41 ID:E7DJMNINv6
スイ…
17:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 22:02:00 ID:W0t3y1JjZQ
友達が出来ても俺はスイに会いに神社に行っていた。ただ友達と遊びに行ったりしたこともあるため、毎日は会わなくなっていったが、それでも三日に一回は必ずスイに会いに行っていた
俺「でな、俺の前の席の奴が授業中におっきなおならしちゃって、みんなからおならマンってあだ名つけられちゃってさー」
スイ「とんだ災難だったね。その子」
スイは俺が話す学校の話をいつも楽しそうに聞いてくれた。だから俺もいっぱいいっぱい話して聞かせて、そのたびにスイが驚いたり、おかしそうに笑ってるのを見て俺も嬉しい気分になった。一番最初にできた友達。スイ。名前しか知らないけど、俺はスイのことをただの友達じゃなくて、一番の親友だと思っていた
俺「そうだ。今度友達を連れてくるよ。皆にスイを紹介したいしさ」
スイ「(この時スイは何か言ってたけど、なぜか思い出せない)」
俺「じゃあなスイ!また明日な!」
俺はスイに明日友達を連れてくると約束してその日は帰った。そしてそれがスイを見た最後だった
18:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 22:06:45 ID:W0t3y1JjZQ
翌日。俺は学校で仲が良くなった健太(仮名)と一緒に神社に来た
健太「で?どこにいるの?スイって奴」
俺「おかしいな…いつもならもういるんだけどな…」
神社にたどり着いても、スイの姿はどこにもなく、色々探し回って、かくれんぼでスイが隠れてた場所も探したけど、スイは見つからなかった
健太「ほんとにいたの?そいつ」
俺「本当だって!今日は偶々いないのかも…風邪とか引いたのかな?」
健太「ふーん…それよりさ、早く出ようよここ」
健太はなぜか神社の中から早く出たがっていたので、スイもいないことだし俺たちはそのまま遊びに行った。でも、その翌日も神社に行ったがスイはいなくて、その翌日も、その翌日もスイはいなかった
19:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 22:17:33 ID:W0t3y1JjZQ
スイがいなくなってから俺はほぼ毎日のように神社に足を運んだが、小学校を卒業するときになってもスイはいなかった。そして中学校に入ってからは神社にもいかなくなり、そして俺はいつしかスイのことを忘れ始めていた

ここまでが俺の小さいころの話。こっからはつい最近の話
三日前特になんの理由もなかったが、俺は神社に足を運んだ。といってもその時はスイのことは完全に忘れていて、不思議な場所だったなぁくらいにしか思っていなかったけど、ふと神社の中を男の子が通ったのが見えた。陰陽師っぽい格好してたし、神主さんの見習いかなぁくらいにしか思ってなかったけど、その男の子と目が合った

瞬間、小学校の時の記憶が蘇ってきて、逆になんで忘れてたんだってくらいに鮮明に蘇ってきて、思わずスイ!って叫んでた
20:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 22:35:56 ID:W0t3y1JjZQ
まぁ、冷静に考えて平日の昼間。誰もいないような時間に叫ぶ奴なんてまず間違いなく通報案件だよなって話なんだけども、俺の声を聞いたからか、中からおじいさんが出てきた。神主さんなんだけれども
俺は神主さんにスイの特徴を伝えていないかどうか聞いてみたが、神主さんはそんな子供はいるはずがないとばっさり切り捨てられた。しかし神主さんは興味深そうに俺の話を聞いてくれて、座布団とお茶を出してくれた。お茶はちょっと苦かったwww
神主さんはスイとの話を聞くとこの神社の由来というか、歴史を説明してくれた。詳しいことは省くけど、この神社は水神様を祀っていて、干支が一回りするたびにお供えや祈願をするのだというそして今年がその水神様の祈願年らしいのだ

神主さん曰く。神様というのは依代を媒体としてこの世に姿を現すのが有名だが、祈願年には神力が増して、比較的自由に姿を現すことが出来るのだという。そしてこの神社に祀られている水神様は、大昔に子供を鬼から守ったという伝説があるらしい。ちなみに水神といってもピンキリあるらしくて、この神社の水神様はマイナーな神様らしい
俺の話を聞いた神主さんは、スイは水神様が体現化いたもので、友達がいなかった俺を励ましてくれてたのではないかと
21:🎏 名無しだぜひゃっほう!:2016/1/30(土) 22:55:07 ID:W0t3y1JjZQ
以上で話は終わりです。なんかこうして文章にしてみると凄い釣り臭いなこれwwwでも一応本当の話です。証拠とかありませんし、釣りとか言われても仕方のないことだと思うけど、本当のことなんだ
とりあえず話せてすっきりしたから削除依頼とかしてこようかと思う。何か質問あったらこたえまふ
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