日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます
307: あうあう:2015/2/6(金) 01:28:01 ID:9vc1DYUD..
モノクロの風景が並ぶ。列を為す。
かつて悠久とすら思える程に栄えた都は、もはや在りし日の夢の如し有様だ。
灼熱の日差しは文字通りに地を燃やし、有機物は全て余さず炭化した。
それらを神の裁きと呼び、祈り捧げた神父も望み通りに神に召された。
風が熱を掻き回し、残されたものさえも塵芥に変えて行く。
近未来都市の化粧を落とされ、土地の素顔は素朴な大地に回帰した。
人類は地中に逃れ、一部の恵まれた者だけがポッドに入り明日へと儚き希望を繋ぐ。
人づてに聞いた話だ。
誰も住めない都をさ迷う僕はなんなんだろう。僕は今日も答えを求めてポッドを開く。
ポッドの鍵は風化し、既に用を果たさない。手で封を引っぺがすだけで終わりだ。
機械の戒めから解放された人間が、悠々と体を起こし、眩しそうに瞬く。
人間は景色を一望すると、表情が絶望に凍りつき、視線は僕の顔を最後に止まる。
「ば、化け物!灰色の化け物!!」
僕は灰色の化け物らしい。大体半数の人間がそう叫ぶ。
二言目を口にする前に、人間は熱風に攫われた。
残りの半数はこのように消えた。言葉を残すか残さないか、違いはそれだけ。
灰色の街は灰色の僕だけの街。
僕は明日もポッドを開けるだろう。僕は人間に会いたいんだ。
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