日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます
436: 中華?:2015/4/9(木) 22:55:02 ID:RJyU1rUQAA
「――何故、私の指示に逆らった!あのような手で攻め込めば魏に大敗することなど、聡明なお前なら分かっていただろう!?」
処刑前夜。わざわざこの牢獄に訪れてまで会いに来てくれた彼は、そう言ってわたしを攻めた。
嗚呼、君がそんな性格だから、わたしは心配なんだ。世間の目を無視して、大罪を犯して処刑が決まった女と会うなんてさ。それでも天才と名高い軍師かい?
……もっとも、そんなところにわたしは惚れてるんだけどね。恐ろしく頭が切れて、それでも人間らしい情を捨てきれない君。
――そんな愛しい彼に生きて欲しいから、わたしは死を選んだ。
――愛しい彼の心を独り占めしたいから、わたしは死を望んだ。
まさに『矛盾』と呼べる想い。だけど、その想いこそが、わたしをここまで突き動かしたんだ。
「規律を守る為ならたとえ愛する者であっても、違反者には厳しく処分しなければならない。それが当たり前のことなのに、今までの貴方は出来なかった。今までは。でもこれからは違う」
「……っ」
「貴方は軍師だ。そんな貴方が軍師として生きられないなら、待っているのは死だけ。……わたしは君に生きて欲しいんだよ」
「それは、私も同じ気持ちだ!お前が居なくては意味がない!」
「……駄目だ。駄目なんだよ。わたしが死んでも君が生きなくちゃ、この国は――蜀は滅びる」
「だって君は、天才と名高い軍師――“諸葛孔明”なんだから」
「……“馬謖”……っ!」
「ごめんね、君に背負わせてしまって。……我愛称(愛してる)」
いつかまた、輪廻転生の末に逢いましょう。その頃にはこの大陸も、平和であることを祈って――
その時まで、再来(さようなら)。
end
(※元ネタ→『泣いて馬謖を斬る』の諺)
335.31 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】