日程
月…題目候補をあげてもらう
火…題目投票と題目決定
水、木(20時まで)…参加募集、参加発表
金、土(20時まで)…レス投下
土、日…投票
ルール(暫定)
月…題目候補の日
火…題目決定投票(20時締切1人1票です)
水、木…木曜の20時までに参加表明を、時間過ぎたら参加不可。参加表明は匿名でも作者名でも作品名でも可
木の20時過ぎに参加者発表します
金、土…出来た人から順次レス投下。名前のとこに参加レス番号が有ると嬉しい。土曜の20時までに投下する。過ぎたら失格。
土、日…投票はレス番のみ、それ以外は無効票になります。
月曜日に結果発表。
>>2に続きます
626: スランプて、やーよ:2015/8/8(土) 19:45:34 ID:4tYWTegXYw
ちょうど木陰にあたるベンチに座り、缶コーヒーを飲んでいる。そんな午後のこと。ヒロシとアヤメは高校最後の夏休みを謳歌していた。
「いやぁ、もう夏とサヨナラの時期だねぇ」
ヒロシが呟いた言葉に、アヤメは怪訝そうな顔になっている。
「ちょ……無いわ。蝉の声とか聞こえないワケ?バカなのぉ?第一、まだ8月上旬なんだけど」
アヤメは小馬鹿にしたような、そんな声でしゃべった。
「いやいやいや、いやいやいや、旧暦で今日が立秋。つまり暦の上では秋なんだよ?」
少しムッとした顔でヒロシは言葉を吐き、続ける。
「んで、なんでそんなにイライラしてるんだい?」
その発言から2人の間に沈黙が訪れる。ミーンミーンと鳴き声だけが辺りに広がっていて、ゆっくりとだが夕暮れが周りを包み始めていた。
沈黙を破ったのは、ヒロシだった。
「……わかってるよ。俺が地元を離れるのが、嫌なんだろ?居るよ、アヤメのそばに」
アヤメの顔が見る見るうちに、泣き顔に変わる。
「な、なんで、わかるの……?てか、ばかでしょ、そんな簡単に……進学を諦めるとか……ばかでしょ」
ヒロシは、軽く微笑みながら答えた。
「最初は、わからなかったよ?でも、夏とサヨナラってのが嫌で怒ってるんじゃなさそうだったから……」
「いつもは鈍いくせにこんな時にばっかり……ヒロシのばかぁ」
またヒロシは、少しムッとした顔をしながら
「責任はとってもらうからな」
と、言った。
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