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魔王「何で女の子が一人もいないんだよ!」
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1:🎏 :2011/9/14(水) 23:03:02 ID:8OHTIHnybw
初めてSSを書かせていただきます。
ギャグ物にしようと思ってまして、そのせいで世界観を無視した発言や行動が多くなると思います。
あと、最終的にはスレタイ詐欺のような展開になるかもしれません。今のところ、そのように予定しています。
以上のような感じで書き進めていこうと思ってます。
問題ないという方は、よければ最後までお付き合いください。
よろしくおねがいします。

※長いため、携帯から読むと途中から読めなくなる可能性があります。読めなくなった場合、こちらから読んでみてください→>>887-891


31:🎏 :2011/9/15(木) 23:32:14 ID:8OHTIHnybw
王「な、なんと!力を封じられた!?」

勇者「魔王との死闘の末、奴の特殊な魔法にかかってしまい……」

戦士「命からがら退却したのでございます」

僧侶「魔王討伐の任務を果たせもせず、おめおめと戻ってしまい、申し訳ございません」

魔法使い「いかなる刑罰も受ける所存でございます」

王「いや、いいのじゃ。よくぞ生きて帰ってくれた」

勇者「ありがとうございます」

王「しかし、その魔法はどうにかならんのか?このままでは勇者達はもちろん、人間界の危機じゃ……」
32:🎏 :2011/9/15(木) 23:40:40 ID:8OHTIHnybw
勇者「様々な方法を試みましたが、結果はどれも芳しくないものでした」

王「そうか……それはまずいのう」

大臣「王様、今魔物に攻め込まれれば敗北は免れません。ここは早急に新たな勇者を募るべきかと」

王「そうじゃな。至急、勇者の素質がある者を探すのじゃ!」

部下「はは!」

王「……すまんのう、勇者。使い捨てるような真似をしてしまって」

勇者「いえ、王様の判断は正しいです。任務より命をとった我々をお許しくださり感謝したいくらいです」

王「今まで御苦労であった。魔法がいつ解けるかはわからぬが……それまではゆっくり休んでくれ」
33:🎏 :2011/9/15(木) 23:45:53 ID:8OHTIHnybw
僧侶「……これでよかったんだよな?」

勇者「ああ。これで魔王との約束は果たした」

戦士「俺達にできることはもうなくなった。後は新しい勇者に託そうぜ」

勇者「……」

魔法使い「勇者?」

勇者「……ああ、悪い悪い。俺達は少しの間だけでも一般人に戻るとしよう」

戦士「そうだな」

勇者(あの魔王から邪悪な気配は感じられなかった……あの魔王を倒すことは本当に正しいんだろうか?)
34:🎏 名無しさん@読者の声:2011/9/15(木) 23:49:59 ID:/dnrTm0hRM
C
先が気になる
35:🎏 :2011/9/15(木) 23:56:17 ID:8OHTIHnybw
魔王「うふふ〜wwうふふふ〜www」ニヤニヤ

側近「何をニヤニヤしてるんですか。気持ち悪いですよ」

魔王「気持ち悪いとか言うなよ!さわやかスマイルだろ!」

側近「で、何で不快な笑みを浮かべてるんですか?」

魔王「毒舌だなあ……次に来るのが女勇者ちゃんになって嬉しいんだよ!」

側近「ああ、勇者に託した魔王様のへぼ作戦ですか」

魔王「へぼ作戦ってなんだよ!なんでそんなに俺を貶めるの!?」

側近「いやあ、俺の地位もそんなに高くないですから。見下せる相手はとことん見下しておこうと思いまして」

魔王「いや、上だから!俺、お前より地位上だから!」
36:🎏 :2011/9/16(金) 00:01:20 ID:8OHTIHnybw
側近「とりあえず次に来るのが女性の勇者とは限りませんよ」

魔王「え?いや、あそこまで言ったんだから女の子用意してくれるでしょ?」

側近「勇者となる人間は意図的に決めるのではないと聞いたことありますけど」

魔王「え?」

側近「とある検査法があるそうで、それで素質ありと認定された者が勇者になれるそうですよ」

魔王「そうなの!?……え?じゃあ次来る勇者が女の子じゃない可能性もあるの?」

側近「あるでしょうね、普通に」

魔王「はあ!?聞いてねえし、そんなの!」

側近「そりゃ誰も言ってませんからね」
37:🎏 :2011/9/16(金) 00:09:27 ID:8OHTIHnybw
魔王「くっそー!俺様の完璧な作戦にそんな落とし穴があったなんてー!」

側近「へぼ作戦(笑)」

魔王「黙らっしゃい!(笑)をつけるんじゃねーよ!」

側近「で、魔王様はどうするんですか?」

魔王「祈る!神様に、女勇者ちゃんが来るようにお願いする!」

側近「神に祈る魔王って……」

魔王「神様、一生のお願いです!どうか次の勇者を可愛い女の子にしてください!」

側近「魔王様の一生のお願いって、先月だけでも十回くらい聞いた気がするんですけど」

魔王「神様は優しいから何回でも聞いてくれるもん!」

側近「もんって……」
38:🎏 :2011/9/16(金) 00:14:33 ID:8OHTIHnybw
魔王「お願い完了!これで次の勇者は超絶美少女だ!やったね!」

側近「そんなことで本当に願いが叶うんですか?」

魔王「あ、お前、神様ディスってんだろ?あ〜あ、知らねえよ、天罰下っても?」

側近「はいはい、勝手にどうぞ」

魔王「俺が先に死んだら言ってやるからな。地獄に落としてもらうからな!」

側近「あなたに仕える今がもう地獄みたいなもんですからね。今更な話ですよ」

魔王「マジっすか!?え〜、ショック〜……」
39:🎏 :2011/9/16(金) 00:22:34 ID:8OHTIHnybw
魔王「……まあいいや。これで後は女勇者ちゃんの到着を待つだけだ!」

側近「男だったらどうするんですか?」

魔王「神様に祈ったから大丈夫だしwww」

側近「……」

魔王「何だよ、その軽蔑しきった顔はよー?」

側近「いえ、なんでもありません」

魔王「あ、そう。じゃあ女勇者ちゃんが来るまで遊んでようぜ。側近、Wiiマリオやろうぜ!」

側近「はいはい……」

側近(スレタイ的に次も男だろうけど……まあ最後まで付き合ってやるか)
40:🎏 :2011/9/16(金) 00:29:00 ID:8OHTIHnybw
今日はここまでにします。

>>25>>27>>34
支援ありがとうございます!
昨日もそうだったんですけど、支援してもらえると嬉しくて、体のどこかがなんか変になります。
今はちょっとお腹痛いですね。でもこんなに嬉しい腹痛は今まで経験したことないです。
今後は体長管理に気をつけつつ、頑張りたいです!

>>27
もう書いちゃいましたけど、ドラクエでいうところのルーラ的な呪文で事なきを得ました。
でもこの魔王のことだから、仮にルーラ的魔法を覚えてなくても、部下に「襲うなよ!絶対襲うなよ!」
って感じで命令するんじゃないかと思います。
部下に上島竜平ファンでもいない限り、勇者達の安全な帰宅は約束されたものだったと思います。
41:🎏 名無しさん@読者の声:2011/9/16(金) 01:08:32 ID:MeGnG3ZwHU
けっこうおもしろいw
42:🎏 名無しさん@読者の声:2011/9/16(金) 04:15:47 ID:rMHO5Kl4qg
アッー展開期待しててすんませんでした
しえーん
43:🎏 :2011/9/16(金) 22:03:22 ID:8OHTIHnybw
>>41
面白いって言ってくれてありがとうございます。
実は今日見た夢の中ではこのSSのレスが批判と中傷しかなかったんですけど、現実ではそんなことなくて安心しました。

>>42
支援ありがとうございます。
俺も魔王も女性大好きなので、アッー展開は今後もないと思います。

スレタイに関係する本編だけ書いていこうと思ってたんですが、
無性に書きたくなっちゃったので、次の勇者が来るまで魔王と側近の日常編みたいなのを書こうと思います。
あまりに不評だったら黒歴史にしてさっさと本編に戻ろうと思いますが、少しの間だけ泳がせていただけると助かります。
44:🎏 :2011/9/16(金) 22:09:12 ID:8OHTIHnybw
魔王「側近、お腹すいたー」

側近「食事の時間までまだ少しありますよ」

魔王「えー、お腹すいたってー」

側近「じゃあコンビニで何か買ってきてください」

魔王「そうだね、行ってくるわ」

側近「ついでに俺の分も何か買ってきてください」

魔王「わかったー」



魔王「ただいまー。側近、ポテチ買っといたよー」

側近「ありがとうございます」

魔王「……」

側近「どうしました?」

魔王「こういうのってお前がやることじゃね?」

側近「いえ、魔王様の仕事ですよ」

魔王「そうかー?」

側近「そうですよ」
45:🎏 :2011/9/16(金) 22:16:02 ID:8OHTIHnybw
魔王「さかなさかなさかなー♪」

側近「……」

魔王「さかなーをー食べーるとー♪」

側近「……」

魔王「あたまあたまあたまー♪」

側近「……」シュッ!

魔王「あたまーがよグゥッ!?げほっげほっ!……なんで喉突くんだよ!?」

側近「いや、食事中に鬱陶しかったので」

魔王「言葉で伝えようよ!喉とか突かれた日にはビックリしちゃうよ!」

側近「そのままショック死したら面白かったんですけどね」

魔王「俺からすればただただ遺憾だよ!」

側近「うるさいですねえ……もう一回喉突きますか?」

魔王「……もう黙ります」
46:🎏 :2011/9/16(金) 22:25:03 ID:8OHTIHnybw
魔王「側近、見て見てー!」

側近「カブトムシでも捕まえたんですか?」

魔王「違うよ!……俺の左手の親指を右手で掴みます」

側近「はい」

魔王「すると……はい!なんと親指がとれてしまいましたー!」ドヤァ

側近「……魔王様」

魔王「ん?何?」

側近「今からトランプを口から出してみせます」

魔王「いやいやwwそんなことできるわけ……ひぃー!めっちゃ出たー!?」

側近「ドヤ顔するならせめてこれぐらいのことはしてください」

魔王「うわー……ほんまもんの魔術やでー……」

側近(魔法使える奴が何言ってんだよ……)
47:🎏 :2011/9/16(金) 22:33:17 ID:8OHTIHnybw
魔王「側近ー、肩揉んでー」

側近「はい」ギュッ

魔王「……っ!……っ!ぷはぁ!な、なんで首絞めるんだよ!?」

側近「いやあ、魔王様の惨めな人生なんてさっさと終わらせてあげた方がいいかなって」

魔王「惨めじゃないよ!俺の人生、アオカナブンぐらいの輝きは放ってるよ!」

側近「だいたい魔王様はそんな肩こるほど仕事してるんですか?」

魔王「してるよ!」

側近「たとえば?」

魔王「え?えっと……その、ゲームとか?」

側近「……」

魔王「ご、ごめんって。そんな睨まんといてよ」
48:🎏 :2011/9/16(金) 22:39:28 ID:8OHTIHnybw
魔王「ヨガっぽいことに挑戦してみようと思ってさー」

側近「はい」

魔王「いろんなポーズを試してみたんだよ」

側近「はい」

魔王「その流れで両足を後頭部にひっかけたらさー」

側近「はい」

魔王「戻んなくなっちゃったんだよーwww」

側近「はい」

魔王「……側近、助けてくれない?」

側近「仕事があるので俺は行きますね」

魔王「待ってよー!股関節が限界なんだよ、側近ー!!」
49:🎏 :2011/9/16(金) 22:51:21 ID:8OHTIHnybw
魔王「キーファ!キーファあああぁぁ!!」

側近「何を叫んでるんですか?」

魔王「ああ、側近。今ドラクエ7やっててね」

側近「ゲームですか」

魔王「側近はゲームしないんだよね?ドラクエっていう有名なRPGでね」

側近「ドラクエくらいは知ってますよ」

魔王「そっかー」

側近「……魔王様」

魔王「んあ?」

側近「魔王様は、勇者のくせになまいきだをやるべきなのではないですか?」

魔王「……これ書いてる人がやったことないんだ」

側近「そうなんですか」

魔王「ていうかお前ゲームしないくせに何でそんなの知ってんだよ?」

側近「細かいことは気にしないでください」
50:🎏 :2011/9/16(金) 22:58:00 ID:8OHTIHnybw
魔王「側近!俺のプリン食っただろー!」

側近「俺じゃないですよ(実は俺だけど)」

魔王「もー、これだけを希望に今日まで生きてきたのにー!」

側近「安い人生ですね。他人に食べられるのが嫌なら容器に名前書いたらどうですか?」

魔王「おお!それナイスアイディアだな。ちょっと明日の分に名前書いてくる!」

側近「行ってらっしゃいませ」



魔王「もー!名前書いたやつも食べられてんだけどー!」

側近「酷い奴もいたもんですね(食ったの俺だけど)」
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