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男「て、テケテケ……!?」
[8] -25 -50 

1:🎏 郵便屋:2011/10/29(土) 01:31:32 ID:wnLpg.lGXw
季節は春――

出会いと別れの季節

今年、高校2年生になった男にも、出会いがあった。

後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」

男「だが断る。この男のもっとも――」

後輩「それじゃあ話しますね」

男「あれぇ!?」


※このSSはフィクションです
登場する人物、団体、地名、一部の都市伝説などの名称はたぶんすべて架空のものです
また、物語の進行上、現実に存在する都市伝説の設定を一部変えているので、そこら辺ご了承くださいまし。
あと、文章や内容変でも大目に見てやってください(切実)。


829:🎏 名無しさん@読者の声:2012/6/27(水) 11:17:43 ID:JzL8s9OgYs
続き……無し…?
830:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/6/27(水) 23:28:16 ID:3s8vzwTius
>>827-829
続きはありますが、今ちょいとポケモn…ゴホン、諸々の事情により更新が遅くなりそうです
すいません
831:🎏 名無しさん@読者の声:2012/6/29(金) 18:26:25 ID:Cz/MVr90n6
>>830
気長に待ってるよ (´・◇・`)
832:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:50:11 ID:7MLvlpybbo
>>831待っててくれてありがとー!

今日やっと第一希望の就職先の面接終わったー!

実はポケモンするために更新しなかったのではなく面接練習のためにここを離れてました

まあ、ポケモンもしてたんですが

そのおかげで今日の面接は次の就職先を探した方がいいくらいの出来でした!

男「ダメだったんじゃねぇか」

面接は遠くまで行ってきたのでついでにポケモンのすれ違い通信もしてきました
っと、これ以上この話はスレ違いですね

では早速、エピローグを始めていきたいと思います
833:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:51:38 ID:tKfwJo/2bU
季節は巡り、再び春――

出会いと別れの季節

長かったこのSSとも、ついに別れる時がやってきた


epilogue START
834:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:52:35 ID:tKfwJo/2bU
後輩「ねぇ、男先輩、僕の話を聞いてくれません?」

男「だが断る。この男のもっとも――」

後輩「それじゃあ話しますね」

男「あれぇ!?何かデジャヴを感じる!」
835:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:53:30 ID:7MLvlpybbo
後輩「改めて、去年の都市伝説解放の件はありがとうございます」

男「…もういいよ。何回その件でお礼言ってんだ」

後輩「でも、男先輩のおかげで、僕達は間違いなく幸せになれました」

男「そりゃあ分かったけどよ。そう何回も言うなよ。俺だって、お前の恩恵で幸せになれたんだ。お互い様だよ」

後輩「……ありがとうございます」

男「だから、礼はもういいって」
836:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:54:50 ID:tKfwJo/2bU
あの時にて

男「"全ての都市伝説は、恩恵も障害もない、ただの人間にしてくれ!"
都市伝説の中には反感する奴もいるかもしれねぇ。けど、これが俺の願いだ!」

その時、金色に輝く光が男にまとわりついた
その光は男から離れると、やがて天高く舞い上がり、都市伝説達の元へと飛び散っていった
837:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:55:59 ID:7MLvlpybbo
アマン「これはぁ!私の左腕がピッタリくっついちゃってまぁぁすねぇ」

大家「…口裂さん」

口裂「分かってるわよ…」

口裂け女は恐る恐るマスクを外し、自分の口元を指でなぞる

口裂けてない女「治っ、てる。やった…私の口が治ってる!」
838:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:57:22 ID:tKfwJo/2bU
スター「ま、私達はそんなに変わらないわね。大きく変わったのは」

肉のあるガイコツ「おお!付いてる!肉が付いてる!筋肉も!」

人面犬の人の方「人の肌だ!すべすべな女の子の肌だ!って裸じゃん!花子ちゃん、着るもの着るもの!」

人面犬の犬の方「わんわんお。わんわんお」

花子「ふぇぇ、そう言われましても、赤フンぐらいしか……」

人面犬の人の方「むしろ何でそれがあるの!?」
839:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:58:21 ID:7MLvlpybbo
スター「あの二人ぐらいね」

桜「そうでもないさ。君は棒読みじゃなくなった」

スター「……それもそうね」

影「で、これからどうします?」

桜「ま、各々好きに生きればいいと思うけど、どうせ皆行く宛てなんてないんだろう?」

七「……」コクン

桜「だったら皆で暮らそうか。ま、二回目の人生だ。面白おかしく生きていこうぜ」
840:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/10(火) 23:59:21 ID:7MLvlpybbo
アンサー「我輩は分かっていたよ。この結末は」

アンサー「しかし、我輩に付いていた余分なパーツはどこに行ったのかは分からない」

アンサー「分からない、分からないか、クフフ!分からない、分からないぞ!」

アンサー「長らく忘れていたこの感覚!分からない、知らないというこの感覚!いい、いいぞ!すごく知的好奇心をくすぐられる!」

アンサー「……だが、我輩は行かねばならんな。怪人アンサーの間に見ておいた未来。"二年後のあの惨劇"を起こさないように、未来を救わねばならん!」
841:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:00:24 ID:7MLvlpybbo
鏡「あんまり、あたいは変化がないね」

友「だけどよ、これでやっと一緒になれた。これでやっと、俺とお前は同じ時間が過ごせるようになったんだ。これは、大きな変化だと思うぜ」

鏡「……そうだね」

女「私の中から、あの人が消えた。やったよトリック!私はあの人から解放されたよ!」

トリック「…………」

女「トリック……?」

気付いたらもう、トリックはそこにはいなかった

源十郎「就活でもすっかな」
842:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:01:20 ID:tKfwJo/2bU
首ありライダー「フッ、やってくれるじゃねぇか、小僧。ハハハ!ハーハッハッハ!」

警官達「ひぃっ!首が生えた!?」

美絵「やっと、やっとウチは人に見てもらえるようになったんやな!ヨッシャー!」

警官達「ひぃっ!突然現れた!?」

警察「さて、もうそろそろ戻りましょうか」

女父「ん、そうだな。おいお前ら!今回の件はうまいことボカして報告書に書けよ!」
843:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:02:33 ID:tKfwJo/2bU
メリー「これから普通の暮らしができるよ!やったねあたし!」

男「おいやめろ」

クラブ「あぁ、失敗したか。これでもエリートだったんだがな……人間になったのだったらもう殺す意味がない。そして、人間になったのだったら謝らねばならないな。今まで本当にすまなかった、カタリヤ!」

男「あのなぁ、死神。そいつはもうカタリヤじゃなくて俺の後輩だ」

後輩「そして謝ってる暇があるんでしたら」

男「さっさと俺の妹を返しにこい!」
後輩「さっさと僕の親友を返しにきてください!」

クラブ「……!あぁ、承知した!」
844:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:03:28 ID:7MLvlpybbo
メリー「いやー、ハッピーエンドって感じだね!テケテ……!?テケテケ!足が生えてる!」

テケテケ「そりゃ私だって元通りになるよ」

男「テケテケ」

テケテケ「男……一つ、聞きたいことがあるの」

男「何だ?」

テケテケ「男のさっきの言葉が本当だとして、私をずっと好きでいてくれますか?」
845:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:04:06 ID:tKfwJo/2bU
男「はぁ?真面目な顔で何を聞いてくるかと思いきや、そんなことかよ」

テケテケ「そ、そんなことって、私は」

男「ずっと好きに決まってんだろ?ったく、言わせんなよ、恥ずかしい」

テケテケ「お、男ー!」ギュー

男「わっ!急に抱きつくなよ!」

メリー「いやー本当、ハッピーエンドだね!」ニヤニヤ

後輩「ですね」
846:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:05:58 ID:a/rvYKhhdg
そして現在にて

男「懐かしいな。あれからもう約四ヶ月か」

後輩「そうですね。本当にあの時は」

男「待った!言うなよ、そっから先は!」

後輩「分かってますよ」

男「本当かよ」
847:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:06:49 ID:IYRKJm8/f6
後輩「今回はお礼をしにきたのではなく、ある情報を伝えにきました」

男「情報?」

後輩「はい。元首なしライダー、"竜崎悠哉"から聞いた死神ダイヤのことを死神クラブに話したところ、"弟はそんな性格にはならない。そもそも、我々死神が魂の記憶をなくすことなんて不可能だ"、という返答がきました」

男「その死神ダイヤって奴は、操られてたってことか?」

後輩「もしかしたら、死神達は何者かの掌の上で踊らされていただけなのかもしれませんね」

男「黒幕は他にいる可能性がある、ってわけか」
848:🎏 郵便屋 ◆Fy.KM4JC5U:2012/7/11(水) 00:07:33 ID:IYRKJm8/f6
後輩「はい。もしかしたらまた、事件に巻き込まれる可能性があるかもしれません」

男「……まあでも、大丈夫だろ。これから先、どんな事件が起きようと、あいつと一緒なら乗り越えられる」

後輩「そうですか。それを聞いて、少し安心しましたよ」

後輩(そして、そんなにも想われているあの人に少し嫉妬します)
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