勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」
ズルッ
ドテッ
勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」
289: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/26(木) 02:07:01 ID:GoOVcwF126
勇者(やめてよ。見ないでよ。私にどうしろって言うのよ…)
勇者(じゃあ貴方達が私の代わりに魔王を倒してよ…)
勇者(私なんかより、ずっと、ずっとずっと強いんでしょう?)
勇者(側近さん、魔王さん…)
勇者(スライムさん達…ごめんなさい…さよなら、言えてない…)
勇者「うっ…ぐすっ…」
290: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/26(木) 02:13:11 ID:GoOVcwF126
−−−
魔法使い「ほら、シャンと歩きなさいよ。何よそのだらしない顔。見ていてとても不愉快」
戦士「朝っぱらからガンガン怒らないでくれよ…オレは眠いんだよ…」
魔法使い「ふん、間接的にでも勇者にフラれたことがあまりにもショックで夜も眠れなかったのかしら。どこの子供よ」
戦士「フラれてねーよ!!一緒に旅をするのを断られただけだ!!捏造すんな!」
魔法使い「喧しいわね。そんなんだからアンタ、モテナイのよ。おつむも弱いし」
戦士「うるっせえな!!ってか何でそんな機嫌悪いんだよ!」
魔法使い「あたし、朝弱いのよね」
戦士「だからって当たるこたあ無いだろうよ!」
291: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/26(木) 21:56:38 ID:GoOVcwF126
魔法使い「あー、喧しい喧しい。ったく、低血圧のあたしがこうしてアンタを起こしに来てあげただけでも数奇な事なのよ?感謝しなさいよ」
戦士(自分で言うのかよ…)
戦士「あーあー、そうかいそうかい。そりゃあ、ありがとうございましたー」
魔法使い「心がこもってないわねえ」
戦士「こもってたまるかっ…」
戦士「…ん?」
292: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/26(木) 21:56:56 ID:GoOVcwF126
勇者「…ぐすっ…」タッタッタ…
魔法使い「あら?…勇者じゃないの」
戦士「お、おいっ、どうしたんだよ。そんな急いで」パシッ
勇者「!?」
戦士「な、何だよ。…そんなに驚くことないだろ」
魔法使い「どうしたの、勇者?」
戦士「泣いてるじゃねーか。ホント、どうしたんだよ…」
勇者「い、嫌っ、離して!!」パシンッ
戦士「え」
魔法使い「えっ…?」
293: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/26(木) 21:57:44 ID:GoOVcwF126
戦士「勇者…?」
勇者「あっ…ちが…」
勇者「…っ」ダッ
戦士「勇者!!」
勇者「ついてこないで!!!」
戦士「!」
294: 名無しさん@読者の声:2012/1/27(金) 03:57:44 ID:uQPO4zle2c
初カキコ初支援
295: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/27(金) 17:53:46 ID:GoOVcwF126
戦士「え…」
魔法使い「…どうしたのかしら、勇者…」
戦士「えぇ…」
魔法使い(うわ…すっごいショック受けてる…)
魔法使い「…戦士」
戦士「…はい」
魔法使い「何をしたかは後で尋問するとして、これで完璧にフラれた…いや、寧ろ嫌われたわね」
戦士「うるせえええ!!何もしてないし!フラれてない!た、多分!!…おい、勇者待て!!!」ダッ
296: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 00:08:32 ID:Ma2nBUKySI
追いついた
この先wktk
つCCCC
297: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 00:24:30 ID:whq.aZ6wWc
勇者ちゃん、心境複雑だろうなぁ……。
そして、戦士は申し訳ないが、超ざまぁwwwwwww
もう続きが気になって仕方ないです♪♪♪
つCCCCCC
298: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 15:18:40 ID:huAFCDdjR.
あえて言おう
戦士ざまぁwwwwwwwww
っC
299: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 15:50:46 ID:w1YC/L5Ruc
言わせてもらおう
戦士pgrwwwww
勇者、がんばれ
CCC
300: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 17:37:39 ID:xVwP2DCTi.
戦士応援してるぞwC
301: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 19:47:09 ID:5RBL5NS2bY
戦士叩きワロタwwwwww
支援
302: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 20:18:04 ID:7Z2YiUeokA
戦士は前に出て魔法使いや僧侶を庇うために叩かれるのが仕事だぜ
っC
303: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:16:45 ID:GoOVcwF126
−−−
側近「魔王様が破門したんだから、今の貴女は敵ですよ。勇者さん」キリッ
側近「…なんて、言った手前会いに行くのはちょっと恥ずかしいかな。気が引けると言うか」
側近「うーん…でも、此処で逡巡していても仕方のない事だし」
側近「…魔王様を倒さなくてもいい方法が見つかったんだ。急がなくてはならないな」
側近「でもなぁ。…あぁそうだ。人間に扮して接触すればいいんだ」
側近「そうだ。そうしよう。あの人アホだから疑わないだろ」
304: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:17:05 ID:GoOVcwF126
側近「そうと決まれば…」
魔王「は?」
側近「ですから、今から出掛けるので転送オナシャス」
魔王「いやいや、急すぎるわ。何?何か買いに行くの?ってかお前自分で転移魔法使えよ。使えるんだろうが」
側近「えぇ、ちょっと買い物に。後、僕魔力少ないんでなるべく使いたくないんですよねー」
魔王「ケチか」
側近「ちょっと違う気がします」
305: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:17:25 ID:GoOVcwF126
魔王「で?どこらあたりに転送して欲しいんだ?」
側近「そうですねー…」
側近(確か村の近くに街があった筈…)
側近「ココら辺で構いませんよ」
魔王「分かった。なるだけ早く帰ってこいよ」
側近「僕が居なくて寂しいんですか?」
魔王「違ぇよ。気持ち悪い勘違いをするんじゃない」
306: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:17:46 ID:GoOVcwF126
魔王「何を買いに行くんだ?」
側近「え?」
魔王「えって、え?」
側近「…あぁーあー、えっと、篆刻です」
魔王「えぇー何でまたそんな物…」
側近「多分」
魔王「多分って何だよハッキリしろよ…」
307: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/28(土) 21:18:02 ID:GoOVcwF126
側近「まぁ、魔王様の好きで好きでたまらないたけのこの里でも買ってきてあげますよ」
魔王「だからお前そのネタ何時まで引っ張る気なんだよ。あと別に好きでたまらないって程じゃないからな」
魔王「ところでお前、どうやって帰るつもりなんだ?」
側近「え?自分で転移しますけど」
魔王「やっぱお前ケチだな…」
側近「ケチじゃないですー」
308: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 22:04:05 ID:sZ59C4fO/s
たけのこwww
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