2chまとめサイトモバイル

2chまとめサイトモバイル 掲示板
魔王「何この子超弱い!」
[8] -25 -50 

1: ◆Gw31v9ceXw:2012/1/3(火) 00:25:15 ID:GoOVcwF126
勇者「あ、あああああなたが魔王ね!!」
魔王「・・・1人でのこのこと殺されに来るとは殊勝な事だ。
ふむ、まさか勇者がこんな歳若い娘とはな・・・ククク」
勇者「う、うるさい!ここで会ったが百年目!世界に平和を取り戻すために
あなたを倒してみせる!」
魔王「いいだろう。倒せるものならしてみるがいい。・・・さぁかかってくるがよい!」
勇者「言われなくとも!てやー!!!」

ズルッ
ドテッ

勇者「ふぎゃっ」
魔王「えっ」



446: 名無しさん@読者の声:2012/2/15(水) 12:43:40 ID:sGsKplNHPk
魔王は俺の嫁w
447: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:24:17 ID:g.AV2R2.bU

魔王「それに、必ずしもあいつに会うとは限らないしな」

魔王「側近だって、何考えているかさっぱり分からないけれど、あいつと会う約束してるとは思えないし」

魔王「そうだ、そうなんだよ。何も心配することなんて無いじゃないかよ」

魔王「今は簡易とは言え変装もしている。そう簡単に俺が魔王とは気付かまい」


448: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:24:38 ID:g.AV2R2.bU

魔王「そうとなれば、ガンガンこの森を進むだけだ」

魔王「何も恐れることは無い」

魔王「ガンガン行こうぜ!!」

魔王「…」

魔王「テンションがおかしい」


449: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:24:53 ID:g.AV2R2.bU

−−−

私達が村に着いたのと同時、いや少しくらい後に、先程旅人さんと対峙した魔物によく似た2体のそれが、森の方から飛び出してきた。
村に向かって一直線に。疾く。切り裂くように飛び出してきたのだ。
幾つ物の疑問が脳裏を駆け巡る。
旅人さんは魔物に殺られてしまったのか。
どうして1体じゃなくて2体なのか。
何故気が付かなかったんだろうとか。
どうして、何故、何でと答えの分からない疑問が浮かび上がり消え、また浮かび上がる。
分かることはただ一つ、この後村がどうなるかだけ。



450: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/16(木) 23:25:27 ID:g.AV2R2.bU
少なくてすみません。
土日だとまだ多く更新出来そうです。

451: スーパーキラーマシン:2012/2/17(金) 00:57:04 ID:S72h6PC/2Y
4円4円4円

452: 名無しさん@読者の声:2012/2/18(土) 00:15:57 ID:n.c7U/3INQ
CCC
453: 名無しさん@読者の声:2012/2/18(土) 11:49:22 ID:Iq/FZsJprc
超絶に面白い・・・だとっ!?

4円
454: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:15:20 ID:g.AV2R2.bU

村人「きゃあああああ!」

村人「ま、魔物だ!」

村人「女、子どもは避難させろ!戦闘力のある者は馳せ参じろ!」


勇者「…え」

勇者「さ、さっきの、魔物が…どうして、村に…?」


455: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:15:38 ID:g.AV2R2.bU

賢者「勇者、お前は家で避難しろ。此処は俺達で何とかするから」

勇者「えっ?そ、そんな、駄目だよ…っ!」

魔法使い「貴女が心配する事なんて何も無いわ。貴女が居ない間も今までこうして村に来る魔物を倒して来たもの」

勇者「い、今まで…」

戦士「村の連中は未だにこの状況に慣れていないみたいだけどな。まぁ任せろよ」

勇者「戦士くんは…怪我、してるじゃないっ…」


456: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:15:52 ID:g.AV2R2.bU

戦士「腕は大丈夫だ。さっき賢者に回復して貰ったばっかりじゃないか。なんだ、見ていなかったのか?」

勇者「見てた、けど…でも」

戦士「そりゃ、確かに感覚は鈍ってるけど、大丈夫だ。動かせない事はない」

賢者「まだ勇者は弱いんだ。勇者に被害が回ったら、それこそ駄目だ」

勇者「…」

魔法使い「ほら、いいから。大人しく家で待ってて」

勇者「そんな、留守番みたいな…」


457: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:16:07 ID:g.AV2R2.bU





魔法使い「送ってきたわ」

賢者「そうか。ありがとう」

戦士「でもさ、アイツには大丈夫っつったけどさ」

魔法使い「あら、怖じ気づいたの?」

戦士「最後まで話聞けよ」


458: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:16:22 ID:g.AV2R2.bU

戦士「あの魔物、かなり強いぜ?さっきも言ったけど、オレでさえ利き腕がやられるくらいだ」

魔法使い「一筋縄ではいかない相手なのは、見たら分かるわよ」

賢者「いざとなったらお前が盾になれよ」

戦士「分かってるっつーの。戦士は戦場で死んでこそだ」

賢者「はは、笑い事じゃないな」

魔法使い「フラグなんて立てて、本当に死ぬつもり?」

戦士「まさか」


459: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:17:02 ID:g.AV2R2.bU

賢者「此処で話し込んでいても仕方が無いな」

魔法使い「えぇ。戦える者は戦場に赴いてこそ」

魔法使い「加勢しましょう」

戦士「相手の強さは並じゃない。気を引き締めて行くぞ」

賢者「リーダー面するな。発情期猿」

戦士「賢者、お前最近オレに対しての風当たりが強くないか?」



460: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:17:26 ID:g.AV2R2.bU





勇者「結局、避難って事になっちゃったけど…」

勇者「あぁ、まただ」

勇者「私、みんなに守られてばかりだ」

勇者「駄目だな…駄目だ…」

勇者「私、何もしてない…」


461: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:17:41 ID:g.AV2R2.bU

勇者「今もこうして、自分だけ安全圏で」

勇者「私だけ…傷を負っていない…」

勇者「皆に戦わせてばっかりだ…」

勇者「卑怯だよ…こんなの…」


462: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:17:58 ID:g.AV2R2.bU

勇者「何時まで経っても強くならない…」

勇者「魔王さん達には最後まで迷惑をかけて…」

勇者「魔物が可哀想だからって、ろくに戦おうともしないで…」

勇者「スライムさん達だって、そこら辺りの魔物みたいに狂暴でも獰猛でもなくて、優しいけど」

勇者「普通の人から見たらただの魔物で」

勇者「戦士くんは普通に魔物を倒しただけで」


463: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:18:13 ID:g.AV2R2.bU

勇者「倒した事実は許せないけど…、それでも戦士くんを責めるのは違う…よね」

勇者「…勿論、お兄ちゃんも、魔法使いちゃんも…」

勇者「…分からないな」

勇者「森で出会った旅人さんにも戦わせちゃて…私本当駄目だな…」

勇者「…」


464: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:18:44 ID:g.AV2R2.bU
−−−

ザザザザッ

魔王「…?」

魔王「何か今駆けて行ったような…」

魔王「まぁいいか…」

魔王「…っ!」

魔王「この魔力…」

魔王「まさか…」タッ


465: ◆Gw31v9ceXw:2012/2/18(土) 23:19:03 ID:g.AV2R2.bU





側近「ぐっ…殺されなかったのは運が良かったけど」

側近「…去り際に腹を切られるなんて」

側近「あー…あんな鋭い爪で抉られたら流石に痛い…」

側近「僕が人間だったら死んでたな…」

側近「くっそ…いてぇ…」ドクドク…


210.61 KBytes

名前:
sage:


[1] 1- [2] [3]最10

[4]最25 [5]最50 [6]最75

[*]前20 [0]戻る [#]次20

うpろだ
スレ機能】【顔文字