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魔王「何でイチャイチャちゅっちゅできないんだよ!」
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1:🎏 :2012/9/14(金) 23:05:11 ID:4.MWSg5KoU
書きたいことが出来たので、以前書いてたSSの続きを書かせていただきます。
お手数おかけして申し訳ございませんが、知らない方は前作から読んだ方がいいと思います。
一応貼っておきます。前作→http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbs/test/mread.cgi/2ch3/1316008982/1-10

基本長いので携帯だと読めなくなる可能性があります。また、支援返レスを飛ばして読みたい方もいらっしゃると思います。
それらに該当する方は、本編とわけてまとめたので、こちらから読んでみてください。→>>981-984

注意事項は以上です。何卒よろしくお願い致します。


932:🎏 :2012/11/20(火) 22:55:51 ID:7RuR6mIcnA
魔王と女勇者のデート

会長「魔王様ファンクラブで女勇者様をバックアップすると決めて久しいですが」

会長「何であれからデートも何もしてないんですか!」

女勇者「デ、デートはしてないけど、ちゃんと会ってはいるよ!ごはんもつくったりしてるよ!」

会長「ああもう、そんなんじゃ生殺しなんですよ!」

会長「あの女性大好きな魔王様が一番として選んだ女勇者様なんですよ!」

会長「そんな女勇者様と付き合うことになったのに、会うだけでそれ以外は何もできないでいるんですよ!」

会長「会うだけなら付き合う前から出来てたでしょ!」

女勇者「あ、会うだけじゃないよ!ごはんとかつくってるよ!」

会長「望んでるのはそれ以上なんですよ!デートして、寝泊まりして、チョメチョメしたいと思ってますよ、きっと!」

女勇者「チョメチョメって!///駄目だよ!健全にこのSSを進めていこうよ!///」

会長「何をいまさら言ってるんですか!読み返してみてください!すごく不健全ですよ、これ!」
933:🎏 :2012/11/20(火) 22:56:59 ID:7RuR6mIcnA
会長「まあでも女勇者様も魔王様も奥手です。それは理解してます。そういう行為をいきなり望んでもできないだろうとは思ってますよ」

会長「だからまずはデートです。デートを平気でできるようになりましょう。何も恥ずかしがることなく手を繋いで歩けるくらいになりましょう」

女勇者「手を繋いで歩くとか、ドキドキしすぎておかしくなっちゃうよ!」

会長「そこを頑張らなくちゃいけないんですよ!あなたは魔王様の彼女なんですよ!」

会長「側近様とハーピーさんは順調に交際して、結婚に辿り着いたんですよ!女勇者様だって、きちんと交際すべきです!」

女勇者「でも……恥ずかしいし……」

会長「こんな時のためにスペシャルゲストを呼んでいます」

女勇者「す、スペシャルゲスト?」

会長「闘魂注入師の女戦士さんです」

女戦士「はい、どうもどうも」

女勇者「ひぃ!?」

会長「どうですか?闘魂注入できそうですか?」

女戦士「コンディションはばっちりだね。いい音鳴らして三、四メートルは飛ばせると思うよ」ブンッブンッ

女勇者「張り手の素振りですごい音鳴ってる!?やだやだ、そんなのくらったら三日は落ち込むよ!」

女戦士「じゃあさっさとデートせえや!魔王が他の女に取られてもええんか!?」

女戦士「あの顔だぞ!あの優しさだぞ!更には世界の救世主だぞ!もう女なんか好き放題なんだよ!乗り換えられてもええんか、お前は!?」

会長「その通りです!魔王様と女勇者様のお付き合いがうまくいくよう、頑張る必要があるのです!」

女勇者「わ、わかったよ……頑張ってデートする!魔王が他の女の人と付き合うとか嫌だもん!」
934:🎏 :2012/11/20(火) 22:58:02 ID:7RuR6mIcnA
女戦士「よーし、その意気だ!闘魂注入が必要なくなって寂しいけど、まあ結果的にはこれでいいや!」

会長「そうとなれば早速連絡を……」

女勇者「いや、私王都で魔王は魔王城にいるからね。そんな簡単に連絡とれないよ」

女戦士「携帯とかないんか?」

女勇者「ないよ。中世ファンタジーのSSだからね」

女戦士「でもゲームはあるんだろ?」

女勇者「だからこの世界は基本的におかしいのよ」

会長「まあとにかく、すぐには連絡とれないってことですよね。移動魔法が使える魔王様が来てくれるのを祈りましょう」

女戦士「よくよく考えたらけっこうな遠距離恋愛だよな。移動魔法があれば問題ないけど」

女勇者「移動魔法覚えようかな……」
935:🎏 :2012/11/20(火) 22:59:09 ID:7RuR6mIcnA
その頃の魔王城。

ハーピー「魔王様、何でもっと女勇者さんと向き合ってあげないんですか!?」

魔王「いやいや!ハーピーちゃん、俺めっちゃ向き合ってるよ!」

魔王「女勇者ちゃんの家に行ってごはんつくってもらったり、一緒にゲーム買いに行ったり、ゲームやったりしてるよ!」

ハーピー「駄目ですよ、それじゃあ!女勇者さん、すごく我慢してると思いますよ!」

魔王「我慢させてるの!?マジっすか!?」

ハーピー「普通の買い物や各地の名所を楽しむというような普通のデートや、一緒の空間で寝泊まりしたいって思ってますよ、きっと」

側近「魔王様、夕暮時にちょっと行って飯食ってすぐ帰りますからね。飯をたかりに行ってるだけじゃないですか」

龍人「女勇者の買い物には付き合わず、興味のないゲームの買い物に付き合わせて、それをやらせるんだろ?最低の屑じゃねぇか」

ハーピー「女勇者さんほどの綺麗な女性なら、男性を選べる立場にあるんですよ!愛想を尽かされて振られてもいいんですか?」

魔王「ふ、振られる!?いやだよ、女勇者ちゃんとずっと仲良くしたいよ!」ポロポロ

ハーピー「なら、もっと女勇者さんも楽しめるようなデート等をしてあげてください!このままじゃかわいそうですよ!」

魔王「う、うん。わかった。女勇者ちゃんに喜んでもらえるよう頑張る!」
936:🎏 :2012/11/20(火) 23:00:05 ID:7RuR6mIcnA
龍人「そうと決まればデートだろうな。とりあえずキスくらいいっちゃえよ」

魔王「キッ!?」

側近「お前な、どんだけ魔王様を買いかぶってんだよ。無理に決まってんだろ」

龍人「そうか?何も挿入しろって言ってんじゃないんだぜ?奥手って言っても、付き合ってんだからキスくらいいけっだろ」

龍人「ていうか付き合ってんだし責任もとれるんだから挿入してもいいと思うんだけどな。魔王も勢いでいっちゃえばいいんだよ」

側近「いやあ、無理だろ。とりあえず緊張せずにデート誘えるくらいを目指すべきだろ。それで慣れたら次は自然に手を繋げるように」

魔王「キス……挿入……あ、あわわ……//////」ボンッ!

ハーピー「ちょ、ちょっと側近!龍人さん!魔王様が赤面してボンッ!ってなってます!」

側近「本当だ。面白い方だなあ」

龍人「想像してこうなるんか。これじゃあ確かにキスも無理そうだな」

ハーピー「そんな悠長に話してていいんですか!?魔王様が何か大変なことになってますけど!」
937:🎏 :2012/11/20(火) 23:01:35 ID:7RuR6mIcnA
側近「……魔王様、直りましたか?」

魔王「うん……俺の修理、ちゃんと完了したよ」

ハーピー「すごい会話ですね……」

龍人「俺も一年半前は驚愕の日々だったわ。懐かしいなぁ」

側近「話を戻しますが、とにかく魔王様は女勇者を喜ばせるデートを心掛けてください」

魔王「うん……女勇者ちゃんがわざわざ俺なんかを選んでくれたんだもん。俺でよかったって思ってもらえるように頑張る!」

龍人「じゃあさっそくデートに誘ってきたらどうだ?」

魔王「え、今から!?ちょっと緊張しちゃってるんだけど……」

龍人「そうやって先延ばしにしてたら永遠に機会はねぇよ。いいから行ってこい!」

ハーピー「頑張ってください!応援してますから!」

側近「行かなきゃロメロスペシャルに仕留めますよ」

魔王「ええ!?それは嫌だよ!わかった、心の準備がまだ済んでないけど……行ってくる!」シュンッ

龍人「行っちゃったな。……まああの二人なら俺らが口出しせんでもうまくはいくと思うがな」

ハーピー「お二人とも奥手なので、見守る立場としてやきもきしてしまいますよね」

側近「面倒臭いし、さっさと結婚すればいいのに……」

龍人「皆がお前みたいに勢いでプロポーズ出来るわけじゃねぇんだよ」

ハーピー「そうだよ、側近。結婚する前の交際期間って大事だよ」

側近「実質一年半前から付き合ってるようなもんだと思うけどなあ……」
938:🎏 :2012/11/20(火) 23:02:56 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「次に会えたらデートの約束しろ!って話になったけど」

女勇者「手を繋いで歩く……想像しただけでキュン死しちゃうよ」

女勇者「魔王とは一緒にいたいけど、デートや手を繋ぐのは難易度高いよ……心の準備が……」

魔王「女勇者ちゃーん。いないのー?」

女勇者「うわあ、魔王!?私ん家の前で何やってんの!?」

魔王「あ、女勇者ちゃん。会いに来たんだよ。出かけてたんだ?」

女勇者「うん。魔王ファンクラブの活動に行ってて」

魔王「あ、まだファンクラブに入ってくれてたんだ。ありがとう!」

女勇者「当たり前だよ。私は生涯魔王に尽くすつもりだよ!」

魔王「あ、ありがとう///」

女勇者「い、いや、別にいいよ///」

二人「「……あのっ」」

魔王「あ!いや!女勇者ちゃん、先にどうぞ!」

女勇者「い、いや!魔王からどうぞ!」

二人「「……」」

二人「「……よかったらデート……えっ!?」」

魔王「女勇者ちゃんもデート誘う感じ?」

女勇者「ま、魔王も?」
939:🎏 :2012/11/20(火) 23:03:48 ID:7RuR6mIcnA
魔王「な、何か奇遇だね!」

女勇者「そ、そうだよね!同じ時に同じことを思うなんて、気が合うよね!」

女勇者(魔王がデート誘ってきた……やっぱり今までいろいろ我慢してたのかな……)

魔王(女勇者ちゃんがデート誘ってきた……やっぱ女勇者ちゃんも普通のデートがしたかったんだ)

二人((これはもう今回のデートで喜んでもらうしかない!別れたくないもん!))

魔王「女勇者ちゃんはさ、これから時間大丈夫?」

女勇者「う、うん。大丈夫だよ。魔王は?」

魔王「お、俺も大丈夫。だったらさ……今からデート、しよっか?」

女勇者「う、うん。デート、しよう///」

魔王「わかった。デート、しようね///」
940:🎏 :2012/11/20(火) 23:05:18 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「え、えっと、じゃあ何しようか?」

魔王「えっと、えっと、買い物しようよ!」

女勇者「買い物?魔王、何か欲しいゲームあるの?」

魔王「あ、いや、そうじゃなくてね!女勇者ちゃん何か買いたいのない?」

女勇者「え、私?私はいいよ、魔王のしたい買い物を……」

魔王「んーん!今日は俺が女勇者ちゃんのしたい買い物に付きそうよ!」

魔王「女勇者ちゃんはいっつも俺の勝手に付き合ってくれるからね!今日は女勇者ちゃんが楽しめるようなデートにしよう!」

女勇者(ゲーム買ったりするだけでも魔王の笑顔が見れるからいいんだけどな)

女勇者(でも、魔王が私を気遣ってくれてる。それもすごく嬉しいなあ……)

女勇者「……わかった。それじゃあちょっと服買いたいんだけど、いい?」

魔王「うん、いいよ!」

女勇者「ありがとう!それじゃお店に行こう。王都の良い店知ってるんだ!」

魔王「王都のお店だね!それじゃあ歩いて行こう!」
941:🎏 :2012/11/20(火) 23:06:35 ID:7RuR6mIcnA
「あ、魔王様。女勇者様」「デートですか。楽しんでくださいね」「爆発してください!」

魔王「つ、付き合ってるの、皆にばれてるから、いろいろ言われちゃうね」テクテク

女勇者「ちょっと恥ずかしいよね」テクテク

女勇者(でも、堂々と魔王の彼女でいられるのはすごく嬉しいな///)テクテク

魔王「……」テクテク

女勇者「……」テクテク

二人((あれ?もしかして今、手を繋ぐチャンス?))テクテク

魔王(いや、でも、皆見てるし、ずっと手を繋ぐのはやばいって!何か今は俺手汗やばいし今はやばい今はやばい!)テクテク

女勇者(覚悟決めないともう機会ないかも!でもやっぱ人前で繋ぐのも繋ぎ続けるのもやばい!それに今は私手汗が大変なことになってるし!)テクテク

二人((どうしよう!どうすればいい!?))テクテク

魔王「……あいた!」ガンッ

女勇者「魔王、どうしたの!?」

魔王「いてて……ちょっと考え事してて、建物の壁にぶつかっちゃった」

女勇者「……あ、ここだよ。このお店だよ、来たかったの」

魔王「あ、そうなんだ。それじゃ服見てみよっか?」

女勇者「うん!」

二人((……手、繋げられなかった……))
942:🎏 1「俺はなあ、ファッションには疎い田舎者なんだよ!」:2012/11/20(火) 23:08:04 ID:7RuR6mIcnA
魔王(よくこういう話を聞く)

魔王(女性の買い物に付き合うと長すぎて男性は嫌気がさしてしまうって)

魔王(で、初めてそれが本当かどうか試せる瞬間がきたけど)

魔王(まあ確かに長いよ。長い長い。そこは認めよう)

魔王(だけど、嫌気がさすなんてことはないよ。世の男どもは一体何を見てきたのか)

女勇者「これもいいなあ。あっ!これもいい!」

魔王(嬉しそうなあの笑顔なら永遠に見てられるよ。素敵な笑顔やで)

魔王(女勇者ちゃんの笑顔は、幸運にも今までも見ることが出来たけど)

魔王(今日のこの笑顔も素敵だなあ。女勇者ちゃんは好きな服のことだと、こういう笑顔もするんだ)

魔王(本当に俺が馬鹿だった。優しくて何でも付き合ってくれる女勇者ちゃんに甘えて、やりたくもないゲームに付き合わせて)

魔王(女勇者ちゃんのこの笑顔を今まで奪ってたのは俺の我儘だよ。本当馬鹿だよ。マジ反省だなあ、これ……)

女勇者「ねえねえ、魔王はこっちとこっち、どっちが私に似合うと思う?」

魔王「女勇者ちゃんならどっちでも似合うよ!」

女勇者「もー、真面目に考えてよー」
943:🎏 1「服がどうこうなんて書けん!なので各々脳内補完よろしく」:2012/11/20(火) 23:09:41 ID:7RuR6mIcnA
魔王「真面目に考えてるよ。でも本当にどっちでも似合うと思うんだもん」

女勇者「むー……じゃあ魔王はどっちを私に着てほしい?」

魔王「え?俺の好みでいいの?」

女勇者「うん!」

魔王「えー……じゃあこっちかなあ」

女勇者「こっちだね!わかった!」

魔王(マジ可愛い。マジ笑顔最高)

女勇者「……せっかくだからさ、魔王の服も選んでみよっか」

魔王「え?俺の服?俺の服はいいよ」

女勇者「でも魔王っていっつも同じ服じゃん。軽いおでかけでも如何にも魔王な格好だしさ」

女勇者「魔王城の中だとパジャマでうろついてるしさ。パジャマはパジャマで可愛いから私はいいと思うけど、周りがどう思うかだよね」

女勇者「もうちょっと魔王もおしゃれしてみようよ!魔王だったら絶対どんな格好でもかっこいいから!」

女勇者「私が選んであげるから!ねっ!」

魔王「女勇者ちゃん……ありがとう」
944:🎏 :2012/11/20(火) 23:11:00 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「……いやあ、たくさん買っちゃったなあ」

魔王「俺の服もたくさん選んでくれてありがとう!これからはいろいろ服着てみるね!」

魔王「……本当に俺お金出さなくてよかったの?」

女勇者「いいんだよ。だって私の買い物じゃない。自分の物を買うんだから自分で払う、当たり前でしょ!」

魔王「でも俺の服もたくさんあったし……」

女勇者「それはプレゼント!私に幸せな時間をくれる魔王への感謝だと思って受け取って!」

魔王「幸せな時間をくれるのは女勇者ちゃんの方だよ!お礼はこっちこそやらないといけないのに……」

魔王「とりあえず今買ったのは全部俺が持つよ!」

女勇者「え、でもこんなにたくさんの荷物を一人で持つなんて……」

魔王「大丈夫!こういうのは男に任せてよ!」

女勇者「……ありがとう。それじゃちょっと甘えようかな」

魔王「それがいいよ!……これからどうしよっか?」

女勇者「そうだねえ……」

二人((……あれ?荷物で手がふさがるから、これもしかして手繋げなくなった?))
945:🎏 :2012/11/20(火) 23:11:53 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「と、とりあえず私ん家近いから、荷物置きに行こうよ!」

女勇者(じゃないと手繋ぐチャンスが永遠に来ないし!)

魔王「そ、そうだね!荷物多いままだと持ち運び大変だもんね!」

魔王(このままじゃ手を繋ぐことなくデート終わっちゃうし!)

女勇者「それじゃ一旦家に戻ろう!」スタスタ

魔王「う、うん!」スタスタ



魔王「女勇者ちゃん家は落ち着くなあ」

女勇者「実家は田舎だけどね。実家の方だと自然の中で遊ばないといけなくなるよ」

魔王「自然の中で遊ぶのも好きだよ!」

女勇者「魔王はインドア派じゃないの?ゲーム好きだし」

魔王「……まあ確かに家でゲームしてるのが一番だけどさ」

魔王「実家かあ。交際してる身として、女勇者ちゃんのお母さんお父さんに挨拶行った方がいいのかなあ?」

女勇者「まあ急がなくてもいいと思うけど。……私もしばらく帰ってないなあ。ねえ、今度一緒に行こう!」

魔王「何なら今からでも……」

女勇者「今はデートに集中したいの!」

魔王「そっか。わかったよ。それじゃあ次は何するか考えよう」

女勇者「うん!」
946:🎏 :2012/11/20(火) 23:13:42 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「さてと、私のやりたいことには付き合ってもらったし、今度は魔王の番だね!何する?」

魔王「俺はいいよ、今日はずっと女勇者ちゃんのやりたいことやっていこうよ」

女勇者「そうはいかないよ!私だけ楽しんだらデートの意味ないもん!」

魔王「そうは言っても、俺のやりたいことだと、ゲームになっちゃうよ?」

魔王(それじゃあ手を繋ぐ機会なさそうだし……)

女勇者「……いいよ!私だって魔王と一緒にするゲームは好きだもん!」

女勇者(手を繋ぐ機会はなくなるかもだけど、魔王にいっぱい我慢させるのはよくないしね……)

魔王「そっか、ありがとう。……はは、これじゃいつも通りだね。何か結局ゲームに付き合わせてごめん」

女勇者「いいってば」

魔王「えっと、それじゃ移動魔法で魔王城行く?夕飯までやって、それで今日は終わりにしよっか?」

女勇者「え?あ、えっと……その……」

女勇者「げ、ゲーム機をさ、うちに持ってくるのはできない?」

魔王「え?で、出来るけど、何で?」

女勇者「今日は……泊まってほしいから///今日一日ずっと一緒にいよう///」

魔王「と、泊まっていいの?」

女勇者「……やだ?」

魔王「いやなわけないよ!女勇者ちゃんがいいのなら、是非泊まらせてください!」

女勇者「そっか、よかった。それじゃ今日はゲームでいっぱい遊ぼう!」

魔王「待ってて!音速で取ってくるから!」シュンッ

魔王「……取ってきたよ!」シュンッ

女勇者「本当に早いね!?……まあいいや。いろいろ繋いで、ゲームやろう!」
947:🎏 1「何のゲームかわかります?」:2012/11/20(火) 23:14:58 ID:7RuR6mIcnA
魔王「ランス、駄目だって!行っちゃったら大変なことになるよ!」

魔王「そうだ、エモだよ!エモってランスを助けなくちゃ!」

魔王「怖気づいていいんだよ!そうだ!怖くなってもらおう!」

魔王「よかった!ランスが助かった!ランス、よかったよお!」ポロポロ

魔王「……あ、ごめん!一人で勝手に楽しんじゃって!」

女勇者「ううん、ゲームしてる魔王見てるの好きだもん。嘘じゃないよ」

女勇者(ゲームやってる時の魔王はいろんな表情をするんだよね)

女勇者(笑って、泣いて、怒って、ゲームの場面に合わせてくるくると表情を変えるの)

女勇者(そのどれもが素敵で、そんな表情をすぐそばで見守ることができる。幸せだなあ……本当に幸せ)

魔王「セーブしてっと……ごめんね、今度は二人でできるゲームやろうね」

女勇者「私がやると足引っ張っちゃうよ?それでもいい?」

魔王「いいよ!ていうか、足引っ張ることなんてないよ!」

女勇者「やっていいなら……一緒に頑張ろうかな!」

魔王「うん!一緒に頑張ろう!」
948:🎏 1「こっちのゲームも何かわかります?東方じゃないよ」:2012/11/20(火) 23:16:20 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「古いゲーム機だね」

魔王「スーファミもすっかり古いゲーム機だよね」

女勇者「巫女さんが主人公のゲームなんだ。可愛いね」

魔王「うん、巫女さんが主役のアクションシューティングだよ。可愛いけど、女勇者ちゃんには敵わないよ」

女勇者「えへへ、ありがとう」

魔王「俺が小夜ちゃん……主人公の女の子使っていい?」

女勇者「いいよ。じゃあ私はこのくのいちの女の子で」

魔王「しのぶちゃんだね。よーし、二人でクリアしようね!」

女勇者「うん!」



女勇者「難しい……目が痛いよ……」

魔王「難しいよね。ちょっと切り上げて休憩しよっか」

女勇者「うん。ご飯用意するよ。晩御飯にしよ」

魔王「じゃあパスワード覚えて……よし、休憩しよう!女勇者ちゃんのごはん、楽しみだなあ!」

女勇者「魔王は私なんかのご飯でも美味しい美味しいって言って食べてくれるから嬉しいんだよね。今日も一生懸命作るよ!」
949:🎏 :2012/11/20(火) 23:17:01 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「出来たよー」

魔王「わーい!女勇者ちゃんのごはんだー!」

女勇者「そんなに喜んでもらえると私も嬉しいよ」

魔王「カレーだー!俺カレー大好きなんだよ!いただきまーす!」

魔王「美味しい!嫌いな野菜もなくて俺すごい好きだなあ!」

女勇者(野菜はすりおろしていれてるんだよね。これなら野菜嫌いな魔王でも野菜に気付かないで食べれるしね)

魔王「ねえねえ、おかわりしていい?」

女勇者「うん!いっぱい作ったからいっぱい食べてね!」
950:🎏 :2012/11/20(火) 23:18:06 ID:7RuR6mIcnA
魔王「ごちそうさまでしたー!」

女勇者「魔王、本当にすごい食べたね……」

魔王「え、駄目だった?」

女勇者「ううん。ただの感想だよ。それどころか喜んで食べる魔王が可愛くって幸せだったよ」

魔王「俺も女勇者ちゃんの料理を食べれて幸せだったよ!」

女勇者「ありがとう。……それじゃ目も回復したし、ゲームやろっか!」

魔王「お、女勇者ちゃん、やる気だね!」

女勇者「さっきのゲーム面白くって。せっかくだしクリアしたいよね!」

魔王「じゃあパスワードを入力して、再開しよう!」

女勇者「……うわ、アイテムがなくなってるよ」

魔王「パスワードで再開するとアイテムとかは初期状態になるんだよ」

女勇者「これはちょっと……最初からやってアイテム取っといた方がいいんじゃないかな?」

魔王「じゃあ最初からしよっか」

女勇者「いい?」

魔王「いいよ!」

女勇者「ありがとう。それじゃ最初からやろう!」
951:🎏 :2012/11/20(火) 23:19:04 ID:7RuR6mIcnA
女勇者「……駄目だー!クリアできなーい!」

魔王「あははは、難しいよね」

女勇者「目が痛いよー!限界だよー!」

魔王「けっこう遅くなったし、今日はここまでにしようか」

女勇者「うん、そうだね。はー、クリアできなかったあ……ちょっとお風呂入ってくるよ」

女勇者「あ、魔王は湯船につかる?」

魔王「え?う、うん」

女勇者「そっか。じゃあお湯入れとくね」

女勇者「……い、一緒に……」

魔王「え?」

女勇者「な、何でもないです!///お風呂行ってくるから!///」タッタッタッ

魔王「あ、行っちゃった。お風呂か……」

魔王「……見たい。いや駄目だから!それ覗きだから!」

魔王「いかんいかんいかん!それは駄目だって!駄目だって!!」

魔王「……泊まるわけだけど、俺も入っていいんかな?」

魔王「女勇者ちゃん家のお風呂で?女勇者ちゃんが入った後のお風呂に?湯船に?……いかんいかんいかん!」
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