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姉「弟が変になってしまった」
[8] -25 -50 

1: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:09:28 ID:52PP2t7zb2
姉「中学時代はあんなに純真無垢だったのに…一体何故…?」

弟「姉よ、朝からブツブツ怪しいぞ」

姉「起きていたのか」

弟「当たり前だ。こうして朝の挨拶をしにきて何が悪い?」

姉「ここだけを聞けばまともなのだがな」

弟「改めておはよう。姉と姉の豊満な胸よ」

姉「いいやがったよこいつ」


2: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:13:30 ID:UEFq.FzFOc
姉「はぁ…中学時代は純真無垢だったのに…高校に入ってから胸を見ただけで発情するおっぱい星人になってしまった…」

弟「姉よ、それは違う」

弟「俺は今時の思春期の高校男子らしく、女子の胸に興味があるだけだ。決して発情したりはしていない」

姉「そういうのは私の顔を見ながら言え。胸を見ながら言われても説得力が欠片もない」

弟「そういえばもうそろそろ登校の時間なのではないか?」

姉「ぐっ!!この妙に常識的が腹立たしい!!」

3: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:18:11 ID:UEFq.FzFOc
姉友「おっはよー!!姉!!弟君!!」

姉「友か、おはよう」

弟「おはようございます。姉友さんと慎ましい姉友さんの胸よ」

姉友「あははー、相変わらずだねぇ」

姉「そこは怒る所だ」

姉友「だって事実だしね〜、姉と並んだら私小さいし」

弟「それは違うぞ。姉友さん」

弟「一見姉友さんは姉と並ぶと確かに小さく見える。しかしそれは姉の胸が大きすぎるだけで姉友さんの胸も十分大きいサイズだ。よって姉が規格外のサイズなだけで姉友さんのも十分に大きい。卑下する事はない」

姉友「あはは、ひょっとして慰められてる?」

姉「・・・はぁ」
4: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:22:42 ID:52PP2t7zb2
姉「では、私達はこれで別れるが…くれぐれも校内で恥ずかしい真似だけはするなよ?」

弟「俺がいつ恥ずかしい真似をした」

姉「いつもの行動だ!!」

弟「思春期特有の異性の体を知りたい知的好奇心を抑えろと言うのか?」

姉「っ!!お前と話してると疲れる!!いくぞ!!友!!」

姉友「じゃあねー、弟君」

弟「またお会いしましょう。姉友さんの慎ましい胸!!そして暫しの別れだ。姉の豊満な胸よ!!」

姉「恥ずかしい事を大声で言うな!!」

弟「ふむ、では俺も教室にいくとしよう」

弟「大小様々な胸が俺を待っているからな」
5: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:29:06 ID:UEFq.FzFOc
弟「おはよう!!大小様々な胸達よ!!」

「「「・・・」」」

弟「・・・む?」

友「弟よ、お前朝からそれはないな」

弟「どうした?筋肉質で見てると吐き気がしてくる友よ」

友「お前俺の説明酷くないか!?」

弟「酷くはない。それよりこの皆の反応はなんだと聞いている」

友「いやいやいや、入ってくるなりいきなり胸発言したことについてだよ!!当然の反応だろ!!」

弟「個人の趣味趣向は大衆と異なる為理解しがたいものがある。しかし、趣味趣向を抑えたまま生きろというのはある意味迫害にも等しいのではないのか?」

友「言ってる事まともだけど場所を考えろ!!」
6: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:41:19 ID:UEFq.FzFOc
男「まあまあ、落ち着けよ友。これが弟スタイルなんだからさ」

弟「うむ、俺は高校男子特有の思春期に抱きがちな異性の体についての知的好奇心をだな」

男「あーはいはい。つまりはおっぱい星人ね」

弟「だから俺はおっぱい星人ではない」

女「ちょっと、またやってんの?朝から毎回うっとおしいんだけど」

弟「・・・女、今日起きるときにうつ伏せで起きなかったか?」

女「え?そうだけど…」

弟「やはりな…胸に楕円形か渦巻き状の痣があるだろう」

女「…っ!?」
女「な、ななななんでわかったの!?見たの!?」

弟「簡単だ。胸に痣が出来、そこに刺激が与えられると痛痒くなる」

弟「つまりお前は胸に刺激を与えない為に制服を緩く着る必要がある。胸の部分の皺の垂みがいつもよりやや多い事がその証拠!!」
7: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 17:49:29 ID:UEFq.FzFOc
女「ぐっ!!その通りよ…」

男「凄いな、制服の皺からそこまで分かるのか」

友「いや、着眼点おかしいだろ」

女「女よ、もしも胸に痣を付けたくなかったら体の水気をよく取るといい」

女「え?」

弟「察するに風呂上がりでろくに体を拭きもせずベッドに飛び込み寝息をたてたのだろう。しかし、まだ温かく水気がある体は服との摩擦熱を非常に起こしやすい」

女「な、なんでそんな細かな所までわかるのよ!!」

弟「制服の皺、胸の痣を見れば大体はわかる」

男「凄いな」

友「男、頼むから帰ってきてくれ」
8: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 18:07:24 ID:52PP2t7zb2
女「わけわかんない!!変態じゃないの!?」

弟「違う!!俺は変態ではない!!」

弟「何故なら産まれてこのかた一度も女子の胸を触った事がないからだ!!」

友「いや、それなんの関係があるんだよ」

弟「おおありだ。俺は知的好奇心を満たすために胸を観察し、変態は自分の性的欲求を満たすために胸を触り、下卑た視線を送る!!」

弟「そんなのと一緒にしないでもらおう!!」

女「そこが同じだって言ってるんでしょうがー!!」

弟「ぐはっ!!」

男「綺麗なアッパーだな」

友「おーい、大丈夫か?」

弟「問題ない…寧ろ女の胸の大きさならアッパーをした際に胸の上下運動が…」

女「死ね!!」ドゴドコ

弟「ぐはっ!!ちょっ!!パンツには興味な…がはっ!!」
9: 名無しさん@読者の声:2012/12/2(日) 18:46:12 ID:lg4yga3b/M
黒歴史ケテーイ
さて同窓会が楽しみだな
10: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 19:27:15 ID:VMIwaNwk2g
弟「・・・」

友「おーい、生きてっかー?」

男「あの後いらん事いってまた踏まれたからな」

弟「ふーむ…どうも女は上向きの胸らしい」

友「なに言ってんだこいつ」

弟「踏まれてる時に下から観察したのだが、どうも胸に影があまり射さなかった。つまり、女の胸はハリのある上向きの胸ということだ」

友「どこ見てんだこいつ」

男「上向きとか関係あるのか?」

弟「ああ。通常胸というのは自重により下向きなのが多い」

弟「しかし胸に含まれる脂肪分が少ないと上向きになる胸があるのだ。まあ、上向き下向きで区別をするわけではないし、そんなに大差はなく、どちらも綺麗な胸としてみれる」

弟「一般的に垂れ胸と呼ばれる下向きの胸は胸に含まれる脂肪分が多い為だな」
11: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 19:31:58 ID:VMIwaNwk2g
男「なんか、お前の知識はタメになりそうでならないな」

友「いや、なりそうもねーよ」

友「つか、お前も男ならもっとこう…あれだ…ほら…な?」

弟「思春期特有の異性に対して性的欲求を抱くか?」

友「そう!!それ!!」

弟「なんだ。それなら俺も普段から抱いているぞ」

弟「一度でいいから上だけ脱がしてその胸を余す事なく鑑賞してみたいものだ」

友「・・・触りたいとかは?」

弟「ない」
12: 名無しさん@読者の声:2012/12/2(日) 21:05:04 ID:TEFXytsk9o
私は触りたいです!
13: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 22:15:16 ID:E7unVwV4mg
弟「ふむ、昼食の時間か…」

友「弟ー、弁当食べようぜー」

弟「構わん」

男「俺もいいかな?」

弟「構わん」

女「あたしも…いい?」

弟「構わんぞ、不可がない胸よ」

女「なんであたしだけ!?」

女友「まあまあ、女ちゃん」

友「あー、女友さんきちゃったか…」

弟「ん?残念そうだな」

友「残念っつーか…な」

弟「俺は女友は大好きだぞ。胸が」

男「やっぱり?」

女「あんたは口を開けばそれしかないんかー!!」

弟「ごふぅっ!!」
14: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 22:20:27 ID:bpxgVUgziY
友「一応、一応聞いておくぞ?具体的にどの辺り?」

弟「ふむ、やはり一番は形だな」

弟「乳首がピンと張っていて下向きでもなく上向きでもないお椀の形をした理想の形だ。それでいて決して小さすぎず大きすぎない、手にすっぽりと収まるその大きさは女子高生の平均だからな」

女「なんでそんなことわかるのよ…しかも大きさまで」

弟「日々観察を続ければ自ずとそういうのもわかるようになる」

友「っつーかさ、お前の姉さんは凄いまともなのになんでお前はそんななの?」

弟「姉はまともな大きさではないぞ?この前も一回り小さい下着を…」

姉「人の私生活を暴露するな!!」

弟「ヘブンッ!!」
15: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 22:25:53 ID:E7unVwV4mg
友「あ、姉さん!!」

姉「すまないな、昼食の邪魔をして」

弟「また会ったな。姉の豊満な胸よ」

姉「だから胸をみるな!!」

女「・・・大きい」

弟「よくぞ気づいた!!」

女「うわっ!?」

弟「姉のバストは92.24cm!!女子高生にはあるまじきデカさだが、それでいて垂れてなく形も整っている!!ハリや艶もあり、本人もケアを心がけているためまさに理想の形だな!!」

姉「だから人の個人情報を暴露するな!!」

弟「そう恥ずかしがるな、俺と姉の仲ではないか」

姉「だから胸を見るな!!」
16: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/2(日) 22:28:35 ID:bpxgVUgziY
皆様こんばんは
とりあえずはこんな感じで進めていこうかなと思っています。はい

>>9

案外この手の人種は黒歴史にならないタイプが多いんですよ

>>12

私だって触りたい
でも…触れない…

今日の投下はこれで終了となります
17: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 20:10:29 ID:hN22NeG0qs
友「そ、そういえば姉さんは何故ここに?」

姉「我が愚弟の様子を見に来たのだが…案の定恥を振り撒いているな」

弟「だから俺は恥など振り撒いてない」

姉「そ、れ、が!!恥だと言うのだ!!」

弟「大きい胸には敬意を払うべきだろう!!いや!!大きさなど関係なく全ての胸に敬意を…」

姉「お前はいい加減黙れ!!」
18: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 20:18:43 ID:hN22NeG0qs
女「っていうかさ、姉さんもあんたの事心配して言ってくれてんだから、少しは真面目に聞いたら?」

弟「失敬な。俺は姉の言うことは聞いているぞ」

姉「聞いている、だけだがな」

女「反抗期なんて親にでもやってればいいんだしさ。迷惑かかるの姉さんなんだよ?」

姉「あ…それは…」

弟「俺に親はいない。小さい頃から姉と暮らしてきた」

女「・・・え」

友「マジかよ」

男「バカな…早すぎる」

弟「皆には言ってないから知らないのも無理はない」
19: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 20:23:43 ID:JjbL7qVj/A
女「本当…?」

姉「ああ…私達の両親は私達が小さい頃に事故で亡くなった」

姉「それ以来祖父母の家で生活してきたが…私が一人で暮らせるようになったときに、弟を連れてこの町にやってきた」

友「そんなことが…」

女「えっと…なんか、ごめん」

男「事情を知らないで、勝手な事ばかり…」

弟「・・・前から思ってたのだが、何故この話をすると皆同情の眼差しを向けるのだ?」

女「は?だってあんた…」

弟「親がいないのがそんなに可哀想なのか?」

女「!!」
20: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 20:29:15 ID:JjbL7qVj/A
弟「親がいないからといって可哀想と思うのは早計だ。少なくとも俺は今の自分を不幸だと感じてはいない」

弟「顔もわからない相手を労れというのも土台無理な話だ。それに、俺の親は、実の親より怖く頼もしい姉がいる」

弟「だが、なんだかんだ言いながらも、親にはちゃんと感謝している。この世に生を授けてもらった事を…」

男「弟…」

弟「もしも、俺が産まれなかったら。姉はひとりぼっちだったし…何よりこの素晴らしい胸に出会えなかったしな!!」

「「「・・・」」」

姉&女「お前(あんた)は結局それかーーー!!」

弟「ぐふぉ!!」

21: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 20:36:07 ID:hN22NeG0qs
姉「すまんが、私はそろそろ戻らないといけない…この愚弟をよろしく頼む」

女「は、はい」

友「まあ…」

男「わかりました」

弟「むう…やはり姉は振りかぶった時に胸が揺れるな…しかし、あの揺れかた…下着を一つ小さくサバ読みしているな…今にもはち切れんばかり…ぐえっ!!」

女「あんたは黙る!!」

友「しかし…弟の奴、親いなかったんだな…」

男「うん…そう感じさせない破天荒ぶりだからな」

女「はあ…もしもこれが演技だったとしたらまだ同情の余地あるけど…天然だからたち悪いわ…」

女友「で、でも弟君楽しいし、皆も一緒にいるといつもより笑ってる気がするよ?特に女ちゃん」

女「っ!?へ、変なこと言わないで!!」
22: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 20:45:00 ID:hN22NeG0qs
弟「ふう…なんだかんだで結局弁当を食いっぱくれてしまったな。大丈夫か?友、男」

友「ああ、授業中に隙見てつまむわ」

男「俺も、ていうか、お前弁当は?」

弟「ん?目の前に沢山あるだろ?」

友&男「?」

弟「俺の弁当は…楽しく談笑するクラスの女子!!…の、大小様々な形よき胸達だ!!」

友&男「・・・」

弟「あの胸達を見てるだけで飢え等消し飛ぶ…がはぁ!!」

女「死ね!!いいから死ね!!」
23: :2012/12/3(月) 20:54:49 ID:JjbL7qVj/A
女教師「はぁ〜い、それじゃあ教科書30ページ開いてね?」

女教師「じゃあ…この問題を…男子クン?答えてくれる?」

男子「は、はい!!X=2です!!」

女教師「良くできました♪イイ子ね」

男子「は、はひぃ…」

友「相変わらずエロいな…」

男「スタイルもいいしな、ああいうのは弟好きそうだよな」

弟「・・・」

友&男「めっちゃやる気なさそうー!?」
24: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 22:31:18 ID:4a/V8q7lfc
女教師「あらぁ?弟クン。つまんなそうにしてるわねぇ?」

弟「いや、授業は聞いている。ただあまり集中してないだけだ」

女教師「先生の授業…つまんない?」

女「(ちょっと、近いんじゃないの?)」イライラ

弟「つまんないわけではない…ただ、気になっているだけだ」

女教師「なぁに?先生が優しく教えてア、ゲ、ル」

弟「・・・先生の」

女教師「うんうん♪」

弟「先生の胸、寄せて上げてますよね?」

女教師「・・・」

女「(よしっ!!)」
25: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 22:39:20 ID:4a/V8q7lfc
女教師「な、何言ってるかさっぱりわからないわ!!それより!!授業中そんなとこ見てたの?イケない子」

弟「先生、老婆心ながらあまり寄せて上げるのはあまりオススメしない」

弟「女性なら胸を大きく見せたいという願望はある。確かに寄せて上げる方法は肉を寄せて胸を豊満に見せる働きがある。しかし実際は肉や筋肉組織を無理に上げているため肌には多大なダメージを追うことになる」

弟「さらに元々あの方法は余分な肉を上げることにより出来ているだけで、先生はどちらかと言えばスレンダーな部類に入るだろう」

弟「先生は胸はそこまで気にするほど小さくはないし、形もよい。寄せて上げる方法のデメリットを考えれば普段でも十分問題ないだろう」

弟「先生はまだ若いし、これからを考えればその方法は今すぐ止めた方がいい」

女教師「余計なお世話よ!!」

女教師「授業終わり!!やってらんないわこんなの!!」バタン!!

弟「何故あんなに怒る?」
26: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 22:44:36 ID:BXUEK2.5u2
弟「授業の後からどうにも男子生徒から刺すような視線を感じる。そして女子からは称賛の眼差しを感じる。何故だ?」

友「お前…何故って」

男「あはは、まあ当の本人はわからないだろうよ…はぁ」

女「あんたねぇ、先生の面子ぶっ潰しといてそれはないでしょ?」

弟「俺は思った事を言っただけだ。それにあのままでは形の良い胸が崩れてしまう。それだけは避けねば」

女「なんつーか…あんた本当に胸の事しか考えてないのね…」

女「まあ…さっきのはスカッとしたけど…」ボソッ

弟「何か言ったか?」

女「な!!ななな!!なんにも!!」

27: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 22:49:16 ID:BXUEK2.5u2
女友「でも、あの先生は女子からの評判悪かったんだよね」

女「そうそう。あんな風にすぐ男子を誘惑するんだから」

友「何を言う!!お前らにはあの大人の色気がわからんのか!?」

女「わかりたくもないわよ!!」

友「はぁぁぁ…巨乳だって期待してたのに…」

女「ほんっと、男子ってそういうの好きよね」

弟「うむうむ。思春期の男子らしいな」

友「お前はなんとも思わないのかよ」

弟「まさか、悲鳴をあげている胸を見ていられなかっただけだ」

男「あれだな、弟と俺達は一生平行線を辿りそうだ」

友「・・・ああ」
28: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/3(月) 22:50:55 ID:BXUEK2.5u2
皆様こんばんは

とりあえず言いたい事はこのSSの80%は胸で出来ています

今日の投下はこれで終了となります
29: 名無しさん@読者の声:2012/12/3(月) 23:14:41 ID:lg4yga3b/M
先生ー!残りの20%もよく考えたらおっぱいです!

つC
30: 名無しさん@読者の声:2012/12/4(火) 01:20:23 ID:TEFXytsk9o
私怨紫煙
31: 名無しさん@読者の声:2012/12/4(火) 07:25:53 ID:A8xJN2pJRk
豊満な胸も、
慎ましい胸も、
大好きです(^-^)
つCCCCCCCC
32: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:15:29 ID:bpxgVUgziY
>>29

ナ、ナンダッテー!?
じゃあこのSSのおっぱい率は何%だって言うんだ!?

A.100%です

>>30

支援感謝。この調子で頑張ります

>>31

このおっぱい星人め
まあ…私も…ですけど
33: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:21:13 ID:E7unVwV4mg
姉「ふう…今日も何事もなく平和に終わったな」

弟「姉、今帰りか?」

姉「ああ…って、胸を見ながら言うな」

弟「そこに胸があるかぎり俺は観察し続けるさ」

姉「度を通り越した変態だな。身内ながら恥ずかしい」

弟「思春期の男子らしい事をしているだけだ」

姉「思春期なら別に胸でなくても良かったのではないか?それこそ体とか…その、せ、せ…」

弟「性交の事か?」

姉「・・・貴様は躊躇いなく発言をするな」
34: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:25:59 ID:bpxgVUgziY
弟「まあ、俺も男だ。そういうのにまるで興味がないわけではない」

姉「うぅむ…健全なのだが…複雑だ」

弟「それに、裸体を見る家庭でやはり胸を見る事になるだろう?そうすると俺が胸に興味あるのも頷けるのではないか?」

姉「興味あるのに触らないんだな」

弟「当たり前だ。許可なく触ったら犯罪だろう」

姉「胸をジロジロ見るのも犯罪だよ」
35: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:30:07 ID:E7unVwV4mg
弟「とまあ、俺が誤爆したのはここまでにして」

姉「家庭と過程な、作者が悪い」

弟「姉こそどうなのだ?何か今時の女子らしい事をしてはどうだ?例えば彼氏を作るとか」

姉「お前が恥ずかしくて作る気など起こらん」

弟「む?ならば今のままで満足しているのか?」

姉「そうだな…確かに何か物足りない感はあるな」

弟「ならば今すぐ充実させるんだ」

姉「お前さっきからどうした?いやに私の事を気にかけるが…」

弟「ふっ、当然だ」
36: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:36:04 ID:E7unVwV4mg
弟「何故なら胸の発育は精神の状態にも関係があるからだ」

姉「・・・」

弟「胸というのは女子の敏感な部分でもあり、成長を如実に示す部分でもある。よく病は気からなどという言葉があるが、あれと似たような感じだ」

弟「つまり、姉がストレスを感じたり、毎日が満たされていなければ胸の発育は遅くなる。もちろんこれ以上大きくなる可能性もあるが、より一層弾力のありそうな綺麗な形をした胸になる可能性は大だ。つまり、姉の毎日が満たされれば姉もストレスが無くなるし俺も視覚が潤うで一石二鳥というわけだ」

姉「とりあえずお前の長ったらしい説明でストレスが溜まった事だけは確かだ」
37: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:40:15 ID:E7unVwV4mg
姉「はあ…本当に中学生までのお前はどこにいったんだ…」

弟「人とは時間が経つに連れ変わっていくもの…姉も昔と今じゃ違うだろう?」

姉「そうだな…私も昔は…って、胸を見るな」

弟「ふふふ、身近にこんな豊満な胸があって俺は幸福者だ」

姉「褒められてるのか馬鹿にされてるのか…」
38: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 14:43:32 ID:E7unVwV4mg
弟「そうだ姉よ。明日は俺は早く登校する」

姉「それは構わんが…何かあるのか?」

弟「ああ、俺にとって大事な日だ。遅刻するわけにはいかない」

姉「す、凄いやる気だな…わかった」

弟「朝の姉の豊満な胸を拝む時間が無くなるのは惜しいが…背に腹はかえられん」

姉「惜しむ所が違う」
39: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 18:28:58 ID:wuCg8lvs3.
姉「さて…帰ってきたが…ふぅ」

弟「そうはさせんぞー!!」

姉「きゃっ!!」

姉「お、弟!!私達は、その…姉弟で…」

弟「姉よ、きちんと手洗いうがいをしなければ。最近はノロウィルスも流行っているからな」

姉「・・・ああ、そうだな」

弟「そしてリビングに着いたらπストレッチをしておけ」

姉「πストレッチ!?」

弟「ああ、胸の発育を促進させるストレッチだ。心配ない。吟味に吟味を重ねて安全だとわかったから気兼ねなくやるがいい」

姉「・・・遠慮しておく」

弟「こら!!姉!!どこへいく!?」

姉「自分の部屋だ!!一人にさせろ!!」

弟「・・・」
40: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 18:34:49 ID:wuCg8lvs3.
姉「全く…あいつは口を開けば胸胸と…」

弟「姉」

姉「うわああああ!?」

弟「扉を開けなくていい。そのまま聞いてくれ」

弟「俺はどうやら人の気持ちを汲み取る技術が足りないらしい」

弟「それに…まあ、俺の言動で姉に不快な思いをさせているのも薄々感づいてはいるんだ…」

姉「・・・」

弟「俺はやっぱり女子の胸が好きだ。でも、あれこれ世話を焼くのは好きではない。自然のままの形がいいからな…」

姉「・・・え?」

弟「その…姉にばかりあれこれ言うのは…俺には姉しかいないから…知らず知らずの内に優しさに甘えてしまっていたのだな…すまん」

41: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 18:39:35 ID:wuCg8lvs3.
弟「つまり、何が言いたいかというとだな。先程の謝罪がしたい」

弟「ごめんなさい」

姉「・・・」

弟「これからは気を付けるようにする…ではな」

姉「っ!!弟!!」バン!!

弟「姉…!?」

姉「すまない!!先程は私も強く言い過ぎた…お前が私の為にと考えてしてくれたのに…すまな…」

姉「・・・その手に持ってるのはなんだ」

弟「これか?これは世界の爆乳美女大全という本でな…世界には様々な胸があるのだな!!通常あり得ないサイズまで…やはり胸は奥深…」

姉「っ!!貴様は!!死ね!!」

弟「ぐはっ!!鳩尾に…ぐっ…」
42: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 18:44:58 ID:wuCg8lvs3.
弟「う…ん?」

姉「起きたか?」

弟「・・・気絶していたみたいだな」

姉「すまん…力の加減が出来なかった…」

弟「そうか…む?この匂いは…」

弟「シチューだな!!昔から姉の手作りシチューは大好きだからすぐわかったぞ!!」

姉「ほら、早く席につけ」

弟「うむ…よい香りだ…」

姉「私の唯一の得意料理だからな、情けない話だが」

弟「情けなくなどはないさ」

弟「姉のシチューは美味しい。俺の中では一番だ。情けなくなどないさ」

姉「弟…」
43: 名無しさん@読者の声:2012/12/4(火) 22:56:16 ID:lg4yga3b/M
これは…もしや…

C
44: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 23:27:15 ID:CA0eW9E7MM
姉「その、やはり先程は悪かったな…お前も色々考えての行動だったのに」

姉「今となってはお前の身内は私しかいないし…私が理解してやらなくてはな…」

弟「姉が気にする事ではないさ。俺は姉と一緒にいれて幸せだぞ?」

姉「そうか…」

弟「さて…明日は早いし、風呂に入って寝るとしようか」

姉「ああ、お休み」
45: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 23:33:45 ID:CA0eW9E7MM
姉「お父さん。お母さん。私達は元気にやっています」

姉「弟は…少々歪んだ方向に進んでいますが、子供の頃から変わらず純粋無垢なままです」

姉「私も、頼りになる姉として振る舞おうとは思いますが、気がついたら弟のペースに巻き込まれています」

姉「やはり…弟はあなたたちの顔がわからないそうです」

姉「でも、今日弟からあなたたちへの感謝の言葉が聞けて嬉しかったです」

姉「苦労続きの毎日ですが、弟と二人仲良く協力して日々を過ごしています」

姉「ですから、心配せずに私達を見守って下さい」
46: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/4(火) 23:37:34 ID:CA0eW9E7MM
皆様こんばんは

1です

あれですね、もうすぐ滅入り苦死みますですね
どうでもいいことですが

>>43

そう…そのもしやかもしれなくもないかもしれなくもないかもしれない

支援感謝

今日の投下はこれで終了となります
47: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 16:27:04 ID:iaGtp/4v.o
姉「ん…朝…か」

姉「・・・そうか、弟はいないのだな」

姉「久しぶりに静かな朝を迎えたが…いなければいないで寂しいな…」

姉「と、私も準備をしなければな…ん?」

「とりあえず朝食作っておいた。口に合うかはわからんが食えby弟」

姉「全く…あいつは…」

姉「って、やけに豪勢だな…ん?PS?」

「PS、胸の発育に良いものばかりを詰め込んだ。栄養の面からも問題はない」

姉「・・・あいつはどこまでも胸の事ばかりだな」

姉「・・・悔しいが、旨い」
48: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 16:40:24 ID:iaGtp/4v.o
姉友「おっはよー!!」

姉「おはよう」

姉友「あれ?弟君は?」

姉「朝早く出ていった。何やら用事があるらしい」

姉友「へぇ?じゃあ一年ぶりの一人ってわけだ」

姉「茶化すな…といっても、そうなのだがな」

姉友「寂しいんだねぇ」

姉「寂しい…か、確かにそうかもしれないな」

姉友「しかし弟君、なんでこんな早く…」

姉「大事な日だと言っていたな。まあ、姉としてあいつを応援して…」

姉友「あ、わかった!!今日は弟君の学年身体測定じゃない!?」

姉「・・・」

姉「あいつはー!!」

姉友「ちょ!?待ってよ姉ー!!」
49: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 16:50:59 ID:iaGtp/4v.o
保健医「・・・弟君」

弟「なんでしょうか」

保健医「いい加減その土下座を止めてくれないかな?」

弟「先生が認めて下さるまで諦めません」

保健医「あのね?普通に考えてね?」

保健医「女の子がいっぱいいる中に弟君が一人だけいるのよ?おかしいと思わない?」

弟「俺はただ胸囲測定の時間だけ立ち会わせてもらえればいいんです」

保健医「はぁ…朝一番に保健室に来たと思ったら突然胸囲測定に立ち会わせてくれだなんて…」

弟「お願いします!!先生!!」
50: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 16:59:55 ID:iaGtp/4v.o
保健医「弟君も男の子だから、そういうのに興味を持つ年頃なのは十分わかってるつもりなのよ?」

保健医「でもね?普段弟君達が見てるようなえっちな本とかと違って本当の胸っていうのは…」

弟「ええ、小さいです。むしろあの成年向けの本は胸を誇張しすぎている」

弟「やはり胸は手に収まるか、少し溢れるくらいがちょうどいいんです。しかし大きさは関係なく胸は胸、違いは些細な事なのです」

保健医「うん。とりあえず弟君が胸が大好きなのはわかったわ」
51: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 17:07:25 ID:iaGtp/4v.o
保健医「とにかく、駄目なものは駄目です」

弟「・・・先生、先生は保健医ですよね?」

保健医「え?ええ…そうよ?」

弟「なら…見ただけでどこが悪いかわかるなんて朝飯前ですよね?」

保健医「専門家じゃないから詳しくはわからないけど…素人よりはわかります」

弟「なら、勝負しましょう」

保健医「勝負?」

弟「今回の胸囲測定、胸を見てその時の状態をどちらがより早く見切れるかの勝負です」

保健医「何を言うかと思えば…そんなの認められません」

弟「先生?まさか負けるのが怖いんですか?」

保健医「む、そこまでいうなら…勝負しましょう」

弟「流石は先生。いい勝負にしましょう」

保健医「負けないわよ…って、胸囲測定参加させちゃった!!」

弟「もう先生から許可はおりましたし、まさか…一度言った事を訂正なんてしませんよね?大人なんですし…」

保健医「ぐぬぬ…」
52: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 17:15:50 ID:iaGtp/4v.o
女子「はぁ…胸囲測定かぁ…」

女「正直サイズ測られるのはキツイよね〜」

女友「うんうん。前の子とかと比べられたりしてね…」

女子「競ってるわけじゃないけど、やっぱり小さいとへこむわよね」

女「女子しかいないのがまだ救いだよね」ガラガラ

保健医「いらっしゃい…」

弟「おお、最後は女達のクラスか」

「「「きゃあああああ!?」」」
53: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 17:20:51 ID:iaGtp/4v.o
女「な、ななな、なんであんたがいんのよ!?」

女友「しかも…さっき最後はって…」

弟「ああ、他クラスもいたぞ」

女「っ!!しんっじらんない!!この変態!!」

弟「変態ではない。それを証拠に先生が弁解してくれるさ」

女「先生!?」

保健医「ごめん…約束なんだ…それに…弟君、私より詳しいのよ…」

保健医「本当に立ち会いだけだから…ね」

女「う…」

女「あんた…先生に一体何をしたのよ?」

弟「何もしていない。ただ胸囲測定に立ち会っただけだ」
54: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 19:50:15 ID:gUbNZUcfAw
保健医「はぁ…とりあえず、このカーテンの向こう側で脱いでから来てね、中で測定終えたら服着て。一人ずつだから」

保健医「じゃあ、最初…女子ちゃん」

女子「うう…こんなの…ないよ」

女「女子!!なんかあったら大声で叫ぶんだよ?」

女子「うん…わかってる…」

保健医「早くしてね…私もう帰りたい」

女「せ、先生…」
55: 名無しさん@読者の声:2012/12/5(水) 19:55:36 ID:TEFXytsk9o
おっぱいは正義か・・・
56: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 19:58:16 ID:VMIwaNwk2g
女子「・・・//」

保健医「はい…胸囲75p」

弟「ちょっとまったー!!」

女子「ひっ!?」

保健医「今度は何…?」

弟「正確には75.24p!!ここまでは目視で測れるが、それより細かい数値は専門家に見てもらえ」

女子「は、はあ…」

弟「それより…お前、ダイエットしてるだろう?しかもかなり続けてかなりストレスが溜まっている…」

女子「な、なんで…」

弟「乳輪の色を見れば分かる。若干黒ずんでいるだろう?」

保健医「本当ね、よく分かるわね…」

弟「胸は体の影響を一番受けやすく、また最もサインを出しやすい場所だ。だからこそ自分では気づきにくい。見落としがちなのだ」
57: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 20:06:56 ID:VMIwaNwk2g
弟「さて…この黒ずみかた…ふむ。なるほどな」

弟「ダイエットの一環で肉を食べてないな?しかもかなりの間だ…1ヶ月といったところか」

女子「う、うん…」

弟「肉は体を作る脂質とたんぱく質の源だ。それを取らないなど自殺行為に等しいぞ」

弟「この黒ずみは栄養が一部に行き届いてない証拠だ。今からでも遅くはない。肉を食え」

女子「うーん…でも、ダイエット…」

弟「ダイエットなどしなくても1日三食バランスの取れた食事をし、適度な運動で体は整えられる。それに過食や拒食は太る要因だ」

女子「は、はい!!」

弟「体に気をつけて、素晴らしい胸にしてくれ」

女子「それはちょっと…」
58: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 20:15:00 ID:VMIwaNwk2g
保健医「はあ…ようやく終われるわ…」

弟「お疲れ様」

保健医「誰のせいよ誰の」

保健医「まあいいわ、最後の子、入っていいわよ」

女「・・・///」

弟「なんだ、最後は女か」

女「うっさい。こっちみんな」

弟「む、そうだな…」

女「ちょ、ジロジロ見ないでよ!!」

弟「ふーむ…うん」

弟「先生、俺はこの辺で退散しよう」

女「え?」

保健医「りょーかい、動かないでねー」

女「え、行っちゃうの?」

弟「ああ、見た限りはお前の胸に異常はない。むしろ素晴らしい胸だ」

女「ほ、他の子はあんたからアドバイス貰ったって…」

弟「それは注意しなければ手遅れになりそうだったからだ。大丈夫なようなら警告はしたが」

女「・・・なによそれ、あたしには何も無いっての?」

弟「ああ、健康体だ。自信を持っていいぞ」

女「っ!!」

保健医「(・・・ほう)」
59: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 20:20:47 ID:VMIwaNwk2g
保健医「弟君、悪いけど女さんの胸見てくれる?」

女「は!?」

弟「構わんが…」

保健医「ごめんね〜、まとめなくちゃいけない書類があってね〜」

保健医「ガンバ」ボソリ

女「っ!?////」

弟「ふむ…見ろといわれてもな…異常は無いし…」

女「ね、ねぇ…ち、近いんだけど…」

弟「近くで見ないとわからないこともあるだろう。それに、さっきはザッと見ただけだったしな」

女「・・・////」

弟「問題ない。いつもと同じように形よしの素晴らしい胸だ」

女「ほ、他には…?」

弟「大丈夫だ。これは女が自分の体に気を使っている証拠だ。自信を持て」

女「う、うん…」

保健医「終わった?それじゃあ女ちゃんは自分のクラスに戻ってね。弟君も」

女「はい」
60: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/5(水) 20:22:46 ID:VMIwaNwk2g
皆様こんばんは

少し早いですが、これで投下を終了いたします


>>55

そりゃ、このSSはおっぱいで出来ていますから
61: (今日は大量更新かも…) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 14:51:27 ID:DxGD6G3ivk
友「弟!!てめぇ!!女子の胸囲測定を覗いたって本当か!?」

弟「覗いたわけではない。立ち会っただけだ」

友「ふざけんな!!てめぇ一人だけ美味しい思いしやがって…」

男「落ち着けよ。友」

弟「全くだ。俺は胸を愛する者として立ち会っただけだ」

友「覗きとどう違うんだよ」

弟「俺はやましい気持ちは何一つない。それに注意をしなければ取り返しのつかないことになっていた女子もいる」

弟「俺は…胸を守りたいだけなんだ…」

友「弟…」

男「良いこと言ってるんだけど…内容がな…」
62: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:00:11 ID:g38IDIgMhs
女「もういいでしょ?被害なかったんだし」

友「な!?女!!お前まで!!」

女「そりゃ、弟がやった事はあまり許されない事じゃないけど、純粋な気持ちでやった事だし、皆もあまり迷惑に思ってないからいいでしょ」

友「お、お前までこいつの肩を持つのかよ」

女「違うわよ、そんな風に叫ばれてるのがうるさいだけ。勘違いしないで」

女「それに…弟はそんな奴に思われたくないし…」ボソリ

弟「ん?」

女「なんでもない!!とにかく!!もうこの話終わり!!」
63: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:04:32 ID:2k.durce8E
女友「本当、素直じゃないよね〜」

友「女友さん」

女友「女ちゃんはね、弟君に感謝してたよ。ありがとうって」

弟「こちらも感謝しなければならない。大小形様々な胸を見れたのだからな」

女友「えっと…まあ、その感謝の場所は置いといて、女子ちゃんもダイエットの方法聞けてよかったって言ってるし」

弟「ああ、測定の時の事を忘れなければ大丈夫だ」

女友「あはは…まあ、とにかくありがとうね」

弟「うむ」
64: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:09:14 ID:g38IDIgMhs
弟「ふむ…今日は何やら清々しい気分で帰れそうだ」

弟「姉は…まだ授業中か」

弟「仕方ない。帰るか」

弟「掃除に洗濯、姉の負担を出来るだけ減らしておいてやろう」

女「弟、帰るの?」

弟「女か、まあな」

女「ふーん…あたしもいい?」

弟「構わんぞ」
65: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:16:16 ID:2k.durce8E
女「あんたの胸談義、皆感心してたわよ。色んな事知れたって」

弟「そうか」

女「あんた、本当は頭いいんじゃないの?」

弟「どうだろうな。自分が優れている人間だとは思ってないし、どこからが頭がよいと言われるのかわからないからな」

女「あんたもさ、なんかこう…胸以外に興味あるものないの?あんたくらいの年頃なら…ゲームとか、本とか…恋愛とか…」

弟「本はいつも読んでいるしな。ゲームは姉と自宅でマリオカートをしているがいつも俺が勝ってしまうんだ…恋愛か」

女「そ、そこんとこどうなのよ?ち、ちょっとは興味あるんじゃないの?」

弟「まあ…興味がないと言えば嘘になるな」

女「!!」

弟「ただ恋愛をした所で、俺の胸に対する知的好奇心が無くなるわけではない。それに俺の趣味を理解出来なくても受け入れてくれないのであれば今は恋愛はいい。といった感じだ」

女「・・・あたしなら、理解も、受け入れもするのに」ボソリ

弟「何か言ったか?」

女「なんでもないって言ってるでしょ」
66: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:20:28 ID:g38IDIgMhs
女「ねえ、あんた結構胸の事好きな風に言ってるけどさ、特に好きな胸とかってあんの?」

弟「胸は胸だ。それ以外の何物でもない」

女「・・・あんたが熱弁してる形とか大きさとかを言ってんの」

弟「俺は形大小は問わない。胸はあるだけで素晴らしいからな」

弟「ただ、一つだけ望む胸の形があるな」

女「ふーん…ま、どうせお姉さんでしょ?あの人美人だし、スタイルいいし」

弟「そうだな。確かに姉は身内から見ても美人だろう」

弟「だが残念ながら違う。嫌いなわけではないんだがな」

女「じゃあどんなのよ」

弟「そうだな、具体的にあげるとすれば…女、お前が一番近いな」

女「へ!?」
67: 名無しさん@読者の声:2012/12/6(木) 17:20:57 ID:TEFXytsk9o
これはお女がっ弟にぱフラグをいたててますな
68: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:27:50 ID:g38IDIgMhs
弟「胸囲測定をしていて思った。お前が一番理想の形をしている」

女「で、でもあんたのお姉さんの方が大きいでしょ?それに…」

弟「先程も言ったが俺は形大小は問わない。虚乳、微乳、貧乳、美乳、巨乳、爆乳。どれも好きだ」

弟「だが、贅沢をあげるとすればお前が一番好みな近いだけだ」

女「そ、そうなんだ…」

弟「ああ」

女「もしも、もしもだよ?私がその…あんたの理想とする胸になったら…どうする?」

弟「それは無理だ。計算や理論上、俺の理想は自然には出来ない。作るしかない」

女「・・・あたしが、協力しようか?」

弟「は?」

女「その…あんたの理想に…付き合ってあげるって言ってんのよ…」
69: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:30:51 ID:g38IDIgMhs
弟「・・・いいのか?」

女「な、何よ?その顔は」

弟「いや、てっきり俺は女に嫌われてるかと思ってたから」

女「はあ!?」

弟「その…協力なんて申し出は絶望的だと思ってたから…理想で留めようと思ってた」

女「・・・あんた、嫌いな奴とこんな風に帰ったりするの?」

弟「嫌いな奴というのができた事がないからわからないな」
70: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 17:34:23 ID:g38IDIgMhs
女「で、どうすんのよ?やるの?やらないの?」

弟「・・・折角だが、断る」

女「えっ?」

弟「俺の理想としている胸を作るには食生活、運動、その他を改善しなくてはならない。それだとお前の生活を奪ってしまう事になる。それは出来ない」

女「・・・」

弟「でも、気持ちは凄く嬉しい。感謝する。ありがとう」

女「・・・うん」

弟「良かった、俺は女には嫌われてはいないのだな。そうかそうか」

女「何よ…一人で納得しちゃって」

弟「気にしないでくれ、ではな、また明日よろしく頼む。気をつけて帰れよ」
71: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 20:11:10 ID:Uz83IF4R4M
弟「さて…帰宅したはいいが、何をしよう」

弟「掃除しようにも整頓されていて手の付けようがない…おそらく姉だな」

弟「ふむ、そういえば頭がどうの言っていたな…どれ、勉強でもしてみるか…」

弟「・・・」

弟「・・・うーむ」

弟「基本概念も理解しているし、別段困るような事はないな。普通に出来るし」

弟「そうだ。姉の部屋に姉が使っていた問題集があったな。それを借りよう」

弟「えーと…これだこれだ」

弟「どれどれ…む、何やら複雑な公式」

弟「まあ基本から入り徐々に応用にとりかかるとしよう」
72: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 20:15:46 ID:Uz83IF4R4M
弟「・・・」カリカリ

弟「・・・」カリカリ

弟「む…もうこんな時間か…そろそろ姉が帰ってくるな」

ガチャ

弟「お、噂をすれば…」

姉「・・・」

弟「お帰り、姉…どうした?修羅のような顔をし…うぼぁ!?」

姉「貴様は!!一族の!!恥を!!晒す気かぁぁぁ!!」

弟「ぐはっ!!ちょ!!話が見えな!!ぐふっ!!」

姉「問答無用!!」

弟「ぐわあああぁぁ!!」
73: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 20:19:47 ID:Uz83IF4R4M
姉「弟よ」

弟「・・・」

姉「何故私が起こっているか分かるか?」

弟「さっぱり」

姉「・・・ふぅ、先程保健室に行った」

弟「!!」

姉「胸囲測定はさぞかし楽しかったと見えるな…」

弟「ああ、大小形様々な胸が直に…」

姉「私が言っているのはそこではない!!」

姉「女子の胸が見たいがために朝早くに保健室に殴り込み土下座で懇願するお前の愚かさを指摘しているんだ!!」

弟「愚かとはなんだ。俺は知的好奇心から…」

姉「そんなもの、溝にでも捨ててしまえ」

弟「なんてことを!!」

姉「・・・頼む、これ以上…私に心配かけさないでくれ」

弟「姉…」
74: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 20:23:28 ID:Uz83IF4R4M
姉「お前はたった一人の大切家族なんだ。自業自得とはいえ、お前が悪く言われるのは耐えられないんだよ…」

弟「よからぬ噂がたってるのか?」

姉「今はたってない。だが…そのうち…」

弟「ならいい」

姉「!!」

弟「むしろ姉よ。姉は大丈夫なのか?」

姉「え?あ、ああ…今はな」

弟「そうか…流石に今回ばかりは軽率だったな…」

弟「普段服の上からしか見えないから、だいたいの形としか見れなかったが、今日は直に見れると思うと…浮き足だってしまってな…」

弟「・・・申し訳ない。姉」
75: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 20:27:46 ID:ga3EvxxhO6
姉「お前の性癖は理解しているつもりだし。人様に迷惑をかけない範疇なら目を瞑っていたが、流石に今回ばかりは瞑れんぞ」

弟「ああ」

姉「・・・そんなに、見たかったのか?」

弟「ああ」

姉「・・・そうか」

弟「姉?」

姉「弟の不始末は姉の責任…家族のため…家族のため」

弟「姉、何をぶつぶつ呟いている?」

姉「弟よ、今後は胸を見せろ等とは言わんな?」

弟「今まで言った事はないし、そんな変態じみた事言えるか」

姉「行動と言動が矛盾している事に気づけ」
76: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 20:31:42 ID:Uz83IF4R4M
姉「もしも、今後貴様がどうしても胸が見たくなったとしたらだ」

姉「私に一言相談しろ。そしたら…解決策くらいは提示してやる」

弟「具体的には?」

姉「・・・せて、やる」

弟「は?」

姉「わ、私のを見せてやるから!!///」

弟「・・・!!」

姉「/////」

弟「姉…それは…」

姉「た、ただしどうしてもの時だ!!それ以外は殴って止める!!」

弟「・・・わかった」
77: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 23:54:16 ID:KjLWmcL3EE
姉「ところで、私の部屋が微妙に散らかっていたのだが?」

弟「ああ、これを拝借していた」

姉「これは…問題集か?」

弟「うむ、中々いい暇潰しにはなったな」

姉「全く・・・ん?」

姉「これ、大学入試用の問題集だぞ」

弟「なんと」

姉「しかも私が解くのに時間がかかった問題に手をつけてるのか」

弟「ああ、ここだけどうしてもわからなくてな」

姉「ここはこういう風に解くとわかりやすい」

弟「なるほど、流石は姉だな」

姉「全く同じ場所でつまづいていたからな」
78: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/6(木) 23:57:58 ID:9r5HZT/Q3c
弟「姉よ、そろそろ夕食にしよう」

姉「ああ、もうこんな時間か…すぐ作る。待っててくれ」

弟「ありがとう」

弟「全く同じ場所でつまづく…か、やはり姉弟なのだな…」

姉「何を呟いている」

弟「なんでもない。出来る事があるなら手伝おう」
79: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 00:03:37 ID:KjLWmcL3EE
弟「なあ、姉よ」

姉「ん?」

弟「今日は疲れているだろう」

姉「そうだな」

弟「久しぶりにゆっくり寝るといい」

姉「しかし…」

弟「いいから寝ろ」

姉「・・・わかった」

姉「あまり夜更かしするなよ?」

弟「さて…と」

弟「・・・顔も分からぬ父と母よ。今日は俺が話をしよう」

弟「今日は俺にとっては最高の日だった…それと同時に、姉にひどく心配をかけてしまった」

弟「俺は姉にあんなことを言わせてしまった…俺はどうすればいいのだろうか」

弟「口を聞けないあなたたちに聞いても無駄だとはわかっている。だが、聞いてほしい」

弟「俺は姉が大好きだ。だから心配をかけたくない。だからこれから心配をかけないように精進するので見守っててほしい」

弟「俺とあなたたちとの約束だ。お休み」

姉「・・・」
80: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 00:06:28 ID:KjLWmcL3EE
皆様こんばんは

>>67

ほぼ間違いなく
しかし、このフラグを回収するか、へし折るかは私にかかっているという皮肉な話

今日はかなり大量更新いたしました

約20レスですね。はい

今日の投下を終了いたします
81: 名無しさん@読者の声:2012/12/7(金) 00:22:39 ID:i20aHeWQRM
おれはこのSSと
っても好きだわ
ぱくぱくとご飯
いくらでも食えるくらい好きだわ
しあわせな気持ちになれるわ
えんがあって良かったよこのSSと
んじゃめな
82: 名無しさん@読者の声:2012/12/7(金) 00:30:34 ID:TEFXytsk9o
>>81なんで最後に噛んじゃったんだよ(;_;)
83: 名無しさん@読者の声:2012/12/7(金) 00:34:02 ID:AetLEjI1ak
>>82
ンジャメナはチャドって国の首都です支援
84: 名無しさん@読者の声:2012/12/7(金) 00:36:23 ID:TEFXytsk9o
>>83べ、べつに間違った訳じゃないんだからね!勘違いしないでよね!っ私怨
85: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 18:51:17 ID:eVkVJ.l3wU
>>81

うん。まあ、言わんとしてる事は分かりますよ

支援感謝

>>83

また一つ賢くなれましたな

支援感謝

>>84

間違ったっていいじゃない。人間だもの

支援感謝

今日も大量更新…する…かもです
86: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 18:53:39 ID:eVkVJ.l3wU
弟「おはよう。姉」

姉「おはよう」

弟「今朝は早いのだな」

姉「そうでもない。お前こそ早いんじゃないか?」

弟「姉、目の下にクマが…」

姉「早く朝食を食べろ。倒れても知らんぞ」

弟「・・・ああ」
87: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 18:58:23 ID:eVkVJ.l3wU
弟「・・・」

姉「・・・」

弟「なあ、姉」

姉「ん?」

弟「いや、ケチャップをとってほしい…です」

姉「何故敬語を使うのだ。ほら」

弟「すまない…」

弟「・・・」

姉「今度はなんだ?」

弟「いや、相変わらず豊満な胸だなと」

姉「・・・そうだな」

弟「・・・」
88: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 20:09:44 ID:lvsJdXSM9o
姉友「おっはよー」

姉「おはよう。友」

弟「おはようございます。慎ましい胸を持った姉友さん」

姉友「あはは、私って弟君に会うたびにそれ言われるのかな?」

弟「いえいえ、もう少し自分の胸に自信を持ってください」

姉友「自信持つところ違うけどねー」

姉「下らない事をやってないで早く行くぞ」

姉友「あ、うん」

弟「・・・」
89: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 20:45:00 ID:X6h6JRQZ8Y
姉「・・・」

姉友「ねえねえ、弟君」

弟「はい?」

姉友「姉となんかあった?なんかいつもと違くない?」

弟「・・・多分」

姉友「多分?」

弟「昨日まではなんともなかった。今朝からだ。おかしいのは」

姉友「なんかしたの?弟君のおっぱい発言で怒るような姉じゃないと思うんだけど…」

姉「二人とも、あまり本人の目の前で憶測を話さない方がいい」

姉友「は、はい!!」
90: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 20:49:54 ID:X6h6JRQZ8Y
友「ういーす」

男「友か、おはよう」

友「おいすー」

女「朝からお気楽ね…」

友「なんだよ、その含みのある言い方」

友「って、弟?」

弟「ふーむ…」

友「なんかシリアスモード?てか、考え込んでんのか?」

男「朝からずっとこう。そして、朝から胸に関する発言を一切してないんだ」

友「なん・・・だと?」

女「やっぱりおかしいわよね…何かあったのかしら?」

友「へー?女は弟が心配なわけだ」

女「な!?そ、そんな事ないから!!」
91: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 20:56:09 ID:A8xJN2pJRk
弟「・・・ふーむ」

友「しかし、なんか調子狂うな」

男「弟、なんか悩み事か?俺達でいいなら相談に乗るぜ?」

弟「男か…ふむ…」

女「どうせあんたの事なんだから、胸について悩んでるんでしょ?」

弟「胸…!!」

弟「何故あの時姉は急に胸を見せるなど…」

友「あん?なんだって?」

弟「俺は、姉に嫌われているのではないかと」

友「はあ?姉さんが?お前を?」

男「何かあったのか?」

女「そうよ、お姉さんが嫌いになるわけないでしょ?なんかしたならともかく…」

弟「何もしていないと言えば嘘になるが、それが見当たらない」
92: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 20:58:50 ID:X6h6JRQZ8Y
男「ふーん。つまりお前は何かしたと自覚はしているが、具体的に何かは分からないと」

弟「そうだな」

女「直接お姉さんに聞けばいいんじゃない?」

友「おま、それが出来てたら苦労しな…」

弟「直接…そうだな。それが一番早い」

弟「姉…いったいどうしたんだ?」
93: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 21:03:00 ID:A8xJN2pJRk
友「しっかし、姉さんがお前を嫌ってるかもしれないねぇ…」

男「信じられないよな」

女「まだ決まったわけじゃないんだから、そんなこと言う必要無いでしょ?」

弟「・・・」

女「弟、大丈夫?」

弟「ん?まあ、な」

女「辛かったら…無理しなくていいんだよ?」

弟「わかってるさ」


姉友「弟君いる!?」バン!!

弟「姉友さん?何か?」

姉友「姉に、姉に彼氏出来たって知ってる?」

弟「何!?」
94: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 21:06:12 ID:X6h6JRQZ8Y
弟「どういうことだ!?」

姉友「やっぱり…知らなかったんだ」

姉友「お弁当食べようとしたら、なんかチャラチャラした人が姉の所に来て、放課後にどこかにいく約束してたんだよ」

弟「姉に…彼氏が」

姉友「それで気になって聞いてみたら、なんでもないって…」

弟「・・・」

姉友「弟君、何か知ってるかなって思ったんだけど…知らないんだ…」

弟「くっくっく、なるほど。そういうことか」

姉友「へ?」

弟「今日の姉のおかしい原因が分かった」
95: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 21:10:38 ID:X6h6JRQZ8Y
弟「全く、姉め…最初からそう言えば良かったのに…」

姉友「ど、どういうこと?」

弟「姉は彼氏に嫌われたくないから、俺を避けてるんだ」

弟「多分、普段の俺の言動から少しでも離れようとしての行動だろうな」

弟「やれやれ…気にして損したな」

女「・・・本当にそうなの?」

弟「?」

女「たった一人の家族なんでしょ?彼氏のために家族を蔑ろにする人とは思えないよ」

弟「しかし…それ以外に何も」

男「それも含めて、姉さんに聞けばいいんじゃない?」

弟「・・・」
96: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 21:56:36 ID:PHb2NYku.U
姉「・・・」

チャラ男「おーい。姉ちゃーん」

姉「・・・」

チャラ男「ごめんごめん。待たせちゃった?」

姉「そんなに待ってない」

チャラ男「そっかー!!じゃあいこっか。どこにいく?」

姉「・・・」

チャラ男「もう〜なんかしゃべりなよ〜、姉ちゃんってば、クールビューティー!!」

姉「少し黙れ」

チャラ男「・・・」
97: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 21:59:59 ID:wJajIDVNMY
チャラ男「姉ちゃんってさ、おっぱい大きいよね、普段なに食べてるの?」

姉「別に、特別な物は食べてない」

チャラ男「へー、なんかさ…こう触りたくなる大きさだよね。柔らかいんだろうなぁ…」ソーッ

姉「っ!!触るな!!」

チャラ男「あっ、ちょ、もう〜いいじゃ〜ん」

姉「胸を触るなど、変態か?」

チャラ男「いいじゃ〜ん。俺達付き合ってんだしさぁ〜」

姉「付き合ってない。あまりにしつこいから今日1日だけ付き合ってやるだけだ」

チャラ男「またまた〜、本当は期待してるくせに〜」

弟「姉!!」
98: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 22:04:06 ID:wJajIDVNMY
姉「弟!?何故ここに!!」

チャラ男「ああ?んだてめぇ」

姉「止めろ!!そいつは私の弟だ!!」

チャラ男「あ、弟君?ごめんごめん!!怖がらしちゃったね〜」

弟「姉と、どういった関係で?」

チャラ男「相思相愛のベストカップル!!」

姉「違う」

チャラ男「聞いてよ弟君〜、俺さ、姉ちゃんにずーっとアタックし続けてたのね?でも姉ちゃんったら恥ずかしがりやさんでいつも俺の誘いを断っちゃうの」

姉「違うと言っている」

チャラ男「でもね、今日はなんとようやくOKがもらえたのです!!ドンドンパフパフー!!」

姉「・・・」

チャラ男「だからさ、ね?ほら〜、空気読んで」
99: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 22:08:47 ID:PHb2NYku.U
弟「なるほど、つまり俺はお邪魔虫というわけか」

チャラ男「ちょちょ、弟君冗談きっついなぁ〜。いずれ未来の義弟になるんだから邪魔なわけないでしょ?でも、空気読める男はモテるよ〜。俺みたいにね」

弟「安心しろ。俺はすぐ退散するさ…ただその前に、姉」

姉「!!」

弟「・・・良かったな」

姉「え?」

弟「今までは俺が迷惑をかけてばかりいたが…これからは支えてくれる人がいるしな…もう大丈夫だろう」

姉「・・・だ」

チャラ男「そうそう!!この俺がいる限り!!姉ちゃんは守っちゃうよ〜」

姉「い…だ」

チャラ男「姉ちゃん?どうしたの?」

姉「嫌だ!!弟!!私から離れないでくれ!!」ダッ
100: (100突破支援感謝) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 23:35:22 ID:g4lCkLBiEw
弟「姉!?」

姉「嫌だ…嫌だぁ…」ギュ

チャラ男「ちょ、ちょっと姉ちゃん…冗談きついよ?」

姉「っ!!近づくな!!」

チャラ男「!!」

弟「・・・チャラ男、すまないが今日は退いてくれないか?」

チャラ男「・・・は?なに言ってんだてめぇ」

チャラ男「いいからこっちこいよ!!」グイッ

姉「嫌!!離して!!」

チャラ男「ふざけんなよ!!散々シカトしといてOK出したと思ったら急にドタキャンかよ!?」

姉「っ!!どうせ貴様も!!私の体目当てなのだろう!!」

チャラ男「ああそうだよ!!てめぇが悪いんだよ!!そんなエロい体してっから…ぐっ!?」
101: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 23:39:15 ID:o6D2/o4bEU
弟「話がよく見えないが、姉がお前の事を嫌がっていて、お前は強引に姉を連れ去ろうとしている。ならば助けるの一手しかあるまい」

チャラ男「ってーな…黙ってろよこのシスコン!!」

弟「シスコン結構。俺は姉が好きだからな」

姉「!!」

弟「それに、たった一人の家族が助けを求めているのに応じない…それはただの葛だ」

弟「そんな葛に俺はなりたくないからな」

チャラ男「うるせぇーー!!」

弟「随分と単調な殴りかかりだな。当てる気があるのか?」

チャラ男「うらっ!!おらっ!!」

弟「・・・」

チャラ男「くそっ!!なんで当たんねーんだよ!?」
102: 名無しさん@読者の声:2012/12/7(金) 23:41:30 ID:TEFXytsk9o
おっぱいのようにしなやかに動いているのか
103: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 23:42:06 ID:g4lCkLBiEw
弟「脇が甘い!!」

チャラ男「うおっ!?」

弟「足も!!重心も!!それで人を殴ろうなど愚かにも程がある!!」

チャラ男「ひ、ひぃぃ!!」

弟「まだ続けるか?それとも警察にご厄介になるか?」

チャラ男「!?警察を呼んだのかよ!?」

弟「一応な、どうする?」

チャラ男「くそっ!!」ダッ
104: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 23:44:16 ID:o6D2/o4bEU
弟「・・・行ったか」

弟「警察はハッタリだったのだか…効いたようだな」

弟「姉、大丈夫…」

姉「弟!!ごめん!!ごめん!!」

弟「・・・落ち着いてくれ。まずは家に帰ろう」

姉「うん…」

弟「・・・」
105: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/7(金) 23:47:49 ID:o6D2/o4bEU
皆様こんばんは

なんやかんやで100いっちゃいました。はい

もしかしなくてもこれ、早すぎますよね?
でもこんなのしか取り柄ないし、駄文を読んでくださる皆様の為に早く続きを書きたいという思いががが
次回からは絵を描いたりとか、色々したりしてて更新が少なくともなりがちです


>>102

おっぱいのようにぷるんぷるんと動く弟を脳内再生してしまった私は負け組でしょうか?

今日の投下を終了いたします
106: 名無しさん@読者の声:2012/12/8(土) 00:36:30 ID:lg4yga3b/M
弟は何でも出来るなw

センスはあるのになんともったいないおっぱい聖人


つC
107: 名無しさん@読者の声:2012/12/8(土) 00:37:52 ID:tY8D9ZB9XA
このSS好きだ。

おっぱいも好きだが
1も好きだ。

つCCCCC
108: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 13:40:02 ID:NZbegCTi8M
>>106

弟はやらなくても出来ちゃう子なんですね
これでおっぱい星人じゃなかったらまともなんですけどね

支援感謝

>>107

嬉しいお言葉ありがとうございます

ですが、私は貧乳なので正直姉が羨ましいです。その乳寄越せ

支援感謝


後、この場を借りて宣伝、更新スレにてこのSSを宣伝して下さった方にお礼を申し上げます

ありがとうございました。
宣伝内容が立派でんな内容に出来るか心配ですが、やるだけやってみます

後、今日もそれなりに大量更新です
109: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 13:44:13 ID:NZbegCTi8M
弟「姉よ、落ち着いたか?」

姉「・・・」

弟「なんであんなことをしたのか、話してくれるか?」

姉「・・・昨日の出来事を、覚えているか?」

弟「昨日?…ああ」

姉「あの時私はとんでもない事を言ってしまった…でも後から冷静になって考えたらあながち間違いではなかったのかもしれない…」

姉「私は…お前の事が好きなのかもしれない…」

弟「・・・」
110: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 13:50:13 ID:NZbegCTi8M
姉「最初は狂ってると思った。実の弟を好きになるなど、恋愛対象として見るだなんて」

姉「だから、前から私に言い寄って来ていた男に1日だけ付き合う事にしたんだ」

姉「私にも男の友はいるし、話すのも抵抗はない。だから、それより少しだけ親密な関係と思うだけで良かったのだ」

姉「でも…駄目だったんだ。どうしても気が進まず、あの男の私の体を見る時の舐め付けるような視線を感じているだけで、気持ち悪かった」

姉「極めつけはお前に見られた時だ。何も悪い事などしてないはずなのに、私は罪悪感に押し潰されそうだった」

姉「そしてお前があの男に私を頼むと言ったとき、お前が、どこか遠くに、手の届かない所に行ってしまうんじゃないかって…」
111: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 13:57:22 ID:NZbegCTi8M
弟「姉…」

姉「私はどうすればいい?あのまま苦痛に耐えてあの男といれば良かったのか?私の事を考えず、慰み者としか扱わないあの男と!!」

弟「今となっては、確かめる術はない…が、もしも姉がチャラ男とあのまま交際をするようであれば、俺は間違いなく反対しただろうな」

弟「あのチャラ男の目。見てるだけで虫酸が走る。姉を自分に都合がいい物としか見ていなかった」

弟「姉よ。俺に抱いている恋愛感情はただのまやかしだ」

姉「・・・」

弟「人間は一番近い異性に恋心を抱くと聞いた事がある。だが、それはあくまで一番近い異性という話。その異性が自分に適してるとは思えない」

姉「弟は…私を助けてくれるだろう?」

弟「ああ。俺は姉が困ってるなら手を貸そう」
112: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 14:00:58 ID:NZbegCTi8M
弟「しかし、俺は貸すだけで解決は出来ない」

弟「何故なら、解決策は姉。自分で見つけ出す物だからだ」

姉「・・・」

弟「・・・昨日の姉をそっくりそのまま返したが、やはり上手くいかないな」

姉「・・・そうか」

弟「しかし…そうだな。ふむ、いや、しかし…」

姉「どうした?」

弟「一つだけ、許されるのであれば一つだけ欲を出そう」

弟「姉のその豊満な胸を見ず知らずの男に独占させるのは癪に障るな」
113: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 14:04:57 ID:NZbegCTi8M
姉「・・・ぷっ、く、あはははは!!」

弟「何がおかしい」

姉「くくく、お前はどんな時でも胸なのだな」

弟「当たり前だ。思春期特有の男子高校生の知的好奇心をだな…」

姉「胸を張って言うことか」

弟「ようやく笑ったな…姉よ」

姉「ああ…心配をかけてすまなかった…心配をかけさせるなと言っておきながら、私がかけさせてるな」

弟「気にするな」

姉「弟よ。一つだけ頼ってもいいだろうか?」

弟「?」

姉「私と、付き合ってほしい」
114: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 17:57:39 ID:duY1R9EAbg
弟「姉よ…それは」

姉「話は最後まで聞け」

姉「どんなにまやかしだの幻だの言われても、私がお前に抱くこの気持ちは本物だと信じてる」

姉「でも、お前はどうしょうもないおっぱい星人だから、私が見限って他の男と付き合うかもしれない」

姉「だから…お前さえ良ければ、私が魅力的な異性を見つけるまでの…彼氏になってほしい…」

姉「お前にとっては何のメリットもなく、ただの踏み台の役になってしまうから、強制ではない」

弟「もしも、断ったら?」

姉「そしたら何か別の方法を探すさ」
115: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:03:13 ID:Be22dcbmeo
弟「分かった。付き合おう」

姉「え?」

弟「別に付き合うとしても、普段と何もすることは変わらないだろう」

姉「いいのか?お前は踏み台にされるんだぞ?」

弟「姉、姉が俺を好きだと言ってくれたように、俺も同じくらい姉の事を大切に思っている」

弟「踏み台にくらい、いくらでもなってやる」

姉「!!…この…ばか…」

弟「ああ、俺は馬鹿なのだろうな」
116: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:05:36 ID:Be22dcbmeo
弟「しかし、すっかり話し込んでしまったな…腹が減ってしまった」

姉「ならば何か作ろう。何がいい?」

弟「シチュー!!俺の大好物だ!!」

姉「わかった、わかったからあまり興奮するな」
117: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:12:14 ID:duY1R9EAbg
姉「・・・お父さん。お母さん。私は、今日遂に倫理の壁を壊しました」

姉「・・・怖かったです。もしかしたら弟が私から離れてしまうんじゃないかって…遠い所に消えてしまうのではないかって…」

姉「でも、弟は言ってくれました。私の事が好きと。助けてくれると」

姉「弟は、私の悩みを真剣に聞いて、付き合おうとさえ言ってくれました」

姉「・・・私は弟が好きです」

姉「ひょっとしたら、一生弟の優しさに甘えていくかもしれません」

姉「だから…私もここで約束します」

姉「必ず、必ず弟離れをします。ちゃんとするようにします…だから」

姉「今だけ…今だけはこの幸せを噛み締めさせてください」
118: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:17:34 ID:duY1R9EAbg
姉「さて…寝るか」

姉「・・・」ゴソゴソ

姉「よし」



弟「・・・」

姉「入るぞ」ガチャ

弟「姉?どうした?」

弟「っ!?ぱ、パジャマだと!?」

姉「え、な、何か悪かったか!?」

弟「悪くはない!!」

弟「パジャマ+巨乳というのは男性を悩殺するポーズベスト5に入るほどの組み合わせだ!!それを平然とやってのけるとは…しかも、ノーブラ…」

姉「あ、あの…」

弟「気にするな。それで?何の用だ?」

姉「一緒に…寝てほしい…」
119: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:23:09 ID:Be22dcbmeo
弟「そんなことか、構わんぞ」

姉「ふえ!?あ、大丈夫ならいいんだ…」

姉「えっとじゃあ…入るぞ?」

弟「構わん」

姉「(あ、温かい…)」

弟「・・・」

姉「お、弟…そんなにじっくり見つめられると…」

弟「パジャマを着るとき、女性は必ず下着を外す。何故かはわかるか?」

姉「え?…皺になってしまうからか?」

弟「いや、ブラジャーのホック部分に使われているワイヤーが胸を締め付けるからだ」

弟「朝まで締め付けられるとその部分が内出血し、血の通りが悪くなる」

姉「では何故パジャマ限定なのだ?」

弟「パジャマは寝ている時の通気をよくするために薄手なんだ」

姉「なるほど、つまり直に締め付けられてるのとあわり代わりないわけか」

弟「その通りだ」
120: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:28:49 ID:duY1R9EAbg
弟「そしてパジャマは着た人間を艶かしく見せる」

姉「つまり何が言いたい?」

弟「ふっ、こうして向かいあって寝ているだけで、姉のいつもの豊満な胸の魅力が三倍増というわけだ。加えてこの至近距離」

弟「呼吸に合わせて胸が上下する動きまで観察出来る。これは俗にいうご褒美というやつだな」

姉「・・・お前は私より胸か」

弟「そうだ。と、言いたいが…違うみたいだ」

弟「今の姉を見ていると、いつもより動悸が激しくなる。それに説明のつかない感情もわくのだ」

姉「・・・」

弟「その感情を紛らわす為に胸を見ていると言ってもいいかもしれない」
121: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 18:33:36 ID:Be22dcbmeo
弟「今日は俺も姉もなにかが変みたいだな。うん」

姉「変じゃないさ…」

弟「そうかもしれないな…」

姉「手を、繋いでもいいか?」

弟「ああ」

姉「このまま、向かい合わせでいいか?」

弟「ああ。それで姉が眠れるのなら」

姉「ありがとう…」

姉「・・・」

弟「お休み。姉…いい夢を」
122: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 20:53:33 ID:V0CJLQQpnI
姉「う…ん…」

姉「朝…か…!!」

姉「弟!?」

弟「zzz」

姉「・・・良かった」

姉「側に、いてくれる…一番近い異性、か」

姉「起きるか」
123: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 20:58:18 ID:V0CJLQQpnI
弟「むにゃ…朝か」

弟「む、姉がいない…?ああ、起きたのか」

弟「俺も起きなければな」



弟「おはよう」

姉「おはよう寝坊助」

弟「失敬な。いつもの時間に起きているぞ」

姉「私より遅いならまだまだだ」

弟「よく眠れたようだな」

姉「ああ。お陰でな」

弟「しかし姉よ。寝惚けて人を抱き枕にする癖はいい加減に治した方がいいと思うのだが」

姉「な、何を言い出す!!」

弟「姉に抱きつかれると困るのだ。その…豊満な胸を押し付けられながら…」

姉「す、すまな…」

弟「服に涎を垂らされる身になってもらいたい」

姉「・・・お前はデリカシーという言葉を覚えた方がいい」
124: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 21:04:00 ID:V0CJLQQpnI
姉友「おっはよー♪」

姉「おはよう。友」

弟「おはようございます。慎ましい…」

姉「お前はそれ以外にいうことが無いのか?」

弟「・・・日本女子の平均の胸をした」

姉「お前に聞いた私が愚かだったよ」

姉友「およ?なんか昨日と違う?というか、戻った」

姉「昨日はすまなかった。友にも迷惑かけた」

姉友「いいよいいよ、気にしなくて」

姉友「でも、私は姉の味方なんだから!!困ったら相談してね?」

姉「ああ、頼りにさせてもらう」

姉友「頼もしい弟君もいるし、もう二人付き合っちゃえば?」

姉「・・・」

弟「・・・」

姉友「あり?冗談だよ?笑う所だよ?」
125: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 21:07:54 ID:V0CJLQQpnI
姉「友は意外に油断ならないな…」

姉友「へ?それどういう…」

弟「姉は姉友さんの考えは常識にとらわれない考えをしてると言いたいんです」

姉友「なんだ。そういうことか」

弟「姉友さんには天真爛漫なままでいて頂きたい。そうすれば胸の発育も良くなりますから」

姉友「あははー、弟君のおっぱいトーク出たね〜」

姉「はぁ…とりあえず学校に行くぞ」

姉友「はいはーい」

弟「おう」
126: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/8(土) 21:11:18 ID:V0CJLQQpnI
皆様こんばんは

とりあえずお姉ちゃんと一緒が終わりまた日常に戻ります
ここからまたおっぱいトークを開始するんですね

あ、そうそうなんかかんやでかなり誤字脱字が目立ちますが、単なる打ち間違いです。おきになさらず


とりあえずこんなところですかね
あ、最後にもう一つ
私は胸を見るのも触るのも好きですが、大きな胸を無駄に揺らす人は苦手です

今日の投下を終了いたします
127: 名無しさん@読者の声:2012/12/9(日) 02:56:57 ID:qcDttONIGI
胸を無駄に揺らしてハァハァしながらがっしり押さえてるのは否定しないでいただこう


つ支援
128: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 09:48:31 ID:OqNKyRrRag
>>127

頬を紅潮させて、切な気に吐息を漏らし、瞳を物欲しそうに潤ませたおにゃのこが、触る度に小さく

「んっ!!」

って、反応する時に揺れる胸は好きです。大好きです。ていうか、そんなシチュに遭遇したいです。でも出来ねぇんだよ、ちくせう…

支援感謝

朝から若干暴走申し訳ないが、今日も大量かもしれません
129: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 09:53:48 ID:OqNKyRrRag
弟「おはよう」

友「弟、おはよう」

女「おはよう。どうだった?お姉さん」

男「解決出来た?」

弟「なんとかな…それより」

弟「女友、何かあったのか?」

女友「ふえ!?」

女「え!?なんでわかったの!?」

友「女友さんなんか変だったの!?」

弟「やけに胸を庇ってるのが目についた。良ければ話すといい」
130: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 09:58:43 ID:f9j5Nb11/6
女友「あ、えっと…」

女「あんた馬鹿?てか、デリカシー無さすぎ」

弟「何故皆俺にデリカシーを求める?」

女「あんたが大好きでも、女友にとっては恥ずかしいの。察しなさいよ」

女友「えっと…その…放課後に相談乗ってもらっていい?」

弟「構わんが…一つサイズの大きい下着をつけているのと関係があるのか?」

女友「・・・」

女「あんた、本当にデリカシーないっていうか、その能力をもっと別の事に活かせっていうか…」
131: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 11:02:04 ID:g38IDIgMhs
弟「さて…それでは話を聞こうか」

女「なんで上から目線なのよ」

女友「・・・」

弟「まあ、聞かなくても大体は察しがつくが」

女「あんたって本当に胸になると勘が鋭いわよね」

弟「胸を庇う仕草、サイズの大きい下着を着用。そしてやや上ずった声…これから推察するに、普段より胸に与えられる刺激が大きいと見た」

女友「・・・はい」

女「・・・マジ?」
132: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 11:06:50 ID:g38IDIgMhs
弟「いつからだ?」

女友「昨日の…夜くらいから…」

弟「ふむ…今は生理か?」

女「ちょ!?」

女友「・・・」コクン

弟「なら何も心配いらない単なる成長症だ」

女「成長症?」

弟「人間が成長する上でかかるちょっとした病気みたいな物だ。ちなみにおたふく風邪も一種の成長症と呼ばれている」

弟「さて、この場合だが…女友はやや触覚による刺激をやや過敏に反応しているみたいだな」

弟「しかし、案ずる事はない。いずれ治る」

女「根拠あんの?」
133: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 11:11:49 ID:g38IDIgMhs
弟「人間が快楽を受ける場所はそれぞれ、視覚、聴覚、触覚の三つに別れる」

弟「そのなかでもっとも快楽を受けるのが触覚だ」

弟「女子は成長の過程でその触覚を多少研ぎ澄まさなければならなくなる」

女「つまり…友は成長してるだけってこと?」

弟「そうだな。ちなみによく筋肉がつるという現象が起こるが、あれは総じて男子に多い。わかるか?」

女友「骨や筋肉が、成長してるってこと?」

弟「その通りだ」
134: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 11:15:40 ID:g38IDIgMhs
女「じゃあ友にはなんの心配もいらないってことね?」

弟「そうだ」

女「よかった…昨日の夜に泣きそうな声で、私おかしいのかもしれないって電話かかってきたときにはどうしようかと」

女友「私…そんなスケベじゃないし…」

弟「自分の体が気になる年頃だし。そうなってしまうのも無理はない。だが、一人で抱え込むの駄目だ。友人や家族に相談するようにしろ」

女「一人で抱え込んだら…どうなるの?」

弟「胸の発育が悪くなる」

女「・・・あんたって、ほっんとうにデリカシー無いのね」
135: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 11:21:16 ID:g38IDIgMhs
弟「皆俺の事をデリカシー無いというが、俺だって自分なりに考えて行動してるぞ?」

女「それがデリカシーないっていってんの!!てか、他の人にも言われたの?」

弟「昨晩姉に」

女「あんたねぇ、いくらお姉さんだからって我慢の限界があるんだからね?どうせ大きい事をネタにしてからかったんでしょ?」

弟「失礼な!!俺は大きさで胸を判断しないし、ましてやからかったりなどはしない!!」

弟「姉や女みたいな年頃の女子はとかく体を気にする!!時にそれがコンプレックスになり自信喪失にも繋がってしまう!!」

弟「自信喪失が体にもたらす精神的ストレスの大きさは計り知れない!!時としてそれでノイローゼやうつを引き起こしてしまうかもしれないからだ!!」

女「う…わ、わかったわよ」

弟「わかればいい」
136: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 13:26:56 ID:S6udfti/Vo
女友「折角だし、女ちゃんも弟君に見てもらったら?」ニヤニヤ

女「は!?な、何言ってんの!?」

弟「女もどこかおかしいのか?特に何もないと思うが…」

女友「弟君が見落としてるだけかもよ?」

弟「む、そこまで言われると気になるな」

女「なんもないから!!なんもないからぁ!!」

弟「女、動くな。よく見えない」

女「見なくていいって言ってるでしょー!!」

弟「ぐはっ!!」
137: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:10:17 ID:bbAUQQPDiw
弟「結局何も無かったぞ」

女「うう…結局見られた…」

女友「あは、あはは。女の勘ってやつだよ」

弟「女は何故そこまで悲しむんだ?健康なのはいい事だと思うが?」

女「あんたは…いいじゃない…」

弟「ふーむ。よくわからん」

女友「とにかく、帰ろっか」

弟「そうだな」
138: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:13:24 ID:q72gOX8VmA
姉「弟」

弟「姉か、今から帰りか?」

姉「お前を待ってたんだよ」

弟「む、それは悪い事をしたな」

女友「弟君のお姉さん。元に戻ってるみたいだね」

女「戻ってるけど…なんか近くない?」

女友「気のせいでしょ」

女「ただの姉弟で腕組んだりする?」

女友「女ちゃんが気にしすぎなだけだよ。仲良し姉弟ならよくある事だよ」

女「本当かなぁ…」
139: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:19:21 ID:bbAUQQPDiw
姉「なるほど、成長症か」

女友「はい。弟君に色々教えてもらいました」

姉「全く…お前は性懲りもなく人様の胸を…」

弟「合意の上だ俺は悪くない」

姉「某親善大使は帰れ」

女「・・・」

弟「女?どうした?やけに無口だが」

女「二人って、凄く仲がいいですよね」

弟「もちろん。姉弟だからな」

女「まるで…恋人みたいに…」

弟「・・・」

姉「いくら頼りになるとはいえ、実の弟だ。恋愛感情なんて抱かないよ」
140: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:23:01 ID:bbAUQQPDiw
女「もしも…もしもですよ?女友が弟に告白して、それで二人が付き合ったりでもしたら…」

女友「え、そこ私なの?」

姉「弟が選んだ相手だ。祝福するさ」

女「・・・」

弟「何か不機嫌なのか?」

女「なんでもない」

姉「(なるほど…我が弟ながら隅に置けん奴よ)」

女友「(女ちゃん…ファイト!!)」
141: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:28:45 ID:bbAUQQPDiw
女「じゃあ…私達はこの辺で」

女友「さようなら。弟君、また月曜日ね」

弟「おう」

姉「気を付けてな」

弟「しかし、女の奴…途中から妙に不機嫌だったが…」

弟「だが、女の勘というのも中々侮れないものなのだな。あやうくバレてしま…」

姉「ん…ちゅ」

弟「・・・!?」

弟「な、何をする!?」

姉「ふふふ、私でも嫉妬はするという事だけ覚えておけ」

弟「・・・?」
142: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:37:55 ID:q72gOX8VmA
弟「そういえば明日から休日だったな。すっかり忘れていた」

姉「どこかいきたい場所でもあるのか?」

弟「いや、特には。それより姉は無いのか?」

姉「私か?」

弟「俺は立場上姉の彼氏だからな。少しは格好をつけさせてくれ」

姉「・・・惚れ直す事を平気で言うのだから恐ろしい」

弟「なんか言ったか?」

姉「なんにも…携帯が鳴ってるぞ」

弟「着信か…女?」
143: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 16:49:10 ID:bbAUQQPDiw
女「あーあ、結局なんも話せなかったな…」

女「・・・あれ、絶対はぐらかしてたよね」

女「確かに仲良し姉弟だよ?そうにしか見えないよ?なのに…なんで!?恋人のように見えちゃうの…?」

女「・・・今、大丈夫かな?」ピッピッ

女「・・・」

弟「もしもし。女か?」

女「っ!!あ、えっと…その…」

弟「何か用か?」

女「あ、えっと…さっきはごめん!!なんか…その…」

弟「ああ、別に気にしてないぞ」

女「でさ…その、あの…明日さ、なんか予定ある?暇?」

弟「特には」

女「そ、それじゃあさ…あ、遊びにいかない?」

弟「構わんぞ」

女「わ、わかった!!じゃ、じゃあ後でメールで時間とか場所とか伝えるから!!じゃ、じゃあね!!」ピッ

女「・・・ふぅ」

女「って、なんで私安心してるの!?」
144: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 23:27:21 ID:DPz2SFX2Rw
弟「女の奴…最後の方はやや急いでたが…どうしたのだ?」

姉「・・・」ニヤニヤ

弟「何故ニヤニヤしている」

姉「いや、姉として弟が青春してるのが嬉しいだけさ」

弟「楽しんでないか?」

姉「まさか。先程も言ったが私は祝福するよ」

弟「そうか…」

姉「だが…やはり私も構ってもらいたい時がある」

弟「何かしてもらいたいのか?」

姉「そうだな…明日は女と行くのだろう?」

弟「まあな」

姉「明後日までに決めておくさ」

弟「わかった」
145: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 23:32:48 ID:4cFvDuF3SA
姉「さて…やるか」

弟「姉、父と母に報告か?」

姉「ん?まあな」

弟「俺もやる」

姉「わかったよ」

姉「お父さん、お母さん。私達は相変わらず元気に過ごしています」

姉「弟もよくやってくれていて、姉として誇りに思います」

弟「・・・」

姉「でも、やはり私は弟の事が好きみたいです」

姉「今日は弟の社交性の広さを知る機会があり、私はそれに嫉妬を覚えました。嫉妬を覚えたということは、私の弟に対するこの気持ちは本物だということを認識させるには十分でした」

姉「それでも私達は姉弟としてやっていきます」

姉「私達を、見守っていて下さい。お願いします」

姉&弟「おやすみなさい」
146: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/9(日) 23:38:57 ID:DPz2SFX2Rw
皆様こんばんは

フラグを作ったりしながら物語を進めているとどうしてもフラグ回収の時に話を強引に進めてしまいます。これは後先考えずに話を考えた人に起こりやすい現象なので注意いたしましょう

さて、それではここで皆様にご意見を求めます
お手数ですが、回答していただけると助かります

問1、更新スピードはどうか?

問2、更新数(レス数)はどうか?

問3、姉が弟にしてもらいたい事

以上の事を回答していただけると助かります
なお、問3は自由回答なのでお答えはご自由にどうぞ
あまり無茶じゃなければ希望通りにいこうと思っています

今日の投下を終了します
147: 名無しさん@読者の声:2012/12/10(月) 11:22:29 ID:K2Z1H07PJw
問1→普通
問2→普通
問3→一緒にランジェリーショップへ
148: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 18:32:13 ID:02Flk6/uEY
>>147

ご回答ありがとうございました

このままでいいんですね。よーし、お姉さん頑張って更新しちゃうぞー

・・・ランジェリーショップですか
前に行った時に屈辱的な目に遭いましたからね…

忘れもしませんよ…店員が私の胸を見たとき一瞬だけ見せたあの哀れみの表情…

女は胸じゃねーよ!!ちくしょう!!
149: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 18:34:29 ID:02Flk6/uEY
弟「ん…むにゃ」

姉「起きろ弟」

弟「んあ?ああ…そういえば女と約束していたな…」

弟「待ち合わせ時間は…二時間後か。多少余裕だしても平気そうだな」

姉「やれやれ、すっかり色気づいて…」

弟「ん?」

姉「なんでもない。それより朝御飯は出来てるからな」

弟「おう」
150: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 18:37:26 ID:.ni3VxVP3g
姉「そうそう。日曜日にしてもらいたい事だが」

弟「んむ?」

姉「お前が帰ってきたら話すから。心の準備をしておけよ」

弟「姉が心の準備が必要な場所につれていくとは…険しい場所なのか?」

姉「まあ、ある意味では険しいかもな」

弟「・・・山か」

姉「何故そうなる」

弟「それ以外に考えられないのだが」

姉「もう少し色っぽい方向に持っていけ」

弟「・・・ホテルか」

姉「どうしてそうなった」
151: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 18:42:57 ID:02Flk6/uEY
弟「険しく色っぽいと言えばこれくらいしか思い付かんのだが」

姉「何故だろう。お前と話してると疲れる以前に埒があかない」

弟「失礼な」

姉「はあ、とにかく今日はデートなんだから。おしゃれしていけばどうだ?」

弟「おしゃれか…前に姉に無理矢理された事があったが、どうも好きになれんな…窮屈で仕方がない…デートってなんだ」

姉「反応が遅すぎだろ」

弟「とにかく、いつもの格好していけば問題ないだろ」

姉「まあ…な」

弟「っと、そろそろ行かねば」

姉「待ち合わせまで1時間以上あるぞ?」

弟「相手を待たせるわけにはいかんしな。行ってきます」

姉「いってらっしゃい」

姉「・・・女も苦労するな」
152: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 18:46:44 ID:02Flk6/uEY
女「・・・ちょっと、胸元開けすぎかな?」

女「でも、前に理想の胸に近いって言ってくれたし、うん」

女「あ、あれ?そういえばあいつ私の事を胸以外何も言ってないような…」

女「いやいやいや!!あいつはおっぱい星人だから!!」

女「ちょっと…おしゃれし過ぎたかな…これじゃまるでデート…」

女「ばっ!?デートじゃないし!!ただ遊びにいくだけだし!!」

女「ま、まあね!!相手はあの鈍感弟だしね」

女「えっと…確か待ち合わせの15分前にいて相手を待つ…いい女の条件…」

弟「・・・」

女「なんでいやがりますかーー!?」
153: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 18:49:26 ID:.ni3VxVP3g
弟「む?女か」

女「ご、ごめん待たせちゃった!?」

弟「1時間くらいしか待ってないから安心しろ」

女「1時間!?」

弟「だが二人とも待ち合わせ時間前には来ているし、いいではないか」

女「そういう問題なの!?」

女「(こ、こいつを甘く見ていた…)」

女「あ、あはは…それじゃあ…いこうか?」
154: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 19:01:11 ID:Uz83IF4R4M
弟「む、女。その服装」

女「(きた!!)あ、ちょっとおしゃれ頑張っちゃったかな〜なんて!!でもあんた相手だし!!気兼ねなく…」

弟「それがいつものお前の服装なら、俺が強制する権利はないが…あまり胸元を露出させる服装は止めた方がいい」

女「・・・は?」

弟「テレビや雑誌等でよく胸元を開ける格好を目にする。確かにあれは魅力的に見せるには一番だが…胸元を紫外線が直撃するというリスクが伴う。更に谷間はケアがしにくい場所でな、黒ずみや肌荒れ。乾燥の原因にもなる。屋内じゃないかぎりは日焼け止め等を塗ることをオススメするぞ?まあ、これからいくのが屋内なのであれば話は別だが…」

女「あはは!!ごめん!!ちょっと暑くてさー!!少し閉めるね!!」
155: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 20:17:26 ID:/Q8jyxZM9E
女「(もうっ!!なんなのよ!!やることなすこと全部裏目に出てるじゃない!!)」

女「(折角弟の為にしたのに…これじゃ馬鹿みた…)」

女「弟の為なんかじゃないし!!」

弟「うわっ!?いきなりどうした?」

女「な、ん、で、も、ないわよ!!」

女「(はぁ…なんでこんな奴を…)」

女「好きになってなんかないし!!」

弟「女、あまり路上で大きな声を出すな」

女「っ!!誰のせいだと思ってんのよ!!」

弟「俺は悪くない」

女「あああああ!!ムカつく!!」
156: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 20:21:51 ID:/Q8jyxZM9E
弟「ひょっとして、さっきの服装についての指摘が気に障ったか?」

女「へ?あ、いや…」

弟「すまん。良かれと思って言ったのだが…やぶ蛇だったな…」

女「そ、そんな気にしなくていいから!!あんたの言うことにも一理あるし!!」

弟「だが…今日の女の服装は可憐だと思うぞ。似合ってる」

女「ほ、本当!?」

弟「ああ。嘘がつけなくてな」

女「・・・えへへ//」

女「(って、気がついたらこいつのペースに巻き込まれてる!?)」

女「(油断ならないわ…)」ジー

弟「?」
157: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:19:17 ID:qIymICtQKA
弟「ふむ、遊園地か」

女「ちょ、ちょっとありきたりだったかな?」

弟「そんなことはない。人間が万人とも楽しめる場所だからな…しかし、遊園地か…」

女「苦手だった?」

弟「いや、昔を思い出してな…よく祖父母に連れられて姉と一緒に来たものだ」

弟「姉は小さい頃は極度の怖がりでな、そのくせお化け屋敷に入りたがるという困った子供だった」

女「・・・」

弟「と、思い出話は老化の証拠だったな。さあ、回るか」

女「(お姉さんの話ばっかりだな…)」
158: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:21:44 ID:qIymICtQKA
弟「なあ、確かに回るとはいったが」

女「うん」

弟「この回るじゃないと思うんだが?」

女「い、いいのよ!!メリーゴーランド馬鹿にしてんの!?」

弟「女みたいな年頃ならジェットコースターとか色々好きそうなのがあると思うんだが?」

女「・・・なの」

弟「?」

女「嫌いなの!!そういう絶叫系が!!」

弟「・・・」
159: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:24:49 ID:qIymICtQKA
女「な、何よ!!笑いたきゃ笑えばいいじゃない!!」

弟「笑わんよ。俺も同じだからな」

女「へ?」

弟「どうも俺も絶叫系という奴は好かん。だから最初に女がメリーゴーランドを選んだ時は内心ほっとしたものだ」

女「そうなの…?」

弟「ああ」

女「・・・うん」

弟「姉とは好みがまるきり正反対だが、お前との好みは似てるみたいだな」

女「た、たまたまじゃない?」

弟「そうだとしても、俺はお前と親しくなれて良かったよ」

女「・・・」

女「・・・ばか//」
160: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:27:27 ID:XIAVTAtKm2
弟「女?顔が赤いぞ?」

女「なんでもないから!!次はあれ乗るわよ!!」

弟「ティーカップ…またなんとも乙女な…」

女「文句あんの!?」

弟「いや?好きだから素直に嬉しい」

女「あ…う…//」

女「(赤面が止まらないよぉ…)」
161: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:30:06 ID:XIAVTAtKm2
弟「女…大丈夫か?」

女「全然…平気…」

弟「やけに回転が早かったが…故障か?」

女「知らない…わよ」

弟「本当に大丈夫か?」

女「大丈…夫…」

弟「やれやれ…」スッ

女「っ!?な、なにしてんのよ!?」

弟「おぶってるんだ。暴れるな、落ちるぞ」

女「っ!!」

弟「そのまましがみついて大人しくしてろ」
162: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:33:58 ID:qIymICtQKA
弟「さて…日陰につれてきたはいいが…」

女「う〜くりゃくりゃすりゅ〜」

弟「思ったより重症だな…仕方ない」

弟「こんな時のためにハンカチを持ってきておいて正解だったな。これで濡れ布巾の代わりにはなるだろう」

弟「さて…次は通気を良くするのだが…」

弟「胸元を…開くしか…ないか」

弟「はぁ…女、すまん」ゴソゴソ

女「ん…んん…」

弟「っ!!とりあえず、これでよし」

弟「後は…様子を見るか…飲み物でも買ってこよう」
163: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/10(月) 23:37:27 ID:qIymICtQKA
皆様こんばんは

ラブコメにしようとしてるのに中々ラブコメにならないこの腹立たしさ
皆様にはこのSSがどのように見えてるのか…知りたいけど知りたくない…

えっと、まあはい
特に話すこともなく投下を終了するんですが…

あ、そうそう。近々この投下終了報告コーナーを使って新コーナーをやってみたいと思います
内容は…秘密です

それでは、今日の投下を終了します
164: 名無しさん@読者の声:2012/12/10(月) 23:44:31 ID:2k/AQf4edQ
(女かわいいなこんちくしょう)

…ふ、ふん、俺にはB′の彼女がいるからいいもんね!

新コーナー期待してます
これ、いつものです
つCCCCC
165: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/11(火) 23:37:13 ID:FGq0e0WmdU
>>164

浮気は駄目ですよ〜
というより、リア充なんですね爆ぜろ下さい

支援感謝

えっと、今日は色々立て込んでてかなり少量更新です。件の新コーナーも今日は無理かな〜と
166: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/11(火) 23:46:33 ID:L42.WERUbA
女「ん…んん…」

女「あれ…私、確かティーカップに乗ってて…」

弟「気がついたか?」

女「あ、弟…」

女「あれ…なんで私…」

弟「急激な回転の重力により一時的な貧血状態を起こしたんだ。今はどうだ?」

女「うん…大分良くなって…!?」

女「なんか…服が乱れて…」

弟「その…通気性を確保する為に…胸元を少しだけ開かさせて…もらった…」

女「あ…そうなんだ」

女「(一瞬何か期待しちゃったけど…弟だし。多分無表情だったんだろうな…)」
167: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/11(火) 23:54:56 ID:L42.WERUbA
弟「・・・迂闊だった」

女「へ?」

弟「弱ってる女性があんなにも色香を出すとは…思いもしなかった…」

女「・・・?」

弟「つまりだな…その、不謹慎だが、介抱中に…お前に…異性的魅力を感じていたのだ…」

女「・・・それって」

弟「よく姉を看病していたが、姉はほっといても勝手に治してしまうような人種だったからな…付きっきりというのが無かったのだ」

女「・・・」

弟「・・・」

女「(えーと…今の話をまとめると)」

女「(こいつは弱ってる私を介抱しながら…魅力的に見えてたってこと…?)」

女「(嬉しいけど…なんか複雑だなぁ)」
168: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/11(火) 23:57:26 ID:FGq0e0WmdU
女「まあ、細かい事はいいよ。治ったんだし」

弟「本当か?」

女「ほら、こんな風に立て…あれ?」クラリ

弟「ほら、無理しない」

女「あはは、ごめん」

弟「おぶるか?」

女「い、いらないし!!ていうか、変に思われるじゃん!!」

弟「じゃあどうすればいい」

女「倒れないように…手とか繋いどけばいいんじゃない?」

弟「そうだな…そうするか」
169: (投下終了) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 00:03:38 ID:L42.WERUbA
女「さってと!!次にいきますか!!」

弟「元気だな」

女「少しでも楽しみたいしね」

弟「楽しいのか?俺といく奴は皆つまらなそうにするんだが」

女「それは周りがあんたの事を誤解してるだけ。あたしはあんたの事を理解してるつもりだし」

弟「・・・そうか」

弟「ところで、胸元…開けたままいくのか?」

女「へ?…あ//」

女「は、早く言ってよ!!ていうか、開けたのあんたでしょ!?」

弟「失礼な!!俺には下心ややましい事等一切ない!!」

女「弱ってる女見つけたら欲情する変態が?」

弟「ち、違う!!誰にでも欲情するわけではない!!」

女「ほら!!欲情って認め…え?」

弟「っ!!と、とにかく!!お前にはまだ急速が必要だ!!幸い昼も近いし、昼食を取るぞ!!」

女「ちょ、ちょっと!!引っ張らないでよ!!」

女「・・・」
170: 名無しさん@読者の声:2012/12/12(水) 00:32:37 ID:lg4yga3b/M
焦りすぎて急速になったんですねわかります

女かわええ…
つC
171: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 19:10:00 ID:52PP2t7zb2
>>170

顔面真っ赤だぞどうしてくれる

急速…休息
予測変換の馬鹿野郎

支援感謝

今日は新コーナーやりたいと思いますよ…多分
172: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 19:14:20 ID:52PP2t7zb2
弟「・・・」

女「・・・ねぇ」

弟「ん?」

女「さっきのって…」

弟「・・・何を勘違いしてるかは知らんが、俺は見ず知らずの他人に欲情する変態ではないからな」

女「いや、わかっちゃいるわよ」

弟「・・・」

女「・・・」

女「なんか頼んだら?折角来たんだから」

弟「もう体は大丈夫なのか?」

女「もうなんともないわよ」

弟「・・・そうか」

女「・・・」
173: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 19:17:34 ID:52PP2t7zb2
女「(気まずっ!!)」

女「(なんなのこの無駄に長い沈黙は!?いつもならもうちょいこいつの胸トークが炸裂するんじゃないの!?なんで目を逸らすのよ!!)」

弟「(くっ…気まずい。この気まずさは胸について調べようと姉のタンスを探って以来だ…)」

弟「(こ、この沈黙に耐えられそうにない…ここは無理矢理にでも話題を作らねば!!)」

女「(やっぱり…なんか話さないと駄目だよね…。ていうか、あたしがもたない!!)」
174: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 19:22:47 ID:52PP2t7zb2
弟「なあ」

女「ねえ」

弟「な、なんだ!?」

女「お、弟こそどうしたの!?」

弟「いやいやいや!!女から先に!!」

女「あ…えっと、じゃあ…」

女「あんた…さ、結局恋愛とかしないの?」

弟「ブフゥ!!」

女「え!?」

弟「ゴホッ!!ゴホッ!!何故今のタイミングで…」

女「タイミングとか関係ないんじゃ…大丈夫?」

弟「問題…ない」

女「で、どうなのよ?あんた前に恋愛には興味ないみたいな事言ってたし今も変わらないのかなって…」
175: 名無しさん@読者の声:2012/12/12(水) 19:39:50 ID:TEFXytsk9o
弟が姉の胸の秘密を探りに行ったまま帰ってこないというスレがたつのか
176: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 19:50:32 ID:gxDSHASFOs
弟「た、確かに…恋愛に興味が無い…というより、恋愛感情を抱いた事がないから分からないといった方が正しいか…とにかく分からない物は分からないという感じだったからな」

女「分からないなら調べようとか思わなかったの?あんたお得意の」

弟「調べようとしたが、書物や文献ではやはり芳しい成果は得られなかったからな…まあ実体験を伴わないと駄目だと言うことがわかった」

女「なにそれ」

弟「恋愛感情など…わかるわけがない」

女「はぁ…あんたは知るのが怖かっただけなんじゃないの?自分の知らない事を知って、今まで自分が信じていた物が崩れるのを怖がってるだけにしか見えないわよ」

弟「信じていた物が崩れる…か、確かにそうかもしれないな」

弟「人間は知識に貪欲だ。それ故臆病者でもある」

弟「だが、人間は変われる。長い時間がかかっても、必ず」

女「・・・」

女「(ん?なんかはぐらかされてない?)」
177: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 19:59:39 ID:gxDSHASFOs
女「はぁ…で?あんたの話は?」

弟「ん?」

女「なんかいいかけてたじゃない」

弟「あ、ああ…」

女「で?何の話?」

弟「うむ…そう…だな」

女「言いなさいよ。気になるじゃない」

弟「うーむ…あれだ」

弟「お前の…」

女「私の?」

弟「お、お前の…」

弟「お前の胸…昨日マッサージでもしたか?ハリとツヤがあるんだが…」

女「・・・意味深に溜めといてそれかい」
178: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 20:07:42 ID:gxDSHASFOs
弟「何故か言うのが躊躇った」

女「わけわかんない」

弟「・・・何故か先程から変だな」

女「あんたも頭やられたんじゃない?」

弟「・・・かもしれん」

女「さてと…それじゃ次乗ろうか」

弟「もういいのか?」

女「こんな空気、こっちがごめんよ」

弟「・・・」

弟「気を、遣われていたみたいだな…」
179: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 20:17:57 ID:gxDSHASFOs
弟「なあ…ひとつだけ聞いていいか?」

女「何よ」

弟「確かにあれ以上気まずいのは耐えられなかったが…」

女「気まずかったの?」

弟「だからっと観覧車はどうだろうか」

女「い、いいじゃない!!後残ってるので絶叫系じゃないのこれくらいしかないのよ!!」

女「それに、聞きたい事もあるし」

弟「?」

女「あんた、お姉さんと付き合ってるでしょ」

弟「・・・」
180: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 20:23:59 ID:siHnvgnp82
女「・・・否定しないの?」

弟「否定したところでどうしようもない」

女「本気?」

弟「・・・」

女「なんとか言ってよ!!」

弟「わからない…」

弟「最初はただ助けたいと思っただけなんだ。姉を助けようと、俺が彼氏になるくらいで姉が救われるなら、俺はいくらでも彼氏になんてなってやる」

弟「でも…最近は、姉をただの姉と見ることができなくなっているんだ。家族として…見れなくなっている…」

女「そりゃそうだよ…あんたのお姉さん美人だもん」
181: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 20:31:17 ID:gxDSHASFOs
女「でもね、はっきりいってあげる」

女「あんたはお姉さんに利用されてるだけだよ。あんたのお姉さんを悪く言うつもりは無いけど、あんたのお姉さんは多分あんたを離さない」

弟「・・・」

女「あんたはそれでも尚お姉さんの彼氏で居続けるの?報われないのに?」

弟「・・・」

女「あんたは恐らく恋愛感情を抱いてる。でもそれはお姉さんに対して。一番近い異性だったからね…そしてあんたのお姉さんも多分あんたの事が好き」

女「あんたはいいの?報われない、お互いが悲しむ、こんな関係で」

弟「・・・これは俺の問題だ。女が心配することじゃない」

女「っ!!心配するわよ!!」

弟「何故だ?なんも意味がないだろ」

女「あんたの事が好きだからに決まってるでしょ!!」
182: 名無しさん@読者の声:2012/12/12(水) 23:06:20 ID:lg4yga3b/M
言っちゃった…

俺は女が好きだ!
183: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 23:37:02 ID:Uz83IF4R4M
弟「・・・」

女「・・・あ」

弟「・・・え?」

女「いや…あの…だから…えと…」

弟「好き…とは、その、あれか?」

女「あ、あう…うん//」

弟「いいのか?俺で」

女「・・・//」コクン

弟「・・・そうか」
184: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 23:40:38 ID:ga3EvxxhO6
女「あんたは…あたしの事なんとも思ってないかもしれないけど…これが、今の私の…気持ち」

弟「・・・そんなことはない」

弟「お前を介抱中に感じた異性的魅力は…間違いでは無かったのか…」

女「・・・」

弟「だけど、すまない」

女「へ?」

弟「俺はお前に返事をまだ出来ない」
185: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 23:43:35 ID:Uz83IF4R4M
弟「俺はお前の言う通り姉に対して恋愛感情を抱いている」

弟「でも、お前に対しても友人以上の特別な感情を抱いている」

弟「このままどっち付かずな状態なのは非常に良くない」

弟「だから、全てに決着をつけてから…改めて返事をしたい」

弟「女と姉…どちらが一緒にいたいと思える存在なのか…」

女「・・・うん」
186: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 23:46:00 ID:Uz83IF4R4M
女「今日は、ありがとね。付き合ってくれて」

弟「気にするな。俺も楽しめたしな」

女「あんたってあまり表情に出さないわよね」

弟「性分だ。しょうがない」

女「あんまりいきすぎると、無愛想に思われるからね」

弟「・・・出来るだけ精進しよう」

女「ふふ、じゃあね。また明後日学校でね」

弟「ああ」
187: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/12(水) 23:53:05 ID:Uz83IF4R4M
皆様こんばんは
ようやく遊園地デートが終わりましたよ…疲れた

女と姉、どちらにくっつけさせましょうかねぇ
そうだ。新コーナーに絡んでちょいとレス返を

>>175

ということなんでしょうが、いかがですか?弟さん

弟「あれは高校に入りたての頃だな、思春期の(以下ry)姉の部屋に入りタンスを漁ってみた」

ほうほう

弟「その時に姉の下着を見つけたのだよ」

なるほどなるほど。ちなみに何カップでした?

弟「当時はEだったが…今は確実にFはあるぞ」

なるほど…ありがとうございました

とまあ、こんな感じに皆様方からのキャラに対する質問や聞きたい事などをインタビュー形式でお答えして頂く。これが新コーナーです。はい

>>182

遂に言わせましたよ…
ここまでのプロセスが長かった…


今日の投下は終了します
188: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:05:32 ID:8p876osaNo
弟「ふぅ…今日は色々あって疲れたな…」

弟「ただいまー…誰もいないのか?」

弟「姉?いないのか?」

姉「・・・」

弟「なんだ…いるじゃないか…どうした?家中の電気を全部消し…」

姉「・・・」ガバッ

弟「な!?姉!?」

姉「・・・お帰り」

弟「た、ただいま…って、どうした?何か様子が変だが…」

姉「しらばっくれるな…お前がこんな風にしたくせに…」

弟「?」
189: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:10:27 ID:8p876osaNo
弟「姉、一度落ち着け」

姉「私は落ち着いている…」

弟「落ち着いているわけあるか。今日の姉は色々おかしいぞ」

姉「・・・今日は、楽しかったか?」

弟「え?まあ…それなりに」

姉「・・・そうか」

弟「姉…ひょっとして、人恋しかったのか?」

姉「人恋しい…というより、1日中お前の事だけを考えていた」

姉「怪我してないか、事故に巻き込まれないか、今どうしているか…それだけがずっと頭の中を回っていた…」

弟「朝は普通に送ってくれただろ?」

姉「朝はな…お前がいなくなった瞬間、唐突に涙が溢れてきた」

姉「平静を保とうとしてるのに、出来なかった」
190: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:14:32 ID:AXPz/dDb7M
姉「私は手当たり次第にお前に関係するものを探った」

姉「お前の使っている通学カバン、お前の使っている机、お前の使っている布団…」

姉「一時は寂しさを紛らす事が出来た…でも、一時はだ」

姉「気がついたらどうしようもなく涙が溢れて止まらなかったよ…はは」

姉「それでもいつもどおりの行動を取るのは習慣というやつなのだろうな…」

弟「・・・姉、もういい」
191: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:19:09 ID:8p876osaNo
弟「寂しい思いをさせていたのだな…すまない」

姉「弟は悪くない。弟は悪くないんだ」

姉「これも全て私が悪いんだ…割りきれない私が」

弟「・・・」

姉「電話がかかってきた時から、女にずっと嫉妬していた」

弟「・・・」

姉「私は…酷く傲慢で、酷く強欲だ」

姉「お前の幸せを誰より願ってるのに…誰にもお前を渡したくない!!」

姉「弟…こんな姉で、すまない」

弟「姉…もういい」
192: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 17:21:27 ID:AXPz/dDb7M
姉「思えば…私は小さい頃からお前の事を引っ張り回して…」

弟「姉」

姉「こんどもそうだ。私がお前の未来を摘むような事を…」

弟「姉!!」

姉「!!」ビクッ

弟「不安定な精神状態で考えても後ろ向きな考えしかでない。今は落ち着く事が優先だ」

姉「・・・すまない」
193: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 20:58:35 ID:/Q8jyxZM9E
弟「食べれるか?」

姉「・・・お前が?」

弟「姉と比べたら、味の保証はせんがな」

姉「・・・」パクリ

姉「美味しい…」

弟「よかった」

姉「先程は…取り乱してすまなかった」

弟「気にするな」

姉「久しぶりだったんだ。あんなに涙を流して感情が押さえられなかったのは」

弟「それには俺も原因がある。姉は俺の為に強くいようとしてくれていた結果、知らず知らずの内に自分を殺してしまっていたのだな」

姉「・・・」

弟「でも、それと同時に嬉しかった」

弟「姉が感情を吐き出してくれた事を、ずっと溜め込んでいたものを吐き出してくれた事を」
194: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:11:16 ID:lpXKIBKjK.
姉「弟…頼みがある」

弟「ん?」

姉「もし、だ。もしも仮にお前が想いを寄せている人がいるなら…」

姉「これ以上、私に優しくしないでくれ」

弟「・・・」

姉「私は、これ以上お前に優しくされたら…もう自分を押さえる事が出来ない」

姉「頼む…いつものお前でいてくれ…」

弟「姉、それは無理な話だ」
195: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:16:12 ID:/Q8jyxZM9E
弟「何故なら俺は姉に優しくした覚えは一度もないからだ!!」

姉「!!」

弟「姉が優しくされてると思うような行動は、俺が姉を助けたいという行動に他ならない」

弟「なら優しくするなとは、俺が姉から離れなければならない!!」

弟「しかし、俺は姉から離れるのは御免被る!!何故なら姉の豊満な胸を見れなくなるのは嫌だからだ!!」

姉「・・・」

弟「それに俺は姉の事が好きだからな、姉から離れたら姉と会話することも、スープも飲めなくなってしまう」

弟「第一、明日は俺にしてもらいたい事があるのだろう?土台無理な話だ」
196: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:18:46 ID:lpXKIBKjK.
弟「以上の理由から俺は姉から…姉?」

姉「ぷっく、あっははは!!」

姉「くっくく、貴様は、相変わらず、空気の読めないと言おうか、場を読まないと言おうか…あっはは!!」

弟「・・・」

姉「はぁ…お前は相変わらず胸しかないんだな」

弟「おう」

姉「なんだか一人で悩んでいた私が馬鹿みたいではないか…全く」

弟「・・・」
197: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:26:44 ID:/Q8jyxZM9E
弟「復活、か?」

姉「ああ。浮き沈みの激しい姉ですまないな」

弟「気にするな。姉くらいの年頃の女子は感情が不安定になりがちだからな」

姉「ふぅ…落ち着いたら腹が減ってきたな」

弟「今食べてるだろ」

姉「ふふ、私ぐらいの年頃の女子は皆食欲があるものだよ」

弟「・・・ふーむ、不思議な物だ」
198: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:38:47 ID:lpXKIBKjK.
姉「そういえば明日の事だが」

弟「?」

姉「明日は私とランジェリーショップにいってもらう」

弟「・・・」ガタッ

姉「最近また下着がきつくなってきてな…サイズとかを測って…何してる?」

弟「姉よ…明日は決戦だな」

姉「は?」

弟「ふふ、まさかこんな事に巡り会えようとは…」

弟「俺は明日に備えて体を休める!!姉もしっかり休めておけよ」バタン

姉「・・・ずいぶんと嬉しそうだな、ふふ」
199: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/13(木) 21:47:22 ID:lpXKIBKjK.
皆様こんばんは

べ、別にレスが一個も無かったからって寂しいわけじゃないんですからねっ!!

まあ、それはさておき
今日のお客様は姉さんです

姉「こんばんは。こういうのは機会がないから緊張しているが、出来る限りやってみよう」

では、今回は大活躍でしたね?

姉「活躍かどうかはともかく…情けない所を見られたな」

やはり姉として弟に対する恋愛感情は抱くのには抵抗があります?

姉「いや…どちらかと言えば弟の事を考えてるからかな」

ほうほう

姉「私の行動で弟の未来を潰したくは無いんだ」

なるほど、女としての気持ちと姉としての気持ちで挟まれてるわけですね

姉「ああ」

なるほど。大変興味深い話をありがとうございました。胸寄越せ

姉「今、何か…」

今日の投下はこれで終了します
200: 名無しさん@読者の声:2012/12/13(木) 21:55:29 ID:TEFXytsk9o
浮き沈みの激しい姉(の胸)か・・・
201: 名無しさん@読者の声:2012/12/13(木) 21:58:53 ID:er1kGvKtyM
Fともなると重そうですな…

そのことについて1さんどうですか?
202: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 06:50:19 ID:4cFvDuF3SA
>>200

いやいやいや、確かに浮き沈み激しいですけどあくまで気分的なあれであって決してたわわに実ったメロンの事じゃありませんからね!?

>>201

おう、まさかの私
そうですね、千切れ…

よく胸が大きい女性は肩がこると言いますが、あれは胸を下着等で補正しておらず、何をトチ狂ったのかノーブラで見せつけるような状態でなりがちです
胸の脂肪が重力により下に下がって、それにつられて肩の骨や筋肉が下に下がり結果として肩がこるという状況になるんですね

まあ、女は胸だけで判断はしませんよ
私の判断基準は胸と足ですが

今日はチマチマ更新します
203: 名無しさん@読者の声:2012/12/14(金) 12:35:10 ID:3D9c6KqdGQ
姉の胸が大きくなっただと…ガタッ

204: 名無しさん@読者の声:2012/12/14(金) 15:51:19 ID:TEFXytsk9o
>>203座れよ
205: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:15:13 ID:g38IDIgMhs
>>203

姉の胸はどこまでいくのだろうか…

>>204まあ、立てよ
206: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:33:51 ID:2k.durce8E
姉「ん…朝…か」

弟「おはよう!!起きてるか!?」

姉「・・・」ジー

弟「ん?どうした?」

姉「んー」ギュー

弟「ははは、甘えん坊さんめ」ポンポン

姉「んーん…っ!?」カアアア

姉「わ、私は…何を…?」

弟「寝ぼけてたみたいだな。さあ、支度しろ」

姉「・・・もう少し寝ぼけていればよかったな」
207: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:48:07 ID:2k.durce8E
弟「出発はいつにする!?」

姉「テンションが高いな…」

弟「当たり前だ!!」

姉「そ、そうか…」

弟「しかし…いつの間にそんなになったんだ?」

姉「ふむ…どうやら少しずつ大きくなっていたみたいだな…」

弟「最近やけに下着の余裕がなかったから、てっきり小さいサイズのを着けてるかと思ったのだが」

姉「そんなとこまで見てたのか?」

弟「嫌でも目につくからな。まあ、しょうがない」

姉「全く、お前というやつは」
208: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 19:56:07 ID:2k.durce8E
弟「・・・おお」

姉「着いたようだな」

弟「・・・」ポロポロ

姉「泣くほどなのか?」

弟「僕には…まだ帰れる場所があるんだ…こんなに嬉しいことはない…」

姉「ギリギリアウトなセリフを言うな」

弟「早く!!入るぞ!!」

姉「まるでテーマパークに入る子供だな」
209: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 20:08:36 ID:g38IDIgMhs
店員「いらっしゃいませ〜♪」

姉「すまない。胸囲測定をしたいのだが」

店員「わかりました♪それではこちらへどう…」

弟「おい、この下着だと着用した際に脇にホックがかかって締め付けられるぞ!!誰だこのデザインを考えた奴!!」

店員2「お客様!!お止めください!!」

店員「あの…お連れ様は…?」

姉「連れていきます」
210: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 23:48:47 ID:wJajIDVNMY
測定員「それではぁ〜測定をしま〜す。デュフ」

姉「・・・」

測定員「・・・えっとぉ、お連れの方は退室していただけますかぁ?」

弟「すまないな。俺は付き添いだからな」

測定員「ちっ、わかりましたぁ〜では、そこから動かないで下さいねぇ〜」

測定員「それにしても〜、お客様、おっぱいおっきいですね〜」

姉「・・・」

測定員「そんな怖い顔しないでくださいよ〜褒めてるんですから〜デュフフフ」
211: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/14(金) 23:53:36 ID:wJajIDVNMY
測定員「それでは〜服を脱いでくださぁ〜い」

測定員「あ、お連れの方はすみませんが目隠しをお願いしますね〜。変な気を起こされても困りますし〜デュフフフ」

姉「どっちが…」ボソリ

測定員「んー?何か言いましたぁ?」

弟「俺のことなら気にするな。毎日見ているからな」

測定員「へ〜、それは羨ましいですね〜。こんなおっきいおっぱい見れるなんてお連れさんラッキーですよね〜デュフ」

弟「確かにな。大きさも豊満で形もよく、ツヤハリも文句なしの理想的な胸だからな」
212: 名無しさん@読者の声:2012/12/14(金) 23:55:23 ID:TEFXytsk9o
測定員を滅してもよろしいでしょうか
213: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 00:16:44 ID:2k.durce8E
測定員「そんなことより〜ほらほら、早く服を脱いでくださいよ〜」

姉「・・・」

測定員「胸囲測定に来たんでしょ?まさかここまできて止めるなんて言わないですよね〜?」

姉「・・・別の測定員を希望する」

測定員「すいません〜、今手の空いてる測定員俺しかいないんですよ〜」

姉「・・・くっ!!」

測定員「さあさあ、早く測定しちゃいましょうよ〜デュルフッフフ」
214: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 00:20:58 ID:g38IDIgMhs
弟「姉、ふと思ったのだが、何故胸囲を測る必要があるのだ?」

姉「特注するために、私の胸のサイズが必要なのだ…」

測定員「そうそう。お客様みたいなおっきいおっぱいの方は特注でもしない限り中々市販の奴じゃ収まらないから、こうやって特別なのをお作りしてるんですよ〜」

弟「俺が測ろうか?」

姉「!!」

測定員「お連れ様〜それは駄目ですよ〜。ちゃんとこういうのにも資格とかが…」

弟「既に経験済だ。問題ない」

測定員「そ、それでしたら私がアシスタントを…」

弟「いらん。それより目隠しをしてもらえないか?変な気を起こされても困るからな」

測定員「っ!!」プルプル
215: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 00:24:03 ID:g38IDIgMhs
弟「じゃあ姉…測るぞ?」

姉「あ、ああ…頼む」

測定員「・・・」チラッ

姉「・・・」

弟「ふ〜、全く仕方ないな…」

弟「ほい」トンッ

測定員「ふぐっ!?」ドサッ

姉「な、何をした?」

弟「少し気絶してもらった。なに、30分もあれば起きるさ」

姉「あ、ああ…」
216: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 00:27:44 ID:g38IDIgMhs
弟「姉、服を脱いでくれ」

姉「こ、こうか…?」スッ

弟「・・・」

姉「ど、どうした?何かあったのか?」

弟「いや…綺麗で、思わず見とれていた」

姉「・・・愚か者///」

弟「すこし冷たいぞ」

姉「ひんっ!?」

弟「うーむ…やはり明らかに前測った時より大きくなってるな…」

姉「は、早く…これ以上は…駄目!!」

弟「終わったぞ。後はサイズを店員に見せるだけだな」

姉「あ…」

弟「ん?どうした?」

姉「いや、なんでもない」

姉「(本当はもっと続けて欲しかったのだが…いいか)」
217: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 00:32:00 ID:2k.durce8E
皆様こんばんは

>>212

とりあえずニフラムかける許可は出します

えっと、新コーナーのお時間なんですが…お客様は誰一人いませんね

友「ちょい!?何いってんの!?」

あ、いたんだ

友「いたんだ、じゃねーよ!!メインキャラクターだよ!!」

え!?お前ってメインキャラクターだったの!?

友「そうだよ!!初期の方に出てただろ!?」

記憶にございません

友「なんだそりゃ!?」

えー、というわけで今日のお客様は友でした

友「勝手に終わらすなよ!!」

今日の投下は終了します
218: 名無しさん@読者の声:2012/12/15(土) 09:17:00 ID:UkYb2eh21s
姉かわいい…

弟はまるで水を得た魚だな
219: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 18:32:18 ID:df/De3TGVs
>>218

そりゃあこのSSのメインヒロインの一人ですから!!

弟はそんなことまるで思ってませんがね
しかし、結果的にはそうなっている…

弟…恐ろしい子!!
220: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 18:39:13 ID:df/De3TGVs
店員「測定が終わりましたね?それでしたら用紙を受けとります」

姉「ああ」

店員「・・・あの、失礼ですが、この測定は誰が?」

弟「俺だ。やはり専用のがあると測定が早いな」

店員「そ、そうでしたか…その、測定員は?」

弟「・・・気絶してるな」

店員「よし!!・・・じゃなくて、わかりました」

店員「それでは奥の部屋にお進みください」

店員「(小数点第三位まで測るなんて…あの人何者?)」
221: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 18:45:41 ID:df/De3TGVs
店員「お待たせいたしました。受け取った用紙の数値を元にお客様にあった下着を現在取り揃え中でございます。もうしばらくお待ちになってください」

姉「ああ」

店員「それと…少し来てもらえますか?」

弟「俺か?」

店員「ええ、色々お聞きしたいことがあるので」

姉「弟…」

弟「心配するな。すぐ戻るさ」
222: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 18:54:05 ID:df/De3TGVs
店員「まず、測定員が気絶しているという話ですが…」

弟「いつまで経っても測定をしてくれなかったんだ。そこで俺が測定をしようとしたら横からうるさくてな…少々静かになってもらった」

店員「は、はぁ…」

店員「えっと、じゃあ次にこの数値についてなんですが…」

弟「一応細心の注意を払ったが…なんならもう一度測定しようか?」

店員「あ、いえ」

店員「失礼ですが…お客様とどのようなご関係で?」

弟「姉弟だ」
223: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 20:54:29 ID:JjbL7qVj/A
店員「姉弟…ですか。それにしては随分親密な…」

弟「・・・」

店員「っと、お客様の詮索は不要でしたね。申し訳ありません」

弟「すまない、少々複雑な事情でな」

店員「そうなんですか…」

「ちょっと、いいかしら?」

弟「?」

店員「へ?・・・あ!!」

店員「て、店長!?」
224: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 20:56:35 ID:JjbL7qVj/A
店長「店員さん。お仕事ご苦労様」

店員「い、いえ!!店長こそわざわざ足を運んでいただいて!!」

店長「いいのよ、それより…」

店員2「あ、はい…確かにそちらのお客様です」

店長「そ、ありがとう。二人とも戻っていいわよ」

店員&2「はい!!」
225: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 21:02:53 ID:JjbL7qVj/A
店長「さて…と、改めて初めまして。この店の店長よ」

弟「弟だ。随分若くて綺麗な店長なんだな」

店長「あら、ありがとう」

弟「だが…何故」

店長「・・・」

弟「詮索はしない方がよさそうだな」

店長「理解がいいこは好きよ。それで、貴方ね?うちの商品にクレームつけたのは」

店長「うちの商品は提供してるんだから、自信はあるのよ。今までにうちの商品を悪く言ったお客様もいないわ。それなりの理由があるのよね」

弟「ああ、あの下着か」

弟「あの下着はサイズから推察するにB〜C用に作られたようだが…あの作りだと脇にホックがかかって締め付けられるぞ」

店長「あら、ホックには緩める機能もついてるわよ?」

弟「それは胸が垂れ乳の時だろう。B〜Cなら垂れ乳ではなく、ピンと張ったお椀型が多いはずだ。あれでは胸でホックが持ち上がり結果的に脇を締め付けてしまう」
226: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 21:07:39 ID:hN22NeG0qs
店長「ふーん…あなた、中々話せるわね」

弟「あの下着の改善はホック部分だけで、デザイン、通気性、バランスは文句なしの一品だ」

店長「わかったわ。商品開発部に言っておくから」

店長「ねえ…あなた、高校生?」

弟「ん?まあ…な」

店長「そう」
227: 名無しさん@読者の声:2012/12/15(土) 21:41:05 ID:TEFXytsk9o
おっぱ支援
228: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 23:30:32 ID:g38IDIgMhs
姉「弟…そろそろいく…!!」

店長「あら、可愛らしいお嬢さん」

姉「そ、その人は?」

弟「店長さんだ」

姉「…なんだ」

店長「ふーん…中々のサイズね…」

姉「へ?あ…///」

弟「もちろん。自慢の姉の豊満な胸だからな」

姉「お前は私が自慢なのか、私の胸が自慢なのか、どっちなのだ」

弟「両方だ」

店長「仲がいいわね〜」
229: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 23:33:25 ID:g38IDIgMhs
姉「しかし…店長とは知らず、無礼な真似を…」

店長「いいのよ。よく私みたいな年が店長って珍しいみたいだし」

姉「いや…その、お綺麗ですから…」

店長「ありがと」

店長「・・・」ジー

姉「な、何か?」

店長「羨ましいわ〜そのサイズ」

姉「は!?いや、あの…///」

店長「やっぱり君が特殊なだけみたいね」ヒソヒソ

弟「まあ、一般人にはわからんだろうな」

店長「同類って事ね」
230: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 23:37:21 ID:2k.durce8E
店長「さてと、そろそろ商売させてもらいましょうか」

店長「お客様のご用件は…って、聞かなくてもわかるわね」

店長「さっき商品開発部が慌ただしかったのはこれが原因か…なるほどね」

姉「あの…話がうまく…」

店長「あー、いいのいいの」

店長「それで?下着は何着購入されるおつもりで?」

姉「えーと、まあ…それなりに…」

店長「そうよね〜そのサイズだものね…」

店長「さて…肝心のお勘定なんだけど…」

店長「代金はいらないわ」

姉&弟「!?」
231: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 23:43:31 ID:2k.durce8E
姉「いや…しかし、値札は…」

弟「なるほど、何か裏があるな」

店長「大正解。弟君って言ったわよね?あなた、ここで働いてみない?」

姉「!?」

弟「そう来たか」

店長「あなたをただの高校生とするには惜しいわ。あなたのその胸に対する情熱、知識が必要なの」

店長「もちろん待遇は最高にするわ。どう?私と一緒に下着界に革命を起こしてみない?」

弟「下着界に…革命」

店長「それに、私自身あなたを気に入っちゃったし」

姉「っ!!」
232: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/15(土) 23:51:03 ID:g38IDIgMhs
皆様こんばんは
諸事情により引っ張ります。というわけで今日のお客様は?

男「えっと…どうも」

あ、男さんチーッス

男「なんだよその挨拶…ていうか、序盤にちょっぴり出ただけの俺なんか誰も覚えてないだろ」

そんなことありませんよ。少なくとも私は覚えてます

男「いや、作者のあんたが忘れたらアウトだろ」

てへぺろ

男「はぁ…疲れる」

毎日友と弟、女にも挟まれてるもんね

男「何回仲裁に入ったか…」

なるほど、男は典型的なガイラルディア・ガラン・ガルディオス体質というわけなんですね

男「TOAをやってる人にしか分からないネタを出すなよ」

今日の投下は終了します

男「また明日も見てくれよ」
233: 名無しさん@読者の声:2012/12/16(日) 10:05:52 ID:B.Y5y8uR9I
やっぱりさっちゃんだったのか…ww
つCCC


胸を大きくするには??
234: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 11:22:14 ID:B6HkiMrp42
ええ、残念ながら私です

揉まれて下さい。もしくは揉んでください(なるべくえっちぃ事を考えながら)

揉まれて大きくなるというのもあながち間違いではないんですよ。揉まれる事により性的フェロモンが分泌され、結果それが胸の発育にいいそうです。まあ、実践したことありませんし、誰にも揉ませる気ありませんし、揉むほど…ないし

支援感謝
235: さぎし(安価つけ忘れた) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 11:26:59 ID:B6HkiMrp42
姉「だ、駄目だ!!代金は払う!!だから!!」

店長「あらあら。困ったわねぇ…でも、払えるの?」

姉「そ、それなりにはある!!」

店長「正直、あなたみたいなサイズってそうそういないのよね…作る費用、人件費…たくさんかかるわね〜」

姉「っ!なら、私が働くから!!」

店長「あら、それはナイスアイデア。あなたも働いてもらいましょ」

姉「あなたもって…弟は関係ないだろ!!」

店長「でもねぇ…この仕事辛いわよ?セクハラされるし、あなた…顔も中々なんだから…大人気ね…」

姉「くっ!!」
236: (コテはつけ間違えです) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 11:30:47 ID:B6HkiMrp42
弟「姉…もういい」

姉「弟!!でも!!」

弟「そろそろ種明かししたらどうだ?下着ごときでそんな法外な値段はつかん」

弟「それに、俺は結構乗り気だぞ」

店長「ありがと」

姉「でも!!」

弟「姉…恐らく姉の心配してる事にはならん」

姉「へ?」

弟「何故なら…店長は男だからだ」
237: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 11:35:07 ID:LG1gFhOOtk
姉「・・・へ?」

店長「うちの従業員も一部しか知らなかったのに…弟君は一発で見抜いちゃったのよね」

姉「へ…でも、肌も…声も…」

店長「手術したのよ。声帯を取り替えたの。肌も角質を取り除いたり脂肪を取ったり、色々ね」

店長「バレない自信はあったのに…もう」

弟「やはり判断材料は胸だな。後、綺麗すぎる」

店長「さすが、私と同類なだけあるわね」
238: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 11:38:38 ID:LG1gFhOOtk
店長「さて、事情を理解してもらった所で、もう一度御願いするわ」

店長「弟君を、うちの店で働かせてもいい?」

姉「・・・」

弟「姉、俺からも頼む」

姉「・・・浮気したら、承知しないからな」

店長「まあ、怖い。悪い虫がつかないようにしないとね」
239: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 11:41:01 ID:B6HkiMrp42
店長「さて…商品も出来上がったみたいね」

店長「さあ、どうぞ」

姉「あ、ありがとう…」

店長「あ、そうそう」

姉「?」

店長「サービスで一個弟君好みを追加しておいたから、着けて悩殺しちゃいなさい」ボソリ

姉「っ!!////」

店長「ありがとうございました〜♪またのお越しを〜」
240: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 14:15:16 ID:dM41ziAA.s
弟「ふう…色々と濃い店長だったな…」

姉「・・・」

弟「姉?」

姉「ふあ!?な、なんだ?」

弟「どうした?具合でも悪いのか?」

姉「いや…お前はその…下着の趣味とか、好みとかあるのか?」

弟「ん?そうだな…」

弟「やはり派手過ぎずかといって目立たなさすぎない普通のだな。フリルは…まあ、ついていても構わんが…バックホック。これだけは譲れん」

姉「(か、完璧に一致している…)」

241: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 14:18:14 ID:uLiI3U/Am6
弟「姉よ、今日ランジェリーショップにきたのはこれだけのためか?」

姉「ん?ま、まあな…」

弟「そうか」

姉「存外…いい思いもできたしな…」ボソリ

弟「何か言ったか?」

姉「何も言ってない…今日も、一緒に寝てくれるか?」

弟「そんなことか、別に構わないぞ」

姉「・・・ありがとう」
242: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 14:22:17 ID:uLiI3U/Am6
弟「しかし…ランジェリーショップで働く…か」

姉「お前にとっては嬉しい事じゃないのか?」

弟「もちろんだ。胸についての知識を深めると共に了承を得て胸を見れるのだからな」

姉「全く…」

弟「時に姉よ。今日測定して気づいたのだが…」

姉「ん?」

弟「右乳房に違和感がないか?なんとなくだが…」

姉「そ、そうなのか…?ふむ、後で専門医に見てもらうか…」
243: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 14:24:19 ID:dM41ziAA.s
弟「ただいま〜」

姉「すっかり昼だな。すぐ昼食を作るから待っていろ…」

弟「すまないな」

弟「・・・姉」

姉「ん?」

弟「いや…なんでもない」

姉「なんだ、意味深だな?まあいい」

弟「・・・まさかな」
244: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 14:29:42 ID:uLiI3U/Am6
弟「ご馳走さま」

姉「お粗末様」

弟「さて…午後はどうす…」

姉「そりゃ」ガバッ

弟「・・・姉、重い」

姉「ふふふ、今日1日は私に付き合ってもらうぞ?」

弟「いやいや、それとこれとは話が別…んむ」

姉「んむ…ふふふ」

弟「・・・唐突だな」

姉「お前には不意討ちが一番効くからな」

弟「はぁ…何をすればいい?」

姉「そうだな…まず…」
245: 名無しさん@読者の声:2012/12/16(日) 16:14:50 ID:6K2Khl5LxQ
胸に違和感…だと!?
どれおじさんが視て(ry


つC
246: 名無しさん@読者の声:2012/12/16(日) 18:50:29 ID:8/nGqSGCYE
っCCC
247: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 22:54:51 ID:awL1.A7dcc
弟「なあ…確かに俺は何をすればいい?と聞いた」

姉「ああ、聞いたな」

弟「何故俺が膝枕されてるのだ?普通逆だろ」

姉「私がしたいからだ。だからお前には暴れるなという命じたはずだが?」

弟「むぅ…そういわれたら何もいえんな」

姉「さあ、まだまだやってもらいたいことはたくさんあるからな」

弟「こんどは耳掃除か」

姉「ほら、おとなしくしろ」

弟「はぁ…」
248: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 22:57:46 ID:awL1.A7dcc
弟「膝枕、耳掃除ときて、今度はなんだ」

姉「次は…そうだな…肩と背中と腰を揉んでくれ」

弟「つまりはマッサージか」

姉「まあな」

弟「やれやれ」

姉「ん…そう…いい感じだ…」

姉「気持ちいいよ…弟」

弟「それは良かった」

姉「弟…」

弟「ん?」

姉「愛してる…」

弟「・・・ああ」
249: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 23:01:13 ID:9hcHD347TQ
姉「zzz」スースー

弟「寝てしまったか…今日は疲れていたのかもしれんな…」

弟「愛してる…か」

弟「姉には俺がいてやらないとな」

弟「しかし、どうにも右乳房が気になるな…」

弟「詳しく調べるには触診しかないが…それだけはどうしても出来ん」

弟「専門医に任せるしかあるまい」

弟「お休み…姉」
250: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 23:03:28 ID:9hcHD347TQ
>>245

あなたは測定員のお仲間ですか?オジサン

支援感謝

>>246

支援感謝

今日は諸事情により対談コーナーはありません

今日の投下を終了します
251: 名無しさん@読者の声:2012/12/16(日) 23:32:05 ID:g4lCkLBiEw
お疲れ様でした。しかし姉が可愛すぎる//誰か絵スレに書いてもらえないだろうか…。
252: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 16:54:26 ID:A8xJN2pJRk
>>251

そんな滅相もない!!

・・・でも、欲を言えば絵を描いてほしいなっていうのはあります
253: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 16:57:24 ID:X6h6JRQZ8Y
姉「う…ん、寝てしまっていたか…」

弟「起きたか、もう夜だぞ」

姉「そんな寝ていたのか」

弟「まあな」

姉「寝ている時に何かしたか?」

弟「何も、本を読んだりしていた」

姉「・・・ちっ」

弟「何故舌打ちする」

姉「好きな人に何かしてもらいたいと思うのは当然だろう」

弟「出来るわけないだろ」
254: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 17:00:34 ID:A8xJN2pJRk
姉「それは…私が実の姉だからか?」

弟「いや、ただ単に寝込みを襲うのは俺の主義ではないからだ」

姉「つまり、起きていれば問題ないと?」

弟「そういうことになるな」

姉「よし、ならばやれ」

弟「何を」

姉「・・・言わせる気か?」

弟「想像はついたが口に出したくないだけだ」
255: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 17:37:56 ID:g4lCkLBiEw
姉「しょうがない奴め。ならば私が言ってやろう」

弟「おいやめろ」

姉「貴様の性欲の捌け口にしろと言っている」

弟「・・・」

姉「前にも言ったが、私はお前を弟と見てるし、一人の男としても見ている」

弟「姉…それは出来ない」

姉「・・・何故だ?私が姉だからか!?お前と血の繋がった姉だからか!?」

弟「違う!!姉は女性としてみればとても魅力的だ!!」

姉「ならどうしてだ!?私はお前になら何をされても構わん!!」

弟「しないんじゃない!!出来ないんだ!!」
256: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 17:41:42 ID:g4lCkLBiEw
弟「何故なら…」

姉「何故なら?」

弟「何故ならこの作者が官能表現が下手過ぎるからだ」

姉「なんという」

弟「過去に挑戦してはいるがいずれも官能とは呼べないお粗末な物だった」

姉「やめろ。これ以上メタ発言はするな」

弟「姉は見たことがあるか?涙目になりながら必死に官能表現をしようとしている作者を」

姉「もうやめてやれ」

弟「見るのは好きなのに書くのは駄目なんだ」

姉「もうやめろ!!作者のライフはゼロだ!!」
257: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 17:43:34 ID:o6D2/o4bEU
姉「妙に腑に落ちんが…つまり体を重ねられないと?」

弟「ああ」

姉「・・・」

弟「姉…体は重ねられなくても…こういうことは出来る」ギュー

姉「ん…」

弟「すまない」

姉「いい…それより、もっと抱き締めてくれ」

弟「・・・ああ」
258: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 17:46:47 ID:g4lCkLBiEw
姉「さて…そろそろ寝るか」

弟「ああ」

姉「弟」

弟「ん?」

姉「すまないな。私の我儘に付き合ってもらって」

弟「そんなことか。お安い御用だ」

姉「ありがとう…」

弟「さあ、寝るぞ。抱き枕は勘弁してくれよ?」

姉「ふふふ、断る」

弟「わかった、抱き枕は許す。涎を垂らすのは勘弁してくれ」

姉「なら舐めろ」

弟「無理難題を言うな」
259: 名無しさん@読者の声:2012/12/17(月) 18:08:50 ID:g12Q0vskNM
描いてもよろしいなら是非描かせて頂きたい!
もし具体的なイメージとかあったら教えてくださいませ(・∀・)
260: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 18:37:44 ID:KZJhspEXg.
>>259

おうふ…あまりの衝撃にリアルで咳き込みますた

具体的なイメージ…

家ではキャミソールを着用(弟を誘惑するため)
巨乳
凛としている
黒髪ロング

こ、こんなところでしょうか!?頭の中ではあるのにそれを上手く説明出来ないぃ!!

261: 名無しさん@読者の声:2012/12/17(月) 20:20:21 ID:a.xTKw.Hls
>>260
ありがとうございます!描かせていただきました(`・ω・´)
絵スレにありますのでよろしければいらっしゃいませー

レス消費すみませんでした、最後にCCC
262: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 20:57:14 ID:A8xJN2pJRk
>>261

拝見させていただきました

鼻血だしました
萌えました
素晴らしい絵を本当にありがとうございます!!

姉可愛いよ姉

支援感謝です!!頑張らせていただきます!!
263: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 21:07:21 ID:A8xJN2pJRk
姉「う…ん…」

姉「む…朝か…」

弟「・・・姉」

姉「んあ?」

弟「涎」

姉「・・・」ゴシゴシ

姉「やはり…垂らしてしまったか?」

弟「いや…」

姉「?」

弟「ひたすら拭ってた」

姉「そこは嘘でも舐めとっていたと言ってもらいたかったな」
264: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 21:11:52 ID:A8xJN2pJRk
弟「早く起きろ。朝だぞ」

姉「ふぅ…ん?」

姉「拭うのに使った布が見当たらないな」

姉「弟も別に着替えてなかったし…!!」

姉「・・・全く」

弟「姉!!早くしろ」

姉「わかっているよ」
265: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 21:16:35 ID:A8xJN2pJRk
姉友「おっはよー」

姉「おはよう」

弟「おはようございます。慎ましい胸をした姉友さん…ん?」

姉友「ん?どした?」

弟「姉友さん…バストアップしました?」

姉友「あはは、やっぱり弟君にはばれちゃうかー」

姉友「私もちょっとだけ大きくなったんだよ!!」

弟「うむ。胸の成長とは喜ばしいものだな」

姉「相変わらず朝とは思えない会話してるな…」
266: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 21:24:29 ID:hN22NeG0qs
友「よーっす、弟」

男「おはよう。弟」

弟「おはよう二人とも」

女友「ねえねえ、女とのデートどうだった?」

女「ばっ!?な、なに言ってんの!?そんなんじゃないし!!」

弟「デートかはさておき、楽しめたぞ」

女友「ふ〜ん?」ニヤニヤ

女「っ〜!!」

弟「この二日間色々なことがあったからな…日常、というものがありがたい」

女「・・・」
267: 名無しさん@読者の声:2012/12/17(月) 22:14:10 ID:.5wHn4QFp6
>>261
#251の者です
絵を拝見させてもらいました!
可愛すぎです//ありがとう///
268: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 23:39:10 ID:KjLWmcL3EE
女「あの…さ、お姉さんの事…どうなった?」

弟「すまん…まだ保留だ」

女「・・・そっか」

女「あたしの事は気にしなくていいからさ…」

弟「・・・」

女「あんたとお姉さんの間にある…壁っていうのかな?とにかく、それはあたしには越えられないみたいだし…」

弟「必ず結論は出す」

女「・・・うん」
269: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 23:42:13 ID:9r5HZT/Q3c
友「なんか…弟と女の距離近づいてないか?」

男「そうか?あれぐらいじゃないか?」

友「くっそー!!なんであいつばっかり!!おっぱい星人なのに!!」

男「落ち着けよ。お前にも弟にない良さがあるんだからさ」

友「どうにも腑に落ちないな…そうだ!!」

男「どうした?」

友「くっくっく…放課後が楽しみだぜぇ」
270: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/17(月) 23:48:09 ID:KjLWmcL3EE
皆様こんばんは

なんやかんやで結構レスも伸びてきましたが…
先の話を全然考えていません
これからどうなるか、不安な中、女さんが登場します

女「ちょっと!!あたしが不安みたいに言わないでよ!!」

おう、不機嫌

女「誰のせいよ誰の」

ここにいるぞ!!

女「なんかむかつくわね…まあいいわ。それより」

女「先の話を考えてないって本当?」

イエースアイアム

女「そっか…」

心配しなくても弟君とのらぶちゅっちゅはちゃあんと…

女「ば!?ち、違うから!!そんなわけないじゃない!!なにいってんのよ!?」

YOU、素直になっちゃいなYO

女「うるさいうるさいうるさいうるさーい!!」

えー、女さんがお怒りになってしまわれたので、今日の投下は終了となります
271: 名無しさん@読者の声:2012/12/18(火) 14:11:43 ID:nya/zXOzv2
らぶらぶちゅっちゅ読みたい…さっちゃんガンバレ

友はあれだな、僻みはよくないな、うん。


つCCCCC
272: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 16:37:39 ID:0Ipfh8jXB2
>>271

無理です



無理です

僻んじゃうのはしょうがないよ…だって、男の子だもん!!

支援感謝

273: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 16:45:07 ID:jh5/TJ2ymM
弟「さて…帰るか」

友「弟、ちょっといいか?」

弟「うむ?」

友「放課後、なんか用事あるか?」

弟「・・・特にないな」

友「なら頼む!!合コンに参加してくれ!!」

弟「合コン…決められた人数の男女が出会いを求めて開催される飲み会のような物か」

男「いや、詳しく解説しなくていいだろ」

弟「頼む!!あと二人足りないんだ!!男と一緒に来てくれ!!」

男「俺もかよ!?」

弟「ふむ…少し待っていろ」

弟「ああ…姉か、そう…うん。ああ、帰りは遅くなる…ん?友人と遊んでくる。怪我には気を付けるさ」

弟「よし、行くか」

友「心の友よー!!」

友「(くくく…今日の合コンに来る子は皆レベルが高い…弟、お前のおっぱいトークでドン引きした所を俺が…くくく)」

男「絶対アホな事考えてるな」
274: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 16:48:44 ID:0Ipfh8jXB2
弟「この店か?」

友「そうそう、まあ、入って入って。皆中で待ってるからさ!!」

女子A「友クーン、こっちこっちー」

女子B「もう〜遅いよ〜」

友「ごめんごめん」

女子A「うそ!!レベル高!!」

女子B「きゃあああ!!」

男「なんか、黄色い悲鳴が上がってるんだが」

友「レベル高い奴連れてくるって言っちゃったんだよ」

男「お前…それもしも弟が来てくれなかったらどうするつもりだったんだよ…」
275: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 16:54:45 ID:jh5/TJ2ymM
友「んじゃま、自己紹介からね。各自名前と一言自己PRを!!」

女子A「えっとぉ…女子Aって言います。好きな男性のタイプは…優しい人!!きゃっ」

友「いいよいいよ!!可愛いよー!!」

男「まるで親父だな」

女子B「えっと、女子Bっていいます…好みのタイプはえっと…左の君かな」

弟「・・・」

友「あはは!!こいつモテるからライバル多いよー?」

友「ほら、男共も自己紹介しろ」

男「え?えーと、男っていいます…よろしく」

女子A「いやん、なんか初っぽいー」

女子B「弄りがいありそうだよね〜」

男「(こぇぇぇ!!女の子こぇぇぇ!!)」
276: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 17:00:10 ID:0Ipfh8jXB2
友「弟、なんで黙ってるんだよ、ほら自己紹介」

弟「・・・弟だ」

女子A「無口なタイプ!?いやーん、ストライクー」

女子B「なんか、想像通りの人だね〜」

友「いつもは結構喋るんだけど、緊張してるみたいだね!!」

男「あれ、今思ったけど…女の子一人足りなくない?」

友「あれ?あと一人は?」

女子A「あー、もうすぐ来るって」

女子B「うんうん」

友「そっかー」

友「(ちっ、本命はまだ来てないのか…)」

「お待たせしましたわ」

友「(来た!!)」
277: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 17:04:13 ID:jh5/TJ2ymM
女子A「あ、お嬢様!!こっちこっち!!」

お嬢様「女子Aさん?少し肌を露出させすぎではなくて?それでは飢えた男共の餌ですわよ?」

女子B「硬い事言わなくていいじゃん。合コンなんだしさ」

お嬢様「いいえ!!服装の乱れは風紀の乱れ。たとえ無礼講であったとしてもそれは許しませんわ」

弟「・・・全くその通りだ」

友「(おっぱいトーク来たー!!)」
278: 名無しさん@読者の声:2012/12/18(火) 17:06:08 ID:TEFXytsk9o
まさかおっぱい大好きお嬢様なのか!?
279: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 17:08:41 ID:jh5/TJ2ymM
弟「先程から黙って見ていれば…なんだその格好は」

お嬢様「あら、男にも話が分かる輩がいらっしゃ…」

弟「あからさまに胸を寄せあげして異性を誘惑するな!!それだと胸が締め付けられて血液が通わなくなり細胞が壊死するぞ!!」

お嬢様「・・・」

弟「そもそもキャミソールは胸を寄せあげするには向かない服だ。なぜなら胸の露出面が高く結果的に紫外線を受けやすい。さらに寄せあげをすることにより血流が乱れ黒しみが出来る原因にもなる。もう少し自分の体、いや、胸を大切にしろ」
280: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 19:20:02 ID:X7On2BumCY
女子A「あ、あはは…うん」

女子B「えっと…胸に、詳しいんだね…?」

弟「当然だ」

お嬢様「っ!!は、破廉恥ですわ!!こんな人前で、しかも婦女子を前にして胸を連呼など!!常識を疑います!!」

お嬢様「わたくしはもう帰らせていただきますわ!!元々合コンだなんて…」

友「ちょ!?いやいや、せっかく来たんだしせめて自己紹介でも…」

お嬢様「貴殿方のような助平に名乗る名はありませんわ!!」

弟「・・・」
281: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 19:27:20 ID:X7On2BumCY
お嬢様「全く…そもそも合コンに参加したわたくしが愚かでしたわ…もう少し用心深く…」

弟「おい」

お嬢様「っ!!あ、あなた!!着いてきたのですか!?」

弟「先程の発言、少々撤回してもらいたくてな」

お嬢様「撤回?」

弟「何故胸の事を話しただけで破廉恥になるのだ?」

お嬢様「な、何故って…貴方のような男性が面白おかしく女性をからかうからですわ!!」

弟「俺はからかいや面白半分で胸の事を語ったりはしていない」

お嬢様「口ではなんとでも言えますわ!!」

弟「確かに口でならなんとでも言える…だが、破廉恥というのは聞き捨てならない」

弟「胸というのは女性のもっとも女性らしい部分であり、もっとも愛すべき場所だ。だが、ただ愛せばいいというわけではない…俺は大小形は気にしないがハリやツヤなど美容に関してはうるさいからな。更に胸の状態からわかる病気もある。いわばライフラインだ。そんな胸をお前は破廉恥と一言で片付けるのか?」
282: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 19:31:11 ID:Hp5XrjPulc
お嬢様「は、破廉恥なのは…破廉恥なもの…ですわよ」

弟「なら誰が決めた?法か?国か?違うだろ」

弟「所詮基準なんてものは個々の自由であり他が口を出す必要はない。しかし時には口を出す方が、出した方がいい場面もある」

お嬢様「今が…口を出した方がいい場面…と言いたいのですの?」

弟「ああ。それに俺もあんな風にみだりに胸を露出させるものではないと思っているし、そこは気が合うと思ったからだ」

お嬢様「そんなことで親近感もたれても迷惑ですわ!!」
283: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 19:37:12 ID:Hp5XrjPulc
お嬢様「貴方と話していても一生平行線を辿ることになりそうですわ!!ごきげんよう!!」

弟「っ!!危ない!!」グイッ

お嬢様「えっ!?きゃっ!!」

お嬢様「あ、ありがとうござ…」

弟「馬鹿者!!車の通りが多いのに急ぐな!!もう少しで轢かれる所だったぞ!!」

お嬢様「・・・」

弟「人に常識を説く暇があるなら自分が見本となれ!!」

お嬢様「っ!!常識がないくせにわたくしに説教をしないでくださる!?」

お嬢様「だいたいさっきのはあなたがいたからああなったのであって私一人なら問題ありませんでしたわ!!」

弟「今の着てる服と履いてるヒールでもか?」

お嬢様「っ!!」

284: 名無しさん@読者の声:2012/12/18(火) 19:37:19 ID:TEFXytsk9o
これはハーレムフラグ
285: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 19:40:30 ID:X7On2BumCY
弟「命は粗末にするものではない。お前が死ねば悲しみ者がいる」

お嬢様「・・・いませんわよ、そんな人」

お嬢様「お父様もお母様も、私の事をなんとも思ってないのですから…」

弟「なら俺が悲しんでやる」

お嬢様「!!」

弟「お前の為に誰も悲しむ者がいないと言うなら、俺がお前の為に悲しんでやる」

お嬢様「理解…不能ですわ」

弟「・・・」

お嬢様「ごきげんよう。また機会があればお会いしましょう」

弟「車に轢かれないようにな」

お嬢様「っ!!大きなお世話ですわ!!」
286: 名無しさん@読者の声:2012/12/18(火) 20:38:29 ID:hp3zRKnfvU
誰かと思ってたらアンタか!
生で読めてうれしうござりまする

っ4¥
287: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 23:41:25 ID:gxDSHASFOs
弟「ただいま」

姉「お帰り。早かったな?」

弟「うむ。逃げてきた」

姉「逃げてきたって…そんなに酷い面子だったのか?」

弟「いや、極度に胸を露出している輩ばかりでな、あそこにいたら息が詰まりそ…」

姉「・・・」ゴソゴソ

弟「・・・何してる?」

姉「いや、本当に胸を露出させて息が詰まるのかと」

弟「姉はいつも下着をノーブラキャミソールだからな…今さら露出した所で慌てふためかんよ」

姉「ちっ」
288: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 23:44:52 ID:siHnvgnp82
弟「そしていきなり着替え始めるな」

姉「じゃあどこで着替えろと言うんだ」

弟「自室で着替えてこい」

姉「断る。お前に見てもらいたい」

弟「なら俺は目隠しをしよう」

姉「わかった。自室で着替える。だから可哀想な生き物を見るような目をするな」
289: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 23:47:14 ID:gxDSHASFOs
姉「着替えて来たぞ」

弟「そうか、抱きつくな」

姉「えい」

弟「絡めるな」

姉「合コンはさぞ楽しかったのだろうな」

弟「・・・焼きもちか?」

姉「そう受け取ってもらえるならありがたい」

弟「楽しい…というよりは説教をしたな」

姉「ふふふ、お前らしいよ」
290: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/18(火) 23:52:22 ID:siHnvgnp82
>>278
>>284

残念ながら痴女属性はまだいませんね
そしてエスパー現る
ハーレムエンドでもいいかと思ってしまったぞ一瞬

>>286

出来れば正体は隠したままで行きたかったですね まあ、更新速度、作者名鑑、酉でモロバレなんですけどね

四円感謝

今日は対談コーナーはお休みです。新キャラのあのお方をお呼びしようにも話が膨らまないので…私の胸だけに…

今日の投下を終了します
291: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 00:00:28 ID:hp3zRKnfvU
さっちゃん話膨らますの上手いですからだいじょうぶでしょう!きっと、、、

胸ェ・・・
292: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 00:10:52 ID:TEFXytsk9o
私の胸と比例してこのssの話は膨らむんですね、ははっ。
目から海水が・・・
293: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 00:25:43 ID:9DaI35Nldc
最近肉が落ちたなあと思ったら、ブラに謎の空間が出来るようになった。
これ以上私から何を奪うというのか

私怨
294: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 01:57:09 ID:i20aHeWQRM
>>291-293
お前ら胸無さすぎワロタ
295: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 16:23:36 ID:E7unVwV4mg
>>291

す、好きで小さいわけじゃないんですからね!?
話を膨らませるのは苦手でふ

>>292

私からも海水が溢れたぞどうしてくれる

>>293

脂肪を奪ってるんですよ ブラか…そういや最近着けないな
支援感謝

>>294

私が言わんとしていたことを!!
296: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 16:30:16 ID:bpxgVUgziY
友「はあ…ちくしょう」

男「まあ…元気出せよ」

友「ちくしょう…」

男「あはは…」

弟「おはよう…どうした?ずいぶん暗いな」

友「弟!!てめぇ!!」

弟「ん?どうした」

男「あのあと、女の子達も帰っちゃったんだよ」
297: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 16:34:29 ID:bpxgVUgziY
友「お前のおっぱいトークでドン引きした所を俺がフォローする予定だったのに!!」

男「下らないな」

弟「友、老婆心ながらあのように胸を過多に露出させる女性はあまり近づかない方がいい」

友「うっせー!!俺はお前と違うんだよ!!」

男「弟はああいうのは苦手か?」

弟「苦手というわけではないが、どうも好きになれん」
298: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 16:38:18 ID:E7unVwV4mg
女「おはよ、なにしてんの?」

弟「女か、おはよう」

友「弟さえ…弟さえいなければ…合コンは成功していたのに…」

女「合コン!?あんた合コン行ったの!?」

弟「頼まれてな」

女「信じらんない!!普通いく!?」

弟「どうしてもと頼み込まれたからだ。俺だって乗り気ではなかった」

男「まあまあまあ、それよりさ。今日転校生が来るらしいぜ」

女「聞いた聞いた。昨日決まったんだっけ?」

男「えらく急だよな…」
299: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 16:43:23 ID:SNQKZX.xas
先生「はーい、席についてねー」

先生「皆の中でも何人かは既に聞いていると思うけど、うちのクラスに転校生ちゃんが来るからねー」

友「女子!!」

女「うっさい!!」

先生「ほら、入って」

お嬢様「失礼します」

弟「!!」

先生「それじゃ、簡単に自己紹介しちゃって」

お嬢様「お嬢様といいますわ。皆様、よろしくお願いいたしますわ」

先生「んーと…じゃあ席は…あ、弟君の隣空いてるね、そこ座っちゃって」

お嬢様「はい」
300: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 16:46:46 ID:FHkqZRTKjo
先生「それじゃあ、先生はいなくなるけど、お嬢様ちゃんが珍しいからってがっつくなよ男子ー」ガラガラ

お嬢様「・・・またお会いしましたわね」

弟「・・・」

お嬢様「先日は屈辱的な目にあいましたが…まあ、一応命の恩人ですし?水に流して差し上げてもよろしくてよ?」

弟「・・・」

お嬢様「・・・何かおっしゃられたらどうですの?」

弟「いや…昨日は服で誤魔化していたから見えなかったが…」

弟「慎ましいというレベルを越えているな…と」

お嬢様「っ!!あ、あなたはまた破廉恥な事を言いますか!!」
301: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 17:18:22 ID:TEFXytsk9o
お嬢様は私と同族なのか敵なのか
302: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 19:13:02 ID:QQjt6d3Kuw
弟「だが、昨日も言った通り、俺は大小形は関係なく胸は好きだからな」

お嬢様「っ!!まだいいますか!?」

弟「小さい事を気にしてるならコンプレックスに感じる必要はない。何故なら発育には個人差があり決して…」

お嬢様「いいから黙りなさいこの変態!!」

弟「俺は変態じゃない」

お嬢様「変態ですわよ!!あってまもない女性に胸の話を持ちかけるなど、破廉恥の極みですわ!!」
303: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 19:17:10 ID:eVkVJ.l3wU
女「弟、話がまるで読めないんだけど」

弟「すまんな。昨日知り合ったんだ」

お嬢様「知り合ったんじゃありませんわ!!この変態は破廉恥な発言ばっかりしてくるストーカーですわよ!!」

女「うーん、まあ…変態発言に関しては否定しないけどさ」

弟「おい」

女「でもさ、お嬢様…だよね?こいつは人の道から外れるような事はしない奴だよ」

お嬢様「・・・」

女「こいつはからかい半分で絶対そんなこと言わないし…結構、真剣に考えてるからさ…」

女「べ、別に庇ってるわけじゃないけど…弟の事を、誤解しないで欲しいっていうか…」
304: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 19:25:58 ID:eVkVJ.l3wU
お嬢様「わかりましたわ…こちらも不適切な言動をしてしまいましたし…ごめんなさい」

弟「うむ…俺も発言には気を付けよう」

お嬢様「まともなところもありますし…ね」

女「ていうかさ、あんたいつの間にこんな可愛い子捕まえたのよ?」

弟「人を誘拐犯みたいに言うな」

お嬢様「ちょっと、聞きたい事がありますわ」

弟「ん?」

お嬢様「昨日の…どこまで本気なのですの?」
305: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 19:28:08 ID:AJxqyGrjXk
お嬢様は私たちと同じない者だったか
306: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 19:30:28 ID:QQjt6d3Kuw
女「昨日?」

弟「ああ、あれか」

弟「俺は嘘をついた事はないし、これからも嘘をつこうとも思わない」

女「いや、だから昨日のって何よ」

女友「女ちゃんったら…焼きもち?」

女「うっさい、ていうか違うし」
307: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 21:19:13 ID:hp3zRKnfvU
貧乳かわいいよ貧乳

支援
308: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 22:06:01 ID:LG1gFhOOtk
お嬢様「この男は昨日わたくしに…っ!!言わせる気ですの!?」

弟「誰も言えとは言ってないんだが」

女「なんて言ったのよ」

弟「お嬢様が、自分が死んでも悲しむ者はいないと言うのでな、お前の為に俺が悲しんでやると言ったんだ」

お嬢様「思い出しただけで恥ずかしいですわ…あんなセリフを…あんな真顔で」

女「あんたね、そのセリフがどんだけ威力持ってるかわかってんの?」

弟「言葉に殺傷力はないぞ?」

女「そういう意味じゃないわよ!!」
309: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 22:11:48 ID:LG1gFhOOtk
女「はー、付き合ってらんないわ…」

女「本当に…なんでこんな奴を…」

弟「何か言ったか?」

女「なんでもないわよ」

お嬢様「随分、仲がよろしいのですね」

女「そう見えるの?」

お嬢様「ええ」

女「・・・あんた、嘘とかつけないタイプでしょ」

弟「まあ、何はともあれこれからも共に学園生活を過ごすんだ。これからよろしく頼む」

お嬢様「ま、まあ…仲良くして差し上げてもよろしいですわよ」

弟「あ、それと…」

お嬢様「?」

弟「先程からチラチラと女の胸を見てるが、気にする事はないぞ。大事なのは大きさではなく胸の存在自体が…」

お嬢様「〜〜っ!!やっぱり破廉恥ですわ!!」
310: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/19(水) 22:17:38 ID:LG1gFhOOtk
皆様こんばんは
諸事情により今日は早めに

>>301>>305>>307

おっぱいジェットストリームアタックを仕掛けないで下さい

支援感謝

さあ!!というわけで本日のお客様は登場してから人気急上昇のお嬢様です!!

お嬢様「騒がしいですわね…いやに近くありませんこと?」

そりゃもう…上品ちっぱいとかこれなんてエロゲ

お嬢様「え!?は、破廉恥ですわ!!」

で、どうなんすか?なんで今回は転校を?

お嬢様「あの男に一言物申したかっただけですわ。深い意味はありませんのよ」

ニヤニヤ

お嬢様「なんなんですの!?その含みのある笑いは!!」

さて、今日の投下を終了します

お嬢様「質問に答えていませんわよ!!」
311: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 22:19:46 ID:hp3zRKnfvU
ぱんつ吹き飛んだ
312: 名無しさん@読者の声:2012/12/19(水) 22:27:54 ID:Ki5rGWZ54.
ここちっぱい率高くて好きだ(作者含む)

だが女や姉も捨てがたい

おっぱいはみんな違ってみんないい
313: 312:2012/12/19(水) 22:28:45 ID:Ki5rGWZ54.
大事なもん忘れてた…
つCCCCC
314: 311:2012/12/20(木) 13:37:24 ID:hp3zRKnfvU
おれも忘れよった
っC
315: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 18:48:49 ID:7RJL/fdGxQ
>>311

早くパンツを穿いてください。目のやり場に困ります

支援感謝

>>312

貴様!!(主にちっぱいを)見ているな!?

支援感謝
316: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 18:54:40 ID:7RJL/fdGxQ
友「弟ー、弁当食おうぜ」

弟「ああ」

女「あたしも混ぜなさいよ」

弟「お嬢様も一緒に食べないか?」

お嬢様「どうしてもというならご一緒して差し上げてもよろしくてよ」

弟「素直じゃないな…」

女「お嬢様、あんま突っ張ってると、息詰まるわよ」

お嬢様「むぅ…」

男「誰かさんに似てるしな」

女「なんか言った?」

男「なんにも」
317: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 18:59:58 ID:kwLgI0/6TA
友「そういやお嬢様ちゃんはなんでこの学校に?」

お嬢様「何故か前にも同じような質問をされたような気がしますが…そこの男に一言物申したかっただけですわ」

男「ふーん」

お嬢様「別に深い意味はありませんのよ?」

女「誰も聞いてないわよ」

弟「俺に物申したい事か?なんだ?」

お嬢様「ふあ!?いや…だから…」

お嬢様「胸胸と連呼するのは破廉恥だと…」

弟「昨日の問答をまた繰り返すつもりか?」

男「弟のオーラが変わった!?」

女「そこうっさい」
318: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 19:04:01 ID:7RJL/fdGxQ
お嬢様「まさか、私も馬鹿ではありませんし、平行線を辿りたくはありませんわ」

弟「それには同感だ」

女「zzz」

弟「そうだ、女…女?」

女「ふぁい?」

弟「眠いのか?」

女「ここんとこ最近ね…かなり眠くて…」

弟「ふむ、ちょっと見せてみろ」スッ

お嬢様「か、顔が近いですわ!!破廉恥ですわ!!」

男「目を覗き込んでるだけだろ」
319: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 19:07:10 ID:kwLgI0/6TA
弟「瞼の筋肉が弛緩しているな、最近目を使ったことは?」

女「んー、特には」

弟「ならば運動は?長時間歩いたとか」

女「あー、それかも」

弟「そうか…午後は乗り切れそうか?」

女「微妙…」

弟「なら、寝てしまった方がいいかもしれんな…」

女「でも…授業遅れちゃう…」

弟「俺が教えてやるから安心しろ」

女「・・・なら、いいや」
320: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 19:10:07 ID:7RJL/fdGxQ
お嬢様「あなた、勉学できますの?とても見えませんわ」

男「こいつ、学年一位だから」

お嬢様「!?」

友「たんなるおっぱい星人なのにな」

弟「胸を知る為にまず人体を知り、そこから計算や単語を知り、そして衣服の事を知ったのだ」

男「おかしな図式だよな」

お嬢様「なんか…納得いきませんわ…」
321: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 19:13:43 ID:kwLgI0/6TA
お嬢様「よろしいですわ。勝負いたしましょう」

弟「勝負?」

お嬢様「次回の定期試験。総合得点が高さで勝負いたしましょう」

弟「中々面白そうな勝負だが、負けたら?」

お嬢様「勝った方の言うことをなんでも一つ聞くというのはどうです?」

弟「実現不可能な指示の場合は?」

お嬢様「・・・実現可能な範囲、にしますわ」

友「得点勝負とか、お前ら人間じゃねぇ」
322: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 22:58:50 ID:X6h6JRQZ8Y
先生「つまり、ここの公式がこうなると、ここの問題がこうなるわけ」

女「(う…凄く…眠い…)」

女「(寝たら授業に…あ、でも弟が教えてくれるんだっけか…)」

女「(弟…頼むよ?)」チラッ

弟「・・・任せろ」ボソ

女「・・・zzz」
323: (夢世界編前編) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:07:25 ID:X6h6JRQZ8Y
女「ん…んん…」

「姫、早く起きてください。姫!!」

女「な、なによう…もう少しくらい…」

「いけません!!今日は隣国の王子がお見えになられる日ですよ?」

女「は?姫?隣国の王子?」

女友「ほらほら〜早く起きないと〜、この寝坊助さん♪」

女「・・・なにしてんのあんた」
324: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:17:37 ID:A8xJN2pJRk
女友「失礼な!!姫を起こしてあげてるのに!!」

女「いや、姫って誰よ、ていうか女友は何やってんの?」

オモ「ぶぶー、残念でしたー。私は女友じゃなくてオモでーす」

女「は?ふざけるのも大概にしてくれない?」

オモ「酷!?」

「オモ、姫様を起こして差し上げたか?」

女「この声は!?」
325: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:26:47 ID:X6h6JRQZ8Y
姉「もうすぐ王子がやってくる、それまでに…って、もう起きておられるではないか」

女「お姉さん!?何やってんですか!?」

アネ「姫?お気を確かにしてください。私は貴方の忠実な下僕のアネにございます」

女「は!?アネ?なにそれ!?」

アネ「姫?どうかなされました?」
326: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:30:01 ID:A8xJN2pJRk
女「(え!?確か…私は学校にいてて…それで眠っちゃって…え!?)」

女「じゃあ…ここは夢の世界って事?」

男「その通り」

女「うわあああ!?って、男?」

男「元気そうで何よりだ。ちなみに俺の姿はお前にしか見えてないからあたり騒がんようにな」

アネ「ひ、姫!?どうなされました!?」

オモ「ま、まさか!?ご乱心!?」

女「だ、大丈夫だから!!ちょっと一人にしてくれる?」

アネ「かしこまりました」
327: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:33:24 ID:X6h6JRQZ8Y
女「で?なんなのよこれは!?」

男「落ち着け。明晰夢という言葉を知ってるか?」

女「は?なにそれ」

男「夢を夢と自覚しながら見る夢の事だ」

女「・・・つまり、ここは夢の世界ってこと?」

男「そういうことになるな」

女「なんだ。じゃあ寝てるあたしを起こせばいいんじゃない」

男「ところがそう簡単にはいかないんだ」

女「どういうこと?」
328: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:55:09 ID:LEiceYsiw.
男「先程も言ったが、ここは夢を夢と自覚して見ている夢だ」

女「うん」

男「そして明晰夢は一度見るとその夢の中で特定の行動をしないと二度と目が覚めないらしい」

女「は!?なにそれ!?」

男「あくまで一説だがな」

女「つまり、この夢の世界でなんかしないと、あたしは元の世界に帰れないわけ?」

女「そうだな」
329: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/20(木) 23:57:30 ID:T4cBKsgiVM
女「何かって…具体的に何すればいいのよ…」

男「今自分が置かれてる状況をもう一度確認したらどうだ?」

女「えっと…私は姫で、使用人って言うのかな?がいて…隣国の王子が会いに来る…」

男「なら、隣国の王子に会ってみたらどうだ?」

女「そうするしか…ないか」
330: 311:2012/12/20(木) 23:57:34 ID:hp3zRKnfvU
ふえぇ、ぱんつをはけといわれても、、、
こんな粉々の、もう履けませんよぅ、、
ベトベトだし、、

あっ、よかったらおねいさんにあげますよ
っ粉々ベトベトぱんつ
っ支援
331: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 00:01:06 ID:LEiceYsiw.
皆様こんばんは

唐突に始まりました夢世界編

ちなみに明晰夢は別名共通夢とも呼ばれ、私達が生きている限り必ず見る夢と言われています
あ、そうそう
知ってる人がいればの話ですが、明晰夢と巷で噂の『転んだら死ぬ村の夢』は別物ですので
興味ある人はググってみて下さい

今日は対談コーナーはお休みです

今日の投下を終了します
332: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:11:58 ID:dqvzbTqV8Y
>>330

粉々なのにベトベトとはこれいかに

いや、私がもらってもあれで…ていうか、私お姉さんキャラじゃないですし。そもそもそのパンツはいったいどういう用途で使っていたのか…

支援感謝
333: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:14:48 ID:dqvzbTqV8Y
男「前回のあらすじ 謎の睡魔に襲われた女は勉強を弟に託し眠りに入る。しかし、自分が姫であるという明晰夢を見てしまう。果たして女は無事に眠りから覚めることが出来るのだろうか?また次回も見てく…」

女「何勝手に終わらせてんのよ」

男「いや、なんか天の声が」

女「なに言ってんのあんた」
334: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:29:05 ID:dqvzbTqV8Y
女「とにかく、王子に会えばいいのよね?」

男「可能性だが、少なくとも何かしら進展はするだろう」

女「まずは情報収集よね…あ、お姉さ…じゃなかった、アネ!!」

アネ「姫様、どうなされました?」

女「あー、えっと…隣国の王子様って…どういう人だったっけ?」

アネ「何を言い出すんですか?姫様の想い人ですよ?」

女「・・・what?」

アネ「何故発音よく…とにかく、もうすぐお越しになられるんですから…」

女「・・・」
335: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 14:59:07 ID:df/De3TGVs
女「つまり…あたしは隣国の王子とやらが好きだと?」

男「想い人と言われるくらいなんだから、多分そうなのだろうな」

女「あたしが…好きな人かぁ…」

女「と、とにかく、情報収集よね!!」

男「今、誰を想像し…」

女「う、うるさい!!」
336: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:01:19 ID:df/De3TGVs
オモ「姫様大変です!!」

女「な、何よ!?」

オモ「それが、隣国の王子が予定より早く到着しまして…」

女「あ、なんだ…いいわよ。連れてきて」

オモ「か、かしこまりました!!」

男「いよいよだな」

女「うん」

男「どうする?見た目最悪だったら」

女「吊るわ」
337: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:04:16 ID:df/De3TGVs
「予定より早く馳せ参じてしまい申し訳ありません。姫」

女「そんなかしこまんないでよ…」

弟「では、失礼して」

女「っ!!弟!?隣国の王子ってあんたなの!?」

オトート「姫、俺は弟ではありません。オトートです」

女「こいつに名前つけた奴出てこいこらぁ!!」
338: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:06:31 ID:df/De3TGVs
オトート「姫、招待状はお読みになられましたか?」

女「は?招待状?」

アネ「こちらに」

オトート「ありがとう。いつもながら良い胸だ」

アネ「誉めても何も出ないですよ」

女「・・・こういうところは変わらないのね」

オトート「姫、俺はいつだって姫の胸一筋です」

女「そんなの宣言しなくてもいいわよ!!」
339: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:14:34 ID:df/De3TGVs
女「えーと…舞踏会のお知らせ?」

オトート「実は今度我が国で舞踏会が開かれるのですが、姫、是非俺と踊っていただきたい」

女「は!?え!?いや!!あたしダンスなんか踊れないし!!」

オトート「ご安心を、俺が手取り足取り教えて差し上げましょう」

女「え、そ、それは…」

オトート「姫…俺と踊っていただけますか?」

女「・・・はい」
340: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:17:24 ID:df/De3TGVs
「・・・きろ、な」

女「んん…ん」

「起きろ、女」

女「なによぅ…あたしはまだ…!?」

女「うそ!!」ガバッ

弟「うおっ!?どうしたいきなり」

女「戻って…これた?」

弟「なんだ?まるで人を化け物みたいに」

女「こ、これも夢じゃないんだよね!?」

弟「寝ぼけてるのか?しっかりしろ」
341: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:50:00 ID:7yUYKTB.9o
女「良かったぁ…」

弟「悪夢でも見ていたのか?」

女「うーん、ちょっとね…」

弟「そうか」

女「あ、そうだ!!授業!!」

弟「ほら、俺なりに分かりやすくノートにまとめておいた」

女「・・・」パラパラ

弟「どうだ?」

女「うーん…大体はわかるんだけど…微妙に分からない場所もある」
342: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/21(金) 15:51:27 ID:x.G53gS2Po
弟「ふむ…放課後は何か用事はあるか?」

女「え、えーと…ないよ」

弟「なら家に来い。解説してやるから」

女「あ、ありがとう…」

弟「よし、じゃあいくか」
343: 330:2012/12/21(金) 23:42:02 ID:hp3zRKnfvU
へんなこと言ってごめんなさい、さっちゃんさん。m(__)つ4円

厨房のゆとりっ子からしたら、さぎし氏はおねいさんですよ

>>312ちっぱいは渡さない
344: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 00:40:48 ID:FHkqZRTKjo
弟「ただいまー」

姉「お帰り…おや?いらっしゃい」

女「お、お邪魔します」

お嬢様「お邪魔いたしますわ」

姉「何もない所だが、ゆっくり寛いでいってくれ」

弟「リビングを使っていいか?」

姉「いいぞ」

弟「助かる」
345: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 00:44:46 ID:FHkqZRTKjo
弟「さて、それでは今日の授業の復習だが…その前に」

弟「何故お嬢様がここにいる?」

お嬢様「敵場視察は戦術としては当然の事ですわ。貴方がどんな勉強法をしてるかにより弱点を見つける事ができるかもしれませんし…というより、わたくしからも一つよろしくて?」

弟「ん?」

お嬢様「先程の…貴方の御姉様で?」

弟「ああ、俺の自慢の姉だ」

お嬢様「・・・人間にあるまじきサイズですわね」
346: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 00:48:39 ID:FHkqZRTKjo
弟「お嬢様、いくらお嬢様でも姉の陰口は…」

お嬢様「あら、そんなつもりはありませんことよ?ただ、御姉様は貴方の破廉恥な言動に頭を悩ませてるのかと想像すると…嘆かわしいですわ」

女「まあ…こんな身近にあんなのがいたらね…」

弟「確かに姉の胸は豊満だが、二人が決して劣ってるかと言えばそうではない。元々もった遺伝等から発育の差に個人差が…」

お嬢様「だからその説明が破廉恥ですのよ!!」

女「うん…とりあえずさ、勉強しちゃおうよ」
347: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 00:55:08 ID:FHkqZRTKjo
弟「午後の授業は主に教科書中心の授業だったな」

お嬢様「ええ、提示された問題を回答していくというシンプルなものでしたわ」

女「その問題は?」

弟「この問一だ」

女「・・・つまり、辞書に不可能の文字がない人の年表穴埋め?」

弟「それは一番簡単な奴だったな」

お嬢様「ええ、真に注意すべきは問十二ですわ」

弟「ほう?お前もそこか」

お嬢様「ええ…一見すればなんの変哲の無い意見問題…しかし、あの問題の本質は…」

弟「奴隷制度に関しての過去から未来に対してのメッセージを読み取れるかどうかだったな」

女「(なるほど…わからん)」
348: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 01:00:29 ID:FHkqZRTKjo
皆さんこんばんは

>>343

私もゆとり世代なんですけどね…しかし、おねいさんか…うーん、こそばゆい

支援感謝

というわけで本日のゲストは女さんです

女「またあたしなの?」

ええもちろん

女「はぁ…まあ、いいけどさ」

最近はちっぱいが人気あるらしいですが、その所どう思われてます?

女「なんであたしに聞くのよ。弟辺りに聞きなさいよ」

いやぁ、聞いてみたんですけど、二時間くらい聞かされましてね

女「あいつらしいわ…」

で、やはり私としてはいい加減フラグを建てないと誰ルートにいくかも決められないんですよ

女「あんた、一体なんの話してんの?」

なんでもいいからとっととアプローチなりなんなり仕掛けろって話ですよ

女「・・・」

おう、視線が冷たい
今日の投下を終了します
349: 名無しさん@読者の声:2012/12/22(土) 01:22:42 ID:1lXnxp3vvo
地味な男がすきです。俺ノンケだけど。


支援
350: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 09:28:26 ID:awL1.A7dcc
>>349

男「なあ…すごい危ない気が…」

気のせいだ


支援感謝
351: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 09:33:17 ID:9hcHD347TQ
女「よし…今日の遅れは取り戻せたかな」

弟「完璧だな」

お嬢様「女さん。理解力がお高いのですからわざわざ家に行かなくても良かったのではないですの?」

女「ま、まあ…こっちにも色々都合があんのよ」

お嬢様「そうですの…」

弟「二人とも喉が渇いているだろう。何か飲み物を持ってこよう」

女「あ、トイレ借りていい?」

弟「好きに使ってくれ」
352: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 09:39:05 ID:9hcHD347TQ
女「はぁ…もう少しわからないふりしとけばよかったかな…」ガチャ

姉「ん?女か」

女「あ、ど、どうも」

姉「勉強会か?弟が役に立つといいが…」

女「大丈夫ですよ!!弟は優しく丁寧に教えてくれましたから!!」

姉「それは良かった」

女「あの…お姉さん…」

姉「ん?」

女「弟のこと…どう思ってますか?」

姉「・・・それは、私達の関係を分かった上で聞いているのか?」

女「・・・はい」
353: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 10:29:09 ID:UnuDOGAJ46
姉「私は、弟を一人の男として世界中の誰よりも愛しているよ。もっとも、奴に色仕掛けはあまり効果がないみたいだが…」

女「・・・」

姉「だがな…こんな私でも葛藤はしているさ…弟を独占したいと思う気持ちと、弟の心配を願う気持ち…」

女「そう…なんですか」

姉「女、君は弟が好きか?」

女「ふえっ!?あ、いや…その…」

姉「隠さなくていい。君の正直な想いを聞かせてくれ」

女「あたしは…弟の事が…好きです」
354: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 10:40:20 ID:9r5HZT/Q3c
姉「良かった。弟が君のような女性に好かれて」

女「・・・///」

姉「女、君を見込んで話しておきたい事がある」

女「?」

姉「君には聞いてもらいたい。ただし、ここで聞いた話は絶対に弟にするなよ」

女「は、はい…」

姉「私は…乳癌を患っている」

女「!!」
355: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 10:51:59 ID:9r5HZT/Q3c
女「そ…んな…」

姉「といっても、そんなに悲観するような状態ではないんだ。専門医の話だと、極僅かな範囲で状態も初期の初期…右乳房の切除で元通りになるらしい…」

女「・・・」

姉「だが…君も感づいている通り、私は胸を切除したくない…弟が私を胸しか見てるわけじゃないのは誰よりも知ってるさ…だからこそ、切除したくないんだ…」

女「放置したら…?」

姉「癌が進行し、私の体は蝕まれるだろう」

女「・・・」

姉「恐らく…私は切除を選ばないだろうな…もし、私が死んだら、君が…」
356: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 10:55:42 ID:9r5HZT/Q3c
女「駄目です!!そんなの駄目です!!」

姉「・・・」

女「あなたは弟のたった一人の家族なんでしょう!?弟を天涯孤独にするつもりですか!?」

姉「あいつは一人じゃない…君達が支えてやってくれ…」

女「そんなの…身勝手です」

姉「ああ、身勝手だよ。私の我が儘さ…」

女「っ!!あなたは逃げてるだけです!!弟から!!自分の気持ちから目を背けてるだけです!!」

姉「!!」
357: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 10:59:29 ID:9r5HZT/Q3c
女「あなたがいなくなったら誰があの変態のストッパーになるんですか!?あなたがいなくなったらこの広い家にたった一人にされるんですよ!?」

女「弟の事が好きなんでしょう!?生きてください!!みっともなくたっていいんです!!綺麗じゃなくてもいいんです!!」

姉「・・・君は、泣いてくれるのか」

女「だって…弟が、可哀想です…たった一人の家族を失ったら…あいつは、何を支えに生きればいいんですか…?」
358: 名無しさん@読者の声:2012/12/22(土) 12:45:30 ID:8X2XsZkcTQ
泣いたこれは泣いたCCCC
359: 名無しさん@読者の声:2012/12/22(土) 16:56:22 ID:hp3zRKnfvU
フラグは見えてたんだ
弟なら折ってくれると信じてたのに、、、
支援、なんとか幸せになってほしく思う
360: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:07:06 ID:gxDSHASFOs
姉「誰かに叱られるなんて…随分久しぶりのような気がするな…」

姉「弟を叱るのは私の役目だったが…私を叱るのは誰もいなかったな…」

姉「・・・ありがとう、女。少しだけ楽になれたような気がする」

女「あ、いや…あたしこそ…その…」

姉「いいんだ。君は間違ってないよ」
361: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:10:00 ID:siHnvgnp82
姉「だけど…弟には乳癌の事は話さない」

女「!!」

姉「やはり私はあいつの姉だな。あいつの未来を潰したくない…」

姉「右胸が無い姉の弟と後ろ指を指されるか、天涯孤独になるか…どちらにせよあいつの未来を少しだけ摘み取ってしまうがな」

姉「勉強の途中だったのだろう?戻るといい」

女「・・・」
362: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:15:09 ID:siHnvgnp82
弟「お帰り。遅かったな」

女「ちょっとね…」

お嬢様「どうかなさいましたの?顔が白いですわよ?」

女「大丈夫…気にしないで…」

弟「ふむ…ならいいが…」

お嬢様「それで?これからどうするおつもりなんですの?」

弟「女の授業の遅れを取り戻すというのは既に終えたからな…特になにもなければ解散になるが」

お嬢様「それでしたら、わたくし貴方の部屋に興味がありますわ」

弟「俺の部屋に?」

お嬢様「深い意味はありませんことよ?」

弟「意味があったらあったで気になるが…まあいい。女は?」

女「・・・あたしも行こうかな」

弟「ふむ、ならば着いてこい」
363: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:25:11 ID:siHnvgnp82
弟「ここだ。少し散らかってるが気にしないでくれ」

女「少しって…」

お嬢様「まるで散らかってないですわよ…男性の部屋とは思えませんわ…」

女「本がいっぱいあるわね…」

お嬢様「人体解剖、人体基礎、解剖医学…医者か何かですの?」

弟「胸に関しての知識を得る過程でな」

お嬢様「またそんな破廉恥な事を…貴方の事ですから破廉恥な書物を持ってるんじゃありませんの?」

弟「成年向けの本か?いくつか所持してるぞ?見るか?」

お嬢様「なんで薦めるんですの!?なんで持ってるんですの!?誰も見ませんわよ!!」
364: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:29:16 ID:gxDSHASFOs
女「・・・これ」

弟「ん?」

お嬢様「乳癌の基礎知識?また破廉恥な物を…」

弟「ああ、それか」

女「なんで持ってるの?」

弟「気になったから買った。店員に変な目をされたがな」

お嬢様「真っ当な行動ですわよ」

女「見ていい?」

弟「好きにしろ」

お嬢様「か、勘違いなさらないでね?破廉恥な事に興味があるんじゃなくて純粋に興味があるだけで…」
365: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:31:49 ID:gxDSHASFOs
女「・・・」

お嬢様「ひうっ!!こんな、生々しく…?」

女「・・・」

お嬢様「こ、こんなのが胸に出来るんですの?おぞましい…」

女「・・・」

お嬢様「それにしても、この本の胸…やけに誇張してませんこと?」

弟「・・・」スッ

お嬢様「胸を大きくする本…喧嘩なら買いますわよ?」

弟「ほんの冗談だ」

女「・・・」
366: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:38:18 ID:gxDSHASFOs
弟「女…大丈夫か?」

お嬢様「さっきから何か変ですわよ?女さん」

女「ねえ…弟」

弟「ん?」

女「もしもさ…あんたの周り…親しい人が乳癌で、胸を切れば助かるのに、あんたに嫌われたくないから胸を切らずにいるって子がいたら…あんた、どうする?」

弟「いきなりなん…」

女「答えて」

弟「・・・わからん」

弟「でも、俺はその人には生きていて欲しいと思う。俺と親しいのであれば、たとえそいつがどんな奴だろうと失うのは嫌だからな」

女「・・・そっか」
367: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:43:22 ID:gxDSHASFOs
お嬢様「意外ですわね、貴方の事だから胸がない女性など知らんって言うかと思いましたのに…」

弟「それは誤解だ。胸はあくまで女性が持つ最も魅力的な部分の一つというだけで、容姿や頭脳、気品など女性を魅力的に感じる部分はいくらでもある」

弟「俺の場合、胸が特に魅力的に感じるだけで、容姿で心を奪われる事が無いとは言えない」

お嬢様「つまり…貴方の目の前に絶世の美人が現れたら…胸は関係なく心を奪われるかもしれないって事ですの?」

弟「そうだな」

女「わかった。ありがと」

弟「何に感謝したんだ?」

女「あんたは気にしなくていいの」

弟「?」



姉「・・・」
368: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/22(土) 22:46:32 ID:siHnvgnp82
>>358

涙をお拭きなさいな
支援感謝

>>359

一応補足しますと、乳癌の大体は初期なら乳房切除で社会復帰できます
裏を返せば、完璧に治す方法は胸を切るだけということになりますが

支援感謝

対談コーナーはお休みします

今日の投下を終了します
369: 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 07:37:59 ID:hp3zRKnfvU
なんだか姉が健気に思えてきた、、
みんないいひとばっかり、おれもこんな世界に生まれたかった
支援
370: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:17:18 ID:ovgO5aKipM
>>369

こんな世界に生まれたかった…か
時として思いやりや優しさは残酷にもなり得るんですけどね…

支援感謝
371: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:21:03 ID:7ulrnFqknA
女「弟、今日はありがとね」

お嬢様「また明日。学校でお会いしましょう」

弟「ああ」

弟「・・・さて」

姉「二人は帰ったのか?」

弟「ああ。すまんな、騒がしくして」

姉「構わんよ。久しぶりに賑やかだったしな」

姉「弟」

弟「?」

姉「いい友人を持ったな」

弟「なんの事だ?」

姉「気にするな。私は少し寝るから、夕飯には起こしてくれ」

弟「・・・ああ」
372: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:25:57 ID:ovgO5aKipM
弟「さて…と」パラパラ

弟「ふむ…乳癌の初期段階なら赤外線治療で治療可能…か」

弟「費用がかかるのはしょうがないとして…やはり問題は肌へのダメージだな」

弟「ふむ…仕方ない」

ピッピッピッ

弟「・・・もしもし」

弟「ああ…俺だ。あの件で…今から?分かった」
373: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:34:56 ID:7ulrnFqknA
弟「・・・」

「弟君」

弟「む?来たか」

店長「まあね、名刺渡してから連絡が来なかったから少しだけ諦めてたのよ?」

弟「早速だが…」

店長「はいはい。がっつかないの」

店長「世の中は等価交換。君の条件だけを飲むのは割にあわないよね?」

弟「何をさせたい?」

店長「お金なら弾んであげるわ。ただうちの従業員より少しだけハードな仕事をしてもらうだけよ」

弟「なんだそれは」

店長「んー、枕営業とか?」

弟「・・・」

店長「冗談よ〜そんな怖い顔しないで」
374: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:40:14 ID:7ulrnFqknA
店長「ブラジャーアドバイザーになって欲しいのよ」

弟「なるほど」

店長「でも、あくまでアドバイザーであって買わせるわけじゃないからね?」

弟「つまり、下着の種類が分からない客に対しての説明というわけか」

店長「そういう事」

弟「だったら従業員でもいいんじゃないのか?」

店長「それは無理なのよ」

店長「うちの従業員は、みーんな、買わせる接客しか出来ないから…」
375: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 14:44:28 ID:ovgO5aKipM
店長「私は店長だけど、あくまであの店の店長であって、本社の社長じゃないの」

店長「毎年本社から選りすぐりの接客が出来る子が派遣されてくるんだけど…皆やり手なのよね…」

店長「利益をあげなきゃ意味がない…分かってはいるつもりでも、やっぱり私自身はそんな本社の考えに賛同出来ないのよね」

店長「お客様じゃなくても、女性には気持ちよくブラをつけてもらいたいのよ…買わされて自分にあわないのに使い続けるなんて…見たくないの」


弟「・・・」
376: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 22:58:19 ID:L42.WERUbA
店長「君にならわかると思うのよね…この葛藤が」

弟「俺は誰かの人の上に立った事はないし、立つつもりもない」

弟「だが、同じ胸を思う者として、店長の気持ちは良くわかる」

店長「ありがと」

弟「つまり、買わせる接客をアドバイザーとして妨害すればいいんだな?」

店長「そういうこと。詳しくは追って連絡するわ」

店長「じゃあ、またね♪」
377: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 00:30:33 ID:hp3zRKnfvU
、、、おや?
378: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 00:31:32 ID:IHQ0bs/URY
弟「買わせる接客…か」

弟「話を聞いた時はさほど興味は無かったが…面白そうだな」

弟「すくなくともやって損は無さそうだ。金も弾んでくれると言うし…」

弟「決断すべきだな」
379: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 00:36:01 ID:9v4P6Xr0tU
>>377

・・・うん、タイミングバッチリでしたね

さて、弟よ。真面目な話がある

弟「いきなりだな」

私も悪いとは思ってはいるんだ。急展開を重ねてるからね

弟「まあ、そうだな」

お前さ繋がる気ある?

弟「それがいったい何の繋がるを指しているのか、返答によっては…」

もちろん合た…

弟「帰る」

ちょ!?帰らんといて!!悪かったから!!悪かったからぁ!!

今日の投下を終了します 短くてすいません!!
380: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 01:43:40 ID:xi98/8Uzd6
つ家の梅の木に生えてるサルノコシカケ
ガンに効くらしい
381: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 11:21:45 ID:Uz83IF4R4M
っ禿げない抗がん剤[副作用無しtype]
382: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 16:50:01 ID:hijI0LEdkA
>>380

・・・まさか、食せと?


>>381

まさに夢のような新薬ですね

383: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 16:52:56 ID:hijI0LEdkA
弟「・・・」

姉「・・・」スースー

弟「何故俺の部屋で寝てるんだ?」

姉「ん…んん…」

弟「ほら、起きろ」

姉「弟…」

弟「ん?」

姉「だ、駄目だそんなとこ…でも…お前が望むなら…私は…」

弟「起きてるだろ」

姉「バレたか」
384: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 16:56:42 ID:hijI0LEdkA
弟「で?何故寝ている?」

姉「自分の部屋で寝てみたが、どうにも寝付けず、リビングで横になったが、どうにも寝れない。そこでお前の部屋で横になってみたらあら不思議。瞼がくっついたまま離れなくなったのだ」

弟「して、本当は?」

姉「お前の部屋の布団にくるまりお前に包まれている想像をしていた」

弟「・・・」

姉「さて、もうすぐ夕飯だな。何か作るとしよう」

弟「・・・はぁ」
385: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:01:45 ID:hijI0LEdkA
姉「それで、どこに行ってたんだ?」

弟「ん?」

姉「私が寝ている間どこかに行っていたのだろう?」

弟「瞼がくっついたまま離れなくなったのに良くわかるな」

姉「実は私は目を閉じていても回りがわかる能力を…」

弟「厨二か?」

姉「冗談はさておき、どこに行ってたんだ?答えたくないなら別に構わんが…」
386: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:07:03 ID:s3SQPo09uo
弟「いつかのランジェリーショップの店長に会っていた」

姉「・・・あの方は確か」

弟「安心しろ。俺にそんな趣味はない」

姉「働くのか?」

弟「まあな」

姉「・・・」

弟「反対か?」

姉「ああ、大反対だ」

姉「お前は格好いいから逆ナンパされやすい。それにお前が働いている間私は一人だ。お前がいないとつまらない」

弟「ここぞとばかりに攻撃してきたな」

姉「弟を心配する姉心と言ってもらおうか」
387: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 17:11:13 ID:CrrmOLoToc
こちらは姉を心配する弟心だよね(つω;)
388: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:12:53 ID:hijI0LEdkA
姉「何か欲しいものでもあるのか?」

弟「・・・ああ」

姉「そんなこと、言ってくれれば私が買ってやるよ」

弟「じゃあ成年向け雑誌。中身はなるべく姉弟もので頼む」

姉「・・・本気か?」

弟「もちろん嘘だ。どうなるかわからないだろ?俺が」

姉「まあ…あってはいるな」
389: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:17:58 ID:s3SQPo09uo
弟「とにかく、姉の力を借りるつもりはない。一人で手に入れる」

姉「むう…成長を感じて姉としては嬉しいが…何も頼ってくれないのは寂しいものがあるぞ」

弟「・・・何も言ってくれないのも、寂しいものがあると思うがな」

姉「・・・」

弟「ごちそうさま」ガタン

姉「お休み、弟」

弟「ああ、お休み。姉」
390: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:24:46 ID:hijI0LEdkA
弟「・・・朝か」

弟「早く起きなくては学校に…」

弟「・・・体がだるい」

弟「筋肉もやや動かしづらく、悪寒もするな」

弟「なるほど、風邪か」

弟「どうしたものか」
391: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 17:35:59 ID:lPDOndQsx.
姉「弟、起きなくていいのか?学校だぞ?」

弟「姉か」

姉「珍しいな。お前が布団から出てこないなんて…」

姉「っ!?熱いぞお前!?」

弟「風邪だな、先程発熱したみたいだ」

弟「姉、俺に構わず学校にいけ」

姉「こんな状態のお前を残していけるか!!」

弟「必ず治るさ。それより姉に感染しないか心配だから、早く」

姉「・・・今日は真っ直ぐ帰宅する」
392: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 19:57:58 ID:GH7i5DEIyQ
姉友「おっはよう…って、あり?」

姉「友か、すまない。少し急ぐのでな」

姉「ちょ、どうしたん!?弟君は!?」

姉「風邪で寝てる!!今日は真っ直ぐ帰る!!」

姉友「ちょ!!早いって!!小走りやめてぇ!!」

姉「ええい!!早く学校が終わらんか!!」

姉友「急いでも終わらない物は終わらないからぁ!!」
393: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 20:06:54 ID:GH7i5DEIyQ
友「ういーす」

男「あ、友おはよう」

友「あれ?弟来てねーの?」

男「ああ、こんな時間に来ないって珍しいよな」

お嬢様「あの男の事ですから、どうせ破廉恥な本を読んで遅刻が関の山ですわ」

友「あいつ…朝からエロ本読むとかどんだけ欲求不満なんだよ」

お嬢様「え!?は、破廉恥ですわ!!」

友「えええ!?」

女「・・・」

男「弟が心配か?」

女「な!?いや、違っ!!」

男「隠さなくてもいいだろ。お前ら見てれば薄々感づいてはいるさ」

女「・・・」

男「あいつなら大丈夫だろ。なんてたって弟だしな」

女「・・・あんた、明晰夢の時からなんかウザイ」

男「は!?」
394: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 20:13:20 ID:dqvzbTqV8Y
友「来ない奴の心配なんかするだけ無駄だろ」

女「っ!?そんな…」

お嬢様「そんな言い方は失礼だと思いますわ!!」

お嬢様「確かにあの男は破廉恥な事ばかりしか考えておらず、口を開けば破廉恥なことしかいいませんけど」

お嬢様「それでも…それでも考える時はちゃんと考えてますし…動くときは動ける人ですわ」

友「お嬢様ちゃん。それはちっと誤解があるな」

お嬢様「へ?」

友「一応なんだかんだであいつとは友達長いから分かるんだよ」

友「ていうか、お嬢様ちゃん心配し過ぎ〜、か〜わ〜い〜い〜」

お嬢様「は、は、は…破廉恥ですわーーーー!!」

友「なんでだよ!?」
395: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 20:28:56 ID:X6h6JRQZ8Y
女「(やっぱ…放課後お見舞いにいこうかな〜)」

お嬢様「女さん」

女「(メールとかで…色気ないか…でもいきなり尋ねるのも迷惑だよな)」

お嬢様「女さん?聞いてますの?」

女「(というか、あいつは病気とかで休んでるのかな?弟が休む理由なんて他に…)」

お嬢様「女さん!!」

女「ふぁい!?」

お嬢様「ようやく気がつきましたのね…それで?どうなんですの?」

女「へ?」

お嬢様「そこから聞いてなかったですのね…放課後、あの男のお見舞いに行きませんかという話ですわ」

女「え…でも…弟が休む理由って…」

お嬢様「絶対に病気か何かですわ」
396: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 20:32:22 ID:A8xJN2pJRk
女「そこ、断定するんだ」

お嬢様「しますわ」

女「わかった。行こうか」

女「にしても意外だな…お嬢様、弟の事嫌いだと思ってたのに」

お嬢様「嫌いですわよ。あんな言動も行動も破廉恥な輩は」

お嬢様「ただ…弱ってる的に塩を送るのもありかな…って思っただけですわよ」

女「お嬢様…」
397: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 20:44:20 ID:XTxAXRquCI
女「じゃ、いこっ…きゃふ」ドン

姉「す、すまない…って、女?」

女「お、お姉さん!!」

姉「奇遇だな…こんな所で会うなんて…」

女「あ、あの…えっと…弟は?」

姉「家で寝てるよ」

お嬢様「容態は?」

姉「君は…確か」

お嬢様「これは失礼。改めて初めまして。お嬢様といいますわ」

姉「こちらこそ、姉という。随分上品だ。育ちの良さがにじみ出てるよ」

お嬢様「ありがとうございますわ」

女「あたしたち…弟の見舞いに…」

姉「君達が来れば弟も喜ぶだろう。着いて来なさい」
398: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 20:47:53 ID:dtRLngF2ho
姉「弟、帰ったぞ」

弟「お帰り…」

姉「大丈夫か?」

弟「十分な栄養と薬、それから睡眠を取ったからな…問題ない」

姉「お前に客だよ、この色男」

弟「俺に客か、待ってろ。いまマスクをつける」

姉「(色男にはなんの突っ込みもいれないんだな…)」
399: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/24(月) 21:44:42 ID:.5wHn4QFp6
>>387

いえーす、うぃー、きゃーん

皆姉の事が好きなんですね


というわけで始まりました対談in楽屋裏!!

姉「いつになくハイテンションだな」

おお、姉さん!!ようこそいらっしゃい乳寄越せ

姉「で、なんなのだこれは?」

はい。実はこの対談コーナー唐突に始まるから読者の皆さんが混乱してしまうんじゃないかと考えまして

姉「一理あるな」

というわけで分かりやすいように楽屋裏を作りました!!

姉「分かりやすいのか?」

こんどからここから皆さんとの対談をしていきますよー

姉「最初の客なのに何一つ話をしてないな」

まあまあ、いずれ話しますって

今日の投下を終了します

400: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 23:43:00 ID:hp3zRKnfvU
舞台の裏にある楽屋のさらに裏なんですねわかります支援

>>381 ^ ^
401: 名無しさん@読者の声:2012/12/25(火) 01:38:41 ID:AJxqyGrjXk
姉さんとお嬢様勉強した時会ったような
きのせいならすまそ
402: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 14:04:20 ID:GH7i5DEIyQ
>>400

どんだけ裏なんすか!?
支援感謝 400おめでとうございます

>>401

説明不足ですみません

前回あったときはまともに挨拶や自己紹介をしていなかったので、改めてという単語をつけたんです

わかりづらかったですね すみません
403: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 14:16:58 ID:GH7i5DEIyQ
弟「いらっしゃい、まあ、ゆっくりしていけ」

女「あ…えっと、体調大丈夫?」

お嬢様「ぷっ!!な、なんですのそのマスク!!似合いませんわー!!」

女「ちょ、お嬢様!!」

弟「仕方のない事だ。普段からマスクなどつけないからな…見慣れないのも無理はない」

弟「先程の体調についての質問だが、もう問題はない」

お嬢様「じゃ、じゃあ…そのマスク外したらどうですの?わたくし、もう笑い疲れ…あはは!!」
404: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 14:27:46 ID:dqvzbTqV8Y
弟「俺のこれはそんなに変か??」

女「え?えっと、まあ…うん。変かな…」

弟「そうか」

弟「残念だが、お前たちに感染させるわけにはいかないからな」

女「あ、そうだよね…」

お嬢様「古来より、風邪は誰かにうつすと治りが早くなると聞いていますわ」

弟「それは単なる迷信だ。細菌を移した所で、細菌はまだ体に残っているからな」

弟「早く治るのではなく体内の細菌が少ないことによる症状の緩和が完治と間違えられているだけだ」

弟「それよりも、風邪の時は熱を上がりつくしてから水分を取り戻しつつ体を冷やすといい」

お嬢様「いやに博識ですわね」

弟「姉がよく熱を出してな。俺が看病してたんだ」
405: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 14:41:08 ID:siHnvgnp82
女「・・・それ」

お嬢様「それはいつ頃までしてましたの?」

女「!?」

弟「そうだな…中学の頃はやっていたが…高校になってからはあまりな…」

お嬢様「そうでしたの」

弟「まあ、流石に高校生で看病は勘弁したいがな」

お嬢様「あら、意外ですわね。貴方の事だから家族は大事だとか言いそうですのに」

弟「もちろん、姉の為なら粉骨砕身看病をするつもりだが…」

女「・・・だが?」

弟「姉は…熱を出すと…乱れるんだ。色々」
406: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 15:14:39 ID:riAK.jgmGM
お嬢様「ど、どういう風に?」

弟「まず…服を着ない」

お嬢様「な!?」

弟「それから…食べるときは必ずあーんをさせなくてはならず、余程の用事がない限り半径30pから離れるの禁止。破ると引きずり込まれる」

お嬢様「あわわわ…」

弟「そして極めつけは…自分は服を着てないのに俺は服を着ていてずるいと理不尽な理由で服を脱がしにかかる」

女「確かに…乱れてるね」

弟「いつもの冷静な姉はどこへやら…更にたちが悪いのは熱を出している間の記憶は一切ないということだ」

お嬢様「な、なんなんですのそれ!!」

弟「とにかく、あまり看病はしたくないというのが分かってくれたか?」

お嬢様「聞かなきゃよかったというのは分かりましたわ」
407: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 22:32:39 ID:uLiI3U/Am6
女「そうだ…はい、これ」

弟「ん?」

お嬢様「今日の授業の範囲を二人でまとめたノートですわ」

女「ほぼお嬢様がやっちゃったんだけどね」

弟「助かる…しかし、いいのか?これだとお前が試験の時に有利ではなくなるのではないか?」

お嬢様「わたくし、フェアな勝負がしたいんですの」

弟「くっくっく…なるほど」

弟「ありがとう。とても分かりやすくて助かるよ」

お嬢様「れ、礼には及びません事よ」
408: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 22:36:16 ID:dM41ziAA.s
女「じゃあ、あたしそろそろいくね」

お嬢様「そうですわね。長居は無用ですし」

弟「今日はありがとう」

女「気にしないで。早く良くなってね」

弟「ああ」

お嬢様「お姉様によろしくお伝えしてくださる?」

弟「わかった」
409: 名無しさん@読者の声:2012/12/26(水) 00:58:58 ID:hp3zRKnfvU
今日も来ましたよおねいさん!支援!
410: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:22:06 ID:RSlzNtxCyE
姉「あの二人は帰ったのか?」

弟「ん?まあな…」

姉「・・・いい娘達だな」

弟「全くだ…俺にはもったいないくらいだよ」

姉「・・・」

弟「姉、話がある」

姉「ん?」

弟「今、どれくらい進行してる?」

姉「・・・なんの話だ?」

弟「とぼけるな。乳癌の事だ。誤魔化せると思ったのか?」

姉「・・・お前じゃなかった、隠し通す気があったよ」

姉「半径1o進んだ」

弟「そうか…」
411: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:27:20 ID:RSlzNtxCyE
姉「言っておくが、私は切除はしないぞ」

弟「・・・それが最も楽で簡単に助かる方法なのにか?」

姉「私にも…私の意地があるからな」

弟「そのまま放置して、俺を残して死ぬつもりか?」

姉「人間、いつかは死ぬ。私の場合それが他より早いだけだ」

弟「本当はどうなんだ?答えろ」

姉「・・・」

弟「姉!!お前は俺を置いて逝くのか!?お前は自分の気持ちに嘘をつくのか!?」

姉「・・・私は、弱虫だ」

姉「臆病で、自己中心的で…誰よりも寂しがり屋さんだ」

姉「でも…誰よりも臆病だからこそ、立ち向かう時は立ち向かうのさ」

弟「それが…」

姉「逃げだと分かっていても…か?女にも同じ事を言われたよ」
412: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:30:49 ID:KZJhspEXg.
姉「女は優しい。私の為に、お前の為に涙を流した」

姉「そして…誰よりもお前の事を愛しているよ…女は」

姉「私がいたら…お前は幸せになれない」

弟「俺が姉と一緒にいたら不幸だと?誰が決めた?」

姉「誰も決めてないよ…だって、誰にも決められないから…」

姉「だから、私が決めるんだ。誰も決めないなら私が決める」
413: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:34:33 ID:RSlzNtxCyE
弟「姉…一つだけ確認させろ」

姉「ん?」

弟「姉は生きることを諦めたのか?生き抜く権利を手放すのか?生きていく事を放棄するのか?」

姉「・・・ああ」

姉「私は、もう死を待つだけの屍だ…といっても、長くなりそうだがな」

弟「・・・つまり、死者か?」

姉「・・・そうだな」

弟「・・・」バタン

姉「・・・くっ、ひっく…弟…おとう…と…」

姉「う、うわあああああん!!!」
414: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:36:35 ID:RSlzNtxCyE
>>409

いらっしゃい

おねえさんの無い胸に飛び込んでみます?

冗談ですが、支援は感謝します

今日の投下を終了します
415: 名無しさん@読者の声:2012/12/26(水) 02:01:18 ID:AJxqyGrjXk
半径1m進んだとかマジ先輩ぱないっす
416: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 08:10:53 ID:VMIwaNwk2g
>>415

すいません怖いです

あれ?1mでした?1oって表記したはずなんですが…

えっと…なんか、申し訳ない
417: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 08:15:38 ID:VMIwaNwk2g
姉「ひっく…うう…」

弟「姉」

姉「!!おと…うと?」

弟「涙を流すなんて、らしくないな」

姉「だって!!だってどうすればいいか!!」

弟「迷う事と逃げる事は違う」

姉「!!」

弟「迷う事は自分の選択に少なからず不安を感じているからだ。だが、自分を信じろ。間違ってないと」

姉「で、でも…もう間に合わ…」

弟「死体売買法を知っているか?」

姉「・・・?」

弟「死体売買法とは、文字通り死体を金銭で売買する事だ。今じゃすっかり失われてはいるが、中世のローマでは盛んに行われていた」
418: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 08:20:21 ID:VMIwaNwk2g
弟「この死体売買法における死体の識別は主に3つ」

弟「社会的、肉体的に死んでいること」

弟「自力での生命維持活動が極めて困難なもの」

弟「そして…生きる権利を放棄した者だ」

姉「!!」

弟「死体売買法は買い取り者が遺族に金額を提示し、遺族がそれを承認すれば晴れて契約成立。その死体の所有者はその買い取り者となる」

姉「そ…そんなの…」

弟「ああ、非人道的だ。だが、中世のローマでは珍しくなかった」

弟「死体なら、罰せられず、訴えられないからな」
419: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 08:24:55 ID:VMIwaNwk2g
弟「さて、話を戻そう」

弟「先程姉は生きる事を放棄することを宣言した。つまり、これは立派な死体扱いになる」

弟「よって、俺はここに死体売買法の施行を宣言する」

姉「な!?弟!!」

弟「死人に口なし。姉は少し黙っててもらおう」

弟「当然買い取り者は俺になるが、俺は姉の遺族でもある」

弟「つまり、この時点で姉の命は俺の物になった。契約成立だ」

姉「勝手な事を!!」

弟「生きる権利を放棄した姉に言われたくない」

姉「ぐっ!!」
420: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 08:31:03 ID:gUbNZUcfAw
弟「さて…ここで買い取り金額の提示だが…」

弟「この金額を俺から俺に払う。俺はこの金額を承認し、俺に姉を売る」

弟「契約完了だ」

姉「そ、その金は…いったい何に?」

弟「決まっているだろう?姉の治療費だ」

姉「!!」

弟「・・・俺には姉しかいないんだ。姉を失ったら俺はどうしたらいい?」

弟「俺は姉の事が好きだ。一人の女として、姉として側にいて欲しいんだ」

姉「だったら…こんな回りくどい方法…」

弟「逃げ道を残したら逃げられてしまう恐れがあったから、やるなら徹底的に追い詰めないと」

姉「・・・」
421: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 09:32:00 ID:9hcHD347TQ
姉「・・・本当に…お前は…」

弟「姉、俺は頼りにならないかもしれない」

弟「でも、俺は姉を想う気持ちに偽りはない」

姉「・・・そうだな」

姉「私も、そろそろけじめをつけなければな」

弟「・・・」
422: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 09:36:53 ID:awL1.A7dcc
姉「しかし…こんな大金どうやって…」

弟「ん?まあ、あれだ」

姉「なんだ、そのはぐらかしは」

弟「気にするな」

姉「気にするなというほうが難しいぞ」

弟「姉はもう何も心配しなくていい」

姉「・・・」
423: 名無しさん@読者の声:2012/12/26(水) 20:31:16 ID:hp3zRKnfvU
弟テラカッコヨス

>>414 再びぱんつ吹き飛んだ
424: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 23:07:47 ID:CA0eW9E7MM
弟「姉、スープを作ってくれるか?明日から忙しくなるのでな」

姉「・・・ああ、私はお前の所有物、だからな。お前の言うことには逆らえんよ」

弟「姉…あくまであれは姉を説得するための…」

姉「なにもいうな。私はただのお前の物さ」

弟「悪ノリしてるだろ」

姉「バレたか」

弟「はぁ…まあいい」

弟「今日は早めに寝るからな」

姉「わかった」
425: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 23:11:42 ID:p9j21mNoUI
姉「お父さん…お母さん」

姉「今日、私は生きる権利を捨てました…でも、弟が私を救ってくれました」

姉「弟はいつも私を助けてくれます…私は、いつ助けられています」

姉「勝手に生きる権利を放棄した親不孝な娘と罵ってください」

姉「・・・なのに、なのに弟は、こんな私に側にいて欲しいと言ってくれました」

姉「私はもう幸せです」

姉「こんなに私を大事にしてくれる弟がいて」

姉「お父さん、お母さん…弟を産んでくれてありがとうございました」

姉「・・・おやすみなさい」
426: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 23:13:52 ID:CA0eW9E7MM
>>423

・・・またですか
もうパンツにアロンアルファでも塗っといてください

というわけでどうも皆様 何やら体調が優れないので誠に遺憾ながらここで投下を終了させていただきます
427: 名無しさん@読者の声:2012/12/26(水) 23:30:06 ID:PHb2NYku.U
風邪ですか?(´・ω・`)
お大事にしてくださいヾ(・ω・`)
ω・)っ生姜湯
428: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 11:59:01 ID:KjLWmcL3EE
>>427

風邪ですかねぇ…最近寒くなりましたが、体温の高さには自信があったのに…

生姜湯感謝
429: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:01:44 ID:9r5HZT/Q3c
弟「姉、起きろ」

姉「ん…?」

弟「朝だぞ、起きろ」

姉「わかっている。少し早くないか?」

弟「当たり前だ。これから病院にいくのだからな」

姉「・・・・・・!?」

弟「何をそんなに驚く」

姉「あ、いや…私は…」

弟「つまらないこと言うな。ほら、いくぞ」

姉「せ、せめて着替えさせろ!!」
430: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:05:23 ID:9r5HZT/Q3c
看護師「次お待ちの方、どうぞ」

弟「失礼します」

医者「はい、どうも」

医者「えーと…予約あった、姉さんね?」

姉「はい」

医者「んー、これ見る限り初期の乳癌らしいけど…触診しても?」

姉「どうぞ…」

医者「・・・わお、巨乳」

弟「・・・」

医者「はいはい。そんな下心ないからね〜睨まないでね〜」
431: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:13:58 ID:9r5HZT/Q3c
医者「んー、確かに乳癌だね」

医者「正直、この範囲なら切除しちゃった方が早いよ?」

弟「それは…」

医者「君は黙ろうか」

医者「姉さんの問題だからね?」

姉「・・・一時は、切除することを考えました」

姉「でも…弟に嫌われたくなくて…切除せずに放置する事にしました」

医者「・・・」

姉「でも、弟が、私と一緒にいたいと…生きる事を投げ出した私の側にいたいと言ってくれました」

姉「だから…私は、弟の側にいたいです」
432: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:19:57 ID:9r5HZT/Q3c
医者「・・・美しい姉弟愛だこと」

医者「でもわかってるの?切除しないとなると放射線治療や薬を使うんだよ?」

医者「お金だってたくさんかかる」

医者「別にあんたらが憎いわけじゃないのよ。ただ世間は愛だけじゃ渡れ…」

弟「分かってるよ…そんなの、誰よりも分かってる」

医者「・・・ま、別にいいけど」

医者「そんじゃ、この紙に患者と家族の名前書いてね」

弟「・・・」サラサラ

医者「ん?これ君の名前?親は。」

弟「いない。とうに死んだ」
433: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:23:22 ID:KjLWmcL3EE
医者「・・・うん。一つだけいい?とりあえずうちは慈善事業じゃないからね?」

弟「わかっている」

姉「弟…」

弟「そんな不安そうな顔をするな、姉」

医者「んじゃま、とりあえずこれくらいはするよ」

弟「・・・ふむ、意外と安いな」

医者「・・・は?」

弟「これでいか?」

医者「この金額…あんた、犯罪に手を染めてないわよね?」

弟「誓って、ない」
434: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:29:53 ID:KjLWmcL3EE
医者「わかった。お金ももらったし。全力を尽くしてやらせてもらいます」

弟「お願いします」

医者「いい弟持ったね」

姉「はい。自慢の弟です」

医者「しっかし、巨乳で美人のお姉ちゃんね…他の女の子が見劣りしちゃうんじゃない?」

弟「それはない。容姿は姉は確かに美人に入るがただ胸は大きいのがいいというわけではない。形や色、更には上向きか下向き、乳輪の大きさや乳首の…」

医者「・・・あんたの弟、変」

姉「・・・」
435: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 12:36:01 ID:9r5HZT/Q3c
弟「おはよう」

友「お、今日は来たか」

お嬢様「おはようございますですわ」

女「あ、おはよう」

男「遅かったな、どこに行ってたんだ?」

弟「病院」

女「!!」

友「病院?お前どっか悪いの?」

弟「いや…俺ではなく…」

女「そ、そういえば今日現国の抜き打ちがあるらしいよ!!」

男「マジかよ…勉強しなくちゃな…」

お嬢様「範囲さえわかれば余裕ですわ」

友「諦めるか…」

男「諦めるな。そこで試合終了だぞ」

友「安西先生は帰れ」
436: 名無しさん@読者の声:2012/12/27(木) 15:03:57 ID:yvEPXiu.Rw
医者もカマっぽくて笑ってしまった…
437: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 21:50:05 ID:VJVkDhDd4I
友「・・・」

男「友、元気出せよ」

友「終わった…何もかも終わった…」

男「抜き打ちだからしょうがねーよ…」

友「・・・あいつらを見てもか?」

弟「ふむ、問四の幸子の心情を選択肢から答えろというのが中々の鬼門だったな」

お嬢様「ええ、類似がいくつもあって迷いましたわ」

女「弟、問三答え何にした?」

弟「イだな」

お嬢様「わたくしもですわ」

女「良かった…じゃあ合ってるかな…」
438: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 21:53:29 ID:VJVkDhDd4I
友「ちくしょう!!なんだってあいつらあんなに頭がいいんだ!!顔面偏差値も高いし!!あれか!?顔面格差社会か!?」

男「友!!落ち着け!!」

友「ふんがー!!」

女「うっさい!!ていうかうざい!!」

弟「友、俺でよければ見てやろうか?」

友「うっせー!!敵に塩を送られるほど落ちぶれちゃいねーよお願いします!!」

女「即答!?」

男「しかも言い終わらない内に言いやがった!!」
439: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 21:56:55 ID:eYD73NC1eI
弟「ふむ…ならば放課後教室に残っていろ。見てやる」

友「えー!?お前の家は駄目なの!?綺麗なお姉さんいんじゃん!!」

弟「・・・姉は」

女「あんたキモッ!!下心丸出しじゃん!!」

友「あーあ…視覚が潤うのに…」

お嬢様「勉強会でしたら、わたくしの家でやればよろしいのではないですの?」
440: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 21:59:40 ID:eYD73NC1eI
友「へ?」

お嬢様「ですから、わたくしの家でやればよろしいのでは?」

弟「いいのか?」

お嬢様「先日お邪魔したお礼ですわ。それに今はお邪魔出来ないご様子ですし」

弟「・・・すまん」

お嬢様「れ、礼には及びません事よ」

女「あ、あたしもいいかな?」

男「あ、じゃあ俺も」

弟「随分大所帯だな。お嬢様、頼めるか?」

お嬢様「余裕。ですわ。さあ、参りましょう」
441: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 22:04:10 ID:eYD73NC1eI
友「・・・すっげー」

男「本当だな…」

女「あたし…こんな豪邸見たことないわ」

弟「・・・」

お嬢様「別に普通ですわよ」

執事「お嬢様、お帰りなさいませ。そちらの方々は?」

お嬢様「わたくしの友人です。勉強会をするので広間1を開けてくださる?」

執事「おお!!お嬢様がご学友の方々を連れてくるとは…」

お嬢様「は、恥ずかしい事言わないで下さい!!」
442: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/27(木) 22:11:57 ID:eYD73NC1eI
>>436

実は医者も女にしようかと思ってたんですけで、医者=男っていうイメージが強くて…てへ
まあ、オネェになっちゃったのはただの事故です

はい、というわけで対談やってきますか

お嬢様「またあなたですか…」

来たよー!!お嬢様たんログインしたおー!!

お嬢様「た、たん?」

あなた様は知らなくてもよろしい事でござりまする

お嬢様「なんか腑に落ちない言い回しですわね」

ところで、自宅訪問しましたが、執事の口振りから友達を家に招いた事が無かったので?

お嬢様「・・・」

何故黙る。痛い!!叩かないで!!

お嬢様「余計なお世話ですわ!!」

ちょ!!やめっ!!あなや!!

お嬢様がお怒りなので少し早いですが今日の投下は終了します
443: 名無しさん@読者の声:2012/12/27(木) 22:15:45 ID:6BiIRiFOyc
お嬢様はたぶん凄くいい奴なんだと思う。そう思う。


自分のSS書かないで支援。
444: 名無しさん@読者の声:2012/12/28(金) 00:36:57 ID:hp3zRKnfvU
お嬢様たんがきたお!かわいいお!
俺も来たお!おねいさんもかわいいお!
アロンアルファという発想は無かったお!
早速ホームセンターいってくるお!
支援するお!
445: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:46:40 ID:2k.durce8E
>>443

お嬢様は素直じゃないけどツンデレってレベルでもない存在なんです
でもその中途半端がなんとも言えないんです
偉いひとにはそれがわからんのです

支援感謝

>>444

いらっしゃい
お嬢様は可愛いけど私は可愛くありませんよ〜
じゃあ、私からこれをプレゼント

つ現実直視

支援感謝
446: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:51:54 ID:2k.durce8E
友「執事にだだっ広い部屋…そして高そうな装飾に家具…なんかすげーな」

お嬢様「ほら、早く勉強会をいたしましょう」

女「お嬢様、なんか少し積極的じゃない?」ヒソヒソ

弟「そうだな」

男「なんだかんだでこの家柄だし、苦労したんだろうよ」ヒソヒソ

弟「そうだな」

女「あんた、さっきからそうだなしか言ってない?」

弟「そうだな」

女「・・・」
447: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:56:00 ID:2k.durce8E
お嬢様「よろしいですの?まずこの公式はこれをつかうんですの」

友「こんな公式習ったっけ?」

お嬢様「習いましたわ」

女「弟ー、ここわかんない…」

男「弟、ここはこれで良かったか?」

弟「この問題はピューリタン革命の項目を見ればわかる。そこはウじゃないキだ」

女「ピューリタンねぇ…あたし苦手だわ」

男「俺はどうも選択問題が苦手みたいだな…頭の中がこんがらがっちまう」

お嬢様「・・・あの、わたくし…」

執事「失礼します。お茶菓子をお持ちしました」
448: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 14:59:55 ID:g38IDIgMhs
お嬢様「た、頼んでませんわよ!?」

執事「お嬢様、差し出がましいかとは思いましたが、お嬢様のご学友の方々がお見えになられておられるのに何もしないのは代々この家に仕えてきた執事としてそれだけはりません」

執事「それに…お嬢様がご学友を連れてこられたのは…」

お嬢様「っ!?い、いいから退室なさい執事!!」

執事「かしこまりました」

お嬢様「まったくもう…」

友「・・・お嬢様ちゃんって、ひょっとして友達いなかったの?」

お嬢様「/////」
449: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 15:03:45 ID:g38IDIgMhs
お嬢様「そ、そんなことありませんわよ?ただわたくしが招かなかっただけでして…」

友「でも…今の執事さんの口振りだと…」

お嬢様「わ、わたくしは何も存じ上げませんわ!!」

男「友、その辺にしとけよ」

女「あんたって本当デリカシーないわよねー友達いたとしてもこんな家じゃ呼べないでしょ?」

お嬢様「ぐっ!!」

男「ナチュラルにお前が一番デリカシー無いな」
450: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 15:06:43 ID:2k.durce8E
お嬢様「だ、だって…わたくしも…友人は連れてきた事あります…」

お嬢様「でも…皆さんわたくしの家を見るなり…そそくさと…」

お嬢様「だから…わたくしはもう友人をこの家には招かないって…」

友「え?でも俺達招かれたよな」

お嬢様「あなた方なら…大丈夫だと思ったんですの…」

女「お嬢様…」
451: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 15:21:02 ID:7yUYKTB.9o
弟「全く下らんな」

男「弟…」

弟「友になるのに理由も義務もない。ましてや身分や階級など必要もない」

お嬢様「・・・わたくしは」

弟「お前が俺達を友と言い、俺達もお前を友と言った。ならば俺達は友だ」

女「そ、そうだよ。あたしもそんなの気にしないしさ」

男「最初はびっくりしたけど、慣れればそうでもないしな」

友「ていうか、可愛いから構わない!!」

お嬢様「皆さん…」

弟「この言葉を聞いて、お前がまだ俺達を友と思わないなら、俺はもうなにも言わんがな」

お嬢様「いえ…わたくしは、素晴らしい友人達に出会えましたわ」



執事「お嬢様…いいご友人を…お持ちになりましたね…」

452: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 17:02:33 ID:V0CJLQQpnI
弟「すまない、手洗いを借りたいのだが」

お嬢様「あ、どうぞ。執事が案内いたしますわ」

女「あ、あたしも…」

執事「お二人とも、こちらでございます」

弟「・・・ありがとう」

女「へ?」

弟「姉を叱咤してくれたのだろう」

女「あ、ああ…まあね…」

弟「女が叱咤してくれなければ、俺だけでは姉を入院させることは叶わなかった…情けない話だ」

女「・・・仕方ないよ。身内だし。あんたとあんたのお姉さん、特別だから」

弟「・・・特別か」
453: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 17:10:36 ID:bpxgVUgziY
弟「俺が姉と何の関係も持っておらず、ただの姉弟としていたなら…こんなに悩むこともなかったかもしれんな」

女「・・・後悔してるの?」

弟「ああ」

弟「俺は姉に辛い選択をさせてしまった。俺はそれに何の償いもしてやれない」

弟「・・・」

弟「今は姉の為に声をかけてやる事しか出来ない」

女「あんたが…あんたがお姉さんを幸せにしてあげればいいんだよ」

弟「・・・女、お前」

女「あんたら見てたら。他の子が入る隙間ないし、それに…あんたは、あんただし」

弟「・・・」

女「好きだよ。弟…」

弟「・・・ああ」
454: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 17:15:04 ID:bpxgVUgziY
お嬢様「ん?遅かったですわね」

弟「少しな」

お嬢様「まさか…執事が道案内をすっぽかしましたの?でしたら然るべき処置を…」

女「い、いいから!!」

お嬢様「本当に?」

弟「ああ、本当だ…ん?」

お嬢様「どうかなさいまして?」

弟「友、そこ間違ってるぞ」

友「嘘!?お嬢様ちゃんに教えてもらった場所だぜ!?」

お嬢様「お待ちください!!」

お嬢様「・・・間違ってる、何故?」

弟「代入が一ヶ所ずれてる」

お嬢様「!!」

女「あ、本当だ」

弟「中々に難しい問題だ。そう気を落とすな」
455: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 22:54:19 ID:4fuIC8BBSA
お嬢様「くっ!!迂闊でしたわ…こんな単純なミスをしてしまうなんて」

弟「そんな単純でもないだろう」

女「うん。よく見ないとわからないよね…」

男「まあまあ、失敗なんて誰にでもあるんだしさ」

弟「失敗を悔やむ暇があったら、その失敗をバネにして、明日への活力にしろ」

お嬢様「・・・」
456: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 22:57:54 ID:HaacqwCGKo
友「あ、いっけね!!もうこんな時間か!!急がないと母ちゃんにどやされる!!」

男「っと、俺もだな」

お嬢様「それでしたら、玄関までお送りしますわ。執事」

執事「かしこまりました」

友「じゃあな!!弟!!女!!」

男「また明日」

弟「・・・行ったな」

お嬢様「ようやく三人になれましたわね」

女「へ?どういうこと?」

お嬢様「決まってますわ。わたくし、除け者にされるのは嫌ですの」

弟「・・・なるほど」
457: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:02:50 ID:HaacqwCGKo
弟「・・・というわけだ」

お嬢様「ここ数日の間にそんなことがありましたの…」

女「ランジェリーショップで働くとか初耳なんだけど」

お嬢様「ランジェリーショップって、なんですの?」

女「女性物の下着の専門店みたいな所」

お嬢様「は、破廉恥ですわ!!」

弟「だが、他に手段は無いからな。給料みたいな物は前払いでもらってしまったし…まあ、給料以上の働きをするが」

女「なんか…大変だね…無理しないで辛いなら言ってね?なるべく力になるからさ」

弟「ありがたい。では遠慮なく」

お嬢様「わたくしも付き合いますわよ。話を聞いた以上無関心というのは性にあいませんの」

弟「・・・ああ」
458: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:05:47 ID:HaacqwCGKo
弟「お嬢様」

お嬢様「何か?」

弟「執事や家の者に反発したい年頃だろうが、家族は大事にしろよ」

お嬢様「な、なんですの?急に」

弟「いついなくなるとも限らないからだ」

女「・・・」

お嬢様「あ、あなたに言われなくてもわかってますわ!!」

弟「そうか…すまないが俺はこれから寄る所があるからな。帰らせてもらう」

女「そうだね。今日はお開きかな」

お嬢様「そうですわね」
459: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:08:16 ID:HaacqwCGKo
弟「・・・」

女「・・・」

弟「何故着いてくる」

女「お姉さんに会いに行くんでしょ?」

弟「まあな」

女「私もいく」

弟「・・・そうか」

弟「すいません。面会なんですが」

受付「はい。どちら様にでしょうか?」

弟「姉ですが…」

受付「姉さんですね。わかりました。202号室になります」
460: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:12:32 ID:HaacqwCGKo
姉「・・・」スースー

弟「寝てる…か」

女「なんか、信じられないな…お姉さんが入院してるだなんて」

弟「俺だって、信じられんさ」

弟「でも、これが現実だ」

女「・・・うん」

弟「現実は残酷なものだ。容赦なく大事なものを奪っていき、無情な選択を迫られる」

女「・・・」

弟「でも、俺はやらなくてはいけないんだ。選択を」

女「そんなの…辛いよ」

弟「辛いとわかっていてもやらなければならない…女、その時は支えてくれるのだろう?」

女「・・・うん」

弟「そろそろ面会時間終了だ。出よう」

弟「お休み。姉」
461: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/28(金) 23:18:29 ID:4fuIC8BBSA
えー、皆様こんばんは

今日はなんと、姉さんの病室に来ております
姉さんが眠ってる間に豊満な胸をたっぷり揉みしだこうかと…

姉「・・・おい」

キィェァァァ!?シャベッタァァァ!?

姉「先程から起きている」

あ、なんだ。そうなんですか

姉「全く、人が寝てる間に不貞を働こうとはいい度胸だ」

いやぁ、冷静に考えたらこのSSコンセプトはおっぱいなのにまるでおっぱい成分が無いじゃないですか

姉「だったら弟に好き放題胸談義でもさせてろ」

先程から起きてたということは弟さんと女さんが来てた時も起きていた?

姉「ああ、寝たふりをしてたがな」

何故するし

姉「流石にあの雰囲気を壊すわけにはいかんだろ」

・・・意外に空気読みますね

それでは、本日のゲストは姉さんでした
今日の投下を終了します
462: 名無しさん@読者の声:2012/12/29(土) 00:18:34 ID:hp3zRKnfvU
そんな汚い現実なんてみせないでくだせえ
おねいさま、俺は現実を忘れさせてくれるほどの素晴らしい作品を生み出すその心が、
かわいいと言っているんですよ(キリッ

あー宿題おわんねー
支援
463: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:14:07 ID:apUuk9iOiY
>>462

私みたいなのがかわいいなら、世の女性の皆さんは皆天女レベルですね

それはさておき、宿題ですか…時期的に冬休みの課題ですかね

冬休み前に配られた物なら冬休み前に
それでないなら冬休み初日に無理してでも終わらせれば後々楽になりますよ

書き初めは別ですが

支援感謝
464: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:16:59 ID:lvsJdXSM9o
弟「ん…朝か」

弟「そういえば、一人だったのだな…」

弟「朝食でも作るか…っと、材料を切らしていたんだったな」

弟「仕方ない。有り合わせで…余ったのは弁当に…」

弟「そういえば今日から試験期間一週間前で短縮だったな」

弟「午後は勉強に姉の見舞いに…」

弟「そういえば今日から初出勤だったな」

弟「さっきからそういえばが多いな…」
465: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:22:12 ID:lvsJdXSM9o
「次のニュースです。深夜の凶行、病院に強盗押し入る」

「昨日の深夜、〜〜病院に強盗が押し入り現金を奪って逃走するという事件が起きました。犯人は未だ逃走中で警察は行方を…」

弟「この近辺で起きたのか…」

弟「っと、もうこんな時間か…出なければな」

「尚、犯人の手口は患者を盾にして…」ピッ
466: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:28:11 ID:lvsJdXSM9o
友「よーっす」

弟「おはよう」

男「おはよう、今朝のニュース見たか?」

友「見た見た、怖いよな〜」

弟「まあ、俺達にはあまり関係はな…」

女「弟!!に、ニュース見た!?」

お嬢様「弟さん!!新聞はご覧になられましたの!?」

弟「・・・落ち着け」

女「だ、だ、だって!!」

友「なんでそんな慌ててんだ?」

弟「知り合いが近所の病院に入院しててな、二人はそれを心配してくれているだけだ」

男「優しいな。他人をそんなに心配できるなんて」

女「え?えーと…まあ」
467: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:32:16 ID:apUuk9iOiY
女友「おはよ〜って、あり?なんだか見ない内に騒がしくなってる?」

男「あ、女友さん」

友「凄い久しぶりだな」

女「確か部活の合宿行ってたんだよね、どうだった?」

女友「山籠ってた!!」

弟「(口が裂けても作者が存在を忘れていたとは言えないな…)」

女友「で?なに話してるの?」

男「ニュースだよ。病院に強盗が押し入ったらしい」

女友「おーこわ。願わくは会いたくないねぇ…南無南無〜」
468: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:37:22 ID:apUuk9iOiY
友「つーかよ、俺としては今日のスケジュールの方が地獄だよ…はぁ」

男「今回ばかりは俺も友に肩入れするかな」

お嬢様「何がですの?」

友「うちの高校名物。地獄の試験期間一週間前叩き込み」

男「簡単な小テストをして実力を計るんだ。そしてテストの点数順に少人数に分けられ基礎と応用を叩き込まれる」

女「あたし…毎回基礎クラスなのよね…」

友「俺もだよ…」

女友「私も〜」

男「俺は基礎と応用をいったり来たりだな。苦手な問題と得意な問題があるからさ」

お嬢様「一応お聞きしますけど、あなたはどちらに?」

弟「応用クラスだ」
469: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:42:17 ID:apUuk9iOiY
お嬢様「わかってはいますけど…こうもあっさり言われるとなんか面白くありませんわね」

友「でも、弟ってたまに基礎クラスにいるときあるんだよな」

お嬢様「へ?」

女「あ、うん。その度に先生が驚いてたよね」

男「自分がこの科目をするには圧倒的に基礎力が足りないとか言ってな、まあ、足りてるんだけど」

お嬢様「・・・どうして?基礎クラスに?」

弟「・・・」

友「俺達に教えにわざわざ応用クラスから基礎に下がってきたんだよ。こいつ素直じゃないから」

弟「俺には基礎が足りないと思ったから基礎を習いにきただけだ。教えたのはついでだ」
470: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 08:47:26 ID:limzVIxYaQ
男「でも、今回は俺は応用狙ってみるよ」

友「ホアッ!?」

弟「ふむ。手伝ってやろう」

お嬢様「わたくしは当然応用に参りますけど…女さんは?」

女「え?あ、あたしは…基礎かな…」

友「ふっ…戦友よ…」

女「うっさい」
471: 名無しさん@読者の声:2012/12/29(土) 15:25:00 ID:hp3zRKnfvU
あのときやっておけばというのは宿題でもなんでも同じですよね

おや?、、、病院に強盗だと?
472: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 20:27:10 ID:WPeeSjeV3U
お嬢様「女さんなら応用クラスに行けると思いますわよ?」

女「へ?」

男「確かにな。授業についてけてるみたいだし」

女「そ、そんなことないって!!」

友「・・・裏切り者」ジトー

女「やかましい!!」

女「えっと…行ける…かな?」

弟「それを決めるのは俺ではない。だが、応用を目指すというなら手伝うぞ」

女「・・・うん」

友「なんだよ!!こっちは女友と二人かよ!!」

女友「まあ、底辺どうし頑張ろうよ」

友「嬉しくない励ましってこういうのを言うんだな」
473: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 20:29:58 ID:WPeeSjeV3U
女「でも、具体的にどうするの?」

弟「お嬢様、力を貸せ」

お嬢様「構いませんが…何をなさるおつもりで?」

弟「この範囲だったら…何が出ると予想する?」

お嬢様「わたくしでしたら…!!そういうことですの」

男「な、なんだなんだ」

弟「まあ待て」

お嬢様「安心してください。必ず皆様のお役に立ちますわ」
474: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 20:33:54 ID:.LCkJ2U.hQ
弟「ふむ…こんなところか」

お嬢様「やや急ごしらえで納得がいきませんが…時間がありませんものね」

弟「この問題を10分で解いてみろ」

男「・・・これは」

女「小テストの…予想問題?」

友「わー、わっかんねー」

弟「俺とお嬢様で考えてみた。恐らくこの系統の問題、種類が出てくるだろう」

男「見事に基礎問ばっかだな」

女「とにかく…やるしかないよね…」

友「わー、わっかんねー」

女友「友、誰も聞いてくれてないよ」
475: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 20:39:16 ID:WPeeSjeV3U
男「・・・出来た」

女「あたしも」

弟「見せろ」

友「はは…真っ白に…燃え尽きたよ…」

お嬢様「男さんは良くできてますわね」

男「はは、まあな」

お嬢様「計算のケアレスミスを直せば、高得点が期待できますわ」

弟「・・・」

女「ど、どう…?」

弟「・・・出来てるぞ」

女「ほ、本当!?」

弟「ああ」

女「本当だ…」

お嬢様「ね?女さんなら出来ますわって」

女「・・・うん」

弟「友…お前」

友「何も…出来ないで…ああ…」
476: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 20:44:15 ID:.LCkJ2U.hQ
女「これなら、小テストも大丈夫かな!?」

お嬢様「ええ」

男「良かったな」

女「うん」

女「あ、ありがとね?お嬢様。勉強とか教えてくれて」

お嬢様「No problemですわ」

お嬢様「私も…利害が一致しますし…」ボソリ

女「ん?」

お嬢様「何も」

弟「まあ、おまえたちなら大丈夫だろう。テストは頑張れよ」

女「うん」
477: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/29(土) 20:49:50 ID:WPeeSjeV3U
友「・・・」

女「ふあ〜、つっかれたー!!」

男「だが、手応えはあったな」

女「なんだろ?やり遂げたっていうの?」

友「・・・」

弟「最後の問題。確率論で解けるはずだったが…うーむ」

お嬢様「あの問題は予想外でしたわ…」

友「・・・」

女「弟!!あたしひょっとしたら応用行けるかもしれないよ!!」

弟「そうだな」

お嬢様「明日の結果を楽しみに待ちましょう」

弟「すまないが、俺は一足先に帰らせてもらう。ではな」
478: 名無しさん@読者の声:2012/12/30(日) 00:43:24 ID:hp3zRKnfvU
支援
479: (支援感謝) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 16:36:31 ID:T4cBKsgiVM
弟「・・・」

店長「いらっしゃい。来たわね」

弟「ああ、今日からここで働かせてもらう」

店長「うちはスパルタだから…途中で投げ出さないようにね?」

弟「投げ出す気も逃げる気もない」

店長「・・・そう」

店長「皆、集まって!!」
480: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 16:39:34 ID:T4cBKsgiVM
店長「前から話してた通り、今日から働く事になった弟君。皆、色々教えて上げてね」

「「「はい!!」」」

弟「見事に女性しかいないな」

店長「本社からの推薦は全部女の子よね…女の子だけは嫌い?」

弟「いや、こういう状況を羨ましがる人物と、こういう状況を危惧する人物に心当たりがあるだけだ」

店長「それはね、健全っていうのよ」

弟「そういうものか」
481: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 16:43:24 ID:LEiceYsiw.
客「それでね〜このお店のブラがスッゴク可愛いの〜」

客「ええ〜?本当?」

客「ホントホント、私達に合わせてくれるんだとて」

店員「いらっしゃいませ」

客「すいませ〜ん。似合う下着を探してるんですけど…」

店員「何かご要望はございますか?」

客「え?」

店員「もしよろしければこちらで何点か身繕いますが…」

店長「・・・弟君」

弟「わかった…」ツカツカ
482: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 16:46:56 ID:T4cBKsgiVM
店員「こちらなんていかがですか?これからの季節にぴったりですよ〜」

客「え、えっと…」

店員「花柄をモチーフにレースを施したおしゃれブラというのも流行りになりますよ〜」

客「あ、あはは…」

店員「どうですか?是非」

客「あ、あの〜」

弟「お客様、少しよろしいでしょうか?」

客「ふえ?」

弟「よろしければ…こちらの下着について簡単にご説明させていただく思います」

客「あ、お願いします」
483: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 16:55:06 ID:T4cBKsgiVM
弟「まず、こちらの下着ですが、季節の彩りを感じさせる色合いで、主に見せブラと呼ばれる下着です。しかし、胸が無いとあまり見栄えはよろしくないのでお気をつけを」

店員「ちょ!?」

弟「続いて、こちらはレースはフリルをふんだんに使い、見た目の可愛らしさと機能性を重視いたしました。フロントホックで外しやすいです。また、装飾の可愛らしさから幼く見せる効果もございます」

客「へ、へぇ…」

弟「お客様の胸…測ってみないと分かりませんが、一見して72pあるとお見受けします」

客「!!」

店員「!?」

弟「胸というのは日夜成長するものでございます。しかし、ご自分に合わない下着を着けてその成長を止めてしまうのは私個人としてもあまり喜ばしくありません。なのでしっかり吟味してご自分に合った下着をお着け下さい」
484: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 16:58:37 ID:LEiceYsiw.
客「あなた…一体…」

弟「ただのしがないアルバイトですよ」

客「えっと…あなたに選んでもらってもいいですか?」

弟「・・・喜んで、と言いたいところですが、少々お待ちを」

弟「店員さん。これから俺が出した指示やアドバイスは全部自分が言ったと言ってください」ボソボソ

店員「は?」

弟「立場上、俺が目立つと悪いので、よろしく御願いします」

店員「あ、ちょっ…」

弟「それでは、こちらに」

客「は〜い」

店員「・・・」
485: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 17:04:35 ID:T4cBKsgiVM
客「いい買い物できました!!ありがとうございました!!」

弟「こちらこそ、お客様がよい品物を提供出来て何よりです。今後ともご贔屓に」

客「はい」

弟「ありがとうございました」

弟「・・・ふぅ、敬語というのは疲れるな」

店長「お見事ね。相手の機嫌を損なわせず、双方の利益を得る…中々出来ない事だわ」

弟「俺はただ自分の胸についての情熱を語っただけだ」

店長「本当に、君はバカよね…でも、この会社にはそんなバカが必要なのよ」

弟「・・・ああ」

店長「ま、あの店員ちゃんはあんまり心配しなくていいから、後でちゃんと言ってくるだろうし」
486: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 17:12:56 ID:LEiceYsiw.
店員「弟君ー、ちょっとー」

弟「む?」

店員「ここの表示がさなんかおかしいんだけど…」

弟「・・・対応バストサイズが一回り大きくなってるな」

店員「本当?ありがとう」

弟「うむ」

店員2「弟君ー、ヘルプー」

弟「いまいく」

店長「やれやれ…すっかり頼りにされちゃってまぁ…」

店長「・・・少し妬けちゃうわね」

弟「店長」

店長「何?」

弟「申し訳ない。これから寄る場所があるので退社を希望したいのだが」

店長「そうね、君は一応アルバイトって扱いだし。今日はお客さん少ないみたいだし…上がりでいいわよ」

弟「では甘えて…お疲れ様でした」

店長「はい、お疲れ〜」
487: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 21:16:21 ID:Jfx4ihZFO.
姉「・・・」

姉「・・・暇だな」

姉「ん?誰かいるのか?」

弟「突撃、隣の病院食」

姉「・・・」

弟「・・・」

弟「・・・すまん」

姉「その大きなしゃもじはわざわざ用意したのか?」

弟「普通に入るにはつまらなかろうと…」

姉「いや、ありがとう。退屈しのぎにはなったよ」
488: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 21:19:10 ID:HRmJsGwD6k
弟「調子はどうだ?」

姉「何も変わりないよ。自分が癌を患ってるのが嘘みたいだ」

弟「手術の日取りは?」

姉「もうすぐだ。レントゲンやらなんやらで検査してみたが、すこぶる良好らしい」

弟「そうか」

姉「ただ…やはり早く退院したいな…」

弟「病院は嫌いか?」

姉「いや…周りの視線…がな」

弟「・・・」
489: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 21:22:58 ID:Jfx4ihZFO.
姉「この服だと下着がつけられなくてな…看護師に無理を言って一回り大きい服を借りたのだが…」

弟「確かに目立つな」

姉「どうも私はお前以外の人間にジロジロ胸を見られるのは好かないらしい」


弟「姉…」

姉「ん?」

弟「あまりその格好で出歩かない方がいい。その…恐らく大半の男性は欲情してしまうだろう」

姉「・・・お前もか?」

弟「・・・//」

姉「私は、お前になら何されても構わないよ」

弟「か、からかうな」

姉「本気で言ったつもりだが?」
490: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 21:26:11 ID:Jfx4ihZFO.
弟「そういえば姉、テレビやニュースを見たか?」

姉「強盗の件か?」

弟「ああ」

姉「この近辺で起こっているらしいな。患者が不安にならないよう情報規制しているみたいだが」

弟「待て、何故知ってる」

姉「男の看護師がペラペラと喋っていたぞ。ふふ、どうやら欲には勝てないらしいな…」

弟「・・・」
491: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 21:31:23 ID:HRmJsGwD6k
姉「そういえばもうすぐ定期試験だが…勉強はしているのか?」

弟「まあな」

姉「お前なら心配ないと思うが…あまり根を詰めすぎるなよ?」

弟「わかっている。俺が倒れたら元も子もないからな」

姉「そうだな」

ジリリリリリリリリ!!

弟「っ!?」

姉「な、なんだ?」

弟「非常ベル…何かあったのか?」

弟「姉、様子を見てくる」

姉「あ、弟!!待って!!」
492: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/30(日) 21:33:27 ID:Jfx4ihZFO.
姉「行ってしまったか…さて、どうしようかな」

姉「先程の非常ベル…何かあったのだろうか」

姉「・・・まさか」

姉「ん?足音?やけに急いでるみたいだが…」

姉「こっちに近づいてきているみたいだが…」

ガラガラ

姉「っ!?」
493: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 00:02:16 ID:g4lCkLBiEw
「動くな!!」

姉「っ!!」

「くそっ!!こんな病院だから楽にちょろまかせると思ったのに…非常ベルかよ!!」

姉「お前は…まさかニュースの強盗か?」

強盗「そうだよ!!くそっ!!逃げ場がねぇ…そうだ!!」

強盗「姉ちゃん、ちっと力貸してもらうぜ…へへ」

姉「や、止めろ…来るな、来るな!!」
494: 名無しさん@読者の声:2012/12/31(月) 00:02:59 ID:hp3zRKnfvU
弟くんが照れてる、、、

弟、姉、お嬢様、女、女友、あとその他の出演者の皆さん、読者の皆さん、そしてさぎしのおねいさん、良いお年を!
来年も支援!支援!
495: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 00:06:26 ID:g4lCkLBiEw
弟「何かあったのか?」

受付「お客様!!早く中央ホールに!!」

弟「だから何があったんだ!!」

受付「ニュースの強盗が病院に侵入したんですよ!!」

弟「なんだと!?」

受付「今、患者さんを順番に避難させてますから、あなたも急いで!!!」

看護師「大変です!!202号室の患者さんがどこにもいません!!」

受付「何ですって!?」

弟「っ!!姉ーーー!!」

受付「あ、お客様!!」
496: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 00:08:41 ID:o6D2/o4bEU
>>494

だって男の子だもん

ていうか、弟以外に男が…あれ?


はい、というわけで緊迫した場面の中投下を終了いたします
497: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 11:45:25 ID:9uryTPkoyY
弟「姉!!っ!?いない!?」

弟「どこだ!!どこにいった!!姉!!」

強盗「あー、テステス」

弟「!?」

強盗「こんばんは、現在放送室から放送してます」

強盗「こちらの要求はたった一つ」

強盗「現金。これが一番の目的」

強盗「おっと、警察に通報しようとなんかすんなよ?こっちには人質がいるんだからな…へっへっへ」

強盗「ほら!!声を聞かせてやれ!!」

姉「止めろ!!離せ!!」

弟「っ!!」
498: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 11:49:41 ID:UaazoinpaQ
強盗「暴れんなよ姉ちゃん。姉ちゃんからも頼んでくれれば、事は穏便に済むんだぜ?」

姉「貴様の指図など受けるものか!!」

強盗「おい姉ちゃん…俺の持ってる物語が見えないのか?」

姉「残念だったな…私は癌を患ってる…どのみち死ぬんだよ」

強盗「何!?」

姉「今死ぬも後で死ぬも同じなのだよ」

強盗「・・・そうかい」
499: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 11:54:31 ID:UaazoinpaQ
強盗「それじゃあしょうがねぇな」

姉「な、何をする気だ…止めろ!!来るな!!」

強盗「姉ちゃん。いい体してるよなぁ…へへ」

姉「ひっ!!」

強盗「癌はうつんねーし…金が来るまでの間に姉ちゃんで楽しむとするか」

姉「く、来るな!!止めろ!!」

強盗「安心しろよ…ちゃんと放送の電源は切ってやっからよ…へへ」カチ

姉「触るな!!や、止めてくれ!!」

強盗「大丈夫だって…すぐに気持ちよくしてやっからよ…」

姉「い、いやああああああ!!」

500: 名無しさん@読者の声:2012/12/31(月) 12:00:08 ID:JjbL7qVj/A
姉は犯らせん。まかせろ、犯人は俺が殺る
501: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 12:00:26 ID:ovgO5aKipM
ガンッ!!

姉「!?」

強盗「なんだ?放送室の鍵は俺が持ってるから…」

強盗「おーい、強行突破しようとしたらマジで人質…」

ガンッ!!ガンッ!!

強盗「聞こえてねーか?おーい、マジで…」

ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!

強盗「・・・マジかよ」

ドゴッ!!

姉「!!」

弟「・・・」
502: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 12:06:18 ID:7ulrnFqknA
強盗「な、なんだお前!?」

姉「弟!!」ダッ

強盗「あ、やべ」

弟「姉!!大丈夫か!?」

姉「ああ…大丈夫だ」

強盗「な、なんだよお前!?こ、この扉こじ開けるなんて…人質がどうなっても良かったのかよ!?」

弟「お前みたいな強盗は人を殺せない。何故なら人を殺す勇気が無いからだ」

強盗「なっ!?」

弟「凶器を振りかざして殺すと脅すという行為は、本質的に自分の方が立場が上だということを示すだけに過ぎない」

弟「そんな奴に、人は殺せない。姉は殺させない!!」

503: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 12:07:42 ID:7ulrnFqknA
>>500

一人でカッコつけんなよ 手伝うぜ
504: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 12:14:09 ID:ovgO5aKipM
強盗「てめえ…これが見えないのか!?ナイフだぞ!?刺すぞ!?」

弟「・・・人にナイフを向ける時は注意しろ」

強盗「うるせぇ!!」ブン

弟「・・・」ヒョイ

強盗「なっ!?」

弟「ナイフは少し振るうだけで簡単には致命傷を与える武器だ。簡単に振り回すな」ギチギチ

強盗「い、いてててて!!」

強盗「な、なんだよぅ!!お前!!死ぬのが怖くないのかよぅ!!」
505: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 12:18:27 ID:ovgO5aKipM
弟「・・・確かに、死は怖い」

弟「己の存在が消滅してしまうし、会いたい人達に二度と会えなくなってしまうからな…」

弟「だが、俺は自分が死ぬよりも怖いことがある」

弟「それは、俺の目の前で大事な人が死んでしまうことだ」

弟「俺が命をかける事で救える命があるなら、迷わずそうする」

506: 名無しさん@読者の声:2012/12/31(月) 13:30:26 ID:VJVkDhDd4I
弟かっけぇ!
先っちょ濡れた///
507: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 17:08:29 ID:2k.durce8E
警察「無事ですか!?っ!!これは…」

姉「ち、違う!!弟は私を助けて…」

警察「落ち着いてください。通報された目撃証言と一致しています」

警察「そこの逆海老反り固めをされている男が」

強盗「いーてててて!!入ってる!!入ってる!!」

弟「・・・」

警察「(ていうか…どうなったらああなったんだ…あれ)」
508: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 17:14:43 ID:2k.durce8E
警察「・・・なるほど、大体の事情はわかりました」

警察「勇敢な弟さんですね。でも、あまり刃物をもった犯人を挑発しないようにしてくださいね?何をするかわかりませんから」

姉「・・・」

警察「あれ?」

弟「こいつは捕まりますか?」

警察「もちろん。前回の病院強盗の容疑者だったんだけど…現行犯だしね」

警察「まあ、無いとは思いますが、事情聴取やらなんやらで署の方に来てもらう事もありますので」

警察「では、私達はこれで」
509: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 17:18:07 ID:2k.durce8E
弟「とんだ災難だったな…姉?」

姉「・・・お前は馬鹿か」

弟「は?何を言い出す。というより怒って…」

姉「お前はあの状況で!!ひょっとしたら刺されていたかもしれないんだぞ!?」

弟「・・・すまん」

姉「あ、いや…その」

姉「・・・お前が、私の為にしてくれた事は本当に感謝している」

弟「姉…」

姉「・・・ありがとう」

弟「・・・ああ」
510: ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 17:21:39 ID:g38IDIgMhs
弟「それでは、俺は帰るとしよう。姉も十分戸締まりには注意しておけ」

姉「ああ…そうだな」

弟「俺が出ていったら鍵を閉めておけよ?」

姉「医師が入れなくなるだろうが」

弟「はは、冗談だ。ではな、姉」

バタン

姉「・・・弟、お前は私の決心を鈍らせる事ばかりするな」

姉「折角…諦めようと思ったのに…」
511: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/31(月) 22:17:55 ID:ovgO5aKipM
>>506

どの部分の先っちょかはあえて聞かないでおきます


弟ー、ちょい相談あるんだけど

弟「どうした?やけに真剣そうだが」

エロ入れる?

弟「・・・」

あ、やばい、ゴミを見るような目で見られてる

弟「遂に頭がおかしくなったのかと」

今だからぶっちゃけるとさ、このSSもう終わりに近いんだよね

弟「!?」

だから完結記念に一発ヤっとかない?

弟「貴様の頭の中で好きにしてろ」

あぁん、いけず

今年の投下を終了します よいお年を!!
512: 名無しさん@読者の声:2013/1/1(火) 01:07:14 ID:iM2L5FqJfI
>>498
強盗の持っている物語ですか、、、(ゴクリ)
いったい、、、

あけましておめでとうございます!
513: 名無しさん@読者の声:2013/1/1(火) 09:09:28 ID:stc8zXio6w
>>512
うむ。実に壮大で安っぽい物語な感じがするな。



あけおめでーす\(^o^)/
514: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:03:22 ID:x3KWHfBD2A
>>512

やめてください掘り♂返さないでください

>>513

やめてください備考しないでください


あけましておめでとうございます
515: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:17:08 ID:04i3aITIXg
弟「やれやれ…とんだ1日だったな…」

女「弟!!」

弟「女?なんでここに…」

女「さっき…病院に…強盗が入ったって…聞いて…」

弟「それで心配して来てくれたのか…ありがとう」

女「それで…どうなの?」

弟「問題ない。犯人は捕まった」

女「良かった…って、現場にいたの!?」

弟「ん…む、むぅ…まあ」

女「く、詳しく聞かせてよ!!」

弟「・・・」
516: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:26:29 ID:x3KWHfBD2A
女「お姉さんが…人質に…」

弟「危ない所だったが、なんとか間に合った」

女「危ないよ!!いくらお姉さんが人質だったからって…」

弟「姉にも言われたよ。だからもう反省してるし…」

女「あ、ご、ごめん…」

弟「構わない」

弟「女…話がある」

女「・・・何?」

弟「ここじゃあれだから…公園に」

女「・・・」
517: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:29:11 ID:x3KWHfBD2A
女「で…話って何?」

弟「・・・」

女「ねぇ、なんで黙ってるの?」

弟「・・・すまない」

女「すまない…?すまないってなに?なんのすまないなの!?」

弟「・・・」

女「ねえ!!何か言ってよ!!ねえ!?」

弟「・・・すまない」

女「っ!!…酷いよ…」
518: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:32:11 ID:04i3aITIXg
弟「お前の気持ちを玩ぶような事をしたのは…本当にすまないと思ってる」

女「・・・嫌」

弟「あれから…考えた。俺の気持ちとやらを…」

女「止めてよ…」

弟「お前と姉、天秤にかけるなんて思ってもいなかった…でも…」

女「嫌…止めてよ…」

弟「俺はやはり…」

女「止めて!!聞きたくない!!」

弟「・・・」
519: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:38:31 ID:04i3aITIXg
女「・・・あれも嘘だったの?」

弟「・・・」

女「前に…私の胸が理想に一番近いって…あれも嘘なの?」

弟「あれに関しては嘘偽りはない。事実だ」

女「・・・」

弟「俺自身、不思議だ…前は人並みに恋愛感情はあるつもりだった…胸に対する情熱の方が勝っていたし…」

弟「なのに…いまはひどく…苦しい」

女「・・・」

弟「今となってはただの言い訳にしか聞こえないかもしれないが、言わせてくれ…」

弟「お前は最高の女だった。俺には勿体ないくらいの…信じられないと思うが…」
520: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:44:07 ID:04i3aITIXg
女「・・・信じるよ」

弟「女…」

女「だって…あんた嘘つかないって自負してたじゃん。それに、あんた嘘つけない人だから…」

女「だから…だから…そんな…素直でおっぱい星人だった…あんたが…好きだった…のに…」

弟「・・・」

女「うっく…ひっく…」

弟「・・・泣いてくれ。そして気がすむまで俺を責めてくれ」

女「ぐす…泣か…ない」

弟「泣いてる…だろ」

女「あんただって…泣いてんじゃん…ばかぁ…」

弟「くっ!!…」

女「うああああああん!!」
521: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:48:02 ID:04i3aITIXg
女「一つ…だけ…約束して?」

弟「・・・ああ」

女「ひっく…これから先…あんたとお姉さんには…多分多くの…ぐす、災難や困難が降りかかると思う…でも、お姉さんを捨てないであげて…支えて…あげて?」

弟「・・・わかった」

弟「お前に…誓うよ。俺は…姉を手離さないと…」

女「あたしに…誓って…どうすんのよ…」
522: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 18:51:05 ID:04i3aITIXg
女「それじゃあ…あたし、行くから」

弟「・・・」

女「あ、学校でよそよそしくしたりしないでよね?なんか死にたくなるから」

弟「いつも通り、だな」

女「それともうひとつ」

弟「?」

女「あたしは、あんたへの気持ちを捨てた訳じゃないからね」

弟「・・・ふっ、強いな」

女「当然!!」

女「じゃあ、また明日ね!!」

タッタッタッタ

弟「・・・」
523: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 19:59:24 ID:cYUoihoiOE
弟「は…はは、ははは…」

弟「何してるんだ…俺」

弟「最低…じゃないか…」

弟「女…すまない…」

弟「明日から…やり直せるのか…俺」

弟「・・・帰ろう」




姉「・・・」
524: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 20:06:02 ID:cYUoihoiOE
友「おーっす」

男「友、来たか」

友「ん?なんか騒いでんな?」

男「お前ニュース見てないのか?」

友「ニュース?」

女子「弟君!!昨日の話してー!!」

女子B「強盗をどうやって撃退したの!?」

女子C「絞め技をして間接決めて上手投げしたって本当!?」

弟「・・・いくらか、間違いがあるんだが」
525: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 20:12:48 ID:cYUoihoiOE
友「・・・なにあれ」

男「昨日、ニュースの病院強盗が現れてな。たまたまそこにいた弟が強盗を捕まえたって…」

友「美人姉がいて女共に囲まれキャーキャー騒がれる?地獄に落ちろよ」

男「妬むなよ。ていうか、なんか尾ひれ背びれがついてるけどな」

弟「友、男、助けてくれ」

男「あー、えっと…うん。頑張れ」

友「オレァクサマヲヌッコロス!!」

弟「ふざけてる場合か、助けてくれ」

ガラガラ

女「おはよー」

弟「!!」
526: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 20:15:55 ID:cYUoihoiOE
女「ん?なにこの騒ぎ」

友「カクカクシカジカオトウトクタバレ」

女「ふ〜ん?」

弟「・・・」

女「違うのははっきり違うって言っといたら?どんどん広がるよ?」

弟「そう…だな」

男「・・・ん?」

弟「ちょっと…訂正をしてくる」

女「・・・」

男「・・・ふむ」
527: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 21:07:02 ID:PdFO58miB6
弟「・・・」

男「色男、屋上で黄昏ても絵になるなんて言ってやんないからな」

弟「男…」

男「屋上には訂正する必要がある子はいないんじゃないのか?」

弟「・・・」

男「女となんかあったんだろ?」

弟「!!」

男「お前、ぱっと見読めなさそうな癖に、割りと読みやすいんだよな」

男「言いたくないなら言わなくて構わねーけど、言った方が楽になることもあるぜ?」

弟「長くなるぞ」

男「きにすんなよ」

男「作者公認の、世話女房、だからな…はは」

弟「何か言ったか?」

男「何にも」

弟「・・・実は」
528: 名無しさん@読者の声:2013/1/1(火) 21:13:29 ID:iM2L5FqJfI
世話女房とか通い妻とかいう言葉に謎めいたときめきを覚えるのは俺だけではあるまい
529: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 21:17:53 ID:X6r7F3XhR.
男「・・・まじ?」

弟「・・・」

男「よし。うん。落ち着こう。いや、俺が落ち着こう」

男「ちょっと予想のはるか斜め行ってたわ…主にヘビィ度が」

男「整理させてくれ。まずお前に女とお前の姉さんが好きだと言って、お前も二人に気持ちが揺らいでて?なんやかんやあって姉さんに気持ちを傾けたのを女に伝える。女はいつも通りに接してくれと言ったが、申し訳なさに普通に接することが出来ないと」

弟「わかりやすいあらすじありがとう」

男「お前も…なんつーか、蕀の道だな…」

弟「・・・」

男「まあ、気持ちもわからんでもないよ?あんな美人姉さん近くにいちゃな…胸もでかいし」

弟「・・・お前は姉を胸だけの女と見てるのか」

男「違う違う違う!!」
530: 512及び528:2013/1/1(火) 21:26:41 ID:iM2L5FqJfI
年が変わっていつの間にかIDも変わってしまいましたが、
旧ID:hp3zRKnfvUです。
おねいさん、弟君に沓を!刈りばねに足を傷つけられては大変です。弟は棘の道を平気で裸足で歩こうとするに違いないよ。

厨房は東歌もマスターしているとです。
531: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 22:10:33 ID:OVSWlYCIKk
男「結局、お前は姉さんに惚れてるんだろ?」

弟「ああ」

男「なら気にする事ないだろ。女の言う通り、いつもみたいに胸談義をすりゃいいじゃねーか」

弟「・・・お前は俺が胸しか能がない男に見えてたのか?


男「いちいち怖い顔をすんなよ!!」

弟「いつも通りに出来ないのが悔しいな…」

男「・・・あのなぁ、お前は叱られたいのか?慰められたいのか?」

弟「・・・」

男「それがわからん事には俺もなんも言えねーよ」

弟「俺が姉をこの気持ちは変わらない」

男「じゃ、それでいいだろ」
532: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 22:13:44 ID:OVSWlYCIKk
男「とにかく、お前がやることは、うじうじしない。女と面と向かって話す。一度決めたなら死んでも曲げるな」

弟「・・・」

男「俺を幻滅させないでくれよ?」

弟「そのセリフ。色々とアウトくさいな」

男「やかましい」

弟「だが、少し吹っ切れた気がする」

男「・・・そうか」

男「んじゃ、俺は先に戻ってるから」

弟「助かった。感謝する」

男「ちゃんと返せよー」

バタン


弟「一度決めたなら死んでも曲げるな…か」
533: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/1(火) 22:18:18 ID:OVSWlYCIKk
>>530

世話女房という言葉は大半の男がロマンを感じると友人がいっていました

でも、私もロマンを感じます
奴には裸足で十分です
東…歌?

私はHなのでよくわかりません。一瞬東方かと思いました。因みにどちらの東方かはご想像にお任せします

あ、後あまり知識をひけらかさない方がいいですよ
物知りな年下を見るとつい虐めたくなるので…

今日は対談はお休みします
件の世話女房がログアウトしちゃったので

本日の投下を終了します
534: 名無しさん@読者の声:2013/1/1(火) 22:38:16 ID:iM2L5FqJfI
いじめて!

うそですごめんなさい
東歌は短歌のカテゴリの一種です
その中に
信濃路は今のはり道刈りばねに
足踏ましなむ沓(くつ)はけわが背
という、夫が危ない道を行くのを心配する「妻」の心情を詠んだ歌がありまして、、、

ほんとすみません
長文失礼しました
535: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 14:24:06 ID:f..8jqvYIw
>>534

なるほど、短歌の一種ですか

これはご丁寧にありがとうございます
また一つ覚えたよ!!やったね>>1ちゃん!!

冗談はさておき、こういった知識も私の活動力の源になりますので、構わずいいでしよ

536: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 14:33:30 ID:f..8jqvYIw
弟「ただいま…うん?なんか騒がしいな」

女「だから、なんも知らないって言ってるでしょ?」

「嘘はいけませんよ。件の病院の付近であなたを見かけたという情報がありましたからね…」

女「なにそれ、そりゃ近所なんだから見かける事くらいあるでしょ」

弟「おい、誰だ」

新聞部「おお!!君が弟君ですね!?初めまして!!新聞部といいます!!」

弟「新聞部?それがなんの用だ?」

新聞部「いやいや、件の病院強盗…それについて詳しく取材をさせてもらおうかと思いましてね…」

男「さっきから女にしつこく付きまとっててな…」ヒソヒソ

弟「知ってる事なら全部話す。だから女から離れろ」

新聞部「はいはいただいま。情報を教えてもらえるなら喜んで靴でも舐めますよ」
537: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 14:41:20 ID:Gs0K8eI9OM
弟「それで?具体的に何を知りたいんだ?」

新聞部「そうですねぇ…ではまず、強盗を取り押さえたきっかけは?」

弟「たまたま病院にいたらそこに強盗が現れたから取り押さえた。それだけだ」

新聞部「たまたま?たまたまで病院にいたんですか?なんで?」

弟「見舞いに言ってただけだ。考えたら分かるだろう」

新聞部「誰のお見舞いですか?」

弟「そこまで言わなきゃならないのか?」

新聞部「取材ですから」

弟「はぁ…それは」

友「弟!!そいつに何も言うんじゃねぇ!!」

弟「友?」

新聞部「・・・ちっ」
538: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 14:50:19 ID:Gs0K8eI9OM
友「これを見てみろ」バサッ

弟「これは?」

友「こいつが書いた過去の記事の内容だ!!酷いこと書きやがる」

女「これ…前に起こった女子トイレ盗撮事件…なにこれ!?全くのデタラメじゃない!!」

男「こっちもだ。面白おかしく書いてるな」

友「そいつは少しの情報から記事をでっち上げで書く最低な野郎だ!!」

新聞部「クックック…もう遅い」

新聞部「僕は弟君が何故病院にいたか。これがわかるだけで十分さ!!女さんの目撃証言もあわせれば素晴らしい記事がかけるぞ!!ヒャハハハ!!」

男「こいつ…」

新聞部「ああそうさ!!今時真実だけを伝えた記事なんて流行らないさ!!だったら嘘でも面白おかしく書けば大衆は食いつく!!大衆が求めてるのは真実じゃない!!日常に振りかけるスパイス、つまり、非現実さ!!」
539: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 14:58:08 ID:Gs0K8eI9OM
新聞部「いいぜ…特別にお前らに教えてやるよ…なんで我が新聞部の記事が読まれるかを…」

新聞部「読者はつまらない真実を求めてるんじゃない!!自分の周りで起こる非現実を楽しんでるだけなんだよ!!」

新聞部「自分の身近で起これば、自分も当事者と同じような気分になれる!!そういう考えの奴らを楽しませる為に我が新聞部の記事があるんだ!!」

新聞部「真実や真相なんてのは推理小説で間に合ってんだよ!!これが現実さ!!」

新聞部「早速記事にするぜ…痴情の縺れ、弟が女を孕ませ病院に…英雄は実は最低の変態だった…ククク、いい記事が書けそうだぜ」

女「や、止めてよ!!」

新聞部「俺は最初から真実を書く気なんてないんだよ!!大事なのは読者だけさ!!いかに読者を引き付ける記事を書くかだ!!その為には嘘八百くらい書いてやるよ!!」
540: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 21:03:57 ID:cYUoihoiOE
『……その為には嘘八百くらい書いてやるよ!!』

新聞部「!?」

お嬢様「ふーん?中々面白い言葉が聞こえましたわね」

弟「お嬢様!?」

男「つか、なにそれ」

お嬢様「ボイスレコーダーですわ」

女「な、なんでそんなもん持ち歩いてんのよ!?」

お嬢様「今日の執事占いでラッキーアイテムがボイスレコーダーでしたの」

友「いや、どんな占いだよ」

お嬢様「知りませんわよ…とにかく、執事が無理矢理持ってかせたのですわ。そしたら…なにやら面白いものが録音できましたわね」

新聞部「そ、それをよこせぇ!!」

お嬢様「きゃっ!?」

弟「っ!!」ガシッ

新聞部「うわっ!!」

弟「女子にいきなり飛びかかるとは…恥を知れ」
541: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/2(水) 21:11:40 ID:PegmcYVJcA
お嬢様「それで…どういう話でしたの?」

友「カクカクシカジカオトウトキエサレ」
お嬢様「ふーん…それで?この新聞部が騒ぎ立ているんですの?」

新聞部「くっ!!そのボイスレコーダーをよこせぇ!!」

弟「っ!!暴れるな!!」

先生「ちょっと!!なんの騒ぎ!?」

新聞部「ちっ!!」
542: 名無しさん@読者の声:2013/1/2(水) 23:02:06 ID:iM2L5FqJfI
お嬢様GJ!いままでの空気っぷりが嘘のようだ!

>>535そう言っていただけると救われます。一応弁解をしておくと直前に国語の宿題を突貫でやってまして、ハイになってたんです。それでわけわかんないことを、、、ほんと失礼しました。支援です
543: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:25:42 ID:zefuhseCio
>>542

お嬢様は空気だったんじゃなく、ただ単にいなかっただけなんですよ…
だっていたら私が色んな所をおさわりするから

支援感謝

昨日は寝落ち申し訳ない
544: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:29:15 ID:YVcGscXd6c
先生「・・・なるほど、大体の事情はわかったわ…」

先生「新聞部、ちっとやり過ぎね。反省」

新聞部「・・・はい」

先生「病院強盗の件、やたら騒がれてると思ったらあんただったの」

弟「・・・まあ」

先生「ふーん…あ、新聞部はもういっていいよ」

新聞部「・・・はい」

ガララ
545: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:33:26 ID:zefuhseCio
先生「で、話戻すけど」

先生「姉ちゃん。大丈夫なの?容態は?」

弟「今週末には手術だったが、件の強盗で延期」

先生「まあ、そりゃそうか」

弟「何か不都合が?」

先生「うーん…まあ、不都合っていうか、ね?」

先生「うちのエロ教員どもがみんなやる気ないのよね」

弟「・・・」

先生「こらこら、仮にも教師をゴミを見るような目で見ない。もっと見てやって」

先生「ま、こっちのモチベ的にも、成績的にも早めに学校復帰してきてほしいのよね」
546: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:37:24 ID:YVcGscXd6c
弟「成績?まずいのか?」

先生「あんた、私、先生」

弟「・・・まずいんですか?」

先生「うんにゃ、可愛くないくらいすこぶる優秀」

弟「なら、いったい…」

先生「いや、このままだと冬季休暇を返上で学校来なくならないといけないのよね」

弟「ああ、その事」

先生「ま、あんたの方から姉ちゃんに言っといてよ」

弟「わかった」

先生「頼むぞー、弟よ」
547: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:41:16 ID:YVcGscXd6c
弟「やれやれ…」

男「あ、弟」

友「どうだった?」

弟「何も問題ない」

女「これで新聞部も存続が危うくなったわね」

弟「まあな」

女「・・・」

男「まあ、先生もお前に限ってそれはないって言ってたしな」

友「お嬢様ちゃんのボイスレコーダーに、お嬢様ちゃんに対する飛びかかり…これはもう決定的だもんな」

お嬢様「お役に立てたようでなによりですわ」

お嬢様「(本当は今日遅刻しそうになったのは言えませんわね…)」
548: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:45:19 ID:zefuhseCio
男「っと、そろそろ授業だな…じゃあな、友」

友「・・・くそ、応用共め」

弟「・・・」

女「あれ?どしたの弟?」

弟「ん?いや、俺も基礎を習おうかなと」

お嬢様「今日の範囲は別に基礎を習わなくてもやれますわよ?」

友「うぐっ」

弟「人間、誰にだってミスはあるからな」

男「・・・ああ、ひょっとして友に教える為か」

友「そうなのか弟!?」

弟「・・・ああ」
549: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 07:49:21 ID:zefuhseCio
弟「さっきは友が制止してなかったら、恐らく新聞部に洗いざらい全て漏らしてただろう。友には感謝している」

友「・・・弟!!」

男「はぁ…やれやれ」

女「は!?あんたもここに残るの!?」

男「ん?ちょっと基礎が習いたかった所だ」

女「ええ…どうする?お嬢様?」

お嬢様「わ、わたくしに言われましても…」

弟「お前らは応用に行けばいいだろ。まあ、基礎を習いたいというのなら無理には止めんが…」

お嬢様「・・・基礎も、たまにはいいかもしれませんわね」

女「・・・だね」

弟「ふっ、そうこなくてはな」
550: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 18:53:10 ID:vie1bqmG1I
女「んーっ!!つっかれたぁー!!」

お嬢様「基礎とはわかっていましたのに…簡単過ぎてつまらなかったですわ」

男「俺達には簡単な問題だったからな」

友「弟なんか、10分で問題解いて残りの時間で模擬問題作ってそれまで解いてたんだぜ?」

お嬢様「むぅ…その模擬問題解いてみたかったですわ」

弟「時間が余ったからな。試験の傾向や範囲を考慮して問題を作成してみた」

男「ははは、普通思い付かねーよ」

先生「(・・・なんでお前ら基礎クラスにいるんだよ)」

弟「っと、そろそろ時間だな。行ってくる」
551: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 18:57:25 ID:vie1bqmG1I
友「あいつ、最近すぐいっちまうよな〜」

女「色々事情があるのよ。お気楽なあんたと違って」

友「へっ、どーせ俺はお気楽ですよーだ」

男「その口振りだと、女は知ってるのか?」

女「へ?ま、まあ…少しだけ?」

男「ふーん…」

友「よし、教えてくれ」

女「なんでよ!?」

友「気になるから」

女「知っても何もいいことないわよ」

お嬢様「そうですわよ」

お嬢様「弟さんがランジェリーショップでバイトをしてるなんて、知る価値のない情報ですわ」

女「!?」

友「・・・え?」

お嬢様「・・・あ」
552: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 19:14:15 ID:s1SFH9qbQY
男「ランジェリーショップ?」

友「kwsk、てか、お嬢様ちゃんランジェリーショップ知ってるんだ」

お嬢様「し、知りません!!あんな破廉恥な店なんて知りませんわ!!」

男「あ、これは知ってるな」

友「ほほう…弟がランジェリーショップねぇ…」

女「ちょ、なにするつもり!?」

友「いや〜?ちょっとからかいに?」

女「だ、駄目!!」

お嬢様「駄目ですわ!!」

友「おおう!?」

男「二人がそこまで言うなんて…どうやら訳ありみたいだな。良ければ話してくれないか?」

女「どうする…?」

お嬢様「こうなった以上、腹を括るしかありませんわね…」
553: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 19:24:26 ID:vie1bqmG1I
友「・・・マジかよ」

男「お姉さんが乳癌…だから病院に…」

友「お前も知ってたの!?」

男「いや、俺は病院強盗のいきさつを聞いてただけで…まさかこんなことになってるとは…」

女「こ、この事は、弟に秘密ね?」

お嬢様「・・・」

男「そ、そうだな…」

友「いや…話す」

男「友!?」

友「俺は!!隠し事されたくてあいつのダチになったわけじゃねぇ!!」

友「こんな大事な事一人で抱えやがって…馬鹿野郎が」

男「友…」

友「あいつ、ランジェリーショップでバイトっていったな?」

お嬢様「え、ええ…」

友「・・・」

ガララ

女「いっちゃった…」

お嬢様「わたくしたちも追いかけましょう!!」
554: 名無しさん@読者の声:2013/1/3(木) 20:04:32 ID:iqCPsQL3wQ
なんかどっかで読んだ文面だな
555: 名無しさん@読者の声:2013/1/3(木) 20:09:20 ID:zpo9dpEiuU
酉を確認した
やはりあなたか…






大好きです///
いつも色んな過去作とか読んでます////
556: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 22:04:36 ID:RAo/q.JuHo
弟「いらっしゃいませー」

店員「それにしても弟君、よく働くわね〜」

店員2「ホントホント、一時はお株取られるかと思ったけど…手柄をぜーんぶ私達に回すのよね」

店員「室長になってもおかしくないくらいの働きなのにね…」

店員2「ま、私達も頑張りましょ」

店員「はいはい。ほら、お客さん来たわよ」
557: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 22:10:25 ID:RAo/q.JuHo
弟「こちらの下着はこちらがオススメですね。こちらはお客様のバストサイズに合ってると思われます」

弟「はい、はい…そうですね。承りました」

弟「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」

弟「・・・ふぅ、前回より客が多くないか?」

店長「あなたのせいでしょ」

弟「店長?」

店長「無自覚か…まあ、そこが可愛いんだけど」

店長「君が頑張りすぎたせいで、この店がクチコミで広まったみたいね〜」

弟「俺はなにもしていないが?」

店長「店ってのはね、看板だけじゃなくて、商品や店員も宣伝材料になるのよ」

店長「あなたはバイトでも、他のお客様から見れば立派な店員なんだから」

店長「お陰で週売上が他店舗に比べて大分高くなっちゃったのよね…お偉いがたからもなんか期待されちゃってるし…」
558: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 22:15:37 ID:2BBUCgR206
弟「それをなんとかするのが店長の仕事だろ」

店長「アンタ…意外とエグい所つくわね…」

店長「まあ確かにね?君が来てから私が直接出向かずともトラブル解決しちゃってるし、それどころかどうにも人気が出てる始末だから引っ張りだこ。それでいて手柄や名声は人に押し付ける」

店長「君、いったい何がしたいの?」

弟「何も、強いて言うなら胸への情熱を遠慮なく語れる場所ができてありがたいだけだ」

店長「・・・欲無いわね」

弟「手に入れようと思ってるものが、限りなく困難だからな…」

店長「ふーん…ん?」

店長「珍しいわね…あの四人組…昼時に制服で…学校帰りかしら?」

弟「!!」
559: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 22:18:24 ID:RAo/q.JuHo
友「見つけたぞ弟!!」

店長「あれま、知り合い?」

弟「学校の友人だ」

店長「あらあら…とりあえず」

店長「お客様?店内ではなるべく大きな声はご遠慮くださいね?」

友「びじ!?あ、すいません…」

店長「なにやら訳ありみたいね…応接室へいらっしゃい。後ろのお友達も」

弟「・・・」
560: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/3(木) 22:22:29 ID:2BBUCgR206
>>554
>>555

一応同一人物前提で

どっかで読んだことあるというより、こんな駄文しか書けないからこそ読んだことがあるんですね。無駄に量産してますし

量産型キュベレイのように
量産型キュベレイのように

大事な事なので二回言いました

そんな頬染めされて大好きなんて言われて、過去作品読まれても

う、嬉しくなんてないんですからねっ!!////


うわ…キモ…自分


とりあえず次回に引っ張りつつ投下を終了します
561: 名無しさん@読者の声:2013/1/3(木) 23:40:54 ID:iM2L5FqJfI
支援に徹します
支援
562: 名無しさん@読者の声:2013/1/4(金) 01:40:28 ID:93JJz5L/Ls
量産キュベレイは何気にスペック高いと思う

紫煙
563: 量産型ボール ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 08:30:42 ID:qyz3nQv3zY
>>561

支援感謝

>>562

NTじゃなくてもファンネル使えるのは大きいですよね。まあ、私はアクティブカノン一筋ですが

でも一番はハイニュー(変換出来ねぇ)ですね
そういえばハイニューってカタカナでかくとハイな胸…うわ、なんだおまえら、なにするやめ…
564: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 08:38:54 ID:qyz3nQv3zY
友「・・・」

弟「・・・」

女「(き、気まず!!)」

男「あー、えっとだな…」

友「なんで黙ってた」

弟「女達から聞いたのか?」

友「ああ」

女「ご、ごめん!!」

弟「いや、いい。いつか話すべき事だと思っていた所だ」

友「なんで俺にはおしえなかった?」

弟「教えなかったわけではない。女は当事者で、お嬢様は勘づいた、それだけだ」

友「・・・」

男「弟…友は」

弟「分かってる。友は俺を心配していただけだと」

弟「全てが終わった時に話そうと…だが、無駄だったみたいだな」
565: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 08:42:01 ID:qyz3nQv3zY
弟「俺はお前をのけ者にする気は無かった。だが、結果的にお前ををのけ者にしてしまった。すまない」

友「姉さんは今どうなんだよ」

弟「すこぶる快調だ」

友「・・・そうか」
566: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 08:44:47 ID:qyz3nQv3zY
友「・・・話を聞いた以上、俺も当事者だよな」

弟「そうだな」

友「・・・よし」

友「俺も手伝うかんな!!入院代稼ぐの!!」

弟「いや、結構だ」

友「!?」

弟「残念ながら、入院、治療費は全て払い済みだ」

友「え!?じゃあなんでお前ここにいんの!?」

弟「趣味だ」

友「・・・」
567: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 08:49:01 ID:qyz3nQv3zY
女「は、はっきり言ったわね…」

男「はは…まあ、なんつーか…弟らしいよ」

友「だな。それが一番お前らしいわ」

友「今回はしゃあねーけど。次なんかあったら相談しろよ?」

弟「それは不可能だ。プライベートな問題も…」

友「いいから。相談する」

弟「・・・ああ」

ガチャ

店長「お話は終わったかしら?」

弟「店長、今までどこに?」

女「あれ、お嬢様も一緒だったの?」

お嬢様「・・・//」
568: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 08:53:54 ID:qyz3nQv3zY
男「姿が見えないと思ってたら、店長さんといたのか」

友「ん?なんだその袋」

店長「この子、本当に可愛くてね〜つい、色々着せ替えしちゃったわ」

女「え、まさかそれ全部買ったの?」

店長「カードで一括」

男「わお」

弟「・・・」

店長「大丈夫よ。そんなに睨まなくても」

店長「買わせる接客はしてないわ。あの子の意志よ」ボソリ


弟「ならいい」
569: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 09:29:01 ID:W2GlsvH3iw
友「んーと、とりあえずお邪魔しましたでいいのか?」

店長「本来なら冷やかしお断りだけど、今回は特別ね」

友「す、すいません…」

友「しかし…お前の周りにはホントに美人しか集まらないな」

店長「あら?私の事かしら?ありがとう」

女「・・・」

男「なんだよ、焼きもちか?」

女「そんなんじゃないし!!」

男「まあ、いいけどさ」

友「それじゃ行こうぜ。お邪魔しました」

店長「お客様としてならいつでも大歓迎よ」

お嬢様「・・・」
570: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 09:32:42 ID:W2GlsvH3iw
弟「すまなかったな。迷惑かけて」

店長「若い子の友情ってのは美しい物よ。大切にしなさい」

弟「そうさせてもらう」

店長「それより…お嬢様っていったかしら?」

弟「ん?」

店長「あの子…ただ者じゃないわね…私の正体を怪しんでるわ」

弟「お嬢様は変に勘が鋭いからな」

店長「職業柄、ああいう子はあまり好きになれないわ…可愛いけど」

弟「矛盾してるな」

店長「まあね…駆け引きとか大事だし」
571: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 09:37:05 ID:N5aFn8Rujc
店長「そういえば、そろそろ時間じゃないの?」

弟「っと、もうこんな時間か…先に上がらせてもらう」

店長「はいは〜い…そうだ、明日はお休みしてくれる?」

弟「構わんが…何故?」

店長「大人の事情」

弟「・・・聞かない方がよさそうだな」

店長「そういう事」

弟「では、お疲れ様でした」

店長「お疲れ様」
572: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 13:35:31 ID:X6r7F3XhR.
ガラガラ

弟「姉、いるか?」

弟「・・・姉?」

弟「どこに…」

弟「あ、すまない。姉を見なかったか?」

看護師「202号室の患者さん?それなら中庭で見たわよ?」

弟「ありがとうございます」

看護師「結構思い詰めていたみたいだけど…」

弟「・・・」
573: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 13:39:18 ID:PdFO58miB6
姉「・・・」

弟「・・・姉」

姉「っ!?なんだ…弟か」

弟「隣…いいか?」

姉「何を遠慮する必要がある。構わんよ」

弟「・・・」

姉「どうした?」

弟「いや…」

姉「なんだ、はっきりしないな。お前にしては珍しい」

姉「心にある事は言ってしまった方がすっきりするぞ」

弟「姉こそ、なんか無いのか?」
574: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 13:44:18 ID:X6r7F3XhR.
姉「私か?私はな…」

姉「お前に対する気持ちと、自分の選択に迷いがないか…だな」


弟「・・・」

姉「勘違いするなよ?私はお前が好きだからな?」

姉「だが…いいのか?私がこんなに幸せで…お前の未来を奪ってしまってるのに…いいのか?」

姉「とまあ、こんな風に私は迷っているわけだよ。だらしないな。全く」
575: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 13:52:54 ID:X6r7F3XhR.
弟「俺も…迷っている」

姉「・・・」

弟「俺は姉から女としての喜びや幸せを奪ってしまう事になる…子を産み、育む幸せを」

弟「子孫繁栄は人間が行う最大の…」

姉「弟、お前はいちいち理屈を並べなくちゃ行動できないのか?」

弟「姉…」

姉「確かに私達は報われる事はないだろう。社会的にはな」

姉「だが、私はお前と一緒にいたい。その為なら法や倫理なぞくそくらえだ」

弟「・・・」

姉「お前の事を愛しているよ。弟」

弟「俺もだ…姉」

姉「ふふ、戻ろうか」
576: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 13:59:29 ID:X6r7F3XhR.
医師「お、姉さん。ようやくお戻りですか」

姉「すまない。少々散歩をな」

医師「ほうほう、弟さんも一緒ですか…これは好都合」

医師「手術の日取りが決まりましたよ」

姉「・・・いつだ?」

医師「明日です」

弟「っ!!急すぎやしないか!?」

医師「一応、これでも計算に計算を重ねた結果ですよ」

医師「明日が日取り的にはベストなのですよ」

姉「わかった。明日だな」

医師「ええ。明日に備えて今日は精のつく物にしますね。それでは」

ガラガラ
577: 名無しさん@読者の声:2013/1/4(金) 19:01:05 ID:PWGIBNOYa6
支援(・ω・)ノC

ときに作者さん、ストプラ好きだったりする?
578: ◆E2q4Je3dsw:2013/1/4(金) 19:37:28 ID:.f1NH6m4X6
>>577

スト…プラ?

えっと、ストレンジプラスですかね

ネクストプラスか?

エクストリームバーサス…あり得ないか

略称前を教えて頂けると助かります
ひょっとしたら普段別の呼び方をしてるかもしれませんので


あ、支援感謝
579: 577:2013/1/4(金) 22:28:55 ID:PWGIBNOYa6
おおう申し訳ないストレンジプラスです
580: 名無しさん@読者の声:2013/1/4(金) 23:34:45 ID:iM2L5FqJfI
雑談がハイレベルすぐる、、
新参&古典ヲタの俺にはついていけない

支援
581: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 23:40:22 ID:kS4dlMjAuI
姉「明日か…」

弟「やはり緊張するか?」

姉「当然だ。だが、ようやく家に帰れると思うとな…」

弟「ああ」

姉「早く家に帰りたい。そうすれば遠慮なくお前と一緒にいられるからな」

弟「・・・」

姉「ん?どうした?」

弟「姉、あまり喜ばせる事を言うな」

姉「なんだ?照れてるのか?」

弟「かもしれん」

姉「ははは、お前は相変わらず感情表現が下手だな」

弟「・・・」

姉「今日はもう帰れ。明日、私の無事を祈ってくれ」

弟「無事を祈るような手術でもないだろう」

姉「それもそうだ」

弟「ではな、姉」

姉「ああ…ではな」
582: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 23:45:51 ID:kS4dlMjAuI
弟「・・・」ピッピッ

友「もしもし?弟か?どうした?」

弟「なに、世間話でもとな」

友「いきなりなんだよ」

弟「どうだ、勉強の方は」

友「おま…それ…」

弟「やぶ蛇だったか。すまん」

友「どうせお前とは頭の良さが違いますよーだ」

弟「・・・今日はありがとう」

友「・・・」

弟「いままで、誰かに頼るというのが情けないことのように思えてな、あまり人に頼りたくはなかったんだ」

弟「でも、今日お前たちが来てくれて、俺のために一生懸命なにかをしてくれようとしたとき…嬉しかった」

弟「これが、人を頼るということなんだろうなって」
583: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 23:49:07 ID:kS4dlMjAuI
友「・・・へっ、気づくのが遅すぎなんだっーつの」

友「人間一人じゃ生きてけないんだからよ。頼るんじゃなくて、助け合いって考えりゃいいんだよ」

友「お前みたいに頭良くないから、難しい事分からねーけど」

友「協力しあって生きていくのは悪いことじゃないと思うぜ」

弟「・・・そうだな」
584: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 23:52:54 ID:stc8zXio6w
友「てか、本当になんのようだよ。まさか世間話?」

弟「・・・明日、姉の手術がある」

友「!!」

弟「手術といっても、赤外線を当ててガン細胞を除去するだけの簡単な手術だ」

友「・・・いつだ?」

弟「俺の学校は終わったら病院にまっすぐ向かう。それで、もし良かったら友や皆も来てほしい」

友「・・・当たり前だ。来るなっつても行くかんな」

弟「ああ…じゃあな」

友「おう」
585: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/4(金) 23:57:50 ID:stc8zXio6w
>>579

やはりそうでしたか
個人的には羽井が好きです

>>580

ハイレベルジャナイョー

支援感謝


友は砕け散れよ

友「いきなりなんだよ!?」

いや、なんかお前むかつくわ

友「訳がわからないよ!?」

僕と契約して魔法少女…

友「言わせねーよ!?」

お前はいったいどれくらいのネタを出すつもりなんだ?

友「お前が勝手に言ってるだけだろうが!!」

はーい、今日の客は友でしたー

友「なげやりにも程があるだろ!!」

投下を終了します
586: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 08:59:07 ID:U23SbCrfjQ
弟「・・・朝か」

弟「そういえば昨日あれから寝てしまっていたのだな…あまり眠れてない気がするが」

弟「姉が帰ってきたように、部屋でも片付けておくか」

弟「・・・冷静に考えたら今日退院するわけじゃないな」

弟「まあ…いいか…」

弟「いや、よくないだろ」

弟「学校…いくか」
587: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 09:47:53 ID:U23SbCrfjQ
男「おはよう、弟」

弟「ん?…ん」

女「ちょ、あんた目のクマ酷いわよ?大丈夫?」

弟「気にするな」

女「気にするなって…」

男「友から聞いたよ。今日なんだってな」

弟「ああ」

女「心配なのはわかるけど、あんたがぶっ倒れちゃ本末転倒でしょ?ね?お嬢様」

お嬢様「・・・」

女「お嬢様?」

お嬢様「え?あ、はい。そうですわね」

お嬢様「この中で誰よりも姉さんの身を案じているのであれば、誰よりも自分を第一に考えるべきですわ」

弟「そうだな」
588: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 09:54:35 ID:4NF1gd8sDA
男「にしても、友の奴遅いな…」

友「おまたー」

女「あんた、こんな大事な日になにして…」

お嬢様「・・・なんですの?その袋」

友「聞いて驚け、姉さんの退院を祝う道具がだなぁ」

男「友…手術は今日だが、退院はまだだぞ?」

友「え」

女「バカじゃないの?てか、バカじゃないの?」
お嬢様「愚者ですわね…」

友「な、なんだよ!!皆して!!」
589: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 10:00:54 ID:4NF1gd8sDA
弟「友」

友「弟…」

弟「お前のその心遣い、とても嬉しくおもう」

友「弟…!!」

弟「俺も今朝まで勘違いしてたからな」

男「ちょ!?大丈夫なのかよそれ!!」

女「本格的にヤバイじゃん!!休んだ方がいいよ!?」

お嬢様「効能が期待出来るアロマテラピーを予約いたしますわよ?」


弟「皆…」

友「なにこの扱いの差!!」
590: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 10:14:37 ID:4NF1gd8sDA
友「とにかく、今日は授業終わったら即行で病院だな」

弟「ああ」

友「よし、そう考えたら授業なんか楽な気がしてきたぜ!!」

弟「友…」

友「姉さんが大変な目にあってるってのに、俺達が勉強なんかで足止め食らってるわけにはいかないからな!!」

男「友、後ろ」

友「あ?」クル

先生「そうかそうか、そんなに授業が楽か」

友「・・・」

先生「友には特別の難関問題を出してやろう。なぁに、お前にとっては簡単な問題ばっかりだよ」

女「・・・バカ」

弟「難関問題…やってみたいな」

お嬢様「同じくですわ…」

先生「そこ、ウズウズすんな」
591: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 14:20:24 ID:XGKLoZU7pM
友「・・・」

男「友、生きてるか?」

友「・・・」

男「・・・」

弟「返事がない。よし、友は抜きでいこう」

友「まってぇぇ!!置いてかないでぇぇ!!」

女「うっさい!!」

友「げふ!!」

お嬢様「下らない茶番はそこまでにして、早くいきませんこと?」

友「お、おう…」
592: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 14:27:04 ID:auX18HPvvY
医師「おー、来たね…って、なにやら勢揃い」

姉「君達…」

男「えっと…なんか大勢で申し訳ない」

友「姉さん!!手術頑張って下さい!!」

女「お姉さんじゃなくて、頑張るのは医師さんでしょ!!」

医師「いやいや、強ち間違いではないよ」

医師「手術の時も患者さんには頑張ってもらわないといけないことがあってね」

お嬢様「精神力…生きたいと思う心」

医師「そうそう。死んでたまるかーって強く思ってもらうんだ」

医師「非科学的だけど、中々どうして想いってのは侮れない物なんだよね」

医師「それじゃお仕事するから弟君と姉さん以外は少し出ててね」
593: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 14:36:09 ID:auX18HPvvY
医師「では、これから行う手術の説明をさせていただきます」

医師「今回行うのは赤外線により右乳房にあるガン細胞を除去するというないようになります」

医師「術後経過により(中略)なるでしょう。早ければ一週間様子見をして退院ということになります」

弟「はい」

医師「・・・ねぇ、医者と患者の暗黙のルールって知ってる?」

弟「え?」

医師「医者はね、絶対に成功するような手術でも絶対に成功させるって言っちゃいけないの。何でかわかる?」

姉「患者との…契約?」

医師「正解。万が一手術が失敗したりしたらその時点で医師免許剥奪だからね。だからさ、ドラマとかでも全力を尽くしますって言うでしょ?」

医師「ああ言っとけば、全力を尽くしたけど駄目だったって言い訳出来るからだよ」
594: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 14:39:42 ID:auX18HPvvY
医師「人を助ける仕事だけど、蓋を開ければこんなもんさ」

医師「今回の手術も、赤外線装置をマニュアル通りに使えれば失敗はしない。それくらい難度の低い手術なんだ」

医師「でも、私たちはきっとこう言うだろうね」

医師「全力を尽くします」

弟「・・・」

医師「でも、勘違いしないでね」

医師「人を助けたいと思う気持ちは誰よりも強い仕事のはずだからさ」

姉「・・・はい」

医師「・・・患者を手術実に」
595: (実じゃなく室です) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 14:52:01 ID:bUMFwMnkxE
ウィィーン

弟「・・・」

友「弟!!姉さんは?」

弟「たった今手術室に入った」

女「大丈夫かな…」

弟「問題ない」

お嬢様「簡単な手術と言ってましたしね」

男「万が一って可能性もなくないか?」

女「な、なによ…」

男「癌が転移してる…とか?」

弟「・・・」

男「っと、不謹慎だったな…ごめん」

弟「構わない」
596: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 18:10:33 ID:04i3aITIXg
友「・・・くそ、随分長いな」

女「まだ10分も経ってないわよ」

友「まじで!?」

男「時間が経つのがいやに長く感じるな…」

女「だって…心配してるんだもん」

友「弟の奴…大丈夫だよな?」

男「さあな…見た感じは普通っぽいけど」

女「あたしたち…なんも出来ないね…」
597: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 18:15:57 ID:x3KWHfBD2A
弟「・・・」

お嬢様「何を考えているんですの?」

弟「お嬢様か…」

お嬢様「あなたの事ですから、どうせ心配なんて微塵もしてないんでしょう?」

弟「・・・ばれたか」

お嬢様「あちらは心配で気が気でないらしいですけど」

弟「俺が何を考えてるか…わかるか?」

お嬢様「・・・これからの事、ですわ」

弟「ふっ、当たりだ」

弟「なぜだろうな…お前には何もかも見透かされている気がする…」

お嬢様「そんなに不安がることはありませんわ。わたくしには見透かす能力はありませんし」
598: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 18:21:29 ID:x3KWHfBD2A
弟「運命やIfについて考えていた」

お嬢様「・・・」

弟「俺が姉と姉弟じゃなかった運命。俺が姉以外の女性と交際していた運命。女と交際していた運命」

弟「それらはほんのちょっとの選択で、いくらでも変わってしまうとな」

弟「お前との出会いもだ。俺かお前、どちらかが合コンに参加しないという選択をしてれば、今こうしてここにいることはなかった」

お嬢様「何がおっしゃりたいのですの?」

弟「運命は…残酷だなと」

お嬢様「そうでもありませんわ」

お嬢様「運命なんて、所詮人間が作ったレール。わたくしはその上をはいそうですかと歩くつもりは更々ありません」

お嬢様「わたくしは自分の意思で、選択をし、未来を作りますわ」

弟「・・・強いな」

お嬢様「強いのではありませんわ。ただ、迷ってる時間が惜しいだけですわ」

弟「・・・そうか」
599: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 18:24:50 ID:04i3aITIXg
お嬢様「それにわたくし、もしも話は一番嫌いですの」

弟「それはすまなかったな」

お嬢様「構いませんわよ」

お嬢様「心配してないなら、別の事を考えるのは当たり前ですし」

弟「お前なら、何故俺が心配しないかわかってるんじゃないか?」

お嬢様「さあ?発言は控えさせてもらいますわ」
600: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/5(土) 18:30:35 ID:04i3aITIXg
ウィィーン

友「きた!!」

弟「!!」

医師「・・・」

友「先生!!姉さんは!?」

女「ちょ、それ弟のセリフ!!」

医師「手術は成功です」

友「っっ!!よし!!」

女「だから!!なんで!!あんたが!!喜ぶの!!」

友「ぐはっ!!」

弟「・・・」

男「弟?どうした?」

医師「後遺症も、ありませんよ」

弟「・・・ありがとうございます」
601: 名無しさん@読者の声:2013/1/5(土) 23:21:13 ID:iM2L5FqJfI
もう600ですか。早いですね。
支援
602: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 00:48:20 ID:Q1oDtCSZsQ
>>600

ここまでくるとどう終わらせようか悩んでます

支援感謝

はい、今日はなんやかんやで少量更新申し訳ありませんでした

明日はもうちょいマシンにはなると思いますので

今日の投下を終了します
603: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:17:02 ID:7Z2YiUeokA
医師「一応面会出来る状態ですが…面会します?」

友「もち…」

女「あ、ん、た、は!!」

男「友、ここは弟にいかせてやれよ」

お嬢様「そうですわ。わたくし達の出番はここまでですわ」

友「・・・それもそうだな」

友「弟!!バシッと決めてこいよ!!」

弟「・・・何を決めるかわからんが、行ってくる」
604: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:24:04 ID:kTp6neQotk
姉「・・・」

弟「姉」

姉「弟か…」

姉「終わったよ…全部」

弟「・・・」

姉「お前がこうして私を入院させなかったら…私はきっと死を選んでいただろうな」

姉「今だから言えるよ。私は怖かったんだ。お前に嫌われるのが、お前が離れていくのが」

姉「お前を…ずっと…独占したかった…」ポロポロ

弟「・・・」

姉「でも、その度に私は姉だと。弟は弟だと…言い聞かせて…」

姉「でも…やっぱり無理…自分の気持ちに嘘つけない…」

姉「お前に辛い選択を迫って。未来を奪って…それでも私は…お前の事が…」

弟「姉…よく頑張ったな」

姉「!!」

姉「私は…頑張って…ない…頑張ったのは…お前の…」

弟「皆まで言うな…」



医師「(うーん…入りづらい)」
605: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:44:02 ID:7Z2YiUeokA
弟「姉の退院はいつになる?」

医師「え?ああ…」

医師「様子見、精密検査等で…三日後くらいかな」

弟「三日後か…定期試験の直後だな」

弟「必ず迎えにくる」

姉「弟…」

医師「(うわ…いづらい)」
606: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:47:26 ID:7Z2YiUeokA
ウィィーン

友「弟!!どうだ!?」

弟「三日後、定期試験の直後に退院らしい」

友「・・・Oh」

男「なんか、謀ったようなタイミングだな」

弟「全くだな」

お嬢様「わたくしたちは、定期試験を頑張らないといけませんね」

女「うん…お姉さんの為にも」
607: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:52:02 ID:kTp6neQotk
弟「皆、今日はご苦労だった。これで解散だ」

友「はぁ…なんか心臓に悪い1日だったぜ…」

男「主にお前だけな」

友「酷い事を言いやがる」

女「なんていうか…疲れたわ」

男「お前はこれからどうするんだ?」

弟「別に、家に戻るだけだが?」

友「あり?今日はバイトないの?」

弟「店長が来るなと」

女「へぇ〜あんた頼りにされてたのに?」

弟「何か訳ありらしいな」
608: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 12:55:38 ID:kTp6neQotk
友「んじゃま、とにかく俺は帰らせてもらうわ」

男「俺もだ。じゃあな、皆」

女「ごめん。あたしも帰らないと。また明日ね」

弟「ああ…」

弟「さて…どうする?」

お嬢様「どうするとはなんですの?」

弟「立ち話もなんだ、喫茶店にでも入るか?」

お嬢様「エスコートはお任せしますわ」

弟「じゃあ…いくか」
609: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 13:00:41 ID:kTp6neQotk
カランカラン

「いらっしゃいませー」

お嬢様「・・・」

弟「・・・」

お嬢様「で?話ってなんですの?」

弟「お前なら何か知ってそうな気がしてな」

お嬢様「・・・」

弟「ランジェリーショップから、妙にお前だけ静かだったな」

お嬢様「気のせい、とは思わないんですの?」

弟「思いたかった。だな」

お嬢様「・・・」

お嬢様「隠し事は無駄なようですわね…いいですわ。しばらくお待ちくださる?」

お嬢様「もしもし?わたくしです。待ち合わせの場所を変更しますわ…場所は…はい。待ってますわ」

弟「待ち合わせをしてたのか?」

お嬢様「ええ、場所をこちらに変更しましたわ」

弟「いいのか?」

お嬢様「構いませんわよ。関係してますし」
610: 名無しさん@読者の声:2013/1/6(日) 13:51:08 ID:r2FnmB6dc2
つ 支援
つ 私怨
つ 紫煙
つ sien
つ 豆乳
611: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:33:16 ID:n8gUqnX.1k
カランカラン

弟「来たみたいだな」

お嬢様「ええ」

店長「お待たせ…って、え?」

店長「なんで…いるの?」

弟「それはこちらのセリフだ。心臓に悪い」

店長「全然悪そうじゃないわね…友達だったからまさかとは思ったけど…」

お嬢様「因みに、今日の事は偶然ですからね」

弟「なるほど…今日来なくていいというのはこういう事か」

店長「ま、話したい事は色々あるでしょうけど、まずはこちらを終わらせてね」
612: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:37:59 ID:n8gUqnX.1k
店長「で?どういう魂胆なの?」

お嬢様「魂胆も何も、利害が一致してるだけの話ですわ」

店長「ほんっと、好きになれないわ…」

お嬢様「誉め言葉、として受け取って起きますわ」

店長「仮にその話、乗ったとして、うちのスタッフ達はどうなるの?」

お嬢様「さあ?本社に回収されるんじゃないですの?」

店長「あの子も、私を慕ってついてきてくれたのよ?」

お嬢様「スタッフはこちらでも用意しますわ。どこも同じようなものです」
613: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:44:13 ID:n8gUqnX.1k
弟「すまん。話がよく読めないのだが」

お嬢様「・・・」

店長「一応、この子もスタッフなんだけど、どうするの?」

お嬢様「本社と契約してるなら…解雇という形になりますわね。アルバイトですし」

店長「契約はしてないわ。私とだし」

お嬢様「なら、問題はありませんわね」

弟「なあ、本当になんなんだ?」

店長「・・・この子が、うちの店の経営権を買い取るって言うのよ」

弟「!!」

お嬢様「何か不都合でもありますの?」

店長「不都合っていうか…不都合だらけで逆に無いわよ」

弟「店の経営権を買い取って何をするつもりなんだ?」

お嬢様「・・・言わせる気ですの?」

弟「大体想像はついてるがな」

お嬢様「なら言いませんわ」
614: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 17:50:37 ID:n8gUqnX.1k
弟「よくは分からんが、いいのではないか?」

店長「は!?」

弟「俺達が目指す理想に近づくと思うし、俺は別に構わないぞ」

弟「ただ、お嬢様が用意するスタッフとやら次第だがな」

お嬢様「最高の人員を保証しますわ」

店長「そうね…確かに…理想的な条件なのよね…」

店長「でも、長年一緒にやってきたあの子達を裏切るような感じがして…」

弟「もしも店員達を案じてるなら…条件を飲むべきだと思う」

弟「長年一緒にやってきたなら、きっとついてくるだろうし、少なくとも給料やら扱いやらは改善はされるぞ?」

店長「・・・」
615: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:38:27 ID:.f1NH6m4X6
店長「ここが、決断の時かもね…」

店長「いいわ。その条件飲みます」

店長「でも、いくつか条件があるわ」

お嬢様「なんですの?」

店長「まず、店員店にはそれなりの優遇をすること。次に勝手に人員移動しないこと。最後にうちの経営方針に口出ししないこと。出来る?」

お嬢様「わかりましたわ」

店長「交渉成立、ね」

616: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:43:50 ID:.f1NH6m4X6
店長「でも、どうやって買い取るつもり?」

お嬢様「金に物を言わせれば楽勝ですわ」

店長「・・・そう」

お嬢様「それで?弟さんは?」

弟「ん?まあ、なんというか…大部分は理解できたな」

お嬢様「察するに、私と店長さんの関係って所ですか?」

弟「まあ」

お嬢様「確かに出会うまでは他人でしたわ」

弟「まあいいか。職場がなくなるわけではないし」

弟「そうだ。姉は無事に手術成功しました」

店長「あら、良かったじゃない。これでうちで働く理由は無くなったんじゃない?」

弟「とりあえず期限いっぱいまでは頑張らせてもらう」

店長「期待してるわよ〜じゃ、私はこれで」

カランカラン
617: (楽屋裏) ◆CmqzxPj4w6:2013/1/6(日) 23:48:18 ID:OVSWlYCIKk
皆さんこんばんは

早速ですがお嬢様、>>610を見てくれ。こいつをどう思う?

お嬢様「しえん。という字を変換したみたいですわね…」

違う違う。一番下

お嬢様「豆乳…ですわね?」

そう。それ

お嬢様「これがどうかなさいましたの?」

ぶっかけていい?


お嬢様「何故ですの?」

いやぁ、白くてベタベタした液体まみれのお嬢様を想像いたしましてね

お嬢様「牛乳風呂に浸かってるのではないんですの?」

・・・ああ、うん。やっぱりお嬢様には意味が通じないか

お嬢様「?」

今日の投下を終了します
618: 名無しさん@読者の声:2013/1/7(月) 00:18:38 ID:iM2L5FqJfI
紫煙
っていうのみるたび、
近所の紫雲っていう地名を思い出すんだ


豆乳か・・・
無知で純粋な女の子っていいよね。
紫煙
619: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:36:07 ID:RAo/q.JuHo
>>618

紫煙という字で私は紫煙燻らすという文を思い浮かべますな

無知で純粋な女の子に色々教え込む…ゴクリ

支援感謝
620: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:40:06 ID:RAo/q.JuHo
お嬢様「さて…これからどうしますの?」

弟「そうだな…試験の方はどうだ?」

お嬢様「楽勝。ですわね」

弟「そうか…」

お嬢様「あなたはどうなんですの?数日の間に色々色々起こりましたし」

弟「なるようになるしかないだろうな」

お嬢様「・・・あなた、変わりましたわね」

弟「俺が?」

お嬢様「ええ」
621: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:44:13 ID:2BBUCgR206
お嬢様「出会った頃は胸の事しか頭にない破廉恥な人と思ってましたけど」

弟「酷いな」

お嬢様「今は…というより、元からなんでも出来たのではないですの?」

弟「ただ単純な長引いたから作者がキャラ崩壊させたからな…」

お嬢様「何か言いました?」

弟「なんにも」

弟「そうだな…変わった、か。確かにそうかもしれん」

お嬢様「案外自分の変化には気づかないものですわ」

弟「それもそうだな」

お嬢様「それでは、わたくしはこの辺りで。また明日お会いしましょう。ごきげんよう」

弟「ああ」
622: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:51:11 ID:2BBUCgR206
弟「ただいまー」ガチャ

弟「ふぅ…明日からいよいよ三日間の定期試験か…」

弟「そういえばお嬢様との賭けがあったな。負けるわけにはいかないが…」

弟「まあ、勉強でもしよう」

弟「・・・・・・」

弟「・・・うん。無駄だな」

弟「仕方ない。掃除だな」

弟「む!?これは…」

弟「姉に捨てられたと思っていた爆乳大全!!こんなところに隠されていたのか!!」

弟「・・・」

弟「変わった…か、確かにそうかもしれんな…」

弟「胸の角度は体を軸として12〜16°が望ましい。また、上向き下向きにより乳輪の面積に多少の個人差がある。更に乳首の色合いから脂質成分の判断が可能…」

弟「知識としてはあるのに…前に比べれば情熱が着いてこない…」
623: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 09:56:53 ID:2BBUCgR206
プルルルルル

弟「む?電話か」

弟「もしもし?」

姉「弟、私だ」

弟「姉?何かあったのか?」

姉「いや、明日から定期試験だからな…どうだ?全力を出せそうか?」

弟「なるようになるしかない。というより、電話して大丈夫なのか?」

姉「とりあえずはな。少しだけ無理を言ったが」

弟「・・・」

姉「どうした?弟」

弟「姉、俺は変になってしまったかもしれん」

姉「は?おい、弟?何が…」

ツー、ツー、ツー

弟「切れたか…」

624: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:22:10 ID:D9txi/yolg
友「ういーす…おはよう…」

男「おはようって…どうした?そのクマ」

友「へへ…昨日一夜漬けで試験範囲を片っ端から勉強したのよ…」

男「そ、そうか…」

友「ふふふ…俺だけじゃない…この中に同類がいる!!」

友「それは女!!お前だ!!」

女「な、何を根拠に!!」

友「とぼけるなよ〜、さっきから妙に目をゴシゴシしてるのが動かぬ証拠だぜぇ?」

女「くっ!!確かに昨日は一夜漬けしたわよ…」

友「お前も同類なんだよ!!いくら頭がよくなったからって不安なのは不安なんだよ!!」

お嬢様「ちなみにどれくらい勉強しましたの?」

女「え?えっと…」

女「12時まで…した」

お嬢様「・・・」

友「真面目ちゃんか!?」
625: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:27:44 ID:IGFgpVzJso
女「な、何よ!?あたしは11時にはいつも寝てるのよ!?一時間頑張ったのよ!?」

友「真面目ちゃんだった!!」

お嬢様「まあ、一時間くらいが身のなる勉強時間ですからね」

友「え゛」

男「はは、ドンマイってことだ。友」

男「お前は勉強なんかしてないんだろ?弟」

弟「・・・」

男「弟?」

弟「zzz」
626: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:31:21 ID:IGFgpVzJso
女「ちょ!?あんたなに寝てんの!?」

弟「ん…ああ…」

男「弟の霊圧が消えた…!?」

友「へへ〜?お前も実は不安で一夜漬けするってタイプだったのか…」

お嬢様「信じがたいですわ…」

弟「一夜漬けか…確かにしたな」

弟「部屋の掃除と模様替えを」

友「なんでやねん!!」

女「夜中に掃除する必要あんの!?」

弟「眠くなかったんだ」

友「主婦か!!」
627: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:36:00 ID:D9txi/yolg
男「なんていうか、こういう時、弟だな…」

お嬢様「まあ、わたくしは予想はしてましたが」

弟「・・・皆、聞きたい事があるんだが?」

女「何よ…改まって…」

弟「俺は変わったか?」

女「は?」

友「へ?」

お嬢様「・・・」
628: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/7(月) 21:43:16 ID:IGFgpVzJso
男「意味深だな…」

友「変わった…ねぇ」

女「うーん、前より胸に関する事言わなくなったよね」

男「確かにな。いらん解説までいれてくるしな」

友「ただ単純に、おっぱい星人じゃなくなったって事じゃねーのか?」

男「うーん。それはないと思う。多分、語れと言えば語りだすよこいつは」

女「前より、気持ちが入りきってない…のかな?」

友「それ、っぽいな」
629: 名無しさん@読者の声:2013/1/7(月) 23:21:37 ID:iM2L5FqJfI

俺も今日テストだったお
ささくれた心を癒しに来たお
4
630: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:38:16 ID:Q1oDtCSZsQ
>>629

支援感謝です

今日は少し更新少なめになります
631: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:45:51 ID:Q1oDtCSZsQ
弟「前より?」

女「うん…なんか、頭の中は胸一色?って感じかな」

男「流石にそこまでは酷くなかったぞ?」

友「でも、例えならしっくりくるな」

弟「・・・」

男「どちらにせよ、いい傾向、変化だと思うぜ」

友「確かにな…てか、俺達なんの話してたんだっけ?」

女「試験勉強の話で…一夜漬けで…弟が変わったこと?」

男「なんか…無茶苦茶な図式だな…」

友「って、やべー!!試験だよ!!」
632: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 14:50:27 ID:Q1oDtCSZsQ
女「もう、先生来てるわよ」

友「!」

男「はは、まあ、頑張れよ」

弟「・・・いい変化、か」

お嬢様「いいと思いますわよ。破廉恥なことを言わないあなたも」
633: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:32:13 ID:iqCPsQL3wQ
友「・・・」

男「友、大丈夫か?」

友「ほっといてくれ…」

男「あはは…あまりよくなかったんだな…」

女「弟、どうだった?」

弟「いつも通りだな。予想してた問題が出たりでなかったり。意表を突かれた問題があったんだが…」

お嬢様「それ以外は特に問題無かったですわね」

女「・・・なんか、あんた達はやっぱりあんた達らしいわ」

男「案外、この調子で三日間もすぐ終わるかもな」
634: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:35:53 ID:iqCPsQL3wQ
友「・・・」

男「なあ、友が三日前と全く同じ体制で撃沈してるんだけど」

女「え!?もう三日経ったの!?いきなり過ぎない!?」

男「作者がめんどくさがったせいだな」

弟「やれやれ…」

弟「友、生きてるか?」

友「パト○ッシュ、疲れたろ?僕も疲れたよ…僕も、もう眠いんだ…」

弟「返事がない。ただのネロのようだ」

女「いや、その説明おかしいから」
635: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:39:53 ID:iqCPsQL3wQ
お嬢様「今日はお姉様を迎えに?」

弟「ああ」

女「そっか…いよいよだね」

弟「そうだな…」

友「退院祝いには呼んでくれるんだろうな!?」

弟「さあな」

友「・・・」

男「ま、今はお姉さん第一で考えてやってくれよ。じゃあな」

弟「ああ」
636: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:43:09 ID:zpo9dpEiuU
看護師「姉さん。退院おめでとうございます」

姉「ありがたう」

看護師「今日は弟さんが迎えにいらっしゃるんですよね?」

姉「そうだな…」

看護師「いいですね〜あ、荷物ここにまとめときましたよ」

姉「世話になったな」

看護師「いえいえ、あ、弟さんいらっしゃったみたいですよ。ロビーに行きましょうか」

姉「ああ…」
637: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:46:40 ID:iqCPsQL3wQ
弟「すいません。今日退院予定の姉の迎えですが…」

受付「はいはい。姉さんですね…」

受付「ただいまこちらに向かってますので、しばらくお待ちください」

弟「わかりました」

弟「・・・ふぅ」

医師「おや…?君は」

弟「どうも」

医師「姉さんの迎え?退院おめでとう」

弟「ありがとうございます」

医師「そういえば君には強盗事件の時のお礼をまともに言ってなかったね」

弟「いや、別にそんなの…」

医師「君が起こした行動は姉を救いたい一心だったかもしれないが、結果的に沢山の人の命を救ったんだ。本当に感謝しているよ」

弟「・・・はい」
638: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 20:49:00 ID:zpo9dpEiuU
姉「弟!!」

弟「姉!!」

医師「さて…では、私はこれで…ごめんね?これから回診だから外向きの言葉遣いしなくちゃいけないからさ。では、お大事に」

姉「・・・」

弟「姉…その…」

姉「積もる話もあるだろうし、まずは家に帰ろう」

弟「ああ」
639: 名無しさん@読者の声:2013/1/8(火) 21:13:11 ID:VfxbsOp2ZQ
ありがたう。


640: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:11:09 ID:M2x7A5cHg6
姉「ただいま」

弟「・・・お帰り?」

姉「何故お前が言う」

弟「何故だか言わないといけないような気がしてな」

姉「ふふ、なんだそれは」

弟「・・・ようやく笑ったな」

姉「む?そうか?」

弟「ああ、張り詰めたような顔をしてたからな」

姉「・・・まあ、話次第ではこれから笑ってられんかもしれんがな」

弟「・・・」
641: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:14:37 ID:M2x7A5cHg6
姉「さて、まずは電話の事だ」

姉「あれから私がいくらかけても電話に出ようとしなかったな?何故だ」

弟「・・・」

姉「・・・お前は自分の事が変になったと言っていたな、具体的にそれはなんだ?」

弟「以前に比べて胸に対する情熱が薄くなった」

姉「・・・」

弟「これを見つけてな。開いて読んでみたんだが」

姉「お前…」

弟「以前なら…俺も読み進め一つ一つ解読をしてたのだか…今では、何も感じられない」

姉「・・・それがお前にとっての変、か?」

弟「ああ」
642: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:17:54 ID:M2x7A5cHg6
弟「友人に相談してみたが、いい変化だと言われた」

姉「・・・」

弟「だが、俺自身は結論が出せていない…」

姉「姉という観点から言わせてもらえば、弟が常識的になったと考えて大変喜ばしいよ」

姉「ただ…私個人の意見としては…周りにないアドバンテージを一つ失ってしまったかもな…」

弟「いや、そういうわけではないぞ」

姉「?」

弟「前ほどの情熱はないが、俺は胸が好きだ」

姉「・・・」
643: 名無しさん@読者の声:2013/1/8(火) 23:34:21 ID:iM2L5FqJfI
しえーん>\(' ')/
644: お知らせ ◆CmqzxPj4w6:2013/1/8(火) 23:37:22 ID:ypGmimbIno
皆様こんばんは

実はお知らせがあります

皆様のご支援により長らくこのSSを続ける事が出来ました

本当に感謝です

しかし、度重なる少量更新により、フラグを建築するも言った側からフラグブレイク
さらには広げた風呂敷が閉まらない事態

そこで、このSSを早めに完結させてとっとと保管庫にぶちこみ♂したいとおもいます

後少しですが、もう少しお付き合いいただけると嬉しいです

今日の投下を終了します
645: 名無しさん@読者の声:2013/1/9(水) 02:23:56 ID:gARY/PBHg.
弟がただのイケメンになっちゃうううう…


支援
646: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 17:31:46 ID:REyqDbJZgQ
>>643

支援感謝

>>645

おっぱい星人イケメンからイケメンにランクダウンですねわかります

支援感謝
647: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 17:40:40 ID:REyqDbJZgQ
姉「まあ…お前の考えや変化はどうでもいいとして…」

弟「酷いな」

姉「私はまだ肝心な事を聞いていない」

弟「ん?」

姉「お前の私に対する気持ちだ」

弟「・・・」

姉「ここまで色々あった。私とお前の気持ちの整理もついた頃だろう」

弟「・・・」
648: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 17:45:31 ID:REyqDbJZgQ
姉「改めて、聞かせてほしい。お前の気持ち…私を安心させてほしい」

弟「・・・」

姉「弟?さっきから黙って…どうしたんだ?」

弟「いや…」

弟「(ここでの返答次第では即エンディングに向かうだろう…)」

弟「俺は…姉の事が好きだ」

姉「!!」
649: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:10:42 ID:REyqDbJZgQ
弟「やはり、色々考えてみてな…選択もした。悩みもした。迷いもした」

弟「でも、どんなに迷ったとしても、悩んだとしても…俺の考えは変わらなかった」

弟「俺は姉の事が好きだ」

姉「・・・」

弟「姉?何故泣いて…」

姉「違う…嬉しいんだ…私は嬉しいんだよ…弟」
650: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:14:36 ID:REyqDbJZgQ
姉「ずっと…願ってた事…でも…叶わないと言い聞かせて…でも…叶っ…て」

弟「姉…」

姉「ありがとう…本当に、ありがとう…」

弟「・・・ああ」
651: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:20:28 ID:cRgOqnAOPY
姉「・・・なんだか、実感が湧かないな…」

弟「俺もだよ」

姉「でも…これでいいのかもしれない…」

弟「ああ…もう焦る必要もない」

弟「俺達は俺達らしくいけばいいさ…」

姉「ああ…」
652: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:26:55 ID:REyqDbJZgQ
弟「これからどうしていくか…」

姉「やることはいっぱいあるしな…でも、一つずつやっていけばいいだろう」

弟「・・・ああ」

姉「頼りにしてるぞ」

弟「善処してみよう」

姉「・・・弟」

弟「ん?」

姉「愛してるよ」

弟「・・・俺もだ。姉」

「「愛してる」」


fin
653: 名無しさん@読者の声:2013/1/9(水) 18:31:22 ID:r2FnmB6dc2
と、思っていたのか?





一乙
654: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/9(水) 18:32:05 ID:cRgOqnAOPY
というわけで、皆様

姉「弟が変になってしまった」

これにて終了となります

ここまで続けてこれたのも皆様のご支援ご声援のお陰です


・・・えーと、はい
言葉が思い付きませんね…

このまま何もなければ…まあ、保管庫依頼してきます…はい

えっと、それでは、長らくのご回覧お疲れ様でした!!
655: 名無しさん@読者の声:2013/1/10(木) 00:38:20 ID:iM2L5FqJfI
乙!
度重なる思考妨害レス、本当に申し訳ないです。おねいさん、これからも応援してます!
それにしてもお嬢様はなんのためにわざわざ転校までしてきたのだろう、、、
まあ幸せそうだからいっか!
656: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/10(木) 06:38:38 ID:JrgEVdGhFo
>>655

ありがとうございます

実はそれも回収したかったフラグの一つだったんですが…まあ、ものの見事に回収し忘れて参謀っぽいポジションになっちゃいましたわ

次立てる時はもうちょい作り込んでから立てたいと思います
657: 名無しさん@読者の声:2013/1/10(木) 17:13:57 ID:QrkfIChU7w
今までお疲れさまでした!
いつも楽しみにしていたのに残念です…。
このSSのお陰でおっぱいについていっぱい学ぶことができました。このSSに出会えてよかった。乙でした。
658: 名無しさん@読者の声:2013/1/12(土) 19:12:38 ID:GLdkpQmdpQ
お疲れ様でした!おもしろかったです!
SS板にはめったに来ないんですがタイトルに惹かれてずっと読んでました!
659: 名無しさん@読者の声:2013/1/13(日) 06:52:13 ID:skJISjDtEY
一乙です!

唐突でびっくりしたじゃないですか。あと女ルートも見てみたかったような

次回作にも期待してます!

最後に友大好きだああああああ
660: ◆CmqzxPj4w6:2013/1/13(日) 09:57:36 ID:1yqXAQcPGY
最後レス返

>>657

おっぱいに関して説明とかあまりいれてなかったようなwww

ありがとうございました

>>658

おうふ…タイトルですか…

感ここに極まれりですね

ありがとうございました

>>659

唐突申し訳ない
あー、女ルートですか…残りレス数で…んー、微妙ですかね

ありがとうございます
友もきっと浮かばれますよ
661: 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
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