夏も終わったけど、オカルト系SSを。
下手ですが、支援してくれると嬉しいです。
119: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/23(日) 17:07:17 ID:OPjjzsSZjw
私が質問を出来たんだから、質問に答えるのは後輩ということになる。この状況になにがおかしいのか後輩はニヤニヤと笑いっぱなしだ。
「どうぞ」
『2031年10月23日の天気は』
「?!」
答えられる質問じゃないじゃないか!考える素振りを見せる後輩に不安を覚える。20年後の今日の天気、だなんてわかるわけない。
『20』
『15』
『10』
カウントダウンをするように電話の向こうの"アンサー"が数字を並べる。心拍数が上がる。
トス、トス、と廊下から足音とも違うような"音"が近づいてくるのが聞こえる。
120: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/23(日) 17:08:15 ID:coZ3jnnCPA
『5』
『4』
『3』
"音"が一層近くなる。多分、今いる教室まで後2歩くらいだ。ケータイを握りしめる手が、汗でベタベタする。
『2』
『1』
「晴れ。」
0、と声が告げる前に後輩が言う。扉がガタンッと何かがぶつかったように大きな音を立てた。磨り硝子に映った影は、見たこともないような不気味な形をしていた。
もう駄目かも。
121: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/23(日) 17:10:23 ID:ipJaufw0BE
プツリと電話が切れ、ツーツーと通話終了の合図が聞こえる。ケータイを耳から離し、ほっと息をついた。
「当たったの?」
「そうみたいですね」
「どうしてわかったの?」
「勘。ですね」
晴れ、雨、曇り、で大体3択みたいなもんですし。と後輩が笑う。
「外れてたらどうするつもりだったのよ」
「その時はその時かなと思いまして」
ある意味度胸のあるこの後輩は一回痛い目みればいいなと、少しだけそう思う。私はもうこんなことしない。
122: 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 18:27:33 ID:oBArjX6dlE
うは〜ぃ!
更新してるぅぅぅ!
CCCC〜
123: 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 18:31:43 ID:Vu4dJaZiYU
読めば読むほど好きになる(*´Д`*)
先輩可愛いよhshs支援
124: 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 18:38:12 ID:cC7z/02pUY
このSSが毎日の楽しみだよ〜
(`・ω・´)つC
125: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/23(日) 18:41:48 ID:cC7z/02pUY
>>122
支援ありがとうございます!
>>123
先輩「支援ありがとう。hshs…だと…?」
>>124
嬉しいです!ありがとございます(・ω・´)!
126: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 19:03:59 ID:rlDvAj2o/A
「憑かれてますね」
「知ってる」
きゃいきゃいと騒がしい子供の声を聞いて、心が折れそうになる。なにが悪いってここが子供が入れない高校ということ、その子供が後輩と私以外見えていないってことだ。
「どこで拾って来たんですか」
「わからない」
「馬鹿ですか」
「断じて違う」
だって朝気づいた時にはいたんだもん。私のせいじゃないじゃないか。
127: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 19:04:33 ID:rlDvAj2o/A
名前もわからない。見た目5歳くらいの男の子。半袖長ズボン。以上、私に憑いてる霊の特徴。
「どうするんですか」
「…どうにかしてくれない?」
「ええー」
「君、たまに薄情だよね」
「だって多分僕の言うこと聞かなそうですし」
明らかに面白がっている様子の後輩にどうにかしてくれる気はあまり無いみたいだ。
「先輩、子供の霊って怖いんですよ」
「………」
「無邪気だからこそ、怖い。」
「……君なんて嫌いだ」
「ちょ!?」
128: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 19:05:10 ID:rlDvAj2o/A
教壇に立ち、なにかやっている男の子を見る。授業中もずっと走り回ってみたりドアを開けてみたり窓を叩いてみたり、うちのクラスは今日1日お化け屋敷状態だった。
「どうしようかなあ…」
キイイイイイとおぞましい音がする。黒板を笑顔で引っ掻いている男の子がいる。
「先輩止めてきてくださいよ!」
「そう言ったってさあ!君ぃ!」
パチリと音が止む。なんだ素直じゃないか。ダダダダッと机と机の間を駆け抜け、こちらにやってくる男の子。ひらりと足元に風が吹いたと思ったらバタンと扉が閉まっていた。制服のスカートが揺れる。
「…ピンク」
「…くそが!」
アッパーカットが後輩にクリティカルヒットした。
129: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 19:05:42 ID:rlDvAj2o/A
「ちょっと待って!」
男の子が走る廊下を自分も全速力で走る。後輩も数歩遅れて走っている音がする。伸ばした手が男の子の右手を掴んだ。
「言うけどね、ここは君のいる場所じゃないの。わかるかな?」
男の子が首を振る。
「えーと、君は天国に行けるの。ここにいたって、いいことはないんだよ。だから、さ、そろそろ行かなくちゃ」
手を離し、背中を押す。光に融けるように崩れて男の子が消えた。
130: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 19:06:10 ID:rlDvAj2o/A
パチパチと後ろから拍手する音がする。後輩がにやにやと笑いながら立っていた。
「お疲れ様です」
「どーも」
「交通事故でしょうね、アレ」
「……君、何が見えてたの?」
「左手と片目が飛び出した男の子だったナニカが。」
「ちくしょう先に言ってよね!」
見えなくて良かったのか、見えなくて悪かったのか私には分からなかった。
131: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 21:30:25 ID:WM.6ZBGSjg
ピンク!!〈●〉〈●〉
132: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 21:39:33 ID:qdHG6dVYtM
ピンク把握w
後輩が羨ましいな(´・ω・)
133: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 22:18:23 ID:joWeDhn5w.
>>131
ピンクです<●><●>
>>132
後輩「アッパーくらうんですよ?」
先輩「あれは君が悪い。あなたも把握しない!」
134: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 22:26:23 ID:klZmCv3cl2
てっきり黒だと思ってたのにピンクとは可愛らしいなw
後輩はどう思う?
135: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 22:52:33 ID:DjOT1O.uW.
>>134
後輩「うーん…黒も捨てがたいですが、僕としてはやっぱり白グベラッ」\エルボー/
136: 名無しさん@読者の声:2011/10/24(月) 22:54:34 ID:EL/i/oK8C.
無地ですかしましまですか水玉ですか花柄でしたかっ!?<●><●>
137: 1 ◆OFa0FInsIU:2011/10/24(月) 23:10:02 ID:WM.6ZBGSjg
>>136
後輩「花がrアベシッ」
先輩「次は命がないと思いなよ」
後輩「はい、すいません…でもやっぱ浪漫じゃないですか!」
先輩「変態か」
後輩「男はみんな変態ですよ。」
138: 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 00:05:57 ID:DjOT1O.uW.
花柄のピンク把握しました。
で、もちろんブラもおそろいですよね?
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