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仁王「嘘をついてはいけない」
[8] -25 -50 

1: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 09:18:14 ID:hlrOx1UxYc
立海三連覇に死角なし・・・
懐かしフレーズだ
あれからもう10年の月日が流れた
関東大会・全国大会その両方で青学に敗退したあの年から

コート上の詐欺師・仁王雅治
そう呼ばれた日々も懐かしい思い出ナリ

俺はこの春から立海大付属中学でテニス部の顧問をすることになった。
職業は詐欺師ではなく数学教師・・・


これはペテンとペテンで生徒を導く教師
サギセンの話である


78: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:05:04 ID:jB9oSNXzzQ

今年の立海は桁が違う

十年前を思い出す


そんな声がちらほら聞こえ始めた
結果立海は地区大会を圧倒的な強さで優勝した


仁王「第一関門、突破ぜよ」

79: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:09:59 ID:jB9oSNXzzQ
品川「次は県大会か」

80: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:17:05 ID:jB9oSNXzzQ
馬場「ちっくしょう」

地区大会決勝戦

ダブルス2藤村・寺門6−2で勝利
ダブルス1瀬野・英沢6−1で勝利
シングルス3馬場7−6で勝利
シングルス2品川6−0で勝利
シングルス1真田6−0で勝利

馬場「俺だけ・・・ぎりぎりだった・・・負けられねぇ・・・」
81: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:21:59 ID:jB9oSNXzzQ
真田「強くなったな品川」
品川「いえ」
真田「そう謙遜するな」
品川「いえぇ」
真田「今後の試合・・・」
品川「え?」
真田「シングルス1にいくか?」
品川「え?」
真田「お前が立海の柱だからな」
品川「え?」
82: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:26:53 ID:jB9oSNXzzQ
品川「おれがシングルス1か・・・」
真田「たのんだぞ」
品川「はい・・・俺、必ず勝ちます」
真田「あぁ、それがシングルス1の役目だ」
品川「はい」

品川はシングルス1になった
83: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:29:24 ID:jB9oSNXzzQ
立海大付属・・・絶対王座に再臨なるか・・・


そんな噂が流れはじめていた
84: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:34:31 ID:jB9oSNXzzQ
そんな中立海テニス部で問題が起き始めていた
85: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:40:01 ID:jB9oSNXzzQ
馬場「うるせぇよ、そりゃ・・・良いよな・・・無我の境地なんて使えるヤツはよ」
品川「はぁ!?」

86: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:43:32 ID:jB9oSNXzzQ
些細な言い合いから馬場と品川が衝突したのである
87: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:46:26 ID:jB9oSNXzzQ
品川に馬場が嫌味を言い、それに品川が反発した
馬場は自分だけが弱く、急成長していく品川に嫌悪感や劣等感があったのだろう
88: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:51:55 ID:jB9oSNXzzQ
馬場「いいやなぁ、最強の扉を開けたやつは」
品川「努力もしないでいうな!」

所詮中学生

仁王「ぶつかりあった男は強くなるぜよ」

仁王は微笑んだ
89: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:56:55 ID:jB9oSNXzzQ
数時間後

馬場「すまなかった・・・」
品川「こっちこそ。お前も無我の境地・・・めざさないか?」
馬場「いいのか?」
品川「当たり前だろ」


仁王「良い流れぜよ」
90: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 01:03:45 ID:jB9oSNXzzQ
互いが互いを刺激しあう
そんな流れが個人もチームも強くする
仁王はそれを知っていたのだ

91: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 01:45:44 ID:2qcHEwghtQ
この流れのまま全国大会へ
悲願の王座奪回へ
立海の心はひとつになっていた

仁王「ゆくぜよ県大会」
品川「はいっ」
馬場「いこうぜ品川」
品川「おう」

92: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 08:27:17 ID:gdsRLqBUn.
神奈川県大会
神奈川県某所で行われた中学テニス選手権

その大会で中学テニス界が震撼した

立海には凄い選手がいる
自らのプレイスタイルを持たず、敵に合わせてプレイスタイルを変える選手
しかも、それに合わせ、無我の境地で限界を越えた技をまぜてくる

その噂は前からあった

しかし、もうひとり
同じく立海から無我の境地を操る選手が現れたのである

同じチーム内に現れた無我を操るふたり

今年の立海は違うと周りに見せ付けた
そんな衝撃からはじまった関東大会である

馬場「注目されたみたいだな」
品川「同じチーム内に無我使いがふたりも居るからなぁ」
真田「無我があるから勝てるのかもしれん。だが、無我がつかえるだけでは勝てん。気をひきしめていくぞ」
品川「はい」
馬場「あとは準々決勝に準決勝、そして決勝」
真田「そうだ」
品川「それに勝てば関東だな」
真田「全国まではたいしたことないだろう。だが」
品川「油断せずに、ですよね」
真田「そうだ」
馬場「氷帝・・・倒すのは関東大会ですね」
真田「ああ、とにかく、今を勝たねば先はない行くぞ」
品川「はいっ!」
93: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 08:34:25 ID:VCHgmReH86
準決勝、準決勝、決勝
古豪立海にとって県大会では死角はなかった

仁王「圧倒的ぜよ」
真田「はい」
品川「次は関東大会・・・ですね」
仁王「ああ」
真田「ここで氷帝てあいまみえるのだな」
品川「そうですね」
真田「腕が鳴る」
品川「不思議と、負ける気がしませんよ」
真田「ああ。王座が見えてきたようだ」
仁王「プリ」
品川「立海が王者になりましょう」
真田「ああ」
仁王「嘘はいけないからな」
94: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 09:10:35 ID:FcXX514EYM
幸村「ふふ・・・強いじゃないか立海」

県大会を観戦しながら幸村は呟いた

幸村「だが、真田はまだ伸びる」


95: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 09:35:27 ID:Drdi/RDOBg
立海テニスコート
今日も関東大会に向けて練習していた

幸村「真田」
真田「幸村さん?」
幸村「本当に似ている」
真田「え?」
幸村「こっちの話だよ。ふふ」
真田「それで、何か?」
幸村「ああ、そうだったね。君の炎、風林火山の風と火を合わせたあの技は素晴らしい」
真田「ありがとうございます」
幸村「でも、風林火山の方が強い」
真田「!?」
96: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 09:40:28 ID:Drdi/RDOBg
幸村「真田の、君の父親の技は究極だった」
真田「・・・」
幸村「まず、それを認めるべきだ」
真田「それは認めています・・・ですが・・・」
幸村「勝つことが大切なのではないのかい?」
真田「そうですが・・・」
幸村「ならば、極めようよ、風林火山。その先の陰と雷を」
真田「陰と・・・雷」
幸村「風林火山の続きってヤツだよ」
真田「父上の技を・・・」
幸村「考えておくんだね」


幸村は怪しい笑みを浮かべて去っていった
97: 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 09:47:47 ID:ckuIzWtpdw
真田「風林火山・・・究極奥義・・・風林火山」

真田の瞳には沈みゆく夕日と心の奮えが映っていた
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