女「…なんで?」
男「いや、なんで?じゃねーよ」
女「駄目?」
男「駄目だろ、常識的に考えろ」
男「こんな朝っぱらからドア開けたら包丁持った、美少女がいきなり死んでくれる?だぞ?おかしいだろ」
女「死んで欲しいのに…」
男「なんか恨みでもあんのか?」
女「特には」
男「帰れよ」
2: 1:2011/10/30(日) 21:13:22 ID:pr/vmPsHlc
【学校】
男「と、いうような事が朝からあったわけだ」
友「お前も随分ヘビーな朝を迎えたな」
男「ったく、これはもう一人の自分を召喚して影と戦うゲームじゃないっての」
友「まあ、確かにあれは最凶スキルだな」
男「だろ?」
友「でも、美人だったんだろ?」
男「あー、まあ美人っつーか可愛い系だな」
友「ほう?どんなだ?」
男「んー?まあ、背はちっこかったな」
友「お前もチビだがな」
男「氏ね、小顔でツインテールで…朝からパニクってたからな覚えてねーや」
3: 1:2011/10/30(日) 21:17:53 ID:pr/vmPsHlc
友「ふーん、じゃあクラスの奴に例えると?」
男「あ?そうだなー」
ガラガラガラガラ
女「・・・」
男「あー、あんな感じの奴…って」
男「はああああああ!?」
クラス一同「!?」
男「気にするな諸君、有意義な学園生活を過ごしたまえ」
友「だれ目線だよ」
女「・・・」スタスタスタ
女「ねぇ」ピタッ
男「なんだよ?」
女「死んでくれる?」
男「断る」
4: 1:2011/10/30(日) 21:24:14 ID:pr/vmPsHlc
女「そう」ガタッ
男「ちょっと待てこっちには色々と質問があるんだ」
女「なに?」
男「ひとつめ!!お前は誰だ?」
女「女」
男「あ、女っていうの?これはご丁寧に…じゃなくて!!二つ目!!」
男「なんでここにいる?」
女「自分の学校に来ちゃいけないの?」
男「あー、確かに学校には来なくちゃね…違う!!三つめ!!」
男「なぜこの場所にいる?」
女「自分のクラスだから」
男「あ!クラスメートなんだ、よろしく…って違うだろ!!」
友「なんだこの漫才」
5: 1:2011/10/30(日) 21:30:32 ID:pr/vmPsHlc
男「そして4つめ!!」
男「なぜ隣の席に座る?」
女「私の席だから」
男「なるほど、これは失礼な事を…違うぞ?俺の右隣は後藤の席だ」
男「ついでに言うなら左隣は佐藤で前は鈴木」
男「ちなみにこの三人は3バカと呼ばれている」
女「ちぇっ」スタスタスタ
女「そうだ」ピタッ
女「死んでくれる?」
男「断る」
6: 1:2011/10/30(日) 21:38:03 ID:YGMLEynOII
【帰り道】
友「しっかし驚いたわー」
男「な?言っただろ?」
友「いや、まさかあの女さんがなー」
男「有名人なのか?」
友「はあ!?お前女さんを知らないの!?」
男「知らない」
友「馬鹿野郎!!タクティシャンマントヒヒネバーキブアップ高校で女さんを知らないのお前だけだぞ!?」
男「くそ恥ずかしい高校名を長々とありがとう」
友「略してタマネギ高校!!」
男「もういいから」
友「そんで女さんはそのミスタマ高不思議部門の連続受賞者なんだよ!!」
7: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 21:39:28 ID:Kocpl1EPM2
キブアップ…
タマネキやで…ぷっ
支援ww
8: 1:2011/10/30(日) 21:47:47 ID:pr/vmPsHlc
男「あー、そいやあったなそんなの、不思議部門?」
友「ああ、まず最大の魅力はなんといっても小柄な体つきに相応な顔つき、しかしそんな見た目とは裏腹にスタイル抜群!!」
友「そして、何より何を考えてるのかわからない無表情っぷり!!」
男「それ遠回しに変人扱いされてないか?」
友「世の中には珍しい事もあるもんだな」
男「どうでもいい」
友「帰ったらなんかするのか?」
男「うんにゃ、PSP起動してモンハンかペルソナやる」
友「そうか、じゃモンハンやれよ」
男「なんで決めるんだよ、まあいいかちょうど神おま欲しかったし」
友「火山にいって顎主任に押し潰されてこいwww」
男「抜かせwww友は何をするんだ?」
友「俺か?家帰ったら参考書見ながら…」
男「うわー、ここに学生(学校生活)を普通に送ってる奴がいるよ」
友「突撃銃手にしてゾンビのお掃除かな」
男「お前なんかムキムキのカービィーに殴り飛ばされてこいwww」
9: 1:2011/10/30(日) 21:49:14 ID:YGMLEynOII
>>7
支援ありがとうございます
うん、そこに関しては突っ込まんといて
10: 1:2011/10/30(日) 21:55:43 ID:YGMLEynOII
「男ー!!友くーん!!」
二人「?」クルッ
友「幼ちゃん!!」
男「なんだ、幼か」
幼「なんだじゃないよ、二人は今帰り?」
友「そうだよ幼ちゃんは?」
幼「部活の走り込み」
友「そっか、陸上部だっけ、もうすぐ大会あるんだよね?」
幼「うん♪ってか、男陸上部に入りなよ!!」
男「断る」
友「前から思ってたけど、お前の断るって言い方無駄に格好いいよな」
11: 1:2011/10/30(日) 22:00:54 ID:pr/vmPsHlc
幼「なんでよー、男は足早いし体力もあるから絶対に即レギュラーだよ」
男「生憎だか、俺は部活動というなの徒労に精をだすくらいなら、ゲームに費やす!!」
友「それ、そんなに誇れないぞ」
幼「ぶー、折角誘ってるのに」
男「部活勧誘なら他所でやってくれ」
友「俺いまだに信じられねーや、こんなにいい子が男の幼なじみだなんて」
男「腐れ縁の間違いだろ?」
12: 1:2011/10/30(日) 22:10:26 ID:pr/vmPsHlc
幼「あ!そういえば聞いたよ〜、男、女さんに告白されたんだって?」
男「ブホッ!!」
友「はあ!?」
幼「え?知らないの二人とも、女さんが死んでくれる?って聞くのはその人が好きなんだよ?」
友「なん・・・だと?」
男「ジーザス…」
幼「ま、あくまで噂だけどね〜」
友「よっしゃーー!!」
男「いよっしゃーー!!」
幼「なんで二人ともそんなに喜ぶの?」
友「だって、まだチャンスはあるんだろ!?」
男「そんなふざけた話は噂なんだろ!?」
友「あ?」
男「へ?」
友 「お ま え は それでも漢かーー!!」
13: 1:2011/10/30(日) 22:18:01 ID:pr/vmPsHlc
男「な、なんだよ…急に」
友「お前なぁ!!噂とはいえ、あの女さんがお前の事を好きなのかも知れないんだぞ!?」
男「え、面倒」
友「お前謝れ、今すぐ学校戻って男子生徒全員に土下座してこい」
幼「男、変わんないねー。顔はいいのに勿体ないwww」
男「知るかよ、んなもん」
幼「でも、その態度で傷ついちゃう人もいるから気を付けた方がいいよ?」
男「幼様のありがたい説教だ、感謝しろよ友」
友「俺かよ!?」
男「あ、ここで別れるな、じゃあな二人とも」
幼「じゃあね〜♪」
友「明日、学校でな」
14: 1:2011/10/30(日) 22:44:13 ID:YFbsvLyf9k
とりあえず今日の投下はここまでですかね
見てくださった皆さん
ありがとうございました
SS書くのは初めてじゃないですけど
結構緊張します(´・ω・`)
あ、ちなみにフィクションです
言うのを忘れてました
15: 1:2011/10/31(月) 06:23:41 ID:4N/yaiYbEA
【朝】
男「ん…朝か」
男「眠い…学校行かなきゃ」
男「準備して…と」ガサゴソ
男「あ・・・親父」
父「おはよう、男君学校かい?いってらっしゃい」
男「・・・いってきます」
ガチャ
男「!!」
女「あ・・・、」
男「何のようだ?女…さん」
女「女でいいよ、朝にやることは一つしかないでしょ?」
男「(へぇ、意外に常識的な面が…)」
女「死んでくれる?」
男「断る、っつーか昨日もやったぞこのやりとり」
16: 1:2011/10/31(月) 06:42:58 ID:r7uU1uvmEE
女「あと、おはよう」
男「一番抜かしちゃいけないことがついでとはな」
女「学校…いくんでしょ?」
男「まあな」スタスタ
女「・・・」トコトコ
男「(うん、可愛いなんて思ってないからな)」
女「ねぇ」
男「なんだ?」
女「今日って調理実習あったよね?」
男「あー、カレーを作れってやつか」
女「お料理上手?」
男「苦手ではないな」
女「そっか…」
男「女はどうなんだ?」
女「普通、かな」
男「ふーん」
女「カレー」
男「ん?」
女「食べさせてね?」
男「好きにしろ」
17: 1:2011/10/31(月) 06:52:09 ID:r7uU1uvmEE
【学校】
先生「それでは皆さん、これから調理実習を始めますので、二人組の班を作ってください」
友「男ーーーー!!」ズサー
友「調理実習の班!!まだ決まってないよな!?」
男「まあな、」
友「一緒にやろうZE☆」
男「いいぞ」
女子「え?男君って料理上手なの?」ヒソヒソ
男子「家庭環境が色々てややこしいらしくてな…」ヒソヒソ
女子「あっ、それ知ってるー、お父さんが無職なんでしょ?」ヒソヒソ
男「・・・」ギロッ
三人「!!」バタバタ
友「えと…男…すまん」
男「友が謝る事じゃないだろ、それに事実なんだし」
友「お前は強いな」
男「誉め言葉として受け取っておく」
鈴木「なんということだ!!」
男&友「!?」
18: 1:2011/10/31(月) 06:53:57 ID:r7uU1uvmEE
上げちまった…orz
sageで行くって決めてたのに…
でも、朝の更新は終わったしいいかな?
昼頃にまた来ます
m(__)m
19: 1:2011/10/31(月) 12:46:00 ID:4Nlnc0808U
鈴木「佐藤!!後藤!!僕たちは三人一緒じゃなかったのか!?」
佐藤「甘いね、鈴木。確かに僕らは三人一緒だが、今は二人一組だ。自然と一人が溢れても何もおかしい事はないよ」
後藤「はげどwww」
鈴木「なんだって!?おのれ〜裏切り者共め」
鈴木「友君!!」クルッ
友「・・・なんだ?」
鈴木「僕と組もうじゃないか!!僕と組んであの二人を見返してやる!!」
友「いや、俺もう男と組んで…」
鈴木「いいよね!?男君!!」
男「いんじゃね?」
友「おまっ!?」
鈴木「流石男君!!的確な状況判断だ!!」ガシッ
友「薄情者ー!!」ズリズリ
20: 1:2011/10/31(月) 12:51:57 ID:4Nlnc0808U
男「さて…一人になっちまったな…」
女「・・・」ジー
男「女?いたの?」
女「結構前から」
男「ふーん」
女「よかったら…」
男子「女さん!!もしよかった俺と組みませんか!?」
女子「女ー、あたしと組もうよ」
ピザ「ブヒッ、ぼ、僕と組めば、い、いいんだな」
女「・・・」チラッ
男「こっちを見るな、自分で決めろ」
女「・・・残念だけど、もう決まってるから」
男子「へ?」
女子「え?」
ピザ「ブヒッ?」
女「この人と…一緒になやるから」キュッ
男「服をつまむな、伸びる」
21: 1:2011/10/31(月) 12:57:58 ID:dz7ykgEFtY
男「そんじゃ、班も決まったしボチボチやってくか」
女「・・・」コクン
男「下ごしらえしといてくれ」
女「わかった」
男「・・・」トントントン
女「・・・」ジャーー
男「・・・」カチッカタカタ
女「・・・」ザバザバ
男「・・・」ジュー
女「・・・」カチャカチャ
女「・・・」ジー
男「包丁持ってこっちみんな、怖い」
女「ちぇっ」
男「ここは学校だからな?」
女「わかってる」
男「だといいんだがな」
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