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女「死んでくれる?」男「断る」
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1: 雑談スレの115:2011/10/30(日) 21:06:44 ID:pr/vmPsHlc
女「…なんで?」

男「いや、なんで?じゃねーよ」

女「駄目?」

男「駄目だろ、常識的に考えろ」

男「こんな朝っぱらからドア開けたら包丁持った、美少女がいきなり死んでくれる?だぞ?おかしいだろ」

女「死んで欲しいのに…」

男「なんか恨みでもあんのか?」

女「特には」

男「帰れよ」


2: :2011/10/30(日) 21:13:22 ID:pr/vmPsHlc
【学校】

男「と、いうような事が朝からあったわけだ」

友「お前も随分ヘビーな朝を迎えたな」

男「ったく、これはもう一人の自分を召喚して影と戦うゲームじゃないっての」

友「まあ、確かにあれは最凶スキルだな」

男「だろ?」

友「でも、美人だったんだろ?」

男「あー、まあ美人っつーか可愛い系だな」

友「ほう?どんなだ?」
男「んー?まあ、背はちっこかったな」

友「お前もチビだがな」
男「氏ね、小顔でツインテールで…朝からパニクってたからな覚えてねーや」
3: :2011/10/30(日) 21:17:53 ID:pr/vmPsHlc
友「ふーん、じゃあクラスの奴に例えると?」

男「あ?そうだなー」

ガラガラガラガラ

女「・・・」

男「あー、あんな感じの奴…って」

男「はああああああ!?」
クラス一同「!?」

男「気にするな諸君、有意義な学園生活を過ごしたまえ」

友「だれ目線だよ」

女「・・・」スタスタスタ

女「ねぇ」ピタッ

男「なんだよ?」

女「死んでくれる?」

男「断る」



4: :2011/10/30(日) 21:24:14 ID:pr/vmPsHlc
女「そう」ガタッ

男「ちょっと待てこっちには色々と質問があるんだ」

女「なに?」

男「ひとつめ!!お前は誰だ?」

女「女」

男「あ、女っていうの?これはご丁寧に…じゃなくて!!二つ目!!」

男「なんでここにいる?」

女「自分の学校に来ちゃいけないの?」

男「あー、確かに学校には来なくちゃね…違う!!三つめ!!」

男「なぜこの場所にいる?」

女「自分のクラスだから」

男「あ!クラスメートなんだ、よろしく…って違うだろ!!」


友「なんだこの漫才」
5: :2011/10/30(日) 21:30:32 ID:pr/vmPsHlc
男「そして4つめ!!」

男「なぜ隣の席に座る?」

女「私の席だから」

男「なるほど、これは失礼な事を…違うぞ?俺の右隣は後藤の席だ」

男「ついでに言うなら左隣は佐藤で前は鈴木」

男「ちなみにこの三人は3バカと呼ばれている」
女「ちぇっ」スタスタスタ

女「そうだ」ピタッ

女「死んでくれる?」

男「断る」
6: :2011/10/30(日) 21:38:03 ID:YGMLEynOII
【帰り道】

友「しっかし驚いたわー」

男「な?言っただろ?」
友「いや、まさかあの女さんがなー」

男「有名人なのか?」

友「はあ!?お前女さんを知らないの!?」

男「知らない」

友「馬鹿野郎!!タクティシャンマントヒヒネバーキブアップ高校で女さんを知らないのお前だけだぞ!?」

男「くそ恥ずかしい高校名を長々とありがとう」
友「略してタマネギ高校!!」

男「もういいから」

友「そんで女さんはそのミスタマ高不思議部門の連続受賞者なんだよ!!」
7: 名無しさん@読者の声:2011/10/30(日) 21:39:28 ID:Kocpl1EPM2
キブアップ…
タマネキやで…ぷっ

支援ww
8: :2011/10/30(日) 21:47:47 ID:pr/vmPsHlc
男「あー、そいやあったなそんなの、不思議部門?」

友「ああ、まず最大の魅力はなんといっても小柄な体つきに相応な顔つき、しかしそんな見た目とは裏腹にスタイル抜群!!」

友「そして、何より何を考えてるのかわからない無表情っぷり!!」

男「それ遠回しに変人扱いされてないか?」

友「世の中には珍しい事もあるもんだな」

男「どうでもいい」

友「帰ったらなんかするのか?」

男「うんにゃ、PSP起動してモンハンかペルソナやる」

友「そうか、じゃモンハンやれよ」

男「なんで決めるんだよ、まあいいかちょうど神おま欲しかったし」

友「火山にいって顎主任に押し潰されてこいwww」
男「抜かせwww友は何をするんだ?」

友「俺か?家帰ったら参考書見ながら…」

男「うわー、ここに学生(学校生活)を普通に送ってる奴がいるよ」

友「突撃銃手にしてゾンビのお掃除かな」

男「お前なんかムキムキのカービィーに殴り飛ばされてこいwww」
9: :2011/10/30(日) 21:49:14 ID:YGMLEynOII
>>7

支援ありがとうございます


うん、そこに関しては突っ込まんといて
10: :2011/10/30(日) 21:55:43 ID:YGMLEynOII
「男ー!!友くーん!!」

二人「?」クルッ

友「幼ちゃん!!」

男「なんだ、幼か」

幼「なんだじゃないよ、二人は今帰り?」

友「そうだよ幼ちゃんは?」

幼「部活の走り込み」

友「そっか、陸上部だっけ、もうすぐ大会あるんだよね?」

幼「うん♪ってか、男陸上部に入りなよ!!」

男「断る」

友「前から思ってたけど、お前の断るって言い方無駄に格好いいよな」

11: :2011/10/30(日) 22:00:54 ID:pr/vmPsHlc
幼「なんでよー、男は足早いし体力もあるから絶対に即レギュラーだよ」
男「生憎だか、俺は部活動というなの徒労に精をだすくらいなら、ゲームに費やす!!」

友「それ、そんなに誇れないぞ」

幼「ぶー、折角誘ってるのに」

男「部活勧誘なら他所でやってくれ」

友「俺いまだに信じられねーや、こんなにいい子が男の幼なじみだなんて」

男「腐れ縁の間違いだろ?」
12: :2011/10/30(日) 22:10:26 ID:pr/vmPsHlc
幼「あ!そういえば聞いたよ〜、男、女さんに告白されたんだって?」

男「ブホッ!!」

友「はあ!?」

幼「え?知らないの二人とも、女さんが死んでくれる?って聞くのはその人が好きなんだよ?」

友「なん・・・だと?」
男「ジーザス…」

幼「ま、あくまで噂だけどね〜」

友「よっしゃーー!!」

男「いよっしゃーー!!」
幼「なんで二人ともそんなに喜ぶの?」

友「だって、まだチャンスはあるんだろ!?」

男「そんなふざけた話は噂なんだろ!?」

友「あ?」

男「へ?」

友 「お ま え は それでも漢かーー!!」
13: :2011/10/30(日) 22:18:01 ID:pr/vmPsHlc
男「な、なんだよ…急に」

友「お前なぁ!!噂とはいえ、あの女さんがお前の事を好きなのかも知れないんだぞ!?」

男「え、面倒」

友「お前謝れ、今すぐ学校戻って男子生徒全員に土下座してこい」

幼「男、変わんないねー。顔はいいのに勿体ないwww」

男「知るかよ、んなもん」

幼「でも、その態度で傷ついちゃう人もいるから気を付けた方がいいよ?」

男「幼様のありがたい説教だ、感謝しろよ友」

友「俺かよ!?」

男「あ、ここで別れるな、じゃあな二人とも」

幼「じゃあね〜♪」

友「明日、学校でな」
14: :2011/10/30(日) 22:44:13 ID:YFbsvLyf9k
とりあえず今日の投下はここまでですかね
見てくださった皆さん

ありがとうございました
SS書くのは初めてじゃないですけど
結構緊張します(´・ω・`)

あ、ちなみにフィクションです

言うのを忘れてました
15: :2011/10/31(月) 06:23:41 ID:4N/yaiYbEA
【朝】

男「ん…朝か」

男「眠い…学校行かなきゃ」

男「準備して…と」ガサゴソ

男「あ・・・親父」

父「おはよう、男君学校かい?いってらっしゃい」

男「・・・いってきます」

ガチャ

男「!!」

女「あ・・・、」

男「何のようだ?女…さん」

女「女でいいよ、朝にやることは一つしかないでしょ?」

男「(へぇ、意外に常識的な面が…)」

女「死んでくれる?」

男「断る、っつーか昨日もやったぞこのやりとり」
16: :2011/10/31(月) 06:42:58 ID:r7uU1uvmEE
女「あと、おはよう」

男「一番抜かしちゃいけないことがついでとはな」

女「学校…いくんでしょ?」

男「まあな」スタスタ

女「・・・」トコトコ

男「(うん、可愛いなんて思ってないからな)」

女「ねぇ」

男「なんだ?」

女「今日って調理実習あったよね?」

男「あー、カレーを作れってやつか」

女「お料理上手?」

男「苦手ではないな」

女「そっか…」

男「女はどうなんだ?」
女「普通、かな」

男「ふーん」

女「カレー」

男「ん?」

女「食べさせてね?」

男「好きにしろ」
17: :2011/10/31(月) 06:52:09 ID:r7uU1uvmEE
【学校】

先生「それでは皆さん、これから調理実習を始めますので、二人組の班を作ってください」

友「男ーーーー!!」ズサー
友「調理実習の班!!まだ決まってないよな!?」

男「まあな、」

友「一緒にやろうZE☆」
男「いいぞ」

女子「え?男君って料理上手なの?」ヒソヒソ

男子「家庭環境が色々てややこしいらしくてな…」ヒソヒソ

女子「あっ、それ知ってるー、お父さんが無職なんでしょ?」ヒソヒソ

男「・・・」ギロッ

三人「!!」バタバタ

友「えと…男…すまん」
男「友が謝る事じゃないだろ、それに事実なんだし」

友「お前は強いな」

男「誉め言葉として受け取っておく」

鈴木「なんということだ!!」

男&友「!?」
18: :2011/10/31(月) 06:53:57 ID:r7uU1uvmEE
上げちまった…orz

sageで行くって決めてたのに…

でも、朝の更新は終わったしいいかな?

昼頃にまた来ます
m(__)m
19: :2011/10/31(月) 12:46:00 ID:4Nlnc0808U
鈴木「佐藤!!後藤!!僕たちは三人一緒じゃなかったのか!?」

佐藤「甘いね、鈴木。確かに僕らは三人一緒だが、今は二人一組だ。自然と一人が溢れても何もおかしい事はないよ」

後藤「はげどwww」

鈴木「なんだって!?おのれ〜裏切り者共め」

鈴木「友君!!」クルッ

友「・・・なんだ?」

鈴木「僕と組もうじゃないか!!僕と組んであの二人を見返してやる!!」

友「いや、俺もう男と組んで…」

鈴木「いいよね!?男君!!」

男「いんじゃね?」

友「おまっ!?」

鈴木「流石男君!!的確な状況判断だ!!」ガシッ

友「薄情者ー!!」ズリズリ
20: :2011/10/31(月) 12:51:57 ID:4Nlnc0808U
男「さて…一人になっちまったな…」

女「・・・」ジー

男「女?いたの?」

女「結構前から」

男「ふーん」

女「よかったら…」

男子「女さん!!もしよかった俺と組みませんか!?」

女子「女ー、あたしと組もうよ」

ピザ「ブヒッ、ぼ、僕と組めば、い、いいんだな」
女「・・・」チラッ

男「こっちを見るな、自分で決めろ」

女「・・・残念だけど、もう決まってるから」

男子「へ?」

女子「え?」

ピザ「ブヒッ?」

女「この人と…一緒になやるから」キュッ

男「服をつまむな、伸びる」


21: :2011/10/31(月) 12:57:58 ID:dz7ykgEFtY
男「そんじゃ、班も決まったしボチボチやってくか」

女「・・・」コクン

男「下ごしらえしといてくれ」

女「わかった」

男「・・・」トントントン

女「・・・」ジャーー

男「・・・」カチッカタカタ

女「・・・」ザバザバ

男「・・・」ジュー

女「・・・」カチャカチャ

女「・・・」ジー

男「包丁持ってこっちみんな、怖い」

女「ちぇっ」

男「ここは学校だからな?」

女「わかってる」

男「だといいんだがな」
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