狼(何故こんな森のはずれに子兎が一匹で…)
兎「…ZZZ」スピー
狼「……どうしたものか」
狼(しかし、こんな所に一匹で放り出しておくのは危険だな…)
狼「仕方ない…」
41: 1:2011/12/29(木) 10:21:18 ID:72Oo58upPU
>>39
うわぁい支援いっぱいありがとうございます!\(´∀`*)ノ
スペックぜひ書かせていただきます!
>>40
支援うれしやありがたや!ありがとうございます…!
絵を描いて頂ける…だと…!?(゜ω゜ )
うわぁぁすっごいうれしいです!
張り切ってスペック書いてきます´///`
42: 1:2011/12/29(木) 10:54:14 ID:M1hgOw/KZ6
というわけでスペック⊃
[兎]
怖がりでおっとりした半獣の兎の女の子。
見た目年齢は人間でいうと大体7歳くらい。
ふわふわとした茶色いくせっ毛に、茶色いたれ耳としっぽが特徴。
同じくふわふわでおおきなリボンのついた白のワンピースを身につけている。
まだちっちゃいのでセリフはひらがな多め。
何故か「ほあっ」とか「ほわぁ」みたいな奇声をよくあげる。
[狼]
無口だけど心優しい半獣の狼の青年。
見た目年齢は20代前半くらい。
背が高く整った顔をしているが、あまり表情を表に出さない。
こげ茶色のピンピン跳ねた髪の毛とフサフサの耳としっぽが特徴。
スーツにリボンタイといった、結構しっかりとした格好をしている。
料理が得意で、小さくて可愛いものが好き。
セリフの頭に「…ん」と言ってしまうのが口癖
[リス]
快活でイタズラ好きな半獣のリスの少年。
見た目年齢は11歳くらい。
栗色のくるくるしたくせっ毛と耳、大きなしっぽが特徴。
いつも動きやすそうなサロペットを着ている。
何気に常識人。
43: 1:2011/12/29(木) 13:18:54 ID:X7SBxhlvQ.
ガチャ
兎「ほわぁ…やっぱりこの森ってすごくきれいですね!」
狼「…人の手が入ってないからな
ここは森の中心部で周りでは茂った深い森が迷路のようになっているから、獣も猟師もここには入ってこれないんだ」スタスタ
兎「ほぁ…そういえば狼さんのおうちのまわりにはどうして大きな木がいっぽんしかはえてないんですか?まるで野原みたいです」テクテク
狼「…あぁ、ここは森の中心部から少しそれた場所だからな
あそこの草むらと林を抜けた場所が、本当の中心だ」スタスタスタ
兎「そ、そうなん、です、か」テクテクテク
狼「他の半獣たちは殆どが中心部に住んでいて…」スタスタスタスタ
兎「お、狼さ、まってくださ…、はや、はやいです!あるくのはやいです!」
狼「…あ、すまない
喋りながら何かをするのがどうも苦手で…」ピタッ
兎「お、おいてかれちゃうかとおもいました…」ゼーゼー
44: 1:2011/12/29(木) 14:31:07 ID:X7SBxhlvQ.
狼「…ん、ここからは背の高い草むらが続くな…
…兎、俺の背中に乗れ」
兎「ほぁ!?せ、せせせ背中にですか!?」
狼「…あぁ、こう草が高いとお前は歩くのが大変だろう」
兎「そ、そそそーですけど…!でもでも…」ワタワタ
狼「……そうか…やっぱりまだ俺が怖いのか…」シュン
兎「!!」
狼「…それなら仕方ない…俺が先に行って誰か呼んでこよう…」ショボン
兎「あ、あの、ちがうんです狼さん!その、こわいんじゃなくて、えっと、は、はずかしいというか、なんというか…」カァァ
狼「…………」
狼「……じゃあ、別に怖くないのか?」
兎「…は、はい…」
狼「………!」パァァ
兎「お、狼さん!な、なんかしっぽがっ、しっぽがとれそうなくらいぶんぶんしてます!」ビクッ
45: 1:2011/12/29(木) 14:52:27 ID:M1hgOw/KZ6
狼「………」ザッザッ
兎「…おぉ、らくちんです…!」
狼「……ん…楽しいか」ザッザッ
兎「はい!なんだかわたしもおっきくなったみたいです!」キラキラ
狼「……そうか」ザッザッ
兎「…ほぁ」
兎(そーいえば狼さんの耳、こんなにちかくで見たのはじめてです…
やっぱりおっきくてふさふさでりっぱですねぇ…)
兎「………」ウズッ
狼「………」
兎「………」ウズウズ
兎「……えいっ」ピコピコ
狼「!!!」ビクビクッ
兎「……はっ!す、すいませんつい!」
狼「……!……!」ドキドキ
46: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 15:27:41 ID:Jdp./cgd1A
可愛いいいいいいい!!!
兎も狼もまとめて嫁にこいいいヽ(*´∀`)ノ!!
47: 1:2011/12/29(木) 15:59:14 ID:lQK1J33lwk
>>46
ありがとうございます!(´∀`*)
兎「お…およめさん…///」テレテレ
狼「…オスの俺でも嫁とやらになれるのだろうか」
48: 1:2011/12/29(木) 16:15:01 ID:6bZnwfxYfA
兎「ごごごめんなさい狼さん…!だいじょうぶですか!?」
狼「…う…大丈夫だ…
…耳を触られるのは苦手だから、今度からはできれば触らないでくれ…」プルプル
兎「は、はい…すみません…」シュン
狼「……ん…気を取り直して行こう
もうすぐ抜けるぞ」ザッザッ
兎「はっはい!」シャキッ
兎「………あれ?」
狼「…?どうした兎」
兎「あっあの、空のうえにみえるあのくろい点、なんでしょう?なんだかとんでるみたいですけど…」
狼「……ん、あれは小鳥だな」
兎「ことり?」
狼「…あぁ、鳥の半獣でこの森の郵便係みたいなものをしてくれてるんだ
確かお前やリスと同じくらいの年だな…」
兎「ほぁ…ことりさんですかぁ…」
兎(おともだちに、なれるでしょうか…
はやくあってみたいなぁ…)
49: 1:2011/12/29(木) 16:49:10 ID:W.YwX.TgTA
狼「……ん、ついたな」ザッ
兎「ほわぁ…!」
兎「半獣がいっぱいです…!それに、森の中心は外よりももっときれいですね…!」
狼「…あぁ、水も空気も綺麗で植物がよく育つから、草食の半獣にとってとても住みやすい環境なんだ
…現にここに住んでいる半獣はほとんどが草食だしな」
兎「そうなんですかぁ…」
?「あれぇ、狼?」
兎「ほぁ?」
狼「……ん?あぁ、お前かネズミ」
ネズミ「やぁ、ひさしぶりだね!
キミがこっちに来るなんて珍しいじゃないか」
狼「……あぁ、今日は少し用事があってな」
兎(ど、どちらさまでしょうか…狼さんおしりあいみたいですけど…)ドキドキ
ネズミ「……あれ?キミ…」ジーッ
兎「!」ピャッ
ネズミ「狼のとこの新入りかい?…いやーまたかわいいのを見つけてきたねぇ狼」ニヤニヤ
狼「……いかがわしい言い方をするな」
兎「……あ、あの…」オドオド
ネズミ「ん?あぁ、ゴメンゴメン
自己紹介がまだだったね!」
50: 1:2011/12/29(木) 17:04:15 ID:M17aQNLWVU
ネズミ「ボクの名前はネズミ!キミと同じ半獣さ
んーこれはボクの直感だけど、キミとは仲良くなれそうだね」ニコニコ
兎「は、はぁ…えっと、わたしのなまえは兎っていいます」
狼「…兎、ネズミはこの森の案内役みたいなものだ
面倒見もいいから、またいろいろと教えてもらうといい」
ネズミ「フフッ、キミからお褒めの言葉をもらえるとは光栄だねぇ
ま、とりあえずそういうことだ
よろしくね兎ちゃん」ニコッ
兎「は、はい!よろしくおねがいします…!」
狼「…ネズミ、早速だが案内を頼めるか」
ネズミ「お安いご用さ
どこへ行きたいんだい?」
狼「…家にはコイツに合うサイズの服を置いてないんだ」
ネズミ「…あぁ、なるほどそういうことかぁ
よしわかった、ついておいで」
兎(ほ、ほあ?ど、どういうことでしょう…)
51: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 17:22:11 ID:B6Xn5v1Ojo
かわいい(*´∀`*)つCC
52: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 17:29:26 ID:7yUYKTB.9o
(*´∀`)♪支援
可愛いのぅ…ジュルリ
53: 1:2011/12/29(木) 18:01:49 ID:eAGcRsPD1k
ふぉぉいっぱい支援が…!
>>51
支援ありがとうございます!
兎「お、狼さん、Cってなんのことですか?」
狼「…ん、4と円だから…支援ってことじゃないか?」
兎「なるほど…!」
>>52
支援ありがたいです(´ω`*)
兎「わ、わたしおいしくないですよぉ!」ビクビク
狼「…そういう意味のよだれではないと思うが…」
54: 1:2011/12/29(木) 19:04:32 ID:lQK1J33lwk
なんかその場のノリで書いてたらどんどん考えてたのとちがう方向に…(゜Д゜)
またネタ考えて夜に続き書きにきますノシ
あ、ちなみにネズミさんはボクっ娘ですww
55: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 21:23:28 ID:kaDaz5GZLQ
♀かい
っ紫煙
56: 1:2011/12/29(木) 23:26:16 ID:M17aQNLWVU
>>55
支援ありがとうございます(´∀`*)
ネズミ「まぁよく紛らわしいって言われるけどねぇ
狼なんて、ついこないだまでボクのこと男だと思ってたしさ」
狼「…………」
57: 1:2011/12/29(木) 23:43:58 ID:W.YwX.TgTA
兎「あっあのっ今からどこに行くんですか?狼さんっ」
狼「……実は今日は、お前に森を案内するのを兼ねて買い物をしようと思ってな」
兎「か、かいもの?」
狼「あぁ、お前の服や生活用品を買わないと、これから困るだろう」
兎「ほぇっ!?わ、わたしの!?」
狼「…お前以外に誰がいるんだ」
兎「あう…す、すみません…わたしのために」
狼「……お前はすぐ謝る癖を直した方がいいな」クス
兎「……うぅ……」
ネズミ「…ンッフッフ」
狼「…?何だネズミ、気持ち悪い声出して」
ネズミ「相変わらずひどいなぁ君は
いやぁね、あの狼が、こんな子兎ちゃんにメロメロだなんて考えてたら笑えてきちゃってさ」ニヤニヤ
狼「………何のことだ」
ネズミ「付き合いの長いボクでもキミの笑顔なんか半年に一回見れるか見れないかだってのに、このおちびちゃんの前ではとんでもなくだらしない顔してるよ、キミ
当の本人は気づいてなかったみたいだけどねぇ」クスクス
狼「……」ムッ
58: 1:2011/12/29(木) 23:59:19 ID:M1hgOw/KZ6
狼「……本当に変わってないな、お前は…色んな意味で」ムスッ
ネズミ「おいおい、すねないでくれよ
別にバカにしてるわけじゃないんだからさぁ
いいじゃないか、キミもすっかり丸くなったってだけだろう?」
狼「………ふん」
ネズミ「…そら、そうこう言ってるうちに目的地に着いたよ
この森で一番腕のいい仕立て屋だ」
兎「……仕立て屋さん……」
兎「…あ、あの、ネズミさん」
ネズミ「ん?なんだいおちびちゃん」
兎「この森にも、お店があるんですか?…その、仕立て屋さんみたいな」
ネズミ「あぁ、そうそう
元々この森に移住してきた半獣たちが、自分たちの得意な分野の技術を使って助け合ってたのが名残なんだよ
今じゃ仕立て屋の他にも大工やパン屋、修理屋なんて店もある
いわば森の中にひとつのちっさい町ができたようなもんさ」
兎「へぇ…そうなんですかぁ…」
ネズミ「…さ、話がすんだら早速中に入っておちびちゃんのための服を見繕ってもらおうじゃないか」
狼「……あぁ、すまないな、ネズミ」
ネズミ「フフッ、どういたしまして」
59: 1:2011/12/30(金) 00:54:22 ID:72Oo58upPU
カランカラン…
羊「はぁいいらっしゃーい…って、あらぁ、ネズミちゃんに狼ちゃんじゃなぁい!」
ネズミ「ンフフ、ひさしぶりだね羊」ニコニコ
狼「……ちゃん付けはやめてくれといつも言ってるだろう」
羊「あらぁ…ウフフ、私にとってはネズミちゃんも狼ちゃんもまだまだ子供だもの」
羊「…………あら?あら、あらあらぁ…」マジマジ
兎「…!」ピャッ
ネズミ「ありゃりゃ、おちびちゃんキミの後ろに隠れちゃったよ?」クスクス
狼「……羊、近すぎだ
怯えてるだろう」
羊「…あら、ごめんなさいねぇ
あんまり可愛いお客様だったから、つい」
羊「ねぇ、ちっちゃな子兎さん
あなた、狼ちゃんのところの新入りさんかしら?」
兎「ほぁ…は、はい…」オズオズ
羊「あらぁ、やっぱり!
…うん、いい……いいわ………あなた、とっても可愛いわ!」キラキラ
兎「…へ?」
ネズミ「…あーあ、また始まった」
狼「…………」ハァ
60: 1:2011/12/30(金) 01:13:58 ID:M1hgOw/KZ6
羊「んーっ本当にとっても可愛い!ふわふわでちっちゃくてぷにぷにしてて、もう食べちゃいたいくらい可愛いわ!」スリスリ
兎「た、たべる…!?」ガーン
狼「…落ち着け兎、ソイツは草食だ」
羊「ねぇ狼ちゃん!ここに来たってことは私、この子のお洋服を見立てればいいのかしら?」ムギュゥゥ
狼「…あぁ、話が早くて助かるが…そろそろ兎を離してやってくれ、つぶれそうになってるから」
兎「むぎゅう…」キュー
羊「あらっ!ごめんなさいねぇ子兎さん…私、そこの狼ちゃんとおんなじで可愛いものに目がないの」
狼「……ゴホン
羊、コイツの名前は兎だ
…何着か頼めるか」
羊「えぇ、もちろん!こんな可愛い子のためにお洋服を作れるなんて嬉しいわぁ」キラキラ
兎「…あう…」プシュー
ネズミ「…羊、すっかりおちびちゃんを気に入ったみたいだねぇ
…おちびちゃんは茹でダコみたいになってるし」
狼「………そうだな」
羊「さぁ、早速だけど服を作るために少しサイズを測らせてくれるかしら?
狼ちゃん、少し兎ちゃん借りるわねぇ」
狼「…………あぁ」
ネズミ(羊すっごく活き活きしてるなぁ)
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