狼(何故こんな森のはずれに子兎が一匹で…)
兎「…ZZZ」スピー
狼「……どうしたものか」
狼(しかし、こんな所に一匹で放り出しておくのは危険だな…)
狼「仕方ない…」
144: 1:2012/1/28(土) 13:27:34 ID:G8O1eWp1v6
兎「いいなぁ…小鳥ちゃんは空がとべてうらやましいです」
小鳥「……どうして?」
兎「だって空の上を自由にとべたら、すごくきもちよさそうだし、たのしそうです!」
小鳥「………そうかな
…私は飛べるのが当たり前だから、そんなの考えたことなかった」
兎「そうなんですかぁ…」
小鳥「……うん」
兎「むう…確かにそうですよね
小鳥ちゃんは小鳥で、わたしは兎ですし」
小鳥「………フフ、そうだね」
145: 1:2012/1/28(土) 13:27:47 ID:G8O1eWp1v6
兎「それにしても、狼さんってほんとにたくさん半獣をたすけてくれてるんですね
小鳥ちゃんもだったとはおもいませんでした」
小鳥「…………うん
森のみんな、狼にはすごく感謝してる」
小鳥「……怖そうだけど、ほんとはすごく優しくて、いつも色々助けてくれるから…」
兎「………」ジー
小鳥「……?何?」
兎「…小鳥ちゃんって、狼さんのことだいすきなんですね」ニッコリ
小鳥「………!?」ガタッ
146: 1:2012/1/28(土) 13:28:01 ID:G8O1eWp1v6
兎「えぇっ、こ、小鳥ちゃん!?いきなりいすから落っこちてどうしたんですか!」ワタワタ
小鳥「…………う」
小鳥「……兎が、いきなり変なこと言うから…」
兎「うぇ?わ、わたしなにか変なこといいました?」
小鳥「……………だ、大好き、とか」
兎「…え、あっ、ご、ごめんなさい…
なんだか小鳥ちゃん、すごくうれしそうに狼さんのことはなしてたから…」
小鳥「…………」ボフッ
兎「こ、小鳥ちゃんの顔から湯気が!?」ビクッ
147: 1:2012/1/28(土) 13:28:16 ID:G8O1eWp1v6
小鳥「………」スクッ
兎「こ、小鳥ちゃん…?」
小鳥「………帰る」
兎「えっ!?…えっと…あ、あの、今日は狼さんがごちそうつくってくれるんです…せっかく会えたし、よかったら小鳥ちゃんもいっしょに」
小鳥「………!」ブンブンブン
兎「そ、そんなに首ふらなくても…」
小鳥「………まだ、配達残ってるから…」
兎「…そうですか…」ショボン
小鳥「…………」
148: 1:2012/1/28(土) 13:29:05 ID:gbWhdOcPAg
小鳥「………また、」
兎「へ…?」
小鳥「……今度、また会おう」
兎「………!」パァァ
兎「は、はい!またあそびしょうっ!」
小鳥「……うん」
小鳥「………じゃあ、もう行く」
兎「は、はい!また今度!」フリフリ
小鳥「………」ニコ
ガチャ…
バタン
兎「………」
兎「…行っちゃいました…
わたし、小鳥ちゃんとお友達になれたんでしょうか」
兎(………それにしても、なんで小鳥ちゃんあんなにまっかになってたんだろう…?)
149: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 14:38:18 ID:gAHU3Dgv1.
小鳥かわいいよ小鳥
150: 1:2012/1/29(日) 14:55:25 ID:Pw/lscaFwo
>>149
結構気に入ってる子なのでそう言って頂けるとうれしいです!(´ω`*)
151: 1:2012/1/29(日) 14:55:38 ID:Pw/lscaFwo
兎「……はっ、と、とりあえずお水くまないと…
忘れちゃうとこでした」
兎「…………」
兎(…なんだか…時間がたつとどんどんいすをうごかせる気がしなくなってきました…)
兎「…だ、だめですっ!
ちゃんとおそうじしなくちゃっ」パチン
兎「…よし!」ガシ
兎「せーのっ…」グッ
ガチャ
兎「!?」ズルッ
バターン!
リス「おーい、兎いるかー
………って」
兎「」
リス「…何でお前椅子に挟まって遊んでんの?」
兎「ちーがーいーまーすー!」ジタバタ
152: 1:2012/1/29(日) 14:55:48 ID:Pw/lscaFwo
リス「よいしょっと」
ガタ…
兎「うぅ…1日のうちに2回もいすのしたじきになるなんて…」
リス「はぁ…もう何かお前ってほんっと危なっかしいな」
兎「う…すみません…」
リス「早めに来といて正解だったよ」
兎「…あ、そういえばリスくんなんでここに…?
まだお昼前ですよ?」
リス「うえ!?……い、いや、大したことじゃねぇけど、き、今日昼間は狼いないし、それで…」ゴニョゴニョ
兎「?」キョト
153: 1:2012/1/29(日) 14:56:00 ID:Pw/lscaFwo
兎「…あ!」ピコ-ン
兎「リスくん、もしかしてわたしを心配してきてくれたんですか?」
リス「うっ」ギク
兎「わぁ、ありがとうございます!
リスくんってやっぱりやさしいですね!」ニコニコ
リス「!?ちっ…違う!
お、お前のために来たんじゃなくて、その、お前がドジって家燃やしちゃったりしたら狼がかわいそうだから、その…か、監視に来ただけだ!そう!監視!」
兎「なっ!?も、もやしませんよっ!」プン
154: 1:2012/1/29(日) 14:56:15 ID:Pw/lscaFwo
兎「むぅ…でもちょうどよかったです
リスくんもおそうじするの手伝ってくださいっ」
リス「えぇ?なんでオレが…」
兎「………」ジーッ
リス「う……わ、わかったよ…」タジ
兎「狼さんがかえってくるまでにきれいにしますよ!」フン
リス「はぁ…ったく、めんどくせ…」
ズルッ
リス「え」
ドターン!
リス「っで!?」
兎「!?り、リスくん!?」
155: 1:2012/1/29(日) 14:56:27 ID:Pw/lscaFwo
兎「ど、どうしたんですかっ!?」バッ
リス「って……な、なんか踏んで思いっきりすべっちまった…っ」プルプル
兎「だ、だいじょうぶですか…?すごい音でしたけど…」
リス「う……た、たぶん…
…っあーもう!何なんだよ一体!」ガバッ
リス「…へ?」
リス「…何だこれ…マフラー?」
兎「ほぁ…、なんでこんなとこに…?」
リス「…兎の、じゃないよな」
兎「は、はい…」
リス「だよなぁ…狼もマフラーなんてつけねぇし…」
156: 1:2012/1/29(日) 14:56:41 ID:Pw/lscaFwo
兎「……」ジーッ
リス「?どうした?」
兎「いえ…なんだか、このマフラーどこかでみたことがあるよーな…」
リス「え……な、なんかそう言われるとオレも見覚えがあるような…」
兎・リス「………」ジーッ
兎「……!あーっ!」
リス「!?」ビクッ
リス「な、なんだよいきなりでかい声出して」
兎「お、おもいだしました!」
リス「え…」
兎「このマフラー、小鳥ちゃんのしてたやつですよ!」
リス「…あぁ!」
157: 1:2012/1/29(日) 14:56:56 ID:Pw/lscaFwo
リス「見覚えがあると思ったら小鳥がいっつもしてるマフラーじゃん
…つーか、何でそんなものがここに…」
兎「えと、さっき小鳥ちゃんが荷物をとどけにきてくれて…」
リス「あー、なるほど…その時に落としちまったのか」
兎「ど、どうしましょうリスくん…!
と、届けにいかなくちゃ…」ワタワタ
リス「いや、別にそんな慌てなくても大丈夫だろ
マフラーなんて今すぐなきゃ困るもんでもないし」
兎「で、でも…」
158: 1:2012/1/29(日) 14:57:09 ID:Pw/lscaFwo
兎「も、もしもこのマフラーが小鳥ちゃんのだいじなものだったらたいへんですよ!」
リス「考えすぎだって…
落としたのに気づいて取りに来るかもしんないだろ」
兎「でも…っわ、わたし、マフラーとどけにいってきます!」バッ
リス「え!?ちょっ、おい、兎!」
兎「さがして、すぐにみつけてきますから!」
リス「…ったくお前は……!」ダッ
リス「ちょっと待てって!」グイッ
兎「ふわっ!?」ヨロ
159: 1:2012/1/29(日) 20:12:05 ID:w0y4/CrD5Y
リス「この森に来たばっかで道もわかんないお前が何言ってんだよ!ただでさえ小鳥はあっちこっち移動するっつーのに!」
兎「…そっ、それは…」ウグ
リス「ほらみろ、どーせ何にも考えてなかったんじゃねーか」
兎「…うぅ……」ショボン
リス「………」ハァ
リス「…しょーがねぇ…
どうせお前言っても聞かなそうだし」
兎「え…」
リス「…迷われても困るから、その…オ、オレがついてってやる…」ゴニョ
兎「…!」パァァ
兎「リ、リスくんやっぱりやさしいです…!」キラキラ
リス「だっ!?だからそれはやめろばかっ!」
160: 1:2012/1/29(日) 20:12:20 ID:w0y4/CrD5Y
リス「とりあえず夕方までに帰ってこないと…」
兎「そ、そうですね
狼さんが帰ってきちゃったらたいへんですしっ」
リス「よし、そうと決まったらさっさと行くぞ」
兎「はい!……あっ」
パタパタ
リス「?兎、どうしたんだよ」
兎「えと、狼さんにかきおきしておこうとおもって……あっ、紙とペンありましたっ」
兎「うーんと…『ことりちゃんにわすれものをとどけてきます』…っと」カリカリ
兎「…よしっ、できましたっ!」
兎「いきましょう、リスくん!」バッ
リス「あっ、おいオレより先に行くなって!」バタバタ
ガチャ…
バタン
161: 1:2012/1/29(日) 20:12:36 ID:w0y4/CrD5Y
(町)
狼「……っ」ブルッ
狼(…何だ?急に悪寒が…)
町娘「…あれ、どうしたの?狼
何だか顔色悪いよ?」
狼「…いや、少し寒気がして…」
町娘「やだ、大丈夫?風邪かなぁ…」
老爺「がはは!おいおい、そりゃ一大事だぞ!
うちの店は狼が若ぇ子を集めてくれてるおかげで儲かってるんだからな!」
町娘「もう、やめてよお爺ちゃんったら
ていうか、何で私たちに仕事ほっぽって自分だけサボってるのよ!」
老爺「ありゃ、バレてたか!がははは!」
狼「………」ゴホン
162: 1:2012/1/29(日) 20:12:52 ID:w0y4/CrD5Y
町娘「ほら、早く夜の分の仕込みしてきて!」
老爺「へいへい、全くうちの娘はおっかねぇな!」
町娘「…はぁ、全くお爺ちゃんったら…」
町娘「…ねぇ狼、ほんとに大丈夫?
少し休んだ方が…」
狼「…あぁ、大丈夫だ
気にしないでくれ
」
町娘「そっか…無理はしないでね」
狼「…分かった、ありがとう娘」
娘「!あ…う、うん」カァァ
カランカラン
町娘「…あっ、お客さんだ!
ち、ちょっと私行ってくるねっ」パタパタ
狼「…あぁ」
狼「………」フゥ
狼(……兎、ちゃんと留守番出来ているだろうか…)
163: 1:2012/1/29(日) 20:19:41 ID:39h3UgKPxQ
休日で時間が空いたので、ちょっと多めに投下してみました!
ちなみに狼さんが働いてるとこはちっちゃい酒場みたいなとこで、厨房担当というどうでもいい設定がw
読んでくださってる方々いましたら、いつも本当にありがとうございます
164: 1:2012/1/30(月) 06:48:29 ID:Pw/lscaFwo
ザッザッ…
リス「…とりあえず探すっつってもあてないし、小鳥の家に行こうと思うんだけどさ」
兎「そうですね、うろうろするよりいいかもですっ」
リス「不思議なんだよなー、配達に来ただけで何でマフラーなんか落とすんだ?
普通落としても気づくだろ」
兎「うーん…えっと、小鳥ちゃんあわててたから、そのせいかも…」
リス「慌ててた?」
兎「はい、狼さんの話をしてたらいきなり…」
リス「あー、それは…もしかしてお前何か余計なこと言ったんじゃないか?」
兎「ふぇ、よ、よけいなこと?」
165: 1:2012/1/30(月) 06:48:43 ID:Pw/lscaFwo
リス「そう、余計なこと」
兎「…い、いってないですよ!ふつうにおはなししてただけですっ」
リス「ほんとかよ…」
兎「…うーん、そういえば…
わたしが『小鳥ちゃんは狼さんがだいすきなんですね』って言ってから、急に小鳥ちゃんがあわてだしたような…」
リス「…やっぱ余計なこと言ってんじゃねーか!」ペシッ
兎「ほぁっ!な、なんでたたくんですかぁ!」
リス「そんなこと言われたらそりゃアイツだって慌てるだろ!」
兎「へ?な、なんでですか?」キョト
リス「何でって…そりゃだって、小鳥は狼のことが……ハッ!」
兎「?」
166: 1:2012/1/30(月) 06:49:00 ID:Pw/lscaFwo
リス「………」ジーッ
兎「な、なんですかっ
さいごまで言ってくださいよ!」
リス「……いや、やっぱやめとこ」クルッ
兎「えぇ!?な、なんでですかっ!」
リス「余計なこと言ったらとばっちり受けるのオレだしな」フン
兎「むぅー…」
リス「…それに、アレは見てりゃあ気づくだろ普通」
兎「?なににですか?」
リス「………」
リス(やっぱコイツには絶対言わないでおこう…)
167: 名無しさん@読者の声:2012/1/31(火) 11:44:28 ID:uds0t5s4X2
追い付いた〜!
狼さんに拾われた組が可愛すぎるww
よかったら新メンバーのスペックを…
168: 1:2012/1/31(火) 22:19:17 ID:H14IB7fYFw
>>167
読んでくださってありがとうございます!(´∀`*)
スペック今まとめてきたので貼りますね!
169: 1:2012/1/31(火) 22:20:48 ID:4c6./S/36M
新キャラのスペックを、とのお言葉を頂いたので何個かにわけて書かせて頂きます(´ω`*)
〈ネズミ〉
外見年齢は15歳くらい。
とても身軽で自由気まま。
肩につかないくらいの長さのボサボサの銀髪で、前髪は短め。
大きな布で、マントのように上半身を包んでいる。
男っぽい口調だけど女の子。
〈羊〉
外見年齢は20代前半くらいだけど、年齢不詳。
ちょっぴり抜けてる。
ふわふわの腰まである金髪と角が特徴。
シンプルなワンピースを着ている。
〈狸〉
外見年齢は20代後半くらい。
神主服を着ていて、焦げ茶色の短髪に眼鏡を掛けている。
リスをいじめるのが趣味なドS。
ただし狐には弱い。
170: 1:2012/1/31(火) 22:21:11 ID:4c6./S/36M
〈狐〉
外見年齢は10歳くらいだが、もう何百年も生きている。
可愛い顔をして結構腹黒い。
蜂蜜色の長いストレートヘアを綺麗に切りそろえている。
巫女服を着ていて、尻尾は九尾。
〈小鳥〉
外見年齢は12歳くらい。
無口で恥ずかしがり屋。
背中から小さい羽が生えている。
長い赤毛をツインテールにしていて、いつも身につけているマフラーとゴーグルが特徴。
大体出てきたキャラはこんな感じのイメージですが、ぼんやりとしか考えれてないので細かい部分はご想像にお任せします…w
171: 1:2012/1/31(火) 22:34:45 ID:5qvfeQjtIk
ザッザッ
兎「ふぅ…けっこう遠いです…」
リス「まぁな、もうちょっとで見えてくると思うぞ」
兎「そういえば、小鳥ちゃんのおうちは森の中心にあるんじゃないんですね」
リス「あぁ、アイツの家は結構森の外側に逸れたとこにあるんだよな
なんか…騒がしいのが苦手だとかなんとかって」
兎「そうなんですかぁ…
小鳥ちゃんって恥ずかしがり屋さんなんですね!」
リス「…恥ずかしがり屋っていうのかなあれは…」
ザッ…
リス「……!」ハッ
兎「?リ、リスくん?」
リス「こ、これ…!」ザリ
172: 1:2012/1/31(火) 22:34:55 ID:5qvfeQjtIk
兎「?」ヒョコッ
兎「…これは…動物のあしあと、ですか?」
リス「あぁ…ちょっと…ヤバいかも…」
兎「へ?や、やばいってなにが…」
リス「よく見てみろ、これ…熊の足跡だ!」
兎「…く、くまぁ!?」
リス「くそ…今は秋だからな
冬眠の準備であいつらめちゃくちゃピリピリしてやがるぞ…
…もしも、見つかったら…」
兎「…み、みつかったら…?」ゴクリ
リス「…間違いなく、食われるな」
兎「!!!」ピシャーン
173: 1:2012/1/31(火) 22:35:05 ID:5qvfeQjtIk
リス「特にお前なんかころころしてて美味そうだし…」
兎「や、やややめてくださいよっ!
たべられちゃうなんてぜったいやですー!」ブワッ
リス「オ、オレだってやだよ!」
兎「…で、でもなんでこんなとこに熊が…」
リス「…わかんねぇ…
毎年秋になったら木の実や果物をとりにくることはあるけど、こんな奥まで入ってきたことなかったし…」
兎「そ…それに狐さん、森に他の動物が入ってこれないようにしたって言ってましたよ…?」
リス「…………」
兎「…………」
174: 1:2012/1/31(火) 22:35:15 ID:5qvfeQjtIk
リス「……と、とりあえずここは…急いで小鳥の家に行くしか…」
兎「そ…そうですね」コクコク
リス「よ、よし…音たてないようにゆっくり歩くぞ…」ソロー
兎「は、はい…」ソロー
ドスン!
リス「ちょっ!お前何でっかい音たててんだよ!」コソコソ
兎「えぇ!?わ、わたしじゃないですよぉ!リスくんじゃないんですか!?」コソコソ
リス「オ、オレなわけねぇだろ!」コソコソ
ドスン!
兎「もー!リスくんやめてくださいってば!」
リス「オレじゃねぇって!それにこの音は!」
ドスン!
リス「あ…明らかに…」
ドスン!ドスン!
リス「後ろ…から…」
ドスン…
175: 1:2012/1/31(火) 22:35:39 ID:5qvfeQjtIk
兎「………」
リス「………」
クル…
熊「ヴゥゥ…」
リス・兎「」
176: 1:2012/1/31(火) 22:36:35 ID:w0y4/CrD5Y
熊「ゥゥ…」ジリ…
兎「ひっ…!」サァァ
兎「いやぁぁぁ!!」
リス「にっ…逃げろ兎ぃぃぃ!」グイッ
ダダダダ!
熊「グォォ!」ダッ
兎「やっ、やだやだぁぁぁぁ!ついてこないでくださぁぁぁい!」ダダダ
リス「オ、オレは美味くねぇぞぉぉぉ!食うなら兎を食えぇぇぇ!」ダダダ
兎「うわぁぁんリスくんのばかぁぁぁ!」
177: 名無しさん@読者の声:2012/2/1(水) 10:45:34 ID:RQHWy6SVUI
CCCC
リスひどいwww
178: 名無しさん@読者の声:2012/2/7(火) 00:30:42 ID:r8lBQpnDtE
兎ちゃん逃げてww
179: 1:2012/2/7(火) 01:13:32 ID:1l4abc9L3I
長らく放置してしまいすみません!
>>177
何気にひどい子ですねリスww
>>178
みんな逃げろー!(`・ω・´)
支援ありがとうございます!
180: 1:2012/2/7(火) 01:13:43 ID:1l4abc9L3I
リス「ちくしょーっ、あの熊しつけぇぞ!」ゼーハー
兎「わ、わたしたちいったいどこにむかってるんですかぁぁ!」
リス「オレが聞きてぇよ!」
熊「グォォ!」ドスドス
兎「うわぁぁんもうダメです!もうおいつかれちゃいます!わたしたちたべられちゃいますよぉ!」グスグス
リス「くそっ…兎!こっちだ!」グイッ
兎「ぅえ!?えぇぇ!?」
181: 1:2012/2/7(火) 01:13:53 ID:1l4abc9L3I
リス(よしっ、脇道に入れば何とか撒けるかも…!)
兎「!?…リ、リスくん!リスくん!」
リス「あーもうなんだよ!」
兎「た、たいへんです!前!前みてください!」
リス「は!?前が何っ……!?」
兎「み、道が…道がないです!」
リス「なっ…!」
ズザザッ
リス「…あ…あっぶねぇ…!」
兎「なっ、なんでこんな所に崖があるんですか!?」
リス「た…多分いつかの大雨か何かで地滑りが起きて、斜面が削れちまったんだ…!」
兎「そっ、そんなぁ!」
ドスンドスン…
リス「…げっ…!」
182: 1:2012/2/7(火) 01:14:03 ID:1l4abc9L3I
熊「グォォ、オォォ!」ドスドス
兎「ひっ…!」ビクッ
リス「ちょっ…い、今こっちにくんな!お前も落ちるぞ!」ワタワタ
熊「オォォ!」ドスドス
兎「き、聞いてないですよぉあの熊さん!」
リス「ちょっ、ほんとにぶつかっ…!」
ドンッ!
熊「!?」グラッ
リス「だっ…」
リス・兎「だから言ったのにぃぃぃ!」
ゴロゴロゴロ
ドスーン!
183: 1:2012/2/7(火) 01:14:30 ID:1l4abc9L3I
パラパラ…
リス「……う……」パチ
リス「…あ、あれ?…痛く、ない…?」
リス「……!う、兎!?兎!」バッ
兎「……ん…」
兎「…ほぁ…あ、あれ?わ、わたし…いきてるんですか…?」パチパチ
リス「なにバカみたいなこと言ってんだよお前…
…でも怪我はないみたいだな…良かった」ハァ
兎「は、はい…でも、どうして…」
モゾ…
リス「……あ?」
兎「…?…し、下でなにかうごいて…」
熊「…ウゥ…」モゾモゾ
リス・兎「!?」
184: 1:2012/2/7(火) 01:14:44 ID:1l4abc9L3I
兎「ひやああ!?」ズザザ
リス「くっ、くくく、熊…っ!?」
熊「………」ムクリ
リス・兎「!!」ビクッ
リス(…こっ、今度こそ)
兎(たべられちゃいます…!!)
熊「……ウ」
兎「…!」ギュッ
熊「うあああ痛いよぉぉぉ!」ブワッ
リス・兎「……へ?」
185: 1:2012/2/7(火) 01:14:54 ID:1l4abc9L3I
熊「背中痛いよぉぉ思いっきり打っちゃったよ痛いよぉぉ!」グスグス
リス「………」ポカーン
兎「……えと……あのー…?」
熊「…あっ!」パッ
熊「君たち、怪我はなかった?」
兎「ふぇ?……え…えと……は、はい…」ポカーン
熊「そっかぁ、良かったー!
…あ、いてて、背中に響くや」
リス「…………」
兎「……あ、あのー…」
熊「んん?なぁにー?」
兎「……も、もしかして、熊さんがわたしたちをまもってくれたんですか?」
熊「うん!怪我がないみたいでほんとに良かったよー」ニコニコ
リス(え、誰コイツキャラ違くね?)
186: 1:2012/2/7(火) 01:15:06 ID:1l4abc9L3I
リス「…お、おい……とりあえずちょっと待て、状況に追いつけない」
熊「?」キョトン
リス「…お前、その……ど、どうしてオレたちを食おうとしないんだ…?」
熊「うえ?なんで?」
リス「いや、なんでって……そりゃあお前熊だし、さっきオレたちを追っかけて来たし…」
熊「だって君たち、話しかけようとしたら逃げちゃったじゃないかー!」プン
リス「そりゃ恐ろしい顔したでかい熊に鉢合わせたら普通逃げるだろ本能的に」
熊「えぇぇー!?」ガーン
リス(ていうかあれ話しかけようとしてたのかよ…)
187: 1:2012/2/7(火) 01:16:05 ID:n.c7U/3INQ
熊「ひどいよぉ、そんなに言わなくてもいいじゃないか…
とって食べたりなんてしないのに…」ウジウジ
リス・兎「……」
熊「えぇっな、なんでそんな目で僕を見るの!?本当だよ!?」
リス「そう言われてもなぁ…
熊なんだから肉くらい食べるだろ普通」
兎「……」コクコク
熊「ひっ、ひどい…本当なのに、僕本当にお肉食べたことないのに…!」
リス「はぁ?食べたことないって…」
熊「そうだよぉ、僕お肉が本当に苦手なんだもん…
あんな生臭いもの口に入れるなんてありえないよ、気持ち悪いよ」
リス「…お前、ほんとに熊かよ…」
熊「失礼だなぁ、見ての通り立派な羆だよ!生まれてこの方木の実しか食べたことありません!」エヘン
リス「胸張んな」
188: 1:2012/2/7(火) 01:16:41 ID:n.c7U/3INQ
熊「とりあえずそういうことだからそんなに怖がらなくても大丈夫だよぉ」
兎「……リスくん…」
リス「………んー…まぁ大丈夫だろ、コイツ見た目のわりに弱そうだし」
熊「聞こえてるよ!」ブワッ
リス「…あー、ごめんごめん
それで、俺たちに話しかけようとしてたのって何でだったんだ?」
熊「ん?えーとね、あんまり外に行くとオオカミがいるから危ないよーって言おうとしたんだ
狐ちゃんに頼まれてるからね」
兎「き、狐さん…?」
リス「…な…何でお前が長を知ってんだ!?」
熊「んー…そーだなぁ…話せば長くなるんだけど…」
189: 1:2012/2/7(火) 01:16:54 ID:n.c7U/3INQ
熊「あれは一年前のことだったなぁ…」
・・・・・
ドサッ…
熊『うぅ…お腹がすいて動けないよぉ…』グゥゥ
熊『木の実を探しに森に来たのはいいけど…見事に迷っちゃったよ…』
熊『…僕…このまま死んじゃうのかなぁ…』グスッ
ザッザッ…
熊『…?足音…?』
狸『………長様!長様、お待ちください!』
狐『…さっきからなんですか狸
騒がしいですねぇ』
狸『まったく…危険ですからお一人で先々行かないようにとあれほど…』
狐『あらあら、狸は相変わらず心配性なんですから
また眉間に皺が増えますよ?』クスクス
狸『…誰のせいですか…いい加減にしてください』ピキッ
熊『………』
190: 1:2012/2/7(火) 01:17:05 ID:n.c7U/3INQ
狸『大体森の見回りは私だけで行くと申したではないですか!』
狐『いいじゃないですかぁ、たまには
ずっと社にいるのは退屈なんですもの』
狸『…まったく…』ハァ
狐『…?あら…』ジー
狸『…長様?何を…
……あれは……』
狐『……熊、ですねぇ』
狸『…動かないところを見ると、死んでいるようですが』
狐『………』スタスタ
狸『!?なっ、長様!』
狸『危険です!まだ息があったらどうするおつもりですか!』バッ
狐『…大丈夫です
狸はそこにいて』
スッ
狐『……こんにちは、熊さん』ニコ
熊『……う……き、君は…?』
191: 1:2012/2/7(火) 01:17:39 ID:n.c7U/3INQ
狐『…こんな所でどうされたのですか?』
熊『……き、木の実を探してて……道が…』
狐『あぁ、道に迷われてしまったのですね』
熊『う…』グゥゥ
狐『…あら、お腹が空いているのかしら
ちょっと待ってくださいね』ゴソゴソ
狐『…はい、どうぞ
これをお食べなさいな』スッ
熊『!…こ、これ…』
狐『木の実です
たくさん実ってましたから、少し持ち帰ろうととっておいたんですよ』
熊『……!あ、ありがとう!』バッ
熊『むぐっ…お…おいしい…!グスッ…』モグモグ
狐『ふふ、良かった』
192: 1:2012/2/7(火) 01:18:14 ID:n.c7U/3INQ
熊『…ふぅ……助かったよ…ほんとにありがとう、狐の半獣さん』
狐『ふふ、どういたしまして
私のことは狐と呼んでくださいな』
熊『狐ちゃんだね、わかったよ!
…あの、狐ちゃんはどうして熊の僕を助けてくれたの?』
狐『貴方を一目見て、怖い熊だとはとても思えなかったんですよ
直感みたいなものです』
熊『そ…そうなの?よくわからないけど…』
狐『…さぁ、帰りは道を案内してさしあげましょう
もう迷ってはいけませんよ』
熊『う、うん!』
ザッザッ…
熊『………あ、あの、狐ちゃんっ』
狐『?何ですか?』
193: 1:2012/2/7(火) 01:20:05 ID:C3eyzHWtYU
熊『その…助けてもらったお礼に、僕に何かさせてほしいんだ!』
狐『………』パチパチ
狸『…完全に懐かれましたね、長様』ボソ
狐『あら…どうしましょう』
熊『お願いだよ狐ちゃん!僕に出来ることならなんでもするから!』
狐『…困りましたねぇ…』
熊『………』ジーッ
狐『………』
狐『…しょうがないですねぇ』フゥ
狐『…本当に、何でもしてくださるんですか?』
熊『!う、うん!』コクコク
狐『…わかりました、では…』
狐『この森を…貴方に守って欲しいのです』
・・・・・
194: 1:2012/2/7(火) 01:20:55 ID:Yj.03b4SUs
熊「…というわけで、今は助けてもらった恩返しにこの森を獣や人間から守ってるんだ!」
リス「なるほどなぁ…」
兎「狐さん、熊さんの命の恩人だったんですね…」
熊「どうどう?なかなか素敵なお話でしょ?」ニコニコ
リス「素敵っつーか…まぁお前の間抜けさはよくわかった」
熊「!?」ガーン
兎「リ、リスくん…」
リス「お前がオレたちを食おうとしない理由も、追いかけてきた理由もよくわかったよ
……だけどな!」カッ
熊「!?」ビクッ
リス「オレは、お前にまだ聞きたいことがある!」ビシッ
熊「えぇ!?何!?何!?」
195: 1:2012/2/7(火) 01:21:51 ID:RQHWy6SVUI
リス「お前は熊だ、動物だ!」
熊「え…う、うん…そうだけど…」
リス「じゃあ、何でオレたち半獣と普通に話してられるんだ!」
兎「…り、リスくん…」
リス「半獣のオレたちを…気持ち悪いって思わないのか?汚いって思わないのか?」
熊「………」
リス「…ほんとは、こうしてる今もお前はオレたちのこと…」
熊「…どうして?」
リス「え…」
196: 1:2012/2/7(火) 01:22:09 ID:RQHWy6SVUI
熊「どうして君たちのことを僕が気持ち悪いと思うんだい?」
リス「…だ、だって…それは、オレたちが…」
熊「半獣だから?どうして半獣だと気持ち悪いと思うんだい?」
リス「………」
熊「僕ねぇ、半獣も動物もそんなに変わらないと思うんだ」
熊「そりゃあ姿形はちょっと違うし、僕の仲間にも半獣のことを酷く言うヤツだっているけどさ」
熊「半獣だって動物だって、良いヤツもいれば悪いヤツもいるし、喜んだり悲しんだりする、同じ生き物じゃない」
熊「その中に違いなんてないのに、どうして動物と半獣は仲良くできないんだろうって、僕ずっと思ってたんだ」
197: 1:2012/2/7(火) 01:22:58 ID:8tkFDEA3hA
熊「だからね、自分のことを汚いとか気持ち悪いとか、そんなこと言っちゃダメだよ
それって、すごく悲しいことだよ」
兎「…熊さん…」
リス「………」
熊「それにね、半獣はみんないいヤツらばっかだよ!食べ物分けてくれるし、作るご飯はおいしいし、僕は好きだな!」ニコニコ
リス「…ぶっ」
熊「?」
リス「おま…結局食い物ばっかかよ…!やっぱ間抜けだな…ぶふっ」
熊「!?」ガーン
リス「…へん!お前に説教みたいなこと言われなくてもわかってるっつーの!」プイッ
熊「ひ、ひどい…!」
兎「………」
兎「…ふふ」
兎(動物も人間も、みんな熊さんみたいだったらいいのになぁ)
198: 1:2012/2/7(火) 01:25:35 ID:.R2uKKmvEM
リス「…ん、そういえば」
リス(なんか大事なこと忘れてるような…)
兎「…?リスくん?いきなり考えこんでどうしたんですか?」
リス「……!あああっ!」ハッ
兎「!?」ビクッ
リス「そ、そうだ…こんなことしてる場合じゃねぇ!兎、早く小鳥にマフラー届けて帰らないと、狼帰って来ちまうぞ!」
兎「…あぁっ!そうでした!」ガーン
熊「ん?どうしたの?なにかあった?」
兎「は、はい…だいじな用事をわすれてて…!」
熊「あー、そっかぁ…じゃあ急がないとだね!」
リス「……」
兎「……」
熊「?」
リス「…どうすりゃこの崖登って帰れるんだよ!」
熊「あ」
199: 1:2012/2/7(火) 01:27:14 ID:0lWWzKe/lQ
熊「そーだ、僕たち崖から落ちちゃったんだったねあはは!」
リス「あははじゃねぇよ!元はと言えばお前のせいだろ!」
兎「ど…どうしましょうリスくん…」
リス「…んん…この崖そんなにでかいってわけじゃなさそうだけど…さすがにオレたちには登れないから回り道を探すしかねぇな…」
兎「…ま、回り道ですか…」
リス「おい熊、お前ここから上に抜けられる道とか知らねーのかよ」
熊「えー、わかんないよぉ
僕方向音痴だし…」
リス「ちっ…図体でかいだけでほんと役に立たねぇな…」
熊「」
兎「あぁっ、熊さんがショックでまっしろに…!」
200: 1:2012/2/7(火) 01:30:49 ID:Yj.03b4SUs
今日の更新はここまでになりますー
ちょびっと補足すると、熊さんが動物なのにペラペラ喋ってるのは、半獣は動物とお話できるから…みたいな理由です
人間から見たら多分熊が唸ってるだけに見えるんじゃないかな…という
好都合設定ですみません…w
それではおやすみなさいノシ
201: 名無しさん@読者の声:2012/2/7(火) 20:47:31 ID:dlQNzFl2N6
熊が可愛すぎる!
つC
202: 1:2012/2/8(水) 01:22:05 ID:1l4abc9L3I
>>201
気に入って頂けてうれしいです(*´ω`*)
支援ありがとうございますー!
203: 1:2012/2/8(水) 01:22:42 ID:1l4abc9L3I
ザッザッ…
リス「ハァ…とりあえず上に出れそうな道を進んでみてるけど…」
兎「ぜんぜん違う方に向かってるみたいですね…」
熊「あの…なんかごめんね僕のせいで…」ショボ
リス「ほんとだよ、ったく…」
兎「く、熊さんげんきだしてくださいっ
おちこんでてもしょーがないですよ!みんなで協力してがんばりましょう!」グッ
熊「…兎ちゃん…!」ジーン
熊「う、うん!そうだね!僕がんばるよ」
リス(こいつらのポジティブさって一体どこから来てんだろう)
204: 1:2012/2/8(水) 01:23:14 ID:1l4abc9L3I
リス「……」イライラ
兎「!」
兎「…リスくんもそんなこわい顔しないでくださいよ!ほら、にこにこーっ」ムニッ
リス「!?いっ、いひなひなひふんだほ!
(※いきなりなにすんだよ)」モゴモゴ
兎「えい、えいっ!」ムニムニ
リス「ちょっ…、ほんほひほほうほ!
(※ほんとに怒るぞ)」ムニムニ
熊「あはは、リスくん面白い顔ー!」
リス「…っ!」ブチッ
リス「でえええいお前らいい加減にしろぉぉぉ!」ドカーン
熊「うわああああ!」
兎「リ、リスくんが爆発しましたー!」
205: 1:2012/2/8(水) 01:23:26 ID:1l4abc9L3I
リス「兎…お前なぁ!迷ったのは熊のせいだとしても、元々こうなったのはお前が勝手なことしたからだろ!もしかしたら最悪帰れなくなるかもしれないんだぞ、何でへらへら笑ってんだよ!?」
兎「…え…」
リス「…もうちょっと真面目に考えろ!」
兎「…あ…っ」
兎「…ご、ごめんなさい…」シュン
リス「……ちっ」
熊「ち、ちょっとリスくん…言いすぎだよ
兎ちゃんも僕たちをはげまそうとしたんじゃ…」
リス「ヘタレ熊は黙ってろ!」
熊「」
206: 1:2012/2/8(水) 01:23:40 ID:1l4abc9L3I
リス「…ったく…」
ポロ…
リス「…え…」
兎「…ひっ…う…わ、わたしっ…」ボロボロ
リス「!?」ギョッ
熊「…あーあ…リスくん泣かしちゃった…」
リス「なっ…う、兎!?おま、何も泣かなくても」オロオロ
兎「……っ」
ダッ!
熊「あっ、う、兎ちゃん!?」
リス「ちょ、1人でどこいくつもりだよ!」
リス「…待てって!」バッ
熊「えぇ、リスくんまで!?ま、待ってよぉ!」
207: 1:2012/2/8(水) 01:24:00 ID:1l4abc9L3I
ダダダッ
リス「…あ、あいつ何であんなに逃げ足早いんだよ…!」ゼーゼー
熊「う、兎だからじゃないかなっ!?」
リス「わざわざこの場面でそんな長所生かさなくてもいいだろ!」
兎「…こ、こないでくださいっ!わたしがいると、みんなに迷惑がっ」グスッ
リス「あ、あほか!迷惑かけたくないなら止まればか!」
兎「いーやーでーすー!」
リス「このやろっ…!」
熊「…あ、リスくん」
リス「あ!?なんだよ!」
熊「…ぼ、僕、ちょっと…やばい…かも…」ヨロリ
グラッ…
リス「!?」
ドスーン!
208: 1:2012/2/8(水) 01:24:11 ID:1l4abc9L3I
兎「!?」ピタッ
兎「な、なんの音…」クルッ
リス「…ぐっ…」
リス「…このクソ熊っ!なんでいきなりオレの上に倒れてくんだよ!どけ!おーもーいいい!」ジタバタ
熊「…うぅ…」キュー
兎「リ、リスくん…?熊さ…」
熊「…お、お腹が…」
リス「はぁ!?」
熊「お腹が減って…動けな、い…」
リス「………」
兎「………」
リス「…こ、コイツ…」
リス「…ほんっと、ありえねぇ……」ガクッ
209: 1:2012/2/8(水) 01:29:14 ID:0lWWzKe/lQ
今日の更新はここまでになります!
あとですね、報告…というか
実は私、昨日から流行りのインフルエンザにかかっておりまして…
ちょっとずつでも更新するつもりですが、もしかしたらまた放置になってしまうかもしれません…すみません
早く治して更新がんばります…!
それでは皆様、体調管理にはお気をつけを…!
おやすみなさいノシ
210: 名無しさん@読者の声:2012/2/9(木) 00:08:37 ID:IPOYYxWBsA
支援!
ゆっくり治してください
つバ●ァリン
211: 名無しさん@読者の声:2012/2/9(木) 00:35:27 ID:1a9ezyriWs
つホ○カリ
212: 名無しさん@読者の声:2012/2/13(月) 22:09:56 ID:KZsUceHXj.
放置なうえに糞つまらんな
213: 名無しさん@読者の声:2012/2/13(月) 23:40:12 ID:RQHWy6SVUI
インフルエンザ(笑)で放置するなら最初からスレ立てんなや
214: ◆sX12SICkqs:2012/2/14(火) 00:43:53 ID:2f6ATVrpfk
しえん
215: 名無しさん@読者の声:2012/2/15(水) 01:18:39 ID:OLJrvwOaM2
熊「よろしい。ならば戦争だ」ばさぁっ
ノーマークだった。1から見てくる
216: 名無しさん@読者の声:2012/2/19(日) 15:29:14 ID:cSpAHp.McE
インフルエンザ大丈夫ですか?
リス可愛いです!
支援
217: 名無しさん@読者の声:2012/2/21(火) 21:59:22 ID:2aKOOxDAzc
ゆっくり休んでね!
218: 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
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