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チーム:戦場【過去】
[8] -25 -50 

1: 名無しですが何か?:2012/3/4(日) 10:24:30 ID:1lvOPQUkic
お題【過去】

下記の順番でお願いします。

中尉◆cOIgqKv6jA
すねいく ◆0t5/cFgdog
RPG-16 ◆IdiNUmysdc
師団長 ◆YAChL6C6So
寺 ◆Mark.SEX8M
小隊長◆ot5mUCvfCo



2: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/5(月) 00:17:02 ID:r53T9DezoM
お客様に質問があります

もし『過去』に行けるとしたらどうなされますか?

…………………

なるほどなるほど

大なり小なりはありますが……

お客様の結論は全て同じ

『未来』を変えたい

と、いうことですね

いえいえ何も悪いことはございません

誰だって変えたい事、無かった事にしたいモノは沢山ございます
かく言う私も苦い経験が……

おっと、つい話がズレてしまいました

えぇと、これから行う事はですね

軍人を使ったちょっとした試験です

はい、人から『未来』を奪う人達のことです

今回はそれをしたがらない人を試験に扱います

……はい? 試験の詳細ですか?

ふふ、よく言いますよね『運命からは逃れられない』と
これ、要は決まった物事は絶対に行われると言うことです

……おや? お気づきになられましたか?

はい、その通り

『現在』までに人を殺した人が『過去』に戻った時に、人を殺さない『未来』を創れるか

それが今回の試験の目標です

……まぁそう言わず。見終わる頃には気に入ってくれますよ

『運命』に飲み込まれ『未来』を辿るか

『運命』に抗い『未来』を創るか

結果はごろうじろ……
3: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/5(月) 08:11:39 ID:RGhT0WXoMQ
ー0535ーとある戦場ー

もう嫌だ。この3日で何人殺した?

最悪だ。そもそもなんで戦ってるんだ。

コノアタリニイルハズダ!タイチョウ、ココニチノアトガ!

相手だって同じ人間だろう。

イタゾ!ウテ!コロセ!

今更後悔したって遅いよな。

ニガスナ!ノコリハアイツダケダ!

お前の考え方は甘い、か。
上官、それでも、俺はこれ以上…

ああ、みんな、ごめんな。俺のせいで。

ダダダダダダ!ウワァ!ベイブロウダ!!ニゲr







…おい!…っり…ろ!
まだ…んじゃいない!早……療………




……

………………
4: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/5(月) 08:42:16 ID:U6JcNKAVDk

 ──彼は起きたか?

 ──まだか。仕方ない、あの傷だったのだからな。

 ──主任! 彼の意識が……!

 何やら周りがうるさいな。人が寝てるのによぉ……。

 薄く目を開けると、無機質な部屋が眼中に広がる。

「おお、軍曹、起きたか」

 無精髭を生やしたおっさんが俺を覗き込んでくる。

「体は動くかね?」

 体が動くのは当たり前で──

 キゥィィィィン……

 俺の腕が機械ぃぃぃぃぃぃぃ!?
5: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/5(月) 09:02:34 ID:SHIfJkK4AE
首を上げ体を見渡してみるが生身が見えない。

「こ、これはどういうことですか!?」 

「君が我々のところに来たとき、既に全身の壊死が始まっていた。これを見てくれ。」

そう言うとおっさんは二枚の写真を見せてきた。 

「これが・・・俺の身体・・・ですか?」

一枚は傷だらけの全身が、もう一枚は今の、機械化された全身が写し出されていた。  

「普通の方法では君を助けることは出来なくてね。ちょうど実験中だったこの機械化肉体を君に施したんだ。」


6: 寺 ◆Mark.SEX8M:2012/3/5(月) 11:32:37 ID:QWKkgR91fw
そう言われ、手を開いたり閉じたりしてみる

違和感は全くない――

いやむしろ長年銃を手にしてきたせいで硬くなった豆がなくなり、動かしやすい

少し音がでるのが気になるが、騒音の中では気づかないだろう

しかし、しかしだ
こんな非科学的なことを信じていて、軍人など勤まらない

軍人は常にリアリストでなければならないのだ
ここはきっと夢であり、戦場で瀕死になっている俺が、苦しさ故に見ている願望幻覚だろう

「流石に混乱しているようだね」

おっさんが言う

「もう少しだけ休みなさい。君にはこれから苦労をかけるだろうしね……」

そう言うと、俺の意識はだんだんと靄(もや)がかかっていき、俺の意識は再び闇に堕ちた――‐
7: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/5(月) 13:48:44 ID:16KxvmO2Jc
「私が君にしてやれるのはこれくらいしかなくてね。これからが過酷だろう」

もう聴こえてないか、と彼を見て呟く。そして――――…………




「という夢だったのさ、……なんて言えないな」

俺は起きて体を見ると夢でないと認識させられる

「さて、これからどうしたものか」
8: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/5(月) 21:33:56 ID:LmdSQKigs6
どうしたものか、言ってみたはいいものの全身機械化した人間なんて今のところ俺以外にはいないだろう

だからどうすればいいかも解らない、解るはずがない

「……やっぱり飯とかいらないよな」

人間だった頃の生理現象もほとんど無くなっているらしく、食欲も無ければ性欲もない。かろうじて睡眠欲があることは先程証明された

「……つっても強制スリープモードって可能性もあるか」

お偉いさんも勝手なもんだ、此処まできたらいっそのこと殺して欲しかった。これじゃ只の殺人兵k「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

「………騒がしいな、誰か問題でも起こしたのか?」

と言っても自分がこんな状況じゃ何があっても……いや待て、明らかに声が大きくなってきている、つまり声の主が近づいている

「この声、まさか……」

間違いない。『奴』が来たのだ

「男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

そして『それ』は俺の名を呼びながら―――――

「起きてるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?」

この部屋のドアを思いっきり蹴り飛ばした――――――――
9: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/6(火) 08:47:20 ID:LspVCdd8cE
バキャンと物凄い音を立ててドアそのものがこちらへ飛んでくる。

「あぶねぇ!ハァッ!」
咄嗟に右ストレートを放ち、ドアの勢いを殺す。

しかし、右ストレートがドアをぶち抜きそのまま吹き飛ばされた。

「オウフ…」

「おお!生きてたか!ハッハッハァー!」

生きてかかって、あんたに消されるとこだったよ…

ドアを吹き飛ばした張本人はケロッとした顔で近付いてくる。

圧倒的な存在感…!溢れ出す筋肉…!輝くスキンヘッド…!


そう、奴が。奴こそが伝説の…
10: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/6(火) 18:26:42 ID:SHIfJkK4AE

「スイーパー、お掃除大佐が何でここに……」

 豪快に笑う大佐に言う。

 因みに、『お掃除大佐』や『スイーパー』とは、彼が行った戦場が掃除された赤い絨毯ようになってしまうことから付いたあだ名らしい。

「いやぁ、我が隊の古参メンバーが機械になったって聞いてなぁ! 面白そうなので見に来たって訳だ!」

 いや、そこは心配しろよな……。

「まあ、この件は置いといてだな。次の戦場が決まったからな、迎えに来たのが本命だ」
11: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/6(火) 19:28:36 ID:sdOKoiAXn.
「すぐに戦線復帰せよ・・・と?」

大佐「そうだ。身体の調整やらなにやらは向こうで行う。」


大佐はそれだけ伝えると「酒を飲みに行ってくる」と言い残し飛び出していった。 


12: 寺 ◆Mark.SEX8M:2012/3/6(火) 21:41:13 ID:E9Yg4jZtd.
「ははっ、やはり大佐は変わらないな!」

それが堪らなく嬉しい

しかし俺はここで違和感を覚える
(あれ?おかしい……)
(おかしいぞ……?)

(なぜ大佐はここにいる?)
(そんな筈はないだろう?)
(何故何故何故何故?)

次々と言葉が頭の中を駆け巡る

(そんな……彼がここにいるわけがないんだ………)

(だって彼は……)

「俺が殺したのだから」

━━―――‐‐

13: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/7(水) 06:40:42 ID:s34UTNp0wM
(混乱している、といった表情か。まぁ無理もないだろう)

大佐はニヤリとして続ける

(死んだはずの、ましてや殺したはずの人間が目の前にいるんだからな)


時は少し遡る――――…………
14: 名無しですが何か?:2012/3/7(水) 10:08:34 ID:A6Fs2eM77k
「ここは……?」

ここはどこだ、俺は戦場にいた筈だ

「一見、個人まりしたBARのようだが…」

いや、そもそも私は死んだ筈なのだ
彼に殺してくれと命令したのだからな

「それについては私が説明しよう」

「っ! 誰だっ!」

背後を盗られるとは不覚…! だが即座に慣れた構えに入り、相手を正眼に――

「私の名前はメイドマン、ご主人様の命によりお前はふたなりCDを聴きながら私の奉仕を24時間を受けるのだ」

――殴った、素晴らしい右ストレートだったと思う
起き抜けに自分に負けず劣らずのマッチョがメイド服を着ていたのだ
そりゃやってられんちゅうねん

「フンッ、精子! 間違った笑止!! その程度でメイドが倒せるか!」

「貴様のようなメイドがいるか!」

なんなんだよコイツ、殴ってもケロッとしてるし、目には猛毒だし

『はぁ……だから私が説明するといったじゃないか』

新手!? まだいたのか!?

『そう構えなくてもいいよ、私は彼と違って良識はあるほうだ』

そう言って男とも女ともとれぬ声を持った人間が、我が輩の目の前に現れた

『こんにちは、私は……まぁ《マスター》とでも呼んで下さい』

「……」

人懐っこい笑顔で自己紹介を始めたが、コイツからは言い知れない違和感を感じる。まるで人間じゃないような違和感を

「そして私がご主人様の使用人であるメイドマンである! さぁ、ときめいてタヒね!」

コイツは人間と思いたくない
15: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/7(水) 14:20:15 ID:rbgnc3/Flg
メイドマンが叫ぶと同時に、周囲が輝きだす。

「ふわあああああ!ときめいてしまう!やめろおおお!」

マズイ!このままだとあんな変態にときめいて逝ってしまう…!

それだけは嫌だ、絶対に!
『やめなさい』サッ

いつの間にかメイドマンの前立ち塞がり、手をかざすと光が弱くなっていく。

「…うぅっふぅ、何のつもりだ?」

『だから、私が説明すると言っているのですから…』

『それに、ときめかれても困りますしね』

ごもっともである。せっかくまともに話せそうなのに、逝ってしまっては元も小もない。

「…俺が今置かれている状況を教えてくれないか?」

『そのつもりです、お騒がせして申し訳ない』



……

…………


16: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/8(木) 08:30:49 ID:bfKAa5dNW6
12時間ルール適用 
ついでにパスします。
寺さんお願いします。
17: :2012/3/8(木) 17:30:24 ID:1skTqWjWmM
「な、なるほどな……」

まとめるとこうだ

・ここは現実ではない。
・そして直に俺はここを去る
・目が覚めたらテストの開始


「で、なんのテストなんだ?」

『それはお答えかねます……申し訳ない』


(ふむ……まぁ大方、この体の動作チェックだろう)

(ん?まてよ?だとしたらこれは夢だよな……?)

(なぜ夢のこいつに指示され、しかもそれを実行しようとする……?)

「なぜ、夢の住人のお前たちが俺に指示をする?お前らは俺の意識であって俺g!?」

その瞬間、意識がブラックアウトし、そしてまた明るくなる

18: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/9(金) 06:21:10 ID:3s89PAnmDA
不思議な感覚に包まれる

(俺は大佐と話していて、それから……たしか大佐との『何か』を思い返していたはずなのだが、気が付いたときにはBARにいた)

『何か』については思い出せない
何故過去から夢の中へ遷移したのか考えていて気付く

(ここはどこだ?あいつらはどこに消えた?)
19: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/9(金) 07:54:38 ID:mBtIYw0/FI
「おい、ボーッとしてどうした、寝てるのか?」

そう言って話しかけてきたのは伍長だ、知り合ったのは入隊後だが何度か同行して仲良くなった

「夢でも見ていましたか? まだ向こうに着きませんから寝てて構いませんよ?」

コイツは曹長、入隊前から付き合いがあり、俺の親友でもある

「いや……、まぁ夢だな」

所詮夢だろ。そう思う事にした

「余裕だな……、これから体弄られるなんて、俺からしたら相当キツいだろ…」
コイツは語尾に大抵「だろ」をつける、最初は気になったがもう慣れたものだ

「今更だからな」

「そうですよ伍長君、軍曹君は多くの人に弄ばれて既に普通の感覚ではないのですよ」

「待てやコラァ」

誤解の招く言い方しやがって、俺を弄った回数ならお前がNo.1だよこの野郎

「その後から配備されるんだろ? 少しは休ませてほしいだろ……」

「……」

「確かに、しかも軍曹君の事は既に知れ渡っているでしょうし」

「……」

目立つのは嫌だが……、それ以上に戦いたくない。殺したくない

「でももっと目立つ人が着てますからね、皆そっちに注目するでしょう」

「おぉ! 俺もあの人に会うのは楽しみだろ!」

「? もっと目立つ人?」

「あれ? 聞かされてませんでした?」

初耳だ

   エールガン
「《超激励砲》、修三中将が同行するんですよ」

……はい?
20: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/9(金) 11:06:11 ID:IN477epKsQ
すまん、今日書けそうにないからパスでオナシャス
21: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/9(金) 14:47:08 ID:J77dTcstGk

「エールガン?」

「えっ!? 皆の注目の的を知らないのか? 信じれねぇだろ……」

 曹長が驚愕を露にする。

「こっちは色々忙しかったんだって……。仕方ないだろう?」

 取り合えず、伍長に説明を求めることにした。
22: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/9(金) 15:43:11 ID:m39nCD4Sqo
「松丘修三。士官学校24期生首席。予備役中将であり、各戦域で鼓舞激励や新兵訓練、徴兵活動に尽力なさっておられる。これぐらい常識だろ?」 


一々将軍連中の名前など覚えてられるかと思ったが、むしろこんな末端の兵士にまで知られているくらいだ。さぞ素晴らしい人なのだろうと素直に期待することにした。

「ところでなんで超激励砲なんて言われているんだ?」
23: :2012/3/9(金) 21:29:09 ID:DqwtwHeU8E
すまんパス
24: 富士山 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/10(土) 06:38:07 ID:cMaoTiPI7I
「一言じゃあ言い表せないだろ」

「あえて言うなら、強靭!無敵!最強!!ですかね」


噂の男に会ってみたい気持ちが膨らんできた
25: ◆cOIgqKv6jA:2012/3/10(土) 15:42:54 ID:LmdSQKigs6
※駐屯地※

\もっと熱くなれよぉぉぉぉぉぉぉぉ!/
   ( ゚∀゚)o彡( ゚∀゚)o彡
  ( ゚∀゚)o彡( ゚∀゚)o彡( ゚∀゚)o彡
( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)
( ⊂彡( ⊂彡( ⊂彡( ⊂彡( ⊂彡
|  | |  | |  | |  | |  |
し⌒J し⌒J し⌒J し⌒J し⌒J


「( ゚∀゚)o彡゚」

「(絶句)」

「いやぁ、噂に違わず凄い志気と熱気ですね」

確かにこれは凄まじい
伍長は既にノリノリ、数百m先からも聞こえる激励
これぞまさしく『超激励砲』
新手の新興宗教と言われたら納得するレベルだ

26: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/11(日) 12:30:23 ID:PrSVaKhRT2
「物凄いってことは理解したよ」
ありゃ物凄い以外なんでもないな。

「…ただ、これは戦えるのか?」

「それは…ああ、もも問題ない…と思う」
「実は誰も彼が戦っている所を見たことがないんだ」
「でもよ!任務は全部成功してるんだぜ!大丈夫だろ!」

なるほど、評判自体はいいのね。

「そもそも、何故そんな人がここにいるんだ?」
今回の任務は簡単に終わると聞いていたが、何故エリートの彼が俺達の部隊に来たんだ?

「そういえばそうだな、でもあの人に任せればすぐに終わると思うぞ」

…能天気だな。しかし、エリートと共に行動できるなんてラッキーだな。


「ん?ちょっと待てよ…」
この会話、どっかで話したような気がする。

「どうした?」
伍長が声をかけてくる。

「あー、いや、大j」
「わかった、久しぶりの任務だからって緊張してんだろ?大丈夫だって!」

そうだな、多分緊張してるんだ。俺は。

「ちょっとトイレ行ってくる、ゆったりしてくるよ」
「マスかくのも今のうちだぞー!トイレットペーパーの箱を調べとけ!」
「」

…声デカイよ、伍長…
27: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/11(日) 14:28:48 ID:S/.B8nd9vU

 どうも体が不調だ。体の何処かがひっかかっる感じだ。

「しっかし、楽とは言え、面倒な場所としか思えない基地だな……」

 なんたって基地全部が新興宗教だからな。その中将の意に沿わないと消されそうな気がするぞ……。

 俺はため息と共にズボンを下ろした。
28: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/11(日) 16:16:33 ID:jS1deeLxrU
「ふぅ・・・・・・・・」

用を足し手を洗う。どうやら内蔵や性器はかろうじて生身のままのようだ。

「一先ず、着任報告に行かなければダメか」

隊を異動する際、異動先に到着したら、隊長に報告するのが規則である。
しかし、自分の場合研究中の技術「機械化肉体」をしようしているため、医務部と野戦実験隊にも報告が必要らしい。

「医務部はともかく、野戦実験隊か・・・・」

野戦実験隊―――
最高司令部直属の部隊で、正式には「統合軍物資研究開発隊特殊機材部臨床班」というらしい。

この部隊はとにかく悪い噂しかない。捕虜を使った人体実験をはじめ、一般人を対象とした新兵器の評価試験、遺伝子操作によるエリート兵の育成実験等々・・・・・ 

出来ることなら関わりたくないが上からの命令である以上、行かなければならない。 
彼は深いため息を吐くと野戦実験隊の隊舎にむかうのだった。
29: :2012/3/12(月) 00:16:03 ID:uAZokJ0pgM
「はぁ………なんだってこんなことに………」

思わずため息がでる

イヤダァァァァハナセェェェ!
ヤ、ヤメテクレ!!!イッ!?ギャアアア!!
キチク!ゲドウ!!
ワガハハガホホエミカケルノガミエルゾ!!
アッー!!!!


部屋のあちこちから聞こえる恐怖と絶望に満ちた悲鳴が聞こえる

ボトッ…

目の前に恐らく捕虜のものであろう腕(・・・)が落ちてくる

(自分も似たような状況にあったと思うとゾッとするな……南無)
少しの嫌悪感を覚えながら部屋を進んでいく

30: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/12(月) 03:02:08 ID:Wg71gy3ljY
「……何故まだ着かない」


ここは一部屋が広い。部屋の数も多い。すなわち、建物が広く大きい
したがって、入り口から最奥のお偉方の部屋まで距離がある

捕虜や被検体の数が多く、あらゆる所で実験が行われているため、嫌でも実験の様子を見なければならないのだ
31: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/12(月) 09:28:26 ID:j12rvBlw.A
「誰だ! そこで何をしている!」

「!」

当ても無くさまよっていたら後ろから呼び止められた
流石に怪しかったか
「む!? そこにいるのはまさか最近機械化されただの噂の軍曹か!」

「え? あ、はい」

どうやら向こうは此方を知っているらしい

「失礼! 自己紹介が遅れたな! 私はここの管理を請け負っている『博士』だ! よろしく頼むぞ!」

なんつーか最近人が良く増えるな(゚д゚)彡
てかテンションたっけーなこの人

「ご丁寧にどうも、軍曹です」

「ふむ…」
「?」

なんか急に神妙な顔し始めたぞ

「どうやら軍曹とは奇妙な縁を感じるな! 乙女座の私はセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない!! もしかしたら君と私は運命の赤い糸で結ばれているのかもしれないな!」

(えええーーー!?)

なんか急に壊れたよこの人ー!?

「あれはいつもあんな感じだから気にしなくてもいいですよ」
「はあそうなんですか」

「ところであなたは?」
「あ、どうも『助手』です。あれの手伝いをやってます」

ナチュラルに混ざってきたが相当苦労しているのが解る

「私を無視するとは…、この気持ち…。これが嫉妬か!? 軍曹は私への愛情より助手への愛情をとったのだな!?」

「博士、そのセリフ色々な意味でギリギリなんで自重して下さい」

この人の中で俺はどこまで関係が進められたのだろうか
なんかもう嫌だこの人、ノリで生きてきた感じが曹長そっくりだ

「そんなことより迷ったのだろう? 案内をしてやるからどこに行きたいのか言ってみるといい」

(急にまともになるなよ…)
「じゃあお願いします。場所は…」
32: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/13(火) 22:44:36 ID:n1hfsVKBwQ
2日も放置ですまない…パスお願いします…
33: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/13(火) 23:03:15 ID:8E/OsEWieY

「じゃ、じゃあ……『野戦実験隊』の事務室の方へ」
 そう言うと、博士は微笑を浮かばせる。

「素直なところが素晴らしいな」

「博士、どういうことなのだい?」

「興味以上の対象と言うことだよ」

 そんな博士と助手の会話を前に俺は大きくため息をつくしかなかった。
34: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/14(水) 09:55:12 ID:Y038A0Kxjs
申し訳ありませんがパスします。 

35: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/15(木) 08:40:45 ID:uAZokJ0pgM
寺さん飛ばします



「さて、行こうか」


ヤ、ヤメロ!ヤメテクレェェーーーー!!


慣れてしまっているからだろうか?
二人とも表情を変えることはなく
彼はそれを恐ろしく感じた
36: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/15(木) 22:10:24 ID:swnFGLFa9U
「む? どうやらこの断末魔が気になるようだな」

顔に出ていたのか、気づかれてしまった
「安心しろ、これはこの施設に人を寄せ付けない為のカモフラージュだ!」

「え? そうなんですか?」
<ヤメテクレェー!
「あぁそうだ! この部屋も騒がしいが拷問なんてしていないぞ!」ガチャ

「もう嫌だー! 誰か助けてくれー!」
「何でも言うからこれ以上変な実験しないでくれー!」
バタン!

「どうやら取り込み中だったらしいな。出直すか」

いやいやいや!

「あの、今の見間違いじゃなければ明らかに『アレ』な場面だった気が…」

「興味があるなら今入っても構わん! まぁ、命の保証はせんがな!!」

こいつはくせぇーー! 触れちゃイケない系のにおいがプンプンしやがるぜぇーー!

<ドウダ? モットビリビリガホシイカ? ダッタライウコトガアルダロウ?

「そもそも今のは拷問じゃなくて実験でしたしね」

<ハァハァ…ワ、ワタシハビリビリガスキナイヤシイブタコデス! スタンガンオシツケラレテヨロコブヘンタイデス!

「そうだ! あれは実験だ! ウチの拷問はむしろ癖になると評判だからな!」
<チガウ、オネダリジャナイ。ジョウホウヲハケ、ジョウホウヲ(グッ

さっきから聞こえるのはそれかよ

<アッー!(ビリビリ


37: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/17(土) 16:08:27 ID:N02vRrvU6w
恐ろしい実験の行われている部屋をスルーして、事務室で手続きを終える。

手続き自体は書類にサインだけだったので、ものの数分で終わったが…

「ちょっといいかな?」
「えっ?」
バチバチ!

「うあああ…」
突然体に電流が流れる。

「…悪いが、もう一度だけ眠っててくれよ」
博士は隠し持っていたスタンガンを見せびらかすかの様に目の前に持ってくる。

…どうやってあんなゴツいスタンガンを隠し持っていたのだろうか。

「なん…で…」
「すみません、深い理由はまだお話できません」
助手は申し訳なさそうに言葉を続ける。

「ですが、あなたには使命があるのを忘れないで下さい」

…使命?なんの…こと…

「まあまあゆっくり休んでくれ、時間はまだ残っているからね」

博士のニヤケ顔を最後に、また意識はブラックアウトした。
38: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/17(土) 20:33:18 ID:JWH1OVm5W6

「さて、助手よ。始めようか」

「本当にするのですか? 彼の承諾は……」

 戸惑いながら聞く彼に博士は堂々に言い放つ。

「無論必要ないさ!」

 助手は大きくため息をついていた。

 そして、博士は言い放つ。

「始めよう! 改造を!」
39: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/18(日) 10:48:27 ID:2r75fYVaHg
――――・・・・・・・ 
シュゥゥゥウオォォォォン・・・・・ズドドーン・・・テッキセッキン! 
ドタタタタタタン・・・・ズーン・・・ズーン・・・・

?「―きろ!おき―――ろう!」

(誰だ?未だ寝させといてくれ)

コウタイ!コウタイシロ!ヨビジンチマデハシレ! 

?「起きろ!―退命―がで――!」

(こいつは・・・・誰だっけ?ここはどこだ?)

?「しょうがない、背負うからな!いよっと!」

(待て・・・確か今動いたら・・・)
?「よし!いくぞ!」

ホウゲキダー!フセロー!

?「えっ?」シュルシュルシュルズグォーン

――・・・・実験隊医務室

軍曹「・・・・・(パチリ)。・・・見知らぬ天井だ。」

助手「起きましたね。」 

「助手さん・・・・あれはいっ「いや〜君が急に倒れたときはどうしようかと思ったよ。」えっ?」

「手続きの最中に君はいきなり意識を失ってね。治療ついでに機械化肉体の点検も終ったよ。」
40: 寺 ◆Mark.SEX8M:2012/3/18(日) 20:55:13 ID:702jk76dIA
「どうだい!素晴らしいできだろう!」

そう言われ、自分の腕に目を落とす

確かに素晴らしい出来だ
剥き出しだったロボットアームは傷ひとつない肌(・・・)になっている

足もただの人間の足にしか見えない

ナニは………よし、しっかりある

自分の体をしげしげと見ていると、部屋の扉が開き、博士が入ってくる

「やぁ目が覚めたようだね。いくつか話すことがあるんだ。 そのままでいいから聞いてほしい」

41: ◆ot5mUCvfCo:2012/3/18(日) 22:15:29 ID:U3bVcj/5qQ
近付いてくる博士。軍曹は身構える


「どうした?何故身構えるのだ?」

「いえ、申し訳ない」


意識して行ってるわけではない。身体が無意識に彼らを警戒する


「まぁいいや。実はね」
42: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/18(日) 23:51:20 ID:LYq3KOgHuE
「どうせなら、全て伝えてみようと思ってね」


この気まぐれな一言によって。


「ー!!」
俺は全てを知ってしまった。


機械になった体の意味、記憶の混乱、そして、自分の存在の意味。

そして、この空間の存在を。

「話したところで、どうせ変わらないからね」

「過去にも未来にも、結局は変化を与えることは出来なかった」

「つまり、何かしらの変化がなければ君はここから抜け出せない」

どうして。

「抜けられたとしても、君はまた別のメビウスの輪に飛ばされるだけだ」

こんなこと。

「体を機械にした本当の理由はね」

やめろ…

「     」

そうだよ…
よく考えてみろ…


こレは、一体何回目ノ世界なんダ?

変わらない…変わらない変わらない。何故何も変わらないんだ。

部隊の皆もわかってる筈だ。なのに。なんで。



でも…イレギュラーがあったよな。
前回よりも前の記憶はあまりないけど、今回初めてのことが沢山あった。

それなら、まだ、諦めちゃいけないよな…



43: RPG-16 ◆IdiNUmysdc:2012/3/19(月) 08:05:08 ID:sCEauunfuY

「君には、とある戦場に出向いてもらいたい。そこが君の、いつもの君の、最後の場所だ」

 博士には始めに会った時のようなふざけた感じはない。

「戦場で味方が負けても問題ない。だが、味方が勝っても君が生き残れないのなら、またやり直しだ」

 俺の頭の片隅には消極的な事が思い浮かんだ。

「そ、それなら行かなかったら……」

 だが、そんな弱気は助手が持っていた1枚の紙切れによってかき消される。

「軍上層部からの命令です。どう足掻いても、その死線に出向かないといけません。行かない場合は貴方も分かっているはずです」

 諭すような助手の口調に俺は胸を握り潰されそうな感覚に陥るしかなかった。
44: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/19(月) 12:19:58 ID:VXdAlwo3cA
――――――
「行ったな」

「というか言ってよかったんですかアレ」

「別に言うなと言われた覚えはないし、言わないと約束した覚えもない!」
とんだ屁理屈である「…ハァ」

「どうした? 流石に長時間の改造は堪えたか?」
それもありますが、トドメは貴方です
「まぁそんなとこですよ…」

「ならば良し! 安心しろ! これ以上ない出来だったからな!」
「さきほど彼に説明した仕込み武器、それに『アレ』も正常に作動するだろう!」

 OVER ZENITH
「『限界突破』でしたっけ? なんでまたそんな」
確か前までは付けなかった機能の筈
「彼とは何度も関わったからな、味方を見限るなど不可能だろう。だが人体や只の機械体では不可能な部分もある、そのための『限界突破』さ」

 ┌──┐ 「個人的には
∪|━◎┥∪ この型にしたかったが」
V|  |V
 |日日|「やめて下さい。
 └┬┬┘せっかくシリアスだったのに」
  亠亠

「じゃあ、少し休ませていただきます…と」

「うむゆっくり休むといい」
そう言うこの人の疲れ知らずはとんでもない
だからこそ「実戦」も兼任しているのだが、もしもの疲れなどの理由で出兵が許されたことはない
          エール
「ならば私は部下達に激励でもおくりに行くとしよう。今度は窓を突き破って飛び込んでみるか」
「やめて下さい。後、今から休むのにまたあの騒ぎ起こす気ですか」
45: 師団長:2012/3/19(月) 21:31:23 ID:5Mr.6/17SY
「ふむ、ならば今は控えるとしよう。君も休みたまえ。」

「えっ?どうしたんですか?いつもなら止めても行かれるのに。」

「気分ではないのだ!さぁ、休める時に休みたまえ。」

私がこういうと助手は首を傾げながら部屋を出ていった。 

「・・・頼むぞ軍曹。そして助手。我々にはもう時間が無いのだ。」

軍曹の部隊の宿舎に目をやりながら一人呟く。

外には雪が舞い始めていた。
46: 寺 ◆Mark.SEX8M:2012/3/20(火) 01:13:07 ID:Eck057iku.
あたり一面の白―‐

と、言いたいところだが、所々赤い斑点がある
要は血痕だ

仲間の血……敵兵のかもしれんが…………

そして後ろを振り替える
しかし後ろにはなにもない

正しくは建物はないってことだ
死体やら鉄の塊やらは点々と落ちている。

悲しきかな……俺はきっと何度も死に、そして何度もこの戦場で戦っている………と思う。

手にした愛銃89式5.56mm小銃を手にもち、戦友が待っているだろう死線へと歩みを進める
47: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/20(火) 01:30:22 ID:tAbVF91eFE
博士に言われたことを考えてしまう


(落ち着け、集中しろ。戦場で邪念は命取りだ)


その度に自分に言い聞かせる。これで何度目だろうか
48: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/20(火) 13:41:07 ID:VXdAlwo3cA
「貴方は今までに食べたパンの枚数を覚えているんですか?」ヌッ

「うおぉっ!?」

「ナイスリアクション」

「そ、曹長…」

な、なんでここに…
「お、いたいた。戻ってくるのが遅いから様子見と迎えに来ただろ」

「べ、別に貴方の事が心配だからとかじゃないんだからねっ!」

どうやら整備(改造)には思ったより時間がかかっていたらしく、二人が様子見に来たらしい。曹長は黙れ

「あ、ちなみに私は先程覗きに来たんで詳細は知ってます。楽しそうな人でしたねあの人」

だよね。同類だもんね。
ちなみに博士のあのセンスの理由は

_人人人人人人人人人_
>その方がかっこいい<
 ̄YYYYYYYYY ̄
    〃⌒`ヽ
   从|V八トゝ
   へd´_>`)へ
     |
     |∧
     /
だかららしい、助手さんは諦めてた

「あー…、整備という名の改造手術してたんだって? 確かに腕とか綺麗になってるだろ」

「本当ですね。これはお礼と表して軍曹君の恥ずかしい過去でも教えなくては」

「裏は俺を弄くる仲間を増やす気なんだな? 比喩無しの鉄拳お見舞してやろうか?」

「遠慮します」

せめて 冗談です ぐらいは言え、本当にコイツは……

「さー、収集は聞いてますよね? 気を取り直したところで行きますよ」

…なんだかんだで気を使ってんだよな

「……ありがとな」
「ちょっと死亡フラグはやめて下さいよ! 伍長君が死にますよ!」

「俺なの!? 違うだろ!?」

やっぱこいつむかつくわーなぐりたいわー
49: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/21(水) 12:10:41 ID:qVdJY2WDpg

でも、面白い人にはかわりない。これ以上、仲間を苦しませたくない。

「大丈夫ですよ、任せてください」

「そうか、お前が言うなら問題ないな!」

「そうですね、パパっと終わらせましょうか!」


50: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/21(水) 18:52:37 ID:bGFacmblSk
パスです。お願いします。
51: 名無しですが何か?:2012/3/21(水) 22:19:48 ID:xlrEqSLHSs
身を屈めて進んでいく

辺りは雪原なので当然遮蔽物などない。

「うぅー…さみーよー……熱燗でキュッとやりたいねぇ!」

「静かにしていただけませんか?」
「曹長だってはやいとこ終わらせてSMクラブに行きたいっていってたくせに!」

「いやだなぁ。僕は伍長君さえいれば……」ススッ

「や、やめ!俺にそっちの気はねぇ!!」ゾクゾク

「はははっw三割ジョークですw」ススッ

伍長「」
52: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/21(水) 23:32:23 ID:8A07q3W3go
(そういえば……)

―――この二人は俺が何度もここで戦ってることを知ってるのだろうか―――

いや、博士の口振りから察するにそれはないだろう
ならば、

―――何故博士は俺がここから抜け出せないでいることを知っているのか―――


彼は邪念を振り払えていなかった
53: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/22(木) 10:28:23 ID:A6Fs2eM77k
(彼等は何度も同じ事をしているような口ぶりだった)

(なら記憶を引き継いでいるのか? そのための条件があって、曹長達はそれを満たしていないのか?)
<…クーン
(俺自身、同じ事を何度もやっている感覚はあるが…細かいことはまるで思い出せん……)
<…ソウクーン
(いや待て、博士の記憶を引き継げている…、なら条件を前の俺は知っていたのか? それとも必然的に行うことなのか? くそッ、まだ思い出してないことがありすぎる…!)

「千年殺しッッ!!」
「アッー!」

尻がぁぁぁぁぁぁ!
「な…何しやがる曹長…」プルプル

「それはこっちの台詞ですよ。人が状況、作戦、及び敵の配置、装備、その他の説明をしているのに何ボーっとしてるんですか? 省エネですか? バッテリー切れたんですか? おやこんな所にスタンガンが」

「ごめんなさい」

やべぇ、キレる寸前だ

「ハァ…、もう一度だけ説明しますから、ちゃんと聞くこと。
他の人達は内容の確認をお願いします」

無言でスタンガン押し付けなかったところギリギリで耐えたか
もしくはそれのせいで異常が起きる可能性があったのか

尻の痛みはそれを教えてくれなかった
54: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/23(金) 03:22:30 ID:8SN8Aft7Ms
すいません、パスします…
55: RPG-16:2012/3/23(金) 06:48:24 ID:S/.B8nd9vU

「今回は相手の主砲を無力化する任務になります」

 手元の資料に目を落とす。
「主砲からは男なら憧れるビームが出てきますが、それを出されると味方が一瞬で壊滅します。既に先見隊はその直撃のため蒸発しています」

 曹長がいつになく真剣な表情で説明を続ける。

「次の発射まで、約2時間。その間に我々は超高高度から奇襲をかけ、コントロールルームを占拠、主砲を無力化します」

 手元には、少数精鋭のため危険性・大の文字が刻まれていた。
56: 師団長 ◆YAChL6C6So:2012/3/23(金) 08:13:34 ID:uKAdSKfV2o
外気が体を冷やす。 
高高度からの空挺降下。
幾度となく繰り返したらしく、体はスムーズに所定を完結する。 
陽動の航空攻撃に混じって降下する。
味方機が次々に花を咲かせる中を生身で進む。実に壮観であった。 

――――ドサッ

「着地成功。装備品回収完了。集結完了。」

幸いなことに我々はバラけることなく一ヶ所に降下できたようだ。
57: 寺 ◆Mark.SEX8M:2012/3/23(金) 10:41:13 ID:Wg71gy3ljY
申し訳ないパス
58: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/23(金) 20:49:51 ID:ResPR8T8fs
自分もパスさせてください
面目無い
59: 中尉 ◆cOIgqKv6jA:2012/3/24(土) 00:50:14 ID:rxeRrCzYzo
「各員報告!」

『『『『異常無し!』』』』

「では作戦開始!」

『『『『もっと』』』』ブツッ

<アツクナレヨォォォォォォォォォ!!!!!
<ウワァ!? ナンダ!? アツクルシイ!
<ム、ムネガアツクナル…
「さて僕達は主砲の無力化に入りましょう。当然向こうもこちらの企みには気付いているでしょうが」

外野では中将の信者、じゃない部隊が布教、じゃなかった陽動を行っている
その隙にこちらは目的を達成させてもらうというわけだ

「兵器の停止にゃ主砲そのものを占拠、もしくは周りの電源装置の破壊か。前者の方が楽だろ常考」

「そう簡単に行かないんですけどね」

曹長の言っていることについてはこうだ

・レーザー砲の充填は基地に備えられた各発電装置及び主砲本体に備えられた予備の発電装置で行われる
・発電装置は主砲の充填及び砲身の冷却装置の作動に使われるため破損があった場合は供給が大幅に遅れる
・充填終了は2時間後だが、短時間でも範囲 威力を小さくすれば兵器としては成り立つ
・2時間以内に主砲にたどり着けるかは割とギリギリ
・当然堅固

「他の人にも発電装置を任せていますけどね、一つは我々が片付けなくてはいけませんが」

なんでも主砲に近い位置に一つあるらしい
だから途中で占拠組破壊組に別れるのだ
「役割はさっき決めたな?」

「まぁ途中まで一緒ですしね。頼りにしてますよ二人共」

「「応!!」」
60: RPG-16:2012/3/24(土) 23:32:04 ID:C4OFHBqYdM

 基地を進むこと数分、発電施設に辿り着く。
「おかしいですね……」
「どうした、曹長?」
「考えてみてください、軍曹。ここまでほとんど敵兵と交戦しなかった」
「ラッキーだな」
「……違うだろ」
 伍長がすかさずツッコミを入れてくれた。
「取り合えず、待ち伏せって事が有力ですが……」
 曹長の頭に不安が過ってるようだ。
「取り合えず進むぞ!! 時間がない!」
 そう言って俺は、破壊し終えた施設を後にした。

「あとは、主砲を押さえるだけだ」
61: すねいく ◆0t5/cFgdog:2012/3/24(土) 23:44:57 ID:DsTXTdWOKA
突入と同時に、大量の弾幕が押し寄せる。


「前方から敵の反応!かなり多いぞ…!」

「ビビるな!相手も同じくらいビビってるんだ、冷静に撃てば問題ない!」

「冷静になる暇がありませんよ!」

…コロコロコロ。

「!グレネードだ!隠れろ!」

「なんの!」
転がってきたグレネードを即座に拾い上げ、相手に投げ付ける。

機械の腕ならではの馬鹿力で相手に直接ぶつける。

「やられる訳にはいかないんだよ!」
ドカーン!

ウワーッヤバイヤバイ!
アイツバケモノジャネ!?

「うひゃー…酷いな…」

「あなたも冷静に頭吹き飛ばしてるじゃないですか…」

ナンデアンナニツヨインダヨ!
ニゲロニゲロ!

「逃げてくぞ!そんな簡単に通しちゃダメだろ…」

「まあまあ、進めるだけラッキーですよ」

敵だったモノが散らばった通路を全力で走る。

「セキュリティよりも敵のが厄介だ、数が多すぎる!」

「先ほどのように逃げてくれるのが一番楽でいいんですけどねぇ…」


62: 小隊長 ◆ot5mUCvfCo:2012/3/24(土) 23:58:54 ID:dyp/C3Y4Zs
背後から銃声
負傷し絶命寸前だった敵兵が一矢報いようと放ったものだった

狙われたのは敵兵から一番近かった軍曹。軍曹から見て7時〜8時の方向から撃たれた
全身機械化していたが、唯一の弱点、頭部に命中した


作戦が成功するか否か、大事な場面で凶弾に倒れた



そして…………――――






──主任! 彼の意識が……!
「そうかまたダメだったのか……。次こそは頑張ってくれたまえよ」



end
63: 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
35.12 KBytes

名前:
sage:


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うpろだ
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