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チーム:心の風邪【公園】
[8] -25 -50 

1:🎏 名無しですが何か?:2012/3/4(日) 12:17:55 ID:1lvOPQUkic
お題【公園】

下記の順番でお願いします。

箱 ◆.QsccCfaFA
和紙 ◆HA/LxoPaMk
にこ ◆xZVja5sL2g
みずの ◆9WOdrWl6hY
マネー ◆XVIB4D0Otc
ぎっちゃん ◆sTUr.p2brI



2:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/4(日) 14:51:12 ID:exvtmU8mFk
彼女を初めて見たのは、夜の公園だった


俺はいつも通り、ぼんやりと街中を散歩していて、彼女のことも、景色の一つとしてただ見ていただけだった

彼女はブランコに乗って泣いていた。それも立ち漕ぎで

普通泣くならブランコでさめざめと泣くもんじゃねぇのかよ、と若干呆れながらも、俺は目を離せずにいた

彼女が漕ぐブランコはぐんぐん振り幅が大きくなり、1回転しそうな位になった

俺はため息と共に公園に足を踏み入れ、無警戒に彼女に近づいて呟いた


男「涙くらい、手で拭えばいいじゃないか」

どうせ俺の言葉は届かない、半ば諦めの気持ちで、男は呟いた

しかし、声をかけた途端、男には意外な事がおきた

女「え?何でわかったの?」

男は酷く驚いた
驚きすぎて尻餅をつくくらい驚いた

だって、男の言葉を普通の人間は聞こえるはずがないから

男は、死神だったのだから
3:🎏 名無しですが何か?:2012/3/4(日) 15:08:27 ID:jqvESfnE.I
女も人ではないのか
4:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/4(日) 15:22:01 ID:9iFRvzsqLU
キイキイと耳障りな音を立てながらブランコは失速。ぴたりと止まった。ぱっちりと開いた目で、彼女はこちらを見ている。

女「ねえ、なんでわかったの?」

男「は…え、」

女「なんで?なんで?」

未だに自分に向けられているとは信じがたい問い。彼女はまくし立て俺はたじろいだ。

男「…俺が、見えてる?」

女「変な質問しないで」

男「俺は死神だ」

女「やだ厨二」


泣くのを忘れたのか、ゲラゲラ笑いながらまたブランコを漕ぎ出す。膝丈スカートから伸びる彼女の脚は、死んだ魚の腹のように白かった。
5:🎏 にこ ◆xZVja5sL2g:2012/3/4(日) 16:50:06 ID:WkdRlq7aYo
女「ねえ」

ひとしきり笑い、小さくため息をついて彼女がこちらを向いた。

女「天国って、本当にあるの?」

知らん。死に神の俺に聞くことか?
バカらしい‥適当に答えて、さっさと仕事に戻ろう。

男「あるよ。だがお前たち人間が思っているような世界じゃあない‥とだけ言っておこうか」

知ったかぶりにしては、格好良い答えだ。さすが俺。

女「本当に!?良かったぁ‥
天国はあるんだね!」

そう言うと、彼女はまた泣き出した。


6:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/4(日) 17:52:27 ID:Y94rLx4y/E

男「ちょっ……!なんで泣くんだよ」

嬉し泣きか?俺は片眉を上げ、彼女を窺った。

彼女は俺の視線に気がついたのだろう。無理矢理笑みを作ると、やんわりと頭を振った。その姿は見ていて、痛々しい。

女「なんでもないの。でも、よかった。天国、あるんだね。……よかった」

俺は困って頬を掻く。そんなに喜ばれては、流石に良心という奴が痛む。


ちらりと腕時計を見ると、時間が迫っていた。

男「天国があってよかったな。と、言うわけだから、さっさと泣き止んで元気出せよ」

面倒ごとには関わらないに限る。俺はそう彼女を励まし、踵を返した。仕事に戻るつもりだったのだ。

女「待ってっ」

そんな俺を、彼女が引き留める。ややうんざりしながらため息を吐き、俺は暗い空を見上げた。

頼み事なら神様にしてもらいたい。死神、じゃなくてな。

7:🎏 マネー:2012/3/5(月) 00:30:35 ID:R/KtnNj7lA
女「信じていい?信じていいなら私泣くのやめるわ。」


死んでも救われるとか、そういう子どもが夢見るような茶番には付き合っていられない。
何分夢を破るのが死神というものだ。


『死んだらどうなるか?』
哲学者でが喜びそうなお題だが、科学文明が進んだ今でもその答えは出ていない。
いや、出ていないとされている。
8:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/5(月) 16:46:04 ID:2r75fYVaHg
(12時間経ったのでぎっちゃんを抜かします。ごめんねぎっちゃん)


死んだ人間がどうなるか、俺が全部知ってる訳じゃない
だから天国へ行く奴がいるのかどうかも知らないし、妖怪とやらになるのかも分からない

ただ、一つ知っているのは、死神になる奴もいるっていうことだけだ。俺みたいに

何で?どうして?知るか
人間だったことなんて覚えてないから分からない

死神なんて、本当は命を狩るなんて出来ない
ただ、死んだ魂を導くだけの、交通整理みたいなもんだ

ただ、そんな交通整理にも一度だけ、死神の魂をかけて出来る事があるという噂は聞いた


「人間を一人、死神自身の判断で魂を狩ることが出来る」

……出来ても誰もしないだろうがな、そんなこと。見たこともないし。俺も先輩に聞かされた事があるだけだし。


俺が実際知っている情報なんてこんなもんだ
だからこの女に確かに言えることなんかない

久しぶりに話が出来たのは嬉しいが、こんな奴に構う時間もないしな


男「あー、あー、勝手に信じれば?俺は忙しいんだ。じゃあな」
女「!ちょ、何それ!凄く重要なんだから!」

喚く女を背に俺は公園を去ろうとした
すると

女「明日も此処で待っててやる!来ないとまた泣いちゃうから!」
男「…はぁ?!」

突拍子もない叫びが聞こえたが、時間がなかった俺はしょうがなく公園を後にした
9:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/5(月) 18:07:09 ID:IE9FPZTe0o

「あしたもいくの?」


公園を出てすぐの空き家の前。パッと後ろを振り向くと、小さな女の子がいた。歳は四、五歳くらいか、小花柄のワンピースにツインテール。可愛らしい顔立ちをしているのだが、不気味な程に無表情だった。

(なんて日だよ今日…)

「お前も俺が見えるのか」


訝しげに聞くも幼女はさして気にしていないようだ。

「わからないのに」

「は?」

「わからないのにいってなにをはなすの?」

「…」

死神になってすぐ、先輩は色々教えてくれたが自分はだいぶぼんやりと聞いていた。

(…なんだったかな。こういうの)

交通整理漏れというわけでもなさそうだ。
何も言えないでいると幼女は話を続ける。

「あのおねえさんはあなたがあしたいかなくてもあそこにいるよあさっていかなくてもあそこにいるよしあさっていかなくてもあそこにいるよずっとずっとあそこにいるよあなたがいかなくてもずっと「わかったわかった」

機械のように話す幼女を制止する。

(気味悪いなこいつ)

「とりあえずお前人間じゃないな。あと何、さっきの話聞いてただろ、あの女の知り合いかなんか?」

「わかいしにがみ」

「なに?」

「ばいばい」


瞬きをした次の場面に、幼女は居なかった。
10:🎏 にこ:2012/3/5(月) 18:46:17 ID:hy9iyTUKhM
(なんなんだ一体‥)

男「女っつーのは、めんどくさいな‥
っと!ヤバい、もうこんな時間だ!」

死神の仕事は、時間厳守が原則だ。
少しでも時間がずれれば、全てが狂ってしまう。

男「間に合わないな‥アレを使うか」


11:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/5(月) 21:39:24 ID:/XrHcIN.Dk

俺はポケットからメモを取り出し、住所を確認する。その下に書かれた番号を頭に叩き込み、近くの電話ボックスを探した。

最近は携帯の普及のお陰で、電話ボックスが撤去されていると聞くが……、死神は死人と電話を探すのが得意なようだな。いつも意外とすぐに見つかる。


ガラス戸を開け、俺は電話ボックスの中に入った。受話器を持ち上げ、先ほど頭に入れた番号を押す。それにいつものように番号を足し、受話器を置いて少し待った。

「さて、仕事だ」

ガラス戸を押して外に出ると、目の前に白い部屋が広がる。どうやら今回は病院が仕事場のようだ。

――ここに、俺が狩らなければならない魂がある。


白いカーテンを開くと、ベッドに眠る男が。そして、傍らに呆然と立つ彼自身がいた。

12:🎏 マネー ◆XVIB4D0Otc:2012/3/6(火) 00:51:15 ID:R/KtnNj7lA
男は状況をまだ理解していないようだった。
死神の自分としてはこういうのはよくあることで慣れている。

男「基山宗則68歳。すい臓がんを四ヶ月前に発病し胃に転移。間違いありませんね」

基山「ちょっとまて、これは一体どういうことなんだ?俺がベッドに眠っている?俺が二人いるじゃないか!」

男は構わず続ける。

男「臨終予定は明日のこの時間ですね。何かやり残したことは?」

基山は顔をこわばらせる。

基山「明日臨終?冗談じゃねえ!」

男「焦っても何も得なことはありませんよ。むなしく時間がすぎていくだけです。僕はベストを尽くして仕事をします。ここにも時間ギリギリにきたんだ、早くしましょう。」

基山は呆然と男の言葉を聞くだけだった。
13:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/6(火) 15:48:45 ID:DjuoQuAmdo
基山「…っ冗談じゃねえ!俺を戻せっ体に戻しやがれぇ!」

そう叫びながら基山は俺に飛びかかってきた

死を突き付けられて激昂する奴は久しぶりだな
最近は反応が薄い奴ばかりだったから

咄嗟に構えたが、必要がなかった

基山は履いていたスリッパが滑り、ベッドの上に倒れこ…んだつもりだったのだろう

しかし基山の体はするりとベッドをすりぬけて、床に倒れた

基山「なっ!そんな馬鹿な…」

基山は自分に起きたことが信じられず呆然としている
俺は床に這いつくばっている基山の近くにしゃがみこみ、なるべく優しい声色で語りかけた


男「説明しますから、聞いて頂けませんか?」
14:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/6(火) 17:41:08 ID:recBmqVm2Y


基山「つまり、俺は、明日の今頃に………死ぬことが、生まれた瞬間から決まってたって事か?」

男「正確には生まれた瞬間ではないですが、まあ、大分前からは決まってましたよ」

説明が終わると、基山は信じたくないといった表情で男を見た。ここまではマニュアル通りの展開だ。

基山「もう、無理…なのか?…本当に」

男「無理です。貴方が出来る事は臨終までの時間を有効に使い、この世に未練を残さない事です」

基山「……そんな、」

そんな映画や漫画じゃあるめえし、と基山はその場にへたりこむ。

基山「あんた…死神の癖に人間みてえな見た目だな」

男「元は人間なので」

基山「なら俺も死神になればこの世にいられるのか?」

男「…」

ここらへんはマニュアルには無い。そも死神の選考基準など知らない。流すことにした。

男「…ないんですか、やり残したこと」

基山はへたりこんだまま、床を見詰めている。

基山「………娘に、会いたいな」

男「娘さんですか」

基山「ああ、俺は逃げちまったんだけどな…」

最後に見たとき、まだ赤ん坊だったんだよ。顔を上げた基山は懐かしむように目を細めていた。
15:🎏 にこ ◆xZVja5sL2g:2012/3/6(火) 20:07:10 ID:Y038A0Kxjs
男「会えるといいですね。
じゃあ明日のこの時間に。」

こんな話を聞いたところで、俺に出来ることはない。

さっさと帰ろう。
今日は、なんだか疲れた。

基山「待ってくれ!」

(またか‥今日は、なんなんだ)

男「なんでしょうか?」

基山「君のうしろにいる、その小さな女の子も死神なのか?」

男「えっ」
幼女「えっ」
16:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/6(火) 21:09:55 ID:IE9FPZTe0o
パスでお願いします(´;ω;`)マネーさん、すいません
17:🎏 マネー ◆XVIB4D0Otc:2012/3/6(火) 23:29:51 ID:R/KtnNj7lA
訳も分からず振りむくと、見覚えのある幼女が無表情に立っていた。
幼女はおもむろに口を開く。
「そう、あたしもしにがみだよ」

死神?この若さで死神とは驚いた。
というよりここに居るということは俺についてきたということか。
「おにいさんしにがみでしょ?わたししってるもん」

男は驚きながらも幼女を見つめる。
幼女は基山の方を向いて無表情のまま喋り続ける。
「おじさんもしにがみになりたいの?」

幼女の幼げな口調と基山の切迫した気持ちはとてもミスマッチで、ある種シュールだった。
18:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/7(水) 12:41:42 ID:IE9FPZTe0o
男「おい、お前何言ってんだよ…変な希望を持たせるな。」

幼女「このままでいいの?このままでいいんだ?おじさんは死ぬまでずっとずっとずっとずっとずっと」

基山「…そ、それは」

男「おいっ!!」

俺は咄嗟に幼女の手を引っ張った
19:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/7(水) 13:20:25 ID:Pb8nfFihjY
途端に頭の中がぐわっと広げられるような感覚がして、俺はその場に倒れた。

基山「お、おいっ大丈夫か」

幼女「さわらないで」

男「…」

床に頭をつけたまま、瞬きをする。一体今のはなんだったのか、幼女の手を掴んだ瞬間。頭の中が喧しくなった。
20:🎏 にこ:2012/3/7(水) 19:29:08 ID:8E/OsEWieY
幼女「わたしできるよ。そのおじさんのしたいこと」

男「おいやめろっ‥!」

男「‥」

起き上がれない。
なにか、得体の知れない物凄い力に押さえつけられているような感覚だ。

基山「ははっ‥こんな子供の言うことを。間に受けるほどバカじゃないさ‥」

基山は、何かを悟ったようにその場に力なく座り込んだ。

幼女「なあんだ。つまんないの。じゃあ、あのこうえんのおねえちゃんにしようかな。はやくちからをためしたいの」

男「何を言っているんだ‥
何をしようとしてるんだ!?」

力を試す?
人間を思い通りにする力なんか、俺たち死神にはないはずだ。
そもそもこの子は、本当に死神なのか‥?

21:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/8(木) 02:17:32 ID:9tYPEGlSJY
マネーさんすいません(´;ω;`)パスでお願いします
22:🎏 マネー:2012/3/8(木) 20:26:01 ID:R/KtnNj7lA
すいませんパスします。3/13まで自分は抜かしてくださいませ。

23:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/8(木) 23:37:15 ID:fCrP/vAiJc
すいません…私もパスさせて下さい

ぎっちゃんきたらぎっちゃん書いてね
ごめんね
24:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/9(金) 02:58:01 ID:LIH9xLQmeE


幼女「…あ」


ふと幼女は何かを思い出したように立ち尽くす。そして何事もなかったように

幼女「じかんだからかえらなくちゃ。おじさんにはしにがみになれるじょうけん、ひとつだけおしえるね」

と言った。そして基山に近付くと幼女はこしょこしょと耳打ちをした。基山の目が驚いたように見開かれる。

男「おい、何言って「ばいばい」

またフッと幼女の姿は見えなくなる。と同時に俺の体も自由になった。ゆっくり起き上がる。

男「…基山さん、何を聞きましたか」

基山はあぐらをかいたまま俯いていた。


基山「、俺は…死神には、ならない。なりたくない」

男「…しかし、先程は」

基山「意味がないからだ」


俺は死神になって娘の側にいたいと思ったと基山は話した。無念そうに。そして俺を見上げると目には、非難の色が浮かんでいた。

基山「君は殺したんだな」

男「?何の話ですか」

基山「あの女の子が言っていた。…死神になるには大切に思っていた人間を一人殺さなくてはならない。死神なるときはそんな記憶消されるらしいが」

そんなの俺はごめんだと言う基山の声を、俺はどこか遠くに聞いていた。
25:🎏 にこ ◆xZVja5sL2g:2012/3/9(金) 21:57:28 ID:cm06SJ0Ur2
基山「君も、もう行ってくれ。俺はもう大丈夫だ」

男「分かりました。じゃあ明日」

長居は無用だ。
納得したのなら、さっさと帰るとしよう。
すっかり暗くなった路地を、男は足早に歩いた。


(誰かを殺した‥か)


そんな過去があっても、おかしくない気はしていた。
なんせ死神だからな。


しかし何故、幼女はそれを知っている?

男「どこだ‥」


無意識に、男は幼女を探していた。

26:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/10(土) 03:18:51 ID:GnN7FW4ixc

男「っと、探してどうする」

俺は自分に呆れ、ため息をはいた。まったく、下らない。

人を一人殺してようが、それを今更知って何になるというのだ。そいつを生き返らせることができる訳でもないのに。

男「帰るか」

空を見上げれば、うっすらとだが、明るくなってきていた。基山のところで長居しすぎたか。

俺は足早に路地を歩き、いるべき場所へと向かった。

男「(気になるのは……)」

男「(基山の“意味がない”という言葉)」

男「それから……」

ふと、あるものが目に留まった。

男「公園……」

女『明日も此処で待っててやる!来ないとまた泣いちゃうから!』

まさか、行く気など……、ないよな?

胸のうちに問いかける。しかし、答えは返ってこなかった。
27:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/10(土) 16:28:54 ID:tcdpPh7h0s
――地獄の死神喫茶――


男「あーやってらんねえ、マスター、コーヒーにミルク3倍増しで」

マスター「…あいよ」


俺は明日の夜までの間、ここで休憩することにした
一休みというやつも必要だろう

マスターは初老の自称元死神だ。死神に元なんてあるのかわからないが

人間の世界にいると疲労する。今回の基山も面倒そうだし、幼女は一体なんなんだ。それにあの公園女…


男「はあ…」

?「ちょっと何?湿気た顔してさ」
男「はぁ?ぶっっ!」
?「ははん?さては、この死神喫茶の看板娘、モモ様が恋しくなったのかなあ?おら、おらー!」
ムニムニ

男「おい、ぶっ、ちょ!」

モモは胸を顔に押し付けてきやがった。嬉し(ryいや、その前に息が出来ない。死ぬ。いや、死んでるけど。
俺は隙を見つけて大声をだした

男「モモ肉!」
モモ「あ゛?」
男「お前のむね肉が当たってんだよこのホルスタイン!」



モモ「…あ゛はっ?☆」

あ、やばい。モモ肉が切れた
28:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/10(土) 16:34:49 ID:q69KncFfMo
パスです。申し訳ない。
29:🎏 にこ ◆xZVja5sL2g:2012/3/10(土) 21:20:57 ID:9iFRvzsqLU
モモ肉「で☆て☆け(#´∀`)」

こうして俺はあっけなく休息の場を失っ‥‥‥

ってたまるか!
俺は疲れてるんだ。

そうだ、肉塊は放っておこう。
俺にはマスターに聞かなくてはならないことがある。

俺「マスター、ちょっと聞きたいことが」マスター「断る」
俺「エエエ(´д`)エエエ」
肉塊「ちょっと聞いてる!?」ギャース

マスター「冗談だよ。さあ聞こうか」
肉塊「自分語りがはっじまっるよー」
俺「黙れ」


30:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/11(日) 08:49:29 ID:u2n6hRT87c

マスター「で?何が聞きたいんだい?」

まだぶつくさ文句をいっているモモの隣で、俺は頭の中を整理する。

聞きたいこと……、ありすぎていやになりそうだ。

死神になる条件のこと、それからあの幼女のこと、そして、

男「なぁ、マスター。天国ってあるのか?」

その瞬間、その場の空気が音をたてて凍りついた。

限りなく軽いつもりで聞いたはずが、聞いちゃいけないことだったか?

一瞬、不安になった俺。すると、

モモ「……プッ……ふっふふっ……」

俺「?」

モモ「ふふっ、ふふふふっ、も、だめっ、」

俺「は?」

モモ「ふっ、あははははっ、てっ、天国っふっ、死神が天国とかっ!あははははっ」

モモが大爆笑をし始めた。
31:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/12(月) 04:05:01 ID:bfKAa5dNW6
男「何だよ!…笑うとこかよ!」

モモ「それはもう。ここで笑わずにどうすんの。うひゃうひゃ笑ってやるわ」

男「うわ最低」

モモ「あんた最高うひゃうひゃ」

男「っち!ますたぁ!モモ肉叩いて柔らかくしちゃっていいですかね」
マスター「…一応看板娘なんでね。傷物にはしないでくれるかな」

男「あーむかつく」
マスター「はい、注文のコーヒーミルク3倍増し」
男「お、どうも」
モモ肉「素直にカフェオレと注文したらいいのに」
男「うっせぇ。これは誰がどう見てもコーヒーだ。」
モモ肉「お子様だ。砂糖どか入れするくせに。コーヒー飲めないんじゃないのぉ〜」
男「……モモ肉のくせに」
モモ肉「…おっぱいびんたくらいたいの」
男「望むところだこの野郎」


マスター「一体君は何をしに来たんだ( ゚Д゚)」
32:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/12(月) 15:52:38 ID:RydGfsarWc
マスターはぽかんとしながら二人を見ていた。相変わらず騒がしい。しかしマスターは思った。


(ああ…二人とも…)


自分の店がこんなにがらんどうだから、二人とも気を利かせて騒がしくしてくれているのか。そう思うとマスターはじんわりと温かい気持ちになった。そして涙が出て来た。

(いかんいかん…歳をとると涙脆くなるな…)


マスター「ずびっ」

男・モ「「えっ」」

二人は呆気にとられて顔を見合わせた。

男「お、お前何マスター泣かせてんだよ!」

モモ「し、知らないわよ!あんたがいきなり……なぁマスター、天国ってあるのか?(アヘッ、とか聞くからでしょ!」

男「俺がいつそんな汚いアヘ顔晒したよ」

モモ「やだ鏡持ってないの?可哀相〜」

マスター「…ずびっ」
33:🎏 にこ ◆xZVja5sL2g:2012/3/12(月) 19:11:24 ID:5iV2Q/EkDA
マスター「ふじこふじこ‥」ズビズバ

男「マスターwww」
モモ肉「マスターwww」

しまった。何を勘違いしてマスターが泣きじゃくっているのかは分からないが、聞きたい事も聞けなくなってしまった。

モモ肉「ところで、その公園女なんだけどさ」

男「えっ」

モモ肉「あ、ごめんね。心読めちゃう設定なの」

男「なにそれ怖い」

モモ肉「まぁ、たまにしか読めないからさ。気にしないで!話をさっさと進めるための能力らしいからw
その公園女、なんで男が見えたのかしらね?」

そうなのだ。まだ俺のリストに彼女の名前はない。
何故俺が見えたのか‥。
気になる。

モモ肉「なんだか、胸騒ぎがするわ。会ってきた方がいいかもよ」

マスター「」ズビズバ

男「そうか‥」

素直な俺は、公園に向かうことにした。

34:🎏 みずの ◆9WOdrWl6hY:2012/3/13(火) 16:01:11 ID:9tYPEGlSJY
(遅くなってごめんなさい(´;ω;`))


次の日の夜、俺は仕事の前にあの公園に向かっていた。

男「モモの言う通りにしてると思うと……癪だな」

ぶつくさ文句を言いながら、夜道を歩く。

ふと、目にあの寂しい公園が飛び込んできた。安っぽい電灯に照らされるそこには――

男「いない?」

あれ?と辺りを見回しても、誰もいない。昨日揺れていたブランコも無人だ。

俺はなんだか腹が立つやら、力が抜けるやら……。

男「こんなことならもう少し家でな」

ため息混じりに吐き出し、ブランコの柵に腰かける。

空を見上げれば、星が爛々と輝いていた。

月の、ない夜だった。


キイ、キイ、キイ……。

ブランコが、揺れる音がする。

35:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/14(水) 12:55:12 ID:phUFhS7wzc
確かにさっきまで誰もいなかった

俺は死神だ。
普通の人間なら俺が見えないから、俺の存在など気にせず動くはずなんだ



じゃあ何故
俺が後ろを向いた途端に



そこに考えが行き着いた途端、ぞわりと鳥肌がたち、空間が膨張したような感覚がした

真っ暗で星灯りしか光がない
電灯はどこにいった?


キイキイ
ブランコノオトガスル

俺は睨み付けるようにゆっくり後ろを向いた
36:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/15(木) 09:32:28 ID:JCMcRY0PdY

しかしただ無人のブランコが揺れているだけで、目を見張る。

「どっち見てるの?」

いつの間にかすぐ隣に女がいた。

男「…驚かすな」

女「遅い」

来るの遅い、と女はふて腐れたように下を向いた。
37:🎏 にこ:2012/3/15(木) 19:58:21 ID:NnumXfttI.
女「ねえ、昨日嘘ついたよね」

男「なんだ急に」

女「天国‥無かった」

男「は?」

女「あの人は、どこに行ったのかな‥」

また探しに行かなきゃ、とうつろな目をしてこちらを見る女。

どういうことだ?

面倒なハズなのに、女から目をそらせない。
頭がガンガン痛む。目がチカチカ霞む。
なにか、遠くで声が聞こえた気がした。
そうか‥

女「わたし、ここで、この公園で
‥」

男「‥殺されたんだな」

気付いてしまった。
この女は‥


38:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/18(日) 15:43:19 ID:TMbkzyCM06
(12時間以上たったので書いてしまいます)


これで何故俺が見えたのかわかった
こいつはもう死んでしまっていたからだ


そうとは知らずこの女は時間を過ごし、ずっと泣いていた…


そしてずっと探していたのだろう
示してやらなくてはいけない

死神として


俺はしっかりと顔をあげて女に向き合った

男「来い、お前の探していた人の元へ案内す」
幼女「あなたがさがしていたのは、あたしでしょ?」


俺に言葉を言わせないようになのか、あの幼女が言葉を遮った
表情はにやにやといやな笑みをはりつかせている

女「あなた…?私の…?」
幼女「この男についていけば貴女は苦しく辛いよ。でもあたしは貴女を楽にしてあげられるよ」


幼女が俺をちらりと上目遣いで見たあと、俺にしか聞こえない声でつけたしたのを俺は聞き逃さなかった


幼女『魂はもらうけどね』
39:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/18(日) 18:40:49 ID:cjmz5touQo
幼女「心配ならあなたも来れば?」

歩き出す幼女。女は躊躇いながらもこちらを見て頷いた。

女「…行こう。私、知りたいの」

□□□□

俺と女は幼女に連れられて、公園近くの書店の前まで来ていた。わけがわからない。俺が連れて来たかった場所とは違う。女もよくわからないようで幼女に問い掛けた。

女「あの、ここに何が?」

幼女「…あの人、見覚えない?」

幼女の指差した先には、店のガラス越しにレジを打つ男がいた。歳は24くらいで眼鏡を掛けた、どこにでもいるような男だった。

ドクンッ

俺は胸元を押さえた。一瞬心臓が跳びはねた気がした。

男「…?(気のせいか)」

よくわからないまま、隣を見ると女はレジの男を凝視して。ぽつりと呟いた。

女「………磯辺君」

その時、バキバキと殻が割れるような音を立てて女の記憶は蘇る。

□□□□

女は磯辺からのメールを見て弾んでいた。待ち合わせの公園までスカートを翻し、にやける顔を抑える。

女「ふふ、もうすぐバイト終わるかな〜」

よし着いた!と公園のブランコに腰掛ける。メールをチェックしていると電話が掛かって来た。女友達だ。

女「はい」

友「あ、出た。邪魔しちゃったかな?」

女「まだ会ってませーん。どうしたの?」

友「浮かれちゃって。いや、何にも無いなら良いけどちょっと心配で。」

女「何が?」

友「…昨日言ってたじゃない。最近変な手紙や無言電話が酷いって。待ち合わせ公園でしょ?もっと人気のあるとこに変えた方が良いよ、私から磯辺にメールしようか?」

女「え〜良いよ大袈裟なんだから!そんな気をつかわせるような事したくないよぉ」

女は磯辺との待ち合わせでストーカーの存在などどうでもよくなっていた。
40:🎏 にこ ◆xZVja5sL2g:2012/3/19(月) 02:04:10 ID:TMbkzyCM06
女「もう、友ったら心配性なんだからぁ‥」

女は電話を切るとソワソワと手鏡を取り出し身嗜みを整え始めた。

そして鏡越しの人影に気付く。

女「早かったね!」

無防備に振り向くと
そこに立っていたのは‥

□□□□

幼女「思い出した?」

女「‥」

幼女「あのひとがいるのは、てんごくなんかじゃないよ」

女はガタガタと震え出す。


41:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/21(水) 18:42:57 ID:oRqqGBvcA2
咄嗟に俺は女を庇った

女の視界に幼女がいるのは危ない気がしたからだ

なぜかさっきから頭がじんじんと痛い

自然と眉間にしわがより、幼女を睨み付けてしまう


基山の魂を送るのに時間もない。しかし、この状況で女も放ってはおけない…
くそっ!

男「おい、大丈夫か?」

女はガタガタと震えている

とにかく俺はこの女を守らないといけない。守らないと。守って、守って……




誰にも傷つけさせないで、誰にもさわらせないで、誰とも話させないで、ガラスケースの中のお人形のように、大事に、して、あゲテ


男「え?」


思考が交錯する。現在と、過去と。それは人間の記憶

…犯罪者の、記憶

ぐらりと世界が反転と点滅を繰り返し、脳が逆立ちしてしまったかのように頭が思考を放棄する


脳内で響き渡る自問自答
結論は出ているのに。
認めたくないという思いが、過去の自分への罪悪感を伴って襲いかかってくる


俺は

「ストーカー…だった、のか?」

女の目には、念願の獲物を見つけた、狂気があった
42:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/21(水) 21:55:54 ID:9iFRvzsqLU
それは遠くに霞がかった。本当は近い記憶。

□□□□□


(今日も可愛い…)


俺は彼女が好きだった。だからいつも彼女を見ていた。きっかけは何だったか、そう、大学の入学式だ。鈍臭い俺が、資料を持って躓いた時、周りはシカトするのに彼女だけが散らばった資料を拾ってくれた。彼女は俺を見てくれる。天使だった。

(俺の天使…あ、笑った。可愛いっ可愛いよ…!)

彼女はきっと俺が好きだ。俺も彼女が好きだ。でも彼女は恥ずかしがりだから、あれから一度も話し掛けて来ないし、目も合わない。俺も恥ずかしい。だから手紙を沢山書いてる。愛の言葉を惜しみなく詰め込んで、電話も沢山するよ、でも恥ずかしくて何も言えないけどね。
俺と彼女の関係は、そこらの男女とは違う。清楚な関係だった。

そんなある日の事、俺は彼女の友人達が廊下で話しているのを聞いた。

「あの子今度デートなんだって」

「え!マジで?誰と?」

「磯辺。うち二人は良いカップルになると思うな〜」

「ああ〜確かに!」


彼女は俺を裏切った。簡単に俺の純心な愛を踏みにじったんだ。
俺は今まで以上に手紙に愛を込めた。何も変わらなかった。

(俺だけが彼女を見ていたずっとずっと彼女を見ていたのは俺だけだ)

許さない。

だが、その日大学を出た俺は事故にあった。車に轢かれて死んだのだ。
そして死に逝く自分を見ていたら声が聞こえた。

「大切な人を一人殺せば死神になれるよ」
43:🎏 箱 ◆.QsccCfaFA:2012/3/24(土) 17:15:27 ID:7/ngPJy5m.
大切な人と言われて、俺は彼女しか思いつかなかった
声に導かれるままに、そして自分の歪んだ愛のままに、俺は彼女を…基山香苗(きやまかなえ)を、殺した
磯辺を殺そうとは微塵も思わなかった。彼女と、香苗と一緒になれると俺は信じこんでいたから…

□□□□

幼女「でもそのあと、男は記憶をけされて死神になっちゃった。だからなーんにもわからない。なーんにもしらない。憎しみも悲しみもひとりよがりな愛も。」
クスクスと笑いながら、幼女はスカートの裾を翻してくるくると楽しそうに踊る
そしてうなだれる男の前に立つとしゃがみこみ、光を失っていく男の目を見て笑顔で言い切った

「き え う せ た の よ 」
小さくうめき男は頭を抱えた。混乱する感情と裏腹に、理性は冷静に糸をつむいでいく

俺は、基山香苗を殺して、今更に香苗の父親の死も見届けなければならないのか
なんという罪悪感だろう

死神となった今、以前の自分の思考はどこか他人の物のようで、その異常性がどれだけ自分勝手なのかわかる。だから、辛い

なら、いっそ
ちらりと、男は女を…香苗を見た。香苗は変わらず、憎しみに燃える目で男を見ている

男「なら、いっそ、(アイスル)香苗に殺してもらえば」

思わず声が漏れた
はっと気付いた時に、その場の空気は凍りついていた
男「あっいや、これは」
女改め香苗「私は貴方が憎い。」
男「…」
香苗「私の人生を一方的に奪って。幸せだったの。やりたいこともあった、子供だって残せたかもしれないのに、それを貴方が。貴方の一方通行の愛とやらに奪われたの」
男「…あぁ」
香苗「返してよ。体も幸せも時間も何もかも!!」

男は何も言えずにうつむいていた
ただ香苗の震える慟哭を聞いていた

香苗「っはぁっ!」
男「ごめん…謝って済む問題じゃ、ないよな」
香苗「…」
男「俺を、殺して、気がすむなら、俺を!」

バチーンっ
言い終わる前に男は香苗に頬を叩かれた
男は目を白黒させながら不思議そうに香苗を見る
香苗は泣いていた

香苗「何バカなこと言ってるのよお!私まで犯罪者にする気?」
男「で、でも憎いって…」
香苗「…確かに憎い。でも、私は恨み言を直接言えただけで十分だわ…それ以上を望めば…彼女みたいになりそうだし」
香苗は幼女をちらりと見て、強い眼差しで男を見つめた

香苗「行ってきなさいよ。父を天国に行かせないと、今度こそ泣いちゃうからね」
44:🎏 和紙 ◆HA/LxoPaMk:2012/3/24(土) 18:50:35 ID:RXvz35mO86
□□□□

基「随分眩しいところだなぁ…」

男「俺はこの先にはいけません。ここからは一人で行ってください」

基山は目を細めながら、おうと軽く返事をして歩き出す。

男「あの」

大きくは無い声に基山は振り返る。

男「…娘さん、元気でしたよ。元気に…生きてます」

基山は目を見開いた後、穏やかな顔をしてゆっくり手を上げた。

基「ありがとう」

今度こそ基山の後ろ姿を見届けながら、俺は口を開く。

男「幼女、そこにいるんだろ?頼みがある」

□□□□

ブランコがきいきいと鳴る。待ち合わせは公園。あの時と一緒。

「香苗ちゃん」

パッと振り返れば待ち人来たる。

香苗「磯辺君」

磯辺「ごめん遅くなって。行こうか」

頷いてブランコを降りる。ふと公園を見回した。

磯辺「どうかした?」

私はううん、なんでもないと磯辺君の隣を歩き出した。
□□□□

幼「めんどくさ!」

カンッとテーブルにジュースを飲み終わったコップをたたき付ける。マスターは孫の荒れっぷりに溜息をついた。
マ「良いじゃないか、魂があれば命を生き返らせる新術だろう」

お前試したがっていたじゃないかと言っても幼女はきい!と喚く。

幼「おじーちゃんわかってない!私は他の「はいはいほらジュース飲め」

記憶操作まで押し付けられて!と文句を言う幼女から離れて、モモは静かに酒を飲んでいた。 END
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停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
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