シェゾ「な、何を言っているんだ!?」
ウィッチ「?」
シェゾ「よくも人前でそんな恥ずかしいことを!」
ウィッチ「……あなたがいつも言ってることじゃございませんこと?」
シェゾ「俺は、そんな……あるぇ?」
ウィッチ「全く、調子が狂いますわ」
2: 草食猫:2013/2/6(水) 07:29:30 ID:xwl.K8xQF.
シェゾ「そうだ、魔法薬が欲しいんだがくれないか?」
ウィッチ「んー、ただではあげませんわ。ぷよ勝負で勝てましたらね!」
シェゾ「お、おう!」
3: 草食猫:2013/2/6(水) 07:30:39 ID:aQiy2H/pII
ウィッチ「いっち!に!」
シェゾ「闇の剣よ……切り裂け!」
ウィッチ「ひょえー!」
シェゾ「アレイアード!」
ウィッチ(なかなかやりますわね……しかし!フィーバーゲージが溜まりましたわ!)
シェゾ(まずい、フィーバーに入られたか!早く連鎖を組まなくては!)
ウィッチ「ティンクルダスト!メテオ!タキオン!ブラックホール!クェーサー!ビッグバン!」
シェゾ「(ぬぅ、耐えられん!)ぐぁぁぁ!!」
ウィッチ「お馬鹿さんね〜」
シェゾ「負けた……」
4: 草食猫:2013/2/6(水) 07:30:48 ID:K.3.OllHwM
ウィッチ「さて、どうしてくれましょう」
シェゾ「俺がほしいんだろ?」
ウィッチ「……貰っても良いんですの?」
シェゾ「うぇ?あ、ああ、まあ、負けたからな」
ウィッチ(なんか面白そうですわね……私としてはどちらでも良かったんですが……)
シェゾ「どうした?」
ウィッチ「では、今日一日私の言うことを聞いてもらいますわ!」
シェゾ「お、おう!」
5: 草食猫:2013/2/6(水) 07:31:06 ID:17wEXpd5qY
ウィッチ「ほら、頑張ってくださいな」
シェゾ「なんで俺が崖を登っているんだ」
ウィッチ「崖の上にしか咲かないポニョっとした花を積むためですわ」
シェゾ「お前、飛べるなら自分で取れば良いじゃないか」
ウィッチ「……まあ、確かにそうですわね。でも、あなたにやらせますわ!」
シェゾ「ええい、これで良いのか?」
ウィッチ「おお、まさしく崖の上のポニョっとした花!」
シェゾ「さて、もう良いな」
ウィッチ「次は人間だか魚だかわからない生き物の鱗ですわ!」
シェゾ「なんだと……」
6: 草食猫:2013/2/6(水) 07:31:24 ID:xwl.K8xQF.
ウィッチ「どこに居るのかしらねー」
シェゾ「崖の上に居た気もするがな」
ウィッチ「いいえ、水辺に決まってますわ!」
シェゾ「そんな生き物、なかなか居るわけが……」
さかな王子「何か面白いことは無いかのー」
ウィッチ「なんか居ましたわ!」
さかな王子「なんじゃー?」
シェゾ「居たな」
7: 草食猫:2013/2/6(水) 07:31:59 ID:O7LLREjc3.
ウィッチ「あなたの鱗、くれませんこと?」
さかな王子「何、余の鱗が欲しいのか?別にやっても良いが……余は今退屈なのじゃ。何か面白いことをしてくれたら褒美にやろう」
ウィッチ「わかりましたわ!このシェゾが今から面白いギャグを言います!」
シェゾ「なんだと!?」
ウィッチ「ほら、早くしなさいですわ」
シェゾ「えー、ちょっと待てよ……車が事故ってくるくる回りました!カー(車)バン(事故の衝撃音)クル(スピンの効果音)!」
さかな王子「……うん?」
ウィッチ「車ってなんですの?」
8: 草食猫:2013/2/6(水) 07:32:18 ID:aQiy2H/pII
シェゾ「えー、サタンとサンタって似てるよな!」
ウィッチ「……あなたギャグセンスありませんのね」
さかな王子「いや、今のは少し面白かったぞよ。ほれ、褒美じゃ」
シェゾ「そうか」ドヤァ
ウィッチ「ドヤ顔しても、つまらないものはつまらないですわよ。まあ、とにかく鱗が手に入りましたわ!」
9: 草食猫:2013/2/6(水) 07:35:14 ID:3aoRccKy6M
ウィッチ「次は赤い魂が欲しいですわ!」
シェゾ「そんなもの簡単に手に入るものか」
ウィッチ「まあ、確かに言えてますわね。どこかに何か……あれは?」
ユウちゃん「はい、ちゅうもーく!」
レイくん「ちゅうもーく」
ユウちゃん「ぷよ地獄へご案内なのだー!」
レイくん「なのだー」
10: 草食猫:2013/2/6(水) 07:35:30 ID:KWhrxNaFPw
ウィッチ「おいっす!あなた方、赤い魂って出せませんかしら?」
ユウちゃん「出せるよー!」
ウィッチ「では、お願いしますわ」
ユウちゃん「ねえ……どうしよ……」ヒソヒソ
レイくん「あれで良いんじゃないかな……」ヒソヒソ
シェゾ「何か揉めているな」
11: 草食猫:2013/2/6(水) 07:35:58 ID:KWhrxNaFPw
ユウちゃん「では、赤い魂と交換に一人をぷよ地獄へご案内なのだー!」
レイくん「なのだー」
ウィッチ「わかりましたわ。シェゾを差し上げます」
シェゾ「なんだと!?」
ユウちゃん「オーケー!では、レッドウィスプかもーん!」
レッドウィスプ(なんか召喚された……)
ウィッチ「ありがとうですわ。では、私はこれで……」
シェゾ「って、おい!ちょっと待て!」
ユウちゃん「ご案内ー!」
レイくん「ご案内ー」
シェゾ「うわぁぁぁぁ!」
12: 草食猫:2013/2/6(水) 07:36:24 ID:KWhrxNaFPw
ウィッチ「んー、次はどうしましょう……」
シェゾ「はぁ、はぁ、おい待て貴様!」
ウィッチ「あら、シェゾではありませんか。よく逃げられましたわね」
シェゾ「大変だったんだぞ!」
ウィッチ「ええ、ご苦労さま。あなたならきっと逃げられると信じていましたわ」
シェゾ「ん?あ、ああ、そうだな……じゃなくて!」
ウィッチ「次はイケメンが作ったお菓子が欲しいですわ〜」
シェゾ「どういうことだ」
ウィッチ「私の脳が甘いものを欲していますの」
シェゾ「ええい、レムレスを探せば良いんだな!」
ウィッチ(どうして「俺が作ってやろう」とか気の利いたことが言えないのかしらね〜)
13: 草食猫:2013/2/6(水) 07:39:14 ID:Dqxe7r4rpY
シェゾ「レムレス!お菓子が欲しい!」
レムレス「どうしたんだい急に」
シェゾ「ぷよ勝負で勝ったら貰うぞ!」
レムレス「まあまあ、落ち着いて落ち着いて〜甘いものでも食べt」
シェゾ「サンダーストーム!スキンシェイド!シャドウエッジ!アレイアードスペシャル!」
レムレス「わ、ばたんきゅ〜」
シェゾ「はっはっは!確かに頂いたぞ!」
レムレス(随分と必死みたいだね〜別にお菓子くらい普通にあげたのにな〜)
14: 草食猫:2013/2/6(水) 07:39:27 ID:JfvclfFz0M
シェゾ「貰ってきたぞ!」
ウィッチ「早かったですわね」
シェゾ「まあな」
ウィッチ「うふふ、ありがとうですわ」
シェゾ「これくらい容易い」
ウィッチ「もう夜になりますし、うちに来ませんこと?」
シェゾ「え、や、それは……良いのか?」
ウィッチ「何をうろたえてるんですの?まあ、夕食くらいご馳走しますわ」
シェゾ「あ、ああ、そうだな!」
15: 草食猫:2013/2/6(水) 07:39:43 ID:cnN7PZpUZY
ウィッチ「昨日アルルさん達が来たからカレーが残ってましたわ」
シェゾ「そ、そうか」
ウィッチ「アルルさんと間接キスーとか、変なこと考えてません?」
シェゾ「な、何を馬鹿なことを!」
ウィッチ「冗談ですわ。どうぞ召し上がれ」
シェゾ「ああ、頂くぞ」
16: 草食猫:2013/2/6(水) 07:40:07 ID:rt8ABaepUY
ウィッチ「さて、食後で悪いですがまた一つお願いしますわ」
シェゾ「なんだ?」
ウィッチ「ポニョっとした花、人間だか魚だかわからない生物の鱗、赤い魂を煮込んだものがこちらになりますわ」
シェゾ「酷い色だ」
ウィッチ「今からここに魔法を加えたいので、協力しなさいですわ!」
シェゾ「任せろ。どんな魔法だ?」
ウィッチ「そうですわね……具体的にはペアで25連鎖くらいの魔力が必要になりますわ」
シェゾ「25だと!?そんなの無理だ!」
ウィッチ「無理かどうかはやってみなくてはわかりませんわ。ちなみに草食猫先生はペアで30連鎖以上出したこともあるらしいですわよ」
シェゾ「わかった。やるぞ」
17: 草食猫:2013/2/6(水) 07:40:28 ID:cnN7PZpUZY
ウィッチ「じゅうに!じゅうさん!」
シェゾ「あ、すまん」
ウィッチ「もう一回いきますわよ!いっち!に!……ダメだこりゃ」
シェゾ「あ、そうか二人で連鎖するのか」
ウィッチ「はぁ……あなたやる気ありますの?」
シェゾ「あ、当たり前だ!」
18: 草食猫:2013/2/6(水) 07:40:51 ID:rt8ABaepUY
ウィッチ「……わかったわ。じゃあ作戦を考えましょう」
シェゾ「作戦だと?」
ウィッチ「ペアで連鎖ですから、二人で連続で消し続けることが大切ですわ。そこで、普通に連鎖を組むよりもぷよを三個ずつ組んでいって互いに交互に一つずつ消しましょう。ただ、一瞬の判断力とツモの運が必要なのでちゃんと集中してくださいませんと困りますわ」
シェゾ「よし、わかった」
19: 草食猫:2013/2/6(水) 07:43:36 ID:PEB8UYEI.w
ウィッチ「いきますわよ!いっち!」
シェゾ「に!」
ウィッチ「さん!」
シェゾ「よん!」
中略
ウィッチ「にじゅうさん!」
シェゾ「くそ、もう消せるぷよが無い!」
ウィッチ「大丈夫!私がセルフで連鎖しておきましたわ!にじゅうよん!」
シェゾ「よし、にじゅうご!」
シェゾ・ウィッチ「「ペア……アタック!!」」ボンッ!
20: 草食猫:2013/2/6(水) 07:43:56 ID:HeRUe.VC2U
ウィッチ「なんとかなりましたわね」
シェゾ「ああ、途中でもう駄目かとも思ったが……」
ウィッチ「あとは軽く秘密の粉をまぶして……完成ですわ!」
シェゾ「一体、何を作っていたんだ?」
ウィッチ「魔力を上げる魔法薬ですわ」
シェゾ「そうだったのか!?……ちなみにいくらだ?」
ウィッチ「どういうことですの?」
シェゾ「だから!欲しいからいくらで売るのかと聞いている!」
21: 草食猫:2013/2/6(水) 07:44:07 ID:wOQ1AJAELY
ウィッチ「あら、そんなことでしたの」
シェゾ「大事なことだろう」
ウィッチ「はい、どうぞ」
シェゾ「だから!いくらなんだ!」
ウィッチ「だから差し上げますわ」
シェゾ「な、え、うん?」
ウィッチ「無料で差し上げると言っているのですわ」
シェゾ「……本当に良いのか?」
ウィッチ「良いも何も、あなたの為に作ったものですわ」
シェゾ「なん……だと……?」
22: 草食猫:2013/2/6(水) 07:44:25 ID:bZn1fWQwik
ウィッチ「あなた今朝、魔法薬が欲しいって言っていましたでしょう?」
シェゾ「ああ、確かにそうだが……」
ウィッチ「だから作ってあげたんですわ。まあ、私が勝ったので色々と手伝ってもらいましたけれども」
シェゾ「そうだったのか……ありがとうな」
ウィッチ「ええ。あ、お菓子おいしかったですわ。今日はもう私、お風呂に入って寝ますので帰っても結構ですわ」
シェゾ「ああ」
23: 草食猫:2013/2/6(水) 07:44:49 ID:HeRUe.VC2U
ウィッチ「ふぃ〜、良いお湯でしたわ……それにしても、どうしてまだおりますの?」
シェゾ「今日が終わっていないからな」
ウィッチ「つまり?」
シェゾ「約束では今日一日言うことを聞くということになっている」
ウィッチ「まあ、そう言いましたけども」
24: 草食猫:2013/2/6(水) 07:45:09 ID:bZn1fWQwik
シェゾ「ならばまだここに居る必要があるはず」
ウィッチ「そうですわね〜。と言っても私はもう寝ますし……あなた一緒に寝ますか?」
シェゾ「な、何を馬鹿なことを!」
ウィッチ「うふふ、これは命令ですわよ。一緒に寝なさい!」
シェゾ「……わかった」
25: 草食猫:2013/2/6(水) 07:47:35 ID:YM//4h7EdM
ウィッチ「このパジャマいかがかしら?」
シェゾ「い、いいんじゃないか?」
ウィッチ「ありがとう。アルルさんとお揃いですのよ」
シェゾ「そ、そうか」
ウィッチ「しかし一人分のベッドしかありませんわ。困りましたわね〜」
シェゾ「ならばやっぱりやめt」
ウィッチ「そうですわ、シェゾが抱き締めてくれれば問題解決ですわ!」
シェゾ「」
26: 草食猫:2013/2/6(水) 07:47:50 ID:vTjyQENGZ.
ウィッチ「しかし二人くっつくと暖かいですわね〜」
シェゾ「ならば離れるぞ?」
ウィッチ「いいえ、もっと強く抱き締めてくださいですわ」
シェゾ「ええい!これで良いか!」ギュゥゥゥ
ウィッチ「うふふ。私、男の人に抱き締められたのは初めてですわ」
シェゾ「お、俺も女を抱き締めるのは初めてだ!」
ウィッチ「……しばらくこのままお願いしますわ」
シェゾ「ああ」
27: 草食猫:2013/2/6(水) 07:48:25 ID:YM//4h7EdM
ウィッチ「シェゾったら、先に眠っちゃったのかしら……」
シェゾ「……」
ウィッチ「今日は本当にありがとうございましたですわ。これはほんのお礼ですの」チュッ
シェゾ「……」
ウィッチ「……おやすみですわ」
28: 草食猫:2013/2/6(水) 07:48:55 ID:mV2Vgm0WKM
シェゾ「ん、もう朝か……?」
ウィッチ「いつまでくっついてるんですの?私、良い加減に起きたいですわ」
シェゾ「ああ、すまないな」
ウィッチ「……と言いつつ、離すつもりが無いようですけど気のせいかしら?」
シェゾ「なあ、ウィッチ」
ウィッチ「なんですの?」
シェゾ「お前が……欲しい」
終劇
29: 名無しさん@読者の声:2013/2/6(水) 09:26:20 ID:OEv/Nma8qg
アミティがでてない…
30: 名無しさん@読者の声:2013/2/6(水) 23:44:49 ID:qCSRriHatQ
まさかのぷよぷよできたか
31: 草食猫:2013/2/7(木) 12:53:23 ID:bZn1fWQwik
>>29
私はフィーバーあんまりやってないので愛着が薄いんですよね……
>>30
まさかの魔導物語、ぷよぷよ系です
32: 草食猫:2013/2/8(金) 03:24:16 ID:KWhrxNaFPw
ウィッチ「ようやくシェゾが帰りましたわ。朝食まで要求するとは、なんて図々しいのかしら……まあ、別に良いですけども」
ガチャッ
アルル「ウィッチ、遊びに来たよー!」
ウィッチ「あら、アルルさん今日は早いですのね」
アルル「うん、昨日忙しくて会えなかったから早く来たんだー!」
カーバンクル「ぐーぐぐー!(喜)」
33: 草食猫:2013/2/8(金) 03:24:38 ID:bZn1fWQwik
ウィッチ「あらあら、なんの準備もしてませんでしたわ。どう致しましょう」
アルル「んー、あ、そうだ。カレーはまだ残ってないの?」
カーバンクル「ぐぐー!(喜)」
ウィッチ「ああ、カレーなら昨日シェゾが全部食べてしまいましたわ」
アルル「え、シェゾが来たの……?」
ウィッチ「ええ。まあ、カレーなら今から作りますわ」
アルル「うん……」
カーバンクル「ぐー(哀)」
34: 草食猫:2013/2/8(金) 03:24:53 ID:KWhrxNaFPw
ウィッチ「ふんふんふんふーん♪」グツグツコトコト
アルル「ねえ、ウィッチ……」
ウィッチ「どうしました?アルルさん」
アルル「その、さ……シェゾとは何かあったの、かな?って」
ウィッチ「何かって何ですの?」
アルル「そ、それはほら、家に招いてカレー食べさせるくらいだから何かあったのかな?って思うじゃない!」
ウィッチ「あー、シェゾには魔法薬を作るお手伝いをしていただきましたわ」
アルル「それだけなの?」
ウィッチ「あと、一緒に寝ましたわ」
アルル「……え?」
35: 草食猫:2013/2/8(金) 03:25:13 ID:wOQ1AJAELY
ウィッチ「ふんふんふーん♪」グツグツコトコト
アルル「え、え、え、一緒に寝たのぉ!?」
ウィッチ「ええ。あとは、頬っぺにキスしましたわね」
アルル「あわわわわわ……」ガクッ
カーバンクル「ぐぐぐぐ!ぐー!(怒)」
ウィッチ「でも、それだけですわよ?」
アルル「それだけって、立ち直れないくらいヘコんだよぉ……」
ウィッチ「朝になってお前がほしいとか言われましたけど、もう魔力はあげたでしょ?って言ったら帰りましたし」
36: 草食猫:2013/2/8(金) 03:25:39 ID:JfvclfFz0M
アルル「それ、多分シェゾなりの告白だよぉ……」
ウィッチ「あら、そうだったんですの?」
アルル「うん……そっか、ウィッチはボクよりシェゾの方が良いのかぁ……まあ、シェゾはなんだかんだ言って顔は良いし仕方ないか……」
ウィッチ「おーっほっほ!お馬鹿さんね〜」
アルル「だってぇ、酷いよウィッチ……ボクの気持ち知ってるくせに……」
37: 草食猫:2013/2/8(金) 03:25:51 ID:cnN7PZpUZY
ウィッチ「それがお馬鹿さんだって言ってますのよ。私が好きなのは、アルルさんだけに決まってますわ」
アルル「ふぇぇぇぇぇ!?」
ウィッチ「全く、おかしな人ですわね〜」
アルル「ほ、ほ、本当にボクのこと好きなの?」
ウィッチ「ええ、当然ですわ」
アルル「ふぁぁ、そっか……安心したら腰が抜けたよ〜」
カーバンクル「ぐーぐぐー!(楽)」
ウィッチ「はい、カレー出来ましたわよ〜」
38: 草食猫:2013/2/8(金) 03:29:22 ID:O7LLREjc3.
アルル「食べ終わったし、どこか遊びに行こうよ!」
ウィッチ「んー、私としてはゆっくりしたかったのですが」
アルル「だめ、かなぁ?(上目遣い)」ウルウル
ウィッチ「ほら、早く行きますわよ!」
カーバンクル「ぐぐー!(喜)」
39: 草食猫:2013/2/8(金) 03:29:37 ID:17wEXpd5qY
アルル「森を歩くのってなんか良いよね!」
ウィッチ「癒されますわ」
アルル「ウィッチと居ると、その、凄く楽しいよ……なんてね!」
ウィッチ「あら、嬉しいですわ。ところでカーバンクルが消えているんですが」
アルル「なんか、カーくんは用事があるみたいだよー」
40: 草食猫:2013/2/8(金) 03:29:51 ID:aQiy2H/pII
ウィッチ「そうでしたの。なら二人っきりですわね」
アルル「そうだね!」
ウィッチ「…………」
アルル「…………」
ウィッチ(どうしましょう。緊張して話が続きませんわ)
アルル(どうしよう。ウィッチ黙っちゃったけど、怒っちゃったかな……?)
ウィッチ「ねぇ、アルルさん」
アルル「な、何かな?」
ウィッチ「手繋ぎませんこと?」
アルル「良いよ!はい!」ギュッ
アルル(なんだ、手繋ぎたかっただけかー)
ウィッチ(どうして恋人繋ぎですの?は、恥ずかしいですわ///)
41: 草食猫:2013/2/8(金) 03:30:03 ID:xwl.K8xQF.
ウィッチ「あら、シェゾですわ」
シェゾ「むぅ、なんだお前達か」
アルル「シェゾ!よくもボク達のカレーを食べたな!」
シェゾ「あれはウィッチが良いと……」
アルル「それに、女の子の純情な心を利用して自分の欲求を満たすとは、極悪非道!言語道断!厚顔無恥!」
シェゾ「な、え、何の話だ!?」
アルル「早くウィッチに謝ってよ!」
42: 草食猫:2013/2/8(金) 03:30:25 ID:aQiy2H/pII
シェゾ「な、何を謝ると言うのだ?そもそも、俺とウィッチは、その……恋びt」
ウィッチ「ただの友達ですわね」
シェゾ「なんだと!?」
ウィッチ「何か勘違いなさってますけど、私としてはそういう認識ですわ」
シェゾ「だってお前……その、キス、とかしたじゃないか!うん!」
ウィッチ「あら、あれ寝たフリでしたの?」
アルル「もう許せない!ボクのウィッチに手を出した罪、その身をもって償ってもらうよ!」
シェゾ「な、何がどうなっている!?」
アルル「ダイアキュート!ダイアキュート!ダイアキュート!ばばばよえ〜ん!!」
シェゾ「ぬぁぁ!(何故か知らないがとても感動的な気持ちだ……ああ、このまま堕ちてしまうのか……)」
43: 草食猫:2013/2/8(金) 03:30:41 ID:Cl5IOf5fjc
アルル「……やりすぎちゃったかな」
シェゾ「…………」ほわ〜ん
ウィッチ「まあ、シェゾなら多分大丈夫ですわ。行きましょうか」
アルル「うん!」ギュッ
ウィッチ(相変わらず恋人繋ぎですのね///)
44: 草食猫:2013/2/8(金) 03:33:16 ID:wpI/7cObQA
ウィッチ「そういえばカーバンクルの用事ってなんですの?」
アルル「なんか、サタンのところに行ったみたいだよ〜」
ウィッチ「……それ大丈夫ですの?心配ですわ」
アルル「じゃあ、見に行ってみよっか!」
ウィッチ「では飛んで行きますわよ。後ろに乗ってくださいな」
アルル「うん!」ギュッ
ウィッチ(アルルさんに抱きつかれてますわ!興奮して飛行に支障が出ないようにしませんと!)
アルル(ウィッチの背中、暖かいな〜)
45: 草食猫:2013/2/8(金) 03:33:28 ID:uAG9kOQBQ6
ウィッチ「相変わらず趣味の悪い城ですわね」
アルル「そうだね〜」
ウィッチ「おいっす!」
サタン「カーバンクルちゃん、もう一度戻ってくる気は無いか?」
カーバンクル「ぐぐー?」
サタン「私はカーバンクルちゃんと一心同体となりたいのだ!頼む!」
カーバンクル「ぐぐぐー!(怒)」
ウィッチ「……なんか元カノに復縁を迫るみたいで哀れですわね」
46: 草食猫:2013/2/8(金) 03:33:58 ID:wpI/7cObQA
サタン「おお!我が妃となるアルルではないか!そちらからこのマイスイートホームに来てくれたということは、そういうことなのだな?だな?」
アルル「って、どういうことなのさ!ボク達はカーくんを迎えに来ただけだよ〜」
ウィッチ「そういうわけですわ」
サタン「むむむ……千載一遇のこのチャンスを逃すわけにはいかぬぞ!ペアでぷよ勝負だ!」
アルル「ペアって、サタンはどうするの?ルルーでも呼ぶ?」
サタン「私にはカーバンクルちゃんが居るからな!」
カーバンクル「ぐぐぐー!(喜)」
ウィッチ「何か本末転倒な気もしますが、かかってきなさいですわ!」
47: 草食猫:2013/2/8(金) 03:34:13 ID:403mQfRxao
サタン「カー!バン!クル!ちゃん!」
カーバンクル「ぐぐー!ぐー!」
サタン「一緒だよ!」
カーバンクル「ぐーぐ!」
サタン「ジャガーノート!ダークネス!テンペスト!」
カーバンクル「ぐぐー!」
サタン「ペアアタック!」
ウィッチ「やりますわね。彗星ぷよまで来てしまいましたわ」
アルル「ボク達なら大丈夫!反撃するよ!」
48: 草食猫:2013/2/8(金) 03:34:34 ID:YM//4h7EdM
ウィッチ「ファイヤー!サンダー!」
アルル「アイスストーム!ヘヴンレイ!」
ウィッチ「メテオ!ブラックホール!」
アルル「ダイアキュート!」
ウィッチ「どんえ〜ん!」
アルル「ばよえ〜ん!」
アルル・ウィッチ「ブレインダムド!!ジュゲム!!ペアアタック!!」
サタン「どひゃー!」
カーバンクル「ぐぐー!」
49: 草食猫:2013/2/8(金) 03:36:48 ID:JfvclfFz0M
ウィッチ「おーっほっほ!お馬鹿さんね〜」
アルル「どうだ!見たか、ボク達の力を!」
カーバンクル「ぐー(哀)」
サタン「くっ……悔しいが、負けを認めよう。さすがは我が妃となるアルルだ」
ウィッチ「まだ言ってますわ」
アルル「とにかく、もう帰るからね!」
カーバンクル「ぐーぐぐー」
アルル「え、カーくん残りたいって?」
カーバンクル「ぐー(哀)」
50: 草食猫:2013/2/8(金) 03:37:01 ID:Dqxe7r4rpY
アルル「サタンがあまりにかわいそうだからって?うーん、じゃあまた明日迎えにくるね?」
カーバンクル「ぐー!」
サタン「カーバンクルちゃーん!私を慰めておくれ!」
カーバンクル「ぐぐぐー!(喜)」
ウィッチ「なんだかんだ仲は良いんですのね」
51: 草食猫:2013/2/8(金) 03:37:13 ID:rt8ABaepUY
アルル「ごめんね、ウィッチ。変なことに付き合わせちゃって」
ウィッチ「あら、私としては楽しかったですわ。アルルさんとペアも組めましたし」
アルル「そっか。さあ!帰ろう!」
ウィッチ「早く後ろに乗りなさい!ですわ!」
アルル「うん!」
ウィッチ(ア、アルルさん……そこは胸ですわ///)
アルル(お腹だとくすぐったいかもしれないし、少し上にしがみついた方が良いよね!)
52: 草食猫:2013/2/8(金) 03:37:28 ID:cnN7PZpUZY
ウィッチ「着きましたわよ」
アルル「やっぱり空飛ぶと早いね〜」
ウィッチ「さて……残ったカレーでも食べますか」
アルル「あはは、ボク達毎日カレーだね!」
ウィッチ「そういえばそうですわね!」
53: 草食猫:2013/2/8(金) 03:38:00 ID:NzpGQNSI2U
アルル「やっぱりカーくんがいないと残っちゃうな〜」
ウィッチ「明日の朝食にすれば問題ありませんわ。さて、お風呂も沸きましたのでお先にどうぞですわ」
アルル「ウィッチが先で良いよー」
ウィッチ「お客様が来てるのに一番風呂はいただけませんわ」
アルル「んー、じゃあ一緒に入ろうよ!」
ウィッチ「え、え、え、良いんですの?」
アルル「ダメかな?」
ウィッチ「ダメではありませんけど、実は今までそれだけはあえて避けてきましたわ。だから心の準備が……」
アルル「カーくんもいないし、入ろうよ!」
ウィッチ「わ、わかりましたわ」
54: 草食猫:2013/2/8(金) 03:38:29 ID:Dqxe7r4rpY
アルル「ウィッチの髪、綺麗だねー」
ウィッチ「そんなことありませんわ」
アルル「本当に綺麗だよ?」サラッ
ウィッチ「あ、ありがとうですわ///」
アルル「しかし湯船狭いねー。あ、いや、今のは嫌味とかじゃなくてね、その……」
ウィッチ「ええ、わかってますわ。おかげでばっちり肌が触れ合ってますわよ」
アルル「えへへー!流しっこしよっか!」
ウィッチ「え、や、それは……///」
アルル「良いじゃん!その方が楽だし!」
ウィッチ「まあ、確かに……」
55: 草食猫:2013/2/8(金) 03:41:16 ID:O7LLREjc3.
ウィッチ「アルルさんって白くて綺麗な肌ですのね」
アルル「そうかな?」
ウィッチ「ええ、繊細に扱わないといけませんわね」ゴシゴシ
アルル「次はボクが流すよー」
ウィッチ「お願いしますわ」
アルル「……服着てる時はわからなかったけど、ウィッチって意外と胸大きいね!」
ウィッチ「あ、あんまり見られると恥ずかしいですわ///」
アルル「えへへ///」
56: 草食猫:2013/2/8(金) 03:41:29 ID:17wEXpd5qY
ウィッチ「そういえばアルルさん、さっきホウキに乗ってる時に胸触ってましたわよね?」
アルル「え?ああ、そう言えばあれ胸だったのかー。ごめんね。嫌だった?」
ウィッチ「べ、別に嫌ではありませんでしたが///」
アルル「ホウキと言えば、あれって飛んでる間あれだよねー」
ウィッチ「なんですの?」
アルル「ほら、えっと、なんていうか……」
ウィッチ「?」
57: 草食猫:2013/2/8(金) 03:41:45 ID:17wEXpd5qY
アルル「ボク、初めてだったからかもしれないけど、その……やっぱり言えないよー!」
ウィッチ「あら、もしかして……」ニヤリ
アルル「伝わった?」
ウィッチ「ここが擦れて気持ち良くなっちゃいましたか?」ピトッ
アルル「ひゃ、ひゃん///ちょっとウィッチ、どこ触ってるの///」
ウィッチ「あら、意外と可愛い声も出すんですのね」クニュクニュ
アルル「や、やめてよぉ///ちょっと、本当に……んんっ、お願いだから!」
ウィッチ「わかりましたわ」
58: 草食猫:2013/2/8(金) 03:42:12 ID:17wEXpd5qY
アルル「はぁ、はぁ、そうじゃなくて、飛んでる間は凄く怖いねって言おうとしたの!」
ウィッチ「なんだ、そんなことでしたの」
アルル「うん、ボク凄く怖かったけど、ウィッチがいたから安心出来たよ」
ウィッチ「アルルさんが弱味を見せるのは珍しいですわね。次からは気を付けますわ」
アルル「ありがとう」
59: 草食猫:2013/2/8(金) 03:42:35 ID:Cl5IOf5fjc
アルル「……」ゴシゴシ
ウィッチ「ふんふんふーん♪」
アルル「…………」ピトッ
ウィッチ「ふぇ///ちょっとアルルさん!?」
アルル「えへへ、お返しだー!」クニュクニュ
ウィッチ「ぁ……ゃん///ア、アルルさん……ひぁ!」
60: 草食猫:2013/2/8(金) 03:43:00 ID:xwl.K8xQF.
アルル「あはは、これくらいにしておくね〜」
ウィッチ「はぁ、はぁ、許しませんわよ!」
アルル「ウィッチが先にやったんじゃないか!」
ウィッチ「確かにそうですが……許しませんわ!」
アルル「えー、じゃあどうすれば良いの?」
ウィッチ「では、キ、キスしてください///」
61: 草食猫:2013/2/8(金) 03:46:05 ID:Dqxe7r4rpY
アルル「んー、わかったよ。でもちょっと心の準備が……」
ウィッチ「では目を瞑っておりますわ」
アルル(どうしよう、普通にすれば良いのかな?わかんないよー)ドキドキ
ウィッチ(シェゾにした時はなんともありませんでしたけど、される側だとこんなに緊張するものなんですの?それとも、相手がアルルさんだから?)ドキドキ
アルル「ん……」チュッ
ウィッチ(え、え、なんか舌が入ってきましたわ!)
アルル「んん……」
ウィッチ(ああ、なんて優しいキスでしょう……体が溶けてしまいそうですわ……アルル……さ……ん……)
62: 草食猫:2013/2/8(金) 03:46:24 ID:kGE/sKRwqc
アルル「こ、これくらいで良いかな?」
ウィッチ「」ほわ〜ん
アルル「あれ、もしかしてばよえ〜んかかっちゃった!?」
ウィッチ「……アルルさん」
アルル「はい!」
ウィッチ「私、軽く頬っぺにする程度だと思っていましたからかなり不意打ちでしたわ」
アルル「え、あ、ごめん!ボク、てっきりキスってああいうものだと……」
ウィッチ「……わりと経験豊富みたいですわね」
アルル「いや、初めてだよ?ただ……ウィッチの可愛い顔見てたらああしたくなっちゃった///」
ウィッチ「そ、そんな///」
アルル「えへへ///」
ウィッチ「もう、のぼせてしまいますし上がりますわよ!」
アルル「はいはい、わかったよー」
63: 草食猫:2013/2/8(金) 03:46:42 ID:rt8ABaepUY
ウィッチ「まったく、アルルさんのせいで体が熱いですわ!まったく!」
アルル「ごめんね〜。でも、ベッドも小さいからくっつくしかないんだよね」
ウィッチ「体が熱くて仕方ないから、もう一回キスしなさい!ですわ!」
アルル「うん、わかったよ」チュッ
ウィッチ「……なんで今度は頬っぺですの?」
アルル「え、これで良いんでしょ?」
ウィッチ「……もうアルルさんなんて知りませんわ!」プイッ
アルル「えぇ、何がいけなかったのかわかんないよ〜」
64: 草食猫:2013/2/8(金) 03:47:39 ID:rt8ABaepUY
ウィッチ(まったく、アルルさんったらまったく!)
アルル「ウィッチ、ごめんね。ボク、怒らせるつもりじゃなかったんだ」
ウィッチ「それはわかってますわ。でも、許しませんわよ」
アルル「んー、どうしたら許してくれる?」
ウィッチ「そうですわね……」
アルル「ボク、なんでもするよ!」
ウィッチ「言いましたわね?では……」
アルル「……」ドキドキ
ウィッチ「あなたがほしい!ですわ!」
終劇
65: 草食猫:2013/2/8(金) 03:55:23 ID:RynMXj9uew
最後に元ネタというか、公式の漫才デモ
自撮りなんで画質あれでさーせん
http://l2.upup.be/f/r/Xzcw1B7RFo.jpg
http://l2.upup.be/f/r/K5upWNeWmd.jpg
せっかくなのでアミティ達をメインにしてもう一つくらい書こうかと思ってます。
66: 名無しさん@読者の声:2013/2/8(金) 21:19:14 ID:wnOGepC8..
萌えろい
67: 名無しさん@読者の声:2013/2/9(土) 09:26:55 ID:vkS06AncWo
ウィッチの本命はやっぱりアルルか…
シェゾなら俺が喜ぶ
68: 草食猫:2013/2/9(土) 10:12:37 ID:kGE/sKRwqc
>>66
微笑ましい程度にしかエロ書けないですん
>>67
アルルでしょうね……
シェゾ推しの方は>>28までをお楽しみくださいってことで
69: 名無しさん@読者の声:2013/2/11(月) 22:30:44 ID:qCSRriHatQ
シェゾがとことん哀れである
70: 草食猫:2013/2/16(土) 18:13:55 ID:JfvclfFz0M
アミティ「あちゃー、またテストの点が悪かったから補修かー」
アコール先生「アミティさん、何度言ったらわかるんですか……?」
アミティ「すみません〜」
アコール先生「まったく、これでは今度の対抗試合の代表にはなれませんよ?」
アミティ「対抗試合ってなんですか?私、聞いてないんですけど」
ポポイ「魔導学校三校による三校対抗試合、トライウィザード・トーナメントだニャ!」
71: 草食猫:2013/2/16(土) 18:14:06 ID:rt8ABaepUY
アミティ「どこかで聞いたことあるような無いような……ぷよぷよ以外の世界において……もしかしてハリー・ポッt」
アコール先生「決してパクりではありませんよ?これはオマージュ、リスペクトの類いですから、ええ」
ポポイ「各校から最も優秀な魔導師が代表に選ばれて凌ぎを削る、伝統ある神聖な行事ニャ」
アミティ「ふーん。でも、私そういうの興味n」
アコール先生「優勝した者の魔力は飛躍的に上がり、更に特別に全ての試験も免除となります」
アミティ「はい!やりまーす!」
ポポイ「まずは補修を頑張るニャ」
72: 草食猫:2013/2/16(土) 18:14:20 ID:JfvclfFz0M
アミティ「しかし私が代表になんてなれるわけないよねー」
クルーク「くっくっく……三校対抗試合の代表になるのは僕に決まってるさ!」
アミティ「あ、クルーク!クルークも試験免除したいの?」
クルーク「くっくっく、そんなわけないだろう。僕が興味あるのは飛躍的に上がるという魔力!そして名誉さ!」
アミティ「そっかー。私も試験免除されるなら出たいなー」
クルーク「まあ、せいぜい頑張ってくれたまえ」
アミティ「行っちゃった。試合と言うからには体力も必要なはず!そうなれば私の方が有利!」
73: 草食猫:2013/2/16(土) 18:14:35 ID:Q.zb6jnRqY
ラフィーナ「おーっほっほ!代表になるのは美しく優雅なこの私に決まってますわ!」
アミティ「そうなの?」
ラフィーナ「まあ、先生方が代表を選ぶみたいなので正直わかりませんわ」
アミティ「なら私の可能性もあるよね!」
ラフィーナ「アミティさんが?そうですわね、可能性はあるかもしれませんわね」
アミティ「なら頑張るよー!」
74: 草食猫:2013/2/16(土) 18:14:51 ID:cnN7PZpUZY
シグ「僕は別に良いやー」
アミティ「シグは出ないの?」
シグ「うん。だってトライウィザード・トーナメントって死者があまりに出るからここしばらく開催されてなかったんだもん」
アミティ「そうなの!?」
シグ「まあ、それとは関係無く僕はこの時期にしか見れない幻の蝶を探すのだー」
ラフィーナ「しかし、その話が本当だとすると……いけませんわね。私のエレガントな人生をこんなところで終わらせるわけにはいきませんわ。アミティさん!試合にはあなたが出なさい!」
アミティ「え〜」
75: 草食猫:2013/2/16(土) 18:15:11 ID:Q.zb6jnRqY
しばらくして
アコール先生「今日から三校対抗試合です。今回は我々が主催なので他の二校をお招きする形となりますので、くれぐれも粗相の無いように」
ポポイ「他校の生徒と喧嘩したりするんじゃニャいよ」
アコール先生「では、隣町の魔導学校からの代表の方どうぞ」
フェーリ「これも運命なのだ!」バ-ン
レムレス「どうも〜」
76: 草食猫:2013/2/16(土) 18:17:26 ID:wOQ1AJAELY
ポポイ「レムレスはまだ魔導学校の生徒ニャ。しかし彗星の魔導師と呼ばれ、あまりに優秀すぎるので今は教える立場にも立ってるニャ」
レムレス「そういうわけで、引率で〜す」
フェーリ「レムレス先輩、見ててくださいね!」
レムレス「うん、頑張ってね〜」ナデナデ
フェーリ「えへへ///」
77: 草食猫:2013/2/16(土) 18:17:58 ID:bZn1fWQwik
アコール先生「それから、ぷよ地獄の魔導学校からもお招きしています」
サタン「私が校長だ!」ド-ン
アルル「ちょっとサタン、なんでボク達まで?」
ウィッチ「納得いきませんわ」
ドラコ「がうがうがー!」
サタン「私に逆らうな!我々は魔導物語からの代表なのだ!」
アルル「その割にシェゾとかハーピーとかルルーとか居ないような……」
サタン「まあ、固いことを言うな。あんまり大人数で押し掛けるわけにもいかないだろう」
78: 草食猫:2013/2/16(土) 18:18:15 ID:RynMXj9uew
アコール先生「というわけで、この三校で試合を行います」
ラフィーナ「先生、うちの代表は誰なんですの?」
クルーク「勿論、僕ですよね?」
アコール先生「んー、ではアミティさんで」
アミティ「え、私?」
アコール先生「期待していますよ……」
アミティ「はーい!」
クルーク「そ、そんな馬鹿な……」ガクッ
79: 草食猫:2013/2/16(土) 18:18:39 ID:3aoRccKy6M
アコール先生「それでは最初の競技は、裏のナーエの森のどこかにある宝を探してもらいます」
アミティ「どこかって、また曖昧な……」
フェーリ「ふっふっふ、これも運命なのかしら?物探しは私の最も得意なジャンル!」
サタン「よし、鼻が効きそうだからドラコが行け」
ドラコ「がうう!わかったよ!」
アコール先生「日が暮れたら、例え宝を見つけていなくても必ず帰ってきてください」
サタン「帰ってこないと失格にするぞ!」
80: 草食猫:2013/2/16(土) 18:27:02 ID:kGE/sKRwqc
ナーエの森
アミティ「んー、宝ねぇ……そうだ、どんぐりガエルあたりに聞いてみよう!どこかな……あ、居た」
どんぐりガエル「ケーロケーロケロン♪」
アミティ「ねえ、この森にある宝って知ってる?」
どんぐりガエル「ケロ?」
アミティ「だからね、宝が隠されてるらしいのよ」
どんぐりガエル「ケロケーロ、ケロン!」
アミティ「知ってるの?」
どんぐりガエル「ケーロ♪」
アミティ「付いてこいってことね?ありがとう!」
81: 草食猫:2013/2/16(土) 18:27:13 ID:cnN7PZpUZY
フェーリ「神よ教えたまえ、我の欲するものは何処か……あら、ダウジングが反応してるわ。こっちね!」
おにおん「オニオーン!」
フェーリ「早く帰って先輩とイチャイチャしなくては……」
おにおん「オンオン!」
フェーリ「……何かしら、うるさい玉ねぎね」
おにおん「オーン!」
フェーリ「あら、頭の角に何か……指輪かしら?」
おにおん「オーン!」
フェーリ「もしかしてこれが宝?邪魔だから取れってことね。はい、取れたわ」
おにおん「オニオーン!」
フェーリ「これで私が一番!これも運命!」
82: 草食猫:2013/2/16(土) 18:27:25 ID:Dqxe7r4rpY
会話オブ大人達
アコール先生「誰が一番早いですかねー」
サタン「うちのドラコに決まっている!と言いたいが、あいつはあれで間抜けなところがあるからな」
レムレス「みんなにお菓子配れば良かったかなぁ……お腹空いてないかなぁ……」
アコール先生「そうそう、言い忘れてましたが宝は二つしか隠していないので二人が帰ってきた時点で競技は終了となります」
サタン「なんと!では、三人目は既に無い宝を探し続けなくてはならんのか!」
レムレス「厳しいルールだねぇ」
アコール先生「うふふ、多少の残酷さも必要ですわ」
83: 草食猫:2013/2/16(土) 18:28:09 ID:Dqxe7r4rpY
ドラコ「はー、宝なんてどこにあるのかわかんないよー。よくわからない謎の生物がたくさんいるし……」
どんぐりガエル「ケーロケーロ♪」
おにおん「オニオーン!」
ドラコ「もしかして、あいつらを倒せば宝が手に入るのかも!なら片っ端からぷよ勝負だ!」
どんぐりガエル「ケロ?」
おにおん「オン?」
84: 草食猫:2013/2/16(土) 18:28:28 ID:JfvclfFz0M
ラフィーナ「あら、誰か帰ってきましたわね」
シグ「アミティだー」
アミティ「やっほー!いっちばーん!かな?」
クルーク「ふっ、なかなかやるじゃないか」
アミティ「なんかねー、川の中のどんぐりガエルの巣に宝があったみたい!ほらこれ、指輪!」
シグ「川……普通見つからない」
クルーク「そんなところに隠すなんて、嫌がらせだね」
ラフィーナ「本当ですわね」
85: 草食猫:2013/2/16(土) 18:28:42 ID:cnN7PZpUZY
フェーリ「ただいま帰りましたわ!……どうしてアミティが先にいるのかしら?」
アミティ「あ、お帰りフェーリ。私も今来たところだよー」
フェーリ「こんなの嘘よ……私が一番じゃないなんて……これも運命の導き?いや、そんなはずは……」
ラフィーナ「まあ、二人とも同じくらいだと思いますわ」
レムレス「フェーリ、お帰り〜」
フェーリ「せ、先輩!」
レムレス「はい、お菓子をあげるよ〜」
フェーリ「ありがとうございます!」
レムレス「よく頑張ったね〜」ナデナデ
フェーリ「先輩の為ですから///」
86: 草食猫:2013/2/16(土) 18:31:57 ID:bZn1fWQwik
サタン「どうやら二人が帰ってきたみたいだ」
アコール先生「そのようですね」
アルル「ドラコ遅いねー」
ウィッチ「まったく、これで私達は負けですわね」
アコール先生「まあ、そう悲観なさらずに」
サタン「あいつのことだ、競技そっちのけで遊び始めている可能性すらある」
87: 草食猫:2013/2/16(土) 18:32:15 ID:bZn1fWQwik
アコール先生「そうそう、これも言い忘れてましたが、宝を見つけなければ森から出られないように魔法をかけてあります」
サタン「なんだと!?聞いていないぞ!?」
アコール先生「ええ、言っていませんでしたわ」
アルル「ねえ、それって宝を見つけないと帰ってくることも出来ないってこと……?」
サタン「しかも宝が二つしか無いということは、初めから一人は帰ってこれなくなることが確定したということか……」
アコール先生「うふふ、でもこれも伝統ある競技のルールなんですよ」
ポポイ「別にイジワルしてるわけではないニャ」
88: 草食猫:2013/2/16(土) 18:32:34 ID:wOQ1AJAELY
ウィッチ「呆れましたわ。普通そこまでやりますかしら。だから死者続出で中止になったんですわ」
アルル「うん、ドラコが心配だよ……」
ウィッチ「アルルさん、ドラコを助けに行きますわよ!」
アルル「ええ!?そんなことしても良いの!?」
ウィッチ「宝が二つしか無いなら、うちはどうせ失格ですわ。ならば助けに行くべきですわ」
サタン「良いのか?」
アコール先生「まあ、問題ありません」
サタン「よし、お前達ドラコを連れ戻してこい!」
89: 草食猫:2013/2/16(土) 18:32:49 ID:KWhrxNaFPw
アルル「しかし、この森わりと広いねぇ」
ウィッチ「そうですわねー」
アルル「空飛んで上から探したら早くないかな?」
ウィッチ「それも考えましたが、木が邪魔で見晴らしも悪いですし、それに……」
アルル「?」
ウィッチ「アルルさんが空を飛ぶのは苦手だとおっしゃってましたので」
アルル「あー、そっか。ありがとうね!」
ウィッチ「いえいえ」
90: 草食猫:2013/2/16(土) 18:33:14 ID:wOQ1AJAELY
アルル「でも、ウィッチ一人で飛べば良くない?」
ウィッチ「……アルルさんと一緒じゃなければ嫌ですわ」
アルル「じゃあ、やっぱり一緒に探そっか!」ギュッ
ウィッチ「ええ(相変わらず恋人繋ぎなんですわね///)」
91: 草食猫:2013/2/16(土) 18:33:42 ID:KWhrxNaFPw
アルル「なんか声が聞こえるね」
ウィッチ「そうですわね」
ドラコ「あー、そこ気持ち良いよー」
どんぐりガエル「ケロケロ」
ウィッチ「ドラコ、あなた何してるんですの?」
ドラコ「あれ、二人ともどうしたの?疲れたからマッサージしてもらってるんだよ!」
アルル「良いなー。ボクもやってもらおうっと!」
どんぐりガエル「ケーロケロ♪」
おにおん「オニオーン!」
92: 草食猫:2013/2/16(土) 18:34:07 ID:RynMXj9uew
ウィッチ「しかし、これは一体……?」
ドラコ「こいつらみんな私が倒したから、手下にしてやったのだ!」
ウィッチ「みんな倒したって、変なカエルと玉ねぎ合わせて百匹以上いますわよ?」
アルル「ドラコ凄ーい!」
ドラコ「はっはっは!ウィッチもどう?」
ウィッチ「では、折角ですので」
93: 草食猫:2013/2/16(土) 18:36:56 ID:wOQ1AJAELY
ドラコ「森で美少女三人がマッサージを受ける……絵になるね!」
アルル「えー、そうかなー?あと、ボクは美少女じゃないよー」
ウィッチ「アルルさんは可愛い系ですものね」
ドラコ「確かに可愛いな!」
アルル「そんなことないよー。ドラコもウィッチも可愛いよ?」
ウィッチ「えへへ///」
ドラコ「アルルは可愛い系、ウィッチはツンデレ美人、私は超絶美少女!」ドヤァ
アルル「超絶は言い過ぎだよー」
キャッキャッウフフ
94: 草食猫:2013/2/16(土) 18:37:25 ID:PEB8UYEI.w
アルル「すっかり女子会やっちゃったねー」
ドラコ「まさか二人がそういう関係だったとはね……」
チラッ
ウィッチ「ま、まあとにかく、森から出ますわよ!」
アルル「そう言えばそういう目的だったね!楽しかったからすっかり忘れてたよ!」
ドラコ「しかし、失格なのは残念だなー」
ウィッチ「まあ、そうですわね」
95: 草食猫:2013/2/16(土) 18:37:41 ID:HeRUe.VC2U
サタン「おお、お前達!よくぞ帰ってきたな!」
ドラコ「えへへ、ごめんよー」
サタン「うむ、私のフィアンセたるアルルが帰ってきただけで嬉しいぞ!」
アルル「だからボクはフィアンセじゃないってば!」
ウィッチ「話を聞かないおじさまですわね」
96: 草食猫:2013/2/16(土) 18:38:05 ID:3aoRccKy6M
アコール先生「はい、皆さんよく帰ってきました。第一の競技は終了です」
レムレス「お疲れさま〜とりあえずお菓子をどうぞ〜」
クルーク「先生!アミティが一番に帰ってきたということは我々が一番でしょうか?」
アコール先生「それについては今から説明しますね。まず、この競技は実はポイント制でした。審査の結果、一位はドラコケンタウロスさん、二位はアミティさん、三位がフェーリさんです」
<ナ、ナンダッテ-!
97: 草食猫:2013/2/16(土) 18:40:20 ID:mV2Vgm0WKM
フェーリ「納得いかないわ。アミティより下なのはまだ我慢出来るけど、最後までのんびりしてた奴に負けるなんて」
ラフィーナ「確かにそうですわね」
アコール先生「制限時間は伝えましたが、早く帰ってきたら勝ちだとは誰も言ってませんよ?」
シグ「そうだったー」
アコール先生「勿論、時間も審査の対象にはなっていますよ?アミティさんは普段からこの森に慣れているので、他の二人には少しハンデを付けています」
クルーク「ならば先生。帰ってきたのはほぼ同時でしたし、悔しいがアミティの負けでは?」
98: 草食猫:2013/2/16(土) 18:40:44 ID:wpI/7cObQA
アコール先生「それも説明します。まずはフェーリさん。占い術による物探しは素早く的確でした。今回の宝である指輪は中途半端な呪文は受け付けないようにしてあったので、とても優秀だと言えます」
フェーリ「それだけ褒められて三位って、納得出来ないわ」
アコール先生「次にアミティさんですが、種族の違いを乗り越えてどんぐりガエルと心を通わせ見事、宝に辿り着きました。更に加点ポイントとして、川に住む肉食魚を退治してどんぐりガエル達の平和な生活を守りました」
アミティ「ありがとうございます。書かれてない部分までちゃんと評価されてるなんて、おっどろきー!」
99: 草食猫:2013/2/16(土) 18:41:41 ID:YM//4h7EdM
クルーク「しかし、宝を持って帰れなかったドラコが一位というのは……?」
アコール先生「私が隠した宝は二つの指輪ですが、それだけが宝ではありません。フェーリさんは魔術の才能、アミティさんは調和の心、優しさという宝を持ち帰りました。そしてドラコさんですが、百匹以上の森の生物を相手に完勝する圧倒的な力。更には倒した敵を仲間にし、慕われる慈愛の心も持っています」
ドラコ「さすがは超絶美少女!」ドヤァ
アコール先生「最後に、これが最も重要なことですが、彼女達は仲間の為には身をも擲つ友情を見せてくれました。宝無くしては帰れないと聞くや否や、すぐに助けに行った二人。これまでの歴史において、仲間の為に助けに向かった人はほとんどいませんでした。これが最も高い加点ポイントとなります」
アルル「そういえば、本来はボク達も戻ってこれなかったのかー」
ウィッチ「あの時知ってたら、見殺しでしたわね」
ドラコ「……おい」
100: 草食猫:2013/2/16(土) 18:43:13 ID:O7LLREjc3.
アコール先生「しかし、どうやら三人はのんびり遊んでいたみたいなので時間による点は少なくなっています。総計すると、順位はつきましたが差はそれほどではないので次の競技を頑張ってください」
サタン「今日のところはこれで終了だな!みんなよくやったぞ!特に私のアルル!」
レムレス「とりあえずお菓子をどうぞ〜明日は僕が担当する競技だよ〜」
第一の競技を終えた一同!
果たして次に待ち受けるものとは一体何か!
そして、ここにいないあの人物の行方は!
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