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勇者「あぶないみずぎ?」
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1: :2012/2/1(水) 23:15:11 ID:u154Dzic7I
商人「はい、最近仕入れた極上の品でございますよ」

勇者「ほう?興味がある。見てみたい」

商人「いいですよ、しかし旦那も中々の二枚目なのに…隅に置けませんねぇ」

商人「こいつですよ」

勇者「ふむ…えらく露出してるな」

商人「なんせ水着ですからね」

勇者「だが…意外に防御力が高いな…」

商人「なんでも色々いじくり回したようですよ」

勇者「ふむ…これを貰おうか」

商人「え?本気ですか?」

勇者「俺は本気だぞ?」

商人「はあ…まあ、38000Gになります」

勇者「高いな…防御力相応か」チャリン

商人「毎度」

さっそく装備しますか?
はい←ピッ
いいえ

商人「え」



271: :2012/2/10(金) 19:41:45 ID:eg2a1iEexU
銃士「何をしてるんだい?」

戦士「お、銃士!!」

銃士「鍛冶の真似事かい?素人がやったら大変な事に…」

鍛冶「いや、それがそうでもないのさ、この戦士さん、中々筋がいいよ」

戦士「ま、アタシは万能だからな!!」

鍛冶「残る工程は後少しだから、このまま自分で打つかい?」

戦士「ああ!!このまま最後までやるさ!!」
272: :2012/2/10(金) 19:51:38 ID:eg2a1iEexU
僧侶「・・・」

鍛冶「よーし…これで魔力は注入完了♪」

鍛冶「お疲れ様♪疲れたでしょ…立ちっぱなしは」

僧侶「ふえ…はい!!」

鍛冶「(あら…今時の若い子には珍しい集中力ね…)」

鍛冶「最後の工程だけど…貴女に手伝ってもらおうかしら」

僧侶「わ、私にですか!?」

鍛冶「そ、やってみる?強制じゃないけど…」

僧侶「や、やります!!やらせてください!!」
273: :2012/2/10(金) 20:08:17 ID:eg2a1iEexU
僧侶「そ、それで…何をお手伝いすれば…」

鍛冶「そんな難しい事をやらせないわよ〜」

鍛冶「言うなれば魔力のコントロールね」

僧侶「魔力の…コントロール」

鍛冶「そ、簡単には言うと主は私だ!!って、魔力に主人を覚えさせるのよ」

鍛冶「(別にそんなことしなくてもいいけど…誓約と覚悟で魔力が増大するかもしれないし〜どっちに転んでも損はないわね)」

僧侶「・・・わかりました」

鍛冶「そんな構えなくても大丈夫よ〜、言うことを聞けー!!って命令すればいいだけなんだから…」

僧侶「・・・」

鍛冶「さ、杖に手を当てて…」
274: 名無しさん@読者の声:2012/2/10(金) 20:08:55 ID:ahOFnJIgJc
憧れのさぎしsに遭遇!
( ^^) _C~~デキタテシエンドゾー!
275: :2012/2/10(金) 20:15:59 ID:fLSctY7Zi.
僧侶「・・・」スッ

鍛冶「杖に語りかけるように念じるの」

鍛冶「主人は私、主人は私って」

僧侶「(主人は私…主人は私…)」

僧侶「(でも…主人ってなんだろ…私の為に戦ってくれるの?違う…)」

僧侶「(この杖はお母さんの形見…だから私が主人なのはおこがましい、でも杖は使う人がいなきゃただの棒きれと同じ)」

僧侶「(私は…なんのためにこの杖を使う?)」

僧侶「(魔王討伐…こんな杖じゃろくに攻撃もできないし)」

僧侶「(私がこの杖を使う理由…強くなって、皆を守れるくらいに…)」

僧侶「(皆を…守る)」
276: :2012/2/10(金) 20:20:50 ID:eg2a1iEexU
僧侶「(私は主人さんと約束した、強くなって戻ると)」

僧侶「(勇者様は言ってくれた、私の優しさが強さだと)」

僧侶「(だったら私は…皆を守りたい!!)」

僧侶「(今より強くなる!!その為に…力を…一緒に戦って!!)」

カカッ!!

僧侶「きゃっ!?」

鍛冶「!?」

鍛冶「(杖が覚悟と誓約を受け止めた!?そしてこの段階は!!)」
277: :2012/2/10(金) 20:24:31 ID:fLSctY7Zi.
鍛冶「名前!!」

僧侶「え!?」

鍛冶「名前を言うんだ!!この杖の名前を!!」

僧侶「で、でも名前なんて…」

シュー

鍛冶「光が消える!?急いで!!」

僧侶「杖の…名前」

僧侶「(この杖の…名前)」

僧侶「ミカエル!!」


278: :2012/2/10(金) 20:38:22 ID:fLSctY7Zi.
鍛冶「・・・」

僧侶「・・・」

鍛冶「おめでとう、この杖は確かに貴女の覚悟を受け止めたわ」

鍛冶「このミカエルスタッフ、恐らく貴女しか使いこなせないわ」

鍛冶「貴女がどんな覚悟を込めたかわからないけど…きっとその杖は貴女を助けてくれるわ」

僧侶「鍛冶さん…」

僧侶「ありがとうございました!!」

鍛冶「いいの、仲間さんが待ってるんでしょ?はやくいきなさいな」

僧侶「はい!!」

タッタッタッタッタ

鍛冶「・・・たまにあんなのが起こるからこの仕事をやめられないのよね」
279: :2012/2/10(金) 20:52:43 ID:CT7VV0836g
戦士「おらぁ!!」

カーン!!

戦士「はあ…はあ…意外に体力使うのな…」

鍛冶「飛び散る汗が美しいねぇ…」

戦士「なんか言ったか?」

鍛冶「なんも」

鍛冶「初めてでそれだけ打てれば表彰物だよ」

戦士「中途半端は嫌なんだよ」

戦士「そうさ…アタシは中途半端じゃ駄目なんだ…中途半端じゃ、弟を守れない…」

鍛冶「・・・」
280: :2012/2/10(金) 20:59:43 ID:CT7VV0836g
鍛冶「強い決意…いや、覚悟かな?」

戦士「あんだよ?」

鍛冶「その剣にさ、名前をつけてみないかい?」

戦士「なんで?」

鍛冶「いやいや、自分で打った剣に名前をつけるって結構感動するよ?」

戦士「ふーん…」

戦士「バルムンク」

戦士「こいつの名前は、バルムンクだ」

鍛冶「随分と大層な名前をつけたね…」

戦士「わ、悪いかよ…」

鍛冶「いいんじゃない?気の持ちようだし」
281: :2012/2/11(土) 00:19:16 ID:svXBI68Hng
鍛冶「まあ、その剣をどう使うかは貴女に任せるよ」

鍛冶「誰かを殺したり、守ったり」

鍛冶「武器は道具、使う人がいなければただの物だ」

鍛冶「覚えておいてほしい、どう使うかで武器は表情を変える」

鍛冶「その剣を英雄にするか、罪人にするかは貴女次第だ」

戦士「・・・」
282: :2012/2/11(土) 00:22:53 ID:9IAOdG2/VE
鍛冶「辛気くさい話をしちゃったね」

鍛冶「仲間さんが待っているんだろう?さっきの緑髪の眼鏡のお嬢さんが」

戦士「あ、ああ…」

戦士「なんか…ありがとな」

鍛冶「いいよ、久しぶりに面白いものが見れた」

戦士「?」

鍛冶「いかないとまずいんじゃない?」

戦士「そうだな」

タッタッタッタッタ

鍛冶「剣が発する声なき声…彼女は果たして耳を傾けられるだろうか…」

鍛冶「まあ、僕に出来るのは武器を作り出すことだけだし、どうでもいいけどね」

鍛冶「でも…あの剣」

鍛冶「いい声してたなぁ…」
283: :2012/2/11(土) 00:27:18 ID:svXBI68Hng
>>270

リアルタイムで遭遇って確率低いんですかね?

私の場合しょっちゅう遭遇出来そうですけどwww

支援感謝です♪

>>274

憧れだなんて///
私そんな大層な事してませんよ

すいません、リアルタイムで気づいたんですけど更新に力を入れてました

出来立て支援冷めちゃいましたかね…(´・ω・`)

今日の投下はこれで終了となります

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
お疲れ様でした♪
284: 名無しさん@読者の声:2012/2/11(土) 00:31:41 ID:H03.Cb48go
確かにさっちゃんのエンカウント率は高い
だがそれがいい支援
285: :2012/2/11(土) 12:16:26 ID:u154Dzic7I
勇者「・・・」

「開いてるよ、入ってきたらどうじゃ?」

勇者「失礼する」

キィィィ

鍛冶「久しぶりじゃの、お主がここにくるのは」

勇者「普段は利用しないからな」

鍛冶「ま、普通の用事なら表で十分じゃからの」

勇者「前置きはいい、始めるぞ」

鍛冶「やれやれ、久しぶりに会ったかと思えば、せっかちじゃの」
286: :2012/2/11(土) 12:19:23 ID:mUCDMF7VaQ
勇者「武器の強化と誓約強化を頼む」

鍛冶「あいよ、じゃあいつも通りに手を」

勇者「・・・」

鍛冶「始めるぞい」

カーン!!カーン!!

勇者「魔王を…殺す」

鍛冶「・・・」

カーン!!カーン!!


287: :2012/2/11(土) 12:22:21 ID:mUCDMF7VaQ
鍛冶「お前さん、少し静めたらどうじゃ?体からわかるくらいの憎しみが…」

勇者「構わない」

鍛冶「・・・ま、そんなに強ければ剣も強化しやすいだろうて」

カーン!!カーン!!

鍛冶「わかっておるの?この剣を…」

勇者「使うのは俺次第」

鍛冶「・・・」

勇者「ある意味これは呪われた剣だな、俺の憎しみや怒りが詰まっている」

勇者「魔王討伐後は、封印するさ」

鍛冶「・・・」
288: :2012/2/11(土) 12:26:16 ID:u154Dzic7I
鍛冶「出来たぞ」

勇者「ああ」

鍛冶「相変わらず恐ろしさを感じるくらいの誓約だの」

勇者「これしかないからな」

鍛冶「ま、剣に溺れないように注意することじゃ」

勇者「・・・」

鍛冶「ほれ、用が無いならいったいった」

勇者「世話になった」

鍛冶「ほいほい」
289: :2012/2/11(土) 16:01:00 ID:u154Dzic7I
鍛冶「・・・恐ろしい程の憎悪じゃったの…」

鍛冶「あれで斬られたら…想像したくはないの」

鍛冶「絶対にそれを人に向けてはならんぞ…勇者よ」

鍛冶「さ〜て、妾も仕事仕事っと」
290: :2012/2/11(土) 16:06:37 ID:u154Dzic7I
勇者「待たせたな」

僧侶「お帰りなさい、勇者様」

勇者「僧侶…その杖」

僧侶「鍛冶さんに強化してもらったんです♪」

勇者「そうか…」

勇者「(あの杖をまともに見れないのは…何故だ?)」

勇者「戦士も剣を変えたのか?」

戦士「おう、アタシが打ったんだ」

戦士「バルムンクっていうんだぜ」

僧侶「私はミカエルスタッフっていいます」

勇者「そうか…」
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sage:


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