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男「俺、影薄くね?」メイド「仕様です、ご主人様」
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1: :2012/2/28(火) 17:29:20 ID:zrmPsL1RCc
男「だって普通逆じゃない?主人が前でメイドとか使用人は後ろにいるもんだろ」

メイド「それ、いつの時代の常識ですか?」

男「いや、最近だけど」

メイド「ご主人様、もう使用人が後ろで控えているという時代は終わったのです」

男「どんな時代だよ」



123: :2012/3/6(火) 12:05:23 ID:mPJ5aJO1E2
>>122

メイド「支援感謝でございます」

メイド「今のシリアスムードからギャグやラブコメをちょいちょい挟みますby作者だそうです」

男「雰囲気ぶち壊しにも程があるだろ!?」

124: :2012/3/6(火) 12:28:51 ID:702jk76dIA
〜〜メイド控え室〜〜

ガチャ

メイド「ご主人様は無事にお眠りになられました」

メイド長「ご苦労様」

メイド「・・・」ストッ

メイド長「どう思います?」

メイド「菅野がご主人様に接触したのは偶然か必然か…ですか?」

メイド長「貴女はどう思います?」

メイド「直に会った感想を言うならば…野心溢れる人ですね」

メイド長「それはどういった意味合いで?」

メイド「良くも取れるし、悪くも取れます」

メイド長「そうですか」
125: :2012/3/6(火) 12:33:19 ID:rTaa1UodTg
メイド「メイド長は菅野と直接面識は?」

メイド長「一度だけ、といっても旦那様の影にいましたからあまり記憶に残してないとは思いますが」

メイド「旦那様は菅野の会社には投資なさってるんですよね」

メイド長「ええ、旦那様からはいつも彼は信頼のおける人物だと聞かされています」

メイド「・・・私はそんな風には見えませんでした」

父「彼は信頼の出来る人だよ」モグモグ

メイド長「旦那様!?」
126: :2012/3/6(火) 12:37:30 ID:tAbVF91eFE
メイド「いつから?」

父「廊下歩いてたら菅野君の名前が聞こえてきて忍び込んでみたらバッチリ」

父「彼はあの年で会社を任せられる程の優秀な人物だ、更に自分の仕事にも誇りを持っ…うぐ」

父「の、喉にお菓子が詰まった…お、お茶…」

メイド長「どうぞ」

父「ごくごく…ぷはー」

父「とまあ、彼は業績面から言ったら優秀だけど…人間性としては信頼してはないかな…」

父「その辺はメイドさんの観察力が正しいと思うよ」
127: :2012/3/6(火) 12:42:32 ID:VOJH1gSJ3U
メイド「旦那様は菅野の人柄に感銘を受け投資したのでは?」

父「違うよ、純粋に菅野君の作る商品や掲げる理想が皆を幸せに出来るからと思ったからさ」

父「もちろん菅野君自信も優秀な人物だよ、ただ…今の地位にのしあがるために使った手段を考えたら…ね」

父「それでも僕は菅野君の会社を支援している。少なくとも菅野君の作る商品はなんらかで社会に貢献しているからね」

父「男君は?」

メイド「お休みになられております」

父「そっか…」

父「男君には頼りない父親を見せないとね」

父「彼にはこの陰謀渦巻く世界はまだ早すぎる」
128: :2012/3/6(火) 12:44:39 ID:ZtKcLQrvRI
父「ところで明日って休日だよね?」

メイド長「はい、旦那様がお休みを取られている日です」

父「じゃあさ、皆でどっかいかない?」

メイド「構いませんが…どちらに?」

父「それは僕が決めるよ」

父「男君来てくれるかな〜」

メイド「来てくださいますよ…ご主人様なら」

父「うん」
129: :2012/3/6(火) 14:16:47 ID:bGFacmblSk
〜〜〜翌日〜〜〜

男「ふわぁ〜ねみぃ…」

男「父さんめ…いきなり朝早く起きろーだなんて、何考えてんだあの中年」

男「とにかく話だけ聞いてさっさと寝…」

父「[壁]_-)」

男「・・・よし!!寝るか!!」

父「突っ込んでー!!」ズサー

男「なんかきた!?」

父「なんかって何!?」


130: :2012/3/6(火) 14:19:50 ID:s34UTNp0wM
男「残念だが俺は壁からまるで恋する乙女みたいに遠慮がちに覗く父親なんて知らないな」

父「分かりやすい説明ありがとう」

男「で?なんだよ」

父「遊園地いこ!!」

男「・・・そんな小学生みたいに目をキラキラさせなくてもいいだろ…」

父「遊園地!!」

男「なんだこのオッサン」

父「えー、男君こないの〜?」

男「知らん、寝る」
131: :2012/3/6(火) 14:54:12 ID:qfgXbiLCSo
父「いいよーだ、屋敷のメイドさん達全員引き連れていくもんね〜」

男「はいはい、いってら…え?」

男「いやいやいやいや!!その間どうするんだよ!?職務に勤しむ人もいるだろ!!」

父「あ…」

男「あんた馬鹿だろ、ていうかメイドもか?」

父「うん、メイドさんも連れてくよ」

男「え…」

父「何〜?ひょっとして焼きもち焼いてるの〜?」ニヤニヤ

男「ち、違っ!!」
132: :2012/3/6(火) 14:56:24 ID:1buzyVW/1k
男「そ、それに!俺が命令すれば…」

メイド「申し訳ありませんご主人様」

男「のわあ!!」

メイド「本日は旦那様とメイド長からのお二方から命令されてまして」

父「・・・」ニヤニヤ

男「くっ…わかったよ!!いくよ!!行けばいいんだろ!!」

父「さっすが、話が分かるぅ!!」
133: :2012/3/6(火) 21:02:54 ID:PtH21cG2bY
男「で、結局誰が行くんだよ」

父「僕と男君とメイド長さんとメイドさん」

男「ふーん…四人か…」

父「Wデートだね」ニヤニヤ

男「埋まれ」

男「大体、メイドとデートなんて…」

メイド「・・・」ジー

男「う…デ、デートなんて…」

男「い、いいんじゃねーの…」

メイド「ふふ」

メイド長「(完璧に天然ですわね)」

父「流石僕の息子、天然さは群を抜いているね」

134: :2012/3/6(火) 21:08:20 ID:ResPR8T8fs
〜〜〜遊園地入口〜〜〜

男「なあ、父さん」

父「何かな?」

男「2つばかし聞いていいか?」

父「いいよ〜」

男「なんでスーツなの?」

父「似合ってるだろ?」

男「普通遊園地にスーツで来る人はいねーよ」

男「二つ目、なんで自主集合なの?皆で車でくればよかったじゃん」

父「女の子がおめかしして来るのを待つのもオツなもんだよ」

男「爺くさ…」

「「お待たせしました」」
135: :2012/3/6(火) 21:11:15 ID:ResPR8T8fs
男「ああ…来た…」

メイド長「どうでしょうか?久しぶりに袖を通しましたので」

父「おお〜」

男「いや…だからなんでスーツ?」

メイド長「ペアルック、でございます」

男「あほかぁ!!んなペアルックどこにもないわ!!」

父「ほらほら、メイド長さんの感想よりメイドさんの感想を言ってあげたら〜?」

男「わ、わかってるよ!!」
136: :2012/3/6(火) 21:16:08 ID:ResPR8T8fs
メイド「・・・」

男「あ…えっと…」

メイド「おかしいですか?」

男「いや!!そうじゃなくて!!」

男「メイドはなんとなく緑が似合いそうだなーって思ってたから…ピンクも可愛いけど」

メイド「ありがとうございます」

男「・・・うん、似合ってる」

メイド「ご主人様さえよろしければ…」

メイド「機会があれば私の服を見繕っていただきたいです」

男「え!?俺センスないよ?」

メイド「大丈夫です」

メイド「ご主人様がお選びになられたものなら…なんでもいいです」ニコ

男「う、うん…」

父「(青春だねぇ…)」

メイド長「(惚気てますねぇ…)」
137: :2012/3/6(火) 21:19:55 ID:ResPR8T8fs
父「さて…どう回るかだけど…」

メイド長「・・・」コクン

父「あー、ちょうどよく四人だなー、ラッキーだなー」

男「なんで棒読み?」

父「やっぱりここは若者同士が組むのがベストだし、いいよねー」

メイド長「異論ありません」

男「いや…ちょ」

父「じゃ、僕はメイド長さんと回るから」

父「ごゆっくりぃ!!」

タタタタタタタ

男「・・・いっちまいやがった」

男「俺達もいくか?」

メイド「はい」
138: 1(投下終了):2012/3/6(火) 23:50:06 ID:yy8uT.WIIA
男「(さて…どうするかな…)」

男「(普段ならまずは…ベンチを探すか飲み物だけど)」

男「(今はメイドがいるし…っていうか…)」

男「これ…普通にデートじゃね?」

メイド「?」

男「(え!?てか、俺デートなんかしたことないしましてや女の子と二人で出掛けた事が無いしそもそもどういう風に回っていいのかすらわからん!!)」

男「どうしよう…」

メイド「・・・」
139: :2012/3/7(水) 14:19:49 ID:/Tggbgnx9Q
メイド「ご主人様」

男「はい!?」

メイド「ひょっとして…迷ってらっしゃるのですか?」

男「な、なななな何が!?」

メイド「私の事はお気になさらず、ご主人様の行きたい場所に…」

男「だ、大丈夫!!大丈夫!!行きたい所が多すぎるだけだから!!」

メイド「ご主人様…無理をなさらないでください」

男「べ、べべ別に無理なんかしてないし?」

メイド「ご主人様はごまかす時、必ず右手の中指が泳ぐんです」

男「マジで!?」

メイド「嘘です」

男「・・・」
140: :2012/3/7(水) 14:25:53 ID:0rQfS4Ge.2
メイド「本来なら…私はこんな場所にいる事は許されず、旦那様の計らいでご主人様と一緒にいられるのです…」

男「・・・」

メイド「私はご主人様の行きたい場所に行きたいです」

男「・・・無表情じゃなけりゃあな」

男「ま、そうだな…下手にかっこつけず俺らしくいきゃいいか」

男「言っとくが、期待するなよ?」

メイド「かしこまりました、ご主人様」

男「じゃ、いくか」

メイド「はい」
141: :2012/3/7(水) 19:37:43 ID:S00oMycDV2
男「ほら、メロンソーダでよかったか?」

メイド「お飲み物なら私が取りにいきましたのに…」

男「いいよ別に」

男「・・・」ゴクゴク

メイド「アトラクションに乗りに行かれないのですか?」

男「んー、俺はあんまし遊園地に来てアトラクションに率先して乗りにいくっていうタイプじゃないからな…」

メイド「そうでしたか」

男「退屈ならなんか乗りにいくか?」

メイド「ご心配なく、ご主人様と一緒ならどこにだって」

男「そうか…」
142: :2012/3/7(水) 20:01:18 ID:2SudqHvQ.s
メイド「・・・」

男「どうした?考え事か?」

メイド「この状況…周りから見れば所謂カップルに見られるんでしょうか…」

男「ああ…まあ、そうだな」

メイド「おかしく…ないでしょうか?」

男「全然、メイドみたいな美人と歩ける男は幸せだな」

メイド「ご主人様は…今幸せなんですか?」

男「俺?」

男「俺はいつもメイドといるしな…まあ、違う服装のメイドを見れて楽しい、かな」

メイド「・・・」
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