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チーム:サーカス【厨二病】
[8] -25 -50 

1:🎏 名無しですが何か?:2012/3/4(日) 10:25:23 ID:1lvOPQUkic
お題【厨二病】

下記の順番でお願いします。

バーロー ◆UjK6UzITOQ
ゆかり ◆PQt5QGscr2
◆MEIDO...W.
議長 ◆i3hQ782536
ハガネメ ◆KNIGHT.OCw
たご ◆UyDMAQ5sDc
黒 ◆pf3bu2R0Ws
にっころ ◆Ohm5FHaeZI
すぱ ◆EOQ3BRAmq.



2:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/4(日) 11:41:35 ID:Xluuudljj2
一番手いくお


ザァー…ザァー…
ゴロゴロ…ピシャッ!ゴロゴロ…
…ーっ!?…ーっ!?

?「ハァハァ…ハァハァ…」

激しい雨と雷鳴が轟く中
一人の豪奢な剣を背負い
小さな生まれたばかりの
男の子を逞しい胸に抱き抱え
深い傷をおった男が追っ手から
逃げていた…

?「ハァハァ…ついた…」

男がたどり着いたのは首都から
少し離れたエルフの森の入り口

?「……」

男は悩み憐れんでいた
つらく困難な運命を
辿るであろうこの子の運命を…

?「…強く生きてくれよ…?」

そう声をかけ赤ん坊の頭を撫で
赤ん坊をエルフの集落の
入り口の前に下ろし
背負っていた剣を隣におき
名残を惜しむかのように
その場をあとにした…



物語はそれから十数年後に
動き出す…
3:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/4(日) 12:58:51 ID:Ig.KNXNs8E
うはwww怖い…。二番手逝きます

十数年後…

あの時の赤ん坊はエルフ族の子供がいなかった夫婦が引き取っており、何不自由なく幸せに過ごしていた…
〜エルフの森〜
?「おりゃーーーっ!!」
ガキン!
エルフ父「まだまだ脇の締めが甘い!!」
カーン!!
カラカラカラ…
?「くっ……」

エルフ父「よし、今日の稽古はここまでにしよう。そろそろ飯にしようか、クルス。母さんが待ってるぞ」

クルス「分かったよ」
ザッザッザッ
ガチャ
エルフ父・クルス「ただいま」

エルフ母「お帰りなさい、ご飯はもう出来てますよ」ニッコリ

クルス「流石母さん!じゃあ、テーブルに並べるよ」

エルフ母「ありがとう」ニコ
三人「いただきます!!」

クルス「母さんのご飯は本当に美味しいなぁ」ガツガツ

エルフ母「ウフフ…急がなくてもご飯は逃げませんよ」ニコニコ

エルフ父「気持ちは分かる。母さんの料理は最高だからな」モグモグ
カチャ
三人「ごちそうさまでした!!」

エルフ父「クルスも剣の腕が上がって来たな、まだまだ甘い所もあるがな」

クルス「本当!?」

エルフ父「ああ、本当だ」ニッ

エルフ父「さあ、午後の稽古を始めるぞ」

クルス「うん!!」

この日までエルフ族の家族とエルフの森の住人たちは平和に暮らしていた…
だが、ある日を境に物語は急速に動き出す…!!
4:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/4(日) 14:09:44 ID:nO7atJatII
女「あのさ……」

男「どうした?フロイライン」

女は手に持った紙の束から顔を上げ、男の方を見た。

女「まあ、あんたがラノベ書きたいって言ってたのは知ってる」

男「当たり前だ。我程の者ならば書けて当然だ」

女「あんたが厨二なのも知ってる」

男「我が厨二だと!我はかの……」

女「黙れ」

女の一言で男は大人しく黙った。女は再び紙の束に目を落とした。

女「ストーリーもあんたの厨二が出てないし、良い方だとは思う」

男は喋ろうとしたが、女に睨まれて口を閉じた。

女「まず、長い。何なの?いきなり超大作狙ってんの?」

女はテーブルの下に置かれた、紙の塔を見て、すぐに男の方を見た。

女「次、場面展開しすぎ。この『物語はそれから十数年後に動き出す…』のすぐ後に、『ある日を境に物語は急速に動き出す…!!』は早すぎでしょ。その後もだいたいそんな感じだし」

男「フロイライン!我の話を……」

女「うるせえ!」

女は持ってた紙の束を男の顔に投げつけた。紙の束を止めていたクリップはその衝撃で外れ、紙が部屋中に散らばった。

女「ドイツ語喋んな鬱陶しい!昔のよしみであんたに付き合ってるんだからね!こっちだって忙しいんだから!黙って私の話を聞け!そして、さっさと帰らせろ!」
5:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/4(日) 17:48:19 ID:VHsghwG3ak
男がもう一度何かを言いかけたが、女は気付かずに帰ってしまった

やれやれ、やはり女は扱いにくい

だが女の忠告は受けとめよう。我の腕が鳴るな。フハハ



ん?

冗談じゃなく右手が疼くようだ…

なんなんだ?
6:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/4(日) 18:19:06 ID:S/.B8nd9vU
男はとっさに右手を押さえた。
だが、まだ疼きは収まらなかった。
それどころか、徐々に右腕全体をその疼きが支配していた。
男「なんだ?どういうことだ…うっ」ズキッ

右腕の疼きは、突如として痛みに変わった。

右腕を見ると、その手首から血が流れていた。

血は次第に腕の中心に流れ、そして何故か渦を巻いた。何重にも、時計回りに。まるで何かの紋章のように。

男は部屋中に散らばった紙の上に倒れ込んだ。

すでに男の右腕は、上げられないほどの痛みに覆われていた。

気絶でもしそうだ。誰か、助けてくれ。

そう祈って、男は眼を閉じた。閉じる直前、視界の端に昆虫の羽根を付けた人のようなモノが見えた気がした。
7:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/4(日) 19:11:04 ID:nBizvRjA3M

その昆虫の羽根を付けた人のようなモノが耳元で囁いた。


「妖精がいっぱいいるって有名な森で
 ザラキーマを唱えたらどうなるかなぁ…」


8:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/4(日) 20:07:23 ID:1PH9b/sgig

数時間がたっただろうか
男は目を覚ますと妖精の森…

…にはいなかった

真っ白な部屋、真っ白なベッドの上に横たわり
隣には涙目の女がいた

目を覚ましたことに気づいた彼女は目を擦った
それでも彼女の目は赤いままだった

女「馬鹿!そんなにボロクソ言われたのがショックだったの?自殺しようとするなんて!」

男「へっ?」

女「私が忘れ物に気づいて戻ったからよかったものの…」

男「ちょっと待って、我が自殺?」

女「自分の腕を見てみなさいよ」

そう言われて自分の右腕をみる
包帯が巻かれて少しだが血も滲んでいる

リストカットのようだが自分で切った覚えはない

男「そうだ…妖精がいたんだ」



9:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/4(日) 20:31:57 ID:tUL89Adi.s
女「寝ぼけたこと言わないでよ!喰らいなさい!おっぱいビンタ!」バチコーンバチコーン
男「ぐわああああマシュマロにも似た感触が我を心底恐怖に突き落とすぅう!」
女「まったく、で、いつまで頭にそんな気持ちの悪い縫いぐるみ乗っけているの?」

我は疑問に思った。彼女は何を言っているんだ。鏡を見て頭を確認するしかないじゃないか。髪に何か乗っている感覚はない。あるのは窓から吹いてくる風がまるでどこかの掲示板で人気の人物の名前に似た音でフォオオーイフォオオーイと我の頭を撫でるだけの感触しかない。
我はおっぱいビンタ女(推定Tカップ)が頭に乗っている、とさも覚えたての言葉を嬉しそうにそこらの雑踏にほざく小さな子供に酷似した彼女を見た。恐らく我は今キチガイを見つめるような視線を向けているのだろう。確かに我は今ありもしない縫いぐるみの話をするキチガイを見つめているのだから自然なことなのではあるが。
鏡越しに我が頭を見つめる。
そこには明らかに異質な存在がいたのだ。柔らかな肉に生えたおぞましい虫の翼、柔らかな2つの肉にはピンクの蕾がついている。
そう、どう見てもおっぱいに虫の羽が生えているだけである。
おっぱいが喋る
「やあ!僕はちちべぇ!」

女「ちち、べぇ?」

「僕と契約して美乳少女になって欲しいんだ!」

10:🎏 すぱ ◆EOQ3BRAmq.:2012/3/4(日) 21:12:56 ID:e97/5BlBFw
パスします、すみません
次の方お願いします
11:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/4(日) 21:36:20 ID:Xluuudljj2
がんばりんこ

女「美乳少女?」
わけのわからん状況だと言うのに
この知り合いはなにを
ほざいているのか我には
到底理解できんかった…―
その時ふと気づいた
(離れている…?)
最初は自分でもなにを考えて
いるのか解らなかった…
気づけば我は身体から
意識…いや魂にも程近いと
言える状態になり
身体から確かに我という
存在は離れていった…
しかし我の身体は未だに動き
女(+おっぱい)と
会話しているのだ…

次の瞬間我という存在は
一つの概念となり
超宇宙的存在となりそして…












私は神となった…
12:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/4(日) 22:46:29 ID:mu6dhNOcd.
男「という夢を見たんだ。どうだ、素晴らしいだろう!」ドヤァ

女「あんたの厨二って夢にも出てくるくらいひどかったのね。流石に引くわ」

男「だから何度も言ってるだろう!我は(ry」

女「はいはい、分かったから。で、今度はちゃんと書いたの?」

男「我は物足りないが…貴様の言うとおりに書いたつもりだ」

女「へぇ?じゃ、見せてもらうわよ」ペラッ
13:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/4(日) 23:37:34 ID:HyXIxrWsFo
事は少しばかり空が赤く鳴り始めた頃に起こった……

クルス「とぉぉぉぉぉぉ!」

父「そうだ!その調子だ!」

クルスの父はクルスの剣を受け止め、時たま足を出してクルスを転ばせようとするが、そう簡単に引っかからなかった。

父「む?クルス待て」

クルスは父の言葉で振り上げた剣を下ろした。

クルス「どうしたの?」

父「静かに」

父は耳を済ましながら頷いている。森の声を聞いているのである。エルフ族特有の力であるため、エルフ族ではないクルスには聞くことが出来なかった。

父「稽古は終わりだ」

クルス「えー!」

父「人間の軍隊がこちらに向かっているらしく、防御を固めたいそうだ」

クルス「僕も……」

父「ダメだ」

クルスが言うより早く、父がクルスの言葉を遮った。

父「お前はまだ幼い。それに、お前まで行ったら、もしもの時誰が母さんを守るんだ?」

父はクルスの頭を乱暴にぐしゃぐしゃ撫で回した。

クルス「……わかったよ!僕頑張るから!父さんも頑張ってよ!」

父「当たり前だ!ほら、お前は家に帰れ」

クルス「家で待ってるから!」

クルスは剣を鞘に閉まって、父に見送られながら走って家に向かった。
14:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/5(月) 00:05:24 ID:1PH9b/sgig
男「ふ…どうだ」

女「ありきたりね」

男「なん…だと…」

女「まだまだね…」

女(早く私を楽しませてよ…いろんな意味で)

男「何がいけなかったんだ…」

女「だいたい…美乳少女ってなによ!」

男「えっ」

女「えっ」

男はそんなもの書いてない

この時からだろうか

既視感というものを体感するようになったのか

自分に力があるつもりだったが、本当に使えるようになる

そんなことが起きるとも知らずに

自然と黒のロングコートを着ていた
15:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/5(月) 16:25:17 ID:X3/m/moTjA
そうだ、これは…この状況は、確か見たことがあったはずだ。それもごく最近。
ハンガーに掛かった、長年使い込んで所々糸がほつれた黒のロングコートを半分羽織った形のまま、男は問いかけた。


男「なあ、前にもこんなことなかったっけ」

女「さあ?知らないわよそんなの。ところで…インク、こぼれてるけど?」

男「あっ!うわ全然気付かな…」ハッ

言いかけて、男は口を覆った。この台詞もインクがこぼれた状況も、全部見たことがある……気がした。

既視感。

デジャヴ。

そんな三文字と四文字が、男の脳裏をよぎり消えた。
女「どうしたの?急に黙って…早く拭かないと染みになるじゃない」


そうだ、なんとなく見た。この光景の次に、我…いや、俺はどうしたのか。

男「雑巾と新聞紙、持ってきてくれる?」

口が勝手に動いた。考える間もなく。

最近、と言ってもいつだったか思い出せないが、確かにこのインクを拭き取った覚えがある。

なぜだ。

なぜ思い出せない。いつだった。

何かこの後に重大な出来事でもあったのか?

それは、多分数秒後に分かるのだろう。
16:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/5(月) 16:34:44 ID:ktlYcf9iZM


オログ「まあ、はやく拭けよ」



17:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/5(月) 18:43:58 ID:G4bw/0.ftY

女「だれ」

男「新キュラ?」

女「それよりインク拭かないと」

男「あ、あぁ」ゴシゴシ

オグロ「実はお前たちに頼みたいことがあt」
女「五月蝿いわね!今掃除してるのよ!見えないの?」

オグロ「スマン…」


18:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/5(月) 19:05:43 ID:SHIfJkK4AE
しかし、我を悩ませるこの既視感…いったいなんなんだ
オグロ「既視感。デジャヴ。」
思ったことを言われたような気がして、もしかしてこのおっぱいに虫の生えた化け物が何か我の頭にある瘤を取り除く鍵を持っているのではないか。そう思ってしまう。指先が震える。
オグロ「貴様の能力だ。『夢落輪廻-DREAM GAZER-』…貴様は死を夢として捉え、生命の輪廻から外れている。」
こいつは、なにを、言っているんだ。このおっぱいの化け物はなんなんだ。まるでイカれた老婆が作った精霊馬のような、この生き物は。
オグロ「わからないか?貴様は何度も死にかけ、そして人生をやり直し分岐点へと来たのだ。そしてそれは夢として処理されるのだ。」
女「……なんなの、なんなのよ!あはは!わけわかんない!」
オグロ「貴様にも能力はある。『一面のおっぱい-ALL HEAVEN-』…美乳少女である貴様の能力だ。」
再び、デジャヴ。美乳少女…?これも、夢で処理されたのか。ふと、自分が神になれそうな気がした。きっと夢で何かあったせいだ。バーロー。
オグロ「この能力は恐ろしい能力だ。発動したとたんに読者の視覚にダメージを与える…読者はこのSSの会話がすべて『おっぱい』にしか見えなくなるおっぱい。」
男「おっぱい!?」

オグロ「おっぱ…い!!おっぱいおっぱい!いっぱい!おっぱいおぱーおぱい!?」

男・女「おっ…おっぱいぱーい!?」モッサムモッサム
19:🎏 すぱ ◆EOQ3BRAmq.:2012/3/5(月) 20:10:52 ID:e97/5BlBFw
男「という夢を見たんだ!」ドヤァ

女「あんたには失望したわ」

男「なんだとう!」

女「何度も変態チックな夢見てあんたアホ!?いい加減にしなさいよ!」

男「我の夢に文句を言われる筋合いはあるまい!」

女「じゃあさっさとラノベ作家になる夢を叶えたらどうなの」

男「わっ我が本気を出したなら簡単に叶ってしまうではないか!それではあまりに面白くないからわざと」





オグロ「ふむ……厄介な能力だ」

オグロ「何度接触しても、奴の能力でただの夢と成り下がる」

オグロ「しかし、完全にリセットという訳でもないらしいな」

オグロ「目的を果たすまで、少し時間がかかるやもしれぬ」

オグロ「あの、貧乳の女神を倒すために」
20:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/5(月) 21:05:51 ID:1PH9b/sgig
変態紳士いきまーす


野望を口にするオグロの前に
一人の男が…

?「そうはい神崎。」

オグロ「だっ誰だ!?」
?「私?私か?
フッ…良いだろう…
教えてやろう…私は!!










>>2で豪奢な剣を持っていた
男だ」
オグロ「だっ誰だ!?それは!?」
?「まぁ知らなくて良いよ。」
オグロ「えっ?あっうん…うん?」
突然現れた男に混乱するオグロ

オグロ「そっそうだ
何がそうはいかんのだ!!」
豪奢男「い神崎なww
そしてその質問には…











我がロリコンだからと答えておこう!!」
21:🎏 ゆかり:2012/3/5(月) 21:23:53 ID:Dl5ahsYt.U
再び男と女の会話

男「まあ、俺の素晴らしすぎる夢の話はこれくらいにして、俺には何が足りないと思う?」

女「そうね…。まず、ヒロインが居ないじゃない。ラノベと言ったらヒロインキャラじゃない。何で居ないの?」

男「それは……これから登場させるからだ、いきなりヒロインです、って出てきても何だコイツ?ってなるだろ?だから、ある程度物語が進んでから登場させようと思ってな。」

女「ふーん…?そういえばまだ全然進んでなかったわね。まあいいわ、続きよんでも良いわよね?」

男「無論良いさ。そして俺にアドバイスという慈悲を!!」ドゲザッ

女「はいはい、じゃあ読むわね…」ペラッ
22:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/5(月) 21:34:17 ID:tHVlALVQYM
女「そう言えば、さっき俺って言ったでしょ」

男「な、何のことかな?」

男は女から目をそらして、下手な口笛を吹き始めた。

女「本当はまだそのキャラに慣れてないんでしょ」

男「う、うるさい!わ、我の事は良いだろ!」

女「すぐ怒ると嫌われるかもしれないからね」

女は視線を物語に落とした。
23:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/5(月) 21:41:01 ID:is79/5bWLs
今日はここまでだ…

中学校のとある教室にいる男子生徒が放課後黙々と書いているものだった

(ククク…俺の友達の驚く様を早く見たいな…)

彼は道具をしまったあと、右手に包帯を巻き、眼帯をつけ、小説の続きを思い出しながら教室を出た
24:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/5(月) 21:58:57 ID:2csgTXzvVI
と、そこで一人の少女に出会った
少年はすぐさま廊下の端に避け、茜色に染まった空を見上げてこう言った。
「なかなかいい夜になりそうだな…クク…私があの文章を書き上げれば…世界中は破滅し、我がヘルタニア帝国が台頭することになる。ふははははは!素晴らしいとは思わんか!?そこの愚民よ!」
少年は少女を見た。肩を震わせ、下を見て俯いていた。
「フ、私の計画に恐れを成して泣いているのか、無理もない…どれ、その面を」
見て、驚愕した。

笑っていた。それどころか少女は、少年を指差し「あははは!バッカじゃないの!?そんなもんあるわけないのに!あっはははは!」

「おのれ、小娘が…覚えておれ!必ずや帝国が貴様に制裁を与えるだろう!」
ものすごい勢いで方向転換し、少年は走っていった。書きかけの小説を鼻紙にして、泣きながら。帰っていった。
25:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/5(月) 22:17:32 ID:2lntWaEQyk


池上彰「ではこの書きかけの小説が鼻紙状態にされた結果どうなるのか、こちらのフリップで更に説明しましょう」



26:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/5(月) 23:34:31 ID:is79/5bWLs

池上彰「まずゴミになることはたしかです。」

池上彰「あと水分によりインクが溶けて鼻の下あたりが黒くなってますね、本人は気づいてないですが。」


27:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/5(月) 23:48:53 ID:s34UTNp0wM
少年は涙を流す。口に入った涙は悲しみの塩分を含み喉を乾かし口を切なさに溢れさせた。なぜ、理解されない?俺は支配者なのに。あの少女は支配者を馬鹿にした。くそ。ガリガリと喉を引っ掻くと蛆虫が涌き出るように血液がもぞりもぞりと這い出るようにして喉を伝って地面に落ちる。気持ち悪い。吐き気がする。僕はなんだ。支配者だ。あの少女は?僕を混沌に陥れる死神に違いない。痛い。苦しい。動悸が僕を悩ませて苦しませる。心臓が冷たく激しく泣き叫ぶ。内側から突き刺されて抉られるような悲しみだ。理解されないとはこんなにも辛いのか。少女を殺す世界を作ろう。僕は世界を作れる。ハハハ。キリストを冒涜するような残酷な文章。戦慄させて空気を凍らせる不気味なセリフ。混沌としている。支配者である、いや、神である僕を嘲笑うようにアノ少女は、小娘は、肉の塊は僕を馬鹿にし続ける。苛む。心を体を。嘔吐した。コンクリートに真白の吐瀉物が降り注いで踏み潰す。僕の世界が壊れ行く。やめろやめろやめてくれ。彼女のまるで死んだ魚のような目から放たれる気持ちの悪い吐き気を催す真っ赤な笑みが僕を蝕んで苦しませて殺している。刀より鋭利で絶対零度の世界より冷たい刃のような言葉が僕を貫き捩じ伏せた。くそ、くそ!負けない!ガリガリと歩きながらペンを走らせる。文字がミミズのようにのたうち回るようにしてノートに、白紙の世界に真っ黒な世界を作り出す。創造の世界である、こんな辛苦な世界とは比べられない美しい世界が作られる。僕はリアルの夕焼けに焼かれた。

アヒャアヒャアハァハなんだアヒヒアハァアハァハヒヒィ

世界はこんなにも美しいじゃないか。
28:🎏 すぱ ◆EOQ3BRAmq.:2012/3/6(火) 07:58:45 ID:/a7K3kL86k
女「」

男「うん、どうした?我の創造した世界に恐れをなしたかふはははは」

女「……あんたこれ、読み返した?」

男「我は完璧である故推敲など不要であり」

女「いいから読みなさい!」バサッ

男「うわっ、な、何をする……って、なんだこれ……」

女「作風も文体も違う……まるで一定してないじゃない」

男「確かに俺が書いたはずなのに、どういうことだ?」

池上彰「良い質問ですねえ」ニョキッ

女「出たあっ!?」

男「何で登場人物がここにいるんだ!」

池上彰「まあそれはおいおい」

池上彰「それはですね、あなたが自分の夢を制御できなくなりつつある証拠なのです」
29:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/6(火) 09:26:33 ID:1PH9b/sgig
ロリータ万歳
男「ゆっ夢を制御って…
なんのことだ!?意味がわからん!?」
男は混乱して叫ぶ
無理もない突然現れた自作の
登場人物に訳のわからない事を
言われて混乱しないはずがない
しかし男の混乱を無視して
池上は続ける…
池上彰「あなたはライトノベルを
書くために色々と妄想しましたね?」
男「そういえば…」
池上彰「そうでしょう?
じゃあ何故そこからあなたの
夢が制御できなくなりつつ
あるかVTRにまとめたので見てみましょう。」

〜VTR〜

池上彰「どうでしたか?
少しでも理解できたかな?」
女「すご〜いすごくわかった〜」
男「なるほど〜そうだったのか〜」
池上彰「はい、じゃあなにか質問のある子いるかな?」
豪奢男「はい!僕たちは男の
夢の制御ができるようになったら
ここにいられないんですか?」
池上彰「良い質問だね。
それはね…(ry…」

そして…

池上さんは…

オグロ「はい!池が(ry」

彼らの質問に…

ハガネメ「池が(ry」
池上彰「黙れっ小僧っ!」
ハガネメ「…っ!?」

笑顔で一人一人丁寧に答えていった…

池上彰「じゃあ今日のお話は
おしまいです。みんなこれからも
たくさん色々な事を学んで下さいね?」
そういって池上さんは
霞んでいく霧のように消えていきました。
5月6日(日)
男青春日記より抜粋
30:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/6(火) 20:14:17 ID:nsKTvR16Gw
男・女「!?」バッ

男「あ、あれ?」

女「今のは…?」

男・女「夢?」

男「いつの間に寝ちまってたんだ俺は…」

女「夢…よね。夢に違いないわ、絶対そうよ!だって小説のキャラが(ry」

男「……大丈夫か、女;」

女「………!!」ビクッ
女「大丈夫よ、大丈夫。えっと続き読むわね;」ペラッ

男「あ、ああ…。」
31:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/6(火) 20:55:09 ID:iDpqZIU.ls
女の表情は辛そうだった。ただ本を読むという当たり前の行動のはずなのに。

男「辛そうだが、大丈夫か?」

女「ええ、辛いわね。あんたのおかしな文章を読んでると、笑いをこらえるのが大変」

男「それなら良いんだが……」

その言葉とは裏腹に、女はどんどん辛そうになっていく。いつの間にか額には汗を滲ませ、フルマラソンでもしてきたかのように息があがっていた。

男「おい……」

女「……」

男「女……」

女「……」

女からの返事は無く、黙々と読み進めていた。

男「女!」

女「な、何?」

女はビクッと体を振るわせて、辺りをキョロキョロ見回した後、男の方を見た。

男「あー……何か飲むか?」

女「じゃ、じゃあお茶……」

男はそれを聞いて、部屋を出て行った。
32:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/6(火) 23:43:16 ID:G4bw/0.ftY
女「やっと1人になれた…」

私の正体は科学者

今は身分を隠して男と接触を試みている

(小生が思っていたよりも単純な男のようだ…がしかし、何を考えているのかわからない)

女、すなわちDr.ブラックはそう考えながら男を待った
33:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/7(水) 20:06:22 ID:2lntWaEQyk


その一方で、お茶を煎れようとした際足元をつまづいて転んだ男はちんこを骨折し痛みに悶え苦しんでいた。



34:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/8(木) 14:28:46 ID:VBxWRjlINQ
男は苦しんだッッッ
折れた痛みが凄まじく声を発することすらままならなかったッッッ!

男「ッッッ…!!?」

一方その頃龍さんは

龍「ヒャッハー!これが俺の穴だぜぇええッッッ!」ブンブンッ

住人「龍さんにも穴はあるんだよな…」ボロン

龍「アッー!」ズボッ

発展していたッッッ!
さらに一方その頃オグロ

オグロ「男が死にそうだッッッ!まずい…どうすればッッッ!」

「私に任せろ」

まるで風のように囁く美しい旋律ッッッ旋律は優しくオグロの耳を打ち鳴らし音を伝えるッッッ

オグロ「貴様は貧乳の女神ッッッ…!」

「そう、私は貧乳の女神…狸だッッッ!!」

貧乳の象徴がッッッ!今ここに爆誕したッッッ!圧倒!圧倒的威圧感ッッッ!これが、これが貧乳の力だと言うのだろうかッッッ!否ッッッ!力だッッッ!
35:🎏 すぱ ◆EOQ3BRAmq.:2012/3/8(木) 17:33:33 ID:xiBbhMcbRE
狸「元ナースの私にかかれば男さんのちんこ骨折など造作もない……」

オグロ「させぬ!貴様のことだ、どうせ治療した後に代償として女を奪うのだろう」

狸「あら、いけませんか?」

オグロ「あの人間は美乳少女としての素晴らしい素質を持っている……」

オグロ「貴様のような貧乳に堕とさせてたまるか!」

狸「堕とすだなんてとんでもない……仲間に迎えるだけです」

狸「でも、このままでは男さんが痛みに悶え苦しんだままですよ?」

オグロ「そうでもないさ」

狸「え……?」



男「という夢を見たんだ!」ドヤァ

女「もう呆れを通り越して慣れたわ」

男「どうだ素晴らしいだろう」



オグロ「死にかける度にその経験を夢として処理し、また分岐点に戻る能力」

狸「なるほど……あなたが苦戦するのも分かります」
36:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/8(木) 18:04:08 ID:is79/5bWLs

オグロ「あぁ…これ程までに
厄介な能力は珍しい…」

ハァ…とため息を吐くオグロ

狸「どんな致命傷をうけても
不治の病にかかろうと
死ぬ瞬間((これは夢だ…))と
認識してしまえば過去に
さえ戻ることのできる…
ありえない…」

その能力を反芻し
驚愕を隠せない貧にry狸…

オグロ「あぁ確かに
ありえない…だがやつは
確かに存在している…」

なにやら驚愕し頭を
悩ませているオグロと貧乳…
そこへ一人の少女が現れる

メイド「旦那様、お嬢様
紅茶とお菓子を
お持ちいたしました♪」ニコッ
37:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/8(木) 19:55:49 ID:PhG8HAL2Wo
オグロ「あ、ああ、ありがとう(気配がなかっただと…?)」

狸「あら、ありがと(お嬢様!?良い響きだわ!)」

メイド「ではごゆっくり」ニコ

オグロ「まあとにかく、男を仲間に引き入れる為にあれやこれややったが、全て徒労に終わってるんだよ、あの能力のせいでな」カチャ ゴクッゴクッ

狸「本当に厄介ね…なんとか無効化出来ないかしら…」

コツコツ…
??「儂に任せればなんとかなるかもしれんぞよ」

オグロ・狸「!?」
38:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/8(木) 21:27:47 ID:ox0A5DkmEo
オグロ「あんたは!」

後からやってきた奴はちょうど影になるような所に立っていて、顔を良く見ることが出来ない。

??「儂に……」

メイド「お茶どうぞ」

どこからともなくメイドが現れ、お茶を渡して、またどこかに消えた。

狸「いったいどんな方法が……早く教えてください!」

??「まあ、あわてるでない。お茶位飲ませてくれ」

お茶を一気に飲み干すと、メイドが湯飲みを回収して消えた。

??「まず第一に……」

メイド「失礼します」

オグロ「何だ?というかメイド率上げすぎだ」

メイド「すいません。悪いニュースが二つほどあります」

オグロ「……言ってみろ」

メイド「トイレが壊れました」

メイドのどうでも良い報告にその場にいた全員が呆れた。

メイド「もう一つはそろそろでございます」

メイドがチラッと時計を見て、すぐにオグロの方を見つめた。

オグロ「何が……」

何が始まるのだ。そう言う前に、オグロの腹が不快な音を鳴らした。それを皮きりに、狸、??も似たような音を鳴らした。

メイド「皆さんのお茶に強力な下剤を混ぜさせていただきました」

オグロ「な、何故……!」

メイド「私、あなた方とは所属が違います故。邪魔なんです」
39:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/8(木) 21:34:28 ID:VHsghwG3ak
??「ご苦労だったな、メイド」

メイド「これくらい私にとって朝飯前ですよたご様」

オグロ「ど…どういうことだ」

一方俺は鼻糞をほじっていた
40:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/9(金) 13:59:29 ID:8E/OsEWieY
影に隠れていた人物が、姿を現した。

品の良さそうな、しかしどこか不気味な笑みを湛えた女性がそこにいた。

メイド「たご様、いいのですか出てこられて」

??「構わん…どうせ消す命だ、姿を見られたところで何も出来まい」

くすっ、と女性は笑った。その姿に、場にいたメイド以外の全員が身震いした。

勝てない。こいつには夢落ちなんて通じない。

??「ああ、自己紹介がまだだったな…儂はたご、魔族の王…つまり有り体に言えば魔王だ」

たごが手をかざすと、目の前の床が、壁が、天井が、歪みだした。みるみるうちに周囲がドットになり、次第にたごの姿も俺もドットに変化した。

たご「さあ はじめようではないか」
41:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/9(金) 16:48:52 ID:yTzAqUfPVw


たご「もう我慢出来ないからダースベイダーで外に出る」



42:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/9(金) 19:07:27 ID:1PH9b/sgig

その場の誰もが困惑した。

ダースベイダーの衣装に着替えたたごはそそくさと部屋をでていってしまった。

その瞬間に部屋は元通りになっていた。

メイド「何が我慢できなかったのでしょうか…」

オグロ「おい、よく考えてみろ、下剤入りのお茶を誰に飲ませたか」

メイド「ハッ」

オグロ「多分…そういうことだ…つうか俺もヤバイ…」

メイド「先程も言いましたがトイレは壊れていますよ。とゆうか私が壊しました。」

オグロ「くっ」


43:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/9(金) 20:17:00 ID:EKiunoAUe.
オグロ「くっ……くっくっくっ」
オグロは嘲笑している。ひたすらに。誰かを嘲笑う。嘲笑の矛先は明らかに私に対する物だ。
メイド「我慢しすぎで可笑しくなりましたか?」
オグロ「いいや…貴様は私を甘く見ていただけだ。」
オグロの姿がただの肉塊から姿を変えていく。ぼこぼこと不気味な音とは相反して美少女が形作られていく。
オグロ「まさか私が下剤に気付かなかったとでも思っていたか哀れな豚よ。」
昆虫の翼が美しく開かれていく。刹那、殺気が満ち溢れ私を包んだ。寒気が、恐怖が、震えが止まらない。これが、これがオグロの本気だと言うのでしょうか。
オグロ「地を這いずり回れ。アリのように惨めに、そして…人間に林檎を奪われた哀れな蛇のように。」
右肩が熱い。そして激痛に襲われる。焼けるように痛い。
メイド「くぅあっあっああっ!?」
オグロ「“熟す林檎-VERMILION HEART-”」
右肩の細胞の結合を断ち切られ、血が溢れ止まらない。腕がとれた。正常に思考が鈍る。
オグロ「余の能力は切断。知らなかったかの?もう1つ見せてやろう」
心臓が脈打つのが早くなる。こいつを止めないと私が危ない。早く止めないと…!
オグロ「“子供の欲望-TENACITY AND JEALOUSY-”」
メイド「うわああぁあ“夜明けを迎えぬ-I'm ONLY WORLD-”!!」
時間よ…止まれ…ッッ!そう思えば力が抜けた。胸から飛び出た白銀の刃が赤い雫を垂らした。
オグロ「ありがとう…“子供の欲望-TENACITY AND JEALOUSY-”は相手が発動した能力を奪い使役する能力。大切に使わせて貰おう。」
白銀の刃が抜け、私の意識はそこで途絶えた。
44:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/10(土) 10:38:14 ID:VHsghwG3ak
メイド「とでも思ったか?」
シュンッ…
オグラ「…っ!?」

突然背後に現れるメイド

なんだ今のは…!?
確かにこ(ry

メイド「殺したはず、か?」
オグラ「なっ…!?」

振り向いた先にメイドはおらず
さらにまた背後に回られてしまう

ばっバカな!?
まさか読まれて…!?

メイド「その通りだ。」
シュンッ…
オグラ「…っ!?」
メイド「どこを見ている?」
シュンッ…
オグラ「くっ…!?」
シュンッ…
メイド「後ろだ。」
シュンッ…シュンッ…シュンッ…

全ての行動を読まれ
まるでおちょくるように
背後に現れるメイドに苛立つオグロ

オグラ「なっなぜだぁぁぁぁあ!?」
メイド「それはなお前がすでに
オグロではないからだ…
自分の名前をよく
見てみるんだな…」
オグラ「なっ何を…
オグラだとぉぉぉぉお!?」
メイド「そうだ!!貴様はもはや
オグロではない!!
オグラだぁぁぁぁぁあ!!」
オグラ「グアァァァ…身体が…
名前が…」ビキビキ…
小倉小豆「グアァァァ…ァァ…」

メイド「もはやお前はただの甘味だ…」
45:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/10(土) 10:51:41 ID:nsKTvR16Gw
メイド「さようなら」

小倉小豆「ちくしょぉぉ…」パーン!

メイド「さて、と。もう1人居ましたよね…?どこへ消えたんでしょうか…」キョロキョロ


コツコツコツ
たご「メイド、全員始末したのか?」

メイド「いえ、オグロ……小倉小豆なら始末しましたが、もう1人がどこにいるか分からず、始末できてません」キョロキョロ

たご「おかしいな…。この部屋に隠れる場所は無いはずだ…。部屋から出ようとすれば儂かメイドに見つかるからそんな危険は冒さないだろうし…」

メイド「もしや…隠し扉でもあるのでしょうか?」

たご「ありえるな…。部屋を徹底的に調べる。メイドは部屋の右半分を頼む儂は左半分を調べる」

メイド「かしこまりました」
46:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/10(土) 11:30:29 ID:7tOMx1TQp2
メイド「む?」

テーブルの下にあった扉を勢いよく開けてみると、カビ臭い床下倉庫だった。一升瓶や醤油などが所狭しと詰まっていて、とても隠れられるようなスペースはなかった。

メイド「むぅ……」

扉を閉めて、探索を再開する。

メイド「むむむ……」

食器棚の後ろ、冷蔵庫の中、流しの下、どこを探しても何も見つからない。

メイド「ふむ……」

たご「見つかったか?」

たごの方には何もなかったらしく、呑気に椅子に座っていた。

メイド「ええ、見つけました」

たご「どこだ?」

メイド「狸は治癒に関してエキスパートでしたよね?一方、たご様はとても得意とは言えません」

たご「……何が言いたい?」

メイド「狸はあなただ!偽者め!」

メイドは一瞬にしてたごの背後に移動し、羽交い締めにした。

メイド「あなたならあの程度の腹痛なら簡単に治せるでしょうね。しかし、たご様はそうはいかない」

たご?「わ、儂が本物だった場合は?」

メイド「その時はその時です」
47:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/10(土) 12:38:00 ID:ZqGF8bvdXA
一方床下倉庫にいた狸はびくびくしていた

まさかあの二人がもうここまで来ていたなんて

???「大丈夫です狸姉様。私が守りますから」

狸「え?誰?」

─────
たご「今の声…」

メイド「どうやら貴方ではないようですね…」
48:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/10(土) 14:05:46 ID:05m8eMbPGY
??「私の名は…夜の王、冥児」

冥児「貴女を守るために来ました」バサァッ

狸「ぐっ…何を…」

冥児「私が貴女に成りすまして出ます、それまでしばしお眠り下さい」

狸「や…め…」ドサッ


2時間後
冥児「もう起きていらっしゃるでしょう?お姉様、出てきて下さい」

意識を取り戻した狸が、冥児に呼ばれるまま倉庫から出て、見たのは───

床一面に散らばった羽毛布団と、飛び出た羽毛だった。
そしてまたよく見れば、敵はみな頬を上気させてぐったりしていた。

小倉小豆は無残に食い散らかされていた。
49:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/10(土) 14:08:55 ID:o/3D82xMi6


ω<―>`)y-~ ところでねーちゃん今日のパンツ何色?



50:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/10(土) 21:22:16 ID:is79/5bWLs

狸「黒です。そしてこれは…」

冥児「死んじゃいないよ。」

狸「見ればわかります。」

狸「あ、そういえば男と女は…!」


彼らを見た瞬間、狸は驚愕した。

51:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/10(土) 22:05:52 ID:MigpRrBMTw
男「ファアアアアアッッッッーーーーーーックゥッ!!!」
狸「」
男「レ○プレ○プレ○プレ○プレ○プレ○プレ○プレ○プレ○プレ○プレ○ーーっプ!!」
女「出たぁークラウザーさんの1秒に10回のレ○プ発言だぁ!いや…11回だ!幻の11回だぁー!」
男「SATSUMAIMOしてやるぞ貴様らァアアアアアアッツッ!」オボエボボ!
男「聞きやがれ!これが貴様らに送ってやる地獄の音楽だァアアア!」
男「タイム・イズ・マ○毛!」フォオオ!
以下、歌詞
昔の偉人は言った!時は金なり!クソみてぇな時代さ!ファック!
タイム・イズ・マ○毛!タイム・イズ・マ○毛!
ハゲ散らかせ寿命!
ハゲ散らかせ陰毛!
まっすぐな陰毛など焼却してしまえ!
抜きたい放題生え放題!
ジジィのカツラを剥ぎ取れ!陰毛を植え付けてやれ!
偉人なんぞ焼き殺せ!老いた体を食い破れ!
タイム・イズ・マ○毛!タイム・イズ・マ○毛!
52:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/11(日) 16:41:58 ID:G4bw/0.ftY
男「ハァハァ…」
女「ハァ…ハァ…フゥ…」
男「…フゥ」
女「……」
男「………」
女「……………」
男「…すまん…」
女「…うん…」

あとに残ったのは
気まずさだけだった…
53:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/11(日) 17:30:45 ID:4MH3fGHV0.
男「ま、まあ……深夜テンションなんてこんなもんだよな!」

女「そ…そうよね!多分そうよ、きっと…」


男「………」

女「………」

男・女「はぁ…………」


狸(……空気重っ!?)

狸(え、なんなのこれ。なんか…嫌いな人間と一緒になったみたいな感じなんだけど!)

狸(と、とりあえずもう少し様子見よう…)
54:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/11(日) 18:20:26 ID:XwPswQ0f5w
男「という夢でしたー!」

女「ですよねー」














男「ってなったら良かったのにな……」

女「うん……」
55:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/11(日) 23:42:04 ID:VHsghwG3ak
(「・ω・)「ガオー

狸(!)

男「な…なんだこれは」

女「わけわかんない…」

その頃、メイドは

メイド「あ、ジョンが逃げてる」
56:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/12(月) 10:00:54 ID:lSG/jC.gCk
男「これは…エクスカリバー!」

女「いやこれホウキでしょ?」

男「ホウキカリバーだ!」

女「カッコ悪いね随分…」

狸「えっなにあのホウキ黒いの出てる黒いの出てるよ二人とも逃げて超逃げて」

メイド「ラッセル!出てきなさい!エサあげないよ!」
57:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/12(月) 12:08:58 ID:2lntWaEQyk




ラッセル

  /||ミ
 /::||__
/::::||部屋|
|:::::|| ̄ ̄|
|:::::|| ガチャッ
|:::::||  |
|:::::||∧_∧
|:::::||・ω・`)ガオー(棒)
|:::::||o o
\::::||―u|
 \::||
  \||彡
            」





58:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/12(月) 15:38:02 ID:G4bw/0.ftY

男「ところでこれはどこから?」

女「知らないわよ」

男「まさか…空飛ぶホウキか!」

女「そんなはずないわ…って、なんでまたがってるのよ」

男「それ!飛べ!」

女「飛ぶわけないじゃない」

男「いや、よく見てよ、2センチくらい浮いてるよ」

女「うわ、ホントだ…でも地味…」

男「股が…痛い…」

女「…」


ラッセル「エサ!エサはよよこせ!」

メイド「あー、はいはい」


ジョン「(´・ω・)グー」
59:🎏 にっころ:2012/3/12(月) 20:28:03 ID:ElXyDhEUa6
男「股が痛い…股が痛い

股がいたい?

またがいたい

またがいt

マダガスカル!!」

女「はい!ここ!」

男「マダガスカル!」
60:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/13(火) 09:14:20 ID:ZqGF8bvdXA
書くよー

女「…」
男「……」
女「………」
男「……………」

女「…で?なに?」
男「…別に…」
女「は?」
男「えっいやあの……
出来心で…」
女「ふぅん…」
男「……」
女「………」
男「…すいませんでした…」
女「…謝るなら最初からすんな…」
男「…はい…」

女「…………」
男「………………」


男、女「……………………」
61:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/13(火) 09:26:33 ID:GriouPw.r6
男「えーと…………続き書いたから、見てもらって良いか?」サッ

女「まあ……良いけど。もう馬鹿な真似しないでよ?本当に気まずいんだから…」ペラッ

狸(今がチャンスかな…空気も重くなくなったし…)

狸(行こうかな…)スクッ

女「って、あんたいつぐらいに書いたの!?こんな量…」

男「ああ、女が昼寝してる間に書かせてもらった」

女「早いわね…。それじゃ、読むわね」ペラッ
62:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/13(火) 10:24:12 ID:4wRyOC5iMs
女がページをめくり、いざ読もうとした瞬間、窓を突き破って、犬が飛び込んできた。

女「な、なに!」

男「犬だ……首輪つけてるから飼い犬だな」

メイド「待ちなさい!ジョン!」

狸(なん……だと……)

無事だったもう一つの窓を突き破って、メイドが飛び込んできた。ジョンと呼ばれた犬は体を震わせ、逃げようとしたが、部屋の隅に逃げ場はなかった。

メイド「さあ、帰るわよ!」

メイドはジョンの首に紐をつけて、抵抗するジョンを無理矢理引きずって、窓から出て行こうとした。

メイド「おや?Dr.ブラックじゃないですか。お久しぶりです。何やってるんです?」

が、メイドはポカーンとしている女の顔を見て、立ち止まった。

女「シーッ!」

男「Dr.ブラック?女、知り合いか?」

女「し、知り合いなわけないじゃない!」

メイド「酷いです!私をあれほど実験台にしたくせに!」

女「し、知らないって言ったら知らないわよ!」

メイド「じゃあ良いですよ!二度と協力しませんからね!ジョン、帰るわよ!」

メイドは愚痴をこぼしながら、窓から出て行った。
63:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/13(火) 18:20:21 ID:G4bw/0.ftY
??「首輪を付けるなら私にしてください!」

突然何者かがこう言い、現れた

女「女の子…?」

男「俺には男の子にも見えるが…」

そして物語は波乱の展開へ!
64:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/13(火) 20:37:12 ID:HLjbSzDGcI
そこにいたのは…


ゴンザレス6世(43)
だった
65:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/14(水) 13:19:35 ID:yTzAqUfPVw

ゴンザレス6世(43)「首輪つけてくれなきゃまっようぢえですからね!」


66:🎏 :2012/3/14(水) 17:19:05 ID:1PH9b/sgig

男「おr…我は首輪なんて持ってないぞ」

ゴンザレス6世(43)「そんなことは関係ない!」

女「だったら首輪を持ってくるかさっきのメイドさんに言ってください」

ゴン「そう…わかったわ」

そう言うとゴンザレス6世(43)は割れていない最後の窓を突き破ってどこかへ行ってしまった。

女「なんだったんだろう…」

男「窓が…」

女「ま、どうでもいいわ」

男「よくないだろ不法侵入されまくってたんだぞ」

女「五月蝿い読んでるんだから黙ってて」ペラッ

男「…」



男「(そろそろほうきから降りたいけど足が届かなくて降りれない…)」


67:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/15(木) 00:33:57 ID:xSUxzuKwUQ
男は閃いた。
男「(あれ?これ実は抜き抜きに使えるんじゃね)」
早速試すことにした。
一方私はあまり内輪ネタすぎるとやばいしなぁ、とどうにかメイドを亡き者にする手段を考えていt
うわなんだおまえやめr
68:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/15(木) 09:51:58 ID:1PH9b/sgig
男「…ハァ…ハァ…なかなか…!」ゴソゴソ
女「!?…っ!!?…!…〜!?」
男が箒の上で腰を振り女が騒いでいた時
空を飛んでいた所属のわからない機体のボディに
「(´_ゝ`)」 のマークをつけた
黒い戦闘機が爆弾らしきものを
落とした次の瞬間…
ズガァァァァァァァアンッッ!!
街が吹き飛び国土をえぐり
大気を汚染し国は火の海に
なり人々はパニックに陥った
同時刻に先程と同じ機体が
何機も飛来し警察庁や学校、病院、国会議事堂消防局、などの主要な場所を次々と破壊していった。
そして…













国は滅亡した

次の日には全国の生き残った
人々に次のような演説が鳴り響いた

バーロー「諸君私は戦争が好きだ諸君私は戦争が大好きだ殲滅戦が好きだ電撃戦が好きだ打撃戦が好きだ防衛戦が好きだ包囲戦が好きだ突破戦が好きだ退却戦が好きだ掃討戦が好きだ撤退戦が好きだ平原で街道で塹壕で草原で凍土で砂漠で海上で空中で泥中で湿原でこの地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ戦列をならべた砲兵の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ空中高く放り上げられた敵兵が効力射でばらばらになった時など心がおどる戦車兵の操るティーゲルの88mmが敵戦車を撃破するのが好きだ悲鳴を上げて燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵をMGでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった銃剣先をそろえた歩兵の横隊が敵の戦列を蹂躙するのが好きだ恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない泣き叫ぶ捕虜達が私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げるシュマイザーにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ哀れな抵抗者達が雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを80cm列車砲の4.8t榴爆弾が都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える露助の機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ必死に守るはずだった村々が蹂躙され女子供が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ英米攻撃機に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ諸君私は戦争を地獄の様な戦争を望んでいる諸君私に付き従う大隊戦友諸君君達は一体何を望んでいる?更なる戦争を望むか?情け容赦のない糞の様な戦争を望むか?鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?よろしい ならば戦争だ我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だだがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの戦争ではもはや足りない!!大戦争を!!一心不乱の大戦争を!!我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎないだが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰しているならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう連中に恐怖の味を思い出させてやる連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる一千人の吸血鬼の戦闘団で世界を燃やし尽くしてやる!聞こえているか哀れな生き残り諸君!これは私から諸君への宣戦布告だ恐怖しろ逃げ惑え!戦争だ!これは新たなる戦争の始まりであり!新たなる歴史だ!その目撃者となれることに感謝するがいい!」
(´_ゝ`)フハハハハハハハハ!
69:🎏 ゆかり:2012/3/15(木) 13:43:55 ID:PhG8HAL2Wo
男「………………」

女「………………」

男・女「こんな番組放送するな!!」プツッ

男「ついつい見続けちまったが、今のは無いだろ!!今のは!!」

女「なんで国滅んだのよ!?何が理由で!?」

男「しかもその後はなんか戦争について長々と聞かされるし!!」

女「世界観どうなってんのよ!!」

男「…まあ、見入ってた俺達が言うことでもないけどな…」

女「…そうね。結局読むの中断しちゃったし」

男「さっきの番組は仕方ないんだ…最初は面白かったんだから」

女「後からどんどんカオスになっていったけどね」
女「まあいいわ、今度こそ続き読むわね」ペラッ

男「すまんな」
70:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/15(木) 17:53:08 ID:upUyOZQyEI
女「……ん?」

女はページをめくっては戻し、めくっては戻すという非生産的な事をしていた。

女「ねえ、これページ抜けてない?」

男「馬鹿な」

女「だって、こっちでクルスが帝国に行くことを決意してるのに、こっちだとクルスどこかから脱出してるからね」

女は問題の二ページを取って、男に渡した。

男「なん……だと……」

女「これネタバレだよね?私ネタバレ大嫌いなんだけど」

女は立ち上がって、ゆっくり男に近づいていく。男も立ち上がって、ゆっくり女から離れていく。

男「待て!話せばわかる!」

女「言い訳は罪悪と知りたまえ!」

女は一気に駆け出し、男の腕を掴み、そのまま綺麗な背負い投げを決めた。
71:🎏 議長:2012/3/15(木) 19:17:48 ID:Xluuudljj2
その姿はまるで谷亮子だった

男は入院した
72:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/15(木) 19:49:09 ID:8E/OsEWieY
1ヶ月後

男は医者に呼び出され、厨二病との診断を受けた。
73:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/16(金) 15:04:14 ID:dV.9SstoOY

そしてそのまま実験体としてアンブレラ社に郵送された。
74:🎏 黒 ◆pf3bu2R0Ws:2012/3/16(金) 21:09:11 ID:of7xHQJUJs

男「ここは…我をどうするつもりだ…」

男は束縛服を着せられた。
郵送された場所を病院ではないと悟った男はその場にいた白衣の男性に声をかけた。

しかし白衣の男性は何も話さない。
その後何度か声をかけてみたが結果は同じ。

男は絶望した。


そこへ2人だけの空間に誰かが入ってきた。

女だった。
75:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/17(土) 03:27:05 ID:pbl7wYwteY
女は柔らかそうな唇を蠢かせるように動かして告げる。
「私は母なる大地が欲しい。」
ずっとこの時を待っていたかのように白衣の男達は全裸になり、罪と書かれた袋を被る。
女が言った。
「おっぱい!!」
罪男たちがそれに続いた。右腕を上下に振って、リズムよく。
「おっぱい!おっぱい!」
と。
男は考えた。
なんだ、こいつらは。いつからこの国はおっぱい先進国になったんだ?
男はさらに考える。薄汚い知能の海に浸って考えている。ひたすらに、女々しく。
おっぱいはなんだ?母なる大地とはおっぱいのことか?
おっぱいは神様なのか?だからこいつらおっぱいを崇めているのだろうか?
残念ながら男におっぱいはついていない。ついているのはキャラメルサイズの愚かな息子だ。
76:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/17(土) 17:52:29 ID:of7xHQJUJs
すぱさん来んかな?

男「そんなに…」
罪男達・女「…?」
男「そんなにおっぱいおっぱい
言うならこうしてやるわっー!?」
罪男達・女「…っ!?」
バサッ−!!ビリビリー!!

男は一息に
服を脱ぎ捨てると
女の服を引き裂き素っ裸に
ひんむくと一気に下から
突き上げた

女「アアァン!?///」
男「うぉぉぉぉぉおっー!!!」
パンパンパンパン!!
女「アッ…///
ちょっ…はげしっ…!///」
ブルンブルン!ブルンブルン!
罪男達「おっ…
おおぉぉおぉおぉっー!?」
オッパイ!オッパイ!オッパイ!

下から突き上げられた
女の乳が上下に激しく
揺さぶられる様に
罪男達のテンションもはねあがる

女「ふぁあ///らめぇぇ!///」
パンパン!!パンパン!!
男「うあぁぁぁぁあ!?」
パンパン!!パンパン!!
女「あぁぁあぁああ!?///」
ブルンブルン!ブルンブルン!

罪男達「オォォオォオォ@*#。☆≒$!!」

男は本能のままに
乱暴に腰を振り続け
女は快楽に堕ちていく
罪男達は狂喜乱舞する

狂乱の宴がそこに顕現した…


壁|[◎]_ゝ`)←盗撮中
77:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/18(日) 10:06:00 ID:a4Ac/s.r.M
12時間経過してたから


薄暗い部屋の中、ただテレビの画面だけが煌々と光を放っていた。テレビに映っているのは、罪男達に囲まれ、喘いでいる女の姿。そのテレビを見るのもまた女だった。

女「……やはり欲望に忠実か」

女は近くにあるベッドに目を向ける。そのベッドには頭に謎の機械を取り付けて眠っている男だった。

女「せめて夢の中では楽しみなさい」

そう言って、女はテレビを消して部屋を出て行った。
78:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/18(日) 19:05:49 ID:G4bw/0.ftY
少しずつ、夢と現実が混ざるのを男も女も知る由はなかった

しかし、徐々に変化が見られた
79:🎏 名無しですが何か?:2012/3/18(日) 21:26:57 ID:xLStSNYU8Y
手から火を出す人間がいた。男だった。
80:🎏 ◆UyDMAQ5sDc:2012/3/19(月) 18:25:05 ID:2lntWaEQyk

と思ったが真の正体は浪速のシューマッハだった。
81:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/20(火) 13:28:18 ID:1PH9b/sgig
書いちゃいますよ?

男「おぉ…おぉ……おっぱ…
おっぱいぃ…」
女「壊れてきたわね…」
女が男を観察している夢に囚われ妄想と死と現実の狭間をさ迷う男を見て女は
呟く…
女「哀れね男…」
ピッ…ピッ…ピッ…
機械は男の脳波、血圧、心拍数、体温、意識レベルその他もろもろのバイタルを保ち管理しながら解析している
女「……」
そんな男を視界の隅に入れ機械の数値を確認しながら女は何も言わない…
その時機械が危険を知らせるアラートを鳴らし始めたビー!ビー!
女「どうしたの!?」
研究員男「男氏の意識レベルが急激に上昇!?」
研究員女「このままでは
幻想と現実の狭間の境界が崩壊します!?」
女「なんですって!?」
ゴゴゴゴゴゴッ…
まずいことになった…このままではまずいが仮にのりきっても上層部が男を危険と判断して処分しかねない…
女「どうしたら…!?」
研究員女「だっだめです!?もうもちません!?」
研究員男「うっうわぁぁぁぁ…!?」
ゴゴゴゴゴゴッッ!
――――――――――――

ここはどこだ…?
僕は…僕?いや…私…わたし…我輩…我…わし…あたし…俺……いや俺達?達…?俺…?
わからない…俺とはなんだ…?
俺達とは…なんだ…?

個か…?なんだ…?
個とはなんだ…?わからない…?いや……

終わらない思考の渦に呑み込まれ様々な思考が混ざり
渦を巻き最後には輪になる
輪…ウロボロス…リング…円環の理…円…丸…地球…命……
男「……」

そうか…

男「これが真理か…!?」

様々な思考と真理様々なものが
混ざり一つになりそして…
俺…いや俺達は…




神になった…
82:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/20(火) 19:17:08 ID:2p3JX3ceRA
男「という感じの夢をまた見たんだ!(ドヤァ」

女「もう帰って良いわよね?そんな下らない夢を聞かされるなら」

男「待ってくれ!いや待ってください!流石に俺1人だと自信が無いんだ!頼む!」

女「じゃあ、その下らない夢見るのやめてね、もう。同じような内容の夢を聞かされるのはもううんざりだから」

男「分かった、もう見ても言わないから、頼む!」ドゲザッ

女「しょうがないわね」
83:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/20(火) 21:25:40 ID:hyPhTtuU9M
女「続きは?」

男「さっき渡しただろ?」

女「渡されてないわよ」

男「えっ」

女「えっ」
84:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/21(水) 00:39:44 ID:VHsghwG3ak
続きがない!?

おかしい

確かに渡したはずだ…

男「絶対渡した」

女「でもここにはない」

男「なぜだ」

一方その頃

?「確実に進行している…人類厨二化計画は…」

物語は核心に迫る!
85:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/21(水) 21:51:56 ID:eycZAGN556
??「思えば長かった…私が厨二だった頃、周囲の者は皆私を蔑んでいた…だが、それも今日まで!この計画が完成すれば皆私のようになるんだ!名付けて!『人類厨二化計かk「タカシーゴハンデキテルワヨー」
86:🎏 にっころ ◆Ohm5FHaeZI:2012/3/24(土) 00:22:33 ID:OV6VKvhVKQ
はっ!
いかんいかん…昔のことを思い出していた…
まったく…女や、母上も我をとことん最後まで苦しめてくれる。

とある病院の一室で、白髪に覆われた頭を揺らすように笑って窓を見つめる、老人
老人はいつまでも笑っている。看護師に笑われて、同じ部屋の患者達に悪態をつかれても
ずっとその部屋で笑っているのだ。
87:🎏 バーロー ◆UjK6UzITOQ:2012/3/24(土) 08:18:04 ID:1PH9b/sgig
思えば夢を追いかけたがために
大切な何かを手に入れられず
あまつさえ手に持っていたはずの
ものさえ無くしてしまった…

老人(男)「救いようのない
人生だなまったく…」

自嘲気味に笑みを
浮かべたところで余計に
惨めな気持ちになるだけだった…

老人(男)「思えば夢を
追いかけたあの頃が一番
楽しかった……………」

(女は今どうしているだろうか…)

あの時はつまらないことで
喧嘩してそのまますれ違ったまま
女が海外に留学して疎遠に
なってしまったんだだったな…

老人(男)「(あの時ひきとめる
べきだったんだろうか…
空港に見送りに行くべき
だったんだろうか…)」

あの時の私はどうしたら
良かったんだろうか…

老人(男)「夢なんか追わず…」

―…愛してると言えば
良かったんだろうか…―


88:🎏 ゆかり ◆PQt5QGscr2:2012/3/24(土) 11:04:35 ID:bN76FoN55w
すみません、パスします
89:🎏 ◆MEIDO...W.:2012/3/24(土) 19:12:21 ID:iluM/Oud42
男「という夢でしたとさ」

女「もー……いい加減にしてよ……」













老人「ああ、このやりとりも懐かしい……叶うなら、もう一度女に会いたい……」
90:🎏 議長 ◆i3hQ782536:2012/3/24(土) 19:43:24 ID:is79/5bWLs
老人が気が付くと、激しい雨と雷鳴が轟く森の中にいた

体も若返っており、生まれたばかりの男の子を逞しい腕で抱き抱えていた
91:🎏 ハガネメ ◆KNIGHT.OCw:2012/3/24(土) 21:46:36 ID:IE9FPZTe0o
「!?ここは…昔俺が書いた世界に似ている」

あの時は確か、ここで青年が剣と男の子をおいて去ったはずだ。
それなら、と青年は剣を探した。
だがどこにもない。
「ははっ…そりゃそうだよな…あれ創作なんだし」

ふいに、青年は抱えている男の子を見た。

もう一度見た。

自分に──似ている。若干癖毛な髪も、目元も。そうだ、これはきっと自分なのかもしれない。そう思った瞬間、遠雷だったはずの音がすぐ近くに聞こえた。
7000mは先だろうか、とにかくここから離れなくては。
歩き出したとたんに、目の前が青白くなった。そのすぐ後、全身を走るバチバチとした熱さと痛みに襲われ青年は倒れた。

「っ……あ!?」


弾みで男の子が投げ出される。と、その先の森から誰かが出てきた。「大丈夫ですか!?」
若い女性の声だった、しかしどこかで聞いたような声だ。男は遠のく意識の中で、サンダルらしきものと綺麗な手が男の子を持ち上げるのを見た。この人なら大丈夫だろう、きっと次の自分を育ててくれる。男は、意識が途切れる一瞬前にようやく気付いた。















この声の主が、女なのだと

-fin-
92:🎏 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
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sage:


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うpろだ
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