とある森。
光を浴びた小さな草むら。
花の香りの染み付いた、朽ちた梯子は木にもたれ、その脇近くの土の上には虫が群がる。そこから少しの距離置いて、またも群がる小さな虫。
静かな森に二つの羽音が広がった。
5: 1:2012/3/13(火) 20:58:49 ID:dfutephwdY
巨大な木の脇くぐり抜け
折れた大木飛び越えて
下る坂道小さなトンネル暗い道。
抜けるとそこに船がありました。
その船には帆がありません。しかしそれ以外には何も問題の見受けられない、綺麗な木製の船でした。
少年は迷わず船に飛び乗って、
小さく見える向こう岸を目指し
じゃぶりじゃぶりと緩い流れの川を進みました。
大きな大きな川でした。
白く光る不思議な川でした。
向こう岸まで渡って船を降り、坂道滑って反る崖登り。身軽な少年ひょいひょい進む。
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