魔王「えーと、はじめまして四天王の皆さん。それでは、一人足りていませんが時間なので会議を始めます」
サキュバス「はーい。しっつもーん。あんた誰ですかー?」
魔王「前魔王が死去された為に、新しく即位した魔王です。以後お見知りおきを」
サキュバス「えっ?魔王様死んぢゃったの?この前攻め込んできたっていう勇者に討たれたとか?」
魔王「えーと、その件に関しましては秘書のナーガさんから」
ナーガ「どうも、皆さんには何度か会ってますので、改めて挨拶する必要もなさそうですが、ナーガです。正式には1000のナーガを統べるカドゥルーなのですが、そう呼ばれると照れますのでナーガで結構です」
サキュバス「知ってまーす」
ナーガ「で、前魔王様ですが、検分するに、どうやら酔っぱらってトイレで運悪く仰向けに寝てしまい、吐瀉物を器官に詰まらせて亡くなられてしまったようです」
サキュバス「弱っ!?魔王様弱っ!!情なっ!!」
魔王「そこにタイミング悪く勇者が乗り込んできまして、それを退けた(?)為に僕が魔王に仕立てあげられました」
131: 名無しさん@読者の声:2012/9/4(火) 14:08:29 ID:A9eWW/3vLw
支援
132: 名無しさん@読者の声:2012/9/5(水) 01:44:18 ID:LyahHI45dA
魔王「ちょっと早いですが、それでは会議をはじめます」
パシリ「はじめまーす!」
魔王「今日はメドゥーサさんは?」
ナーガ「城には来ていますので直に来るかと…」
サキュバス「ていうかパシリは何そのテンション?ウザイんだけど。もういいわけ?」
パシリ「ええ。僕は新しい恋に生きます!」
キマイラ「ブフッw」
サキュバス「何それ?」
パシリ「キマイラさんが可愛い女の子を紹介してくれて、この前飲みに行ったんですよ!」
キマイラ「ブフォッwゲホッゲホッ!ウヘァwwwwwwwwwww」
サキュバス「何かむせてるけど…」
ナーガ「いい予感はしませんね」
魔王「キマイラさんの紹介ですか…?」
133: 名無しさん@読者の声:2012/9/5(水) 02:49:44 ID:.EWIoeTmkM
キマイラ「紹介ってか、あれ俺www」
パシリ「は?」
サキュバス「そんなことだろうと思った…」
キマイラ「待ってれw生やすからwwwwww」ニョキニョキ
サキュバス「うわ…グロ…」
魔王「人から人が生えてるというのもシュールな光景ですね。いや人じゃないですけど」
ナーガ「戸愚呂(兄)を彷彿させますね」
キマイラ「『やっほーパシリくん?その節はどうもー』ってかwwwwwwwww」
パシリ「………もう誰も信じない」
サキュバス「本当にろくでもないわね…二人とも」
魔王「サキュバスさん誰か紹介してあげたらどうです?」
サキュバス「え、嫌ですけど。私の城の女の子たちは私の宝物ですし」
パシリ「……処女百合ビッチが…」
サキュバス「何か言ったか?」
パシリ「…いえ何も」
134: 名無しさん@読者の声:2012/9/5(水) 04:28:58 ID:CrTjtVZBVE
パシリwwwwwww
もっと苛められてもいいと思うwww
っC
135: 辺レス忘れてたw皆Cサンクーなw:2012/9/6(木) 22:54:40 ID:dzsn4RcPUU
メドゥーサ「すいません!遅れましたー!」バタン
魔王「厳密にはまだ始まってませんからお気になさらず」ニヤニヤ
サキュバス「まあお座んなさいよ」ニヨニヨ
キマイラ「『メドゥーサちゃん待ちだったんですよー』www」ニチャニチャ
メドゥーサ「…な、なんですかこの空気?」
ナーガ「…ペガサス昇天盛りはやめたのですか」
メドゥーサ「ふぇ?…ななななんのことでせう!?///」
魔王「密かに期待してたんですか…」
ナーガ「興味はありました」
サキュバス「二人とも可愛いなー」
キマイラ「…オマエの方が可愛いぜって言ったれよwwwwww」ボソボソ
パシリ「…嫌ですよ。そんな心にもないこと」ボソボソ
サキュバス「聞こえてんぞそこ」
136: 名無しさん@読者の声:2012/9/6(木) 22:55:54 ID:fKdwo/cnFI
魔王「それでは議題というか宿題の方を」
メドゥーサ「何ですか?それ?」
魔王「そうでした。まずはメドゥーサさんへ説明しなければなりませんね」
ナーガ「前回のメドゥーサが欠席した会議にて、メドゥーサと凶戦士に恋仲になっていただくことに決議しました」
メドゥーサ「………は?///」
サキュバス「頑張ってねw」
キマイラ「魔王議会はメドゥーサの恋を応援しますwwwwwwwww」
メドゥーサ「ちょちょちょちょっと待ってください!何が何でどういうことですか!?///」
ナーガ「凶戦士にホの字だと聞いたのですが、やはりキマイラの勘違いでしたか?」
キマイラ「ええっ!?いや、その、それは、なんというか…////」ゴニョゴニョ
パシリ「明日、世界滅亡してないかなぁ…」
137: 名無しさん@読者の声:2012/9/7(金) 19:16:15 ID:YVXgcBcZ/.
魔王「そういうわけで、二人の仲を結びつけるべく、この度の議会を発足したわけでして、まずは僕のリサーチですが、凶戦士さんは異種姦について特に反対はないようですね。むしろ興味があるようなことを匂わせてました」
サキュバス「また、どストレートに聞いたわね…」
キマイラ「そこに痺れる憧れるwwwwwwwwwwwwww」
魔王「好みのタイプはあまり煩くなくて、料理上手な娘がタイプとのことです」
サキュバス「メドゥーサちゃん料理は?」
メドゥーサ「生ものは石化しちゃいます…」
キマイラ「見境なしかwwwwwwwwwww」
サキュバス「ハードル高いわね…」
メドゥーサ「うう…」
138: 名無しさん@読者の声:2012/9/7(金) 19:18:14 ID:d.JdckU3Ns
ナーガ「次に私からですが、過去の文献を漁ってみたところ―」
魔王「………」
サキュバス「………」
キマイラ「wktkwwwwww」
ナーガ「食パンをくわえて体当たりするのが有効だそうです」
魔王「…………」
サキュバス「………w」プルプル
キマイラ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ナーガ「ただ、リスクとして中身が入れ替わってしまう可能性も」
魔王「あ、もう結構です。サキュバスさんはどうでした?」
サキュバス「っふぅーw…ええと、城の娘たちに聞いてみたところ、とりあえず自分を磨くところから始めたらいいんじゃないかって言ってました」
魔王「ほう」
パシリ「充分可愛いと思いますけどね」
メドゥーサ「…///」
サキュバス「どさくさに紛れて何言ってんだこのパシリ」
139: 名無しさん@読者の声:2012/9/7(金) 19:20:51 ID:sWXc.U2nEk
サキュバス「具体的には、ゆるふわもてかわ愛されガールになるのがいいとか」
魔王「ゆる…何ですって?」
サキュバス「ゆるふわもてかわ愛されガール」
魔王「何ですか?それは?」
ナーガ「新しい種族でしょうか?」
サキュバス「違いますw要はきゃわいいメイクとかした女の子ってことです。参考になりそうな資料とか、私の城内で発行されてる冊子とか持ってきたので、メドゥーサちゃんにどーぞ」
メドゥーサ「あ、ありがとうございます」
魔王「この表紙の娘の髪型って…」
ナーガ「間違いないかと…」
サキュバス「ああ、これですよペガサス昇天盛り」
魔王「これが…、可愛いとされてるのですか?」
ナーガ「アーティスティックではありますね」
キマイラ「……こんな感じかwwwwwwwww」シュルシュル
パシリ「生で見ると威圧感がありますね…」
魔王「これが可愛いとか解せない…」
メドゥーサ「…私この髪型にしなくちゃならないんですか?」
140: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 20:50:21 ID:.EWIoeTmkM
魔王「まあ、メドゥーサさんはその資料を参考に、拾えるところだけ拾っていったらよいと思われます」
メドゥーサ「…はい」
魔王「それで、後の二人は…聞いた方がいいですかね?」
サキュバス「聞かなくていいんじゃない?あてにできそうにないし」
ナーガ「魔王様にお任せします」
魔王「えーと、じゃあキマイラさんは?」
キマイラ「『聞こえるように嫌な前振りしないでくださいプンプン』wwwwww」
サキュバス「うざ…」
キマイラ「つっか普通に飲みにいくなり飯食いにいくなりしたらいーんじゃねーのwwwwwwwwwwwwwww」
魔王「…!存外まともだと…」
ナーガ「その発想はなかった」
141: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 20:51:31 ID:fKdwo/cnFI
魔王「それじゃあパシリくんは?」
パシリ「僕もキマイラさんと同意見ですが、先ほどの話しから凶戦士に料理を習いにいくなんていうのも得策かと」
魔王「二人ともまともだ…!」
キマイラ「『てゆーかー皆女子力なさすぎみたいなー』wwwwwwwwwwww」
パシリ「特に今回はナーガさんが酷かったですね…」
ナーガ「…」ピク
キマイラ「馬っ鹿オメー声でけーよww事実だけどwwwww事実だけどもwwwwwwwww」
ナーガ「………」
魔王「えと…、ナーガさん…?」
ナーガ「…いえ、今回は確かに私が浅薄でした。甘んじて受け入れましょう」
魔王「顔が蛇っぽくなってますが…」
ナーガ「セクハラですよ」
魔王「すいません」
142: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 20:52:36 ID:M73Vd5Yv/s
メドゥーサ「…え、ええと、髪を逆立てて食パンを食べながら料理を習って一緒に食べればいいのでしょうか?」
魔王「混ぜっ返す必要はないと思いますが…」
ナーガ「出来れば忘れてください」
サキュバス「可愛い目にメイクしてご飯誘うところから始めたてみたら?」
メドゥーサ「わ、私が誘うんですか…」
魔王「不安ならキマイラさんに引率して貰いますが…」
メドゥーサ「…………」
キマイラ「『イエーイ横ピース☆』wwwwwwwww」
メドゥーサ「…一人で頑張ります」
ナーガ「賢明ですね」
キマイラ「ちょww傷つくwwwwwwwwwww」
魔王「では早速今日にでも誘ってみて下さい」
メドゥーサ「きょ、今日ですかっ?」
143: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 20:54:11 ID:M73Vd5Yv/s
魔王「不安であれば、キマイラさん」
キマイラ「よっしゃまかせ」
メドゥーサ「頑張ってみますっ」
魔王「では、この件は次回の報告待ちということで」
サキュバス「頑張ってねー」
パシリ「くっ…、応援はしたいが、成就するところは見たくない…」
サキュバス「すっぱり諦めなさいな。男を下げるわよ」
パシリ「………」
キマイラ「………」
サキュバス「何よ?」
キマイラ「百合の人に言われてもwwwwwwwwwwww」
パシリ「…」コクリ
サキュバス「ごもっともだけど、腹立つわね」
メドゥーサ「何の話ですか?」キョトン
サキュバス「メドゥーサちゃんは可愛いなーって話し!」
144: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 20:55:17 ID:89UjQmB8So
魔王「それでナーガさん、勇者の件はどうなりました?」
ナーガ「はい、投票により勇者候補が二人まで絞られ、最終的にジャンケンで決めたようです」
魔王「………」
キマイラ「どこの総選挙だよwwwwwwwwwwww」
パシリ「戦力削らないで、二人で来ればいいのに…」
ナーガ「ジャンケンに負けた方は王の護衛にあてられたようですよ」
サキュバス「賢い選択とは思えないなぁ…」
魔王「それで、ジャンケンに勝った方は?」
ナーガ「まだ城にいるようですね。色々と手続きがあるようですよ」
サキュバス「今回は東の魔城くらいは突破して欲しいわねー」
パシリ「…討たれろってことですか?」
サキュバス「討たれても復活するから言ってんのよ」
パシリ「まあ第二形態がありますからね」
サキュバス(そっちじゃないんだけどね…)
魔王(本人知らないことですから)
145: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 20:56:22 ID:LyahHI45dA
魔王「ではナーガさん。引き続き勇者の動向の監視をお願いします」
ナーガ「仰せのままに」
魔王「では今回はこれで解散しましょうか。お疲れ様でした」
ナーガ「お疲れ様です」
サキュバス「おつかれー」
メドゥーサ「お疲れさまです」
キマイラ「『お疲れさまでーす』wwwwwwwwwww」
パシリ「お疲れ様です」
魔王「………、…何で誰も解散しないのですか?」
サキュバス「そりゃあ」
キマイラ「『野次馬するために決まってる』に決まってんじゃーんwwwwwwwwwwww」
メドゥーサ「えええええっ!?///」
魔王「…邪魔にならない程度に程々にしてくださいね?」
サキュバス「はーい先生ーw」
メドゥーサ「え、ちょ、やめさせてくれないんですかっ?」
魔王「…いい報告を待っています。それでは」
146: 名無しさん@読者の声:2012/9/9(日) 23:21:20 ID:d.JdckU3Ns
皆さんCありがたうごぜーますたw
しばらく更新ないかもなのでご了承ください。
147: 名無しさん@読者の声:2012/9/11(火) 00:43:55 ID:dzsn4RcPUU
>>146
了解
いくら更新なくてもずっと応援してるぜー
148: 名無しさん@読者の声:2012/9/13(木) 10:14:08 ID:dzsn4RcPUU
しえん
149: 名無しさん@読者の声:2012/9/22(土) 13:25:35 ID:aEBqRaM1.I
C
150: 名無しさん@読者の声:2012/9/25(火) 02:57:57 ID:sWXc.U2nEk
魔王「それでは会議を始めます」
サキュバス「…………」ブスッ
キマイラ「…………」ウトウト
パシリ「…………」
メドゥーサ「……は、はじめまーす」ボソリ
ナーガ「…剣呑としてますね」
サキュバス「てゆーかさー。暫く会議はお休みだって聞いてたんだけどぉ?」
魔王「ええ、そのつもりだったのですが少々事情がありまして」
サキュバス「せっかく部下の娘とバカンスに行くつもりだったのに…」
魔王「いや、城主なのですから城にはいてくださいよ。勇者も復活してることですし」
サキュバス「はいはーい。でー、今回の議題は?」
魔王「ありません」
138.03 KBytes
[4]最25 [5]最50 [6]最75
[*]前20 [0]戻る [#]次20
【うpろだ】
【スレ機能】【顔文字】