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変態女と苦悩男と天然幼と真面目友2
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1: :2012/8/28(火) 13:41:09 ID:TJpqaaoXyE
【プロローグ】

暑い・・・

ワイシャツを指でつまみパタパタと扇いで体に風を送り込み火照った体を冷まそうとする
クーラーの聞いた教室から一転、廊下は地獄かと錯覚するような暑さだ

級友達はそれなり休みを満喫したようで、肌の色も小麦色なのがちらほら見えた

さて、俺は今どこに向かってるかと言われれば、生徒会室である
理由はもちろん、呼び出しをくらったからだ
別に何も悪いことはしていないが、半ば自主的に生徒会室へは足を運んでいる

男「・・・暑いな」

独り言のように紡がれたそれは今の心情をそのまま表していた
八月は終わったというのに、太陽は遠慮という言葉を知らないらしい
クーラーが効いている事を願い、俺は生徒会室の戸に手を掛けた

二学期が…始まる


681: :2012/11/25(日) 00:56:02 ID:l5Pa902z2Y
女「ふむ…ならば、私達も帰るか!!」

男「あー、そうだな」

女「さて、男よ」

男「む?」

女「道中手を繋いで帰るか、腕を組ながら帰るか、どっちがいい?」

男「・・・手」

女「わかった」スッ

男「ああ」

男「帰るか、家に」
682: :2012/11/25(日) 01:00:25 ID:l5Pa902z2Y


男「ただいまー」

母「お帰りっ♪」

男「な、なんだ?いやにハイテンションだな…」

母「それはもう♪久しぶりの出番なんだから!!」

男「・・・あー、ずっと放置プレイだったからな」

母「出番なかったから…お母さんずっと…」

男「悪かったよ、母さ…」

母「ずっと父君と口では言えないあんなことやこんなことを…」

男「・・・」

母「そんなことより、お土産とか、お土産話とかあるでしょ?」

男「おう、大量にあるぜ」

母「父君帰ってきたら、皆で見ようね〜」

男「(俺は中身知ってるんだけどな…)」
683: :2012/11/25(日) 01:03:10 ID:l5Pa902z2Y
あああああ!!あげちゃった…

まあ…いいか…orz

皆さんこんばんは

1です

ようやく修学旅行編が終わりました

残す本編は後一つとなり、いよいよこのSSに終わりが見えて参りました

未來への系譜編…とでも名付けておきますかね…

さて…いい加減眠気が半端無いんで、この辺で

見てくださった方々
ありがとうございました


684: 名無しさん@読者の声:2012/11/25(日) 09:03:10 ID:29JW/UwDGk
未來への系譜編……どこかで聞いたような気が…いや僕の気のせいだろう。
最後まで見てますので頑張って下さい。

つCCCCCCCCCC
685: 名無しさん@読者の声:2012/11/25(日) 09:56:37 ID:ixQO7s5Doc
なんと…いよいよですか…
楽しみに待ってます


つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
686: :2012/11/25(日) 10:07:39 ID:CT7VV0836g
>>684

マモレナカッタ…

ありがとうございます
そんなお言葉を頂けて私は幸福者です

支援感謝です

>>685

私にとってはようやくなんですけどねwww
でも、いよいよなんですよ

支援感謝です♪
687: :2012/11/25(日) 10:14:52 ID:CT7VV0836g


布団を畳み、下へと降りる

下では母がもう朝食の用意をしていた

女母「あら、女」

女「相変わらず早いな」

女母「ふふ、私の目の黒い内は私より先には下に降ろしませんよ」

このスピードを別の事に活かせばいいのにと最近思う

女母「母さんはいつくるの?」

女「産婦人科かが開き次第」

女母「開き次第って…まだ時間あるわよ?」

女「お母様を待たせるわけにはいかない」

そう、待たせるわけにはいかない

私のような女を娘と呼び、大事に見守ってくれていたお母様を


688: :2012/11/25(日) 10:21:10 ID:Sw0MpfAOAk
女母「ちょっと嫉妬しちゃうわね、母さんに」

女「何を言っている」

女「母がいなければ、私はこのように生を受けず、男に出会えなかった」

母「あんたは本当に男君の事が好きなのね」

女「もちろんだ」

女「だが、同じくらい父も母も好きだぞ」

母「・・・そういうことにしておいてあげる」

悟られたか?いや、母の事だから恐らく感づいてるだろう

言葉に出来ないくらいに感謝しているとはこういう事をいうのだろうな
689: :2012/11/25(日) 10:26:25 ID:Sw0MpfAOAk
女母「さて、そろそろお父さんを起こさないとね」

母が立ち上がり寝室へ向かう

女「休日なのだし、起こさなくてもいいのではないか?」

女母「今日は荷物持ちに付き合ってもらうのよ」

そう言いながら寝室に入り父の側に立つ
父はここからでもわかるくらいに爆睡をしていた

女母「えい」

女父「ぶふぉっ!?」

母が華麗な肘鉄(布団越し)を食らわし、爽やかではない目覚めを父に与えた
690: :2012/11/25(日) 14:04:12 ID:O5X0CHOlqg
女父「ったく、腹壊したらどうするんだっつの…」

父がぶつくさいいながら椅子に座り朝食に手をつける

女母「大丈夫、あなたなら壊さないわ」

女父「壊れるもんは壊れるっつの」

女母「大丈夫ですよ、約束したじゃないですか」

女母「貴方は私を置いて逝ったりしないって」

女父「・・・ちっ、何年前の約束持ち出して来てんだよ」

女母「あら?何年前というなら付き合った当時の恥ずかしいセリフでも…」

女父「やーめーれ!!」
691: :2012/11/25(日) 14:10:47 ID:O5X0CHOlqg
女「相変わらず仲がいいな」

女母「誰かさんの育て親ですからね〜」

女父「といっても、男の所には負けるがな」

女母「あら?私達もラブラブしてみます?」

女父「ぶふぉ!?」

父が盛大に飲んでいた茶を吐き出す

確かに柄じゃない

柄じゃないのはわかるが汚い
692: :2012/11/25(日) 14:19:28 ID:iuXlfLsjlI
女父「…そういや、今日検査にいくんだよな」

女「ああ」

女父「・・・そうか」

父が黙って茶を飲む

やはり父親としては複雑な気分なのだろう
私は親不孝な娘だ

女父「まあ…あれだ、どんな結果が出ても、だ」

女父「俺とこいつは、お前の味方だからな」

女「ありがとう…父」

女父「ただし、認めたわけじゃねぇからな」

女「大丈夫だ。力ずくで認めさせる」

女父「お前怖いわ!!」
693: :2012/11/25(日) 14:46:33 ID:MD.Og/oBiw
ピンポーン

女母「来たみたいね」

女「ああ」

立ち上がり玄関へと急ぐ

扉を開けると、お母様がいた

母「こんにちわ〜♪」

女母「おはようございます。それでは早速いきましょうか」

母「はーい♪」

無邪気に微笑むお母様
やはりこのお方は可愛らしさが滲み出ている

私も、お母様のような母親になれるだろうか

母「私がお世話になった所だし、事情も説明してるから、優しく教えてくれるよ」

女「ありがとうございます」
694: :2012/11/25(日) 14:53:08 ID:MD.Og/oBiw
産婦人科

母「じゃあ、受付で診察券の発行手続きとかしてて。お金とかはもう払ってるから」

女「そんな、私のお金で…」

母「いいからいいから、早く書いてきちゃいなさい」

女「・・・すみません」

母「・・・母親として、一つ聞いてもいいですか?」

女母「どうぞ」

母「あの二人の子供が出来る事に賛成ですか?」

女母「母親としてなら大反対ね」

母「・・・私もです」

女母「でも、個人的には…あの二人には幸福になってもらいたいの…」

母「・・・ええ」

女母「今は二人ともまだまだ子供で、世間は容赦なくあの二人に襲いかかるでしょうね」

女母「でも、私達が思ってより、ずっと強いのよね」

母「・・・知ってます」
695: :2012/11/25(日) 15:00:13 ID:MD.Og/oBiw
診察室

医師「初めまして、貴女が女ちゃんね?母ちゃんから話は聞いてます」

女「え…あ?」

母「医師ちゃん、あんまり威圧しないで…」

医師「母ちゃんは黙ってなさい」

医師「じゃあ、自己紹介ね?私の名前は医師、年は24、独身。これくらいでいいかしら?」

女「年齢と独身はあまり関係無いのではないか?…あ、ないんじゃ…」

医師「いいのよ、いつもの態度で。変にかしこまられるよりそっちの方がよっぽどいいわ」

医師「それで、大体の話はすでに母ちゃんから聞いてるから、確認だけするわね?」

医師「男君として、中にしたのね?」

女「はい」

医師「了解、それじゃそこのベッドに寝て。これから検査するから」

女「はい」スッ

医師「あ、それともう一つ」

女「?」

医師「イけた?」

女「なっ!?ななな、何を!?///」

医師「その様子だとイッたみたいね。初めてでイクなんてあんまないんだけど…関係ないか」
696: :2012/11/25(日) 23:57:17 ID:/FPw2cAcBE
30分後

医師「ふーん…なるほどねぇ」

女「ど、どうだろうか?」

医師「結論から言うわね、妊娠してないわ」

女「・・・よかった」

医師「ただ、ちょっと注意が必要かもね」

女「え?」

医師「男君が普通の人より精子が少ないってのは聞いたわね?」

女「ええ」

医師「ああいうのは遺伝か家系かでよくあるんだけど…稀にいるのよ、特殊な体質を持った貴女みたいなのが」

女「・・・つまり?」

医師「簡単に言うと、貴女は人より受精しやすい体ってこと、受精率が高いのね」

医師「だから普通の人とやってたから確実に妊娠してたわ。たまたま相手が男君だから良かったけど…と、良いか悪いかは人次第か」

医師「とにかく、貴女は赤ちゃんが出来やすい体だって事を覚えておいてね」
697: :2012/11/26(月) 00:00:28 ID:HFamDqVsHc
女「・・・」

医師「立場上、貴女の今の年齢で子供を産むなんて賛成出来ないし、仮に産んだとしても、貴女と男君には辛い日々が待ち受けるわ」

医師「お互いが幸せなら、お互いがいるならそれでいいなんて甘い考えは早く捨てなさい。現実はもっと厳しいんだから」

女「・・・そんなことわかっている」

医師「わかってるならいいわ」

女「ありがとうございました」

医師「困ったらいつでもいらっしゃい。時間作ってあげるから。お大事に」

女「はい」
698: :2012/11/26(月) 00:03:47 ID:/FPw2cAcBE
皆様こんばんは

1です

今日は大量更新しました。
正直やり過ぎた感がありますが、気がついたら手が勝手に…

とまあ、なんやかんやで軽く重大な部分を終わらせましたが…

多分、多分ですよ?
水曜日までには終わると思います…今のペースなら

私が更新サボったり、後は用事が立て込んだりしなければの話ですがね


それでは、今日の投下はこれで終了となります

見てくださった方々
ありがとうございました
699: 名無しさん@読者の声:2012/11/26(月) 00:06:43 ID:eCsBSFeLfk
女と男はあらゆる面でbestなカップルなんだなぁ…

つCCCCC
700: :2012/11/26(月) 17:44:19 ID:Ck6no1fVS2
>>699

支援感謝です♪

本当になんなんですかねこの二人、まさに作られたとしか…おっと、誰か来たようだ
373.12 KBytes

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