ユクモ村
自然溢れるこの村は周囲に緑が多い
俺の名前はセネル=ボルアス
一応この村のハンターだ…新米だけど
今俺はハンターの基礎を教わるべく訓練所に訪れている。もちろん村長からのいいつけもあるが、それ以前に両親との約束で、ハンターになるなら必ず訓練所にいけと言われていた
両親は二人ともハンターだった。ただ…この世にはもういない
ヤマツカミ討伐中に飛竜に襲われて死んだらしい
その場にいたハンターの証言と、遺品が送られてきたからまず間違いないだろう。ハンターは死と隣り合わせの職業だといつも父さんが言っていたし、覚悟はしていたつもりだった
それに悲しみに暮れるよりも、ハンターとなって父さんと母さんの意思を受け継ぐ事が、俺に出来る一番の弔いなんだと思っていた
148: 名無しさん@読者の声:2012/12/22(土) 21:41:25 ID:h1.oEs1TJo
ルーのスペックはよ
149: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 00:18:17 ID:FFkWuh2UB2
>>148
ルーのスペックですか?
Gルナ一式にブラックテンペスト
面良しスタイル良し
部屋着はTシャツみたいなものにインナー
こんな感じですか?
というよりルーのスペックを知っていったい何を…
150: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 00:20:56 ID:wjrKSK2k82
朝起きると、既にルーの姿は無かった
恐らくギルドに向かったんだろう
俺は顔を洗って寝ぼけている頭を覚醒させる
手元には昨日渡されたHR3を照明するギルドカードがある
そのカードを見てると、HRが3になったんだと改めて実感した
「依頼受けなきゃな」
装備を整えて俺もギルドに向かった
151: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 00:24:54 ID:wjrKSK2k82
「あら、ハンター様。おはようございます」
「あ、村長さん」
ギルドにつくと、カエデさんと村長さんとルーが何やら話し合っていた
「HR3への昇格、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「あなた様なら、必ず辿り着くと信じていましたわ」
「そんなことないですよ」
「ハンター様。いつまでもこの村にいてくださいね。それではご機嫌よう」
152: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 00:29:07 ID:wjrKSK2k82
「セネル。早速だが依頼が来ている」
「早速過ぎるだろ…あれ?コノハは?」
「あの子は寝坊です」
カエデさんが口元を袖で押さえながら教えてくれる
多分ひきつってるんだろうな
「詳しい説明はコノハから聞くとして、今回の相手は迅竜 ナルガクルガだ」
「ナルガクルガ…」
「近辺の渓流で目撃されたらしい。大至急狩ってくれとの依頼だ」
「なるほどな…飛竜が近いんじゃおちおちゆっくりも出来ないしな」
「そういう事だ。リオレイアに負けず劣らずの強敵だから、気を引き締めていけよ」
「ああ」
153: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 00:31:57 ID:FFkWuh2UB2
皆様こんばんは
さぎしです
まあ、なんやかんや壮大な話持ち出しましたけど、結局はただの食物連鎖ですよって事です
あ〜、次ナルガたんを敵として書かにゃならんのか…嫌だなぁ…
本日の投下はこれで終了となります
見てくださった方々ありがとうございました!!
ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
154: 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 00:34:51 ID:hEBD84bf2Y
乙狩れさまです!!
⊃強力麻酔だま
155: 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 02:22:11 ID:f9j5Nb11/6
>>149
二十歳のセネルを子供扱いするルーのスペックが知りたかったのだよ。何歳くらいのお姉さんなんだろうか?
別に詳しく知って妄想したりする訳じゃないからね///
ふぅ。
乙狩れさまCCCC
156: 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 10:05:10 ID:AJxqyGrjXk
体を聞いたなら絵を書くんだよな
157: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 10:32:11 ID:FFkWuh2UB2
>>154
なるほど。それは捕獲せよとのご指示ですね
支援感謝です♪
>>155
あー、なるほど
ルーは27です。意外に年が近いんですけど、セネル君がチビでルーさんが身長高いだけです
セネル君は168pで
ルーは170pですから
妄想するんですね分かります
支援感謝です♪
>>156
言い出しっぺの法則という言葉がありましてな…
158: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 10:45:59 ID:wjrKSK2k82
渓流に着いた俺はベースキャンプのベッドに腰かけてルーからナルガクルガに関しての情報を聞いていた
「まず、ナルガクルガに関してだが…やはり一番の脅威はその圧倒的なスピードだろう。迅竜の名に偽りはないくらいのスピードだ」
「動きが早い相手に対してはこちらも身軽でいくのがセオリーだが…」
ルーがちらりと俺の持ってきた武器を見る
今回俺が持ってきたのは隠し刃がある大剣 ブレイズブレイドだった
「君は大剣でいくのか?」
「ああ…何か問題があるのか?」
「いや…慣れてない武器だといざというときにだな…」
「それなら大丈夫だよ」
「は?」
「今は言えないけど、俺を信じて」
ルーは少し不安そうな顔をしていたが、俺は支給品を持って出発した
159: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 10:55:41 ID:FFkWuh2UB2
数分後、俺達は岩場に隠れて身を潜めていた
視線の先には漆黒の毛並みに鋭利な翼のブレードを持ち、尻尾が細長く他の飛竜と一線を画した丸っこいフォルムは愛らしく…
・・・なんで俺ナルガクルガにこんな詳しいの?
「セネル、わかるとは思うが、あれがナルガクルガだ」
「わかってるよ」
もう少し近づこうとして足を踏み出す。川に足が浸かりチャポンと音がした
「!!」
「なっ!?」
突然ナルガクルガがこちらに向き、尻尾を回転させたかと思うと棘を飛ばしてきた
「うわっ!!」
とっさに剣を盾がわりにして防ぐ
「なんでこっちに気づいたんだ!?」
「ナルガクルガは頼りない視覚を補うために聴覚が発達している!!微かな音も聞き分ける事が出来る!!」
ルーは槍を構えながらナルガクルガと対峙する
「セネル!!もう隠れても無駄だ!!来るぞ!!」
160: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 11:07:32 ID:FGq0e0WmdU
「ああもう!!不意を突こうと思ったのに!!」
俺も岩場から飛び出しナルガクルガと対峙する
ナルガクルガは俺達を敵とみなし臨戦体制を取っていた
「せいやぁ!!」
抜刀しながら剣を豪快にナルガクルガに降り下ろす
「ガァッ!!」
しかしナルガクルガは素早く横に飛び退き回避した
「マジかよ!?」
「はあっ!!」
いつの間に接近していたのか、ルーが着地した瞬間の右足を狙い槍を突き出す
ナルガクルガの注意がルーに向いた一瞬を狙って翼に向かって横に切り払う
「っ!!」
ガン!!という鈍い音ともに剣が弾かれ思わずよろけてしまう。その隙を突かれナルガクルガは尻尾を大きく薙いだ
「ぐっ!!」
なんとか体を捻り急所は避けたが、尻尾の直撃を受けた俺は大きく吹き飛ばされた
161: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 11:14:50 ID:FGq0e0WmdU
受け身をとって地面に着地する
ルーはナルガクルガの足の間を縫うようにしながらステップをして槍を突き出していた
「ったく、格好悪すぎだろ」
俺はナルガクルガに走り出しながら呟く
しょうがないと言えばしょうがないのだが、リオレイアの時からルーが積極的に戦ってるように感じられた
「だぁりゃああ!!」
俺の接近に気づいたナルガクルガがこちらを振り向く
しかし、向いた顔に全力で降り下ろした大剣が当たると、ナルガクルガ大きくのけ反った
162: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 11:34:45 ID:FGq0e0WmdU
「よし!!このまま決め…!?」
突如、ナルガクルガが空中に飛び上がり、少し離れた所に着地した
目は紅く光っており、尻尾の先端には棘が露出している
「ガアアアアアアア!!」
「っ!!」
剣を盾がわりに咆哮を受け止める
ナルガクルガの近くにいたルーは防御からのカウンターを食らわせていた
「なんか…凶悪になってないか…?」
その俺の疑問はすぐに現実となった
ナルガクルガは短く鳴いたかと思うと突然後ろを振り向き尻尾を勢いよく叩きつけた
叩きつけた衝撃で水飛沫が俺に降りかかる
地面はひび割れており、もしもあれが直撃したらと思うと迂闊に近よれなかった
163: 名無しさん@読者の声:2012/12/23(日) 21:41:24 ID:4xmdquRWxQ
168でチビなんて、、、
オイラは、どーすれば、、、
つ私怨、、、
164: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 22:33:17 ID:2k.durce8E
>>163
笑えばいいと思うよ
支援感謝です♪
165: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 22:45:21 ID:g38IDIgMhs
「近づかなければあたる攻撃も当たらないぞ!!セネル!!」
ルーは全く恐れずナルガクルガに密着し槍を繰り出していた
そうだ、俺は一人前のハンターになるって決めたんじゃないか。それをこんなところで、立ち止まってなんかいられない!!
「うおおおおおお!!」
俺はナルガクルガに向かって駆け出した
ナルガクルガが棘を飛ばしてくるが、それをかわしながら近づく
「だありゃああああ!!」
ナルガクルガと一歩離れた位置まで近づき、大剣を降り下ろした
166: さぎし(投下終了) ◆CmqzxPj4w6:2012/12/23(日) 22:51:13 ID:g38IDIgMhs
「ギャオオオオ!!」
降り下ろした大剣は鈍い音と共にナルガクルガの肉を裂いた
隠し刃が肉を抉り削り取る
痛みに思わず上空に逃げようとするナルガ
「させるか!!」
「させん!!」
大剣を振り上げてナルガクルガの腹を切りつける それと同時にルーの槍がナルガクルガの右足に深く突き刺さった
167: 名無しさん@読者の声:2012/12/24(月) 00:36:25 ID:ho0tLARCO.
ナルガたーーーーん!!
っ私怨
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