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駆け出しハンターと愉快な狩人達
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1: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/16(日) 00:56:15 ID:LEiceYsiw.
ユクモ村

自然溢れるこの村は周囲に緑が多い
俺の名前はセネル=ボルアス
一応この村のハンターだ…新米だけど
今俺はハンターの基礎を教わるべく訓練所に訪れている。もちろん村長からのいいつけもあるが、それ以前に両親との約束で、ハンターになるなら必ず訓練所にいけと言われていた

両親は二人ともハンターだった。ただ…この世にはもういない
ヤマツカミ討伐中に飛竜に襲われて死んだらしい
その場にいたハンターの証言と、遺品が送られてきたからまず間違いないだろう。ハンターは死と隣り合わせの職業だといつも父さんが言っていたし、覚悟はしていたつもりだった
それに悲しみに暮れるよりも、ハンターとなって父さんと母さんの意思を受け継ぐ事が、俺に出来る一番の弔いなんだと思っていた


191: 名無しさん@読者の声:2012/12/25(火) 00:03:01 ID:ho0tLARCO.
モンハンしたことないのにナルガたんのSS読んで、
ナルガたんのファンになって、
モンハン3G買っちゃって、
ナルガたん装備で今日もナルガたんと遊ぶ

C⊂(・ω・)っC
鬼人化乱舞支援!
192: 名無しさん@読者の声:2012/12/25(火) 00:10:49 ID:5VSlvvt1jc
誰かコノハやカエデやルーやセネルを上手に可愛くかっこよく描ける人いないだろうか…

乙狩れさまでした。
っCCCC
193: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 19:37:39 ID:PHb2NYku.U
>>191

ほう?中級者クラスですな

初級者はガチ装備でナルガたんと遊ぶ

中級者はナルガたん装備でナルガたんと遊ぶ

上級者は裸で武器はガチでナルガたんと遊ぶ

超上級者は裸でさびたシリーズでナルガたんと遊ぶ

廃人は裸でさびたシリーズを持ち二乙してからナルガたんと遊ぶ

鬼人化支援感謝です♪


>>192

うーん…とりあえずメインキャラは少なくとも後二人は増え…

描いてもらいですね…
支援感謝です♪
194: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 19:44:52 ID:wJajIDVNMY
「本当によかったのか?コノハを連れてきて」

装備を整えながらルーに訪ねる。ルーは槍の調整をしながら

「次に戦う相手は少しでも戦力が欲しいからな」

「ヤバイ相手なのか?」

「厄介な相手、だな」

ルーは武器を背負いながら

「次に戦うモンスターは飛竜の一種である毒怪竜 ギギネブラだ」

「ギギネブラ?」

「ああ、毒怪竜の名の通り体内に毒を持つ飛竜だ」

「毒って事は…解毒薬か?」

「ガードをすれば毒を受けないが…まあ、持っておいて損はないだろう」
195: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 19:54:08 ID:wJajIDVNMY
「毒ねぇ…当たらなければどうということはないんじゃないのか?」

「有限実行出来るなら、君は私の弟子を卒業だな」

「なんだよそれ…」

ルーが俺をからかいながら

「さあ、モンスターは待ってはくれないぞ」

「分かってるよ」

ルーの後に続いてギルドに向かう
HRが3になってからやけに飛竜と戦う事が増えてきたが、これも名前が広まった証なのだろう
そう考えると自然と誇らしい気持ちになった
196: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 20:05:07 ID:wJajIDVNMY
「あ、二人ともおそーい!!」

ギルドに着くと、ウルク装備でプリントポウクを腰につけているコノハが待っていた

「お前…ウルクかよ…」

「ちゃんと寒さ対策してるから大丈夫!!それに見た目も可愛いし!!」

「見た目で選ぶなよ…」

「誰のために着たと思ってるのよ…」

「ん?」

「なんでもない!!」

コノハがむくれてそっぽを向いてしまう
いったいなんだってんだ?

そうこうしてるうちにルーがカエデさんとクエスト契約をしている

ん?クエスト契約?
197: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 20:11:15 ID:wJajIDVNMY
「あれ?カエデさんって上位受付じゃないの?下位受付出来るの?」

当然の疑問をカエデさんにぶつけると

「はい、元々ここの受付は私が一人でやっていたのですが、人手が足りないのでコノハに手伝いを頼んだのです」

「正確には強制だけどね〜」

「コノハ」

カエデさんが凄まじく低いトーンでコノハを呼ぶ

「ひっ!!」

コノハは目で分かるくらいに震えていた

そりゃそうだ
俺だって逃げ出したい

ちなみにルーは平然としていた。なんであの重圧で平然としているんだよ
198: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 20:20:08 ID:wJajIDVNMY
「それでは、三人でギギネブラの狩猟をお願いします」

ルーがカエデさんから依頼書を受けとる

「コノハ、危なくなったら俺の後ろにいろよ?」

「大丈夫ですー」

あっかんべーしながら言い返すコノハ
お前俺とHR大差ないだろ

「セネル。コノハの心配はいりませんよ」

「カエデさん?でも…」

カエデさんとコノハは確か姉妹のはずだが…カエデさんはコノハが心配じゃないのだろうか

「セネル、コノハに関しての心配は杞憂だ」

ルーまで賛同する
いや、だから心配じゃないのか?
199: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 20:36:25 ID:PHb2NYku.U
「セネル。コノハのHRは知っていますか?」

「3じゃないの?」

受付嬢とはいえ、緊急の時に人手が足りなくならないようにハンターから受付嬢になったと言うのは少なくない
現に本人から聞いているし、カエデさんもHR6だとギルドカードを見せてもらった

「受付嬢は基本的にはそのクエストを斡旋するにあたり、そのクエストをギリギリこなせる力量でなければ駄目なのです」

「なんで?」

「HR6の人が下位を斡旋したら嫌味に見えません?」

カエデさんの言うことには一理ある

「つまり、コノハは表面上はHR3ですが、実力はHR6と変わりません」

「!?」

驚いてコノハを見ると、コノハは胸を張っている

「コノハはHRを上がれないんじゃないんです上げないんですよ」

「ちなみに、カエデは上位受付嬢だが、実力はHR9と大差ない」

ルーの補足に更に驚く

「恥ずかしいですわ…」

カエデさんは困ったように口元を押さえているが、まるで恥ずかしいようには見えないのは俺だけか?
200: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/25(火) 20:57:05 ID:PHb2NYku.U
「そういうわけで!!私は全然大丈夫だからね!!」

「まあ…いいか」

「ひょっとして…心配してくれてる?セネル君」

「当たり前だろ、強くても女の子なんだから」

「//////」

コノハは顔を赤くして俯いてしまった
ウルク装備って見た目と同じように暑いんだな

「・・・いくぞ、セネル」

「ちょ!?ルー!?」

ルーが俺の手を掴み引きずって出口に連れていく

「あ、待ってよー」

コノハが遅れて着いてくる

「お気をつけていってらっしゃいませ」

カエデさんに見送られながら俺達はクエストに出発した
201: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:40:17 ID:KZJhspEXg.
ネコタクに揺られる事数十分

俺達は凍土にいた

「うあ〜、寒い〜」

「セネル君、ホットドリンクはちゃんと飲もうね?」

「分かってるよ」

支給品からホットドリンクを取り出し飲む
体がじんわりとあたたまっていくのを感じた

「ギギネブラは洞窟などの暗い場所を好む。手分けして探すぞ」

「わかった」

「りょーかい!!」

「見つけたらペイントをつけるのを忘れるな。では、いくぞ」
202: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:45:24 ID:KZJhspEXg.
「うは〜寒い〜」

ルー達と別れ、洞窟を探索し始めたが、やはり寒いものは寒い

ホットドリンクを飲んでるから、マシといえばマシだが…あまり長居はしたくないな…

「はぁ…勘弁してくれよ…」

遠くの方では凍土に住む鳥竜種のバギィがギャイギャイ言っている
バギィは唾液に睡眠作用の毒を眠っており、唾液にかかると眠ってしまう

「今は放置が安定だけど…やっぱりギギネブラとの戦いに備えて狩っとくか?」

背中にある剣に手を伸ばした時

「これは…ペイントの匂い!?」

地図を見るとそう遠くはない。恐らくコノハかルーが発見したのだろう

「助けに行かないと!!」

バギィには目もくれず、俺はペイントの方に向かって走り出した
203: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:50:56 ID:RSlzNtxCyE
目的地に辿り着くと、コノハがギギネブラと交戦していた

「コノハ!!」

剣を引き抜きながらコノハに加勢する

「おお!!セネル君グットタイミングー!!」

コノハは手慣れた動きでギギネブラの攻撃をかわしながら

「このギギネブラ、しこたま頭殴ってるから、そろそろスタンするよ!!」

「わかった!!」

ギギネブラから距離を取りつつ状況を確認する
現在コノハはかなり優勢で、ギギネブラの頭を殴らんとハンマーを振りかざしている、ならば俺は

俺はギギネブラから大回りをしてコノハの背後に回る。思った通りギギネブラは俺のは動きを感知して首を俺の方向に向けた

「ナイス!!セネル君!!」

コノハは勢いよくハンマーを振りかぶり

「いっくよー!!愛と!!勇気と!!悲しみのー!!」

「ダイナマイトスターンプ!!」
204: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:53:52 ID:KZJhspEXg.
相変わらず訳のわからないネーミングだが、コノハの降り下ろしたハンマーはギギネブラの頭に直撃し、ギギネブラは体ごとひっくり返ってのたうち回る

「よっし!!総攻撃チャンス!!」

「決めるぜ!!コノハ!!」

コノハはハンマーで
俺は剣で

それぞれが違う部分を同時に攻撃する

「グギャアアアアア!!」

ギギネブラはのたうち回り苦痛を訴えていた
205: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 01:56:04 ID:RSlzNtxCyE
皆様こんばんは

さぎしです

えーと、何故こんな深夜に更新したのか…それにはとっっっっても、深い訳があったんです…

私…今までずっと…


眠り姫、してました

・・・痛い!!痛い!!殴らないで!!だって眠かったんだもん!!

本日の投下はこれで終了となります
見てくださった方々ありがとうございました

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
206: 名無しさん@読者の声:2012/12/26(水) 01:59:25 ID:AJxqyGrjXk
支援弾撃ってやんよ
207: 名無しさん@読者の声:2012/12/26(水) 01:59:47 ID:hEBD84bf2Y
乙狩れさまでしたー

つふとん+まくら
208: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 10:12:05 ID:Z5wDWglJyY
>>216

ありがたき幸せ
支援弾感謝です♪


>>217

こ、この柔らかさ!!
これはぁ!!おっ…お布団!!

これで…ゆっくり眠れる…更新?やってらんな…zzz

冗談です
209: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 10:16:34 ID:Z5wDWglJyY
突然、ギギネブラが勢いよく跳ねる

「うわっ!!」

「きゃっ!!」

俺とコノハは驚いて尻餅をついてしまう
ギギネブラは少し離れた場所に降り立ち

「グギャアアアアア!!」

体を真っ黒に変色させ怒りの咆哮をした

「今さら怖じ気づいていられるかっての!!」

俺は剣を引き抜きギギネブラの頭を切りつける

「何!?」

しかし、ガキンという鈍い音がして弾かれてしまう

剣を弾かれ体制を崩した俺を鞭のようにしなったギギネブラの首が襲いかかる

「セネル君!!」

コノハが駆け出してくると同時に俺が影で覆われる
見上げるとギギネブラの腹が迫っていた
210: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/12/26(水) 10:22:23 ID:mWNMm1VxPM
「はああああ!!」

「うわっ!!」

黒い切っ先を視界の端に捉えた瞬間、俺はコノハの所まで勢いよく転がされる

ギギネブラは突然消えた俺に困惑し、キョロキョロしている

「こちらだ!!」

黒槍がギギネブラの腹に繰り出される
ギギネブラは驚き激痛にのたうちまわった

「ルー!!」

俺を突き飛ばした張本人であるルーが、険しい表情で槍を引き抜く

「二人とも無事か!?」

ギギネブラから視線を外さずルーが安否を聞いてくる

「当たり前だ!!」

俺は立ち上がり剣を構える

コノハもハンマーを構え臨戦体制を取った
552.27 KBytes

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