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ダンガンロンパ・フェイク
[8] -25 -50 

1: :2013/7/4(木) 01:04:59 ID:GdDqM49c02
モノクマ「えー、このスレを開いたオマエラ、ボクは学園長のモノクマです」

モノクマ「皆さんにボクの学園がどんなに愉快か知ってもらおうと思ってスレ立てしました!」

モノクマ「スレタイの通り、原作とは違う偽物なんだけどね!うぷぷぷぷ!」

モノクマ「そうそう、入学の際には>>2を読んでからお願いします。守れない生徒にはおしおきしちゃうぞー!クマー!」


141: :2013/7/22(月) 01:09:37 ID:HKT.6or5os
朝飯をたいらげて、アイビーをエリカに返して、俺達は視聴覚室へと移った。
言うまでもなくモノクマのプレゼントとやらを確認するためだ。
曰く「今すぐにでも出なくちゃ!」と思うような代物とのこと。
そしてモノクマが前々から示している外に出る方法とは、誰かを殺すことだ。
嫌な予感がする。嫌な予感しかしない。しかし、今の俺達にはそれを確認するしか出来ない。
不安を抱えたまま校舎エリアへと移って、俺達は視聴覚室に足を踏み入れた。
するとそこには見慣れない段ボール箱が置いたあった。中には大量のDVD。
それらをよく見ると、ラベルにそれぞれの名前が書いてある。もちろん俺の名前も。
恐らくこれがプレゼントなのだろう。外に出たくなる理由がこのDVDにあるというわけだ。
俺達は自分のDVDを取り、視聴覚室の席について、各席についてる再生機能を用いてそれぞれ映像を確かめた。
142: :2013/7/22(月) 01:11:42 ID:HKT.6or5os
DVDを再生して画面を食い入るように見つめる。鬼が出るか蛇が出るか。しかし出てきたのは、俺にとっては意外な物だった。

「おふくろ?親父も……」

俺は思わず小さくこぼしていた。映し出されたのは他ならぬ実の両親だったのだ。
内容は希望ヶ峰学園に入学する俺への応援のビデオレターである。
久しぶりに見聞きした両親に俺は安堵感を覚えた。そして尚更外の世界が恋しくなった。
これがモノクマの言う、出なくてはいけない理由だというのか。確かに出たいとは思うが、殺しをしてまで出ようとは思わない。
そう思っていると、突然画面が暗転した。一瞬だけ砂嵐になったかと思うと、次の瞬間には絶望が映し出されたのだ。
そこには、何者かに追い詰められ、必死に助けを求める母親の姿があった。
心臓が一気に脈打つ。
謎の人影が母親に覆いかぶさってる。その人影の形は、刃物を振りかぶっているようにも見える。
そうして人影が大きく動きだし、母親が悲鳴をあげたところで、画面はプツンと消えて、黒色を映すのみとなった。
143: :2013/7/22(月) 01:13:02 ID:HKT.6or5os
終わったのかと思ったが、そうではないらしい。画面は真っ黒のまま、あの忌々しい声が流れてきたのだ。

「左雨瑞樹くんの御家族による温かなメッセージを収録しましたが、その後に何やらハプニングがあったみたいですね」
「お母さんは無事なのでしょうか?お父さんは映ってませんでしたが、どうなったのでしょうか?」
「両親の身に一体何があったのでしょうか?正解発表は卒業の後で!」

それだけ一方的に告げて、今度こそ本当に終わったみたいだ。

「……何だよ、これ?」

スッと出てきた本音の言葉だった。本当にこれは何なんだ?
真っ先に浮かんだ現実逃避は、どうせCGか何かの偽物だという考えである。
しかし、どう見ても本物の映像としか思えなかった。CGやそっくりさんでは片づけられないリアルさであった。
次々と今見た映像を否定するよう考えたが、どう足掻いても俺の本心は本当の出来事だと結論付ける。
つまり、モノクマは大切な俺の家族にまで手を出したんだ。既に崇を殺した糞野郎だ。あのような凶行に出ても不思議ではない。
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