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【モンハン】絶対狩猟域【SS】
[8] -25 -50 

1: さぎし:2011/11/27(日) 15:09:40 ID:m4Uz9RrgRI
人と竜、本来相容れない存在が交差する物語

モンハンSSを書かせていただきます

このSSは短編集みたいな物で一話完結のお話を
作者の妄…想像が続く限り書いていこうと思います

後、擬人化擬竜化の表現があるので苦手な方は
ご回覧なられないことをおすすめします

尚、1日一話更新を目指します。よろしくお願いいたしますm(__)m


2: さぎし:2011/11/27(日) 15:14:07 ID:UdCBQzYwOk
【王者の苦悩】

今日は厄日か?

ボロボロになった体を引きずりながら悪態をつく
俺の名前はリオレウス
回りからは「空の王者」と呼ばれている

なんどこんなにボロボロなのかって?ハンターに襲われたんだよ

なんとか一人を集中的に狙って三乙させたが…
ありゃ、かなりの腕前だったな〜

とりあえずすぐに巣に戻りたい、ていうかこれ生き残れるか?

野垂れ死ぬのも悪くないかな…

そう思いながらも目を閉じた時

「見つけたわよ!!リオレウス!!」

今日は厄日か?
3: さぎし:2011/11/27(日) 15:20:18 ID:m4Uz9RrgRI
声のする方向に首を向けると、威勢のいい声とは裏腹に可憐とも思える小柄な女ハンターが立っていた

レイア装備っていったっけ?に身を包み、手には不釣り合いなハンマーを持ってこちらを威嚇している

「やれやれだ」

俺が唸ったのを勘違いしたのか、ハンターは

「開戦の合図って訳?いいじゃない!!」

ハンマー片手に走ってきたのだが…
お嬢さん、真っ直ぐ過ぎやしないかい?
バックブレス余裕ですた

「きゃうぅ!!」

意外に可愛い声を出して吹っ飛ぶ女ハンター、まあレイア装備だし死にやしないだろ

「わわっ消えろ!!消えろ!!」

夢中で前転しまくってる
何?あの可愛い生き物
4: さぎし:2011/11/27(日) 15:26:28 ID:m4Uz9RrgRI
「よくもやったわね!!今度はこっちからいくわよ!!」

先に仕掛けたのはそっちだろうに…言葉が通じないから弁解も出来んが

そしてまた真っ直ぐ来るないい加減学習してくれよ

今度は飛び上がる
風圧で吹き飛ばしてみる
「わー!!」

このお嬢さん…戦う気があるのかね?

やってられないから逃げる事にする、ヘタレサーセン

だが…不意に体に激痛が走った

先程の戦いの傷口が開いたみたいだな…

仕方ないからその場に倒れ伏す

「え!?え?な、なに?なんなのよ?」

混乱してる…まあ、無理もないな、いきなり倒れこんだんだから
5: さぎし:2011/11/27(日) 15:38:09 ID:UdCBQzYwOk
「よ、よくわからないけど…」

おーい、このお嬢さんの親御さん出てこーい
倒れこんで動けないとはいえ、普通武器をしまって近づくか?

遂には手を伸ばせば届く距離まで来た

「っ!?あんた!!ボロボロじゃない!!」

悪かったな、傷物で
不機嫌を訴える為に唸ってみる。一瞬ハンマーに手が伸びたのが見えた

「どうしよう…」

おいおい、このお嬢さん何する気だい?
俺は僅かに動く頭で彼女の腰にあるハンマーをつつく

「え?何?これ?」

彼女がハンマーを抜刀したので首を振るジェスチャーで大きく振りかぶって降り下ろすように伝えた

「・・・止めを…刺せって?」

俺はふんふんと頷いた
物わかりが早くて
いい子じゃないか
6: さぎし:2011/11/27(日) 15:52:21 ID:m4Uz9RrgRI
来るであろう衝撃に心踊らせながら待つ
別にどMじゃないからな?



・・・なんで来ない?

目を開けるとなにやらアイテムポーチをゴソゴソしてるお嬢さん

そしてなにやら取り出した黄色の小瓶

「モンスターに効くかどうかわからないけど…飲んでみて」

そして半ば無理矢理口の中に押し込まれる

・・・苦っ

だが体が軽くなり痛みが無くなるのを感じた
体を見てみると傷口が完全に塞がっている

嬉しくて思わず
咆哮してしまった

「うわーーー!!」

あ、この子いるの忘れてた
7: :2011/11/27(日) 16:04:14 ID:UdCBQzYwOk
感謝と謝罪を込めて
顔を舐めてやる

「ひゃっ!!くすぐったい!!」

うーむ、新鮮な反応
嬉しいので顔をなめ回していると、不意に手で遮られた

どうしたかと見てみると彼女と目があった

「なんであなたを治したか…わかるよね?」

ああ、わかってるさ
彼女から離れて臨戦態勢をとる

彼女もハンマーを構えて今までに見せたことのない顔つきをしている

はっきり言おう
惚れた

「やあぁぁぁぁ!!」

彼女が全身に力を込めて突進してくる
ここで手加減したら失礼だろう

俺は全力で彼女を迎え討った
8: トキ:2011/11/27(日) 16:54:24 ID:RXwsYJSRA.
おかえり
さぎしたん(≧ω≦)
9: さぎし:2011/11/27(日) 16:59:59 ID:w.7DrG1zg2
>>8

ただいまです♪

後、コテは外しといて下さいね


10: トキ:2011/11/27(日) 17:02:22 ID:VwxIAK9LCQ
おかえり
さぎしたん(≧ω≦)
11: 名無しさん@読者の声:2011/11/27(日) 17:04:02 ID:gdsRLqBUn.
(´CωC`)
12: さぎし:2011/11/27(日) 17:09:16 ID:l5W1Sce4Lg
「ふう…」

30分にも及ぶ長い死闘にようやく決着がついた

勝ったのは私
今は虫の息のリオレウスの側に腰を下ろしている

「凄く…強かったよ」

今は息絶え絶えなリオレウスに語りかける

もちろん言葉がなんてわからないから意味無い事なんて分かってる

「グルルルル」

リオレウスが唸る
早く止めを刺せと言わんばかりに

「もし、もしもだよ…あんたが生まれ変わって人間になったらさ…あたしの所に来なよ」

竜が人間になる
そんなのおとぎ話でしか聞いた事がない
それでも私はそれにすがりたかった

私は静かにハンマーを振り上げ

「またね」

呼吸を整えて、降り下ろした

13: さぎし:2011/11/27(日) 17:10:22 ID:w.7DrG1zg2
>>11

支援感謝です♪

ちょっwww可愛いwww
14: 名無しさん@読者の声:2011/11/27(日) 17:14:47 ID:O2Dmey52w.
さぎしたんキタ━(゚∀゚)━!
つC
つラッキーラッシー
15: 名無しさん@読者の声:2011/11/27(日) 17:18:29 ID:KYyA7Wj2II

考えてたネタと被ってしまった……
悔しい!! でも、支援しちゃう!!ビクンビクン
16: さぎし:2011/11/27(日) 17:21:08 ID:w.7DrG1zg2
ほっとく訳にもいかないので、息をしなくなったリオレウスから素材を剥ぎ取りにかかる

「あ…紅玉」

火竜の紅玉
かなりの希少な素材だ

「ヒックグス…」

涙をこらえきれなかった。たった数分とはいえ過ごしてついさっきまでは死闘を繰り広げていたこの火竜を殺してしまったことを…

でも、私はハンター
殺らなきゃ、殺られる

「報告…しないとな」

ネコタクを呼んで
村に帰る
アイルーは私を見て
怪訝な顔をしていたが
何も言わずに出してくれた
17: さぎし:2011/11/27(日) 17:22:52 ID:l5W1Sce4Lg
>>14

ちょ!!
そんなに期待しないで!!
支援とラッシーありがとうございます♪

>>15

支援感謝です♪

えっと…すいませんでした
18: さぎし:2011/11/27(日) 17:26:48 ID:l5W1Sce4Lg
「あいあい、確かにリオレウスの討伐を確認しましたよっと」

「・・・はい」

「どうかしたんかの?」
「なんでもありません」
村長から報酬を貰って家に帰る
今日は色々と疲れたからキッチンアイルー達に
スタミナがつく料理でも作ってもらおう

そう考えながらベッドに倒れこむ

「ぐぇっ!!」

19: さぎし:2011/11/27(日) 17:32:08 ID:w.7DrG1zg2
「!?」

ムギュっとした音と共に何かが呻いた音がした

急いで布団をめくると

赤い髪で綺麗に整った顔立ちで、蒼の瞳が印象的な男がいた

「だ、誰!?」

「あ、えと…」

混乱してはいるが、私にはある一つの確信があった

「もしかして…リオレウス?」

「!!」

ブンブンと首がとれるくらいに振る

「な、なんで…」

「またねって、言ってくれたから…」

「そ、それだけのために?」

「それに…人間になったら、お前の所にこいって」
20: :2011/11/27(日) 17:38:29 ID:l5W1Sce4Lg
最初は訳がわからなかったが…次第に涙が溢れてきた

「!!ど、どうした!?なんかしちゃったか!?」

「違う…違うの…」

「え?」

「嬉しいの…また、会えた」

私は顔をクシャクシャにしてレウスに抱きついていた

「ごめん」

レウスは謝りながらも頭を撫でてくれた、それが気持ちよくて思いっきり擦りよった

「ねぇ」

「ん?」

「これから、よろしくね?」

「こちらこそ」


三日後、ハンマー使いの女ハンターとレウス装備の男ハンターが結婚し
仲睦まじくいつまでも幸せに過ごしたが

それはまた、別のお話


【王者の苦悩】


21: 名無しさん@読者の声:2011/11/28(月) 13:04:41 ID:Iq/FZsJprc
またさぎしたんのSSが読める(*´∀`)つC
22: さぎし:2011/11/28(月) 13:10:37 ID:ElWhNBG81s
>>21

期待に答えられるかわかりませんが

頑張りますね

支援感謝です♪
23: さぎし:2011/11/28(月) 21:48:14 ID:Sw0MpfAOAk
【渓流の音楽隊】

俺の名前はホルン
一応ハンターだ、狩猟笛を使わせてもらっている
さて、いきなりの自己紹介すまないとは思ってるが詳しい事は省略させてくれ、今は切羽詰まってるからだ

まず今の状況を軽く
説明させてほしい

なに、そんな奇想天外な状況じゃないんだ

渓流なのにボルボロスがいるとか、ジンオウガが何故か木の上で寝るというナルガクルガの真似事をしてるとか状況じゃない

何故なら…
何頭ものクルペッコに取り囲まれているだけだからな

24: さぎし:2011/11/28(月) 22:11:46 ID:uZn9xXorvI
なあ、皆さん
そんなにガン見しないでくださいよ…
こちとら上位入りたての駆け出しハンターなんだからね?見てこれ、まだハンターSなんだよ?

途方にくれながらも
一頭のクルペッコを見る
うん、スゲー目を爛々と輝かせてこっちを見てくる。うん、こっち見んな
何を隠そう、今俺を視線で穴を開ける程に凝視してるこのクルペッコこそがこの事態を招いた張本人(ん?張本竜か?)なのだ

これを説明するには少しばかり時間を戻す必要がある

というわけで
回想スタート☆
25: さぎし:2011/11/28(月) 22:36:55 ID:uZn9xXorvI
〜〜〜10分前〜〜〜

俺はハチミツやらなんやらが欲しくて渓流の素材ツアーに出ていた

ハンターってつらいね
上位ハンターがぼやいてみる

ハチミツを採ってる時に気がついたんだが、クルペッコが鼻提灯出しながらスピスピ寝てたのを発見した

意外に寝顔は可愛らしいなと思いつつハチミツを採ってたんだが…
後ろからジャギィに押され、つい寝てるクルペッコに寄りかかってしまった

ジャギィこの野郎!!

悪態の一つでもついてやりたかったがジャギィはスタコラと逃げ去っていた
逃げ足の早いやつめ

肝心のクルペッコは寝起きで寝惚けてるのか
フラフラと足取りがおぼつかない

これはいける!!素早く抜刀し移動力が上がる旋律を吹き逃げるが勝ちだ!!
26: さぎし:2011/11/29(火) 00:16:54 ID:uZn9xXorvI
そう…そこで抜刀しなければ良かったのだ…

抜刀した直後に覚醒したクルペッコが一鳴きしたのを聞いてパニックに陥った俺はろくに旋律も整えず吹いてしまった

ああ…終わったな、こりゃ演奏が止められる筈もなく馬鹿みたいに吹き続ける俺

笑いたきゃ笑えよorz

だが、いつまで経っても、クルペッコが動かない
怪訝に思い演奏を止めると…何故に期待する眼差しでこちらを見ておられになっておいでですかな?

困惑する俺をよそにクルペッコは火打石をカチカチ鳴らし始めた

おいおい、まさかそのまま突っ込んで来るんじゃないんだろうな?

27: さぎし:2011/11/29(火) 00:23:53 ID:uZn9xXorvI
そのまさかだった

火花を発しながらこっちに突進してくるクルペッコ

まずいって!!
急いで俺は前転回避で
右に逃げた

見ると何故かクルペッコはこちらを見つめている
そして不満げに

「クェ」

と、鳴いた

何がなんなのかさっぱりわからないがとりあえず敵意は無いらしい

恐る恐る近づいてみる
クルペッコは動かない
遂に手を伸ばせば触れる位置まで近づいた
それでもクルペッコは動かない

手を伸ばしクルペッコの喉、つまり発声器官に触れてみる

「クルルルルル」

満足そうに鳴くクルペッコを見て可愛いと思ってしまった
28: さぎし:2011/11/29(火) 00:31:13 ID:uZn9xXorvI
不意になにやら温かいものに包まれる

上を見るとクルペッコが俺を抱き抱えるように羽で包み込んでいた

火打石を使っているからかほんのり温かい

その温かさを味わっているとなにやら体に浮遊感が・・・

クルペッコが俺をくわえていた

やっぱ食べるんかい!!
そう突っ込もうとしたときに、器用に首を動かし俺を背中に乗っけて飛びたった

風を受けながらクルペッコの背に掴まる
中々の絶景だった
空を自由に、飛びたいな〜

なんてフレーズが出そうになるのを堪えてたら
いつの間にか到着していたらしい

クルペッコの背から降りると、クルペッコがなにやら鳴き声を発した

気がついたら…
何頭ものクルペッコに囲まれていた
29: さぎし:2011/11/29(火) 00:39:47 ID:OQjkwj5YxQ
〜〜〜回想終了〜〜〜

そして現在に至る訳だ

何がしたいのか全くわからない、助けを求めるように連れてきたクルペッコを見るが…

爛々とした目を見て無意味だと悟った

どうすればいいのかわからない、逃げようにも囲まれてちゃ逃げられない
乙する覚悟で戦うか?ベースキャンプにも戻れるし一石二鳥だな
だが、危害を加えてこないモンスターを攻撃するのは気が引ける・・・

そこ、甘いとか言うな

試しに抜刀して脅かしてみようと思い抜刀してみた

途端にクルペッコ共の視線が集中する。ミナイデー

30: さぎし:2011/11/29(火) 00:44:45 ID:uZn9xXorvI
「もしかして…」

俺は頭の中である仮説を立てる

もしかしたらこいつらは待ってるのかもしれない、俺が演奏するのを

もちろんこんなのあり得ないとわかっているし状況が状況なら自意識過剰乙wwwとか言われてもおかしくないのである

だか…今はこの仮説を信じたかった

先程のクルペッコの行動はどちらかと言うと攻撃ではなかった気がする

火花も小さかったし
何より、攻撃する気なら羽で包まないだろ

クルペッコ達を見据えながら俺は高らかに笛を吹き鳴らした
31: さぎし:2011/11/29(火) 00:58:04 ID:OQjkwj5YxQ
「クェーー♪」

「クエ♪クエ♪」

「クエ♪クェー♪」

「クゥワ♪」

俺が笛を吹くと同時にクルペッコ達が一斉に鳴き出した

それぞれに特徴のある
音程を奏でているが

はっきり言おう
雑音だった

俺は無言でアイテムポーチを探り音爆弾を取り出すと大合唱しているクルペッコ達の中心めがけて放り込んだ

ガギィィィン!!

高周波の音が鳴り響き
合唱を止めさせる
32: 名無しさん@読者の声:2011/11/29(火) 01:07:28 ID:O2Dmey52w.
やめたげてーw

支援
33: さぎし:2011/11/29(火) 01:20:48 ID:uZn9xXorvI
>>32

クルペッコが、合唱を、止めるまで、私は、音爆弾を投げるのを、止めない!!

支援感謝です♪




後、皆様にお詫びと謝罪をしなくてはなりません
1日一話完結を目指すと宣言しましたが…
早速終了のお知らせが

ていうか諸事情により
今日(?)の投下を終了致します

皆様には誠に申し訳ないと思っております

明日はこの続きから再開したいと思います

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
34: 名無しさん@読者の声:2011/11/29(火) 02:02:59 ID:6lQB3A7Rtk
今までさぎしの作品好きだったけどこれは自分的にはだめだった
35: さぎし:2011/11/29(火) 06:31:02 ID:X/e8SDb5uw
>>34

人間好き嫌いがありますからね

嫌いなら嫌いとはっきり仰ってくれても構いませんよ

今まで会話文に地の文
という感じで書いていたので違う書き方をしようと思ったんですよ

しかし、>>34さん的にはこれはないと

ご意見ありがとうございました

お見苦しいかとは思いますがもう少し続けさせてくださいm(__)m
36: さぎし:2011/11/29(火) 08:40:49 ID:WAMP9I3Be6
「クエ!!」

「クェ!クェ!」

「クェーー!!」

口々に不満げに鳴き声をあげるクルペッコ達
俺がもう一度音爆弾を振りかぶると、分かっているのかピタッと止まる

理解が早くて助かった
無駄に音爆弾を消費する所だった

「あのなあ、音楽ってのは一人でやるんじゃないんだよ、もちろん一人でやるやつもあるが折角こんだけ数が揃ってるんだから、お互いの音を理解した上で演奏するべきだろ」

小さいころは音楽家を
目指していたので
この手の話題には結構話せる方だ

「とりあえず各々が出せる音域を確かめるから一匹ずつ音を出してみてくれ」

37: さぎし:2011/11/29(火) 19:03:41 ID:8C0o4sgn8A
それぞれの出せる音域を確かめてみたが

悪くない、寧ろ良い
綺麗な音を奏でている
なのに何故あんな雑音が…
きっと好きなものを混ぜても必ず美味しくなるとは限らない理論の派生だろう、きっとそうだ

そしてまたもや後で気がついたんだが、どうやらこいつらは言葉を理解出来るらしい。命令を聞いたときは正直びっくりした

元がいいなら教えるのはそんなに苦労はしない
俺は笛を吹きながら一匹一匹に出せる音域の確認をさせ、練習させた


38: さぎし:2011/11/29(火) 19:10:16 ID:tP/EhEtJvg
練習の結果、クルペッコ達は驚くほど飲み込みが早くて、すぐに理解してくれた

なんとなく音楽に通じる部分があったんだろう

昔を思い出しながら
狩りの事をすっかり忘れていた

「いいぞ、そっちはその音域で…あー、違う違うこっちはこの音程で頼む。いや、お前はこの音階を・・・あ!!」

突然でかい声を出した俺をびっくりしたように見つめてくるクルペッコ達

俺はすっかり忘れていた。クエスト制限時間を

持ってきていた時計を見てみると…後、何分もなかった…

「まずい!!帰らねーと!!」

俺は急いでエリア移動をしようと走り出したが…クルペッコ達が行く手を遮る

ええい、今は立ち止まってる場合ではないのだ!!

39: さぎし:2011/11/29(火) 19:17:30 ID:tP/EhEtJvg
俺はアイテムポーチから音爆弾を取りだし投げつける

ガギィィィン!!

本日二回目の音爆弾
聞いてていい思いはしないが背に腹は変えられないだろう

クルペッコ達が怯んだ隙に脇をすり抜けようとすると、一頭のクルペッコが立ち塞がった

爛々とした目をした
初めて会ったクルペッコである

「退いてくれ!!急いでるんだ!!・・・邪魔をするなら」

俺は背に担いでいる狩猟笛に手を伸ばしながら威嚇する。言葉がわかることを期待しているが、退かないなら戦闘は避けられない

心苦しいが今は自分を鬼にしなくては

クルペッコは怯えもせずにこちらを静かに見つめたままだ
40: さぎし:2011/11/29(火) 19:25:37 ID:8C0o4sgn8A
「・・・チガウ」

こいつ・・・喋るぞ!?

「ジャマ、シナイ。ワレラウタウタウ。オマエオシエル…クェ」

「だから教えただろ?頼む!!帰らなきゃいけないんだ!!」

「・・・ナマエ」

「?」

「ワレラ、ココニアツマル、オマエクル、ナマエヒツヨウ、クェ」

「・・・つまり、俺の名前が知りたいって事か?」

「クェ!!クェ!!」

「わかった!!わかったって!!」

「はあ…俺の名前はホルンだ、よろしくな」

「ホルン!!ホルン!!」

「な、なあ?もういいよな?」

「ホルン、クル、ワレラ、ウタウタウ。アツマル、クェ!!」

「・・・」ボン!!

「クェ!?」

これ以上いても埒があかなそうだったのでモドリ玉で戻った


41: さぎし:2011/11/29(火) 19:33:33 ID:tP/EhEtJvg
村に帰った俺を出迎えてくれたのは、やや申し訳なさそうな顔をした村長さんだった

「お帰りなさいませ、ハンター様、それと申し訳ありません」

「なにかあったんですか?」

「ハンター様に依頼した渓流の素材ツアーですが…実は最近クルペッコが近辺に姿を現すようになっているんですよ」

「!!」

「今はまだ被害がありませんがもしかしたらハンター様に討伐を依頼するかもしれません」

「・・・そうですか」
42: さぎし:2011/11/29(火) 19:42:23 ID:tP/EhEtJvg
村長の話を聞いて
俺は少々やりきれない気持ちになった

いくら人語を理解するとはいえ、あいつらはモンスター、俺達人間に危害を加えないとは絶対に言い切れない…

でも、俺はあのクルペッコ達は人を襲わないんじゃないかと薄々思っていた。あのクルペッコ達ならきっと上手くやってくれるだろうと

だがそれはあくまでこちらが何もしなければの話
この村には俺以外にもハンターはいて、そいつらがクルペッコを狩らないとは言えないし、ましてや狩られたのが自分達の仲間だと知ったらあいつらはどういう気持ちになるだろう

「わかりました…クルペッコ討伐の件は考えておきます」

「今すぐじゃなくてもよろしいですからね?」

「え?」
43: さぎし:2011/11/29(火) 19:47:46 ID:tP/EhEtJvg
「クルペッコ討伐は今すぐじゃなくてもよろしいですよ」

村長の言葉に耳を疑った、まさか?いやそんな…

「何故?」

「まだ被害も出ておりませんし…偶々この地域に来ただけかもしれませんしね…それにみだりに生態系を崩すような行為はギルドに禁止されておりますから」

「つまり、クルペッコが被害を加えない存在と分かれば、討伐はしなくてもいいという事ですか?」

「そうですけど…一体どういう意味で…」

「ありがとうございます!!村長さん!!」

「はあ…」

この時村長さんをマジでイケメンだと思った
村長さん女性だけど
44: さぎし:2011/11/29(火) 19:51:20 ID:8C0o4sgn8A
「・・・ハンター様にはなにやら事情がおありのようですね」

「う…」

この人はエスパーか?

「ハンター様がクルペッコが安全な存在だと皆さんに伝える事が出来れば…どうにかなるかもしれませんね…」

「!!」

「まあ、私は何も聞いてませんからなんとも言えませんが」

「村長さん…」

「頑張ってくださいね」

「はい!!」

俺は久し振りに浮かれた気分で家へと向かった
45: さぎし:2011/11/29(火) 20:36:32 ID:tP/EhEtJvg
家に帰ると早速俺は
紙と筆を取った

「楽譜を書くなんて久し振りだな…」

そんなことぼやきながら筆を滑らせる
うん、中々にいい調子だ
俺の中では既にある企画がまとまっていた

クルペッコ達による
コンサートだ

もちろん成功率は限りなく低いが、もしも生活すればクルペッコ達が狩られる可能性は間違いなく減るだろう

・・・あれ?なんでクルペッコを庇うような立場になってんだ?

「名前か…」

筆を置き、あのクルペッコのいった言葉を復唱する

仲間をまとめていたのもあいつだし、あいつだけは言葉を話せた

「あいつの名前も、考えてやるか」

そんなことを考えながら筆を滑らせ始めた
46: さぎし:2011/11/29(火) 20:46:24 ID:8C0o4sgn8A
気がついたら、辺りはかなり暗くなっていた

熱中すると周りが見えなくなるって本当なんだな…

ろくに飯も食べてないのに気づいてアイルーを呼ぶ

「おーい、すまないが飯を作ってくれないか?」

「ガッテンですニャ!!旦那さん!!」

「旦那さんのご飯は僕が作るニャ!!」

「ムサシ!!生意気だニャ!!」

「コジロウこそ!!」

ニャーニャーニャーニャーニャー

「メニューは何になさいますかニャ?」

「スタミナがつく奴を頼む」

「かしこまりましたニャ」

「いつもすまないな、サクラ」

「お気になさらず」

47: さぎし:2011/11/29(火) 20:52:00 ID:8C0o4sgn8A
さて…サクラが作ってる間にいける所まで進めるか…

ただその前に

「大体ムサシはいつも僕の邪魔をしてくるニャ!!」

「コジロウが僕の攻撃範囲に入ってくるのがいけないニャ!!」

「怒ったニャ!!決闘ニャ!!」

「がんりゅーじまで決闘だニャ!!」

「おい、そこの毛玉二匹」

「「ギニャ!?」」

取っ組み合いの喧嘩に発展しそうになるのをチョップで止める

「それ以上騒いだら次からオトモ解除するぞ?」

「な!?旦那さん!!」

「堪忍、堪忍ニャ…」

「わかったら静かにしててくれ」

「「すみませんニャ…」」
48: さぎし:2011/11/29(火) 22:28:04 ID:tP/EhEtJvg
すっかり落ち込んでる二匹を無視してサクラの作ってくれた料理を食べることにする。うん、旨い

「いつもながらサクラの料理は旨いな」

「ありがとうございますニャ」

「むう、このままじゃサクラのなつき度がうなぎ登りなのニャ」

「ていうかもうMAXなのニャ」

「お前らもだろがwww」


メニューは肉を中心にしてピリ辛の味付けをしてくれた。実に的確だ

「本当にいいアイルー達を雇ったな」

「だ、旦那さん!!」

「一生ついていきますニャ!!」

「大袈裟過ぎだろwww」
49: さぎし:2011/11/29(火) 23:56:55 ID:tP/EhEtJvg
短編集なのに長い!!
クルペッコ編が終わらないぃぃぃぃぃ!!

オチとか終わりとかは
頭の中では出来てるのにそれを上手く文に出来ない(´・ω・`)

ああ…文才が欲しい

今日の投下は終了に
なります
明日か明後日には
クルペッコ編を終了させないと・・・

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
50: さぎし:2011/11/30(水) 10:15:57 ID:gP4JtfV4Ig
〜〜〜翌日〜〜〜

俺は書き上げた楽譜を
片手に渓流に来ていた
来たはいいが…一つだけ問題があった

「どうやって会えばいいんだ?」

昨日クルペッコと出会ったのは全くの偶然でありどこにいけば会えるのか全くわからなかった

「しらみ潰しに探すか…でも、時間がかかるしなぁ…」

途方にくれている俺を見かねてムサシが助言をしてくれた

「千里眼の薬を使ってはいかがですかニャ?」

「ムサシ!僕の考えを読むニャ!!」

「先に考えたのは僕ニャ!!」

ニャーニャーニャーニャーニャー

「さて、どこにいるんかな…苦い」

千里眼で場所が分かったので移動する

毛玉二匹?ほっとく
51: 名無しさん@読者の声:2011/11/30(水) 18:22:47 ID:1wh9jtz0AQ
だんなたんさんじょう!


支援
52: さぎし:2011/11/30(水) 18:25:18 ID:FsedaSvsrA
千里眼が示す場所に着くとあのクルペッコがしきりに周りをキョロキョロしているのが見えた

うん…可愛いとか、思ってないんだからね

飛び立とうとするのをペイントボールで阻止する、こちらに気づいたクルペッコが

「ホルン、キタ、ホルン、キタ!!」

「クェクェクェクェクェ」

何事かを叫んだ後、周りに向かって何かを知らせるような感じで鳴き始めた
すると何頭ものクルペッコが降臨
雰囲気からして恐らく
昨日の奴らで間違いないだろう

53: さぎし:2011/11/30(水) 18:26:14 ID:FsedaSvsrA
>>51


[壁]_-)・・・支援感謝


[壁]つ愛
54: さぎし:2011/11/30(水) 18:30:50 ID:5Hag5NEFy2
「ニャー!?クルペッコが大量に出てきたニャ!!」

「旦那さん!!ここは撤退ニャ、数が多すぎるニャー!!」

「お前ら落ち着け」

「こ、怖いけど、旦那さんは僕が守るのニャ!!」

「ムサシ!!僕もいるのニャ!!」

「「こい!!旦那さんには指一本触れさせないのニャ!!」」

「・・・」

俺は無言で(←ここ、重要)で大樽Gを取りだし


「ステンバーイ、ステンバーイ」

チュドーン!!

「「ギニャー!!」」

二匹には悪いがしばらく寝ててもらおう
55: さぎし:2011/11/30(水) 18:37:05 ID:hKOyz/u7wA
「ホルンクル!!ワレラウタウタウ。」


「わかった、落ち着け」

俺は手にした楽譜を見せてみる

「これ、読めるか?」

「クェ?」

どうやら読めないらしい、まあ想定の範囲内だ

「デ、デモ!ワレラガンバル!!ホルンノキタイ、ウラギラナイ!!」

怒られるかと思ったのか必死に弁解するクルペッコ…うん、可愛い

「大丈夫だから、一緒に頑張ろうぜ、クルペ」

「ナマ…エ!?」

「ああ、クルペ、お前の名前だ」

56: さぎし:2011/11/30(水) 18:42:32 ID:WpDpWV85XM
「クルペ!!クルペ!!クルペ!!」

てを叩きながらその場で小躍りをするクルペ、即興とはいえ、名付けた名前を気に入ってくれたのは嬉しいものだ

「さあ、練習を始めようぜ!!言っとくが俺は厳しいぞ?」

「「クェー♪」」

クルペ達に音程やらなにやらを教えにかかる

音楽の事にこんなに集中したのは子供のころ依頼だ、あの時は本気で音楽家を目指してたなぁ…

え?なんで今はハンターをやってるかって?

ありきたりだが
親がモンスターに殺されたからだ

57: さぎし:2011/11/30(水) 23:22:42 ID:8C0o4sgn8A
そりゃあガキの頃は
モンスターを酷く恨んだな、恨みすぎて毎日剣を振って手に血豆が出来たくらいだからな

だがハンターをやりはじめて自然の摂理や掟を知った俺は今やモンスターに対しての感謝や尊敬さえしている

子供の俺がみたら頭がおかしいんじゃないかって思われるだろうな…

昔話はさておき
順調に全員がハーモニーを奏で始めた頃に試しに皆で合わせる事にした

「じゃあ…いくぞ」

「〜♪〜〜♪〜♪♪」


「クェ♪〜♪」

「クェ♪クェ♪」

「クェ〜♪」

若干のズレはあるものの音楽としてはまとまっていた。これなら本当にコンサートを開けそうだ
58: さぎし:2011/11/30(水) 23:27:57 ID:tP/EhEtJvg
クエスト制限時間が
近づいてきたころ
俺はクルペに別れを告げるついでにあることを頼んだ

「クルペ、ちょっといいか?」

「クェ?」

「お前らなら安心だが一応な?出来るだけ人間を襲わないで欲しいんだ、というか出来るだけ周りの生物にも出来れば被害を出さないでほしい」

「クェ?」

「お前らが人間を襲ってしまうと、俺や他のハンターがお前らを狩らなくてはいけなくなる。俺はお前を殺したくない」

「・・・」

「だから頼む、なんとか皆に説明して人間に出会っても攻撃せずに逃げるように伝えてくれないか?」


59: さぎし:2011/11/30(水) 23:32:07 ID:tP/EhEtJvg
「クルペ、ヨクワカラナイ…」

「!!」

「デモ、ホルンガニンゲンオソウナイッタラ、クルペ、ニンゲンオソワナイ」

「クルペ!!」

「クェ」

「・・・ありがとう、また来るからさ、待っててくれよな?」

「クルペ、ホルンマツ!!」

名残惜しそうに喉をすりよせてくるクルペ
俺は優しく喉を撫でてやった。

「クルルルルルル」

どうやら喉を撫でてもらうと気持ちいいらしい

「じゃあな、クルペ」

俺はクルペに別れを告げて、渓流を後にした
60: さぎし:2011/11/30(水) 23:42:23 ID:8C0o4sgn8A
「コンサート…ですか?」

「ええ、開きたいな〜と思いましてね」

「それは構いませんが…一体誰が…」

「・・・クルペッコです」

「・・・はい?」

「クルペッコ達によるコンサートを開きたいと思っています」

村長は唖然としている
まあ、普通に考えてあり得ない話なんだな…
ん?もしかして俺が普通じゃないのか?

「本気ですか?」

村長が何かを値踏みする視線を投げ掛ける
俺は生唾を飲み込みながら

「本気です」

「・・・」
61: さぎし:2011/11/30(水) 23:50:17 ID:tP/EhEtJvg
「もしや、あの時クルペッコ討伐を渋ったのは」

「こいつが理由ですよ」

「そうですか…」

やはり無理か…人間モンスターが共存なんて土台無理なお話なんだろうな…

諦めた俺は村長に背を向けて去ろうとした、しかし

「もし、そのクルペッコ達が村の皆さんに被害が及んだ時、ハンター様はそのクルペッコ達を狩る勇気はおありですか?」

真剣な眼差し
美人の真剣な表情ってこうも惹き付けられるものなのか?不謹慎だが
見惚れてた
62: さぎし:2011/11/30(水) 23:54:14 ID:8C0o4sgn8A
だが…言葉の意味をゆっくりと噛み砕いてみる

つまり…

「あいつらが人を襲うとは思えませんが、もしも襲いかかったら…」

「その時は、自分の手で終わらせます」

「・・・ハンター様の覚悟はよくわかりました」

「それじゃあ!!」

「皆さんには私から伝えておきます」

「ありがとうございます!!」

「ただし、ハンター様が仰られた言葉の重み、よく噛み締めて下さいね」

「・・・はい」
63: さぎし:2011/12/1(木) 00:03:13 ID:ga3EvxxhO6
家に帰った俺は真っ先に机に向かった

奏でる曲の最終調整である

上手くいけば近日中に演奏会が開けるかもしれない

「もしも…被害が及んだら…か」

村長の言葉を再度呟く
自分に言い聞かせるように、ゆっくりと…

実際の所、あいつらを狩るつもりは無かった
だが世の中に絶対の二文字はない。あらゆる状況を考えて最悪の事態に備えることにした

「とりあえず、村人がパニックにならないことを祈るだけだな」

村人がパニックになり
その行動がクルペ達を興奮させる結果になったらそれこそ踏んだり蹴ったりだ

どちらにしても、俺はクルペ達を狩る状況にならないことを祈る事しか出来なかった
64: さぎし:2011/12/1(木) 00:07:41 ID:Uz83IF4R4M
終わらない クルペッコ編 終わらない

僕もう疲れたよパルシオン

今日の投下はここまでとします見てくださった方々

ありがとうございました

明日!!明日には必ず完結させます!!ていうか完結させないとまずい
短編集じゃなくなっちゃう

ここまでのご回覧
お疲れ様でした♪
65: さぎし:2011/12/1(木) 17:29:40 ID:oMqyib8Ie.
〜〜〜翌日〜〜〜

俺はまたしても渓流に立っていた。今日のオトモはサクラである

「にわかには信じられませんが…旦那さんを信じますニャ」

「そうしてくれると非常に助かる」

空気の読めるオトモで助かったら、これがあの毛玉二匹だったらまた
ステンバーイするところだった

「ところで、そのクルペさんたちはどこにいらっしゃるのですかニャ?」

「ああ、今呼ぶ」

「?」

俺は家で作ってきた特製の角笛を高らかに吹き鳴らした

「♪〜♪〜♪〜♪」


66: さぎし:2011/12/1(木) 17:40:27 ID:oMqyib8Ie.
吹き鳴らしてから数秒後
まず、一頭のクルペッコが降り立った

「クェ!!」

視界の端にサクラが臨戦態勢をとったように見えたが見なかった事にしよう。一頭目が来てから間もないうちに二頭目が来た

そうこうしてる内にまたもやクルペッコ達に取り囲まれていた…あの時と違うのは怖くないってだけか。

「ホルン!!キタ!!ワレラレンシュウ、クェ!!」

クルペはいかにも嬉しそうにその場でステップを踏み始めた。なんか、シュールだった

「旦那さん…このクルペッコ達が件の?」

「ああ…」

「正気の沙汰じゃ無いですニャ」

「そんなこと言うなよ」
67: さぎし:2011/12/1(木) 18:22:12 ID:j7UOLnkwP.
〜同時刻集会所〜

「村長!!それは本当ですか!?」

「クルペッコ達のコンサートですって!?」

「いくらなんでも無理ですよ!!」

「・・・皆さんは最初から無理だと仰られるのですか?」

「お言葉ですが村長、相手はモンスターですよ!?いくらハンターがいるとはいえ、村人に襲いかかったら…」

「そんなことやってみないとわからないでしょう?」

「これを考えたのはホルンなんですよね?」

「ええ、確かに」

「尚更解せません、何故ホルン程の腕前のハンターがこんなことを…」

「私はホルンを、村のハンター様を信じております」
68: さぎし:2011/12/1(木) 18:28:50 ID:PtnSwGwKPI
「・・・ホルンはなんて言ってるんですか?」

「もしもクルペッコ達が襲いかかった場合、責任は自分でとる、と」

「村長は、本当にそんな考えを飲むんですか?」

「ハンター様がこれまでに村にしてくださった事を考えればこれは私からの恩返しだという事になりますね」

「・・・そうですか」

「よくわからんが、要はホルンがクルペッコを引き連れてコンサートを開くって事か?俺は賛成だな」

「!?」

「ホルンの腕前は皆知ってるだろ?だったらあいつを信じてやれよ」

「少なくともあいつとは長い付き合いだからな、デタラメを言わないのは俺が一番知ってるからな」
69: さぎし:2011/12/1(木) 19:28:01 ID:hTsbsopuA2
〜〜〜渓流〜〜〜

「じゃ、合わせてみよう」

「クェ〜♪」

「クェ♪クェ♪」

「クゥエー♪」

「おお、流石旦那さんですニャ、綺麗な音楽ですニャ!!」

「凄いのは俺じゃなくてこいつらだよ」

本当にこいつらは凄いと思った、出会ってまだ一週間も経ってないのに、こいつらは一生懸命に俺の言うことを聞いてくれて、無茶も聞いてくれて…

「ニャ!?旦那さんどうしたのニャ!?」

「え?」

気がついたら俺は泣いていた

「ホルン、ナク?ワレラガンバレナカッタ?」

「いや、違うんだよ、これは…嬉しいんだ」

「クェ?」

「人間は嬉しいときにも泣けるんだよ…だからクルペ達はなんも心配しなくていい」

「ホルン…」
70: さぎし:2011/12/1(木) 19:37:41 ID:hTsbsopuA2
「なんつーか、ありがとな、クルペ」

「クェ?」

「俺と出会ってくれて」

「・・・クルペモウレシイ!!ホルンアエテヨカッタ!!ホルンスキ!!」

「おまっ!?照れるから止めれ!!」

「スキ〜♪スキ〜♪」

「歌うな!!」

「旦那さんモテモテだニャ〜」

「茶化すな!!」

「クェ!!」

「まあ、いいか…皆、明日は必ず成功させようぜ!!」

「「「クェー!!」」」
71: さぎし:2011/12/1(木) 19:54:39 ID:h173FRh8P2
〜〜〜村〜〜〜

村に帰った俺を待ち構えてたのは、俺に意味深な視線を送る村人だった

「あれが例の?」ヒソヒソ

「ああ、モンスターにすっかり手玉に取られたハンターだってよ」ヒソヒソ

「ええ!?じゃああれは私達をどうするつもりなの!?」ヒソヒソ

「恐らく、我々を餌にするつもりなんだ、でなければこんなことを提案するはずがない」ヒソヒソ

「・・・あのなぁ!!」

「「!!」」

「勝手な想像で憶測を語るのは止めてくれ!!」

「だ、だが実際に私達は不安なんだ!!」

「そ、そうだそうだ!!あのモンスターなんだぞ!?」

「貴方の勝手な妄想でしょ!?私達の命が危ないのよ!?」

「もしかして…お前、操られてるんじゃないのか?」

「はぁ!?」
72: さぎし:2011/12/1(木) 19:58:17 ID:hTsbsopuA2
突然村人が発した発言に俺は驚きが隠せなかった

「そ、そうだ!!操られてるんだ!!そうじゃなきゃこんなことを言うはずがない」

「この村から去れ!!このモンスター人間!!」

「てめえら!!」

俺は怒りのあまり村人に手を振り上げた

「ヒィ!!」

バシッ!!

「・・・あ?」

「ノトス?なんで…」

「・・・」
73: さぎし:2011/12/1(木) 20:06:34 ID:hTsbsopuA2
「よぉ!!ホルン!!相変わらず神経質そうな面してやがる」

「離せよ、こいつら殴らせろ」

「おいおい、本気か?こいつら一般人だぜ?力を考えろよ」

「殴らないと気が済まない!!」

「お前が殴ってなんになるんだ?」

「!!」

「今お前がこいつらを殴ればどうなるかわかっていってんのか?」

「そんなん、俺がギルドナイツに追われるだけだろ?」

「残念ながら違うな」

「どういう事だ?」
74: さぎし:2011/12/1(木) 20:15:56 ID:h173FRh8P2
「今の状況はお前が思ってる以上に悪い」

「まず、今回のコンサートに全面賛成した俺も追われる」

「!!」

「更に村長も村長職を解雇、最悪この村から追放される」

「なん・・・だと?」


「そして、クルペッコ達の一斉掃討」

「!?」

「分かるか?今お前が問題を起こしたら色んな迷惑がかかるんだよ」

「なんで…あいつらは…人間を襲わないのに…」

「それを知ってるのはお前だけだ」

「・・・」
75: さぎし:2011/12/1(木) 20:20:03 ID:hTsbsopuA2
「・・・お前はクルペッコ達の事を信じてるんだろ?」

「ああ」

「じゃあ、いいじゃねーか、何を言われようが」

「明日、こいつらに見せつけてやれよ、お前たちの絆を」

「俺達の…絆」

「少なくとも、俺は期待してるからな」

「・・・」

「じゃ、俺はいくわ」

「どこに?」

「明日に備えて休む」

「そうか…」

「期待している、か」
76: さぎし:2011/12/1(木) 20:25:58 ID:hTsbsopuA2
〜〜〜渓流〜〜〜

コンサート当日
俺は最終調整に入っていた

ちなみに昨日は一睡もしてない

「よし、調整はすべて終了だな、皆お疲れ」

「クェ!!」

「クェ〜」

「ワレラウタウタウ。ニンゲンタノシマセル!!」

「ああ、そうだな、頑張ってくれ」

「なあ、クルペ」

「ナニ?」

「もしも、もしもお前に危険が迫ったら…」

「俺がお前を守ってやるからな」

「・・・ウン」
77: さぎし:2011/12/1(木) 20:41:54 ID:h173FRh8P2
〜〜〜会場〜〜〜

「皆様、本日は渓流にお集まり頂き、誠にありがとうございます」

「本日はハンター様主催のクルペッコ達によるコンサートをご堪能下さい」

「それでは、主催者であるホルンさんより、一言頂きます」

パチパチパチパチパチパチ

「皆さん…今日はお集まり頂き感謝致します」

「皆様の中にはご不安になる方も多いかと思います」

「しかし、私はここに誓います。クルペッコ達は皆さんに危害は加えない事を」

「今日はお楽しみになられるように祈っております」

パチパチパチパチパチパチ
78: さぎし:2011/12/1(木) 20:48:20 ID:hTsbsopuA2
「それでは、クルペッコ達に登場してもらいましょう」

村長が俺に合図を送る
俺は角笛を吹き鳴らした

続々と集まるクルペッコ達、客の中から小さな悲鳴が上がったが、聞こえなかった事にした

クルペにサインを送る
これは昨日考えた奴だ

クルペが確認すると
客の前に立つ
客が小さく後ずさったが、クルペはそれに構わず客に向かってお辞儀をした

「・・・へ?」

客の一人が訳がわからないという顔をしている
だが、安全だとわかってくれたのか徐々に距離を戻してくれた

「それでは、演奏致します」

俺は一言注意してから
笛を吹いた
79: さぎし:2011/12/1(木) 20:54:36 ID:h173FRh8P2
「クェ〜♪〜♪」

「クェ♪クェ♪」

「クゥェ〜♪」

「♪〜♪〜♪」

俺の演奏に合わせてクルペッコ達が音を出してくれる。それは絶妙なハーモニーで奏でられていて、うっかり聞き惚れそうであった

客の様子を見てみると
中々に満足してくれているらしい、少なくとも目をつぶって音楽を聞いていた

俺は曲調を変えて笛を吹く。クルペッコ達も音色を微妙に変える

すべてが完璧のタイミングで極上の演奏が出来た
80: さぎし:2011/12/1(木) 21:38:53 ID:Mrz11mMr26
演奏が終わると渓流は一瞬の静寂に包まれた

だが…次の瞬間

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

割れんばかりの拍手と声援、そして惜しみのないクルペッコ達への称賛の嵐

「すげー!!」

「いい演奏だったわ!!」

「久々にいい物を聞いた」

「これは凄い!!」

「長生きはするもんじゃのう…」

「皆…!!」

「クェー!!」

「良かったですわね、ハンター様」

「村長さん、ありがとうございました!!」

「いえいえ、これはハンター様のお力ですよ、私はただ口を挟んだだけですわ」

「・・・はい」

「さあ、一番の功労者を労ってきてはいかがですか?」

「あ!!そうだった!!」
81: さぎし:2011/12/1(木) 22:30:40 ID:Mrz11mMr26
「クルペ!!」

「ホルン!!」

「今日はお疲れ、疲れただろ?」

「ダイジョウブ!!ホルンイッショ!!」

「・・・ああ、一緒だよ」

「?」

「仲間の所に戻ったらどうだ?仲間にもよろしく言っといてくれ」

「・・・ヤダ」

「クルペ?」

「クルペ、ホルンスキ、イッショイル」

「だから、渓流に来ればいつでも会える…」

「イッショイル、イイ」

「・・・クルペ」

「でしたらクルペちゃんを村の住人したらどうでしょう?」
82: さぎし:2011/12/1(木) 22:35:13 ID:Mrz11mMr26
「村長!?」

「ソンチョウ!!ソンチョウ!!」

「クルペちゃん一人なら村で移住スペースを作れますよ」

「でも、そんなの村の皆が黙ってないんじゃ…」

「先程許可をとって参りました、皆様全面的に賛成してくれましたよ」

「え…?」

「言ったでしょう?ハンター様が頑張られた成果ですと」

「クルペと…一緒」

「イッショ!!イッショ!!」

「どうですか?」

「是非お願いします!!」
83: さぎし:2011/12/1(木) 22:43:52 ID:Mrz11mMr26
こうして、村にクルペが住むことになった

しかも村長の計らいで
俺の家のすぐ隣である
朝起きれば毎日クルペと顔を突き合わせるだろう
だか、それでいい
恐らく俺はクルペの事が好きなんだろう
もちろん、愛しているの意味で

これからの充実したであろう毎日

それが末永く、出来れば永遠に続いて欲しいと思っている


【渓流の音楽隊】

fin

84: さぎし:2011/12/1(木) 22:45:38 ID:fr5BVVXGNc
・・・正直完結に3日もかけるとか…

こんなの短編じゃなぇ!!

まあ、誰も見てないみたいですし気が楽←←←

今日の投下は終了します

85: 名無しさん@読者の声:2011/12/1(木) 23:53:22 ID:uv2.j9ZRbc
みてるぞう
86: さぎし:2011/12/2(金) 00:08:43 ID:Mrz11mMr26
>>85

見られてた

(*/□\*)
87: 名無しさん@読者の声:2011/12/2(金) 09:07:31 ID:dQdSMz.X2A
毎日チェックしてますよ(`・ω・´)

完結祝い
つC
つ元気ドリンコ
88: さぎし:2011/12/2(金) 09:52:02 ID:5SMOo2RLI.
>>87

恥ずか死しそうだ…


支援&ドリンコ感謝です♪
89: 名無しさん@読者の声:2011/12/2(金) 14:38:07 ID:C5rgECJRcU
[壁]*・ω・)チラッ

毎日楽しみにしてますよー!!
ナルガたんの時から大好きです(〃▽〃)

支援支援+。:.゚ヽ(*´▽`)ノ゚.:。+゚
つ回復薬グレード
90: さぎし:2011/12/2(金) 16:19:46 ID:Y26KlcU0dY
>>89

おふう(*´д`*)

そんな昔から応援されていただけたとは!!

ありがとうございます
( ;∀;)

支援&グレード感謝♪
91: さぎし:2011/12/2(金) 17:34:02 ID:BXUEK2.5u2
【尾槌竜と少女】

〜〜〜渓流〜〜〜

のどかな天気の中
鳥のさえずりを聞きながらワシは目を覚ます

うむ、実に平和じゃ
願わくばこの平和が続くといいのぅ

おっと、自己紹介がまだじゃったの、ワシはドボルベルク、人間からは尾槌竜と呼ばれているらしいの

ご覧の通りすっかりヨボヨボのジジイで出来ればあまり動きたくないお年頃というやつじゃ
ワシらはこの歳になると戦い敗れ死ににいくよりも静かにひっそりと死ぬのを選ぶ、元々戦闘的な性格はしとらんからの

そこでワシが選んだ死に場所はこの渓流

・・・じゃったが
死ぬに死ねなくなったんだの
92: さぎし:2011/12/2(金) 17:41:47 ID:4a/V8q7lfc
理由としては色々あるが、なんといってもここは実に平和だからの…
腰を落ち着けるにはちょうどいいんじゃよ

次の理由じゃが…遅いの

「ドボルさーん!!」

おほっ、きたきた

「すいません!!ハチミツ取ってたら遅くなっちゃいました」

全身をファルメルで固め腰にはシャドウサーベルを差した女ハンター

いや、正確には少女と言った方が正しいかの?

いつからかもう覚えとらんが気がついたらこの少女と一緒にいるようになったの

93: さぎし:2011/12/2(金) 17:51:44 ID:4a/V8q7lfc
「今日もいっぱいお話しましょうね〜♪」

幼女というには成長しすぎだが女性と呼ぶには幼い少女の瑞々しい肌で頬ずりをしてくる

ワシはロリコンではないがこの年齢ならギリギリセーフというやつじゃろ

というか正直この頬ずりが堪らなく気持ちいい
助平と呼ばれそうじゃの

少女は寝転がっているワシに寄りかかりながら話始めた

「今日はリオレイア狩りに行ったんですよ〜ちょっと危なかったけど、なんとか狩れました」

「片手剣だと風圧が厳しいですから苦戦しちゃいますね〜」

「でも、狩り終わったときは嬉しいんですよ」

「やった!!っていう気持ちになりますから」
94: さぎし:2011/12/2(金) 17:56:28 ID:4a/V8q7lfc
ワシはモンスターじゃからこの少女の話に答えられない、だがこの少女はそんなことを気にもせずにこうやって話かけてくれる

ワシは黙って聞いているだけじゃが、よくやったという気持ちを込めて
自慢の尻尾を優しく擦り付けた

「ありがとうございますね、ドボルさん」

ワシで良ければいつでもいいじゃよ、どうせもう長くない命じゃし、今を一生懸命に生きるのも一興と言えるじゃろう

少女の他愛ない話が続く、ワシはそれを黙って聞く、そうして話していて少女が必ず漏らすのは

「ドボルさんが…お爺ちゃんだったら良かったのにな…」
95: さぎし:2011/12/2(金) 18:03:16 ID:4fuIC8BBSA
これはいつか聞いた話(といっても、少女が話してくれた)なんじゃが、少女の両親は少女が小さい時にモンスターに殺されたらしい

当事幼かった少女とその兄は身寄りが無く親戚にたらい回しされたらしい
なんとか叔父が保護をしてくれたが、兄が成人して少女を養えるまでという条件じゃった

聞けば酷い話だと思うが食料確保なら真っ当な判断だといえるじゃろう

今は兄妹でハンターをやり生活費を稼いでるらしいが…いかんせん少女の方は優しく、モンスターを狩るのを嫌ったそうな

今ではおっかなビックリ狩ってはいるが、昔を考えるとよくここまで狩れるようになったと、教えた兄は凄いと思うの
96: さぎし:2011/12/2(金) 18:26:00 ID:GH7i5DEIyQ
「でも、私は寂しくないよ!!ドボルさんがいるし、村の皆も優しいし」

この言葉を聞くとワシは胸が痛くなる
恐らくこの少女はワシに対して子供が親に向けるのに近い感情を向けているじゃろう
ワシもこの少女に対しては孫や子供を可愛がるのと同じような愛情を注いでいる

ワシは、この少女の保護者にはなれない、たとえどれだけ少女が愛情を持ってくれたとしても絶対に叶わない夢なんじゃな

年齢を重ねるにつれ
様々なことを覚えてしまう、全てが悪いわけではないが…覚えなきゃ良かったと思うのは何個もある

「・・・でね、私はこう言ったの!!それはリオレイアの足跡じゃなくて、ジャギィの足跡が固まった物ですよって、あのハンターさん、唖然としてたなwww・・・ドボルさん?」
97: さぎし:2011/12/2(金) 18:46:34 ID:CA0eW9E7MM
気がつくと少女はワシの顔を覗きこむようにしていた、ちょ、顔近い

「大丈夫ですか?なんだか凄く悲しそうな顔をしてます」

その理由はお前さんなんだがね…まあそんなことは言えないんじゃが

「あ…、もう帰らなきゃ」

少女が漏らした言葉は別れを告げる内容だった

まあ、予想はしてたし
そろそろ来るだろうと踏んでいたので驚きはしなかった

ハンターにはクエスト制限時間というのが存在しており(中略)つまり、制限時間内に帰らないとクエストを失敗した事になるらしのじゃ


98: さぎし:2011/12/2(金) 18:50:02 ID:CA0eW9E7MM
「お別れですね…」

少女が別れを惜しむかのような目で見る
そんな目をしなさんな
また会えるから

「また来ますからね、ドボルさんもお元気で」

少女は駆け出していった、渓流にまた静けさが戻ったのを確認して

ワシはまた眠りについた


99: さぎし:2011/12/2(金) 19:31:12 ID:OqNKyRrRag
〜〜〜翌日〜〜〜

「ドボルさーん」

今日も来てくれたのか…ん?武器が違うような

「あ?気がつきました?これ、お父さんが使ってた剣なんです」

「封龍剣って言うんですよ、これ一振りで幾多の飛竜を狩ったんです」

ふむ、確かにこの剣からは我らが忌み嫌う気配が流れている
この剣を扱うには余程の訓練が必要だろう、またこの剣を手に入れるにはかなりの素材と金が必要とみた

この少女の父親は凄腕のハンターだということを見せつけられたようだった

「お兄ちゃんが見つけてくれたんですけど、お兄ちゃん片手剣が使えないから私にくれたんです」

100: さぎし:2011/12/2(金) 20:47:13 ID:0b0EqjotSc
「初めて使う筈なのに、凄いしっくりくるんです」

確かに、小柄な少女に対比してやや大きいその片手剣は少女の手に収まっていた、世の中には不思議な事もあるもんじゃのう

「それに…この剣を使うと…お父さんが傍にいるみたいで」

初めて見る少女の顔じゃった、嬉しさと虚しさとなにかが入り交じったような…ワシにはわからんかった

「だから、嬉しくてドボルさんに見せようって思って!!」

この少女は半分嘘をついていたが、深くは追及しないことにした
101: さぎし:2011/12/2(金) 20:58:45 ID:0b0EqjotSc
「でも…改めて不思議ですよね」

少女が何かを思い出すような表情で呟く

「ドボルさんは私を襲わないんですね」

それ、ワシは何十回と思っとる

「でも…ドボルさんに会えて良かったです」

「あの…もしよろしければ…」

何か急にモジモジし始めた、ワシはロリコンじゃなry

「お爺ちゃんに…なってくれますか?」

(´・ω・`)?

「形だけでもいいんです、無理なのはわかってます。」
102: さぎし:2011/12/2(金) 21:20:35 ID:UAkKQY3ANI
・・・これは、何かあったなと、年寄りの勘が言っている
問いただすような視線を少女に送ってみる

「・・・お兄ちゃんが…大怪我をして、今、生死を彷徨っているんです…」

「頑張らなきゃいけないんですけど…一人じゃ、押し潰されそうで…」

なるほどのぅ
心の拠り所が欲しいと
正直この年頃の娘にどれだけの苦痛を与えるかはワシには想像できないが肉親を失った悲しみはわからなくはない

ワシも可愛い息子を殺されたからのぅ
103: さぎし:2011/12/2(金) 21:33:07 ID:UAkKQY3ANI
「駄目…ですか?」

そんな目でこっちを
見なさんな
思わずハアハアしてしまいそうになるぞい
だからワシはロリコンry

ワシは返事をする代わりに少女の顔を優しく舐めてやった

「へ?」

呆気にとられている顔も可愛いのぅ…

「ありがとう…ございます」

震えながらお礼を言う少女、こんな老いぼれでよければ爺なんていくらでも演じてやるぞい
ほっほっほ
104: さぎし:2011/12/2(金) 21:49:43 ID:0b0EqjotSc
・・・しかし、爺と言っても一体何をすれば…


「zzzzzzzz」

寝とる…寄り添うだけで充分なのかのぅ?

息子には体を舐めて
毛繕いしてたんじゃが
・・・ゴクリ

いやいやいやいやいや!!
ワシはまだ犯罪者になりとうない!!

ん?ワシ人間じゃない?

ともかく、疲れていたようなのでゆっくり休ませてやる事にする
クエスト制限時間までには起こせばいいじゃろ
105: 名無しさん@読者の声:2011/12/2(金) 23:43:19 ID:uv2.j9ZRbc
ロリとか俺得すぎますうへへ





前でコテ付けてた人挙手


106: さぎし:2011/12/2(金) 23:57:10 ID:HRmJsGwD6k
>>105

ロリは皆のアイドルです
(`・ω・´)


107: さぎし:2011/12/3(土) 00:03:09 ID:Jfx4ihZFO.
クエスト制限時間が近づいてきているので
少女を起こしてやることにするが・・・

「ムニャ、もう食べられないや」

まさかこの時代にこんな寝言を言うやつがいたとは…長生きはするもんじゃのう…

じゃが、いつまでも寝ててもらっては困るので起きてもらおうとツンツンしてみる…決して下心とかはないからの?

「う〜ん、ん?・・・はっ!?」

あ、起きた

「わわ、す、すいません!!私、寝てました?」

静かに頷く

「あう〜どうしよう」

孫というのは何故にこんなにも可愛いもの何じゃろ?本当の孫ではないけれど

108: さぎし:2011/12/3(土) 00:11:47 ID:HRmJsGwD6k
「なんか…すみませんでした」

頻りに謝る少女、なにもそんな謝らんでも…

「・・・」

しゅんとしてる少女を見てるのは耐えられないのでワシは頭を少女の頭に乗せる、勿論潰さないように力を抜きながら

そして頭を撫でる要領で左右にグリグリ回す
こちらの意図を理解してくれたのか少女は

「えへへ♪」

笑顔に戻ってくれた
やはり笑顔じゃなければの、ほっほっほ

「それじゃあ、またね」

丁寧にお辞儀をして帰っていく少女、少し歩いたら何故か立ち止まりこちらを振り向く、そして

「また来るね!!お爺ちゃん!!」

満面の笑みで叫んで
走っていってしもうた

うーむ、これは流行りの
「キュンときた」という奴だろうか?

ともかく、今日はいい夢が見れそうだと何故か思い込みワシは夢の世界に旅立った
109: 名無しさん@読者の声:2011/12/3(土) 00:13:27 ID:uv2.j9ZRbc

>>さぎしたん
ですよねうへへ
誰かわかるかい?



おっと雑談は控えないと
110: さぎし:2011/12/3(土) 02:16:34 ID:U/HcYF/c5E
すいません(´・ω・`)

今までモンハン+寝落ち
してましたorz

で、今日の投下はこれで終了とさせて頂きます

あれ?クルペッコ編でのデジャブが・・・

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
111: さぎし:2011/12/3(土) 10:46:12 ID:siHnvgnp82
〜〜〜翌日〜〜〜

今日も平和じゃのう
やはりこんな日には取れたて特産キノコを食べるに限る、うん旨い

ワシがキノコに夢中になってると近くから声が聞こえてきた

「先輩wwwマジ俺スゲーっスからwwwドボルベルクなんか瞬殺ッスからwww」


「ボウガン、あまり調子に乗るな、ドボルベルクは手強い相手、対峙した時にそのようでは殺られるぞ」

「まあまあ、大剣、少し言い過ぎですよ、ボウガンも緊張をなごませようとしてるんですから」

「さっすが太刀先輩www話がわっかる〜」

「太刀、お前は少し甘いぞ」

「お二人ともわかってますね?今日はお嬢さんがいらっしゃるんですから怪我だけはさせてはいけませんよ」

「・・・」
112: さぎし:2011/12/3(土) 10:50:51 ID:gxDSHASFOs
気づかれないように様子を見る

どうやらハンター四人組らしいの、一人がよく見えんが

なんか太い剣を背負ってるのと、細長い剣を背負ってるのと若造がおる

しかも会話内容から察するにあの若造はワシを舐めてるとしか思えない

かといって今出ていったら恐らく狩られてしまうのでそれだけは勘弁願いたい

しかし…もう一人の片手剣は随分小柄じゃの〜まるであの少女のような…

って、あの少女じゃなかろうか、何故にあの三人と一緒に?
113: さぎし:2011/12/3(土) 11:39:22 ID:p9j21mNoUI
「やっぱり…ドボルさ…ドボルベルクを狩るのは止めませんか」

「何故だ?」

「私、初めて会いますし…それに足手まといじゃ…」

「大丈夫、大丈夫www俺も初めてだし、君の事は俺が守るからさwww」

「何事も経験が大事ですよ、とはいえ命を無駄にする必要はありません。時には逃げる勇気も大事ですからね」

「初めてなら初めてなりに立ち回り方がある。片手剣ならば素早い動きで敵を翻弄し確実斬撃を重ねる。それが狩りの基本だ」

「そー、そー、勿体ないよ?そんな凄い片手剣ぶら下げてんのに」

「宝の持ち腐れだな」

114: さぎし:2011/12/3(土) 12:33:43 ID:CA0eW9E7MM
「!!」

「大剣!!それは言い過ぎですよ」

「ふん、いかに強い武器を作り、いかに守る防具を作ったとしても、それを使いこなす技量がなければ無意味だろう」

「大体その剣を持ってる事事態怪しいな、盗んだんじゃないのか?」

「先輩、そこまで言っちゃ…」

「これはお父さんの形見です!!盗んでなんかいません!!」

「貴様の父親か、知らん名だな、大方無名のハンターだったんだろう」

「お父さんを悪く言わないで下さい」

「父が盗んだ者を娘が使う、これを指摘してなにが悪…」

「ガァァァァァァ!!」

「「「!!」」」
115: さぎし:2011/12/3(土) 12:39:40 ID:p9j21mNoUI
いやー、年取るとそんな滅多な事じゃ怒らないと聞いてはいるが…

これがその滅多な事
なのかのぅ…

「ドボルさん!?」

「うわぁ!?で、でた!!」

「ボウガン落ち着いて!!大剣!!来ますよ!!」

「言われなくても」

太いのと細いのがそれぞれの武器を構える
若造は腰が抜けてるようでアワアワしとる
いい気味じゃ

ワシは大剣と呼ばれた男を睨み付ける
少なくともこいつはワシを怒らせた
ワシの殺る気スイッチはオンになったの
116: さぎし:2011/12/3(土) 12:44:36 ID:CA0eW9E7MM
「年老いた個体か…ならば楽にしてやろう!!」

大剣がこちらに真っ直ぐ走り出す。それを見ながらワシはその場で回転を始めた

「笑止!!そのような回転で止められる筈が…」

ワシは回転を止め男に突撃する

「何!?ぐ、おおお!!」

大剣の腹でガードされるがそれも計算の内
今のワシは殺る気スイッチオンだからのぅ

また回転を始める
すると男は素早く距離を取った。やはり伊達に修羅場はくぐってきてる様子、だがその慎重さが命取りじゃ

117: さぎし:2011/12/3(土) 12:48:49 ID:p9j21mNoUI
その場で飛び上がり
狙いを大剣…ではなく
呆気に取られているボウガンに定める

「へ?」

すっかり腰を抜かしていて無防備だったボウガンの上に着地する

「うわぁぁぁぁぁ!!」

ズシーン!!

足元でボウガンが気絶したのを確認して
大剣の方にふりむく

まずは一人
118: さぎし:2011/12/3(土) 14:36:53 ID:4k6W9R7E/U
「気を付けて下さい、このドボルベルク、普通ではないようです」

「伊達に長生きしてないって訳か」

仲間をやられた事により少し慎重になったのか二人の纏う気配が変わる
ふむ、無傷は難しそうだの

「ま、待ってください」

「「!!」」

少女がおずおずと、しかし何かを決意したような表情で二人を見る

「どうしました?危険ですから早くお逃げ下さい」

「そのドボルベルクを狩らないで下さい」

「はい?」

「それは無理な相談だ、相手が戦う意志を持っているのにこちらは戦うなだと?無茶苦茶だ」

「・・・ドボルベルクに戦う意志を持たせなければいいんですね?」

「お嬢さん?何を?」

少女はワシに静かに近づく、そして

「ごめんね…お爺ちゃん」
119: さぎし:2011/12/3(土) 15:04:59 ID:4k6W9R7E/U
「!?」

「なんですって!?」

そういって少女はワシにいつもしてるみたいに頬ずりをしてくる
ワシは優しく唸って
答えてやる

「お、お嬢さん!!貴方は何をやってるかわかってるんですか!?」

「これが…私がドボルベルクに行くのを渋った理由です」

「解せぬ、竜に情が湧いたか?」

「そうですよ、私はドボルベルクが、お爺ちゃんが好きです」

「お嬢さん…」

「それでも、お爺ちゃんを狩ると言うなら」

少女は剣を抜き二人に突き付け

「私も戦います、大事なものを守るために」

120: さぎし:2011/12/3(土) 16:15:32 ID:HaacqwCGKo
「お嬢さん、剣を納めて下さい。まずは話し合いましょう」

「なら先にそちらが納めて下さい」

「それは…」

「・・・これでいいのか?」

「大剣!?」

「早くしろ太刀、このガキには理屈は通用せん」

「・・・わかりました」

大剣と太刀がそれぞれの武器をしまう
どうでもいいがワシひょっとして空気?

121: さぎし:2011/12/3(土) 16:30:57 ID:4fuIC8BBSA
「確認します。貴女とそのドボルベルクの関係は?」

「お爺ちゃんです」

孫です

「本気で言ってるんですか?」

「本気です」

嘘です

「貴女がドボルベルクを爺として、周りがどう思うかわかってますか?」

「構いません」

可愛い孫ができて嬉しいのぅ、だからロリry

「お兄さんが悲しみますよ」

「・・・」

あ、そういえば兄がいたんじゃっけ
122: さぎし:2011/12/3(土) 16:55:49 ID:/3MIJ0S1EM
「兄なら…きっとわかってくれます」

「ふん、どんな屁理屈が来ると思えば駄々をこねているだけか」

「どういう意味ですか?」

「そのままの意味だ、両親が死んで兄が重症で、そんな状況に陥った自分を慰めてくれる存在が欲しかっただけだろ」

「ちがっ!!」

「何が違う?偶々そこにいたドボルベルクに愚痴をこぼして相手がなにもしてこないのいいことに勝手に拠り所にしたのはお前の方だろう」

「・・・」

「甘えるな、と言いたい所だが何故周りを頼らなかった?」

「周りの人は…助けてくれません。私にはお爺ちゃんがいればいいんです」
123: さぎし:2011/12/3(土) 17:02:31 ID:/3MIJ0S1EM
大剣の言うことも一理あるの…というか、このままじゃこの少女を自分が駄目にしてしまうんじよなかろうか?

ワシは静かに立ち上がり少女に背を向けた

「待って!!」

「追いかけるな!!」

「!!」

「まだわからないのか?お前がドボルベルクと接していたらお前は人間として駄目になってしまう、それを危惧してドボルベルクは離れようてしてるのが何故わからない!!」

「そんな…嘘だよね?お爺ちゃ…」

ズン!!

近づこうとした少女の目の前で尻尾を降り下ろした
少女は驚いて立ち止まる

124: さぎし:2011/12/3(土) 17:06:51 ID:V0CJLQQpnI
すまんのぅ…ワシは決してお前さんが嫌いな訳じゃないんじゃ
ただ、ワシの為にお前さんの人生を狂わせるわけにはいかんのじゃよ
酷いと思われるかもしれんが甘やかすだけが愛情ではないの

達者での、ワシのたった一人の可愛い孫よ

次会う時まで暫しの
別れじゃ

ワシは背を向けてその場を立ち去った
125: さぎし:2011/12/3(土) 17:12:42 ID:/3MIJ0S1EM
「・・・」

「お嬢さん…」

「お爺…ちゃんヒックグス」

「行くぞ、太刀」

「でも…」

「狩る相手がいなくなったんだ、これ以上ここにいる必要はない」

「!!」

「・・・そうですね」

「おい、最後に一つだけ聞いていけ」

「・・・何ですか?」

「お前はまだまだ未熟だ、だから経験を積め」

「お前が経験を積み一人前だと周りに認められたら、もう一度あのドボルベルクに会いに行け」

「その後は自分で考えろ、それがハンターだ」
126: さぎし:2011/12/3(土) 17:20:19 ID:/3MIJ0S1EM
〜〜〜渓流〜〜〜

小鳥のさえずりでゆっくりと目を覚ます

ふむ、こんな時間か
そろそろ特産キノコが生えている頃じゃな

おっと、自己紹介が…
今更しなくてもいいかの
さて、ワシはあれから今もこの渓流におる
理由としては色々あるが、なんといってもここは実に平和だからの…
腰を落ち着けるにはちょうどいいんじゃよ

次の理由じゃが…

「来たよ、お爺ちゃん」

そうかそうか、もうそんな頃合いか

声がした方を見ると
ゴールドルナに身を包み腰にはゴールドマロウをつけた少女…いや、もう女性じゃな、がいた
127: さぎし:2011/12/3(土) 17:26:27 ID:V0CJLQQpnI
凛とした佇まいとは裏腹に可愛らしい表情をしておるが、目に光るものは彼女が数々の修羅場を潜り抜けた事を物語っていた

「久しぶり」

柔らかな笑顔でワシに語りかける彼女
ワシも頭を擦り付けてそれに答える

「会いたかったよ」

頬ずりをする彼女は懐かしそうにワシを撫でる
この歳ならロリコンとは言われんじゃろ

「私ね、あれから強くなったよ」

彼女が愛しそうにワシを撫でながら語りかける

「沢山のモンスターを狩って、仲間と協力して、結婚もしたよ」

なぬ!!どこの馬の骨じゃ!!ワシに相談くらいせんか!!
128: さぎし:2011/12/3(土) 17:33:25 ID:/3MIJ0S1EM
「周りからはすっかり一人前になったって言われるんだ…でもね」

彼女がワシから静かに離れる、彼女の目は既に狩りの炎が灯っていた

「どんなにモンスターを狩って、どんなに有名になっても、私は一人前だとは思わない、お爺ちゃんを、貴方を倒して初めて一人前を名乗れるの」

彼女は剣を抜きワシに突き付け

「だから、一人前になるために、お爺ちゃんを狩ります」

もうそこには、少女の面影はなく、一人のハンターが立っていた

ワシはその決意に咆哮で応える

そして、彼女は真っ直ぐにワシを捉えながら向かってきた
129: さぎし:2011/12/3(土) 17:45:13 ID:/3MIJ0S1EM
・・・薄れゆく意識の中彼女の手がワシを撫でている感覚しかなかった

最後に立っていたのは彼女だった、ワシは手を抜くどころか、彼女を殺すつもりで迎え打った

強い、成長したの…
誉めようとして首を動かし彼女を舐めてやる
彼女は黙ってされるがままになっていた

「ようやく、これで一人前」

うむ、そうじゃな

「ありがとう、お爺ちゃん。私はお爺ちゃんの事を忘れないからね」

ワシも忘れんよ

「お爺ちゃん、大好き」

ワシもじゃ、いかん
眠くなってきおった
年かのう?


130: さぎし:2011/12/3(土) 17:52:09 ID:/3MIJ0S1EM
「お爺ちゃん、寝るの?」

うむ、年よりは睡眠が好きでの、寝たきりにはなりたくないものじゃ

「そっか…」

ちょいと目を瞑るか
なんだかいい夢を見れそうじゃの、予感じゃない、確信じゃの

ワシは彼女に撫でられながらゆっくりと目を閉じた


「お休み、お爺ちゃん」


【尾槌竜と少女】

fin
131: さぎし:2011/12/3(土) 17:55:39 ID:/3MIJ0S1EM
・・・あぶねー
危うくbadendにいきそうだった

修正しようとしたら
・・・ナニコレ?

マジで文才が欲しいです。(´・ω・`)

今日の投下はこれで終了します

見てくださった方々
ありがとうございました

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
132: さぎし:2011/12/4(日) 10:19:33 ID:2hXj.ORQoM
【青熊獣のご奉仕】

〜〜〜渓流〜〜〜

「渓流よ!!私は帰ってきた!!」

「昨日も一昨日もその前も同じ事言ってたニャ旦那さん」

「う、うるさいな!!いいだろ少しくらい」

「毎回隣にいてその近所迷惑voiceを聞いてる僕の身にもなって欲しいニャ」

「ちっ、しゃーねーな」

「今日はどうするおつもりニャ?」

「そうだな、ハチミツは絶対に確保で、後は鉱石かな…」

「ああ…だからレザー装備なのかニャ」

「ついでに言うならピッケルも虫あみもグレートだぜ?」ドヤァ?

「そんなに威張れないニャ」
133: さぎし:2011/12/4(日) 11:45:19 ID:9r5HZT/Q3c
「細かい事はいいんだよ、ハチミツさえ採れれば」

「何故にそこまでハチミツを欲しがるんですかニャ?」


「そこまで知りたいか?・・・エッチ///」

「ぶん殴るぞ」

「ちょ!?怖い!!語尾は!?」

「ニャア」

「いや、普通に秘薬とかグレートが欲しいだけだよ」

「そんなん下位の大連続にいって奪ってくればいいじゃないですかニャ」

「お前、可愛い顔して言うことえげつないな」

「なんで行かないんですかニャ?」

「狩るのがめんどくさい」

「おいハンター」
134: さぎし:2011/12/4(日) 12:55:54 ID:CA0eW9E7MM
「というわけで、エリア5に来た訳だが」

「展開早すぎだニャ」

「SSだからしょうがない」

「やれやれニャ」

「でだ、早速ピンチに陥ってる訳だな」

「ピンチかどうかはまだわからないニャ」

「ピンチだろ、どう考えたってこれはピンチだろ」

「アオアシラに思いっきりガン見されてますニャ」

「・・・ガゥ」

「どうすんだよ、戦うのか?今の装備はあんまし戦闘に向いてないぞ」

「ここはおとなしく殺られてベースキャンプに戻りますかニャ」

「諦めるな」

「ガゥ」
135: さぎし:2011/12/4(日) 13:25:24 ID:IzsBeXvC7s
「つーかさ、なんで襲わないんだ?」

「様子を伺ってるだけですニャね…」

「・・・」

「あれ?よくみたら…かわいい…じゃなくて!!小さくね?」

「確かに小さいですニャ」

「全長300ねーぞ、最小金冠じゃね!?」

「じゃあ、狩るんですかニャ?」

「え!?…それは」チラッ

「・・・ガゥ」

「まだ子供っぽいしな…親が復讐に来たら困るから放置」

「それにまだ被害は出てないしな」

「じゃあなんでこっちを見てるだけですニャ?」
136: さぎし:2011/12/4(日) 15:54:48 ID:LZGwV.x67I
「あ!!ひょっとしてこれかな?」サッ

「!!」

「ハチミツですかニャ?」

「ああ、さっきジャギィがくわえてたのを譲渡してもらった」

「・・・奪い盗ったの間違いじゃ…」

「いや、譲渡」

「どっちでもいいニャ」

「ガゥ!!ガゥ!!」

「なんか、しきりに手をのばしてくるんだけど…」

「あげたら如何ですかニャ?」

「え…ハチミツ…」

「・・・」シュン

137: さぎし:2011/12/4(日) 16:01:04 ID:Gvfm5vdFd6
「あー、ほら、シュンとしちゃいましたニャ」

「ええー」

「それとも今ここで頭かち割られるのがお好きですかニャ?」

「お前の発言ほんと怖いわ」

「まあいいか、ほらよ」

「ガゥ!!♪」ペロペロ

「ああ…ハチミツ…」

「旦那さんも男ならキッパリ諦めるニャ」

「だってお前に脅されて…」

「あ?」

「すいませんなんでもありません次行きましょう」
138: さぎし:2011/12/4(日) 16:32:14 ID:T4cBKsgiVM
「よし、王族カナブンGET」

「カブレライトもバッチリだニャ」

「・・・」ノソノソ

「なあ、なんか着いてくるんだけど」

「なつかれたんじゃないですかニャ?」

「ガゥ」

「ふーん、しかしこうしてみるとかわいいな…」

「旦那さんは獣好きですかニャ?」

「嫌な表現すんなよ」

「じゃ、ケモナー?」

「ノーマルだよ」

「そういう事にしといてやりますかニャ」

「何様だよ」
139: さぎし:2011/12/4(日) 17:50:18 ID:wuCg8lvs3.
「しかし、大人しいな…」ナデナデ

「ガルルル〜♪」

「旦那さんってやっぱしケモ…」

「解雇するぞ」

「なんもいってませんニャ」

「ほれ、さっき採れたハチミツ」

「ガゥ!!♪」

「なんだかんだで甘やかしてるニャ」

「まあいいじゃねーか、持ち帰る分のハチミツは確保したし」

「ちゃっかりしてるニャ」
140: さぎし:2011/12/4(日) 17:54:13 ID:5VSlvvt1jc
「さてと、あらかた採り終わったし、帰るか」

「!!」

「そうニャね、随分素材も集まったし」

「ガゥ…」

「ああ…まあ、また来るからさ、そんときな」

「安心していいニャよ、旦那さんは嘘は言わニャいから」

「ガゥ」

「じゃあな」ナデナデ

「元気でニャー」

「・・・」
141: さぎし:2011/12/4(日) 18:06:08 ID:5VSlvvt1jc
〜〜〜家〜〜〜

「なあ、一つ聞いていいか?」

「僕は悪くない」

「いや、そうじゃねーよ、いやお前が悪いよ」

「だってカブレライトをちゃんと掘りましたニャ!!」

「どこの世界にカブレライトとドラグライト間違える奴がいるんだよ」

「違うニャ!!」

「・・・はあ、ぬか喜びかよ」

「旦那さん!!」

コンコン

「ん?客か?」
142: さぎし:2011/12/4(日) 18:12:12 ID:wuCg8lvs3.
あ、すいません
投下を休憩です

短編集だから
男「〜〜」っていう形は取りませんでしたけど、やっぱりわかりづらいですかね?

再開時にセリフの前に人名いれてみますm(__)m
143: 名無しさん@読者の声:2011/12/4(日) 19:59:16 ID:1F5QczKvnc
やっぱりさぎしさんのモンハン界はいいですねw
っC
っアルビノエキス
144: さぎし:2011/12/4(日) 22:41:00 ID:EGp6xY7SMM
>>143

いやいや、これから
どうなるかわかりませんよ

だってさぎしだもん←←

支援感謝です♪
アルビノ(・∀・)イイネ!!
145: さぎし:2011/12/4(日) 22:54:40 ID:DhJXviCSJU
男「どちらさ…」

???「あ…えと…」

男「そこには、十代半ばと思われる美少女が立っていた」

リン「旦那さん、誰に説明してるニャ?」

男「リン、世の中には状況説明文というものがある」

???「あの…渓流に落ちてて、落とし物かなって…」

リン「あ、カブレライト鉱石だニャ!!」

男「わざわざありがとうね」

???「いえ、ついででしたから…」

男「さあ、早く帰りなさい、君みたいな可愛い女の子がこんな時間にいたら色々と危ないからね」

???「僕、男の子です」

男「あ、そうなの?ごめんね?可愛くてつい」

???「いえ…」

男「家は何処かな?お兄さんが送っていってあげよう」

リン「それ、状況が状況なら危なく聞こえるニャ」
146: さぎし:2011/12/4(日) 23:00:27 ID:EGp6xY7SMM
???「おうち…ありません」

男「なんてこった、どうやら家出少年らしい」

リン「状況説明文の時はかっこ変えたらどうですかニャ?」

???「あ、あの!!今日ここに来たのは別の用事がありまして!!」

男「用事?」

???「はい!!今日お世話になったご主人様にご奉仕しに来ました!!」






男「・・・はい?」
147: さぎし:2011/12/4(日) 23:06:03 ID:EGp6xY7SMM
男「えっと、ごめん?なんて言ったのかな?ええっと…」

アシラ「あ、僕アシラって言います」

男「ああ、アシラ君ね、でね?もう一回いって欲しいなーって、お兄さん、よく聞き取れなかったみたいでね」

アシラ「今日お世話になりましたのでご主人様にご奉仕しに参りました!!」

男「・・・why?」

アシラ「ホワイ?」

男「あ、何故?って意味」

アシラ「今日ご主人様にハチミツもらってナデナデしてもらいましたから、その恩返しです!!」
148: さぎし:2011/12/4(日) 23:12:06 ID:DhJXviCSJU
男「えっとね…まず俺はアシラ君みたいな可愛い子は今日初めて会ったし、第一今日は素材ツアーに…ん?素材ツアー?」

男「もしかして…あの時のアオアシラ?」

アシラ「はい!!」

男「まじ・・・かよ」

リン「やっぱり旦那さんって人外好き…」

アシラ「迷惑でしたか?」

男「迷惑っつーか…」

アシラ「・・・」

男「(ああ!!シュンとすな!!凄い可愛いから!!なんか変なのに目覚めそうだから!!)」

リン「旦那さん、くれぐれも人としての常識を…」

男「お前は黙ってろ!!」
149: さぎし:2011/12/4(日) 23:16:11 ID:EGp6xY7SMM
男「あー、アシラ君」

アシラ「アシラでいいですよ♪ご主人様」

男「そのご主人様ってのどうにかなんない?」

アシラ「駄目です!!ご主人様は僕のご主人様ですから」

男「うーむ、まだ状況に頭が追い付いてないな」

男「とにかく詳しい事は明日話さないか?」

アシラ「そうですね…」

男「まずは寝よう、もう遅い時間だし」

アシラ「じゃ、おやすみなさい」

男「ちょっとまて」
150: さぎし:2011/12/4(日) 23:21:49 ID:DhJXviCSJU
アシラ「はい?」

男「どこで寝るつもりだ?」

アシラ「え?外ですけど?」

男「・・・こっちこい」

アシラ「?」トテトテ

男「ほら、ここで寝ろ」

アシラ「ご主人様はどうするんですか?」

男「俺は自分の部屋があるからな」

アシラ「・・・そうですか」

男「(へい、何かを期待しているような眼差しだよ、これはあれか?添い寝か?添い寝なのか?)」

男「・・・一緒に寝るか?」

アシラ「え!?」

男「お互いまだ慣れてないみたいだし、こういうスキンシップも大事だと思ったんだが、駄目か?」

アシラ「ぜ、是非!!一緒に寝たいです!!」
151: さぎし:2011/12/4(日) 23:24:52 ID:DhJXviCSJU
男「ほら、先に寝ろ」

アシラ「ご主人様は?」

男「・・・わかったから、そんな捨てられそうな子犬みたいな目で俺を見るな、なんだか心が痛い」

男「これでいいか?」

アシラ「えへへ〜♪ご主人様暖かいです」

男「引っ付くな」

アシラ「ご主人様」

男「ん?」

アシラ「これからよろしくお願いしますね?」

男「・・・ああ」
152: さぎし:2011/12/4(日) 23:28:08 ID:DhJXviCSJU
一見したら終わりになりそうな所で今日の投下はこれで終了です

見てくださった方々
ありがとうございました
この短編集はまだま続きますからね

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
153: さぎし:2011/12/5(月) 18:50:17 ID:M3wYd3wb5.
〜〜〜翌日〜〜〜

アシラ「う〜ん…」

アシラ「ん…朝かな?」

アシラ「あれ?・・・ご主人様!?」ガバッ

アシラ「ど、どこにもいないよ〜!!」

アシラ「うう…」

アシラ「き、きっとどこかにいるよね?」
154: さぎし:2011/12/5(月) 18:56:58 ID:x.G53gS2Po
リン「おはようございま…何してるニャ?旦那さん」

男「おお、リンか。いやなに、昨日寝れなくてな…」

リン「アシラの事ですかニャ?コーヒー飲みます?」

男「サンキュー、まあそうだな」

リン「昨日、どこまでいったんですかニャ?」

男「ブフッ!!」

リン「そんな吹かなくても…旦那さんがケモナーでもショタコンでもホモでも年下萌えでも僕は旦那さんをハンターとして尊敬するニャ」

男「あほか!!なんもやっとらんわ!!」
155: さぎし:2011/12/5(月) 19:02:02 ID:7RJL/fdGxQ
リン「なんだ、まだ手をだしてないのかニャ」

男「お前は俺をどういう風に見てるんだ?」

リン「ショタコン」

男「解雇するぞ」

リン「それは勘弁」

男「大体、手なんかだせねーよ、ギリギリだったけど」

リン「ほう?」

男「だってなんか、ちっこいし柔らかいしなんかいい匂いするし寝顔可愛いし寝返りするときに微妙に唸るのがかなり」

リン「つまり萌え成分がギッシリだと」

男「まだ、同性だってのが救いだ、これが女の子だったら…」

リン「別に性別なんか関係ないのでは?」

男「それが大いにある」

リン「何故ニャ?」
156: さぎし:2011/12/5(月) 19:09:02 ID:df/De3TGVs
男「理由としては作者がこういうのを見たり聞いたりするのはいいんだが書くとなると途端に訳がわからなくなり最悪オチがつまらなくなる可能性がある」

リン「もう充分つまらないニャ」

男「それに警告や注意も何もしてないのに、こんな表現してみろ、大ブーイングだ」

リン「もう大ブーイングの嵐だニャ」

男「だから大丈夫、俺はノーマル、ホモでもショタコンでも年下萌えでもないんだよ」

男「・・・多分」

リン「何故断言しない」

男「だって可愛いから…」

リン「立派な犯罪者だニャ」
157: さぎし:2011/12/5(月) 21:28:17 ID:IzsBeXvC7s
アシラ「ご主人様!!」ダキッ

男「抱きつくな!!」

アシラ「怖かったんですよ!?朝起きたらご主人様いなくて…置いてかれちゃったかなって…嫌われちゃったかなって」

男「アシラ…」

男「すまん、悪かった」

アシラ「嫌です」

男「おい…」

アシラ「頭ナデナデしてくれたら許します」

男「とんだ甘えん坊熊だなオイwww」ナデナデ

アシラ「えへへ〜」

リン「どこからどう見てもショタコンにしかみえないのニャ」
158: さぎし:2011/12/5(月) 21:36:36 ID:2hXj.ORQoM
男「とりあえず状況を整理しよう」

アシラ「はい!!」

男「まず、アシラは昨日俺が出会ったアオアシラでハチミツのお礼がしたくてここまで来たと」

アシラ「はい!!ご奉仕しに来ました!!」

男「うーん、恩返しって事だよね?」

アシラ「そうです」

男「一応聞くけど何しに来たの?」

アシラ「だからご奉仕をしに」

男「ご奉仕って、意味わかってる?」

アシラ「ご主人様から離れない事ですかね?実はよくわからないんです」

男「何も…わからない?」ゴクリ

リン「さっきの発言でピンク色な妄想した人は帰っていいですニャ」

男「じゃあな」

リン「したんかい」
159: さぎし:2011/12/5(月) 22:10:13 ID:B6HkiMrp42
男「まあともかくだ、恩返しって言ってもハチミツあげただけだし、昨日添い寝してもらったし」

アシラ「まだ恩返しは終わってませんよ」

男「?」

アシラ「だってご主人様をまだ満足させられてませんもん!!」

男「・・・は?」

男「いやいやいや!!満足!!もう充分過ぎるほど満足!!」

アシラ「嘘です!!」

男「なんでわかるんだよ」

アシラ「だ、だって…僕が…まだ…てない…」

男「はい?」

アシラ「と、とにかく!!ご主人様はまだ満足されておりません!!」

男「はあ…」
160: さぎし:2011/12/5(月) 22:23:09 ID:LG1gFhOOtk
リン「まあまあ、よろしいんじゃないですかニャ?」

男「リン!?」

アシラ「リンさん!!」

リン「ご奉仕するにしても家事とかも覚えないといけないですし、それに旦那さん本当は嬉しいんでしょ?」

アシラ「そ、そうなんですか!?」

男「・・・」

リン「賑やかになるのは大歓迎ですニャ、まあ決めるのは旦那さんですけど」

男「確かに…一人で寂しかったからな、話し相手はリン一匹だったし」

リン「酔った勢いで愚痴をこぼされるのは、もうゴメンだニャ」

161: さぎし:2011/12/5(月) 22:29:50 ID:LG1gFhOOtk
男「・・・はぁ、もうどうにでもなれだ」

アシラ「?」

男「アシラ、家にこい」

アシラ「!!」

アシラ「はい!!喜んで!!」

リン「素直じゃないニャwww」

男「うるさい」

リン「じゃ、アシラはこっちニャ」

アシラ「はい」

リン「花嫁修業はしっかりしニャいとね〜」

男「!?」

アシラ「は、花嫁!?」

男「おい!?リン!!」

リン「ニャッハッハ、いいじゃないですかニャ、それじゃあ、いってきますニャ」

男「全く…」
162: さぎし:2011/12/5(月) 22:36:31 ID:B6HkiMrp42
男「今更だが、アシラって家事出来るのか?」

リン「ニャー!?それは違うニャ!?」

ガッシャーン!!

アシラ「ふえ!?こ、こうですか!?」

リン「それは雷光虫ニャ!!」

バチーン

アシラ「きゃうう!!」

リン「こっちのアオキノコを…って、それはニトロダケ…」

ボン!!


男「・・・時間がかかりそうだな」

男『こうして我が家に新しい家族が増えた』

男『問題だらけだが、この時間を…』

リン「旦那さん!!助けてー」

男「・・・モノローグくらい言わせてくれよ」

男「やれやれ」スタスタ

男『この時間を、俺は大切にしていきたいと思っている』


【青熊獣のご奉仕】

fin
163: さぎし:2011/12/5(月) 22:39:23 ID:LG1gFhOOtk
あ…アゲチャッタ…

なんて事をしてくれたんでしょう(sage更新だったのをあげた件について)

とりあえず今日の投下はこれで終了ですね…

全く、こんな見苦しいSSを見せている作者はどこのどいつだーい?

私だよ!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした

164: 名無しさん@読者の声:2011/12/6(火) 02:00:39 ID:FToABoPm86
乙狩れ!!面白いからageてもいいと思うんだけどな…
165: さぎし:2011/12/6(火) 06:50:28 ID:0Ipfh8jXB2
>>164

ありがとうございます

sageかageかはノリと空気で決めますね

昨夜は企画スレが盛り上がってる様子でしたので、迂闊にズカズカ入り込めないかな〜って、

なので昨日はsage更新でした
166: さぎし:2011/12/6(火) 13:28:54 ID:gUbNZUcfAw
【角竜なお嫁さん】

男「ったく、こんなになるまで我慢するなよ…」

アイルーから貰った買い物メモを見ながらぼやく、そこには大量の食材が書かれていた

男「ディアが来たからって、何もここまで野菜中心にしなくてもいいじゃねーか、たまには肉を食わせろ、肉を」

支度を整えていざ、出発という時に

「どこに行くつもりかな?主殿」

振り返り後ろを見ると、このメモの食材の大半の原因がそこに立っていた

男「よう、今起きたのか?ディア」

ディア「まあな、私は種の中でも特に起きるのが遅いらしい」

綺麗な顔で満足気に胸を張るディア
あまり威張れた事じゃないのにな、後胸を張るのはやめろ、なんか目のやり場に困る
167: さぎし:2011/12/6(火) 14:41:09 ID:9v4P6Xr0tU
ディア「で?どこに行くつもりかな?主殿」

男「これ」ピラッ

持っていたメモをディアに渡す、ディアは目を通すと

ディア「私の好物ばかりだな、というか随分大量にあるな」

男「買い置きでもするつもりなんじゃないのか?」

ディア「私としては新鮮なのが食べたいな」

男「我が儘を言う」

ディア「手伝おうか?この大量の荷物を一人で持つには苦労するだろう」

男「それはありがたい、いつもすまないな、ディア」

ディア「それには及ばない、私が好きでやってるだけだからな」


168: さぎし:2011/12/6(火) 14:47:39 ID:UnuDOGAJ46
そういいながらディアは頭を俺の肩にのせ擦るように動かす

髪が擦れてくすぐったいし、なんかいい匂いがする

男「いまだに慣れないな」

ディア「これの事か?これは私が主殿に捧げる親愛の証みたいな物だ」

男「角はもう無いのにな」

ディア「・・・主殿にボッキリと折られたからな」

男「・・・まだ恨んでるのか?」

ディア「いいや、主殿に会えなかったと思うと角などもういらん」

男「・・・そうか」

さて、お気づきの方も多いと思うが、俺の嫁さんのディアは人間じゃない
黒角竜 ディアブロス亜種だ

ディアに初めて会った時にはかなり時を遡る

一ヶ月前だ
169: さぎし:2011/12/6(火) 14:59:55 ID:/3MIJ0S1EM
〜〜〜一ヶ月前〜〜〜

俺はギルドからの依頼でディアブロス討伐に砂漠に赴いていた

男「ふぅ、ここら辺でいいかな」

俺は手にしていた愛刀
リュウノアギトを岩場に立て掛けて休憩をしていた

ディアブロスは簡単には倒せない相手だ、スタミナ切れで走れなくなったなんて間抜けな真似は御免だ

男「そろそろ来るかな…」

俺がいたポイントは草と水があり、ディアブロスがちょうど餌場にしてるであろう場所だった

男「このまま待ってれば来るかな…と、きたきた」

ズゴゴゴゴゴ

地面が揺れる感覚
「何か」が砂の中をいどうしているのだ
リュウノアギトを持つ手に緊張が走る
そして・・・

バッシャーン!!

地中からディアブロスが飛び出した
170: さぎし:2011/12/6(火) 16:44:17 ID:FHkqZRTKjo
男「計画通り、ってやつか」

思った通り、ディアブロスが飛び出した場所は
餌場だったらしい
呑気に草を食んだり水を飲んだりしている

男「これだけ見れば平和なのにな…」

だが、人を襲ってしまった以上狩らないと被害が出てしまう

男「恨むなら…恨んでくれ」

俺はペイントボールを静かに投げつけた

「!?」

ディアブロスは不意に何かが当たってびっくりしたみたいだが、幸運にもこちらの存在は気づいてなかった

男「いけるな」

俺は素早く身を隠し
ディアブロスの懐に潜り込み溜めを始めた
ディアブロスが俺に気づいたが、もう遅い

「だりゃああああ!!」

最大にまで溜めた大剣
その一振りをディアブロスの脳天に叩きつけた
171: さぎし:2011/12/6(火) 18:37:10 ID:s3SQPo09uo
「グゴォォォォォ!!」

極限までに高められた一撃は角竜の角を叩き折った

大きく仰け反るディアブロスの足に切り上げ、降り下ろし、薙ぎ払い、とにかく、剣撃を止めなかった

「ガァアアアアア!!」

ドシーン!!

巨体を支えていた足がバランスを崩し、ディアブロスの体が倒れ伏す
その隙に頭に回り込み
もう一本の角も頂戴させて貰った

「グギャアアアア!!」

自慢の角を二本とも折られバタバタともがくディアブロス

男「今、楽にしてやるからな…」

俺はディアブロスを楽にしてやる為に、渾身の力で剣を降り下ろした
172: さぎし:2011/12/6(火) 19:13:48 ID:oSavWM8e4A
男「・・・ふぅ」

ピクリとも動かなくなったディアブロスを傍らに素材を剥ぎ取っていた

男「意外に早く終わったな」

通常もう少しかかりそうな相手だが、今日は運が良かった
これを自分の実力だと勘違いして慢心しないように気を引き締めないとな…

男「よし、帰る…!?」

突如として狩場に走る緊張
間違いない、乱入だ!!

男「一体どこから!?」

俺は神経を集中させ、居場所を探す、不意に静になり、足元から何かが…

男「っ!?うぉぉぉ!!」

咄嗟に大剣で防御の体制を取る、次の瞬間、足元から黒い影が突き上がっていた
173: さぎし:2011/12/6(火) 19:49:19 ID:K4d3pfVY/I
腕に走る痺れ、体が持ってかれそうになる感覚、足が踏ん張れず後ろに吹っ飛ぶ

狩場に乱入した乱入者は

男「ディアブロス…亜種!?」

黒角竜 ディアブロス亜種だった

亜種は真っ直ぐに俺を見据え突進を開始した
咄嗟の防御で体のバランスがうまくとれてない俺は飛び込むようにして突進を回避する
所謂緊急回避という奴だ。振り返り敵を確認し悪態をつくのを堪えた
相手は最初から怒り状態だった

男「ツイてねぇ…」

そうぼやかずにはいられない状況だった
唯一の救いはディアブロス戦でアイテムを消費してなかった事か

ともかく、ここでは障害物が多い
相手の動きを制限出来るほどの大きさを持ってないとこちらとしては邪魔だ

俺は場所を変えようと走り出した
174: さぎし:2011/12/6(火) 20:00:35 ID:oSavWM8e4A
たどり着いたのは、広大な砂漠で見渡しがよく相手をすぐに発見出来る

だが、相手にとってもそれは同じで、砂に潜るというアドバンテージがある

状況はあまり変わってなかった

男「しょうがない、ある程度攻撃したら眠らせて逃げよう」

乱入クエストが始まった場合、通常のクエストと違いクエストを放棄しても報酬が貰えるという制度がある
今回は角を叩き折って
眠らせてクエスト放棄しようという作戦にでた

そうと決まれば出し惜しみしてる暇ではない
俺はシビレ罠なら落とし穴やらを総動員して角を折りにかかった
175: さぎし:2011/12/6(火) 21:09:14 ID:g5WCmxTCbU
乱入開始から10分後

一本目の角を折り
二本目にもヒビをいれた所まで追い込んでいた

男「そら!!これが最後の音爆弾だ!!」

ガギィィィィン!!

ディア「ガギャアア!!」

地中から出てきた所を見計らい角に剣を降り下ろす

バキィ!!

嫌な音と共に角が砕けたのを確認し、眠り投げナイフを投げつけた

男「これで、終わりだ!!」

最後のナイフを投げようとしたとき

ヒュッ!

男「ん?音が軽い?」

ディアを見ると緑色の煙が上がっていた

男「だ〜!!モドリ玉投げちまった!!」

176: さぎし:2011/12/6(火) 21:15:17 ID:Da6WQ42Ckk
モドリ玉、それは素材玉どドキドキノコを調合して出来るアイテムである

地面に叩きつけると
一瞬でベースキャンプに戻れるという不思議な効果を持っている

男「モドリ玉を投げて当たったら…どうなるんだ?」

ディアブロスがベースキャンプに移動するのだろうか?それだけは避けたい、ベースキャンプの近くには砂漠の集落がありそこに住む人々に被害が及んだら…

男「ハンター、やめさせられるかもな」

緑色の煙が引いた頃
煙の中にいたのは…
漆黒の髪に似つかわしくない綺麗な白い肌をして整った顔立ちの女性が
全裸で横たわっていた

男「・・・え?」

訳がわからない…
とりあえず放置しておく訳にもいかないので
女性を背負って、ベースキャンプに移動することにした
177: さぎし:2011/12/6(火) 21:22:44 ID:Da6WQ42Ckk
ベースキャンプに辿り着き、とりあえず背負って来た女性に布団を被せた、勿論自前だ

何故あの女性はこんなところにいたのか
ディアブロスはどこにいったのか
この女性は何者なのか

頭の中に次々と沸き上がる疑問、しかしそんな疑問もある回答ですべてを無に帰すことが出来る

擬人化、だ
ディアブロスにモドリ玉を当てた事により何らかの変化があったんだろう
第一ドキドキノコ自体あまりよくわかってない代物だ、何が起こってもおかしくはない

ディア「う…うぅん…」

目覚めたらしく声を出す、なんつー綺麗な声をしてやがる
178: さぎし:2011/12/6(火) 21:30:08 ID:Da6WQ42Ckk
男「気がついたか?」

ディア「こ、ここは…?」

男「ベースキャンプだ、気絶している君をここまで運んできた」

ディア「気絶…!?貴様!!」

女性が俺を見た途端に怒声をあげ臨戦体勢を取る。おかしいな、こんな綺麗な人に恨まれる事はしてないはずだが

ディア「!?この体は…そうか…そういう事か…」

何かを勘違いしてる様子なので声をかけてやる

男「おい、何を勘違いしてるかは知らんが、俺は君をどうこうするつもりはない、落ち着いて話さないか?」

ディア「何もする気は無い?冗談はよせ、さっきまで私を殺そうとしてたくせに…」

あー、やっぱりそっち方面ッスか

男「いや…あれは…」

ディア「何も言うな聞く耳もたん、貴様は私の角を折り、こんな姿に変えた、殺すなり好きにしろ」

男「だから話を…」

ディア「敗者は勝者の言うことを聞くだけだ」
179: さぎし:2011/12/6(火) 21:36:25 ID:g5WCmxTCbU
なんか…段々イライラしてきた

男「いいから話を聞け!!」

ディア「!!」

男「確かに俺はお前とさっきまで死闘を繰り広げてた!!だが状況が変わったんだ!!それに君をそんな姿にしてしまったのも俺に責任がある!!」

男「それに君を殺すつもりは無かったし、今の姿ならそんな気は更々ない!!」


ディア「解せぬ、貴様は私に己の強さを見せつける為に対峙したとでも言うのか?」

男「ああ、そうだよ!!」

ディア「!?」

男「君に俺の強さを見せて、戦いは無意味だと悟ってほしかった!!」

男「でも結果的に君の角を折り、君をこんな姿にさせてしまった!!」

語っている内に涙が出てくる、不甲斐ない実に不甲斐ない

自分の不甲斐なさに呆れて泣くことしか出来なかった
180: さぎし:2011/12/6(火) 21:44:38 ID:g5WCmxTCbU
男「だから…俺は君を元に戻す義務がある」

男「君が元に戻るために協力は惜しまない、それで元の姿に戻ったら、改めて再戦しよう」

ディア「・・・」

男「君が望むなら…俺は何でもしてやる」

ディア「なんでも…か」

女性がチラリと俺を見る、なんだか初めて目が合った気がする

ディア「もしも…その言葉が本当なら…」

あー、これはあれだ、
氏ね、とか消えろとか
あらんかぎりの罵詈雑言を並べ立てられるんですねわかります

ディア「なんでも…してくれるなら…私の…番になってくれ…」

パードゥン?
181: さぎし:2011/12/6(火) 21:54:57 ID:g5WCmxTCbU
男「へ?番って…」

ディア「私と、添い遂げてくれという事だ//」

なんだか顔が薄く紅潮してらっしゃる、肌が白い分余計に目立つね

男「なんで?」

ディア「我ら一族は、強い者と交わり、強い遺伝子を残していく」

ディア「その…戦ってる時のお前を見て、惚れた」

顔面を真っ赤にしながらポツリポツリと経緯を語っていく彼女

俺がディアブロスと戦っている時から既にいたらしい
ディアブロスを仕留めた俺を見て、戦いたいという本能と同時に番になりたいという願望もあったそうだ

男「あ…えっと、気持ちは嬉しいんだけど…」

ディア「駄目か?なんでもしてくれるんじゃなかったのか?」

それ出されたらなんも反論出来んよ
182: さぎし:2011/12/6(火) 22:03:17 ID:g5WCmxTCbU
男「いやいやいや!!嫌な訳じゃないんだよ!!ただ、君が元の姿に戻った時にその約束は交わせられないって…」

ディア「じゃあ、元の姿に戻れなくたっていい!!」

うおーい!!物事の根本的問題を否定する発言しちゃったよ!?

男「あ…いや、それは君が元の姿に戻る条件でなんでもするってことで…君が元の姿に戻る気がないなら…」

ディア「ええい!!じれったい!!」ガバッ!!

男「うわ!?」

気がつくと俺は彼女にベースキャンプに設置されてる仮眠用のベットに押し倒されていた

ここで考えて欲しい
彼女は誰もが目を奪われる美貌を持ち、なおかつスタイルもこれまたかなりイイ

出るところは出て、引いているところはしっかりと引いている具合だ

それに重ねて彼女は今


全裸だ
183: さぎし:2011/12/6(火) 22:08:50 ID:Da6WQ42Ckk
ディア「お前の事が好きなんだ!!人間だからって諦められない!!惚れた!!私の番になってくれ!!頼む…!!」

健全かつ全うな男ならこの状況だと確実に押し返し今頃(自主規制)しているだろう

だが俺は違う
こんなにも自分の気持ちをぶつけてきて、自分の事を好きだと言ってくれているこの人を抱きたくなかった

男「・・・わかった」

ディア「!!」

男「だが、ここで話すには色々と思いから一旦家で話そう」

ディア「ああ!!よろしく頼む!!主殿!!」
184: さぎし:2011/12/6(火) 22:12:45 ID:Da6WQ42Ckk
ひっそりとsage更新…

まあ、仕方ないよね

亀更新申し訳ありません(´・ω・`)

そして文才が欲しいです
誰か私に寄越しやがって下さいお願いします

ディアとの出会い編は
これで終了です
明日にはこのお話を終わらせます

今日の投下はここまで
見てくださった方々
ありがとうございました

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
185: さぎし:2011/12/7(水) 07:08:14 ID:LEiceYsiw.
〜〜〜現在〜〜〜

男「えっと、ピンクオニオンに砲丸レタス、それからベジトマトを頼む」

店主「はいよ!!毎度!!」

ディア「やはり大荷物だな、手伝って正解だった」

男「後一軒で終わりだから、もう少しだけ付き合ってくれ」

ディア「主殿のいく場所ならどこにだっていってやるさ」

男「・・・ああ」

ディア「どうした?さっきから顔が緩んでいるが…」

男「ディアと会った時の事を思い出してたんだよ」

ディア「・・・あまり恥ずかしいことを思い出させないでくれ//」

男「いいだろ別に、立派な思い出なんだから」

ディア「主殿が良くても私は良くない!!」

男「はいはい、すまんかったな」

ディア「うう…分かればいいんだ…」
186: さぎし:2011/12/7(水) 14:41:35 ID:E7unVwV4mg
男「さて…買う物はこれで全部かな」

ディア「そうか、ならば帰ろう」

男「悪いなディア、この荷物を持って先に帰っててくれるか?」

ディア「構わないが、何処にいくのだ?」

男「大事な物を受け取りにいってくる」

ディア「そうか…わかった、荷物は任せろ」

スタスタスタスタスタ

男「さて、俺も…」

友「よう、男!!」

男「友か、頼んだ物は?」

友「慌てんなってwww集会所に預けてあるから、一緒に取りに行こうぜ」

男「ああ」
187: さぎし:2011/12/7(水) 14:49:57 ID:kwLgI0/6TA
〜〜〜集会所〜〜〜

友「ほら、これが頼まれてた大剣、エピタフプレートだ」

男「すまないな、加工に手間がかかっただろ?」

友「まあな、大地の結晶を大盤振る舞いだぜ?疲れる〜」

男「それで?この碑文の意味はわかったのか?」

友「あのな、それが解読出来てたら俺は今頃王古学院を首席で卒業してるっつーの!!」

男「ははは、お前には一生無理だな」

友「チクショー!!・・・あ、そうだ。なあ、それ試し切りしてみねぇ?」

男「は?」

友「いやぁ、実はリオレイア討伐クエスト受けたんだけど、下位だしあんまり気が乗らないっていうか〜」

男「お前の腕前で仕事を選ぶな」

友「いいじゃん、いいじゃん」

男「はあ…今回だけだぞ」

友「やた!!」
188: さぎし:2011/12/7(水) 14:54:28 ID:wuCg8lvs3.
〜〜〜10分後〜〜〜

男「・・・弱すぎる」

友「そりゃあ、お前が強すぎるんだよ」

男「なんで下位を選んだんだ?」

友「・・・」

男「もしかして…仕組んだのか?」

友「な、なんの事かさっぱりだなぁ!!な、なはは!!」

男「お前ってやつは…」

友「まあまあ、その剣が強いってことはわかったろ?」

男「・・・まあな」

友「だろ!?報酬は俺からも払うからさ!!」

男「・・・それなら、許す」

友「はっはっは、ディアさんと仲良くな」

男「うるさい」

友「じゃ、帰ろうぜ」

男「・・・はぁ」
189: さぎし:2011/12/7(水) 15:12:02 ID:gUbNZUcfAw
家に帰った俺を出迎えたのは不気味な程の静寂だった。

男「ディア?帰ってないのか?」

ユーキ「旦那さん、荷物は置いてあるニャよ」

男「ほんとだ、てことは帰ってきてまた出てったのかな?」

ユーキ「まあ、なんにせよ僕は休むニャ、疲れたニャ」

男「悪いな、クエストご苦労さん」

ユーキ「ニャ〜」

そういいながらユーキは床に寝転がりスヤスヤと寝息をたてはじめた
今日は疲れた(本人曰く)らしいしゆっくり休ませる事にする
そういう俺も眠気があったので昼寝がてらベットに横になることにした

男「起きた頃にはディアも帰ってきてるだろ…」

ディアが帰ってきてるのを祈りながら俺は意識を手放した
190: さぎし:2011/12/7(水) 18:21:31 ID:UiUJFD97y6
ペチャ…ピチャ…ペチャ…ペチャ

繰り返される水音と共に体を軟体動物が這うような感覚、間違いない
舐め回されている
一体誰に?決まってる
ディアだ

俺が目を開けるとディアが気づいたのか可愛らしい舌をちょこんと出しながら

ディア「はむ、おお主殿、起きたか」

男「何をしている」

ディア「安心しろ、すぐ終わる」

ディアを退かそうとして手を動かそうとしたが、動かせない。不審に思い見てみると万歳の形で手が縛られていた

男「何の真似だ?」

ディア「お仕置き」

ディアは気にも留めないのかひたすらに体を撫でたり舐めたりしている

男「一応理由を聞かせてもらおうか?返答次第では…分かるな?」

ディア「それはこちらのセリフだ、私を一人おいて勝手に狩りに行くなど」
191: さぎし:2011/12/7(水) 18:27:47 ID:0Ipfh8jXB2
何故こいつが狩りに行ったのを知っているのか必死に探ってみるが見当がつかない

ディア「ふふ、わからないという顔をしているな…ユーキに聞いたぞ?」

床を見るとユーキが寝ている…いや、正確にはのびていた
ユーキはどうやら俺の情報を無理矢理引き出されたらしい

男「・・・せめて手加減してやれよ」

ディア「残念だが理性が押さえきれなくてな」

男「ほう?今は理性が勝っていると?」

ディア「まあ、そうだな」

男「じゃあ何故俺に馬乗りになる、さっさと退いてこれを外せ」

ディア「だが断る」

おい…なんだこのアホの会話は、ディアは俺を見下ろしながら妖艶な笑みを浮かべている

あら綺麗・・・なんて言ってる状況じゃないんだよジョニー(誰だ)
192: さぎし:2011/12/7(水) 18:35:05 ID:E7unVwV4mg
男「・・・はぁ、で?お仕置きとやらは一体何をするつもりだ?」

ディア「主殿をベッドに縛り付けて体を舐め回し私が馬乗りになっている以上、答えは一つしかないだろう?」

男「発情期か…」

ディア「惜しいな、字が違う、正しくは繁殖期だ」

なんてこったい、もうそんな時期か…
繁殖期が近くなるとディアは元の習性で子孫を残そうと躍起になる
人間になってからは落ち着いていたが、時たまこんなケースに遭遇する

ディア「すまないな、主殿にとっては屈辱かもしれないが、私はもう自分を押さえられる自信がない」

ディアから死刑宣告が下るのを黙って聞いていた…が、ここでディアは最大の失敗をしたみたいだ


手の縄が…緩んでる
193: さぎし:2011/12/7(水) 20:19:40 ID:K4d3pfVY/I
俺は素早く手首を回転させ縄をほどくと、拘束を解き、そのままディアを押し倒した

ディア「!?」

一瞬の事で何が起こったのかわからなかったろう、だが、自分が置かれている状況が分かると顔から一気に血の気が引いたのが分かった

ディア「あ、主殿?」

男「ん?」

ディア「あ…えと、ごめんなさい…」

男「なんで?」

ディア「いや、そのお願いだから…許して?」

男「怒ってないから大丈夫だよ」

ディア「う、嘘だ、怒ってる!!絶対に怒ってる!!」

男「大丈夫、単にお仕置き権が俺に移っただけだから」

ディア「主殿…落ち着いて話し合おう!!」

男「だが断る」ニコッ

ディア「ひ、ひゃああああ!!」
194: さぎし:2011/12/7(水) 20:27:01 ID:oSavWM8e4A
男「・・・」

ディア「うぐ…ひっく…」

お仕置きが終わり涙目でしゃくりあげているディアに布団を優しく被せる

ちなみにどんなお仕置きをしたかはご想像にお任せする
まあ、予想は出来てると思うがね

ディア「ひ、酷いじゃないか…主殿…」

息を荒げながら恨みこもった目で俺を睨む
うん、誘ってるようにしか見えない

男「酷い?寂しくて焼きもちを焼いて、ユーキをボコボコにして俺を襲おうとしたのと、どっちが酷いんだ?」

ディア「う…」

男「それに繁殖期だったんだろ?よかったじゃないか」

ディア「だ、だからって!!激しすぎだ!!」

男「ん?」

ディア「も、もう少し…優しくしてくれ…」

男「・・・馬鹿だな」

俺はディアを優しく抱き締めながら

男「ディアのことが好きだから、つい乱暴になっちまったんだ、誰にも渡したくないからな」

ディア「主…殿」
195: さぎし:2011/12/7(水) 20:34:47 ID:K4d3pfVY/I
男「お前の事を愛している、絶対に離さない」

ディア「・・・」

男「愛してるよ、ディア」

ディア「・・・私も愛しているぞ、主殿」

男「改めて言うと照れ臭いなwww」

ディア「なっ!!////」

男「絶対に…離さないからな」

ディア「・・・はい」



「「愛してる」」


【角竜なお嫁さん】

fin
196: さぎし:2011/12/7(水) 20:43:45 ID:K4d3pfVY/I
段々と方向性がわからなくなってきましたな
(´・ω・`)

でも、私は書くのをあきらめない!!(`・ω・´)

で、これは注意と言おうか警告と言おうか

次に投下する予定の短編のお話なんですが…
ひょっとしたら見る人の中には嫌悪感を抱く恐れがあります、じゃあ書くなよって言われそうですが…ネタがないorz
とりあえずタイトルだけ出しときますね
【ナルガたんハアハア】

罵詈雑言カモン!!

今日の投下は終了します
見てくださった方々
ありがとうございました

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
197: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 21:26:09 ID:VDOy82iYU.
乙狩れ!!しかしディア擬人化とは…うっ…ふぅ
198: さぎし:2011/12/7(水) 21:29:27 ID:Jfx4ihZFO.
>>197

抜くなし

乙狩れです♪
正直誰にも見られてないと思ってましたwww
199: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 21:31:40 ID:b31cP5Wgpc
ディアたんかわゆす(´▽`*)

おおおナルガたんキタ──(゚∀゚*)──ッ!!!

全裸待機っっ(`・ω・´)
200: さぎし:2011/12/7(水) 21:33:00 ID:Jfx4ihZFO.
>>199

風邪を引かないようにしてくださいね?

つ靴下


あ、ちなみにナルガSSとは無関係ですからね?
201: 名無しさん@読者の声:2011/12/7(水) 22:25:13 ID:QN1MbA/.l.
>>200 そうなんですか…しかし、さぎしさんもナルガクルガも愛しているので変わらず全裸待機を続けます(`・ω・´)←

靴下ありがとうございますw

(*・ω・)つCCCCCC
202: さぎし:2011/12/7(水) 22:39:40 ID:HRmJsGwD6k
>>201

か…オホン

まあ、丸っきり無関係って訳ではないですね

おっと、これから先は見てからのお楽しみ…

支援感謝です♪
203: 名無しさん@読者の声:2011/12/8(木) 06:35:38 ID:VDOy82iYU.
>>198
フフフ…こっそり進行出来ると思うなよ?
204: さぎし:2011/12/8(木) 06:40:50 ID:hLf6S7yPz6
>>203

なん・・・だと?

うーん、嬉しくて跳び跳ねたいような、恥ずかしくて穴に入りたいような…

ありがとうございます
ヽ(*´▽)ノ♪
205: 名無しさん@読者の声:2011/12/8(木) 07:45:10 ID:aSWngg6Vcs
さぎしさんのSS大好きです!

つC
206: さぎし:2011/12/8(木) 08:05:27 ID:gxDSHASFOs
>>205

ありがとうございます!!

よろしければもうしばらくお付き合い下され
m(__)m


支援感謝です♪
207: さぎし:2011/12/8(木) 15:08:54 ID:dM41ziAA.s
【ナルガたんハアハア】

〜〜〜集会所〜〜〜

男「友〜準備出来たー?」

友「ちょっと、待ってろ」

男「は〜や〜く〜」

友「殴るぞ?ごめんね受付ちゃん、クエスト受けたいんだけど…」

受付「はい(男さん、可愛いなぁ)」

友「ナルガクルガのクエストあるかな?」ニコッ

受付「ありますよ(友さん、格好いいなぁ)」

男「ま〜だ〜?」

友「いい加減黙れ」

受付「はい、クエスト受注しました、場所は渓流です。お気をつけて」
208: さぎし:2011/12/8(木) 15:14:05 ID:tGIDLrRdUg
〜〜〜渓流〜〜〜

友「いたぞ、ナルガクルガだ…」

男「ナルガたーん!!」

ドドドドドド!!

友「頼むから不意討ちという戦略をだな…」

ナルガ「!!」ビクッ

ナルガ「ガァァァァァ!!」

男「あふん、耳がナルガたんのお声で…」

友「ペイントつけてと」

男「ナルガたん!!さあ、飛び込んでおいで!!」バッ

ナルガ「・・・」バシッ

男「ギャフン!!」ゴロゴロ

男「ふふふ、まずは尻尾ビンタで僕を興奮させてからなんだね?いやらしいなぁ…でも、もっと激しくてもいいのよ?」

友「なあ、そろそろ攻撃していい?」
209: さぎし:2011/12/8(木) 15:21:20 ID:oMqyib8Ie.
男「待って!!ナルガたんにハムハムされて、ギュッてされて、ビタン!!ってされて、棘に刺されt…」ゴン

ファンゴ「ブルル」

友「見事な不意討ち」

男「ふふ、ファンゴ…お前…何した?」ユラリ

ファンゴ「!?」

男「てんめぇ!!ナルガたんとのふれあい邪魔してんじゃねーよ畜生の分際で!!」ザシュズババキガン

友「うわ、えげつねぇ」

男「ふぅ、僕としたことがついファンゴに本気を出してしまった…」

友「ファンゴ、肉塊になってんぞ、剥ぎ取りできねーし、原型留めてねーんだけど」

男「さあ!!気を取り直して!!ナルガたん!!」

ナルガ「!!」ビクッ

友「そろそろ攻撃開始しねーとな」
210: さぎし:2011/12/8(木) 17:10:29 ID:yRBWOWYvVI
友「おらぁ!!」ズバ

ナルガ「ギャウ!!」バタン

友「体勢が崩れたぞ!!」

男「この瞬間を待っていた!!」ワキワキ

友「あ、なんか嫌な予感しかしない」

男「推して参る!!」

男「ナルガたーん!!」

男「ああ〜ナルガかあええよー!!ジダバタしてるよー!!いい匂いするよークンカクンカスーハースーハペロペロペロペロペロペロペロペロかあええよー!!ナルガたーん!!ハアハア」

ナルガ「ギャアアア!?」
ガブッ!!

男「ンー!!ギモッヂィィ!」

ナルガ「ガァ…」ガタガタ

友「段々ナルガが不憫に思えてきた…」
211: さぎし:2011/12/8(木) 18:18:48 ID:HaacqwCGKo
〜〜〜集会所〜〜〜

男「・・・ふぅ、実に有意義な狩りだった」

友「なあ、いいか?」

男「何?」

友「お前がさ、不可解かつ不愉快で見てる人に対して嫌悪感、不快感、吐き気をもよおし、最悪、殺意すら芽生えかねない動きでナルガクルガの気を惹いてくれているのは助かる」

男「凄い悪口を言われてる気がする」

友「だけどな…乙るなよ…」

男「つい☆」テヘペロ

友「つい、じゃねーよ、俺は今月ピンチなんだよ、報酬減っちまうじゃねーか」

男「まさか友よ、僕が何の考えも無しにあんな行動をしていると思ったのかい?」

友「(こいつ…俺に攻撃がいかないように体を張ってくれてたのk…)」

男「人に見られてると興奮すr」

友「消え去れ変態」
212: さぎし:2011/12/8(木) 19:42:18 ID:CA0eW9E7MM
男「じゃあ、友はどういう狩りがお望みなのさ?」

友「折角双剣を持ってるんだから、素早い動きで敵を翻弄しながら懐に近づいてだな…」

男「そのままナルガたんをモフモフすればいいんだね!?」

友「話は最後まで聞けよ、俺が言いたいのはそういうことじゃなくて、無限に近い剣撃で弱点をだな…」

男「そしてナルガたんに包み込んでもらって、暖かくなってナルガたんをクンカクンカしてハアハアしてペロペロしてハアハアして」

友「駄目だこいつ」

男「そしてナルガたんと二人っきりで秘密の隠れ家で愛を語り合って…」

友「もう取り返しのつかないところまで来ているな」
213: さぎし:2011/12/8(木) 20:54:49 ID:j7UOLnkwP.
男「それからナルガたんの肉体を余すことなく堪能して…」

友「受付ちゃん、ちょっと来てくれない?」

受付「どうしました?友さん」

友「悪いんだけど、お休みベア貸してくんない?」

受付「いいですけど…一体何に…」

友「ん?男を止める」

受付「男さん…どうしたんですか?」

友「取り返しのつかないところまで来たからな、本来ならぶっ潰したいんだが、こいつ潰したらこの短編終わっちまうし」

受付「はあ…」

友「じゃ、借りるね」

友「お休み」

ガン!!

男「うへへ〜ナルガたーん♪」

友「寝言も気持ち悪いな」
214: さぎし:2011/12/8(木) 21:09:58 ID:Y26KlcU0dY
〜〜〜翌日〜〜〜

男「受付ちゃん、クエスト受けていい?」

受付「あ、はいどうz…」

男「ナルガたんで!!」

受付「は、はあ…」

受付「えっと、クエスト受注しました…頑張ってくださいね?」

男「ありがとう!!いってきます!!」

受付「いってらっしゃい…」

受付「大丈夫かな?」

ドドドドドド

友「受付ちゃん!!男来なかった!?」

受付「え!?さっき来ましたよ?」

友「なん…なんのクエストを?」

受付「ナルガクルガですけど…」

友「あの馬鹿!!」

受付「どうしたんですか?」

友「怪しい商人に売り付けられた麻酔玉持ってって捕獲するらしい」
215: さぎし:2011/12/8(木) 21:18:22 ID:Y26KlcU0dY
受付「捕獲なら構わないんじゃないんですか?」

友「その麻酔玉、なんか緑色してたんだよ」

受付「え!?毒!?」

友「毒は無いはずなんだが…心配でな」

受付「でも、狩猟区域にはクエスト中は原則立ち入り禁止なので…」

友「それなんだよなぁ…」

受付「男さんの無事を祈りましょう」

友「俺としてはクエストリタイアしてほしいんだけどな」

受付「ところで友さん、お時間おありですか?」

友「え!?それって…」ドキ

受付「町から依頼されてますのでウラガンキンの討伐を頼んでもよろしいでしょうか?」ニコッ

友「・・・うん、頑張るよ」

受付「?、なんで泣きそうなんですか?」

友「チクショー!!」ダッ

受付「友さん、変だな…」
216: さぎし:2011/12/8(木) 22:07:40 ID:hfARQxF33I
sage更新って、なんか
コソコソ感があってドキドキする

今日の投下はここまで
見てくださった方々
ありがとうございました!!


ここまでのご回覧
ありがとうございました!!



217: さぎし:2011/12/9(金) 09:58:19 ID:siHnvgnp82
〜〜〜渓流〜〜〜

男「ナルガたーんハアハア、どこだーいハアハア」

男「グへ、グヘへ、フヒヒ、ナルガたんの気配フヒヒ」

男「クンカクンカスーハースーハクンカクンカスーハースーハ、よしこっちか」

男「ナルガたーんどこだーいハアハアグヘへ」

男「こっちかな〜?ハアハア」

ナルガ「・・・」ガタガタ

男「発見♪ハアハア」

ナルガ「!!」ダッ

男「まって〜ハアハア」
218: sage更新の止め時がわからないさぎし:2011/12/9(金) 12:40:31 ID:PHb2NYku.U
ナルガ「ガル…」ヒョコヒョコ

男「あれ?ナルガたん怪我してるの?」

ナルガ「グルル」ズルズル

男「た、大変だ!!待ってね、すぐ助けるから!!」

ナルガ「ガウ?」

男「えーと、秘薬といにしえの秘薬どっちがいいかな〜、あえて両方か!?いや、ケルビを狩って肉に塗るか…」

男「ちょっと待っててね!!」ダッ

ナルガ「?」

男「お待たせ!!」

ナルガ「!?」ビクッ

ケルビ「ぴぃぃ!!」

男「よっこいしょ」


とても表現出来ない内容なので音声のみでお楽しみ下さい

ザクッ
ブシャ
ズバッ
ガスッ
ブシー
219: 名無しさん@読者の声:2011/12/9(金) 16:55:51 ID:dQdSMz.X2A
上げ支援(`・ω・´)
220: さぎし:2011/12/9(金) 17:19:26 ID:VMIwaNwk2g
>>219

なんだか気を遣わせてしまったみたいですみません


支援感謝感激です!!


221: さぎし:2011/12/9(金) 17:24:02 ID:VMIwaNwk2g
男「ふー、上手に殺れましたー♪」

ナルガ「・・・」ガタガタ

男「出来たよ!!ナルガたん!!」

ナルガ「・・・」ヒクヒク

ナルガ「・・・」ジュルリ


ナルガ「がう!?」ブンブン

ナルガ「・・・」ジー

ナルガ「・・・」ジュルリ


男「うはー!!食べようか葛藤してるナルガたんかあエエよう!!」ハアハア

ナルガ「・・・ガウ」

ナルガ「グルル」ハムハム

男「肉と場所を変わってもらいたい」

ナルガ「グル♪」ハムハム


男「可愛いからいいや」
222: さぎし:2011/12/9(金) 17:34:18 ID:gUbNZUcfAw
ナルガ「ガウ」トテトテ

男「ん?どうしたの?ナルガた…」

ナルガ「ガウ♪」スリスリ

男「ブハッ!!」

ナルガ「ガウ!?」ビクッ

男「うはー!!ナルガたんにスリスリされたよー!!かあええよう!!ナルガたんのモフモフの毛が肌にサワサワしてるよ〜!!甘えた声出してるよ!!いいの!?クンカクンカしてスーハースーハしてペロペロしてハアハアするよ…う!?」

天使男「落ち着くんだ僕、いきなりがっついてはナルガたんに嫌われるぞ!!ここは慎重にがっつくんだ!!」

悪魔男「やっちまいなよ!!抱きついてハアハアしちまいなよ、安心しな!!きっと受け入れてくれるさ!!」

中学生「逃げちゃ駄目だに、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ!!」

男「も、もう我慢出来ん!!」

男「男、いっきまーす!!」シュバ!!

ナルガ「ガウ?」

男「やっぱムリー!!」ズサー
223: さぎし:2011/12/9(金) 18:03:29 ID:VMIwaNwk2g
男「うう…やっぱり嫌われたくない…」

ナルガ「・・・」ツンツン

男「うん?」

ナルガ「キュル♪」スリスリ

男「・・・」バタン!!

ナルガ「ギャウ!?」

男「えへへ…ナルガたんにツンツン…えへ」

ナルガ「キュル?」ペロペロ

男「これは…神が与えしご褒美か?」

男「あ!!そうだ!!ナルガたんを捕獲しにきたんだ!!」

男「さっそく!!」

ナルガ「?」

男「・・・無理、僕には無理」

男「いや、捕獲なんじゃなくて一緒にお昼寝はどうだろうか?」

男「幸いにもクエストはまだ始まったばかり、今眠らせても起きる可能性は充分にある」

男「・・・」ゴクリ
224: さぎし:2011/12/9(金) 19:11:35 ID:lcY6txYbiA
男「いやいや!!落ち着いて考えろ!!」

男「自分で言うのもなんだけど、こんな得体の知れない物をナルガたんにぶつけてもいいのか?」

男「いや、良くない」

男「大体攻撃すらしてないのに捕獲なんて…」

ナルガ「zzz」スピー

男「とりあえず添い寝は許されるよね?それは誘ってると認識していいんだよね?」

男「ナルガたんと、一緒に居たいなぁ…」

「その願い、聞き届けた!!」

男「誰だ!?」

「お前の手の中だ!!」

男「玉が喋った!?」

玉「まさか、こうやって人間と会話出来るようになるとはな…」

男「大変!!不良品だ!!返品しなくちゃ!!」

玉「驚くのそこかよ!?」
225: さぎし:2011/12/9(金) 19:55:34 ID:Uz83IF4R4M
玉「まてまて!!話を聞けよ!!」

男「嫌だ!!」

玉「即答!?」

男「ナルガたんとの一時をこんな玉っころに邪魔されるなんて嫌だ!!」

玉「超私的理由!?」

玉「落ち着けって、俺はお前の願いを叶えに…」

男「無理だ」

玉「冷たっ!?」

男「だって玉だもん」

玉「言ったな?じゃあ俺をあのナルガにぶつけてみろよ」

男「断る」

玉「早い!!」

男「ナルガたんにぶつかってナルガたんをクンカクンカするつもりだろう!!」

玉「なんだこいつ…」

男「そしてナルガたんをペロペロしてスーハースーハしてハアハアして…」

玉「いいから投げろよ!!」
226: さぎし:2011/12/9(金) 20:19:15 ID:Uz83IF4R4M
男「えー?」

玉「露骨に嫌そう!?」

男「大体投げろって言うけどなんかあったら責任取れるの?」

玉「・・・」

男「ね?確信が持てないのにそんなことを言うのは…」

玉「責任…ねぇ、じゃあ聞くがお前に全く責任は無いのか?」

男「何?」

玉「お前はあの商人から俺を買ったじゃないか、胡散臭いと知っていたのに」

男「・・・」

玉「そんときにお前は少なからず何かを俺を使って捕獲しようと考えた筈だ、違うか?」

男「そう…だけど」

玉「いいじゃねーか、大体俺が喋る事自体が既にあり得ない状況なんだ、これ以上あり得ない事が起こっても大丈夫だろ?」

男「まあ…そうだね」

玉「そうそう、いいからさっさと投げろよ」ニヤニヤ

227: さぎし:2011/12/9(金) 21:56:13 ID:q72gOX8VmA
男「じゃ、じゃあ投げるよ?」

玉「早くしろよ」ニヤニヤ

男「え、えーい!!ままよ!!」ブン!!

ナルガ「ガウ!?」

ボン!!

モクモクモクモクモクモク

男「ど、どうなったんだ!?」

ナルガ「キャウ?」

男「ナ…ナ…ナルガたんが…」

男「ちっちゃくなったー!?」

ナルガ「キャウ!?」
228: さぎし:2011/12/9(金) 22:05:28 ID:q72gOX8VmA
男「て、手乗りサイズだ…」

ナルガ「?」パタパタ

男「はう!!尻尾をパタパタせんといて!!萌え死ぬから!!」

ナルガ「キュ」トコトコ

男「こっちくんな〜あ、やっぱ来て」

ナルガ「キューン♪」スリスリ

男「ま、まずい…このままじゃ僕の理性が崩壊する」

男「って!?クエスト制限時間が来てる!?」

男「このまま耐えれば帰れる!!・・・それまでもてばの話だけど」

男「誰か〜この天国から連れ出して〜!!」

ナルガ「zzz」

男「膝の上で寝た…だと?」

男「な、なんにせよ…これでしばらくは…」

ナルガ「キューン」ゴロ

男「寝返りキター!!」ブハッ


男「は、鼻血の出しすぎで…意識が…遠く…」


クエストに失敗しました
229: さぎし:2011/12/9(金) 22:18:03 ID:bbAUQQPDiw
ナルガたんかあええようナルガたん(*´д`*)


今日の投下はここまで
見てくださった方々
ありがとうございました!!


と、ここで皆様にこの場を借りて感謝を

このSSを書き始める時はどうなるだろうだろうと思ってましたが、暖かいご声援やご意見、そして沢山の支援をいただきました

皆様には本当に感謝しております
ありがとうございます

色々と至らない点が
ございますが
これからもこのSSを
あつかましいですが
ご回覧して下さるよう
お願いします

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
230: 名無しさん@読者の声:2011/12/9(金) 23:29:21 ID:vwr6kDUtNM
乙狩れ!!ずっと応援し続けてきたがこれからもモンハンやりながら応援するぜ!!
231: 名無しさん@読者の声:2011/12/10(土) 01:28:27 ID:In8OebUReY
乙狩れ様です(´▽`*)
これからも応援し続けますとも!
寒くなってきたので体調にお気をつけて(`・ω・´)

最後に…ナルガたんかわゆいよハァハァ!!!
232: さぎし:2011/12/10(土) 06:38:41 ID:5SMOo2RLI.
一句出来た

朝起きて
支援の数に
鼻血噴く

>>230

ずっとだなんて…

大好きだ!!

>>231

なんかもう感無量ですね

頑張らせていただきます!!
>>231も風邪を引かぬようにしてくださいね


ナルガたん(*´д`*)
233: さぎし:2011/12/10(土) 13:42:37 ID:g38IDIgMhs
〜〜〜家〜〜〜

男「・・・っは!?」

男「ここは…?」

友「気がついたか?」

男「友!!ここは?」

友「お前ん家だよ」

男「僕の?」

友「クエスト終了してもいつまで経っても帰ってこないから特例で探索させてもらったんだ」

友「そしたら血溜まりの中に倒れてるお前を見つけて家まで運んだ訳だ」

友「最初見たときはびっくりしたぜ?尋常じゃない量の血を流してお前が倒れてたんだから、てっきり殺られたのかと思ったぜ」

男「・・・ごめん」

友「まあ、鼻血の出しすぎだな、しばらくは狩りは禁止でゆっくり休んでろ」

男「そうするよ」

友「ところで、一つ聞いていいか?」

男「何?」

友「それ、一体どうしたんだ?」スッ

男「それ?」クルリ

ナルガ「zzz」スヤスヤ
234: さぎし:2011/12/10(土) 14:55:12 ID:LZGwV.x67I
男「・・・あ」

友「お前を運ぶ途中お前から引っ付いて離れなかったが…」

男「あー!!えと!!これは!!」

友「見た感じ、ナルガクルガっぽいが…」

男「えーと…」

友「まさかお前…ナルガクルガを小さくしたのか?」

男「いや、僕が小さくしたんじゃないんだよ!!」

友「どういう事だ?」

男「はー、信じてくれる?」

〜〜〜説明中〜〜〜

友「マジかよ…」

男「僕だって半信半疑だったけど、現にナルガたんがこんな姿になって、僕達の目の前にいるし…」

友「うーん、とするとその商人が怪しいな」

男「まあ、こうしてナルガたんが小さく…」

友「どうした?」

男「ナルガたんと同棲するのは構わないんだけど…どうしようか?」

友「え!?お前飼うのか!?」

男「同棲!!」

友「ど…まあ、いいんでないの?」


235: さぎし:2011/12/10(土) 15:02:31 ID:LZGwV.x67I
男「え!?てっきり反対するかと…」

友「お前が何かの科学者で新作の薬をナルガクルガに試したってんなら話は別だが、事故だし悪いのは商人だろ?」

男「まあ…」

友「それにお前の腕前は村では一番だし、同時にお前のナルガ好きは村中に知れ渡ってるんだから案外いけるだろ」

男「でも、なんとなくナルガたんが後ろ指指されたり、いじめられそう…」

友「んな、心の狭い奴いねーよ」

男「・・・そうだね」

友「さ、善は急げだ。村長に報告してくるよ」

男「あ、待ってよ〜」

ガチャ バタン


・・・こうして男の元に小さくなった迅竜が住むことになりました
果たして一匹と一人は
充実な毎日を過ごせるのか?

それは皆様のご想像にお任せいたします

【ナルガたんハアハア】

fin
236: さぎし:2011/12/10(土) 15:07:02 ID:Gvfm5vdFd6
なんか、微妙なendだな…

お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが
これはナルガSSが出来る前に作られたお話です

設定上長く続けるのは不可能と判断いたしましたので、修正してこの短編に入れさせてもらいました

この話を改変、修正して、ナルガSSが出来上がりました

今日の投下は…多分
終了…かな?

もし、暇をもて余したらこっそり何か投下しているかもしれません

見てくださった方々
ありがとうございました


237: こっそりさぎし(こそし):2011/12/11(日) 09:36:35 ID:Pqk.e4g50I
【ランスヒーロー】

灼熱の太陽が照りつける中、僕は汗を垂らしながら砂原を歩いていた

ランス「・・・暑いな」

大剣「全くだ、クーラードリンクを飲んでなかったと思うとゾッとする」

ランス「太刀と弓は?」

大剣「とりあえずは無事ならしい、もうすぐ合流できるはずだ」

ランス「そうですね」

大剣「ランス、今のうちに強走薬を飲んでおけ、今回は少し長引きそうだ」

ランス「ありがとう、大剣」

さて、もうお気づきだろうとは思うけど、僕達はお互いを使ってる武器の名前で呼びあっている
コードネームというらしいが、そんなことはあまり関係ないらしい

僕の名前はランス
これが僕の本名なので呼ばれている
ちょうど武器がランスなので、皆呼ぶのにあまり気を使わなくていいらしい

大剣「そろそろ太刀達が合流する頃合いなんだが…」

「あ、こっちこっちー!!」
238: こそし:2011/12/11(日) 09:45:51 ID:SxCqwKj40w
ランス「太刀、弓、無事でしたか?」

太刀「もちろん!!といってもあんたらを探している途中でドスジャギィに遭遇したけどね」

大剣「大丈夫か?」

弓「問題ありませんでしたよ、太刀の独壇場でした」

太刀「よく言うわよ、あんただって弱点に隙間なく矢を打ち込んでたのに」

弓「偶々ですよ」

太刀「また、そうやってー!!」

大剣「二人とも、そこまでにしておけ」

ランス「今回の標的はハプルボッカですからね」

太刀「そんなことはわかってるわよ!!」

弓「まあまあ」

太刀「あんたは黙ってて!!」

大剣「今のうち今回のクエスト確認をしておこう」

大剣「場所は砂原【昼】討伐モンスターはハプルボッカ一頭」

弓「備考点は、通常種と違うということですか」
239: こそし:2011/12/11(日) 09:57:02 ID:Pqk.e4g50I
思わずエルダーバベルを持つ手が汗ばむ

ハプルボッカはこれまでに狩った事はあるが
通常種と違うと言われると緊張せざるを得なかった

太刀「通常種と違う…ねぇ、亜種とか確認されてたっけ?」

大剣「ここら一帯では確認されてないな」

太刀「まあなんでもいいじゃない、要は倒せばいいんでしょ?余裕余裕・・・って、あんたなにしてんの?」

ランス「え!?」

無意識のうちに拳を固くしすぎていたらしい、手にほんのりと血が滲んでいた

太刀「何?あんたひょっとして緊張してるの?やめてよね、あんたが緊張してるとろくな事が無いんだから」

ランス「す、すいません…」

太刀「大体この前だってあんたが…」

弓「太刀、それぐらいにしていてください、狩りではいつ命を落とすかわかりませんから、生き残りたいという気持ちが返って体を動かすいい薬になると思います」

太刀「まあ、そうだけど…」

弓「ランスも、緊張するのは結構ですがそれを本番に持ち込まないでくださいね?」

ランス「ごめん…」

弓「いえ、私も些か強く言い過ぎましたね、すみませんでした」

240: こそし:2011/12/11(日) 10:07:35 ID:Pqk.e4g50I
大剣「その辺にしておけよ?もうすぐ来るからな」

ランス「わかるの?」

大剣「この装備には千里眼がついているからな、大まかな場所は…」

バッシャーン!!

大剣「そーら、おいでなす…」

ランス「・・・」

太刀「な…に、あれ?」

弓「外見は…ハプルボッカですね…」

ランス「いや、ハプルボッカだけど…」

大剣「大きくないか!?あんなん人一人どころが軽く十数人はペロリじゃねーか!!」

太刀「バカ!!感心してる場合!?」

弓「皆さん!!落ち着いて!!」

ランス「大きくても基本的には通常種と同じはずです!!落ち着いて戦いましょう!!」

大剣「そ、そうだな…」

太刀「落ち着いて、落ち着いてね」

ランス「いきましょう!!皆さん」
241: さぎし:2011/12/11(日) 12:18:36 ID:g4lCkLBiEw
〜〜〜30分後〜〜〜

大剣「うおおおお!!」

ドドドドドドドド

弓「大剣!!もう少しです!!そのまま走って!!」

大剣「スタミナがもうねぇよ!!」

太刀「もうちょい頑張って!!」

大剣「やべ、息が」

弓「すぐ後ろに来てますよ!!」

ランス「大剣!!今助けます」ダダダ

大剣「ばっ!?こっちくんな!!」

ランス「え!?う、うわあああ!!」

バクン!!

太刀「ランス!?」

弓「食べられた!?」

大剣「てめぇ!!吐き出しやがれ!!」ガン!!

ハプル「グギャアアア」ペッ

ランス「うわああ!!」ゴロゴロ

太刀「ランス!!大丈夫!?」

ランス「な、なんとか…」

大剣「弓!!ランスの援護を!!太刀は俺とハプルの足止めだ!!」

弓&太刀「了解!!」

弓「ランス!!こちらに!!」

ランス「わ…わかりました」
242: 名無しさん@読者の声:2011/12/11(日) 17:14:46 ID:uIvSn9q4NQ
こっそり支援(こそし)


(´・ω・`)?こそしになっちゃった?
243: さぎし:2011/12/11(日) 17:48:06 ID:eiHvlEoF06
>>242

いいえ、ケフィアです


支援感謝です♪



・・・まさか気づかれるとは
244: さぎし:2011/12/11(日) 17:57:32 ID:eiHvlEoF06
〜〜〜集会所〜〜〜

大剣「皆…お疲れ」

太刀「・・・」

ランス「・・・」

弓「まあ、中々歯ごたえがあるクエストでしたね!!」

太刀「・・・」

ランス「・・・」

大剣「まあ…そうだな」

弓「えーと…」

太刀「全部あんたのせいなんだからね!!ランス!!」

ランス「!!」

弓「太刀、責任は我々にもあります、ランスだけが悪いわけでは…」

大剣「いや、一理ある」

弓「大剣!?」

大剣「ランス、なぜあそこで俺に突進したんだ?確かに危なかったが、お前が食われる事態にはならなかったろうに…」

太刀「そうよ!!それに音爆弾も無駄に使うし!!樽だってあんたが誤爆したんじゃない!!」

太刀「揚げ句の果てに1乙?あんた狩りなめてんの!?」ダン!!

ランス「・・・」
245: さぎし:2011/12/11(日) 18:06:53 ID:eiHvlEoF06
弓「太刀…ランスだってランスなり頑張ったのでなにもそこまで…」

太刀「あんたは黙ってて!!」

弓「・・・」

太刀「本当にこんな気分の悪い狩りは久しぶりよ!!」

ランス「・・・ごめんなさい」

大剣「・・・なあ、一回このメンバーを解散しないか?」

ランス「!?」

弓「大剣?それは一体…」

太刀「あたしは賛成、足手まといと一緒にいたくはないしね」

大剣「太刀、話は最後まで聞け、1ヶ月このメンバーを解散しようと思う、それまでは各々修練したり狩りに出たり、体を休めたり好きにしていい」

大剣「1ヶ月後、また集まってそれでこのメンバーが合わなかったら、本当に解散だ」
246: さぎし:2011/12/11(日) 18:12:34 ID:eiHvlEoF06
太刀「1ヶ月もいらないわよ、すぐにでも解散しましょう」

大剣「太刀」

弓「それがいいでしょうね」

弓「今回の狩りは皆さん満足のいく動きが出来なくて苛々しているのでしょう」

弓「しばらく休んで、そして頭を冷やしましょう」

弓「ランスも、それでいいですね?」

ランス「・・・うん」

太刀「あたしは先に失礼するわ、苛々してしょうがないし」スタスタ

大剣「1ヶ月、よく考えて答えを出しておいてくれ」ガタ

弓「では、私も失礼します…ランス、今回の事はあまり気になさらないでくださいね?」

ランス「・・・うん」
247: さぎし:2011/12/11(日) 18:25:26 ID:eiHvlEoF06
はぁ、また失敗しちゃった…最近は無かったのにな

自然と家に帰る足取りが重くなる、ランスを使いはじめてかなり経つのにまだまだ失敗してしまう…こんなんじゃ、僕の決めた目標にいつまでたっても届かないや

ランス「あれはきっとランスヒーロー…」

僕の目標、ランスヒーロー
それはディアブロSに身を包み、左手にはブラックテンペストを携えて
アイテムポーチには
回復薬と砥石と大タルGにこやし玉を入れたハンターだ

仲間のピンチに颯爽と現れ、疾風の如きランス捌きでピンチをチャンスに変えるまさにヒーロー

・・・を、目指してるんだけど…たどり着けない

装備だってドーベルにエルダーバベル、スタミナ急速回復がついているというだけで選んだ装備だ

ランス「こんなんじゃ、ランスヒーローになんていつまでたってもなれやしない」

僕は重い足取りで家に入った
248: さぎし:2011/12/11(日) 18:41:35 ID:eiHvlEoF06
〜〜〜家〜〜〜

ガン「旦那さん!!お帰りなさいだニャ…浮かない顔をしてますね?」

ランス「ガンか、ただいま…悪いけどなんか作ってくれない?腹ペコだ」

ガン「お任せ下さい!!」

僕は机の上にある写真を持ちながらベッドに倒れ込んだ

ランス「お父さん、またクエストで失敗しちゃいました…」

僕の父、ガレスは凄腕のハンターだった

僕の尊敬するハンターであり、目標でもあった

ガレスにランスの使い方を教えてもらったりして僕はランス使いになった

そんなガレスの愛用の装備が、ディアブロSにブラックテンペストだった

ガレスは(僕の中では)ランスヒーローだった

ただ…二年前にシェンガオレンの討伐の時に大怪我をして行方不明になってしまった

ランス「お父さん…一体どうしたらランスヒーローになれますか?」

次第に目に涙が溜まってくる、不安で堪らない気持ちだった

ランス「・・・もうすぐ、料理が出来るな」

僕は涙を拭ってキッチンに向かった
249: さぎし(九位でいいんだろうか?):2011/12/11(日) 21:47:55 ID:jZkTi8yDIE
〜〜〜翌日〜〜〜

僕は集会所にいた
少しでも自分の腕をあげようと一人で頑張ってみようと思ったからだ

ランス「ねぇ、ディアブロスの討伐無い?」

受付「ディアブロスですか?探してみますね、しばらく席に座ってお待ち下さい」

ランス「わかりました」

内心、僕は焦っていた
1ヶ月、1ヶ月で僕は強くならないといけない
そのためにはランスヒーローにならなきゃいけないんだ

でも、装備を揃えるだけじゃ意味がない
経験を妻なきゃいけないんだ

ランス「頑張ろう!!」

自分に活を入れて奮い立たせていると…


カランカラン

集会所のドアを開ける音がした
大方ハンターだろう
この集会所には沢山のハンターが集まる
顔馴染みから他人まで様々だ

250: さぎし:2011/12/11(日) 21:59:09 ID:eiHvlEoF06
だが、集会所の暗黙のルールと言おうかなんと言おうか、あまり感心を示さない

何故なら装備と入ってきたハンターの雰囲気から力量がわかるからだ

案の定、集会所にいたハンター達は入ってきたハンターをチラリと見ただけでまた談笑に花を咲かせる

僕もそのルールに習おうと首を動かした…

目に飛び込んできたのは、見たものを魅了する黒槍、ブラックテンペストだった

ランス「っ!?」ガタッ!!

僕は思わず立ち上がっていた、そして入ってきたハンターの装備をじっくり眺め、その場に雷に打たれたように立ち尽くしてしまった

入ってきたハンターの装備は、ディアブロSにブラックテンペストを携えていたからだ
251: さぎし:2011/12/11(日) 23:12:28 ID:CA0eW9E7MM
そのハンターは周りからくる好奇の視線を気にも留めず、まっすぐカウンターに歩いていった

僕はいつまでも立ちっぱなしなわけにはいかないのでゆっくり座り直す
そしてカウンターの会話に耳を澄ませた

男「ディアブロスの討伐クエストはあるかな?」

受付「現在探し中ですね、お手数ですが、空いているお席についててください」

男「わかりました」

男が座る席を探して集会所を見渡しているときに偶然目があってしまった

男がまっすぐこちらに歩いてくる

男「ご一緒しても?」

ランス「ど、どうぞ」

男「ありがとうございます」

そういって男が正面に座りしばらくの沈黙が続き、ややあって

ランス「あ、あの…ディアブロスを狩りにいくんですか?」

男「何故それを?」

ランス「あ、会話が聞こえてきたので、つい」

男「そうでしたか…おっしゃる通りにディアブロス討伐に向かいます」
252: さぎし:2011/12/11(日) 23:25:50 ID:CA0eW9E7MM
・・・まあ、なんやかんやでランクインしましたね…


(・∀・)ヤフー!

テンション高くて眠れそうにありませんが
今日の投下を終了します

見てくださった方々
投票してくださった方々
ありがとうございました!!

私は幸福者です!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪


PS、sage更新に特に理由はありませんm(__)m
253: さぎし:2011/12/12(月) 09:15:49 ID:hN22NeG0qs
男「貴方もディアブロス討伐に?」

ランス「え?ええ、まあ」

男「そうですか、お互いに頑張りましょうね」

受付「お待ちのハンター様、ディアブロスのクエストが見つかりましたので内容を確認していただけますか?」

男「わかりました」ガタッ

男が僕の前で席を立つ

その時、僕はえもいわれぬ焦燥感を感じた
僕の目指しているランスヒーロー、それと同じ装備をしているこの人には何かあると
今ここで別れては一生後悔してしまいそうだと

ランス「あ、あの!!」

男「?」

ランス「も、もしよろしければ、ディアブロス討伐に同行させてもらえませんか!?」

我ながら何を頼んでるんだろう、これじゃあまるで、実力がある人について回る初心者じゃないか…
254: あげちゃった…吊ってきます(さぎし):2011/12/12(月) 09:27:09 ID:hN22NeG0qs
答えを聞く前に僕は素早く踵を返そうとした
絶対に断られるに決まってる

しかし、帰ってきた答えは

男「いいですよ」

ランス「へ?」

なんと間抜けな返事か
僕は快諾してくれた男をただただ見ることしか出来なかった

男「同じランス使い同士、息の合った狩りが出来るかもしれませんし…それに」

ランス「それに?」

男「私も貴方を誘おうか迷ってたんですよ、どう誘おうかと考えてたら貴方から申し出てくれたので、助かりました」

僕は素直に驚いた
明らかに自分より力量が上の人が僕を狩りにつれていってくれると
あまつさえ、一緒にいきたいと思ってくれたなんて

ランス「あ、ありがとうございます!!よろしくお願いします!!」

男「お手柔らかに、そういえばお名前は?」

ランス「あ、僕はランスっていいます!!」

ガレス「ランス…ですか…いい名前ですね。私はガレスといいます」
255: さぎし:2011/12/12(月) 09:33:36 ID:hN22NeG0qs
〜〜〜砂原〜〜〜

ガレス「行きましたよ!!ランス!!」

ランス「は、はい!!」

ランス「やぁああ!!」ズン

ブロス「ギャアアア!!」

ガレス「ランス!!バックステップ!!」

ランス「はい!!」サッ

ガレス「はぁ!!」

ダダダダダダダダダダ

ブロス「グギャアアア!!」

ズシーン!!

ガレス「今です!!一気に畳み掛けますよ!!」

ランス「はい!!」

ガレス「ランスは右から、私は左から突進をします、最後の突きは必ず弱点に当てる事!!」

ランス「行きます!!」

ランス「やぁぁぁ!!」ザシュ

ブロス「ガァァァ…」ガクッ
256: さぎし:2011/12/12(月) 11:51:44 ID:siHnvgnp82
ガレス「なんとか狩れましたね、お疲れ様です」

ランス「いや、ガレスの的確な指示と力だよ、僕は何もやってないや」

ガレス「謙遜を、ランスは回避に専念した戦い方なんですね」

ランス「ええ、ガレスも似たような戦い方を?」

ガレス「・・・そうですね、確かに回避に専念しているかもしれません」

ランス「でも、指示が分かりやすくてよかったよ」

ガレス「ランスは飲み込みが早かったですからね、言葉は悪いですが思い通りに動いてくれましたよ」

ランス「ありがとう」

ガレス「口惜しいですね…これでお別れとは」

ガレスの言葉を聞いて心臓が脈打つのを感じた
これで…お別れ

ガレス「まあ、これも何かのご縁だったんでしょう」

ガレスが本当に残念そうに呟く、それを聞きながら僕は言い出そうかどうか迷っていた

ガレスと一緒に戦ってガレスの強さはよくわかった。攻めるときはしっかりと攻めて、基本は回避に専念、僕が父に教えてもらった戦い方と全く同じだった
恐らく偶然だろうが
運命的な物を感じた
257: さぎし:2011/12/12(月) 11:58:07 ID:siHnvgnp82
ランス「ガレス、話が」

ガレス「なんでしょう?」

ランス「ガレスの腕を見込んで頼みがあります」

ガレス「は?」

ランス「お願いします!!僕を弟子にしてください!!」

ガレス「ええ!?ちょ、ちょっと!!」

ランス「お願いします!!」

僕は土下座をして頭を擦り付けながら頼み込んだ

ガレス「ランス、頭を上げてください!!私は師匠なんて…」

ランス「お願いします!!後、1ヶ月で強くならないといけないんです!!」

ガレス「・・・なにやら、事情がおありのようですね」

ランス「・・・」

ガレス「よろしければ話をお聞かせ願えますか?」
258: さぎし:2011/12/12(月) 12:13:23 ID:siHnvgnp82
〜〜〜集会所〜〜〜

僕は集会所に着くと
落ち着いたのを見計らってここ最近の事を話始めた

狩りの失敗の事
解散の事
父がなくなった事
ランスヒーローの事

ランスヒーローについて話したときはガレスがかなり興味を示していた

ガレス「ランスヒーロー?そんな人がいらっしゃるんですか?」

ランス「あ、いや僕が勝手に理想としてるだけで」

ガレス「いえいえ、理想を高く持つのはとてもいいことですよ」

ランス「そう…ですか」

ガレス「それで、あなたのお父上が理想とするランスヒーローで、それになりたいと」

ランス「そうです」

ガレス「それで、装備や戦い方がランスヒーローに似ているという私に師匠になってほしいと」

ランス「はあ」

ガレス「うーん、私は人になにかを教えるという人間ではないんですよね」

ランス「無理は承知です、お願いします!!」

ガレス「一つ聞いても?」

ランス「なんですか?」

ガレス「仮にランスが私に弟子入りして、結果ランスヒーローになれた、ですがその先に何があるんですか?」

ランス「え?」

ガレス「貴方はランスヒーローになって何を望みますか?富ですか?名声ですか?」

ランス「・・・」
259: さぎし:2011/12/12(月) 12:28:02 ID:gxDSHASFOs
ガレス「これはかなり重要です、答えて下さい」

ランス「・・・わかりません」

ガレス「・・・」

ランス「ランスヒーローになって…その後どうするか…全く考えてませんでした…」

ランス「父のようになりたい、父に追い付きたい、それしか考えてませんでした」

ガレス「・・・それが貴方の答えですか?」

ランス「・・・うん」

ガレス「わかりました……1ヶ月、共に狩りをしましょう」

ランス「!!」

ガレス「但し、1ヶ月後にもう一度同じ質問をします。その時に満足のいく答えを持ってきて下さい」

ランス「・・・答え」

ガレス「はい」

ランス「わかりました」

ガレス「では、これからよろしくお願いします、ランス」

ランス「よろしく、ガレス」
260: さぎし:2011/12/12(月) 12:45:54 ID:siHnvgnp82
ガレス「しかし、よく考えたら、ランスヒーローは悲しいですね」

ランス「何故?」

ガレス「仲間のピンチに颯爽と現れるとありましたが、裏を返せば仲間がピンチになるまでは出てこれないですね…」

ランス「・・・あ」

ガレス「課題が増えましたね、とりあえずこれからどうしますか?」

ランス「まずは装備を整えたいです」

ガレス「それではディアブロスを狩りにいくんですね?」

ランス「はい、お願いします」

ガレス「わかりました。装備を整えたら動きを更に良くします、ランスは筋がいいですから、直ぐに慣れますよ」

ランス「は、はい!!」

ガレス「ところで、カウンターの時に気になったんですが、特殊な呼吸法をしてますね?独学ですか?」

ランス「いえ、父に教えてもらいました」

ガレス「そうでしたか、お父上は凄腕のハンターでいらっしゃったんですね」

ランス「ええ、自慢と尊敬の父です」
261: 3GのPV見て泣きそうなさぎし:2011/12/12(月) 20:54:31 ID:awL1.A7dcc
〜〜特訓一週間目〜〜

ガレス「装備も整いましたし、これから本格的に修行をしていきます」

ランス「はい!!」

ガレス「俗に言う修行編ですが、このレスで終わりですね」

ランス「ダイレクト過ぎるネタバレ!?」

ガレス「今、作者が荒れているので、私たちのキャラが安定してないんですよ」

ガレス「これ以上はまずいので早く修行に移ります」

ランス「は、はい!!」
262: さぎし:2011/12/12(月) 21:00:42 ID:9hcHD347TQ
ランス「ど、どうですか!?」

ガレス「まだです!!回避の足さばきが微妙にぎこちない!!」

ガレス「生半可な気持ちで避けると、逆に大きな攻撃を食らいます」

ガレス「その為、回避の際には細心の注意を払うこと!!」

ランス「こうですか!?」

ガレス「もう少し俊敏に!!」

ランス「は、はい!!」


ガレス「・・・少し休憩しましょう、さっきから動きっぱなしで疲れてるでしょう」

ランス「そ、そんなことは!!」

グキュルルルルル

ランス「・・・」

ガレス「・・・」

ガレス「・・・ぷ」

ランス「//////」

ガレス「ご飯にしましょうか」

ランス「・・・はい」
263: さぎし:2011/12/12(月) 21:08:07 ID:awL1.A7dcc
ランス「うーん、俊敏にか…」

ガレス「休憩の際にはしっかりと休憩しないと駄目ですよ」

ランス「あ、いや…イメージを固めようかな〜って」

ガレス「張りきるのは構いませんが、頑張りすぎも駄目ですからね」

ランス「なんか、ガレスの教え方って飴と鞭みたいだ」

ガレス「誉めると伸びるんですよ、でも時には厳しくしないと」

ランス「でも…なんとなくお父さんを思い出す」

ガレス「お父上ですか?」

ランス「うん」

ガレス「お父上も回避を中心に修行してたんですね…」

ランス「父に習ったのは一通りの使い方と回避、それからカウンター時の呼吸法ですね」

ガレス「なるほど、明日からは少しメニューを変えなきゃいけないかもしれませんね」

ランス「今より優しく?」

ガレス「厳しくです」

ランス「ええー!?」

ガレス「ランスなら大丈夫ですよ」

ランス「そうかな…」

ガレス「自信を持ってください」

ランス「・・・うん」

ガレス「さ、休憩を終了して続きに入りますよ」

ランス「はい!!」
264: さぎし:2011/12/12(月) 23:17:34 ID:cyjwnRCe9I
今ー私のー願ーい事がー

叶うーなーらばー
文才と妄想力が欲しい
(´・ω・`)

そうそう、このSSの終わりについてですが

・・・未定ですm(__)m

従来のSSと違い短編集なんで、上手い具合に切れるかどうかまだわからない状況なんですよね

とりあえずは、私の妄想が続く限り書いていきますのでもうしばらくは
お目汚し失礼いたします

今日の投下を終了します
見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
265: 名無しさん@読者の声:2011/12/12(月) 23:56:45 ID:ywmIqZSp2o
乙狩れ!!
266: さぎし:2011/12/13(火) 07:01:25 ID:D5RR5P0qOU
>>265

べ、別にありがとうなんて言ってやらないんだからね!!




・・・ありがとう///
267: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 07:38:06 ID:uIvSn9q4NQ
ツンデレなさぎし。
略してさぎデレ
268: さぎし:2011/12/13(火) 08:06:07 ID:K4d3pfVY/I
>>267

先生!!
ツンがログアウトしました
269: 267:2011/12/13(火) 08:14:17 ID:9CD5Lm6VSI
>>268
大丈夫、しもログアウトしたから
270: さぎデレ:2011/12/13(火) 11:38:36 ID:2hXj.ORQoM
>>269

把握した(`・ω・´)
271: さぎデレ:2011/12/13(火) 12:56:35 ID:IqDhiLU292
〜〜特訓二週間目〜〜

ガレス「では、今日から実戦的な特訓をします」

ランス「は、はい!!」

ガレス「ここ最近のランスの狩りを見て思ったことは、非常に突進を多用する事です」

ランス「う…」

ガレス「突進は使い方次第では協力ですが、一歩間違えれば自分を危険に晒します」

ランス「はい…」

ガレス「そこで、今日からは突進を中心に修行していきます」

ランス「じゃあ…強走薬を…」

ガレス「駄目です」

ランス「え!?」

ガレス「スタミナ管理もランス使いには必要ですよ」

ガレス「突進はただ繰り出せばいいという訳ではありません、その時の状況や場所、モンスターの位置に注意しながら繰り出す事により戦局を覆す事も可能なのです」
272: さぎデレ:2011/12/13(火) 14:03:20 ID:52PP2t7zb2
>>271

協力×
強力○

なにしてんの(´・ω・`)?

ちょっと埋まってきます(土に)
273: さぎデレ:2011/12/13(火) 14:08:27 ID:52PP2t7zb2
ガレス「では、具体的な修行に入ります」

ランス「は、はい!!」

ガレス「まずはランスを構えて、突進の形を」

ランス「はい?」サッ

ガレス「そして走る!!」

ランス「はい!!」

ダダダダダダダダダダ

ランス「い、いつ止まればいいんですかー!?」

ガレス「走り続けます!!」

ランス「ええ!!」

ランス「も、もう…スタミナが…」ピタッ

ランス「はあ…はあ…」

ガレス「お疲れ様です」

ランス「こ、これは…なんの特訓ですか?」

ガレス「特には」

ランス「!?」

ガレス「強いて言うのであれば…考えなしに突進をし続けた人のスタミナを体感させました」

ランス「こんなに…きついんですか?」

ガレス「ひっきりなしに走り続け、休憩もせずにすぐ突進、スタミナがすぐなくなりますよ」

274: さぎデレ:2011/12/13(火) 14:20:51 ID:7yUYKTB.9o
ランス「なるほど、頻繁に使うのは良くないと」

ガレス「いや、そういう訳ではないんです、寧ろ積極的に使ってもいいでしょう」

ランス「矛盾してませんか?」

ガレス「まあまあ、回復薬を傷口に塗らなければ意味がないのと同じように、突進も使い方を間違えれば意味がないんです」

ガレス「そこで効果的な突進の方法を覚えましょう」

ガレス「まず、突進にはどんな使い道があると思いますか?」

ランス「うーん、身動きが取れなくなったモンスターに追撃するのと、仲間を助けるのですかね」

ガレス「いいですね、しかしランスが挙げたのはまだほんの一例です、使い手によって数多の使い方があります」
275: さぎデレ:2011/12/13(火) 14:30:43 ID:7yUYKTB.9o
ガレス「例えば、足を引きずってモンスターが逃走を開始しました、ランスならどうしますか?」

ランス「納刀して走って追いかけるか先回りしますかね」

ガレス「それもいい戦略ですが、せっかくランスを使っているのだからランスにしか出来ない仕事をしましょう」

ランス「例えば?」

ガレス「弱ったモンスターは足を引きずり機動力が格段に落ちてて追い付くのが容易です」

ガレス「走って追い付き追撃を加えるのは容易いですが、与える攻撃は少ない」

ガレス「そこでランスの出番です」

ガレス「ランスの突進は走るスピードど、ほぼ同等の速さが出せます」

ガレス「更に相手は逃げることに夢中で反撃はしない」

ガレス「つまり、相手の逃走中には反撃を恐れず追撃出来るのです」

ランス「たしか、突進には辺りどころによっては複数回攻撃が出来るという性質が!!」

ガレス「そうです、反撃されずこちらは一方的に攻撃が出来る」

ガレス「上手く転倒させれれば更に追撃が可能ですし、仲間がいるなら仲間が到着する時間も稼げます」
276: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 14:48:01 ID:zTNCLrUT72
>>274
>回復薬を傷口に

……あれどう見ても飲んでないか?
つC
277: さぎデレ:2011/12/13(火) 15:31:13 ID:LBbMXTai1k
>>276

ゲームと小説をごっちゃにしたせいですね

定義では
服用する事により体内の自然回復細胞の活性化を促すとあったんですけど、現実に考えると飲むより塗った方が現実味が出るんですよね…

まあ、あとはゲーム設定をゴリ押しするだけなんですけどねwww

し、支援…感謝してあげてもいいんだから…
278: さぎデレ:2011/12/13(火) 15:40:31 ID:UnuDOGAJ46
ランス「そんな使い道があったなんて…」

ガレス「それだけではありません、突進には使い方ではじぶんの身を守るのにも使えるんです」

ランス「ナ、ナンダッテー!!」

ガレス「リオレイアを参考にしましょう、回転して尻尾を振り回す攻撃がありますね?」

ランス「その場でグルグル回るやつですよね」

ガレス「ええ、機動力が高い武器なら素早く足下に入り込み無防備な足を斬る事が出来ます」

ランス「ランスならガードしながら近づけば…」

ガレス「その前にスタミナが著しく持っていかれるでしょうね」

ランス「じゃあ、どうすれば…」

ガレス「そんなときこそ、突進を使います」

ガレス「中距離からの突進ならば、相手の攻撃を掻い潜って足下に入り込む事が出来ます」

ランス「でもランスだと、攻撃の時に足が当たってのけぞるんじゃ…」

ガレス「足下まで到達しても突進をやめずにそのまま貫くんですよ」

ランス「それ、危なくないですか?」

ガレス「タイミングの問題ですが、攻撃が当たる前に足下から脱出出来ます」
279: さぎデレ:2011/12/13(火) 15:49:24 ID:LBbMXTai1k
ランス「相手に攻撃を与えつつ自分は脱出」

ガレス「そう、ランスには無限の可能性があるんです!!」

ランス「なんか段々主旨ずれてってませんか?」

ガレス「確かに…これSSなのにいつの間にかランス推進SSになってるような…」

ランス「作者は太刀厨なんですけどね」

ガレス「だから嫌われてるんですね」

ランス「話を戻しましましょう」

ガレス「そうですね、とにかく突進はつかいようによっては様々な顔を見せます」

ガレス「それら全てを使いこなす事が出来れば、一流のランサーですね」

ランス「ガレスは一流のランサーなの?」

ガレス「うーん、どうなんですかね…」

ガレス「それに関しては追々答えましょう、さ、まずはそれぞれの特性を踏まえて練習しましょう」

ランス「はい」
280: さぎデレ:2011/12/13(火) 19:00:03 ID:CrrmOLoToc
〜〜特訓三週間目〜〜

ガレス「今日からは細かい動作を練習していきます」

ランス「細かい動作?」

ガレス「ここ二週間でランスはかなり上達しています、後は細かい動作をしっかりすれば以前とは比べ物にならないでしょう」

ランス「は、はい!!」

ガレス「ではまず…ラングロトラを倒しにいきましょう」

ランス「え?ラングロトラ?もっと強い奴じゃなくていいんですか?」

ガレス「果たして、同じ事が言えますかな?」

ランス「な、何をするんですか?」

ガレス「転がってくるラングロトラを突進のフィニッシュ突きで打ち返して下さい」

ランス「・・・はい?」

ガレス「さあ、どうぞ」

ランス「いや…え?」

ガレス「どうしました?」

ランス「いや、やる意味がわからないんですけど…」

ガレス「師は疑うな、疑うなら師をとるな、ですよ」

ランス「はあ…」
281: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 19:02:19 ID:zTNCLrUT72
なんかランス使いたくなってきた

しかし俺は突進使わない回避ランサーorz
っC
282: さぎデレ:2011/12/13(火) 19:04:29 ID:CrrmOLoToc
>>281

書いている本人が
太刀厨だから問題ない
(`・ω・´)


支援感謝なんだからね!!
283: さぎデレ(デレ…デレってなんだ!?):2011/12/13(火) 19:14:15 ID:5SMOo2RLI.
〜〜〜火山〜〜〜

ロトラ「グギャア!!」

ゴロゴロゴロゴロ

ランス「こ、こっちくるなぁ!!」

ガレス「ランス!!逃げては駄目ですよ、たかがラングロトラじゃないですか!!」

ランス「条件が違います!!」

ロトラ「ギャアア!!」ベシ

ランス「痛!!・・・くそ〜」

ガレス「ちゃんと打ち返してから討伐ですからね」

ランス「ていうかなんでガレスはさっきから襲わそわれないの!?」

ガレス「私は陰密を、貴方には挑発をつけときました」

ランス「な!?」

ガレス「ほらほら、早くしないとクエスト終了しちゃいますよ」

ランス「くっそー!!」

ダダダダダダダダダダ

ランス「だりゃあ!!」ザシュ

ロトラ「ガアアア!!」

ゴロゴロゴロゴロ、ビタン!!

ランス「よし、打ち返した!!」
284: さぎデレ:2011/12/13(火) 19:18:46 ID:5SMOo2RLI.
ガレス「お見事」パチパチ

ランス「これで、終わりですか?」

ガレス「まさか」

ランス「・・・」

ガレス「次はウラガンキンですよ〜」

ランス「ちなみに次やる動作は?」

ガレス「ウラガンキンの地響き攻撃をバックステップで回避してもらいます」

ランス「え!?無理ですよ!!できませんって!!」

ガレス「やらなくてはいけないんです、これはランスヒーローになる上で突進よりも大事ですから」

ランス「ランスヒーロー…」

ガレス「思い出しましたか?さあ、ドンドン行きますよ」

ランス「はい!!」
285: さぎデレ:2011/12/13(火) 19:24:54 ID:5SMOo2RLI.
ランス「ランスヒーローにならなきゃいけないんだ!!ランスヒーローになって…」

ランス「って…やっぱ無理ー!!」

顎「ギャアア!!」

ガン!!ガン!!

ランス「へぶっ!!」

ガレス「粉塵飲みますよ〜」

顎「ガギャアア!!」

ゴロゴロゴロゴロ

ランス「ふべら!!」

ガレス「広域だから回復薬グレート飲みますよ〜」

ランス「ま、まだまだ…」

顎「グルルル」

シュー

ランス「あ、なんか…眠く…なっ…て…」

ランス「zzz」

顎「グオオオオ!!」

ガレス「とうとう愛想尽かされましたね」

ランス「zzz」
286: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 19:35:58 ID:N3JDCOGFoI
顎わろたwww
つC
287: さぎデレ:2011/12/13(火) 19:50:13 ID:FFkWuh2UB2
>>286

正直ウラガンキンの表記はいつも悩むんですよね

ウラガじゃなんかあれだし

ンキンなんか何が言いたいのかわからない

ガンキンにしようかとも思ったんですけど
めんどくさいから
「顎」でいいやって

支援感謝…な、なんでもない!!
288: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 19:52:47 ID:D01qK3LUfU
でも顎は何気に分かりやすいw

炭鉱夫やってる人からすれば、主任でも分かるかな
289: さぎデレ:2011/12/13(火) 19:58:50 ID:wjrKSK2k82
ランス「zzz…っは!?」

ガレス「起きましたか?」

ランス「ここは誰?私はどこ!?」

ガレス「恐ろしくベタな寝ぼけ方ですね」

ランス「・・・ベースキャンプ?」

ガレス「ええ…寝かしとくのもあれなんでベースキャンプに一旦戻りました」

ランス「じゃあ、もう一度!?」

ガレス「いえ、今日はもう帰りましょう」

ガレス「ウラガンキンを捕獲して来ますのでしばらくお待ち下さい」

ザッザッザッザッザッ

ランス「・・・」

ランス「はあ、僕、ホントに強くなれてんのかな?」

ランス「ガレスに教わって三週間、たくさんのことを覚えたけど、それらを全て活かせるか?と聞かれたら、答えはNOだ」

ランス「後、一週間か…」


ガレス「ただいま戻りました」

ランス「はやっ!?」

ガレス「ランスがある程度削っていてくれたお陰ですよ、ありがとうございます」

ランス「・・・」

ガレス「さあ、帰りましょう」

ランス「・・・はい」
290: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 20:11:29 ID:1F5QczKvnc
>>281
大丈夫。
このSS始まって3を再開して、ランス編始まって今まで使わなかったランスに手を出し始めたオレがいるから
291: さぎデレ:2011/12/13(火) 20:51:05 ID:uwR65AGOMI
>>290

ちょ!!

このSSで!?

うーん、嬉しいような
なんだか申し訳ない事をしてしまったような…

複雑ですな

べ、別に見てくれて嬉しいとかそんなことないんだからね!!
292: さぎし(ツンデレってなんだ!?):2011/12/13(火) 20:57:42 ID:uwR65AGOMI
〜〜〜集会所〜〜〜

ガレス「とりあえず来週で約束の1ヶ月なんですが、どうですか?何か実感は湧きますか?」

ランス「・・・」

ガレス「まあ、後一週間ありますし、焦らずにじっくり取り組みましょう、ランスは筋がとてもいいですからすぐに覚えられますよ」

ランス「・・・はぁ」

太刀「あれ?ランスじゃない、なにしてんの?」

ランス「太刀!!いらしてたんですか」

太刀「まあね、1ヶ月何もしないのも気が引けるし…そっちは?」

ガレス「ガレスといいます」

太刀「初めまして、どういったご関係?」

ガレス「一応師匠です」

太刀「ふーん、そういやランスヒーロー装備じゃない、あんたマジで目指すつもりなの?」

ランス「悪い?」

太刀「別に〜?目標持つのは悪くないと思うけどあんまり周りに世話焼かすんじゃないわよ」

ランス「わかってるよ」

太刀「ガレスさんも大変ですね、こんな奴弟子に持って」
293: さぎし:2011/12/13(火) 21:04:52 ID:Yp2RmOGhuk
ガレス「そうでもありませんよ、彼は中々見所がありますし…何より目標に向かって一生懸命な所がいいですね」

太刀「そう!!そうですよね!!」

ランス「太刀?」

太刀「あ…いや!!その!!一生懸命過ぎて周りに迷惑かけてるって事で!!」

ガレス「そうですか…(なるほどね)」

太刀「で…どうなんですか?その…ランスは」

ガレス「中々に上達していますよ、後一週間もあればランスヒーローになれると思います」

ランス「!!」

太刀「ふーん、にわかには信じられないわね」

ガレス「彼を信用出来ませんか?」

太刀「し、信用してないって訳じゃないけど…」

ランス「?」

太刀「と、とにかく!一週間後の狩りでヘマしたらわかってるんでしょうね!?」

ランス「わかってるよ…」

太刀「そう?じゃあ、私は帰るから」

ガレス「太刀さん、少しいいですか?」

太刀「?」

ガレス「足さばきをもう少しステップを踏む感じに調整すれば、安定した斬り下がりが出来ますよ」

太刀「!?」

太刀「し、失礼します!!」

カランカラン
294: さぎし:2011/12/13(火) 21:10:35 ID:uwR65AGOMI
ランス「え?なんで太刀が斬り下がりを気にしている事がわかるんですか?」


ガレス「彼女の足ですよ」

ランス「足?」

ガレス「ええ、女性らしい肉付きとは裏腹に太刀を扱うに適した筋力を兼ね備えています、恐らく沢山の努力をしたんですね」

ランス「そんなこともわかるんですか…」

ガレス「一応師匠ですから」

ガレス「彼女はもっと強くなります、斬り下がりを完璧にしたときに彼女はより強くなるでしょう」

ガレス「がむしゃらに練習をしてないのが何よりの証拠です、がむしゃらだったら足があんなに綺麗な訳がない」

ランス「ガレス・・・」

ランス「その発言、場所と状況だったらかなり危なく聞こえるよ?」

ガレス「殴りますよ?」
295: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 22:13:25 ID:uv2.j9ZRbc
くそっ
ランスヒーロー装備作りたくなった

ランス練習中なだんなたんです!


296: さぎし:2011/12/13(火) 22:20:19 ID:Y26KlcU0dY
>>295

ヽ(*´▽)ノ♪

ランスヒーロー装備は
意外に使えましたよ
(`・ω・´)

大剣とも相性がいいかも
297: さぎし:2011/12/13(火) 22:25:19 ID:j7UOLnkwP.
〜〜特訓最終週間〜〜

ガレス「いよいよラスト一週間です」

ランス「はい!!」

ガレス「いい顔つきになりましたね」

ランス「今日はどんな修行を!?」

ガレス「焦らないで下さい、今日からは最終日に向けて動作確認や応用を中心にやっていきます」

ランス「はい!!」

ガレス「では、いきましょう」

ガレス「あ、その前に今日は少し難しいですから私もサポートに入りますね」

ランス「ガレスが!?」

ガレス「ひょっとしたら命を落とすかもしれませんし、保険ですよ」

ランス「・・・」

ガレス「まあ、気楽にいきましょう」
298: さぎし:2011/12/13(火) 22:29:57 ID:j7UOLnkwP.
〜〜〜火山〜〜〜

ランス「また火山ですか?」

ガレス「ええ」

ランス「一体何を狩るつもりなの?」

ガレス「イビルジョーです」

ランス「!!」

ガレス「恐らく今まで教えた事をしっかり使わないと、死にますね」

ランス「わかりました…」

ガレス「私も出来る限りのサポートはしますが、ランスを中心に戦います、あまり私のアシストは期待しないでください」

ランス「・・・」

ガレス「まあ、これが本物の狩りならば仲間がいるはずですから、仲間と強力するように」

ランス「わかった」

ガレス「じゃあ、いきましょう」
299: さぎし:2011/12/13(火) 22:38:15 ID:Y26KlcU0dY
恐暴竜 イビルジョー

僕はこいつと対峙するのは三回目だ

一回目は新米ハンターだったときに、偶然出会って命からがら逃げてきた

二回目は仲間と一緒に
といってもクエストリタイアをしてしまったが

そして、僕は三度恐暴竜と戦おうとしている
ガレスが一緒にいるから大丈夫だと思ってたけど、期待するような助けは得られないと聞いて
かなり不安になった

ランス「命を落とす、か」

ハンターという職業は命の危険に晒される事が非常に多い
僕も何度か経験したが、今はこうして生きている。だが、それは自分が死を覚悟してもどこかで生き延びれると思っているからだろう

だが、今は違う
一歩間違えたら…死

恐怖で頭がおかしくなりそうだった、でも、僕は歩くのを止めなかった



何故?
300: さぎし:2011/12/13(火) 22:43:36 ID:j7UOLnkwP.
ガレス「いましたよ」

ガレスの一言で現実に引き戻される
僕は改めてランスを構えた

ランス「大きい…」

ガレス「かなりの大きさですね…ランス、無理なようだったらリタイアも構わないですよ、命は無駄にするものじゃない」

正直ガレスの提案は
凄くありがたかった…でも

ランス「いや、リタイアはしない、僕はあいつを倒す」

ガレス「・・・わかりました」

ガレスもイビルジョーを見る、その目は決して相手を軽んじるものではなかった

ガレス「油断だけはしないでくださいね」

ランス「うん」

ガレス「いきます!!」

ガレスが地を蹴るのと同時に僕も走り出した
301: さぎし(300いきました!!支援感謝♪):2011/12/13(火) 22:51:16 ID:j7UOLnkwP.
イビル「!!」

ガレスが素早くイビルジョーの足下に潜り込み無防備な腹に黒槍を刺す

それが戦いの合図だったのか、イビルジョーが咆哮をあげた

イビル「グギャオオオ!!」

ランス「ぐぅ!!」

ガレスに言われた通り咆哮をガードで防ぐ
咆哮後の硬直で直撃を喰らったら後に厄介な事になるからだ

僕は納刀し走り出す
イビルジョーが僕を目で追うのを確認して撹乱するように走り回る

イビルジョーが大きな口を開け噛みつこうとするのを前転で回避し
素早く抜刀して足を突く

イビル「ガァァァ!!」

鈍い痛みがあるのか一鳴きすると、尻尾を振り回した

動き事態は単調なので
見切るのはそんなに難しくない、僕は構わず槍を突き続ける
302: さぎし:2011/12/13(火) 22:58:00 ID:j7UOLnkwP.
イビル「ガゥゥ…」

どうやらイビルジョーは先程からチクチクと刺し続けているガレスに標的を変えたらしい

作戦通りにガレスもイビルジョーを撹乱しに走り出す

僕はうってかわって
イビルジョーの足下に入り込み腹に槍を突き刺す

イビル「ガァ!!」

イビルジョーが怯むのを見て僕は安堵した、やはり攻撃を重ねていれば
いつかは倒れると

だが…それがいけなかった

気を許した僕はイビルジョーの尻尾が目前に迫っているのに気がつかなかった

ガレス「ランス!!」

ガレスが悲鳴に近い叫びをあげる、だが無慈悲にも尻尾は僕を捉え、岩場に叩きつけた
303: さぎし:2011/12/13(火) 23:04:28 ID:Y26KlcU0dY
ランス「う…ぐ…」

岩場に強かに叩きつけられ意識が飛びそうになるのを堪える

ふらつく足を叱咤して
イビルジョーを見る

ランス「・・・あ」

イビルジョーと、目があってしまった

特になんの感情も、強いて言うなら相手を食らう事しか考えてない双瞳が僕を捉えていた

ランス「う、うわぁぁぁ!!」

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!

がむしゃらに走り出す
止まったら死ぬ、止まったら死ぬ!!

ランス「うわ!?」

だが、足がもつれて転倒してしまう、すぐ後ろに感じる死の気配

ああ…僕、ここで死ぬのか

304: さぎし:2011/12/13(火) 23:12:01 ID:Y26KlcU0dY
イビル「ガァァァ!!」

イビルジョーが歓喜の雄叫びをあげる

そしてすぐに訪れる地響き

ランス「・・・」

ランス「・・・?」

静寂が続いている
僕は死んだのか?
ゆっくりと目を開けて後ろを振り替える

ランス「!?」

ガレス「あ…ぐ…」

ガレスの盾がイビルジョーに粉砕され、ブラックテンペストでギリギリのところでイビルジョーを押さえ込んでいる、ガレスだった

ランス「ガレス!?」

ガレス「ランス…早く…逃げな…さい」

徐々に縮まるガレスとの距離

ランス「待ってて!!今助けるから!!」

ブラックテンペストを掴み体を起こそうとした…だが、

ランス「っ!!」ガタガタ

体が震えて動けずにいた
305: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 23:17:52 ID:uv2.j9ZRbc
>>295

おぉそうなのか
Gで大剣が使えるようになったからちょうどいい


P3Gはまだかぐぬぬ
306: さぎし:2011/12/13(火) 23:18:59 ID:Y26KlcU0dY
ランス「あ…あ…」

動かない足を叩いて動かそうとする

ガレスのブラックテンペストにヒビが入り今にも砕けそうな嫌な音がした

ガレス「ランス、君は逃げなさい!!今君を死なせるわけには…」

ランス「い、嫌だ!!ガレスを見捨てるだなんて!!」

ガレス「弟子は師匠より先に死ぬものじゃない」

ランス「でも!!」

声を出しすぎたのだろう、イビルジョーが瞳を動かしゆっくりこちらを見る

ランス「あ…」

ガレス「くっ!!こっちですよ!!」

ガレスが石ころをイビルジョーにぶつける
イビルジョーは完全にガレスを敵と見なしたようだ

ガレス「が…あ…」

ガレスの体が軋むのをただ、見ている事しか出来なかった
307: さぎし:2011/12/13(火) 23:32:03 ID:j7UOLnkwP.
僕は静かに槍を構える

ガレス「ランス?」

何故僕はこんな状況なのに、まだ立ち向かおうとしているのか

ガレス「止めなさいランス!!早く逃げ…」

ランス「逃げない!!」

ガレス「!!」

なんで逃げないのか
逃げれば自分は助かるのに逃げなかった

それは…

ランス「仲間がピンチの時に颯爽と現れる」

ランス「それは…僕がランスヒーローだからだ!!」

ランス「ガレスを、離せ!!」

僕は突進をイビルジョーに繰り出し、フィニッシュ突きでイビルジョーの瞳を貫いた
308: さぎし:2011/12/13(火) 23:38:00 ID:Y26KlcU0dY
イビル「ギャアアア!!」

痛みに大きくのけ反り
ガレスを口から離した

ガレス「が、がはっ、ごほっごほっ!!」

ランス「大丈夫!?」

ガレス「ランス…なんで…」

ランス「言ったろう?僕はランスヒーローだって」

ガレス「な…ん」

ランス「答えは帰ったら言うよ、今は休んでて」

僕はアイテムポーチからモドリ玉を取りだし
ガレスにぶつけた

ガレス「ラン…ス」

ガレスの体が消えたのを確認して僕はイビルジョーに向き合った

ランス「・・・こい」

ブラックテンペストを静かに構えた
309: さぎし:2011/12/13(火) 23:42:41 ID:j7UOLnkwP.
〜ベースキャンプ〜

気がついたらそこは
ベースキャンプだった

ランスにモドリ玉をぶつけられ帰還したみたいだ

ガレス「くそっ!!」

ランスの前では絶対に使わなかった乱暴な言葉を吐く

自分のせいだ、自分のせいでピンチに陥り、今、ランスが危ない

だが、今の自分が行っても何もならないだろう

盾は砕かれ、槍は折られ、体も動かすのがやっとの状態だ

ガレス「せめて…アドバイスくらいは…」

私は、ゆっくりと火山に向かった
310: さぎし:2011/12/14(水) 00:18:08 ID:XctZJGE0y6
あいあい、今日は投下をここまでとさせていただきます

それで今後の方針ですが、やはりそうダラダラと続ける訳にはいかんので、ある程度私が区切りいいと思った場所でこのSSを終了したいと思います

・・・問題は区切りがいいと判断するのにどれだけの量をかかにゃならんのか…


あ、後sage更新についてですが

気分とか需要無さそうな話を書く場合コテを
「こそし」にして
sage更新でいきたいと思います

普段は「さぎし」でいきますが、下の方にあり更新されてるのを見た場合こそしになってるとお考えください

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
311: さぎし(サッガーレ☆):2011/12/14(水) 14:55:49 ID:h173FRh8P2
ガレス「な…」

火山に着いた私は
信じられない光景を目の当たりにしていた

イビルジョーの攻撃を巧みにかわし、隙あらば腹に槍を突き刺すランスの姿を

回避、タイミング、立ち位置それらすべてが完璧なまでに揃っていた

彼は…こんなにも成長を遂げていたのか

ガレス「まったく、若いっていいですね」

知らぬ間に笑みがこぼれていた、生きていてくれた安堵なのか、成長を感じられる喜びなのか
今はわからないが、この戦いを見届けるのが師匠としての最後の役目なのかもしれない

私はその場に腰を降ろして戦いの行方を見守り始めた

途中、彼と目があったが何も言わずただ頷いた
それだけでわかってくれるだろう、なぜなら

彼はランスヒーローだからだ
312: さぎし:2011/12/14(水) 15:03:15 ID:hTsbsopuA2
腕が痺れてきた、幾度となく動かした腕が悲鳴をあげている

それでも僕は突くのを止めなかった、止めたら死ぬからだ

ガレスをモドリ玉で戻してからかなり経った

あれからまだ直撃らしい直撃を受けてなかっのは奇跡に近いだろう
昔の僕なら今頃逃げ出していた筈だ

ランス「くっ!!倒れろ!!」

イビル「ガギャアア!!」

イビルジョーの足に渾身の力を込めて槍を突き刺した
イビルジョーのバランスが崩れたのか、大きな地響きを立てて崩れる

ランス「チャンス!!」

僕は身を低くして突進の構えを取り突進を開始した

この時、イビルジョーに突っ込むのではなくイビルジョーの体に沿って突進をしたのだ
結果は通常より多くの攻撃を浴びせる事ができた

イビルジョーが尻尾を振り回すが、バックステップで避ける
そして足に槍を突き刺す
313: さぎし:2011/12/14(水) 15:08:15 ID:hTsbsopuA2
これを何回くりかえしただろうか

イビルジョーは少しであるが、確実に動きが鈍くなっていた

ランス「あせるな!!焦ったら駄目だ!!」

冷静に、功を焦ったらろくな事がないから

イビルジョーと戦っているときに視線の端にガレスを見たような気がした。注意を怠らないようにその方向に目を向けると、確かにガレスはそこにいた

彼は黙って頷くだけだった

だが、それが僕に希望と気力を与えてくれた
ガレスに今まで僕が覚えた事、練習の成果を見せる事が出来るからだ

ガレスの視線を背中に感じながら、僕は戦いに集中するべくランスを構え直した
314: 体温計見たら38℃って…嘘だよね?(さぎし):2011/12/14(水) 17:04:46 ID:fr5BVVXGNc
クエスト時間が30分に差し掛かった頃

それは訪れた

イビル「ガァ…」ヨロヨロ

イビルジョーが足を引きずり逃げ始めたのだ

僕はこの機を逃すまいと突進を繰り出した

連続してイビルジョーの足に突き刺さるブラックテンペスト
そしてイビルジョーの体力を限界にまでおいこんみ、転倒させた

ランス「いける!!」

僕は渾身の力を込めて
槍を深々と突き刺した

イビル「ガァァァ!!」

イビルジョーが二度三度痙攣したあと、そのままピクリとも動かなくなった

ランス「はあ…はあ…」

ガレス「お見事です」

ランス「ガレス、僕…」

ガレス「まずは村に帰りましょう、話はそれからです」

ランス「・・・うん」
315: 名無しさん@読者の声:2011/12/14(水) 17:12:30 ID:POZL6OyceQ
ついにしえの秘薬
つ暖かい毛皮
つ氷結晶

お薬出しときますね〜
つC
316: さぎし:2011/12/14(水) 19:42:34 ID:UAkKQY3ANI
>>315

よし…これでまた戦える

毛皮にくるまっていにしえの秘薬を飲みながら氷結晶で頭を冷やすのを想像して吹きましたwww

支援ありがとうございますm(__)m

>>314を投下してから今までずっと気絶しておりました(´・ω・`)

PS、私専属の医者になってくれ
317: さぎし:2011/12/14(水) 19:49:03 ID:UAkKQY3ANI
〜〜〜集会所〜〜〜

ガレス「さて…いくつか聞きたいことがあります」

ランス「うん」

ガレス「なんで逃げなかったんですか?ひょっとしたら死んでいたかもしれなかったんですよ?」

ランス「・・・いやだった」

ガレス「・・・」

ランス「自分が死ぬのは嫌だ、でもガレスが死ぬのも嫌だった、ガレスを、仲間を見捨てて逃げるのはもって嫌だった」

ガレス「自分の命を危険に晒してでもですか?」

ランス「・・・わからない」

ランス「死なないって保証はどこにもなかった…けど、ガレスが傷ついているのを見たら、逃げた自分を想像して、許せなかった」

ガレス「逃げるのは悪いことじゃありませんよ、勇気を使う大事な事です」

ランス「それでも…嫌だった」

ガレス「・・・」
318: さぎし:2011/12/14(水) 22:11:44 ID:jZkTi8yDIE
ガレス「理由になってません、君がしたことは実に無謀です」

ランス「・・・」

ガレス「仲間を助けるのは確かに素晴らしいですが、それで自分が死んだら意味がないじゃないですか」

ランス「仲間を助けるのに、理由がいるの?」

ガレス「!!」

ランス「僕は、僕の目指してるランスヒーローを貫きたい…でも、ただ走るだけじゃ駄目なのは最近で痛い程に分かった…それでも、僕はランスヒーローになりたい」

ランス「自分の目標を、信念を変えないために」

ガレス「・・・それが、君の出した答えですか?」

ランス「うん」

ガレス「長く困難な道とわかっていてもですか?」

ランス「・・・僕は一人じゃないから」

ガレス「・・・」

ランス「仲間達やガレス、それにお父さんだって応援してくれてる、その人達に恩返しがしたいから」

ガレス「・・・」

ランス「だから、僕はランスヒーローになりたい、ランスヒーローになって、沢山の人を助けたい。仲間じゃなくても、他人でも、助けるのに理由なんて要らないから…」
319: さぎし:2011/12/14(水) 22:20:11 ID:eiHvlEoF06
ガレス「・・・全く、強情なのは変わりませんね…」

ランス「え?」

ガレス「なんでもありません、私は明日ここを発ちます」

ランス「え!?」

ガレス「元々長期滞在はするつもりはなかったんですよ」

ランス「え、じゃあ…」

ガレス「・・・卒業ですよ、ランスの気持ちはよくわかりました、立派なランスヒーローになってください」

ランス「!!」

ガレス「私も、遠い所から貴方の活躍を期待しています」

ランス「はい!!」

ガレス「今日は疲れたでしょう、ぐっすり休んでください」

ランス「ありがとうございました!!」

ガレス「いえいえ」

ランス「それじゃあ、僕はここで失礼します」

ガレス「わかりました、また明日お会いしましょう」

ランス「・・・はい」

カランカラン

ガレス「・・・お別れか、二度と会うことはないんだろうな」

ガレス「すいません受付さん」

受付「なんですか?」

ガレス「申し訳ありませんが、これをランスに届けておいてもらえますか?」

受付「いいですけど…ガレスさんは?」

ガレス「予定より、早く発ちます」

320: さぎし:2011/12/14(水) 22:37:32 ID:jZkTi8yDIE
受付「ランスにお別れを言わないんですか?」

ガレス「はは、卒業という形になりましたので」

受付「ランス、悲しみますよ」

ガレス「彼なら受け入れてくれますよ」

受付「・・・折角、二年ぶりに会ったのにですか?」

ガレス「・・・気づいてらしたんですか」

受付「ギルド登録の際に個人情報は厳重管理してますので」

ガレス「ははは、それは知らなかった」

受付「ランス、多分気づいてますよ」

ガレス「だったら、尚更お別れは言わない方がいい、一体どこをほっつき歩いてたんだと言われそうですから…」

受付「・・・まあ手紙は受けとります、ですが、ランスの行動まで一々面倒見れませんからね?」

ガレス「わかってる」
321: さぎし(もう少しで終わりますm(__)m):2011/12/14(水) 22:48:54 ID:eiHvlEoF06
〜〜〜翌日〜〜〜

ガレス「じゃあ、色々ありましたが、お元気で」

受付「はーい」

ガレス「随分となげやりな態度ですね」

受付「息子に別れを言わないで黙って行く父親にかける言葉はありません」

ガレス「手厳しいな…」

受付「地です」

受付「今度はいつくらいに?」

ガレス「わかりませんね」

受付「まあ、どうでもいいですけど」

ガレス「冷たい」

受付「・・・あ」

ガレス「どうしました?」

受付「なんでも、そろそろ業務に戻りますので」

ガレス「すいません、お呼びしてしまって」

受付「いえ、どうぞごゆっくり」ニコ

カランカラン

ガレス「?」
322: さぎし:2011/12/14(水) 22:55:36 ID:jZkTi8yDIE
ガレス「行くか…」

ランス「待って!!ガレス!!」

ガレス「ランス!?何故…」

ランス「なんだか…胸騒ぎがして飛び起きたんだ」

ランス「それより!!黙って行こうとしてたの!?」

ガレス「あ…ま、まあ」

ランス「酷いじゃないか!!僕はまだキチンとお礼をしてない!!」

ガレス「・・・お礼ならもうもらいましたよ」

ランス「だから…え?」

ガレス「お礼はもうもらいましたと言ったんです」

ランス「え?え?」

ガレス「君の、真っ直ぐな気持ちですよ。ランスヒーローになりたいという真っ直ぐな気持ちです」

ガレス「久し振りに純粋な気持ちになれました、こちらこそありがとうございました」
323: さぎし:2011/12/14(水) 23:02:02 ID:jZkTi8yDIE
ランス「これから…どこに向かうの?」

ガレス「さあ?気の向くままにどこかにふらりふらりですから」

ランス「・・・そうなんだ」

ガレス「君の活躍が私の所まで届くといいですね」

ランス「僕、頑張るよ!!頑張って強くなって、ガレスの所まで名前が広まるくらいに強くなるから!!」

ガレス「その調子です、そろそろ馬車が来てしまうのでもう失礼しますね」

ランス「・・・うん」

ガレス「泣かないでください、二度と会えない訳ではないんですから」

ランス「うん、うん」

ガレス「さよなら、ランス」

ランス「さよならじゃないよ」

ガレス「?」

ランス「またね、お父さん」

ガレス「!!」

ランス「僕強くなるから!!」ダッ

ガレス「・・・」
324: さぎし:2011/12/14(水) 23:11:15 ID:eiHvlEoF06
〜二年後、とある村〜

村人「おい、聞いたか?例のランスヒーローの噂」

村人「聞いた聞いた、最近じゃ、ディアブロスを二体同時に狩猟したらしいぜ」

村人「ひょええ、おったまげたな!!しかも、まだ若いんだろ?」

村人「ああ、才能って奴だろ」

村人「おいおい、お前らこの村のランスヒーローを忘れたのか?」

村人「いけね、すっかり忘れてた」

村人「おや、噂をすれば…おーい!!ハンターさん!」

ガレス「皆さんお揃いで、どうしました?」

村人「いやなに、最近巷で噂のランスヒーローについて皆で話し合ってたんだよ」

村人「頼むよ、ハンターさん!!あんたもランスヒーローになってくれ!!」

ガレス「無茶を言わないでくださいよ」

村人「ハンターさん、なんなんだい?それ」

ガレス「ただの手紙ですよ…あ、これ出しといてくれます?」

村人「御安い御用で!」

村人「ハンターさん、なんだか嬉しそうですね」

ガレス「ええ!!」
325: さぎし:2011/12/14(水) 23:22:24 ID:jZkTi8yDIE
〜〜〜集会所〜〜〜

太刀「だから、あんたがあそこで切り上げをしなければ!!」

大剣「だから悪かったって言ってるだろ!?」

太刀「よくない!!」

弓「相変わらず騒がしいですねぇ」

ランス「まあまあ、二人らしいじゃん」

大剣「ランス!!どうにかしてくれ!!夫婦だろ!?」

太刀「そ、そんなこて今関係ないでしょ!!」

ランス「太刀、そこら辺にして、大剣も今回は反省してるじゃないか」

大剣「すまん」

太刀「う…ランスがそこまで言うなら…まあ、許してあげなくもないけど…」

受付「ランスー?手紙が届いてるわよー」

ランス「あ!!今いく!!」

大剣「あいつ変わったよな」

弓「頼もしくなりましたよね」

太刀「あたしから言わせればまだまだ甘いけどね」

大剣「それ、同じことランスに言えるか?」

太刀「う…」

弓「お二人とも…」
326: さぎし:2011/12/14(水) 23:45:23 ID:eiHvlEoF06
ランス「どんな内容かなぁ」

『ランスへ
お怪我などをされてないことを祈り、筆を取らせていただくます。
体調は大丈夫ですか?怪我などはしてませんか?無理をしないようにしてくださいね
最近は村が貴方の噂でもちきりです。おかげで時期ランスヒーローともてはやされてます
ですが、順調に狩りを続けていることをとても喜んでいます
今度会う日には一緒に狩りに行きましょう
それまではしばらくの別れです
貴方に狩運があることを心から願っています
また会う日までお元気で
ガレス 』
ランス「・・・また会う日まで、か」

大剣「ランスー行くぞー!!」

ランス「うん!!」

僕はこれからも狩りを続けるだろう
困った人がいる限り
だって僕は…
ランスヒーローだから!!

【ランスヒーロー】

fin
327: 名無しさん@読者の声:2011/12/15(木) 17:37:08 ID:wDnW2C1UcY

ランスヒーローの装備ってなに?
328: 名無しさん@読者の声:2011/12/15(木) 17:38:54 ID:zTNCLrUT72
よくみればわかるぜ

>>247より
>僕の目標、ランスヒーロー
>それはディアブロSに身を包み、左手にはブラックテンペストを携えて
>アイテムポーチには
>回復薬と砥石と大タルGにこやし玉を入れたハンターだ

329: 名無しさん@読者の声:2011/12/15(木) 17:42:02 ID:hYzTrR3qxg
ありがとう
330: さぎし:2011/12/15(木) 18:24:02 ID:awL1.A7dcc
>>327

対応遅れて申し訳ない!!

>>328

代わりにお答えいただきありがとうございます

ランスヒーローの装備はあくまで私がいいと思ったものを載せただけなので、組合せ次第では無限にあります

貴方だけのランスヒーロー装備を見つけてください!!(え?)


331: こそし:2011/12/15(木) 20:21:08 ID:/3MIJ0S1EM
【もしもモンハンが幼稚園だったら…】

晴れなかな青空
ここ、モンハン幼稚園の朝が始まる

申し遅れました
私、「鳥竜組」の担当をしている
男と言います

男「今日もいい天気ですねぇ」

男「やはりこんな日には入れたてのコーヒーを飲みながら…おっと、業務中でした」

男「今日も何もなく平和に…」

「先生!!ランちゃん達が!!」

男「・・・」

ここはモンハン幼稚園

「普通」の常識に囚われない特殊な幼稚園

今日も、1日が始まる

332: こそし:2011/12/15(木) 20:38:51 ID:V0CJLQQpnI
男「・・・どうされました?クック先生」

クック「それが…ランちゃん達がその、喧嘩を…」

外見は鳥だが、特徴的な耳を元気なさげにパタパタさせながら、教師のイャンクック先生が報告をしてくれる

男「わかりました、向かいながら報告を聞きます」

クック「ありがとうございます」

この幼稚園に就任してから約1ヶ月が経った
今ではすっかりなれましたが、当時はすごかったですね…
回想は無しにさせていただきます

とにかく、ここは人間と、モンスターと呼ばれる異形の者が共に暮らし
様々な事を学ばせる機関です

私は数少ない「人間」の教員で、他にも「牙獣組」「海竜組」「飛竜組」「獣竜組」「古竜組」

これらの組が存在しており、それぞれの担当の先生がいらっしゃいます
333: こそし:2011/12/15(木) 21:36:07 ID:WPeeSjeV3U
男「それで、事のあらましを簡単に教えていただけますか?」

クック「図画工作の時間に、ランポスちゃんが作った作品をイーオス君が間違えて壊しちゃったんです」

男「間違えて?」

クック「・・・イーオス君の尻尾が当たって壊れました」

男「クック先生、皆を悪く言いたくない気持ちはわかりますが、状況はキチンと把握しときたいので」

クック「す、すみません!!」

男「続きを」

クック「えっと…それでイーオス君が中々謝らず、ランポスちゃんが怒って…」

男「大体わかりました」

クック「今はペッコ先生が対応にあたってるんですが…」

男「恐らくもたないでしょうね…クック先生、すみませんがペッコ先生を頼みましたよ」

クック「了解しました」
334: 名無しさん@読者の声:2011/12/15(木) 21:49:23 ID:ovkx6JVVlE
こそしさんだw
こっそり(・ω・)つC
335: こそし:2011/12/15(木) 21:52:50 ID:LEiceYsiw.
>>334

逃がさん!!


支援感謝です♪
336: こそし:2011/12/15(木) 21:58:14 ID:LEiceYsiw.
〜〜〜教室〜〜〜

ペッコ「み、皆さん!!喧嘩はやめてくださーい!!」

ラン「イーオス君は最近乱暴過ぎだよ!!」

ギア「そうだそうだ」

ゲネ「・・・」

イー「な、なんだよ!?ランが邪魔な所に置いておくから悪いんだろ!!俺のせいじゃねーから!!」

ラン「謝ってよ!!」

イー「やなこった」

ジャギ「ねー、いつまで続くの?」

ノス「さあ?先生来たら終わるんじゃない?」

フロ「ていうかペッコ先生は先生じゃないの?」

バギィ「頼りねーからな、それより早く先生来ねーかな?」

男「はい!そこまで!!イー君、ランちゃん。こっちに来なさい!!」

全員「先生!!」
337: こそし:2011/12/15(木) 22:04:29 ID:LEiceYsiw.
イー「な、なんだよ!!俺は悪くな…」

男「・・・」

イー「う…」

ラン「先生!!来てくれたんですね!!」トテトテ

男「はいはい、ランちゃんも、少し落ち着こうね」ナデナデ

ラン「う…」

ゲネ「…いいなぁ」

男「ペッコ先生、クック先生、後は頼みます」

クック「わかりました」

ペッコ「うう…頑張ります」

男「はい、二人はこっち」

イー「ちぇっ」ノソノソ

ラン「はーい」トテトテ

ゲネ「・・・」トコトコ

男「・・・ゲネポスちゃんは来なくていいんだよ?」

ゲネ「・・・せんせ、一緒」

男「はいはい」ナデナデ

ゲネ「…えへへ」
338: こそし:2011/12/15(木) 22:12:21 ID:LEiceYsiw.
男「それじゃあ、聞かせてもらえる?」

ラン「イーオス君が私の粘土壊した!!」

イー「だから、俺はわざとじゃないって」

男「二人とも、少し静かに、ゲネ、なんか知ってる?」

ゲネ「・・・イーオスの、尻尾当たった…でも、わざとじゃない」

イー「な?言っただろ?」

ラン「ゲネポスちゃん!?」

ゲネ「・・・だけど、イーオス走り回ってた…よくない」

イー「う…」

ラン「ほら!!」

男「はい!止める!!これはお互いいけないね」

イー「・・・」

ラン「・・・」

男「だから、お互いにごめんなさいだ、出来るね?」

ラン「・・・きつく言い過ぎた…ごめん」

イー「いや、俺も…もっと早く謝るべきだった…」

ラン「・・・仲直り、してくれる?」

イー「ああ」

ラン「えへへ」

イー「えへへ」

男「一件落着かな」

ゲネ「・・・」ツンツン

男「ああ、ゲネもお疲れ様」

ゲネ「・・・ちゅー」

男「だーめ」

ゲネ「・・・」
339: 名無しさん@読者の声:2011/12/15(木) 22:50:34 ID:zTNCLrUT72
(´∀`∩)↓sage↓サッガーレ
コソーリ支援
つCCCCCドサドサッ
340: こそし:2011/12/15(木) 23:01:10 ID:S6udfti/Vo
>>339

サッガーレ☆

支援感謝…

こんなに大量…だと?
341: さぎし:2011/12/15(木) 23:03:31 ID:8X2XsZkcTQ
あああああ!!

あげちゃったぁぁぁぁ!!


吊ってきますノシ
342: こそし:2011/12/15(木) 23:08:54 ID:bbAUQQPDiw
男「ペッコ先生、お疲れ様です」

ペッコ「ううう…疲れました…」

クック「本当にすみませんでした」

男「クック先生が謝る事ではありませんよ、私も悪かったですし」

ペッコ「少し…休んできますね」

クック「お大事に」

男「クック先生も休まれたらどうです?」

クック「お任せしては悪い気が…」

男「任せて下さい」

クック「では…お言葉に甘えて休憩をしてきます」

男「はい」

男「さて、子供たちの様子でも見ますかね」
343: こそし:2011/12/15(木) 23:15:08 ID:q72gOX8VmA
男「確か…今はお昼寝の時間でしたね」

カラカラカラカラカラ

イー「zzz」

ラン「zzz」

ギア「先生」

ゲネ「せんせ?」

男「ギアもゲネも寝なきゃ駄目ですよ」

ギア「眠くないんだもん」

ゲネ「せんせ、一緒に寝よ?」

男「寝てあげますから、布団に入りなさい」

ギア「やった」

ゲネ「・・・」

男「全く…」ゴソゴソ

男「これでいいですか?」

ゲネ「せんせ暖かい」

男「君の方が暑いんです」

ギア「僕は冷たいよ?ほら」ピトッ

男「冷たいのはわかりましたから、早く寝なさい」

ギア「うん…先生お休み」

ゲネ「お休み…なさい」
344: こそし:2011/12/15(木) 23:19:08 ID:bbAUQQPDiw
今日の投下はここまでにしておきます

なんか…すみませんでしたm(__)m

次からはちゃんとsageに致しますので!!

支援してくださった方々
申し訳ない(´・ω・`)

嬉しすぎて思わずあげちゃいました…

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
345: happybirthday(こそし):2011/12/16(金) 18:19:46 ID:oSavWM8e4A
男「・・・」

ギア「zzz」

ゲネ「・・・」スピー

男「寝たかな?」

男「全く、まだまだ甘えん坊さん達ですね」

男「さて…ジャギ君達はどうかな?」

ジャギ「うーん…ノス…好きだ〜ムニャ」

男「フフ…寝言が愛らしいですね」

ノス「・・・馬鹿」

男「寝言で会話ってある意味すごいですよね」

フロ「グレープ美味しいです、ムニャ」

男「今は寝言が流行ってるんですかね?」

バギィ「先生ームニャ」

男「寝言…ですよね?はい、なんでしょう?」

バギィ「先生って意外にモテるんだぞ〜ムニャ」

男「・・・」

バギィ「この前だってゲネが先生の…」

ゲネ「・・・」ガプ

バギィ「いっつぁーー!?」


346: こそし:2011/12/16(金) 18:29:46 ID:DxGD6G3ivk
ラン「わぁ!?」

ギア「なんだなんだ!?」

イー「乗り込みか!?」

ジャギ「んはっ!!一体何が!?」

ノス「ジャギに告白されてた気がする…夢の中で」

ジャギ「ノス///」

ノス「ジャギ///」

男「そこ、さりげなく愛を確かめない」

バギィ「いてぇ!?痺れる!!体ががが」ビリビリ

ゲネ「・・・」

男「ゲネ、駄目ですよ噛んだりしちゃ」

男「誰にでも言われたくないことはあります、それなら口で言えばいいだけでしょう?」

ギア「先生、バギィ君寝てたから口で言っても…」

男「え?・・・あ」

ゲネ「せんせ?」

男「いや、その」

男「すみませんでした」

ゲネ「・・・駄目、許さない」
347: こそし:2011/12/16(金) 19:11:16 ID:Y26KlcU0dY
男「なんと」

ゲネ「・・・」

ラン「あ、私達お邪魔みたいだね!」

ギア「そうだね、どっかいってよう」

イー「へ?なん…」

ノス「いいから来なさい」

イー「ちょっ、引きずんな!」ズルズル

ジャギ「よいしょ、バギィって重いんだな…」

バギィ「・・・」ズルズル

ラン「じゃ、そういう訳で」

カラカラカラカラカラ ピシャン

男「あ!!皆!!」

ゲネ「せんせ…」

男「えーと、どうすれば許して貰えますかね?」

ゲネ「ちゅー」

男「駄目です」

ゲネ「じゃあ、許さない」

男「ちょ、・・・わかりました、ほっぺにならいいですよ」

ゲネ「やだ、ちゅー」
348: こそし:2011/12/16(金) 19:17:43 ID:Uz83IF4R4M
男「・・・ゲネは私に対して少し夢を見ています」

男「君が私を慕ってくれるのはわかりますが、それはあくまで師弟愛であって恋愛感情ではないんです」

ゲネ「せんせ…私のこと嫌い?」

男「違いますよ!!寧ろ好きです」

男「君は私にとって生徒ですし、貴女の気持ちは嬉しいですが、応えられません」

ゲネ「・・・ふられた」

男「・・・だから、目を瞑ります」

ゲネ「?」

男「私は何も見てませんし、何も聞いてません」

ゲネ「せんせ…」

男「ゲネ…」

ゲネ「えへへ」

男「///」

ゲネ「せんせ、大好き!!」

男「・・・はい、私もですよ」
349: こそし:2011/12/16(金) 19:26:34 ID:/3MIJ0S1EM
はあ…今日も1日が始まる

ここモンハン幼稚園では所謂普通じゃない園児がいる…ていうか、園児しかいない

そういやさっき「鳥竜組」の男先生が真っ赤な顔して職員室に駆け込んでったな…

なにかあったんかね?
ま、あたしには関係ないけど

あたしの名前は女
「牙獣組」の担当をしてる

説明は…めんどい
多分男先生がやってるはずだから、あたしはやんなくていーや

ところで男先生は本当に何があったんだろ
さっき職員室覗いたら
頭を壁に打ち付けながら

男「なんてことを…なんてことを…なんてことを…」

こんな感じでひたすらぶつぶつ呟いてた

一応同期としてはかなり不安だ

ま、大方ロリコンショタコンに目覚めそうになったのを堪える為にああしたんだろうけど

心配してるのかけなしてるのかどっちかにしろって?

やだよ、めんどくさい

おっと、そろそろがきんちょ共が駄々をこねる時間だ

あたしは渋々教室に向かった
350: こそし:2011/12/16(金) 23:15:07 ID:lvsJdXSM9o
カラカラカラカラカラ

女「さあ皆!!お勉強するわよー」

全員「はーい」

アシラ「先生、ハチミツありますか!?」

女「ない」

ウルク「先生、雪合戦がしたいです!!」

女「季節を考えてね」

ラング「ボーリングなんかいいでしょ!?」

女「ピンとかどうすんのよ」

ラング「俺がボールで先生がピン!!」

女「しばき倒すよ?」

コンガ「先生、さっき男先生にあったんですけど、男先生はロリコンなんですか?」

女「多分…違う」

ブランゴ「まあ、男先生にも事情があるのでしょう、深くは追及しないであげましょう」

女「あんたの発言、とても園児とは思えないわ」

ブランゴ「そもそも我々が園児という設定自体無理があるでしょう」

女「それ、これ考えた作者を否定するのと同時にあたしたちも否定されちゃうんだけど…」

351: 名無しさん@読者の声:2011/12/17(土) 00:10:00 ID:C1897cKNIw
過ぎちゃった(´・ω・`)つケーキ

学園にすれば多少無理があっても楽だったかも(・ω・)ノ
352: こそし:2011/12/17(土) 06:40:13 ID:uJa4uQscg6
>>351

( ̄〜 ̄)モグモグ

(・∀・)ウマイ!!

・・・一つお聞きしたい、>>351はエスパー?

よし、折角でたので
お答えしましょう!!

モンハン学パロは書く予定なんですけど、いきなり始めるのはどうかと思い、まずはキャラを削って幼稚園という設定で書き始めたんですよ

だから、これが終わったら設定考えて書いてみようかな〜って思ってます

ただ、問題はこのSS内でやるか、スレ建てするか…

まあ、前者なんですけどねwww

何はともあれありがとうございます(*´∀`)♪

長文申し訳ない
m(__)m
353: こそし:2011/12/17(土) 09:58:49 ID:VJVkDhDd4I
女「はーい、今日は算数の勉強するわよー」

ブランゴ「我々は園児…」

女「細かいことは気にしないの!!」

女「いい?ここにリンゴが三個あるわね、ここから二個減ったら残りは何個でしょうか?」

アシラ「先生、なんでリンゴは減っちゃったんですか?」

女「え!?・・・えーと、誰かが食べちゃったんじゃないかな〜?」

ウルク「誰が食べたんですか!?」

女「え!?」

ラング「わかった!!アシラだ!!」

アシラ「なんで!?」

ラング「お前なら絶対にハチミツかけて食うだろ!!」

アシラ「そんなこと…」

アシラ「美味しそう…」

女「皆!!そういう問題じゃないから!!アシラはよだれ垂らさない!!」

ブランゴ「先生、ティッシュ持ってきますか?」

女「うう…お願い」

354: こそしorz:2011/12/17(土) 10:08:14 ID:VJVkDhDd4I
コンガ「なあ、皆〜勉強しようぜ?」

女「コンガ!!」

コンガ「まあいいや、先生、答えは『無くなる』だろ?」ドヤァ?

女「・・・は?」

コンガ「だって俺が全部食っちゃうもーん!!」

女「・・・」

ブランゴ「先生、お気を確かに…」

女「わかってる…」

ブランゴ「ちなみに答えは一個ですよね?」

女「うん…そう」

アシラ「ハチミツかけたら何でも美味しくなるんだい!!」

ラング「ただ甘いだけだけだろ!!」

ウルク「そんなことより雪合戦しようよ」

ア&ラ「季節をかんがえろ」


女「どーしてうちのクラスは問題児ばっかなのよー!」
355: こそし:2011/12/17(土) 17:23:07 ID:QFtjSRURGk
女「なのよー!!」

うわっ!?

女先生?何があったんだろ…

そういえばさっき、男先生もなんだか様子が変だったし…大丈夫かな…

ここ、モンハン幼稚園では様々な園児がいる
まあ…普通かはさておき

僕は友、男先生に誘われてこの幼稚園の先生に就任したんです
最初は面接だったんだけど、あがりっぱなしでまともに答えられなかったのに何故か一発合格

しかもお給料も他の所に比べると格段に高い

更に僕が受け持つ「飛竜組」は皆しっかりしていて手間がかからないから見てるだけでお給料がもらえるのとほぼ同義だ

でも、責任をもってみんなの面倒をみないとね

さて…そろそろ朝の会だね
356: こそし:2011/12/17(土) 18:36:43 ID:PtnSwGwKPI
友「皆、おはよう!!」

友「えーと、今からお名前を呼ぶので呼ばれたら元気な声で返事をしてください」

友「レウス君」

レウス「おう」

友「レイアちゃん」

レイア「はーい」

友「ディア君」

ディア「はい」

友「ティガ君」

ティガ「ああ」

友「ナルガちゃん」

ナルガ「はい」

友「フルちゃん」

フル「うん」

友「ベリオちゃん」

ベリオ「はーい」
357: こそし:2011/12/17(土) 22:08:56 ID:K4d3pfVY/I
友「じゃあ皆、朝の会を始めるよ」

友「レウス君、今月の目標をどうぞ!!」

レウス「喧嘩をしない」

友「良くできました、次は先生からのお話です」

友「えーと…皆今日も元気にいきましょうね」

ナルガ「先生、それ昨日も言ってました」

ベリオ「面白いこと言わないの?」

フル「面白いの…希望」

友「相変わらずの無茶振り…えっと、そういえば最近はめっきり暑くなって…」

ティガ「先生!!そんなことよりサッカーしようぜ!!」

友「・・・」

ディア「ティガ、先生はまだお話途中だよ!で?オチは?」

友「・・・ありません」

レイア「・・・はあ」

友「ていうか皆がしっかりし過ぎだから、僕の影が薄くなっちゃうんだよ!!」

レウス「それ、ただ先生の影が薄いだけだと思う…」
358: こそし:2011/12/17(土) 22:14:48 ID:K4d3pfVY/I
レイア「そういえば男先生がブツブツ呟いてたんですけど、あれは一体何があったんですか?」

友「え!?何かあったんじゃない?」

ティガ「馬鹿だな〜お前ら、男先生が暗い時は運動不足から来るよっきゅうふまんなんだよ」

ディア「多分違う」

レウス「っつーか、なんかあったんじゃねーの?」

ナルガ「例えば?」

ベリオ「・・・禁断の恋、とか!?」

レウス「ねーよwww」

フル「いや…有り得なくはない」

友「フルちゃん、何か知ってるの?」

フル「ゲネが…男先生の事が大好きだって…噂を聞いたことがある」

レウス「ナ、ナンダッテー」

レウス「でも、ゲネちゃんならあり得るわね」

ナルガ「ゲネ、一途だからな」

ベリオ「恋バナいいね!!他にもないの!?」

フル「後は…」

ガヤガヤガヤガヤ
359: こそし:2011/12/17(土) 22:20:08 ID:K4d3pfVY/I
友「女の子って恋バナとかでよく盛り上がるよね…」

レウス「先生独身?」

友「そんなこと聞かないの!!」

ディア「レウス、察してあげて」

ティガ「そんなことよりサッカーしようぜ!!」

友「・・・はあ、いいよ、サッカーね」

ティガ「よっしゃー!!」

ディア「ところで11人どうやって揃えるの?」

ティガ「・・・」

友「・・・あ」

レウス「先生…」

ティガ「P、PKだよ!!PK!!」

ディア「どっちがキーパー?」

友「あ、ティガく…」

ティガ「もちろん先生に決まってんだろ!!」

友「・・・」

ディア「先生、頑張ってくださいね」

友「・・・うん」

レウス「先生も大変だな〜あんな大人にはなりたくないな〜」

ディア「君は将来奥さんの尻に敷かれそうな気がするよ…」
360: さぎし:2011/12/18(日) 07:12:39 ID:XIAVTAtKm2
実に晴れやかな朝です

先輩方も皆さん張り切っておられる様子で私としては凄く嬉しいです

えーと…説明とかって必要ですかね?

男先輩がやってくれてると思うんですけど…

ここはしっかり者の男先輩を信じて先に進みます

私は後輩といいます
「海竜組」の担当をしています

皆さんより少し遅れてここに就任したので少しだけわからない事もありますが、子供たちは皆いい子であまり苦労をせずに接しています

そういえば今日は職員会議があったような…

園長先生の召集をまちましょうか

おっといけない
そろそろ教室に入らないと皆が退屈しちゃいますね
361: さぎし:2011/12/18(日) 07:23:04 ID:qIymICtQKA
後輩「皆さん、おはようございます」

ロアル「せんせーい、ハプル君が寝てまーす」

ハプル「zzz」

後輩「え?えーと、誰か起こしてあげて下さい」

アグナ「じゃあ私がアグビームを撃ちましょうか?」

ラギア「流石にそれはまずいんじゃない?」

トトス「じゃあ俺のビームは?」

ガレオス「似たようなもんでしょうに」

後輩「あー、うん、私が起こしますよ」

後輩「ハプル君、起きてー朝だよ〜」

ハプル「ムニャ、もう食べられないよ」

後輩「こ、こんな寝言言うんだ…」

アグナ「めんどくさいから私のアグビームで!!」

トトス「却下」


362: さぎし:2011/12/18(日) 07:29:18 ID:XIAVTAtKm2
後輩「うーん、まあハプル君は後で起こそう」

全員「諦めた!?」

後輩「さてと、じゃあ今日もお勉強の時間かな?」

アグナ「はいはーい、あたしダンスしたい!!」

ロアル「滝に打たれて修行もいいよ〜」

ラギア「プールかな…久しぶりに潜水したいし」

トトス「水浴びには大いに賛成だな」

ガレオス「妾はのんびりしたいぞや」

後輩「えっと…皆、お勉強…」

ハプル「お腹一杯に食べたーいムニャ」

後輩「・・・」

後輩「あ、じゃあなんとなく水関連の提案が多いから今日はプールにしましょう」
363: さぎし:2011/12/18(日) 07:35:32 ID:qIymICtQKA
〜〜〜プール〜〜〜

後輩「皆、準備出来た?」

アグナ「はーい!!」

ロアル「滝は?」

トトス「落ち着け」

ラギア「かなり深いな…満足出来そうだ」

ガレオス「のんびりしたいぞや」

後輩「早速準備体操を…」

ロアル「一番乗りもーらい!!」

ラギア「させるか!!」

ロアル「な、しまった!!」

バッシャーン!!

後輩「二人とも!!体操しないと駄目だよ!!」

ラギア「大丈夫だよ」

ロアル「だって泳がないとねぇ」

後輩「あう…」

トトス「先生、俺はどこに行けばいいんだ?」

後輩「右に行けば塩素なしの真水のプールがあるからガレオスちゃんと行ってきて…」

ガレオス「妾はのんびりして、ポカポカ陽気に当たっていれば満足じゃて」

364: さぎし:2011/12/18(日) 08:42:26 ID:FFkWuh2UB2
アグナ「先生!!先生!!私のダンス見てみて!!」

ガスッ、グルグル、ゴゴゴ

ドカーン!!

後輩「どうみてもダンスには見えないかなぁ…」

アグナ「どうだった!?私のダンス!!」

後輩「あー、うん、とてもアグレッシブなダンスだね…上手上手」

アグナ「アグダンスって命名するね♪」

後輩「そのアグなんとかってどれくらいあるの?」

アグナ「えっとね、アグビームにアグダンス、それからアグ突進もあるよ!!」

後輩「それ、普通の突進となんら変わらないんじゃないかな…」

アグナ「細かいことは気にしないの!!」

ハプル「先生…砂…」

後輩「おはよう、砂場はあっちだよ」

ハプル「うん…zzz」

後輩「ね、寝ちゃ駄目だよ…」
365: さぎし:2011/12/18(日) 08:48:32 ID:FFkWuh2UB2
ラギア「なあ、ロアル!!競争しようぜ!!」

ロアル「えー、ラギア君速いから僕負けちゃうよ」

ラギア「じゃあ、五秒待ってやるよ」

ロアル「あ、それなら勝てそう」

ラギア「だろ?」

ロアル「じゃあ位置について…よーい、ドン!!」

ロアル「頑張るぞー」

バシャバシャバシャバシャ

ラギア「1、2…5」

ラギア「しゃー、いくぜ!!」

シュバババババババ!!

ロアル「このままゴールだ!!」

ラギア「ヒャッハー!!」

ロアル「ふあ!?」

ラギア「いっちばーん!!」

ロアル「やっぱりラギア君速いなぁ」

ラギア「へへーん」

後輩「とりあえずラギア君は謝ろうか」
366: さぎし:2011/12/18(日) 11:32:59 ID:hLf6S7yPz6
後輩「駄目でしょ!!約束は守らないと!!」

ラギア「だってー」

後輩「ラギア君…嫌いになっちゃうよ?」

ラギア「ごめんなさい!!」

ロアル「ラギア君先生のこと大好きだよねー」

アグナ「先生可愛いからね」

トトス「まあ好き嫌いは自由だし」

ガレオス「妾も先生のこと好きぞよ、優しいし」

ロアル「そんなこと言ったら先生が嫌いなのは一匹もいないよ!!」

トトス「そうだな」

アグナ「とりあえず私も混ざってくるー!!」

ロアル「僕もー!!」

トトス「元気だな…」

後輩「わっ!!どうしたの!?」

アグナ「あそぼー!!」

ロアル「先生をもみくちゃにするー!!」

ラギア「あ!!俺も混ぜろ!!」

後輩「え!?やめ…むぎゅ!!」

ガレオス「平和ですの」
367: さぎし:2011/12/18(日) 16:39:51 ID:yVYOJVGV8I
なんだかプールの方が騒がしいな…

どうせ「海竜組」が使ってるんだろうが…

担当は後輩だったよな
大丈夫か?あいつ押しに弱い所があるし

一応先輩としては心配だ
・・・洒落じゃないぞ?

まあ、俺も他の組の事をいちいち気にしていたら身が持たんからこれくらいにしておくが

というより今日は少しおかしい、男先生はなんだか変だし、女先生は叫ぶし…

まあ叫んだり変になる要素はあるていど予想出来てるんだが…

いい加減自己紹介しないとまずいよな?

俺は幼、ここの幼稚園の園長の幼なじみだ

「獣竜組」を担当している…おっと、そういや今日は新しい仲間が増えるんだっけか?

あまりてのかかからない奴らだが、職務を放棄するのは流石にまずいだろう


368: さぎし(誤字多申し訳ありません):2011/12/18(日) 18:37:52 ID:Rbp1gb8IvI
幼「おめーら、席つけー」

ドボル「ほーい」

ジョー「へい」

ガンキン「はーい」

ボロス「わーい」

幼「あー、非常にめんどくさいが今日は新しい友達が来るそうだ、仲良くしてやってくれ」

ジョー「それ教師の言うことじゃなくね?」

幼「うっせーぞ、ジョー、輪切りにされたいか?」

ドボル「友達って誰なん?」

幼「あ?知るかよ…」

ガンキン「言動が先生じゃない件」

ボロス「そんなことより遊びたい」

幼「ガキは外に行ってやがれ」

ジョー「未だに信じられねーよ、優しい園長先生と幼先生が幼なじみだなんて」

幼「世の中は不思議に満ちているんだよ…」

ドボル「良いことを言ったみたいだけど、意味不明」

幼「悪かったな!!」

幼「いーや、入ってこい」

カラカラカラカラカラカラ
369: さぎし:2011/12/18(日) 19:31:57 ID:CrrmOLoToc
オウガ「・・・」

幼「あー、今日から皆と一緒のクラスになるジンオウガだ…仲良く…ん?」

幼「え?ジンオウガ?」

オウガ「なんだよ?」

幼「え?獣竜組?」

オウガ「そうなんじゃねーの?」

幼「いや…え?」

オウガ「いいから自己紹介させろよ」

幼「あ、うんいいよ」

オウガ「オウガだ、よろしく」

ボロス「よろしくー」

ドボル「こちらこそ」

ジョー「仲良くしてやってもいいぜ」

ガンキン「ツンデレ乙」

オウガ「なんか…濃いな」

幼「すぐに馴染む」
370: さぎし:2011/12/18(日) 19:37:27 ID:5SMOo2RLI.
ボロス「ねえねえ!!オウガ君はどこから来たの!?」

オウガ「あ?・・・そうだなぁ…あんまり覚えてねーや」

ガンキン「なんでこの幼稚園に来たの?」

オウガ「園長に無理矢理引っ張られたな」

ジョー「で?俺の事どう思う?」

オウガ「・・・ゴーヤ?」

ジョー「・・・」

幼「この幼稚園の第一印象は?」

オウガ「さりげなく入ってくんなよ…まあいいところじゃねーの?」

幼「ふむふむ、第一印象はよし、と」

オウガ「なんだそりゃ?」

幼「閻魔帳」

オウガ「・・・アホくせ」

幼「あ、いけね!!職員会議じゃん!!」

幼「っつー訳で俺は席を外す!!お前らは勝手に親睦でも友好でも深めてろ!!」

幼「じゃあな!!」

カラカラカラカラカラカラ

オウガ「なあ…あれ本当に教師?」

ガンキン「いつもあんなんだから」
371: さびし:2011/12/18(日) 22:27:11 ID:bbAUQQPDiw
今日の投下はここまでとします

見てくださった方々
お疲れ様でした♪

さて…ネタが本格的に無くなってきたな…

リアルで起こったこと
(モンハン仲間とのモンハン談義等)を書くのはまずいだろうし…

その…ピンク色の妄想が出来ちゃうようなのは書けないし

前途多難ですね

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
372: 名無しさん@読者の声:2011/12/18(日) 22:45:32 ID:FToABoPm86
乙狩れ!!
っ鉄砕牙
っ王刀ライキリ
っC
373: さぎし:2011/12/19(月) 06:41:13 ID:9hcHD347TQ
>>372

見ている人がいて安堵して、支援をもらうとテンションとモチベーションが急激に上がる

こんな私を世間一般では現金な奴と呼ぶらしい…

支援ありがとうございます♪

今日は鉄砕牙とライキリ縛りでいくか…

何はともあれ感謝です!!

久しぶりの支援で
テンションがえらくハイな私キメェwww
374: 名無しさん@読者の声:2011/12/19(月) 07:21:29 ID:vwr6kDUtNM
>>373
ついでにこれも!!
っジンオウ装備
っ海苔巻き
375: さぎし:2011/12/19(月) 13:48:22 ID:2k.durce8E
>>374

殺られちゃった☆

ジンオウ装備いいですよね!!腹が!!

凄い撫で回したいと思うのは私だけだろうか?

今から投下しますね〜
376: さぎし:2011/12/19(月) 13:59:35 ID:5VSlvvt1jc
〜〜〜職員室〜〜〜

幼「すいません、遅れました!!」

男「幼先生、お疲れ様です」

幼「男先生」

女「幼先生お疲れー、男先生、さっき何かあったの?」

友「確かに、なんだか様子が変だったよね」

後輩「大丈夫ですか?」

男「すみません、ご心配をお掛けしまして…もう落ち着きました」

幼「園長は?」

女「なんか手続きやらなんやらで忙しいみたいですよ」

友「そういえば幼先生の組に新しいお友達が増えたって聞いたけど、どんな子なんですか?」

幼「ん?ああ…まあ落ち着いた奴ですね」

後輩「いいなぁ…」

幼「俺からすればお前の所がいいよ」

男「皆さん、担当してない組には憧れる物なんですよ」

友「少なくとも男先生は鳥竜組から離れられないね」

男「何故?」

友「ゲネちゃん、寂しがっちゃいますよ。」

男「ブフッ!!」

女「何々!?なんの話?」

友「ゲネちゃん、男先生の事が大好きなんですよ」

男「友先生!!」

「オホン、皆さんお集まりですね」
377: さぎし:2011/12/19(月) 14:11:44 ID:X6h6JRQZ8Y
全員「園長先生!!」

園長「皆さん、お呼び立てしてすいません」

幼「何があったんですか?」

園長「なんて事はないただの会議ですよ」

園長「皆さん、いつも通りに報告をお願いします」

男「鳥竜組、予算内での問題はありません」

女「牙獣組、アシラ君のハチミツで予算軽くオーバーです」

友「飛竜組、予算内での問題はありませんが、要望としては、もう少し机と椅子を頑丈にしてもらいたいです」

後輩「海竜組、問題はないですが…プールが…」

幼「はっきり言っといた方がいいぞ」

後輩「プ、プールを無断使用しました!!すいません!!」

幼「いいだろ別に」

幼「獣竜組、問題無し、備考点は転入生分の教材を予算から差し引いてもらいたい」

園長「わかりました」

378: さぎし:2011/12/19(月) 14:49:38 ID:PtnSwGwKPI
園長「皆さんの報告を元に予算案を組み直します。ご協力ありがとうございました」

園長「それでは会議は終了です、皆さんお疲れ様でした」

幼「んじゃ、ガキの面倒をみてきますわ」

後輩「幼先輩…口調をなんとかした方が…」

女「細かい事はいいじゃないですか」

友「そうそう、なんだかんだで頼りになるし」

男「それでは、失礼します」

園長「ああ…男先生は残ってください」

男「はあ?」

女「じゃあ、お先に失礼します」

カラカラカラカラカラカラ

園長「男先生」

男「はい」

園長「恋愛は自由ですが、歳を考えて犯罪に発展しないように気をつけてくださいね」

男「っ〜〜!!////」

園長「ゲネちゃんは頼りにしてますから、彼女の期待を裏切らないようにしてくださいね」ニコ

男「・・・はい////」

379: さぎし:2011/12/19(月) 15:04:44 ID:oMqyib8Ie.
カラカラカラカラカラカラ

園長「皆さん、静かにしてましたか?」

アマツ「問題ないです」

アルバ「園長も大変だな、一々集めなきゃいけないんだから」

園長「それを含めてもやりがいのある仕事です」

ラオ「まあこの幼稚園はいい所だし」

ナナ「幼稚園っていう括りに収まってない気がします…」

テオ「全くだな、園児という設定には無理がありすぎだ」

園長「皆さんも、もうすぐここを巣立ってしまいますからね…」

アマツ「私たちが巣立ったとしても、私は園長の事を忘れませんから」

園長「ありがとう、アマツ」

園長「では、今日もお勉強をしましょう」

園長「皆さんは古龍種という種族に分類されている存在です、ですからハンターに襲われ易いことは明白です」

園長「ですから…今日はハンターについての勉強を致しましょう」
380: さぎし:2011/12/19(月) 15:13:14 ID:Jfx4ihZFO.
ここはモンハン幼稚園

表向きは人とモンスターが一緒に暮らす場所

しかし、裏向きはより強いモンスターを生み出すための育成機関

それを知っているのは
園長たった一人…

今日もモンハン幼稚園に新しい園児が入ってくる

・・・より強いモンスターになるために、一人でも多くのハンターを


減らすために…


【もしもモンハンが幼稚園だったら】


fin
381: 名無しさん@読者の声:2011/12/19(月) 18:47:48 ID:VDOy82iYU.
園長ある意味黒幕かい
382: 名無しさん@読者の声:2011/12/19(月) 18:52:14 ID:zTNCLrUT72
実は学パロにコッソリ期待してたり

っC
383: さぎし:2011/12/19(月) 18:59:19 ID:p9j21mNoUI
>>381

どうして園長は何も言わないのか、何故あの幼稚園が建ったのか…

すべては皆様に
お任せいたします…


ていうか…切実にネタが欲しい(´・ω・`)
短編のストックが後一個しかない件について

後はなんとなく書くのを渋っていた…その…ピンク色の妄想をゴニョゴニョ

でもそれ書いたら…
嫌だぁ!!いやらしい子だなんて思われたくないぃ!!

とりあえず考えてみます


384: ◆CmqzxPj4w6:2011/12/19(月) 19:02:36 ID:p9j21mNoUI
>>382

そ れ だ!!(・∀・)

それでかなり稼げるじゃなイカ!!

あ、でも…折角の学パロなんだから、出来るだけモンスター勢揃いにしたいし…

それにモンスターを擬人化した際に果たして私の妄想力が追い付くかどうか…

むー、まだまだ検討の余地はありそうですな…
385: 382:2011/12/19(月) 19:18:21 ID:zTNCLrUT72
今期待の矛先がピンク色の妄想に向きました
書いて欲しいなぁ(チラッチラッ
386: 何勝手に酉つけてんだよ!!このあほし!!:2011/12/19(月) 19:21:59 ID:LBbMXTai1k
いえーい、みんなー

大体の方向性が決まったよー

なんとなく渋っていたネタもバンバン投下することにケテーイ

冷静に考えたら変態って知れ渡ってるし、書く度に顔を真っ赤にしながらハアハアするのだと思うと…


ンー!!ギモッヂィィ!!

つー訳でとりあえず選り好みせずに行きたいと思いますm(__)m

だから、ここで注意

これから先は本気で気分を害するような文章が出てくる可能性が多大にあります

今まで読んで下さっていた方々には申し訳ありませんが、回覧の際には
どうかご注意の程を!!

このSSを見るときは部屋を明るくしてモニターから50m離れて見てね
さぎしとの約束だぞ☆
387: さぎし:2011/12/19(月) 21:26:52 ID:CrrmOLoToc
【懐かれる男】

皆はさ、懐かれる人って知ってる?

ほら、よくいんじゃん
犬や猫にやたらすりよられる奴、俺もその懐かれる人なんだよね


ただ…懐かれる対象が
問題なんだよ

男「はぁ…毎朝こうドッキリで起こされるのはホントに勘弁してほしいわ」

男「聞いてんのか?オイ」

ギィギ「プギャル!!」

男「返事だけはいっちょまえなのにな…」

そう…俺が懐かれる対象とは、ギギネブラの幼体であるギィギなのだ

俺がこんな状況になる事を話すには少し時間を遡る必要がある

・・・1ヶ月前だ
388: さぎし:2011/12/19(月) 21:33:43 ID:5SMOo2RLI.
〜〜〜1ヶ月前〜〜〜

その日はどうしてもグラシスメタル欲しさにピッケルを担いで凍土に来てたわけだ、装備もレザーで完璧に採掘目的だった

男「冷えるな…」

ホットドリンクを飲んでいるとはいえレザーは軽装なので体感で言えば寒い部類に入るのだ

男「早めに帰るかな…長くいてもなんもいいことないし」

俺は足早にいつものルートを通り、採掘を進めようとしたが、何を思ったのか

男「たまには逆から行ってみるのも手かもな、案外いいのが出たりして」

そんな決断をしなければ今頃あんな事にはなってなかった筈だが…まあ運命というやつなんだろうな


俺は最後に回す洞窟に足を踏み入れた
389: さぎし:2011/12/19(月) 21:52:14 ID:5SMOo2RLI.
男「・・・」

男「マジ・・・かよ」

洞窟に足を踏み入れた俺を出迎えたのは絶賛産卵中のギギネブラだった

男「うわ…すげぇ」

ギギネブラとは何回か戦った事があったが産卵をまともに見たのはこれが初めてだった
いつもは戦いに集中したりしていてじっくり見る機会が無かったからだ

男「なんか…(自主規制)」

ギギネブラは産卵が終わると満足そうに闇に消えていった。俺は好奇心から卵に近づく

ドクドクと脈を打ち表面には白い塊が蠢いている

男「こっからあのギィギが産まれる訳か…」

暫く見続けていると、表面の皮が破れる音がして中からギィギが這い出てきた。産まれたばかりのギィギは辺りをキョロキョロと見回してたが、俺を発見するとモゾモゾと近寄ってきた

ギィギ「ギャ!!」

なんとも形容しがたい鳴き声を発しながら飛びかかってくるギィギ、しかし戦闘中ではうっとうしいこれも今では回避は容易い

横にゆっくり歩いてかわし、様子を見る

目標を見失ったギィギはまたキョロキョロし始めたが、俺を見つけるとまた近づいてきた

ギィギには妙な愛好家が多いと聞くが、なんとなくわかる気がしてきた
390: さぎし:2011/12/19(月) 23:07:19 ID:hqo7jcjY7s
本日はここまで!!
見てくださった方々
ありがとうございました!!

>>385

期待に答えられないかもしれん…(´・ω・`)スマヌ

とりあえずこのSSの首はなんとか繋がりましたね

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
391: 名無しさん@読者の声:2011/12/20(火) 00:01:50 ID:kaDaz5GZLQ
乙狩れ!!
っファンゴの頭
っジャギィの頭
っCCCCCCCCCCCC
392: さぎし:2011/12/20(火) 06:46:07 ID:WPeeSjeV3U
>>391

ふむ…きょうはジャギィフェイクにブルファンゴフェイク縛りか…
なんという鬼畜

>>391のCで腹の中がパンパンだぜ(美味しくいただきました)

Cって何味なんだろ
少なくとも八割は優しさで出来てるよ、あれ
だって食べたら優しかったもん


下らん事はこれくらいにしてと


支援感謝です♪
393: さぎし:2011/12/20(火) 17:21:15 ID:9uryTPkoyY
そんな感じでマッタリしていたのが良くなかったんだろう、突如として後ろからバギィのタックルを喰らった訳だ

男「いてぇな!!こんにゃろう!!」

持っていたハンマー、アイアンストライクで脳天にホームランを喰らわせる、狙い通りにスタンしたが、ほっておいたら覚醒してしまうので息の根を止めることにする

男「やれやれ…もうちょい和みの心を…ん?」

体を何かが這い寄る感覚。恐る恐る体を見ると

ギィギ「プギャル!!」

へばりつかれていた、しかも一匹ではなく、腕、足、背中、腰

至るところにびっしりとへばり付いていてそれはもう気持ち悪いなんて物じゃなかった

男「うわぁぁぁぁ!!」

恐怖にひきつった悲鳴をあげ、その場をゴロゴロと転がり始める

何匹かポロポロ落ちていくがしつこい奴はいつまでもくっついていた

男「落ちろ!!落ちろ!!落ちろ!!」

「ガァーーーー!!」
394: さぎし:2011/12/20(火) 17:25:34 ID:oSavWM8e4A
そうやってゴロゴロと絶叫しながら回転していたら


ギギネブラがログインしました

男「わぁぁぁぁ!!」

もうなりふり構ってなどいられなかった、無我夢中でアイテムポーチをまさぐりモドリ玉をひっつかむとその場に叩きつけた

モクモクモクモク

気がついたらそこはベースキャンプであれだけ引っ付いていたギィギ達はもういなかった

俺は安堵の溜め息を吐きながらネコタクチケットを納品した

この時、アイテムポーチの中に一匹のギィギが紛れ込んでいることに

俺は気がつかなかった
395: さぎし:2011/12/20(火) 20:55:21 ID:hqo7jcjY7s
〜〜〜家〜〜〜

男「無理…しんどい…凍土はもう嫌だ…」

ベッドに倒れこむようにして寝転がる、アイテムポーチを探りながら

男「はぁ…今日は鉄鉱石にライトクリスタルにバギィの鱗になめらかな皮か…ん?皮!?」

今日はギィギに襲われたせいですっかり動転していたため、ギィギは一匹も狩ってはいないはずだった、更にオトモを連れていってはいないのでオトモが持って帰ってきたというのはまずあり得ない

俺はポーチからなめらかな皮を取り出した

いや…正確にはなめらかな皮の感触がするそいつを取り出した

男「なんだこりゃ、大きいな…」

通常剥ぎ取れるなめらかな皮より一回り大きいサイズだったので、思わずつついてみた、すると


ギィギ「プギャル!?」

今日、俺にトラウマを植え付けたそいつが体を震わせ小さな悲鳴をあげた
396: さぎし:2011/12/20(火) 21:03:52 ID:ebLLxrZbYQ
男「!!!?」

思わずそいつを放り出して全速力で後ずさった
棚に背中がくっついてようやく止まったのでベッドに着地したギィギを見る

ベッドでモゾモゾ動いて辺りをしきりに見渡した後、俺を見つけるとジリジリと近寄ってきた

男「や、やめろ…」

それでも近寄るギィギ

男「く、来るな…」

足元まで到達した

男「く、来るなぁ!!」

半ば叫ぶようにして声を荒げる

ギィギ「!!」ビクッ

ギィギはビックリしたのかその場で静止した、そして

ギィギ「プギャル…」

弱々しい声をだしシュンとしてうなだれてしまった

可愛くなんてないからな
397: さぎし:2011/12/20(火) 21:55:27 ID:tGIDLrRdUg
男「あ…えと…すまん」

ギィギ「プギャル…」

男「ごめんって」

ギィギ「プギャー」

男「俺が悪かったからさ…許してくれ、な?」

ギィギ「プギュー」

男「ごめん」ナデナデ

ギィギ「ギュ?…ギュー」

男「ありがとな、少しだけなら…その、噛みついてもいいからな…」

ギィギ「ギュ」ノソノソ

男「お、おい…どこに…」

ギィギ「ギュ」チョコン

男「そんなとこに落ち着くのか?変わったやつだな…」

男「それは俺もか…」
398: さぎし:2011/12/20(火) 22:03:53 ID:tGIDLrRdUg
〜〜〜現在〜〜〜

それからなんやかんやあったが、結局このギィギはここに落ち着いている。最初はギクシャクしてたが次第に慣れてきて今では一緒に寝たりする間柄になってたりもする

俺はこいつをアイテムポーチの中に入れて、よく狩りに連れていっている。家に一匹でいるこいつを想像するのは嫌だったからだ、すっかり情が移ったもんだ

ただ、こいつはお礼のつもりなのか3日おきに体からアルビノエキスを出してくれる、初めは訳がわからず医者につれてこうとしたくらいだ、偶々側に鬼人薬があって助かった

で、時を朝に戻す訳だが、こいつが何をしたかというと、俺の顔に乗っかり涎を垂らしながらねこけていたのである

妙にひんやりとした液体を朝から被った俺はやや不機嫌そうにギィギをつまむ

男「寝るのは構わんが、俺はお前のベッドじゃないんだ、他にいけ」

ギィギ「プギャル!!」

抗議の声をあげるがどっちが悪いかなんて明白なので放っておこう
399: さぎし:2011/12/20(火) 22:12:41 ID:tGIDLrRdUg
そんなわけでギィギとの奇妙な生活が始まった

一緒に狩りに行き、疲れたら眠り、暇を見つけたら戯れる

そんな毎日を送っている

近々凍土に赴きこいつの仲間に会わせようかと思っている…色々不安はあるが

ギィギ「zzz」

男「結局いつも通りに俺の頭の上で寝るのかよ…」

ギィギ「プギャル…」

男「寝言で返事したぞ…」

これから先こんな生活がどれくらい続くのかわからないが、未来にはきっと俺の側にこいつがいるだろう


男「これからもよろしくな」



【懐かれる男】

fin
400: 名無しさん@読者の声:2011/12/20(火) 22:37:18 ID:vwr6kDUtNM
おい、ギィギが狩れなくなっちまうじゃねえか。これでも喰らえ!!
っレザー装備
っ]-C-C-C-C-C-C-C-C
401: さぎし:2011/12/20(火) 22:39:19 ID:tGIDLrRdUg
400…?

いっちゃった////

なんかもう支援感謝です!!ここまで支援下さった方々には感謝以外に言葉が思い浮かびません!!

今日の投下を終了いたします♪見てくださった方々ありがとうございました!!

テンション高い、どうしよう

次のお話はお待ちかね(?)ピンク色話です

さあ、私の変態性がいま明らかに!!←←←


ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
402: さぎし:2011/12/20(火) 22:42:52 ID:tGIDLrRdUg
>>400

400取られた(´・ω・`)


ギィギはコアなファンがリアルにいるらしいですからね

ついでに私のファンも……おっと誰か来たようだ
レーザー支援!?
レザーだけに!!


・・・ストーブつけてきます

支援感謝です♪
403: さぎし(ピンク注意):2011/12/21(水) 14:09:43 ID:sncVD5iPtQ
【白兎獣の恩返し】

ギアス「うは〜寒みー」

ギアス「早めに目標達成するか…」

ギアス「つっても、私利私欲だがな」

いい加減自己紹介をしないと怒られる雰囲気がするので、軽く自己紹介

俺の名前はギアス
今は凍土に来ている
目的としては凍土にある秘湯を訪ねに来たのだ

ギアス「しかし…常連になったもんだな…」

ギアス「まあいいか、それより、温泉♪温泉♪」

ギアス「・・・ん?なんだあれ?」

何やら騒がしいので
ヒョイと覗いてみると、そこにはやたら小さいウルクススがやたらでかいドスバギィに追い回されていた

ギアス「ありゃ…最小に最大だな…」

思わず狩人としての本能が目覚めかけたが、今日の目的は狩りではなく
湯治なので無視をすることにしたのだが…

ギアス「・・・あのウルクスス、足引きずってんな」

ドスバギィは部下を使い、大量に睡眠毒をウルクススに吐きかけていた
ウルクススは最早歩くのも限界という感じでヨタヨタと足取りがおぼつかなかった
404: さぎし:2011/12/21(水) 14:17:35 ID:PHb2NYku.U
ギアス「しょうがねーなー」

本当に、本当に気まぐれでウルクススを助けてやることにした

背中にある大剣
「輝剣リオレウス」に手をかけて、静かにドスバギィの背後に回る

いよいよ歩くこともままならなくなったウルクスス相手に勝利の雄叫びをあげるドスバギィ

ギアス「その雄叫びが断末魔にならなきゃいいけどな…」

すっかりウルクススに夢中のドスバギィの背中を三段階溜め斬りで遠慮なく斬りかかる

「グギャア!?」

驚いて大きく吹っ飛ぶドスバギィ、不意討ちという効果も手伝い混乱してるようだ

ギアス「殺しはしない、ただ巣に帰ってくれればそれでいい」

俺は剣を持つ手に力を込め、ドスバギィに斬りかかった
405: さぎし:2011/12/21(水) 14:25:16 ID:oSavWM8e4A
「ガァ…」ヨロヨロ

足を引きずり巣に戻っていくドスバギィ
部下のバギィが威嚇をしてくるが剣を引き抜いて黙らせた

ウルク「・・・」

その場に静止してこちらを見つめたまま動かないウルクスス、目がトロンとしているがまだ意識はあるようだ

ギアス「災難だったな、大丈夫か?」

俺は剣を戻しゆっくりと近づこうとしたが、ウルクススが力を振り絞って後退りしようとするのを見て

ギアス「あ…なんもしねーよ、ほら」

両手を上げて危害を加えないことをアピールする。伝わったのか後退りを止めたウルクススに近づき頭を撫でてやった

ウルク「・・・ガゥ」

気持ち良さそうに目を細めたかと思ったらそのまま寝てしまった
おそらく睡眠毒が体に回ったのだろう
このままほっといてもよかったが、さっきのドスバギィがいつ戻ってくるとも限らないので
側にいてやる事にした
406: さぎし:2011/12/21(水) 14:32:12 ID:02Flk6/uEY
火を起こして肉を焼き始めた頃、ウルクススは目を覚ました

ギアス「お、起きたか?」

最初はキョロキョロしていたが、俺を発見すると驚いて尻餅をついた
その仕草は可愛いと思った

ギアス「いや、そこまで驚くなよ」

ゆっくり近づき、また頭を撫でてやる。するとまた目を細めて

ウルク「クルル…」

うーむ、別に俺はモンスターに対してハアハアするような変態じゃないが、これはかなりクル物があるな

これ以上撫でていると何かに目覚めそうな気がしたので手を離す
するとウルクススはせがむように顔を手に押し付けてきた

ギアス「お、おいおい…」

はっきりと言っておこう。俺にはそんな趣味はない

だが、悪い気はしなかったので満足するまで撫で続けてやった
407: さぎし:2011/12/21(水) 17:46:42 ID:Be22dcbmeo
ひとしきり撫でた後、当初の目的を思いだして後片付けを開始した

ウルクススはそれを不思議そうに見つめてくる

ギアス「悪いな、これから用があるんだ…まあ、また会えるだろ」

ウルク「・・・」

ギアス「お願い、そんな目をしないで」

ウルク「・・・」

ギアス「見んなよ、俺を見んなよ」

ウルク「・・・」

流石にいたたまれなくなった俺は荷物をひっつかみ


ギアス「じ、じゃあーなー!!」

半ば逃げるようにしてその場を立ち去った

この時、ずっと俺を見続けるウルクススの視線に、俺は気がつかなかった
408: さぎし:2011/12/21(水) 18:46:14 ID:UnuDOGAJ46
〜〜〜秘湯〜〜〜

ギアス「おー、着いた着いた」

凍土の奥深くにある秘湯、そこは源泉が湧き出ていて熱いくらいだが、凍土の寒さを考えればちょうどいい温度だった

ギアス「まあ、芸能レポーターみたいな語りはこれくらいにしてと、入りますか!!」

その場で服を脱ぎ腰にタオルを巻き付け、所謂入浴スタイルをとる
途端に全身を襲う猛烈な寒さ

ギアス「さ、さぶい…は、はやく、はい、入らんと」

パシャ、ザブン

ギアス「うは〜極楽極楽」

パシャパシャ

奥の方をみやるとバギィ(先程のとは違う)達が戯れていた

バギィは俺に気づくとひと鳴きして、また戯れに興じ始めた

俺も軽く会釈して返す
ここでは人間モンスター関係なく争わないという暗黙のルールが出来ていた

前に来たときはティガレックスがいびきかいて寝てたこともあった
409: さぎし:2011/12/21(水) 18:53:48 ID:siHnvgnp82
パシャパシャ

ギアス「ん?」

俺の来た方向から水音
どうやら誰か来たらしい、だからといってさほど興味はなくせいぜい誰か入ってきたな程度だった

バギィ達も新しい入浴者に気づき鳴く
俺も挨拶(伝わるかわからんが)をするためにその方向に首を動かす

ギアス「・・・え?」

そこには全裸の少女がいた

透き通るような白い肌に白い髪、それと比較すらかのような真っ赤な瞳

引き締まった体に年相応の発育状況、加えて整った顔立ちの年齢は19前後くらいの少女だった

一応俺も男なので、目を奪われてしまうが、煩悩に支配されているようではハンターなんぞやってけん

会釈すると向こうも会釈しかえし、静かに俺の隣に腰掛けた

ギアス「・・・」

少女「・・・」


・・・気まずい
410: さぎし(ピンク警報):2011/12/21(水) 18:59:50 ID:2k.durce8E
ギアス「あー、えーと、ここには、湯治しに?」

少女「・・・」コクン

ギアス「ああ、そうですか…ここは隠れた名湯ですもんね」

少女「・・・」コクン

ギアス「はは…いや全く」

少女「・・・」

ギアス「・・・」

我ながら情けない世間話だ、仕事上女性とは結構な数を接しているし緊張するというレベルではない

中には目を奪われる美貌の持ち主もいるが、そんなのとは比べ物にならないくらい俺は緊張しているのだ

それほど隣にいる少女は美しかった

顔に幼さを残しつつも、色気を醸し出していてそれで物静か
正に俺の理想の女性だった


・・・別にロリコンじゃないからな?

とにかく、みただけでもアレなのに、隣に座られていると、妙に気恥ずかしい訳だ
411: さぎし:2011/12/21(水) 19:05:29 ID:x0Da.DhtCQ
少女「・・・名前」

ギアス「ふぁい!?」

急に喋り出すので思わず妙な声をあげてしまう

少女はびっくりしたように目を丸くしたが、それでも小さな声でもう一度

少女「名前」

名前?なんの?

あ、ひょっとして

ギアス「俺の名前?」

少女「・・・」コクン

ギアス「ああ…そういう」

ギアス「ギアスだ、よろしくな」

ウルク「・・・ウルク」

ウルク、その少女はそう名乗った

ギアス「そうか、改めてよろしくな、ウルク」

てを伸ばして握手を求めたつもりだが、ウルクはしげしげとその手を眺め、頭を押し込んできた

ギアス「へ!?」

驚いて手を引っ込めたら、ウルクがそれを追いかける形になり、気がついたら俺の胸にウルクが飛び込んでくる形になっていた
412: さぎし:2011/12/21(水) 19:21:47 ID:NZbegCTi8M
ウルク「・・・」

ギアス「・・・」

お互いに見つめあう形になってしまった

ギアス「あ、あの…そんなに見つめられると…」

ウルクの真紅の瞳に魅入ってしまいそうになるのをなんとか逸らして防ぐ

ウルク「・・・」ギュ

ギアス「!!!!!!!?」

ウルクに抱きつかれてしまった、しかも胸が当たっている、実にけしからん

ギアス「あ、当たってる…当たってるから!!」

半ば悲鳴混じりに叫ぶ
ウルクは不思議そうに見つめて

ウルク「なにが?」

ギアス「む…胸」

ウルク「・・・えい」

ギアス「っ〜〜!?」

ウルクは更に抱き締める力を強くしてきた、形のよい胸がさらに押し付けられる

けしからん、実にけしからん、いいぞもっとやる
413: さぎし:2011/12/21(水) 19:26:50 ID:UnuDOGAJ46
頭の中が真っ白になっていくのを感じていた

ギアス「・・・」

金魚みたいに口をパクパクさせて、なんと間抜けな事か

そうしてる間にウルクは次の行動に入っていた

ウルク「・・・んむ」

ギアス「ふむぅ!?」

ウルクに顔を向かされ唇を重ねられた、つまり…キスである

ウルク「うむ…れろ、ん…はぁ…」

ギアス「んー!?」

しかもそれだけじゃ飽きたらず舌を絡めてきたのだ

もうパニックになりどうしていいか分からなかった
414: さぎし:2011/12/21(水) 19:32:17 ID:L42.WERUbA
そしてウルクの手が俺の腰に伸びた時、残った理性を総動員した結果

ウルク「!!」

ギアス「・・・」

側に置いてあった剥ぎ取り用のナイフを彼女の首に突き立てた

ウルク「・・・」

ウルクの瞳が恐怖と困惑に塗られていく

俺はナイフを突き立てながら、やや冷たく

ギアス「悪いけど、今日あったばかりの女を抱く趣味はないし、お互い初対面だ、君の性癖に難癖をつけるつもりは無いが…」

ウルク「・・・」

言い終わらない内にウルクがもたれ掛かってきて、俺に寄りかかる体制になる、そして消え入りそうな声で

ウルク「・・・ごめんなさい」

そう呟いた
415: さぎし:2011/12/21(水) 20:31:30 ID:2Umh8PxHAA
ギアス「いや、その…俺も悪かった…少しやり過ぎたな…ごめん」

やっていいか迷ったが、ウルクを優しく抱き寄せ頭を撫でた

ウルク「!!」

頭を撫でると何やら変な感触がした

ギアス「なんだこれ…ウサ耳?」

ウルクの頭には髪に同化したウサ耳があった

それをやんわり触ってみると

ウルク「ん…やぁ…」

ギアス「へ?ここ駄目?」

ウルク「くすぐったい…」

ギアス「そっか…」

今度はやんわりとなぞってみると

ウルク「やぁ…」

どうしよう、なんだか楽しくなってきた
416: さぎし:2011/12/21(水) 20:38:38 ID:cj1KA7JJAM
その後も触り方に工夫をつけながら色々触ってみたりした

ウルク「んく…やぁ…ひゃう!!う〜」

ウルクの反応が可愛くてつい長々とやってしまったが、肝心なことを聞こうと口を開いた

ギアス「でも…君は一体何者なんだい?」

ウルク「・・・」

ウルクがいきなり黙るので顔を覗き込むと首に腕を回されキスをされた

ギアス「ん…」

ウルク「・・・私は」

ギアス「・・・」

ウルク「・・・なんでもない」

ウルクは俺に抱きつく力を強めた、俺はウルクを優しく抱き締めてやった

ウルク「」

ウルクが何かを耳元で囁いているが、よく聞き取れない、それに…なんだか…眠く…
417: 名無しさん@読者の声:2011/12/21(水) 20:54:44 ID:FToABoPm86
ピンク物語キター!!そんな事で本日作者に提供するのはこれ!!
っ狗竜の頭
っ王者のエリマキ
っ_| ̄|C
因みにファンゴの頭やら何やらをいつも提供してるのは俺様だ!!
418: さぎし:2011/12/21(水) 20:58:43 ID:DHgqDkt.zs
>>417

貴方様でしたかwww

えーと、本日のメニューは

被って、エリマキつけて
ドスジャギィごっこ!!

・・・何がしたいんねん

支援感謝です♪
419: さぎし:2011/12/21(水) 23:46:44 ID:NZbegCTi8M
ギアス「zzz」

ウルク「・・・ごめんなさい」

私は彼の体から離れると素早く元の姿
「白兎獣ウルクスス」の姿に戻った

気づいてる人も多いかとは思うが、私、ウルクはウルクススが人間に変身した姿だ

それを説明するには
私の生い立ちから説明しなくてはならなくなるが

かいつまんで説明すると私はウルクススの中でも極めて希な能力、人間に変身することが出来る能力を持っていた

ただ、代償として仲間内ではかなり小さく人間に変身する能力のせいで嫌われ、怖がられていた

一人立ちが出来る歳になり、この凍土にやって来たのだ


420: さぎし:2011/12/21(水) 23:49:23 ID:NZbegCTi8M
安心と信頼の投下終了

今日はここまで
見てくださった方々
ありがとうございました!!

更新スピードをさげようとしたらあがり、あげようとしたら、あがる

・・・なんだこれ?

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪

421: 名無しさん@読者の声:2011/12/22(木) 09:08:49 ID:DCyDnp//lk
け、っけけけけっけけけけっけしからん!!もっとやれ!!!
422: さむし:2011/12/22(木) 09:55:43 ID:7RJL/fdGxQ
>>421

ごめん(´・ω・`)

実はそんな生々しい表現が出来ないんだ…

頭の中ではできてるんだけど、文にしようとすると顔が真っ赤になっちゃうんだ…

その点ではまだ純真無垢な乙女なんだけどね←←
423: さぎし:2011/12/22(木) 12:51:18 ID:LBbMXTai1k
初めて一人になり、不安だらけだったが、この凍土のモンスターは皆優しくて、余所者の私に親切にしてくれた

私はそれが嬉しくて毎日が充実していた…アイツが来るまでは

凍土で生活を始めてから3ヶ月が経った頃
凍土にドスバギィがやって来たのだ
そのドスバギィは最大サイズを自負しており、周りのモンスター達も少なからず怯えていた

そして、ドスバギィは小さい物好き、所謂ロリコンというやつだった

そして真っ先に標的にされたのは私だった

ドスバギィは毎日のように私を口説き、私はそれを無視していたのだ

しびれを切らしたドスバギィが部下を引き連れ私に襲いかかった時は一目散に逃げ出した

そんな日が続いて私は心身共に疲れ果てた頃
ドスバギィの繁殖期が訪れた
424: さぎし:2011/12/22(木) 13:01:34 ID:UiUJFD97y6
繁殖期に入ったドスバギィは積極的に襲いかかり、いつもなら行く手を塞ぐ等の可愛いものだったが、今日は噛みつきや睡眠液を吐きかける等で私に対して攻撃してきたのだ

繁殖期で理性が無いドスバギィは生物の本能である子孫の繁栄を第一に考えていた、そしてドスバギィはついにそれを行動に移したのだ

私に次々と吐きかけられる睡眠液、部下も一緒に吐きかけ心身共に疲れていた私にはとても耐えられるものではなかった

でも、逃げ続けた
捕まったら、犯されるから


だが、物事には限界というものがある

ついに私はその限界を迎え、その場に立ち止まってしまった

ドスバギィが勝利の雄叫びをあげるのを聞いて私が覚悟したとき、確かにその声が聞こえた

ギアス「その雄叫びが断末魔にならなきゃいいけどな…」
425: さぎし:2011/12/22(木) 13:09:14 ID:iaGtp/4v.o
「グギャア!?」

ドスンという鈍い音共に聞こえてきた肉が裂ける音と、僅かに焼け焦げた匂い

そして私を縛っていた重圧からの解放

重たい瞼を必死にこじ開けて、私がみたものは

自分の何倍もあろうドスバギィに剣を携えて立ち向かうハンターだった

ハンターの実力はモンスターの私から見ても一流だった

大剣を背負いながら俊敏な動きで翻弄し、その重い斬撃で両断する
ドスバギィの攻撃を余裕で回避しながらの戦いは目を奪われる物があった

それから数分もしない内にドスバギィが足を引きずり巣に逃げ帰っていった、部下がハンターに威嚇するように取り囲むがハンターは剣を引き抜き構えをとる
ボスがやられたその剣に恐怖を覚えているバギィ達はその場を立ち去った
426: 名無しさん@読者の声:2011/12/22(木) 14:49:01 ID:wJajIDVNMY
私怨
427: さぎし:2011/12/22(木) 15:48:34 ID:5SMOo2RLI.
>>426

恨まれてる!?

支援感謝です♪
428: 名無しさん@読者の声:2011/12/22(木) 17:21:13 ID:gcXUtLSyqc
[壁]∀・)<艶めかしいなましがいるときいて
429: さぎし:2011/12/22(木) 17:54:57 ID:SNQKZX.xas
>>428

いつから私が艶かしいと錯覚していた?

[壁]_-)・・・モンハンやってて投下しなかった


スマヌ
430: Sageし:2011/12/22(木) 18:01:59 ID:FHkqZRTKjo
ギアス「大丈夫か?災難だったな」

ハンターがゆっくりとこちらに近寄る
私はてっきり殺されるかと思って、ハンターから距離を置こうとした

ギアス「あ…なんもしねーよ、ほら」

ハンターが両手をあげて危害を加えないジェスチャーをする
私はそれを見て足を止めた

ハンターの手が私の頭に伸びてきて頭を撫でた

ウルク「・・・ガゥ」

暖かくて、優しくて、撫でられると気持ち良かった

私はその暖かさに安心しきって、意識を手放した
431: さぎし:2011/12/22(木) 18:11:32 ID:X6h6JRQZ8Y
次に目覚めたのは、肉が焼ける匂いだった
私は寝ぼけていて事態を把握するのに、数秒かかった

そして目に飛び込んできた人間と、炎
反射的に尻餅をついてその場から離れようとしたのだ

ギアス「いや、そこまで驚くなよ」

思い出した、彼は私をドスバギィから助けてくれて、寝ていた私を今まで見守っていてくれたのだ

ハンターが近づいて頭を撫でてくれる
まただ、またあの暖かさと優しさを感じる

ウルク「・・・クルル」

凄く気持ちよくてつい、甘えた声を出していた。不可抗力だ

彼の手が離れていってしまうと、暖かさや気持ちよさが離れていってしまうように感じて、せがむように彼の手に頭を押し付けた、あの暖かさをまだ味わってたいから

ギアス「お、おいおい…」

彼は困ったような様子だったが、私の頭を撫で続けてくれた
432: さぎし:2011/12/22(木) 20:48:37 ID:SWTCEKXycc
彼にひとしきり撫でてもらったあと、彼は荷物をまとめはじめた

ちらっと見えたが、どうやら彼はこの先の秘湯に行くつもりらしい

ギアス「悪いな、これから用があるんだ…まあ、また会えるだろ」

ウルク「・・・」

私は彼が行ってしまうのを恐れてすがり付くような視線を送った

ギアス「お願い、そんな目をしないで」

ウルク「・・・」

私は諦めない

ギアス「見んなよ、俺を見んなよ」

ウルク「・・・」

突如、彼は荷物をひっつかみ

ギアス「じ、じゃあーなー!!」

走り去ってしまった
だが…行く場所はわかっている

私は彼の後をゆっくり追い始めた
433: さぎし:2011/12/22(木) 20:57:28 ID:uJa4uQscg6
私は秘湯が近くなると人間の姿になった
もとから全裸なのだからなんのためらいもない

慎重に様子を伺っていると…いた

彼は湯に浸かってその暖かさを噛み締めているようだった

私は自分の存在を知らせる為にわざと水音を立てて、彼に近づいた
思惑通りに彼は私に気付きこちらを見る

ギアス「・・・え?」

彼は驚愕を隠せないようだった。それもそうだろう、何故ならこんな所に好き好んでくる輩はいないし、第一知ってる方が少ない

だが、彼も見とれている訳ではなかったらしい

正気に戻り会釈をしてくる

私も会釈仕返し、彼の隣に腰かけた

434: さぎし:2011/12/22(木) 21:07:56 ID:uJa4uQscg6
ギアス「・・・」

ウルク「・・・」

気まずい沈黙が流れる
ややあって彼が

ギアス「あー、えーと、ここには、湯治しに?」

ウルク「・・・」コクン

ギアス「ああ、そうですか…ここは隠れた名湯ですもんね」

ウルク「・・・」

ギアス「はは…いや全く」

ウルク「・・・」

ギアス「・・・」

彼が一生懸命に私に話題を振ってくれている、でも私はそれに反応出来なかった

ただ、もう一度あの暖かさを感じたいだけだったのに、いざとなると恥ずかしくなってしまった

何故恥ずかしいのだろう

彼の前で裸を晒しているからか?それはない

なんとか沈黙を破ろうと私は口を開いた
435: さぎし:2011/12/22(木) 21:14:48 ID:uJa4uQscg6
ウルク「・・・名前」

ギアス「ふぁい!?」

彼が奇声をあげたのでビックリしてしまった、耳がいいからよく聞こえてしまうのだ

ウルク「名前」

ギアス「俺の名前?」

ウルク「・・・」コクン

ギアス「ああ…そういう」

ギアス「ギアスだ、よろしくな」

ギアス、それが彼の名前

ウルク「・・・ウルク」

ギアス「そうか、改めてよろしくな、ウルク」
436: さぎし:2011/12/22(木) 21:22:30 ID:uJa4uQscg6
彼が手を伸ばしてくる
握手を求めているようだが、今の私にはそんなことどうでも良かった

私はあの暖かさを味わいたくてその手に自分の頭を押し付けた

ギアス「へ!?」

彼が驚いて手を引っ込めようとする
駄目、逃がさない

私は彼の手を追いかけるように頭を動かしたら、彼の胸に収まる形になってしまった

ウルク「・・・」

ギアス「・・・」

お互いが見つめあう形になる

ギアス「あ、あの…そんなに見つめられると…」

彼が恥ずかしそうに目を逸らそうとする

だが、私は違うことを考えていた

手であんなに暖かったのだ、体はどうなるんだろう

私はどうしても確かめたくて彼に抱きついた
437: さぎし:2011/12/22(木) 21:29:00 ID:uJa4uQscg6
ウルク「・・・」ギュ

ギアス「!!!!!!!?」

彼は慌てたように手をバタバタさせる、なんだかそれが愛しくて、彼とずっとこうしていたかった

ギアス「あ、当たってる…当たってるから!!」

彼が悲鳴混じりに叫ぶ
何を当てているかは知っているが、ここはあえて

ウルク「なにが?」

ギアス「む…胸」

なんだこの可愛い生き物
私は彼が欲しくなった
だが、このままではあのドスバギィとなんら変わらない事をしている
それだけは絶対に嫌だ

そうだ、私は彼に助けられた、これは恩返しなのだ

勝手に納得をして更に彼に体を押し付ける

ウルク「・・・えい」

ギアス「っ〜〜!?」
438: さぎし(投下終了):2011/12/22(木) 21:51:52 ID:SWTCEKXycc
今日から新しいスタイルで投下終了をお知らせしてみたいと思います

コテで知らせるという
斬新さ、新鮮さ

ニャンニャン難しい
喘ぎ声とかどうやって表現…うわ、なんだお前ら!!なにする、やめ…



ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
439: 名無しさん@読者の声:2011/12/23(金) 06:12:11 ID:VDOy82iYU.
乙狩れ!!じゃあ今日はこれでいこうか
っ琥珀色の牙
っ轟竜の頭殻
っ迅竜の爪
っティガ亜種
っCCCCCCCCCCCCC
440: さぎし:2011/12/23(金) 09:23:07 ID:.ni3VxVP3g
>>439

店主!!すまないが
迅竜の爪をあるだけ売ってくれないか!?

支援感謝です♪
441: さぎし(お知らせ):2011/12/23(金) 09:44:33 ID:Y26KlcU0dY
さて…皆様にお知らせがあります

今日は諸々の事情により更新が夜になりそうです

楽しみにしてる方(いるのか?)には申し訳ありませんが暫くお待ちいただけると幸いです


442: 名無しさん@読者の声:2011/12/23(金) 10:03:45 ID:S6udfti/Vo


楽しみに待ってます。

つC

443: さぎし:2011/12/23(金) 20:28:29 ID:DHgqDkt.zs
>>442

お待たせして申し訳ない

支援感謝です♪

今から投下しますね
444: さぎし(お待たせしました):2011/12/23(金) 20:34:50 ID:CX5LhhRtAI
彼は口をパクパクさせて混乱に陥っていた

ギアス「・・・」

そんな彼を可愛いと思い、私は彼がもっと欲しくなった

ウルク「・・・んむ」

ギアス「ふむぅ!?」

私は彼の顔を私の方に向けさせ、唇を重ねた
所謂…キスだ

ウルク「うむ…れろ、ん…はあ…」

ギアス「んー!?」

彼の口内に舌を挿し込み、彼の口を味わった
彼が混乱してるのをいいことに私は彼の唇を貪っていた

・・・もう我慢出来ない
彼が、欲しい

私は手を伸ばし、彼の腰を覆っている布を取り去ろうとしたとき

ウルク「!!」

ギアス「・・・」

彼は、小さなナイフを私の首に突き立てていた
445: さぎし:2011/12/23(金) 20:42:37 ID:DHgqDkt.zs
首に伝わるヒヤリとした感覚に私は恐怖を感じていた、彼は冷たい声で

ギアス「悪いけど、今日会ったばかりの女を抱く趣味はないし、お互い初対面だ、君の性癖に難癖をつけるつもりは無いが…」

ウルク「・・・」

駄目だ…終わりだ…
彼に…嫌われてしまった

よく考えればわかることだったのに、今日会った見ず知らずの女と体を重ねるなんて…

私は彼の尊厳やプライドを踏みにじる行為をしてしまったのだと

私は絶望を感じ、彼の体に寄りかかってしまった

せめて…謝罪だけでもしておこう、決して許される訳ではないが

ウルク「・・・ごめんなさい」


446: さぎし:2011/12/23(金) 20:50:02 ID:DHgqDkt.zs
ギアス「いや、その…俺も悪かった…少しやり過ぎたな…ごめん」

ウルク「!!」

なんということか、彼は私を抱き寄せてくれて頭を撫でてくれて謝ってくれた…それなのに、私はこうして彼の優しさに甘えている事しか出来ないのか…

ギアス「なんだこれ…ウサ耳?」

彼の手が私の耳に優しく触れられる
それが心地よくて

ウルク「ん…やぁ…」

つい、変な声をあげてしまった

彼はびっくりしたようで

ギアス「へ?ここ駄目?」

ウルク「くすぐったい…」

ギアス「そっか…」

今度はやんわりとなぞられる、体を駆け巡るゾクゾクとした感覚

ウルク「やぁ…」
447: さぎし:2011/12/23(金) 20:58:02 ID:DHgqDkt.zs
その後も彼は感触が気に入ったのか、色々な手法で私の耳を触り始めた

ウルク「んく…やぁ…ひゃう!!う〜」

彼が触れる度に訪れる快感、それは私にとって最高に気持ちのいいものだった

不意に彼の手が止まる
そして

ギアス「でも…君は一体何者なんだい。」

ウルク「・・・」

聞かれてしまった…一番聞かれたくないことを

私が答えないのを不思議に思ったのか、彼が私の顔を覗き込む
覚悟を、きめよう

私は彼の首に腕を回し、また唇を重ねた
今度は貪るのではなく
重ねるだけの軽いもの

ギアス「ん…」

ウルク「・・・私は」

ギアス「・・・」

言ってしまおうか、でも、なんと言われるか…
今なら取り返しがつくだろうし

ウルク「・・・なんでもない」

私は彼に強く抱きついた

彼はそれに優しく受け止めてくれた

ウルク「」
448: さぎし:2011/12/23(金) 21:05:36 ID:CX5LhhRtAI
・・・これが先程までの出来事だ

彼に囁いたのは私達一族に伝わる催眠術

彼には夢だということにしてもらおう
ここには彼しかいなくて、ウルクなんていなかったと

ウルク「・・・ガゥ」

目から涙が溢れてくる、わかってた筈なのに、気づいてたのに、勝手に甘えて、彼の優しさに触れて、好き放題して、忘れてくれなんて虫が良すぎる話だ

それでも、これは忘れるべき出来事なのだ
彼にとって忌々しい記憶になるまえに

ありがとう、さようなら

私は彼の事を死ぬまでわすれないだろう

その場を私は静かに立ち去ろうとした

ギアス「・・・おい」
449: さぎし:2011/12/23(金) 21:51:15 ID:DHgqDkt.zs
やあ、皆!!ギアスだよ

久しぶり過ぎて忘れてしまった皆の為にちょこっと前回までのあらすじ

秘湯を求めて凍土に赴いた俺はドスバギィに襲われているウルククスを助けたんだ
そんで秘湯をに着いた俺は俺のストライクゾーンど真ん中の少女とピンク色(未遂)をしかけたが踏みとどまった
俺テラ紳士

そして彼女の正体を聞こうとした所で彼女に何事かを囁かれ眠りに陥ってしまったと、見せかけたんだよ

実は俺、睡眠耐性がついてるから眠りに強いんだよ

まあ、起きたらウルククスが泣きながら名残惜しそうにこちらを見つめてくるじゃあありませんか

それでね、このウルククスはどうやら先程のウルククスだと思うわけよ
でだ、さっきまでウルクがいて今はこのウルククスがいる

つまり…
ウルク=ウルククス

そんなことを真剣に考えていたら背を向けていっちゃいそうだったから

つい…声を出してしまった
450: さぎし:2011/12/24(土) 00:28:32 ID:DHgqDkt.zs
ウルク「っ!!」

驚いたようにウルククス、ええいめんどくさい

ウルクは困惑した表情で何故?と問いかけるような目をしていた

ギアス「とりあえずこっちこい」

ウルク「・・・」

のそのそと近寄るウルク、なんだ人間にならんのか

ウルク「・・・」

ギアス「ウルク…でいいんだよな?」

ウルク「・・・」コクン

ギアス「何でこんなことをしたんだ?」

ウルク「・・・ガゥ」

ギアス「いや、わかんねーよ」

ウルク「・・・」

ウルクは俺の目の前で人間になり、ポツリポツリと話し始めた
451: さぎし:2011/12/24(土) 00:39:14 ID:DHgqDkt.zs
ウルクは話し終わると
そのまま俯いて何も言わなくなってしまった

俺はというと憤慨していた

ギアス「ありえねーだろ!?なんでなんだよ!!仲間じゃないのか!?」

ウルク「・・・」

ギアス「訳わかんねーよ…その能力持ってるからって…」

ウルク「・・・しょうがないよ」

ギアス「お前はそれで良いのかよ!?」

ウルク「いいの…今は一人だし、それに、たまにだけど話も聞くし」

ウルク「だから…私は…幸せ…なんだよ」ポロポロ

ギアス「・・・」ギュ

ウルク「うぐ…ひっく」

ギアス「なぁ…俺の事どう思ってる?」

ウルク「…へ?」

ウルク「えと…恩人…」

ギアス「それだけか…」

ウルク「あ、いや!!悪い意味じゃなくて!!」

ギアス「恩人…ねぇ…」

ギアス「少なくとも俺は恩人だからってあんなことはしないな」

ウルク「・・・ごめんなさい」
452: さぎし:2011/12/24(土) 00:44:07 ID:CX5LhhRtAI
ギアス「まあ、そんなことはどうでもいい」

ウルク「・・・」

ギアス「でだ、えーと…」

ウルク「・・・あの」

ギアス「んあ?」

ウルク「頭…撫でて」

ギアス「あ?ああ」

ウルク「ん…」

ギアス「撫でられるの、好きか?」

ウルク「…多分」

ギアス「多分ってなんだよ」

ウルク「撫でられた事無いから」

ギアス「・・・」

ウルク「でも…暖かい」
ギアス「そっか…」

453: さぎし:2011/12/24(土) 00:48:40 ID:CX5LhhRtAI
ウルク「・・・ねぇ」

ギアス「今度はなんだ?」

ウルク「・・・好き」

ギアス「撫でてもらうのがか?だったら…」

ウルク「違うの」

ウルク「ギアスが、好き」

ギアス「・・・恩人じゃなかったのか?」

ウルク「わかんない…でも…ギアスを見てるとなんだかドキドキする」

ギアス「撫でられてる時は?」

ウルク「ゾクゾクする」

ギアス「・・・」

ウルク「抱いて?」

ギアス「いや、だから」

ウルク「間違えた、抱き締めて?」

ギアス「・・・おう」
454: さぎし(投下終了):2011/12/24(土) 00:53:28 ID:DHgqDkt.zs
恥ずかしいです
ピンクです
なんであんなセリフ吐けるんですかコノヤロー


はぁ…ウルククス狩れなくなっちゃうじゃん
ていうか、そもそもこの話を考えたのは自分な訳だから私の脳内が○乱

よし、いい加減黙りましょうか

今日の投下はここまで
見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
455: 名無しさん@読者の声:2011/12/24(土) 01:12:56 ID:O.M8pmHLw6
アシラにウルク・・・読んでるとさぎしさんは牙獣種に愛着湧いてる気がします(´・ω・`)


456: さぎし:2011/12/24(土) 01:18:20 ID:CX5LhhRtAI
>>455

うーん、牙獣でも
ラングロトラと
ラージャンは書きませんかね…

ていうか、ただ単に動かしやすいっていうか
私の脳内でなんとなく可愛い部類に入ってるというか…


ああ、もちろん一番はナルガたんですからね
ナルガたんの尻尾ビタンを食らうのが至福の時といっても過言では

うわ、なにするやめ…
457: 名無しさん@読者の声:2011/12/24(土) 02:05:36 ID:0pD/SH6HF6
知り合いに薦められてきたはいいが、狩りにいけなくなっちまったじゃねーかどうしてくれる。


さぎし吹き飛べ
っCG爆弾

458: 名無しさん@読者の声:2011/12/24(土) 03:29:59 ID:SxCqwKj40w

僕にとって2ndG時代のナルガたんの尻尾ビッタンはトラウマでしたね。あれに何回乙ったことか…
あ、でもさぎしさんのSSでナルガたんのことが好きになりましたから、今は尻尾ビッタンを食らっても平気になりましたね。

尻尾ビッタンを食らって喜んでいるさぎしには

つ忍耐の種
つ硬化薬グレート

459: 名無しさん@読者の声:2011/12/24(土) 06:37:16 ID:UYpXziN.hU
ウルクが狩れなくなっちまった…
っ土砂竜の頭殻
っなめらかな皮
っ潜口竜の爪
っC>C
460: さぎし:2011/12/24(土) 07:33:52 ID:apUuk9iOiY
>>457

((((゜д゜;))))え?

お知り合いさんに薦められって…

(*/□\*)キャー

CG爆弾ありがとうございます!!

早速!!
ステンバーイ、ステンバーイ


>>458

2乙からが勝負だ!!

まあ、私のプレイ(変な意味ではない)はかなり特殊なのであまりお勧めはできませんね

硬化薬グレートに忍耐の種を擂り潰して飲む!!

上手い!!


>>459

つ激昂ラージャン

支援ありがとうございます♪

ハプルボッカ早く最小出さないとな…
461: さぎし:2011/12/24(土) 07:49:27 ID:lvsJdXSM9o
ウルクを抱き締めてから数分が経った頃俺の頭の中は二つのことでいっぱいだった

一つ目はウルクをどうするか

顔はいいし、スタイルも悪くないいやむしろいい

それに俺のストライクゾーンに直球な訳だ
でもウルクの話を聞いてからこの話を切り出すとなんとなく、同情から来たとか、最悪、体目当てかと思われるかもしれない

まあそれもあるんだけどね


二つ目はさっきから動けない事

ウルクは安心してるのか信頼しきってるのか俺に体を預けて動かないでいる、俺はウルクの頭をさっきから撫で続けているというわけだ

頭を撫でてる時に耳に手が触れてウルクが

ウルク「ん…」

なんて声をあげやがりますからますます悩む

切り出すか切り出さないか

まあ、答えは決まってるんだけどね
462: さぎし:2011/12/24(土) 08:05:21 ID:lvsJdXSM9o
ギアス「なあ、ウルク…話があるんだが」

ウルク「・・・」

ギアス「今回の一件、よく考えたら俺に責任があるわけよ」

ウルク「・・・そんなことない」

ギアス「うーむ、でさ、その非常に言いづらいんだけどな、あのドスバギィは多分これからもお前に迫るわけだ」

ウルク「・・・」

ギアス「でだ、俺もお前の事を守ってやりたいんだが、そんなに頻繁にここにはこれない」

ギアス「で、お前の話を聞いたりして無い脳ミソで考えた結果」

ウルク「・・・」

ギアス「お前さえよければ…家にこないか?」

ウルク「いいよ」
463: ねむし(少し寝落ち):2011/12/24(土) 08:13:09 ID:lvsJdXSM9o
ギアス「いや、いきなりこんなことを言われても迷惑…って、へ?」

ウルク「いいよ」

ウルク「いきたい」

ギアス「お、おお…そうか…良かった」

ウルク「うん」

ギアス「ウルク…」

ウルク「ギアス…」

お互いの熱っぽい瞳が交差する、そのまま二人の顔が近づいていき…

アイルー「お取り込み中失礼いたしますニャ」

ギアス&ウルク「!?」

アイルー「ギアスさんですニャね?村長から依頼を承ったですのでご確認願いたいですニャ」パサッ

ギアス「?」ヒョイ

「クエスト内容
ロリコンドスバギィ一頭の討伐及び、ウルクの保護」

ギアス「・・・」

アイルー「達成したらネコタクチケットを納品して下さいニャ」

ギアス「・・・ああ」
464: 459:2011/12/24(土) 11:27:36 ID:FToABoPm86
激昂ラージャン⊂パシッ
猫空気嫁www
465: さぎし:2011/12/24(土) 12:26:19 ID:MvVpHIxlN.
>>464

私のSSには必ず
安心と信頼の空気クラッシャーがいますwww
466: さぎし:2011/12/24(土) 15:15:37 ID:FKaF7tx1SA
〜〜〜村〜〜〜

村長「あら、ハンター様。どうでしたか?湯治の方は」

ギアス「お陰様で、いい体ほぐしが出来ましたよ」

村長「それは良かったですわ、ほほほ」

ギアス「つーか、村長はウルクの事を知ってたんですか!?」

村長「ええ、その背中に隠れている可愛らしいのがウルクですね?」

ウルク「・・・」

俺の背中に隠れているウルクがおずおずと顔を出す

村長「こちらに来てくれませんか?顔をよく見たいです」

ウルクが村長にゆっくりと近づき、村長はそれを見守ったままだ

村長「大きくなりましたね、昔お会いした時はこーんなに小さくて可愛らしかったのに…今は大きくて可愛らしい…ほほほ」

ウルク「あの…どこがで?」

村長「これに見覚えはありますか?」スッ

村長が取り出したのはややくたびれている月見草だった

ウルク「それは!!」

村長「貴女とは一度お会いしていらっしゃるのですよ…その時は私も若かったから面影はありませんが」

ウルク「・・・」

ギアス「なあ、いまいち話が読めないんだが」

村長「ハンター様、この子をどうするおつもりで?」

ギアス「へ?ああ、とりあえずは家において、様子見ですかね」

村長「そうですか…ウルクの事をよろしくお願いしますね」

ギアス「はあ…」
467: さぎし:2011/12/24(土) 16:22:27 ID:QQjt6d3Kuw
〜〜〜家〜〜〜

ウルク「・・・」

ギアス「な、なんだよ…」

ウルク「大きい…」

ギアス「金が有り余ってたからな…業者とかに頼んで改装してもらってたらこうなった」

ウルク「お、お邪魔します」

ギアス「いや、お前これからここに住むんだから」

ウルク「うん」

ガチャ

ウルク「中も…広い」

ギアス「まあな…っと、その辺に座っててくれ」

ウルク「あれ…こんな広いのに…一人?」

ギアス「ああ、猫も雇ってないしな」

ウルク「なんで?」

ギアス「めんどくさかったからな」

ウルク「寂しく…ないの?」

ギアス「どーだかな、いつも一人だったしよくわからん」

ウルク「・・・」
468: さぎし:2011/12/24(土) 16:53:43 ID:Jfx4ihZFO.
ギアス「でも、たまにだけどこうやって誰かと会話したいって思う時があるんだ。その点では寂しいのかな…」

ウルク「私…ここにいていいの?」

ギアス「嫌か?」

ウルク「嫌じゃない…」

ギアス「じゃあいいだろ、細かい事は気にすんな。これから一緒に住むんだから」

ウルク「!!」

ギアス「まあ、変な言い方をすると…家族って奴かな」

ウルク「家族…」

ギアス「ああ、家族だ」
469: さぎし:2011/12/24(土) 17:03:24 ID:HRmJsGwD6k
家族…家族、としきりに呟き始めるウルク

大丈夫かな?なんか変なこと言ってないよな?

そんな心配をしてたらウルクが不意にこちらを向き、飛び付いてきた

ギアス「!?」

ウルク「えへへ」

ウルクは俺を抱き締めると首に腕を回ししっかりとホールドをして唇を重ねた

ギアス「んむぅ!?」

ウルク「ん…ちゅ…」

ウルク「家族…なんだよね」

ウルクが唇を離し俺に問いかけるような視線を送る

俺は返事の代わりににウルクを力強く抱き締めてやった

ウルク「えへへ…ギアス大好き」

ギアス「ああ…俺もだ」

【白兎獣の恩返し】

fin
470: さぎし:2011/12/24(土) 17:06:27 ID:HRmJsGwD6k
やあ、皆

さぎしたんだよ

ピンク色とか言っておきながら今読み返してみたら全然ピンク色じゃなくて安堵してます

さて…本来なら今日の投下はこれで終了の筈なんですが、他になんにもやることがないから
もう1話投下します

でも、休憩させてください

これ以上は駄目なの!!

・・・自重します


471: 名無しさん@読者の声:2011/12/24(土) 18:39:06 ID:71NguRHq3.
クリスマスに登場なだんなたんだ!


おやすむ
472: さぎし:2011/12/24(土) 18:45:13 ID:4fuIC8BBSA
>>471

寝ちゃうんですか?


・・・残念です
473: sageし:2011/12/24(土) 19:56:01 ID:E7unVwV4mg
【とあるさぎしの狩猟生活】

〜〜登場人物紹介〜〜

『さぎし』

太刀とナルガを愛してやまないどうしようもないモンハン娘である
特にナルガに対する愛情は異常でナルガの攻撃に当たる事を至福としている

↓↓名言↓↓
「性別なんて単なる境界線に過ぎないの、必要なのはそれをブチ破る勇気!!」

『ボレイド(Boreido)』

大剣とランスとハンマーをこよなく愛するさぎしの相棒兼狩り仲間
大剣を振るえば切れない 尻尾はなく、ハンマーを振るえばスタンしないモンスターはなくランスを携えればディアブロス希少種と名乗りその突進でモンスターを貫く
ちなみに狙う割合は
4対6で4はさぎしらしい

↓↓名言↓↓
「ねえ今どんな気持ち?ねえねえ今どんな気持ち?」

『アマフ』

さぎしとボレイドを影で支えるガンス使い
本人曰く未熟らしいが
鮮やかなフルバーストと竜撃砲で二人のピンチを何度も救っている

↓↓名言↓↓
「危ない!!さぎし!!」
474: さぎし:2011/12/24(土) 20:06:04 ID:E7unVwV4mg
〜〜〜学校〜〜〜

さぎし「おはよ〜う」

ボレイド「さぎすん、さぎすん」

さぎし「おはよ、ボレイド」

ボレイド「狩りいこうず」

さぎし「朝っぱらからwwwまあ、嫌いじゃない」

ボレイド「何にいく?ナルガ?」

さぎし「そんな1日中ナルガたんにハアハアしてるような変態じゃないからね?あ、ナルガたんで」

ボレイド「把握した」

ボレイド「早く3G買えよ〜」

さぎし「お金が無いんだよ」

ボレイド「ぼっち寂しいです」

さぎし「www」
475: さぎし:2011/12/24(土) 20:10:12 ID:bpxgVUgziY
ボレイド「さぎし!!そっちいったぞ!!」

さぎし「りょーかい」

ナルガ「グギャアア」ビタン!!

さぎし「ンー!!ギモッヂィィ!!」

ボレイド「解せぬ」

ナルガ「ガァ…」ヨロヨロ

ボレイド「足引きずったよ〜

さぎし「了解!!ナルガたんお持ち帰りぃ!!」

さぎし「おけ!!罠仕掛けt」

ボレイド「そい」ザシュ

クエストに成功しました

さぎし「・・・」

ボレイド「プクスー」

さぎし「甚だ遺憾である」
476: さぎし:2011/12/24(土) 22:01:03 ID:kwLgI0/6TA
〜〜〜授業中〜〜〜

先生「ここがこうなってあれがこうなる訳だ」

さぎし「(授業…つまんない…)」

さぎし「(投下するモンハンの絵でも描いてよう)」

さぎし「(そうだ!正月が近いし正月に関係あるモンハンの絵でも描こう」

さぎし「(正月…あいつでいいやwww)」カキカキ

先生「さ〜ぎ〜し?」

さぎし「・・・ちっ」

先生「お前舌打ちすんなよwww」
477: さぎし:2011/12/24(土) 22:17:24 ID:kwLgI0/6TA
〜〜〜放課後〜〜〜

アマフ「おーい、さぎし〜ボレイド〜」

さぎし「やあ、アマフ」

ボレイド「よーす」

アマフ「なにしてんの?」

さぎし「暇潰し」

アマフ「ガンランス?何を狩ってるの?」

さぎし「ラングロトラかな」

アマフ「なんで?」

ボレイド「キャッチボールをどれだけ長く続けられるか」

アマフ「・・・ああ」

さぎし「リロードの時にどうしても途切れちゃうからさ〜困ってんだよね」

アマフ「手伝おうか?」

ボレイド「いや、もうちょいで終わる、さぎし〜いくぞ〜」

さぎし「はいな」

ボレイド「せーの」

ボ&さ「フルバースト!!」

クエストに成功しました
478: さぎし:2011/12/24(土) 23:11:49 ID:kwLgI0/6TA
ボレイド「で?なんか狩りにいくん?」

アマフ「ああ、アマツの素材が欲しいんだ」

さぎし「ドスマイタケね、了解」

さぎし「アカム装備にヘルフレイムダンサーでいいかな?」

ボレイド「いんじゃね?時にさぎし、ダイソンどうする?」

さぎし「もち、ストップで」

ボレイド「把握した」

アマフ「二人ともすごいなぁ、俺怖くて飛び込めないわwww」

さぎし「ガンスだからしょうがないよ」

ボレイド「大剣使う〜?」ニヤニヤ

アマフ「いや、俺はガンスでいいかな」

さぎし「じゃあ、出発かな?」

ボレイド「殺る〜」


479: 名無しさん@読者の声:2011/12/24(土) 23:49:56 ID:RVt0bT0ijI
っC
こういう作者の日常系待ってた

ガンスでダイソンを止めようとする俺はよく勇敢なゴミと言われる
480: さぎし:2011/12/25(日) 00:09:27 ID:kwLgI0/6TA
>>479

照れるからやめてくだしゃあ!!(*/□\*)


ガンスでいく場合、いかにフルバーストと竜撃砲を使い分けるかでストップ出来るかがきまりますね
481: 何勝手にあげてんだ!!このあほし!!:2011/12/25(日) 00:17:23 ID:7RJL/fdGxQ
さぎし「太刀が当たらないでござる」

ボレイド「尻尾狙え」

さぎし「当たった!!ぷぎゃ!!」

ボレイド「調子に乗るから…」

アマフ「さぎし!!大丈夫か!?」

さぎし「問題な…きゃん!!」

ボレイド「さぎすんピンチ?ねえねえさぎすんピンチ?」

さぎし「う、うるさい!!秘薬飲むから援護して!!」

アマフ「ごめんさぎし!!」

さぎし「何故撃ったし」

ボレイド「あ、ダイソン始まったよ」

さぎし「回復してないのに…やればいいんでしょ?やればぁ!!」

さぎし「とっとと止まれ!!」

ボレイド「お疲れ様でした」

ズバッザン!!

アマツ「・・・」ボトッ

さぎし「落ちた♪」

アマフ「ナイス!!二人とも!!あ、さぎしの体力回復しといたよ」

さぎし「アマフの心遣いに全私が涙」
482: さぎし:2011/12/25(日) 00:25:10 ID:kwLgI0/6TA
さぎし「微塵切りと輪切りどっちがいいかな?」

ザシュズバッザン


ボレイド「ねえ今どんな気持ち?ダイソンストップされて落とされて好き放題切られてどんな気持ち?」

アマフ「二人とも!!竜撃砲撃つから!!」

さ&ボ「了解!!」

アマフ「いくよ!!」

ドガーン!!

さぎし「ナイスショット!!」

ボレイド「実に感動的だな」

アマフ「あ、怒った」

さぎし「高級耳栓だから問題ナッシング!!」

ボレイド「聞こえなければどうという事はない」

さぎし「逆になんで避けれるのかが気になるわ」

アマフ「ビーム来てるよ」

さぎし「おけ、走ってかわして…これ、狙われてるのアマフじゃない?」

アマフ「え?あ、本当だ」

ボレイド「避けろアマフ!!」

アマフ「無理!!」

アマフは力尽きた

ボ&さ「アマフーーー!!」
483: さぎし:2011/12/25(日) 00:49:27 ID:7RJL/fdGxQ
さぎし「なんて事を!!アマフを、よくもアマフを!!」

ボレイド「さぎし!!アマフの敵は俺達が!!」

さぎし「わかってる!!」

アマフ「俺まだ死んでないなからね?」

さぎし「とりあえず体勢を立て直して…まずい!!切れ味が!!」

ボレイド「なんとかなるか?」

さぎし「心眼ついてるからしばらくは大丈夫だけど…気になるから研いどく!!」

ボレイド「あ、アマツそっち向いた」

さぎし「え!な!?」

さぎしは力尽きた

ボレイド「あほしーー!!」


484: さぎし(投下終了):2011/12/25(日) 00:56:32 ID:7RJL/fdGxQ
やっちまった…orz

ネタに困ったからってつい私のモンハンライフを白日の元に晒してしまった

需要無いのはわかってるからsage更新なのが唯一の救いか…

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
485: さぎし:2011/12/25(日) 12:20:15 ID:FHkqZRTKjo
さぎし「ふへ〜1乙か…」

ボレイド「さぎし!!!!早くこい」

さぎし「わかってるよ!!」

さぎし「とりあえずいにしえの秘薬飲んでと」

アマフ「ボレイド!!後ろだ!!」

ボレイド「おう!!」

さぎし「あ、太刀研いどこう」

アマフ「竜撃砲いくよ!!」

ボレイド「ぶちかませ!!」

さぎし「バリスタ余ってたっけ?」ゴソゴソ

アマフ「落ちた!!」

ボレイド「一気に行くぜ!!」

さぎし「よいしょ、そろそろ行こうか…」

クエストに成功しました

さぎし「!?」
486: さぎし:2011/12/25(日) 12:28:30 ID:FHkqZRTKjo
さぎし「え!?ちょ!?」

さぎし「どういう事!?」

ボレイド「みての通りだ」

アマフ「アマツ死んじゃったよ」

さぎし「ウソダドンドコドーン!!」

さぎし「うう…結局役に立てなかった…」

ボレイド「そんなことはない」

さぎし「ボレイド!!」

ボレイド「美味しいやられ方だったZE☆」

さぎし「解せぬ」

アマフ「あ、やべ俺帰らないと」

さぎし「じゃーねーアマフ!!」

ボレイド「じゃーなー」

アマフ「二人とも、また明日!!」

ボレイド「さてさぎし、まだいる?」

さぎし「もうちょい残る」

ボレイド「何々〜?何狩りにいくー?」

さぎし「じゃあ…王族の招宴で」
487: さぎし:2011/12/25(日) 12:36:50 ID:FHkqZRTKjo
〜〜〜家〜〜〜

さぎし「・・・2乙とか笑えない」

さぎし「しかもジャギ様(オトモ)がヒャッハーしちゃうし…」

さぎし「でもナルガたんにハアハアすればいいから無問題!!」

さぎし「あ…SS更新しなきゃな…」

さぎし「さて…今日の短編は何を書こうかな」

さぎし「まあ、書き貯めないから、gdgdだけど許して貰おう」

さぎし「ていうかネタがない・・・」

さぎし「まあ、なんとかなるかな?」

さぎし「さて…ひと狩りいこうぜ!!」


【とあるさぎしの狩猟生活】

fin
488: さぎし:2011/12/25(日) 12:42:59 ID:SNQKZX.xas
書いていて思ったんだ

誰得?ねえねえ誰得?

疲れてんのかな…
作者の日常って、誰が楽しみにするのか…

次回からは普通にモンハン短編に戻りますよ

では、休憩をします

皆様、また後程お会いしましょう!!

あ、次からはあげますので
489: 名無しさん@読者の声:2011/12/25(日) 14:29:03 ID:v5MyO1Sy3c
少なくとも俺得ではある
三人の詳しいスペックが気になるw
490: 名無しさん@読者の声:2011/12/25(日) 15:04:39 ID:o6D2/o4bEU


面白いっす(;д⊂)w


つC
491: さぎし:2011/12/25(日) 16:29:15 ID:02Flk6/uEY
>>490

支援感謝です♪

そんなこと言われたら真剣に作者の日常SS書きたくなっちゃうじゃないですかぁ!!

まあ、ほんとは色々あったんですけど、短編だしSSだしモンハンだし
あまり関係の無いことは書けないかな?って

>>489

スペック?そんなの知ってナニするんですか?
・・・まさか!!
えっち・・・///

冗談は置いといて

さぎし
高一
メガネ、チビ、ひんぬーの可哀想な子
非リアでもある
年齢=彼氏いない歴

ボレイド
高一
背が高い、ガタイよし、イケメン、出来れば並んで立ちたくない、でも立っちゃう、悔しいビクンビクン
3G購入したため、あまりユクモ村に来なくなった

アマフ
高三
メガネ、さぎしとボレイドの中間辺りの身長
ちっとも先輩らしくない先輩
最近就職活動で忙しいらしくあまり狩りにいっていないためさぎしは放置プレイをくらっている


こんなところかな?
詳しくは作者の質問スレでドゾー
492: さぎし:2011/12/25(日) 16:36:22 ID:.ni3VxVP3g
【ランポス飼い始めました】

〜〜〜ポッケ村〜〜〜

村人「おはよ〜ハンターさん」

男「おはよう」

村人「ランちゃん、おはよう」

ラン「キュル!!」

男「ラン、いくぞ」

ラン「キュル」トテトテ

村人「いやぁ、ランちゃんもすっかり村に馴染んだね」

男「皆が親切にしてくれたからだよ」

村人「村長にも感謝だね」

男「まあな、おっとクエストを受けに来たんだ」

村人「ランちゃんをつれてかい?」

男「ああ」

村人「頑張りなよ」

男「守ってみせるさ」

493: さぎし:2011/12/25(日) 16:43:50 ID:.ni3VxVP3g
さて…自己紹介が遅れたな

俺は男、このポッケ村のハンターをやってる

こいつはラン
みての通りランポスだ

何故ランポスがここにいてあまつさえ人になついているのか…それにはかなりの理由がある

最も、俺でさえ未だに信じられないが、現にランはここにいて俺の側にいてくれる。それだけで充分だ

男「よう、村長」

村長「来たかランコンが」

男「ランコンってなんだよ」

村長「ランポスコンプレックスの事じゃ」

男「俺、そんなかなぁ?」

村長「酒場で酔ったらランとの惚気を延々と語る癖に」

男「いいだろ別に」

村長「まあよい、クエストか?」

男「ああ、刺激的なのを頼む」

村長「だったらこれでどうじゃ?ダイミョウザザミの二頭同時狩猟」

男「それで頼むよ」

村長「あいあい」
494: さぎし:2011/12/25(日) 17:08:11 ID:T4cBKsgiVM
村長「場所は砂漠じゃの」

男「ついでにラン用のクエストないかな?」

村長「んー?ランのか?ふむ…生肉三個の納品な」

男「って、おい!まさかホーミング生肉と戦わせるつもりか!?」

村長「お前さんが守ればいいだけの話じゃろ、のう?ラン」

ラン「クルルル♪」

男「・・・はあ、わかったよ」

村長「特別にランの依頼が終わるまでクエスト成功にはしないでやるから、頑張ってこい」

男「へいへい」

では、クエストも受注した事だし、狩場につくまで少し昔話をしよう

1ヶ月前の事だ
495: さぎし:2011/12/25(日) 18:41:24 ID:LEiceYsiw.
その日は森丘でリオレイア亜種の討伐を受けていた

そこそこの立ち回りを見せて相手を追い込んだが、ペイントをつけるのを忘れていた俺は腹を空かしながらフィールドを駆け回っていた

男「あー、腹減った」

こんがり肉を忘れ、なおかつ携帯食料を川にぶちまけるという大失態をやらかした俺は空腹で彷徨っていた

男「アプトノス狩るか…駄目だ、腹減って…剣握れねぇ」

目が回ってきた俺はいよいよその場に倒れ込んだ

空腹で…1乙とか…笑え…ねぇ

496: さぎし:2011/12/25(日) 20:47:46 ID:9hcHD347TQ
ラン「・・・」ツンツン

男「・・・」

ラン「・・・」ツンツン

男「・・・」イラッ

ラン「・・・」ハム

男「だー!!やめんか!!」

ラン「キュル!?」ビクッ

男「ランポスか…あえてここでベースキャンプに戻るっていう選択肢も」

男「あー、金減るしな〜」

ラン「キャウ」

男「あ?なんだよ」

ラン「クルル」スッ

男「生肉?」

ラン「キャウ」クイクイ

男「食べろってか?」

ラン「キュル」コクン

男「・・・まあ、貰えるならもらうが…」

男「よいしょ、肉焼き機セットしてと」

男「火加減これくらいかな」

ラン「?」

男「よし、上手に焼けました!!」

497: さぎし:2011/12/25(日) 20:56:00 ID:9hcHD347TQ
男「ふひ〜生き返った」

ラン「・・・」

男「ありがとな、助かったよ」ナデナデ

ラン「クルル」

男「よくみたら少し小さいな、子供か?」

男「子供なら下手に人間の匂い付けたらまずいよな」

男「悪いな、肉ありがとな」スタスタ

ラン「キュル」トテトテ

男「着いてくんなよ!?」

ラン「キャウ♪」トテトテ

男「はあ…まあいいか」

グギャアアアア!!

ラン「!!」

男「今の咆哮は!?向こうからか!!」ダッ

ラン「キャウ!!」トテトテ

498: さぎし:2011/12/25(日) 21:35:53 ID:wJajIDVNMY
男「あれは…桜火竜!!」

ラン「キャウ!!」

男「それに…ドスランポス?縄張り争いか」

ラン「キャウ!!」ダッ

男「あ、おい!!」

桜「ガァアアア!!」

ドスラン「キシャアア!!」

桜「グガァアア!!」バシュ!!

ドスラン「ギャウ!!」

ラン「キュル!?」

ドスラン「ガウ!?」

桜「・・・」ギロリ

ラン「キュル!?」ビクッ

桜「ガァアアア!!」ダッ

ラン「キャウ!!」

男「っ!!この野郎!!」

ドゴン!!

桜「グガァアア!!」
499: さぎし:2011/12/25(日) 22:16:32 ID:PHb2NYku.U
ランポスが心配そうにドスランポスに駆け寄る
恐らく母親だろう

ドスランポスは身体中に傷を負っていて、毒に苦しんでいるようだった

男「サマーソルトでも喰らったか…」

俺は手にした太刀『黒刀【参之形】』を握り桜火竜を睨む

突如現れた乱入者に怒りを露にする桜火竜
更に今まで自分に傷を負わせた人間なら尚更だ

長く続いた戦闘で桜火竜の体力は限界に近づいているようだった

男「あまり苦しめたら悪いよな…」

男「すぐに楽にしてやる」

俺は素早く走りだし、太刀を抜き放った
500:
◆TJ9qoWuqvA:2011/12/25(日) 22:36:06 ID:DSNk450xsE
ナルガの頃からROM専で視てますよ^^
つCCCCCCCドシャッ
501: さぎすん(投下終了):2011/12/25(日) 22:36:10 ID:wJajIDVNMY
500ゲトズサー(゚Д゚)

つー訳で今日の投下終了します

こういう投下終了雑談が密かに楽しみにしてる自分がいるwww

話し相手欲しす(´・ω・`)

ぼっち寂しいです!!

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
502:
◆TJ9qoWuqvA:2011/12/25(日) 22:36:16 ID:DSNk450xsE
ナルガの頃からROM専で視てますよ^^
つCCCCCCCドシャッ
503: さぎすん:2011/12/25(日) 22:39:43 ID:wJajIDVNMY
>>502

500取られた(´・ω・`)

ナルガから見てくださるとは!!ありがとうございます(*´∀`)♪

支援感謝です!!

そちらも頑張って下さいね、応援してます!!
504: 名無しさん@読者の声:2011/12/25(日) 22:41:33 ID:9CD5Lm6VSI
お、俺が話し相手に…なってや…やってもいいよ!?全然雑談したいとかそんなんじゃないけど!

と、とりあえずつC
じ、じゃ!
505: 名無しさん@読者の声:2011/12/25(日) 22:41:54 ID:zTNCLrUT72
っC
506: さぎし:2011/12/25(日) 22:55:31 ID:PHb2NYku.U
>>504

YOU、あげちゃいなYO

支援感謝です♪

安西先生、雑談が…したいです!!

・・・無理だけどね

>>505

支援感謝です♪
507: さぎしファン:2011/12/26(月) 00:17:15 ID:DSNk450xsE
応援してるよ。自分のSSも続けつつ見てるからねw
お願いだぁ、2期急いでくれぇーww
つC
つ旦
508: さぎし:2011/12/26(月) 00:21:08 ID:PHb2NYku.U
>>507

えと…支援はありがたいんですけど、お聞きしたいことが

二期とはナルガSSの事ですか?
509: さぎし:2011/12/26(月) 07:31:48 ID:bpxgVUgziY
戦いが始まってから数分後

俺は地に倒れ伏す桜火竜を尻目にドスランポスに駆け寄った(もちろん素材は剥ぎ取った)

ドスランポスはモンスターにある自然治癒能力で持ちこたえてはいたがその姿はあまりにも痛々しかった

男「大丈夫?」

ドスラン「・・・」

ラン「キュル!!キュル!!」

ランポスが必死にドスランポスにしがみつく、それをドスランポスは黙って舐めてやる事しか出来なかった

男「・・・」チャキ

ラン「キュル!?」

ドスラン「・・・」

男「すぐ楽にしてやる」
510: さぎし:2011/12/26(月) 11:56:59 ID:UaazoinpaQ
〜〜〜数分後〜〜〜

男「おーい、生きてっかー?」

ドスラン「・・・」フイ

男「おまっ!!そりゃねーだろ」

ドスラン「・・・」ジー


男「いや、悪いとは思ってるよ」

ラン「キュル…」ハラハラ


あのあと、太刀を抜き放ち、近くにいたアプトノスを素早く絶命させ肉を調達した後解毒薬やら秘薬やらを口に突っ込ませた

最初は抵抗していたドスランポスも次第に抵抗が無くなり、されるがままになっていた
もちろんその間ランポスはしきりにキュルキュル言ってたが無視した


511: さぎし:2011/12/26(月) 12:28:48 ID:CrrmOLoToc
結果、ドスランポスは助かったが、もれなくジト目で見られるというおまけが発動したわけだ
どんな迷惑だよ

男「おい、いい加減機嫌直せよ」

ドスラン「・・・」

男「・・・はあ、わるかったな」スクッ

ラン「!!」

男「クエスト自体はクリアしたからな、これ以上ここにいる理由はない」

男「じゃあな」スタスタ

ラン「キャウ!!」

ラン「クル…」チラッ

ドスラン「・・・」コクン

ラン「!!」

ラン「キュル!!」

タッタッタッタ
512: さぎし:2011/12/26(月) 15:43:04 ID:rZ3Ot24ApA
〜〜〜ネコタク〜〜〜

男「で、気がついたらお前が乗っていたと」

ラン「キュル?」

男「気にすんな、ただの思い出話だ」

運賃「思い出話は老化の証拠ニャ」

男「うるせぇ、一部の人にしかわからないネタを使うな」

あのあと、リオレイア亜種の討伐の完了報告をしにいった時に気がついたらこいつがいた
いくら冷たくあしらっても着いてきて、最終的には村にまで着いてきた

村は一時パニックになった

桜火竜を狩り、意気揚々としてるはずの俺は苦悩の表情を浮かべ、足元にはまとわりつくランポス

さぞかしシュールだったんだろうな

今ではすっかり村の一員になり、村人からも親しまれ、何処にいくにも着いてくるというなつかれっぷりだ


513: さぎし:2011/12/26(月) 15:48:52 ID:vb8f/A5GXg
運賃「ハンターさん、そろそろ到着しますニャよ」

男「ああ、ご苦労様」

ラン「キュル!!」

運賃「毎度、じゃ死なないように気を付けるニャー」

あまり縁起のいい去り文句とは言えないが、ハンターにとっては常に生か死、そんな言葉しか浮かばないのは当然だろう

男「さて…いくか!!」

ラン「キュル!!」

俺達は意気揚々と砂漠に足を踏み入れた
514: さぎし:2011/12/26(月) 16:02:58 ID:.UPaASQov2
〜〜〜村〜〜〜

男「・・・」ボロッ

ラン「♪」

村長「お帰り男…どうした?随分ボロボロじゃな、クエスト失敗したか?」

男「そんなんじゃねーよ」

ラン「♪」スリスリ

村長「ふむ、ランがご機嫌な事に関係があるのか?」

男「ダイミョウザザミを狩った後、ランのクエストを手伝おうと思って生肉を調達した訳だよ、それで生肉を納品したあと余程退屈だったのか俺に飛び付きじゃれ始めた訳だ」

村長「それで?」

男「最初はじゃれてただけなんだが…そのな…ランが発情しちゃって…」

村長「ほうほう」ニヤニヤ

男「なんとか押さえ込んだんだけど、力がものっそ強いんよ」

村長「ちっ、やんなかったのか」

男「だから頭を撫でたり体を撫でたりキスしたりしてやっと落ち着いたからそのままクエストクリアしたわけだ」
515: さぎし:2011/12/26(月) 17:52:54 ID:8X2XsZkcTQ
村長「ふむ、それではクエストはクリアしたのかの?」

男「ああ」

村長「ご苦労じゃったな」

男「構わねえよ」

村長「ランの事、そろそろ本気で考えておいた方がいいんではないかえ?」

男「・・・あのな、こいつは竜なの、俺は人間なの」

村長「別に生涯を共にしろというわけじゃなかろうて」

男「じゃあ、ランを捨てろってのか?」

村長「融通の効かない男じゃのう」

男「俺だってランの事は好きだし、愛情に似たような感情も持ってる!だが、あいつは竜だ」

村長「ふー、雌というのは本能的に頼りになりより強い雄を求めるものじゃよ」

村長「人間だって同じ、いや生物は皆そうじゃ」

村長「お主は生きておるし、ランだってその日を生き抜いておる」

村長「ただ、形が違うだけの事じゃろうて」

男「・・・」
516: さぎし:2011/12/26(月) 17:59:00 ID:Hp5XrjPulc
村長「少なくともランはお主の事を好いておるし、雄としても見ておる」

村長「それが嫌なら捨てるなりなんなりすればよかろう」

村長「最も、ランならすぐ戻ってくるから殺した方が手っ取り早いかの」

村長「お主はランの気持ちを受け止めるか、そうでないかを選択する義務があるのじゃよ」

村長「今のままなら、ランは生殺しじゃの」

村長「ランが苦しむのを見たいか?」

男「・・・」

村長「まあ、そのうちランの理性が崩壊するじゃろうて」

村長「全ては男、お前さんが決める事じゃ」

村長「この村にはお前さんとランを悪く言うような輩はおらん、皆お主達の味方じゃ」

村長「その事を忘れるなよ?」

男「・・・わかったよ」

男「いくぞ、ラン」

ラン「キャウ!!」
517: さぎし:2011/12/26(月) 20:13:18 ID:g4lCkLBiEw
〜〜〜家〜〜〜

男「ふ〜」ドサッ

家に付くとベッドにダイブし束の間の休息とモフモフを楽しんでいた

ラン「キャウ!!」ムギュ

ランがのし掛かってくるまではそうしていたかったのだが、構ってやらないとまた惨事になるので体制を入れ替える

男「・・・」

ラン「・・・」

・・・しまった、入れ替える体制を間違えた
今の体制はランが俺を押し倒すような形になっているため、ランが上、俺が下という状態だ

ラン「キュウゥゥン」

瞳を熱っぽく潤ませ切なげに鳴くラン、心なしか息も荒い

ここでいつもの俺ならあの手この手で発情を止めようとするが、村長の言葉が脳内リピートされて体が動かなかった
518: さぎし:2011/12/26(月) 20:36:38 ID:g4lCkLBiEw
だが、予想とは裏腹にランは何もしてこなかった

いや、正確には俺をじっと見つめたまま後ろ足でシーツをカリカリと掻いているだけである

そのまま頭を俺の胸に押し付けて

ラン「クーン…」

ただ、切なげにしか鳴かないラン

我慢させている
そんなことを考えてしまうと、申し訳なく思ってしまう

人として、越えてはならない境界線、それを今越えようとしてるのだ

俺はランをこちらに向かせキスをする
嘴の先端に唇を押し付けるような感じだが、お互いがキスだと思ってればそれでいいのだ

そのまま舌を口内に侵入させ、暴れまわる
ランはびっくりしたらしく舌を引っ込めたがすぐに答えてくれた
519: ねぼし(寝惚けさぎし):2011/12/26(月) 20:51:26 ID:g4lCkLBiEw
しばらくキスをしたあと右手でランの背中をやんわりとなぞる

鱗があってざらざらとしてるが、スベスベしているという、なんだかよくわからない感触だった

ランは気持ち良さそうに目を細めている

安心しきっているのを確認して俺は左手を白く柔らかい腹に手を伸ばし撫でる

ラン「フキュウ!!」

体を大きく震わせ喘声をあげるラン、その反応が嬉しくて変化をつけながらお腹を擦ってやる

ラン「キャウ!!フキャウ!!キュウア!!」

ランの口からはもう喘声しか発せられず既にその顔は快楽に染まっていた

男「そろそろだな」

俺の発する雰囲気が変わった事に不安になったのか心配そうにこちらを見つめるラン
頭を撫でて安心させるように

男「大丈夫、一緒だから」

ラン「キャウ…」

ランが静かに目を閉じたのを見て、俺はゆっくりとランに覆い被さった
520: さぎし:2011/12/26(月) 21:10:40 ID:g4lCkLBiEw
〜〜〜朝〜〜〜

鳥の囀ずりで目が覚める

俺は妙に体がだるいのに違和感を覚え、昨日何があったかをゆっくりと思い出した

男「っ!!//////」

まるで乙女のように布団にくるまり体を隠す
だって全裸だったからだ

隣を見るとランが幸せそうにクークー寝ていた

男「やっちまったか…」

人間として越えてはならない境界線

・・・越えてしまった

男「あああ!!首吊りてぇ!!」

近くに縄がなくて良かった、恐らく自分の首を真っ先に絞めてこの世からgood-byeしそうだった

とりあえず家にいたら発狂しそうだったので
外に出ることにした
521: さぎし:2011/12/26(月) 21:33:41 ID:o6D2/o4bEU
男「・・・やべぇ、なんも覚えてねぇ」

男「これあれじゃね?最低な奴のポジションじゃね?」

村人「あら、ハンターさん」

男「はいぃ!?」

村人「どうしたの?顔色悪いわよ?」

男「あは、あはははお構い無く」

村人「そう?あ、そうそう」

男「?」

村人「昨晩はお楽しみでしたね?」

男「//////」ボン!

村人「あ、やっぱり!!ランちゃん嬉しそうな雄叫びあげてたからまさかとは思ったけど」

男「あ、あうあう」

村人「おめでとうございます、それで結婚式にはいつ呼んでくれるんですか?」

男「し、失礼します!!」

ダダダダダダダ
522: さぎし:2011/12/26(月) 21:39:59 ID:g4lCkLBiEw
村長「おう、男か」

男「村長…一つ…聞きたい」

村長「お主はもうちょい加減をせい、激しすぎじゃ、まあランが嬉しいならそれでよいがの」

男「あ、あの…昨晩の事は…」

村長「村中に知れ渡っとるよ、ランのお陰でな」

男「・・・なんてことだ」

村長「ほっほっほ、お前さんもようやく腹を括ったか」ケラケラ

男「茶化さないで下さい!!」

村長「なんじゃ?後悔しておるのか?ランを抱いた事を」

男「そうじゃない!!記憶がないのが残念なんだ!!・・・あ」

村長「お前さん、覚えとらんのか?」

男「・・・はい」

村長「この早漏が!!」

男「・・・」
523: さぎし:2011/12/26(月) 21:52:35 ID:o6D2/o4bEU
村長「・・・はぁ、ランが可哀想じゃの」

男「面目ない」

村長「謝るくらいならもっと愛してこい」

男「はあ!?」

村長「それと、ランとこの場で結婚すると誓え」

男「なんで!?」

村長「誓わないなら、強制的に村から追い出すからの?」ニヤリ

男「・・・」

村長「ほれほれ、早く言わんか」

男「ああ!!もう!!わかったよ!!」

男「俺はランと結婚して、ランを一生大事にして守り抜いてみせる!!」


村人「いえーーー!!」

男「!?」

村人「ようやく言いやがったwww」
村人「お幸せに!!」

村人「ランちゃん不幸にしたらフルボッコだかんな!!」

男「お、お前ら!!」

524: さぎし:2011/12/26(月) 21:58:07 ID:o6D2/o4bEU
村長「だそうだ、どうかの?ラン」

男「は?」

ラン「・・・」ヒョコ

ラン「キュル///」

村長「ランはいいみたいじゃよ」

男「ひょっとして俺、はめられた!?」

村長「誓ったもんね〜」

男「チクショー!!」


・・・その後、ポッケ村に奇妙な夫婦が誕生し、仲睦まじく幸せに末長く暮らしていったが

それはまた、別のお話


【ランポス飼い始めました】

fin
525: さぎし(投下終了):2011/12/26(月) 22:06:14 ID:o6D2/o4bEU
・・・真剣にネタが無くなってきた

このままじゃまずいな…

まだ学園パロディの方も半分くらいしか出来てないのに…

このままじゃまた
【とあるさぎしの狩猟生活2】

を投下する羽目になりそうだ…

それだけはなんとしても回避せねば!!

みてくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
526: 名無しさん@読者の声:2011/12/26(月) 22:22:37 ID:vwr6kDUtNM
乙狩れ!!
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
 C⊂彡☆))Д´) >>1
527: 名無しさん@読者の声:2011/12/26(月) 22:31:26 ID:5ppT4XpI66


狩猟生活2
期待してます(*^∇^*)



528: さぎし(顎の宝玉と最大が出ない…):2011/12/26(月) 22:42:14 ID:g4lCkLBiEw
>>526

Cで叩かれた!?

ンーギモッヂィィ!!

支援感謝です♪

>>527

何故期待するし

まあ、需要があれば
書いてみます
需要があれば…ね
529: 名無しさん@読者の声:2011/12/26(月) 22:55:51 ID:9CD5Lm6VSI
顎とはジョーか?なら俺が持ってるが
530: さぎし:2011/12/26(月) 23:05:35 ID:g4lCkLBiEw
>>529

さてはお主!!
さぎしSSを見るのは
初めてだな!?

下らん茶番は置いといて

ゴーヤの宝玉は腐るほどあるかなぁ…
531: 529:2011/12/26(月) 23:16:59 ID:kaDaz5GZLQ
っ竜骨(小)
っ立派なトサカ
っRPG7
532: さぎし:2011/12/26(月) 23:24:24 ID:o6D2/o4bEU
>>531

( ^▽^)σ)~O~)

最後違うやんけwww


RPG7とか

どうみても悪党だ…
533: 529:2011/12/26(月) 23:28:51 ID:vwr6kDUtNM
ファンゴの頭のほうが良かったかな?かな?
534: さぎし:2011/12/26(月) 23:45:22 ID:g4lCkLBiEw
>>533

レナさんは速やかにお帰り下さいm(__)m
535: 529:2011/12/26(月) 23:49:28 ID:kaDaz5GZLQ
m9(#`Д´)嘘だ!!
536: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 03:35:47 ID:0GuTCY.diE
>>530ゴーヤの宝玉ってなんで無駄に手に入るんだろうなw
狩るたびにほぼ1〜2個貰えるわ

とあさぎ期待!!(`・ω・´)
537: さぎし:2011/12/27(火) 09:41:35 ID:duY1R9EAbg
>>535

(自分の中で嘘の割合は)半々ってとこでしょう


>>536

ザクザク来ますよぬ
(´-ω-`)
売っぱらおうか迷ってますwww

だから期待すんなしwww

なんも面白い事ないよ?
538: さぎし(ナルガタンハアハアクンカクンカスーハースーハペロペロ):2011/12/27(火) 09:59:38 ID:Be22dcbmeo
【ユクモ村に行きたい!!】

「い〜や〜だ〜い〜き〜た〜い!!」

ポッケ村にこだまするけたたましい叫び声、村人は顔を見合わせて、

「またか…」

というような呆れた表情を見せた
というより、こんなのは日常茶飯事なのである

その叫び声は一つの家からこだましていた

リオ「や〜だ〜!!い〜く〜!!」

インナー姿で床に転がり駄々をこねているのはこの村のハンターでありG級ハンターとしても命じられている。リオである

リオはリオソウルZに身を包み背中に背負った『ペイルカイザー』で幾多のモンスターを狩ってきた実力者である
今となってはインナーで暴れまわってる哀れな男だが

リン「リオ…もう少しだから頑張ろうよ」

リオ「ていうか、リンの条件は厳しすぎだろ!!」

リン「・・・」

リンと呼ばれた女性ハンターは幻獣 キリンを討伐しその素材からつくられるキリン装備を身に包んでいた

リンもこの村のハンターであり、その実力はリオに負けず劣らずの物である

背に着けた双剣
『コウリュウノツガイ』でモンスターを翻弄するという戦術を得意としていた
539: さぎし:2011/12/27(火) 10:06:22 ID:Be22dcbmeo
リオ「いいじゃん!!G級だよ!!かなりの数狩ってるよ!?リオレウスにいたっては絶滅寸前まで追い込んでるんだよ!?何が駄目なの!?」

リン「リオのギルドカードを、ユクモ村の皆さんに見せても恥ずかしくないようにしなきゃ…」

リオ「だから、その恥ずかしくないレベルってどれくらいだよ!!」

リン「モンスターを狩る」

リオ「アバウト過ぎだろ!?」

リン「一緒に頑張ろうよ、その…私達…ふ、ふ…」

リオ「ん?夫婦だろ?」

リン「・・・うん////」

リオ「はぁ…モンスターを狩るねぇ…何を狩れば良いのかさっぱりわからん」

リオ「なんかさ、ヒントとかないの?」

リン「モンスターを狩る」

リオ「結局それかよ!?」

リオ「・・・まあいいや、しばらくはお前と一緒に狩り続けて、それで満足出来たらユクモ村にいくからな」
540: さぎし:2011/12/27(火) 10:11:17 ID:Be22dcbmeo
リオ「大体、お前の満足するレベルってなんだよ」

リン「裸でミラボレアスかミラルーツを討伐」

リオ「・・・お前、作者のトラウマ引っ張り出すなよ」

リン「じゃあ…モンスターを」

リオ「それはもういい」

リオ「ふひ〜考えてもらちがあかねーな」

リオ「よし!!寝る!!」

リン「へ!?」

リオ「zzzzzz」

リン「・・・寝ちゃった」

リン「リオ…ユクモ村に行っちゃうんだね…」

リン「・・・お買い物してこよう」
541: さぎし:2011/12/27(火) 17:37:33 ID:JjbL7qVj/A
村人「こんにちは、リンちゃん」

リン「こんにちは」ペコリ

村人「お!リンちゃんかい?今日は何を?」

リン「えっと…サシミウオと、レアオニオンと、砲丸キャベツを…」



チャラ男「ちょっ!!先輩!!誰っすか!?あの可愛い子ちゃん」

先輩「んー?ああ、お前はまだこの村に来たばっかだったな」

先輩「あの人はリンと言ってな、この村で実力一二を争う凄腕のハンターだ」

チャラ男「それにしては随分と露出が高い…グヘヘ」

先輩「リンを狙うのは止めておけ、あれでも人妻だ」

チャラ男「え!?あの人人妻なんすか!?」

チャラ男「やべー、ガチで可愛いッス」

先輩「俺も昔はリンに猛アタックをしたもんだ…」

先輩「これは警告だな、痛い目を見たくなければ絶対にリンを口説こうなんて思うなよ?リオにマジで殺される、特にお前は女癖が悪いからな」


チャラ男「わかってますって」ヘラヘラ


チャラ男「人妻童顔美女…いいね」ニヤリ
542: さぎし:2011/12/27(火) 18:43:02 ID:MvVpHIxlN.
リン「いっぱい買っちゃったな…」

リン「よいしょっと」

チャラ男「ねえねえ、よかったら手伝おうか?」

リン「へ?」

チャラ男「あ、おれチャラ男っていうの、君は?」

リン「・・・リン」

チャラ男「リンちゃんね、ほら貸して」

リン「あ、ありがとう…」

チャラ男「いや〜リンちゃんみたいな可愛い子の荷物もちなんて光栄だなぁ」

リン「荷物もち好きなの?」

チャラ男「いやいや、リンちゃんだからだよ」

チャラ男「(やべー、俺テライケメン)」

リン「・・・そう」

チャラ男「ふえ!?」

リン「あ、家こっちだから」

チャラ男「あ、待ってよ」

チャラ男「リンちゃんってさ、クールだよね」

リン「・・・」

チャラ男「なんかこう、話さなくても目と目で通じるみたいな」

リン「そうかな…」

チャラ男「そうそう!!リンちゃんの旦那さんは幸せだなぁ…」

リン「え?」

チャラ男「だってリンちゃんみたいな可愛い子でいい子がお嫁さんなんだよ?すっげぇ羨ましい!!」

リン「そう…かな///」

チャラ男「(こりゃ…強引にいけそうだな)」
543: さぎし:2011/12/27(火) 18:54:01 ID:JjbL7qVj/A
リン「家、この辺だから…荷物持ってくれてありがとう」

チャラ男「いいっていいって」

リン「じゃあね…」

チャラ男「あ、待って!!リンちゃん!!」

リン「?」

チャラ男「俺さ、リンちゃんの事が好きなんだ!!」

リン「え?」

チャラ男「実は今日リンちゃんと会ったのも偶然じゃなくて、前からリンちゃんの事いいなぁ〜って思ってたんだ」

リン「え…でも…」

チャラ男「わかってる、リンちゃんには旦那さんがいるんだよね、でもなんで旦那さんは今いないの?」

リン「え?」

チャラ男「こんなに重たい荷物をリンちゃん一人に持たせるんだよ?酷いと思わない?」

リン「リオは…疲れてて…」

チャラ男「俺だったらリンちゃんを絶対に辛い目に会わせないし、寂しくさせないよ?」

リン「でも…リオはそんなんじゃ…」
544: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 19:06:00 ID:zTNCLrUT72
また雑談多くなってますよ
2回も忠告したのに2回とも最悪な結果になるとかやめてくださいよ?
っC
545: さぎし:2011/12/27(火) 20:10:14 ID:PHb2NYku.U
>>544

雑談多くなってますか…

楽しいけど、前回と同じにするわけにはいかないですね…

ご指摘ありがとうございました

解決策として、雑談に発展しそうなレスには一回で切るという対策を立てさせていただきます
546: 544:2011/12/27(火) 20:21:22 ID:zTNCLrUT72
ちょっとトゲトゲな文章になってしまった。申し訳ない。
前もサラッと何処かに書いた覚えがあるが
しっかりと雑談禁止!ぐらい言った方が良いと思う。
最終的に迷惑かかるのは1なんだから。
547: さぎし:2011/12/27(火) 20:29:37 ID:QQjt6d3Kuw
チャラ男「うっぜーな」

リン「!!」ビクッ

チャラ男のハッスル雰囲気が一変した事により僅かながらに恐怖を覚えるリン

チャラ男は強引に手を掴み壁に押し付けた

リン「い、いた!!」

チャラ男「いいからさ、首を縦に振ればいいんだよ」

チャラ男「どうせ向こうはなんとも思っちゃいねーよ、大人しく俺の女になっちまえよ」

リン「は、離して!!」

チャラ男「やーだ、離さない、ヒヒ」

リン「い、嫌ぁ…」

リン「助けて…リオ…」

チャラ男「めんどくせーからとっととやるか」

リン「嫌ぁ!!」

チャラ男「・・・!?ぐあっ!!」

リン「・・・?」

突如チャラ男が横に吹っ飛び、抑えつけていた力から解放された

リオ「随分とたくさんやらかしてくれたな?」

548: さぎし:2011/12/27(火) 20:33:44 ID:limzVIxYaQ
>>546

皆さんが大好きですからつい、いっぱいお話しちゃうんですよね…

確かに、よくないですね

雑談禁止というよりはひょっとしたら私が雑談に持ってくようなコメントをするのに原因があると思うんですよね

ですから雑談禁止というよりは私が余計な一言を言わなければ済むと思っています

折角意見を出してくださったのに、すみません

後、遅れましたが
支援感謝です
549: さぎし:2011/12/27(火) 21:31:23 ID:7RJL/fdGxQ
リン「リオ!!」

リオ「人の嫁さんに手を出して…ただで済むと思うなよ?」

チャラ男「ひ、ひぃぃぃぃ!!」

リオ「ギルドナイツに報告する」

リン「!!」

リオ「お前もハンターなら、この言葉の意味はわかるよな?」

チャラ男「お、お願いします!!何でもしますから!!ゆ、許して下さい!!」

リオ「断る」

チャラ男「ひぃ!!」

リオ「いくぞ…リン」

リン「・・・」

リオ「リン?」

リン「もう…こんなことしない?」

チャラ男「は、はい!!」

リオ「リン!?」

リン「もしも…反省してるなら、早くこの村からでた方がいい」

リン「死んじゃうから」

チャラ男「あ、ありがとうございます!!」ダッ

550: さぎし:2011/12/27(火) 21:40:31 ID:Kh7lefFDCM
リオ「・・・」

リン「ごめん…でも、反省してるのに、これ以上は責めたくなかった」

リン「甘いってわかってるよ…でも」

リオ「ありがとう」

リン「!?」

リオ「止めてくれてよかった、あのままだったら俺はあいつを殴り倒してた」

リン「怒って…ないの?」

リオ「怒るもんか、お前のその優しさに惚れたんだ」

リン「・・・えへへ」

リオ「さ、帰ろうぜ」

リン「うん!!」
551: さぎし:2011/12/27(火) 21:46:32 ID:Kh7lefFDCM
リオ「でだ、悪かったな、一人にしちまって…守るって約束したのに」

リン「いいよ」

リン「リオはピンチの時にはいつも守ってくれるもん」

リオ「ははは、それでユクモ村の件なんだけど」

リン「・・・うん」

リオ「やっぱりいきたいんだよね、まだ見たことのないモンスターと戦いたい」

リン「やっぱり・・・行っちゃうんだね」

リオ「ああ」

リン「私…ずっと待ってるからね」

リオ「何言ってんだ?」

リン「へ?」

リオ「お前も一緒だぞ?」

リン「え?え?」

リオ「・・・あのなぁ、大事な嫁さんを置いてくわけないだろ?」

リン「私も?」

リオ「嫌か?」

リン「ううん!!嫌じゃない!!」

リン「一緒にいくよ!!ユクモ村!!」

リオ「その返事が聞きたかった」
552: さぎし:2011/12/27(火) 21:49:18 ID:Kh7lefFDCM
〜〜〜ユクモ村〜〜〜

リオ「ここがユクモ村か…」

リン「うん」

リオ「ようやくだな…」

リン「うん」

リオ「噂に名高い雷狼竜ジンオウガ、一戦交えてみたいぜ!!」

リン「うん」

リオ「お前さっきからうんうんばっかじゃねーか」

リン「うん」

リオ「・・・はあ、まあいいや、家にいこうぜ」

リン「うん」
553: さぎし:2011/12/27(火) 21:55:28 ID:NZbegCTi8M
リオ「へ〜、こっちはこういうデザインなんか」

リン「なんか、新鮮だね」

リオ「まあ、こっちでもペイルカイザーとリオソウルZを作るまでの辛抱だな」

リン「ここ、リオレウス亜種いないよ?」

リオ「・・・へ?」

リン「ここにはリオレウス希少種しかいないよ」

リオ「・・・マジ?」

リン「・・・」コクン

リン「二人で頑張ろうよ」

リオ「・・・い」

リン「?」

リオ「い〜や〜だ〜!!ポッケ村にか〜え〜り〜た〜い!!」

リン「・・・」


【ユクモ村に行きたい!!】

fin
554: さぎし(投下終了):2011/12/27(火) 22:04:33 ID:Kh7lefFDCM
( ^-^)_旦〜

ネタがない(切実)
というよりは学園パロディが若干詰まり気味

どうしよう┓( ̄∇ ̄;)┏

とりあえず暫くは
ポツリポツリと短編投下ですな

ネタがないのにね…

しょうがないから次回は「とあさぎ2」でいきます

ネタが浮かぶように神社で祈ってこようかしら?

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
555: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 22:27:39 ID:3D9c6KqdGQ


『とあさぎ』
待ってました(´∀`)


つC
556: さぎし(だから、どうせってなんだよ…):2011/12/27(火) 22:35:54 ID:tGIDLrRdUg
>>555

支援感謝です♪

需要あったんか…

そういえばゾロ目ですな、なんかリクエストあります?こんな話を書いてほしいとか

期待に応えられるかはわかりませんが…

ていうかネタを下さい
557: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 23:05:14 ID:fFTqbK8TMg


金レイアでお願いします
(`∀´)



558: さぎし:2011/12/27(火) 23:14:37 ID:tGIDLrRdUg
>>557

ありがとうございます!!

ゴールドルナですね?
把握しました(`・ω・´)
559: 名無しさん@読者の声:2011/12/27(火) 23:32:10 ID:piwV0qFrog


『とあさぎ』と共に
期待してます('∀')
560: さぎし(おはようございます):2011/12/28(水) 08:23:35 ID:hN22NeG0qs
【とあるさぎしの狩猟生活2】

〜〜登場人物紹介〜〜

『さぎし』

みんなご存じ太刀&ナルガ中毒、最近ランスに手を染めた

「鬼人大迷惑斬り!!」

『ボレイド』

愛と勇気で世界を救うというどこぞのアンパンのような狩り目標を掲げている、さぎしのランスの師匠

「ランスは突く為にあるんじゃない、貫く為にあるんだ!!」

『アマフ』

二人を影で支えるガンランス使い、今回出番少なめ

「俺はこの辺でのんびりしてるよ」

『ぶどうさん』

二人の前に現れてはガンダムと東方(東方不敗ではない)を語っては去っていく神出鬼没なお方
太刀使いではあるが、その実力は未知数である

「パチュリーの事かー!!」

『ジャギ様』

さぎしのオトモ、無駄な笛吹きとヒャッハーに定評がある
別名さぎし殺し
↓オトモコメント

「俺様の名前を言ってみろ!!」

『サウザー』

さぎしのオトモその2
聖帝の名を欲しいがままにしているが、防御力が紙なので出ては潜りを繰り返している
↓オトモコメント

「引かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!」
561: さぎし:2011/12/28(水) 13:03:36 ID:LEiceYsiw.
〜〜〜学校〜〜〜

ボレイド「さぎす〜ん、狩りいこうず〜」

さぎし「構わんよ〜」

ボレイド「ねえねえ何狩りに行くの?ねえ何狩りに行くの?」

さぎし「顎かな〜宝玉欲しいです」

ボレイド「宝玉〜腐るほど持ってるけど〜」ニヤニヤ

さぎし「自慢してんの?馬鹿にしてんの?」

ボレイド「両方」

さぎし「・・・」

ボレイド「オトモどうする?」

さぎし「今日はジャギ様かな?」

ボレイド「じゃあセサミでいくわ」

さぎし「あの美味しそうな名前のオトモ?」

ボレイド「うん、お前もオトモに名前つけろよ」

さぎし「なんかね〜めんどい」

ボレイド「お前らしいわwww」
562: さぎし:2011/12/28(水) 13:16:46 ID:.UPaASQov2
顎「ゴガアアアア!!」

さぎし「ねえ、ボレイド」

ボレイド「ん?」

さぎし「世間は今大和撫子が流行ってるらしいよ」

ボレイド「へー、あ、スタン入りました〜」

さぎし「ナイスターン」

ボレイド「それで?」

さぎし「いや、その流行りに乗っかれなかった感がね…こかしたよ〜」

ボレイド「ナイス、お前小さいからな〜」

さぎし「背は余計だ」

ボレイド「そいやお前この前告白されてなかった」

さぎし「ああ、断った」

ボレイド「何でだよwww」

さぎし「男より狩り」

ボレイド「wwwwww」

顎「ギャアアアア!!」ズシーン

さぎし「あ、死んだ」

ぶどうさん「お前ら片手間で主任狩るなよwww」
563: さぎし:2011/12/28(水) 13:23:37 ID:riAK.jgmGM
さぎし「あ、ぶどうさんだ」

ボレイド「ぶどうさ〜ん」

ぶどうさん「偶然通りかかったら主任の断末魔が聞こえてね、僕も混ざっていい?」

さぎし「いいよ」

ボレイド「ひと狩りいこうぜ〜」

ぶどうさん「何にいく?」

さぎし「ドボルさんでいいかな、ちょっと新作の星砕きプロメテオを振り回してみたい」

ボレイド「あ、じゃあ俺もそれで」

ぶどうさん「君達は殴る事以外の攻撃方法を知らんのかwww」

さ&ボ「知りませんな」

ぶどうさん「ドボルさんが可哀想過ぎて僕が悲しくなってくるよ」

さぎし「まあまあ、生まれてくるモンスターは一度はスタンするって言うし」

ボレイド「全くその通り」

ぶどうさん「お前らwww」
564: さぎし(書いててなんかむなしくなってきた):2011/12/28(水) 13:37:42 ID:FKaF7tx1SA
ボレイド「ドボルスタン入りまーす」

さぎし「コブ砕けました〜」

ぶどうさん「・・・」

ボレイド「尻尾ヒビ入ったよ〜」

さぎし「シビレ罠セット完了、完璧に尻尾もぎ取ろっか♪」

ぶどうさん「・・・」

ボレイド「さぎし、眠りナイフある?」

さぎし「支給から持ってきたよ」

ボレイド「よし、UGFだ」

さぎし「把握www」

ぶどうさん「UGF?」

さぎし「アルティメット外道フォーメーション」

ぶどうさん「名前からして嫌な予感しかしないんだけど」

ボレイド「さぎし!!落とし穴完了!!」

さぎし「了解!!スタンさせるよ!!」

ボレイド「スタンきました〜」

ぶどうさん「これからどうするの?」

さぎし「まず眠らす」

ぶどうさん「ふんふん」

ボレイド「その後に大タルGでドボルを囲む」

ぶどうさん「・・・まさか」

さ&ボ「ステンバーイ、ステンバーイ」

ぶどうさん「やりやがったよこいつら」

ドガーン!!

ドボル「グギャアアア!!」ガクッ

565: さぎし:2011/12/28(水) 16:16:01 ID:0b0EqjotSc
さぎし「いやぁ…有意義な狩りだったね」ツヤツヤ

ボレイド「ああ、実に有意義だ」テカテカ

ぶどうさん「すごいすっきりしてるよ」

ぶどうさん「じゃあ僕はそろそろ戻るよ」

さぎし「またね〜」

ボレイド「次何にいく?」

さぎし「その前にこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」

つ絵スレに投下予定のモンハン正月イラスト

ボレイド「凄く…わろしですwww」

さぎし「笑わないでよ」

ボレイド「いやwwwだって来年辰年でしょwww?」

さぎし「いや、この子も一応飛竜…」

ボレイド「ねえねえ、今どんな気持ち?一生懸命書いた絵がボロクソに言われてどんな気持ち?」

さぎし「甚だ遺憾である」

ボレイド「まあ、お前はリアルな絵よりもそういう柔らかい方があってるよ」

さぎし「…ありがと」

ボレイド「で?その絵はどうするつもりなん?」

さぎし「え!?いや…とある場所?に提出予定」

ボレイド「HAHAHA☆YAMETOKE」

さぎし「ちょっ!?いいもん!!わかる人はわかってくれるもん!!」
566: さぎし:2011/12/28(水) 18:41:16 ID:lnDs.6DFoU
ボレイド「で?何狩りにいくん?」

さぎし「んー未定」

ボレイド「じゃあ、ナルガいくか」

さぎし「お願いします着いていかせてくださいご主人様」

ボレイド「はやっ!?」

さぎし「あ、じゃあお兄さんと一緒のクエストいこうかな」

ボレイド「ナルガ亜種?」

さぎし「うん、同時に愛でたい」

ボレイド「構わんけど…愛でられるかな?」ニヤニヤ

さぎし「妨害しないでよ?」

ボレイド「だが断る」

さぎし「お巡りさんこいつです」
567: さぎし:2011/12/28(水) 18:48:56 ID:V0CJLQQpnI
ナルガ「キシャアアア!!」

さぎし「ヤバい、マジでナルガたんかあええ、無理鼻血出る、つか吹く」

ボレイド「落ち着け」

さぎし「性別なんて関係ないよね?」

ボレイド「早まるな」

さぎし「もう我慢できない…突貫してくる!!」

ギリー「・・・」ズシーン

ボレイド「お、兄降臨」

さぎし「お兄さんどいて!!ナルガたん愛でれない!!」

ボレイド「これは怖い」

さぎし「あ、そっか…兄妹共に愛でればいいんだ…」

さぎし「グヘヘヘヘ」

ボレイド「おお、ゲスいゲスい(笑い方が)」

ボレイド「とりあえず罪のない兄妹を避難させよう」

ペシッペシッ

さぎし「あ!!何やってんの!?」

ボレイド「こやしました」

さぎし「ああ…ナルガたんが…」orz

ボレイド「追いかければいいじゃん」

さぎし「そうするつもり!!」ダッ

ボレイド「やれやれ」
568: さぎし:2011/12/28(水) 20:06:23 ID:2Umh8PxHAA
さぎし「どこかな〜ナルガたんハアハア」

さぎし「クンカクンカスーハースーハ、よし、こっちか…」

ボレイド「ゲームなんだからわかるわけ…」

さぎし「発見!!」

ボレイド「うそ!?」

さぎし「ナルガた〜んハアハアハアハアハアハア」

ボレイド「駄目だこの変態、早くなんとかしないと」

ギリー「グギャアアア!!」

さぎし「お兄さんもいました!!」

ボレイド「・・・さぎすんが時々わかんなくなってくるよ」

さぎし「愛の力だよ」

ボレイド「それ、本気で言ってる?」

さぎし「私はいつでも大真面目だ!!」

ボレイド「とっとと殺るか」

さぎし「駄目!!お持ち帰り!!」
569: さぎし(もっとアクティブにいこう…):2011/12/28(水) 21:06:17 ID:7yUYKTB.9o
さぎし「・・・」

ボレイド「いや〜有意義な狩りだ」

さぎし「よく言うよ…足を引きずって必死に逃げるナルガたんを見てなんとも思わんのか!?」

ボレイド「お前だって嬉々としてやったじゃないか」

さぎし「ナルガたんが可愛くて…つい///」

ボレイド「立派な変態だな」

さぎし「ていうかそろそろ授業始まるからこの続きは放課後にしない?」

ボレイド「把握した」

ボレイド「授業中にナルガで妄想すんなよ?さぎし分かりやすいから」

さぎし「失敬な!!そんな所構わずハアハアせんわ!!」

ボレイド「この言葉がさぎしの最後の言葉であった」

さぎし「嫌な死亡フラグを建てないでよ…」
570: さぎし:2011/12/28(水) 21:11:17 ID:7yUYKTB.9o
〜〜〜授業中〜〜〜

さぎし「(ボレイドったら、そんな頻繁にハアハアしてたら体がもたないよ)」

さぎし「(体がもたない…ナルガたんに襲われて…いや?襲いかかるか?あ駄目だ、女同士だった)」

さぎし「(じゃあお兄さんを組伏せるか?いやいや、ナルガたん一筋だし)」

さぎし「(いや、そもそも性別なんて壁を気にしてるからいけないんじゃない?)」

さぎし「(そうだよ…ナルガたんが私を愛してくれて、私もナルガたんを…)」

さぎし「ハアハアハアハア」

先生「さぎし、後で職員室な?」



ちなみにマジで職員室に行きましたorz
571: つC:2011/12/28(水) 21:18:26 ID:er1kGvKtyM
あれ?足引きずる後ろ姿ってゾクゾクしない?


572: さぎし:2011/12/28(水) 21:25:20 ID:x.G53gS2Po
>>571

(ナルガたんの足を引きずる姿には)ハアハアします

支援感謝です♪
573: さぎし:2011/12/28(水) 21:49:38 ID:7yUYKTB.9o
〜〜〜放課後〜〜〜

ボレイド「・・・」ニヤニヤ

さぎし「・・・」

アマフ「さぎし、大丈夫?」

さぎし「放っといて…」

ボレイド「フラグ回収お疲れ様です」ニヤニヤ

さぎし「違うもん…別にナルガたんを使ってやらしい妄想なんかしてないもん…ただナルガたんと抱き合ってニャンニャン未遂を想像してただけだもん…」

アマフ「ごめんさぎし…フォロー出来そうにない」

さぎし「いいの…」

ボレイド「まあ、あほしは放っといて、アマフは今日時間あるの〜?」

アマフ「今日は就職試験があるからあまり狩れないかな」

さぎし「そっか…じゃあスネ夫にいこうよ」

ボレイド「アルパカリオンですねわかります」

アマフ「アルバトリオンでしょ?」


574: さぎし:2011/12/28(水) 22:33:47 ID:ZCotc6Wbzw
さぎし「作戦はいつも通り?」

ボレイド「まあな」

アマフ「じゃあ俺が囮をするよ」

さぎし「気を付けてね」

ボレイド「まずかったら、迷わずのガードだかんな!!」

アマフ「わかってるよ」

さぎし「来たよ!!」

ボレイド「さぎし!!かわせ!!」

さぎし「ほいさ!!」ヒョイ

ボレイド「刺さったぞー」

さぎし「角もらたー!!」

アマフ「おれはここでのんびりしてるよ」

さぎし「アマフー!!」

ボレイド「オンドゥルルギッタンディスカー!!」

アマフ「いやいや、楽したいし?」

さぎし「アマフ!!足場が!!」

アマフ「え!?うわあああ!!」

アマフは力尽きた

さ&ボ「アマフー!!」
575: さぎし:2011/12/28(水) 22:40:34 ID:UurEijsl7g
さぎし「アマフが!!」

アマフ「あれ?前にもこんなことなかった?」

ボレイド「じゃあ…次は…」チラッ

さぎし「見ないで…私を見ないでぇ!!」

ボレイド「だって…ゲフッ!?」

さぎし「ボレイド!?」

ボレイド「くっそ、油断した…」

さぎし「体力大丈夫!?」

ボレイド「薬草美味しいです!!」

さぎし「お願いだから秘薬使って!!」

ボレイド「エア火事場を発動したボレイドは負けな…ガハッ!!」

ボレイドは力尽きた

ボレイド「殺られちゃった☆」

さぎし「ボレイドー!」
576: さぎし:2011/12/28(水) 22:53:18 ID:ZCotc6Wbzw
さぎし「どうしよう…これってピンチだよね!?」

さぎし「二人が乙したから…私が死ぬわけにはいかない!!」

さぎし「やってやる!!」

さぎし「やああああ!!」

アマフ「ボレイドー、この前でたガンダムの新作だけどさ〜」

ボレイド「ああ、あれ?やったよ」

アマフ「どうしてもキュベレイが倒せないんだけど…」

ボレイド「シャイニングフィンガーで一撃余裕ですた」

アマフ「ああ!!シャイニングね、使ってみる」

さぎし「戦えよ!!」

ボレイド「しょうがないから戦うか…」

アマフ「このままさぎしが乙れば展開的には美味しいけどね」
577: さぎし:2011/12/28(水) 22:59:56 ID:UurEijsl7g
さぎし「鬼人大迷惑斬り!!」

アルバ「ギシャアアア!!」

目標を達成しました

ボレイド「おおー」

アマフ「すごーい」

さぎし「すごーい…じゃないよ!!後半二人ともただパチパチやってただけじゃん!!」

ボレイド「何を言ってる!!さぎしを応援してたんだ!!」

さぎし「凄いイライラが溜まったんだけど…」

アマフ「音を立ててアルバを惹き付けてたんだよ」

さぎし「アルバ一回もそっちにいかなかったよね?全部私にきたよね?」

ボレイド「・・・」ツイ

アマフ「・・・」フイ

さぎし「目を逸らすなぁ!!」
578: さぎし:2011/12/28(水) 23:11:26 ID:UurEijsl7g
〜〜〜家〜〜〜

さぎし「結局あのあと散々ボレイドに弄ばれた…」

さぎし「ていうか…ナルガたんをモフりたい」

さぎし「そもそもナルガたんはなんで存在してないんだ…」

さぎし「私達の心の中に…なんてのはもう時代遅れなんだよ…」

さぎし「ん?メール?」

ボレイド『羨ましいだろう』

さぎし「画像が添付されてる…」

ボレイド『ナルガクルガ希少種、マジ強いですwww』

さぎし「・・・」ビキッ

ボレイド『悔しかったらはよ3G買いなさいwww』

さぎし「・・・チクショー!!」



【とあるさぎしの狩猟生活2】

fin
579: さぎし(投下終了):2011/12/28(水) 23:16:16 ID:UurEijsl7g
3G欲しいです(つд;*)

とあさぎ第二回が終わりました

次のお話は>>555さんのリクエストで金レイアのお話です!!

最近いい話がガンガン浮かぶのでネタに困りませんwww

でも…出来れば皆さんのアイデアも…欲しいかな〜なんて…チラッ

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪


580: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 03:19:30 ID:PWrM4S9Nkg
ボレイドさんマジイケメンドS
次回のとあさぎも楽しみにしてます
581: さぎし:2011/12/29(木) 09:08:43 ID:oMqyib8Ie.
>>581

ボレイドは性格も外見もイケメンなのに…
ドSだからなぁ…
でもそんなボレイドについて回ってる私はきっとドMなんだろうな
(´・ω・`)

とあさぎ第三回ですかwww

うーん、まあやろうと思えば出来そうなんですけど、話にするほどの価値がないとりとめのない会話ばっかだし…これモンハンSSであってさぎしSSじゃないし…

期待ありがとうございます♪

頑張ってみます
582: さぎし(581は580の間違いです):2011/12/29(木) 11:12:25 ID:mWNMm1VxPM
【金火竜と少年】

レイア「桜お姉ちゃんがあのアプトノスをどっかやったんでしょー!!」

桜「私…やってない…蒼」

レイア「蒼さんは桜お姉ちゃんの旦那さんなんだから、桜お姉ちゃんのせいだ!」

桜「蒼…悪く言う、駄目」

ルナ「二人とも、そこまで、レイアも新しいアプトノスを見つければいいでしょ?桜も蒼君に注意するように」

レイア「ルナお姉ちゃんは黙っててよ!!」

ルナ「・・・」

レイア「…!!」

レイア「えと…ごめんなさ…」

ルナ「だめ」ニコ

レイア「ひっ!!」

レイア「ニギャアアアア!!」

桜「ありがとう…ルナ姉さん」

ルナ「桜、ああいう時はしっかりはっきり言わないと」

桜「うん…」

ルナ「私、見回りにいくから、留守番よろしくね」

桜「いってらっしゃい」

レイア「うう…いってらっしゃい…」
583: さぎし:2011/12/29(木) 11:20:35 ID:mWNMm1VxPM
ルナ「やれやれ、あの二人にも困ったものだわ…」

ルナ「いつもはとってもいい子達なのに…」

ルナ「こういうのって姉バカっていうのかしら…」

どんどん近づいてくる森丘の景色を眺めながら呟く、あの妹達をなんとかする方法は無いものか…

私はルナ、金火竜と呼ばれている種族である
だからといってとりわけ自分が特別だとは思ってないし、てのかかる妹達のせいではっきり言うと婚期を逃したのかも知れない…

私は人間に直すと23くらいである、ちなみにレイアは15で桜は18だ

若いと思われがちだが、桜くらいの年齢で番を見つけなければこの先番が見つからないなんて事もある

ルナ「はあ…桜が羨ましいわ…ん?」

ルナ「人間の匂い?」

空に漂う微かな人間の匂い…しかもまだ幼いみたいだ

ルナ「いってみる?」

僅かな好奇心で私はその匂いの元に向かった
584: さぎし:2011/12/29(木) 11:37:11 ID:Z5wDWglJyY
少年「・・・」

匂いの元にたどり着くと、そこには10もいってない幼い少年がいた

少年はただ座ってぼーっとしてるだけだ

私は少年の少し後ろに降り立った。少年はこちらを振り向き、驚いたように目を丸くした

少年「金色の…竜さん?」

ルナ「グルル」

私は人間の言葉は理解出来るが喋れない、だから少年の問いにもただ唸ってしか答えられない
だが、少年は怯えた様子もなくゆっくりと近づいてきた

少年「僕を食べるの?」

私の頭を触りながら質問をしてくる少年、それに私は首を振った

少年「へえ…食べないんだ…そっか」

少年は満足したのかまた腰を降ろしぼーっとし始めた

私はなんとなくその少年が気になって、側に寝そべった

少年「側にいてくれるの?」

ルナ「ガルル」

少年「ありがとう」

少年は私の頭に手を置いて柔らかく微笑んだ
585: さぎし:2011/12/29(木) 14:46:26 ID:K4d3pfVY/I
少年「僕…お父さんとお母さんいないんだ…捨て子っていうんだって…」

しばらくぼーっとしていると少年は語り始めた

少年「えっとね、僕が産まれた時に施設?っていう場所があって、そこに預けられたんだ」

少年「でも…施設もあんまり上手くけいえい出来なくて…とうさんしちゃったんだ…」

少年「その後、親戚の叔父さんの所に引き取られたんだけど…叔父さん達も死んじゃった…」

少年「後で知ったんだけど、僕、忌み子って呼ばれてるんだって」

忌み子…聞いたことがある、その身に一生癒える事の無い呪いを宿し、不幸を振り撒いて渡り歩くという呪われた子供だ

少年「だから…金色の竜さんも、僕と一緒にいたら、嫌な目にあっちゃうよ」

少年はぎこちなく私に微笑みかけたが、その顔は今にも泣き出しそうだった

私は彼と一緒にいたかった、何故なら彼の側から離れたらいけないような気がしたからだ

それに…私は金火竜
私に出会うと幸福が訪れるという伝説が人間達の間で語られているというのを聞いたことがあった
586: さぎし:2011/12/29(木) 14:58:33 ID:oSavWM8e4A
もちろんそんなのはただのまやかしで、幸福なんて訪れる訳がない
でも、もしそれが本当なら…少年の側にいてあげて、彼を幸福に出来なくても彼の呪いを相殺出来るかも知れない

私は翼を使って、少年をゆっくりと抱き寄せた

少年「ありが…とう」

少年の瞳から一粒の涙が零れ落ちる、この気持ちはなんでしょう?
少年はあったかそうに私の首元にしがみついた

少年「あったかい…」

普段ブレスと呼ばれる特殊な攻撃を繰り出す喉部分は熱を帯びている

…が、くすぐったい

ドスラン「グギャアア」

少年「!!」

ルナ「・・・」
587: さぎし:2011/12/29(木) 15:07:39 ID:oSavWM8e4A
声のする方を見てみるとランポス達の長であるドスランポスがいた

その目は少年を獲物として捉えていた

ドスラン「グルルル」

ドスランポスが徐々に距離を詰める

少年「・・・」

少年は私にしがみついたまま動かない

少年「金色の竜さん、逃げてよ、このままじゃ金色の竜さんが…」

少年が次の言葉を紡ぐまえにドスランポスが飛びかかる、私は寝そべったままの状態でドスランポスの顔に正確に火球をぶつけた

ドスラン「ガギャアアア!!」

ドスランポスは大きく吹き飛びすごすごと逃げていった

ルナ「全く…鳥竜種の分際で私に敵うなんて…」

少年「・・・す、凄いよ!!金色の竜さん!!」
588: さぎし:2011/12/29(木) 15:16:14 ID:oSavWM8e4A
少年はキラキラした目をしながら私に抱きついてきた

うん、嬉しいけど苦しい

少年「凄いよ!!バーンって!!ドーンって!!」

ひょっとして少年はブレスを初めて見たのだろうか…ハンターからは嫌われてるが…自分の特技を誉められて悪い気はしない

ルナ「・・・」ヒョイ

少年「う、うわ!?金色の竜さん?」

私は彼の着ている衣服の襟をくわえ、背中に乗せた

少年「え?」

少年は訳のわからない顔をしていたが…私が飛び立つ気配をすると首にしがみついてきた

ふむ…悪い気はしませんね

そのまま大空に高く飛び上がり巣を目指す

少年「うわぁ…!!」

少年は普段見ることのない景色に感動の声をあげていた


589: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 17:51:37 ID:e9udatTRIc
ブナハ装備弓使い少女がでてきてくれれば俺はムッハァァァンできる
590: さぎし:2011/12/29(木) 17:55:26 ID:x.G53gS2Po
>>589

そのリクエスト
引き受けた!!

じゃあ、資料探しに狩りにいってきますノシ

ところで弓使いの女の子ってエーデリ…

うわ、何するやめ…
591: さぎし:2011/12/29(木) 18:32:08 ID:7yUYKTB.9o
巣に降り立ち、静かなのが違和感を覚え中を覗く

中には誰もおらずシーンとしていた

ルナ「二人とも出掛けたのかしら…」

そう呟いて、草で出来たベッドに少年を静かに降ろす

少年「ん…」

少年は小さく声を出したがそのまま眠ったままだ

ここに来る途中、少年ははしゃぎ疲れたのか寝てしまった
はっきり言って寝てしまった少年を乗せて飛ぶのは疲れた

ルナ「レイアと桜にちゃんと説明しないとね」

少年の寝顔を見てると年相応の幼さが私を微笑ませてた、母性本能かしらね…まだ子供いないけど

ルナ「ん…私も少し疲れたかしらね…」

この少年をこれからどうしようか、私はそんな事を考えながら少年を包み込むようにして眠りについた
592: さぎし:2011/12/29(木) 22:28:53 ID:CX5LhhRtAI
桜「レイア…姉さん寝てるから…」

レイア「何いってんの!?寝てるからこそやるんじゃない!!」

桜「寝起きどっきり…多分失敗すると思う」

・・・騒がしい
多分レイアが私にイタズラを仕掛けようとしてるんですね…ならば返り討ちにしてあげましょう
愛のムチというやつです

レイア「絶対に物音立てないでよ?」

桜「もう充分うるさい気が…」

しかし…どういうイタズラを仕掛けてくるのかわかりませんね…

桜「そういえば…どういうどっきりをするの?」

桜ナイス!!

レイア「ふっふっふ、よく聞いてくれました、お姉ちゃんは首が弱いからそこを噛んでびっくりさせるの!!」

なんと幼稚な…まあレイアらしいですね

ですが、私もやられてばかりではいませんよ?
593: さぎし:2011/12/29(木) 22:34:39 ID:DHgqDkt.zs
レイアが私の側に近寄る気配、そして徐々に首に近づく生暖かい吐息

ルナ「今です!!」

私は尻尾をレイアの足に手加減をして打ち付ける

レイア「え?きゃ!!」

見事にステンと横倒しになるレイア、うん気持ちいい

そのままレイアにのし掛かり補食体勢を取る

レイア「ふああああ!?」

ルナ「甘かったですね、レイア」

レイア「ご、ごめんなさ…」

ルナ「もう少し頑張りましょう♪」ニコ

レイア「いにゃあああ!!」

桜「・・・ん?」

少年「zzz」

桜「・・・人間?」
594: さぎし:2011/12/29(木) 22:44:25 ID:CX5LhhRtAI
ルナ「ふぅ…お仕置き完了」

レイア「ひぐっ、えぐ…酷いよ…」

ルナ「何が酷いもんですか?実力を計りなさい」

レイア「だってー!!」

桜「姉さん姉さん」

ルナ「ん?どうしました?」

桜「人間」

ルナ「・・・あ」

レイア「ふぇっ?人間?」

ルナ「あー、えーとですね、これは…」

桜「可愛い」ツンツン

ルナ「つつかない!!」

レイア「あー、ショタだー!!」

ルナ「変な言葉を使わない!!」

桜「姉さん…ショタコン…」

ルナ「ち、違います!!連れ帰っただけです!!」

レイア「え…それって誘拐…」

ルナ「違います!!」

少年「んん…」

三匹「!?」
595: さぎし:2011/12/29(木) 22:51:53 ID:CX5LhhRtAI
少年「ん…金色の竜さん?」

ルナ「ほら、起きちゃったじゃないですか!!」

レイア「お姉ちゃんしかうるさくなかったよ?」

桜「・・・」コクコク

ルナ「/////」

少年「緑色の竜さんに…桜色の竜さん?」

桜「・・・」

少年「金色の竜さんのお友達?」

ルナ「・・・」フルフル

少年「え?じゃあ…」

私は妹達を踏み台にして上に立つ

少年「・・・姉妹?」

ルナ「・・・」コクコク

少年「そっか…妹さんなんだ…」ニコ

少年は柔らかく微笑むと桜とレイアに近づき

少年「よろしく」スリスリ

二人に頬擦りをした

・・・別に羨ましい訳じゃありませんよ?
596: 名無しさん@読者の声:2011/12/29(木) 23:13:48 ID:DSNk450xsE
つC
このスレも1000まで行ってね!!
597: さぎし:2011/12/29(木) 23:23:23 ID:CX5LhhRtAI
>>596

支援感謝で…え?

1000?

無理難題を仰りますなぁ(棒)
598: さぎし:2011/12/29(木) 23:32:10 ID:CX5LhhRtAI
少年「・・・」キョロキョロ

ルナ「・・・?」

少年「少し…探検してもいいかな?」

ルナ「・・・」コクン

少年「!!」パアアア

少年「じゃあいってくるね!!」タッタッタ

桜「あの子、どうしたの?」

レイア「本当に誘拐したの?」

ルナ「違います」

私は二人にあの少年の事を説明した

レイア「へー」

ルナ「なんですか?その反応の薄さは」

桜「どうするの?」

ルナ「どうって…」

桜「あの子が死ぬまで側に居続けるの?」

ルナ「・・・」

桜「残酷な事だけど…あの子は人間で…私達は竜、壁は大きいよ」

ルナ「わかってます…でも見守ってあげたい」

桜「姉さんがそういうなら、私も協力するよ」

ルナ「桜…」

レイア「わ、私も手伝うよ!!」

ルナ「・・・不安です」

桜「うん」

レイア「な、なによぅ!!」
599: さぎし(投下終了):2011/12/29(木) 23:37:51 ID:CX5LhhRtAI
金レイアはなんとなく上品な感じがする!!

桜レイアは無口な甘えん坊な感じがする!!

レイアはやんちゃでおてんばな感じがする!!

これが私のイメージですね(´・ω・`)

まあ、イメージと違うかもしれませんが…そこはご了承下さいm(__)m

1000か…まあ、確かに
行けるならいきたいですね

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪

>>600は誰が取るかなぁ?
600: 名無しさん@読者の声:2011/12/30(金) 00:33:46 ID:UYpXziN.hU
俺だ!!
っ顎主任の鉤爪
っファンゴの頭
っCCCCCCCCCCCCC
601: さびし:2011/12/30(金) 06:59:38 ID:KfqTBR3FlY
>>600

貴方かwww!!

600おめでとうございます

うん…別に寂しくなんかないよ?

ただ…目の中にゴミが入った…だけ…

支援感謝です♪
602: さぎし(更新亀で申し訳ない):2011/12/30(金) 11:00:47 ID:bbAUQQPDiw
少年「ねえねえ、金色さん」

突然少年が足にしがみついてきた

ルナ「?」

少年「あ、あの…名前とかないかな…って」

どうやら少年は私達の名前を知りたいらしい
まあ、字はかけるが伝わるかどうか…やってみますか

私は手頃な枝をくわえそれぞれの名前を書く
字に関しては…聞かないで

少年「えーと、ルナ?に桜…レイア…って言うの?」

ルナ「・・・」コクン

少年「えへへ、ルナ」ギュッ

ルナ「!!」

少年は私の顔に抱きつくと、頬擦りをする。しかも二匹の時に比べかなり長い時間だ

嬉しい…でもどうして嬉しいのかわかりませんね

レイア「あ、ルナお姉ちゃんずるい!!」

桜「私も…」

二人が次々に首を伸ばし少年に頬擦りを要求する。少年は困った顔をしていたが二匹にも同じように頬擦りをしてあげた


・・・なんかイライラする
603: さぎし(´・ω・`):2011/12/30(金) 12:55:28 ID:LEiceYsiw.
桜「・・・」スリスリ

レイア「えへへ♪」スリスリ

少年「二匹とも甘えん坊なのかな」スリスリ

ルナ「・・・」

まあ、二匹とも年下ですし、妹ですし、私は年上ですし、大人ですし…

ルナ「はあ…まだまだ私も子供ですね」

少年「何?」

少年には私がただ唸っただけにしか聞こえない筈だが、それでも私の側に来てくれて嬉しかった

桜「・・・レイア、いくよ」

レイア「え?なんで?」

桜「いいから…」グイグイ

レイア「お、押さないでよ〜」

・・・我が妹ながらなんて空気の読める奴だ

こうして巣には私と少年のが取り残された
604: さぎし:2011/12/30(金) 14:00:05 ID:T4cBKsgiVM
少年「・・・」

ルナ「・・・」

気まずい…非常に気まずい

私としてはこの少年が側にいてくれればそれで満足するのだが、少年はどう思ってるのだろうか?

チラっと、少年を見る

少年「・・・あ」

目が合ってしまった
慌てて目を逸らす少年
それが可愛らしくて、少年の顔を舐めてやった

少年「うわ?ちょっとルナ!!くすぐったいよ」

少年は抵抗するが全然力が入ってなく、私は少年の顔がベタベタになるまで舐め続けた

少年「・・・ん」

少年の力が弱まるのを感じてゆっくり少年を押す。ポスッと草のベッドに倒れた少年に覆い被さり舐め続ける

少年「ん…あ」

少年の服を捲り剥き出しの腹に舌を這わせると少年はピクリと体を震わせ小さく声をあげる

実にけしからん

605: さぎし:2011/12/30(金) 16:12:13 ID:BXUEK2.5u2
もしかして…私はこの少年に欲情しているのか?

その事を思案するために少年から離れ、しばし考え込む

自分よりはるかに小さく、年齢も倍近く離れているこの少年に欲情?

試しに少年に食らいつこうと口を開ける
少年は不思議そうに眺め口の中に手を伸ばしてきた

少年「ルナ?どうしたの?」

少年は私の舌に手を絡めながら聞いてくる

私がこの口を閉じれば、いとも簡単に少年の手はこの世から消失する

ルナ「・・・」

でも出来なかった
したくなかったのだ
少年が苦痛に歪む顔は見たくない

私は少年から離れ、巣から飛び立った

少年はただそれを眺めていただけだった

606: さぎし:2011/12/30(金) 16:19:48 ID:BXUEK2.5u2
ルナ「はあ…」

巣の近くにある水飲み場、そこで私は葛藤をしていた

私は一体あの少年をどうしたいのか?いつかくる別れは近いのか遠いのか?

ルナ「どうしたらいいんでしょう…」

桜「なるようになるんじゃない…」

ルナ「そこが問題なんですよ」

桜「姉さんの好きにすればいい…私達はそれを助ける事しか出来ないから…」

ルナ「ええ…って、桜!?いつから!?」

桜「姉さんが…巣から飛び立った辺りから」

ルナ「そこからですか…」

桜「どうするの?」

ルナ「わかりません…自分がどうしたいのか」

ルナ「彼が好きだとか、愛してほしいとかそんなんじゃないです」

ルナ「ただ…側にいたい」

桜「・・・側にいたいのに…なんでここにいるの?」

ルナ「あれ以上あそこにいたら頭がおかしくなりそうだからです」

桜「なんで?」

ルナ「なんでって…何故でしょう…」
607: さぎし:2011/12/30(金) 16:26:14 ID:4a/V8q7lfc
桜「姉さんは…もう少し自分に素直になるべき」

ルナ「・・・」

桜「レイアは、素直の塊でしょ?」

ルナ「確かに…」

桜「あの子は…自分に忠実で、やりたい事に一生懸命で…真っ直ぐ」

ルナ「・・・」

桜「姉さんは少し自分に嘘をつきすぎ」

ルナ「そんなことありませんよ、私にだってやりたい事があります」

桜「何?」

ルナ「そうですね…まず桜やレイアが元気でいてくれるように面倒をみる、ですかね」

桜「・・・」

ルナ「それに、私はまだ旦那を見つけてません、いい加減見つけなければ」

桜「あの子でいいじゃん」

ルナ「・・・は?」

桜「あの子でいいんじゃない?」

ルナ「貴女はいきなり何を!?」

桜「姉さん…旦那ってのはね、種族の繁栄の為にだけあるんじゃないの、好きな人でもいいんだよ」

ルナ「好きな…人」
608: さぎし:2011/12/30(金) 16:32:24 ID:BXUEK2.5u2
ルナ「わ、私はあの子をそんな対象には…」

桜「じゃあ嫌い?」

ルナ「だから!!」

桜「人間だよ?たくさんの仲間を殺した奴らの仲間だよ?憎くないの?」

ルナ「あの子が殺した訳ではないでしょう…それに人間にも言えることです」

桜「そう…結局は人間も私達も一緒なんだよ」

ルナ「・・・」

桜「姉さんは常識に囚われすぎだよ」

ルナ「ですが…種族が」

桜「じゃあ殺してあげようか?」

ルナ「!!」

桜「姉さんがあの子のせいで悩み苦しむなら…私があの子を殺そうか?」

ルナ「桜!!冗談はその辺に」

桜「本気だよ」

桜「私は姉さんの事好きだよ」

ルナ「・・・駄目です」

ルナ「例え貴女と刺し違えても、あの子は殺させません」

桜「・・・」
609: さぎし:2011/12/30(金) 16:36:25 ID:BXUEK2.5u2
桜「妬いちゃうな…」

ルナ「へ?」

桜「私の方が、ずっと長く姉さんと過ごしてきたのに」

ルナ「桜…」

桜「それだけあの子の事を守りたいなら…それが好きって事じゃないの?」

ルナ「・・・」

桜「こんな所で問答をしてる暇はないんじゃない?」

桜「巣には時々ランポスが来るよ?」

ルナ「・・・あ!!」

桜「いってあげなよ」

ルナ「ありがとう!!桜!!」バサッ

桜「・・・」



ルナ「お願い…無事でいて!!」
610: さぎし:2011/12/30(金) 17:48:32 ID:fivm.qIdlA
巣に着いた私の目に真っ先に飛び込んできたのはランポスに囲まれている少年…を守るように威嚇しているレイアの姿だった

レイア「もう、邪魔!!」

レイアは尻尾をブンと振るうが、ランポスはそれをかわしレイアに爪を突き立てようとする

レイア「この〜ちょこまかと〜!!」

ランポス「ギャア、ギャア!!」

少年「レイア!!後ろ!!」

少年がレイアに注意を呼び掛けるがレイアは人間の言葉が分からない
だが、辛うじて後ろから迫るランポスに気付き

レイア「わあ!!」

少年をくわえ低空飛行でかわす

レイア「数が多いなぁ…」

少年「・・・」

レイア「でもこの子をおいて逃げるわけにはいかないよね」

レイア「ルナお姉ちゃんの好きな人だもん」

ルナ「!!」

ルナ「レイア…ありがとう」

私は巣に踏み込み
ありったけの力を使い
洞窟内にこだまする咆哮を発した

ルナ「グギャアアアアア!!」


611: 名無しさん@読者の声:2011/12/30(金) 20:58:16 ID:tsRNi94jtU
ヒマさえあればチェックしてますよ(・∀・)

つC
つ元気ドリンコ
612: さぎし:2011/12/30(金) 21:56:29 ID:CrrmOLoToc
>>611

惚れた

支援&ドリンコ感謝です♪

徹夜で頑張りますよ!!
(`・ω・´)
613: さぎし:2011/12/30(金) 23:00:35 ID:4cFvDuF3SA
ランポス「!!」

レイア「お姉ちゃん!!」

ルナ「待たせましたね…もう大丈夫ですよ!!」

私は咆哮で硬直しているランポス達に正確に火球を吐き出す

バーン!!バーン!!バーン!!

ランポス「ギャアアア!!」

肉の焦げる音がし、一匹が絶命する
残る二匹も逃げようか迷っている素振りだったので、もう一度特大の咆哮を浴びせる

ようやく叶わないと悟ったのか、二匹は足早にその場を立ち去った

ルナ「レイア!!無事ですか!?」

レイア「もう…遅いよ」

レイアの足には無数の爪痕があった…恐らく少年を守りながら戦っていたのだろう

ルナ「ごめん…ごめんね…」

レイア「いいよ…お姉ちゃんなら来てくれるって信じてたから」

ルナ「レイア…ありがとう」

レイア「もういいからさ、そんな情けない顔をあの子に見せるつもり?」


614: さぎし:2011/12/30(金) 23:08:14 ID:DPz2SFX2Rw
ルナ「・・・」ブンブン

私は首を振って涙を飛ばすと、少年の元に歩みよった

少年「・・・」

少年は私をじっと見つめたまま動かない

・・・恨まれてるだろうな…勝手に飛び出して危険な目に会わせて

ルナ「・・・グル」

叱られる覚悟は出来ていた、嫌だけど…嫌われる覚悟も出来ていた

少年「・・・ルナ」

ルナ「!!」ビクッ

少年「お帰り」ニコ

ルナ「!?」

ルナ「グ、グアアア…」ポロポロ

少年は微笑んで私をそっと抱き締めた

ルナ「ガアウ…ガア」

少年「大丈夫、僕は怪我してないし、ルナの事を怒ってないよ、来てくれてありがとう」

嬉しい、嬉しい!!
この少年に頼られる事が私には、最高に心地良かった
615: さぎし:2011/12/30(金) 23:15:54 ID:4cFvDuF3SA
桜「間に合ったみたいだね…」

レイア「桜お姉ちゃん遅い!!」

桜「イチャイチャしてた」

レイア「・・・」ビキッ

ルナ「二人とも、少し話があるの」

桜「・・・何?」

レイア「へ?」

ルナ「私、あの子が好き、あの子の側にいたいの」

レイア「・・・」

桜「・・・」

ルナ「お願い!!どうしても一緒にいたいの!!」

レイア「何を今更」

桜「なに?ようやく決心したの?」

ルナ「へ?」

レイア「ルナお姉ちゃんの特別はあの子なんでしょ?じゃあ一緒にいればいいじゃん」

ルナ「怒らないの?」

桜「怒る要素が見当たらない」

ルナ「二人とも…ありがとう!!」

レイア「その代わり、多少の失敗には目を瞑ってね」

ルナ「それとこれとは話が別」

レイア「酷い!?」
616: さぎし:2011/12/30(金) 23:27:37 ID:4cFvDuF3SA
蒼「・・・で?なんで俺が呼び出される訳?」

ルナ「ごめんね、蒼君」

桜「ごめん…」

蒼「ルナさん、謝らんといて下さい、桜も、怒ってないから」

レイア「いいじゃん別に」

蒼「お前は黙ってろ」

少年「えっと…お友達ですか?」

蒼「よう、俺は蒼って言うんだ、よろしくな」

少年「こ、言葉が!?」

蒼「ああ、少しばかりな」

少年「よ、よろしくお願いします…」

蒼「はっはっは、そう固くなんなって」

蒼「今日来たのは、お前に竜語を覚えてもらう為にきたんだ」

少年「竜語?」

蒼「簡単に言えばルナさん達と話せるようになってもらう」

少年「ルナ達と!?」

蒼「だが、かなり難しいし時間もかかる…それでもいいなら…」

少年「お願いします!!教えて下さい!!」

蒼「・・・ああ、そのやる気があるなら充分だ」

蒼「頑張って覚えような?」

少年「うん!!」
617: さぎし:2011/12/30(金) 23:57:23 ID:DPz2SFX2Rw
少年「え…そのにくわ、ぼくのだ…」

蒼「うーん、飲み込みは早いが片言だな…」

ルナ「蒼君…どんなかんじ?」

蒼「飲み込みは早いですね…これならもう少しで会話程度はできますよ、片言が多そうですけどね」

蒼「でも、あいつは真っ直ぐです…覚えようとする努力が凄い」

蒼「いつの世界も、天才を凌駕する努力家がいるんですよ」

蒼「あいつはまさにそれですね」

ルナ「そう」

蒼「ただ、そう考えると恐ろしくなります、あいつがもしハンターとして努力してたら…」

ルナ「蒼君、それでも私はあの子を信じるわ…」

蒼「わかってます…教える事はすべて教えるつもりですよ…そのあとは」

ルナ「あの子に任せます」

蒼「わかりました」
618: さぎし:2011/12/31(土) 00:26:08 ID:DPz2SFX2Rw
少年「蒼さん、ありがとうございました」

蒼「お、上手に言えたな」

少年「えへへ」

ルナ「上達しましたね」

少年「ルナ!!」

ルナ「はい」

少年「これで…お話出来るね!!」

ルナ「ええ」

蒼「じゃあルナさん、俺はそろそろ」

ルナ「ありがとう、蒼君」

蒼「いいですよ、しっかりそいつの面倒を見てやって下さいね」

ルナ「はい」

蒼「じゃ」バサッバサッ

少年「さようならー!!」

619: さぎし:2011/12/31(土) 00:30:55 ID:DPz2SFX2Rw
少年「・・・」

少年は何かを考え込むように俯いて

少年「ルナ…」

ルナ「はい」

少年「レイア…桜…蒼…」

ルナ「どうしました?」

少年「皆には…名前があるなって」

ルナ「・・・」

少年「僕も、名前が欲しいな…」

ルナ「・・・私に、つけさせてくれますか?」

少年「え?」

ルナ「私に貴方の名前をつけさせてください」

少年「・・・」

ルナ「駄目ですか?」

少年「いいよ!!ルナなら大丈夫!!」

ルナ「では…『ノア』と」

ノア「ノア…」

ルナ「皆から愛される名前なんです」

ノア「ノア…ノア!!」

ノア「ありがとう!!ルナ!!」

ルナ「どういたしまして、ノア」
620: さぎし:2011/12/31(土) 00:36:14 ID:DPz2SFX2Rw
ノア「僕達、ずっと一緒にいようね」

ルナ「はい」

ノア「大好きだよ、ルナ」

ルナ「私もですよ、ノア」

ルナ「大好きです・・・いいえ、貴方を」




「愛しています」


【金火竜と少年】


fin
621: さぎし(投下終了):2011/12/31(土) 00:42:09 ID:DPz2SFX2Rw
リクエストの金レイアのお話が終わりましたが…

なんとなく、やっちゃった感が否めない…

リクエストしてくれた方、期待に応えられず申し訳ありません

人気SSに挟まれながらの更新でなんとなく少々肩身か狭いという愚痴

そういえば年末ですね
皆さんいかがお過ごしのつもりでしょうか?

私はモンハンやったり、SS更新したりモンハンやったりして年越しします

それに元旦の0時に
正月用のモンハンイラストを投下せねばwww

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
622: 名無しさん@読者の声:2011/12/31(土) 08:15:03 ID:UYpXziN.hU
乙狩れ!!
っファンゴの頭
っ回復薬グレート
っCCCCCCCCCCCCC
リクエストなんだが擬竜化する話が読んでみたい
623: さぎし:2011/12/31(土) 09:12:42 ID:A8xJN2pJRk
>>622

いいリクエストですね

実はこのSS、>>1に書いてある擬竜化がまだ一回も登場してなかったんですよ

・・・決して忘れていた訳ではありませんよ?

では、忘れない内に今日は擬竜化のお話を書きましょう

擬竜化するのは…
読んでからのお楽しみで

とりあえずsageで行きますm(__)m

書く話がアレなんで…
624: さぎし(sage更新でいきます):2011/12/31(土) 09:26:38 ID:A8xJN2pJRk
【最後の手段】

・・・まただ、この地形を見るのはこれで三度目だ

「おい、アレン」

「何?ナルガたん」

片腕で器用に太刀を研いでいる相棒に声をかける

「この道、もう三回目だぞ」

「まじで!?」

私は地図を引っ張りだし、相棒に投げつける

相棒はそれを片腕で器用にキャッチすると(本当に器用だな)地図をマジマジと見つめ

「僕、地図読めないんだった」

「あほ」ゴッ

「いたい!!」

地図が読めないという事を抜かしたので、拳骨をお見舞いしてやる
頭を押さえて唸る様子を見てこいつは本当に凄腕のハンターなのかと、怪しくなってくる

でも、こいつは私の中でも最強最高のハンターで、私の一番大切な人だ

こんなこと言ったらどうせ引っ付いてくるに決まってるからあえて何も言わないでおくがな

「とりあえず道をみつけるぞ、このままじゃまた野宿だ」

「がってん!!」
625: さぎし:2011/12/31(土) 10:52:15 ID:02Flk6/uEY
「う〜ん、一応目印は付けてきたつもりなんだけどな…」

「どういう風につけたんだ?」

「こう、太刀でザシュっと」

「・・・馬鹿か?いや、馬鹿か?」

「二回も言わないでよ」

「お前が馬鹿だから言ってやってるんだ」

「酷いでござる」シュン

「・・・可愛いなんて思ってないからな」

「ナルガたんツンデレ〜」

「・・・」

「すいません調子乗りましたごめんなさい」

「分かればいい」

「でも方角的にはこっちであってるつもりなんだよ?」

「そのつもりが気になるというのがまだ分からないのか?」

「大丈夫、僕に任せ…」

ファンゴ「ブフルル」
626: さぎし:2011/12/31(土) 10:59:40 ID:.ni3VxVP3g
「・・・そういや朝ごはんまだだったね」

「もう昼だけどな」

ファンゴ「ブフ、ブフ」

「下がれアレン、私がやる」

「いや、僕がやるよ、ファンゴなんかにやられてちゃ、カッコ悪いしね」

「・・・そうか、じゃあ頼んだよ」

「隻腕の太刀使い」

「うん」

ファンゴ「ブモー!!」ドド

「遅い!!」ヒョイ

「そら、これで終わりだ!!」

ザシュズバッ、ザン!!

ファンゴ「ブギャアア!!」

「ふぅ…」

「大丈夫か?」

「問題ない」

「流石の早業だな、とても片腕とは思えないな」

「特訓はしてるからね」

「・・・そうか」
627: 名無しさん@読者の声:2011/12/31(土) 13:32:07 ID:LbAYwXsqvo
くらえっ!!いつだったかの支援の宝玉!!!

つCキラキラ
つ年越しそば
628: さぎし:2011/12/31(土) 14:24:08 ID:IzsBeXvC7s
>>627

超レア素材(・∀・)キター!!

支援感謝です♪

蕎麦旨いのぅ
( ̄〜 ̄)
629: さぎし:2011/12/31(土) 14:37:38 ID:IzsBeXvC7s
「でも…やっぱり片腕だと色々不便だね」

「・・・すまない」

「ちょっ!?ナルガたんは謝らなくていいんだよ!?」

「だが…私のせいだ」

「だーかーらー、過ぎたことを言わないの」

「・・・」

「僕の腕が無いのは、ナルガたんを守った勲章だと思ってるから、それでいいんだ」

「・・・参考までに、不便なことってなんだ?」

「ナルガたんを抱き締められない」

「・・・っぷ」

「笑わないでよ」

「お前が抱き締められないなら…私が抱き締めてやる」ギュ

「・・・ナルガたん」

「もう離さないからな、絶対に」

「うん、離れないよ」
630: さぎし:2011/12/31(土) 14:43:53 ID:2hXj.ORQoM
「早くいこうか」

「そうだな…うん?」

「どうしたの?」

「ちょっと待ってろ…うん、うん…わかった」

「?」

「ケルビ達の情報だ、ここら一帯はナルガクルガの縄張りらしい」

「野生のナルガたん!?」

「・・・」

「ち、違うよ!!浮気なんかじゃないよ!!ただ久し振りに野生のナルガたんに会えると興奮してるだけだよ!!」

「まだ何も言ってない」

「と、とにかく!!(色々)危なくなる前にここを抜けよう!!」

「そうだな、元とはいえ私も同族を手にかけたくはないし」

「じゃあ…早くここから離れ…」

クルガ「グルルル」

「・・・」

「・・・」

「ハアハア」

「おいやめろ」
631: さぎし:2011/12/31(土) 16:18:50 ID:M8hQKwiCdE
「ヤバイよ野生のナルガたんだよ…もふもふしてるよ、ブレードがスベスベしてるよ、全体的に黒いよ、小さいお耳がキュートだよハアハア」

「わかったから落ち着いてくれ」

「いやいや落ち着く方が無理な話」

「じゃあ、物理的に落ち着かせるか?」

「やめてください」

クルガ「ガアウ」

「・・・やるしかないか…」

「待って!!」

「なんだ?」

「あのナルガたん…後ろ右足に怪我してる」

「なんだと!?」

クルガ「・・・」ヨロヨロ

「ちょっと武器持ってて」

「お、おい!?アレン!?」

「怖がらなくていいよ…少し診るだけだから」

クルガ「フー、フー!!」

「・・・大丈夫、怖がらないで」

クルガ「ガアウ!!」ブン

ザシュ!!

「・・・っ」

「アレン!!」

「来るな!!」

「・・・大丈夫君に危害は加えないから…お願い」
632: さぎし:2011/12/31(土) 16:23:22 ID:Bg0xubOtgQ
クルガ「グゥ…」

「ありがとう…」ナデ

クルガ「クルルル」ゴロゴロ

「おい、腕を見せろ」

「大丈夫だよ、この位」

「アホか、結構ザックリ切れてるんだ」グルグル

「いた、痛いよ、ナルガたん」

「・・・これくらいしないと、心配なんだ」

「・・・」

「お願いだから、私の目の前で傷つかないでくれ…不安で、もしも…もしも死んだら」

「大丈夫」

「死なないから」

「・・・ああ」

クルガ「・・・」
633: さぎし:2011/12/31(土) 16:29:24 ID:Bg0xubOtgQ
「ちょっと痛いけど我慢してね」

クルガ「グ…キュィ」ビクッ

「わかる?これ」

「ああ…酷いな」

「自己再生で辛うじて保ってるけど、組織が壊死しかけてる」

「ナルガたん、解毒薬に回復薬」

「ああ」

「ちょっと苦いよ」

クルガ「キュウ」ゴクゴク

「ナルガたん、余ったのを傷口に塗って」

「わかった」

クルガ「キャウ!!」

「大丈夫だよ…次は」

「活力剤と元気ドリンコ、それから氷結晶」

「これだな、後はどうすればいい?」

「ケルビを何匹か狩ってきて」

「わかった」スッ

「すぐ楽になるからね」

クルガ「キュウ…」
634: さぎし:2011/12/31(土) 17:58:22 ID:oMqyib8Ie.
「ただいま」

「お帰り、早かったね」

「まあな、これでいいか?」

「大丈夫、問題ない」

「ほら、これで体力を回復して、食べるんだよ」

クルガ「キュウ…」ハムハム

「・・・」

「どうした?いきなり無口になって」

「いや…このナルガたんが怪我しててよかったな〜って」

「不謹慎じゃないか?」

「あまりの可愛さに我を忘れて飛びかかっちゃいそうだから」

「ああ…そう」

「とりあえずこれで処置は完了、後は自然に治すしかない」

「完全に治るのか?」

「医者じゃないからわからないけど…難しいかな」

「そうか」

クルガ「キュィ…」オズオズ

「ん?どうしたの?」

クルガ「キュウ…」ペロ

「・・・ぐふっ」

「おい、しっかりしろ」

「大丈夫…ちょっと…大分意識が遠退いただけだから…平気…血が…逆流する感じを味わった…」

「大した事ないのか、重症なのかはっきりしたらどうだ?」

「かなり重症」
635: さぎし:2011/12/31(土) 18:07:22 ID:tGIDLrRdUg
「しっかりしろ、お前を担ぐのは簡単だが面倒なんだ」

「優しさの微塵もない気遣いありがとう」

クルガ「キュウ」クイクイ

「ん?」

「着いてこい、だってさ」

「いや…僕はそんなつもりじゃ…」

「好意は素直に受け取っておいたらどうだ?」

「まあ…いいけど」

クルガ「キュウ」トコトコ

「ハアハア…ハアハア」

「・・・」スタスタ

「ハアハア…ハアハア」ジュルリ

クルガ「キュウ?」

「気にするな、ただの変態だ」

「フヒ、フヒヒ、ナルガたんが、ゲヘヘヘ」

「いよいよ取り返しのつかないところまできたな」
636: 名無しさん@読者の声:2011/12/31(土) 18:48:59 ID:9CD5Lm6VSI
このアレンとかいうのどこかでウワナニスルヤメ
637: さぎし:2011/12/31(土) 18:54:11 ID:4UXJhZjjGo
>>636

・・・何故

何故あげちゃったんですかぁ!?

折角、折角sageだったのに!!

(´・ω・`)
638: さぎし:2011/12/31(土) 19:22:18 ID:uJa4uQscg6
「ここ?」

クルガ「キュィ」

「ここにあるらしいな、」

クルガ「キュィ、キュウゥン、クーン」

「ふんふん」

「ハアハア」

クルガ「キュル、キャウウン!!」

「ふむ、そんなのが」

「ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア」

「とりあえず黙れ」

「ナルガたんかあええよー!!必死にキュウキュウ言ってるよー!!かあええよー!グヒフヘヘヘヘ、お持ち帰りぃ!!イヒヒヒヒヒヒ」

「・・・」ゴッ

「ナルガた…う」ガク

クルガ「心配ない、すぐ起きる」

「・・・」ムク

「起きたか?」

「なにやってるんだ僕は、ナルガたんでハアハアして我を失って…これじゃあまるで変態じゃないか…」

「まるでじゃなくて、変態な」
639: さぎし:2011/12/31(土) 19:58:58 ID:FaVvc6qoAY
クルガ「キュ」スッ

「なんだこれ?」

「見たところ…宝玉みたいだね」

「ナルガクルガに宝玉はないぞ?」

「僕だって見たことないけど…」

クルガ「キュィー」

「一ヶ月前くらいから巣にあったらしい、捨てても必ず戻ってくるからどうしようか困ってるみたいだ」

「つまり、なんとかしてほしいと」

「要はそうだな」

「うーん、見た感じは漆黒の玉だね」

「私が調べるか?何かあったらまずいだろうし」

「いや、大丈夫でしょ」

「匂いは…」

「ナルガたんの匂い…ハアハア」

「おい変態」

「うーん、ほんとに普通の宝玉だね…」

「・・・」ペロ

「おい!何してる!?」

「いや、舐めたらなんかなるかなぁって」

「なるわけないだろ!!」
640: さぎし:2011/12/31(土) 20:12:30 ID:jcq1Zrnyi2
「・・・で?どんな味なんだ?」

「気になるの?」

「い、一応な」

「はい」

「え?」

「舐めればわかる」

「・・・」

「あ、そこが僕の舐めた所ね」

「////」

「・・・」ペロ

「こ、これは!!」

「・・・わからない」

「ね?いったでしょ?」

「・・・!?」

「どうした?」

「なんか…体が変」

「はあ!?」

「ちょ、いや、熱い!!」

「んにゃあああああ!!」

「アレン!!」
641: 636:2011/12/31(土) 23:10:55 ID:FToABoPm86
m(_ _)mすまぬ、これで許してくれ
っファンゴの頭
っカラミティペイン
っいにしえの秘薬
っCCCCCCCCCDCCC
642: さぎし(よいお年を(≧ω≦)b):2011/12/31(土) 23:15:35 ID:XctZJGE0y6
「く、アレン!!無事か!?」

「な…なんとか」

「全く、あれほど無茶なことはするなと…」

「ナルガたん?どうしたの?そんな信じられないような物を見るような目をして」

「いや…誰だ?」

「へ?」

「アレン…だよな?」

「いやいやいや!!僕の事を忘れたの!?」

「だって…お前…」

「ナルガクルガだぞ?」

「・・・へ?」
643: さぎし:2011/12/31(土) 23:17:23 ID:voV/3Xf2oo
>>641

まあ、sage更新にしてるのは完璧に私事ですから

支援感謝、ってDが混ざってる!?
644: さぎし(投下終了):2012/1/1(日) 01:35:23 ID:bQ3wFvPoik
えー、新年明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

はい…挨拶遅れて申し訳ありません

絵スレに絵をあげるのに必死でこっちを全く見てませんでした

完全にこちらの落ち度です


さて…本年度もさぎし並びにモンハンSSを応援していただけると嬉しいです
645: さぎし:2012/1/1(日) 09:44:33 ID:D9txi/yolg
「う、うぇぇぇぇ!?」

「お、落ち着け!!しっかりしろ!!」

「ぼ、僕がナルガたんでナルガたんがナルガたんで、野生のナルガたんがナルガたんであばばばばば!!」

「ええい、落ち着け!!」

「普通に痛い!!」

クルガ「クゥゥン」オロオロ

「とりあえず状況を整理だ」

「ナルガクルガの宝玉(仮)を舐めたらアレンがナルガクルガになってしまったと…」

「そもそも宝玉を舐めるのが間違っているような気もするね」

「お前が勝手になめたんだろうが」

「じゃあ、もう一回舐めたら元に戻ったりして」

「そんなわけ…」

「ぐああ!!体が!!体が熱いー!!」

「やったのか!?」
646: さぎし:2012/1/1(日) 09:51:26 ID:D9txi/yolg
「ど、どう?」

「元に戻った…ぶふ!!」

「こ、今度は何さ!!」

「み、耳が…ピコピコと」

「へ?・・・」サワサワ

「なん・・・だと?」

「あっははははは!!」

「わ、笑わないでよ!!」

「くっくく、いやすまん、ついシュールで笑ってしまった」

「とにかくその宝玉は危険だな、返そう」

「いや、この宝玉僕がもらってもいいかな?」

クルガ「キュィ」

「いいのか?」

「これでナルガたんコレクションがグヒヒヒ」

「駄目だこの変態」

クルガ「キュル」

「ああ、そうだな色々迷惑かけたな、アレンが」

「ごめんって、じゃあね!!宝玉ありがと!!」

「あまり怪我するなよ?」

クルガ「キュィ!!」ブンブン

「ハアハア、尻尾振ってバイバイしてるよハアハア」

「とっとといくぞ」
647: さぎし:2012/1/1(日) 09:57:27 ID:IGFgpVzJso
「しかし…本当に良かったのか?その宝玉を持って」

「実はさっき変身したときに気づいた事があるんだ」

「それは?」

「五体満足だということにだよ!!」

「・・・」

「だから、ナルガたんが危険な目にあったり、疲れたりしたら変身して僕が助けるっていう…」

「私はそのままのお前がいいんだがな」

「・・・まあ、最後の手段って事で」

「そうだな」

「さあ、早くいこうか」

「そうだね、まだまだ先は長いからね」



【最後の手段】


fin
648: さぎし:2012/1/1(日) 12:10:10 ID:J2soECwins
HAHAHA、なにこれ?

うーん、なんかこう…
イメージしてたのと違う気がするよ〜

さっき友人から年賀状届きました

クック先生が可愛くて萌えた

で、ようやくあげられるわけですが…

次の話が・・・うーんコアと言おうかテンションがおかしいと言おうか


・・・まあ、頑張りますけどね
649: さぎし:2012/1/1(日) 12:22:08 ID:ESEv7C/AiU
【魔女っ娘☆マギュルちゃん】

〜〜〜孤島〜〜〜

マギュル「さあ皆!!今日も悪い悪のモンスターをやっつけにいくわよ!!」

ロワーガ「どんだけ悪者にしたいんだよ」

マギュル「黙りなさいロワーガ!!おしゃべりしてたらやられるわよ!!」

ロワーガ「確かにやられるな、主にお前にな」

ファルメル「ロワーガさん、マギュルちゃんはいつも通りですし、これが普通なんですよ」

ブナハ「大丈夫ですの、マギュルちゃんはロワーガさんを頼りにしてますですの♪ついでに私も頼りにしてますですの」

ロワーガ「そういってくれるならもうちょい男女比率をだな…」

マギュル「皆!!はやくいくわよ!!」


やれやれだ
さて…読者の皆さんはそろそろちんぷんかんぷんだと思われるからそろそろ自己紹介でもしといた方がいいのか?
650: さぎし:2012/1/1(日) 12:38:34 ID:ESEv7C/AiU
では、軽く自己紹介を

『ロワーガ』
名前ではないが、ロワーガ装備をしてるからそう呼ばれている
武器は大剣で『カブレライトソード』を使っている

次に『マギュルちゃん』
本人が必ずちゃんをつけろと何故か強要してくるのでマギュルちゃんと呼んでいる
名前の通りマギュル装備を整えて背にはあまり似つかわしくないハンマー 、彼女曰く鉄の塊の
『アイアンインパクト』を携えている
『霊槌カボチャ王』も所持しているらしいが、実物は見たことがない

『ファルメル』

ファルメル装備の謎の美女、マギュルちゃんが強引にパーティーに誘ったのを快く引き受けた器の大きい人、片手剣の
『トキシックファング』を手にして文字通り蝶のように舞い蜂のように刺すを体現している

『ブナハ』

ブナハ装備の美少女
まだ幼いが弓の実力は確かで『アルクドスルージュ』で何回も味方のピンチを救っている
「ですの」が口癖らしい
651: さぎし:2012/1/1(日) 20:58:54 ID:NyaBSGciPk
ロワーガ「で?今日は何の悪の組織の手先を狩る…倒すんだよ」

マギュル「ふっふっふ、ロワーガはリオレウスはご存知?」

ロワーガ「ハンターなら誰でも知ってると思うんだが…」

マギュル「ん?」

ロワーガ「初耳だなー」

マギュル「ふふ、知らないのも無理はないわ…何せアイツは空の王者と呼ばれてるのだから!!」

ファルメル「それは強そうな称号ですね」

マギュル「そう!!でもこのリオレウス、非力なモンスターを襲い食い物にしてるのよ!!」

ロワーガ「だからそれが自然…」

マギュル「・・・」

ロワーガ「続けて」

ブナハ「つまり…そのリオレウスを私達で狩るんですの?」

マギュル「さっすがブナハちゃん!!わかってるわね!!」

ロワーガ「誰でも辿り着く結論だと思うんだが…」

652: さぎし:2012/1/1(日) 23:11:30 ID:k/p.3xt3b2
ロワーガ「はあ…なんでこんなことに」

ファルメル「ふふ、今に始まった事じゃないですし」

ブナハ「ロワーガさん、頑張るですの」

ロワーガ「・・・ん?待てよ」

ロワーガ「マギュルちゃん、確かリオレウスって火を使うよな?」

マギュル「あら、情報が早いわね、そう!!奴は口から吐き出す灼熱で辺り一帯を火の海に…」

ロワーガ「ああ、語るのはあとにしてくれよ」

ロワーガ「ていうか、お前馬鹿だろ!?俺達の装備考えろ!!丸焼き必須じゃねーか!!」

マギュル「相性なんてものは無いに等しいのよ」

ロワーガ「いやいやいや、そういってこの前ロアルドロス狩る時にブナハに総攻撃させてたのどこのどいつだよ!!」

マギュル「こっちには関係あるのよ」

ロワーガ「すげぇ無茶苦茶!?」
653: さぎし:2012/1/1(日) 23:26:57 ID:PfERAEOVGw
マギュル「とにかく!!ここで論争してる時間は無いわ!!」

ロワーガ「誰のせいだよ」

ロワーガ「あんとき声をかけなきゃよかったと後悔しても遅いよなぁ」

ファルメル「まあまあ、まずはリオレウスに集中しましょうね」

ブナハ「頑張るですの」

ロワーガ「はあ…まあ頑張りますか」

マギュル「三人とも、遅いわよ!!」

ロワーガ「今いくっつの!!」

ロワーガ「(あの時、もしも俺がこいつに話しかけなかったら一体どんな未来だったんだろう…)」

ファルメル「回想に入るならどうぞご自由に」

ロワーガ「人の心読まんといて下さい」

ロワーガ「あれから1ヶ月か…」
654: さぎし:2012/1/1(日) 23:34:39 ID:TjN7yFH2Ro
〜〜〜1ヶ月前〜〜〜

ロワーガ「よし、クエスト終わったぜ」

受付「かしこまりました」

ロワーガ「んー、なにすっかな〜」

ロワーガ「溜まってるクエストは無いし…暇だな〜」

ロワーガ「ん?」

マギュル「・・・」

ロワーガ「受付ちゃん」

受付「何ですか?」

ロワーガ「あの席に座ってる子、見たところ一人みたいだけど…」

受付「ああ、マギュルちゃんですね」

ロワーガ「マギュルちゃん?」

受付「彼女にはあまり関わらない方がいいですよ」

ロワーガ「へ?」

受付「彼女、腕はいいんですけど、かなりの変人何です」

ロワーガ「ふ〜ん」

そう・・・その時声をかけなければ…違った未来になってたかもな…
655: さぎし(投下終了):2012/1/2(月) 01:25:53 ID:hw6LGUgJ26
なんだろう…とりあえずリクエストのブナハちゃんと溜まってたネタの同時消費をしましたが

後、今日は更新頻度が過去最低でしたね

明日からはこのようなことが起きないように注意していきたいと思います

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
656: 名無しさん@読者の声:2012/1/2(月) 09:33:30 ID:Ys.lOC1fFc
今更だが乙狩れ!!
っファンゴの頭
っウラガンキン(イベクエ仕様)
っCCCCCCCCCCCEC
657: さぎし:2012/1/2(月) 10:26:35 ID:CZvksynwwg
>>656

支援感謝です♪

ファンゴフェイクって頭が蒸れそうですよね、あと獣臭くなりそう

Cの中にEが混ざってて段々その数が増えていっている気がするのは私だけだろうか…

爆発とかのカウントじゃないですよね?

ステンバーイ、ステンバーイはしませんからね?
658: さぎし:2012/1/2(月) 10:33:18 ID:fzlRLlCA4o
ロワーガ「・・・」

マギュル「・・・」

ロワーガ「隣、いいかな」

マギュル「いいんじゃない」

ロワーガ「ありがとう」

マギュル「・・・」

ロワーガ「どうしてさ、パーティー組まないの?」

受付「(直球!?)」

マギュル「別に…つまんないからよ」

ロワーガ「ふ〜ん」

マギュル「何?ナンパ?生憎だけど、私弱いやつに興味無いから」

ロワーガ「試してみるか?」

マギュル「は?」

ロワーガ「すいません、クエスト受注したいんですけど」

マギュル「ちょ、ちょっと!?」

受付「いいですけど…」

ロワーガ「じゃあベリオロスを」

マギュル「人の話を聞きなさいよ!!」
659: さぎし:2012/1/2(月) 10:39:00 ID:CZvksynwwg
マギュル「いきなり現れて狩りについてこいって、何様のつもり?」

ロワーガ「何様も何も、俺はお前と狩りにいきたいと思ったから誘ったんだが?」

マギュル「な!?」

ロワーガ「ほら、はやくいくぞ」

マギュル「ちょ、ま、待ちなさいよ!!」

受付「お気をつけて〜」
660: さぎし:2012/1/2(月) 10:53:02 ID:CZvksynwwg
〜〜〜凍土〜〜〜

マギュル「・・・」

ロワーガ「なあ、なんか喋ってくれよ」

マギュル「・・・」

ロワーガ「それ、アイアンストライクか?可愛い顔に似合わず豪快なもん振り回すんだな」

マギュル「女が武器を持っちゃ悪いの?」

ロワーガ「え…いや…」

マギュル「あんたもそんなこと言うんなら…」

マギュル「殴り倒すわよ」

ロワーガ「ひょっして俺、地雷踏んだ?」

マギュル「さあね」

ロワーガ「なんかあったのか?相談に乗るぞ?」

マギュル「お節介ならいらないわ」

スタスタスタスタスタ

ロワーガ「なんだってんだ一体…」


661: さぎし:2012/1/2(月) 11:50:40 ID:U23SbCrfjQ
マギュル「やあ!!」

ドガン、ドゴ、ズガン!!

ロワーガ「うわ…すげ」

マギュル「これでお仕舞いよ!!」

ゴガン!!

ベリオ「グギャア!!」

ロワーガ「おっ、総攻撃だな」

ロワーガ「おらおらおら!!」

ベリオ「ギュル」ギロ

マギュル「はぁ!!」

ベリオ「ガァ!!」ブン

マギュル「え!?直るの早・・・」

ロワーガ「危ねぇ!!」ドン

バシーン!!

ロワーガ「ぐわ!!」

ロワーガ「く、くそ…」

マギュル「な、なんで庇って…」

ロワーガ「そりゃあ、仲間だからだ」

マギュル「!!」

ロワーガ「例え出会ったばっかでも、一緒に狩りに出れば…狩り友なんだよ…」

ロワーガ「く…」

マギュル「待ってて…」

ロワーガ「?」

マギュル「殺ってくる」
662: さぎし:2012/1/2(月) 11:59:35 ID:4NF1gd8sDA
〜〜〜ギルド〜〜〜

受付「お帰りなさい、随分手酷くやられましたね」

ロワーガ「いつつ…クエストはクリアしたよ…あの子のお陰だけどね」

マギュル「・・・」

受付「そうですか…これ、報酬です」

ロワーガ「相変わらず冷たいね」

受付「仕事ですから」


ロワーガ「ほら、報酬」

マギュル「ありがと」

マギュル「大丈夫なの?腕」

ロワーガ「あ?これか…大丈夫だろ」

マギュル「そう…」

ロワーガ「なんかすまなかったな…無理矢理手伝わせて、足引っ張って」

マギュル「別に…ちょうどよかったし、あんた筋は悪くないし」

ロワーガ「よかった」


663: さぎし:2012/1/2(月) 12:06:40 ID:4NF1gd8sDA
マギュル「ねぇ…あんたさえよければ、これからも一緒に狩りにいかない?」

ロワーガ「いいの?」

マギュル「暇だし、そこらへんにいる男よりかはましだし」

ロワーガ「そうか…」

マギュル「よろしく、ロワーガ」

ロワーガ「え!?いや、俺は」

マギュル「何よ、ロワーガ装備してるんだからいいじゃない」

ロワーガ「名前…」

マギュル「私の事はマギュルちゃんって呼びなさい」

ロワーガ「え…マギュル…ちゃん?」

マギュル「うーん、まあいいわ」

マギュル「よろしく」ニコ

ロワーガ「・・・あ、うん」

思えば…この笑顔に惚れたんだろうな…
664: さぎし:2012/1/2(月) 12:14:25 ID:4NF1gd8sDA
〜〜〜現在〜〜〜

ロワーガ「あんときは順調にいくと思ったんだよ」

ファルメル「結果、心配事が増えたと」

ブナハ「いつ聞いても波瀾万丈ですの」

ロワーガ「そうか?」

ファルメル「そういえば未だにアイアンインパクトなんですね」

ロワーガ「ああ、それが謎なんだよな」

ロワーガ「一時期はあんなにマギュルに合う可愛い武器が欲しいって言ってたのにな」

ロワーガ「ホウキ型のハンマーやらランプ型やら色々探してたのにな」

ブナハ「…ロワーガさん、なんか言いました?」

ロワーガ「ん?まあ、アイアンストライクは思い出みたいなもんだから出来れば形は残しておいて欲しいかなぁ…って呟いただけなんだが」

ブナハ「ロワーガさんって、鈍感?」ヒソヒソ

ファルメル「朴念人ね」


665: 656:2012/1/2(月) 12:41:13 ID:UQPjzjChP2

CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC1:02CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCステンバーイ、ステンバーイ
666: さぎし:2012/1/2(月) 13:15:52 ID:JrgEVdGhFo
>>665

支援時限爆弾!?

マジでやりましたかwww


爆発したら支援が飛び散るんですかね?
支援感謝です♪
667: さぎし:2012/1/2(月) 15:40:11 ID:y4tJpZ5ZuI
ロワーガ「ほら、はやくしないとまたマギュルちゃんが怒るから」

ファルメル「そうですね、参りましょう」

ブナハ「活躍しますですの」

マギュル「皆、こっちこっち」

マギュル「見て、あれ」

ロワーガ「・・・なあ、あれさ、リオレウスとリオレイアだよな」

マギュル「えへへ、ごめんなんかクエスト間違ったみたい」

ロワーガ「えへへ、じゃねーよ!!可愛いけど!!そういう問題じゃねーから!!」

マギュル「か!?と、とにかく悪の組織のモンスターが増えたのよ!!」

ロワーガ「増えたってレベルじゃねーぞ!!」

ファルメル「でしたら二手に別れたらどうでしょう」

668: さぎし:2012/1/2(月) 15:45:47 ID:b4dYJxAukI
マギュル「流石ファルメル!!私はリオレウスを殺るわ!!いくわよロワーガ!!」

ロワーガ「へ?」

マギュル「え?」

ロワーガ「いや、バランス的に俺かお前がブナハと組まないと厳しくないか?」

ブナハ「私はファルメルさんとでも大丈夫ですの」

ロワーガ「よかないだろ、弓と片手剣なんて圧倒的に火力不足だ。そんな危険な目には会わせられない」

ファルメル「あら、私がリオレイアに遅れを取るとでも?」

ロワーガ「え…うーむ」

マギュル「・・・」

ファルメル「私達でリオレイアは殺りますから、お二人はリオレウスをおねがいします」

ロワーガ「む…まあそう言うなら」

マギュル「は、はやくいくわよ!!」ダッ

ロワーガ「ちょ、待てって!!」ダッ
669: さぎし:2012/1/2(月) 15:48:34 ID:y4tJpZ5ZuI
ファルメル「全く…ロワーガは相変わらず鈍いですね」

ブナハ「でもそこがロワーガさんのいいところですの」

ファルメル「ブナハ…まさか?」

ブナハ「さあ?どうでしょうかですの」

ファルメル「まあ、いいかしら」

ファルメル「はやく狩って二人を覗きに行きますよ」

ブナハ「はいですの♪」
670: さぎし:2012/1/2(月) 19:17:13 ID:O23TgQvq9Y
ロワーガ「マギュルちゃん、俺が前に出るからマギュルちゃんは後ろから…」

マギュル「い、や」

マギュル「私、誰かに自分の前を走らせたくないの」

ロワーガ「アホ、俺より火耐性弱い上にガード出来ないから直撃食らったらアウトだぞ」

マギュル「当たらなければどうという事はないわ」

ロワーガ「それで当たったらどうするんだよ、頼むから後ろにいてくれ、守れないから」

マギュル「・・・しょうがないから後ろから一撃離脱してあげるわよ」

ロワーガ「ホントに頼むぜ?傷つくのは見たくないんだから」

マギュル「い、いいから////」

ファルメル「・・・」コソコソ

ブナハ「・・・」コソコソ

ロワーガ「ん?誰かに見られてる?」
671: さぎし:2012/1/2(月) 19:36:25 ID:s1SFH9qbQY
マギュル「は?なに言ってんのよ、いるわけないじゃない」

ロワーガ「わかってるけど…危ない!!」グイ

マギュル「え、キャ!!」

マギュル「ばっ!!どこ触ってんのよ!!」

ロワーガ「アホか!!ブレス直撃する所だっただろ!!」

マギュル「だからって抱き寄せる必要無いじゃない!!」

ロワーガ「嫌なら嫌って言えよ!!」

マギュル「っ!!嫌じゃないわよ!!」

ファルメル「ニヤニヤ」

ブナハ「ニヤニヤ」

ロワーガ「さっさと構えろ」

マギュル「あんたこそ!!抱きつけたからって興奮しないでよね!!」

ロワーガ「誰がするか!!」
672: さぎし:2012/1/2(月) 22:10:49 ID:RAo/q.JuHo
ロワーガ「よし!尻尾もらった!!」

マギュル「かっこいい…」ボソッ

ロワーガ「ん?今なんか言ったか?」

マギュル「な、なんも言ってないわよ!!」

ロワーガ「いや…今かっこ…」

マギュル「わー!!わー!!」

ロワーガ「いきなりなんだ!?」

マギュル「そ、そうよ尻尾切ったくらいで受かれちゃって!!」

ロワーガ「・・・悪かったよ」

マギュル「え?あ…いや…私も…」

ロワーガ「危ない!!(二回目)」

マギュル「わきゃあああ!?」
673: さぎし:2012/1/2(月) 22:17:39 ID:2BBUCgR206
マギュル「はあ…はあ…、なんとか倒し終わったわね…」

ロワーガ「いや…俺が重傷…」

マギュル「あ、あんたが抱きついてくるから!!」

ロワーガ「だからああしないとお前が直撃だったんだよ!!」

マギュル「あれくらいよけれるわよ!!」

ロワーガ「嘘つけ!!ホームランかましてたじゃねーか!!」

マギュル「な!?」

ファルメル「結局あの二人はあれが普通なんですね」

ブナハ「賑やかでいいですの」

ファルメル「さあ、あの二人に合流しますよ」

ブナハ「出来るだけ偶然を装って、ですの」
674: さぎし:2012/1/2(月) 22:21:16 ID:2BBUCgR206
〜〜〜ギルド〜〜〜

マギュル「・・・」

ロワーガ「・・・」

ブナハ「・・・」

ファルメル「・・・」

ロワーガ「なあ、悪かったよ、機嫌直してくれよ」

マギュル「別に…怒ってないし」

ロワーガ「怒ってるじゃねーか」

マギュル「・・・」

ロワーガ「悪気はなかったし、そんな気もさらさらねーよ」

マギュル「気…あったらどうするのよ」ボソッ

ロワーガ「どうした?」

マギュル「なんでもない」

ロワーガ「ふーん」
675: さぎし:2012/1/2(月) 22:25:13 ID:RAo/q.JuHo
ロワーガ「そいや、さっき抱き寄せた時気づいたんだけど…」

マギュル「!!」

ロワーガ「やっぱし女の子なんだな」

マギュル「あんた、変態?」

ロワーガ「なんでだよ、女の子らしくて可愛かったっていうか…」

マギュル「・・・///」

ロワーガ「そういえばもうひとつ」

マギュル「?」

ロワーガ「最近お前…太っ…」

マギュル「馬鹿ぁ!!」

バチーン!!


【魔女っ娘☆マギュルちゃん】


fin
676: さぎし(投下終了):2012/1/2(月) 22:29:20 ID:RAo/q.JuHo
すいません、生まれてきてごめんなさい

タイトルと全然関係ないし、ただのツンデレじゃねーか!!

これ、そういうSSじゃねーから!!

まあ、もう少しで終わりだし、多少ははっちゃけちゃってもいいのかな? いいよね?だって人間だもの

さぎし

学パロはやっとこさ八割が出来ました

後もう一話短編乗っけて学パロ乗っければめでたくこのSSは終了っすね

意外に長く続いたな…これ

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
677: 名無しさん@読者の声:2012/1/2(月) 23:42:25 ID:YTr0jUTa5.
乙狩れ!!
っファンゴの頭
っおつけもの
っカレー

CCCCCCCC
CFC1:00CGC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
678: さぎし:2012/1/3(火) 11:57:50 ID:1yqXAQcPGY
>>677

支援感謝です♪

まずい…時間が短くなってる…そして相変わらず時間は増えている…

そして何故にカレー?

食べろと?モキュモキュしろと?

( ̄〜 ̄)
679: 677:2012/1/3(火) 12:16:04 ID:2sJHKm0DGg
大辛だからd(^Д^)b
おつけものも忘れずにね!!
680: さぎし:2012/1/3(火) 12:48:01 ID:eM06HIn6rU
【レイラの観察日記】


レイラ「オズ君、しっかり記録してるかね?」

オズ「大丈夫ですよ、レイラさん」

レイラ「それはよかった」

私は手に持っていた双眼鏡を覗き混む
写し出されていたのはラングロトラ同士の決闘
おそらく縄張り争いだろう…だがそんなことはどうだっていい、問題は彼らがどういう風に決闘をするのかに興味があるからだ

自己紹介が遅れすまない、私はレイラ、こっちは手伝いのオズ

職業はハンターだが、学者も兼任している

いや、元は学者だったがハンターをやりはじめたというのが正しいだろう

学者という職業柄モンスターの生態には興味がある、だが私達学者は直接現地に赴く事を禁止されているので情報でしかわからないのだ

だから、自分の知的欲求を満たす為に様々なコネを使いこうしてハンターになったわけだ
681: さぎし:2012/1/3(火) 15:14:15 ID:Q1oDtCSZsQ
レイラ「ふむふむ、ラングロトラは鋭利な爪を使い相手を威嚇するのか…オズ君、ちゃんと記録してるかい?」

オズ「してますよ、レイラさんもあまり体を乗り出さないで下さいよ、見つかったら戦わないといけないんですから」

レイラ「わかってるさ…む、みたまえ!!オズ君」

オズ「え?」

レイラ「ああやって縄張りにマーキングをつけるのだよ、だがマーキングがついたらそこはマーキングのつけた者の縄張りになってしまう…だからああしてマーキングするのを阻止しているのだよ」

オズ「妙に一進一退ですね」

レイラ「鬼気迫る駆け引きだ、思わず魅入ってしまうよ」

オズ「レイラさんの悪い癖が出ましたね」

レイラ「ははは、変人レイラだぞ?好かれる訳がない」

オズ「そんなことないと思うんだけどな…」

レイラ「何か言ったかね?」

オズ「レイラさんは綺麗なんですから、もう少しおしとやかにすれば…」

レイラ「む、伏せろ!!」

オズ「むー!!」ムギュ
682: さぎし:2012/1/3(火) 15:19:21 ID:prMVtzW8Ag
レイラ「ふふ、ラングロトラめ…ついに麻痺を吐き出すまでに来たか」

レイラ「どちらが早く痺れるか…個体の違いが勝敗を分けるな…」

オズ「あ、あの…レイラさん…」

レイラ「なんだ?」

オズ「当たって…ます」

レイラ「?」

オズ「む、胸が…//」

レイラ「・・・後にしてくれ、気が散るから」

オズ「僕が駄目なんですよ!!」

レイラ「なにがだ」

オズ「いや…僕も男なんですよ」

レイラ「だから?」

オズ「で、レイラさんは美人で、胸が大きくて…」

レイラ「私と君の仲だろう?何を今更…」

オズ「僕が気にするんです!!」
683: さぎし:2012/1/3(火) 15:26:58 ID:prMVtzW8Ag
レイラ「そんな下らない事より、はやく記録を」

オズ「レイラさぁん!!」

レイラ「そんな泣きそうな顔をするな、虐めたくなるだろう」

オズ「せめて字をなんとかしてください」

レイラ「む、決着がついたようだ」

オズ「敗者はただ去るだけですか…」

レイラ「ああ、厳しい自然の掟だ…我々人間にも似たような風習があるがな…だが、野性的じゃない」

オズ「レイラさん、早く撤収しましょう…これ以上は危険…」

シュル、パシッ

レイラ「む?」

オズ「レイラさん!?」

レイラ「触手じゃない…舌か?そしてほんの微かに漂う麻痺臭…」

オズ「後ろです!!」チャキ

684: さぎし:2012/1/3(火) 15:31:47 ID:Q1oDtCSZsQ
振り向くと、そこには先程縄張り争いに敗れたラングロトラが立っていた

レイラ「ふむ、戻ってきたか…よほどこの場所が恋しいと見える」

オズ「冷静に分析してる場合ですか!!」

ラングロトラが伸ばしてくる舌をオズ君が剣で弾く、遠心力と鞭のようなしなりで、舌は鉄のような強度になるのだ

オズ「ここは僕が押さえます、早く逃げて!!」

レイラ「任せた!!」ダッ

シュル、パシッ

レイラ「くっ!!」

突如として、私の体に舌が巻き付いてくる
縄張り争いに勝利した方のラングロトラにばれたらしい

レイラ「すこし…まずいかな?」
685: さぎし:2012/1/3(火) 15:37:51 ID:Q1oDtCSZsQ
だが…いつまで経っても攻撃せずにジロジロと私を上から下まで見つめるラングロトラ

レイラ「?」

レイラ「!?」ヌメ

そして体をまさぐるように舌が体をはい回る、正直気持ち悪い

レイラ「くっ!!離せ!!」

体をゆすって暴れると

ビリビリビリ!!

レイラ「ああああ!!」

体に走る痺れる痛み、舌を通して麻痺毒を当てたか…なんとも器用な真似をしてくる

レイラ「はあ…はあ…」

息が荒くなり肩で息を整えていると、徐々にラングロトラが近づいてきた
686: さぎし:2012/1/3(火) 15:42:49 ID:prMVtzW8Ag
レイラ「・・・」

私はただラングロトラを睨み付ける事しか出来ない

普通の女性ならここで嫌がったり、悲鳴をあげるものだが、私はただこれでおしまいか…という冷静に分析しか出来なかった…まあ、これが職業柄…というよりは私の性格によるものが大きいな

レイラ「オズ君は逃げ切れただろうか…」

今となっては相棒の心配しかすることがない

ラングロトラがついに目前まで迫った
そのまま舌をスルスルと引っ込める

そうか、丸のみがお好みか

私は諦め、静かに目を閉じた
687: さぎし:2012/1/3(火) 20:21:01 ID:zpo9dpEiuU
オズ「レイラさんを…離せぇ!!」

ズバン!!

ラングロ「グギャアア!!」

レイラ「くっ」ドサ

体を縛っていた拘束からの解放により、私は地面に落ちた

オズ「レイラさん!!大丈夫ですか!?レイラさん!!」

レイラ「オズ…君」

レイラ「君は…何故ここに」

オズ「僕は貴女の助手です!!貴女に逝かれると困るんです!!」

レイラ「私は…君に給料なぞ、払ってないぞ…」

オズ「もういいから!!」

そうやってオズ君は私を背負うとラングロトラと対峙した

レイラ「う…」

オズ「レイラさん!?」

だが、私の意識はそこで途切れてしまった
688: さぎし:2012/1/3(火) 20:26:39 ID:zpo9dpEiuU
〜〜ベースキャンプ〜〜

レイラ「・・・ここはどこだ?」

オズ「気がつきましたか?」

レイラ「オズ君…」

オズ「気を失った貴女をここまで運んで来ました」

レイラ「そうか…借りが出来たな」

オズ「なにいってんですか」

レイラ「ふむ…どうにも記憶の一部に混乱が生じているな」

オズ「良かった…」

レイラ「何がいいのかね?」

オズ「こっちの話です」

レイラ「ところで火山での続きだが…」

オズ「まだやるんですか?いい加減帰りましょうよ」

レイラ「いや、クエストリタイアするつもりだ、私が言ってるのは」

オズ「?」

レイラ「君がいいかけた事だ」

オズ「!!」
689: さぎし:2012/1/3(火) 20:31:34 ID:zpo9dpEiuU
レイラ「忘れたとは言わせんぞ」

オズ「え…いや…あの…」

レイラ「答えて貰おうか?生態調査の為だけに君を危険な所につれ回し強引に助手をやらせ挙げ句の果てに給料さえ払わない始末…こんな我が儘変人女が死んで何故困る?」

オズ「だから…その」

レイラ「言えんのか?」

オズ「ああ!!もう!!わかりましたよ!!」

オズ「貴女と一緒にこうやってモンスターと観察するのが楽しいからですよ!!」

レイラ「観察なら一人でも出来るだろう?」

オズ「レイラさんと一緒じゃなきゃ楽しくありませんよ」

レイラ「・・・」
690: さぎし:2012/1/3(火) 20:37:50 ID:zpo9dpEiuU
レイラ「全く…ときめいてしまうな」

オズ「え?」

レイラ「格好良すぎるぞ君は、私が君を逆レ○プしたらどう責任を取ってくれる」

オズ「え?逆レ…え!?」

レイラ「ふふ、可愛いな」

オズ「か、からかわないで下さいよ!!」

レイラ「結構本気なんだがな」

オズ「え」

レイラ「これからもよろしく頼むよ、私の頼れる助手」

オズ「なんだか腑に落ちませんが…よろしくお願いします」

レイラ「本当に私はいい相棒を持ったな…」

オズ「なんか言いました?」

レイラ「なんにも、さあ次のモンスターを調査するぞ」

オズ「はあ…お供しますよ」

レイラ「うむ♪」


【レイラの観察日記】


fin
691: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 21:08:55 ID:a8vsX9Ln2U
乙狩れ!!
っファンゴの頭
っ対戦車ライフル

CCCCCCCC
CHC0:53CIC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ

692: さぎし(投下終了):2012/1/3(火) 21:59:51 ID:i7nVebiimU
すいません、モンハンやっててすっかり忘れてましたwww

えーと、いよいよ次が最後のお話ですね

お話っていうか学パロなんですけどねwww

なんか書くたびにどんどん質が落ちていっている希ガス…(´・ω・`)

>>691

支援感謝です♪
時間が…時間が
そして増える数字…
対戦車ライフルには一体何の意味が!?

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
693: 名無しさん@読者の声:2012/1/3(火) 23:25:16 ID:vY1fgEHwic
やばいよ~、早くナルガたん描かないと終わっちゃうよ~(>_<)


つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
694: 名無しさん@読者の声:2012/1/4(水) 04:22:17 ID:hxvtKUDed2
だんなたんさんじょーw


こにちは
695: さぎしたん:2012/1/4(水) 07:15:05 ID:whq.aZ6wWc
>>693

え、それはつまりナルガたんを描いてもらえるという事ですか?

あわわ!!是非お願いします!!

支援感謝です♪

>>694

おはようございます
( *・ω・)ノ

時間帯的にこんばんはですかねwww
696: 693:2012/1/4(水) 12:55:37 ID:vY1fgEHwic
まあそういうことになります!
できるだけ早く仕上げます!
697: さぎし:2012/1/4(水) 13:24:56 ID:5NeuDC9nrE
>>696

全裸待機してます!!

凄い楽しみです
(*´∀`)♪

とりあえず>>696さんを抱きしめて、ナデナデしよう

ヽ(*´д`*)ナデナデハアハア
698: さぎし:2012/1/4(水) 13:34:09 ID:BPnrh310YQ
【MH学園】

女「えーと、地図によるとこの辺だよね…」

女「でも登校するのに専用の車と飛行機出すとかどんだけリッチな学校なんだろ?」

女「『MH学園』…聞いたことないな…」

女「えーと…この角を右に…」

女「・・・え」

女「大きい…なんてもんじゃない…」

女「てか…入り口、どこ?」

「何してるの?」

女「ふえ!?」

女「(わ…凄い美人さん…でも、頭についてるの…角?)」

「何か用?」

女「あ、えと…入学案内の書類をもらったんだけですけど…」

「・・・ああ、貴女が女ちゃん?」

女「は、はい!!」

「そう、じゃついてきて」

キリン「そうそう、私はキリンっていうの、よろしくね」

女「よ、よろしくお願いします!!キリンさん!!」
699: さぎし(誤字が多くてすみません):2012/1/4(水) 13:40:31 ID:5NeuDC9nrE
〜〜〜校内〜〜〜

女「うわ…中も広い…」

キリン「かなり大きめに作られていますから」

女「ほへー」

キリン「ところで、書類を見せてくれる?」

女「あ、どうぞ」

キリン「ごめんね、この学園意外と人気があってよく複製されるから確かめなきゃいけないの」

女「大丈夫です」

キリン「ふむ…見た目は本物ね…下がって」

女「へ?」

キリン「少し眩しいわよ」

バチバチバチバチ

女「うわぁ!?」

キリン「ん…私の電気に耐えられるって事は…本物ね」

女「え?キリンさん今、電気を!?」

キリン「ああ、驚いた?大丈夫、すぐ慣れるから」

女「は、はあ…」

女「(な、なんか…凄い所に来ちゃったかもしれない)」
700: さぎし(700突破!!支援感謝!!):2012/1/4(水) 14:37:30 ID:mPH/90lhss
「あら、キリン先生、おはようございます」

キリン「おはよう」

女「せ、先生!?」

キリン「一応教師もしてるの」

「そちらの可愛らしいお嬢さんは?」

女「あ、えと!!女っていいます!!」

「女…ああ、入学してくる女ちゃんね」

アマツ「私はアマツマガツチといいます、アマツと呼んでください」ニコ

女「は、はあ…アマツさん」

キリン「アマツ先生、校長は?」

アマツ「校長ならまだいらっしゃいますよ」

キリン「ありがとう、いこうか」

女「は、はい!!」

アマツ「またね、女ちゃん」

女「アマツ先生って美人っていうか…キリン先生も美人ですね」

キリン「あまり容姿を気にしたことはないけど、アマツ先生は確かに可愛らしいね」

女「まるで天女でしたね」

キリン「その表現、本人の前でやってごらん」

キリン「と、着いたぞ…校長室だ…粗相のないようにな」

女「は、はい」
701: 名無しさん@読者の声:2012/1/4(水) 16:01:37 ID:wfm2.VqjDI
っファンゴの頭
っRPG…じゃなくて竜骨(大)

CCCCCCCC
CJC0:40CKC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
702: さぎし:2012/1/4(水) 17:24:13 ID:xYyUpA7cFQ
>>701

支援爆弾感謝です♪

もう何も突っ込みませんよ

何をどうしたら竜骨とRPGを間違えたなんて聞きませんからね…

なんで間違えるんだよ!!
o-_-)=○☆
703: さぎし:2012/1/4(水) 18:35:46 ID:cRgOqnAOPY
コンコン

キリン「キリンです、失礼します」

「おお!!よく来たのぅ!!入れ入れ!!」

女「女の子?」

ラオ「よく来たの、妾がここの学園第三校長、ラオシャンロンじゃ!!」

女「ええ!?小学生!?」

ラオ「む、お主妾の事を馬鹿にしてるな?」

女「あ、いや…」

ラオ「妾は見かけはこんな姿だが、お主らよりずっと長く生きておるのじゃぞ!!」

女「ちなみに…おいくつでいらっしゃいますか?」

ラオ「うーんと、108かの」

女「ロリババアじゃん!!」

ラオ「おいキリン、こんな失礼な奴を通したのか?」

キリン「申し訳ありません、彼女はまだよくわかってないようで」

ラオ「ふん、まあ人間に理解しろというのが難題じゃ…」

女「えと…すみません」

ラオ「礼儀だけはなっとるの」

「その辺にしてあげて下さいよ、大事な転入生なんですから」
704: さぎし:2012/1/4(水) 18:45:05 ID:REyqDbJZgQ
ラオ「ヤマツカミか?随分と遅かったな」

ヤマツ「申し訳ありません、少々手間取りましてね」

女「(こ、今度は男の子…しかも髪がなんか緑色でウネウネしてる…)」

ヤマツ「えーと、今日から本校に入学する女さんですね?初めまして第一校長のヤマツカミといいます」

女「あ…どうも…」

ラオ「ヤマツ!!妾がまだ会話途中…」

ヤマツ「ラオは黙っててください」

ラオ「何を!?」

ヤマツ「では、書類の中にある規約と学校概要は読んでいただきましたか?」

女「は、はい」

ヤマツ「助かります、概要にある通りうちは全寮制で、原則学園の外に出ることは禁止されています」

ヤマツ「これからの事ですが、今から全校集会を開きますのでそこで自己紹介をしてもらいます」

女「はい!!」

ヤマツ「そんなに緊張なさらなくても大丈夫ですよ、さて、いきますか」

女「もう!?」

ヤマツ「善は急げと言うでしょう?」

女「は、はあ…」

女「(強引な人だな…)」
705: 701:2012/1/4(水) 19:05:10 ID:j.ghh3VYO6
=○☆))Д´)
いや…つい竜骨(大)で作ろうとしてたもんで…テヘペロ☆
706: さぎし:2012/1/4(水) 21:57:09 ID:1rWYGP2MtE
>>705

じゃあそれに爆薬詰めてハプルボッカの口の中に突っ込んできて下さい

めでたく一本釣りが出来ますb
707: さぎし:2012/1/4(水) 22:02:37 ID:1rWYGP2MtE
〜〜〜体育館〜〜〜

ジエン「ええ〜これにて諸連絡を終わります、先生方からなにかありますかな?」

ヤマツ「ジエン先生、いいですか?」

ジエン「いいですよ」

ヤマツ「皆さんおはようございます、実は今日、皆さんに新しい仲間が増えます」

ヤマツ「女さんです、仲良くしてあげて下さい」

女「は、初めまして!!女です!!わからないことだらけですが、教えていただけると嬉しいです!!」

シーン

女「(え!?何この空気!?私なんかやった!?)」

「え…人間?」

「人間だよな?」

「モンスターじゃないよね?」

「耳とかないぜ?」

「隠してるんじゃね?」

「いや…匂いとか…」

ザワザワ…ザワザワ…
708: さぎし:2012/1/4(水) 22:09:27 ID:whq.aZ6wWc
女「(ええー…)」

ヤマツ「皆さん、お静かに」

ヤマツ「皆さんが疑問に思うことも無理はありません、ですがまず説明をさせて下さい」

ヤマツ「確かに、彼女は人間です」

ヤマツ「本年度より本校は人間の生徒を補充し適応出来るかの試験を実施しています」

ヤマツ「しかし、ただ無作為に選ばれた訳ではなく慎重に慎重を重ね吟味した結果、適応力のある彼女が選ばれました」

女「あの…ヤマツさん?言ってる事がよくわからないんですけど…」

ヤマツ「まあまあ」

ヤマツ「ですので、皆さんには一年間、彼女と共にしてもらいます」

ヤマツ「それでいいですね?」

女「はあ…」

ヤマツ「私からの話は以上です」

ジエン「ありがとうございました、続いて…」

ヤマツ「では、こちらに」

女「ふえ!?」

ヤマツ「詳しい説明をするためですよ」
709: さぎし:2012/1/4(水) 22:19:27 ID:1rWYGP2MtE
ヤマツ「ではこちらにお掛けになってください」

女「はあ…」

女「なんだろ?別室かな?」

ヤマツ「来客用の接待室ですよ、まああまり出番はありませんがね」

ヤマツ「さて、もう薄々感づいているとは思いますが…我々は人間ではありません、人外です」

ヤマツ「今はこうやって人間の姿をしていますが、本当の姿は異形の者なんですよ」

女「いや…いきなりそんなこと言われても…」

ヤマツ「最初は誰でもそんな反応です、じきに慣れますよ」

ヤマツ「何せ、貴女は選ばれたんですからね」

女「一体何を基準に選ばれたんですか?」

ヤマツ「そうですね、まず適応力や判断力、そして性格や健康状態等を考慮して選定しています」

女「(わけわからん)」

ヤマツ「女さんは周りからよく、天然だとか、動じないとか言われてませんか?」

女「・・・言われます」

ヤマツ「ですよね、言い方を帰れば何事にも動じない強い精神力、そして純粋な心をもった人が適任だったんですよ」
710: さぎし:2012/1/4(水) 22:26:51 ID:1rWYGP2MtE
女「それが…私ですか?」

ヤマツ「平たく言えばそうですね」

ヤマツ「というより予想以上だったと言うべきでしょうか」

女「へ?」

ヤマツ「普通、人外発言した奴とこんな風に会話します?」

女「それは…」

ヤマツ「これが適応力が高い証拠です、大抵は頭がおかしい扱いされますからね」

ヤマツ「そんな貴女だからこそ、この学園で上手くやっていけると信じています、期待していますよ」

女「はあ…頑張ります」

ヤマツ「よく流されやすいって言われません?」

女「うぐ…」

ヤマツ「やっぱり…いえ、悪い意味ではありませんよ」

ヤマツ「それで今後の事ですが、まずはこの学園に慣れて下さい」

女「はい」

ヤマツ「慣れるまではキリン先生をサポートに付かせます」

711: さぎし:2012/1/4(水) 22:33:04 ID:1rWYGP2MtE
女「え…迷惑じゃないですかね?」

ヤマツ「本人から申し出ましたし、これはキリン先生が適任だと思いましたので」

女「はあ」

ヤマツ「そうですね、1ヶ月くらいは研修期間として過ごして下さい。来月から本校の生徒として振る舞うように」

女「は、はい」

ヤマツ「あまり頭に詰め込み過ぎもよくありません、今日はこれくらいにして自分の部屋に戻って下さい、詳しい説明は明日から私や他の先生方から追々していきます」

女「はい!!」

ヤマツ「それではキリン先生、よろしくお願いいたします」

キリン「かしこまりました」

女「いつの間に!?」

ヤマツ「結構最初の方からいましたよ」

女「(全然気づかんかった…)」

ヤマツ「有意義な学園生活を遅れる事をお祈りしています、では」
712: さぎし:2012/1/4(水) 22:37:53 ID:1rWYGP2MtE
〜〜〜寮〜〜〜

キリン「ここが君の家になる」

女「ほえ〜」

キリン「初日だから一人だが、明日からルームメートが入る、誰になるかはわからんがな」

女「中も広いですね」

キリン「まあな、女、君の荷物だ」

女「!!」

キリン「どうした?」

女「いや、なんか呼び捨てにされるとドキドキするっていうか…」

キリン「・・・君は可愛いな、だが私にはそんな趣味はない」

女「私にもありませんよ!!」

キリン「はは、これからよろしく頼む」

女「こちらこそ」

キリン「明日は起こしにいくからな、それまですっかり休んでおけ」

女「はい!!」
713: さぎし:2012/1/4(水) 22:42:58 ID:1rWYGP2MtE
女「うわ…設備すご!!」

女「下手な漫喫より凄いよこれ!!」

女「あ、でもルームメートさんと共有なのか…」

女「それでもスゲー!!」

女「むー、中々落ち着きそうにないな…」

女「今日からここで一年間過ごすのか…」

女「何があるかわからないけど…頑張っていこう!!」

女「まずは寝るか…寝とけって言われたし」

女「お休みなさい」

女「(とりあえず…頑張っていこう)」


【MH学園】

f…

ヤマツ「まだ続きますからね」ニコ

さぎし「なん・・・だと?」
714: 名無しさん@読者の声:2012/1/4(水) 22:45:58 ID:A0TKPlPfuA
っM64
っM134
っC4
っC
便乗ステンバーイ
715: さぎし(投下終了):2012/1/4(水) 22:48:07 ID:whq.aZ6wWc
はい、下手なフェイント入れて申し訳ない

ついに始まりました
モンハン学パロ!!

どうなるかは作者しかわからんなぁ!!

でもルームメートをどうするかまだ決まってない
orz

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
716: さぎし:2012/1/4(水) 22:50:50 ID:whq.aZ6wWc
>>714

これモンハンですよwww

CODとかGOWとかじゃないんですよwww

これ、そういうゲームじゃねーから!!


支援感謝です♪
717: 名無しさん@読者の声:2012/1/4(水) 22:55:09 ID:UQPjzjChP2
乙狩れ!!
っファンゴの頭式爆弾
っファンゴの頭

CCCCCCCC
CLC0:30CMC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ




っ波動砲
718: さぎし:2012/1/5(木) 08:07:48 ID:VfaQzaFdeo
>>717

なんか爆弾が増えた!?


とりあえずこの爆弾は知り合いのリア充にぶん投げてきます

支援感謝です♪

後、ヤマトは宇宙にお帰り下さい


719: さぎし:2012/1/5(木) 18:41:23 ID:QHfZHVqvXg
〜〜〜翌日〜〜〜

女「ふああ〜よく寝た〜」

キリン「おはよう」

女「きにゃあああ!?」

キリン「珍しい悲鳴のあげかただな」

女「ああああ、貴女は一体何をしてやがりますか!?」

キリン「添い寝?」

女「聞くな!!」

キリン「すまん、寝顔が可愛くてな」

女「・・・そういう趣味はなかったんじゃないんですか?」

キリン「君が可愛いのが悪い」

女「責任転嫁早すぎますよ!!」

キリン「はは、さあ支度しろ。今日は歩くぞ」

女「今日は学校案内ですか?」

キリン「そのようなものだ、おっとこれを」

女「制服?」

キリン「君専用だな」

女「私専用って…一人一人違うんですか?」

キリン「まあな、早く着替えろ」

女「あの…着替えるんですけど」

キリン「うん」

女「・・・出てけー!!」
720: さぎし:2012/1/5(木) 18:46:33 ID:CZvksynwwg
キリン「何故追い出されねばならん」

女「なんか怖いんですよ先生!!」

キリン「同性だから恥じる事はないだろうに…」

女「先生、本当にそっちの趣味はないんですよね?」

キリン「今のところはな」

女「!?」

キリン「冗談だ、似合ってるぞ、制服」

女「あ、ありがとうございます…」

キリン「さあいくぞ」

女「あ、まって下さいよ」

キリン「先に校内の設備や部屋割りを案内したいと思うが…作者が適当なので大部分割愛するぞ」

女「後半は誰に向けて言ったんですか?」

キリン「いない読者だ」

女「凄い失礼!!」
721: 名無しさん@読者の声:2012/1/5(木) 19:13:19 ID:uds0t5s4X2
ナルガたんから読んできました!

おもしろいです(・ω・´)
更新頑張って!

(=・ω・)つC
722: さぎし:2012/1/5(木) 19:33:52 ID:p4Lk.i3fvc
>>721

おふぅ…(*´д`*)

ナルガたんから見ていただけているとは…

ありがとうございます!!
(・∀・)

支援感謝です♪
頑張りますよ!!
(`・ω・´)
723: さぎし:2012/1/5(木) 20:11:15 ID:O23TgQvq9Y
〜〜〜校内〜〜〜

キリン「ここが教室、ここを真っ直ぐいくと視聴覚室、その近くの階段を降りると購買だ」

女「は、はい!!」

キリン「そのまま下の通路を通れば中庭、先程の階段を上がれば屋内庭園だ」

女「あれ?中庭じゃ足りないんですか?」

キリン「屋内庭園にはプールも設置されている、水浴びが必要な生徒もいるのでね」

キリン「これで学校棟の説明は大体終わりだ」

女「学校棟?」

キリン「ああ、他にもショッピングモールや工場棟、それに研究棟もある」

女「学校ですよね?」

キリン「原則学園から出てはいけない規則でね、ショッピングモールで大体の生活雑貨は購入出来る」

女「お金とかはどうするんですか?」

キリン「後で説明する」

女「はあ…」

キリン「さあ、次はショッピングモールだ」
724: 名無しさん@読者の声:2012/1/5(木) 20:27:24 ID:VonRWSEIcU
つC
つ徹夜用元気ドリンコ

隙あらば読んでますよ( ´∀`)


キリンさんが好きです!でもゾウさん・・・やっぱりキリンさんが好きです(`・ω・´)

復活してくんないかなぁ・・・・
725: さぎし:2012/1/5(木) 20:35:58 ID:W2GlsvH3iw
>>724

ゾウ!?
ゾウってなんだ…
いたか?ゾウ…

キリンいいですよね!!
あの腹をなで回して頭に付いている角を思う存分ナデナデしてそのあと服に手をかけ…(自主規制)

ドリンコ&支援感謝です♪
ゆし、今日は徹夜かな
(`・ω・´)b
726: 名無しさん@読者の声:2012/1/5(木) 21:00:43 ID:Ys.lOC1fFc
キェェェェェェァァァァ!!
っファンゴの頭
っ戦術核

CCCCCCCC
CNC0:19COC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ



っ栄養剤グレート
っ活力剤
っ強走薬グレート
727: さぎし:2012/1/5(木) 22:40:25 ID:0HoHsPQ58k
>>726

今度は鬼武者ですかwww

個人的には雷光が好きです

支援感謝です♪
ちょwww一杯ありすぎ
728: さぎし:2012/1/5(木) 22:47:18 ID:0HoHsPQ58k
〜ショッピングモール〜

女「うは〜色んなお店が沢山ありますね〜」

キリン「ああ、生活するのに困らない程度には揃えてある」

女「品物とか仕入れる時は大変そうですね」

キリン「まあな、特別なルートを使っているし」

女「飲食店に雑貨屋、それに娯楽まで…あ、銭湯もある!!」

キリン「生徒達は普段外に出れないからな…ここでストレスを発散させたりして学業に望ませている」

女「ここ、本当に学校ですよね?」

キリン「特別、な」

女「覚える事がいっぱいありますね…」

キリン「慣れるまでは同学年と行動を共にしろ、といっても全員同学年だがな」

女「え!?一年とか二年とかないんですか!?」

キリン「年齢のばらつきはあるが、基本的には全員同学年だ」
729: さぎし:2012/1/5(木) 22:51:41 ID:0HoHsPQ58k
女「そういえば…かなり歩いてますけど、まだ一度も他の生徒さんを見ていない気が…」

キリン「ああ、今日は君の為に貸しきった」

女「はい!?」

キリン「君を案内するのに生徒がいると面倒なのでね、全員寮に待機させている」

女「そんなこと…出来るんですか?」

キリン「出来てるから誰一人としていないだろう?」

女「まあ…ですね」

キリン「案内はこんなところでいいだろう、あまり詰め込み過ぎも良くない」

キリン「寮に戻るぞ」

女「は、はい!!」
730: さぎし:2012/1/5(木) 23:01:24 ID:0HoHsPQ58k
〜〜〜寮〜〜〜

女「ふい〜疲れた…」

キリン「今日はご苦労だったな、ちゃんと足をマッサージしとけ、折角の綺麗な足が台無しだ」

女「それ、本気で言ってます?」

キリン「半分な、そうだこれを渡しておこう」

女「なんですか?お金?」

キリン「Z(ゼニー)と呼ばれるお金で1500Zある」

キリン「この学校で過ごす為に必要なお金だ」

女「円じゃ駄目なんですか?」

キリン「まあな、一応学校が発行、制作した金だからな」

女「はあ…」

キリン「女のもっている所持金を全部Zに変えておこうか?」

女「あ、じゃあお願いします」

キリン「Zの増やしかたについては後々説明しよう、今は休め」

女「わかりました」

キリン「明日はいよいよ生徒とご対面だ、起こしに来るからな」

女「添い寝は勘弁してくださいよ」

キリン「約束はしかねる」

女「ええー」

キリン「ふふ、じゃあな」

女「また明日」
731: さぎし(投下終了):2012/1/5(木) 23:06:28 ID:E4dOSS/YUs
予想以上に見てくれている人がいて嬉しいさぎしでございます

学パロ、全然進まない
(´・ω・`)

そして何故か百合みたいな雰囲気をだしてしまう

何故だ、キリンのキャラはこんなんじゃなかったはずだ!!もっとこう、クールに

ていうかひょっとしたら長引きそうな悪寒…

ま、適当に切り上げればいいか←←

そして雑談楽しそうでござる、ぼっち寂しいです

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
732: かきし(696):2012/1/5(木) 23:28:58 ID:uCHLac9Tik
>>さぎしたん
ごめんなさい、やっと線画が出来たところでまだ塗り始めてません(T-T)

あと、さぎしたんはナルガ防具のカラーは何色ですか?
733: 名無しさん@読者の声:2012/1/5(木) 23:57:39 ID:OVHUVOdCzA
長引いたっていいじゃない!
つC
734: 726:2012/1/6(金) 00:51:18 ID:Ys.lOC1fFc
ちょっ、鬼武者知ってるとかwww
因みに俺はPSシリーズのは一通りプレイしてるd(^Д^)b
735: さぎし:2012/1/6(金) 01:50:45 ID:KFZfOboB7I
ぬあああ!!遅レス申し訳ない(つд;*)

>>732

マジっすか!?
凄いwktkします!!
wktkしすぎて寝れないんですけど!!責任取っt…

>>733

いや…まあ、うん
ね?その…長引くと
2スレ目に突入しちゃうわけですよ

それで2スレにはあまりいい思い出がなくてですね、ええはい

それに、これを機にモンハンから卒業しようかなって思ってます

ですから後味のいい
終わりにしたいと思います

支援感謝です♪


>>734

某ゲーム会社のホラゲーは一通りやってます
(≧ω≦)b
736: さぎし:2012/1/6(金) 01:53:02 ID:p4Lk.i3fvc
忘れてましたorz

>>732

ナルガ装備は青を選択してますね(///∇///)

好きなもんでwww
737: さぎし:2012/1/6(金) 09:07:17 ID:CtXxZyuyE.
〜〜〜朝〜〜〜

女「zzz」

カチャ

女「zzz」

キリン「・・・」

女「zzz」

キリン「おはよう、朝だぞ〜」ボソッ

女「後、じゅっピゅん〜」スヤスヤ

キリン「(可愛い…)」

キリン「やれやれ、困った娘だ」

女「zzz」

キリン「・・・」ペロッ

女「ふにゃああああ!?」

キリン「おはよう」ニコ

女「・・・おはようございます」

キリン「さあ、顔を洗ってご飯食べて制服に着替えて登校だ」

女「そうですか、じゃあ出てって下さい」

キリン「手厳しいな」
738: さぎし:2012/1/6(金) 09:18:10 ID:5Dc6TgeLPM
キリン「女同士なのに貞操概念も無いだろうに」

女「なんか怖いんですよ!!」

キリン「そうか…む、この卵焼き美味しい」

女「まあ自信作ですからね」

キリン「料理が上手なんだな」

女「女として当然ですよ」

キリン「・・・」

女「先生は何か料理はなされますか?」

キリン「・・・肉を焼く」

女「・・・豪快ですね」

キリン「は、早くいくぞ!!」

女「は〜い」ニヤニヤ

739: かきし:2012/1/6(金) 10:10:00 ID:yz8v4ExcKo
じゃあ青で描きますね(°ω°)
740: さぎし:2012/1/6(金) 11:23:20 ID:OVSWlYCIKk
>>739

さぎしA「イエア!!」

さぎしB「ヤッフー!!」

さぎしC「イヤッハー!!」

さぎしD「やったZE☆」

本当にありがとうございます!!m(._.)m
741: 名無しさん@読者の声:2012/1/6(金) 12:35:25 ID:udzvBynfb.
分身能力の持ち主か
っファンゴの頭

CCCCCCCC
CPC0:10CQC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
742: さぎし:2012/1/6(金) 12:47:34 ID:tkNMPW.72o
>>741

一人いたら二十人

一家に一人さぎしたん!!

・・・需要ない上に
何に使うんだよ…

支援感謝です♪
743: さぎし(逆鱗が来たんですよ奥さん!!):2012/1/6(金) 12:56:00 ID:G46YlDEqRg
〜〜〜教室〜〜〜

女「・・・」ドキドキ

キリン「皆、もう知ってるとは思うが改めて、このクラスに入る女だ、さ、自己紹介」

女「おお、女といいます!!わわ、わからない事は教えていただけると嬉しいです!!」

キリン「どもりすぎだ、もうちょい楽にしろ」

女「無理です!!」

キリン「席は…オウガの隣が空いてるな、そこ座れ」

女「は、はい」ギクシャク

キリン「(まるでロボットだな)」

オウガ「よ、転校生」

女「ふひゃああああ!!」

オウガ「うわあああ!?」

女「ああ!!すみま、すみませ!!」

オウガ「いや、こっちもすまなかった、だから落ち着いてくれ!!」

キリン「なんだお前ら」
744: さぎし:2012/1/6(金) 13:05:00 ID:y4tJpZ5ZuI
キリン「じゃあ、これでHRを終了するが…くれぐれも女で遊ばないように」

ガラガラガラ ピシャン

女「何言ってるかさっぱりだった…」

「女ちゃーん!!」バッ

女「げふう!?」バターン!!

「レイア、落ち着け」

「なんでもかんでも突進すりゃいいってもんじゃねーぞ」

レイア「だって新しいお友達だもーん♪」

女「あの…えと…レイアちゃん?」

レイア「レイアでいいよ!!初めまして!!女ちゃん!!」

女「うん…(うわぁ…可愛いなぁ…)」

レイア「どうしたの?そんなに見つめて…」

女「いや…可愛いなぁって」

女「(何言ってんだ私!?)」

レイア「あ、ありがとう///」

女「お願い照れないで、私まだ道を踏み外したくない」
745: さぎし:2012/1/6(金) 13:11:46 ID:pNk0s/I4D6
「ははは、気を付けろよ、レイアはかなり純真な上に天然だからな」

女「えーと、赤髪?」

レウス「なっ!?俺様はリオレウスっていう名前があるんだよ!!」

オウガ「ヘタレウスの間違いじゃねーのwww」

レウス「おまっ!!」

レイア「レウスうるさい」

レウス「すんませんでした」

女「ええー」

オウガ「まあいいや、転校生、俺はジンオウガってんだ、気軽にオウガでいいぜ」

女「よろしく…」

レウス「気を付けろよ、そいつかなりの女たらしだからな」

オウガ「黙れヘタレ」

レウス「てめ!!」

ギャーギャーギャー

女「つ、ついていけない…」

「大丈夫か?」

女「あ、うん」

「すまないな、悪い奴らじゃないんだ、ただ騒がしいだけで、優しい奴らなんだ」

女「大丈夫だよ…えっと」

ナルガ「ああ、ナルガクルガだ、ナルガと呼んでくれ」

女「よろしく、ナルガ」
746: さぎし:2012/1/6(金) 13:20:06 ID:ASRmnIMJJg
レイア「男の子は放っといて、女ちゃんはどこから来たの?」

女「え?いや…通ってた学校からここに」

レイア「へー、向こうでもお友達はいたの?」

女「うん…まあ」

ナルガ「色々と不安だろうが、私たちもサポートするから」

女「ありがとう」

レウス「大体お前いつもなんか言ってくるけど、結局はヘタレで落ち着くじゃねーか!!」

オウガ「はっ、これだから低脳は、ヘタレ以外に特色がねーんだよ!!空の王者(笑)」

レウス「お ま え!!」

女「・・・止めなくていいの?」

ナルガ「安心しろ、すぐ終わる」

レイア「そろそろディアちゃんとモノちゃんが割って入るかな〜」

女「ディアちゃんとモノちゃん?」

ナルガ「・・・」スッ

女「ナルガ?なんで耳を塞いで…」

「あんたらうるさいんじゃー!!!!!!!!!!」

747: 741:2012/1/6(金) 17:44:53 ID:2sJHKm0DGg
俺が貰ってやる!!
っTウイルス感染中ドスファンゴ
っC C C C C C C C C
間違えるなよ、このCは爆弾だ
748: さぎし:2012/1/6(金) 18:42:28 ID:4/U2eI1hYQ
>>747

だが断る!!
旦那様いるんでwww

いつからここはラクーンシティーになったんですかwww

アンブレラぇ…

じゃあこっちは

つレオン・Sケネディ

支援感謝…爆弾!?

つまり>>747は私を爆死させたいと…なるほど

749: 747:2012/1/6(金) 18:54:57 ID:YTr0jUTa5.
さぎしの旦那様は太刀かナルガだな、一応メモっとくか…
っファンゴの頭
っクリス・レッドフィールド
因みに爆弾には一個だけ本物のC、一個は実は戦術殻雷だから
750: さぎし(ナルガたんはお嫁さん)ドヤッ?:2012/1/6(金) 19:52:25 ID:NaSHqV57P6
女「っ〜〜!?」

ナルガ「くはっ!!」

レイア「ナルガ、しっかりして!!」

ナルガ「大丈夫、ちょっと…耳がね…」

女「だ、誰!?」

レウス「ぐあ…耳が…」

オウガ「おいディア!!俺達の耳を潰す気か!?」

ディア「うっさいわ!!あんたら男の癖にギャーギャー、やかましわ!!」

レウス「だからって怒鳴ることないだろが!!」

ディア「あん?ヘタレ、あんたウチに刺されたいんか?ん?」

オウガ「落ち着け!!おまえの角の強度を考えろ!!」

ディア「岩くらいなら砕けるで」

オウガ「俺達生身!!」

ディア「じゃあ貫けるわな」

レウス「目がマジだ!!」
751: さぎし(太刀は愛用):2012/1/6(金) 20:04:30 ID:J3epKGo4j.
ディア「よっす転校生!!」

女「ど、どうも…」

ディア「あり?驚かしてしもたんか?堪忍な」

ディア「おーい、モノ!!転校生に挨拶せい!!」

モノ「・・・どうも」

女「(静かそうな子だな…)」

女「よろしく」

ディア「もっとハキハキせんか!!みっともない!!」

モノ「お姉ちゃんは大きな声を出しすぎだよ、もっとおしとやかにしないと…」

ディア「う、うるさいわ!!」

女「二人は姉妹なの?」

ディア「そうやで、全然似とらん言われるがな…どないしてやろ?」

女「どうって…」

モノ「・・・」

女「えっと…個性的でいいと思うよ?」

ディア「転校生…いや女!!あんたええ奴やな…」

ディア「ウチらもう仲良しこよしや!!」

女「(古っ!?)」
752: っファンゴの頭:2012/1/6(金) 20:53:07 ID:2sJHKm0DGg
俺の嫁はジンオウガだ!!因みに太刀愛用
753: さぎし:2012/1/6(金) 21:49:03 ID:qYKHfwxHDs
キリン「おやおや、もう仲が良くなってるのか」

女「先生!!」

キリン「さあ、おいで」

女「え?なんか用ですか?」

キリン「はっはっは、まあ来ればわかる」

女「そうですか…」

キリン「ついでにレイアとナルガも来い」

レイア「はーい」

ナルガ「わかりました」

キリン「後は…そうだな、適当に自習でもしてろ」

女「教師?ていうか大丈夫なの?これ」

レイア「あはは、うちは勉強よりもクエスト専門だからね〜」

女「クエスト?」

ナルガ「先生から話を聞いてないのか?」

女「うん」

ナルガ「私達が説明するよりかは早いだろう、後で説明してもらってくれ」

女「ラジャー」

キリン「(可愛いな…)」
754: さぎし:2012/1/6(金) 21:54:11 ID:qYKHfwxHDs
〜〜〜生徒会室〜〜〜

女「先生質問です」

キリン「なんだ?」

女「ここはどこですか?」

キリン「生徒会室だな」

女「私の前に勢揃いのこの方たちはどなた様ですか?」

キリン「生徒会のメンバーだ、様々な方面で頼りになる」

女「では…最後の質問です」

キリン「どうぞ」

女「なんで私は生徒会室に連れてこられたんですか?」

キリン「決まってるだろう?君を生徒会に入れる為だ」

女「・・・」

女「うええええ!?」

キリン「そんな驚くなよ」

「あの…そろそろこちらからもよろしいですか?先生」

キリン「ああ、すまなかったな」
755: さぎし:2012/1/6(金) 22:03:22 ID:RnZCe8tbrA
「では…改めまして、初めまして女さん、ようこそ生徒会へ」

ルナ「私は書記のルナといいます」

女「どうも…」

ルナ「そして、左から順番に会計のギリー、処理のソル、副会長のジョー、そして会長の…」

ネコート「ネコートだニャ」

女「うえ…はい」

ネコート「・・・微妙な返事の仕方ニャね」

女「いや、だって…」

ネコート「よい、わかっておる、こんな猫が会長を勤めているなどおかしいとな」

女「そんな事は!!」

ネコート「ふむ、まあ論議はこれくらいにしておこう、女よ、今日呼んだのは他でもない、生徒会の空いている席、庶務についてもらう為に呼んだのニャ」

女「いや、いまいち理解が追い付かない…」

ネコート「説明しよう、不慣れな学園生活にいち早く慣れる事が出来るようにとの校長からの計らいニャ」

女「校長先生が?」

ネコート「ふむ、それで今後のサポートも出来るし、お主も学園に慣れる事が出来るしでお互いに損は無いニャ」

756: さぎし:2012/1/6(金) 22:10:04 ID:qYKHfwxHDs
女「はあ…まあわかったような」

ネコート「それで生徒会に入るかね?」

女「えーと…」チラッ

キリン「・・・」b

女「…入ります」

ネコート「ふむ、聡明な判断力はいいものだ」

ネコート「では、職務に戻るとしよう…ジョー、いくぞ」

ジョー「はいよ」

ネコート「ルナ、後の説明は任せた」

ルナ「かしこまりました」

ルナ「それではこちらへどうぞ」ニコ

女「(しっかし、美人だな…ちくしょう)」

ソル「おい」

女「はひ!?」

ソル「ルナの美しさがわかるとは、中々目の付け所がいいな」

女「はあ…」

女「(心、読まれたんかな?)」

ソル「・・・」
757: さぎし:2012/1/6(金) 22:24:59 ID:qYKHfwxHDs
ルナ「こちらにおかけになって下さい」

女「はい」

ルナ「えーと、では庶務についての説明をしますね」

ルナ「庶務というのは一見して雑用やら目立たない仕事が多いですが、裏を返せば万能に活躍できて、どんな仕事にも一生懸命取り組む事が出来る人が適任です」

ルナ「女さんは校長先生からの推薦なので期待していますからね」ニコ

女「えと…頑張ります」

ソル「最初の内はわからないことばかりで慣れないだろうから遠慮なく周りを頼れ」

女「はい!!」

女「見た目に反して優しいんだな…」

ルナ「では、続いて各役職を」

ルナ「まず、私が属する書記は、会議や部活等の報告を逐一まとめ、情報を保存、保管する役割を担っています」

ルナ「次に会計は費用や予算を計算、検討し、そこから最善の収入支出を計算します」

ルナ「ギリー、貴女のクラスメイトのナルガさんのお兄さんですが、彼はよくやってくれていますよ」

女「え!?ナルガのお兄さん!?」

ルナ「はい」

女「そういえばどことなく似ているような…」
758: さぎし:2012/1/6(金) 22:30:42 ID:RnZCe8tbrA
ソル「ちなみに、ルナはレイアの姉だ」

ルナ「ソル!!」

女「ああ…」

ルナ「驚かれないんですか?」

女「いや、顔のパーツ的に」

ルナ「ありがとうございます、女さんも可愛らしいですよ」

女「えと…ありがとうございます」

ルナ「で、次は処理ですが…」

女「あんまり聞かない役職ですね」

ルナ「そうですね、主な仕事は風紀委員に似てますかね」

女「問題行為を取り締まる?」

ルナ「大体あってます」

ソル「もう少し乱暴で過激だがな」

ルナ「私としてはあまり暴力は見たくありませんけど…」

ソル「大丈夫だ…年々減っているし、ルナは俺が守る」

ルナ「ソル///」

女「凄い居づらいんですけど」
759: さぎし(投下終了):2012/1/7(土) 00:08:25 ID:TbIaTri9k.
さて…主人公の女をこれからどうやってトラブルに会わせるか真剣に考え中(´-ω-`)

とりあえずは残りレス数をほぼ使ってこれを終わらせます

最後にあとがきみたいなのと私からのコメントでこのSSはおしまいですかね

まあ、まだまだ先の話なんですけどね

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪

(´・ω・`)/~~
760: っファンゴの頭:2012/1/7(土) 01:19:12 ID:Ys.lOC1fFc
乙狩れ!!

CCCCCCCC
CRC0:08CSC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
761: 名無しさん@読者の声:2012/1/7(土) 01:26:43 ID:YTr0jUTa5.
ギリーのくだりでナルガたんの兄と男の対決思い出しますた


とりあえずキリンは俺の嫁というわけで、キリン先生はもらっていきますね

代わりにこれ置いときます
つC
762: さぎし:2012/1/7(土) 01:53:13 ID:2GfD1X6TKY
>>760

遂に秒数が一桁になっちゃった…(´・ω・`)

それが爆発するまでに終われるかな、これ

支援感謝です♪

>>761

懐かしいですな…グローブ手にはめひたすら
パンチパンチパンチ
極めつけはジャイ○ントスイ○グwww

キリンさんは皆のお嫁さんです(`・ω・´)

でも私のお嫁さんはナルガたんです(`・ω・´)

支援感謝です♪

763: さぎし(紅玉出ない…):2012/1/7(土) 16:26:19 ID:kvk/tPMCbg
ルナ「それでは早速ですが、これを」スッ

女「なんですかこれ」

ルナ「ここから中庭にある小動物室のクシャル先生に今年度の予算案を渡してきて欲しいんです」

女「はあ…」

キリン「小動物室までは私が案内しよう」

女「ええっと、小動物室っていうのは…」

キリン「この学園に在学する権利をもった学生に満たない年齢、いわば小学生の集まりだ」

女「ああ、ロリやショタがゴロゴロいると」

キリン「・・・」

女「なんですかその可哀想な動物を見るような目は」

キリン「いや、君が幼女に発情しないか心配でな」

女「失敬な、私はそんな趣味はありません」

キリン「まあいい、では邪魔したな」

ルナ「いえいえ、それでは女さん、よろしくお願いしますね」

女「はい」
764: さぎし:2012/1/7(土) 16:33:04 ID:i7nVebiimU
レイア「お話終わった?」

女「なんとか」

ナルガ「庶務になったらしいな」

女「あはは、まあね」

ナルガ「兄様もいるし、こきつかっていいからな、私の名前を出せば一発だ」

レイア「ナルガのお兄さん、ナルガの事が大好きなんだよ」ボソボソ

女「シスコンなの?」ボソボソ

ナルガ「・・・ばっちり聞こえてるんだが」

女「ていうかレイア、あんな綺麗なお姉さんいていいな〜」

レイア「ルナのこと?あれ性格悪いよ」

女「え?」

レイア「いつもネチネチ、小言で一日を使いきれるもん」

女「そんなイメージは無かったような…」

レイア「だってこの前だって…」

キリン「はい二人ともそこまで、レイアとナルガは教室に戻れ」

レイア「えー」

キリン「ここからは私が女を構うから」

ナルガ「職権濫用…」

キリン「ん?」

ナルガ「レイア、戻るぞ」

レイア「は〜い、じゃあね!!女ちゃん!!」

女「またね」
765: さぎし:2012/1/7(土) 16:41:52 ID:i7nVebiimU
キリン「さて…ようやく二人っきりになれたな」

女「・・・」ダッ

キリン「逃がさん!!」

女「・・・アッーーー!!」

キリン「変な声をあげるな」

女「だって先生怖いんだもん」

キリン「・・・いい加減怖がるのを止めてくれないか?」

女「だって先…」

キリン「正直…君にそこまで怖がられると、私としても…嫌だ」シュン

女「あ…その…」

キリン「頼む…」

女「その…先生の事はちょっぴり怖いけど、嫌いなわけではなくむしろ好きといおうか…」

キリン「本当に…?」

女「本当ですから、そんな悲しそうな目を…」

ドシン

女「・・・なにしてんですか?」

キリン「すまん、嬉しくてつい」

女「からかってるんですか?」

キリン「ああ」

女「アホなことやってないで小動物室にいきますよ」

キリン「あしらい方が慣れてきたな…」
766: さぎし:2012/1/7(土) 21:08:07 ID:ESEv7C/AiU
〜〜小動物職員室〜〜

キリン「クシャル、いるか?」

女「なんか狭いですね」

キリン「小動物室の教師は二人しかいないからな」

クシャル「おや?キリンさんがいらっしゃるなんて、珍しいですね」

キリン「単なるお使いだ」

クシャル「そうですか…そちらは」

女「あ、女といいます!!」

クシャル「直接お会いするのは初めてですね、初めまして、クシャルダオラといいます」

女「あ、ご丁寧にどうも」

キリン「それで要件だが…」

放送「キリン先生、至急職員室までお越し下さい」

キリン「・・・ちっ」

キリン「クシャル、お前を信用して女を預けるからな!!」

クシャル「僕の好みを知ってるでしょ?」

キリン「手を出したら殺すからな!!」ダッ

クシャル「相変わらず独占欲の強い人ですね」

女「あの…」

クシャル「ああ、予算案ですね、受けとります」

女「どうぞ」

クシャル「・・・確かに本物ですね、ありがとうございます」

クシャル「ところで、ひょっとして生徒会に入りました?」

女「へ?どうして?」

クシャル「この予算案やらを届けるのは庶務と相場が決まってるんですよ」
767: さぎし:2012/1/7(土) 21:20:43 ID:J2soECwins
クシャル「もしよろしければお手伝いをお頼みしてもよろしいですか?」

女「へ…あの…」

クシャル「キリンさんには僕から言っておきます」

女「じゃあ…少しだけ…」

クシャル「ありがとうございます」

女「あの…キリン先生とはどういったご関係で?」

クシャル「ただの大学時代の先輩ですよ」

女「へー」

クシャル「男勝りな性格で、男子より女子に好かれている人でした」

クシャル「といっても本人には全くその気は無いんですけどね」

女「え」

クシャル「まあ、君の場合は少し過保護気味だけどね」

女「あれで過保護ってレベルですか?」

クシャル「あの人の愛情表現ですよ」

女「そういうもんですか」

クシャル「そういうもんです」
768: さぎし:2012/1/7(土) 21:54:31 ID:hsi.8HSAe6
クシャル「それでは手伝ってもらいたい事ですが…」

女「はい」

クシャル「簡単に言いますと、子守りをお願いします」

女「はい?」

クシャル「僕はこれから用事があって出掛けるのですが…その間もう一人の先生に任せっきりなんですよね」

クシャル「ですからその先生のお手伝いをしていただきたいのです」

女「いいですけど…」

クシャル「よかった、クック先生、いますか?」

クック「は、はい!!待ってくださ…むぎゃ!!」

クシャル「かなりの天然なんですよ」

クック「いたた…っは!?転校生さんですよね!?」

女「え…まあ」

クック「わ、恥ずかしい所を見られちゃいました!!」

クシャル「こちら、イャンクック先生、主に僕のサポートをしてくださいます」

クック「クックです!!よろしくお願いします!!」

女「こちらこそ…」

769: さぎし:2012/1/7(土) 21:59:44 ID:DClbLQwnVw
クシャル「では、私は席を外しますので後はクック先生に聞いてください」

クック「いってらっしゃいませ!!」

女「いってらっしゃい」

クック「えと…仕事の話なんですけど」

女「子守りって聞いたんですけど」

クック「はい♪大体そんな感じです♪」

女「あ、でも私あまり子供と接した事が…」

クック「大丈夫ですよ、皆とってもいい子ですから」

クック「それに、子守りなんて堅苦しくしなくても、一緒に遊ぶという感じで接していただければ問題ないです」

女「そうなんですか…」

クック「はい♪」

クック「あ、でもこれは私の主観なので、無理にやんなくとも…」

女「いえ、とってもいいアドバイスだと思いますよ」

クック「!!」

クック「ありがとうございます!!」

クック「それではいきましょうか♪」
770: さぎし(投下終了):2012/1/7(土) 22:01:51 ID:hsi.8HSAe6
ちょっと早いけど
これで終わりですかね

明日にはロリショタを登場させるけど…可愛く表現出来るか心配です

・・・そうだ、さげよう

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
771: っファンゴの頭:2012/1/7(土) 22:35:14 ID:wfm2.VqjDI
乙狩れ!!
っ栄養剤グレート

CCCCCCCC
C@C0:07C@C
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
772: さぎし:2012/1/8(日) 09:34:49 ID:pfQsr0TFGA
>>771

(秒数に)突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ突っ込んじゃ駄目だ

栄養剤と支援感謝です♪
773: さぎし:2012/1/8(日) 09:40:27 ID:OD/dcgKm2s
〜〜〜小動物室〜〜〜

クック「ここが小動物室です」

女「うわ…おもちゃとか絵本がたくさんありますね」

クック「はい♪皆がたくさん遊べるようにとの校長の配慮です」

女「子供たちは?」

クック「まだお休みの時間ですね」

女「はあ…」

クック「ではこの間にお部屋の片付けと整理をしましょう」

女「・・・片付けって、部屋が綺麗なんですけど」

クック「え?あ!!」

女「クック先生って天然ですね」

クック「ううう…」

女「でもそれがクック先生の魅力なんじゃないですかね?私にはまだわかりませんけど」

クック「女さん…」

クック「抱き締めてもいいですか?」

女「全力で断る」

774: さぎし:2012/1/8(日) 09:48:40 ID:OD/dcgKm2s
クック「ぐすん…とりあえず皆を起こして…」

「クック先生なにしてるのー?」

「あー!!クック先生泣いてるー!!」

「誰だ泣かしたの!!」

クック「み、皆違うよ!!これはね…」

「あの人が泣かしたんだー!!」

女「え!?」

「こらしめてやるー」

「クック先生は僕達が守るんだー!!」

女「ちょ!?まっ…」

クック「ギア君、ゲネちゃん、止めて!!」

ゲネ「はい先生!!」

ギア「止めます!!」

クック「良かった…」

女「こえぇ、最近の幼女こえぇ」
775: さぎし:2012/1/8(日) 09:58:39 ID:OD/dcgKm2s
クック「すみません、女さん」

女「あ、いえ…」

クック「駄目でしょ?いきなり大きな声を出しちゃ」

「だって先生泣いてたんだもーん」

ゲネ「泣かないでよ先生」

ギア「泣いちゃやだ!!」

クック「皆…」

女「愛されてますね」

クック「て、照れますね…」

クック「皆、自己紹介」

ラン「はい!!ランです!!好きなことはお昼寝と先生です!!」

女「好きなこと先生って何するんだよ」

クック「その辺に関してはあまり深く突っ込まないで下さい」

ゲネ「ゲネです、好きなものはおやつと先生です」

女「先生、物だったんですか?」

クック「違いますよっ!!」

ギア「ギアです!!好きな食べ物はかき氷と先生です!!」

女「・・・」ジー

クック「こっちを見ないでください」
776: さぎし:2012/1/8(日) 16:16:32 ID:NyaBSGciPk
女「冗談ですよ」

女「ねえ皆、クック先生の事好き?」

三人「好きー!!」

クック「////」

女「そう、私も好きだよ、可愛くて、天然で、一生懸命な所が」

クック「女さん…」

女「さあ、早くお仕事終わらしちゃいましょう!!」

クック「はい♪…あ、もうひとついいですか?」

女「?」

クック「この子達は私が見ますので、奥にいる子供たちの面倒を見てほしいんです」

女「いいですよ」

クック「後、これ持っていって下さい」

女「ハチミツ?」

クック「持っていけばわかりますから」

女「はあ…」

クック「それではよろしくお願いします」
777: さぎし:2012/1/8(日) 16:26:54 ID:8lSWg/ObrI
女「ハチミツもらったけど…何に使えば…」

「zzzzzz」

女「ちょ!?何この子!?」

女「可愛いんだけど!!熊さんフードをつけて寝てるよ!?」

「んん…ハチミツ…」

女「はぅぅ!!寝顔も寝言も可愛い!!」

「・・・ハチミツの匂い」

女「起きた!?」

「お姉さん…ハチミツ持ってる。」

女「へ、ああ、これ?」

「ちょうだい」

女「あ、うん」

「ハチミツ〜」ペロペロ

女「何だこのショタ、私を殺す気か?」

「お姉さんだ〜れ〜?」

女「あ、私は女っていうの、よろしくね」

アシラ「僕、アシラ」

女「アシラ君ね、よろしく」
778: さぎし:2012/1/8(日) 16:34:29 ID:NyaBSGciPk
アシラ「お姉さん、ハチミツくれたからいい人」

女「ありがとう」

アシラ「待ってて、皆を呼ぶ」

アシラ「おーい、みんなー」

ズザザザザザザ

「キャッホー、アシラ!!呼んだ!?」

「もう少し寝かせてよ〜」

女「何故にスノボ!?」

「あり?お姉さん初めて見るね」

「お昼寝〜」

アシラ「あのね、ウルクちゃんにロアル君だよ」

女「へー、ウルクちゃんにロアル君…君?」

ロアル「ん〜?」

女「随分可愛いけど…男の子なの?」

ロアル「そうだよ〜」

女「男の娘の間違いじゃ…」

ウルク「男の娘って何?」

女「な、なんでもない!!」

女「ウルクちゃん、ウサ耳が可愛いね」

ウルク「ありがとー!!」

女「でも、スノボを担ぐのはどうかと…」

ウルク「好きだからしょうがない」

ロアル「zzz」
779: さぎし:2012/1/8(日) 16:39:28 ID:NyaBSGciPk
クック「すいません女さん、すっかり忘れてましたその子達は…」

ウルク「次これやってー」

女「はいはい…ってトリプルスピン!?」

ウルク「簡単だよ、ほら」

女「め、目が回りそうだ…」

アシラ「お姉さん、ハチミツ〜」

女「私はハチミツじゃないよ、はい」

アシラ「ありがと」

ロアル「zzz」

女「ロアル君、枕いる?」

ロアル「んー、うん」

女「はい、膝つかっていいよ」

アシラ「あ、僕も」

ウルク「私もー」

女「ちょ、そんないっぺんにこられたら…」

女「むぎゃ」

ロアル「zzz」

クック「・・・」
780: さぎし:2012/1/8(日) 16:45:43 ID:8lSWg/ObrI
クシャル「随分と子供達は幸せそうな顔をしてますね」

クック「クシャル先生!!」

クシャル「彼女は人を惹き付けるなにかがあるんでしょうかね」

クック「そうですね」

クシャル「これからはちょくちょくお手伝いに来てもらいますかね、職権濫用ですが」

クック「あの…彼女はやっぱり」

クシャル「クック先生、それは校長が決めましたし、決定は覆りません」

クック「・・・はい」

クシャル「決まりですから…もうこの話はやめましょう」

クック「・・・」

クシャル「彼女の前でそんな話や顔をしてはいけませんよ」

クック「わかってます…」

クシャル「多分…一番辛いのは先輩でしょうね…」

クシャル「暴走しないといいですけど」
781: さぎし:2012/1/8(日) 20:54:56 ID:/2BLhTPjUo
クシャル「女さん」

女「クシャル先生!!戻ってらしたんですか!?」

クシャル「遅れてすみません」

女「いえ、私も楽しめましたし」

クシャル「それは良かったです」

女「子供達は皆いい子で何も起こりませんでしたよ」

クシャル「お手伝いありがとうございました」

クック「・・・」

女「クック先生、どうか?」

クック「あ、いや…」

クシャル「それより、早く教室に戻った方がいいんじゃないでしょうか?」

女「あ!そうだった!!」
782: さぎし(投下終了):2012/1/9(月) 01:44:33 ID:EYvskT0Xck
さて…一体何人の新キャラを出せば気が済むのやら


学園物って意外に難しいですね…全然学生らしくない(´・ω・`)

あと、皆さんにお知らせといおうか

明日から更新率が少し悪くなります
事情によりあまり更新とかが出来なくなりそうなんで

以前どこかで更新率が高いと言ってくださった方がいたので
例えるなら10から8くらいに下がると思います

楽しみにしてくれている方には申し訳ないと思っています

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
783: さぎし:2012/1/9(月) 12:51:58 ID:N5aFn8Rujc
〜〜〜教室〜〜〜

女「失礼しまーす」コソコソ

レイア「なにやってるの?」

女「わひゃあああ!?」

ナルガ「落ち着け、そして深呼吸」

女「ヒッヒッフー」

オウガ「それは腹式呼吸だろが」

レウス「ベタだな」

ガラガラガラ

キリン「お前ら…クエスト始め…」

女「あ、キリン先生」

キリン「・・・女ー!!」

ダダダダダダ ギュー

女「わきゃああああ!?」

キリン「大丈夫か!?クシャルの奴に変なことされてないか?いやらしい目でなめ回されるように見られなかったか?体を触られなかったか!?」

女「先生、落ち着き…」

キリン「首のどうした!?」

女「首?」サワッ

女「ああ、多分ウルクちゃんに…」

キリン「ま、まさか…キスマー…」

ジャキン!!

キリン「ちょっとクシャル殺ってくる」

女「先生!!やめてください!!その背中にある凶器をしまってください!!」
784: さぎし:2012/1/9(月) 12:58:14 ID:W2GlsvH3iw
〜〜〜説明中〜〜〜

キリン「取り乱してすまなかった」

女「はあ…はあ…わかってくれたら、結構ですから」

キリン「(押し倒したい…)すまない」

女「・・・ホントにわかったんですか?」

キリン「・・・多分」

ナルガ「そんなことより先生、先程クエストと言いましたが」

レイア「クエストやるの!?」

オウガ「おっしゃー、MVPはこの俺だ」

レイア「はっ!!俺様に決まってんだろが!!」

ディア「うちらや!!なあ?モノ?」

モノ「特には…」

ディア「乗らんかい」

女「クエスト?」

キリン「説明をしよう」
785: さぎし:2012/1/9(月) 13:05:18 ID:N5aFn8Rujc
キリン「学園から指令された任務をクエストと呼ぶ」

キリン「参加不参加は自由で、不参加したからといって成績が下がる訳ではない」

キリン「ただし、クエストには契約金というものが発生する」

キリン「クエストの難易度によって、契約金は変わる」

キリン「しかし、無事にクエストを達成した暁には、契約金の二倍の金が帰ってきて、更に報酬金が支払われる」

キリン「いつか君に話したZの増やしかたの一つだ」

女「あー、だから1500Zが支給されたんですね」

キリン「そうそう、君の所持金のZ換算が終わったからな、受けとれ」

キリン「30000Zだ」

女「わお」

レイア「女ちゃんいいなー」

ナルガ「大きなアドバンテージだな」

オウガ「その金でサンダーサイダー何杯飲めるかな?」

レウス「ボコボコーラだろ」
786: さぎし:2012/1/9(月) 13:12:36 ID:W2GlsvH3iw
キリン「お前らー、そういう話はクエストが終わってからにしろー」

キリン「そしてここからが大事だ」

キリン「クエストには一人で挑むのと、複数で挑むのがある」

キリン「一人で挑めば報酬金は大きいがその分危険も大きい」

キリン「複数で挑めば危険は小さいが報酬金も小さくなる」

キリン「クエストの難易度によっては複数か一人かを選ぶのも重要だ」

キリン「で、今回のクエストだが…ズバリ鬼ごっこだ」

女「へ?」

キリン「詳しい説明も後程する、ひとつ助言をするなら、複数で行った方がいいな、特にお前の場合」

女「わ、わかりました…」
787: さぎし:2012/1/9(月) 16:29:16 ID:KS1oVzK.WM
キリン「さて…後10分したらクエストスタートだ、各自パーティー編成は済んだか?」

レイア「問題ないでーす」

レウス「お、おう!!」

ディア「うちらは準備オーケーやで」

モノ「・・・」

女「ネタ使うけど大丈夫か?」

オウガ「大丈夫だ」

ナルガ「問題ない」

キリン「ほう、女はオウガとナルガと組んだか、いい判断だ」

女「えと…なんとなく頼りになりそうだったから…」

キリン「私なら君を守り通してみせるが?」

女「その台詞、異性に言われたいです」

キリン「つれないな…」

キリン「ちゃんと注意事項を読んでおけよ」

ガラガラガラ

女「で、このクエストをようやくすると」

1.学園内に数体の影(シャドウ)を放った

2.制限時間まで逃げ続けろ

3.捕まった場合、ランダムでどこかに転送される

4.捕まるのは二回まで

5.三回捕まったらその時点でクエスト失敗、控え室に転送され、クエスト終了まで出れない
788: 名無しさん@読者の声:2012/1/9(月) 18:17:16 ID:huAFCDdjR.
これなんてえにgうわなにをするやめ
つC
789: さぎし:2012/1/9(月) 18:30:09 ID:tYrmy1Mm3k
>>788

ああ、エニ○○もありましたか

私のイメージでは
逃○中だったんですけどねwww


支援感謝です♪

もう少し更新しますね
790: さぎし:2012/1/9(月) 18:39:20 ID:tYrmy1Mm3k
〜〜〜校舎1F〜〜〜

レイア「どうやら私達は1Fに飛ばされたみたいね」

レウス「おう、早いこと他の奴らと合流しねーとな」

レイア「とりあえず移動しようよ」

レウス「レイアは怖がりだな〜(そこが可愛いんだけど)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜校舎2F〜〜〜

ディア「うちらは2Fみたいやな」

モノ「影に会わないように、注意しないとね…」

ディア「んなもん、うちの自慢の角でひと突きや!!」

モノ「突くの構わないけど…捕まらないようにね」

ディア「痛いとこつくなぁ…」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜中庭〜〜〜

女「・・・あれ?」

オウガ「中庭か…見通しがいい分不利だな…」

ナルガ「注意しろ、どこからくるかわからん」

女「え?え?、だって今教室にいた…え?」

ナルガ「クエスト開始と同時に各地に飛ばされるんだ、だから皆も別の場所にいる」

オウガ「これからどうする?」

ナルガ「影に注意しつつ、探索だな」

791: さぎし:2012/1/10(火) 13:02:59 ID:wx08NUzcHE
オウガ「女、支給品見とけ」

女「へ?」

ナルガ「この袋の中身だ、逃げるのに役立つ道具が入ってる」

女「へー」

オウガ「俺は袋の中身が気になるな」

ゴソゴソ

オウガ「・・・」

ナルガ「・・・」

女「なにこれ?強走薬って書いてあるけど…」

オウガ「キリンてめぇ、この野郎!!」

女「な、何!?」

ナルガ「これは扱いが良すぎだろう、甘やかしすぎた」

女「何なの!?説明を求む!!」

オウガ「この薬は簡単に言うと、一定時間走り続ける事ができるようになる薬だ」

女「へー、この黄色いのは?」

ナルガ「秘薬といって、体力を全回復させる薬だ」

女「体力?これは逃げる奴じゃないの?」

ナルガ「その内わかる」

オウガ「甘やかすってレベルじゃねーぞ…回復薬に回復薬グレート、栄養剤にこんがり肉、生命の粉塵、落とし穴にシビレ罠、設置形避雷針もあるぜ」
792: さぎし:2012/1/10(火) 13:10:19 ID:D9txi/yolg
女「二人には何が…」

ナ&オ「携帯食料、応急薬、携帯砥石」

女「・・・そう」

女「砥石?そんなん何に使うの?」

ナルガ「これだな」スラリ

女「け、けけけ、剣!?」

オウガ「ただ逃げるだけじゃないって事だ」

女「わけわかんない…頭がついていけそうにないんだけど」

オウガ「そのうちわかるさ、今は進もうぜ」

女「うん、ここが中庭ならここを通れば非常階段に…」

女「・・・あれ?」

ナルガ「いい忘れてたが、学園のMAPはランダム配置されてるからな」

女「というと?」

オウガ「つまり、部屋があべこべになってるんだ、理科室を開けたら家庭科室、家庭科室を開けたら体育館って感じにな」

女「なにそれ怖い」

ナルガ「だから、影の突然の奇襲も考えられる、用心しろよ」

女「わかった」

ナルガ「オウガ、前に出てくれ、私が後ろを見る」

オウガ「女を挟んでだな?了解」
793: さぎし:2012/1/10(火) 13:14:53 ID:RAo/q.JuHo
〜〜〜校舎1F〜〜〜

レイア「ね、なんかいる?」

レウス「見た感じはだれもいねーな」

レイア「階段までもう少しだよね?」

レウス「ああ、だが影が待ち伏せしてる可能性も否定出来ない…注意するぞ」

レイア「わかってるよ…」

レウス「なんかあったときは真っ先に逃げろよ」

レイア「言われなくてもそうするよ」

レウス「・・・そうか」

レイア「レウスも一緒にね」

レウス「!!」

レウス「・・・おう」

ディア「おー、お二人さん!!無事やったかいな」
794: さぎし:2012/1/10(火) 13:21:32 ID:ZVvoP18ass
レイア「ディアちゃん!!」

レウス「バッカ!!大きい声出すんじゃねぇよ!!」

ディア「すまんすまん、知り合いに中々出会えなかったもん」

モノ「ふたりは…無事?」

レウス「おう、影にも遭遇してないぜ」

ディア「いや〜あんたらなら大丈夫やと思っとたで、まあこれからよろしゅう」スッ

レウス「おっしゃ、協力してクリアしよ…」

レイア「待って」チャキ

レウス「レイア?」

ディア「な、なんでそん剣を向けるん?うちら友達…」

レイア「ディアちゃんは…角が二本あるんだよ?」

ディア「あるやない、ほれここに…」

レイア「じゃあ…なんでモノちゃんにも角が二本あるの」

レウス「!!」

モノ「・・・」
795: さぎし:2012/1/10(火) 13:25:38 ID:aa2jxbpe7k
ディア「そ、それは…」

レウス「・・・」スラリ

ディア「レウス!!なんで抜刀し…」

ズバッ!!

ディア「な…あ…」

レウス「ディアは俺様の事を名前で呼んでねぇ」

モノ「ククク」

影「よくぞ見破った…だが…これはどうかな!!」

レウス「レイア!!逃げろ!!」

レイア「レウスも一緒!!」グイッ

レウス「うおっと!?」

ダダダダダダ!!

影「・・・逃げたか」


796: さぎし:2012/1/10(火) 13:42:46 ID:an6g/2UWZA
〜〜〜理科室〜〜〜

女「・・・」キョロキョロ

オウガ「そんなキョロキョロすんなよ」

女「だって…なんか怖い…」

ナルガ「その台詞、先生の前で言ってみたら面白いことになるかもな」

女「想像したくないです」

オウガ「ナルガ、なんかあったか?」

ナルガ「ビンしかないな、レイアと合流したら渡そう」

女「ねえ、影ってどんな形してるの?」

オウガ「いろんな形だな、スライム状だったり甲冑だったり、後は黒板やら机やら様々な物に擬態する」

ナルガ「一番厄介なのは、参加者の誰かに化ける事だ」

女「ふえ?」

ナルガ「前にレイアに化けられた事があってな」

オウガ「ただ、影も完全には化けられない、体の一部や口癖口調、本人とは違う部分がある」

ナルガ「そこを上手く見極めれば、騙される事はない」

オウガ「そうだな…っ!?誰か来る!!」

ナルガ「伏せろ!!」ガバッ

女「きゃう!?」
797: さぎし:2012/1/10(火) 13:56:48 ID:wx08NUzcHE
ガラガラガラ

女「♪〜♪〜」

女「わ、私!?」

オウガ「明らかに影だな」

ナルガ「いや、案外あっちが本物でこっちが影っていう」

女「ナルガ!!」

ナルガ「冗談だ」

偽女「あ、ナルガにオウガ♪」

オウガ「どうした?」

偽女「キリン先生見なかった?早く会いたいなぁ…」

オウガ「(本物の)女、伝え忘れた事があった」

女「なに…?」

ナルガ「通常、影に攻撃ひ効かず触れられたらアウトだが、何かに擬態しているときはこちらの攻撃が通るようになる」

女「・・・つまり?」

オウガ「自分が切られるのを見たくなかったら、目を瞑ってろ」

女「ひぃぃぃぃ!!」

798: さぎし(もうちょいで800…)ドキドキ:2012/1/10(火) 14:18:58 ID:TWKB/Ff3qI
女「終わっ・・・た?」

オウガ「おう、もういいぞ」

女「・・・」チラ

女「う…わ」

ナルガ「一応手加減はしたぞ」

女「なんだろう…影とはいえ自分だったものが(自主規制)になってるなんて」

オウガ「酷いことを言うが、クエストクリアの為だ、割りきるしかない」

女「うん…」

ナルガ「しかし、間抜けな奴だな、何も女に化ける事ないだろうに」

オウガ「今回のは思ったより難易度低いかもな」

ナルガ「だが、油断は禁物だ」

オウガ「わかってるさ」

ナルガ「さて…いこうか」

女「うん」
799: 名無しさん@読者の声:2012/1/10(火) 16:47:43 ID:dkbeJ0xOUQ
つ―CCCー
つ元気ドリンコ

800ステンバーイ、ステンバーイ
800: っファンゴの頭:2012/1/10(火) 19:38:58 ID:wfm2.VqjDI

CCCCCCCC
CAC0:06CAC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
800ゲト!!
801: さぎし:2012/1/10(火) 20:17:30 ID:xYyUpA7cFQ
800…いっちゃたな…

支援感謝感激です♪

>>799

これが噂の支援団子!!
美味しいでござる!!

ドリンコも感謝です♪


>>800

800おめでとうございます
♪ヽ(´▽`)/

相変わらずの支援爆弾www
802: さぎし:2012/1/10(火) 20:32:24 ID:f4YQ0hqzzA
〜〜〜校舎2F〜〜〜

オウガ「・・・よし、誰もいないぜ」

女「う、うん」

ナルガ「素早くいこう」

オウガ「後、何分だ?」

ナルガ「残りは五分、余裕だな」

オウガ「油断は禁物じゃなかったのか?」

ナルガ「ぬかせ」

女「大丈夫かな…」

オウガ「心配すんなって、後少しなんだから」

女「うーん…ん?」

キラッキラッ

女「なんか…光ってる?」

女「これ…剣?」

女「・・・とりあえず持ってこう」

ディア「おーい、そこの三人!!」

ナルガ「ん?」

オウガ「ディアか?」

女「あ、ディア」
803: さぎし:2012/1/10(火) 20:44:12 ID:W2GlsvH3iw
ディア「いや〜大変だったわー、影に追い回されてな」

ナルガ「無事か?」

ディア「ああ、影の奴、うちを追ってる最中にヘタレの奴に化けてな、この自慢のランスでひと突きや!!」

オウガ「相変わらずのえげつなさ」

ディア「化ける方が悪い」

ナルガ「途中でレイアレウスを見なかったか?」

ディア「見とらんな〜、なんせこっちも必死やったからな」

ナルガ「そうか…」

ディア「堪忍な、力になれへんで」

オウガ「気にすんな、この状況ならしょうがねぇよ」

ディア「で、あんたらは本物か?」

ナルガ「証明したいが、何せ証拠がないからな…本物だと言っておく」

ディア「ま、そう言うしかないわな」
804: さぎし(投下終了):2012/1/10(火) 21:19:52 ID:jD7cUAyoro
最近更新率悪くてもうしわけありません

大分早いですが、今日の投下を終了いたします

それと明日は試しに安価をしてみたいと思います
モンハンSSでは初めての試みなのでかなる不安ですが、多分大丈夫だと思いますので

後、今回の学パロはあまりいいENDとは言えないかもしれません

今言わないと言いそびれそうなのでここで

見てくださった方々
ありがとうございました

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
805: かきし:2012/1/11(水) 00:20:47 ID:NvP/C8w9vY
>>さぎしたん
軽く塗ってみた。顔はこんな感じの予定だけどどうですか?
よければこのままザクザク進めます(゚∀゚)
素人絵でごめんなさい。

http://g2.upup.be/KGOAXnmr5C
806: さぎし:2012/1/11(水) 07:08:14 ID:NaSHqV57P6
>>805

超高速トランザム保存余裕ですたwww

かわええ!!

耳がピョコってしてるのが個人的にツボです!!

これが下書きだと…?

本書きを見たら(出血多量で)死んでしまう!!

是非とも完成させやがってくださいm(__)m

807: かきし:2012/1/11(水) 11:09:25 ID:ouQf8UclaM
よかった!

じゃあこのまま続けます(^^)
808: さぎし:2012/1/11(水) 16:43:08 ID:QHfZHVqvXg
ディア「まあええわ、ほないこか」

ナルガ「そうだな…残すところ三分だし…」

モノ「・・・誰か来る」

レウス「お前ら、無事だったか…ディア!?」

レイア「本物?」スッ

ディア「そらこっちの台詞やヘタレ」

レウス「ぐぬぬ…本物みたいだな」

ディア「おうおう、その悔しがる顔、まんまヘタレやな」

レウス「お前これ終わったら覚えてろよ!!」

女「そっちの影はディアに化けたの?」

レウス「ああ…正確にはモノにだがな」

ナルガ「どういう事だ?」

レイア「モノちゃんに化けた影がディアちゃんを作りだして…あれ?」

女「?」

オウガ「おかしいな、そんなはずはないのだが」

ナルガ「今回のクエスト、何かありそうだな」

女「説明プリーズ!!」
809: さぎし:2012/1/11(水) 16:57:43 ID:CZvksynwwg
オウガ「影が何かに擬態するのは知ってるよな?」

女「うん」

オウガ「影は基本的に校舎内を徘徊、俺達を見つけたら追跡、状況に応じて擬態したりしか出来ないんだ」

女「えーと…てことはモノに擬態した影がディアを作りだして…おかしくない?」

ナルガ「ああ」

レイア「もうすぐ三分たつよ…」

モノ「・・・三分」

ヤマツ「皆さん、クエストクリアおめでとうございます」

女「校長!?」

ナルガ「落ち着け、ホログラムだ」

ヤマツ「突然ですが、校舎内に侵入者が出ました、そこで皆さんには緊急クエストとして侵入者の撃退もしくは捕獲をお願いしたいと思います」

女「へ?へ?どういうこと!?」

オウガ「いきなり乱入かよ…こっちは女がいるんだぞ」

810: さぎし:2012/1/11(水) 19:17:33 ID:PegmcYVJcA
ナルガ「とりあえず全員持ち物チェックだ」

ディア「砥石を一個使ったで」

モノ「何も…」

レウス「食料を食わせてもらったぜ」

レイア「ごめん…お腹空いちゃって…」

オウガ「比較的楽にいけそうだな」

女「説明プリーズ!!(二回目)」

オウガ「要は全員で侵入者を倒せってことだ」

女「全員って…私も?」

ナルガ「ああ」

レイア「女ちゃんは後ろで見てていいよ、私達がやるから」

ディア「そや、女には指一本触れさせないで!!」

女「この学園の女の子はどうしてこうも男らしいの…?」

オウガ「こいつらが特殊なだけだから」
811: さぎし:2012/1/11(水) 19:30:40 ID:pOZ5pUPAs6
女「なんか…怖いな…」

ナルガ「女はそこの教室に隠れてろ」

女「え…でも配置がランダムになるんじゃ…」

オウガ「緊急クエストの時には解除されるんだ」

女「そっか…じゃあ…」

女「隠れる?隠れない?」

女「>>812にするよ」
812: 名無しさん@読者の声:2012/1/11(水) 19:45:12 ID:gAHU3Dgv1.
隠れない!!
……と言いたいが隠れる展開の方が面白そうだ
隠れる、で
813: さぎし:2012/1/11(水) 21:30:49 ID:WsKbgia9TU
女「じゃあ…皆に任せるよ…」

ナルガ「早く隠れろ、落ち着いたら呼ぶから」

女「無茶しないでね」

ナルガ「わかってるさ」

ガラガラガラ バタン

女「ふー、ようやく落ち着ける…」

女「まだよくわかってないし、下手に動いたら迷惑だよね…」

ガタガタ!!

女「だ、誰!?」

キリン「・・・あ」

女「・・・」

キリン「あー、えーとこれはだな、私の生徒に危害が及ばないかどうかを確認するためにだな」

女「じゃあ、その手に持ってるカメラはなんですか?」

キリン「生徒の勇姿を納めるのは当然の…」

女「・・・」ヒョイ

キリン「あ!?こら返せ!!」

女の写真×28(盗撮)

明らかに隠し撮りのムービー

814: さぎし:2012/1/11(水) 21:36:55 ID:9R5UfaPtTc
女「で?」

キリン「・・・」

女「何をさらしてくれやがってるんですか?先生」ニッコリ

キリン「…う…つ」

女「な、に、を、し、た、ん、で、す、か」

キリン「盗撮したんだよ!!」

女「開き直った!?」

キリン「ああそうさ!!盗撮したさ!!するにきまってるだろ!!」

女「なんでする必要があるんですか!!」

キリン「可愛いからに決まってるだろうが!!」

女「最低だこの人」

キリン「・・・っは!?待てよ」

キリン「今は密室で二人っきり…」

女「や、止めてください」

キリン「走り出した衝動はもう止まらない!!」バッ

女「いやああああ!?」

ドガーン!!


女&キ「!?」
815: さぎし:2012/1/11(水) 23:58:14 ID:d0bTH9Dxmw
女「な、何!?今の爆発!!」

キリン「・・・女、ここにいろ」スラリ

女「え!?先生、何処に…」

キリン「いいからここにいろ!!」

ガラガラガラ バタン

女「あ…」

女「どうしよう…」

女「今の爆発、かなり大きかったよね…」

女「皆…大丈夫かな?」

女「よし…私もいこう!!」

女「足手まといかもしれないけど、囮くらいにはなれるはず」

ガラガラガラ バタン
816: さぎし(投下終了):2012/1/12(木) 00:03:55 ID:VfaQzaFdeo
第一訓
慣れない安価はするもんじゃない

はい、見事に滑りました

一応隠れる隠れないの分岐点で微妙に物語が変わってくるように考えましたが、結局は同じ場所にたどり着くから無駄足なんですね

まあ、モンハンSSでの安価は自殺行為という事がわかったので

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪


・・・明日からどういう展開にしよう・・・
817: っファンゴの頭:2012/1/12(木) 07:11:22 ID:j.ghh3VYO6
乙狩れ!!
っ増強剤
っ爆薬

CCCCCCCC
CBC0:05CBC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
818: さぎし:2012/1/12(木) 08:05:42 ID:4NF1gd8sDA
>>817

爆薬を増強剤で強化して爆薬Gにして

ステンバーイ、ステンバーイ

朝支援感謝です♪
眠気に効くんだな、これが
819: さぎし(最近更新率が悪いな…):2012/1/12(木) 16:23:59 ID:.f1NH6m4X6
女「えーと…ここは校舎の2Fだから…」

女「とりあえず下に降りよう…影もいないし…」

影「・・・」モゾモゾ

女「・・・」

女「いたー!?」

影「キシャー」ウゴウゴ

女「ど、どうしよ…こっちに来る!!」

影「ムギャー」ウゴウゴ

女「挟み撃ち!?ま、まずい!!」

女「そいや…さっき拾った剣で…って、物理攻撃効かないよ!!」スラリ

影「キシャー…」スゴスゴ

影「ムギャー…」スゴスゴ

女「え?怖がってる?」

女「やー」ブン

影「キシャー!!」ジュワ!!

女「と、溶けた…」

影「ムギャー!!」ウゴウゴ

女「ま、待てー!!」ブン

影「ムギャアアアア!!」

女「なんかすっごい罪悪感」
820: さぎし:2012/1/12(木) 16:46:17 ID:OVSWlYCIKk
女「あれ?この影は溶けないんだ…」

影「ムギュー」

女「さ、触ってみても…い、いいかな…」

ツンツン、プニュプニュ

女「やらかい…」

影「ムキャー」

女「って、こんなことしてる場合じゃなかった!!」

女「皆の所にいかんと、じゃあね!!」

タタタタタタ

影「ムキャー」

影「・・・」ウゴウゴ



ヤマツ「・・・やはり彼女にあの剣を持たせて正解でしたね」

ラオ「すとーかーとはお主もなかなかの変態じゃの」

ヤマツ「変態とは人聞きの悪い、影からそっと見守るにしてくださいよ」

ラオ「ふーん、今回の乱入は女じゃないと倒せんのか?」

ヤマツ「そうですね、あの剣を正しく使えればの話ですけどね」

ラオ「ま、妾には関係ないがの」

ヤマツ「そうですか、それでは職務に戻りましょうか…後、キリン先生は減俸ですね」

ラオ「爽やかな顔でドス黒い事をぬかすの」
821: さぎし:2012/1/12(木) 16:57:47 ID:.f1NH6m4X6
〜〜〜校庭〜〜〜

ドガーン!!

レウス「うお!?危ねー…」

レイア「レウス!!大丈夫!?」

レウス「問題ない!!」

ディア「そら!串刺しや!!」

モノ「・・・当たれ」

ヒョイヒョイ、ブン!!

ディア「く〜!!でかい図体の割にすばしっこい!!」

モノ「速いね…」

「グアアアアア!!」

ガン!!ガン!!

レウス「つーか、ガンキンってこんな強かったか!?」

レイア「多分強化されて…」

ディア「レイア!!危ない!!」

レイア「え?キャーー!!」

ドガーン!!

レイア「う…く…」ドサッ

レウス「レイア!!…てめぇ、ぶっ殺す!!」

影ガンキン「ガアア!!」

レウス「うおっと」ヒョイ

ディア「ヘタレ!!無茶すんな!!」

レウス「だって!!…」

モノ「レイアはナルガとオウガに任せて…私達は…戦いに集中」

レイア「・・・わかったよ」
822: さぎし:2012/1/12(木) 17:02:47 ID:OVSWlYCIKk
レイア「うう…」

ナルガ「大丈夫か?」

レイア「なん…とか」

オウガ「火耐性に救われたな」

ナルガ「あのウラガンキン、間違いなく影だな」

オウガ「ああ…だが倒せないわけではないみたいだけど…強い

ナルガ「女を隠して正解だったな」

オウガ「ああ、巻き込まれたら怪我じゃすまねーな」

ナルガ「そろそろ出るぞ、準備しておけ」

オウガ「おう…」

ディア「ちぃ!!スタミナが!!」

モノ「そろそろ…キツイ」

ナルガ「いくぞオウガ!!」

オウガ「ああ!三人とも下がれ!!」

レウス「倒さなかったら承知しねーからな!!」


823: さぎし:2012/1/12(木) 17:17:06 ID:OVSWlYCIKk
ナルガ「私が足下に潜り込む」

オウガ「顎は任せろ、砕いてやる」

影ガンキン「ガアアア!!」

ゴロゴロゴロゴロ

オウガ「危なっ!?」

ナルガ「くそ!速い!!」

オウガ「じゃあ、電気使うしかねーだろが!!」

オウガ「おらぁ!!くらいやがれ!!」キィーン

バシュ!!バシュ!!

影ガンキン「ガアア!!」

ゴロゴロゴロゴロ

オウガ「なっ!?」

ナルガ「オウガ!?」

オウガ「ぐああああ!!」

影ガンキン「グアアア!!」

ガン!!ガン!!


824: さぎし:2012/1/12(木) 19:49:56 ID:kS4dlMjAuI
オウガ「ぐっ…下手打っちまった…」

ナルガ「オウガ!!今回復を…!!」

影ガンキン「・・・」ギロリ

ナルガ「っ!!」

オウガ「く…くそ…」

影ガンキン「グルル」ジリジリ

オウガ「ちくしょう…一乙か…」

女「あ、いたー!!」

オウガ「!?」

ナルガ「お、女!?」

影ガンキン「グルル」ギロリ

女「でか!?黒!?気持ち悪!!」

影ガンキン「・・・キュル」

オウガ「傷ついてんぞおい」
825: さぎし:2012/1/12(木) 20:44:52 ID:kS4dlMjAuI
女「オウガ!?大丈夫!?」

オウガ「なんとかな…」

ナルガ「女、なんでここに来たんだ!?隠れてろと言ったのに!!」

女「皆に危ない目に会うかもしれないのに、一人だけ安全なところにいられないよ!!」

ナルガ「女…」

女「こいつも影なんだよね?」

ナルガ「ああ…だが気を付けろ、果てしなく強い」

女「大丈夫、一撃当たれば…勝てる!!」スラリ

ナルガ「その剣は…」

女「来なさい!!」

影ガンキン「グアアア!!」

ゴロゴロゴロゴロ

女「え!?ちょ、速っ!!」

女「んにゃあああ!!」

パコーン!!ドシャ!!グキッ!!

ナルガ「女ー!!」


826: さぎし(投下終了):2012/1/12(木) 21:45:56 ID:kS4dlMjAuI
最近多忙であまり更新が出来ません

本当に申し訳ありません

思いきって女を戦わせてみました

どう動かそうか、まだ悩み中です(´-ω-`)

なんせ書き溜めが無いんでwww


見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
827: 名無しさん@読者の声:2012/1/13(金) 00:30:04 ID:2BGOPg1qkI
初顎・・特攻・・ローリングにびっくり・・・あるある(´;ω;`)

朝飲んでねつ元気ドリンコ
828: さぎし:2012/1/13(金) 06:42:52 ID:iqCPsQL3wQ
>>827

まあ、私の場合吹っ飛ばされた直後に眠らされ餅つきを延々と繰り返されて乙ったんですねwww

余談ですが、この女の反応は私が初見ガンキンの時の反応を参考にしていると言ってみるテスト

ドリンコきた!!これで勝つる!!


お返し!!

つ睡眠袋

よい眠りを…
829: っファンゴの頭:2012/1/13(金) 07:11:15 ID:wfm2.VqjDI
っ麻痺袋

CCCCCCCC
CCC0:04CCC
CCCCCCCC
フヒヒwwwステンバーイ、ステンバーイ
830: さぎし:2012/1/13(金) 16:49:48 ID:QHfZHVqvXg
>>829

私を麻痺させて何するおつもりですか…

とても口では言えないようなことをなされるおつもりですか

お巡りさん、この人です

支援感謝です♪
831: さぎし:2012/1/13(金) 16:55:24 ID:4/U2eI1hYQ
女「いたた…」

ナルガ「大丈夫か!?」

女「ちょっと、びっくりしただけだから大丈夫だよ…」

女「今度はこっちからいくよ!!」

女「やー」ブン

影ガンキン「・・・」ヒョイ

女「もっかい!!やー」ブン

影ガンキン「グル」ヒョイ

女「当たれー!!」ブン

ブン、ヒョイ、ブン、ヒョイ

女「はあ…はあ、中々やるじゃない…」

オウガ「お前馬鹿だろ」

女「なんでさ!?」

オウガ「闇雲に突っ込むだけじゃ当たるわけねーだろ」

女「だって…さっきこれで影を倒せたもん」

ナルガ「なんだと?」

オウガ「影を…倒した?」

女「え?うん」
832: さぎし:2012/1/13(金) 17:01:03 ID:2BBUCgR206
ナルガ「封龍剣【絶一門】か」

オウガ「マジかよ…」

女「なに?なんなの?」

ナルガ「その剣は凄く貴重なもので、選ばれた人間にしか手に出来ないという伝説を持った剣だ」

オウガ「お伽噺だと思ってたが…まさか女が持てるなんて」

女「これ…そんなに凄い剣だったんだ…」

女「なんとしてでも、あいつを倒す!!」

女「来なさい!!(二回目)」

影ガンキン「グアアア!!」

ゴロゴロゴロゴロ

女「その動きは見切った!!」

女「そこ!!」ドス!!

影ガンキン「グアアアア!!」ズシーン!!

女「倒…した?」
833: さぎし:2012/1/13(金) 17:20:48 ID:repttFbQKM
ヤマツ「おめでとうございます」

女「うぎゃあああ!?って…ホログラムか…」

ヤマツ「本物ですよ」

女「にぎゃああああ!?」

ヤマツ「乱入クエスト達成おめでとうございます」

女「あ、ありがとうございます…」

ヤマツ「素晴らしいですね、初クエストで一回も乙らないなんて」

女「ど、どうも…」

ヤマツ「それに…まさかその剣が再びここに現れるとは、いいものを見せてもらいました」

女「は、はあ…」

ヤマツ「怪我した人は医務室に、女さんは校長室に来てください」

女「わかりました…」

ヤマツ「その前に…怪我人の搬送が先ですね…ジエン先生」

ジエン「はい」

ヤマツ「申し訳ありませんが、怪我人を医務室まで運んでくれますか?」

ジエン「やれやれ、ワシの若い頃はあんな傷なんてほっといても直ったものじゃて」

ヤマツ「貴方と一緒にしないでくださいね」

ヤマツ「それでは女さん、こちらへ」
834: さぎし:2012/1/14(土) 14:47:27 ID:6cG0DciUyc
ヤマツ「色々と混乱なされてるのは十分承知しておりますが、まずはお座りください」

女「はあ…」

ヤマツ「まず、申し訳ありませんでした」ペコ

女「えええ!?いきなりどうしたんですか!?」

ヤマツ「学校のクエストをすべて取り仕切ってるのは私なんですが、乱入クエストも私が取り仕切ってるんです」

ヤマツ「ですが、貴女がいるのをすっかり忘れてまして、難易度をかなり上げた乱入クエストをスタートしてしまいました」

ヤマツ「本当に申し訳ありませんでした」

女「あの…私は別にそんな怪我はしてないから、その…いいですよ?」

ヤマツ「ありがとうございます」

女「それで、この剣なんですが…」スラリ

ヤマツ「封龍剣【絶一門】ですね」

女「確か、ナルガがそんなことを言ってたような」

ヤマツ「その剣は、色々と曰く付きでしてね」

女「なんか凄い剣だって…」

ヤマツ「ええまあ、確かに凄いですね」

ヤマツ「・・・本当に凄い剣だな」

女「へ?」

ヤマツ「なんでもありませんよ」
835: さぎし:2012/1/14(土) 14:57:21 ID:jD7cUAyoro
ヤマツ「それでなんですが、その剣、私が預かってもいいでしょうか?」

女「ああ、構いませ…」

バチィ!!

女「うわわ!?」

ヤマツ「っ!!」

女「え?剣から黒い電気?」

ヤマツ「・・・龍殺し、やはり駄目か」

女「えーと、いまいち状況が把握出来てないんですけど」

ヤマツ「その剣の最大の特徴とも言える能力ですよ」

ヤマツ「龍殺し…龍と名のつくものを全てを無に帰す恐ろしい能力ですよ」

ヤマツ「どうやらその剣は貴女を主として認めているようですね」

女「主?」

ヤマツ「武器にも感情はあります、特に古より伝わる武具には使い手以外が使うと、祟りがあるとか」

女「・・・」

ヤマツ「少なくともその剣は貴女を認めています、その剣の管理は貴女に任せますね」

女「はい」
836: さぎし:2012/1/14(土) 15:03:21 ID:jD7cUAyoro
ヤマツ「長い間お引き留めして申し訳ありません、どうぞ教室にお戻り下さい」

女「はい…」

女「失礼しました」

ガラガラガラ

ヤマツ「・・・」

ラオ「残念じゃったの」

ヤマツ「見てたんですか?」

ラオ「ふん、お主の真似じゃ」

ヤマツ「遂に私達の目の前にあれが現れましたね」

ラオ「女は気づかんかったようじゃがヤマツ、お主らしくもない」

ヤマツ「はは、つい我を忘れてしまいましたよ」

ラオ「まあ、無理もないか…自分達をこんな姿に変えた元凶じゃからの」

ヤマツ「どうしても恨んでも怨みきれませんよ」

ラオ「女はあのままでいいのか?」

ヤマツ「なんとか剣を破壊する方法を探ります、それまでは女さんはあのままでもいいでしょう…」

ラオ「やれやれ、復讐者というのはこんなにも恐ろしいのかのぅ」
837: さぎし:2012/1/14(土) 15:17:07 ID:jD7cUAyoro
〜〜〜教室〜〜〜

女「ただいまー」

キリン「女ー!!」

ダダダダダダダダ!!ギュー

女「うわぁぁ!?」

キリン「ガンキンに轢かれたってほんとか!?」

女「え?あ…うん」

キリン「ちょっとガンキン殺ってくる」

女「先生!!やめてください!!」

オウガ「おー、女は無事みたいだな」

女「オウガ!?怪我は平気なの!?」

オウガ「あん?大部分は治ってるぜ、まだちょいと痛むけどな」

女「よかった…」

レイア「女ちゃーん!!」

女「レイア!!大丈夫?」

レイア「問題ないよ…っ!」

女「ああ、ほら無理しない」

レイア「えへへ」

レウス「女、お前からも言ってやってくれよ、こいつ人の言うことをまるで聞きやしねーんだ」

レイア「なんでレウスの言うこと聞かなきゃいけないのよー」

レウス「お前が心配だからいってんだろが!!」

女「レイア、レウスの言う通りだよ、あまり動いちゃダメ、ね?」

レイア「むー、わかった」
838: さぎし:2012/1/14(土) 15:23:36 ID:jD7cUAyoro
ディア「しっかし、けったいなもんぶらげてんな」

女「ああ、これ?」

モノ「それ…禍々しいね」

女「そうかな?」

ディア「ああ、まああまり見ていて気持ちのいいもんではないな」

ナルガ「私達にはあまり縁のないものだからな、それにこの剣の性質を知ってるなら尚更だ」

オウガ「おいてめーら、わかっちゃいると思うが」

レイア「言われなくてもわかりますー、ね?女ちゃん」

女「え?あ、うん」

レウス「ホントにわかってんのか?」

女「すいません、よくわかりません」

キリン「ははは、女はそんな奴じゃないって皆は知ってるだろ?」

キリン「今日はクエストがあって疲れただろう、皆は寮に戻っていいぞ」

レイア「女ちゃん!!温泉いこー」

ナルガ「私もいこう、汗を流したいし」

女「いいよ」

ディア「うちらもいくで、なあ?モノ?」

モノ「・・・」
839: さぎし(投下休憩):2012/1/14(土) 16:17:22 ID:J3epKGo4j.
温泉でのキャッキャウフフの伏線を出したはいいんですがこの先の展開が全く頭に入ってこない…

練り直してきますので再開は夜になるかと

あ、2つ捕捉

ひとつめは封龍剣の説明ですが、学パロようにかなりいじってます
そのためにやや無理な設定になってますがそこは目を瞑っていただけると非常に助かります

二つ目は
多分誰もいないと思いますが、作中の「龍殺し」は飛竜や古龍の事を指していて、決してこのサイトの管理人様の事ではありませんm(__)m


840: 名無しさん@読者の声:2012/1/14(土) 20:33:35 ID:huAFCDdjR.
龍さんww
その発想はなかった
っC
841: さぎし:2012/1/14(土) 20:49:12 ID:z.4q8BfHfY
>>840

支援感謝です♪

誰もしないだろうというのをあえてwww
842: さぎし:2012/1/14(土) 20:57:20 ID:z.4q8BfHfY
レイア「着いたよ〜」

女「案内されたときにチラッと見ただけだけど…やっぱり大きいなぁ」

ナルガ「設備も整ってるしな」

レイア「はやく中に入ろうよ〜」

女「あ、待ってよ〜」

ナルガ「そんな焦らなくても温泉は逃げないぞ」

レイア「へっへー、いっちばーん!!」

「ようこそ、いらっしゃ…あら?レイアじゃない」

レイア「あー、アグにゃん!!」

アグナ「その呼び方止めてって言ってるんだけど」

女「レイア、早いよ〜・・・うわ、美人!?」

アグナ「驚いてるの?誉めてるの?」

女「えーと、両方?」

アグナ「ありがと、そして失礼」

女「すいません」

ナルガ「アグナ?なんでここに?」

アグナ「決まってるじゃない、バイトよ」

女「バイト!?」

ナルガ「それならクエストでもして…」

アグナ「そっちのクラスみたいに野性的じゃないからね、稼がなきゃやっていけないのよ」

女「(バイト出来たんだ…)」
843: さぎし:2012/1/14(土) 21:13:19 ID:z.4q8BfHfY
アグナ「とにかく、皆は風呂に入りに来たんでしょ?はい、入浴代金一人50Zね」

女「え!?たったの50円!?」

アグナ「円?」

女「あ、いやこっちの通貨なんだけどね」

アグナ「へー、ちなみにそっちはいくらくらいするの?」

女「うーん、320円くらいかなぁ」

レイア「じゃあ…320Z!?」

ナルガ「高いだろ…下手なクエスト受注出来るぞ」

アグナ「そっちの方が稼げそうね…」

女「でも…人間じゃないと…駄目だよ?」

アグナ「残念」

アグナ「更衣室向こうだから、ごゆっくり」

844: っファンゴの頭:2012/1/14(土) 22:26:39 ID:Ys.lOC1fFc
龍さん狩っちゃ駄目だぞ!!メッ!!
っ爆炎袋

CCCCCCCC
CCC0:03CCC
CCCCCCCC
ゲヒャヒャwwwステンバーイ、ステンバーイ
845: さぎし:2012/1/14(土) 22:59:23 ID:O23TgQvq9Y
>>844

メッ!!された…(´・ω・`)


龍さんは何をやっても狩れない気がしますwww

支援感謝です♪
爆弾カウントが0になる前になんとか終わらさないとな…
846: さぎし:2012/1/14(土) 23:07:05 ID:O23TgQvq9Y
〜〜〜脱衣場〜〜〜

レイア「ナルガ、また胸大きくなった?」

ナルガ「ひ、人並みだろ…」

女「そういいながら、形よし、大きさよしの美乳じゃん」

ナルガ「そ、そんなにジロジロ見ないでくれ…//」

ディア「何を恥ずかしがってんのやら…女同士なんだから別に構わへんて、なあモノ?」

モノ「・・・」フイ

ディア「あり?」

ナルガ「お前はもう少し恥じらいというか、隠そうという努力をしろ!!」

ディア「こんな大きなの、どないして隠せいうねん」

女「目のやり場に困るね」

レイア「大きくていいなぁ…」

女「レイアだってなかなかだよ?」

レイア「うーん、女ちゃんは小さいね」

女「言わないでくれる?」

レイア「ごめん」

モノ「大丈夫…私も…だから」

女「そんな悲しそうな目でそんな悲しい事を言わないで…」
847: さぎし(全員の胸のスペック必要かな?):2012/1/14(土) 23:20:16 ID:O23TgQvq9Y
〜〜〜浴場〜〜〜

女「わぁー!!広ーい!!」

女「うーん、檜のいい匂い」

レイア「へー、檜って言うんだ」

女「うえ?知らなかったの?」

ナルガ「上質な材木を使ってるのはわかったんだが、名前まではな」

ディア「なんや、名前わかると感慨深いな」

モノ「名前…大事」

モノ「早く…浸かる…」

女「モノ、なんだか嬉しそうだね」

ディア「モノはかなりの風呂好きでな、週に二回はここに来てるんや」

ディア「それに毎日寮の風呂を一時間使ってるからに、長くてしゃあない」

モノ「♪」

レイア「とりあえず体を洗って入ろうよ」

女「そうだね、そうしよっか」
848: さぎし:2012/1/15(日) 00:57:19 ID:r0z5LpMv1A
レイア「ぷはー、極楽極楽♪」

ナルガ「まあこんな風にゆっくりするのもいいな」

モノ「ひよこさん…プカプカ」

ディア「アカン、またモノの悪い癖がでおった」

女「可愛いからおけ」

ナルガ「和むものではあるがな」

レイア「ねえねえ…ナルガ、なんでそんな胸大きいの?」

ナルガ「まだ引っ張るか」

レイア「ねぇねぇ、なんで?」

ナルガ「規則正しい生活だろ」

レイア「私、規則正しい生活してるよ?」

ナルガ「いや…そんなこと言われても」

女「そういえば、揉まれると大きくなるとか」

ナルガ「は!?」

レイア「Kwsk」

女「いや、人間の豆知識というか…揉まれると刺激されて大きくなるとか…」
849: さぎし:2012/1/15(日) 01:02:55 ID:r0z5LpMv1A
レイア「へー、それは面白そうな豆知識だね〜」

ナルガ「そう言いながら手をワキワキさせるお前に私は恐怖しか覚えないんだが」

ディア「つまりあれか?乳くりあえば大きくなるんか?」

女「ストレート!?」

モノ「・・・」チラッ

女「そんなに期待するような目で見られても…」

女「えと…どうしよう…」

女「女同士だからいいのかな…いやいや駄目だろ、人として」

ディア「なんやモノ、そんなに胸大きくしたいんか?」

モノ「…できれば」
850: さぎし(投下終了):2012/1/15(日) 01:06:44 ID:r0z5LpMv1A
あうう…なんか変な方向に向かってる気が

とりあえず乳くらせるかはじっくり考えます

不快に思う方もいるやもしれませんのでsageですけどね

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
851: さぎし:2012/1/15(日) 10:02:43 ID:Q1oDtCSZsQ
レイア「モノちゃんは胸が小さい方がいいと思うよ」

女「ちょい待ち、貧乳はステータスって言うけど、それはどうかと思われる」

ナルガ「別に無理して大きくする必要も無いだろうに」

モノ「それ…凄い嫌味に聞こえる」

ナルガ「すまないな」

モノ「ね…女」

女「え…あ、うん」

女「でも…本当に大きいよね…」

ナルガ「そ、そんなにジロジロ見るな…」

女「触っていい?」

ナルガ「何故だ!?」

女「いや…気になるし」

ナルガ「却下だ、誰が…」

女「・・・」ジー

ナルガ「う…」

ナルガ「す、少しだけなら…いいぞ」
852: さぎし:2012/1/15(日) 10:16:59 ID:prMVtzW8Ag
女「うわ〜凄いやらかい…」

ナルガ「ん…」

女「本当に何を食べたらこうなるのかな?」

ナルガ「だか、ら…ん、規則正しい…生活を…すれ、ん!ば…」

レイア「ナルガ、顔が赤いよ?」

ナルガ「そう…か?//」

女「(これ以上やったら色々とまずい気がする…)」

女「あ、ありがとうナルガ、もういいや」

ナルガ「ん…そうか…」

レイア「ナルガ可愛いなぁ〜」

ナルガ「そんなことないよ」

モノ「・・・のぼせるから、その辺に」

女「そ、そうだね…」
853: さぎし:2012/1/15(日) 12:29:46 ID:Q1oDtCSZsQ
レイア「なんか熱くなってきたね…」

ナルガ「ああ…」

女「まずいかな…」

レイア「ねぇ…女ちゃん…」

女「な、ななな何?」

レイア「私、今とっても熱いんだ…」

女「だから?」

レイア「なんとか…してくれる?」

女「えーと、無理かな〜」

ディア「なんや、別に乳くりあえばいいだけの話やろ?」

女「お願い空気を読んで」

モノ「ナルガとレイアを…水風呂に投げ込めば?」

女「それだ!!」


854: さぎし:2012/1/15(日) 12:36:52 ID:prMVtzW8Ag
女「ごめんレイア!!少し冷たいけど、我慢して!!」

レイア「・・・」ヒョイ

女「うえ?」スカッ

レイア「女ちゃん…私を助けに来てくれたんだね…」

女「違う!!いや、あってるけど!!」

レイア「ねぇ…もう抑えられないんだ…」

女「い、いやぁ…」

レイア「女ちゃんの胸…ちっちゃくて可愛いね」

女「そ、そんなこと言いながら触らないでぇ…」

レイア「ふふふ」ペロ

女「ひゃん!!」

レイア「可愛いなぁ…女ちゃん」

女「レ、レイア!!これ以上はもう!!」

バッシャーン!!
855: さぎし:2012/1/15(日) 12:43:01 ID:Q1oDtCSZsQ
「なにしてんのよ」

女「た、助かった…ありがとう、アグ…」

女「・・・誰?」

アスナ「私はアスナ、アグナの姉よ、よろしく」

女「ど、どうも…」

アスナ「で?一体なんの騒ぎかしら?」

女「あー、えーと…」

アスナ「とにかく、ナルガとレイアを早く湯船からあげてあげなさい」

女「は、はい!!」

ナルガ「・・・」

レイア「ふにゃぁ〜」

ディア「なんやかんやでうちらはゆっくり浸かれたな」

モノ「賑やかなのも…たまにはいいね」

ディア「あんたがそんなこと言うなんてなぁ…こりゃ明日は槍か?」

モノ「凄く失礼」

モノ「女だから…かな」
856: さぎし:2012/1/15(日) 12:50:20 ID:Q1oDtCSZsQ
アスナ「落ち着いた?」

女「すいません…」

アスナ「いいのよ別に」

女「全部…私が悪いんです」

アスナ「その心意気は立派だけど、謝る相手が違うよね?」

女「うう…はい」

アスナ「さ、そろそろ落ち着いた頃合いだし、自分の気持ちを伝えてきなさい」

女「ありがとう」

アスナ「はいはい」

タタタタタ

アグナ「姉さんごめんね、任せちゃって」

アスナ「そのぶん、バイト代からさっ引かれるだけだからね」

アグナ「ひどい!!」
857: さぎし:2012/1/15(日) 13:02:29 ID:Q1oDtCSZsQ
女「ナルガ、レイア、今大丈夫?」

レイア「あ、女ちゃん!!」

ナルガ「全然問題ないぞ」

女「あ…そう、ごめんね?なんか私のせいで」

レイア「そんなの気にしなくていいよ、友達なんだから」

ナルガ「まあ、同性だし、あれぐらいのスキンシップも仲がいい証とみればいいのか…」

女「うん、本当にごめんね、私があんな事を言ったばっかりにレイアに迷惑かけて…」

レイア「へ?なんの事?」

女「え?いや…レイアが私に…え?」

ナルガ「私は…お前に触られた後はあまり、覚えてないんだが…」

レイア「私も…体が熱くなったのは覚えてるんだけど…その後はよく…わからないや」

女「なん・・・だと?」
858: さぎし:2012/1/15(日) 16:02:33 ID:stc8zXio6w
アスナ「恐らく発情による一時的な記憶の欠落ね」

女「うわぁぁ!?」

アスナ「大きな声出さないでよ…耳が痛いじゃない」

女「ごめん…」

アスナ「記憶がなくていいんじゃない?あまり思い出させるのもあれだし」

女「うん…」

レイア「あ、アスナさん!!」

ナルガ「どうも」

アスナ「あんたら、浴場ではしゃぐのは構わんけど、歳を考えなさいよ」

レイア「ごめんなさい」

ナルガ「すいません」

アスナ「謝るなら売り上げ貢献してくれない?とりあえずボコボコーラでいいわね?」

女「ありがとうございます」

アスナ「別に奢るわけじゃないからね」

女「え」
859: さぎし:2012/1/15(日) 16:07:45 ID:stc8zXio6w
アスナ「はい、ボコボコーラお待たせ」

女「あ、美味しい…」

アスナ「あんた、ボコボコーラ初めて?」

女「初めて尽くしだからさ」

アスナ「ふーん」

レイア「やっぱお風呂上がりはボコボコーラだよね」

ナルガ「うん…この炭酸が染み渡るな…」

アスナ「あ、450Zだから」

レイア「・・・アスナさん相変わらずだね」

アスナ「こちとら金が必要なんだよ」

女「いいよ、あたしが払うから」

ナルガ「すまないな」

アスナ「太っ腹な財布を持った人がいるね〜」
860: さぎし:2012/1/15(日) 16:14:27 ID:kS4dlMjAuI
ディア「いや〜いい湯だったわ」

モノ「ほこほこ…」

女「あれ?ディアたち今まで風呂にいたの?」

ディア「ああ、まだ浸かり足りないし、モノがのんびりしてたからな、付き合ってやったわ」

モノ「お姉ちゃん、何回も出よう出よう言ってた」

ディア「言うなや!!」

アスナ「どうする?あんたらもいるかい?」

ディア「じゃ頼もうかな?」

モノ「私は、ユクモ冷やしあめ」

アスナ「はいはーい、少し待っててな」

女「ディア達の分も私が払うよ」

ディア「おおきに」

モノ「ありがとう…」

アスナ「はーい、お待ちどうさま、300Zね」

女「はい」

アスナ「ありがとうございました〜」

861: さぎし(投下終了):2012/1/15(日) 23:28:21 ID:ybRiD2Xm4Q
さて…もうちょいでこのSSも900か…

確かこれ、500くらいで終わらせようとしてたはずなのに…なんでかなぁ…

やめ時がわからないままならダラダラと長引くよりいっそのことスパッと終わらせた方がいいのか…

見てくださった方々
ありがとうございました

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
862: さぎし:2012/1/16(月) 17:42:13 ID:PdFO58miB6
レイア「温泉気持ちよかったね〜」

ナルガ「また来たいものだな」

モノ「皆…ほこほこ」

女「私はあんまり思い出したくないんだけどね…」

ディア「あんなん思い出したくはないわな、見てる分にはおもろかったで」

女「ディアって…性格悪いでしょ」

モノ「天然…だから」

レイア「次、何処にいく?」

ナルガ「まだ時間はあるしな」

女「よくスタミナ続くな〜ん?」

女「占い?」

レイア「流石女ちゃん!!目のつけどころがいいね」

ナルガ「あの占いはよく当たると評判の占いなんだ」

ディア「そうそう、うちも占ってもらったらドンピシャリや」

モノ「評判が…いい」

女「へ、へー」

女「占って…もらおうかな〜」
863: さぎし:2012/1/16(月) 18:24:06 ID:X6r7F3XhR.
女「あの〜すいませーん」

「は〜い」タタタ

女「・・・なんでこの学園には美人や可愛い女の子がいっぱいいるの?」

「え!?ご、ごめんなさい!!」

女「謝られても…」

「転校生さんですよね?初めまして」ペコリ

女「あ、よろしく」

ラギア「私、ラギアクルスっていいます、ラギアって呼んでください」

女「よろしくラギア、私は女でいいよ」

ラギア「はい♪女さん」

レイア「ラギアちゃん、やってるー?」

ラギア「レイアさん、来てくれたんですね、嬉しいです♪」

レイア「もっちろん!!ラギアちゃんは最高の占い師なんだから!!」

ラギア「そ、そんなに褒めないで下さいよ〜」

ナルガ「ラギアの占いは当たるんだから、もっと自信をもってもいいぞ」

ラギア「ナルガさんありがとうございます、皆さん今日は占いで?」

ディア「そやな、頼むで」

ラギア「わかりました!!頑張りますね!!」
864: さぎし:2012/1/16(月) 21:43:59 ID:2GfD1X6TKY
レイア「はいはーい!!私を占って!!」

女「はやっ!!」

ラギア「わかりました〜むむむ…」

女「何やってんの?」

ナルガ「代々ラギア家に伝わる水晶を覗いて起こる事を伝えるそうだ」

女「てことは予知かな?でも水晶の色と角が同じなような…」

ナルガ「そこは一族の秘密とやらだ、気にするな」
ラギア「でました!!」

ラギア「レイアさんには素敵な男性の影があります」

レイア「ほんと!?」

ラギア「ちょっと乱暴ですけど…レイアさんの事を第一に考えて、いつでも守ってくれる優しい殿方です」

レイア「うわぁ…早く会いたいなぁ…」

ラギア「レイアさんが気がつかないだけで、近くにいらっしゃるかもしれませんよ」

ラギア「ヒントは赤い人です」



レウス「へっきし!!」

オウガ「風邪か?」

レウス「わかんね」
865: っファンゴの頭:2012/1/16(月) 21:49:18 ID:wfm2.VqjDI

CCCCCCCC
CCC0:02CCC
CCCCCCCC
ヒッヒッヒッwwwステンバーイステンバーイ

ちょっとイビルジョーと戯れてくる(▼Λ´ゞ
866: さぎし:2012/1/17(火) 00:30:58 ID:ESEv7C/AiU
>>865

支援感謝です♪

こちらは一時間かけて
ナルガたん達と戯れてきましたwww

全く…神は何故あんなにも美しく可愛らしく凛々しく神々しく可憐で華やかできらびやかで鮮やかで愛しい存在を産み出したのだろうか…感謝します


867: さぎし:2012/1/17(火) 00:35:50 ID:ESEv7C/AiU
ディア「ほな、次はうちが占ってもらおうかいな」

ラギア「任せて下さい、むむむ…」

ディア「どんなんでるんやろなぁ」

ラギア「でました!!」

ラギア「ディアさんは…待ちに待った強者との決闘、再戦とのお告げが出てます」

ディア「なんや、強いやつと戦えるんか?楽しみやなぁ」

ナルガ「私も占ってくれるか?」

ラギア「はい♪むむむ…」

ラギア「でました!!ナルガさんは…え?」

ナルガ「?」

ラギア「男の人に…追いかけられてますね…『ナルガたんハアハア』とか言われてますけど…」

ナルガ「なんだその変態」

ラギア「ま、まあ…あくまで予言ですから…必ずなるとは限りませんし」
868: さぎし:2012/1/17(火) 00:40:56 ID:J2soECwins
女「じゃあ…最後は私かな?」

ラギア「どうぞどうぞ、あ、女さんは初めてですよね?」

女「うん」

ラギア「でしたら、この水晶に手をかざしていただけますか?」

女「こう?」

ラギア「はい♪ありがとうございます♪」

ラギア「こうやって水晶に女を覚えさせるんです」

ラギア「では…いきますよ〜むむむ…」

女「どんなん来るんだろ…」

ラギア「!!」

ラギア「えっと…すみません…水晶が何も映し出さないんです…」

レイア「え!?どういうこと!?」

ナルガ「何故だ?」

ラギア「あの…よくわからないんですけど…なんか水晶に何も映らないんです」

ディア「てーことは、ラギアの占いが外れた言うことか?」

ラギア「多分…そうだと」
869: さぎし:2012/1/17(火) 00:47:34 ID:ESEv7C/AiU
ディア「こりゃ、珍しい瞬間に出会えたなぁ」

ナルガ「珍しいどころか、初めてだろうこんなこと」

レイア「意外だよね〜」

ラギア「・・・」

女「ラギア、そんなに落ち込まなくてもいいよ、失敗は誰にでもあるからさ、気にしなくていいよ」

ラギア「・・・はい」

レイア「そろそろ寮に戻らないと」

ナルガ「ああ、もうこんな時間か」

レイア「じゃあね、ラギアちゃん!!」

女「またね」

ラギア「またどうぞ…」

ラギア「・・・」

ヤマツ「水晶が映した事は他言無用ですよ」

ラギア「校長!?」

ヤマツ「恐らく貴女が見たのは女さんに起こるであろう未来です」

ラギア「でも、間違った未来を映した可能性も!!」

ヤマツ「疑うんですか?貴女の家の誇りを」

ラギア「っ!!」

ヤマツ「何はともあれ、あれは真実です」

ラギア「だからって、あんなの…酷いです…」

ラギア「女さん…」
870: さぎし(投下終了):2012/1/17(火) 00:50:31 ID:ESEv7C/AiU
いやー、思いきって
シリアス路線にしてみましたwww

ここからどうなるかはまだ私にも把握しきれてませんね…

一体このSSは何処に向かっているのやら…

別に寂しくてついモンハンに逃げたとかそんなんじゃないんですからね?

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
871: さぎし:2012/1/17(火) 19:18:55 ID:VfaQzaFdeo
〜〜〜寮〜〜〜

ディア「ほな、うちらはここで」

モノ「じゃあね…」

レイア「また明日ねー」

ナルガ「いい夢を見れるといいな」

女「あり?そういえば二人は?」

ナルガ「ああ、言ってなかったか、今日から相部屋だ」

女「・・・ああ、ルームメートって二人だったんだ」

レイア「そうだよー、よろしくー!!」

ナルガ「これからよろしく頼む」

女「こちらこそ」

レイア「わからないことあったら何でも聞いてね」

女「うん」

ガチャ

キリン「あ、お帰…」

女「間違えました」バタン

レイア「・・・部屋、あってるよね?」

ナルガ「多分…」

女「一階上だったとか、そんなオチないよね?」

レイア「ははは、まさか…」

女「・・・」

ナルガ「・・・」

女「もう一回…開けるよ?」

レイア「うん」
872: さぎし:2012/1/17(火) 19:24:12 ID:an6g/2UWZA
ガチャ

女「ただいまー」

キリン「ああ、お帰り」

女「・・・」

レイア「・・・」

ナルガ「・・・」

キリン「どうした?そんな目をして」

女「夢じゃなかった!!」

キリン「こら、私は化け物か」

レイア「先生、なんでいるんですか!?」

キリン「それが聞いてくれよ〜校長に給料下げられた〜」

ナルガ「また何かやったんですか?」

キリン「別に〜?ただ女をストーカーしてただけだし〜」ゴクゴク

女「それが理由じゃないですか…ていうかハコビールをここで飲まないで下さいよ!!」

キリン「飲まなきゃやってられんよーだ」

ナルガ「若干酔ってないか?」

レイア「多分…」

キリン「こらぁ…あたしが酔ってるって?ヒック」

女「そんな顔を真っ赤にして言われても説得力ありませんから」
873: さぎし:2012/1/17(火) 20:39:53 ID:phX.jLhYDY
女「じゃあ、酔ってない先生は一体何をしにきたんですか?」

キリン「よくよく考えたら給料下げられたのは女のせいだということに気がついたのよ」

女「・・・は?」

キリン「だから…下げられた給料の分をお前の体で…グヘ」

キリン「覚悟しろ〜」ガバッ

女「ひぃぃぃ!?」

ズテーン!!

女「ちょ、先生!!重いです!!のし掛かんないで下さい!!」

キリン「ふふふ〜断る」

女「ちょ、レイア!!ナルガ!!助けて!!」

レイア「え!?あ、うん!!」

ゴスッ!!

キリン「よいではないか〜よいではな…う」ガクッ

女「!?」

ナルガ「・・・眠らした」

女「あ、ありがとう…」
874: さぎし:2012/1/17(火) 21:25:11 ID:phX.jLhYDY
キリン「うみゅ〜乳を揉ませろ〜スピー」

女「なんつー寝言だ」

レイア「あ、愛されてるんだよ…多分」

女「無理してフォローしなくていいよ…悲しくなるから」

ナルガ「どうする?寝かせたとはいえ、外にほっぽりだすのも気が引けるし」

女「はあー、まあ責任の一端は私にもほんのちょびっとだけあるらしいし…私のベッドで寝かせるよ」

ナルガ「いいのか?」

女「さすがにそこまでは先生もしないでしょ、一応教師だし」

ナルガ「まあ…そうだが」

キリン「zzz」

女「寝顔は凄い美人さんなのにね…」

キリン「グヘヘ」

女「前言撤回、こいつだめだ」
875: さぎし:2012/1/17(火) 21:58:40 ID:phX.jLhYDY
ギシギシ

女「うわ…意外に軽い…」

女「背が高いからてっきりそれ相応の重さがあるのかと…」

女「肌…スベスベで柔らかいな…」

女「それに…いい香りもするし…」

女「こうしてみると…改めて美人さんなんだなぁ…」

女「まだ充分若いのに…旦那さんとかいないのかな…」

女「先生…」

ナルガ「女、くれぐれも道を踏み外すなよ?」

女「わ、わかってるよ!!」

キリン「・・・ちっ」

レイア「ねえ、今先生舌打ちしたんだけど」
876: さぎし(投下終了):2012/1/17(火) 23:12:23 ID:brBbFDFh8A
切実に安定した更新率がほしいと思うさぎしでございますm(__)m

本当に安定して欲しいですね、その日のテンションやら体調やらで変わりますけど、基本的には5〜10位を目安にしてるんですよね

ただ、いかんせんモチベーションの問題が…

ここから先は愚痴になってしまいますので、控えますか…

とりあえず学園編は950までにはなんとか終わらせたいと思います

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
877: さぎし:2012/1/18(水) 17:07:53 ID:bsD6OWSm02
キリン「はいはい、わかりましたよ、邪魔者は退散しますよっと」

ガチャ

女「あ、先生!!」

キリン「ん?」

女「えと…また明日…」

キリン「・・・ああ」

バタン

女「うーん、変態な事をする以外はいい人なんだけどなぁ…」

レイア「そんなことよりさ、折角三人になったんだからなんかガールズトークしようよ!!」

女「ガールズトークか…結構久しぶりだな…」

ナルガ「私はあまりそういうのは苦手でな…」

レイア「話のタネならいっぱいあるよ!!今日の占いとか!!」

ナルガ「ああ、それか」

レイア「私の運命の人って誰だと思う!?」

女「誰って…」

ナルガ「まあ…な」

レイア「私を守ってくれる優しい赤い人かぁ…」

女「ひょっとしてレイアって鈍感?」ヒソヒソ

ナルガ「ただ天然なだけだ…度が過ぎたな…」
878: さぎし:2012/1/18(水) 17:17:36 ID:5Dc6TgeLPM
レイア「そういえばナルガの占いはどう思う?」

ナルガ「私か?」

女「確か…変態に追いかけられる未来だったっけ?」

レイア「心当たり、ある?」

ナルガ「少なくとも私の周りにはそんな奴はいないな」

レイア「でもその内現れたりして…」

ナルガ「まさか」

女「まあ、現れたとしても、ナルガなら軽くあしらえそうだね」

ナルガ「その辺の男に負けるわけにはいかないからな」

レイア「頼もしいなぁ…姉御!!」

ナルガ「それは余計だ」
879: さぎし:2012/1/18(水) 17:29:46 ID:sRuyaqN2Zc
レイア「女ちゃん占ってもらえなくて残念だったね〜」

女「まあ、タイミングとかもあるし、しょうがないよ」

ナルガ「しかし、本当に珍しいな、ラギアが占いを失敗するなんて」

レイア「女ちゃんってラッキーヨーグルト飲んでないよね?」

女「皆と同じボコボコーラだよ」

ナルガ「じゃあ、幸運なんて発動しないしな…悪運か?」

女「?」

レイア「ルナお姉ちゃんは毎回発動するのにね」

ナルガ「それは幸運スキルがついているからだろう」

レイア「でも本当によくわからないね」

ナルガ「私達がわからないことを話し合ってても仕方ないだろ、今日はもう寝ようか」

女「そうだね」

レイア「じゃ、お休み♪」

ナルガ「私も寝るとするか…お休み、女」

女「お休み、二人とも」
880: さぎし(なんか段々詰んできた…):2012/1/18(水) 18:02:58 ID:5Dc6TgeLPM
〜〜〜翌日〜〜〜

キリン「起床ーー!!」

レイア「うわああああ!?」

ナルガ「み、耳が…」

女「zzz」スピー

キリン「・・・む、女が起きないか…」ソロソロ

キリン「おはよ…朝だよ…」

カプッ

女「ん…耳噛むのやめて」

キリン「起きないお前が悪い」

女「わかりましたから、教師がこんなところで時間潰してていいんですか?」

キリン「安心しろ、私のクラス全てを起こしにいくつもりだ」

女「なんて迷惑な…」

キリン「それではまた、学校で会おう」

ガチャ バタン

ナルガ「耳が…朝から耳が痛い…」

レイア「ナルガ、耳が敏感だからね…」

キリン「起床ーー!!」

ディア「のうわぁぁ!?」

女「・・・丸聞こえなんだけど」
881: さぎし:2012/1/18(水) 20:05:39 ID:W17UCseae.
〜〜〜教室〜〜〜
882: さぎし(馬鹿なの?死ぬの?):2012/1/18(水) 20:10:39 ID:kDvi3Nq.R.
ディア「なんや…朝からえらいめにおうたわ…」

モノ「しょうがない…」

女「モノ平気な顔してるけど、なんかあった?」

モノ「別に…」

ディア「ああ、こいつな高級耳栓つけとんねん」

女「へー」

モノ「なんも、聞こえない」

女「(なんで普通の会話は聞こえるんだろう?)」

キリン「お前ら席に着けー」

ディア「当の本人はいっそ清々しい顔してんなぁ…」

キリン「朝から大きな声を出せば、その日は元気に過ごせるからな」

女「それ、誰情報ですか?」

キリン「私だ」

女「信憑性微塵もありませんね…」
883: 名無しさん@読者の声:2012/1/18(水) 20:24:18 ID:hcIwyN1zcw
ドジっこ(*´Д`*)
884: さぎし:2012/1/18(水) 20:29:54 ID:17eKV0mSOU
>>883

どうも、あほしですwww

あうぅ…マジで恥ずかしかった…

うっかりしてましたね
以後は気を付けます
885: さぎし:2012/1/18(水) 21:33:33 ID:gvQ8CaIXqU
キリン「今月からは体育祭に向けて全員で一丸となって成功させるぞー、ベタだけどな」

女「おい後半…って、え?今月!?」

キリン「そうだが?」

女「いや…え?」

キリン「ああ、このSSの残りレス数が少ないからな、イベントだけやってサクッと終わらせようとする作者の陰謀だ」

女「いやいやいや!!おかしいでしょ!?一ヶ月間の記憶私無いよ?」

キリン「だが、他の奴らはちゃんと一ヶ月間を過ごしているぞ、お前と一緒にな」

女「ええー、なにその空白の一ヶ月…」

キリン「新キャラ出すときは時間を遅くするが基本的にはこのテンポでいくらしい」

女「確か…私一年しかいられないんですよね」

キリン「そうだな」

女「すぐ終わっちゃうじゃないですか!!」

キリン「作者に文句を言え」
886: かきし:2012/1/18(水) 21:34:45 ID:GTVXHngh6c
なるがたん、かみんぐすーん
http://f2.upup.be/Gzkbj5KgF3

画像は足の部分
887: さぎし:2012/1/18(水) 21:41:03 ID:gvQ8CaIXqU
>>886

ハアハア、ハアハアハアハア、ハアハアハアハアハアハア(*´д`*)

わかりました!!
全裸待機してます!!
(`・ω・´)

・・・で、服を脱ごうとして親に止められた…

この溢れ出る情熱をどこにぶつければいいの?


888: さぎし:2012/1/18(水) 21:48:16 ID:nhkhr2ewlE
レイア「女ちゃん!!体育祭頑張ろうね!!」

女「うん!!」

女「(あれ?今自然に…)」

ナルガ「私たちの種目はバレーボールに騎馬戦だ」

女「わー、なんてベタ」

レイア「ナルガはジャンプ力あるから、確実にアタッカーだよね!!」

女「私はセッターかな…レイアはオールラウンドに動けるからセンターかな?」

ディア「うちらはどないするん?」

モノ「私…BR(バックライト)がいい」

ディア「んじゃ、うちはBL(バックレフト)かいな」

女「ディア、私と場所交換する?」

ディア「ホンマか?あー、でもうち、支援向いてへんもんな…」

ナルガ「ローテーションがあるから、その辺も考えながら配置した方がいいな」


889: かきし:2012/1/18(水) 21:51:50 ID:GTVXHngh6c
>>887

親ぐっじょぶ!風邪引いちゃう!
悶々としながら待っているといいさ(*´д`*)
890: さぎし:2012/1/18(水) 21:55:09 ID:nhkhr2ewlE
女「BS(バックセンター)にはレウスとオウガだよね?」

レイア「うん、状況に応じて交換するからね」

レウス「俺達は部品かよ」

オウガ「反論するだけ無駄だろ…」

ナルガ「なんにせよ、体育祭まで1ヶ月だ、その間にたくさん練習をしよう」

女「でも練習風景はカットされると…」

レイア「それは…」

レウス「言っちゃいけねーと思うんだが」

オウガ「安心しろ、需要ないんだから」

女「それまでは自由行動でいいのかな?」

ナルガ「構わないぞ、放課後とかに、皆で練習したりするから」

女「それじゃあ…生徒会室にいこうかな…用事を頼まれそうな気がする」
891: 名無しさん@読者の声:2012/1/18(水) 22:22:53 ID:5RBL5NS2bY
支援
892: さぎし(投下終了):2012/1/18(水) 22:53:44 ID:nhkhr2ewlE
>>889

あうう…気になるぅ…

なんだかムラムラしてきた…間違えた、ドキドキしてきた

風邪なんてものは私の前では壁にもならん!!
最近インフル流行ってるんで注意してくださいね

>>891

支援感謝です♪



さて…サクサク進んでとっとと終わらせますよー

でも、気分の問題で結構長引くかもしれませんwww

もう少しお目汚し失礼します

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
893: っファンゴの頭:2012/1/19(木) 06:40:47 ID:2sJHKm0DGg
っ凍結袋

CCCCCCCC
CCC0:01CCC
CCCCCCCC
フハハwwwステンバーイ、ステンバーイ
894: さぎし:2012/1/19(木) 08:09:37 ID:kS4dlMjAuI
>>893

支援爆弾感謝です♪
やばい…もうカウント1なんだけど…

そして側にある凍結袋は遠回しにこのSSを凍らせろとの暗示だろうか…
895: さぎし:2012/1/19(木) 16:55:43 ID:1rWYGP2MtE
〜〜〜生徒会室〜〜〜

女「こんちには〜」

ガラガラガラ

ルナ「女さん、いらっしゃいませ」ニコ

女「あ、どうも…」

ルナ「来てくれてありがとうございます♪今お茶を淹れますね」

パタパタパタ

女「いつもこんな感じなんですか?」

ギリー「ああ」

ソル「そうだな、それがルナのいいところなのだがな…」

ルナ「お待たせしましたー♪」カチャカチャ

ルナ「ゆっくりしていってくださいね」

女「ありがとうございます…」

女「どうにも手持ちぶさただな…」

女「今、生徒会室にいるのは、ギリーにソルにルナにネコートさんか…」

女「>>896と話そうかな…」

896: 名無しさん@読者の声:2012/1/19(木) 17:28:22 ID:jSX9pbl.HI
ギリー兄さんで(`・ω・´)
897: さぎし:2012/1/19(木) 17:45:02 ID:auX18HPvvY
女「えーと…ギリー…さん」

ギリー「・・・ああ、ナルガの友達1か」

女「(え…そんな扱い?)ええまあ…」

ギリー「ナルガは元気か?」

女「ああ…元気ですよ」

ギリー「そうか…」

女「(あれ…意外と妹想いのお兄さんじゃ…)」

ギリー「あそこには教養がなってない輩が多いからな…ナルガが心配で心配で」

女「前言撤回、こいつ超シスコンだ」

ギリー「!?」

女「あ…いや、ナルガの事をよく知ってるんですね!!」

ギリー「まあな、何せ俺達ほどそっくりな兄妹はいないからな…」

女「へ、へ〜」
898: さぎし:2012/1/19(木) 18:03:10 ID:YVcGscXd6c
ギリー「ちなみにどれくらいそっくりなのかと言うと…」

女「いいです、いいですから」

ギリー「ちっ、ノリの悪いやつだ」

女「あの〜気になる事があるんですけど…」

ギリー「なんだ?」

女「ナルガって小さい頃どんなだったんですか?」

ギリー「・・・お前」

女「はい?」

ギリー「ナルガのロリ時代に目をつけるとは中々の変態だな、だが気に入った」

女「(誉められてんのか貶されてんのかようわからん)」

ギリー「名前は?」

女「あ、女ですけど…」

ギリー「ああ、そいやそんな名前だったな」

女「(うろ覚えなら聞くなよ)」

ギリー「よし、小さい頃のナルガはやることなすこと全てが可愛らしかったな…」

女「そうなんですか…」

ギリー「もちろん今も鼻血が出るほど可愛いが、あれはツン期だな、そろそろデレがくる」
899: さぎし:2012/1/19(木) 18:10:55 ID:E4dOSS/YUs
女「いつごろからツン期に?」

ギリー「そうだな…俺が生徒会に入りたての頃は尊敬の意味を込めて兄様と呼んでいたな、少し前まではお兄ちゃんと呼んでいたのに…」

ソル「(無理矢理呼ばせてたの間違いじゃないのか?)」

ギリー「だから会うたびに昔みたいに呼んでいいぞっ☆ってフレンドリーに接しているんだが…」

ギリー「はあ、みたいに素っ気ない態度を取るんだ、だが俺は分かる。あれはツンなんだな、ああやって素っ気ない態度を取って俺が構わなくなったらデレに入るんだよ」

ギリー「だが、最愛の妹に素っ気ない態度を取るなんて兄の名が泣くからな、ナルガがデレ期になるまでずっと待ってるわけだ」

ギリー「だから、俺は辛いがナルガがまた昔みたいに甘えて来るのを俺はじっと耐え忍んでいるのだよ、お前にはわからないと思うがな、ははは」

ギリー「さて、少々話しすぎだな、ここまで聞いたのはお前が初めてだし、特別に質問を受け付けてや…」

ソル「もういないぞ」

ギリー「・・・あれ?」
900: さぎし900突破、支援感謝!!:2012/1/19(木) 18:18:07 ID:hicq3/MfY2
女「あぶねー、あのままいたら延々とナルガの語りに付き合わされる所だった」

女「私は作者と違ってノーマルだから、はっきりいってわけわからん」

ナルガ「女?」

女「うひゃああああ!?」

ナルガ「だ、大丈夫か?」

女「あ、ナルガか…びっくりした」

ナルガ「生徒会の用事は終わったのか?」

女「え?ああ、うん」

ナルガ「そうか…よかったら付き合ってくれないか?」

女「いいよ〜」

ナルガ「よかった…」

女「ちなみにナルガの用事は?」

ナルガ「雑貨の仕入れだな、練習に使うタオルとか」

女「ふーん…あ、ねえねえ」

ナルガ「ん?」

女「ナルガって…愛されてるね…」

ナルガ「いきなりどうした?」

女「なんでも、早くいこっか♪」

ナルガ「?…ああ」


901: さぎし:2012/1/19(木) 22:56:48 ID:5dajqmm1tg
〜〜〜商店街〜〜〜

女「なんか…学校の中にお店があるっていまだに慣れないな…」

ナルガ「そのうち慣れるさ、1ヶ月も経つし」

女「うん…」

ナルガ「さて…人数分のタオルにスポーツドリンクか」

女「ペットボトルに詰め込めるタイプにすれば持ち運びが楽そうだね」

ナルガ「ああ、だがペットボトルだと怒る奴がいてな」

女「へ?」

ナルガ「レウスはどうにもペットボトルは苦手らしい」

女「へー、なんかあったの?」

ナルガ「熱でプラスチックが溶けて中身が全て零れたらしい、それに耐熱性のプラスチックだと中に熱を通して中がぬるくなるらしいんだ」

女「不便だね…」

ナルガ「全くだ」
902: さぎし:2012/1/19(木) 23:01:06 ID:5dajqmm1tg
女「そいや、具体的なフォーメーションは決まった?」

ナルガ「ああ、先発はオウガでレウスはピンチヒッターらしい」

女「ピンチヒッターのピンチヒッターは?」

ナルガ「流石にいないだろ」

女「もしもって事があるし」

ナルガ「・・・そうだな、誰か適当に引っ張るか」

女「恐ろしい事をさらりと抜かしやがった」

ナルガ「まあ、時間は流れるように過ぎていくからな、なるようになるさ」

女「うん…本当に流れるように、ね」

ナルガ「買い物も済んだし、皆の所に戻るか」

女「練習再開だね」

ナルガ「ああ」
903: さぎし(投下終了):2012/1/19(木) 23:07:07 ID:5dajqmm1tg
少し恐れていた事態が発生しそうですね…

このスレで収まりきるか不安ですよ…まあ、収めますけど

ただ、かなり展開をはしょる事になりそうです
予め断っておきます
すみませんm(__)m

で、肝心のラストなんですが…実は2つあってどっちにしようか迷ってます

明日にはどっちか決めたいと思います
なんとか終止符を打たないと…

見てくださった方々
ありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪

904: 名無しさん@読者の声:2012/1/19(木) 23:10:47 ID:RnRd2CdFNY
>>1

つ削除依頼
コレなら終止符を打てると思うよ(真剣)
905: 名無しさん@読者の声:2012/1/19(木) 23:32:33 ID:5RBL5NS2bY
>>904
何てことを言うんだ
906: かきし:2012/1/20(金) 00:59:56 ID:bMT.MdoELQ
あ、あともう少しだ・・・。
このSS終わるまでに間に合うか不安だorz

http://g2.upup.be/kBKNlVGxH4

CCCCCCC
907: 名無しさん@読者の声:2012/1/20(金) 01:37:09 ID:5RBL5NS2bY
しえん
908: っファンゴの頭:2012/1/20(金) 06:31:13 ID:udzvBynfb.
っ麻痺袋

CCCCCCCC
CCC0:00CCC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバー…あれぇ!?
909: さぎし:2012/1/20(金) 06:45:14 ID:QccndbiQIY
朝起きて笑えないことになってましたね…
ていうか普通間違えるか?

結構傷つくわ…文体似てんのかな…

>>904

えーと…これはあれですかね、私の言い方のせいですよね?多分…

削除に関しては一応考えてます、といっても完結したらですがね

>>905

なんかすみません…
寝てて対応が遅れました

>>906

網目から見える柔肌に
思わず手を伸ばして壮絶に突き指したさぎしです。いてぇ…

あれですかね?更新率落とした方がいいですかね?ただ単に自分が見たいだけですが…

>>907

支援感謝です♪
もう少しお付き合い下され!!

>>908

ステンバーイ、ステンバーイ
カウントが0に…一体何が起こると言うのですか!?

支援感謝です♪
910: かきし:2012/1/20(金) 12:43:33 ID:yF7HrQFwnI
>>909

大丈夫ですよ!
間に合わせてみせます。
仕事終わってからだから日中は無理だけど....
911: さぎし:2012/1/20(金) 23:24:43 ID:ReKGlJMPIA
〜〜〜体育祭当日〜〜〜

オウガ「こうして俺達は血の滲むような凄まじい練習を経て、大会当日までたどり着いたのだった…」

女「また1ヶ月くらい飛ばされた…」

レイア「皆!!この1ヶ月、猛特訓してきたんだから、絶対に勝とうね!!」

女「私だけ記憶がない…だと」

ナルガ「当然だ、やるからには…勝つ」

女「置いてかれてる感が歪みないな…」

ディア「うちらは絶好調や!!誰にも負けへんでー!!」

女「足を引っ張ったらどうしよう…」

モノ「大丈夫?顔色悪いよ?」

女「そっとしといて…」

レイア「頑張っていこー!!」

「あらあら、相変わらず暑苦しいですわね」

レイア「あ、貴女は!!」
912: さぎし:2012/1/20(金) 23:31:07 ID:ReKGlJMPIA
ネブラ「ただ力押しだけでは勝てるほど、バレーは甘くないですわよ」

レイア「くっ!!…ネブラか…」

女「知り合い?」

ナルガ「隣のクラスだ、レイアは毛嫌いしてるがな」

ネブラ「お初にお目にかかりますわね、ネブラといいます、よろしく女さん」

女「ど、どうも…」

ネブラ「ふふ…思った通り聡明そうな顔をしていらっしゃられて…今からでも遅くはありませんわよ?是非我がクラスに…」

キリン「はーい、勧誘はそこまでー」

女「先生!!」

ネブラ「・・・ちっ」

キリン「今日は私が審判だからな…かといって自分のクラスをひいきはしないぞ、公平に見るからな…」

女「ソウデスカー」

キリン「なにその反応!?」

女「ネブラ、とりあえず後でね」タタッ

ネブラ「ええ…お待ちしておりますわ」

ネブラ「・・・美味しそうな血の匂いですこと…ふふ」
913: さぎし:2012/1/20(金) 23:37:10 ID:ReKGlJMPIA
ナルガ「皆、位置についたか?」

レイア「大丈夫!!」

ディア「ばっちこーい!!」

モノ「・・・うん」

オウガ「いつでもいいぜ」

女「・・・」

ナルガ「女、あまり無理はするなよ…」

女「わ、わかってるよ!!」



ネブラ「皆さん、準備はよろしくて?」

ベリオ「あたしは大丈夫だよ」

ティガ「たま遊びとか…めんどくせ…」

アスナ「はあ…温泉アグナに任せて大丈夫かしら…」

ボロス「どんなボールも叩き潰してやるぜぇ!!」

バギィ「いや、叩き潰しちゃ駄目だろ」
914: 名無しさん@読者の声:2012/1/20(金) 23:38:34 ID:5RBL5NS2bY
アスナってなんのモンスター?
915: さぎし:2012/1/20(金) 23:42:50 ID:ReKGlJMPIA
キリン「両チーム代表選手、前へ!!」

ナルガ「私が行こう」

ネブラ「私にお任せを」

ナルガ「・・・」

ネブラ「ねえ、ナルガさん、賭けをしません?」

ナルガ「賭けだと?」

ネブラ「そうですわ、こちらが負けたら…そうですわね、意味もなくそちらに突っかかるのを止めますわ」

ナルガ「それはありがたい、なにかとレイア(それに便乗するレウス)がうるさくてな…で?こちらが負けたら?」

ネブラ「女さんを…こちらのクラスに引き入れさせていただきます」

ナルガ「なに!?」

ネブラ「ふふふ」

ナルガ「それは一体…」

キリン「両選手、礼」

ネブラ「いい試合をしましょうね」スタスタ

ナルガ「・・・くそっ!!」
916: さぎし:2012/1/20(金) 23:46:03 ID:ReKGlJMPIA
>>914

アグナコトル亜種ですね

>>855で説明と共に登場しましたが…

わかりづらいですよね
すみませんでしたm(__)m


917: 名無しさん@読者の声:2012/1/20(金) 23:50:54 ID:5RBL5NS2bY
>>916
アグナ亜種ですか。ありがとうございます!

いえいえ、こちらこそすみませんでした。

とても面白いです!
しええええええええええええええええええええええん!!!!!
918: さぎし(投下終了):2012/1/20(金) 23:52:46 ID:ReKGlJMPIA
ナルガ「皆、なんとしても勝つぞ」

レイア「ど、どうしたのいきなり…」

ナルガ「奴ら…賭けを持ち出してきた」

オウガ「賭け?」

ナルガ「こちらが勝ったら向こうから突っかかるのを止めるそうだ」

ディア「なんや、嫌味を言われなくなるんか?だったら儲けもんやないか」

モノ「こっちが負けたら?」

ナルガ「・・・女を、寄越せだそうだ」

女「私!?」

レイア「なんで!?」

ナルガ「わからないが…いまいちネブラは信用出来ない…」

女「話した感じはいい人そうだったんだけどなぁ…」

ナルガ「第一印象で判断するのはよくない、とにかくなんとしても勝たなければいけないんだ」

女「わ、わかった…」
919: さぎし:2012/1/20(金) 23:58:05 ID:ReKGlJMPIA
>>917

ネーミングセンスの欠片もありませんでしたね

ありがとうございます!!そういって頂けると凄く嬉しいです!!


残りレス数がかなりギリギリなんで投下終了後の一言をカットさせて頂き
>>918みたいに、コテで投下終了をお伝えする方法に変更したいと思いますm(__)m

ついで報告みたいで>>917さんには申し訳ありませんがご理解をいただけたいと思います
920: かきし:2012/1/22(日) 00:50:51 ID:bMT.MdoELQ
さぎしたん

遅れてしまって大変申し訳ありません。゚(゚´Д`゚)゚。
自分的ナルガたん描き終わりました!
「あれだけ時間掛かってクオリティ低すぎだろ」って声が聞こえそうでgkbr
また、ご自身のイメージにそぐわない方もいらっしゃると思います。
お目汚し失礼致します。

http://f2.upup.be/0TImxicc1E

最後に作者様に最大級の支援を つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
921: さぎし:2012/1/22(日) 01:14:40 ID:i7nVebiimU
>>かきしさん

いや?全速力で保存かつプリントアウトしましたが?

メチャクチャ可愛いじゃないですか!!

これでご飯を10杯はいける(`・ω・´)

いやー、遂に完成しましたね!!実はこのイラストの完成がここ最近の楽しみでした!!

本当にありがとうございました!!
そして乙狩れ様でした♪

最大級の支援を胸にラストまで突っ走ります!!
922: かきし:2012/1/22(日) 01:20:09 ID:bMT.MdoELQ
ごめんなさい、↑だと保存すると目のあたりおかしくなるんで

http://h2.upup.be/tWxiUB1rOr

こっちなら大丈夫かと。まあ自分の絵を保存する人なんていないでしょうけど|ω・`)
923: かきし:2012/1/22(日) 01:27:53 ID:bMT.MdoELQ
>>921 嬉しすぎて涙が・・・。
描いていて自分も楽しかったです。ありがとうございました!
ではレスももったいないので自分は引っ込みます。

ラストまで頑張ってください!!
924: さぎし:2012/1/22(日) 02:22:10 ID:iRSgF5ODfA
ナルガ「最初から全力でいくぞ、いいな?」

レイア「いいよ」

女「う、うん」

ディア「女を渡すわけにはいかんな」

モノ「絶対…負けない」



ネブラ「皆さん、フォーメーションGでいきますよ」

ベリオ「うわ、叩き潰す気満々だね」

ボロス「俺の大好きなやつだ!!」

バギィ「だからってボールを潰すなよ?」

ティガ「めんどくせ」

アスナ「どうでもいいから早く終わらせたいんだけど」

キリン「それでは…試合開始!!」
925: さぎし:2012/1/22(日) 02:27:40 ID:iRSgF5ODfA
キリン「サーブはナルガチームから」

ナルガ「よし、私が打とう」

ナルガ「はっ!!」バシッ!!

ティガ「らあ!!」トス

ベリオ「そらっ!!」ベシ!!

レイア「やあ!!」トン

オウガ「ディア、頼む!!」トム

ディア「どりゃああ!!」

バスコーン!!

ボロス「うげ、間に合わねぇ!!」

アスナ「はい!!」パシッ

ベリオ「よくやったアスナ!!」バスッ

ネブラ「いきます!!」

バシン!!

キリン「ネブラチーム、先制点!!」
926: さぎし:2012/1/22(日) 02:33:42 ID:iRSgF5ODfA
ナルガ「くそっ、駄目だったか…」

ディア「すまん…うちが決め手やったのに」

女「ディアはよくやってくれたよ、大丈夫」

レイア「うー、ネブラがいやらしい動きをするなぁ!!」

ナルガ「だが、アスナとベリオも俊敏な動きをする」

女「ティガとボロスもどう動くか全くわからないよね」

オウガ「まだ一点だ、盛り返せるだろ」

女「そうだね」



ネブラ「ふふ、最初はほんの小手調べ…たっぷりなぶって差し上げますわ…」

ベリオ「んなこと考えなくても気楽にいこーよ」

ネブラ「それは駄目ですわ、早く女さんを手中に収めないと…ふふ」

ネブラ「試合はまだ始まったばかりですから…」
927: さぎし(寝落ちしましたすみません):2012/1/22(日) 10:08:22 ID:esCYXYNWfc
レイア「たぁ!!」バシン!!

ベリオ「やばっ、間に合わな…」

キリン「ナルガチーム、一点!!」

ネブラ「ティガ、いきますわよ!!」

ティガ「めんどくせーな…」

ネブラ「打って!!」トス

ティガ「はあ…いいや、もう」

ティガ「おらぁ!!」ドズン!!

女「へ?のわぁ!!」ヒョイ

バシーン!!

キリン「ネブラチーム、一点!!」

女「あ…危な…」

レイア「女ちゃん!!」

ナルガ「大丈夫か!?」

女「ごめん…避けちゃった…」

オウガ「無理すんな、あれは喰らったらまずいだろうし」

ネブラ「何をなさってるんですか!?」

ティガ「いいだろ…点は入ったんだから」

ネブラ「女さんに当たったらどうするおつもりでしたの!!」

ティガ「めんどくせーな…」
928: さぎし:2012/1/22(日) 10:54:59 ID:esCYXYNWfc
〜〜〜30分後〜〜〜

ナルガ「はあ…はあ…」

ネブラ「9対9…かなり追い詰められましたわね」

ナルガ「だが…あと一点だ…」

ネブラ「ティガ、バッチリ決めて下さいよ」

ティガ「へいへい」

ティガ「サーブとか…マジでめんどくせーなっと!!」バスン!!

ディア「うちに任せとき!!」

ディア「だぁ!!」トス

ディア「ぐっ、重い…!!」

ナルガ「打ち返すぞ!!」

ネブラ「ボロス、カウンター!!」

ボロス「潰れろ!!」ガン

レウス「くそったれ!!おらぁ!!」バシッ!!

レウス「ぐあ!!」

レイア「レウス!!」

レウス「なんつー破壊力だ…ディア、腕大丈夫か?」

ディア「平気…とは、流石に言えへんわ…」


929: さぎし:2012/1/22(日) 10:59:43 ID:BwFwt3N5iE
ナルガ「レイアはレウスのサポートに入ってくれ」

女「ていうか、ボール!!」

ナルガ「し、しまった!!」

モノ「・・・えい」ポスン

女「モノ!!」

モノ「早く…来るよ…」

ベリオ「へっへー、いっただきー!!」バシッ

ナルガ「モノ!!」トス

モノ「うん…むぐ!!」ベチャ

ナルガ「な!?」

女「こけた!?」

モノ「あう…」

女「まずい…レイアはレウスのサポートで、ディアは打てないしモノは間に合わない、ナルガも打てないから…私が打つしかない!!」

女「やあああ!!入れ!!」

ペスン

女「あーー!!力みすぎた!!」
930: さぎし:2012/1/22(日) 11:23:13 ID:BwFwt3N5iE
ポスッ、コンコロコロ

女「・・・へ、入った?」

ネブラ「なん…ですって…」

ナルガ「入った…」

キリン「試合終了!!勝者、ナルガチーム!!」

レイア「やった…勝ったよ!!」

ディア「流石女!!決める時はきっちり決めてくれる奴や!!」

モノ「・・・凄い」

レウス「へっ、美味しいところをもってたな…」

ナルガ「女、よくやってくれた」

女「いや…私はそんな大した事は…」

ネブラ「完敗ですわ」

女「ネブラ…」

ネブラ「最後のアタック、お見事でしたわ」

女「あー、まあはい」

ネブラ「久しぶりに熱くなれましたわ…ありがとうございます」

女「いや…その」

ネブラ「またどこかでお会いしましょう、では」
931: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 17:19:53 ID:QL1ePmvFR6
初支援つCCC
932: さぎし:2012/1/22(日) 18:27:51 ID:BrQwzrbVPw
>>931

おうふ…初支援とは

ありがとうございますm(__)m

本日はこのようなSSを開いていただき誠に恐縮ry


933: 名無しさん@読者の声:2012/1/22(日) 18:44:48 ID:y84SPYXrJE
実はここに書き込みも初だったり
ナルガたんスレも見てますた
934: さぎし:2012/1/22(日) 19:09:06 ID:2Z4d.bGxCM
〜〜〜教室〜〜〜

女「・・・」ボー

ナルガ「女」

女「・・・」

レイア「女ちゃん!!」

女「ふあ!?はい!!」

ディア「しっかりしぃ」

女「あ、ごめん…」

女「・・・勝ったんだね」

ナルガ「ああ…そうだな」

レイア「うん…」

女「えへへ…なんか皆で勝ったんだよね」

ディア「絆の勝利ってやつやな」

モノ「・・・うん」

ガラガラガラ

キリン「お疲れ〜」

女「先生」

キリン「いやー、女は大活躍だったな」

女「いや…私はそこまでは…」

キリン「ははは、まあ謙遜は無しにしような」

キリン「(女がアタックしようとして飛び上がった時にチラッと下着が見えてたのは内緒にしておこう)」
935: さぎし:2012/1/22(日) 19:36:04 ID:QfPuIc8hUs
キリン「まあ、なんだかんだで一回戦は通過だな」

女「・・・へ?」

レイア「これから二回戦三回戦を勝ち抜くのか〜」

女「え?え?」

ナルガ「ああ、これからはルナやソル、ジョーや兄様のような強敵が出てくるからな」

女「・・・」

ディア「ま、強い奴との戦いやな…はっ!?まさかラギアの占いはこれを!?」

モノ「あり得ないから」

女「・・・」

レイア「女ちゃん、辛いだろうけど、皆で頑張ろうね!!」

女「・・・もう、疲れたよパルシオン」

バターン!!

ナルガ「女!!」

レイア「女ちゃん!!」

キリン「スカートの中を覗くのは私の仕事だ!!」

オウガ「いや、保健室に運べよ」
936: さぎし:2012/1/22(日) 20:03:12 ID:5NeuDC9nrE
〜〜〜保健室〜〜〜

女「ううーん…」

キリン「気がついたか?」

女「あ…先生…」

女「…なんで頭にコブかついてるんですか?」

キリン「何、お前が気絶したときにしめたとばかりにお前の股に顔を突っ込み…」

女「うわ…」スス

キリン「引かないで!!愛情表現!!」

女「醜く歪んでますね」

キリン「真顔で言うなよ…傷つくぞ?」

女「皆はどうでした?」

キリン「お前が倒れて教室はパニックだったな」

キリン「私が運ぼうとして、レイアとナルガが猛反対してな…全く教師を信頼しろっての」

女「股に顔を突っ込もうとした時点で信頼度は砕け散りましたよ」
937: さぎし(投下終了):2012/1/23(月) 00:03:20 ID:prMVtzW8Ag
キリン「さて、これで体育祭編はめでたく終了なわけだが」

女「誰に言ってるんですか?」

キリン「ええい、少し黙っとれ」

キリン「実は残りレスの都合上、ダラダラと書くわけにはいかない、よってかなり時間を早回しにする」

女「だから誰に言ってるんですか?」

キリン「・・・」

女「ていうかまた時間を早めるんですか?」

キリン「しょうがないだろ、作者だって後悔してるんだから」

女「いや…うん…まあいいか」

キリン「ちなみにかなり早めるぞ」

女「え…どれくらい?」

キリン「ざっと6ヶ月程」

女「長い!?」

キリン「いいからお前は流されてろ」

女「いやいや、訳がわからな…」

キリン「ふん」ドス

女「きゃふ!?」ガクッ
938: さぎし:2012/1/23(月) 17:10:45 ID:5NeuDC9nrE
〜〜〜教室〜〜〜

「ちゃん…お…」

女「う…ううん…」

レイア「女ちゃん、起きて」

女「あれ?…レイア?」

レイア「そうだよ、急に寝るんだもん、びっくりしたよ」

女「あ…うん…えと、何してたんだっけ?」

レイア「もー、忘れたの?クリスマスパーティーの話し合いだよ」

女「クリスマス…!?」

女「い、今何月!?」

レイア「いや…普通に12月だよ?」

女「また…飛ばされたのか…」

レイア「なんのこと?」

女「いや、いいよ…他の皆は?」

レイア「うんとね…各々買い出しに言ったよ」

女「レイアは?」

レイア「女ちゃんと一緒に教室の飾りつけだよ」
939: さぎし:2012/1/23(月) 17:19:03 ID:5NeuDC9nrE
女「そっか…寝ちゃったんだね」

レイア「まあ、最近はクエストで走り回ったりしてたから疲れてたんだよ。」

女「ごめんね?」

レイア「気にしなくていいよ、女ちゃんの寝顔可愛かったし」

女「え」

レイア「冗談だよ、まだキリン先生みたいにはなりたくないし」

ガラガラガラ

ナルガ「ただいま〜、女、起きたのか」

オウガ「おいすー」

ディア「飾り付け道具買ってきたでー」

レイア「あ、ありがとう!!」

女「ありがとう」

レイア「レウスは?」

ナルガ「ああ、あいつなら…」

ガラガラガラ

レウス「ういーっす」

レウス「WAWAWA忘れ物〜…のうわ!?」

レウス「すまん、ごゆっくりぃ!!」ダダダ

女「・・・」

レイア「・・・」

レウス「なんつってなwwwどうだ?面白かっ…」

女「・・・」

レイア「・・・」

レウス「何?その可哀想を動物見るような目は」

レウス「見んなよ、俺を見んなよ…」
940: 名無しさん@読者の声:2012/1/23(月) 19:15:06 ID:FvptZ7Oy6.
レウスが谷口&テレッテ化してるwww

つC
941: さぎし:2012/1/23(月) 23:15:00 ID:OP.XoqQTrw
>>940

支援感謝です♪

元ネタがご理解いただける方がいて助かったwww



942: さぎし:2012/1/23(月) 23:31:06 ID:WwpOb4s0Qo
レイア「じゅあ飾り付け始めよっか」

女「そうだね」

レイア「じゃあ手始めにこのレースを飾ろうか」

女「おけー」

カサカサカサカサカサカサ

レイア「・・・なんか地味だね」

女「カラフルにしてみようか」

カサカサカサカサカサカサ

レイア「・・・あんまりパッとしないね」

女「じゃあ、このラメを塗ってみる?案外キラキラするかも」

レイア「やってみよっか」

ヌリヌリヌリヌリヌリ

レイア「なんか…ベタベタしてるね…」

女「うん…」
943: さぎし:2012/1/24(火) 08:22:17 ID:k/VdF7zdBo
レイア「んもー!!全然進まないよ!!」

女「そいやクリスマスパーティーって、具体的になにやるの?」

レイア「皆でワイワイしたりケーキ食べたりおしゃべりしたり」

女「あー、確かにパーティーだね」

レイア「今年ももう少しで終わりだからね、いっぱい楽しまないと」

女「なんか…色々と濃い一年だったな…」

レイア「うん…そうだね」

女「皆に出会って、色々やって…激動だったな…」

レイア「私は女ちゃんに会えて良かったよ」

女「ありがとう」

女「一年…か」
944: さぎし:2012/1/24(火) 17:02:06 ID:CZvksynwwg
女「ごめん…寮に戻っていいかな?」

レイア「疲れてるの?いいよ、皆には言っておくから」

女「うん…」

ガラガラガラ

女「・・・はあ」

女「一年か…色々な事があったんだよな…なんも覚えてないけど」

女「皆と離れるの…嫌だな…」

ヤマツ「うーん、難しい注文ですね…」

女「・・・校長、なんでここに?」

ヤマツ「いやいや、貴女が心配でしてね」

女「はあ…」

ヤマツ「それで、そのご注文ですが…多分無理ですね」

女「やっぱりですか」

ヤマツ「細かい所は気にせずに今を一生懸命楽しんでください」

女「・・・」

ヤマツ「絶対に忘れなければいいんですよ、かけがえのない思い出として」
945: さぎし:2012/1/24(火) 17:20:18 ID:CZvksynwwg
女「そう…ですよね」

ヤマツ「今を満喫しなければ、年老いて悔やんでも虚しいだけですからね」

女「・・・」

ヤマツ「貴女は少し頭が混乱してるのでしょう、休まれてはどうです?」

女「そうですね、じゃあ…」

スタスタスタスタ

ヤマツ「・・・やれやれ、今回も似たような結末になりそうですね」

「ヤマツ、ここにいたのか」

ヤマツ「アルバさん」

アルバ「そろそろだな、今回はどうだ?」

ヤマツ「恐らく…無理かと」

アルバ「そうか…あの剣が出現したと聞いた時にはよもやとは思ったが」

ヤマツ「まあ、仕方ないんでしょうね」

アルバ「お前にはいつも汚れ役をさせているな」

ヤマツ「構いませんよ、僕の職務ですから…」

アルバ「そうか…」
946: さぎし:2012/1/24(火) 17:44:08 ID:CZvksynwwg
〜〜〜翌日〜〜〜

女「おはよー」

レイア「おはよー」

ナルガ「おはよう、よく休めたか?」

女「へ?あ、うんぐっすり」

オウガ「無理すんなよー?」

レウス「お前が倒れたら色々と大変な事になるからな」

ディア「ま、何事も程々が一番やな」

モノ「うん」

女「皆…ありがとう…」

レイア「あ、そうだ!!飾り付けの図面出来たよ!!」

女「本当!?見せて見せて!!」

レイア「ここにこれをおいてね〜」

女「じゃあ、ここにこれを置いたら?」

レイア「いいねー」


947: さぎし:2012/1/24(火) 17:51:20 ID:CZvksynwwg
キリン「女の様子はどうだ?」

ナルガ「すっかり本調子ですよ」

キリン「そうか…」

ディア「まだ話してないんか?」

ナルガ「まあな…」

レウス「あんな楽しそうな顔されちゃなぁ…」

オウガ「まあいいじゃねーか、楽しんでくれるならそれでいいし」

レウス「他に誰がくるんだ?」

ナルガ「えーと…生徒会メンバーに、ネブラにラギアにクックに先生方かな」

キリン「ああ、ヤマツ校長も顔を出されるらしい」

オウガ「豪華だな…」

レウス「そりゃあな、クリスマスパーティーと銘打った女のお別れ会なんだから」

948: さぎし:2012/1/24(火) 17:58:29 ID:CZvksynwwg
ナルガ「・・・寂しくなるな」

キリン「ああ、だが私達より一番悲しいのは女だろうな」

オウガ「そう考えたらあれも空元気なのかな」

レウス「そうだろうな」

ディア「なんや、辛気くさい顔をしおって…うちらがやるのは、女にいっぱい思い出を作る事やろ?んな顔しててどないすんねん」

モノ「ディアが…珍しくいいことを言ったけど…そうだよ」

ディア「今、凄い失礼なこと言ったやろ」

ナルガ「・・・私も、混ざってくるかな」

レウス「あ、俺も!!」

オウガ「俺もいくかな」

ディア「うちらもやで」

モノ「・・・」

ディア「ちょお!!速い!?」


キリン「やれやれ…本当にお人好しな奴らばかりだな」

キリン「さて、私もセクハラしにいくかな」
949: さぎし:2012/1/25(水) 12:50:43 ID:vGr4fxBIqI
女「やっぱりここはレースをこういう風に敷いて」

レイア「そうだね、楽しみだなぁ♪」

女「なんせ私の最後の行事だからね…」

レイア「あ…」

女「わかってたよ、皆が私の為にしてくれてることくらい」

レイア「・・・」

女「そんな皆が大好きだから、私もいっぱい楽しむんだ」

レイア「・・・グス」

女「レイア!?どうしたの!?」

レイア「やだよぅ…女ちゃんとお別れしたくないよぅ…」

女「・・・私もだよ、でもいつか別れは訪れるから…今がそうなんだよ」

レイア「うん…うん」

女「ね、だから泣かないで」

レイア「・・・わかった」
950: さぎし:2012/1/25(水) 12:58:38 ID:hw6LGUgJ26
レウス「おい女!!何レイアを泣かせてんだ!!」

女「レウス」

レイア「うっさいバカ」

レウス「解せぬ」

ナルガ「教室の飾り付けはどうだ?」

女「ある程度は決まったよ、後は実際にやって最終チェックかな」

ディア「なんや、期待出来るなぁ」

モノ「楽しみ…だね」

キリン「はしゃぐのはいいが、今年最後のクエストあるのを忘れるなよー」

レウス「あ」

オウガ「思い出したくなかったのに…」

レイア「はぁ…」

女「皆あからさまに落ち込み過ぎでしょ」

キリン「最後を華々しく飾れるように祈ってるからな」

ナルガ「頑張るしかないだろ」

女「そうだね、最後のクエスト、張り切っていこー!!」

「「おー!!」」

キリン「・・・元気だなぁ」
951: さぎし(出来れば今日中に完結させます):2012/1/25(水) 21:42:17 ID:zwYZ.ZvZlQ
〜〜〜寮〜〜〜

女「はあ…はぁ」

ナルガ「・・・」

レイア「やだー!!疲れたー!!」

女「クエスト自体は簡単だったのに…」

ナルガ「あの連続落とし穴はきつかったな…」

女「落とし穴はまだいいよ…問題は踏んで爆発したあれだよ」

ナルガ「ジライダケだな…」

レイア「あれで私、体力半分持ってかれたもん!!」

女「何が、華々しく飾るよ、乙らせる気満々じゃない!!」

ナルガ「まあ、なんとか皆は乙らなかったじゃないか」

レイア「満身創痍だったけどね」

女「あーもー!!風呂入って寝る!!」バタン!!

952: さぎし:2012/1/25(水) 21:52:25 ID:zwYZ.ZvZlQ
レイア「女ちゃん…元気だねぇ…私もうヘロヘロだよ…」

ナルガ「あの体力は尊敬するな」

レイア「ナルガだって、平気な顔をしてるじゃん」

ナルガ「表情に出さないだけだ、本当はもっと疲れてるさ」

レイア「そうなんだ」

ナルガ「だから女がうらやましいよ」

レイア「でも…賑やかだよね」

ナルガ「ああ…」

レイア「別れたく…ないなぁ…」

ナルガ「・・・皆そうさ」

レイア「ちょっと私お風呂に突撃してくる」

スタスタスタスタ ガチャ

女「わ!?なんなのレイア!?」

レイア「ええい、いいから混ぜろー!!」

女「ちょ、やめ…!!」

バシャバシャ

ナルガ「・・・」
953: さぎし:2012/1/25(水) 22:14:58 ID:zwYZ.ZvZlQ
〜〜〜翌日〜〜〜

キリン「じゃあこれでHR終わるからな…というわけで、や、り、ま、す、か」

「「イエーー!!」」

レイア「そのレースはそこにかけるように置いてね、そこはこの花を…」

女「ツリーの飾りにはこれとこれ、電気は可能な限りオウガから引っ張るから」

オウガ「なあ、聞いてないんだけど」

レウス「これどこにおけばいいんだー?」

レイア「そっち!!」

女「ナルガ、それとって!!」

ナルガ「これだな」

ディア「これはここでええんか?」

モノ「違う…こっち」

ディア「わ、わかっとるわ!!」

女「違う!!こっち!!」

モノ「・・・」クスクス

ディア「だ、騙したな!?」

レイア「いいから早く手伝って!!」

ディア「・・・はい」
954: さぎし(やっぱ今日中は無理ですたorz):2012/1/25(水) 23:06:57 ID:NyaBSGciPk
女「完・・・成!!」

レイア「やったね!!」

オウガ「おお!!」

レウス「こりゃ豪華だな…」

ナルガ「飾っていたときは気がつかなかったが…改めて見ると凄いな…」

レイア「でしょ?女ちゃんと頑張ったんだよ!!」

女「私は途中寝ちゃったけどね」

レイア「でも変更した所は全部女ちゃんの案だよ」

女「え?…あ」

レイア「だから、女ちゃんと二人でだよ」

女「うん…そうだね」

ディア「なんでもいいからはよ、始めんか?」

レイア「まだお客様が来てないよ」

ナルガ「そうだな、皆そろうまで待つか」

ガラガラガラ
955: っファンゴの頭:2012/1/26(木) 06:39:51 ID:UQPjzjChP2
お久しぶりです。先日郵送致しました『高性能型支援爆弾』はタイマーの不備により不発弾と化すことが判明致しました。深くお詫び申し上げます。
っ鬼人薬グレート
っCCCCCCCCCCCCC
956: さぎし:2012/1/26(木) 06:59:24 ID:z.4q8BfHfY
>>955

おwwwいwww

不発弾てwww何があったんですかwww

朝から笑っちゃいましたよwww

支援感謝です♪

よし、今日も頑張ろ
957: 名無しさん@読者の声:2012/1/26(木) 12:28:49 ID:T2kk9rvpGo
壁|ω・)コソッ…

壁|ω・)つCCCCCCCCCCCCCCCCCCCHCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCMCCCCCCCCCCCC

壁|ω・)ついにしえの秘薬
壁|彡サッ
958: さぎし:2012/1/26(木) 13:26:59 ID:pOZ5pUPAs6
>>957

YOU、出てきちゃいなYO


大量の支援感謝です♪
(HとMが混ざってたのには突っ込まないでおこう)

いにしえってすげーよな、なんか赤いもん
959: さぎし:2012/1/26(木) 13:32:55 ID:pOZ5pUPAs6
ラギア「こんちにわー」

女「いらっしゃいラギア」

ラギア「お招きいただきありがとうございます、女さん♪」

女「いやいや、来てくれてありがとね」

ラギア「はい♪」

アグナ「来たよー」

女「いらっしゃいアグナ、それにアスナさんも」

アスナ「一年の締めにはちゃんといかないとね」

女「だんだん人が集まってきたなぁ…」

カプッ

ネブラ「うーん、いつもながら格別…」

女「わひゃあああああ!?」

ナルガ「み、耳が…」

ネブラ「うふふ…女さん、私に背後をとらせてはいけませんわよ?」

女「く、首を甘噛みしないでー!!」

ネブラ「お断りさせていただきます」カプカプ

女「ひゃあああああ!!」
960: さぎし:2012/1/26(木) 13:38:23 ID:pOZ5pUPAs6
ルナ「盛り上がってますね」

女「あう…ルナさん」

ソル「大丈夫か?」

女「な、なんとか…」

レイア「お姉ちゃん、女ちゃんに酷いことしてないよね!?」

ルナ「あら、レイアこそ粗相をしでかしてないでしょうね」

レイア「違うもん!!女ちゃんと私は大親友なんだから!!」

ルナ「じゃあ私は大先輩ですからね…」

レイア「ぐぬぬ…」

レウス「げ!!兄貴!!」

ソル「レウスか…」

女「え!?兄弟だったの!?」

ソル「まあな」

女「うわー、雰囲気まるで違うわー」

ソル「こんなヘタレと一緒にするな」

レウス「な!?てめぇ!!」

ソル「事実だ」
961: さぎし:2012/1/26(木) 13:48:24 ID:pOZ5pUPAs6
ギリー「ふ、元気にしてたか?我が妹よ」

ナルガ「・・・はあ」

ギリー「ふふ、久しぶり会ったからって緊張しなくてもいいんだぞ、妹よ」

ナルガ「ご無沙汰しておりますお兄様(棒)」

ギリー「流石我が妹、冷静に判断かつ行動に移せるとは」

ナルガ「そうですか」

ギリー「照れなくてもいいぞ、事情だからな」

ナルガ「・・・」ススス

ギリー「さあ、昔みたいにお兄ちゃんと呼んでくれても構わないぞ、恥ずかしがる事はない、さあ」

ギリー「・・・あれ?」



女「あれ?ナルガ、ギリーさんどうしたの?」

ナルガ「放置プレイだが?」
962: さぎし:2012/1/26(木) 13:58:58 ID:QHfZHVqvXg
アシラ「あ、ハチミツお姉さん」

女「その呼び方なんか違くない?」

ウルク「ファイナルスーパーエターナルアイスアターック!!」ゴン!!

女「ぐはぁ!!」ドサッ

ウルク「やったー!!新技決まったよー!!」

女「このロリの末が心配だよ…」

ロアル「zzz」

女「相変わらずロアル君は寝てるんだね」

ロアル「膝枕ー」

女「はいはい」ナデナデ

キリン「なにあれ羨ましい」

クック「女さん」

女「クック、いらっしゃい」

クック「はい♪」

アシラ「ハチミツー」

女「はいはい」ナデナデ

キリン「くそ…ショタにロリか…ちくしょう…」

ナルガ「そこらへんにしといた方がいいんじゃないですか?」
963: さぎし:2012/1/26(木) 17:28:55 ID:geFb.uKPSk
女「沢山集まったなぁ…」

ヤマツ「そうですね」

女「校長、だからいきなり来ないで下さいよ、本気でびびりますから」

ヤマツ「あはは、忍び寄るの好きなんですよ」

女「なにそれ怖い」

クシャル「女さん、お招きいただきありがとうございます」

女「クシャル先生」

クシャル「アシラ君とウルクちゃんとロアル君しか連れてこれませんでしたが…楽しそうで何よりです」

女「いえ…私は何も」

クシャル「もっと胸を張ってもいいんですよ」

女「はあ…ところでラオ先生は?」

ヤマツ「あそこです」

ラオ「むぐむぐ、ジュースはまだかのぅ!!お菓子たりんぞー!!」

女「おもいっきり混ざってますね…」

ヤマツ「ああ無邪気だと、つい小動物室にいれたくなりますよね」

クシャル「過去に何回もいれたことがある人が何をいいますか」

ヤマツ「つい、やってしまいましたよ」

女「ついで済む問題じゃないかと…」
964: 名無しさん@読者の声:2012/1/26(木) 18:42:14 ID:rlYMgCn8Ik
出てきたら負けだ出てきたら負けだ出てきたら負けだ
壁|(・ω・)つCCCCC
(・ω・)つ爆弾とこんがり肉
965: さぎし:2012/1/26(木) 18:58:40 ID:TbIaTri9k.
>>964

出てるじゃないですかwww

支援と肉感謝です♪


ステンバーイ、ステンバーイ
966: さぎし:2012/1/26(木) 19:10:34 ID:NaSHqV57P6
ヤマツ「本来ならこういう事はもう少し後に聞くものですがね、どうでしたか?この一年は」

女「本当は、皆と別れたくないです…数えきれない程の思い出があって…皆と出会って…辛かったりもしたけど…一緒に走り続けて」

女「この一年、本当に楽しかった…」

ヤマツ「・・・」

女「皆と別れたくない!!ずっと一緒にいたい!!・・・でも、無理な話なんです」

女「私がどんなに駄々をこねたって、なんにも解決しない、何も起こらない、なんも出来ない!!」

女「だから、私に出来ることは、忘れないこと」

女「この先何があってもこの一年は絶対に忘れない」

女「だから、笑ってここを去ります」

ヤマツ「・・・わかりました」
967: さぎし:2012/1/26(木) 19:42:59 ID:TbIaTri9k.
ヤマツ「それまで僕も全力で支援させていただきますよ」

女「ありがとうございます」

ヤマツ「いえいえ、では」

女「・・・」

キリン「・・・女」

女「先生」

キリン「・・・なんか、ごめん…かける言葉が思い浮かばない」

女「いいんですよ、無理しなくても」

キリン「無理してるのはお前だろうに…」

女「先生」ギュー

キリン「な、何を!?」

女「いいから黙って抱きしめられてて下さい」

キリン「・・・」

女「私、先生の事好きですよ、もちろんそっち系の趣味はないから変な意味じゃない方ですけど」

女「それでも…先生はきれいで格好よくて、慕われてて、優しくて、ちょっぴりドジで、でもそれが魅力で」

女「その辺にいる男と付き合うくらいなら先生を選んだ方がいいってくらい先生の事が好きなんです」

キリン「女…」
968: っファンゴの頭:2012/1/26(木) 20:59:34 ID:YTr0jUTa5.
壁|Д^)

壁|Д^)∪ステンバーイ、ステンバーイ
CCCCCCCCC
CCC不発弾CCC
CCCCCCCCC

壁|ミピャッ
こんがり爆弾と見せかけてこんがり肉(G)を落としてしまった!!
969: さぎし:2012/1/26(木) 21:14:32 ID:hicq3/MfY2
>>968

不発弾になっとる!?

支援不発弾感謝です♪

そして爆弾と肉をどうやったら間違えるのかを小一時間程引きずり出して問い詰めたい

ま、無理ですがね(´-ω-`)

970: さぎし:2012/1/26(木) 21:19:51 ID:zwYZ.ZvZlQ
女「だから、好きだから、お別れです」ニコ

キリン「・・・」

女「先生、いままでありがとうございました」

キリン「バカ野郎」ゴッ

女「いたい!?」

キリン「誰がなんと言おうとその日が来るまでお前は私の生徒だ」

キリン「それだけは、揺るぎない事実だ」

女「先生…」

キリン「さて、今は忘れてパーティーに集中だ。やるか?コーラ一気飲み」

女「げっぷが止まらなくなりそうですけど、やりますか」

キリン「ああ」
971: さぎし:2012/1/26(木) 21:35:47 ID:hicq3/MfY2
〜〜〜半日後〜〜〜

レイア「お疲れ様ー」

女「お疲れー」

ナルガ「かなり賑やかだったな」

女「若干騒々しくもあったけどね」

ディア「の割りには綺麗やな」

モノ「皆…自主的に掃除してたからね」

女「でも、使ったらキチンと片付けないとね」

レイア「そうだね、じゃあ片付けだね」

レウス「うわ、めんどくせ」

オウガ「正気か?」

女「あ、やんなかったら全員から袋叩きだから」

レウス「よろこんでやらせていただきます!!」
972: 名無しさん@読者の声:2012/1/27(金) 01:02:25 ID:KYav5sRe9I
ヘタレウスめ(´・ω・`)

つC
つ元気ドリンコ
973: さぎし(支援感謝です♪):2012/1/27(金) 13:26:02 ID:BC1ymxvK56
女「これはここでいいんだよね?」

レイア「そうそう、そんでこっちにこれを戻すと」

ナルガ「意外にゴミが少な…ん?」カサッ

「慌てんぼさんめ☆byギリー」

つナルガの盗撮写真(ジュースこぼした所)

ナルガ「・・・」ビリビリ

女「ナルガー、そっちはどう?」

ナルガ「大体終わったな」

女「じゃ、こっち手伝ってー」

ナルガ「ああ」

ナルガ「後で刺すか…」




ギリー「ん…急に寒気が…気のせいか」
974: さぎし:2012/1/27(金) 13:34:20 ID:dw4OcSXloU
女「よし…終わったね」

レイア「綺麗になったねー」

ナルガ「ああ、皆で協力したからな」

オウガ「レウスは途中寝てたがな」

レウス「ばっ!?おま!!」

女「じゃ、袋叩きだね」

レウス「え、おい待て…」

レウス「アッーー♂」

女「今日は解散かな、じゃあ皆、お疲れ様」

ディア「お疲れー」

モノ「うん…」

レイア「女ちゃん、帰ろ〜」

女「いいよ、ナルガもいこっか」

ナルガ「ああ」
975: さぎし:2012/1/27(金) 13:45:12 ID:BC1ymxvK56
〜〜〜寮〜〜〜

レイア「・・・」

ナルガ「・・・」

女「えーと…なんでそんな気まずい雰囲気?」

レイア「だって…」

ナルガ「皆がいたからあまり考えなかったが…もうすぐお前が行ってしまうからな」

女「あー…なるほど」

レイア「うう…やだよぅ」

女「レイア、大丈夫だよ。私達は離れてても友達、ううん、仲間なんだから」

レイア「仲間…そうだね…うん、仲間」

ナルガ「女、これを受け取ってくれ」

女「なにこれ?刃?」

ナルガ「私の刃翼だ、お守りにもなるし、下手なナイフより鋭いぞ」

女「どこから取り出したの?」

ナルガ「それに関してはあまり突っ込むな」

女「そう言われると気になるんだけど」

ナルガ「あれだろ、ご都合主義って奴だろ」

女「そんなリアルな話だされても…」
976: さぎし:2012/1/27(金) 14:09:53 ID:dw4OcSXloU
レイア「私のも…受け取ってくれるかな?」

女「レイアもくれるの?」

レイア「うん…これは私からで…これはルナお姉ちゃんから」

女「玉…に、液体?」

レイア「えーとね、これは紅玉っていって、私の一番の宝物なんだ」

女「ワオ」

レイア「で、これが煌液って言って、なんか色々と使えるらしいよ?」

女「色々って、何につかうの…」

レイア「そこまでは教えてくれなかったけど…女ちゃんならわかるって…」

女「そんな無責任な」

ナルガ「まあ、気持ちの問題だからな、ちなみに他の奴らからのもあるんだが…」

女「鞄に入りきるかなぁ…」

ナルガ「押し込め」
977: さぎし:2012/1/27(金) 15:17:27 ID:BC1ymxvK56
女「うわ…鞄がギチギチなんだけど…」

ナルガ「ていうかよく入ったな」

女「なんとかなるもんだね」

レイア「やっぱり本当に言っちゃうんだね…」

女「うん」

レイア「・・・」

女「・・・レイア」

レイア「ごめん…もう、寝るね」

女「あ…うん」

ナルガ「私もそろそろ寝ることにするか」

女「あ…お休み」

女「・・・明日、か」

978: さぎし(1000までに終わるかな…):2012/1/27(金) 15:36:35 ID:dw4OcSXloU
〜〜〜翌朝〜〜〜

女「・・・朝か」

コンコン

女「どうぞ」

キリン「入るぞ」ガチャ

女「珍しいですね、いつもは侵入してくるのに」

キリン「今日ぐらいはまともに過ごすさ」

女「・・・」

キリン「荷物、まとめたか?」

女「まあ…」

キリン「随分と膨らんでるな」

女「皆の想いがたっぷり詰まってますから」

キリン「重いやりだな」

女「いや、思いやりですよ?」
979: さぎし:2012/1/27(金) 15:51:45 ID:dw4OcSXloU
キリン「正門に集合だ、校長達がお待ちになられている」

女「・・・はい」

キリン「ん…じゃあ、いくか」

女「皆は?」

キリン「教室にいるよ」

女「そうですか…」

キリン「会いにいくか?」

女「いいです、今会ったら多分泣いちゃいますから」

キリン「そうか…おっと忘れるところだった」

キリン「ほら」

女「なんですか?角?」

キリン「餞別と言ってはあれだがな…持ってけ」

女「・・・ありがとうございます」

キリン「んじゃ、いくか」
980: さぎし:2012/1/27(金) 17:33:28 ID:dw4OcSXloU
〜〜〜正門〜〜〜

ヤマツ「おはようございます、よく眠れましたか?」

女「それなりに…」

ヤマツ「大丈夫そうですね、お別れなどはもう済ませましたか?」

女「はい…」

ヤマツ「そうですか、では型通りですが一応」

ヤマツ「一年間お疲れ様でした、わが校で学んだ事を活かせるように祈っております」

女「いや…実生活になんも役立ちませんよ?」

ヤマツ「それは言わないお約束ですよ…では、これを」

女「切符?」

ヤマツ「あちらに専用の電車を待機させております、それにお乗りになられてください」

女「わかりました…」

女「一年間、ありがとうございました」ペコ

ヤマツ「こちらこそ、思い出に残る一年を過ごさせていただきました」

女「・・・もう、行きます」

ヤマツ「・・・はい」

プシュー、ガラガラガラ

ヤマツ「・・・」
981: さぎし:2012/1/27(金) 17:44:23 ID:dw4OcSXloU
〜〜〜駅〜〜〜

車掌「○○駅〜○○駅〜、お出口は右側です」

女「・・・」

女「・・・あれ?」

女「私…何してたんだっけ…?」

女「鞄重っ!?」

女「なんか、おもいだせないな…」

友「女〜なにしてんの?」

女「あ、友…うーん…いいや、なんでもない!!」

友「今日なんかゲーム買うの付き合ってくれるっていったじゃん」

女「・・・あ、そうだったね、いこっか!!」

友「ったく、あんたは相変わらず抜けてると言おうか…」

女「早くいこうよ」

友「誰のせいだ」
982: さぎし(まずい!!間に合うか?):2012/1/27(金) 17:52:49 ID:BC1ymxvK56
〜〜ゲームショップ〜〜

女「で、何買うんだっけ?」

友「あんたねぇ…ま、いいわよ、その辺うろついてて」スタスタ

女「はあ…これじゃあ放置じゃん・・・ん?」

女「モンスターハンター?」カタッ

友「なにしてんの?」

女「うわあああああ!?」

友「でか!?あんた声でか!?」

女「びび、びっくりさせないでよ…」

友「いや、あんたの声にびっくりしたわ…なんだ、モンハンじゃん」

女「これ?」

友「そ、あんたそんなのに興味あったの?」

女「いや…なんか手が勝手に…」

友「ああ、ビビッときたって奴ね」

女「へー」

女「・・・買ってみようかな」
983: さぎし:2012/1/27(金) 18:00:11 ID:dw4OcSXloU
友「いいんじゃない?あたしとしてはゲームにハマってくれるのは嬉しいし」

女「別にハマるわけじゃないけど…」

友「でもなんでモンハン?他にもあるよ?」

女「わかんないけど…なんか、懐かしい感じがする」

友「はあ?」

女「いや、よくわからないからね?」

友「まあ、いいわあんたの変さは昔からだし」

女「私、そんな変?」

友「かなりね」

女「そこまで言わなくても…」

友「いいわよ、とっとと買ってきなさい」

女「なんか納得いかないけど…まあいいや」

女「すみませーん」
984: さぎし:2012/1/27(金) 21:21:19 ID:Lw.U6xJ0LM
女「初めてゲーム買った…」

友「あれ?あんたの家ってPSPあったっけ?」

女「お父さんが持ってるからぶんどる」

友「ちょ、おま」

友「強くなったら一緒に狩りにいこうね」

女「あー、その前に慣れないと…」

友「言えてる」

友「じゃあ、また明日ね!!ていうか終業式だるいわ」

女「休みくるからいいじゃん。じゃあね」

女「どんなゲームかな…ま、やればわかるよね」
985: さぎし:2012/1/27(金) 23:46:55 ID:04i3aITIXg
〜〜〜一週間後〜〜〜

女「よし、ジンオウガ討伐完了」カチカチ

母「女ー、郵便きてるわよー」

女「はーい」

母「全く…最近までゲームなんてやんなかったのに…」

女「えーと…あ、友からだ」

女「バイオノーダメクリア?すごいの?ていうかメールでいいじゃん…ん?」

女「もう一つある」

女「入学案内状?宛先は…」

女「MH学園?」



【MH学園】

fin
986: 名無しさん@読者の声:2012/1/27(金) 23:59:34 ID:SsESpwSSXw
おつかれさまでした とてもおもしろかったです また書いてくださいね
987: さぎし:2012/1/27(金) 23:59:36 ID:04i3aITIXg
終わった…

終わりました!!

ようやく、ようやく
【モンハン】絶対狩猟域【SS】

これにて全話が終了しました!!

長かった…去年から始まり、ようやく終わる

本当はもっともっと沢山のお礼や感謝の言葉を並べたいのですが、諸事情により明日に回します
削除や保管依頼もその時にします

見てくださった方々
支援してくださった方々
絵を描いてくださったかきしさん

支援爆弾(不発)をおいてくださったファンゴヘッドさん

本当にありがとうございました!!

ここまでのご回覧
乙狩れ様でした!!
988: っファンゴの頭:2012/1/28(土) 00:12:33 ID:2sJHKm0DGg
乙狩れ!!もしまた会えるときがあるなら新鮮なファンゴの頭と支援爆弾用意しとくな!!
っファンゴの頭

CCCCCCCCCCCCC
CCCCCC9:99CCCCC
CCCCCCCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ

989: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 00:49:55 ID:5RBL5NS2bY
お疲れ!!!
毎日毎日楽しみにしてたよ!!
またがんばってください!
990: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 00:58:06 ID:XsHBS5fZCU
お疲れさま
991: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 03:46:37 ID:F2cjRmPnz6
お疲れ様です
途中からですがずっと見てました
毎日楽しみにしててwktkして凄く良かったです

壁|・ω・)/CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC×1000000
992: かきし:2012/1/28(土) 07:32:56 ID:y3ErwyFP3g
お疲れ様でした!素敵な作品をありがとうございました!

ナルガSSから知ってる者としてさぎしたんの頑張りに感謝感激。
ちなみに宝玉支援も私でした!
つCキラキラ

本当に乙狩れさまでした!
993: さぎし:2012/1/28(土) 09:28:17 ID:YVcGscXd6c
朝起きて支援やお疲れ様の声を見て…ほほをつねって夢じゃないか確認したさぎしでございます

>>986

ありがとうございます!!
モンハンかどうかはわかりませんが、頑張ります!!

乙狩れ様でした♪

>>988
ファンゴヘッドさん
はい、本当に乙狩れ様です♪ファンゴヘッドさんにはかなり長い間支援していただき、応援していただき本当に感謝しています!!

またこのコテを使うかわかりませんが、支援爆弾楽しみにさせていただきます♪

>>989

ありがとうございます!!
更新率が悪かったり悪かったりしてすみません
m(__)m

>>990

はい♪乙狩れ様でした♪

>>991

ありがとうございます!!
回を追う毎に段々クオリティが下がってる感が否めませんでしたがねwww
大量の支援ありがとうございました♪乙狩れ様でした♪

>>992

かきしさんのナルガたんも保存&待ち受け&プリントアウト済なので大丈夫です(`・ω・´)b

本当に感謝してます!!
支援宝玉も貴方でしたかwww

本当に乙狩れ様でした♪
994: さぎし:2012/1/28(土) 09:39:42 ID:zefuhseCio
おはようございます

一夜明けて、色々考えましたが
実はこの作品、当初は削除する予定だったんですが

ランキングに入っちゃいましたね…
いや、もちろん嬉しいですよ!?

ともかく、ランキングに入れたということは、それだけ支援や応援してくれた人がいらっしゃるという事なんで…
ええと…おこがましいとか調子乗んなとか言われそうですが…保管庫に入れようかと思います

後、折角なんで私の密かな野望について語っちゃおうかと

よく、○○といえば○○さんという奴があるじゃないですか、それでモンハンといえばさぎしというのをひそかに目指していたりしちゃってますwww

といっても次回作はモンハンじゃないんですけどね

ともかく、保管庫依頼してきます
ヾ(´ー`)ノ
995: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 17:46:37 ID:CCCw43xpGw
乙でした
何故女が学園に行ったかとか、剣に選ばれたかとか、ヤマツの「今回も同じ結果」の言葉の意味とかが一回じゃよくわからなかったw
もう一度最初から読み返してきます
996: さぎし:2012/1/28(土) 17:51:02 ID:2Z4d.bGxCM
>>995

乙狩れ様です♪

いやああああ!!
読み返さないでぇ!!

恥ずかしいですからぁ!!
997: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 19:07:51 ID:QL1ePmvFR6
もはやすでにモンハンといえばさぎしさんな気がする

っCCCCCC
998: さぎし:2012/1/28(土) 19:11:25 ID:RnZCe8tbrA
>>997

いやいやわかりませんよ?

私よりもはるかに面白く素晴らしいモンハンSSを書く作者さんが現れるかも・・・

支援感謝です♪
乙狩れ様でした♪
999: 名無しさん@読者の声:2012/1/28(土) 19:20:09 ID:y84SPYXrJE
乙狩れ様です!

さあさぎしさん、最後をビシッと決めてください!
1000: さぎし:2012/1/28(土) 19:26:47 ID:qYKHfwxHDs
>>999

ちょ!?大役過ぎますよ!?

無理無理無理無理無理無理

無理ですって!!

1000なら〜〜ってやつですよね?

えーと、えーと…
1000なら〜1000なら〜

1000なら今年はいい狩年になる(`・ω・´)

訂正!!1000ならこのSS板は安泰!!


1001: 1001:Over 1000 Thread
| ̄| ∧∧
ニニニ(゚Д゚∩コ
|_|⊂  ノ
   / 0
   し´

えっ…と、
1001はここかな…と
 ∧∧ ∧∧
∩゚Д゚≡゚Д゚)| ̄|
`ヽ   /)ニニニコ
  |_=`  |_|
  ∪ ∪


  ∧∧ ミ ドスッ
  (  ) _n_
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