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【SS】ネコミミ 巨乳 猫シッポ
[8] -25 -50 

1: :2011/6/20(月) 08:13:56 ID:gywVNbxdnY
┌──────────┐
1.拾った猫が女の子になった……。助けて……(45)

2.犬ミミとネコミミ、あなたはどっち!?(861)

3.父親が悪の組織のボスになっちゃったwwどうしよう(459)
└──────────┘
「ふぅ、やっぱ駄目か〜」
 PCでスレを建ててみたものの、猫が女の子になることが常識的に考えて、
「妄想乙ww」やら「糞スレだ」とか言われるのがオチなのに何をボケていたのだろうか……。


2: 枕 ◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 08:17:03 ID:nDn4WhI9kU

「どうしたものか……」
 モニターから視線を外し、時計を確認する。
 午前0時20分。
 俺の両親が旅行に行って2日目になったところか。

3:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 08:22:09 ID:nDn4WhI9kU

 耳を澄ませば寝息が1つ聞こえる。
 本来は、俺は一人っ子で家には留守番の俺しかいないのだが、
「ん〜、それは煮干し……です〜zzz」
 時計からソファーに目を移すと「ソイツ」がいた。
4: 名無しさん:2011/6/20(月) 08:23:11 ID:nXyXl27.Z.
支援してやんよ!
5:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 08:26:45 ID:nDn4WhI9kU

 「ソイツ」は、黒髪ショートの上にネコミミを乗せ、臀部のやや上から猫の尻尾が出ていた。そして、今は丸くなっているせいか、パジャマの中にある豊満なお胸様がチラチラ見える。
 思春期の真っ只中の男子には危険すぎるシロモノだ。
6:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 08:29:01 ID:gywVNbxdnY
>>4
さんくすだぜ!
まぁ、そろそろ学校が始まるから授業中に書き貯めとくぜ。
今の書き貯めストックでどこまで行くか……
7: 名無しさん:2011/6/20(月) 08:57:18 ID:BDKRTRECcU
大学から(`・ω・´)つC

8: 名無しさん:2011/6/20(月) 09:02:27 ID:p7Bq6yWMIA
黒髪ショートとは分かってるじゃないか>>1

支援
9: 名無しさん:2011/6/20(月) 09:34:39 ID:I4Ogu54lPM
黒髪ネコミミ萌え!
10:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 09:38:48 ID:vuDfmScwUo
>>7
大学からかwwさんくす
ついでに俺は高校からだ
>>8>>9
このキャラは中学時代から頭の中に居たぜww名前は後日出すww
11: お姉様 ◆RO2jhvAC9Y:2011/6/20(月) 09:41:29 ID:DK9EQLTnTs
ひっそり支援しますw

12:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 09:42:18 ID:vuDfmScwUo

 何故こんな娘が家に居るのか……。それは、昨日に遡ることになってしまう。

 日付的には昨日、時間的には8時間前のこと。俺は帰宅部の活動の最中、晩飯の買い物の為スーパーに赴いていた。
13:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 09:45:10 ID:vuDfmScwUo
>>11
姉様、こっそりせず堂々としてくだされww
さて続き……、む、チャイムが鳴ったか。残念(・ω・`)
14:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 10:41:28 ID:vuDfmScwUo

 俺は、晩飯に使おうと思い買った煮干しと缶詰めの入った袋と鞄を手に呆然としているしかなかった。理由は、大雨。
「あー、夕立か……。しばらく止みそうにないな」
 ぼやいていると足下から猫の鳴き声がした。
15:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 10:46:50 ID:8Tj1mgtFrQ

 シャラン……
 尻尾に鈴を付けた黒猫がいた。ソイツの視線の先にはスーパーの袋。勿論、俺の晩飯。
「ダメだ!! これは俺の晩飯なんだ」
 袋を後ろに庇い、猫を警戒する。
 黒猫に横切れると不幸の前触れだが、目をつけられるとどうなるのかって思いながらの警戒だった
16:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 11:45:45 ID:8Tj1mgtFrQ

 すると、猫は俺に尻尾を向けて自分の住み処に戻っていく。明らかガッカリしてるよ。
 猫の行き先を見ていると段ボールがあった。
17:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 14:16:25 ID:AuFOlv3.8A

 捨て猫か……。今、親いないし、捨ててこいって言われても説得すればいいかな。猫、飼ってみたかったしな。
 俺は、雨の中捨て猫に駆け寄り段ボールの中にあった毛布ごと猫を抱えて帰った。
「ったく、ずぶ濡れじゃねぇか」
18:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 15:16:10 ID:RX6ejfAZHw

 家の玄関で濡れた衣類を絞る。
 黒猫が予想以上に大人しくて思ったより早く着けた。
 取り合えずパンツ一丁で缶詰めを棚に直す。ついでに煮干しも。
 しかし、赤ん坊くらいの大きさの猫と缶詰め、煮干し(業務用)、そして自分の鞄を同時に持って帰ってくるのは無謀だったか、足に缶詰めが当たってかなり痛かった。
19:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 20:59:56 ID:xl8G25TyvI

「猫の飯どうしようか……。煮干しでいいのか?」
 ふと猫の方に視線を移すと、ソイツは俺のことを品定めするかのように見ていた。
 そして、品定めが終わったのか俺の方に寄ってくる。勿論、濡れた体でペタペタと……。
「って、お前! 濡れた足で床を歩くな!」
 俺は猫を抱えて風呂場に直行した。
20:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 21:03:57 ID:czcpOjLQMo
「ついでだから洗う、か。逃げるなよ、猫!」
 俺は猫の濡れた体に適当にシャンプーを付け泡立てる。
 最初はそれこそ暴れていたが、途中で観念したのか大人しくなった。
21:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 21:08:55 ID:xl8G25TyvI

 俺がシャワーを浴びて体を拭いている間、猫は俺から目を逸らしていた気がする。まぁ、気のせいだろう。
 下着をはいて猫を拭く。
 そう言えば、昔、猫を電子レンジに入れてチンした話があったが、あれって電子のせいで猫の血液が沸騰してボン、な感じの話だっけ。
22:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/20(月) 21:10:32 ID:xl8G25TyvI
今日はここまでなのさ!!
また明日、朝に時間ができたら書くお(キリッ(・ω・´)

23: 名無しさん:2011/6/20(月) 21:22:02 ID:vmvGe1KNEw
試演
24: 名無しさん:2011/6/20(月) 21:22:12 ID:hGj6KeYvPI
1オツカレチャ━(´∀`_)━ソ!!
25: 名無しさん:2011/6/20(月) 21:23:18 ID:d1t6xWIdwE
紫煙
26: 名無しさん:2011/6/20(月) 21:39:23 ID:oxWoSWSq8k
SHIEN
27: 名無しさん:2011/6/20(月) 22:07:18 ID:geqLNmGaN6
支援
28: ガッチャピン ◆njsK9r1FDk:2011/6/20(月) 22:35:43 ID:7fR9N5PviM
ひっそりヒソヒソと支援。
29: ゴヨー ◆mVJ3Txn3AE:2011/6/20(月) 23:50:07 ID:l7FkHhEbE2
こそっと支援
30:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 07:34:33 ID:06VbkKPXl2
>>23->>29
俺が寝てる間にww
支援さんくす(・ω・´)
コソコソしてる奴は出てきな!! 俺がなでなでのモッフモフにしてやるww
という訳で今日も書いてくおww
注意:書き貯めが無くなったらそこで本日分強制終了
31:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 07:38:57 ID:06VbkKPXl2

 猫は、疲れていたのか俺の腕の中で寝てしまった。抱いておくのもアレなので、ソファーにパジャマと一緒に置いて、一旦2階の自室に行くためリビングを後にした。趣味の物を取りにいく為だけだがな。
32:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 07:43:21 ID:06VbkKPXl2

 最初は驚いた。手に持ったPSPを落としてしまったぐらいに。
 再びリビングに戻ると、猫がいたソファーに『ネコミミ、巨乳、猫シッポ』の美少女が月明かりを浴びて眠っていたのだから。
 しかも、いつの間にか俺のパジャマを着ていたものだから俺の下半身的に危なかった。
33:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 07:46:43 ID:06VbkKPXl2

 回想を終えたところでPCの電源を落とす。やっぱり消灯しながらのPCは厳しい。
「明日は、この娘に色々聞かないといけないな……」
 そして、俺は床の上で意識を投げ捨てた。
34:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 07:49:18 ID:2Spu4LuhD2

 夢を見た。何か昔にあったような夢を。
 尻尾に鈴を付けた猫を抱えた俺。
 猫は眠っているように動かない。
 そこで意識が飛ぶ。
35:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 07:51:03 ID:06VbkKPXl2
朝の部終了(・ω・´)
後は休み時間か昼休み、そして夜に書くぜお(・ω・´)
36: 名無しさん:2011/6/21(火) 08:53:15 ID:tNiFzxYd/s
支援(´∀`)!
37: 名無しさん:2011/6/21(火) 08:55:48 ID:MtEPDD/kP2
再び大学から支援

38:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 09:40:02 ID:wrNla6o2Ko
>>36>>37
さんくす!!
39:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 09:47:01 ID:wrNla6o2Ko

 目玉焼きとベーコンの匂いがする。
 おかしい……。家には俺しかいないはず……!?
 勢いよく跳ね上がる。清々しい朝だ。
 床で寝たはずの俺はソファーの上にいた。
 辺りを見回すと少女が台所に立っていた。すると、俺の寝ぼけは一目散に逃げていった。
40: 名無しさん:2011/6/21(火) 09:49:38 ID:X2XRyBy23Y
つC
41: お姉様 ◆RO2jhvAC9Y:2011/6/21(火) 10:23:02 ID:mP7ADbnPkw
他にもスネークがいたとかw
これからの展開を期待
シリアスであって欲しい…
支援
42:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 12:43:53 ID:2Spu4LuhD2
>>40
さんくす(・ω・´)キリッ
>>41
シリアスもあるよ、多分
43:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 12:49:17 ID:2Spu4LuhD2

 テーブルの上に置いた眼鏡をかける。
「あ、主人、起きられましたか?」
 どうやらネコミミの娘だったみたいだ。
「……は?」
 おかしいな。意識はさっき覚醒したはずなのに話についていけない。
 取り合えず、眼鏡を外し自分の頬を力一杯ぶん殴った。
44:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 12:58:04 ID:2Spu4LuhD2

「しゅ、主人!? 朝からどうなされたのですか!?」
「うるさい!? まず、俺はお前のことは知らないし、第一にお前はあの猫か!?」
 良かった。気が動転していたが、一番聞きたいことが聞けた。
「そうですよ。当たり前じゃないですか」
 その答えは些か信じられなかったが、真実そのものだった。
 彼女は、自分の尻尾を振り鈴を鳴らす。
 どうやら本当みたいだ。
45: 名無しさん:2011/6/21(火) 13:04:39 ID:EcMeLPhD4M


(*´д`*)っCCCCC
46: 名無しさん:2011/6/21(火) 13:06:42 ID:AUmRqMJtbw
理解が早いな主人www

47:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 13:07:25 ID:u3XA8imIlk
>>45
チェーンマイン型の支援だと!?
さんくすww
48: 枕マイン
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 13:11:22 ID:u3XA8imIlk

「とにかくお前は誰なんだ?」
「私ですか? おぼ……、いえ、……ブツブツ……」
 何故かブツブツ言いだしてしまった。とにかく名前だけでも言ってくれ
49:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 13:13:07 ID:u3XA8imIlk
>>46
彼は頭は柔らかい方かもしれないのさ
>>48

枕マインって何だよ、マインってww
50: 名無しさま:2011/6/21(火) 13:20:00 ID:sjK4Tuv5aE
つーC
つーC

一応、シュツルム・ファウストのつもり。
51:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 14:20:50 ID:f2oBULdTPY

「私の名前はファ・グランツです。主人と会うために遠路はるばるやってまいりました」
 この台詞を言うまでに10分かかったのは伏せておこう。
「ん、あぁ。俺もしなくちゃな。」
「主人のことは頑張って調べたので大丈夫です」
「お前、個人情報保護法って知ってるか?」
「主人が何時までおもr……」
「だー、馬鹿! 言わんでいい、言わんで!!」
 取り合えず、こいつの危険度は把握できたと思う。
52:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 15:54:31 ID:vuDfmScwUo
>>50
飛ばすなよ、絶対に飛ばすなよ!! 絶対だからな!!
53:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 18:28:43 ID:wX4nipuzhA

「まあまあ、朝ご飯にしましょうよ」
 ファはそう言って俺をテーブルに誘う。
 確かに何やかんやで昨日の晩は食べずにメイトだけで済ましたから腹が減っている。
「んじゃ、食べるか」
 その瞬間、待ってましたとばかりに顔を輝かせるファ。
(畜生、可愛い……)
54:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 18:35:31 ID:PtnBJHNVv6

 テーブルには、トースト、目玉焼きとベーコン、煮干し(業務用)。
「何故煮干し!?」
 洋食の中に煮干しが泳いでいる感じがして思わずツッコミを入れてしまった。「だって煮干し、美味しいじゃないですか」
 ファは、さも当たり前なように言う。だからってそのまま出すことはないだろ。
「加熱してきたほうが良いですか? と言うより何か変ですか?」
 色々問題があるが、とにかく、
「洋食に煮干しはない!」
55: 名無しさん:2011/6/21(火) 18:37:42 ID:.2LJY5jCWk
しぇん
56: :2011/6/21(火) 18:42:46 ID:PtnBJHNVv6
>>55
しゃんくすww
つか、一々酉付けるのが面倒だからSSの時だけにするわ
57:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 18:51:58 ID:wX4nipuzhA

 煮干しを隅に置きつつ、朝飯を食べる。土曜日の8時に朝飯を食べるなんて何年ぶりだろうか。
 まず目玉焼きを一口。ベーコンも食べる。
「美味い……」
 喋ろうとしたら長くなるのでカット。
「なぁ、これって家の冷蔵庫にあった奴はだよな」
 あまりにも信じられないので聞いてしまう。
「勿論ですよ。シャンタク鳥の卵や海亀の肉とでも思ったのですか?」
 失礼ですね、と言いそっぽを向くファ。
 つか、そんな危なそうなものとは思ってないし、そのネタは何人に伝わるんだ?
58:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 19:02:56 ID:PtnBJHNVv6

 朝飯は、とにかく美味かった。料理が下手とか兵器化するようなベタな展開にならなくてよかった。
 俺はデザート代わりに煮干しをかじりながらファに質問することにした。
 まず1つ目。
「何処で俺の事を調べたんだ?」
「禁則事項です」
 某団体の癒し担当の人みたいに言われた。ネタでは大丈夫なのか?

59: 名無しさん:2011/6/21(火) 19:08:28 ID:SJ78b/5rEM
試演
60:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 19:09:42 ID:PtnBJHNVv6

 次、2つ目。
「お前は飼い猫なのか?」
「違います。ですが、野良でもありません。強いて言うなら、あなたの元で飼われたいです」
 色々変な方向にズレそうなので、次。
「猫なのに語尾に『にゃ』とかナ行を『にゃ』にしないのか?」
「付けてほしいですか……、にゃ?」
 ブバッとかなりの勢いで鼻血が噴出する。
「ごめん、破壊力強すぎるから無しで……」
61: :2011/6/21(火) 19:10:50 ID:wX4nipuzhA
>>59
あんがとう。お礼になでなでしてあげるからカモンww
62: 59:2011/6/21(火) 19:12:04 ID:X2XRyBy23Y
/(´∀`)/いきまーすww
63:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 19:20:04 ID:PtnBJHNVv6

「これぐらいにしよう。血がヤバい感じがする」
 鼻に栓をしながら言う。まさか、あそこまでの量が出るとは思わなかった。
「えー、では、お皿を洗ってきますね」
 そう言ってファは慣れた手つきで皿をかき集める。
「やけに手慣れてるんだな。どっかで習ったのか?」
 血を拭きながら聞く。すごく雑巾が血まみれだ。
「はい、私の育った所で大体の家事を教えてもらいました。……の…めに」
 最後辺りが聞き取れなかたが、まぁいいか。
 彼女が洗い物を始めたのか、食器のカチャカチャと言う音が聞こえてくる。
 少し二度寝するかな。
64: :2011/6/21(火) 19:22:29 ID:PtnBJHNVv6
>>62
(/´∀(⊂(゚д゚枕)
うわっ、本当に来たww
65:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/21(火) 20:43:47 ID:PtnBJHNVv6

 俺は元々休日はよく眠る人間だ。だから、テーブルの上で二度寝することも容易にできた。
 ツンと頬に突かれる感触があった。
 ツンツンツンツンツンツンツン……………
「だぁー、鬱陶しい!! 何時までツンツンしてんだ!!」
 勢いよく飛び起きる。ガバッと。すると、キャ、と言う声が聞こえ、ムニィと崩れないプリンのような感触が手に伝わってきた。その直後、体が壁まで吹き飛び意識がブラックアウトした。
 意味が分からねぇ。
66: :2011/6/21(火) 20:48:08 ID:PtnBJHNVv6
今日はここまでなのさ〜
眠い(=ω=´)キリ-
また明日〜。
支援してくれる全ての人に我が愛の胞子を
そして、芽吹け
67: 名無しさん:2011/6/21(火) 22:11:47 ID:U4N30N2fJw
壁|´・ω・)ソー

壁|´・ω・)つC コトッ
壁|ミ ピヤッ C
68: 45:2011/6/21(火) 22:16:21 ID:mA20w6lIqY
ファ可愛いよファ(*´д`*)ハァハァ・・
69: 名無しさん:2011/6/21(火) 22:17:48 ID:2nP4.VCSKg
>愛の胞子…
あらやらしい

つC
70: 62:2011/6/21(火) 22:18:20 ID:BDKRTRECcU
(´;ω;`)
71: :2011/6/21(火) 22:57:30 ID:wX4nipuzhA
>>67
сC (・д・ )支援爆弾だと…… さんくすwドカン
>>68
貴様にファはやらん!
だが、なでなでするのはよし!!
>>69
撒き散らかしてやろうか?
まあ、したら俺が手錠ガシャンだがなww
>>70
すまんすまんwwいきなりだったから、ついww
( ;ω;)ゞ(´∀`)
よしよし
72: 70:2011/6/21(火) 23:30:38 ID:BDKRTRECcU
<●> <●>やったね


さらに支援
73: 名無しさん:2011/6/21(火) 23:48:02 ID:U4N30N2fJw
主はガンダム知ってるようだね
74: 名無しさま:2011/6/21(火) 23:50:54 ID:1wrL3v2gjU
つ εεーC
つ εεーC

あ、発射しちゃった。
避けて、バーニィ!
75: :2011/6/22(水) 06:17:09 ID:m0.OUcgNh2
>>72
さんくすだが、こっち見んなww
>>73
ある程度は、ね
一番好きなのはハムさんww
家には1/60スケールのOOガンダムがあるぜ
>>74
バタァァロォォォル

     ドカム
76:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 07:33:25 ID:/gijs/Dxc2

 あわわわ……、やってすまいました。
 主人に胸を揉まれて、つい、ついですよ。つい加減出来ずに押してしまいました。
 あわわわ……、後でちゃんと説明したくとは……。
 はぁ〜、こんなことで驚いていては今後の生活に差し障りが出てきてしまいます。
 これからはちゃんと注意しないと……。
77:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 07:48:33 ID:c.725AFeoo

「やべぇ、頭がガンガンする……」
 どうやら俺は何らかの力によって壁まで吹き飛ばされてしまったみたいだ。でも、あの場にいたのはファだけ。
「し、ししゅ主人、大丈夫ですか?」
「大丈夫もないも……」
 説明を求めようとするが、俺は、自分が仰向けになっているのにファの顔が上にあることに気付く。
78:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 07:57:05 ID:/gijs/Dxc2

 俺が頭を預けているモノは、柔らかさの中に程よい弾力性があるものだった。
 体を三回転捻りをしてその場から逃げる。あれ以上あの場にいたら、また鼻血が盛んになるところだった。
 ファは、唖然と正座をしたまま自分の太股と俺を交互に見る。
 この勢いは、まずい。
 そう思った俺は、
「も、もう12時前かー。通りで腹が減ってるわけだ。ふ、ファ……、何か作ってくれないか?」
 と、苦し紛れの苦笑付きで言葉を紡いだ。
79:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 08:10:42 ID:/gijs/Dxc2

 すると、ファは顔を綻ばせて何かを呟き始めた。
「…ば……す。…人…初め…頼…れ……たです」
 何を言っているか分からないが、取り合えずショボーンとさせることは回避できたようだ。
「では! 作ってきますです!!」
「あ、あぁ。頼んだ」
 ファの何か凄いオーラに押され後退りする俺。そんな俺を尻目に台所に入り準備をし始めるネコミミ娘。
 準備をし始めたと思った瞬間、ファが弱々しく俺を見て言う。
「あ、あのー、食事の後に少しお話してもよろしいでしょうか?」
 俺は、そんな弱々しい視線に気づかずPCに向かいながら軽く返事した。
80: 名無しさん:2011/6/22(水) 09:01:42 ID:hyRLWZcB.Y
ファかわいいよファ
神竜石使ったら強いよ
81: :2011/6/22(水) 10:45:12 ID:qdtJayzUvk
>>80
すまんがそのネタは知らんな〜
神龍石って何だ?
82: 名無しさん:2011/6/22(水) 10:54:19 ID:kUeuO1XOuE
ファイアーエムブレムw
83: :2011/6/22(水) 11:39:48 ID:qdtJayzUvk
>>82
なるほど、わからんww
84:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 12:40:48 ID:qdtJayzUvk

 テーブルに並んだ昼飯は、家の台所の邪魔者扱いされていたスパゲティだった。母親が駄目と言う理由でほとんど我が家では食べない。
 しかし、多い。ミートにカルボナーラ、ナポリタン。昼だけでは食べきれなさそうな量だ。
「少し作り過ぎちゃいました」
 えへへ……、とファは照れ臭そうに言う。
「どれくらいなんだ?」
「台所にあったのを半分くらいです」
 ざっと見積もっただけでも300gの二袋分くらいあるんだが……。
85: 名無しさん:2011/6/22(水) 12:43:47 ID:t7ahNFM3Pc
けっこんなSSみてらんねえな!

Cこれ置いていってやるからせいぜい頑張れよ!
86:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 12:49:42 ID:TYjRuZ9I2k

 目の前の猫は、何を考えてこの量のスパゲティを作ったのだろうか。流石の俺でも300gが限界だ。そして、猫は俺の半分くらいしか食べてない。
「余りましたね……」
 シュンとネコミミが垂れる。
「もうす「これ以上は無理だぞ、吐く」
 満腹だと言うのに散々勧めてくる。最初は入ったが、もう無理だ。
「晩飯に回すか」
 俺の提案にファは、はい、と力無く答えた。
87: :2011/6/22(水) 12:51:57 ID:qdtJayzUvk
>>85
ツンデレ乙ww
さんくすだ(・ω・´)
88:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 13:02:28 ID:qdtJayzUvk

 昼飯が終わって昼飯前のことを思い出す。
「そう言えば、話ってなんだ?」
 ファは、苦笑しながら「話さないとダメですか?」と聞いてくる。
「まぁ、気になるからな」
 では、と言って彼女の口が重そうに口を開いた。
「私は他の人とは違うのは一目瞭然ですよね」
 まぁ、ネコミミと尻尾だからな。
「私は、多分妖怪あたりでは化け猫に近いのだと思います。実は私が生まれたところは容器の中だったと思います」

89:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 13:15:22 ID:qdtJayzUvk

「言うとしたら試験管みたいな感じですか、そんな感じです」
 そこで俺は説明を遮る。
「何かベタに人体実験みたいな感じだな」
「人体実験はしてませんでしたが、品種改良みたいなことはしていました」
「何か野菜みたいだな。それに何のためにしてたんだ、そんなこと」
 俺は、ほとんど本を読んでいる感じで聞いていた。だから、目の前の肩の震えを見逃すことになった。
「簡単に言ったら組織間の勢力争いのためです。私たちは、その争いに勝つために産み出されたみたいなものなの……です……」
 ファは、顔を俯けて言う。
「……しです」
 最初は聞き取れなかった。そして、聞き返さなかったら良かったのかもしれない。
「何て言った?」
「人殺しなんですよ! 私たちは!!」
 本当に聞かなきゃよかった。
90:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/22(水) 13:21:11 ID:qdtJayzUvk

 話を整理すると、つまり……。
 ファは、ある組織の品種改良みたいなもので産み出され、組織のために他組織の人間を殺してきた。あの怪力もそのための物らしい。
「……………」
「……………」
 リビングをかなり重い空気が支配していた。
 それより、こんな暴露って物語で言うと後半辺りにするものじゃなかったっけ? こんな出会ったばかりにしても良いのか?
 残ったスパゲティが完全に固くなってしまった気がした。
91: :2011/6/22(水) 17:32:35 ID:muRYQT.caY
すまない、みんな……
今、凄くしんどいんだ
まぁ、
整理とかもやらないと
んじゃ、ごめん(ーдー`)

92: 名無しさん:2011/6/22(水) 17:38:00 ID:ZpXrMDv/zs
ゆっくりがんばれ
紫煙
93: 名無しさん:2011/6/22(水) 17:55:44 ID:mP7ADbnPkw
自分のペースでいいよノシ
支援
94: 名無しさん:2011/6/22(水) 20:04:35 ID:1mfaKp09pQ
ヤバい。これ凄いすきだわ
支援
95: 45:2011/6/22(水) 22:01:47 ID:KO1ifPIKJE


じゃあ遠慮なく


 ナデ   .∧_∧
  .ナデ(´∀` *)
  .((⊂    )
 (*・ω・).| | |
 (∩∩) (_(__)
>>1


96: :2011/6/23(木) 07:14:42 ID:HU21Wg9ZbI
>>92->>93
わかったよ、自分のペースで書くよ
>>94
好きだと……。まさか、そんな……ことを言ってくれるとは!! 我は感動だ!!
サンクス!
>>95
おまっ!! 人の頭を軽々しk……、ふにゃ〜
97:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/23(木) 07:45:43 ID:MHq8.v1lnY

 ピンポーン
 どれくらい時間が経っただろうか。10分? 20分? もっと経っている気がする。しかし、時計を見ると、まだ30度しか針は進んでいなかった。
 ピンポーンピンポーンピンポーン
 来訪者らしい。しかし、チャイムをこれだけ鳴らす必要は普通はない。こんなことをするのは「アイツ」しかいない。
「すまん、誰か見てくる」
 俺は、俯くファとこの空気から逃げるように玄関に向かった。
98:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/23(木) 07:50:40 ID:MHq8.v1lnY
 ドンドンドンドンドン
 俺が玄関に着いた時には、ドアが軋む勢いでノックされていた。
「開けなさーい! いるのは分かってるんだからねー!!」
 居留守は無理なようだ。開けるか。
 俺は嘆息しながらドアノブに手をかけた。
99:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/23(木) 07:57:52 ID:HU21Wg9ZbI

「やっと開けたわね。大地!」
 相も変わらず五月蝿いのがやって来た。
「で、何か用……? 那由多さん」
「あんたねぇ、いい加減他人行儀はやめてって言ってるじゃない。中学からの付き合いじゃない」
 そう言って那由多は目を吊り上げる。
 確かに中学からクラスや部活に掃除の班、挙げ句の果てには進学先の高校まで一緒だが、決して恋人関係という訳ではない。どちらかと言うとストーカーみたいな奴だ。
100:
◆Vhf/fg62GI:2011/6/23(木) 08:06:20 ID:MHq8.v1lnY

 再び何用か聞くと目の前にスーパーの袋を突き出される。
「あんた、今一人でしょ? だから、この優し〜い僕が料理を作りに来てあげたのよ」
 ふふん、と言って彼女は、頭の右サイドに括った短いテールを揺らして、無い胸を張る。
 でも、今ここで家に入られるのは不味い。だから、追い返す。
「ありがたさが一杯で胸が張り裂けそうだ。とても、ありがたい。でも、断る」
 ほとんど棒読みだったが、目の前の那由多を揺らがせるには十分だった。

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