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【SS】ネコミミ 巨乳 猫シッポ
[8] -25 -50 

1: :2011/6/20(月) 08:13:56 ID:gywVNbxdnY
┌──────────┐
1.拾った猫が女の子になった……。助けて……(45)

2.犬ミミとネコミミ、あなたはどっち!?(861)

3.父親が悪の組織のボスになっちゃったwwどうしよう(459)
└──────────┘
「ふぅ、やっぱ駄目か〜」
 PCでスレを建ててみたものの、猫が女の子になることが常識的に考えて、
「妄想乙ww」やら「糞スレだ」とか言われるのがオチなのに何をボケていたのだろうか……。


743: 枕 ◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 17:54:13 ID:RKZQZp1hME

 次に来たのは空き地だった。
「猫の声が聞こえるな」
「はい。猫の集会場ですよ、ここは」
 俺の疑問にファが答えた。
 頭に引っ掛かったことが1つ。
「ここで……猫を拾ったけな」
 どんな色の猫か忘れたけど、小さい猫だった。
 連れて帰ったら、母さんに戻してこいって言われたっけ。でも、父さんが仕事の時は1人寂しいだろうって言って飼うことになったんだ。
「前に住んでた家に行っていいか?」
「はい、大丈夫ですよ」
 彼女は頬を緩めて言ってくれた。
744:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 18:43:41 ID:Xh00wEirNs

「懐かしいな……」
 俺は目の前の一軒家を見て呟く。
 標識には『空藤』とあり、別の住人がいることを示している。

745:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 18:51:14 ID:1h4sU4ikJI

 猫を雪の降る庭に無理矢理連れ出したり、一緒の布団で寝ていたら猫を体の下敷きにしてたり、色々あったな……。
「それだけを聞いてると、猫が可哀想ですよね」
 感傷に浸っている最中にファが茶々を入れる。
「う、うるさいぞ!」
 俺は顔を真っ赤にして叫んでいた。
 そこを中学生に見られ、脱兎の如く逃げる俺だった。
746: 名無しさん@読者の声:2011/12/12(月) 19:00:32 ID:vQn24bs7N.


リアタイやで( ̄^ ̄)ドヤ←


つC
747:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 22:58:56 ID:1h4sU4ikJI
>>746
?(・ω・`)
支援さんくす(・ω・´)

今日か明日には終わらせれるかな?
748: 名無しさん@読者の声:2011/12/12(月) 23:00:52 ID:qcDttONIGI
リアルタイムだと思って
書いたが更新なかった(;´д⊂)
749:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 23:05:45 ID:Xh00wEirNs

 恥ずかしさのあまり、逃げ出してきた俺たちは人気の多い交差点に出ていた。
 俺の目の前をトラックが通りすぎる。
「あ……」
 幻覚が見えた。黒猫がトラックで轢かれる瞬間が。
「……っ!?」
 青になった瞬間、俺は、また走り出した。
750: :2011/12/12(月) 23:08:21 ID:1h4sU4ikJI
>>748
すまないね……
今、更新してるから
751:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 23:15:44 ID:1h4sU4ikJI

「し、主人!? 何処に!?」
 ファの焦りを他所に、俺はある場所へと走った。
 そこに墓があるはずだ。
 俺は迷いながらも、ある場所に辿り着いた。
 そこは今も河原が残っていた。一時期はよく通っていた川だ。
「ここ辺りにあるはず。…………あった!」
752:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 23:23:38 ID:1h4sU4ikJI

 それは小さな墓で、墓標もアイスの棒を使った、簡素にも程がある墓だった。
 棒は、腐っていないし、新しい。まるで誰かが取り替えてるような感じがした。
 そこに書いてあったのは、
『僕の大好きな猫、ファのお墓』
 俺は背後にいる猫に言う。
「ファは、何時死んだんだ? そして、お前になった?」
753:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 23:33:45 ID:Xh00wEirNs

「飼い猫が死んだのは5年前、私として生まれたのは3年前です」
 振り返ったそこには、黒猫がいた。
「何で言わなかったんだ」
「言って信じられましたか?」
 無理だな。少なくとも、今も疑っているぐらいだ。
「なら、鈴と写真はどうですか?」
 黒猫は俺の胸に飛び込んでくる。そして、鳴らない鈴を鳴らした。
754:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 23:40:45 ID:1h4sU4ikJI

 尻尾の鈴を丁寧に取る。
「この鈴は私の機嫌がいい時などに鳴るようになっています」
 本当か確かめるために振る。が、音は出ない。
「私から離れているので鳴らないですよ」
「う、うるさいぞ! 写真は?」
 猫の手を借りて、俺は鈴の上半分を取り外す。
「寂しい時にはよく見てましたね、写真は」
 そこには、幼い俺とやや小さめの黒猫が確かにいた。
755:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/12(月) 23:51:21 ID:Xh00wEirNs

 猫から元の状態に戻ったファと河原に寝転がる。
「何で忘れてしまわれたのですか?」
「多分、引っ越した後の忙しさのせいかな?」
 ファの問いに俺はそう答えた。
 その回答に彼女は不服らしく、頬を膨らます。
「私は引っ越しごときで忘れ去られる存在だったのですかー!!」
 昔はそうだった。でも、今は違うと思う。
「病院の時のお返しだ」
 そう言って彼女の騒ぐ口を塞いだ。
 顔全体がトマトのように染まった彼女に言った。

「俺はファが大好きだ」
756: 名無しさん@読者の声:2011/12/12(月) 23:53:21 ID:9CD5Lm6VSI
まさかとは思うがもうすぐ終わりじゃないだろうな…('A`)
757:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/13(火) 00:08:31 ID:Xh00wEirNs

「流石、若いの。熱いねー。ひゅーひゅー」
 いきなりの声に俺たちは電流が流れたように離れた。
「ふ、風!? 貴女、なんでここに!?」
 不敵に微笑む彼女は全て見てましたと言わんばかりの笑みだ。
「あんた達を見てると、僕の方が恥ずかしくなるわ」
 那由多までいた。風がいたから予想はできたが。
「いつも英雄さんは色を好むから仕方ないかな。なら、二番目にでも……」
 そう呟く多尾。
 日本では一夫多妻制はないですよー。
「悪に法はない」と風。
「いっその事、うちに来る?」とカフルス団に勧誘してくる那由多。
「それなら私も入ったら、大地君を……」と危険な発言をする多尾。
 思わず笑いが漏れる。隣のファも一緒だった。
「主人なしの生活は、私たちには考えられないみたいですね」
 俺も今がないのは考えられないでいる。
 多分、これからもそうだろう……。

      ─fin─
758:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/13(火) 00:11:02 ID:1h4sU4ikJI
>>756
残念、終わりなのだ


ってことで終了ー!
ご愛読してくれた方には最大級のさんくすをー!!

759: 756:2011/12/13(火) 00:12:22 ID:FToABoPm86
oh…まさか終わるとは…だが言わせてもらうか。>>1乙!!そして風はもらっていく!!
760: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 00:22:34 ID:0wEUMZPqbc
那由多って一人称僕だっけ?
>>1
761: 760:2011/12/13(火) 00:30:26 ID:0wEUMZPqbc
一人称僕だったわ
すまん
何か違和感がある…
762: 756:2011/12/13(火) 00:32:03 ID:ywmIqZSp2o
>>761
ボクっ娘良いじゃないか
763:
◆gTg4MOyrUY:2011/12/13(火) 07:09:18 ID:1h4sU4ikJI
>>758
渡さんよ、風たちは渡さんよ!!
>>761
千奈さんは違和感出そうぜ! みたいなキャラにしたかったからww
764: お姉様 ◆RO2jhvAC9Y:2011/12/13(火) 13:47:04 ID:jUhRgLP6IQ
ひっそり覗かせてもらってました。
やっぱり文才ありまくりw

とにかく、本当に乙です!

つ旦~
765: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 14:44:20 ID:zTNCLrUT72
今やっと>>1の3つ目の「父親が悪の…」ってスレが那由多のものなんじゃないか?と思った
乙!

そして>>763安価ミスだ
766: 名無しさん@読者の声:2011/12/13(火) 15:11:30 ID:L42.WERUbA
(うД;`)ファが…俺のファが〜いなくなる〜…ウグッウゲッオェッ
767: 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
250.73 KBytes

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sage:


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