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私は私
[8] -25 -50 

1: ◆R.iBuJXktQ:2011/9/22(木) 23:41:14 ID:sZFT6sQ9z2
注意

このスレには捕食、虐殺、首跳ねのようなグロ成分が含まれています。

直接的な表現は極力減らしていますが、苦手な人はすぐに戻ってください。



94: ◆MEIDO...W.:2011/10/26(水) 15:03:50 ID:J4YZkVOK3.
「ミシェルさーん」

私がルーシーの家のドアを開けようとしたのより早く、ドアが開いて、ルーシーが飛びついてきた。

「どこ行っていたんですか?心配したじゃないですか」

「えっ……あー……ちょっと社会見学に」

なんとなくルーシーの目を真っ直ぐ見ることが出来なかった。

「そうですか。今度からは私に伝えてから行ってくださいよ」

「あ、そう言えばあいつは?プリマリアは?」

あいつには少しばかり聞きたいことがある。ルーシーが普通に生きているのは嬉しいのだが、少し様子が変だ。

「ああ、奥で寝ていますよ。それにしてもミシェルさんから姉さんに話をしようなんて珍しいですね」

今何と言った。プリマリアが姉と言ったのか。あいつはルーシーに何をしたんだ。

「ルーシー、ちょっとごめん」

抱きついているルーシーを離して、あいつが寝ているという寝室に無理矢理押し入った。
95: ◆MEIDO...W.:2011/10/26(水) 15:04:42 ID:J4YZkVOK3.
「プリマリアァァァ!」

「五月蠅いわね……そんなに大声出さなくても聞こえるわよ。こっちは疲れているの」

ベットから上半身を起こしていたプリマリアの胸ぐらを掴もうとしたが、いつの間にか寝室の壁まで吹っ飛ばされていた。

「ルーシーに何をした!」

「五月蠅いって言ってるのがわからないの?黙りなさい。黙れば話を聞いてあげる」

立ち上がろうとしたとたんに頭上から大量の水が降ってきて、水流に耐えられず床に倒れた。

「くっ……」

今のでよくわかった。私ではこいつに勝てない。だから大人しく黙るとしよう。

「それで良いのよ。何をしたかを教えてあげるわ。私はあの子を助ける為にエリクサーを使ったの。それで今朝起きた事の記憶も消した。そこまでは良かったのよ。どうやらエリクサーの配合をちょっと間違えていたらしくてね。あの子、絶えず魔力を放出する体質になっちゃったのよ。エリクサーを作ったのが私じゃなきゃ、ほっとくんだけど、作ったの私だし。しばらくは魔力供給しないとあっという間に死んじゃうのよね。言っておくけど、あなたが魔力供給したら一瞬で干からびるわよ。赤の他人に魔力供給されるのはあの子も気が引けるだろうから、ちょっと過去を変えさせてもらったわ」
96: ◆MEIDO...W.:2011/10/26(水) 15:05:04 ID:J4YZkVOK3.
こいつの言いたいことは大体わかった。自分の失敗の埋め合わせをしているだけだ。ルーシーを助けたいわけではない。それにしてもこいつは過去を変えたと言ってのけた。確かにルーシーに嘘をついている様子はなかった。

「あなたの考えは大体わかるわ。どうやって?でしょ?ちょっと時間を遡ったのよ。おかげでクリスタル全部使ったけど」

本当にこいつは何者なんだ。エリクサーを作ったり、記憶をけしたり、過去を変えるなど普通ではない。

「まぁ、私はあの子をちゃんと治したら消えるから、安心しなさい。エリクサー作り直すから、しばらくかかるけど」

「……一体あなたは何者なの?」

今まで聞くのに少し抵抗があった言葉が不意に口から漏れた。

「それ、もうあなたの中では答えは出ているんじゃないの?」

この近辺で大量の金を手に入れることが出来て、血のにおいがして、強力な魔法を使える奴は一人しか知らない。

「しばらくの間よろしく頼むわ。ミシェル・アンデルセン」
97: ◆MEIDO...W.:2011/10/26(水) 15:05:27 ID:um8Iuczxw.
私の、ミシェル・アンデルセンの話は中途半端だがここまでとさせてもらう。あの日以降のあいつといた数ヶ月は思い出すと反吐が出そうになる。とても話をする気にはなれない。

簡単に話をするとするならば、大量の血を浴びた。理由?理由は察して欲しい。えっ?今幸せかって?当然。それでは、失礼させてもらう。また会う機会があれば、また話でもしましょう。
98: ◆MEIDO...W.:2011/10/26(水) 15:18:32 ID:um8Iuczxw.
あとがき

武器の貯蔵は十分か?英雄王!さあ!私をフルボッコにしろ!

はい、終わりです。続きません。続かせません。誰がなんと言おうと終わりです。

オチに不満が一杯の方は私をフルボッコにしてストレス発散してください。

一応、私が書いた中で一番長い話です。まあ、更新されそうですが。

まあ、とりあえずここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

もし暇だったら、次作もよろしくお願いします。
99: 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 17:02:45 ID:k3TXlquVCA
お疲れさまでした、素敵な話ありがとうございました。次回も期待してますよ、めーちゃん。
100:
◆MEIDO...W.:2011/10/26(水) 20:10:24 ID:hDHpJ5nbX.
>>99
ここまで読んでいただきありがとうございました。過度な期待はしないでくださいwww
101: ◆MEIDO...W.:2011/10/30(日) 16:26:24 ID:B9LLUanOto
誰もが忘れ、そろそろ保管庫に送られる頃に裏話的な者を書きに来てみた。

・四部構成と二部構成
>>2-28
>>29-51
>>53-72
>>78-97

本当は二部で終わらせるつもりだったんだけど、とある所でアンケートしたら、バッドエンドが良いとのことで、急遽四部まで書きました。


・バッドエンドでない理由

上で書いたように本来バッドエンドの予定でした。まあ、私がルート分岐をミスりました。意図的に。

ルート分岐シーン>>82

本当の予定ならば、ルーシーがここで死んでます。しかし、書いてるうちにルーシーに愛情的なものがわいちゃって、殺すに殺せませんでした。

ちなみに、バッドエンドルートは最終的にプリマリアとミシェルが森で一緒に暮らす予定でした。経緯は説明しません。ご自由に想像してください。

>>1で書いたような首跳ねシーンなしな理由

バッドエンドルートでプリマリアに首跳ねをされる予定でした。



まあ、この位かな……読むのが遅かった方、たまたま気づいた方、やったねラッキー。

うん。ごめん。冗談。

では、また。
102: ◆MEIDO...W.:2011/10/30(日) 23:35:37 ID:AhKggD5OzY
名前:ミシェル・アンデルセン
二つ名:恐れを知らぬ者
性別:両性(見た目女)
種族:スライム
年齢:不明(見た目22歳)
身長:自由(基本168cm)
スリーサイズ:自在(基本貧)
長所:ほぼ不死身
短所:家事や掃除が苦手
知性:普通
特技:擬態
能力:姿形を自由に変える

容姿:薄い水色のロング、薄い肌色のワンピース、茶色の革靴

特徴:知性を持ったスライム。普通は人間に擬態しているため、スライムと気づく者はいない。

魔法の森近くの村でルーシーという人間の少女と雑貨屋を営んでいる。担当は主に店番と掃除。

ルーシーとはお隣さんどうして、食事はルーシーに賄ってもらっている。一応料理は出来るが、火を使う料理は苦手。

自分で疑問を持ちながら、自分で解決する事が多い。その間は口数が減る。

人を殺そうとすると、何かが頭の中で騒ぐらしい。



ルーシーはない。理由、なんでだろうね。私の中では珍しく設定なしで長く出たキャラだよ。作る気は……あるけど、作らない。だって完結しちゃったからね。
103: 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
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