狩り場を飛び交う真しやかな噂話、しかしそれらは時として現実となり狩人達に立ちはだかるだろう・・・
モンハンSSを書かせていただきますm(__)m
またお前かという方もいらっしゃるやもしれませんが、先に言わせてもらいます。ごめんなさい
このSSは一話完結の短編集です。詳しくは前作
【モンハン】絶対狩猟域【SS】をご覧になるとわかるかもしれません
・・・宣伝じゃないですよ
それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい
25: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 09:39:50 ID:B1gjml8yxA
先生の言葉には説得力がありますね
「私には説得力なんてありませんよ」
そういって先生は悲しげに目を伏せて
「何一つとして…守れなかったんですから…」
先生は過去に何かあったらしく、何も話そうとしません。それが時として無理に現実を受け入れてるように見えて…
「とにかく、私は貴方がしている事は間違いだとは思いませんし、意味のある行動だと思いますよ」
「私はこうやって応援しかできませんが…頑張ってくださいね」
そういいながら、先生は僕にニッコリと微笑みをくれました
先生、僕もう少し頑張ってみます!!
「はい」
26: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 09:51:55 ID:30a42pR.EQ
先生からは解決の糸口に繋がるような事を言われた気がしますが…僕はいまいちよく理解していませんでした
とりあえず個性がどうとか…個性、個性…
皆の得意な事とかを調べればいいのかな?
えーと…友達のコンガA君は昼寝が好きで…その友達のB君も昼寝が好きで…その友達のC君も昼寝が…
あれ?昼寝しかない?
ていうか、誰一人として人間襲うような個性無いよね?
そうか!!皆お昼寝が大好きだから、皆でお昼寝をするように促せばいいんだ!!
「バカじゃないの?てか、バカじゃないの?」
あ、ザザミさん
「か、勘違いしないでよね!!たまたま通りかかったらあんたがいただけなんだからね!!」
まだ何も聞いてないんですけど…
27: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 10:31:15 ID:.tgHhz2SVw
というより、バカはないと思います!!一生懸命考えたんですよ!?
「考えてもみなさいよ、全員が寝たら食料はどうすんの?外敵から身を守る術は?寝床だってそんな無いでしょ?今は冬眠する季節でもないんだし…」
・・・あ
「ね?パッと思い付いただけでこんなに浮かぶのよ?」
盲点でした…そんな問題があったなんて…
「・・・しょうがないからヒントあげる」
ヒント!?どういう事ですか!?
「あんたら、というより、あんたらの群れに足りないのは指導者だと思うわよ」
指導者…兄貴がしてますよ
「あんな変態私は認めないわよ!!」
変態は…うう、否定出来ない
「それに、あいつは指導者じゃないわよ」
28: 名無しさん@読者の声:2012/4/1(日) 11:41:46 ID:.zuQ6fHjTM
さぎしたんキタ────(゚∀゚)─────!!
やっとリアルタイム?で会えた! っCCCCCCCC
29: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 18:09:18 ID:/whiYQhjs.
>>28
リアルタイム遭遇が一番簡単だと噂される私にやっと!?
すいませんm(__)m
これからは更新頻度あげます
支援感謝です♪
30: 名無しさん@読者の声:2012/4/1(日) 18:36:17 ID:j1CVAMenzo
キタアアアアアアア
支援!いつも見ているよ
31: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 19:21:22 ID:qUxpGzk5YA
>>30
すいません!!すいません!!
更新しますから!!期待しないで下さいぃ!!
あ、支援感謝です
32: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 19:28:47 ID:w3tqU5eRTE
ど、どういう事ですか!?
「言葉の通りよ、あいつは皆に頼りにされるけど、皆を指導する器じゃないの」
兄貴だったら出来る気がしますが…
「じゃあ聞くけど、あいつが先頭きって何かを仕切った事ある?」
・・・無いです
「あいつは助けを求める奴には手を差しのべるけど、自分から一切動かない奴なのよ」
「それは違うと思いますよ」
33: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 19:36:24 ID:w3tqU5eRTE
クック先生!?
「彼とは長い付き合いですが、彼は恐れてるのですよ」
「自分が動いて、結果周りに迷惑をかけてしまったら…彼は自分を許せないでしょう」
「何よ、結局逃げてるだけじゃない」
「そうですね、見方によっては逃げかもしれません」
「ですが、彼に私達の想像を絶するような過去があったとしたら?私みたいに過去を話さないだけで、自ら動くのを躊躇うような過去があったとしたら?」
「・・・」
「どちらにせよ、彼を指導者にしないというのには賛成です、彼を指導者にするには…あまりにも脆すぎる」
じゃあ…いったい誰が?
「貴方でいいじゃないですか」
34: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 19:53:03 ID:qUxpGzk5YA
うえええええ!?僕!?
「もちろんですよ」
とびきりの笑顔で僕にいい放つ先生、無理難題を言わないで下さいよ!!
「果たしてそうでしょうか?これは無理難題と言えるのでしょうか?」
どういう事ですか?
「貴方は今、皆の為に必死に動いている、貴方にとって皆はとても大切な存在…ですよね?」
まあ…僕の為でもありますから
「しかし、貴方が私利私欲と言ってる行為も大きな目で捉えれば皆を思っての事なんですよ」
「確かに、群れの皆をまとめる為に動くお人好しのバカはあんたくらいだしね」
それ、誉めてるんですか?
「それに、皆貴方を認めています…指導者になれ器だと思いますよ」
35: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 20:03:42 ID:qUxpGzk5YA
先生…
「ま、正直あんたがまとめてくれればいちいち気にする必要ないから助かるんだけど」
なんでザザミさんが気にするんですか?
「どうだっていいでしょ!?」
は、はい!!
「ともかくやってみればいいじゃないですか」
うーん…皆わかってくれるでしょうか?
「最初から完璧な存在なんてありません、皆不完全なんです。完璧じゃない部分を補い助け合っていく…これこそが理想だと思いますよ」
わかりました…僕、頑張ってみます
「その意気ですよ」
「ま、頑張んなさいよ」
36: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 20:10:07 ID:w3tqU5eRTE
「おい、最近めっきりババコンガの依頼減ったよな?」
「ああ、なんだか被害が少ないってんでギルドもあまり狩らないって事になったらしいぜ?」
「でも、あのコンガだろ?絶対に何か起こしそうだぜ?」
「それなんだがよ、どうにもギルドの方であるババコンガと連絡を取ってるらしい」
「はあ!?なんで!!」
「なんか、人語を理解出来るみたいでな…管理もあっちに任せてるんだと」
「でも、相手はモンスターだろ?」
「まあな、全面的には信頼しては無いだろうよ」
「素材とか大丈夫なんかな?」
「その点不思議だよな、依頼は少ないんだけど報酬が多いんだよな…なんでだろうな?」
「ババコンガが報酬増やしてたりしてな」
「そんな馬鹿な」
37: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 20:25:49 ID:lAxvyZ94K6
「長、手筈通り今月の違反をまとめましたよ」
ありがとう、そこにおいてくれ
「長、いつもご苦労様です」
こちらこそ、僕に従ってすまないね…もっと自由がいいだろうに
「なにいってんですか、長以外には誰も従いませんよ」
「長が決めてくれたから、俺達がこうしてまとまれるんです。もっと自信持ってくださいよ」
ありがとう…
「じゃ、見回り行ってきますね」
よろしく、僕も後で合流するから
38: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 20:51:53 ID:Cx9OlMADTY
あれから数ヶ月、皆の賛成もあり僕は群れの長になった
最初はダメダメだったけど、皆から助けられて今は胸を張って長と言える
群れの中では規約を作りそれに違反した者をギルドに報告し、狩猟してもらうという制度だ
その代わり、規約以内なら何をしてもいいというのを設けた
元々争い事が嫌いな平和主義者は諸手をあげて賛成したし、無関心を貫いてた派閥にも協力してもらい今の制度を作ったのだ
今は密林には無法な振る舞いをするコンガは少ない。だけど、決してゼロなわけではない
だから僕は諦めない
皆が平和に暮らせるようになるその日まで
【桃毛獣大奮闘】
fin
39: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 23:21:37 ID:Q6YJoqOztw
【変態娘と切実男】※下有
雪山、それは極寒でスタミナが徐々に奪われる厳しい場所である
そんな雪山で狩猟をする二人組がいた
女「いよっし!!今がチャンスチャンス!!
そういいながら、飛竜フルフルに容赦無い乱舞を浴びせる少女
男「油断しないでください!!電撃をくらったら致命傷なんですからね!?」
女「平気平気…のわわ!?」
男「っ!!だから言わんっこっちゃない!!」
女に伸ばされた柔軟な首、それを素早き男が突き払う
女「いや〜助かったよ」
男「だから、狩りに集中を…」
女「わーかってるって…それじゃ」
女「本気でいくよ」
40: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 23:27:25 ID:Q6YJoqOztw
少女の雰囲気が変わる刹那
鬼人化により爆発的までに高められた身体能力と二つの爪、リュウノツガイがフルフルの足に襲いかかる
フルフルは痛みと熱に悲鳴をあげて体勢を崩す
男「僕を忘れてもらっては困りますよっ!!」
頭上から聞こえる声
それと同時に脳に響く痛み
フルフルはただ断末魔をあげのたうち回るしか出来なかった
女「これで…おしまい!!」
少女が限界までに力を引き付け一気にフルフルの頭に爪を降り下ろした時、フルフルは既に息絶えていた
41: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 23:38:01 ID:Q6YJoqOztw
女「いや〜ありがとね!!いつもありがと!!」
男「怪我は大丈夫ですか?」
女「ん?擦り傷だし気にしない気にしない」
男「駄目です。見せなさい」
女「やん」
男「表面は問題無いみたいですね…一応回復薬をかけておきま…」
女「やだ…積極的…//」
男「誤解を招くような発言は止めて下さい」
女「誰も踏み入れない雪山…ホットドリンクで火照った男女二人…ああ、私はここでこの人に…」
男「・・・クーラードリンクでも飲ませますか?」
女「なんで持ってきてんの!?」
男「一応」
42: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 23:44:03 ID:LmRQnLaLnQ
男「下らない茶番は終わりにして、早く剥ぎ取りますよ」
女「はーい」
ザクッザクッザクッ
男「ふむ…こんな感じででいいですかね」
男「女さん、そっちはど…」
女「見て見て男君!!」
男「・・・何を握っているんですか?貴女は」
女「フルフルの尻尾!!」
男「見ればわかります。何故貴女はフルフルの尻尾を握っているんですか?」
女「だってさ!!これ不自然に細いじゃん!?何か理由がありそうだけど」
男「天井に張り付く為の吸盤の働きをしてるんですよ、沼地のフルフルはそうだったじゃないですか」
女「男君はなーんも、わかってない!!」
男「だから何がですか!!」
43: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 23:49:02 ID:LmRQnLaLnQ
女「いい?フルフルの尻尾の役割、それはね」
男「・・・」
女「ズバリ!!女性ハンターを犯す為に存在してるとみた!!」
男「・・・漢方薬、飲みます?」
女「ひっどーい!!一生懸命考えたのに!!」
男「貴女は口を開けばそんなことしか言わないからでしょうが!!」
女「でもこれ、入りそうだよね」
男「どこにですか」
女「やだ…いわせないでよ…//」
男「・・・」
女「というわけで挿れてみまーす」
男「止めなさい!!」
44: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/1(日) 23:54:13 ID:LmRQnLaLnQ
男「何かあったらどうするんですか!?」
女「大丈夫だよぅ」
男「よくありません!!貴女に何かあったら僕がこまるんです!!」
女「お堅いなぁ…」
男「それでもなおそれを弄るというなら…」
男「僕は金輪際貴女とは狩りにいきません」
女「はい!!止めます!!」
男「よろしい、では帰りますよ」
女「はーい」
女「・・・」
この時、男は忘れていたのだ…この娘が変態娘だということを…
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