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【モンハン】狩人見聞録【SS】
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1: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/3/31(土) 12:00:04 ID:XlSJgOCK.c
狩り場を飛び交う真しやかな噂話、しかしそれらは時として現実となり狩人達に立ちはだかるだろう・・・

モンハンSSを書かせていただきますm(__)m
またお前かという方もいらっしゃるやもしれませんが、先に言わせてもらいます。ごめんなさい

このSSは一話完結の短編集です。詳しくは前作
【モンハン】絶対狩猟域【SS】をご覧になるとわかるかもしれません

・・・宣伝じゃないですよ


それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい


487: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 13:02:13 ID:Jme75K3El2
>>486

うぇっ!?ファンゴヘッドさんの皮が!?


・・・私の中のイメージではファンゴヘッドに褌一丁という格好なんで…

ネクタイと靴下は忘れないで下さいね?

支援爆弾感謝です♪
488: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 13:14:18 ID:4ue2I1GJ1.
「ランポスもやっぱり微妙に硬いな…」

ランポスの上鱗を剥ぎ取りながらアレスは呟く

「しかし、なんで牙が出るんだよ…鋭牙じゃ駄目なのか?」

「さて…ランポスシリーズを作るにはもう少し必要だな…ただその前に」

後ろから迫る乱暴な気配に太刀を握りしめながら

「本丸を落とさせてもらおうか!!」

振り向き様に太刀を横に薙いだ!!

「ギャアアア!!」

太刀は見事に前足を切り、戦いの火蓋が切って落とされた
489: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 13:39:57 ID:Jme75K3El2
戦いは今の所アレスが優勢だった
上位とはいえ、行動パターンを既に知り尽くしてる為、隙を見つけて切る。隙を見つけて切る。

言うなればずっとアレスのターン!!である

ただやはり上位は上位
当たったら洒落にはならず、かすっただけで痛みが走る

「あまり時間はかけられんな!!」

鬼人切りを使いながら徐々に体力を削る
踵を返してエリア移動しそうになったところを

「逃がさん!!」

足を切り、転ばせた

「ギャア!?」

最初は何が起こったかわからないドスランポスはただもがくだけ

「これで…終わりだ」

太刀を深々と突き刺し、ドスランポスは絶命した
490: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 16:35:10 ID:y.GZtzTwH2
「ふぅ…意外にてこずったな」

戦ってる時は時間が短く感じたが五分以上戦っていた

「いつつ…えぐれてら」

爪をガードした時に引っ掻けたのか、指が少しえぐれていた

「まあ…回復薬でなんとかなるか」

回復薬を飲み、残りを指にかける。その上から包帯を巻いて応急処置を終えた

「さて…ん?」

一匹のヤオザミが近づき、アレスの隣にチョコンと座った
表面が砂まみれなのを見ると恐らく先程のヤオザミだろうか

「・・・」

特に何もすることがないので殻を撫でてみた

ビクッとなりこちらを見たがすぐまたボーッとする

「よし…いくか」

立ち上がり、次のエリアにいこうとするとヤオザミはついてくる

「・・・」

ついてきても困ることはないが、このヤオザミにも群れはいるだろうし
人間と一緒にいるのを見られたら、こいつがどんな目にあうかわからないし…

悩んだアレスは生肉を放り投げた
ヤオザミは鋏を器用につかい食べやすい大きさに切り食べ始めた

それを見届けてからアレスはその場を立ち去った
491: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 16:50:36 ID:Z2TgjF6mk.
「まさかとは思うけど…君はその時のヤオザミ?」

記憶の海を泳ぎ、導きだした結論はそれだった

「・・・はい、そして今日貴方に捕まえられたダイミョウザザミです」

少女は俯きそう答えた

「はい?」

「貴方と別れた後、群れの中で次の長を決めようって話になって…私は戦うのが嫌だから地面に潜って、仲間もそれはもう知ってるから誰も触れないでくれて」

「それで…ついうっかり、地面の中で寝ちゃいました」

「普通死ぬだろ」

アレスが呆れながらも突っ込むが、話を聞く

「それで…皆どうしたかなぁ…って思って地面に出たら…なんか周りが小さく見えて」

「気がついたらダイミョウザザミになってた…って訳か」

「はい」
492: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 16:58:53 ID:y.GZtzTwH2
「それで散歩してたら人がいっぱいいて、私を見るなり皆叫んで、私もそれにびっくりしちゃって地面に潜って」

「ああ…商隊か」

ダイミョウザザミ討伐の依頼者は商隊だった

「それで大丈夫かな?って思って出てきたら貴方がいて…」

「それで捕獲されたってわけか」

「なるほどな」

ここまで聞いて、アレスは正直な所、この少女が元ダイミョウザザミだということを少なからず受け入れていた
ただ、問題はどうして家に忍び込み、なおかつさくせんなんて使ったのか

「じゃあなんで家に入って俺に言わず隠れてんだ?」

「そ、それは…」

少女が顔を真っ赤にしながら呟くが

「ていうかさ、その前に服着せるか」

「はえ?」

今まで話に夢中だったが、少女は未だに全裸だった
493: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 17:07:08 ID:y.GZtzTwH2
とりあえず少女に自分のシャツを着せたが、サイズが大きくブカブカで、なおかつ手が出ておらず、足が見えているという容易に想像出来そうな格好になり、アレスはまた見辛くなった

「えと…動きにくいです」

「動かんでええ、それで?さくせんの内容を教えてもらおうか?」

「あう…そのですね…」

「もしも…貴方に嫌がられたりしたら…どうしようって考えて…それで…」

「既成事実って言葉の意味はわかるよな?」

「はい…夜這いすることです」

「・・・」

少女は茹でたカニくらいに顔を真っ赤にしている。余程恥ずかしいのだろう

自分もそんな趣味は無いので早々に切り上げることにする
494: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 21:32:51 ID:ZUTw3yMk76
「ああ〜まあ、作戦云々はもういいとして」

「はい」

少女はホッとしたような表情でアレスに向き直る

「これからの事なんだけど」

「・・・」

瞬間、少女の顔が緊張で固くなる

「まず、俺としては未だに半信半疑だけど、一応君の話を信じる」

「でも、だからいきなりお嫁さんには出来ない」

少女が泣きそうな顔でうつむく


「正直言えば、俺は君の事を何一つとして知らないし、君がやろうとしてた事もあまり大手を振って良いことだとは言えないんだ」

「・・・」

「それにいきなり来ていきなりお嫁さんにしてもらいたいって言われても反応に困るし、心の準備が必要だよね?」

ここでアレスは一旦言葉を切り

「でも…君を家から追い出すと聞かれれば、答えはNOだ」

「!!」

少女は驚いたように顔をあげる
495: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 21:39:36 ID:4Ly5gJJWkc
「理由はどうあれ、俺を慕ってここまで来たみたいだし、何より帰る場所も無いよね?」

「あう…」

「ここで見捨てても目覚めが悪いし、君が本当にお嫁さんになりたいかの覚悟を見たい」

「覚悟…ですか?」

「うん、見たところ君はまだダイミョウザザミの時の感覚が抜けてないよね?」

「はい…なにかを被ってないと落ち着かなくて」

「俺のお嫁さんになるにはそれを含め人間の生活に慣れてもらわなきゃ困るんだ」

少女は目を伏せていたが、決心したようにアレスをしっかりと見ながら

「・・・頑張ります」

しっかりと言葉を紡いだ
496: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 22:12:20 ID:QCTlFvi9LI
「その言葉に偽りは無いね?」

「はい」

「・・・そう」

アレスは少女を静かに抱き締めた

「っ!?あ、あの…」

「アレス」

「ふえ?」

「俺の名前、アレスっていうの、君は?」

「あ…ミュウ」

「ミュウか」

アレスは笑いながらミュウを抱きしめ

「これからよろしく…ミュウ」

「あ、は、はい!!」

「わからないことは教えてあげるからね」

「はい!!アレスさん!!」
497: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 22:15:45 ID:QCTlFvi9LI
「まあ、要は慣れだからね」

「私、アレスさんのお嫁さんになれるように頑張ります!!」

「その意気だな」

二人はもう一度抱き合い、お互いを抱き締めた
今は同居人というスタートだが、二人が夫婦になるのはそう遠くない未来かもしれない…


【恥ずかしがり屋の大名】

fin
498: 名無しさん@読者の声:2012/4/30(月) 22:20:02 ID:x7tbOw7DrA

CCCCCCCε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(  ̄◇ ̄)┘
499: 名無しさん@読者の声:2012/4/30(月) 22:20:51 ID:L6TXgKgnhg
ちょっとMHP3rdのアルバ狩ってきた

DLクエだったけど楽に狩れて本当に「裏ボスかっ」と一人でツッコミを入れてみる

というわけで
つ漆黒龍の翼膜 天をつらぬく角 C×6
500: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 22:22:15 ID:QCTlFvi9LI
皆さん、こんばんは

さぎしです

えーと、まず謝らなければいけないことが二つ

一つ目は、読みにくい文章申し訳ないのと、キャラの口調やら性格やらがコロコロ変わってしまう事

二つ目は、更新頻度の減少

すみませんでした

さて、次は>>464さんのリクエストでティガを書きます

もちろん捕食描写いれるんですけど、私はグロを書けない性格なので予め拙い表現をすることと、同人誌的展開になってしまう事をご了承下さい

後、微エロ(?)含みますのでsageで行きたいと思います

それではまた後程お会いしましょう
501: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/4/30(月) 22:27:53 ID:QCTlFvi9LI
>>498

支援感謝…って、待ってー!!逃げないでー!!


>>499

私は確かそのクエストは二乙だった気が…なんでもありません

翼膜+天角+支援感謝です♪

アルバ一式を作るのに何体狩った事やら…


後、>>500に追記で

リクエストやご意見もまだまだ募集中です
こんな話を読んでみたいとかを是非!!
502: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/1(火) 00:01:08 ID:Y1bR1ZiTYY
【甘い轟竜】※下有

フラン「ティガレックスのクエストある?」

そういいながら受付カウンターに寄りかかる女性ハンター、整った顔立ちだがその表情からは凛とした雰囲気を漂せながらもどこか幼くも、物事を正しく見据えそうに感じられる

彼女の名はフラン
ユクモ村の現役ハンターの一人である
年は20とやや他のハンターに比べ若いが、その分パワーは有り余っており、他のハンターにヒケを取らなかった

「あら、フランさん。ベリオシリーズお作りになられたんですね?」

フラン「もっちろん!!」

フランは胸を張り誇らしげに見せつける全体的に露出の高いベリオ装備は出るとこは出て引っ込むとこは引っ込んでいるスタイル抜群のフランにはぴったりの装備だった

フラン「これを作る為に棘と牙を何回折ったか…」

ため息をつきながら苦労談を語るフラン
そこには誰もが通る素材集めの大変さがにじみ出ていた

フラン「それで?ティガある?」

「そうですねぇ…」

受付が受注書を漁りながら

「今ある依頼は砂原のティガレックス討伐ですね」

フラン「じゃあそれでいいわ」

「わかりました、クエストを受注しておきますね」

「お気をつけていってらっしゃいませ」

フラン「うん、いってきまーす」
503: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/1(火) 00:06:49 ID:Y1bR1ZiTYY
砂原に着き、ベースキャンプから支給品を取る

フラン「うーん…一応回復薬持ってきたけど…応急薬で足りるかな…」

支給品とにらめっこするフラン、どうやらアイテムを持っていくか困っているらしい

フラン「ん〜、まあいっか、臨時アイテムポーチあるし」

物事をあまり深く考えないフランは必要な物を全てアイテムポーチに入れた

フラン「さて、と…いきますか!!」

背にチェーンブレイド改を担ぎ、意気揚々と砂原に足を踏み入れた
504: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/1(火) 00:16:18 ID:Y1bR1ZiTYY
フラン「うーん…やっぱりリノプロスがいるか…」

フランは草を食んでいる草食竜を見てため息をつく
基本、草食竜は温厚で襲っては来ないが、アプケロスやリノプロスといった砂漠や砂原を生息地域にしている草食竜は気性が荒い

フラン「ま、バレなきゃ問題な…あたっ!!」

リノプロスを無視しようとした瞬間、いつの間にか接近していたジャギイに腕を噛まれた

フラン「この、上等じゃない!!」

チェーンブレイド改を抜き放ち、瞬く間にジャギイの首をはねる

フラン「全く…不意討ちなんて卑怯な手を使うからよ」

装備の上からだったので大した事はないらしい
フランが太刀を背に背負い直し、辺りを伺うと

フラン「っ!!飛竜種の風切り音!!」

直後、自分からやや離れた所にティガレックスが降り立った

ティガレックスは降り立つと同時に、リノプロスを蹴散らし、その肉を咀嚼した

フラン「あれが…ティガレックス…」

フランは恐怖に駆られながらも、ペイントボール片手に静かにティガレックスに近づいた
505: 464:2012/5/1(火) 00:19:06 ID:9aRhvkH9Ok

リクエストした者です
ものすごく感謝です!

まさか自分がリクエストしたものを
しかもシチュエーションまで…

これからも支援し続けることをここに誓います!!
つC×999
506: 464:2012/5/1(火) 00:36:03 ID:l0eh7Yfw42

ご…ごめんなさい

上げちゃいました…
今度気をつけます…
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