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【モンハン】狩人見聞録【SS】
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1: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/3/31(土) 12:00:04 ID:XlSJgOCK.c
狩り場を飛び交う真しやかな噂話、しかしそれらは時として現実となり狩人達に立ちはだかるだろう・・・

モンハンSSを書かせていただきますm(__)m
またお前かという方もいらっしゃるやもしれませんが、先に言わせてもらいます。ごめんなさい

このSSは一話完結の短編集です。詳しくは前作
【モンハン】絶対狩猟域【SS】をご覧になるとわかるかもしれません

・・・宣伝じゃないですよ


それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい


797: せくはら:2012/5/23(水) 01:21:11 ID:weu3RgHoP2
だって捕まりたくないもの(T_T)
798: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 17:09:55 ID:25mHkO0HLg
>>796

りょーかい!!がんばってこうしんさせていただきます!!

平仮名読みづらいですねすみません

>>797

あ、やっぱりお巡りさんを呼ぶべきだった
799: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 17:39:28 ID:nChM6sH1w.
「村長…」

「どうなされました?その娘さんは?」

「この嬢ちゃん…ハンターさんの知り合いみたいで…」

「!!」

「この嬢ちゃんに…話してあげて下さい」

「・・・わかりました」

「お嬢さん、初めまして。私はこの村の村長をしております」

「構いません。それで?人間はどこですか?」

「・・・ハンター様は、ハンター様は」

「亡くなりました」

「・・・へ?」

「ディアブロス討伐の遠征中に…鳥竜の群れに襲われたみたいで…商隊を守りながら、勇敢に戦い抜かれたそうです」

「避難した商隊達が戻ってきた時には…ハンター様はおらず…血溜まりの中に…これが…」

「・・・」
800: っファンゴの頭:2012/5/23(水) 18:24:02 ID:nyFB5BpZOU
800getなるか?

CCCCCCCC
CCC2:00CCC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
801: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 19:39:34 ID:3U78BNLlI.
>>800

おめでとうございます
800ですね♪
この調子で900もとられちゃうかもwww

諸事情で結構更新がマチマチなのをお許し下さい
802: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 19:47:28 ID:3U78BNLlI.
「・・・で?なんですかこれ?」

「へ?」

「こんな薄汚れた手甲なんて探してません。私が探してるのは人間です。」

「ですから…」

「人間はどこですか?人間を出しなさい。隠しているのはわかって…」

「もうハンター様はいないんです!!」

「・・・」

「貴方も薄々わかってらっしゃるのでしょう!?ハンター様はお亡くなりになったんです!!もういないんです!!帰ってこないんです!!」

「それがなんですか?」

「っ!?」

「人間は私と約束しました。必ず戻ってくると。それまで私に待っていろと」

「約束は必ず守らせます。ですが、私も我慢の限界ですし、何より早く動きたいんです」

「今から三日後にこの村を沈ませます」

「!!」

「それまでに人間を私の元に向かわせなさい」

「あ、貴方は一体…」

「わかりませんか?」

ビュゴォォォォォォ!!

「貴方達が恐れて止まない、嵐龍 アマツマガツチです」

「っ!!」

「それでは」スタスタ

「・・・」
803: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 20:16:31 ID:fAg2gpGkjA
「ふう…思いっきり啖呵を切ってしまいましたが…まあ、大丈夫でしょう」

「人間が…死ぬはずありません」

「何せ私の攻撃を受けても立ってたんですからね!!」

「だから…大丈夫…です…」

「っ!!なんで!?なんで悲しいんですか!?」

「人間がいないからですか!?人間に会えないからですか!?」

「・・・許しません、絶対に許しませんからね!!」

「人間!!首どころか全身洗って待ってなさい!!」

「早く…会いたいです…」

「悲しいです。つらいです。苦しいです。寂しいです。」

「数日前には沸き上がらない感情が、ここ数日で一気に溢れてます」

「人間…人間…人間!!」

「約束は…ちゃんと守らせますからね…」
804: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:13:27 ID:uEWEaWo166
〜〜〜三日後〜〜〜

「遂に…来ませんでしたね…」

「まあ、所詮人間の口約束ですし…最初から信用したわけではありませんからね…」

「さて…そろそろいきますか」

「・・・本当はわかってますよ。あの村を滅ぼしても、貴方は帰ってこない」

「貴方が存在しないことも、もういない事も、もう会えない事も…全部、わかってます」

「だから…貴方との思い出を全て水に流すのは…我が儘ですか?人間…」

「・・・いきましょう。全てを終わらせるために」
805: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:19:17 ID:RHfnboBR8.
〜〜〜ユクモ村〜〜〜

「村長!!なにしてるんですか!?早く逃げないと!!」

「・・・私は、ここに残ります」

「村長!?」

「この村は私の村です。この村が沈む時は…私も共に…」

「何を言ってるんですか!?貴女がいれば村を作り直せます!!俺達には貴女が必要なんです!!」

「しかし…」

「お取り込み中失礼しますよっと」

「なんだあんた!!今は立て込んでて…」

「酷いな…折角避難勧告を出した元をこれから討伐しに行くっていうのに…」

「・・・っ!?あんた!!まさか!?」

「ハンター…様?」

「そ、まだ依頼あるよね?」

「で、でもアマツマガツチは近くに…」

「関係ない。あいつは俺と約束したからな」

「動かないでいてくれるってな」

「で?村長さん。依頼するの?しないの?」

「・・・ハンター様」

「お願いします。アマツマガツチを、彼女を、助けてあげて下さい」

「・・・了解」ダッ

「本当に…大丈夫なんでしょうか」

「信じましょう、我らの村のハンター様を」
806: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:25:21 ID:RHfnboBR8.
「・・・来ましたか」

「よう、久しぶりだな。アマツ」

「もう遅いです。私は村を沈めます」

「なら、俺はそれを止めなくちゃな」

「貴方にですか?冗談も休み休み…」

ヒュン!!

「・・・」

「俺は、迷ってたのかもしれない」

「お前を倒して英雄になりたい反面、言葉を交わしてお前を知って、お前を討伐したくないという気持ちもある」

「だが、俺はそれを武器のせいと決めつけて、お前から逃げただけだったんだ」

「お前と正面から向き合わず、安っぽい正義感振りかざして酔ってただけだったんだ」

「・・・だが、今は違う」

「村の為に、そして、お前の為に、俺は全力でお前を止める」
807: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:31:01 ID:uEWEaWo166
「私の…為?」

「ああ、大方お前は村を沈めて全てを忘れようとしてるんだろうが…それは間違ってる」

「お前が、全てを忘れたら…何か、取り返しのつかない事になりそうな気がする」

「だから、俺はお前を助ける。」

「助ける…ね、大きく出ましたけど、結局はその剣も当てなきゃ意味がな…」

ザシュ!!

「っ!!」

「当てるさ」

「お前が、止めてくれるまで、何度だって当ててやる!!」

「っ!!人間の分際で!!生意気なんですよ!!」

バシュ!!

「当たらない!!」ヒョイ

ザシュ!!

「くっ!!」

「俺は倒れない!!お前が諦めるまで!!」

「言わせておけば!!このぉー!!」

「無駄だ!!」

「アマツマガツチ!!俺はお前を必ず助ける!!」

「うるさいんですよ!!人間のくせに!!」

「うおおおお!!」

「はあああああ!!」
808: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:35:59 ID:uEWEaWo166
「・・・」

「・・・」

「う…ぐ…」

「諦めなさい、貴方はよくやりました」

「まだだ…まだ終わっていない…」

「そんなに死にたいんですか?」

「死なないさ…俺は死なない」

「お前を止めるまで…俺は絶対に死なない」

「そんな足がフラフラで、剣さえ握る力がないのに…よく言えますね」

「お前だって…同じだろ」

「・・・」

「俺は…必ずお前を助ける」

「私は…必ず全てを終わらせる」

「どっちも譲れないんだ…だったら、へし折ってでも貫かなきゃならねーんだよ…」

「全くその通りです」

「へ…へへへ」

「ふふ…なに笑ってるんですか」

「お前こそ…」

「ふふふ」

「・・・いくぜ」

「いつでも」
809: 名無しさん@読者の声:2012/5/23(水) 22:40:00 ID:XxI.bwlICM
生きてたのか?
810: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:43:34 ID:RHfnboBR8.
〜〜〜1ヶ月後〜〜〜

「朝です。起きなさい。人間」

「んー、あと30分」

「さっきからかれこれ一時間はそういってます」

「寝かせてくれよ…」

「・・・水ブレス、当てますよ?」

「はい起きました」

「よろしい」ニッコリ

「ご飯はもうできてますから、早く顔を洗ってください」

「そうする」

「早く来てくださいね」

バタン

「・・・これで、よかったんだな」

「何かいいましたか?」

「うおっ!?いきなりなんだよ」

「何か呟きましたから気になって」

「なんでもねーよ」

「むー、気になります」

「なんでもないったら、なんでもない」

「不完全です。説明を要求します」
811: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:48:13 ID:RHfnboBR8.
「えー、言わなきゃ駄目?」

「当然です。私に隠し事なんて100年早いです」

「はあ…わかったよ」

「お前に出会えて、本当に良かったよ」

「なっ、何を今更!!」

「プププ、照れてやんの」

「て、照れてません!!」

「照れんなよ」

「もう怒りました!!人間のご飯は抜きです!!」

「ちょ!!おま!!」

「いーやーでーす、もう決めましたー!!」

「子供か!!」

「子供じゃありません!!」

「・・・アマツ」

「・・・」

「ごめん、愛してる」

「・・・まあ、私は寛大なので・・・許してあげます」

「飯、食おうぜ」

「・・・はい」


【嵐の中の死闘】


fin
812: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/23(水) 22:52:38 ID:uEWEaWo166
>>809

生きてましたwww



皆さんこんばんは

さぎしです

なんというか、気がついたら800に到達しましたね…ええ、はい

数日前は700でてんやわんやしてたのに…時間って早いですね…
私もいつかここでSSを書かなくなる日がくるんですかね…

まあ、それはまだまだ先の話なので置いといて

リクエストのアマツマガツチやってみましたが
正直やっちまった感が否めませんね、はい
思いつきでやるなってことか…

とにもかくにも、今日の投下はこれで終了となります
見てくださった方々
ありがとうございました
ここまでのご回覧
乙狩れ様でした♪
813: 名無しさん@読者の声:2012/5/23(水) 23:24:35 ID:7dQWNfM4rs

リクエストした者です


アマツのリクエストありがとうございます

最初ギャグかな?ってみてたら急にシリアスになって ストーリー展開が読めないドキドキ感がありました
できればハンターが何故生きてたかの経緯が知りたいです

あと200ぐらいで終わってしまうのがとても惜しいですが 最後まで支援していきます
CCCC
814: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/5/24(木) 06:33:48 ID:6DmvH7beDk
>>813

リクエスト感謝です
そんなもったいないお言葉までいただいてもうなんと言っていいやら

あー、やっぱりそこ突っ込まれちゃいますか
経緯を書くのは簡単ですが、文にしてみると味気ない気がしますから

・・・うーん、とりあえず番外編という形で話を考えてみまふ

支援感謝です
815: 名無しさん@読者の声:2012/5/24(木) 13:18:58 ID:sBpS6x.lLU
一回これでもかってくらい切ないやつかいてほしい

ハッピーエンドじゃなくて

最後まで悲しくて切ないの!wwwwwwwwww
816: 名無しさん@読者の声:2012/5/24(木) 16:21:21 ID:ddyyP9wyno
さぎしさん、いつも素敵なお話をありがとうございます、楽しく読ませてもらってます(*´ω`)ホクホク

リクっていうか、できたら古龍(♂)が出てくるのも読みたいなぁ・・・なんて思ったり。

いつだって支援してるんだからねっ///CCCCC
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