助手「今日は随分多いですねぇ」
係員「はい、並んで下さいね〜!」
司会「今日はどんな運命が決まるのかなぁ」wktk
助手「不謹慎極まりないですね」
176: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/6(月) 14:50:04 ID:9tzrAGDv/E
司会「みーっつっけた☆」
霊「見つかっちゃったっ☆」テヘッ
助手「…監視班さん」
『はい』
助手「地獄行きの手配を」
『既に手配済みです』
霊「いやっ!?待ってっ!?」Σ
助手「……。」じーっ
司会「…怒らせちゃったね」ポンポン
霊「えっ!?確定ッ!?」
177: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/6(月) 14:57:37 ID:9tzrAGDv/E
助手「ふぅ」パンパン
助手「まだ確定はしてませんけど」
霊「…はい」
助手「何で逃げたんですか?」
霊「あ、あの…、すいません」
助手「理由の説明になってません」
霊「ひっ、ごめんなさいごめんなさい」ガクガク
『司会さん、さっきの鈍い音は…』
司会「ワタシ、イマ、ヘタナコトイエナイ」
『い、一体何があったんですか…?』
178: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/6(月) 14:58:56 ID:9tzrAGDv/E
本日はここまでにしておきます〜。
有り難うございました〜!
179: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 01:31:12 ID:9tzrAGDv/E
〜〜ご挨拶〜〜
暫く慌ただしい生活が続いておりましたが、
なんとか落ち着いたので、改めて更新を
再開させて頂きます!
度重なる更新遅れ申し訳ありませんでした…。
今後ともひっそりとお願い致します〜。
読んで頂けていらっしゃる方がいる事を祈りつつ、
御盆編再開します〜。
180: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 01:45:29 ID:9tzrAGDv/E
霊「怖いんです…」
司会「…うん、解るよ…」
助手「…確かに、自分が自殺したとなれば、
その苦しみを思い出す事にー」
司会「ー助手ちゃんのツッコミは、
確かに鋭く突き刺さる恐怖があるもんね…」
霊「えっ?」
司会「えっ」
助手「えっ」
霊「ち、違うんです!」オロオロ
助手「司会さん、さりげない私へのクレームで
話しの腰を折らないでもらえますか」
司会「え?違ったの?」Σ
助手・霊「「…(本気で勘違いしてる…)」」
181: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 01:53:13 ID:9tzrAGDv/E
司会「自殺した理由を知るのが、ね」
霊「はい…。気が付いたら彷徨ってましたけど、
いざ自殺したとなると…」
助手「地獄行きの可能性が必然的に高くなりますね」
霊「…それは、自分が招いた事なので良いんです」
司会「…って言うと、何が怖いの?」
霊「さっきお話しに出た様に、恨みに駆られて
悪霊になってしまう様な理由があった時、
私自身が踏み止まれる自信がないんです…」
助手「…ッ! それは…ー」
司会「ー考え過ぎじゃない?」
霊「一蹴されたっ!?」Σ
182: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 02:00:27 ID:9tzrAGDv/E
司会「って言う事で、この子のデータちょーだい」
助手「データ?」
『成る程。通話を切らずにスルーしてるかと
思えば、それが狙いでしたか』カタカタカタ
助手「一体何を?」
司会「フッフッフッ、天国も既に情報社会!
しっかりと霊魂から情報を割り出せるのよっ」ドヤァ
『その言う割りにはパソコン使えませんよね』
司会「…時代は既にー」
助手「強引に仕切り直そうとしても、
無理があるかと思いますが…」
司会「……チッ」
183: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 02:06:32 ID:9tzrAGDv/E
『出ました。まだ高校生だった様ですね。
司会さんの端末に送信します』
司会「覚えてろよ〜!」ポチ
助手「何故そんな捨てゼリフ…」
司会「いつか嫌がらせしてやろうって言う、
私の渾身の心の声だよ」スッキリ
助手「…なんとなく二人の関係が見て取れますね」
司会「生き別れた兄と妹!」
霊「そ、そうだったんですか!?」
助手「くだらない嘘は結構なので、
送られたデータを話しやがってもらえますか」
司会「け、敬語じゃなくなってる…」オロオロ
霊「だ、騙された…」オロオロ
助手「…(…面倒な二人…)」
184: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 02:07:36 ID:9tzrAGDv/E
短いですが、今日はここまでにします〜。
また明日更新します!
有難う御座いました〜!
185: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 14:57:01 ID:9tzrAGDv/E
助手「やはりこの近くの高校に通っていた様ですね」
司会「行ってみよ〜」
霊「あ…でも…」
司会「霊ちゃん」
霊「…?」
司会「そんなに怖がらないで良いんだよ」
霊「…そう言われても…」
司会「悪霊にならない為に、天国に昇る為に、
私達は協力するんだから…。ね?」
霊「し、司会さん…」
司会「ほら、助手ちゃんも何か言ってあげて」
助手「尺を巻けとの指示ですので、
納得するかしないかは聞いてません」
霊「誰かの陰謀っ!?」
助手「ちなみに、逃げたら地獄行き。
行かなくても地獄行きです」
霊「お、脅し!?」Σ
助手「選択肢はありません」
司会「助手ちゃん、オブラートに…」
助手「司会さんの笑顔が胡散臭過ぎて
耐えられませんでした」
司会「私のせいっ!?」
186: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 15:04:58 ID:9tzrAGDv/E
ー高校。
司会「真っ暗だねぇ」
助手「まぁ丑三つ時ですし」
ガタッ
霊「ひっ…!?」
司会「ででで、出た…!?」
助手「…出る側ですよ、私達」
司会「…はぁ、解ってないなぁ。
怖がる姿に萌える人もいるんだよ、助手ちゃん」
助手「そんなポイントを狙ってたんですか?」
司会「大事だよっ」グッ
霊「そ、そうですよねっ」グッ
助手「…お好きにどうぞ」スタスタ
司会「冷たいよっ!?」
187: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 15:11:37 ID:9tzrAGDv/E
司会「どう? 見憶えある?」
霊「なんとなく、です。
ただ、胸騒ぎがしていて、落ち着きません…」
司会「胸騒ぎ…。助手ちゃん、これって…」
助手「何かを思い出そうとしているのかもー」
司会「ー恋だねっ!?」ドヤァ
霊「…ッ! 恋…!?」
助手「……。」じーっ
司会「…霊ちゃん、くだらない事言ってると、
助手ちゃんが怒るよ?」ポン
霊「責任転嫁っ!?」
188: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 15:23:39 ID:9tzrAGDv/E
司会「監視班から送られてきた情報だと、
霊ちゃんが亡くなったのは先月の中旬だね」
助手「約一ヶ月、ですか」
霊「そ、そんなに経ってるんですか?」
司会「霊魂になると時間の感覚が変わるから、
実感沸かないのかもね〜」
助手「つまり、一ヶ月近く道路で見える人を
怖がらせ、その姿を見ていた、と?」
霊「そうなりますね…」
司会「…人の趣味にとやかく言いたくないけど、
もうちょっと良い趣味探そうね?」ポン
霊「そんな憐れむ瞳で優しく語りかけないでっ」ぶわっ
助手「司会さん、死後の記憶障害という例が
多い様ですが、これは全ての死者に共通しているのですか?」
司会「うん、そうだね」
助手「…そう、ですか…」
司会「どしたの?」
助手「いえ、ちょっと気になりまして」
司会「……?」
189: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 16:32:44 ID:9tzrAGDv/E
司会「さんねぇぇ〜ん、B組!」
助手「言うと思いました」
司会「〜♪」ほっこり
霊「…ここ…」キョロキョロ
司会「……?」
霊「私、このクラスで、この席でした…」スッ
助手「…ッ!」
司会「…机に落書き…」
助手「悪質なイジメ…ですね」
霊「…うっ…」ガクッ
司会「〜ッ! まずい!」
助手「えっ…?」
霊「う…ああぁぁあぁ!」
ガタガタガタ
司会「ポルターガイスト…!」
助手「霊さん、落ち着いて下さい!」
霊「…ツラヲ……ス」
フッ
助手「消えた…!」
司会「追うよ、助手ちゃん!」
190: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 18:04:15 ID:9tzrAGDv/E
『まったく。何の為に下界に降りているんですか』
司会「お小言は後にして、早く割り出して!
一人でも危害を加えたら、もう救えない!」
『やれやれ、やってますよ…っと。
見つけました。そこからおよそ2キロ程先にある
民家に反応がありますね』
助手「今回も曲がり角を期待してましたが、
そうはいかない様ですね」
『これから地図情報とルートを送ります』
司会「うん、よろしく!」
助手「司会さん。霊さんは一体…?」
司会「憎しみを思い出して、悪霊化の一歩手前。
もしも生者に何か手を出したら、
その瞬間に私達の管轄を離れる…」
助手「…間違いなく地獄…」
司会「情報きた!行くよ!」
助手「はいっ」
191: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 18:05:26 ID:9tzrAGDv/E
本日はここまでにします〜。
また明日更新しまーす!
192: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 04:29:59 ID:9tzrAGDv/E
〜〜御礼のご挨拶〜〜
作者の怜司です。
この度、当SSが私の予想を大きく裏切り、
ランキング9位に入ったと昨夜知りました。
更新をストップしたりと、
再三に渡り御支援頂いた方々にも御迷惑を
おかけしてしまったので、どうにか書き上げようと
戻って来たのですが、いやはや嬉しい限りです。
御支援・投票頂けた方のみならず、
読んで下さった方々に感謝です!
今後も暇潰し程度に読んで頂ければ
書き手として嬉しい限りです。
ちょっとしたネタを混ぜつつ、
御礼の言葉としてご挨拶とかえさせて頂きます。
↓↓外伝ネタ↓↓(1レス編成)
193: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 12:11:11 ID:9tzrAGDv/E
〜〜外伝〜〜
司会「みんなありがと〜!」
助手「まるでコンサートの挨拶ですね…。
しかし、昨夜気付いたと言ってますが、
開票は一昨日の筈では…」
司会「あぁ、作者がランキングの見方とか
知らなかったらしいよ〜」
助手「えっ」
司会「だから、他スレに貼ってもらった結果を
チラッと見たら書いてあって、それで知ったみたい」
助手「…呆れますね」
司会「まぁ残念な作者は放っておいて、
助手ちゃんもホラ」
助手「えっ、あ、あありがとう…ございます」
司会「デレたっ!」
助手「そっそんな事…ッ!」
司会「まぁまぁ。サービス大事っ」グッ
助手「…サービス…?」
司会「うん、まだツンデレの需要はある!
デレてこそなんだよっ!」
助手「そう言われても…」
司会「さぁ、ずいっとデレながら御礼を…」
助手「え、あ…ー」
神様「ありがとうござー」
司会「ー空気読め!」ゲシ
神様「」
ありがとうございます〜!
194: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 17:54:38 ID:9tzrAGDv/E
本編再開
助手「でも、何で民家に?」
司会「復讐か、自分の家か…だね」
『後者であれば幸いでしたが、どうやら
前者の可能性が高い様ですね』
助手「どういう事です?」
『彼女の家は反対方向です。
別れを告げるだけとは思えません』
司会「あの表情はまずかったよ…。
恨みで霊魂が染まった表情だったからね」
助手「そんなの解るんですか?」
司会「だってホラーだった!」
助手「……。」
『……。』
司会「……じょ、冗談だよ〜…あはは…」
助手「…(…信じた私が馬鹿だった)」
195: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 18:00:03 ID:9tzrAGDv/E
助手「ここですね…」
司会「…うん、醜悪な臭い…。
これも呪う意思が反してるのかもー」
助手「ー司会さん、ゴミ捨て場の目の前で
何をブツブツと?」
司会「…早く行くよっ!」
助手「は、はい」
ー室内ー
司会「…おはようございます〜」ヒソヒソ
司会「今日は、高校生の男子に寝起きドッキリを
仕掛けます〜」ヒソヒソ
助手「それも言ってみたかっただけですね」ヒソヒソ
司会「〜♪」コクコク
助手「…ッ! 司会さん、あの少年の前!」
司会「いたっ!」
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