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司会「転生ルーレットスタート!」
[8] -25 -50 

1: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/1/31(火) 17:32:38 ID:ZxmG2IZLfE
助手「今日は随分多いですねぇ」

係員「はい、並んで下さいね〜!」

司会「今日はどんな運命が決まるのかなぁ」wktk

助手「不謹慎極まりないですね」


176: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/6(月) 14:50:04 ID:9tzrAGDv/E
司会「みーっつっけた☆」

霊「見つかっちゃったっ☆」テヘッ

助手「…監視班さん」

『はい』

助手「地獄行きの手配を」

『既に手配済みです』

霊「いやっ!?待ってっ!?」Σ

助手「……。」じーっ

司会「…怒らせちゃったね」ポンポン

霊「えっ!?確定ッ!?」
177: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/6(月) 14:57:37 ID:9tzrAGDv/E

助手「ふぅ」パンパン
助手「まだ確定はしてませんけど」

霊「…はい」

助手「何で逃げたんですか?」

霊「あ、あの…、すいません」

助手「理由の説明になってません」

霊「ひっ、ごめんなさいごめんなさい」ガクガク

『司会さん、さっきの鈍い音は…』

司会「ワタシ、イマ、ヘタナコトイエナイ」

『い、一体何があったんですか…?』
178: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/6(月) 14:58:56 ID:9tzrAGDv/E
本日はここまでにしておきます〜。

有り難うございました〜!
179: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 01:31:12 ID:9tzrAGDv/E
〜〜ご挨拶〜〜

暫く慌ただしい生活が続いておりましたが、
なんとか落ち着いたので、改めて更新を
再開させて頂きます!

度重なる更新遅れ申し訳ありませんでした…。

今後ともひっそりとお願い致します〜。



読んで頂けていらっしゃる方がいる事を祈りつつ、
御盆編再開します〜。


180: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 01:45:29 ID:9tzrAGDv/E
霊「怖いんです…」

司会「…うん、解るよ…」

助手「…確かに、自分が自殺したとなれば、
その苦しみを思い出す事にー」

司会「ー助手ちゃんのツッコミは、
確かに鋭く突き刺さる恐怖があるもんね…」

霊「えっ?」

司会「えっ」
助手「えっ」

霊「ち、違うんです!」オロオロ

助手「司会さん、さりげない私へのクレームで
話しの腰を折らないでもらえますか」

司会「え?違ったの?」Σ

助手・霊「「…(本気で勘違いしてる…)」」
181: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 01:53:13 ID:9tzrAGDv/E
司会「自殺した理由を知るのが、ね」

霊「はい…。気が付いたら彷徨ってましたけど、
いざ自殺したとなると…」

助手「地獄行きの可能性が必然的に高くなりますね」

霊「…それは、自分が招いた事なので良いんです」

司会「…って言うと、何が怖いの?」

霊「さっきお話しに出た様に、恨みに駆られて
悪霊になってしまう様な理由があった時、
私自身が踏み止まれる自信がないんです…」

助手「…ッ! それは…ー」

司会「ー考え過ぎじゃない?」

霊「一蹴されたっ!?」Σ
182: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 02:00:27 ID:9tzrAGDv/E
司会「って言う事で、この子のデータちょーだい」

助手「データ?」

『成る程。通話を切らずにスルーしてるかと
思えば、それが狙いでしたか』カタカタカタ

助手「一体何を?」

司会「フッフッフッ、天国も既に情報社会!
しっかりと霊魂から情報を割り出せるのよっ」ドヤァ

『その言う割りにはパソコン使えませんよね』

司会「…時代は既にー」

助手「強引に仕切り直そうとしても、
無理があるかと思いますが…」

司会「……チッ」
183: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 02:06:32 ID:9tzrAGDv/E
『出ました。まだ高校生だった様ですね。
司会さんの端末に送信します』

司会「覚えてろよ〜!」ポチ

助手「何故そんな捨てゼリフ…」

司会「いつか嫌がらせしてやろうって言う、
私の渾身の心の声だよ」スッキリ

助手「…なんとなく二人の関係が見て取れますね」

司会「生き別れた兄と妹!」

霊「そ、そうだったんですか!?」

助手「くだらない嘘は結構なので、
送られたデータを話しやがってもらえますか」

司会「け、敬語じゃなくなってる…」オロオロ

霊「だ、騙された…」オロオロ

助手「…(…面倒な二人…)」
184: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 02:07:36 ID:9tzrAGDv/E


短いですが、今日はここまでにします〜。

また明日更新します!
有難う御座いました〜!


185: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 14:57:01 ID:9tzrAGDv/E
助手「やはりこの近くの高校に通っていた様ですね」

司会「行ってみよ〜」

霊「あ…でも…」

司会「霊ちゃん」

霊「…?」

司会「そんなに怖がらないで良いんだよ」

霊「…そう言われても…」

司会「悪霊にならない為に、天国に昇る為に、
私達は協力するんだから…。ね?」

霊「し、司会さん…」

司会「ほら、助手ちゃんも何か言ってあげて」

助手「尺を巻けとの指示ですので、
納得するかしないかは聞いてません」

霊「誰かの陰謀っ!?」

助手「ちなみに、逃げたら地獄行き。
行かなくても地獄行きです」

霊「お、脅し!?」Σ

助手「選択肢はありません」

司会「助手ちゃん、オブラートに…」

助手「司会さんの笑顔が胡散臭過ぎて
耐えられませんでした」

司会「私のせいっ!?」
186: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 15:04:58 ID:9tzrAGDv/E
ー高校。

司会「真っ暗だねぇ」

助手「まぁ丑三つ時ですし」

ガタッ

霊「ひっ…!?」

司会「ででで、出た…!?」

助手「…出る側ですよ、私達」

司会「…はぁ、解ってないなぁ。
怖がる姿に萌える人もいるんだよ、助手ちゃん」

助手「そんなポイントを狙ってたんですか?」

司会「大事だよっ」グッ

霊「そ、そうですよねっ」グッ

助手「…お好きにどうぞ」スタスタ

司会「冷たいよっ!?」
187: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 15:11:37 ID:9tzrAGDv/E
司会「どう? 見憶えある?」

霊「なんとなく、です。
ただ、胸騒ぎがしていて、落ち着きません…」

司会「胸騒ぎ…。助手ちゃん、これって…」

助手「何かを思い出そうとしているのかもー」

司会「ー恋だねっ!?」ドヤァ

霊「…ッ! 恋…!?」

助手「……。」じーっ

司会「…霊ちゃん、くだらない事言ってると、
助手ちゃんが怒るよ?」ポン

霊「責任転嫁っ!?」
188: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 15:23:39 ID:9tzrAGDv/E
司会「監視班から送られてきた情報だと、
霊ちゃんが亡くなったのは先月の中旬だね」

助手「約一ヶ月、ですか」

霊「そ、そんなに経ってるんですか?」

司会「霊魂になると時間の感覚が変わるから、
実感沸かないのかもね〜」

助手「つまり、一ヶ月近く道路で見える人を
怖がらせ、その姿を見ていた、と?」

霊「そうなりますね…」

司会「…人の趣味にとやかく言いたくないけど、
もうちょっと良い趣味探そうね?」ポン

霊「そんな憐れむ瞳で優しく語りかけないでっ」ぶわっ

助手「司会さん、死後の記憶障害という例が
多い様ですが、これは全ての死者に共通しているのですか?」

司会「うん、そうだね」

助手「…そう、ですか…」

司会「どしたの?」

助手「いえ、ちょっと気になりまして」

司会「……?」
189: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 16:32:44 ID:9tzrAGDv/E
司会「さんねぇぇ〜ん、B組!」

助手「言うと思いました」

司会「〜♪」ほっこり

霊「…ここ…」キョロキョロ

司会「……?」

霊「私、このクラスで、この席でした…」スッ

助手「…ッ!」

司会「…机に落書き…」

助手「悪質なイジメ…ですね」

霊「…うっ…」ガクッ

司会「〜ッ! まずい!」

助手「えっ…?」

霊「う…ああぁぁあぁ!」

ガタガタガタ

司会「ポルターガイスト…!」

助手「霊さん、落ち着いて下さい!」

霊「…ツラヲ……ス」

フッ

助手「消えた…!」

司会「追うよ、助手ちゃん!」
190: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 18:04:15 ID:9tzrAGDv/E
『まったく。何の為に下界に降りているんですか』

司会「お小言は後にして、早く割り出して!
一人でも危害を加えたら、もう救えない!」

『やれやれ、やってますよ…っと。
見つけました。そこからおよそ2キロ程先にある
民家に反応がありますね』

助手「今回も曲がり角を期待してましたが、
そうはいかない様ですね」

『これから地図情報とルートを送ります』

司会「うん、よろしく!」

助手「司会さん。霊さんは一体…?」

司会「憎しみを思い出して、悪霊化の一歩手前。
もしも生者に何か手を出したら、
その瞬間に私達の管轄を離れる…」

助手「…間違いなく地獄…」

司会「情報きた!行くよ!」

助手「はいっ」
191: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/19(日) 18:05:26 ID:9tzrAGDv/E


本日はここまでにします〜。

また明日更新しまーす!
192: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 04:29:59 ID:9tzrAGDv/E
〜〜御礼のご挨拶〜〜

作者の怜司です。
この度、当SSが私の予想を大きく裏切り、
ランキング9位に入ったと昨夜知りました。

更新をストップしたりと、
再三に渡り御支援頂いた方々にも御迷惑を
おかけしてしまったので、どうにか書き上げようと
戻って来たのですが、いやはや嬉しい限りです。

御支援・投票頂けた方のみならず、
読んで下さった方々に感謝です!

今後も暇潰し程度に読んで頂ければ
書き手として嬉しい限りです。

ちょっとしたネタを混ぜつつ、
御礼の言葉としてご挨拶とかえさせて頂きます。

↓↓外伝ネタ↓↓(1レス編成)
193: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 12:11:11 ID:9tzrAGDv/E
〜〜外伝〜〜

司会「みんなありがと〜!」

助手「まるでコンサートの挨拶ですね…。
しかし、昨夜気付いたと言ってますが、
開票は一昨日の筈では…」

司会「あぁ、作者がランキングの見方とか
知らなかったらしいよ〜」

助手「えっ」

司会「だから、他スレに貼ってもらった結果を
チラッと見たら書いてあって、それで知ったみたい」

助手「…呆れますね」

司会「まぁ残念な作者は放っておいて、
助手ちゃんもホラ」

助手「えっ、あ、あありがとう…ございます」

司会「デレたっ!」

助手「そっそんな事…ッ!」

司会「まぁまぁ。サービス大事っ」グッ

助手「…サービス…?」

司会「うん、まだツンデレの需要はある!
デレてこそなんだよっ!」

助手「そう言われても…」

司会「さぁ、ずいっとデレながら御礼を…」

助手「え、あ…ー」

神様「ありがとうござー」

司会「ー空気読め!」ゲシ

神様「」

ありがとうございます〜!
194: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 17:54:38 ID:9tzrAGDv/E
本編再開


助手「でも、何で民家に?」

司会「復讐か、自分の家か…だね」

『後者であれば幸いでしたが、どうやら
前者の可能性が高い様ですね』

助手「どういう事です?」

『彼女の家は反対方向です。
別れを告げるだけとは思えません』

司会「あの表情はまずかったよ…。
恨みで霊魂が染まった表情だったからね」

助手「そんなの解るんですか?」

司会「だってホラーだった!」

助手「……。」

『……。』

司会「……じょ、冗談だよ〜…あはは…」

助手「…(…信じた私が馬鹿だった)」
195: 怜司 ◆13QAQ5TO..:2012/8/20(月) 18:00:03 ID:9tzrAGDv/E
助手「ここですね…」

司会「…うん、醜悪な臭い…。
これも呪う意思が反してるのかもー」

助手「ー司会さん、ゴミ捨て場の目の前で
何をブツブツと?」

司会「…早く行くよっ!」

助手「は、はい」


ー室内ー


司会「…おはようございます〜」ヒソヒソ

司会「今日は、高校生の男子に寝起きドッキリを
仕掛けます〜」ヒソヒソ

助手「それも言ってみたかっただけですね」ヒソヒソ

司会「〜♪」コクコク

助手「…ッ! 司会さん、あの少年の前!」

司会「いたっ!」
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