女「男!!好きだ!!愛してる!!結婚を前提に付き合ってくれ!!寧ろ結婚しよう!!」
男「・・・え、やだ」
女「な、何故だ!?」
男「だって、お前変態じゃん」
女「わ、私のどこが変態だというのだ!?」
男「お前、朝からの行動を思い返してみ?」
女「朝か?朝はまずお前にモーニングコールを10回して、おはようメールを5通送ったな」
男「同じ奴から何回も連絡を入れられる恐怖を考えろ」
女「その後、男の家に向かい、お前が登校したのを確認して後ろから背中を眺め回してハアハアしながら後をつけて…」
男「ストーカーも入っていたとはな」
女「そして男が教室に入る瞬間、偶然を装い一緒に入り今に至るというわけだ」
799: 1:2012/8/10(金) 23:06:55 ID:I3n4uegHZI
ロビー
男「・・・やっぱ病院は好きになれん」
男「母さん遅いな…ナンパされてるんじゃないだろうな?」
女「ふむ。確かにな…お母様万人受けする顔立ちだからな…心配だ…」
男「そうだな…ちょっくら見てくる…前に質問だな」
女「なんだ?」ハアハア
男「一つ目、何故いる?二つ目、何故ハアハアしてる?」
女「お母様から連絡が入ってな。退院するから付き添いを任せたいと、息が切れているのは全速力で走ったからだ…ゴホッ」
男「お、おい…大丈夫か?」
女「はあ…すまないが、背中を擦ってくれないか?」
男「よしきた」
女「そのままブラのホックを外してくれ」
男「それは断る」
800: 1:2012/8/10(金) 23:10:58 ID:mNilGnhRFk
母「お待たせ〜、女ちゃん来てくれたのね」
女「いえ、お母様の頼みなら断るわけにはまいりませんから」
母「ありがとうね♪そのまま男君を家まで送ってあげてくれる?」
女「わかりました」
母「よろしくね〜」
ウィィィーン
女「よし…いくか」
男「手を繋ぐ必要あるか?」
女「黙って繋いでくれ」
女「もう…あんな光景は…見たくないんだ…」
男「・・・」
801: 1(800突破支援感謝!!):2012/8/10(金) 23:14:04 ID:I3n4uegHZI
家
男「何のハプニングもなく家に到着」
女「ふぅ…良かった…」
男「せっかくだからあがっていけよ。茶くらいは出すぞ?」
女「ならお言葉に甘えよう」
ガチャ
男「ただいまー」
女「ただいま帰りました」
男「とりあえず居間にでも座って…」
女「やかん借りるぞ」ガサゴソ
男「・・・ああ」
802: 1:2012/8/10(金) 23:22:39 ID:mNilGnhRFk
男「・・・」ズズ
女「・・・」ズズ
男「うーむ…」
女「どうした?口に合わなかったか?」
男「いや、そうじゃないんだ…ただ、前に飲んだ事がある味わいだからさ…」
女「私が家にお邪魔したときはいつもこのブレンドだからな」
男「そっか…」
女「・・・」
男「実はというとさ、もう大部分思い出してるような気がするんだよな」
女「・・・」
男「経験した事ないのにした記憶がある…その記憶の中にはいつも必ず誰かがそばにいて…」
男「お前だって…結論づければ丸く収まるんだ…」
女「だが…納得いかないと?」
男「・・・悪い」
女「謝る事はない、確証を欲しがるのは当然の事だ」
女「何か…決定的な事があればいいんだがな…」
803: 1:2012/8/11(土) 13:51:28 ID:g2GhWr2I9E
男「そう・・・だな」
女「眠そうだな?」
男「うーん…まあ、病院じゃあまり落ち着けなかったからな…実はあまり寝てないんだよ」
女「それはいかんな、すぐに布団を敷こう」
男「うん…悪いな…」
女「まるで大きな子供だな…今にも寝そうではないか、ふふ」
男「・・・」
女「ほら、こっちだ。そんな所で寝るな」
男「おう…」ポスッ
女「お休み…男」
804: 1:2012/8/11(土) 14:00:09 ID:KHK.4n0eiE
男「う…ん…」
男「あれ?俺寝ちまったのか…?」
男「そういや…女が側にいてくれてたんだっけか…」
男「ん…手紙?」
男「用事があるから先に帰らしてもらう…か」
男「まあいいや、顔でも洗おう」
男「えーと、鏡、鏡と」
男「ん…?なんだこの赤いの…」
男「首筋に…虫に食われたわけじゃないし…!?」
男「あ…そうか…」
男「やられた…待ってろよ?女」ニヤリ
805: 1:2012/8/11(土) 14:05:00 ID:KHK.4n0eiE
女の家
ピンポーン
女「はい?」ガチャ
男「よう」
女「おお、起きたのか。すまんな一人にしてしまって」
男「お互い様だ。気にすんな」
女「そうか?…ん?待てよ?」
女「お前に私の家を教えた覚えはない…」
男「二度も同じ手使いやがって…」
女「・・・ま、まさか」
男「まーた首を舐め回したのか?」
女「男…男なのか?」
男「・・・ただいま」
女「っ!!」バッ
男「おっと、泣くなよ?頼むから…」
女「泣いてなど…いない!!」
806: 1:2012/8/11(土) 14:07:23 ID:g2GhWr2I9E
女「しかし…何故?」
男「キスマーク見た瞬間に何もかも」
女「そうか…」
男「サンキューな、女…後、悪かった」
女「全くだ。私がどれだけ心配したと思った?」
男「わからんな」
女「よろしい。ならばお仕置きだ」
男「意味がわかんねーよ!!」
807: 1:2012/8/11(土) 14:11:14 ID:g2GhWr2I9E
女「でも…本当に戻ってきたのだな…」
男「ああ」
女「ありがとう…」
男「しおらしいのはお前らしくないぜ…女」スッ
女「ん…」
男「まずこれがお詫び。そしてこれが感謝の気持ち」スッ
男「そして…これが…今の俺の気持ち」
女「ん…はぁ、男…」
男「女…愛してる」
女「ああ…私もだ…ん」
808: 1:2012/8/11(土) 14:14:37 ID:g2GhWr2I9E
男「さて…まずは迷惑や心配かけた奴に謝りにいかないとな…」
女「男…もう一回」
男「ああ、はいはい」スッ
男「後は…まあ自堕落に生活かな…?つってももうすぐ新学期始まるわけだが…」
女「男…もう一回」
男「へいへい」スッ
男「後は…」
女「男…もう一回」
男「お前は何回キスをせがむんだよ」
女「私が満足するまでだ」
男「とんだ我が儘お嬢様だよ…全く」
809: 1:2012/8/11(土) 22:43:24 ID:tW.MZgafGU
男「そいや海にいく予定だったんだっけか…準備とかしないとな…」
女「男…」
男「今度はなんだよ」
女「抱きしめてくれ…強く。離れないように」
男「(強そうに振る舞ってたけど…やっぱり淋しかったんだよな…)」
男「(つい忘れがちになりそうだけど…一番心配をかけたのはこいつで、誰よりも心配をしてくれたのもこいつなんだよな…)」
男「わかってる…もう、離さないから」
女「ん…」
男「(やばい、凄く可愛い。下心とか多分無いだろうから余計に可愛い)」
女「男…?」
男「俺の女がこんなに可愛いわけがない」
女母「あれ…どうします?」ヒソヒソ
女父「・・・若いやつらに任せてやれ」
女母「(あら、案外優しい)」
810: 1:2012/8/11(土) 22:50:36 ID:tW.MZgafGU
男「あっと…そういえば当然のように居座ってたけど…家に帰らなきゃな…」
女「・・・」ギュー
男「女…」
女「いくな…」
男「大丈夫だって…もういなくなったりしないし…それに」
男「いい加減視線がきつい」
女「?」
男「いや…女母さんと女父さんがね?」
女母&父「!?」
女「っ!?///」
女母「ご、ごめんね?決して覗こうとしたわけじゃないのよ?」
女父「お、おう。不可抗力だ」
男「な?離してくれると嬉しいんだが」
女「っ!!」ギュー
男「逆効果!?」
811: 1:2012/8/11(土) 22:56:06 ID:RBJYeQmqLs
女母「あらあら…まるで小さい頃の女を見てる気分ね」
女父「懐かしいな…誕生日に買ってやった熊のぬいぐるみを抱きしめて離さなかったな」
女「そ、それは今は関係無いだろう!?」
男「いや?普通に可愛いと思うが?」
女「なっ!?」
男「どちらにせよって…まあ、いいか…」
ピッピッピ
男「これでよし」
女「何をした?」
男「ん?家に女絡みで帰りが遅くなるって伝えた」
女「あっ、すまない…すぐにでも…」
男「いや、いいよ…今日はお前の側にいてやりたいからさ」
女「/////」
女母「青春ね…」
女父「なんか複雑だ…」
812: 1:2012/8/11(土) 23:02:51 ID:RBJYeQmqLs
女母「さあさ、どうせイチャイチャするならお父さんの目の届かないところでやってなさい」
女母「男君、お家に遅くなるっていれたんだし、折角だから夕飯食べていきなさい」
女父「・・・すまんが、男君は少しだけ残ってくれ」
女「父!!」
女母「あなた!!」
男「わかりました」
女父「悪いな…あんまり手間はとらせねぇから」
813: 1:2012/8/11(土) 23:05:58 ID:RBJYeQmqLs
女父「さて…と」
女母「・・・」
女父「そんな睨むなよ…説教するわけじゃねんーだから」
男「女母さん。俺は大丈夫ですから」
女母「そう…何かあったらすぐに叫ぶのよ?」
女父「俺は獣かよ」
女父「さて…説明してくれるかい?ここ数日女は様子がおかしかったからな…何か知ってるというより、一枚噛んでるだろ?」
男「実は…」
814: 1:2012/8/11(土) 23:12:08 ID:tW.MZgafGU
女父「なるほどね…交通事故に記憶喪失か…」
女母「そんなことがあったなんて…」
男「女は、何も?」
女父「情けない事に…何も聞かされてない」
男「そうなんですか…」
女父「でも俺は女を責める気はない」
女父「女がしっかりしすぎてることに甘えて、何も聞かなかった俺達が悪い」
女母「・・・」コクリ
女父「ここ数日も、いつもよりやや落ち込んでる程度にしか思わなかったんだ…まさかそんな事になってるなんてな…」
男「俺は女に償いきれない程の迷惑をかけましたから…」
女父「男君は何も悪くねーよ、事故はしょうがねー」
女「・・・」
815: 1:2012/8/11(土) 23:21:08 ID:tW.MZgafGU
女の部屋
男「ただいまー、ん?違うくねーか?」
女「大体あってるぞ。お帰り。何を話してたんだ?」
男「あー、まあ、あれだ…最近女とはどうなんだって」
女「・・・そうか」
男「まあ、心配する必要は無いって答えといたから」
女「ふふ、私達にはこれ以上ない程に当てはまるな」
男「ところで…なんで距離を置いてるんだ?」
女「・・・気のせいだ」
男「さっきの事気にしてんのか?お前の小さい頃なんか笑わねーよ」
女「そうじゃないんだ…今お前を抱き締めたら…どうにかなってしまいそうで…」
男「俺は別に構わないぜ?」
女「な!?」
男「好きにしても、構わないぞ?」
816: 1:2012/8/11(土) 23:25:46 ID:RBJYeQmqLs
女「あ…う…くっ!!」
女「(落ち着くんだ私!!これはどう考えても男の罠!!恐らくこの挑発に乗れば返されてしまうだろう…だが、今までの態度から推察にするにこれは罠ではないという考えも否定は出来ない!!)」
男「どうした?」
女「(どっちだ!?乗るか?反るか?)」
男「早くしないと…」スッ
男「俺から…やるぜ?」
女「っ!?」ボン!!
男「あ、ショートした」
817: 1:2012/8/11(土) 23:31:56 ID:RBJYeQmqLs
皆様こんばんは、1でございます
イチャコラからそのまま情事にもつれ込ませそうな描写をしましたが、女には気絶してもらいました
自分、エロ書けない人間なんで
えっとですね、今後の話ですが…話をかなり省略して一気に終わりまで書いちゃうか、次スレまで丁寧に完結させるかの2つで迷ってます
前者は、新作が早く書けますが、正直腑に落ちない終わりになり、後者は終わりはスッキリする程度です
どちらも一長一短がありますので考えあぐねていますが、とりあえずはこのSSの完結を目指しています
今日の投下はこれで終了となります
見てくださった方々
ありがとうございました!!
818: 名無しさん@読者の声:2012/8/12(日) 00:15:18 ID:N7ZLn0CfpM
丁寧に!お願い致します!
私は一向にかまわんッ!!
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