女「男!!好きだ!!愛してる!!結婚を前提に付き合ってくれ!!寧ろ結婚しよう!!」
男「・・・え、やだ」
女「な、何故だ!?」
男「だって、お前変態じゃん」
女「わ、私のどこが変態だというのだ!?」
男「お前、朝からの行動を思い返してみ?」
女「朝か?朝はまずお前にモーニングコールを10回して、おはようメールを5通送ったな」
男「同じ奴から何回も連絡を入れられる恐怖を考えろ」
女「その後、男の家に向かい、お前が登校したのを確認して後ろから背中を眺め回してハアハアしながら後をつけて…」
男「ストーカーも入っていたとはな」
女「そして男が教室に入る瞬間、偶然を装い一緒に入り今に至るというわけだ」
907: 1:2012/8/18(土) 14:55:35 ID:2K0MngYrAs
女「愚か者!!私情を会社に持ち込むな!!」
部長「な!?私は持ち込んでなんかいな…」
女「いるから言ってるのだ!!」
女「貴様の嫉妬のせいで、どれだけの人間が迷惑をしてると思っている!!人の上に立つ者として恥ずかしくないのか!?」
女「いくら幸せそうだからといって、貴様がその幸せを踏みにじる権利も、妨害する権利もない!!」
女「幸せとは自分で掴む物だ!!他人の幸せを邪魔して得られるのは一時の満足感。そして拭えない罪悪感だけだ!!」
部長「・・・」
書記「お父さん…お母さんもう怒ってないよ…ね?」
908: 1:2012/8/18(土) 15:06:39 ID:qYlj2FltxY
部長「・・・すまなかった」
部長「有給の件は、承認しておく…後で書類を提出しておいてくれ」
父「部長…ご無礼、すみませんでした」
部長「・・・」
バタン
父「女さん。ありがとう…おかげで本当に助かったよ」
女「いえ、旅行の件では私にも関係がありますし、何より私が出来る事をしたまでです…それに」
女「男が…私を頼ってくれて嬉しかった…」
父「そっか…」
書記「お父さんは…多分大丈夫だと…思います」
母「ごめんね〜書記ちゃんも、本当にお疲れ様♪」
書記「・・・///」
母「あ〜ん、本当に可愛いなぁ…娘にしたいくらい」
女「・・・男?」
909: 1:2012/8/18(土) 15:12:48 ID:2K0MngYrAs
男「・・・」
女「こんなところにいたのか」
男「今回…役立たずだったからな」
女「そんなことはない。お前が私と書記を呼ばなければ、今頃どうなっていたか…」
男「どうなった?」
女「有給は取れるそうだ」
男「ん、良かった」
女「随分と軽いな」
男「お前なら、やってくれるってわかってたからな」
女「!!」
女「そ、そうか…良かった…うん///」
男「顔赤いぞ?大丈夫か?」
女「だ、だだだ大丈夫だ!!」
男「本当か?心配なんだが…」ズイッ
女「ほ、本当に、大丈夫…だから…///」
書記「・・・」ジー
910: 1:2012/8/18(土) 15:20:12 ID:qYlj2FltxY
男「うぉい!!書記!!いつのまに!?」
書記「ん、良かった…の辺りからです」
女「かなり最初の方だな…というより、なんで微妙に目をキラキラさせているんだ?」
書記「イチャイチャ…するんですか?」
男「え」
女「したいところだが、ここでは人目が多いからな…」
書記「残念…です」
男「普通イチャイチャは望まねーよ…」
911: 1:2012/8/18(土) 15:25:00 ID:2K0MngYrAs
書記「お父さんには…キツく言って…おきます」
男「ああ…そう」
書記「私達は…先に帰宅するように言われました…」
男「了解」
書記「それと…男さんのお母さんから、娘にしたいと…言われました」
男「は?」
書記「なって…いいですか?」
男「いやいやいや!!無理だから!!てかなんでそこまでして!?」
書記「事実上…私は男さんの妹…そして会長と結婚なされたら…会長の妹にもなれる…」
女「確かに、至極当然だな」
男「とにかく、帰ろうぜ?」
912: 名無しさん@読者の声:2012/8/18(土) 20:27:06 ID:vRa6btuqfM
何者なんだ女はwww
913: 1:2012/8/18(土) 20:46:39 ID:V9s2qbYObw
>>912
女「ただの一般人だ」
男「超がつく変態」
幼「勉強出来て、スポーツ出来て、皆に人気がある凄い人!!」
友「利己的な思考をもち、容姿端麗頭脳明晰。そして自分の意見を通す強さを持った素晴らしい人だよ」
後輩「先輩は凛々しくて気高くて可憐で優しくて高貴で優しくて万能で女神で触れるどころかお声をかけるのも躊躇ってしまうようなお人です!!」
副会長「変だけど、やるときはやる奴」
書記「お姉ちゃん…みたいな人…です」
父&母「男君のお嫁さん」
作者「だそうです」
914: 1:2012/8/18(土) 20:51:28 ID:QoV99feevk
男「しかし、なんとか収まって良かったな…」
書記「そういえば…旅行って…何の事ですか?」
女「私が男の家族に招待されてな、二泊三日の旅行にいってくる」
書記「おお…イチャイチャ?」
男「お前な…」
女「ああ、休ませずに絡むつもりだ」
書記「報告…詳しく…お願いします」
男「お、おお…」
男「(なんで俺なんだよ…)」
書記「じゃあ…私はこれで…お父さんにはキツく…言います」スタスタ
男「なんで二回も言うんだ?」
女「大事な事なので二回、というやつだろう」
男「ふーん」
915: 1:2012/8/18(土) 20:54:47 ID:QoV99feevk
女「では、私もこれで」
男「あれ?家に寄らないのか?」
女「寄りたいのは山々だが、疲れているのでな…それに、家にいたら何かと都合がよくないし…気持ちだけ受けとるとお二人に伝えてくれ」
男「あ、そういうことか…わかった」
女「ではな」
男「おう。明日集まる時間とかはメールで伝えておくから」
女「ああ」
916: 1:2012/8/18(土) 21:00:40 ID:QoV99feevk
家
母「ただいまー」
男「お、お帰り」
母「あれ?女ちゃんは?」
男「帰った」
母「ええー!!なんでー!?」
男「疲れてるんだってさ。気持ちだけ受けとるって」
母「あれ?ばれてた?」
父「だから言ったでしょ、女さんは多分遠慮するだろうって」
母「遠慮しなくてもいいのに〜」
母「あ、女ちゃんに伝えておいてね?明日から出発するから三日分の着替えと荷物を用意しておいてって」
男「わかった」ピッピッ
母「さあ!!私達も準備するわよ!!」
父「その前に、夕ご飯ね?」
母「・・・えへ」
917: 1(投下終了):2012/8/19(日) 00:45:04 ID:b0pTklISeQ
男『もしもし…俺だ』
男『ああ、時間と場所が決まった』
男『早いか?結構話したぞ、主に母さんが』
男『それでだ、明日6時に俺の家前に集合。早いか?』
男『少し遅いくらいって…お前どんだけ早起きなんだよ…』
男『まあいいや、明日な…ん?』
男『・・・ああ、俺も』
男『愛してる』ピッ
男「さて…寝るか」
918: 1:2012/8/19(日) 16:05:37 ID:8t7JqUWKX2
翌日
母「皆、準備出来たね!!」
父「母さん。タオル持った?」
母「ばっちり!!」
男「クーラーボックスは?」
母「任せなさい!!」
父「僕との愛は?」
母「もう…バカ//」
男「さっさといくか」
母「もう〜男君ったらお母さんが大好きだからって焼きもち妬かないの」
男「妬いてねぇよ」
919: 1:2012/8/19(日) 16:08:05 ID:8t7JqUWKX2
女「おはようございます」
母「おはよう♪女ちゃん」
父「本当にお早うだね…」
女「楽しみで寝付けなくて…寝坊しないかどうか不安でしたので少々早く来ました」
父「じゃあ、車を出してくるよ」
母「宿までは車で二時間くらいだからね。海も近くにあるし、きっと良いところだよ」
女「はい」
父「それじゃあ出発しようか」
920: 1:2012/8/19(日) 16:10:43 ID:bNgsl92qwg
父「しっかり捕まっててね」
男「安全運転の塊のようなあんたが言うか?」
父「癖みたいなものだよ」
母「大丈夫?眠たくない?」
女「はい。ご心配なく」
男「母さん、眠い」
母「えー、じゃあ寝ちゃいなさい」
男「わかっ…zzz」
女「男は、昨日夜遅くまで?」
母「んー、誰よりも早かったよ。女ちゃんも眠たくなったら寝ていいからね」
女「ありがとうございます」
921: 1:2012/8/19(日) 16:15:27 ID:8t7JqUWKX2
父「そうだ、これは女さんに伝えておくべき事なんじゃないかな」
女「?」
母「あのね…これから三日間は女ちゃんを私達の娘として扱います」
女「はい?」
父「つまり、遠慮する必要がないって事だよ」
女「遠慮なんて…」
母「もちろん、私達も女ちゃんを娘みたいに思うから遠慮しないからね」
父「その代わり、僕達に気を使わない、遠慮しない。いいね?」
女「はあ…わかりました」
母「じゃあもう一度聞くね、眠たくなったら寝てもいいからね」
女「・・・わかりました」
922: 1:2012/8/19(日) 16:19:23 ID:8t7JqUWKX2
男「zzz」
女「・・・」スースー
母「・・・ねえ、父君」ジー
父「どうしたの?」
母「女ちゃんの寝顔が可愛すぎて生きるのがつらい」
父「バックミラー越しでしか見えないけど…」
母「あーん!!もう可愛すぎる!!写真撮って良いかな!?」
父「僕に聞く?まあ、記録として残しておくのもいいかもね」
母「男君とツーショット〜♪」
父「・・・程々にね」
母「えへへ…男君の肩に寄りかかる女ちゃん…えへへ」
父「母さんが心配だ…」
923: 1:2012/8/19(日) 16:22:44 ID:8t7JqUWKX2
男「・・・ん」
母「お、ナイスタイミング」
男「・・・着いた?」
母「もうすぐだよ」
男「んー」
女「・・・」スースー
母「可愛いでしょう?」
男「んー」ナデナデ
女「ん…?」
男「おはよう。もうすぐ着くってさ」
女「了解…した」
924: 1:2012/8/19(日) 16:26:47 ID:bNgsl92qwg
旅館
主人「ようこそいらっしゃいました」
父「宿泊で三日です」
主人「はいはい、父様ご一行ですね。お部屋に案内いたします。兄ー!!弟ー!!」
兄「はいはい、呼んだ?っと、お客さんか」
弟「あ、いらっしゃいませ!!当旅館にようこそ!!」
主人「この二人、息子なんです。今はただ働きさせてますけど」
兄「部屋案内でしょ?」
主人「わかったらいく」
兄「はいはい」
925: 1:2012/8/19(日) 16:29:37 ID:8t7JqUWKX2
兄「ねえ、お二人さん名前なんていうの?」
男「男だ」
女「女だ、これから世話になる」
兄「ふーん…高校生?」
男「まあな、ちなみに三年」
兄「あれ、同い年じゃん。なんか親近感沸くとおもったら」
兄「まあ、ここで自己紹介。俺は兄、こっちは弟」
弟「よろしくお願いします!!」
男「よろしくな」
女「世話になる」
926: 1:2012/8/19(日) 16:33:27 ID:8t7JqUWKX2
兄「えーと、父さんと母さんのお部屋がこちらになります…で、お二人の部屋が…あれ?」
兄「部屋別なの?一緒じゃないの?」
男「あー、まあ…な」
兄「ていうか、二人って付き合ってんの?恋人同士?」
女「そんなところだ」
兄「恥ずかしげないね〜女ちゃん、カッコいい」
女「褒めても何も出ないぞ」
兄「んじゃま、お仕事なんでこの部屋を利用する注意点を言わせていただきます」
男「ん、頼む」
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