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【モンハン】狩人見聞録【SS】
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1: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/3/31(土) 12:00:04 ID:XlSJgOCK.c
狩り場を飛び交う真しやかな噂話、しかしそれらは時として現実となり狩人達に立ちはだかるだろう・・・

モンハンSSを書かせていただきますm(__)m
またお前かという方もいらっしゃるやもしれませんが、先に言わせてもらいます。ごめんなさい

このSSは一話完結の短編集です。詳しくは前作
【モンハン】絶対狩猟域【SS】をご覧になるとわかるかもしれません

・・・宣伝じゃないですよ


それでは、ごゆっくりお楽しみ下さい


952: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 12:30:18 ID:ldWGV.t3wA
ナクル「・・・誰?」

ギル「さ、三人…」

アレン「背は低いけど…声的には一番近い…」

クルガ「なんかね、ナルガ姉の名前知ってたんだって」

ナルガ「君達は何者なんだ?かなりの使い手だということはわかるのだが…」

アレン「こちらからも、一つだけいいですか?」

ナルガ「なんだ?」

アレン「貴女達は…元モンスター、ですよね?」

三人「!?」

ギル「なるほどな、そう言われれば耳もついてるし、ナルガにそっくりだな」

ナルガ「君達は、本当に何者なんだ?何故私達の存在を…」

「おーい、お前ら。あんまり離れんなよ!!」

ナクル「キリ!!」タッ

キリ「ったく、いくら昔住んでたとはいえ、かなり変わって…」

ナルガ「聞いてくれキリ、この二人が私達の正体を…」

キリ「アレン?」

アレン「師匠?」

四人「え!?」
953: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 12:37:27 ID:ldWGV.t3wA
キリ「え、いや、なんでお前ここにいるの?」

アレン「それはこちらのセリフですよ!!パタッと手紙が来なくなってから何年経ってると思ってるんですか!?」

キリ「う…す、すまん」

ギル「お前の師匠?」

ナルガ「キリの弟子?」

キリ「えーと、弟子がお世話になってます?」

アレン「なんでさ!?」

ギル「あ、ギルデロイ・ジーフォスっていいます。ギルって呼んで下さい」

キリ「ギルデロイ…ひょっとして、覇王神?」

ギル「ええ、そう呼ばれてますけど…」

キリ「わあ!!有名人じゃん!!」

ギル「いや…そんなことは…」

アレン「師匠だって、有名人のくせに」

キリ「それは昔の話で…」

ギル「あの…先程キリと呼ばれてましたけど…もしかして、疾風殲滅の?」

キリ「んーと、まあそう呼ばれてたね」

ギル「・・・お前、凄い人を師匠にしてんな」

アレン「そう?」
954: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 12:44:30 ID:ldWGV.t3wA
キリ「うーん、やっぱりお互い話したい事とかあるし、俺の家に行かない?」

アレン「そうですね、ところで師匠」

キリ「?」

アレン「そこのナルガた…ナルガさん達はどういった関係で?」

キリ「嫁、ほら、さっさといくぞ」

ナクル「////」

クルガ「えへへ〜」

ナルガ「全く、相変わらず話す事だけは大胆だ」

ギル「なんか、お前の師匠って気がしたわ」

アレン「奇遇だね、僕もだよ」
955: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 13:34:46 ID:ee5LtLCx4o
〜〜〜キリの家〜〜〜

キリ「え!?お前もナルガクルガ人間にしちゃったの!?」

アレン「はい」

キリ「なるほど…それでナルガをそのナルガと間違えた訳か」

クルガ「流石キリの弟子!!」

ナルガ「いや、弟子は関係ないと思うぞ?」

キリ「じゃあ、その腕はどうしたんだ?」

アレン「ナルガたん庇ってドドブラに噛み千切られました」

キリ「お前な…ドドブラくらい軽くいなせよ…」

アレン「無茶言わんといて下さい」

キリ「でもそっか…お前も、かなり大変な道を歩いてきたんだな…」

アレン「・・・まあ」

キリ「今はどうだ?」

アレン「今は…守りたい、大事にしたい人がいるから…」

アレン「その人と、一緒に歩んでいきたいです」

キリ「・・・しばらく見ない内に、大人になりやがって…」

ナルガ「全くだな、私達はそんな事をいってもらった事もない」

キリ「・・・」

クルガ「そいやそだね〜」

ナクル「・・・キリ?」

キリ「お前らは本当に鈍感だな…言葉に出さずとも、俺達は繋がってるだろ?」

ナクル「うん…//」

ナルガ「ナクル、陥落が早すぎだ」

ギル「なんかどこか変だな、お前の師匠」

アレン「僕もそう思うよ」
956: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 16:18:58 ID:/EAYt.Qw9g
キリ「よし!!アレン!!久し振りに手合わせでもするか!?」

アレン「いいですね、師匠を倒すいい機会ですし」

キリ「ほう?言ったな?」

アレン「言いましたとも」

キリ「泣かす!!」


ナルガ「ところで気になったんだが」

ギル「ん?」

ナルガ「武器同士だと当たったら不味いんじゃないか?」

ギル「多分大丈夫だ」

キリ「どうりゃあああ!!」

アレン「はあああ!!」

バキィ!!

クルガ「わお、見事な殴りあい」

ギル「アレンの師匠なら、当然拳も師匠なんだろうなって」

ナルガ「よくわからんが、あれなら大丈夫そうだな」

ナクル「キリ、楽しそう…」
957: 名無しさん@読者の声:2012/6/2(土) 18:20:53 ID:UCoTqbxxfw
お祭り騒ぎだヽ(・ω・)ノ

つジョッキ一杯元気ドリンコ
つ―CCC―

958: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 21:28:53 ID:BTd.uaGSA2
>>957

祭りだー!!

飲めー!!歌えー!!

支援団子感謝です♪
959: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 21:38:07 ID:BTd.uaGSA2
キリ「はっ!!ちょっと見ない内に、拳が重くなったな!!」

アレン「師匠こそ!!相変わらず目で追えない速さで!!」

ドカカカカカ

ナルガ「なあ、あれいいのか?」

クルガ「本人楽しそうだからいいんじゃない?」

ギル「ていうか、祭りでつかうっぽい櫓があるんだが、大丈夫…」

ドガッシャーン!!

キリ「あ」

アレン「あ」

四人「あ」

村長「ハンター様、申し訳ありませんがこの辺りにある櫓を…何してるんです?」

アレン「ち、違うんです!!村長さん!!これは師匠が!!」

キリ「お、俺は悪くないぞ!!避けるアレンが…」

村長「ハンター様…」

二人「はい!!」

村長「櫓修理…よろしくお願いしますね?」

二人「・・・はい」
960: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 21:47:14 ID:hE8sAe8/ls
ナルガ「結局こうなるわけか」

ギル「まあ、当然の帰結だな」

クルガ「うぷぷ…」

ナクル「お、お姉ちゃん、笑っちゃ駄目だよ」

アレン「なんで僕まで…」

キリ「お前が避けるからだ」

アレン「当たったら痛いじゃないですか!!」

キリ「ばか野郎!!怒った村長の方がよっぽど怖いわ!!」

アレン「う…」

ギル「はー、しゃあねーなー」ヒョイ

アレン「ギル!?」

キリ「ギル君!!」

ギル「手伝ってやるよ、ただし、ジョッキでハコビール奢りな?」

アレン「・・・ありがとう」

キリ「いいなー、いい友達持ってるなー」チラッ

ナルガ「何故私達がやらなければならないのだ?」

クルガ「おなじく〜♪」

ナクル「えっと…駄目らしいの…ごめんね?」

アレン「嫁…か」

キリ「やかましい」

ギル「ん?誰か来たみたいだ」
961: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 21:58:10 ID:LElTr3Vu4M
ノルン「先輩〜♪はかどってますか〜?」

ナルガ(ア)「何もしないのは流石に可哀想だからな、差し入れを持ってきてやったぞ?」

ナルガ「・・・」

クルガ「ありゃ」

ナクル「うそ…」

ノルン「へ!?ナルガさんが三人!?」

ギル「おい、またややこしくなってきたぞ」

ナルガ(ア)「お前達は…いったい?」

ナルガ「それはこちらのセリフだ」

キリ「ほー、あれがアレンの嫁ナルガか…いい体してんな、おい」

アレン「ナルガたん!!来てくれたんだね!?」

ナルガ(ア)「まあな、ところで、誰だ?」

アレン「えーと、話せば長いです」

ナルガ(ア)「そうか、なら質問を変えよう」

ナルガ(ア)「何をしてるんだ?」

アレン「櫓の修理」

ナルガ(ア)「なんで」

アレン「師匠が壊したのを僕がとばっちり」

キリ「おい」

ナルガ(ア)「ふむ」

アレン「手伝ってくれない?」

ナルガ(ア)「断る」

キリ「嫁…」

アレン「黙りやがってください」
962: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/2(土) 22:02:57 ID:eXVt7PA9SM
ナルガ(ア)「と、言いたい所だが」

アレン「ん?」

ナルガ(ア)「ま、まあ…私も逃げた負い目もあるし…少しだけなら手伝ってやる…」

アレン「ナルガたん!!」

キリ「ツンデレ嫁か…中々ハイブリッドだな」

ナルガ「なんか無性に体を動かしたくなったな」

クルガ「ナル姉、気が合うね」

ナクル「何か、手伝う事無い?」

キリ「お前ら…」



ギル「なあ、凄いシュールなんだけど」

ノルン「と、とりあえず皆さんで協力して早く終わらせちゃいましょうよ」
963: っファンゴの頭:2012/6/3(日) 07:43:23 ID:CJUuJT0igo
休日のこの時間はかなり眠いんだ…
っ採酒

CCCCCCCC
CCC0:??CCC
CCCCCCCC
ステンバーイ、ステンバーイ
964: 名無しさん@読者の声:2012/6/3(日) 08:45:34 ID:KBrn1pkYH2
以前、古龍(♂)をリクした者ですが、これまた素敵なお話をありがとうございましたー!(*´ω`人)
ニヨニヨしながら読んできましたw
色々あって、今日まで見に来る余裕がなかったので、お礼が遅くなって申し訳ないですorz

ここのSSの登場人物(人以外も含む)も、さぎしさんも、読者も、みんなみんな幸せになっちゃえ!///

つこんがり肉
つCCCCC
965: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 09:37:03 ID:Ex3svdnjcY
寝落ちしますた…

>>963

休日の朝は確かに辛いですよね…

私も惰眠を貪ってますwww

支援爆弾感謝です♪



>>964

あんな拙い話でそこまで言っていただけるなんて、ありがとうございます!!

ただやはりふざけすぎた感がありまふるwww

肉支援感謝です♪

966: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 09:45:32 ID:Ex3svdnjcY
キリ「ふぅ、これで終わりか?」

アレン「そうみたいです」

キリ「しかし、やっぱ人数いるとはかどるな」

アレン「作業分担楽ですしね」

キリ「しかし…」チラッ

ナルガ(ア)「ふむ、お前たちも渓流で育ったのか」

ナルガ「まあな」

クルガ「色々変わっててビックリしたよねぇ」

ナクル「うん…ひたすら蜂蜜食べてて、人なつっこいアオアシラとかがいた」

ナルガ(ア)「それは私の友人だ、そうか…最近見かけないと思ったらここに来てたのか…」


キリ「お前的にはどうよあれ」

アレン「ナルガたんが可愛いから問題ないです。ついでにナルガさんたちがふつくしいから問題ないです」

ギル「いや、カオスとかあるだろ」

ノルン「み、見慣れない光景ですからね…」

ギル「ノルン、フォローはもういいから」
967: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 10:05:20 ID:irp0kFX1OI
キリ「しかし…ギル君にノルンちゃんだっけ?ありがとうね、手伝わせて」

ノルン「い、いえ!!私が好きでやった事ですし!!」

キリ「あー…ノルンちゃんひょっとして…」

ノルン「っ!!」

キリ「全く、アレンも罪な奴だ、こんなに可愛くていい娘がすぐ近くにいるのに…」

ノルン「・・・先輩は、ナルガさんとお似合いですよ」

キリ「・・・」

ノルン「というより、ナルガさんは強いです…私なんかよりも、ずっと」

キリ「なるほどね、訳がありそうだね」

ギル「まあ、色々と」

キリ「でも、駄目だよ?そんなに弱気じゃ」

ノルン「え?」

キリ「横からアレンをかっさらうくらいの気でいかないと!!」

ノルン「だ、駄目ですよ!!」

キリ「ノルンちゃん、最終的にはやるかやらないか、だよ」

ノルン「やるかやらないか…」

968: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 10:10:26 ID:irp0kFX1OI
キリ「ま、年寄りの戯れ言程度に聞いといてよ」

ノルン「そんなことないですよ」

ノルン「ありがたくお聞きいたします」

キリ「君は素直だね、少なくとも俺が会った中で一番」

ノルン「/////」

ギル「あれ、ところでアレンは?」

アレン「ナルガたんハアハアハアハアハアハアハア」

三人「・・・」

キリ「俺、あんなやつの師匠やってたんだな…」

ギル「俺は友達してました」

ノルン「私は先輩でした」

アレン「ナルガたーん!!」

ナルガ(ア)「やかましい」

アレン「・・・はい」
969: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 14:30:59 ID:1k0jp6IeZk
キリ「ともかく、村長によると後数時間で祭りの準備は整うらしい…そこでだ」

キリ「アレン、お前らから二人代表を出せ」

アレン「?」

キリ「ナルガ、来てくれるか?」

ナルガ「了解した」

アレン「師匠?何を」

キリ「ただ待つだけじゃ暇だろう。というわけで狩りにいくか」

アレン「急ですね」

キリ「善は急げってな」

アレン「うーん…じゃあ…」

アレン「ノルン、来て」

ノルン「わ、私ですか!?」

アレン「うん、パーティーバランス的にちょうどいいし」

ノルン「は、はい!!頑張ります!!」

ギル「ところで、何を狩るおつもりで?」

キリ「ドボルベルクでいいだろう、さあいくか」

ギル「暇潰しの為だけに狩られるドボルの気持ちになってやれよ…」

ナルガ(ア)「ドボルベルクか、アレンが暴走しなければいいが…」

ギル「・・・あ」
970: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 14:37:25 ID:kXPawxb5SU
〜〜〜渓流〜〜〜

キリ「む…見事に分断されたな…」

キリ「近くに誰か…」

ノルン「キリさん!!こちらでしたか!!」

キリ「ノルンちゃん、アレンは?」

ノルン「あ、えっと先輩は別の場所みたいです」

キリ「了解、じゃあ先にドボルを探そうか」

ノルン「合流しないんですか?」

キリ「俺のエスコートは不安?」

ノルン「いえ…四人の方が安全なのでは…?」

キリ「うーん、まあそうかもね、でも俺はいままでずっとソロだったからさ」

ノルン「あ…そうなんですか…」

キリ「安心して…チームプレーはできるはずだから」

ノルン「はあ…」

「グオオオオオオ!!」

ノルン「今のは!?」

キリ「ありゃ、先越されたか…いくぞ!!」

ノルン「はい!!」
971: さぎし ◆CmqzxPj4w6:2012/6/3(日) 14:41:49 ID:Ttc/iBXMT2
アレン「よっと、それ!!」

ザン!!

ナルガ「中々の動きだな!!キリの弟子!!」

ザシュザシュ!!


アレン「どうも!!」

ズン!!

ナルガ「どうやら双剣と組んで戦い慣れてるみたいだな」

アレン「まあね」

ナルガ「あのナルガか?」

アレン「そういうこと」

ナルガ「全く、ほんとに薄気味悪いよ!!」

アレン「ナルガたんを薄気味悪いって言わないで下さい!!」

ザン!!

ナルガ「言葉のあやだ、気にさわったのなら訂正しよう」

アレン「今はドボルに集中…危ない!!」

ナルガ「っ!!くあっ!!」
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sage:


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