ある時代の、ある世界。
ここは東の国の【商いの街】。
新鮮な果実や、美しい布、珍しい宝石、異国の書物。そのような中、『商品』として人も売られておりました。
何処からか連れて来られたであろうその『商品』の前に立つ、一人の男。
先程の台詞は彼からの物でしょう。
喧騒の中、静かに放った一言は、物語とも言えぬお話しの始まりの一言でありました。
2:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 22:25:51 ID:tUflBa7CYk
ほう
3:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:27:45 ID:WM.6ZBGSjg
風貌は放浪者の彼の身丈は大きく、その顔にも大きな傷があります。
腰にはこれまた大きな剣。
手袋は使い古されている様で、靴は赤黒いシミで汚れております。
それもそのはず。
彼は殺し屋だったのですから。
4:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:29:23 ID:f79T6dgeUQ
人売り「へえ、売るのはいいですが……」
殺し屋「なんだ? 売れないのか?」
人売り「いえ、そんな事はありやせんよ!! でも旦那……見たところそんなに金があるようには見えねぇですが、ちゃんと払ってもらえるでしょうか?」
殺し屋「安心しろ。金なら腐る程ある」ジャラジャラ
人売り「そ、そうでしたか。失礼しやした(こ、こりゃすげぇ……)」ヘラヘラ
5:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:29:58 ID:OPjjzsSZjw
人売り「で、どれでしたっけ?」
殺し屋「あぁ、その娘だ」
奴隷娘「……!!」ビクッ
人売り「これですかい? まぁ、なかなかの上玉で、まだ『女』にもなってないヤツですが……。これは……」
殺し屋「今度はなんだ……?」
人売り「なにぶん、これはスラムから捕ってきたもんで、商品としてはあまり……」
殺し屋「いや、いい。構わん、売ってくれ」
人売り「へ、へい。じゃあ……」
奴隷娘「……」ビクビク
6:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:31:54 ID:cC7z/02pUY
人売り「ところで旦那、スラム出の女なんざ買って何に使うんですかい? 便所掃除でもさせますんですかい? 」
殺し屋「……」
人売り「あぁ、解った。その立派な剣の試し切りにでも使うんですね」ニヤニヤ
奴隷娘「ひっ……!!」ガクガク
人売り「いやぁ、旦那からは歴戦の戦士の様な威厳に満ち溢れていますしね。全く――」
殺し屋「…………どれも違う。それに俺がこの娘をどうしようと、アンタには関係のない話しだ」ギロッ
奴隷娘(ホッ……)
7:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:33:09 ID:f79T6dgeUQ
人売り「……チッ。そうですかい、失礼しやした。ではどうぞ、お目当ての商品です」
殺し屋「ありがとう。おい、娘」
奴隷娘「ハ、ハイッ」
殺し屋「ついてきてくれ」スタスタ
奴隷娘「わ、わかりました……!!」トテテ
8:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 22:36:55 ID:YKW6x3TXVw
期待
9:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 22:37:27 ID:Vu4dJaZiYU
これは良作の予感
っC
10:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:41:24 ID:f79T6dgeUQ
ガヤガヤ ガヤガヤ
殺し屋「……」スタスタスタ
奴隷娘「……」トテテ
殺し屋「……」スタスタスタスタスタ
奴隷娘(あ、歩くの早い……)トテテ
殺し屋「……」ピタッ
奴隷娘「ハァハァ……す、すみません遅くて。どうかされましたか?」
11:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:42:31 ID:WM.6ZBGSjg
殺し屋「オイ」
奴隷娘「ハ、ハイ」
殺し屋「歩くの早いか?」クルッ
奴隷娘「えぇ!? 少し……あぁっ、いえ、平気です!!」
殺し屋「そうか、早いか。いや、いいんだ。これから気を付ける」ニヤリ
奴隷娘「す、すみません(あ、笑った。笑顔が怖いよ……)」
殺し屋「……ん? そんな事よりお前」
奴隷娘「私がなにか?」
殺し屋「お前ちょっと臭いな」ププッ
奴隷娘「なっ……!!」ガーン
12:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:53:06 ID:OPjjzsSZjw
奴隷娘「しょうがないじゃないですか。服も身体も、何日洗ってないかわからないですし――」
殺し屋「あぁ、すまんすまん、軽い洒落だ。もう少しの辛抱だから我慢してくれ。」
奴隷娘「えっ?」
殺し屋「これから行き付けの宿屋に向かうから、そこで風呂を借りろ。今日はそこで泊まる。同じ部屋だが、文句は言うなよ」
奴隷娘「あ、あの……」
殺し屋「どうした。文句か?」
奴隷娘「宿屋に泊まるんですか?」
殺し屋「そうだが」
奴隷娘「私と一緒に?」
殺し屋「勿論」
13:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:55:27 ID:53ZNTmD6fY
奴隷娘「そ、その……」
殺し屋「なんか問題あるか?」
奴隷娘「いえ、私なんかが同じ部屋でよろしいのかと思いまして……」
殺し屋「……」
奴隷娘「私は売られていた身ですし、スラムで暮らしていましたし……。そんな女と泊まるなんて嫌じゃありませんか?」
殺し屋「……そんな事なら気にするな。微塵も思っていないから安心しろ。」
奴隷娘「そ、そうですか。じゃあ、『今夜はよろしくお願いします!!』」ペコッ
殺し屋「おい待て、その台詞は誤解され……」バッ
『やぁ〜ねぇ、女の子に今夜何させるつもりかしら』ヒソヒソ
『やらしいわ、あの男……』ヒソヒソ
殺し屋「ちが……」ワナワナ
奴隷娘「お手柔らかにッ!!」
殺し屋「もうやだこの娘」
14:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/10(月) 22:59:21 ID:f79T6dgeUQ
まだ書き溜めはありますが、一応ここまでにしときます。
支援及び期待してくれた方、ありがとうごさいます。
15:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 23:17:01 ID:pn4uxYm/Ww
とりあえず殺し屋が可愛い事が解った
16:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/10(月) 23:58:33 ID:tUflBa7CYk
殺し屋である必要性の説明に期待
17:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 00:35:01 ID:.yw9LayCwY
>>15
自分としては格好よくしたいんですけど、会話文だけだと難しいですね。
>>16
それは深くは言えません
フフフ……
18:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 00:49:28 ID:Q7.Fy7T/4Q
死燕だな
19:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 00:51:01 ID:XcqraWq2gY
なんかゴルゴで再生された
20:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 00:55:02 ID:m9jKE4bnew
ふっふんwktkしてやるんだからね
21:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 01:24:04 ID:XEgzB/AyTM
新星あらわる
22:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 01:39:19 ID:25aZyPorD2
えっちいのを期待
あと奴隷娘のデレも欲しい...
いや自由にやってくれ!
シェンシェン
23:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 09:09:11 ID:WM.6ZBGSjg
一晩でこんなにレスが!!
>>18
支援ありがとうごさいます
>>19
殺し屋のイメージはお好みでどうぞ
>>20
wktkが続くようにがんばります
>>21
買いかぶり過ぎですよ
ニヤケますから
>>22
えっちぃのはいけないとおもいます
今後、話しが進むとマッタリ感が無くなってくる恐れがあります。ご了承下さい。
24:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 09:10:18 ID:cC7z/02pUY
ガヤガヤ ガヤガヤ
奴隷娘「それにしても、兵隊さんの格好をした人が多くて、少し怖いですね」オドオド
殺し屋「宿屋通りが近くなってきたからな」
奴隷娘「でも、ここって商人の街ですよね? 変じゃないですか?」
殺し屋「ここは西の国との国境と、東の国の首都からのちょうど真ん中だ。ここで戦の準備をしないと、この先はまともに物が買えなくなるからな」
奴隷娘「なるほど……」
25:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 09:12:26 ID:joWeDhn5w.
奴隷娘「戦地は酷いんですか?」
殺し屋「あぁ、ここから西の街はほとんどが荒れ果ててるよ。無法地帯に近い。」
奴隷娘「詳しいんですね」
殺し屋「……。常識だよ。お前は知らなかったのか?」
奴隷娘「……。こんなに西まで来たのは初めてでしたので。私、街から一度も出たことなかったんです」
殺し屋「そうだったか」
奴隷娘「はい」
26:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 09:15:23 ID:rlDvAj2o/A
奴隷娘「この街は最後のオアシスみたいな場所なんですね」
殺し屋「そうだな、ここなら金さえあれば、あらかた手に入る。金を使って、食べて遊んで、死への恐怖を紛らわしてるのかもな」
奴隷娘「そんなので紛れますかね?」
殺し屋「たぶん、紛れないと思うな」
奴隷娘「なんだかちょっと、寂しいですね」
殺し屋「そうだな、寂しいかもな」
27:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 09:22:21 ID:f79T6dgeUQ
夜にまた来ます
28:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 09:56:19 ID:BBW4yqMudk
面白い!
(`・ω・´)
全力で支援
29:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 10:22:20 ID:CFD0b4ypFo
支援C支援C支援C支援C
30:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 11:19:42 ID:GHouc4qzko
期待大
31:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/11(火) 15:00:54 ID:BGCQhj.QZg
人を殺す人間と人扱いされない奴隷
うん
32:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:03:57 ID:rlDvAj2o/A
支援ありがとうごさいます
では、書き込んでいきます
33:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:04:35 ID:rlDvAj2o/A
殺し屋「よし、もうちょっとで着くぞ」
奴隷娘「え?」
殺し屋「おい、あまり離れるなよ。人さらいがウヨウヨいるから」
奴隷娘「そ、そうじゃなくて……。いや、それも大問題ですけど」
殺し屋「ん、どうした?」
34:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:05:27 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘「あの、こっちは路地裏ですよ? 入口は表通りだと思うんですが……」
殺し屋「あぁ、まぁ……少しな。色々あるんだ」
奴隷娘「色々ですか?」
殺し屋「色々だ」
奴隷娘(色々って何だろう……)
35:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:06:04 ID:WM.6ZBGSjg
殺し屋「着いたぞ、ここだ」ドンドンドンドン
奴隷娘(本当に裏口だ)
ガチャガチャ……ガチャリ
宿屋主「はいよー……って、なんだ殺し屋じゃねぇか。久しぶりだな」
殺し屋「……殺し屋はやめてくれ。もうそんなんじゃないんだ」チラッ
奴隷娘(こ、こここ殺し屋!?)ガガーン
殺し屋「ハァ……」
宿屋主「おう、そうかそうか。んで、元殺し屋が裏の宿屋に何の用だ?」
36:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:10:13 ID:53ZNTmD6fY
殺し屋「一晩泊まりたい。部屋は空いてるだろう?」
宿屋主「部屋は問題ねぇが……後ろの嬢ちゃんはどなたで?」
奴隷娘(殺し屋? コロシヤ!? 今殺し屋って言われてたよね!? やっぱりあの殺し屋だよね!? どどどどうしよう!!)アワワワ…
殺し屋「この娘はさっき俺が買い取った。風呂を用意してくれないか」
宿屋主「ああ、いいぞ(嬢ちゃん、凄い怯えてるな)」チラッ
37:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:13:12 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘(や、やっぱり試し斬りなのかなぁ……)ガクガク
殺し屋「それじゃあ頼む。……おい」
奴隷娘「ハ、ハイッ!!」ビクッ
殺し屋「お前、なんか欲しい物あるか? あるなら言っとくといい」
奴隷娘「おおお、お命だけはぁああ!!」ハハァー
殺し屋「おい落ちつけ。そういう意味じゃない。頭あげろ」
宿屋主「嬢ちゃんのお辞儀凄いな」
38:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/11(火) 22:14:20 ID:f79T6dgeUQ
奴隷娘「では、どういう意味でしょうか!?」
殺し屋「いや……意味も何も……」タジッ
奴隷娘「そ、そのままの意味なんですか!?」
殺し屋「おぉ……、そのままの意味だが」タジタジッ
奴隷娘「本当ですか!?」
殺し屋「本当だ」
奴隷娘「本当に本当ですか!?」
殺し屋「どうしよう、この娘しつこい」
宿屋主「嬢ちゃん落ちつけよ……」
39:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 04:21:27 ID:k4PK7qxgmg
嬢ちゃんかわいすww
40:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 12:18:40 ID:rlDvAj2o/A
>>39
そう言ってもらえて嬉しいです。なにぶん、自分は『萌え』といった物があまり解らないので、結構に苦労しております。
全く、これだから男子校出身者は……
41:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 14:19:07 ID:0gL6fjO0as
同じ男子校の人間だけど嬢ちゃんください!
42:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 14:48:04 ID:Zd/dxPjreI
男子校で全寮制の人間ですが、嬢ちゃん下さい!
43:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 16:09:30 ID:a3iEj.H2ZU
共学だけど男女比率2:8でほぼ女子高になってる所の者ですが嬢ちゃんください!
44:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 16:23:47 ID:QDabvY9nTk
女子校の者ですが嬢ちゃんください!
45:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 16:47:24 ID:7BCXmb9Nrc
工場の者ですが嬢ちゃん下さい!
46:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 17:29:27 ID:y.Lm0WtXBU
銘木屋ですが嬢ちゃん下さい
47:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 17:59:08 ID:D40Af.WWi2
古本屋店員ですが殺し屋を嫁にください!
48:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 19:59:30 ID:cC7z/02pUY
なんだこれは……
どうなってやがる!?
49:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:15:02 ID:C98SaZwlWc
まぁ、皆様落ち着いて欲しい。様々な人達が揃いも揃って、奴隷娘と殺し屋の獲得をしようとしてるみたいですが……
ハッ!!
笑止千万!!
片腹痛いわ!!
俺は言わば、彼らの親です。
そう易々とあげる訳なかろう!!
あと>>43。なんて羨まけしからん状況だ!? 俺もそんな青春送りたかった!!
そんな皆様はこれでもくらいやがって下さい。
っ『感謝』
50:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:16:49 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘「取り乱してすいません」
殺し屋「落ちついて考えろ」
奴隷娘「じ、じゃあ……えーと、えーと……」
宿屋主「何でもいいぞ」
奴隷娘「うーん、そうですね。私は、大丈夫だと思いますハイ……」
宿屋主「そんな訳ないだろう」
奴隷娘「いえ、本当に平気です。お風呂入れるだけで十ぶ……」
ググゥウウ〜
奴隷娘「あ」
殺し屋・宿屋主「あ」
51:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:18:11 ID:.yw9LayCwY
奴隷娘「……」
殺し屋・宿屋主「……」
奴隷娘「……」
殺し屋・宿屋主「……」
奴隷娘「ハ、ハハ……」
殺し屋「まぁ……食べ物も用意してくれ」
宿屋主「……そうだな、すぐ用意させる」
奴隷娘(は、はは恥ずかしい……)カァアア
52:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:19:21 ID:coZ3jnnCPA
――――
宿屋主「じゃあ、風呂はここを曲がった所にあるから。タオルはこれな」ファサッ
奴隷娘「ありがとうございます」ペコッ
宿屋主「石鹸は置いてあるから、それ使って」
奴隷娘「わかりました」
殺し屋「よく汚れを落とせよ」
奴隷娘「ハイ。落としてきます」
宿屋主「じゃあ、ごゆっくり」
奴隷娘「いってきます」
殺し屋「いってらっしゃい」
タタタタ……
殺し屋・宿屋主「……」
殺し屋「律儀だな……」
宿屋主「うん、律儀だ……」
53:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:21:55 ID:53ZNTmD6fY
―――――
宿屋主「よっこいしょッ。お前も座れよ、殺し屋」ギィッ
殺し屋「……最近の街の様子はどうだ?」ギィッ
宿屋主「お、無視か」
殺し屋「……」
宿屋主「まぁ見た通りだ。西との戦争で兵士が街に流れ込んでくる。お陰でウチぁ儲かってるが、ちと鉄臭いわな」
殺し屋「人売り業者も躍起になって売ってたよ。あらかた、南の国にでも渡って豪遊でも企んでるんだろう」
宿屋主「俺は、お前は今ごろ南の国で誰かをぶっ殺してる頃だと思ってたがな」
殺し屋「……嫌味なヤツだな」
宿屋主「嘘だ、嘘。 まぁ辞めた理由は聞かないが、これからどこに行くかぐらいは聞かせてくれや」
54:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:45:56 ID:.yw9LayCwY
殺し屋「なんでそんな質問をする?」
宿屋主「俺が何年宿屋をやってると思ってんだ。格好見りゃ、これから旅をしようとしてるのが一目で解るぜ」
殺し屋「ただ酒飲んで、ブクブク太ってるだけじゃないんだな」ププッ
宿屋主「それ最近気にしてるからやめて」
殺し屋「ジョークです、気にするな。で、なんだっけ? 女将さんに叱られたって所まで聞いた」
宿屋主「お前、聞けよ、話し」プルプル
殺し屋「嘘ゴメン。さっきの仕返し。ちゃんと話す」
宿屋主「……。で、何処にいくつもりなんだ?」ハァ…
55:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:46:34 ID:.yw9LayCwY
殺し屋「北へ行こうと思ってる」
宿屋主「北って、あの北の国か?」
殺し屋「それ以外の何処がある?」
宿屋主「いやー、お前も物好きなヤツだ。本当に殺し屋稼業を辞めたみたいだな」
殺し屋「だから言ってるんだ。金なら捨てる程稼いだからな。もう、する必要はない」
56:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:48:21 ID:53ZNTmD6fY
宿屋主「何があるか解らないんだぞ? 魔物だっているかもしれん」
殺し屋「そんな噂は怖くない。ちゃんと本で調べた」フフン
宿屋主「なんで自慢気なんだよ」
殺し屋「おい、そんなんじゃないぞ」
宿屋主「そんな事は別にいいが、嬢ちゃんも連れてくのか?」
殺し屋「それは……解らない」
57:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:49:25 ID:joWeDhn5w.
宿屋主「嬢ちゃん、お前が殺し屋だって聞いた途端に大慌てだったもんな」
殺し屋「相当怖がってたな」
宿屋主「顔も怖いしな」
殺し屋「やめてくれ。それ結構気にしてるし、傷つくから」
宿屋主「すまんすまん」ププッ
殺し屋「チッ……まあいい。そろそろ行くとするよ」ガタンッ
宿屋主「おい、どっか行くのか?」
殺し屋「あぁ、少し買い物に行ってくる」
宿屋主「そか、いってらっしゃい」
殺し屋「いってきます」
58:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 20:53:40 ID:DjOT1O.uW.
今日はここまでにしときます。
奴隷娘のお風呂シーン
所謂 濡 れ 場
を載せようか、迷ってますので安価でいきます
>>61
59:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 21:01:03 ID:p6qrhXc2I.
健全な紳士は期待します
かそくした
60:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 21:12:45 ID:cPmNuQJNtE
濡れ場わっふるわっふる
61:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 21:16:54 ID:eYlHYA4uUA
濡 れ 場 ア リ
62:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 21:18:24 ID:BxAnhJXVdM
>>61
GJ!
63:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/12(水) 21:33:36 ID:53ZNTmD6fY
わかりました。
キャッキャウフフな展開とは程遠いですが……
お風呂シーン、やりましょう。少し時間が掛かるかもしれませんが、ご了承をば。
それでは変態紳士、及び淑女の皆様方、おやすみなさい。
64:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/12(水) 21:59:25 ID:XcqraWq2gY
支援致しますCCCCC
65:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/13(木) 07:57:14 ID:GMEiEIbIGU
さっそくクライマックスかよ……………………………………ふぅ。
とりまつCCCCC
66:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/13(木) 20:51:14 ID:w1j0WUkscs
まさか…
いや、まさかな。
67:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/14(金) 23:39:13 ID:joWeDhn5w.
只今帰りました、皆様。
68:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/14(金) 23:40:51 ID:f2kNfbK7/o
濡れ場ktkr
おかえりなさい
っC
69:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/14(金) 23:49:04 ID:f79T6dgeUQ
恥ずかしながら自分もフィルタリングのせいで来れず、迷走しておりました。
ここに案内をしてくれた心優しきオセリストの皆様に、感謝。
あと、風呂シーンまだ出来上がっておりません。暫し待たれい。
70:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/15(土) 18:47:26 ID:EL/i/oK8C.
マターリ待ってるよCCC
71:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:32:49 ID:ipJaufw0BE
支援ありがとうごさいます
少しだけ、途中ですが投下します
72:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:33:14 ID:ipJaufw0BE
――――
奴隷娘「……」ウロウロ
奴隷娘(お風呂に入れと言われたものの……)ウロウロ
奴隷娘(本当に私なんかが入っていいのかな……)ウロウロ
奴隷娘「ハァ……」ウロウロ
女将「あら? あの娘は……。ちょいと、アンタ!!」ビリビリ
奴隷娘「ハイッ!!」ビクゥッ
女将「さっきから、何を風呂の前でウロチョロしてんだい?」ドスドスドス
奴隷娘(地響き!?)ガガーン
73:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:33:58 ID:WM.6ZBGSjg
女将「アンタが……殺し屋が連れて来たって女の子だね」
奴隷娘「は、はい。そうです」
女将「ようこそウチの宿屋へ。アタシはここの女将だ。よろしくね」ニカッ
奴隷娘「よ、よろしくお願いいたします」ペコッ
女将「部屋は二階だけど……。ん、アンタちょっと汚くないかい?」クンクン
奴隷娘「あの、その、お風呂、入れって……」
74:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:38:51 ID:cC7z/02pUY
女将「なんだい、それを早く言いなさいよ!!」
奴隷娘「ハイッ!?」
女将「あらあらまあまあ、こんな格好して」ヤレヤレ
奴隷娘「えと、私は……」
女将「こんなに汚しちゃ、綺麗な顔が台無しじゃないか」
奴隷娘「えっ!? いえ私そんな」テレッ
女将「ほらほら、何デレッとしてんの!! 誉めてないよ!!」
奴隷娘「えぇーッ!!」ガーン
女将「さぁ入った入った!!」グイグイ
奴隷娘「ちょ……女将さ、引っ張ら……」
女将「ずべこべ言わない!!」グイグイ
奴隷娘「ぐ、首……締まっ……」カクン
75:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:43:04 ID:OPjjzsSZjw
女将「ここが脱衣場ね。脱いだ服はこのカゴにいれてね」
奴隷娘「ハ、ハイ」
女将「石鹸は中にあるから使って。体を洗うタオルは貰ってるかい?」
奴隷娘「いえ、貰ってないです」
女将「ハァ……。あの糞タヌキオヤジ、渡すの忘れたね……」ゴゴゴ
奴隷娘「!?」ビクッ
女将「何度言ったって学びゃしないよ……」ゴゴゴゴゴゴ
奴隷娘(怖いっ……!!)ガクガク
76:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:45:25 ID:coZ3jnnCPA
女将「んじゃ、ここにあるのをっと……。ハイ、どうぞ」ファサッ
奴隷娘「ありがとうごさいます」
女将「お湯は熱かったら、水を足しな」
奴隷娘「ハイ」
女将「あと、困った事があったら呼んで。すぐ来るから」
奴隷娘「わかりました」
女将「んじゃね、ごゆっくり」ガチャン
奴隷娘「……」シーン
奴隷娘(良く喋る人だったなぁ……)ポカーン
77:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:48:59 ID:coZ3jnnCPA
奴隷娘「……さてと、入らなきゃ。なんか入らないと怒られそうだし……」
シュルシュル シュルシュル
奴隷娘(この服も汚いなぁ……)
パサッ
奴隷娘「カゴに入れて、っと。……ん?」
奴隷娘(あ、鏡)トテテ
奴隷娘「へぇー。脱衣場には大きな鏡があるんだ……」フンフン
奴隷娘「知らなかったなぁ」
78:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:56:36 ID:joWeDhn5w.
奴隷娘「……」ジー
奴隷娘「骨が浮き出ちゃってる……ガイコツみたい……」
奴隷娘「全然、胸もちっちゃいし……」フニッフニッ
奴隷娘「腕も棒みたい……」
奴隷娘「……」シュン…
奴隷娘「まぁ、ご飯あまり食べられなかったし、当然だよね……」
奴隷娘「ハハッ……」
奴隷娘「……」
奴隷娘(死んだ人みたいな目……)
奴隷娘「……」
女将「何やってんだい」ガチャリ
奴隷娘「うひゃあ!!」ビクゥッ
79:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/15(土) 21:59:15 ID:f79T6dgeUQ
一応、今日はここまでにします。
明日には、お風呂シーンを完成させますので……申し訳ない。
80:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/15(土) 22:24:26 ID:BZtxKHno3Q
バン バンバンバン゙ン バンバン
(∩`・ω・) バンバンバンバン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/
_________
81:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/15(土) 23:14:04 ID:TZ5or1PSAM
>>80wwww
ババンババンバンバンあびばびばびばっと♪
ババンババンバンバン胸がチラッと♪
82:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 04:24:57 ID:dz7ykgEFtY
あがれЩ(゚Д゚Щ)
83:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 18:15:40 ID:EVP4artuYo
ババンババンバンバンあっがーれ♪
84:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 18:58:13 ID:Z/5gMg0gNA
わっふるわっふる
85:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 20:45:23 ID:IFKL1janvs
Щ(^д^Щ)おっぱいおっぱい
86:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:34:15 ID:WM.6ZBGSjg
どうも皆様。
お待たせしましたぁああ
バン バンバンバン゙ン バンバン
(∩`・ω・) バンバンバンバン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/
_________
87:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:40:54 ID:WM.6ZBGSjg
わっふるありがとうごさいます。
予定より話が随分と長くなってしまったので、2日に分け焦らしプレイを楽しもうかと……
あと、あらかじめ言っておきますが、オッパイは出しません!! 奴隷娘は貧乳なんです!! あの娘気にしてますから!! わかりましたね!?
では、いきます。
88:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:41:58 ID:coZ3jnnCPA
奴隷娘「どどどどうしたんですか!!」ズササッ
女将「アンタこそ素っ裸で何やってんの」
奴隷娘「なな何でもないんです、ハイ」ササッ
女将「なんかブツブツ聞こえたから心配で来ちゃったよ」
奴隷娘「あはは……すいません」
女将「まぁいいけど、早く入りなよ。風邪ひくからね」
奴隷娘「わかりました……」
女将「じゃあ、アタシは行くよ」ガチャリ
奴隷娘「お騒がせしました……」
89:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:44:39 ID:.yw9LayCwY
奴隷娘「あー、ビックリした……。今度こそ入らないと……」ガチャリ
キィッ
奴隷娘(おぉ……!!)ドキドキ
奴隷娘「こ、これは!!」
奴隷娘「湯気凄い!! 白い!! 見えない!!」ワクワク
奴隷娘「 広いし、暖かい!! 本当だったんだ、凄い!!」
奴隷娘「お湯凄い!! ちょっと熱い!! でも丁度良い!!」パチャパチャ
奴隷娘「石鹸凄い!! いい香り!! 食べもの!?」アワアワ
奴隷娘「凄い!! お風呂って凄い!!」パァアア
キャッキャ キャッキャ
女将「あの娘、何騒いでんのかね……」
90:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:45:55 ID:DjOT1O.uW.
奴隷娘「ウフフ……ハッ!!」
奴隷娘「いけない、いけない。舞い上がっちゃった」
奴隷娘「うるさくすると、迷惑だもんね。静かに入らなきゃ」
奴隷娘「まずは、お湯をかけて……」ザバー
奴隷娘「石鹸をつけて、良く洗う!!」ワッシャ ワッシャ
奴隷娘「……!!」アワアワ
奴隷娘「うわぁ……」パァアア
奴隷娘「石鹸で洗うと凄く気持ちいいなぁ……」アワアワ
91:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:46:17 ID:DjOT1O.uW.
奴隷娘「今まで水だったもんなぁ……ん!?」ジワ…
奴隷娘「んん!?」ジワッ
奴隷娘「痛い!! 目痛い!!」ズキッ
奴隷娘「なんで!? 泡!? 泡か!? 泡だ!!」ズキズキッ
奴隷娘「イタイ!! 泡イタイ!!」ズキズキッ
ギャアアア ウワァアアア
女将「あの娘、騒がしいねぇ……」ヤレヤレ
92:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:53:04 ID:cC7z/02pUY
ザバー
奴隷娘「あぅ……まだ違和感が……」ジワジワ
奴隷娘「完全に油断してたよ……。でも、次いかないと」
奴隷娘「次は顔かな。えっと、石鹸を良く泡だてて……」アワアワ
奴隷娘「……」アワアワ
奴隷娘「さっきの事があるから、ちょっと怖くなってきちゃった……」ドキドキ
奴隷娘「……」
奴隷娘「でも、頑張らなきゃ……!!」ゴクリッ
奴隷娘「フゥ……よしっ、いきます」ギラッ
奴隷娘「えいっ!!」モフッ
93:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:53:42 ID:cC7z/02pUY
奴隷娘(……)モフモフ
奴隷娘(おぉ……!!)モフモフ
奴隷娘(素晴らしい!!)モッフモフ
奴隷娘(何とも言えない、包み込まれるこの感じッ!!)モフモッフ
奴隷娘(こ、こんなの……初めてッ!!)ピピーン
奴隷娘(この石鹸の果実の様な甘い香りッ!!)クンクン
奴隷娘(……)ピタッ
奴隷娘(……)
奴隷娘(……)クンクン
奴隷娘(……)
奴隷娘(……この泡美味しいかなぁ?)ドキドキ
94:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 21:54:52 ID:DjOT1O.uW.
奴隷娘(……って、いやいやいやいや!! そんな訳ないそんな訳ない)
奴隷娘(だって石鹸だよ!? 何考えてるの、私!!)
奴隷娘(食べられる石鹸なんてある訳ないじゃん!!)
奴隷娘(ないじゃん……)
奴隷娘(……)
奴隷娘(いや、でも……)ゴゴゴ
奴隷娘(ある……かもしれない)ゴゴゴゴゴ
95:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 22:02:42 ID:joWeDhn5w.
奴隷娘(こんなに匂いも、甘くと美味しそう……)
奴隷娘(本当に石鹸なのかもわからなくなってきた……)
奴隷娘(そうだ!! 私が知らないだけかも!!)
奴隷娘(私、前の街から出たことなかったし……!!)
奴隷娘(しかも、ここは商人の街!! 色々な商品が集まる!!)ハァハァ
奴隷娘(し、新商品なのかも!! そうだ、新商品なんだ!!)ハァハァ
奴隷娘(これは食べれる!! うん、大丈夫!!)ハァハァ
奴隷娘(ちょっと舐めるだけなら……)ハァハァ
奴隷娘(……)ゴクリッ
奴隷娘(……よしっ!!)
奴隷娘(それでは……い、いただきます!!)ハムッ
96:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 22:04:37 ID:C98SaZwlWc
ブフォッ
女将「?」
ウォェェエエ
女将「!?」
グチュグチュグチュグチュ ペーッ
女将「……」
女将「……いやいやいや、まさかねぇ」
97:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/16(日) 22:14:09 ID:joWeDhn5w.
はい、という訳で今日はここまでにしましょう。
奴隷娘が暴走してしまいました……。明日はお風呂シーンを終わらせます。
たぶん、今週には序章が終わりますね。それでは。
98:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 22:18:42 ID:9VR0S5JPWM
つC
99:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 22:34:10 ID:LHj7VdGG5Q
バンバンバンバンバンバンバンバン
バンバンバンバンバンバンバンバン
バンバンバンバンバンバンバンバン
'(∩`・ω・) バンバンバンバン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/
_________
100:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 22:50:31 ID:EVP4artuYo
基本石鹸はアルカリ性だから苦いよー
101:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/16(日) 22:52:00 ID:YAvYrPMcAM
嬢ちゃんかわええなwwwC
もしかして娘「ご飯の時間だよ」の人?
違ってたらすまそ
102:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/17(月) 11:03:39 ID:OPjjzsSZjw
支援とパソ叩きありがとうございます。
石鹸のくだりですが、芳香剤やいい香りの石鹸とかに出会うと「これ飲めんじゃね!? 冷やして食べたら絶品なんじゃね!?」みたいな思考に至る、あるあるネタをしこんでみた訳です。
え? ない? まあまあまあ……
あと、自分はSS書くのは初めてで、これは所謂、処女作品と言われるものです。
処女って響きが卑猥ですね。胸が高鳴ります。
なので、>>101が仰った作家の人とは別人です。でも、読んで参考にしようかと思います。
また夜来ますので、では。
103:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/17(月) 11:08:37 ID:C98SaZwlWc
>>102は1です。すみません。
104:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/17(月) 13:07:27 ID:l0zEfuMTUI
(`・ω・)つC
とっときな!つりはいらねーよ!!
105:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/18(火) 00:35:21 ID:EVP4artuYo
一昔前に食べられるシャボン玉とかあったなぁ・・・。
ってことは、食べられる石鹸も理論上は・・・
106:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 07:57:45 ID:f79T6dgeUQ
昨日投下せずにすみません。
勉強もSSもがんばらず、ラノベ読んでいたなんて……言えない!! 絶対に言えない!!
あと、支援ありがとうごさいます。つりは頂きます。
食べれるシャボン玉の液を飲んだのはいい思い出です。どうでもいいですね、すみません。
投下していきます。
107:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 07:58:34 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘「……」ゼェゼェ
奴隷娘「……ちょっと舞い上がり過ぎちゃってたみたい」ゼェゼェ
奴隷娘「血迷ってたって方が正しいかも……」ゼェゼェ
奴隷娘「落ち着かないと……」ゼェゼェ
奴隷娘「ハァ……」
奴隷娘「体洗おう、普通に……」アワアワ
108:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 07:59:57 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘「こんぐらいかな?」アワアワ
奴隷娘「良くこすらないと……」ゴシゴシ
奴隷娘「……」ゴシゴシ
奴隷娘「あ……」ゴシゴシ
奴隷娘「私の肌って、ちょっとは白かったんだ」ゴシゴシ
奴隷娘「知らなかったなぁ……」ゴシゴシ
奴隷娘「汚かったもんなぁ、私……」ゴシゴシ
奴隷娘「……」ゴシゴシ
109:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:01:25 ID:C98SaZwlWc
ザバー
奴隷娘「体も洗ったことだし、湯船に入ろう」ピカピカ
奴隷娘「よいしょっと……」ジャプン
奴隷娘「ぅふぅぃいいー……」ザバー
奴隷娘「……」
奴隷娘「……変な声出ちゃった」
奴隷娘「……」
奴隷娘「ちょっと恥ずかしいかも……」
奴隷娘「……」ジャプン
110:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:02:59 ID:.yw9LayCwY
奴隷娘(……)ブクブク
奴隷娘(これから、どうなるのかな……)ブクブク
奴隷娘(……)
奴隷娘(私は、どうするのかな……)ブクブクブク
奴隷娘(よく……わからないや)ザバッ
奴隷娘(……)
奴隷娘(温かいお風呂に入れるなんて夢みたい)
奴隷娘(……)
奴隷娘(これも、私が売られたお陰、かもね……)
111:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:03:32 ID:.yw9LayCwY
奴隷娘(あの人は……)ギュッ
奴隷娘(何の為に、私を買ったんだろう……)
奴隷娘(……)
奴隷娘(金貨何枚で、私を買ったのかな……)
奴隷娘(……)サブンッ
奴隷娘(食事何回分だろう……)
奴隷娘(……)
奴隷娘(本だったら、何冊分かな……)
奴隷娘(……)ブクブク
奴隷娘(私の『価値』って、どの位かな……)ブクブクブク
奴隷娘(……)サバッ
奴隷娘(私の意味……)
奴隷娘(私って……)
奴隷娘「何なんだろう……」
112:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:17:59 ID:53ZNTmD6fY
奴隷娘(……)
奴隷娘(難しいなぁ……)
奴隷娘(……)
奴隷娘(そういえば、これから、あの人と話さなきゃならないのか……)
奴隷娘(それも難しいなぁ……)
奴隷娘(殺し屋だから、人も沢山殺したのかなぁ……)
奴隷娘(……)ゾクッ
奴隷娘(やっぱり怖いよ……顔もだけど)
奴隷娘(……やだなぁ)
奴隷娘「ハァ……」
ガヤ… ガヤ…
奴隷娘「あれ? 声が聞こえる……」
113:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:22:01 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘「……」
ガヤ… ガヤ…
奴隷娘「二人……かな?」
???『ちょいと!! あんた何やってんの!!』
奴隷娘「……女将さんの声と」
女将『ドアノブを掴んだその手を今すぐ離しな。手首から輪切りにしてやろうか?』
???『違う!! 俺は用事があってだな……』
奴隷娘「あ、宿屋主さんだ」
114:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:33:47 ID:ipJaufw0BE
女将『あぁん!? どんな用事があるか言ってみな。糞タヌキ』
宿屋主『糞タヌキは言い過ぎ』
女将『うるさい。早く言いな』
宿屋主『……笑わねぇ?』
女将『わかったから』
宿屋主『えと、ゆ、夢の世界への旅立ち? ……嘘、ごめんやめて包丁危ない』
女将『さっさと旅立ちなロリコン。乙女の入浴を覗くなんざ、アタシを愚弄してるってことだわね?』ゴゴゴ
宿屋主『お、おい待て!! お前は勘違いしてる』
女将『死ぬ前の言い訳かい? まぁ見苦しいけど、言うだけ言ってみな』
宿屋主『俺はロリコンじゃねぇ!!』カッ
女将『』
ギャアアアア ソレハマジヤバイ ダァアアア
奴隷娘「仲良い……のかな?」
115:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:38:06 ID:coZ3jnnCPA
奴隷娘「凄い断末魔だったけど大丈夫かな……」
奴隷娘「でも、覗きはいけないよね!! 乙女の敵です!!」ウンウン
ガヤ… ガヤ…
奴隷娘「ん? また聞こえてきた……」
女将『……ちょっと、今度はなんだい?』
奴隷娘(えぇ!? また来たの!? チャレンジ精神凄いよ!?)ガーン
女将『殺し屋、あんたも来たのか……。男ってのは本当にバカだよねぇ』ヤレヤレ
殺し屋『なんで会った途端に罵倒されなきゃならないんですか』
奴隷娘(えぇぇぇええ!? なんであの人が!?)ガガーン
116:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 08:48:11 ID:joWeDhn5w.
奴隷娘(そ、そんなに見たいものなのかな……裸って)ドキドキ
殺し屋『俺はコレを買って来ただけなんですが……』
奴隷娘「なんだ、違うのか……」
女将『ん? ……あぁ、ソレね。確かに無かったね、忘れてたよ』
殺し屋『その事について、女将さん』スッ
女将『アタシが何さ』ムッ
殺し屋『頼みたい事があって……』
女将『嫌だね』スパーン
殺し屋『まだ要件すら伝えてないのに、これだよ』
117:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 09:13:18 ID:DjOT1O.uW.
女将『とりあえず、聞いやるから言ってみな』
殺し屋『コレ、中に置いてきてくれませんかね……』
女将『なんだい、そりゃ? 自分で置いてくりゃいいじゃないか』フンッ
殺し屋『いや、それだと、俺が中に入らないと駄目じゃないですか』
女将『……』ピクッ
殺し屋『出てきた時にバッタリ会ったら、俺が覗きになります』
女将『……』ピクピクッ
殺し屋『それはそれで良いですが、自分としては、やはり堂々と……』
女将『……』
殺し屋『と言う訳で、お願いします』
女将『アンタは覗く位の甲斐性を持てぇぇえええ!!』ドーン
殺し屋『この説教おかしいだろ』
女将『殺し屋のくせに肝っ玉がちっちゃいんだよ!! 乙女かアンタは!? チンコついてんのか!?』
殺し屋『なんで俺怒られてんの? あと下品』
ウルセェエ イイカラ ノゾケェェエ
奴隷娘「……」
118:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 09:27:28 ID:.yw9LayCwY
シーン
奴隷娘(静かになったし、そろそろ出ようかな……)チャプン
奴隷娘「……よいしょっと」ジャバー
奴隷娘「うわぁとと……ちょっと頭がクラクラする」
奴隷娘「さてと……」ガチャリ
奴隷娘「タオルは、確かここに……あった」
奴隷娘「……」フカッ
奴隷娘「フカフカだぁ……」パァアア
119:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 09:35:21 ID:ipJaufw0BE
奴隷娘「ハッ……!! 駄目駄目!! 早く拭かなきゃ」
奴隷娘「タオルで……吹いて……」フキフキ
奴隷娘「服に着替えなきゃ……って無い!! なんで!!」
奴隷娘「ま、まさか、は、裸で来いって事!?」カァアア
奴隷娘「そ、それはさすがに……」
奴隷娘「とりあえず探さなきゃ」アセアセ
奴隷娘「どこいったかな……。どうしよう……ん?」
奴隷娘「あれっ? 代わりに置いてあるコレって……」
―――――
120:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 09:53:54 ID:OPjjzsSZjw
投下完了です。皆様が期待されていた物と違っていたでしょうね。目を瞑ってもらえれば幸いです。
では、失礼。
121:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/18(火) 10:23:52 ID:rlDvAj2o/A
奴隷娘がかわいらしすぎて鼻から赤いものが…
これが…萌え…!!
女将さん、殺し屋の代わりに私が覗いt(´ε(○=(゜∀゜)
122:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/18(火) 13:10:42 ID:OPjjzsSZjw
>>121
抜け駆けは許さん
私も逝こう
123:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 22:42:14 ID:.yw9LayCwY
二人まとめて黄泉送りですね。わかります。
どうも1です。
今夜も投下して行きましょう。
124:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 22:44:39 ID:cC7z/02pUY
――――
奴隷娘「ええっと、たしかこの部屋だよね」コンコン
殺し屋『どうぞ』
奴隷娘「あ、失礼します。(良かった。あってた)」ガチャリ
殺し屋「なんだお前か。風呂はどうだった?」
奴隷娘「えと、ちょっと熱かったですけど、気持ち良かったですよ」ホカホカ
殺し屋「そうか、それは良かった」
奴隷娘「それよりも、あの……」
殺し屋「ん? どうかしたか?」
125:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/18(火) 22:47:18 ID:TgbAoE2czA
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)ノД`)・゚・。━━━!!!
126:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 22:49:18 ID:C98SaZwlWc
奴隷娘「あの……。この新しい服……」
殺し屋「あぁ、それか」
奴隷娘「えと、元々着てた服が無くて、これを着てしまったんですけど……」
殺し屋「お前が長風呂してる間に、俺が買ってきた。女物の服等は買ったことが無かったが……。ダメだったか?」
奴隷娘「い、いえっ!! とても嬉しいです!! ありがとうごさいます!!」ペコーリ
殺し屋「気にするなって」
奴隷娘「い、いえ!! 本当に……」ペコー
殺し屋「わかったから、頭をあげろ。しかしリアクション凄いな」
奴隷娘「そ、それほどでも……」テレッ
殺し屋「いや、誉めてない」
127:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 23:01:52 ID:coZ3jnnCPA
殺し屋「立ってるのもなんだ。座るといいよ」ガタタ
奴隷娘「あ、はい」ギィッ
殺し屋「あと、これ。さっき女将がもってきてくれたスープとパンだ」スッ
奴隷娘「わぁ……」ゴクリッ
殺し屋「空腹だろうから、胃がビックリしないようにゆっくり食べろって」
奴隷娘「そ、粗相の無いように善処します」ガチガチ
殺し屋「粗相あってもいいから、リラックスしなさい」
128:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 23:06:09 ID:rlDvAj2o/A
奴隷娘「何から何まで……すみません」
殺し屋「俺がお前を買ったんだ。気にする事じゃない」
奴隷娘「そう、ですか?」
殺し屋「もういいから、早く食べな。スープが冷める」
奴隷娘「では……いただきます。(見られてると、食べにくいなぁ)」
殺し屋「……」ジー
奴隷娘「……!!」ズズッ
殺し屋「……!?」
奴隷娘(う、うまし!!)パァアア
殺し屋「凄くわかりやすいな、オイ」
129:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 23:08:13 ID:.yw9LayCwY
奴隷娘「……」ズズッ チラッ
殺し屋「……」
奴隷娘「……」パクパク チラッ
殺し屋「……」
奴隷娘「……」ズズッ チラッ
殺し屋「俺が怖いか?」
奴隷娘「……」パクパク カチーン
殺し屋「やっぱりか?」
奴隷娘「めめめ滅相ももございましぇんッ!!」ガラガラガッシャン
殺し屋(うん、これは傷つく)ジーン
130:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 23:22:10 ID:rlDvAj2o/A
殺し屋「その反応からすると、本当は怖いんだろ……」ショボーン
奴隷娘「ええ……少しだけ……(悲しんでる!?)」
殺し屋「まぁ、わかってたけどな。殺し屋なんて聞いたら、それが当然の反応だ」
奴隷娘「で、でも、いい人だと思います!!」
殺し屋「えっ?」
奴隷娘「私なんかに服や食事をくれたり、優しくしてくれて……」
殺し屋「オイ、別に物で釣ってる訳じゃないぞ……?」
奴隷娘「そうだとしても、凄く嬉しかったです」
殺し屋「……」
奴隷娘「だから、本当に感謝してます」
殺し屋「……」
殺し屋(この娘……凄い良い娘だ!!)ジーン
奴隷娘(え、笑顔がちょっと怖いけど……)
131:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 23:49:00 ID:joWeDhn5w.
殺し屋「それならいいんだ。食事の邪魔して悪かった」
奴隷娘「大丈夫です。あっ、少し聞きたい事があるんですが……」
殺し屋「どうした?」
奴隷娘「なんで……私なんかを買い取ったんですか……?」
殺し屋「なんでって……あぁ、そうだそうだ。忘れてた」
奴隷娘「はぁ……」
殺し屋「その事についてなんだが、折り入って頼みたいことがある」
奴隷娘「……?」キョトン
殺し屋「俺はこれから北に行こうと思っている」
奴隷娘「それはまた、不思議な場所に……。でも、北の国と私と何の関係が?」
殺し屋「そこでお前に、一緒についてきて欲しいんだ」
奴隷娘「えぇ……北にですか………………へ?」ポロッ
殺し屋「あ、パン落ちたぞ」
132:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/18(火) 23:53:31 ID:f79T6dgeUQ
奴隷娘「あ、え、へ?」
殺し屋「オイ、パンが勿体ないぞ」ハムハム
奴隷娘「あの、私が……?」
殺し屋「そう、俺と」
奴隷娘「一緒に……?」
殺し屋「北に向かう」
奴隷娘「……」ポカーン
殺し屋「……」
奴隷娘「えぇぇぇえぇええっ!?」ガタタッ
殺し屋「おお、予想通りのリアクションだな」
奴隷娘「ちょ、な、なん、そ、れ」ワタワタ
殺し屋「いや、そこまで慌てなくとも……」
奴隷娘「そ、それは、プ……ププ……」
殺し屋「プ? プってなん……」
奴隷娘「プ、プロポーズですかぁああッ!?」バァアアン
殺し屋「おっと、これは予想外」
133:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/18(火) 23:58:24 ID:5V2pnSlcCU
予想外デース!!
134:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/19(水) 00:30:33 ID:coZ3jnnCPA
今日はここまでですね。
いつもここに書き込んでくれている皆様。度々、素っ気ないレスをして申し訳ありません。
本当は一人一人に安価をつけて長くレスをしたいのですが、雰囲気を壊してしまう様であまり書き込みをしませんでした。
本当は反応薄くないんです!! 濃いんです!!
少し気掛かりだったので書かせてもらいました。
今後も皆様の、生ぬるい目で見守って頂けたら嬉しく思います。
ではまた。
135:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/19(水) 00:51:56 ID:sBrVYo19lY
まぁ、レス返もうれしいけど、まとめてレス返してもらえると
本編も早く再開できて二度美味しく楽しめると思う
つCC
136:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/19(水) 10:02:21 ID:EwPH6ZwgT2
駅で電車待ちの間にやけっぱなしだったぜ!
周りの人ごめんなさい…。
やっぱ嬢ちゃん可愛いな!C
137:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/19(水) 18:12:22 ID:UCE./nqCUc
殺し屋がガッツ、娘がシールケで脳内再生される
138:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/19(水) 19:10:40 ID:bvUwkzoVAM
>>137
すげ〜わかるwww
139:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 16:25:14 ID:J4YZkVOK3.
奴隷娘が自分に価値があるのだろうかと自分を卑下したかと思えば、女の風呂場をのぞくのはゆるせないとまるで自分に価値があるかのように振る舞ったり、性格があべこべなのはなぜ?多重人格?
140:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 17:52:27 ID:9VR0S5JPWM
>>1
つC
>>139
その一貫性のなさに人間らしさみたいなものを感じたんだけど…
自分は奴隷で価値がないと思わないといけないと思う半面自分自身を無下にすることもできないみたいな…
わからなかったらごめんなさい
141:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 19:03:39 ID:gQcuutKZ3M
奴隷娘が奴隷っぽくないのは私も思った
142:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 19:10:36 ID:6BkTiQ0rv.
元々奴隷ではなくて、スラムから引っ張って来られた娘だからでない?
正確には奴隷じゃなくてストチルでないの?
143:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/21(金) 19:19:45 ID:H7ixGBKWM.
まだ奴隷になってないからじゃない?
奴隷(になる予定だった)娘みたいな?
144:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/21(金) 22:13:43 ID:cC7z/02pUY
どうも、1です
奴隷娘について
少しネタバレ(?)になりますが、>>142と>>143のお二方が言った通りに、彼女はどちらかと言えばストリートチルドレンですね。
売られていたって事と、ストリートチルドレンを漢字に上手く出来なかった等の理由で、現時点では「奴隷娘」となってます。
ただ、指摘があった様に少しハイテンションにし過ぎた事は、自分自身悔いております。やり過ぎました。
でも、ちょっとは遊びもあっていいですよね? ね?
不安定さに関してはノーコメントで……
続きの投下に関しては少しお待ちください。上手くまとまらないんです。すみません。
145:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/21(金) 22:33:27 ID:.yw9LayCwY
あ、言い忘れてました。
支援ありがとぉぉおおお!!
146:🎏 142:2011/10/22(土) 00:00:06 ID:y.Lm0WtXBU
>>1の好きなように書いてくれ
つC
147:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 01:01:53 ID:04zBwiAkCA
ま、ぶっちゃけ奴隷は商品として調教されてから初めて並べられるんだけどね
148:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 01:14:56 ID:mbKvDg0pl2
女の子的に自分の体にコンプレックスとかあったとか?
ひんぬー…ゲフンゲフン
149:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 11:35:53 ID:C98SaZwlWc
こんにちは
>>146
はい、好きな様にやらせていただきます!!
>>147
その点に関してもちゃんと考えてあるので、ご安心を。
>>148
ひんぬーですか……
これからは少し真面目に書いていこうと思ってますが……僕も紳士ですので、ね?
てか、まだ設定内だから対処できるけど、設定外のツッコミなんて来たらあばばばばばば
だからお願い!!
ツッコまんといて!!
いや、「だから」ってのもおかしい話だけども……ファンタジーって事で目ぇ瞑ってください!! 本当にすみません、初心者なんですよ!!
てな訳で、ハイ、投下します
150:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 11:37:42 ID:rlDvAj2o/A
奴隷娘「そ、そういった話しは、ちゃんとした過程が……!!」
殺し屋「うん、とりあえずスープ飲んで落ち着きな」スッ
奴隷娘「だいたい、いきなり過ぎて……」ズズッ
殺し屋「まぁ、そこに関しては全面的に悪いとは思ってるよ(あ、スープは飲むんだ)」
奴隷娘「人生という名の険しい旅路を、共に歩んでくれだなんて言われても」ズズッ
殺し屋「オイ、その思考止まりなさい」
151:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 11:48:59 ID:.yw9LayCwY
――――
殺し屋「つまりだな。簡単に言うと、北に渡る仲間になって欲しいってことだ」
奴隷娘「そ、そうならそうと言ってくださいよ。勘違いしちゃいました」
殺し屋「え? 俺のせい?」
奴隷娘「そうですか。北に渡る、ですか……」ムムム
殺し屋「流すのかよ」
奴隷娘「うーん……」ムムム
殺し屋「まぁ、ちゃんと考えてくれるなら、別にいいけどさ……」
奴隷娘「えっと……でも、やっぱり……」ムムム
152:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 11:53:07 ID:DjOT1O.uW.
殺し屋「俺も無理にとは言わない。身の危険も及ぶかもしれないしな」
奴隷娘「そうですよね……」
殺し屋「帰る場所があるなら、そっちを優先した方がいい」
奴隷娘「……ッ」
殺し屋「故郷に帰りたいなら、金は出し……」
奴隷娘「……ありませんよ」
殺し屋「ん? どうした?」
奴隷娘「故郷なんて、ありませんよ……私には」
殺し屋「オ、オイ。いきなりどうした……?」
153:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 11:57:13 ID:f79T6dgeUQ
奴隷娘「私は」
奴隷娘「故郷も名前も捨てました」
殺し屋「……」
奴隷娘「もしかしたら私が故郷に『捨てられた』のかもしれませんけど……」
殺し屋「名前まで捨てることはないだろ……」
奴隷娘「捨てられた故郷で呼ばれていた名前なんて、いりませんでしたから」
殺し屋「……」
奴隷娘「だから、私に帰る場所なんて無いんです」
殺し屋「……つまり今のお前には居場所はないと?」
奴隷娘「はい……」
154:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 11:58:01 ID:coZ3jnnCPA
殺し屋「そうか」
奴隷娘「……」
殺し屋「じゃあ話しは早い」
奴隷娘「へ……?」
殺し屋「やっぱりお前、俺と一緒に来なさい」
奴隷娘「え、でも」
殺し屋「嫌とは言わせないぞ」
奴隷娘「私、まだ何も……」
殺し屋「大体、お前は俺が買ったんだからな。決定権は俺にある」フフン
奴隷娘「そ、それなら、『来るか?』なんて聞くだけ無駄だったじゃないですか!?」
殺し屋「嫌々連れていくのも、気が引けるからな」
奴隷娘「どちらにせよ強制的ですよ、それ!?」
155:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 12:01:48 ID:f79T6dgeUQ
殺し屋「そう言うな、落ち着けって」
奴隷娘「私は落ち着いてますよっ!!」
殺し屋「ほぉ、さっきまで怯えていた殺し屋相手に、声を荒げて抗議するなんて度胸があるな」ニヤリ
奴隷娘「え? ああ!! す、すみま……せん」シュン
殺し屋「それでいいさ。少しは俺に慣れてくれたと、受け取っていいみたいだな?」ニヤニヤ
奴隷娘「は、はい。そう言う事で……お願いします」
殺し屋「そうかそうか。まぁ、似た者同士で仲良くしようじゃないか」
奴隷娘「似た者同士……?」
156:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 12:03:20 ID:coZ3jnnCPA
殺し屋「あぁ、故郷も名前も俺には無い」
奴隷娘「そう、なんですか?」
殺し屋「お前と境遇はほぼ一緒、だから似た者同士。生い立ちは違うけどな」
奴隷娘「私と、同じ……」
殺し屋「意外だったか?」
奴隷娘「ちょっとだけですけど……」
殺し屋「居場所って意味では、あったかもしれないがな。どうした? 親近感が湧いたか?」
奴隷娘「……はい。見た目よりも優しい方みたいですし」
殺し屋「見た目って言葉が凄く引っ掛かるよ」ガーン
奴隷娘「でも、近づいた気はします。ハイ」
殺し屋「まぁ、そりゃよかった。じゃあ改めて聞くけど、一緒に来てくれるか?」
157:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/22(土) 12:04:35 ID:53ZNTmD6fY
また夜に来ます
158:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 12:07:57 ID:rlDvAj2o/A
C
159:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 13:10:12 ID:Hfe7ffEMW.
ようやくキターww
待ちくたびれたよwww
これでもくらいな
∧_∧
( ・ω・)=っCつC
(っ=つCつC
`/ =っCつCつC
(ノ ̄∪ババババババ
160:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 14:19:54 ID:EVP4artuYo
いいところできるなんて・・・1さんったら!
CCCCだぜ!
161:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 17:36:37 ID:sBrVYo19lY
>>159
み、耳が!耳が!
つ∧_∧
( ・ω・)=っCつC
(っ=つCつC
`/ =っCつCつC
(ノ ̄∪ババババババ
162:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/22(土) 17:36:59 ID:sBrVYo19lY
>>161
わ、逆にズレたw
163:🎏 139:2011/10/22(土) 22:22:55 ID:cZcmqXbLIE
変なことを質問してごめんね
支援してるからね!
164:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 22:14:31 ID:.yw9LayCwY
どうも、昨日寝落ちした1です。すみません。
>>158
支援ありがとうございます
>>159>>161
ズレに愛を感じますね。
ありがとうございます。
>>160
焦らしプレイですよ。
フフフ……
>>163
気にしないでください。
詳細も書いてなかったのもありますし、自分の表現的にも至らなかった所が多々ありましたので。
支援ありがとうございます。
では、投下したいと思います。
165:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 22:16:26 ID:coZ3jnnCPA
奴隷娘「……」
殺し屋「……」
奴隷娘「……わかりました。私も、北に行きます」
殺し屋「おぉ、来てくれるか」
奴隷娘「で、でも……少し聞いてもいいですか?」
殺し屋「? あぁ。いいぞ」
奴隷娘「もし、私が付いて行いったら、ずっと必要としてくれますか?」
殺し屋「それは……」
奴隷娘「何があっても、見捨てないでいてくれますか?」
166:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 22:16:46 ID:coZ3jnnCPA
殺し屋「……」
奴隷娘「そうすれば、私はどこまでも付いて行きます」
殺し屋「なんで……そんな事を聞く?」
奴隷娘「……深くは、聞かないでください」
殺し屋「……」
奴隷娘「……」
殺し屋「……わかった」
奴隷娘「……」
殺し屋「何があっても、見捨てない。お前を必要とする」
奴隷娘「ほ、本当ですか?」
殺し屋「あぁ、約束するよ」
167:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 22:31:02 ID:WM.6ZBGSjg
奴隷娘「えっと……」
殺し屋「うん、ちょっとクサ過ぎて恥ずかしいよ。自分」
奴隷娘「はい、まぁ」ソワソワ
殺し屋「穴があったら入りたい」
奴隷娘「……」
殺し屋「けど、信じてくれるなら来て欲しい。約束は守る」
奴隷娘「約束……ですね」
殺し屋「うん、約束だな」
168:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 22:33:37 ID:6BkTiQ0rv.
娘の穴に入るのですね、わかります
C
169:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 22:37:25 ID:.yw9LayCwY
奴隷娘「……よしっ」
殺し屋「……」
奴隷娘「わ、わかりました。もう……大丈夫です」
殺し屋「それじゃあ……」ゴクリッ
奴隷娘「はい、これからよろしくお願いします」ペコリ
殺し屋「そうか……」ホッ
奴隷娘「足手纏いになるかもしれませんけど」ニコッ
殺し屋「いや、それでもいいんだ。こちらこそ、よろしく」ニヤッ
奴隷娘(やっぱりまだ、笑顔が怖いなぁ……)ドキドキ
殺し屋(ホント良かった……。恥ずかしい台詞言って正解だったな……)ドキドキ
170:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 22:51:34 ID:DjOT1O.uW.
奴隷娘「あの。それと、すみません……我が儘を言ってしまって」
殺し屋「気にしなくていい。これからは二人で長い道のりを歩くんだ。二人とも対等に接し合う様にしよう」
奴隷娘「そんな……!! できませんよ、失礼です(と言うか、怖いです)」ブンブン
殺し屋「いいさ。お前はもう、今までの様な立場じゃなんだ」
奴隷娘「ぇ……」
殺し屋「怯える必要も、無理する必要もない。頼ってくれても構わん」
奴隷娘「……」ジワッ
殺し屋「なにしろ、ちゃんと居場所もあるしな」
奴隷娘「……」ポロッ
殺し屋「どうした?」
奴隷娘「……あ、ありがとう、ごさいます」ゴシゴシ
殺し屋「なんだよ、オイ。泣く事はないだろうに」アワアワ
奴隷娘「い、いえ、なんとなく安心してしまって……」ポロポロッ
殺し屋「それは嬉し泣きか?」
奴隷娘「嬉し泣きです……」ポロポロ
殺し屋「そうか……そりゃ、良かった」ガシガシ
奴隷娘「はい」
171:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:05:15 ID:.yw9LayCwY
殺し屋「……」
奴隷娘「……」ゴシゴシ
殺し屋(涙目だと、気まずいな)
奴隷娘「……」ソワソワ
殺し屋「あ、そう言えば」
奴隷娘「どうかしましたか?」ゴシゴシ
殺し屋「これから、お前は何て呼べばいい? 『お前』とかじゃ嫌だよな」
奴隷娘「そうですね。名前ないんですよね、私達」グズッ
殺し屋「そこが困った所だよな。ハイ、鼻紙」
奴隷娘「困りましたね。あ、すみません」チーン
殺し屋「そうだな……じゃあ、今から考えるか?」
奴隷娘「い、いきなりですね」
殺し屋「やはり困るからな、早めに考えといた方がいい」
奴隷娘「それもそうですね。わかりました。考えてください」
172:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 23:09:41 ID:UCE./nqCUc
名前安価?
>>1が既に考えてるなら安価いらんが
173:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:14:08 ID:C98SaZwlWc
殺し屋「そうだなぁ……」
奴隷娘「うーん」ムムム
殺し屋「なんか、怯えてる感じだから『怯え娘』とかは?」
奴隷娘「嫌ですよッ!! 真面目にやってくださいよ!!」
殺し屋「真面目にやってたのに怒られた」
奴隷娘「全然真面目じゃないですよ……」ハァ…
殺し屋「じゃあ……さすらい歩くから『流浪娘』なんてどうだ?」
奴隷娘「おぉ……。それはちょっと素敵ですね」キラキラ
殺し屋「そうだろう。よし、これからお前の事は『流浪娘』と呼ぶ事にする」フフン
奴隷娘「ハイッ!! ありがとうございます」
殺し屋「まぁ、あだ名みたいな物だからな。ちゃんとした名前は、いつかに取っておけ」
奴隷娘「いつかって、いつですかね?」
殺し屋「わからないな。でも、今じゃない」
奴隷娘「そうですか。わかりました」
殺し屋「うん、大切にしとけよ」
174:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:18:55 ID:rlDvAj2o/A
奴隷娘「じゃあ、今度は……」
殺し屋「俺か? 俺は好きに呼ぶといい」
奴隷娘「そうですか。うーん……」
殺し屋「あぁ、あまり変な呼び名は嫌だからな」
奴隷娘「……」
殺し屋「無言が一番怖いから何か答えて」
奴隷娘(『怖顔男さん』って浮かんだけど、言えない!!)
奴隷娘「……うーん、やっぱり『殺し屋さん』って呼んでもいいですか? 嫌なら、変えますけど……」
殺し屋「え、『殺し屋』か? まぁ、構わないが……。何の捻りもないな」
奴隷娘「私、あなたの事はあまり知らないですし……」
殺し屋「そうだよな。まぁ、いつかちゃんとした名前が付けばいいから、問題はないかな」
奴隷娘「それじゃあ、名前も決まりましたし……」
殺し屋「そうだな。改めましてて……」
175:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:20:07 ID:f79T6dgeUQ
殺し屋「これからよろしく。流浪娘」
流浪娘「はい、こちらこそ。よろしくお願いします、殺し屋さん」
176:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:20:57 ID:ipJaufw0BE
―――――
―――――
互いに与え、与えられ、この一夜で得たものは、二人にとっては何物にも変えられぬものとなりました。
殺し屋は共に歩く者を。
売られていた娘は新しい名前を。
二人は互いを、確かめる様に呼び合います。
ここは更ける街の小さな宿屋。
その一室のやり取りは、今の二人にとっては嬉しく、そして少し気恥ずかしいものでありました。
177:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:21:20 ID:ipJaufw0BE
しかしながら、その様な二人はまだ、少しばかりか憂いを帯びております。
過去への憂い、もしくは未来への憂いなのでしょうか?
いつの日か、この憂いは拭えるのでありましょうか?
そして、これから二人は何を思いながら、北へと旅をするのでしょうか?
やはり、それはまだ解り得ぬ事であります。
何故なら
この二人の旅は、これから始まるのですから。
―――――
―――――
178:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:26:41 ID:OPjjzsSZjw
と言う訳で、やっと序章が終わった感じです……。
まぁ長い。尋常じゃありません。
一応、頭の中では話が出来上がってるので計算してみたんですが……1000越えるかもですね。
まぁ、この作品は完結させたいので、長い目で見てくれれば嬉しく存じます。
では、また。
179:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/23(日) 23:30:00 ID:fFR5wqWGQo
泣ける…
っCCC
180:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:30:19 ID:C98SaZwlWc
>>168
えぇ、本当は僕が突っ込みたいぐらいなんですけどね。言わせないでください恥ずかしい。
>>172
すみません。安価でも良かったんですが、ぶっ飛んだ名前とかになったら作者的にもどうかと思ったんで……前々から考えていた名前にしました。
181:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/23(日) 23:32:15 ID:rlDvAj2o/A
>>179
その感想に僕が泣きそうです。
ありがとうございます。
182:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/24(月) 23:43:32 ID:OPjjzsSZjw
こんばんは
今書き貯めの途中で投下できませんが、やっぱりスペックとかあったほうがいいですかね?
皆さんの想像に任せると言うのもアリかと思っているんですが……
183:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 00:01:31 ID:C98SaZwlWc
スペック知りたいです!!
184:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 01:18:09 ID:cx7dQjLYV6
いやいらない( ̄^ ̄)
話しをどんどん投下してくれwwww
壁|つC
壁|ミ
185:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 07:13:07 ID:BSLsHK4sZ2
スペック書いたら絵師さんが助かるのでは?
186:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 18:04:20 ID:.an2ZGn4Bc
スペックって何についてかこうとしているの?
187:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 22:40:36 ID:coZ3jnnCPA
こんばんは
一応投下しますのでスペックの件については後ほど。
188:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 22:41:56 ID:coZ3jnnCPA
流浪娘「……はぁ……はぁっ……んっ……はぁ……ぁ」
殺し屋「……ハァ……ハァ……ハァ……」
流浪娘「……ころ……し屋さん…」
殺し屋「ふぅ……どうした……?」
流浪娘「す、凄かった……です、ね?」
殺し屋「あぁ、まさかこれ程とはな……」
189:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 22:44:20 ID:53ZNTmD6fY
流浪娘「私、汗でびちょびちょです……」ベタベタ
殺し屋「喉も渇いたな……」ハァハァ
流浪娘「ちょっと、ここまでのは初めてです……」
殺し屋「おれもだよ……」
流浪娘「毎日なんて、とてもじゃないけど無理ですね……」
殺し屋「本当だ。いや、しかし……凄かったな……」
流浪娘「えぇ、ほんと驚きました……」
流浪娘・殺し屋「ここの朝市」
190:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 22:46:50 ID:OPjjzsSZjw
―――――
―――――
朝日と共に宿を出た二人。
しかし、幸か不幸かこの街の名物の一つ、『朝市』に巻き込まれしまった様です。
押され押しつつ、ほんの少し楽しんだ後、抜け出した二人は北の門を潜り抜け、【商いの街】を旅立ちます。
さて、此れより歩きますは【荷運び街道】。
今やっと、二人は北へと歩き始めました。
―――――
―――――
191:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 22:48:18 ID:coZ3jnnCPA
殺し屋「中年の女は、何故あんなに買い物に必死になれるのだろうか」スタスタ
流浪娘「少しでも安く買いたいんじゃないですかね?」トテテ
殺し屋「全く、あのアグレッシブさは何だ? 商品を取る手にすら、躍動を感じるなんて……」
流浪娘「アハハ……。あ!! そう言えば私、女将さん見かけましたよ。挨拶しようと思ったんですけど」
殺し屋「ん? 声掛けなかったのか?」
流浪娘「いえ、目が据わっていて怖くて……」
殺し屋「……じゃあ、しょうがないな」
流浪娘「……ハイ」
192:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 23:08:48 ID:DjOT1O.uW.
殺し屋「人が多くて気分が悪かったよ……」
流浪娘「大丈夫ですか?」
殺し屋「あぁ、平気だ。人混みは苦手なんだ。流浪娘はどうだ?」
流浪娘「私は首都にいたのである程度は平気です」
殺し屋「そうか、お前の出身は首都だったか」
流浪娘「あっ……。えぇ、まぁ……」
殺し屋「あそこも人多いもんな。うるさいし」
流浪娘「……そうですね、人は多かったですよ」
殺し屋「まぁ、俺は行ったことないけど」
流浪娘「……」
殺し屋「……」
殺し屋(……ボケるんじゃなかったな)
流浪娘(えぇぇえっ!? 行った事ないのに文句!?)ガガーン
193:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 23:18:11 ID:ipJaufw0BE
殺し屋「そ、それにしても、あそこの朝市は人多過ぎだったな」
流浪娘「そ、そうですね。朝市の混み具合には慣れてましたが、あそこ程じゃなかったですね」
殺し屋「ん? 慣れてたって事はよく行ってたのか?」
流浪娘「えっ? あぁ、はい!! その、行ってたような、行かなかったような……」ワタワタ
殺し屋「何慌ててるんだ?」
流浪娘「べ、別に慌ててませんよ!! それより早くいきましょう!! 日が暮れてしまいますよ」トテテテ
殺し屋「いやまだ朝だから」
流浪娘(……)トテテテ
殺し屋(……変なやつだ)スタスタ
194:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 23:21:46 ID:53ZNTmD6fY
今日はここまでにします。
スペックについては、大まかな容姿、身長、年齢、特徴等をと思っていたのですが。
まぁ、書くとしたら明日ですね。
195:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/25(火) 23:42:58 ID:DjOT1O.uW.
>>183>>184
うーん、意見がわかれましたね。投下スピードについては、ぐうの音もでません……。
申し訳ない!! 遅いんです、打つのが!!
>>185
果たして絵師さんはこんなSSの絵なんかを書いていただけるのか? 問題はそこからになりますね。切ない。
>>186
何か要望があればどうぞ。
皆さんはどんなイメージで読んでもらっているのか知りたいですね。
てか、読んでもらってるのか!? このSS!?
196:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/25(火) 23:54:35 ID:yY3nABhL3k
読んでますよ、>>1さん
C
197:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 00:07:58 ID:Dix0uZLpUY
私描きたいですよ!!下手ですが(´・ω・`)
198:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 08:37:03 ID:BhTm2YyXGU
支援
199:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 18:31:28 ID:1iGiihnXxY
俺この2人の雰囲気なかなか好きだよ
200:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 18:45:06 ID:sSbh.ClykE
にひゃくしえん
201:🎏 186:2011/10/26(水) 18:57:32 ID:BBW4yqMudk
私もスペックはいらないと思っていたので、どの程度書こうとしているのか疑問に思ったんだ。
もし書くなら、身長、体重、殺した人数がいいな。
書くか迷ったら1が絵師に書いてもらいたいかで決めれば良いと思う。
支援してます(´ω`)
202:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 19:10:06 ID:8H6.ft1E.w
>>201
殺した人数は無い方が良さげだが……
支援
203:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 19:40:44 ID:qtzPYBHBoM
>>202
そうか?名前だけじゃ印象薄いから具体的な人数を知りたい
反論するなら理由をあげてね
204:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 20:38:40 ID:coZ3jnnCPA
おぉ!! こんなに沢山!!
>>196>>198
支援ありがとうございます
>>197
いや、もう描いて下さい!!
こんなSSのキャラならどうぞお願いします
>>199
雰囲気を気に入ってもらえるとは、嬉しい限りです!!
>>200
200おめでとうございます
>>201
殺した人数は後々書いていくつもりだったので詳しくは……
>>202
ほのぼのしていた空気が壊れますよね。
205:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 21:44:28 ID:ZoYc6yK4vU
>>1はほのぼのしたのがかきたかったのか。北に向かう中で山賊等と戦ったりしてくバトルもので守るものがあると強い的なのだと思ってた。バトルがないなら何人殺したかはいいかな。
206:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 22:13:36 ID:cC7z/02pUY
>>205
いや、そういう訳じゃないんですよ。
ただ、今の所までは割りとほのぼのと(?)していたので、ギャップがあるんじゃないかと思ったんです。
ほのぼのとかバトルとは、またちょっと違ったものを目指そうとしてるんですけどね。
207:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 22:13:45 ID:BZtxKHno3Q
>>205
バトルとかwktkする!
だがしかし、殺した人数はストーリーに関わってきそうだからやはり…
208:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/26(水) 22:30:49 ID:vIPNNuP.wk
>>206ギャップなら問題無い。より殺し屋として認識できて良い。
>>207ストーリーに関わるってどんなふうに?
会話形式のなかバトルは難しいんじゃね。「えい」ズバッとかなっててもわけわからない。
209:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 22:58:27 ID:rlDvAj2o/A
スタスタ トテテテ
流浪娘「それにしても、この街道は真っ直ぐですね。なんだか、気が遠くなってきそうです」トテテ
殺し屋「あぁ、この街道は商いの街を中心に北の港まで、ほぼ一直線に続いてる道なんだ」スタスタ
流浪娘「えぇ!? 一直線ですか?」
殺し屋「その方が、北の国から届く荷物が運びやすいだろ? ほら、あそこを見てみろ」
流浪娘「はい?」
210:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 22:58:46 ID:rlDvAj2o/A
パッカラ パッカラ
流浪娘「荷馬車、ですね」
殺し屋「真っ直ぐな道のお陰で、ここはよく荷馬車や旅商人が通る」
流浪娘「……」
殺し屋「だから【荷運び街道】って名前なんだぞ。勉強になっただろ?」フフン
流浪娘「お馬さん、かわいいですね」キラキラ
殺し屋「うん、話し聞こうよ?」
流浪娘「この街道の名前にそんな由来があるなんて驚きました!!」
殺し屋「バッチリ聞いてんのかい」
211:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 23:00:49 ID:DjOT1O.uW.
殺し屋「まぁしかし、昔の人は凄いよ。こんな道があと二本もあるんだからな」
流浪娘「それって、商いの街から首都に繋がってる道ですか?」
殺し屋「そうだ、良く解ったな。それと南の港に続く道があってだな……」
流浪娘「いえ、その道、私を運んでた荷馬車が通った道かなって思ったんです」
殺し屋「あ……そ、そうか」
流浪娘「はい」
殺し屋(俺、地雷踏んだかも)
212:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 23:04:08 ID:53ZNTmD6fY
流浪娘「……」トテテ
殺し屋(大丈夫そうだが……)
流浪娘「……でも」
殺し屋「ん?」
流浪娘「荷運び街道って西には作らなかったんですか?」
殺し屋「え? あぁ、それは昔から小競り合いが続いてるからだろう。貿易なんて、できる間柄じゃないからな」
流浪娘「やっぱり仲は悪いんですか?」
殺し屋「国境付近じゃ、お互い傭兵雇っては、ずうっと戦ってるよ」
流浪娘「そう、ですか」
殺し屋「馬鹿馬鹿しいよな、全く……」
流浪娘「えっと、うーん……そうですね。もっと仲良くやればいいのに!! って思いますけどね」
殺し屋「……ハハッ、それもそうだ。お前は意外と能天気だな。羨ましいよ」
流浪娘「あ、ありがとうございます」エヘヘ
殺し屋「……」
213:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 23:05:00 ID:53ZNTmD6fY
ガヤ…ガヤ…
流浪娘「あ!! あれ見て下さい、殺し屋さん!! お店がありますよ!!」
殺し屋「あれは露店と茶店だな。休んだり、品物を買ったりできる場所だ」
流浪娘「色々な物がありそうですね」キラキラ
殺し屋「まぁ、旅商人が通るぐらいだからな。色々あるだろう……って聞いてないな」
流浪娘「……」キラキラ
殺し屋「……寄るか?」
流浪娘「はいっ!!」キラキラ
殺し屋「即答だな」
214:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 23:13:42 ID:.yw9LayCwY
今日はここまでにします。
スペックについては、再検討にしとこうかと思います。なんだかネタバレ続出しそうで怖くなりました。すみません。
仮に、もし、絵師さんがこのSSの絵を描いて頂けるとなれば、絵師さん自身の想像におまかせします。
あとバトルに関しては会話主体ですので、難しくなりますね……。考えておきます。
215:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/26(水) 23:18:57 ID:OPjjzsSZjw
ちなみに作者イメージは
殺し屋→バガボンドの武蔵
流浪娘→あの花のメンマを精神、身長を共に成長させて、髪を黒っぽくした感じ
で旅人の服を着て動いてます。
皆さんはどんな感じですかね?フフフ……
ではまた。
216:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/27(木) 00:08:22 ID:f79T6dgeUQ
ヤバいな、見返すと自分のキャラが全く定まってないのに気づいてしまった。
>>215とかもはや気持ち悪いな。
217:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 01:01:52 ID:EVP4artuYo
スペックは誰かが言ってたみたいに
身長・体重・(大体の)年齢とかあとは髪の毛とかの外見的なもので
十分では?
218:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 09:13:45 ID:ekmPuaxcno
>>137さんが言ったように俺も、殺し屋がガッツ・娘がシールケで脳内変換して読んでるからすげぇ楽しいw
つ C&投票
219:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 19:15:04 ID:O2iLUoTt4M
俺は主人公像がまだ定まってないな。身丈がでかくでかい剣を携えているにもかかわらず人ゴミを歩くだけであの体力の消耗。
殺しといっても一般人を闇討ちで殺してたとかで体力がないのか、或いは爆弾とかで殺してたのか?
それかパニック症候群かな?
など疑問は尽きない。
220:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 20:59:10 ID:BZtxKHno3Q
なんか異様にスペック求めるのがいるな
少しづつ過去が明らかになったりするのが楽しいのに……
支援
221:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 21:03:16 ID:sBrVYo19lY
>>220
確かに
でも外見はほしいよなw
つC
222:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/27(木) 21:58:27 ID:C98SaZwlWc
どうも
少し体調を崩してしまいましたので、本編の投下は待って下さい。
今夜はスペックを投下します。
殺し屋
身長:185cm
体重:80キロ代
髪型:短髪
各地を渡り歩いて汚れ仕事をしていた元殺し屋。今は殺し屋稼業を辞めて北へ旅をしている。祭り等の人混みが苦手で、ほかにも苦手な物はまだある模様。顔がやや怖い。剣は綺麗。
奴隷娘→流浪娘
身長:156cm
体重:乙女の秘密
髪型:ショートに近いセミロング
東の国の首都出身、スラム育ち。人混みは平気だけど、少しだけ臆病。なかなか謙虚で美人さんだが、育ちもあってか体は貧相。つまり貧乳。
服装は二人とも旅人の様な格好。フード付きのマントを着ている。年齢は殺し屋が20代半ばから後半、流浪娘が10代半ば。
髪の色や年齢は、皆さんのイメージがあると思うので大体な感じです。
一応詳しく(?)書いたつもりですが……
223:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/27(木) 22:11:46 ID:OPjjzsSZjw
>>217
スペックを載せてみましたが、こんな感じでしょうか?
>>218
ガッツは解るんですが、シールケが解らなくて……イメージが壊れるかもしれませんね。すみません。
面白いと言ってもらえて光栄です!!
>>219
そうですね。一応、人混みが苦手って設定の元に書いてみましたが、オーバーだったかもしれません。
ギャグパートってことで……!!
>>220
そのつもりなんですが、書くのが遅いせいで、読者側を焦らしてしまっているのかもしれませんね。興ふ…面目ない。
>>221
外見についてはどうでしょうか? 足りてますかね?
224:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/27(木) 22:15:55 ID:OPjjzsSZjw
あと、龍さんありがとうごさいました!!
宣伝凄く嬉しかったです!!
225:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 23:01:29 ID:EVP4artuYo
1さん乙です!
乙女の秘密に思わず吹きましたw
226:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/27(木) 23:10:41 ID:bvUwkzoVAM
>>222
お大事に!
227:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/28(金) 23:47:42 ID:coZ3jnnCPA
今日も遅くに投下ですね
いきます
228:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/28(金) 23:49:11 ID:joWeDhn5w.
イラッシャイマセー
流浪娘「ほわぁ……」
殺し屋「あまり、はしゃぐなよ」
流浪娘「見てください!! いろんな物がおいてありますよ!!」キラキラ
殺し屋「落ち着けって」
流浪娘「わかってます」キラキラ
殺し屋「……」
流浪娘「わぁ!! 綺麗な置物……」キラキラ
殺し屋(最初は怖がられて、どうなるかと思ったが……)
流浪娘「このカップいいなぁ……」
殺し屋(やっぱり、流浪娘だって……普通の女の子なんだな)
流浪娘「この髪飾りかわいい」スッ
殺し屋(…………あれ?)
流浪娘「あ、あっちのも」スッ
殺し屋(あれ? 今ポケットに……あれ?)
229:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/28(金) 23:50:56 ID:WM.6ZBGSjg
流浪娘「あっちでお茶も飲めるんだぁ」
殺し屋「オイ」ボソッ
流浪娘「あ、殺し屋さん!! あっちでお茶も飲めるみたいですよ。いきませんか?」
殺し屋「お茶はいいが、お前……」
流浪娘「はい?」
殺し屋「ポケットの中身はどうするつもりだ?」ボソッ
流浪娘「え? あっ!! あはははは。こ、これは違いますよ!?」
殺し屋「……」
流浪娘「あの、その、買って貰おうと思って……」アワアワ
殺し屋「……」
流浪娘「だから別に……」ワタワタ
殺し屋「……いいから出しなさい」ゴゴゴ
流浪娘「はひッ!?」ビクゥッ
殺し屋「出しなさい」ズゴゴゴ
流浪娘「は、はい……」シュン
230:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/28(金) 23:54:19 ID:joWeDhn5w.
アリガトウ ゴザイマシター
殺し屋「全く……」
流浪娘「……」
殺し屋「盗むつもりはないとしてもだ、流浪娘」
流浪娘「……はい」
殺し屋「ポケットに商品を入れている所なんかん店員に見つかったら、捕まってしまうんだぞ?」
流浪娘「わかってます……」
殺し屋「金だって余る程あるんだから言えば買ってやる」
流浪娘「すみません……」
殺し屋「大体、物は逃げないんだぞ」
流浪娘「……仰る通りです」
殺し屋「今度からは、ちゃんと言えよ。わかったな?」
流浪娘「すみませんでした……」
殺し屋「まぁ、気をつけてくれ。な?」
流浪娘「はい」
殺し屋「じゃあ行くか」スタスタ
流浪娘「……」トテテ
231:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/28(金) 23:55:28 ID:f79T6dgeUQ
殺し屋「……」スタスタ
流浪娘「……」トテテテ
殺し屋「うーん、甘い物が食べたくなった。唐突に」
流浪娘「それなら、林檎ありますよ」スッ
殺し屋「おっ、ありがとう。気が利くな」シャリシャリ
流浪娘「あっ……い、いえいえ。大丈夫です」ニコッ
殺し屋「……」
流浪娘「……」ダラダラ
殺し屋(……あれ? 俺、林檎なんか買ったか?)チラッ
流浪娘「……」トテテ ギクッ
232:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/28(金) 23:56:42 ID:DjOT1O.uW.
殺し屋(……なんか怪しいな)チラッ
流浪娘「……」トテテ ダラダラ
殺し屋(……それなら)キランッ
流浪娘「あ、あの、どうかしましたか?」
殺し屋「オイ流浪娘や」
流浪娘「ハ、ハイ!! どうしましたか」
殺し屋「どうやら、さっきの林檎にあたってしまったらしい」
流浪娘「えぇっ!?」ガーン
殺し屋「つまり下痢だ。どうしてくれる」
流浪娘「ええぇっ!?」ガガーン
233:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 00:02:20 ID:cC7z/02pUY
殺し屋「古い林檎だったみたいだ……」ガクッ
流浪娘「そ、そんなはずは……」
殺し屋「なんだか身体の力が……そして切ない」
流浪娘「だ、大丈夫ですか!?」アワアワ
殺し屋「ああ、もうだめかもしれない」ガクガク
流浪娘「そ、そんなッ!?」ガーン
殺し屋「お、お前。林檎をどこから……?」
流浪娘「お、お店の人が、今日取れたばっかだって言ってたから……」
殺し屋「……」
流浪娘「だから……!!」
殺し屋「……」
流浪「だから、盗ってきたのに……!!」バァーン
殺し屋「ちょっと待てぇぇええええぇえ!!」
234:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 00:05:25 ID:ipJaufw0BE
はい、今日は少しだけでしたね。
だんだんと話しが進んできましたね。長ぇよバカ。
ではまた。
235:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 00:31:30 ID:Dix0uZLpUY
流浪娘盗み癖か…スラム育ちだからなぁ…
236:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 02:15:51 ID:8CvlVX4ZxU
けなげやん…
それって…素敵やん!!
つC
237:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 08:01:11 ID:xGR/No6vHM
手癖悪いなwww
C
238:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 20:05:00 ID:RAxY55LQB2
ついに始まったな
つC
239:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 22:35:20 ID:.yw9LayCwY
どうも、テンション荒ぶった1です。
>>235>>237
まったく困った娘ですよね。
>>236
そうなんです。ほんとはええ娘なんです。
>>238
ほんとやっと始まりましたよ。読者離れていくんじゃないかとヒヤヒヤしてます。
とりあえず、ほんの少しだけ投下します。
240:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 22:35:54 ID:.yw9LayCwY
―――――
殺し屋「まったく……久しぶりにシャウトしてしまったよ、流浪娘君」
流浪娘「……シャウトさせて、すみません」ショボーン
殺し屋「いや、そこじゃねぇよ。いいよ別にシャウトに関しては」
流浪娘「わ、わかってます……」
殺し屋「一応聞くけど、何でまた盗みなんかしたんだ?」ハァ
流浪娘「その、癖、と言いますか……」
殺し屋「癖って……」
流浪娘「あまり意識しなくても、こう手がササッと……」
殺し屋「『ササッと』じゃないよ。なんでそんな軽いんだよ。大体、林檎に関しては意図的じゃねぇか」
流浪娘「あの、殺し屋と一緒に食べたいなぁって思ったら……」カァアア
殺し屋「やだこの娘健気」
241:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 22:36:51 ID:coZ3jnnCPA
殺し屋「オイ、そんなリアクションに困る様な台詞は止めなさい」
流浪娘「えっ?」
殺し屋「怒るに怒れなくなる」ピシャリ
流浪娘「す、すみま……せん?」
殺し屋「あのな、気持ちは有り難い。有り難いけど、盗んでいいって訳じゃないだろ?」
流浪娘「それは、わかってます……」
殺し屋「しかも林檎食べちゃったじゃんかよ。同罪じゃん、俺」
流浪娘「そ、そうですね」ニコッ
殺し屋「爽やかな笑顔を向けるな」
242:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 22:37:01 ID:coZ3jnnCPA
流浪娘「出来心すらなかったんです!! すみません!!」ペコリッ
殺し屋「新しいなオイ。どんだけ無意識なんだよ」
流浪娘「すみません」
殺し屋「いまさら引き返すなんて無理だしな……。とりあえず、今回はこれ以上言うつもりもない」
流浪娘「はい」
殺し屋「でもな、ちゃんと自分が悪い事をしているって意識はもて。じゃないと、これからずっと盗人として人生を送る事になるぞ」
流浪娘「……」
殺し屋「肝に銘じておけ。わかったな?」ギロッ
流浪娘「は、はい……」ビクビク
243:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 22:41:12 ID:C98SaZwlWc
>>240流浪娘が殺し屋のことを呼び捨てにしてますが、あれは僕のミスです。
決して、反抗期とかツッパッてるとか、そんなんじゃありませんのでご安心を。
書き貯めがきれました。
書いてきます。
244:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/29(土) 22:59:43 ID:QChqWT5wrw
頑張って下さいぃぃ
楽しみすぎて、一日に五回以上のぞきに来てしまう今日この頃
つC
245:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/29(土) 23:55:23 ID:53ZNTmD6fY
>>244
そ、そんなに来てもらってるとは……いやぁ嬉しい限りですね。大体は、22時過ぎにいつも書き込みを始める様にしてますよ。
246:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:08:23 ID:joWeDhn5w.
どうもこんばんは
昨日頑張って起きていたんですけどね。途中で寝落ちしてしまったんです。
んで、起きて見てみたらアレですよ。3位ですよ。3位。
もうね、嬉しいやら何やらでもう、動悸が半端じゃなくなってあばばばば。何て書き込めば良いかわからなくて今に至ってます。
ぶっちゃけ、まだ物語が始まったばかりなのに3位なんかとっちゃって平気なのか?って感じで、プレッシャーやらその他諸々が尋常じゃない訳で……
て言うか、へんに上位に入ったから俺のSSだけアウェーな空気漂ってるの気のせいですかね? なんか閑散としてません? もうちょっと祝福の声もあっ(ry
悲しくなってきたから自分で言います。
おめでとう俺!! よくやった!!
3位記念だ。つC
ちくしょうめ!!
とまぁ、いい感じにキャラも精神も崩壊したところで投下しましょう。ではいきます。
PS.
昨日、おめでとう言ってくれた、18歳SSの作者さん、らんげつさん、応援してくれた龍さん、お礼を言うのが遅れてすみません。ありがとうごさいました。寝てました。すみません。
247:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:09:05 ID:DjOT1O.uW.
殺し屋「まぁ、一回目と言う事もあるしな」
流浪娘「は、はい」
殺し屋「俺が言うのもアレだけど、許してやろう」
流浪娘「はい」
殺し屋「林檎一つだけだったし……」
流浪娘「……」ギクッ
殺し屋「何、今の」
流浪娘「じ、実は……その……」
殺し屋「え? まさか」
流浪娘「まだ、あるんです……盗んだもの」
殺し屋「」
248:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:09:19 ID:DjOT1O.uW.
―――――
殺し屋「……と、まぁ出させた訳だが」
流浪娘「……」
殺し屋「あの混雑の中、こんなに盗むとはな」
流浪娘「混雑だからこそ、なんです」キリッ
殺し屋「いや解説いらない」
流浪娘「すみません……」
殺し屋「大体、盗む物もおかしだろ? 色眼鏡、ハサミ、香辛料……まぁここまでは良しとするよ。良くないけどさ」
流浪娘「……」
殺し屋「お前、生魚って……。なんでよりによって生魚なんだよ……」
流浪娘「今が旬みたいですね……」
殺し屋「そこじゃねぇよ!! 生魚って盗むか、普通!? 聞いた事ないよ!! その前にどうやって盗むんだよ!! 腐っちゃうじゃん」ガミガミ
流浪娘「保管には、まず袋を用意してその中に……」
殺し屋「しゃらくせえよ。もうやだこの娘」
249:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:11:25 ID:C98SaZwlWc
―――――
流浪娘「本当に申し訳ありません……」
殺し屋「……お前なぁ」
流浪娘「すみません……」
殺し屋「反省はしてるよな?」
流浪娘「はい……」
殺し屋「いけない事ってのは、本当にわかってるよな?」
流浪娘「わかってます……」
殺し屋「対処法みたいなものはあるのか?」
流浪娘「その、やはり癖の様なものなので……」
殺し屋「はぁ……参ったな」
流浪娘「でも……」
殺し屋「?」
流浪娘「私だって……本当は盗みたくないんです」
殺し屋「そりゃわかるが……」
流浪娘「……」
250:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:12:31 ID:C98SaZwlWc
流浪娘「私だって……」
殺し屋「しかし、これだけ盗品があるとな……」
流浪娘「……」ギュッ
殺し屋「盗みたくないと言われても、だいぶ説得力に欠けるし……」
流浪娘「……」
殺し屋「いくら、スラムの頃の癖とは言ったって……ちょっとやり過ぎじゃ……」
流浪娘「そうですが……」
殺し屋「厳しい事を言うようだが、口で何と言ったところで、結果的に罪を犯しているんだ」
流浪娘「……」
殺し屋「今後にも関わってくるかもしれん」
流浪娘「……ッ!!」
殺し屋「本当に、盗みを止めたいと思って言ってるのか?」
流浪娘「……うが、……じゃな…ですか……」
殺し屋「ん?」
251:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:14:02 ID:DjOT1O.uW.
流浪娘「しょうが、ないじゃないですか……」
殺し屋「!!」
流浪娘「わかってますよ……!! 自分が罪を犯しているって事も!!」
殺し屋「お、おい。お前……」
流浪娘「『しょうがない』なんて言ったって、唯の言い訳にすぎないって事も!!」
流浪娘「以前の自分のせいにしてる事も!!」
流浪娘「でも……!!」
殺し屋「……」
流浪娘「でも……しょうがないじゃないですか……」
殺し屋「る、流浪……娘?」
252:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:19:21 ID:f79T6dgeUQ
流浪娘「……」
殺し屋「……」
流浪娘「殺し屋さんは……」
流浪娘「殺し屋さんは、人を傷付けずに生きてこれましたか?」
殺し屋「それは……」
流浪娘「人を殺さずに生きてこれましたか?」
殺し屋「……」
流浪娘「私は……盗まずには生きてこれませんでした」
流浪娘「生きる為に、盗みをしてきました」ギュッ
殺し屋「……」
流浪娘「屁理屈だって言われても構いません。否定されて当然だとも思います。ただ……」
殺し屋「……」
流浪娘「ただ少しだけ、理解が欲しいとも、思ってしまいます……。甘えてるって、わかっていても」
流浪娘「……すみません」
殺し屋「流浪娘……」
253:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:21:09 ID:53ZNTmD6fY
殺し屋「……」
流浪娘「すみません。怒鳴ったりして」
殺し屋「いや、それは構わないが……」
流浪娘「時間も無駄にしてしまいました。歩きましょう、殺し屋さん」
殺し屋「あ、あぁ」
流浪娘「今後は、ちゃんと気を付けます……」トテテ
殺し屋「……」スタスタ
254:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/10/31(月) 00:23:44 ID:coZ3jnnCPA
今日はここまでにします。
だいぶ駆け足で進めたので、薄くなったかもしれません。目を瞑ってくださいませ。
なんか迷走しております。
ではまた。
255:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/31(月) 00:45:26 ID:ClSXzuKyZs
流浪娘が言っていることは間違っていない
生きるためには必要なこともある
それでも
賛同できないのは
…平和に慣れてしまっているからなのだろうか
256:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/31(月) 10:05:40 ID:EVP4artuYo
>>255
同じこと考えてたから殺し屋さんも何もいえんかったんじゃない?
257:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/31(月) 12:42:33 ID:OYJdKI4SKU
ただ毎日が過ぎていく人間と、その日その日を耐え忍んでいる人間の違い
二人共後者だから言葉が詰まったんじゃない?
258:🎏 名無しさん@読者の声:2011/10/31(月) 23:29:08 ID:.btD106ojs
あれだけ>>1が祝えといってるのに無視するおまえらもおもしろいぞ
盗み癖で敵の武器かなんかをすって味方を助けた漫画を思い出した なついぜ
259:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:10:56 ID:gMBCdlvBpY
>>258
私はまだ
1に対する祝いの言葉は言うつもりはない
心の中でフィーバーしてるけど
裸になってグラサンかけてぐるぐる回るくらい嬉しいけど
…私は1が好きだ
だからこそ祝わない
260:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:16:51 ID:hKOyz/u7wA
鶏鳴狗盗
261:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 00:20:43 ID:abfFXIg/oE
にわとりないたらいぬがぬすんだ?(´・ω・`)?
262:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 02:13:23 ID:HUyNmpQ.3E
けいめいくとう
ならば私も1つ
馬鹿と鋏は使いよう
263:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/1(火) 23:34:15 ID:sMCa5523Yo
どうも
昨日の作者スレは楽しかったですね。名無しで参加して、書きましたよ感想文。
>>255-257
ここに関してはノーコメントで。読者さん達で自由に感じてくれれば幸いです。
>>256-257
なんといいますか。
やはり寂しいですよ。しかし、それもまた一興。なんか知らんが燃えてきた。
そこらへん、僕の扱いを>>257は良く解ってらっしゃる。
あ、別にMじゃないからね。
ソフトSだからね。
>>258-259
……。
これは、どう反応すれば……。つまり、「このショボい才能の馬鹿おだてりゃ、いつか役立つから誉めておけ」って感じですかね。ヤベェよくわかんねぇ。
まぁいいです。
今日も少しだけ投下します。
264:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 23:37:12 ID:sMCa5523Yo
安価ミスったぁあああ!!
>>256-257
↓
>>258-259
>>258-259
↓
>>260-262
です。すみません。
265:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/1(火) 23:37:58 ID:AK.WDzviWU
―――――
殺し屋「……」スタスタ
流浪娘「……」トテテテ
殺し屋「さっきからずっと歩いているが、休まなくて平気か?」
流浪娘「はい、なんとか」
殺し屋「ならいいが……無理はするなよ」
流浪娘「はい」
殺し屋「……」
流浪娘「……あの」
殺し屋「どうした?」
流浪娘「北の港までは、どのくらいですか?」
殺し屋「このまま行けば、一晩寝ても明日の昼までには着くな」
流浪娘「……そうですか」
殺し屋「宿屋が途中であれば良いが、ないなら野宿かもしれん」
流浪娘「わかりました……」
殺し屋(元気ないな……)
流浪娘「……」
266:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/1(火) 23:38:24 ID:AK.WDzviWU
―――――
カァー カァー
殺し屋「どうやら、周りに宿屋らしき物件は無いみたいだな」
流浪娘「そう、ですね」
殺し屋「ここらで止まるか。薪になりそうな枝もあるし」
流浪娘「じゃあ、今日はここで野宿ってことですか……?」
殺し屋「そういうことだ。じゃあ、お前には……」
流浪娘「あ、あの。私、薪取ってきます……」タタタッ
殺し屋「あ、オイ……。俺の見える範囲で探せよ!! って、行っちゃったか……」
殺し屋「気まずいのはお互い様、って事だな……」
267:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/1(火) 23:39:08 ID:AK.WDzviWU
―――――
パチッ… パチッ…
流浪娘「……」
殺し屋「……」モグモグ
流浪娘「……」
殺し屋「どうした? あまり食べてないみたいだが。食欲ないか」モグモグ
流浪娘「……いえ、そういう訳じゃないんですけど」
殺し屋「そ、そうか」
流浪娘「……」
殺し屋(あれ、なんか機嫌悪いのか……?)
殺し屋「食べないと腹が空いて、歩けなくなるぞ」
流浪娘「空腹には慣れてますから……」ピシャリ
殺し屋(うわ、もう機嫌悪いじゃん)ガーン
殺し屋「ほ、ほら。魚が焼けたぞ。うまそうだ」ハフハフ
流浪娘「それ、私が盗ってきた魚です……」ピシャリ
殺し屋「……」
268:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/1(火) 23:57:18 ID:NkcF/Q9mp6
すみません。もうないです。
明日来れたら来ます。
269:🎏 260:2011/11/2(水) 00:31:13 ID:l5Pa902z2Y
詳しくは忘れたけど、
大昔の中国で、なんかすごい賢い人の仲間に鶏の鳴き真似が得意な奴と盗みが得意な奴が居たおかげで危機を乗り切った
っていう話からできた故事成語
まあ馬鹿とハサミは使いようと同じような意味だぬ
270:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/2(水) 01:59:30 ID:NkcF/Q9mp6
>>269
それは解るんですがね
何故そのことわざチョイス!?
作者に意味伝わってない!!
リアクションできない!!
わかんねぇや!! あはははは!!
夜中のテンションで頭働かないんだ、すまない。
寝よう、うん。
271:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/2(水) 02:52:45 ID:ALUchwkIf6
最初からROMっていましたが…我慢の限界…
すごく面白いです!頑張って下さい!
っCCC
272:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/2(水) 07:24:36 ID:n9ecgHDJME
1さん
がんばりすぎ、いくない
(´・ω・`)っ元気玉
273:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/2(水) 12:15:25 ID:LSTUsvET3o
>>270
盗みや鳴きまねの人が流浪娘に該当する。だから流浪娘でも役に立つこともあるかもなといこと。
274:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/3(木) 11:59:13 ID:qO5bdXGtx.
頭いい人大杉…
うん、勉強しよう
275:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/3(木) 21:49:11 ID:g/4JcTXXFc
この先の展開が楽しみWWW
>>1
つ 支援
276:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:50:20 ID:KXnfP1O8Pc
どうも、迷走からなんとか脱却できそうです。1です。
>>271
そうです、我慢は良くないですよ。好きなだけ解き放ってください。さあ!!
>>272
その御言葉とても嬉しいです。でも、元気玉もらったら下心の塊な俺は浄化されあばばばば
>>273
なるほど。僕の深読みでしたね。良かった良かった。
>>274
ほんとですよね。
馬鹿な自分には辛い、今日この頃。
>>275
楽しみと言って貰えて嬉しいです。頑張ってみます。
とりあえず、今日も少しだけ投下します。様子見と言う事で。
277:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:51:31 ID:KXnfP1O8Pc
殺し屋「本当に食べないのか?」
流浪娘「はい、いいです」
殺し屋「じゃあ、一応明日も食べれる様にとっとくからな」
流浪娘「はい」
殺し屋「……」
流浪娘「……」
殺し屋「機嫌悪い?」
流浪娘「悪くないです……」
殺し屋「やっぱり、悪いじゃないかよ」
流浪娘「悪くないですってば」
殺し屋「……」
流浪娘「……」
278:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:51:38 ID:KXnfP1O8Pc
殺し屋「まぁ、その……なんだ……」
流浪娘「……」
殺し屋「今朝は言い過ぎたとは、思ってるよ」
流浪娘「……」
殺し屋「お前の生い立ちとか考えずに、一方的に言ってたかもしれない」
流浪娘「……」
殺し屋「お前にも事情って物があるよな」
流浪娘「……」
殺し屋「すまなかった」
流浪娘「いえ……殺し屋さんは悪くないですよ」
殺し屋「お前に、何て声を掛ければ良いかわからなくてな。こういうの、慣れてないんだ……」
流浪娘「大丈夫ですよ……」
殺し屋「そうか」
流浪娘「……」
殺し屋「とりあえず……寝るか」
流浪娘「はい」
279:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:53:15 ID:sMCa5523Yo
―――――
殺し屋「なぁ……」
流浪娘「……はい?」
殺し屋「確かに俺も男だし、今日の事とか、その他諸々があるかもしれないけどさ……」
流浪娘「……」
殺し屋「そこまで離れて寝なくてもよくない? ちょっと傷ついたぞ」
流浪娘「……」
殺し屋「流すのかよ」
流浪娘「だって……」
殺し屋「あのな、狼とかが出たらどうするんだ? 離れてたら守れないぞ?」
流浪娘「狼ですか……え?」
殺し屋「え?」
280:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:53:23 ID:sMCa5523Yo
流浪娘「『え?』じゃなくて、出るんですか!? 狼!!」
殺し屋「出るよ」
流浪娘「なんでそんなサラッと言えるんですか!! 狼ですよ狼!! ウルフですよ!?」
殺し屋「そうだよ、ウルフだよ。どうしたテンション上げて。怖いのか?」
流浪娘「こ、ここ怖くないですよ!! ぜぜん!!」
殺し屋「なんなんだよお前。さっきまでとは全然違うな」
流浪娘「だ、大体信じられませんよ!! そんなの嘘ですよ!!」
殺し屋「本当だって」
流浪娘「私を怖がらせるために嘘つい―――」
アォォォォォーーーーン
流浪娘「て……」ダラダラ
殺し屋「ちなみに、春なら熊もでる」
流浪娘「……」
281:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:54:29 ID:NkcF/Q9mp6
殺し屋「だから言ってるだろ。離れない方がいいぞ」
流浪娘「ううう……」
殺し屋「ほれ、近うよれ」
流浪娘「す、少しだけですからね……!!」スススッ
殺し屋「とか言いながら、だいぶ近づいてきたな」ニヤニヤ
流浪娘「へ、変なんですよ殺し屋さんは!! 狼が怖くないなんて変です!! 変人です!!」
殺し屋「さっきまでショボくれてたのに、もう俺を変人扱いかよ」
流浪娘「色々悩んでた自分が馬鹿らしくなってきましたよ!! 殺し屋さんのせいで!!」
殺し屋「ハハッ。そりゃ良かった」ケラケラ
流浪娘「全くもう……」
殺し屋「ハハハ……」
流浪娘「……」
殺し屋「……元気、でたか?」
流浪娘「……はい」
282:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/4(金) 00:58:27 ID:AK.WDzviWU
今日はここまでです
少なくてすみません
まぁ、悩んでるんで進むのがかなり遅いですね
見捨てずに見守って下さい
ではまた
283:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/4(金) 01:32:08 ID:x.nAkvN8TY
いいなぁ…この二人いいなぁ。
お互い相性がよさげだ
284:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/4(金) 07:59:50 ID:.R2uKKmvEM
<●> <●>
285:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/4(金) 17:39:24 ID:6G.p9Oyn4E
>>284
こっちみ
ろ
286:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/4(金) 22:40:20 ID:.F.3lH/78g
激しく支援
287:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/4(金) 23:43:44 ID:XlTNp42XyQ
つCHC
288:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:11:38 ID:emIXT3i.Lo
はい、きょうも少ないですよ
>>283
いいですよね、ほんと。
ああ彼女欲しい!!
>>284-285
ガン見ですね。感じます。
>>286
激しく感謝します。
>>287
支援ありがとうござい……H?
投下します
289:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:12:03 ID:emIXT3i.Lo
流浪娘「……」
殺し屋「……」
流浪娘「……お月さまが綺麗ですね」
殺し屋「そうだな……」
流浪娘「……」
殺し屋「……」
流浪娘「殺し屋さん」
殺し屋「ん?」
流浪娘「私の事、軽蔑しましたか?」
殺し屋「……いや、してないよ」
流浪娘「その間はなんですか?」
殺し屋「本当のところ、少し驚いた。ごめん」
流浪娘「フフッ……別にいいですよ。驚いたり、蔑むのが普通ですから」
殺し屋「……そうでもないさ」
290:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:12:27 ID:emIXT3i.Lo
流浪娘「殺し屋さん。なんで私の髪が短いのか、解ります?」
殺し屋「ファッション」
流浪娘「普通じゃないですか、それ。問題になりませんよ」
殺し屋「じゃあ、なんだよ」
流浪娘「……もし追いかけられても、髪を引っ張られて捕まらない様にする為です」
殺し屋「……」
流浪娘「あ、こう見えても私って結構足速いんですよ」
殺し屋「……」
流浪娘「手先も器用になりました」
殺し屋「……」
流浪娘「私なりに頑張ったんです」
殺し屋「……」
流浪娘「じゃなきゃ、私は……」
殺し屋「……」
流浪娘「……私、間違ってましたか?」
殺し屋「……」
291:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:13:01 ID:emIXT3i.Lo
殺し屋「あぁ、間違ってた。罪を犯す人間は悪だ」
流浪娘「……ッ!!」
殺し屋「普通の人は、こう答えるだろうな」
流浪娘「……」
殺し屋「俺だって、それが正解だと思うよ。お前だって、そうだろ?」
流浪娘「……はい」
殺し屋「わかってるんだ。そんな決まりきった事は、誰だって」
流浪娘「……」
殺し屋「そうは言っても、やっぱり俺達にとっては難しかったよな。普通に生きていくのは……」
流浪娘「……」
殺し屋「……なぁ、俺から問題だしていいか?」
流浪娘「え? 構いませんよ」
殺し屋「……俺の昔の渾名ってなんだったと思う?」
292:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:13:33 ID:emIXT3i.Lo
流浪娘「渾名、ですか?」
殺し屋「そう」
流浪娘「そうですね……『強面』とかですか?」
殺し屋「本音が出やがったな」
流浪娘「『顔面凶器』とか……」
殺し屋「自然に毒吐くねお前。凄いや」
流浪娘「いやぁ、そんな凄くないですよッ!!」テレッ
殺し屋「誉めてない」
流浪娘「えぇっ!? ……まぁ、それは置いときまして……。渾名は、ちょっと解らないですね」
殺し屋「そうか……。じゃあ、答え合わせといくか」
293:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:13:54 ID:emIXT3i.Lo
夜来るかもしれません
294:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 18:27:31 ID:1l4abc9L3I
『変態』とか?
295:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 18:33:44 ID:L9VHa.zPfY
無難に死神とかそのへんだと予想
296:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 18:34:38 ID:SroD4kWui2
『バルス』とか
297:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 18:36:31 ID:cdu7xIBYa.
>>296
ねーよwww
っC
298:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 18:45:04 ID:ke8kDwatac
>>294
ハハッ、男は皆『変態』じゃないですか。
な に を い ま さ ら
>>295
何か忘れてると思ったら……
採用。
>>296
破滅の呪文……だと!?
>>297
ナイスツッコミ
Cありがとうごさいます
299:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 19:09:56 ID:dlQNzFl2N6
渾名か…
渾名と聞くとむか〜しにやったゲームに出てきた「魔弾」(Taslam)が真っ先に思い浮かぶな〜
っCCCCC
300:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 19:13:26 ID:O2Dmey52w.
渾名と空気が読めない俺はどうすれば
つC
301:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 19:59:53 ID:vjov.GZqPA
戦場の死神
302:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 20:02:49 ID:1t5Nfnd7FI
ムスカオブバルス
戦場の死神
303:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 20:33:14 ID:8tkFDEA3hA
おいおい、渾名(あだな)も読めない奴が300かよ!
304:🎏 300:2011/11/5(土) 20:36:31 ID:O2Dmey52w.
>>303
正直すまなかった、そしてご親切にありがとう
305:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 22:06:21 ID:KXnfP1O8Pc
殺し屋「初めてついた渾名が『鬼の子』だった」
流浪娘「鬼……」
殺し屋「成長すれば『赤鬼』、『夜叉』、『冷血男』……」
殺し屋「それから『浴びたがり』、『血ダルマ』、『狂人』、『赤靴さん』……」
流浪娘「……」
殺し屋「ストレートに『化物』や『悪魔』」
流浪娘「……」
殺し屋「違う地に行けば新しい渾名ついて、時間が経てば渾名も変わる」
殺し屋「殺した人間を食べてるなんて噂が流れて『人喰い』なんで渾名もついた事もあるしな」
流浪娘「……」
306:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 22:06:29 ID:KXnfP1O8Pc
殺し屋「酷い渾名だよな。そんで、その中でも一番酷かったのは……」
流浪娘(怖い渾名ばっかりだなぁ……)ビクビク
ムスカオブバルス
殺し屋「『戦場の死神』って渾名だな」
流浪娘「えっ!? む、むす……えっ?」
ムスカオブバルス
殺し屋「『戦場の死神』だ」
流浪娘「な、何なんですか? それ? 」
殺し屋「たしか、8年程前についた渾名だったな」
流浪娘「ど、どんな意味なんですか?」
殺し屋「いや、深い意味は俺にも良くわからん。どこか破滅的な何かを感じて不安だった」
流浪娘「そ、そうですか……」
307:🎏 302:2011/11/5(土) 22:09:37 ID:BZHYCrXrlw
ちょっwwww
308:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 22:31:40 ID:O2Dmey52w.
クッソワロタw
つCC
309:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 22:52:59 ID:ke8kDwatac
殺し屋「まぁつまりは、俺はこんな渾名をつけられる様な人間なんだよ」
流浪娘「そ、そんな事ないですよ!!」
殺し屋「でも、事実なんだ」
流浪娘「……」
殺し屋「だから、お前がやって来た事に対しての答えは返せない」
流浪娘「そう、ですか」
殺し屋「正解か不正解かなんて俺じゃ判断できないし、俺自身それは知りたい事なんだよ」
流浪娘「えっ?」
殺し屋「生きて行く為に人を殺してきた俺は、本当に正しかったのか? ってな」
流浪娘「あ……」
殺し屋「難しい問題だよ、全く」
流浪娘「……」
310:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/5(土) 23:07:35 ID:q5FQ2QIDbc
殺し屋「俺達は、やっぱり似た者同士なんだよな」
流浪娘「そうですね……」
殺し屋「だから、俺から敢えて言えるとしたら……」
流浪娘「……」
殺し屋「良く生きたと、俺は思う」
流浪娘「……」
殺し屋「今まで頑張ったな、流浪娘」
流浪娘「……ッ」ジワ
殺し屋「でも、盗みは良くないからな。今後は駄目だぞ」ガシガシ
流浪娘「はい、わかってます……」
殺し屋「なんだよ、また泣くのか?」
流浪娘「泣きませんよ!!」
殺し屋「ハハッ、そうムキになるなって」ケラケラ
流浪娘「もう!!」ポロッ
311:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 23:11:28 ID:x8fvXdBx1Y
これはwww
戦場→ムスカ
死神→バルス
つまり戦場カメラマン=ムスカメラマン…ということか
312:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/5(土) 23:34:53 ID:KdjLuPtWUs
ムスカにバルスかwwwww
考えたやつは殺し屋さんにバク宙土下座でもしなさい!
313:🎏 302:2011/11/6(日) 00:25:24 ID:.DgffcOXqc
殺し屋さんっ
すみませんっしたああああああああああああああっ!
バク宙できないんで
空中ブランコでどうぞお許しを…
(((´;д;`)))ガタガタガタ
314:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 08:42:08 ID:LHyhIHFJ5Y
採用されとるwwww
315:🎏 301:2011/11/6(日) 13:02:25 ID:yUqErVkrqI
もしや俺もバク宙土下座せにゃならんのか…?
316:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 15:15:54 ID:dMYhP7SHjI
授業中に(/^^)/〜C
317:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/6(日) 23:00:09 ID:x.nAkvN8TY
>>315
やらないなら今日からお前の渾名は「ムスカオブバルス」だ!
318:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 07:51:27 ID:gdsRLqBUn.
ムスカオブバルス
作者も戦場の死神にハマってるwww
渾名にしては長ェw
むしろ通り名じゃね?www
この流れwww大好きwwww
319:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:03:29 ID:gdR95DCXGs
流浪娘「……」ソワソワ
殺し屋「どうした」
流浪娘「いえ、なんだか……」
殺し屋「?」
流浪娘「……優しい、ですね。殺し屋さんは」
殺し屋「そうか?」
流浪娘「はい。とっても」
殺し屋「はっきりと言われると照れるもんだな」
流浪娘「言わない方が良かったですか?」
殺し屋「いや、素直に嬉しいよ。そんな事を言われたのは初めだ」
流浪娘「ウブってやつですか?」
殺し屋「いや、お前に言われたかない」
流浪娘「……ウブって何ですか?」
殺し屋「意味しらねぇのかよ」
320:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:03:43 ID:gdR95DCXGs
流浪娘「そうだ。約束しましょうよ、殺し屋さん」
殺し屋「えっ? また?」
流浪娘「はい、またです。いいじゃないですか」
殺し屋「そうやって必要以上に束縛する女って、個人的にどうかと思う」
流浪娘「殺し屋さん、優しくないです」
殺し屋「えー」
流浪娘「今後の旅のためですから、おひとつ……」
殺し屋「売り文句みたいに言うな」
流浪娘「お願いしますよぉ」ウルウル
殺し屋「……クッ」グラッ
流浪娘「殺し屋さん……」
殺し屋「……ハァ、わかった。言うだけ言ってみろ」
流浪娘「あ、ありがとうごさいます!!」
321:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:05:00 ID:NkcF/Q9mp6
流浪娘「では、いきます」
殺し屋「はいきた」
流浪娘「私は今後一切窃盗をしない事を、殺し屋さんに約束します」
殺し屋「普通の事だけどね、それ。まぁいいや、それで?」
流浪娘「そして、殺し屋さんは今後一切人を殺さない事を約束して下さい」
殺し屋「オイオイ、なんか無理矢理だな」
流浪娘「細かいとこは置いといて……」
殺し屋「大体、俺は殺しを辞めている。約束するまでも無い」
流浪娘「でも、剣は持ってるじゃないですか……」
殺し屋「いや、これは……」
322:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:05:11 ID:NkcF/Q9mp6
流浪娘「完全に辞めてるなら、そんな大きな剣は要りませんよね……?」
殺し屋「……」
流浪娘「殺し屋さんは、優しい人ですよ」
殺し屋「……」
流浪娘「だから、もう、人を殺して欲しくないです……。私の勝手な思いかもしれませんが……」
殺し屋「流浪娘……」
流浪娘「殺し屋さんは、また人を殺したいですか?」
殺し屋「……そうは、思わないよ」
流浪娘「私も盗みたくないです……」
殺し屋「そうか……」
流浪娘「だから、約束しましょうよ」
殺し屋「まぁ……そういう事なら、悪くないかもな」
流浪娘「フフッ……ありがとうごさいます」
323:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:06:06 ID:AK.WDzviWU
流浪娘「じゃあ、指切りしましょう!! 指切り!!」
殺し屋「あ、あぁ、わかった(何十年ぶりだ? 指切りなんて……)」
――――
ゆーびきり げーんまーん
うっそついたら
針 九 本 のーます
ゆーび きった
――――
流浪娘「約束ですよ。殺し屋さん」
殺し屋「……ねぇ、針九本って生々しくない?」
流浪娘「何がですか?」キラキラ
殺し屋「やだ怖いこの娘」
324:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:17:41 ID:sMCa5523Yo
はい
という訳で、ろくにレス返せずにすみませんでした。
ムスカオブ
『戦場の(ry』がなかなかにツボをついてきたので採用させてもらいました。勝手に申し訳ない。
見事に作品を喰らってやがりますね……恐ろしい。
このムスカ……ハヤる!!
採用した作者もバック宙土下座でしょうかね? できなくもなさそうですが……止めときます。
支援、および流れを気に入ってくれた方ありがとうごさいました。嬉しいです。
ではまた。
325:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/7(月) 21:18:42 ID:ke8kDwatac
あと
>>311さんの理論でいくと
戦場のピアニスト
↓
ムスカのピアニスト
に、なりますよね
ヤダなんかエロい
326:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 21:49:09 ID:7Cync/wrII
>>325
なら「戦場の狼」(ファミコン)は
ムスカオブウルフ
戦場の狼
こうですかわかりますん。
CCC
327:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/7(月) 21:55:00 ID:ukYnZMTnuU
バルスネタをだした者としては使ってもらえてちょいウレシス
328:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/8(火) 00:37:46 ID:8VY.2nWs8M
でもムスカのヴァルキュリアは嫌だな…
ヴァルキュリアは俺んだ!!!!!!!!!!
329:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/8(火) 03:24:38 ID:XlTNp42XyQ
戦場に咲く一輪の花とか
ムスカに咲く一輪の花…
いやあああああああ
330:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/8(火) 05:03:52 ID:pv1VYkYqDg
>>329
ヤダなんか卑猥…
331:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/8(火) 07:31:15 ID:lNbS31iwTM
>>329
真打ち出やがった……じゃなくてヤバイ、このままじゃムスカスレになっちまう!! 読み返したらムスカばっかりで驚いた。
すまん悪ノリしすぎた。
一旦、止まろう!!
普通に読みたい人もいる……かもしれないから。てか、いてくれ、頼む。
332:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/8(火) 07:59:34 ID:x.nAkvN8TY
まさか渾名一つでこうも流れが変わろうとは………
333:🎏 311:2011/11/8(火) 14:20:55 ID:pv1VYkYqDg
ふと思ったから書いただけなんだが…正直すまんかった
反省はしている
後悔はしていない
334:🎏 ◆4A57.tO1sI:2011/11/8(火) 15:20:50 ID:iCdVdLGuIU
SSを音声にしちゃうスレでこの作品を使ってもよろしいかな?
335:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/8(火) 18:03:55 ID:J4D2kHYRFU
つC
この作品も人物たちも大好きなのでお絵かきスレで描いてみてもいいですか?(噤M)
336:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/8(火) 23:01:11 ID:JP3KYIqJtA
>>334>>335
いいですとも!!
337:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/8(火) 23:11:42 ID:x.nAkvN8TY
上3人に期待
C6C9
338:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/9(水) 19:08:55 ID:9OlYbe6a82
殺し屋はあだ名がいっぱいでいいなー
339:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/10(木) 21:37:07 ID:qxbMGDLtSw
>>338
俺もいっぱいあるぞ
馬鹿とかトンマとか間抜けとか阿呆とかゴミとかカスとかクズとか…
他にもあるけど一番気にいってるのは「う○こ製造機」かな…
すまん、枕が何も言わずに腕広げてるから行ってくる…
340:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/10(木) 22:08:11 ID:AagoPNfijA
人間誰でもう○こ製造機だもんな…
しぶとく生きろよ!
341:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 00:58:13 ID:x.nAkvN8TY
>>340みて違うスレかと思ったぜ…
342:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 07:45:50 ID:.Km5JWzyXY
>>341
>>1が来ないから>>339を励ますスレになったよ!
頑張ろうぜ
343:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 09:01:06 ID:qO5bdXGtx.
>>342
なるほー
>>339
大丈夫!
俺も似たような渾名で呼ばれたことあるけど、慣れればなんともなくなるぜ?
344:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 12:07:26 ID:KXnfP1O8Pc
今かなり忙しくて、書く時間があまり取れない状況になっています。少しずつは書き貯めてはいるものの、なかなか進まないのが現状です。
完結させずに丸投げってのは無いですが、かなり滞ると思われます。すみません。
あと、内容に関係の無い話なら読者スレに行ってやって下さい。流石に困ります。
345:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 12:56:22 ID:lFSClrbT5E
失礼しました!!
厠に帰ります!!
申し訳ない…
346:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 12:59:55 ID:qQQzqfVdfw
つ雑談スレ
http://llike-2ch.sakura.ne.jp/bbss/test/mread.cgi/ryu/1318432796/l10
作者さん、気分を害してごめんなさい。
続きを楽しみに待ってます。
CCCCC
347:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 13:15:05 ID:9uEahCTKxM
ごめんね
雑談いってくる
348:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:14:15 ID:AK.WDzviWU
いや、怒ってるわけじゃないんですが……
まぁ、いいです。とりあえず、キリの良い所まで投下します。
349:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:14:47 ID:AK.WDzviWU
流浪娘「約束しましたから、ちゃんと守って下さいね」
殺し屋「わかったから、いいから寝なさい。明日は早いぞ」
流浪娘「わかりました。じゃあ殺し屋さん、おやすみなさい」
殺し屋「ハイヨ、おやすみ」
流浪娘「……」
殺し屋「……」
流浪娘「殺し屋さん?」
殺し屋「ん?」
流浪娘「……もう少し、そっち行ってもいいですか?」
350:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:15:34 ID:emIXT3i.Lo
〇
―――――
殺し屋(流浪娘は……寝たか)
殺し屋(泣いたり、笑ったり、忙しいやつだ。こいつは)
殺し屋(にしても、まさか盗み癖があるとはな……)
殺し屋(もう盗みはしないなんて言ってるが、大丈夫か?)
殺し屋(俺まで変な約束までさせられたぞ)
351:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:16:27 ID:KXnfP1O8Pc
殺し屋(……)
殺し屋(『優しいから殺して欲しくない』ねぇ……)
殺し屋(ここまで深く自分の話しをしたのは何時ぶりだかな?)
殺し屋(思い出せないが、あまり相手にしなかったような。まぁ、どうでもいいが……)
殺し屋(人が良いと言うか、何というか、人の痛い所を突く娘だ。全く……)
殺し屋(……)
殺し屋(人が答え難い質問ばっか聞きやがってなぁ、こいつめ……)
殺し屋(本当の事なんて、はっきり答えられる訳ないだろうが……)
352:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:19:08 ID:q5FQ2QIDbc
殺し屋(馬だって、狼だって、人だって、何だって)
殺し屋(思い出せない程、殺してきたんだからな)
353:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:19:28 ID:q5FQ2QIDbc
―――――
―――――
過去を思う男の瞼は段々と重くなり、眠りへと落ちて行きます。
その眠りは、深くなる事はありません。何時までも浅く、気を覚ませたまま眠るのでした。
だからこそ夢を見るのです。
自身の心で映し出されるそれは、何なのか。
今夜の瞼の裏に、男は何を見るのか。
我々には解りませぬ。
何はともあれ、月は落ち、陽はまた昇ります。
【荷運び街道】に朝日が射し込もうとしておりました。
―――――
―――――
354:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/11(金) 23:22:04 ID:lNbS31iwTM
グダって申し訳ない。
本当に忙しいんです、はい。
とりあえず、キリ良いのでここまでです。
ではまた
355:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/11(金) 23:49:34 ID:AagoPNfijA
乙でした!
次の更新もwktkしながら待たせてもらいます´∀`*!
356:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/12(土) 00:21:57 ID:8ksx3rxlgY
>>1のペースで良いよ〜
っCCCCC
357:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/12(土) 23:12:06 ID:N0nxWG/O6Y
どうも
>>355
wktkして貰えるとは有難い。
嬉しいです。
>>356
そう言って頂けると、気持ちがだいぶ楽です。申し訳ない。
少しずつ投下していきます
358:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/12(土) 23:12:47 ID:AK.WDzviWU
流浪娘「あの、殺し屋さん?」
殺し屋『…………ぁぁ……』
流浪娘「えと、具合の方は……?」
殺し屋『……問題な、い……バッチリ……だ』
流浪娘「平気そうには聞こえませんよ……」
殺し屋『……気の、せい……だ』
流浪娘「もう、ずっと籠りきりじゃないですか」
殺し屋『ほっといてくれ……』
359:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/12(土) 23:12:54 ID:AK.WDzviWU
流浪娘「外に出て空気に当たった方がいいんじゃ……」
殺し屋『今外なんか出てみろ……』
流浪娘「は、はい」
殺し屋『その場が阿鼻叫喚の……ッ!?』ウグッ
流浪娘「!?」
ゥドオ゙ォェエエエ ビチャビチャビチャ
流浪娘「うわぁ……」
流浪娘「船酔いって怖い」
360:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/12(土) 23:13:14 ID:AK.WDzviWU
―――――
―――――
二人は【荷運び通り】を無事に抜け、最北の港に着いた様です。
しかし、ここで東の大陸はお終いであります。
北の大地に向かうため、貨客船に乗り込まなければならないのでした。
客と荷物と共に乗り込む二人。
一行は波間に揺れながら、【挟まれた海】を渡るのでした。
―――――
―――――
361:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/13(日) 01:38:27 ID:XlTNp42XyQ
殺し屋さんの弱点:今のところ流浪ちゃんと船
362:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:35:34 ID:ke8kDwatac
ギィッ……バタンッ
流浪娘「あ、やっと出てこれましたか」
殺し屋「おぅ……なんとか……」フラフラ
流浪娘「個室にトイレが付いていて良かったですね」
殺し屋「全くだ……」
流浪娘「少し横になられたらどうですか?」
殺し屋「……あぁ……そうするよ」ゴロリ
流浪娘「あの……。怖い顔が、さらに凄みを増して酷いですよ? 大丈夫ですか?」
殺し屋「本当に心配してんのかお前……」
流浪娘「め、滅相もない!!」ワタワタ
殺し屋「素かよ」
363:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:36:07 ID:ke8kDwatac
流浪娘「それにしても、殺し屋さんは船が苦手だとは……」
殺し屋「このなんとも言えぬ微妙な揺れがな……駄目なんだ」
流浪娘「私は、海も船も初めてですが大丈夫でしたよ!!」
殺し屋「そりゃ、めでたい」ケッ
流浪娘「いじけないで下さいよ」
殺し屋「ハッ、何を言って……」
流浪娘「それにしても、殺し屋さんって……」
殺し屋「……なんだよ」
流浪娘「以外と弱点ありますね」ププッ
殺し屋「なッ……!?」ガーン
364:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:36:41 ID:ke8kDwatac
殺し屋「ち、違うんだ……流浪娘……」
流浪娘「な、何がですか!?」
殺し屋「あぁ……」ムクリ
流浪娘(こ、ここ怖いッ!! いつにも増して!! 顔が!!)
殺し屋「別に、俺は乗り物に弱い訳じゃない……!!」
流浪娘「へ?」
殺し屋「馬車も牛車も平気なんだ……。馬だって乗れるぞ……」
流浪娘「は、はぁ」
殺し屋「流鏑馬(ヤブサメ)だって得意なんだ……」
流浪娘「えと、なんでだからって見栄張ってるですか!?」
365:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:36:54 ID:ke8kDwatac
殺し屋「いや、なんか負けた気が……」
流浪娘「意味解らないですよ!! 今見栄張らなくても大丈夫ですから!!」
殺し屋「本当なんだって……」ユラッ
流浪娘「解りましたから!! いや、ちょっ……寄らないで下さい!! こ、怖いです!!」ガタッ
殺し屋「そこまで引かなくても」
流浪娘「わ、私……お水取ってきますね!!」ダッ
ガチャリ バタンッ
殺し屋「……」
殺し屋「脅かしすぎたか……ゥオエッ……」
殺し屋「やっぱり気持ち悪いな……寝よう……」ゴロン
366:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:37:38 ID:gdR95DCXGs
―――――
ザザーン
流浪娘「ふぅ……」
流浪娘「やっぱり顔が怖いなぁ。殺し屋さん」
流浪娘「水を取ってくるとは言ったものの、何処にいけばあるのかな……」キョロキョロ
流浪娘「……」ムムム
流浪娘「……えっと」
流浪娘「歩いていれば見つかるはずです!!」ウンウン
流浪娘「とりあえず、散策しよう!! うん」
367:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:37:53 ID:gdR95DCXGs
流浪娘「それにしても……」
流浪娘「船って大きいなぁ」キラキラ
流浪娘「話しでしか聞いた事なかったけど、まさかここまでとは……恐るべし!!」
流浪娘「……」
流浪娘「何でこんな大きい物が浮いているんだろう……」
流浪娘「空気で膨らんで……。いやいや、それだと……」
流浪娘「うーん……」
流浪娘「……後で殺し屋さんに聞いてみようかな」
368:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:42:18 ID:emIXT3i.Lo
ガヤ…ガヤ…
流浪娘「私達の他にも、結構人が乗ってるんだ」
流浪娘「皆、商人さんみたいな格好……」
流浪娘「……あ、楽器持ってる人もいる」
流浪娘「色んな人がいるなぁ」
流浪娘「皆さん、お金を持ってそうで……」エヘヘ
流浪娘「ハッ!! いけない、いけない!! 邪念がッ!!」
流浪娘「でも、約束しましたから!!」
流浪娘「……」
流浪娘「あれ?」
流浪娘「こんな船に乗れるなんて、殺し屋さんってやっぱりお金持ちなんだ!?」
流浪娘「おぉ……」
流浪娘「今更ながら、申し訳なくなってきました……」
流浪娘「……」
流浪娘「お水取ってこよ……」
369:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:45:26 ID:emIXT3i.Lo
―――――
流浪娘「殺し屋さん、殺し屋さん」
殺し屋「……なんだい?」
流浪娘「もう夜になっちゃいましたよ」
殺し屋「……いつの間にかだな」
流浪娘「本当ですね。ずっと籠りきりで、少し無意味に時間を過ごしていましたので……」
殺し屋「……お前時々しれっとキツイ一言を放つよな」
流浪娘「えっ?」
殺し屋「自覚なしかよ」
370:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:45:43 ID:emIXT3i.Lo
流浪娘「そろそろ食事の時間です!! 行きましょうよ!!」
殺し屋「お前なぁ……俺が今食事なんかしてみろ……」
流浪娘「はい?」
殺し屋「間違いなく……吐く……」
流浪娘「えぇー」
殺し屋「そして貰いゲロによる負の連鎖で、楽しい食事の場があっという間に……」
流浪娘「もういいですよ!! 今から食事しに行くんですから止してください!!」ガミガミ
殺し屋「ごめん」
371:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/13(日) 21:49:53 ID:BhHGk/K4Z6
今日は頑張りましたよ
>>361
さらに混雑した所もですね
話しがまとまってきたので、時間が取れれば進むと思うのでお待ち下さい
ではまた
372:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/13(日) 22:43:49 ID:zT9X29AL5s
おお、更新されてた!!
流浪娘も素を出すようになってきましたねー´ω`かわゆい
殺し屋さんも負けず劣らず可愛くて和むww
373:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/14(月) 01:47:43 ID:KdjLuPtWUs
個人的に可愛さは殺し屋>流浪ちゃんだと思うんだ
374:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/14(月) 07:55:38 ID:AZN8vEPq8w
殺し屋がガッツのイメージから掛け離れていくwww
だがそれがいい
つC
375:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:03:09 ID:gdR95DCXGs
どうも
>>372>>373
皆さんの認識では割りと可愛いキャラになってるんですかね?そう思われるのは嬉しい反面、イチャコラし過ぎとの指摘もありまして複雑です……
>>374
意図的です
嘘です、流れでなりました
ってな訳で投下します
376:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:03:40 ID:gdR95DCXGs
流浪娘「もう……私だけでご飯食べに行きますからね!?」
殺し屋「……あー、はいはい」
流浪娘「何か欲しいものありますか? あれば言ってください」
殺し屋「いや、ない……」
流浪娘「吐くならトイレ行ってくださいね。一応、袋置いときますよ。ここに」
殺し屋「……あぁ、大丈夫だ」
流浪娘「じゃあ、いってきます」
殺し屋「おう……いってらっしゃい……」
ガチャリ バタンッ
殺し屋「……」
殺し屋「気が利くな、流浪娘……」
377:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:03:51 ID:gdR95DCXGs
流浪娘「お腹減ったなぁ……」トテテ
流浪娘「何だか『バイキング』って料理が出るみたいだけど、どんな料理かなぁ……」
流浪娘「たしかこっちに食堂が……あれ?」
ガヤガヤ ガヤガヤ
流浪娘「なんだろう? 音楽が聞こえる……」
流浪娘「こっちかな……」トテテ
流浪娘「あ、ここを曲がった所かも!! 行ってみよ!!」トテテ
378:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:04:48 ID:emIXT3i.Lo
―――――
―――――
角を曲がった娘の瞳に映ったのは、弦と笛の音色に合わせて舞う踊り子の姿でありました。
満月の下。
ただの甲板を、さながら重厚な舞台の如く見せるその舞いは、人々の脚を留め、虜にしていたのであります。
篝火よりも猛々しく、月明かりよりも柔らかく。
時に激しく、時に物悲しく。
厳かに、そして自由に。
紅の衣装を纏った彼女は、踊るのです。
379:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:06:19 ID:NkcF/Q9mp6
魅入る。
その言葉は、まさにこの一時の為にある様に、皆は思っていたでしょう。
娘も、感嘆の声をあげる事も、床に張り付いた脚を剥がす事も忘れ、ただ見詰めるだけしかできません。
構わず続く舞い。
動きに合わせ、香水と潮の香りは混ざりあうのでした。
380:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:06:29 ID:NkcF/Q9mp6
いよいよ、最後の山場に差し掛かろうとした時です。
舞う踊り子と自分との眼が交わされたのを、娘は感じました。
同じ女と言えど、あまりの美しさに脈が早くなるのを抑えられず、顔を火照らせる娘。
娘が気付けば、いつの間にか、踊り子の舞台は幕を閉じておりました。
―――――
―――――
381:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:07:27 ID:sMCa5523Yo
―――――
バタァアーン
流浪娘「殺し屋さん!! 殺し屋さん!!」
殺し屋「どうしたッ!?」ガバッ
流浪娘「ひっ!! け、けけ剣を構えなくても……」ガタガタ
殺し屋「え? あぁ、すまん……」
流浪娘「い、いえ。大丈夫です」ドキドキ
殺し屋「それで? どうかしたのか……?」スチャッ
流浪娘「ああ!! そうでした!! さっき凄い踊り子さんがいて!! もう踊りなんかも凄くて!! 今まで見たことない位、凄かったんで殺し屋さんにも見せてあげたかったです!!」
殺し屋「うん。とりあえず、凄まじいのは解った」
流浪娘「ハイ!!」
殺し屋「だがな……」
流浪娘「はい?」
殺し屋「俺は睡眠の方が凄い大事だ」
流浪娘「へ?」
殺し屋「おやすみ」バタン
流浪娘「えぇ!? 少しでいいですから話しを……って、もう寝てる!? 早い!! えぇぇえ!?」
382:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:08:06 ID:sMCa5523Yo
―――――
ギイッ…… ギィ
流浪娘「……」
流浪娘「……」
流浪娘「眠れない……」
流浪娘(覚めぬ興奮とは、まさにこの事なんだなぁ……)
流浪娘「……」ムクリ
流浪娘(外で風に当たってこよう……)フラフラ
383:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:08:17 ID:sMCa5523Yo
キィッ パタンッ
流浪娘「ふぅ……」
流浪娘「夜風が気持ち良いなぁ」
流浪娘(明かりも小さくなってて、星も良く見える)
流浪娘「……」
流浪娘「ちょっと暗くて怖いかも……」
流浪娘「……」
流浪娘(こう言うのって、後ろから『カツーン カツーン』って足音音が……)
流浪娘「って、ま、まさか!! ないない……」
カツーン カツーン
流浪娘「……」
384:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/14(月) 22:09:39 ID:JP3KYIqJtA
はい今日はここまで
ではまた
385:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/15(火) 00:27:27 ID:XlTNp42XyQ
「まさか…」はフラグだ
386:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/15(火) 19:36:28 ID:SroD4kWui2
カトゥーン カトゥーン
387:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/15(火) 19:41:08 ID:O2Dmey52w.
>>386
不覚にも(ry
1さん更新ガンバです
つC
388:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/15(火) 23:18:41 ID:q5FQ2QIDbc
カツーン カツーン
流浪娘(空耳空耳!! 何も聞こえない!!)
カツーン カツーン カツーン
流浪娘「……」
流浪娘(あれ、これって近付いてきてる……?)
カツーン カツーン カツーン カツーン
流浪娘(やっぱりぃぃい!?)
流浪娘(どどどどうしよう!? その前に、既に後ろまで来ている気が!!)
カツーン カツーン カツーン……
流浪娘(止まったぁあああ!!)
流浪娘(もう後ろ向けない動けない外になんてでなければよかっただいたい殺し屋さんが寝ちゃうからこんな事に怖い怖いこわ……)
???「ねぇ、あなた……」トン
流浪娘「ヒィィイイィイッ!!!」ドタバタン
???「あら、驚かせちゃったかしら。安心なさい、人間よ」
流浪娘「ぁ……ぅ……」パクパク
???「ちょっと驚き過ぎじゃないかしら……? リアクションが凄いわ……」
389:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/15(火) 23:19:05 ID:q5FQ2QIDbc
―――――
流浪娘「す、すみません。はしたない所を……」
???「ううん、私の方こそ御免なさいね。びっくりさせるつもりはなかったの」
流浪娘「ええと……あなたは」
踊り子「私はあそこで踊っていた踊り子よ。わかる?」
流浪娘「ハイ。眼が合ったので……」
踊り子「あら!! 気付いてくれてたの!? 嬉しいわぁ!!」
流浪娘「い、いえ、こちらこそ凄い踊りを見せてもらえたので。それにしても、大盛況でしたね!! 私、見入ってしまいました」
踊り子「やだもう!! そんな事言って!! 可愛いわぁ〜!! このこのっ!!」グイグイ
流浪娘「ハ、ハハハ……(この人もよく喋る人だ!!)」
390:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/15(火) 23:20:20 ID:N0nxWG/O6Y
踊り子「それにしても、こんな時間に外に出てるなんて、ちょっとダメね」
流浪娘「ちょっと眠れなくて……」
踊り子「海の魔物って夜中に出るのよ。知らなかった?」
流浪娘「えっ!! そうなんですか!?」
踊り子「あなたみたいな可愛い娘がいると、特にね」
流浪娘「か、可愛いだなんて」テレテレ
踊り子「海から長い手が出てきて一発よ。一発」
流浪娘「え」
踊り子「引きずり込まれて、二度と浮かぶ事は無いらしいわ……」
流浪娘「それは……」
踊り子「噂によれば、亡霊達に食われてしまうみたいね……」
流浪娘「……」
踊り子「見て!! あそこも腕が!!」
流浪娘「ひぃぃいっ……!!」ガタガタッ
踊り子「なぁーんて、嘘よ嘘!! 出ないわよ、そんなの!!」ケラケラ
流浪娘(もうやだこの人……)
391:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/15(火) 23:21:15 ID:NkcF/Q9mp6
踊り子「反応まで可愛いのね」クスクス
流浪娘「あまり、そういうのは……」
踊り子「フフッ、ますます興味が湧いてきちゃったわ」ケラケラ
流浪娘「きょ、興味……」
踊り子「えぇ。明るくなったらあなた探そうと思ってたの」
流浪娘「えっ? 私を、ですか?」
踊り子「手間が省けて良かったわ。明日、港に着いたらすぐに出発しなきゃなの」
流浪娘「はぁ……」
踊り子「それでね、本当にいきなりなんだけど」
流浪娘「はい」
踊り子「あなた、踊り子にならない?」
392:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/15(火) 23:30:31 ID:NkcF/Q9mp6
今日も少しの投下でした
>>385
「フラグとは、へし折る物」
友人が元気良く言っていたのを、思い出します。
>>386
あのさ
そういうネタ仕込まれると、こっちとしては凄く
使 い た く な っ ち ゃ う
足音全てカトゥーンになるところでした。危ない危ない。危険ですのでほどほどに御願いします。
>>387
こちらとしても不覚でしたよ
支援ありがとうごさいます
では、これにて
393:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/17(木) 00:15:08 ID:x.nAkvN8TY
別の意味でフラグが立ったか?
394:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/17(木) 18:38:00 ID:0lWWzKe/lQ
マダー?
395:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/17(木) 23:01:56 ID:JP3KYIqJtA
はぁーい!!
みんな待ってたかな?
……うん、待ってないよね。ごめん調子乗った。
>>393
いやだからフラグは折(ry
>>394
すみません。書く暇なくて……
てな訳でいきます
396:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/17(木) 23:02:23 ID:JP3KYIqJtA
流浪娘「え、えっ……ちょ、ちょっと待ってください!! どういう事ですか!?」
踊り子「そのままの意味よ。つまりはスカウトってわけ」
流浪娘「急展開過ぎて話しが……」
踊り子「あら、そんなに混乱する事かしら?」クスクス
流浪娘「と、とりあえず色々と説明を……」
踊り子「そうねぇ、どこから話そうかしら?」
流浪娘「何でも良いので詳しくお願いします……」
踊り子「承知したわ!!」
397:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/17(木) 23:03:03 ID:JP3KYIqJtA
踊り子「じゃあまず私達の事から……。あ、『達』ってのは、笛吹いてた女の子と弦楽器の男の事よ」
流浪娘「はい、わかります」
踊り子「本当は一人で色んな場所を転々としてたんだけどね。あの二人がいつの間にか着いて来てて……。修行みたいな感じね」
流浪娘「い、いつの間にか……」
踊り子「そんな訳で、三人で芸を見せながら東の国を旅してたの。行き場所は基本的に私が決めてるわ」
流浪娘「あれ? それじゃ、なんで北になんかに?」
踊り子「そうね、色々理由はあるけど……。最近は戦争も激しくなってきたじゃない?」
流浪娘「そう、みたいですね」
踊り子「だったら、北に行けば安全かなって思って二人に相談したの。お金は掛かるけど、安心を買うと思えば安いでしょ?」
流浪娘「確かに、もしかしたら危なくなるかもしれませんからね……」
踊り子「一人で旅してるならいいけど、他の二人を危険な目に遇わせたくなくてね。妹と弟みたいなものなのかしら」
流浪娘「優しいんですね。踊り子さん」
踊り子「当然の事よ。優しくもなんともないわ」ケラケラ
398:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/17(木) 23:03:26 ID:JP3KYIqJtA
流浪娘「でも、なんで私なんかを踊り子に……?」
踊り子「フフッ、よくぞ聞いてくれたわ……。それは……」
流浪娘「それは?」
踊り子「可愛いからよ!!」バーン
流浪娘「えぇー」
踊り子「見た目も可愛いし、運動神経良さそうじゃない!? あなた!!」
流浪娘「ま、まぁ運動は苦手ではないですけど……」
踊り子「まさしく私の後継者だわ!!」
流浪娘「後継者って……。踊り子さん、まだ若いじゃないですか? 早すぎですよ」
踊り子「何言ってんの。私だって、あと数年経てば30よ? あっという間じゃない!! 老けるの嫌!!」
流浪娘「そ、そうなんですか……(えぇ!? 若っ!!)」
399:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/17(木) 23:03:51 ID:JP3KYIqJtA
踊り子「大体、私はあなたよりずっと小さい時から踊ってたわ。早い方がいいのよ」
流浪娘「それはそうかもしれませんが……」
踊り子「どう? 興味ない!?」
流浪娘「そうですね……」
踊り子「うんうん!!」
流浪娘「興味が無いと言えば、嘘になります」
踊り子「あら!!」
流浪娘「あの時の踊り子さん、とても素敵で、私も少し見惚れてしまいました」
踊り子「あらあら!!」
流浪娘「あんな風に踊ってみたいとも思いました」
踊り子「あらあらあら!!」
流浪娘「でも……」
踊り子「でも?」
流浪娘「今、一緒に旅をしている人は裏切れません」
流浪娘「ご免なさい」
400:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/17(木) 23:05:25 ID:BhHGk/K4Z6
踊り子「……」
流浪娘「……」
踊り子「……私が教えれば、間違いなく一流の踊り子になれるわ」
流浪娘「……」
踊り子「戦争が落ち着いてきた頃に首都で踊れば、きっと首都一番の踊り子よ」
流浪娘「……はい」
踊り子「富も名誉も手に入るかもしれない」
流浪娘「……」
踊り子「それでも、あなたは断ると」
流浪娘「……はい」
踊り子「もう二度とこんな誘いは来ないかもしれないわ。それでもいいの?」
流浪娘「それでも……構いません」
踊り子「そう……」
401:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/17(木) 23:43:02 ID:XlTNp42XyQ
>>1が有言実行のごとくフラグ折った!
まあ折らなきゃ話が終わっちゃうよね
402:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 16:41:52 ID:q6w8J/Ar7Y
いーや。別のフラグが立ったぞ!!
あくまでも俺の中ではだけど…
取り合えずこれを…
っ支援
403:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/18(金) 23:59:10 ID:KdjLuPtWUs
>>402
だがそのフラグも>>1は折りかねないぞ?
とりま俺もC
404:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/19(土) 12:24:53 ID:Yj.03b4SUs
しぇーん
405:🎏 1 ◆4O/QUf00mI:2011/11/21(月) 11:48:38 ID:N0nxWG/O6Y
どうも、1です
数々の支援ありがとうございます。
フラグ(?)を立てておいてアレなんですが……
只今、状況的に続きを書き続ける事が困難になってきております。このままでは、只でさえグッダグダの内容が拍車を掛けてグダグダになってしまう恐れがあります。
従って、この作品を未完庫にぶちこむ事を決意致しました。続きに期待をしてくれた方々は果たして居るのかどうか解りませんが、申し訳ありません。
しかし、3カ月程経てばまたカムバック出来ると思います。
その時は「殺し屋帰ってきたwwwwキメェwwww」と、暖かい目で迎えて貰えれば幸いです。
ではまた。
406:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/21(月) 14:53:00 ID:YvuzyYVhZU
そ…そんなぁ…
(´;Д;`)
407:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/21(月) 18:18:04 ID:Yj.03b4SUs
わたしまーつーわっ!
408:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/21(月) 18:18:54 ID:JfGY8W0o7c
いつまでもまーつーわっ!
409:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/21(月) 18:23:02 ID:KdjLuPtWUs
多分>>1がcome backしたときには殺し屋に愛を叫ぶだろうさ
410:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/21(月) 21:35:27 ID:06iqD4udR6
たとーえあなたーがふーりむーいてくれなくてー
411:🎏 名無しさん@読者の声:2011/11/22(火) 23:26:12 ID:x07hoQdDXs
も
412:🎏 真・スレッドストッパー:停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
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